JP2017125436A - 湿度センサの異常検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関の吸気通路に配置された湿度センサの異常の有無を高精度に検出することが可能な湿度センサの異常検出装置を提供する。
【解決手段】内燃機関の吸気通路内に配置された湿度センサと、吸気温度を検出する温度センサと、湿度センサの異常の有無を検出する制御装置と、を有する湿度センサの異常検出装置であって、制御装置は、吸気温度が第1吸気温度であるときの第1センサ信号と、吸気温度が第1吸気温度から変化して第2吸気温度に達したときの第2センサ信号と、を検出し、第1センサ信号及び第2センサ信号から、第1吸気温度と第2吸気温度の温度差の影響を排除した値を、第1湿度指標値及び第2湿度指標値としてそれぞれ算出し、第1湿度指標値と第2湿度指標値の乖離度合が所定度合よりも大きいか否かによって湿度センサの異常の有無を検出するように構成される。
【選択図】図8

Description

本発明は、湿度センサの異常検出装置に関し、詳しくは、内燃機関の吸気通路に配置された湿度センサの異常の有無を検出する装置に関する。
従来、例えば特許文献1には、内燃機関の排気系に設けられた湿度センサの故障の有無を検知する装置が開示されている。この装置では、排気系に設けられた炭化水素吸着材の近傍に湿度センサが設けられている。内燃機関の運転が停止されると、炭化水素吸着材の周囲に残留する排気ガス中の水分が該炭化水素吸着材に吸着する。そして、該炭化水素吸着材への水分の吸着が飽和すると、該炭化水素吸着材の近傍の湿度が概ね一定の湿度となる。この際、湿度センサが正常であればこの湿度はある範囲内に収まる。特許文献1の装置では、この現象を利用して、内燃機関の運転停止後、湿度センサの出力が略一定となったときの湿度センサの出力により、湿度センサの故障の有無を検知する。
特開2003−172192号公報 特開2010−223179号公報 特開2003−148135号公報 特開2002−048010号公報
ところで、例えば、特許文献2には、内燃機関の吸気通路に湿度センサを配置した装置が開示されている。湿度センサの出力は内燃機関の制御に利用されるため、湿度センサに故障が発生した場合には、速やかに検出されることが望ましい。この点、上記特許文献1の故障検知技術は、排気の湿度変化を利用して湿度センサの故障の有無を検出するものであるため、吸気通路に配置された湿度センサの異常検出には適用することができない。このため、内燃機関の吸気通路に配置された湿度センサの異常の有無をオンボードで検出するための装置の構築が望まれていた。
本発明は、上述のような課題に鑑みてなされたもので、内燃機関の吸気通路に配置された湿度センサの異常の有無を高精度に検出することが可能な湿度センサの異常検出装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記の目的を達成するため、
内燃機関の吸気通路内に配置され、前記吸気通路内の吸気の相対湿度に対応するセンサ信号を出力する湿度センサと、
前記吸気の温度である吸気温度を検出する温度センサと、
前記センサ信号及び前記吸気温度に基づいて、前記湿度センサの異常の有無を検出する制御装置と、を有する湿度センサの異常検出装置であって、
前記制御装置は、
前記吸気温度が第1吸気温度であるときの前記センサ信号である第1センサ信号と、前記吸気温度が前記第1吸気温度から変化して第2吸気温度に達したときの前記センサ信号である第2センサ信号と、を検出するセンサ信号検出手段と、
前記第1センサ信号及び前記第2センサ信号から、前記第1吸気温度と前記第2吸気温度の温度差の影響を排除した値を、第1湿度指標値及び第2湿度指標値としてそれぞれ算出する算出手段と、
前記第1湿度指標値と前記第2湿度指標値の乖離度合が所定度合よりも大きいか否かによって前記湿度センサの異常の有無を検出する検出手段と、
を備えることを特徴としている。
第2の発明は、第1の発明において、
前記算出手段は、
前記第1センサ信号を用いて、前記吸気温度が所定の基準吸気温度であるときの前記相対湿度と相関する値を、前記第1湿度指標値として算出する第1算出手段と、
前記第2センサ信号を用いて、前記吸気温度が前記基準吸気温度であるときの前記相対湿度と相関する値を、前記第2湿度指標値として算出する第2算出手段と、
を備えることを特徴としている。
第3の発明は、第2の発明において、
前記基準吸気温度は前記第2吸気温度であることを特徴としている。
第4の発明は、第2の発明において、
前記基準吸気温度は前記第1吸気温度であることを特徴としている。
第5の発明は、第1の発明において、
前記算出手段は、
前記第1センサ信号を用いて、前記吸気温度が前記第1吸気温度であるときの絶対湿度である第1絶対湿度と相関する値を前記第1湿度指標値として算出する第1絶対湿度算出手段と、
前記第2センサ信号を用いて、前記吸気温度が前記第2吸気温度であるときの絶対湿度である第2絶対湿度と相関する値を前記第2湿度指標値として算出する第2絶対湿度算出手段と、
を備えることを特徴としている。
第6の発明は、第1乃至第5の何れか1つの発明において、
前記センサ信号検出手段は、前記内燃機関の暖機期間又はソーク期間に、前記吸気温度が前記第1吸気温度から第2吸気温度へと変化した場合に、前記第1センサ信号及び前記第2センサ信号を検出するように構成されていることを特徴としている。
第7の発明は、第1乃至第6の何れか1つの発明において、
前記制御装置は、前記内燃機関の暖機期間において、前記内燃機関の始動後に前記吸気通路へと吸入される吸入空気の体積の積算値が、前記吸気通路における入口から前記湿度センサまでの容積を超えるまでは、前記第1センサ信号及び前記第2センサ信号の検出を制限するように構成されていることを特徴としている。
第8の発明は、第1乃至第7の何れか1つの発明において、
前記制御装置は、前記温度差が所定の温度差以上となるように、前記第2吸気温度を設定するように構成されていることを特徴としている。
第9の発明は、第1乃至第8の何れか1つの発明において、
前記制御装置は、前記内燃機関の吸気通路に燃料成分を含むガスが流通している場合に、前記第1センサ信号及び前記第2センサ信号の検出を制限するように構成されていることを特徴としている。
湿度センサは相対湿度に対応するセンサ信号を出力するものであるため、検出されるセンサ信号は、そのときの吸気の温度によって変化する。第1の発明によれば、第1吸気温度であるときの第1センサ信号と、第1吸気温度から変化して第2吸気温度に達したときの第2センサ信号から、第1吸気温度と第2吸気温度の温度差の影響を排除することが行なわれる。このため、本発明によれば、吸気温度の異なる2点のセンサ信号を、温度差の影響を排除した上で比較することができるので、湿度センサの異常の有無を精度よく検出することが可能となる。
第2の発明によれば、吸気温度の異なる2点のセンサ信号から、基準吸気温度の場合の相対湿度と相関する値がそれぞれ算出される。このため、第2の発明によれば、第1センサ信号と第2センサ信号から、第1吸気温度と第2吸気温度の温度差の影響を排除することができる。
第3の発明によれば、第1吸気温度である場合の第1センサ信号を用いて、吸気温度が第2吸気温度まで変化した場合の相対湿度が算出される。このため、第3の発明によれば、第1センサ信号と第2センサ信号から、第1吸気温度と第2吸気温度の温度差の影響を排除することができる。
第4の発明によれば、第2吸気温度である場合の第2センサ信号を用いて、吸気温度が第1吸気温度まで変化した場合の相対湿度が算出される。このため、第4の発明によれば、第1センサ信号と第2センサ信号から、第1吸気温度と第2吸気温度の温度差の影響を排除することができる。
第5の発明によれば、第1センサ信号及び第2センサ信号から、第1吸気温度と第2吸気温度の温度差の影響を排除した値として、それぞれのセンサ信号から絶対湿度と相関する値が算出される。絶対湿度は温度に依存しない値であるため、第1センサ信号と第2センサ信号から、第1吸気温度と第2吸気温度の温度差の影響を排除することができる。
内燃機関の暖機期間には吸気温度が上昇する。また、内燃機関のソーク期間には吸気温度が低下する。このため、第6の発明によれば、内燃機関の暖機期間やソーク期間における湿度センサの周囲温度の変化を利用して、湿度センサの異常の有無を検出することができる。
内燃機関の始動前の吸気通路内は外気と湿度が異なることも考えられる。第7の発明によれば、内燃機関の始動後に吸入した外気が湿度センサに到達する前のセンサ信号が使用されることを防止することができるので、湿度センサの異常の誤検出を抑制することが可能となる。
第8の発明によれば、第1吸気温度と第2吸気温度の温度差が所定の温度差よりも小さい場合のセンサ信号が使用されることを防止することができるので、湿度センサの異常の誤検出を抑制することが可能となる。
第9の発明によれば、吸気通路に燃料成分を含むガスが流通している場合のセンサ信号が使用されることを防止することができるので、外気と異なる空気のセンサ信号が使用されることによる湿度センサの異常の誤検出を抑制することが可能となる。
実施の形態1のシステム構成を示す図である。 実施の形態1のシステムにおいて用いられる湿度センサの概略平面図を示す図である。 相対湿度のセンサ値と相対湿度の真値との関係を示した図である。 エンジンの暖機期間において、湿度センサの異常を検出する方法を説明するための図である。 エンジンの停止後のソーク期間において、湿度センサの異常を検出する方法を説明するための図である。 湿度センサの異常検出装置の構成を示す機能ブロック図である。 吸気温度に対する相対湿度の変化を示す図である。 実施の形態1のシステムが実行するルーチンのフローチャートである。 実施の形態2のシステムが実行するルーチンのフローチャートである。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1について図を参照して説明する。
1−1.本発明の実施の形態1のシステム構成
図1は、実施の形態1のシステム構成を示す図である。図1に示すように、本実施の形態のシステムは、内燃機関としてのエンジン10を備えている。エンジン10の気筒数および気筒配置は特に限定されない。エンジン10は、内部にピストン12を有するシリンダブロック14を備えている。シリンダブロック14の上部にはシリンダヘッド16が組み付けられている。シリンダヘッド16は、シリンダヘッドカバー18により覆われている。ピストン12上面からシリンダヘッド16までの空間は燃焼室20を形成している。シリンダヘッド16は、燃焼室20と連通する吸気通路22と、排気通路24とを備えている。
また、本実施の形態のシステムは、過給機26を備えている。過給機26は、排気通路24に設けられたタービン26aと、吸気通路22に設けられたコンプレッサ26bとを備えている。タービン26aとコンプレッサ26bとは相互に連結されている。過給機26の作動時には、排気圧を受けて回転するタービン26aによりコンプレッサ26bが駆動され、コンプレッサ26bにより吸入空気が圧縮、過給される。
吸気通路22には、コンプレッサ26bにより過給された吸入空気を冷却するインタークーラ28が設けられている。インタークーラ28よりも上流側の吸気通路22には、コンプレッサ26bをバイパスするエアバイパス通路30,32が設けられている。エアバイパス通路30には、ABV(Air Bypass Valve)34が設けられている。ABV34を開弁することで、過給圧の急激な上昇が防止される。エアバイパス通路32には、PCV通路64内のガスをエアバイパス通路32に導入するためのエゼクタ36が設けられている。また、コンプレッサ26bよりも上流側の吸気通路22には、エアクリーナ38が設けられている。一方、インタークーラ28よりも下流側の吸気通路22には、電子制御式のスロットルバルブ40が設けられている。スロットルバルブ40よりも下流側の吸気通路22には、サージタンク42が設けられている。
コンプレッサ26bよりも上流側であってエアクリーナ38よりも下流側の吸気通路22には、吸入空気量を検出するためのエアフローメータ72が設けられている。エアフローメータ72には、吸入空気の温度を検出する温度センサ74と吸入空気の湿度を検出する湿度センサ76が内蔵されている。なお、温度センサ74及び湿度センサ76は、エアフローメータ72とは別体に構成されていてもよい。湿度センサ76の詳細については後述する。
排気通路24には、タービン26aをバイパスする排気バイパス通路44が設けられている。排気バイパス通路44には、電磁駆動式のWGV(Waste Gate Valve)46が設けられている。WGV46を開弁することで背圧を調節できるので、エンジンのポンプ損失や排気ガスの筒内残留量が抑制される。
また、本実施の形態のシステムは、排気通路24から吸気通路22へ排気ガスを再循環させるEGR機構を搭載している。EGR機構は、タービン26aよりも上流側の排気通路24と、サージタンク42とを接続するEGR通路48を備えている。EGR通路48上には、EGRガス量を調節するEGRバルブ50と、水冷式のEGRクーラ52と、EGR触媒54とが設けられている。EGRバルブ50はサージタンク42に最も近い位置に配置され、EGR触媒54は排気通路24に近い位置に配置されている。また、EGR機構は、EGRバルブ50とEGRクーラ52との間に、エゼクタ56を備えている。エゼクタ56は、PCV通路62内のガスをEGR通路48に導入するためのものである。
更に、本実施形態のシステムは、ブローバイガスを還元するブローバイガス還元機構を備えている。ブローバイガスとは、ピストン12とシリンダ壁面の隙間からクランクケース内に流入するガスであり、未燃燃料やオイルミストを含むガスである。このブローバイガス還元機構は、4種類のPCV通路58,60,62,64を備えている。PCV通路58は、シリンダヘッドカバー18とサージタンク42とを接続する。PCV通路58上には、PCVバルブ66が設けられている。PCV通路60は、コンプレッサ26bよりも上流側において、シリンダヘッドカバー18と吸気通路22とを接続する。PCV通路62は、エゼクタ56の吸入口と、シリンダヘッドカバー18とを接続する。PCV通路62上には、PCVバルブ68が設けられている。PCV通路64は、エゼクタ36の吸入口と、シリンダヘッドカバー18とを接続する。
加えて、本実施の形態のシステムは、ECU(Electronic Control Unit)70を備えている。ECU70は、少なくとも入出力インタフェースとメモリとCPU(プロセッサ)とを備えている。入出力インタフェースは、内燃機関に取り付けられた各種センサからセンサ信号を取り込むとともに、内燃機関が備えるアクチュエータに対して操作信号を出力するために設けられている。ECU70が信号を取り込むセンサには、スロットルバルブ40の開度を検出するスロットル開度センサ、エンジン10の冷却水温を検出する温度センサ等、エンジン10の制御に必要な各種のセンサが含まれる。ECUが操作信号を出すアクチュエータには、ABV34、スロットルバルブ40、WGV46、EGRバルブ50等の各種アクチュエータが含まれる。メモリには、内燃機関を制御するための各種の制御プログラム、マップ等が記憶されている。CPU(プロセッサ)は、制御プログラム等をメモリから読み出して実行し、取り込んだセンサ信号に基づいて操作信号を生成する。
1−2.湿度センサの構成
図2は、本実施の形態のシステムにおいて用いられる湿度センサ76の概略平面図を示す図である。湿度センサ76は電気容量式の湿度センサであって、相対湿度に対応するセンサ信号を出力するものである。湿度センサ76は、主にシリコン基板80、検出用電極82,84、及び感湿膜86から構成されている。シリコン基板80の上には絶縁膜が形成されており、その上には櫛歯状の検出用電極82,84が互いに噛みあうように対抗して配置されている。また、感湿膜86は、湿度に応じて電気容量値が変化する膜であり、シリコン基板80に検出用電極82,84を覆うように配置されている。感湿膜86の膜中に水分子が侵入すると、侵入した水分量に応じて感湿膜86の誘電率が大きく変化する。従って、検出用電極82,84の間の容量値の変化をセンサ信号として検出することにより、センサ周囲の相対湿度を検出することができる。なお、湿度センサ76は電気容量式の湿度センサに限らず、電気抵抗式等の他の湿度センサとして構成されていてもよい。
1−3.実施の形態1のシステムの動作
上述したように、湿度センサ76は、外気の湿度変化に応じて感湿膜86が吸着する水分量が変化することを利用して、外気の相対湿度を検出することとしている。このため、感湿膜86が水以外の物質、例えば排気ガスや大気中の有機物を吸着すると、検出される相対湿度に誤差が重畳してしまう。図3は、相対湿度のセンサ値と相対湿度の真値との関係を示した図である。なお、ここでいう相対湿度のセンサ値は、湿度センサ76のセンサ信号から算出された相対湿度である。この図に示すように、高誘電率の物質が感湿膜86に付着する劣化が発生すると、相対湿度の真値に対応するセンサ値が高湿度側にずれてしまう。また、湿度センサ76の回路が劣化して回路抵抗が上昇すると、相対湿度の真値に対応するセンサ値が低湿度側にずれてしまう。このように、湿度センサ76は、周囲の環境や経年劣化等によってその検出特性が変わるおそれがある。このため、湿度センサ76の機能を維持するためには、吸気通路22に配置された湿度センサ76に発生した異常を早期に検出することが求められる。
しかしながら、相対湿度のセンサ値は、吸気温度の変化に応じて変化する。このため、吸気温度条件の異なる相対湿度のセンサ値を単純に比較したとしても、湿度センサ76の異常を検出することはできない。そこで、実施の形態1のシステムでは、以下に示す検出方法を用いて、エンジン10の吸気通路22に配置された湿度センサ76の異常を検出することとしている。
1−3−1.エンジン10の暖機期間における湿度センサの異常検出
図4は、エンジン10の暖機期間において、湿度センサ76の異常を検出する方法を説明するための図である。図4に(a)で示す実線は、湿度センサ76によって検出された相対湿度の変化を示している。また、図4に(b)で示す一点鎖線は、エンジン10の暖機初期の時点(吸気温度が図中のT0である時点)における湿度センサ76のセンサ信号S0から換算した絶対湿度AH0の等絶対湿度線RH0(T)を表している。なお、ここでいう暖機期間とは、エンジン10の冷間始動後等、水温や油温の上昇に伴ってエンジンコンパートメント内の温度が上昇している期間を意味している。
エンジン10の暖機期間において等絶対湿度の吸気が流れ続けているとすると、相対湿度の理論値は吸気温度の上昇に伴い等絶対湿度線上を推移する。このため、例えば、エンジン10の暖機後の時点(例えば図中の吸気温度がT1である時点)において、湿度センサ76のセンサ信号S1から算出された相対湿度RH1が等絶対湿度線上の相対湿度RH0(T1)から大きく乖離している場合には、湿度センサ76に異常が発生していると判断することができる。
このように、上述した異常検出方法では、吸気温度条件が異なる2つのセンサ信号S0,S1が、吸気温度条件を揃えた相対湿度RH0(T1),RH1に変換された上で比較される。これにより、吸気温度条件の異なる2つのセンサ信号から吸気温度差の影響を排除することができるので、湿度センサの異常検出を精度よく行うことが可能となる。また、エンジン10の暖機期間は吸気温度が大きく変化するので、吸気温度条件が大きく異なる2つのセンサ信号を容易に検出することができる。
なお、上述した異常検出方法では、吸気温度T0,T1を用いた湿度センサの異常検出において、これらのセンサ信号から吸気温度がT1である場合の相対湿度をそれぞれ算出して比較した。しかしながら、両センサ信号の吸気温度条件はT1に揃える場合に限られない。すなわち、吸気温度がT0,T1である場合のセンサ信号から、吸気温度が基準吸気温度Ta(例えばT0<Ta<T1)である場合の相対湿度RH0(Ta),RH1(Ta)またはその相関値をそれぞれ算出し、それらを比較する構成でもよい。
また、上述した異常検出方法において、相対湿度RH1が相対湿度RH0(T1)から大きく乖離しているか否かの判断は、両値の乖離度合が所定度合よりも大きいか否かによって判断すればよい。なお、乖離度合を判断するために適した値としては、例えば、相対湿度RH0(T1)と相対湿度RH1の差分値や相対湿度RH0(T1)と相対湿度RH1の比率を用いることができる。
1−3−2.エンジン10のソーク期間における湿度センサの異常検出
図5は、エンジン10の停止後のソーク期間において、湿度センサ76の異常を検出する方法を説明するための図である。なお、ここでいうソーク期間とは、エンジン10の停止から次回の始動までの期間を意味している。また、図5に(a)で示す実線は、湿度センサ76によって検出された相対湿度の変化を示している。また、図5に(b)で示す一点鎖線は、エンジン10の停止時(吸気温度が図中のT2である時点)における湿度センサ76のセンサ信号S2から換算した絶対湿度AH2の等絶対湿度線RH2(T)を表している。エンジン10が停止された後のソーク期間において吸気通路22内の吸気の湿度が一定であるとすると、相対湿度の理論値は吸気温度の低下に伴い等絶対湿度線上を推移する。このため、例えば、ソーク期間の終了時(例えば図中の吸気温度がT3である時点)において、湿度センサ76のセンサ信号S3から算出された相対湿度RH3が等絶対湿度線上の相対湿度RH2(T3)から大きく乖離している場合には、湿度センサ76に異常が発生していると判断することができる。
このように、エンジン10の停止後は吸気温度が低下するので、吸気温度条件の異なる2つのセンサ信号を容易に検出することができる。なお、吸気温度が低下するような状況は、エンジン10の停止後に限られない。すなわち、例えば、アイドリング中は走行風によって放熱されないため、エンジンコンパートメント内が比較的高温になる場合がある。このような状態から走行が開始されると、図5に示すような吸気温度の低下が起きるため、このときの吸気温度の変化を利用して湿度センサ76の異常検出を実行してもよい。
1−3−3.その他の状況における湿度センサの異常検出
上述したエンジン10の暖機期間又はソーク期間の他にも、吸気温度が変化する状況であれば湿度センサの異常検出を実行することができる。吸気温度は、外気から吸気通路22の入口までの気流を変化させることにより、短時間で変化させることができる。例えば、ラジエータのファンのON−OFFを切り替えると、エンジンコンパート内の温度を変化させることができるので、これにより吸気温度を変化させることができる。また、開閉自在なグリルを備えるエンジンにおいては、グリルの開閉によって吸気温度を変化させることもできる。また、吸気通路22内へ高温の吸気を導入する、いわゆるホットエアインテークを備えるエンジンにおいては、ホットエアインテークの導入を切り替えるための切替弁を切り替えることによって吸気温度を変化させることもできる。さらに、吸気通路22の途中又はエンジンコンパートメント内に熱交換器を備えるエンジンにおいては、熱交換器を動作させることによって吸気温度を変化させることもできる。
1−4.湿度センサの異常検出を実現するための構成
次に、湿度センサ76の異常検出を実現するための具体的な構成について説明する。湿度センサ76の異常検出は異常検出装置1によって実現される。図6は、湿度センサ76の異常検出装置1の構成を示す機能ブロック図である。異常検出装置1は、湿度センサ76、温度センサ74及び制御装置701によって構成されている。制御装置701は、ECU70の処理回路の一部であり、湿度センサ76の異常の有無を検出するための機能を実現するためのものである。
制御装置701は、センサ信号検出部710、算出部720及び異常検出部730から構成されている。センサ信号検出部710は、吸気温度が第1吸気温度であるときの湿度センサ76のセンサ信号である第1センサ信号と、吸気温度が第1吸気温度変化して第2吸気温度に達したときの湿度センサ76のセンサ信号である第2センサ信号と、を検出する。算出部720は、第1センサ信号及び第2センサ信号の入力を受けて、これらのセンサ信号から、吸気温度差による影響が排除された第1湿度指標値及び第2湿度指標値をそれぞれ算出する。より詳しくは、算出部720は、第1算出部721と第2算出部722とを含んで構成されている。そして、第1算出部721は第1センサ信号の入力を受けて第1湿度指標値を算出し、第2算出部722は第2センサ信号の入力を受けて第2湿度指標値を算出する。異常検出部730は、入力された第1湿度指標値及び第2湿度指標値の乖離度合が大きいか否かによって湿度センサ76に異常があるか否かを判定する。
上述したエンジン10の暖機期間における湿度センサ76の異常検出では、図6における第1吸気温度が吸気温度T0に相当し、第2吸気温度が吸気温度T1に相当し、第1センサ信号がセンサ信号S0に相当し、第2センサ信号がセンサ信号S1に相当している。また、第1湿度指標値は、センサ信号S0から算出された絶対湿度AH0において吸気温度がT1に変化した場合の相対湿度RH0(T1)に相当し、第2湿度指標値は、センサ信号S1から算出された相対湿度RH1に相当している。また、センサ信号S0,S1を基準吸気温度Taにおける相対湿度に変換する場合には、第1湿度指標値は、相対湿度RH0(Ta)に相当し、第2湿度指標値は、相対湿度RH1(Ta)に相当している。
また、上述したエンジン10のソーク期間における湿度センサ76の異常検出では、図6における第1吸気温度が吸気温度T2に相当し、第2吸気温度が吸気温度T3に相当し、第1センサ信号がセンサ信号S2に相当し、第2センサ信号がセンサ信号S3に相当している。また、第1湿度指標値は、センサ信号S2から算出された絶対湿度AH2において吸気温度がT3に変化した場合の相対湿度RH2(T3)に相当し、第2湿度指標値は、センサ信号S3から算出された相対湿度RH3に相当している。
なお、制御装置701におけるセンサ信号検出部710、算出部720及び異常検出部730の各機能は、処理回路により実現される。すなわち、制御装置701は、吸気温度が第1吸気温度から第2吸気温度に変化した場合に、吸気温度が第1吸気温度である場合のセンサ信号である第1センサ信号、及び吸気温度が第2吸気温度である場合のセンサ信号である第2センサ信号を検出し、検出された第1センサ信号及び第2センサ信号から、第1吸気温度と第2吸気温度の温度差の影響を排除した値を、第1湿度指標値及び第2湿度指標値としてそれぞれ算出し、算出された第1湿度指標値と第2湿度指標値の乖離度合が所定度合よりも大きいか否かによって湿度センサの異常の有無を検出するための処理回路を備える。処理回路は、メモリに格納されるプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ、DSPともいう)である。
センサ信号検出部710、算出部720及び異常検出部730の機能は、ソフトウェア、ファームウェア、又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアやファームウェアはプログラムとして記述され、メモリに格納される。処理回路は、メモリに記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。すなわち、制御装置は、処理回路に実現されるときに、吸気温度が第1吸気温度から第2吸気温度に変化した場合に、吸気温度が第1吸気温度である場合のセンサ信号である第1センサ信号、及び吸気温度が第2吸気温度である場合のセンサ信号である第2センサ信号を検出するステップ、検出された第1センサ信号及び第2センサ信号から、第1吸気温度と第2吸気温度の温度差の影響を排除した値を、第1湿度指標値及び第2湿度指標値としてそれぞれ算出するステップ、及び算出された第1湿度指標値と第2湿度指標値の乖離度合が所定度合よりも大きいか否かによって湿度センサの異常の有無を検出するステップが、結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリを備える。また、これらのプログラムは、センサ信号検出部710、算出部720及び異常検出部730の手順や方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。ここで、メモリとは、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリー、EPROM、EPPROM等の不揮発性または揮発性の半導体メモリが該当する。
1−5.湿度センサの異常検出の実行条件
上述した湿度センサの異常検出では、以下の条件を満たすことにより、検出精度を高めることが可能となる。
1−5−1.吸気温度の温度差を確保するための条件
図7は、吸気温度に対する相対湿度の変化を示す図であり、図中の(b)が中央値(理論値)を、図中の(a)が検出誤差の上限値を、そして図中の(c)が検出誤差の下限値を、それぞれ示している。この図に示すように、吸気温度の温度変化が小さい場合には、検出される相対湿度に大きな差が生じないため、湿度センサの異常と検出誤差との区別が付き難い。そこで、実施の形態1のシステムでは、吸気温度の温度変化が所定値(例えば、検出値の誤差幅)よりも小さい場合には、湿度センサの異常判定を制限するように構成されている。このような構成によれば、湿度センサの異常と検出誤差とを明確に切り分けて判定することが可能となる。
1−5−2.外気が湿度センサへ到達するための条件
エンジン10を始動する場合において、始動前の吸気通路22内やエンジンコンパートメント内の空気の絶対湿度は、始動時の外気の絶対湿度と異なる可能性がある。そこで、実施の形態1のシステムでは、エンジン10の始動後、外気が湿度センサ76に到達するまでの期間は、湿度センサの異常判定を制限するように構成されている。このような構成としては、例えば、エンジン10の始動後の吸入空気量の体積の積算値が、吸気通路22の入口から湿度センサ76が配置されている位置までの吸気容積を超えるまでは湿度センサの異常判定を制限することが考えられる。また、エンジンコンパートメント内に空気が滞留するような構成である場合には、更にエンジンコンパートメントの空気容積も考慮してもよい。このような構成によれば、外気が湿度センサに到達した後の出力信号を用いることができるので、湿度センサの異常有無判定を高精度に実現することができる。なお、外気が湿度センサ76に到達したかの判定は、エンジン10の始動時からの時間によって定めてもよい。
1−5−3.燃料成分を含むガスが湿度センサに到達する場合
実施の形態1のエンジン10は、EGR機構およびブローバイガス還元機構を備えている。このため、EGRガスやブローバイガスが吸気通路22へと還流される運転条件では、吸気脈動の影響等によってこれらの燃焼ガスが湿度センサ76へと到達することが想定される。そこで、実施の形態1のシステムでは、湿度センサ76にEGRガスやブローバイガス等の燃料成分を含むガスが到達する条件では、湿度センサの異常判定を制限するように構成されている。このような構成によれば、湿度センサ76の正常な出力信号を用いることができるので、湿度センサの異常有無判定を高精度に実現することができる。
1−6.実施の形態1のシステムの具体的処理
次に、実施の形態1のシステムにおいて実行される湿度センサの異常有無判定処理の具体的処理について説明する。図8は、実施の形態1のシステムが実行するルーチンのフローチャートである。なお、図8に示すルーチンは、エンジン10の暖機期間において湿度センサの異常有無を判定するためのルーチンであって、エンジン10の始動時にECU70によって実行される。
図8に示すルーチンでは、エンジン10の始動後所定時間が経過しているか否かが判定される(ステップS12)。所定時間は、湿度センサ76が正常な出力信号を発するまでに要する時間であり、上述した外気が湿度センサまで到達するための条件等から定められる。その結果、本ステップの条件の成立が認められない場合には本ステップの処理が繰り返し実行され、本ステップの条件の成立が認められた場合には次のステップへと移行する。
次のステップでは、暖機初期の相対湿度として、湿度センサ76の出力信号から相対湿度RH0が算出される。また、温度センサ74を用いて、相対湿度RH0の算出時の吸気温度T0が算出される。さらに、吸気温度T0を用いて、相対湿度RH0に対応する絶対湿度AH0が算出される(ステップS14)。
次に、等絶対湿度での相対湿度の変化を示す等絶対湿度線RH0(T)が算出される(ステップS16)。次に、検出可能となる温度変化量が算出される(ステップS18)。ここでは、具体的には、上述した吸気温度の温度差を確保するための条件を満たすか否かを判定するための温度変化量として、検出誤差幅よりも大きな値が算出される。
次に、吸気温度の温度変化量が十分か否かが判定される(ステップS20)。ここでは、具体的には、現在の吸気温度が検出され、吸気温度T0から現在の吸気温度までの変化量が上記ステップS18において読み込まれた温度変化量よりも大きいか否かが判定される。その結果、本ステップの成立が認められない場合には、本ステップの処理が繰り返し実行され、本ステップの成立が認められた場合には、次のステップへと移行する。
次のステップでは、現在の相対湿度として、湿度センサ76の出力信号から相対湿度RHnが算出される。また、温度センサ74を用いて、相対湿度RHnの算出時の吸気温度Tnが算出される(ステップS22)。
次に、|RHn−RH0(Tn)|<閾値の成立が判定される(ステップS24)。相対湿度RH0(Tn)は、上記ステップS16において算出された等絶対湿度線RH0(T)において、吸気温度がTnであるときの相対湿度である。また、閾値は、湿度センサ76に異常が発生しているか否かを判定するための閾値であって、予め設定された値が読み込まれる。その結果、|RHn−RH0(Tn)|<閾値の成立が認められた場合には、湿度センサ76が正常であると判断される(ステップS26)。一方、|RHn−RH0(Tn)|<閾値の成立が認められない場合には、湿度センサ76が異常であると判断される(ステップS28)。上記ステップS26又はS28の処理が実行されると、本ルーチンは終了される。
以上説明したとおり、実施の形態1のシステムによれば、吸気通路22に設けられている湿度センサ76に異常が発生しているか否かを、高い精度で判定することが可能となる。
ところで、図8に示すルーチンは、エンジン10のソーク期間において湿度センサの異常有無を判定するためのルーチンに応用することができる。この場合、図8に示すルーチンをエンジン10の停止時に実行すればよい。ただし、ステップS12の処理はエンジン10の始動後に関連している処理であるためスキップする。
なお、上述した実施の形態1のシステムでは、異常検出装置1が第1の発明の異常検出装置に相当し、湿度センサ76が第1の発明の湿度センサに相当し、温度センサ74が第1の発明の温度センサに相当し、制御装置701が第1の発明の制御装置に相当している。センサ信号検出部710が第1の発明のセンサ信号検出手段に相当し、算出部720が第1の発明の算出手段に相当し、異常検出部730が第1の発明の検出手段に相当している。
また、上述した実施の形態1のシステムでは、第1算出部721が第2の発明の第1算出手段に相当し、第2算出部722が第2の発明の第2算出手段に相当している。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2について図を参照して説明する。実施の形態2のシステムは、実施の形態1と同様のハードウェア構成を用いて、ECU70に後述する図9に示すルーチンを実行させることにより実現される。
2−1.実施の形態2のシステムの動作
実施の形態1のシステムでは、吸気温度条件が異なる2つのセンサ信号S0,S1を、吸気温度条件を揃えた相対湿度RH0(T1),RH1に変換した上で比較する構成とした。ここで、絶対湿度は相対湿度とは異なり温度に依存しない湿度である。そこで、実施の形態2のシステムでは、吸気温度条件の異なる2つのセンサ信号からそれぞれ絶対湿度又はその相関値を算出し、これらの値が大きく乖離しているか否かによってセンサ異常の有無を判定することとしている。なお、吸気温度が変化する条件としては、上述したエンジン10の暖機期間や、エンジン10の停止後のソーク期間等の条件を用いればよい。
具体的には、例えば、吸気温度がT0からT1まで上昇したエンジン10の暖機期間において、吸気温度がT0である時点における湿度センサ76のセンサ信号S0から換算した絶対湿度AH0と、吸気温度がT1である時点における湿度センサ76のセンサ信号S1から換算した絶対湿度AH1を算出する。そして、絶対湿度AH0が絶対湿度AH1から大きく乖離している場合には、湿度センサ76に異常が発生していると判断することができる。
実施の形態2のシステムにおける湿度センサ76の異常検出は、実施の形態1のシステムと同様の図6に示す異常検出装置1、より詳しくは、湿度センサ76、温度センサ74及び制御装置701によって実現される。なお、上述した絶対湿度の比較による湿度センサの異常検出では、図6における第1吸気温度が吸気温度T0に相当し、第2吸気温度が吸気温度T1に相当し、第1センサ信号がセンサ信号S0に相当し、第2センサ信号がセンサ信号S1に相当している。また、第1湿度指標値は、センサ信号S0から算出された絶対湿度AH0に相当し、第2湿度指標値は、センサ信号S1から算出された絶対湿度AH1に相当している。
2−2.実施の形態2のシステムの具体的処理
次に、実施の形態2のシステムにおいて実行される湿度センサの異常有無判定処理の具体的処理について説明する。図9は、実施の形態2のシステムが実行するルーチンのフローチャートである。なお、図9に示すルーチンは、エンジン10の暖機期間において湿度センサの異常有無を判定するためのルーチンであって、エンジン10の始動時にECU70によって実行される。
図9に示すルーチンのステップS12、S14、S18、及びS20では、図8に示すルーチンのステップS12、S14、S18、及びS20と同様の処理が実行される。そして、ステップS20の成立が認められた場合には、次のステップへと移行する。
次のステップでは、現在の相対湿度として、湿度センサ76の出力信号から現在の相対湿度RHnが算出される。また、温度センサ74を用いて、相対湿度RHnの算出時の吸気温度Tnが算出される。さらに、吸気温度Tnを用いて、相対湿度RHnに対応する絶対湿度AHnが算出される(ステップS40)。
次に、|AHn−AH0|<閾値の成立が判定される(ステップS42)。閾値は、湿度センサ76に異常が発生しているか否かを判定するための閾値であって、予め設定された値が読み込まれる。その結果、|AHn−AH0|<閾値の成立が認められた場合には、湿度センサ76が正常であると判断される(ステップS26)。一方、|AHn−AH0(Tn)|<閾値の成立が認められない場合には、湿度センサ76が異常であると判断される(ステップS28)。上記ステップS26又はS28の処理が実行されると、本ルーチンは終了される。
以上説明したとおり、実施の形態2のシステムによれば、吸気通路22に設けられている湿度センサ76に異常が発生しているか否かを、高い精度で判定することが可能となる。
ところで、図9に示すルーチンは、図8に示すルーチンと同様に、エンジン10のソーク期間において湿度センサの異常有無を判定するためのルーチンに応用することができる。
なお、上述した実施の形態2のシステムでは、絶対湿度AH0が第5の発明の第1絶対湿度に相当し、絶対湿度AHnが第5の発明の第2絶対湿度に相当し、第1算出部721が第5の発明の第1絶対湿度算出手段に相当し、第2算出部722が第5の発明の第2絶対湿度算出手段に相当している。
1 異常検出装置
10 エンジン
22 吸気通路
24 排気通路
26 過給機
48 EGR通路
50 EGRバルブ
58,60,62,64 PCV通路
66,68 PCVバルブ
70 ECU(Electronic Control Unit)
701 制御装置
710 センサ信号検出部
720 算出部
721 第1算出部
722 第2算出部
730 異常検出部

Claims (9)

  1. 内燃機関の吸気通路内に配置され、前記吸気通路内の吸気の相対湿度に対応するセンサ信号を出力する湿度センサと、
    前記吸気の温度である吸気温度を検出する温度センサと、
    前記センサ信号及び前記吸気温度に基づいて、前記湿度センサの異常の有無を検出する制御装置と、を有する湿度センサの異常検出装置であって、
    前記制御装置は、
    前記吸気温度が第1吸気温度であるときの前記センサ信号である第1センサ信号と、前記吸気温度が前記第1吸気温度から変化して第2吸気温度に達したときの前記センサ信号である第2センサ信号と、を検出するセンサ信号検出手段と、
    前記第1センサ信号及び前記第2センサ信号から、前記第1吸気温度と前記第2吸気温度の温度差の影響を排除した値を、第1湿度指標値及び第2湿度指標値としてそれぞれ算出する算出手段と、
    前記第1湿度指標値と前記第2湿度指標値の乖離度合が所定度合よりも大きいか否かによって前記湿度センサの異常の有無を検出する検出手段と、
    を備えることを特徴とする湿度センサの異常検出装置。
  2. 前記算出手段は、
    前記第1センサ信号を用いて、前記吸気温度が所定の基準吸気温度であるときの前記相対湿度と相関する値を、前記第1湿度指標値として算出する第1算出手段と、
    前記第2センサ信号を用いて、前記吸気温度が前記基準吸気温度であるときの前記相対湿度と相関する値を、前記第2湿度指標値として算出する第2算出手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の湿度センサの異常検出装置。
  3. 前記基準吸気温度は前記第2吸気温度であることを特徴とする請求項2に記載の湿度センサの異常検出装置。
  4. 前記基準吸気温度は前記第1吸気温度であることを特徴とする請求項2に記載の湿度センサの異常検出装置。
  5. 前記算出手段は、
    前記第1センサ信号を用いて、前記吸気温度が前記第1吸気温度であるときの絶対湿度である第1絶対湿度と相関する値を前記第1湿度指標値として算出する第1絶対湿度算出手段と、
    前記第2センサ信号を用いて、前記吸気温度が前記第2吸気温度であるときの絶対湿度である第2絶対湿度と相関する値を前記第2湿度指標値として算出する第2絶対湿度算出手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の湿度センサの異常検出装置。
  6. 前記センサ信号検出手段は、前記内燃機関の暖機期間又はソーク期間に、前記吸気温度が前記第1吸気温度から第2吸気温度へと変化した場合に、前記第1センサ信号及び前記第2センサ信号を検出するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の湿度センサの異常検出装置。
  7. 前記制御装置は、前記内燃機関の暖機期間において、前記内燃機関の始動後に前記吸気通路へと吸入される吸入空気の体積の積算値が、前記吸気通路における入口から前記湿度センサまでの容積を超えるまでは、前記第1センサ信号及び前記第2センサ信号の検出を制限するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の湿度センサの異常検出装置。
  8. 前記制御装置は、前記温度差が所定の温度差以上となるように、前記第2吸気温度を設定するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の湿度センサの異常検出装置。
  9. 前記制御装置は、前記内燃機関の吸気通路に燃料成分を含むガスが流通している場合に、前記第1センサ信号及び前記第2センサ信号の検出を制限するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の湿度センサの異常検出装置。
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