JP2017117207A - プレゼンテーションシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】先生が、自身の講演の思想(ストーリー)やディスプレイする表現を、自身の操作通りに先へ進めることができるようにするプレゼンテーションシステムを提供する。
【解決手段】予め決められたプレゼンテーションする複数のファイルをもつシステムにおいて、複数のファイルが画面上に表示される順番を表すフロー図37を備える。フロー図37は、それぞれのファイルを示すファイル記号Nと、ファイル記号N間を繋ぐ矢印LNと、複数のファイル記号Nで形成された同時系グループGP2で構成され、同時系グループGP2に属するファイル記号Nに関連したファイルは、画面上に全て同時に表示されるように予めプログラムされていている。何れかのファイルを表示中に、同時系グループGP2に属するファイル記号Nが選択されると、選択されたファイル記号Nに関連したファイルのみを表示して先へ進む。
【選択図】図2

Description

本発明は、先生(以下、先生、講演者等をここでは統一して先生と称する)が生徒(以下、生徒、受講者等をここでは統一して生徒と称する)に提案、講演を行う場合、講演時までの先生の種々の日常活動やインターネット等を通じて蓄積してきた各種研究資料ファイル等を利用して、先生の講演の意図が「思うように演出できる」ようにするプレゼンテーションシステムに関するものである。
現在の技術では、先生が講演する場合の資料の編集及び表示・再生は、マイクロソフト(登録商標)のパワーポイント(登録商標)をはじめとする各種プレゼンテーションソフトウェアを用いて行われている(例えば、特許文献1を参照)。この種のソフトウェアによる資料の再生は、PCを使って行われる場合が多い。或いは、オーバーヘッドプロジェクタ(OHP)が利用される場合もある。このような、プレゼンテーションソフトウェアを用いた資料表示は、ある一定のルールに従ってスライド画面を一つ一つ前進させる、或いは、後退させる、といった単純な操作により行われるのが一般的である。
また、フロー図と説明資料の一覧を示す表を組み合わせて、フロー図通りに説明資料を表示・再生するプレゼンテーションソフトウェア(例えば、本願出願人による特許文献2を参照)も存在する。このプレゼンテーションソフトウェアは、二つ以上の説明資料を画面上に同時に表示させるフロー図を作成できるので、講演時に二つ以上の説明資料の同時表示が可能である。
特開平8−171550号 特開2015−049885号
しかしながら、講演の状況によっては、先生の意図によって、画面上に同時に表示された二つ以上の説明資料の内の一つを選択して、その選択した説明資料を重点的に説明し、先に進めたい場合がある。また、講演前は同時表示を予定していなかった二つ以上の説明資料を、同時に画面上に表示させて説明したい場合もある。
本発明は、このような背景の下に案出されたものであり、先生が、自身の講演の思想(ストーリー)やディスプレイする表現を、自身の操作通りに先へ進めることができるようにすることを目的としている。
上記課題を解決するため、本発明では、予め決められたプレゼンテーションする複数のファイルをもつシステムにおいて、複数の前記ファイルが画面上に表示される順番を表すフロー図を備えており、前記フロー図は、前記ファイルにそれぞれ関連づけされたファイル記号と、前記ファイル記号間を繋ぐ矢印と、複数の前記ファイル記号で形成された同時系グループで構成されていて、前記同時系グループに属する前記ファイル記号に関連する前記ファイルは、前記画面上に全て同時に表示されるように予めプログラムされていて、何れかの前記ファイルを表示中に、前記同時系グループに属する前記ファイル記号が選択されると、選択されたファイル記号に関連したファイルのみを前記画面上に表示して先へ進むことを特徴とするプレゼンテーションシステムを提供する。
ここで、ファイル記号とは、一つ一つのファイルにつけられる整理のための番号をいい、同時系グループとは、一定の決められた時間内で同一の画面上に映し出されるファイルのグループのことをいう。
好ましくは、前記フロー図は、複数の前記ファイル記号で形成された前記同時系グループとは別の単純系グループをさらに備え、前記単純系グループに属する前記ファイル記号に関連した前記ファイルは、前記画面上に定められた順番で一つ一つ表示されるように予めプログラムされていて、何れかの前記ファイルを表示中に、前記単純系グループに属する前記ファイル記号が選択されると、選択された前記ファイル記号に関連した前記ファイルを前記画面上に表示して先へ進む。
ここで、単純系グループとは、一定の決められた時間内で同一の画面上に一つ一つ順番に映し出されるファイルのグループのことをいう。
好ましくは、前記ファイル記号が二つ以上選択された場合、選択されたそれぞれの前記ファイル記号に関連した前記ファイルを、前記画面上に全て同時に表示して先へ進む機能をさらに備えている。
本発明では、画面上に何れかのファイルを表示中に、先生は、自身の意図によって先に進めたいと感じ、ファイル記号を選択した場合、選択されたファイル記号に関連したファイルの表示から先へ進む。さらに、選択したファイル記号が同時系グループ(単純系グループ)に属するファイル記号の場合は、選択したファイル記号に関連したファイルのみを表示することができる。従って、本発明によると、講演の状況や受講者の理解度によって、先生は表示予定していたファイルの表示をスキップして説明の時間短縮及び説明の簡略化をすることができる。
さらに、選択したファイル記号が同時系グループ(単純系グループ)に属するファイル記号の場合は、選択したファイル記号に関連したファイルのみを表示することができる。従って、同時表示する予定だった複数のファイルの一つのみを表示して重点的に説明することができる。
そして、選択したファイルが表示された後、次に表示されるファイルは選択する前のファイルに戻るのではなく、選択されたファイルから先に進むようにして表される。これによりプレゼンテーションの効率性が向上し、講演を流れよく円滑に行うことができる。また受講者にとっては、先生が講演中にファイルをスキップして表示するように判断し、そしてそのファイルから先にそのまま進んで講演が続けられていくので飽きのこない講義を受講することができる。
また、ファイル記号が二つ以上選択されると、選択されたファイル記号に関連したファイルの全てが同時に画面上に表示されるので、先生は、講演中でも複数のファイルを、従来のフロー図を変更した形で説明に利用することもできる。
本発明の一実施形態であるプレゼンテーションシステムの全体構成を示す図。 本発明の操作画面を示す図。 ファイルを一つ一つ順番通りに画面上に表示させるフロー図を示す図。 同時系グループに属する複数のファイルの全てを同時に画面上に表示させるフロー図を示す図。 同時系グループに属する複数のファイルを画面上に同時表示中に、その内の一つを選択すると、同時表示から選択したファイルのみの表示に切り替わり、一つ一つ順番通りに表示されることを説明する図。 単純系グループに属する二つのファイルを選択した後、その内の一つを選択した場合に、選択された二つのファイルが同時に画面上に表示されることを説明する図。 同時系グループに属するファイルの単純表示及び同時表示への切り替えを説明する図。 単純系グループに属するファイルの同時表示及び単純表示への切り替えを説明する図。 矢印が接触しているか否かの当り判定ロジックを示すフローチャート。 単純系グループにファイル記号が属するか否かの当り判定の動作を示すフローチャート。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態であるプレゼンテーションシステム1の全体構成を示す図である。図1に示すように、本システム1は、ディスプレイ80と、スピーカ90と、プレゼンテーション装置10とを有する。この装置は、通常、PC機能も併せ持つ。PC機能を十分に持った例えばプレゼンテーション専用機的なものを指す。本システム1におけるプレゼンテーション装置10は、通常、プレゼンテーション会場の壇上の真ん中に設置される教卓の上に設置される。ディスプレイ80は、プレゼンテーション会場の壇上に設置される。スピーカ90は、プレゼンテーション会場の壇上や壁面に設置される。
プレゼンテーション装置10は、講演会場において講演を行う先生による資料の編集と発表を支援する役割を果たす装置である。先生は、講演日の前に、講演の進行に合わせて参照する文書画像ファイル、静止画像ファイル、動画像ファイル、及び音声ファイルを一つのデータに取り纏める作業を行う。
先生は、講演日の当日に、プレゼンテーション装置10と講演の概要を記した冊子資料を会場に持参し、講演を受講する生徒に冊子資料を必要に応じて配布する。そして、先生は、一つのデータとして纏めておいた各種ファイルを生徒に視聴させながらプレゼンテーションを進める。
図1において、プレゼンテーション装置10は、画像出力インターフェース11、音声出力インターフェース12、CPU13、RAM14、ROM15、ハードディスク16、PC用ディスプレイ17、マウス18、キーボード19、マイクロホン20、スピーカ21を有する。画像出力インターフェース11は、ディスプレイ80が接続された場合に、ディスプレイ80に画像信号を出力する。音声出力インターフェース12は、スピーカ90が接続された場合に、スピーカ90に音信号を出力する。CPU13は、ROM15やハードディスク16に記憶された各種プログラムを実行する。ハードディスク16には、一般ファイル16a、講演会専用ファイル16b及びプレゼンテーションプログラムPRが格納されている。
ハードディスク16内の一般ファイル16aは、先生が日常管理しているファイルであり、講演会専用ファイル16bは、講演会専用ファイル1、講演会専用ファイル2、…というように講演会毎に管理された、講演会で画面上に表示するファイル(講演会専用ファイル)である。プレゼンテーションプログラムPRは、次の三つの機能を有する。
a1.表示機能
これは、ハードディスク16内のファイルの中からプレゼンテーションの対象として選択されたファイルの各々を示し、画面上に表示する順番が連続して割り当てられているファイル記号N、ファイル記号Nを順番に沿って繋ぐ矢印LN、ファイルのグループ化を示す二種類の丸い図形SY1、SY2で構成されるフロー図37と、上記のファイルの名称等をPC用ディスプレイ17に表示させる機能である。
b1.編集機能
これは、操作画面31上で、フロー表示領域36内に各ファイル記号Nを矢印LNで繋げ、或いは、単一丸の図形SY1又は二重丸の図形SY2に一つ又は複数個のファイル記号Nを配置して、ファイルの表示順を示すフロー図37を作成する機能である。
c1.再生機能
これは、編集機能により作成したフロー図37で示される通りに各ファイル記号Nに関連したファイルをディスプレイ80上に表示する再生処理を行う機能である。
次に、本実施形態の動作について説明する。本実施形態の動作は、プレゼンテーションプログラムPRを起動すると開始される。プレゼンテーションプログラムPRを起動すると、CPU13は、操作画面31をPC用ディスプレイ17に表示させる。図2は、操作画面31を示す図である。操作画面31は、タイトルバー32、ツールバー33、フロー表示領域36、手順表示領域38、操作ボタン画面39で構成される。ツールバー33には、矢印LNを作成するための矢印ボタン34、手順表示領域38の表示/非表示を切り替えられる一覧表示切替ボタン35が配置される。操作ボタン画面39には、再生処理を開始するための開始ボタン40、ファイルの表示をディスプレイ80からPC用ディスプレイ17に切り替えられる表示画面の切替ボタン41、再生処理を一時停止させるための一時停止ボタン42、再生処理を終了させるための終了ボタン43が配置される。
手順表示領域38が表示されている場合は、手順表示領域38の表示/非表示を切り替えるための一覧表示切替ボタン35は凹んでいる。ここで、一覧表示切替ボタン35をマウス18で左クリックして凹みをなくすと、手順表示領域38が消えて画面の全面にフロー表示領域36が表示される。但し、操作画面31の右下隅には、操作ボタン画面39が表示され続ける。再度、一覧表示切替ボタン35をマウス18で左クリックして凹ませると、手順表示領域38が再び現れる。
フロー表示領域36には、各ファイルの表示順を表すフロー図37が表示される。フロー図37は、「開始」及び「終了」の文字を囲んだ二つの矩形の図形MKSTR及びMKEND、複数のファイルの各々を示すファイル記号N、ファイル記号Nを繋ぐ矢印LN、単純系グループGP1及び同時系グループGP2で構成される。単純系グループGP1は、単一丸の図形SY1に配置された複数のファイル記号Nに関連したファイルをグループ化して、それらファイルを一つずつ順番に表示させることを示す図形群である。同時系グループGP2は、二重丸の図形SY2に配置された複数のファイル記号Nに関連したファイルをグループ化して、それらファイルを全て同時に表示させることを示す図形群である。図2は、フロー図37が作成され完成した状態を示している。フロー図37の作成操作については後述する。
なお、上記の同時系グループGP2について、ファイル記号Nを配置する図形は二重丸の図形SY2でなくても、二重丸の多角形であってもよい。また、図2の二重丸の図形SY2は正円(真円)を示しているが、楕円であってもよい。また、図形SY2の線の数について、同時に二ファイルを表示する場合は二本(二重)、同時に三ファイルを表示する場合は三本(三重)と、同時に表示するファイル数に応じて線の数を変更してもよい。
また、ファイル記号Nを図形SY2に配置せずに、ファイル記号N同士を、矢印LNとは別の矢印の無い線で繋いで、同時系グループを形成できるようにしてもよい。
さらに、単純系グループGP1についても、同様に図形は単一丸にこだわらない。また、ファイル記号Nについても、図形は円又は多角形であってもよい。
手順表示領域38には、プレゼンテーションする複数個のファイルの名称等を示す。手順表示領域38は、以下の六種類の項目からなる。なお、図2は、後述する手順一覧表作成操作によってファイルがリストアップされ、表示時間等が入力された状態を示している。
a2.手順番号
この項目は、フロー図37で示される該当のファイルの表示順を「f」の文字と表示順の番号とを合わせたものを示す。該当のファイルが表示中の際には、この項目の左側を赤で点滅させる。
b2.名称
この項目は、該当のファイルのファイル名を示す。
c2.表示ページ
この項目は、該当のファイルの表示内容と対応する冊子資料のページ番号を示す。
d2.単純表示時間
この項目は、該当のファイルが単一で表示されるときの表示時間を示す。
e2.同時表示時間
この項目は、複数の該当のファイルの全てが同時に表示されるときの表示時間を示す。
f2.表示状態(表示/停止)
この項目は、該当のファイルが表示されているとき、表示中(表示文章・図表・画像・映像等が進んでいることを示す)の場合か停止中(ポーズされていることを示す)の何れかの状態であるかを示す。
この操作画面31において、先生は、手順一覧表作成操作、フロー図作成操作、再生開始操作、スキップ再生操作、二つ以上のファイル記号選択による同時再生操作、単純/同時切り替え操作、一時停止/再開操作、画面切り替え操作、終了操作を行うことができる。各操作の内容は次の通りである。
a3.手順一覧表作成操作
この操作では、先生は、ファイル管理ソフトの画面から、当該画面に表示される先生が日常的に管理している一般ファイル16aの内の所望のファイルを手順表示領域38にドラッグアンドドロップし、講演会専用ファイル16bとしてリストアップする操作を行う。
この操作が行われると、CPU13は、次の処理を行う。はじめに、CPU13は、ドラッグアンドドロップにより選択されたファイルが当該プレゼンテーション装置10内のアプリケーションによる再生可能な形式のファイル(具体的には、flv、wmv、bmp、pdf、jpg、gif、html等の所定の拡張子を持ったファイル)であるか否かを判定する。CPU13は、選択されたファイルが再生可能な形式のファイルである場合は、選択されたファイルの複製を生成し、この複製を講演会専用ファイル16bとしてハードディスク16内の該当の講演会専用のフォルダに格納する。CPU13は、選択されたファイルが再生可能な形式のファイルでないが一般的な形式のファイルの場合は、このファイルを再生可能な形式のファイルに変換し、この変換したファイルを講演会専用ファイル16bとしてハードディスク16内の該当の講演会専用のフォルダに格納する。
その上で、CPU13は、手順表示領域38の「名称」の項目に該当のファイルのファイル名を追加し、「表示ページ」の項目を空欄とし、「単純表示時間」の項目を「0:00」とし、「同時表示時間」の項目を「0:00」として表示する。また、手順表示領域38の各行の「手順番号」の項目で示す該当のファイルの表示順番号を昇順に振り直す。先生は、以上の操作を繰り返すことにより、講演において生徒に視聴させるファイルをリストアップする。
また、先生は、手順表示領域38の「表示ページ」の項目を左クリックすることによりその項目を入力可能状態にし、当該項目内に冊子資料のページ番号を入力する。文書形式によっては、ページ番号を明確にすることが難しいものがあり、工夫を要する。
また、先生は、手順表示領域38の「単純表示時間」の項目を左クリックすることによりその項目を入力可能状態にし、単純系態様時の表示時間を入力する。
また、先生は、手順表示領域38の「同時表示時間」の項目を左クリックすることによりその項目を入力可能状態にし、同時系態様時の表示時間を入力する。
b3.フロー図作成操作
この操作では、先生は、フロー表示領域36内の「終了」の文字が表示された矩形の図形MKENDをドラッグすることにより、フロー表示領域36内のMKSTRとMKENDの間の左右方向の間隔を広げる。その上で、先生は、手順表示領域38から所望の行をMKSTRとMKENDの間にドラッグアンドドロップする。
先生は、フロー表示領域36内に少なくとも一個以上のファイル記号Nを配置した後、矢印LNをフロー表示領域36内に出現させるための矢印ボタン34をマウス18で左クリックして凹ませる。その上で、先生は、フロー表示領域36内の矩形の図形MKSTR又はMKENDとファイル記号Nの間を、或いは、二つのファイル記号Nの間を、マウス18の左ボタンを押下したままマウスポインタPを移動させる。
この操作が行われると、CPU13は、右側に矢印を向けて二つの矩形の図形或いはファイル記号Nを結ぶ矢印LNを出現させる。そして、出現した矢印LNの右端がファイル記号Nに接触すると、CPU13は、フロー表示領域36内の全てのファイル記号Nの番号、及び、手順表表示領域38の各行の「手順番号」の項目で示す該当のファイルの表示順番号を、フロー図37で表される方向に沿って各ファイルの表示順番号を昇順に振り直す。
また、先生は、複数のファイルをグループ化してそれらを一つずつ順番に表示させたい場合は、フロー表示領域36内の左下の単一丸の図形SY1をドラッグし、所望の位置に単一丸の図形SY1の複製を出現させる。そして、所望の複数個のファイルの各々を示すファイル記号Nを複製した図形SY1上に乗せて、単純系グループGP1を作成する。
また、先生は、複数の再生ファイルをグループ化してそれらを全て同時に表示させたい場合は、フロー表示領域36内の左下の二重丸の図形SY2をドラッグし、所望の位置に図形SY2の複製を出現させる。そして、所望の複数個のファイルの各々を示すファイル記号Nを複製した図形SY2上に乗せて、同時系グループGP2を作成する。
図2には、完成したフロー図37を示している。このフロー図37を説明すると、「開始」及び「終了」の文字を囲んだ二つの矩形の図形MKSTR及びMKEND、「f2」〜「f6」のファイル記号N(以降、全て「のファイル記号N」の記述を省略)の単純系グループ、「f8」〜「f11」の同時系グループ、「f13」〜「f14」の同時系グループ、どのグループにも属さない「f1」「f7」「f12」、及び、矢印LNで構成されている。どのグループにも属さない「f1」「f7」「f12」に関連するファイルの内容は、本例では、それぞれ、「f2」〜「f6」の単純系グループのタイトル画像、「f8」〜「f11」の同時系グループのタイトル画像、「f13」〜「f14」の同時系グループのタイトル画像である。このように、グループのタイトル画像をグループに属さないようにフロー図37を作成することにより、先生は、グループのタイトル画像と本題のファイルとを分けて見ることができ、フロー図37によるファイルの表示順が見易くなる。
また、本例では、「f2」〜「f6」の単純系グループGP1は、複数ページで構成される文書ファイルから説明に必要なページのみをそれぞれ画像ファイルに変換し、一つ一つ順番に表示させるためのグループである。「f8」〜「f11」の同時系グループGP2は、四つの映像を同時に表示させて、四方向からの視点の違いを説明するためのグループである。「f13」〜「f14」の同時系グループGP2は、二つの映像を同時に表示させて、その二つを比較しながら説明するためのグループである。
フロー図37が完成したら、先生は、後述する操作を行って、講演を進めていく。先生は、講演の最初の段階で、フロー図37が表示された操作画面31をPC用ディスプレイ17に表示させる。
c3.再生開始操作
この操作では、先生は、開始ボタン40を左クリックすることによって、前述した再生処理を開始する。又は、「開始」の文字が表示された矩形の図形MKSTRをマウス18の左ボタンでダブルクリックすることによって、再生処理を開始する。これらの操作が行われると、CPU13は、開始ボタン40の文字を「開始」から「再開」に切り替え、再生処理を行っていく。なお、開始ボタン40の文字が「開始」から「再開」に切り替わった後の当該ボタンの動作は、後述の一時停止/再開操作で説明する。
再生処理が開始されると、CPU13は、図3に示すように、矩形の図形MKSTRが矢印LNの左端と接触しているか否かの当たり判定を行う。この当たり判定は、接触していると判定した場合に、矢印LNの方向に前進するために行う。ここで述べる接触しているとは、図3のように、矩形の図形MKSTRが矢印LNの左端に接触している状態のことである。この状態のとき、ソフト的には接触している状態になる。矩形の図形MKSTRの枠の外側には許容差があり、矢印LNの左端が許容差内に入っている場合も、接触しているとみなす。許容差をΔとした場合、矢印LNの左端が矩形の図形MKSTRよりΔ以上離れていれば、ソフト的には非接触状態になる。以下に、この当たり判定を詳しく説明する。
上記の当たり判定について、図3に示すように、矩形の図形MKSTRの左下を原点とし、矢印LNの左端を座標(x,y)、矩形の図形MKSTRの左下の頂点を座標(x,y)、左下の頂点を座標(x,y)、左上の頂点を座標(x,y)、右上の頂点を座標(x,y)、矩形の図形MKSTRの許容差をΔとした場合、矩形の図形MKSTRの左側の許容差の境界線のx座標はx−Δ、右側の許容差の境界線のx座標はx+Δ、下側の許容差の境界線のy座標はy−Δ、上側の許容差の境界線のy座標はy+Δになる。矢印LNの左端の座標が、x−Δ≦x≦x+Δ、かつ、y−Δ≦y≦y+Δの条件に当てはまっているか否かを判定する(図9参照)。条件に当てはまっている場合は、矢印LNの左端が矩形の図形MKSTRに接触しているとみなす。これは、ソフト的には接触している状態になる。CPU13は、この状態のときに接触していると判定する。条件に当てはまっていない場合は、矢印LNの左端は矩形の図形MKSTRに接触していないとみなし、ソフト的には非接触状態になる。なお、後述の矢印LNの右端がファイル記号Nと接触しているか否かの当たり判定、及び、ファイル記号Nが矢印LNの左端と接触しているか否かの辺り判定についても、判定ロジックは同様である。
上記の当たり判定で、矩形の図形MKSTRが矢印LNの左端と接触していると判定した場合は、次は当該矢印LNの右端の当たり判定に進む。図3の例では、矢印LNの右端が「f1」と接触しているか否かの当たり判定を行う。CPU13は、この当たり判定において、「f1」が矢印LNの右端と接触していると判定した場合、「f1」に関連したファイル(ファイルA.jpgの画像)のみを、手順表示領域38に示される当該ファイルの「単純表示時間」の間(7秒間)、ディスプレイ80上に表示する。当該時間が経過した後、CPU13は当該ファイルの表示を停止する。なお、以降の説明では、ファイルの表示の停止の記述は省略する。
「f1」に関連したファイルの表示後、CPU13は、「f1」が矢印LNの左端と接触しているか否かの当たり判定を行う。図3の例では、「f1」が矢印LNの左端と接触しているので、次は当該矢印LNの右端が「f2」と接触しているか否かの当たり判定を行う。また、「f2」は、単一丸の図形SY1にも配置されている。「f2」が単一丸の図形SY1に配置されているというのも、当たり判定によって判定する。以下に、この当たり判定を詳しく説明する。
上記の当たり判定は、単一丸の図形SY1の半径と、単一丸の図形SY1の中心点から「f2」の各頂点までの距離を比較し、単一丸の図形SY1の半径が、その距離の内の一つよりも長いか否かを判定することである。具体的には、図3を例に説明すると、単一丸の図形SY1の中心点を0、「f2」の各頂点をA、B、C、Dとした場合、単一丸の図形SY1の中心点から「f2」の各頂点のそれぞれの距離は、中心点0からAまでの距離が0−A、中心点0からBまでの距離が0−B、中心点0からCまでの距離が0−C、中心点0からDまでの距離が0−Dになる。単一丸の図形SY1の半径をrとした場合、r≧0−A、又はr≧0−B、又はr≧0−C、又はr≧0−Dの何れかの条件に当てはまっているか否かを判定する。条件に当てはまっている場合は、「f2」が単一丸の図形SY1に配置されていると判定する。何れの条件にも当てはまっていない場合は、「f2」は単一丸の図形SY1に配置されないと判定する(図10参照)。図3の例では、r≧0−B、及びr≧0−Cの条件が当てはまるので、「f2」が単一丸の図形SY1に配置されていると判定する。
上述の当たり判定によって、「f2」が単一丸の図形SY1にも配置されていると判定されたので、「f2」に関連したファイル(ファイルB.jpgの画像)のみを、手順表示領域38に示される当該ファイルの「単純表示時間」の間(25秒間)、ディスプレイ80上に表示する。
「f2」に関連したファイルの表示後、CPU13は、「f2」から右回りの順で単一丸の図形SY1にファイル記号Nが配置されているか否かを上述の当たり判定によって判定する。図3の例では、「f3」が配置されているので、CPU13は、「f3」が単一丸の図形SY1に配置されていると判定し、「f3」に関連したファイル(ファイルC.jpgの画像)のみを、手順表示領域38に示される当該ファイルの「単純表示時間」の間(15秒間)、ディスプレイ80上に表示する。「f3」に関連したファイルの表示後の、「f4」〜「f6」に関連したファイルについても、同様にCPU13は上述の当たり判定によって「f4」〜「f6」が配置されていると判定し、該当のファイルを一つ一つ順番にディスプレイ80上に表示していく。
また、図4の「f8」のように、矢印LNの右端に接触しているファイル記号Nが二重丸の図形SY2にも配置されている場合、CPU13は、「f9」〜「f11」も当該二重丸の図形SY2に配置されていると判定する。そして、当該二重丸の図形SY2に配置されている「f8」〜「f11」に関連した全てのファイルを、全てのファイルがディスプレイ80に収まるよう均等にサイズを調整し、手順表示領域38に示される当該ファイルの「同時表示時間」の間、ディスプレイ80上に同時に表示する。このCPU13のサイズ調整により、先生は、自分自身で全てのファイルがディスプレイ80上に収まるようにサイズを調整する手間が省ける。なお、「f8」〜「f11」が二重丸の図形SY2に配置されているか否かの当たり判定の判定ロジックは、上述の「f2」が単一丸の図形SY1に配置されているか否かの当たり判定と同様である。しかし、ここでは、「f8」〜「f11」を配置するのは二重丸の図形SY2のため、「f8」が配置されていると判定された時点で直ぐには「f8」に関連したファイルを表示せず、「f9」〜「f11」も配置されていると判定してから、関連した全てのファイルを同時に表示する。
また、CPU13は、ファイルの再生処理と合わせて、フロー図37における表示中のファイルを示すファイル記号Nを赤で点滅させる。
d3.スキップ再生操作
この操作では、先生は、何れかのファイルを表示中に、フロー図37における所望の矢印LNを左ボタンでダブルクリックする。この操作が行われると、CPU13は、当該ファイルの表示を停止し、ダブルクリックにより選択された矢印LNの右端が資料番号Nに接触しているか否かの当たり判定を行い、接触していると判定されると、当該ファイル記号N以降に関連したファイルの表示を、前述したように、フロー図37で示される通りに行っていく。
また、何れかのファイルを表示中に、先生が所望のファイル記号Nを左ボタンでダブルクリックした場合は、CPU13は、当該ファイルの表示を停止し、ダブルクリックにより選択されたファイル記号Nに関連したファイルのみをディスプレイ80に表示する。この表示が終了した後、CPU13は、当該ファイル記号Nが二重丸の図形SY2に配置されているか否かの当たり判定を行う。二重丸の図形SY2に配置されていると判定された場合は、この後の番号のファイル記号Nについて、当該二重丸の図形SY2に配置されているか否かの当たり判定を行う。この当たり判定で、当該二重丸の図形SY2に配置されていると判定されたファイル記号Nに関連したファイルは、番号順に一つ一つディスプレイ80に表示していく。このことにより、先生は、予め同時表示する予定だった複数のファイルの一つを選択して、選択したファイルの内容のみを表示させて重点的に説明ことができるようになる。以下に実施例を説明する。
図5を例に具体的に説明すると、「f8」〜「f11」に関連したファイルの全てをディスプレイ80に同時に表示中に、先生が「f10」をダブルクリックすると、CPU13は、この表示を停止し、「f10」に関連したファイル(ファイルJ.avi)のみをディスプレイ80に表示する。「f10」に関連したファイルの表示後、CPU13は、「f10」が二重丸の図形SY2に配置されているか否かの当たり判定を行う。本例では、「f10」が二重丸の図形SY2に配置されていると判定されるので、「f10」の後の番号が当該二重丸の図形SY2に配置されているか否かの当たり判定を行う。本例では、「f11」も当該二重丸の図形SY2に配置されていると判定されるので、「f10」から「f11」へ進行し、「f11」に関連したファイル(ファイルK.avi)のみをディスプレイ80に表示する。このことにより、先生は、講演の状況や受講者の理解度によって、「f8」及び「f9」に関連したファイルの表示をスキップして説明の時間短縮及び説明の簡略化をすることができ、さらに、「f10」及び「f11」に関連したファイルを一つ一つ順番に表示させて重点的に説明することができるようになる。
なお、上記の当たり判定において、選択されたファイル記号N、又は、その後の番号のファイル記号Nが二重丸の図形SY2に配置されていないと判定された場合は、前述したように、その後の番号のファイル記号Nに関連したファイルの表示は、フロー図で示される通りに行っていく。
また、何れかのファイルを表示中に、先生が単純系グループGP1に属する所望のファイル記号Nを左ボタンでクリックして選択すると、CPU13は当該ファイル記号Nの近傍に図8に示すような予約ボタン67を表示させる。先生が予約ボタン67を左ボタンでクリックすると、表示中のファイルの表示時間の満了後に、選択されたファイル記号Nに関連したファイルから、フロー図37で示される通りにファイルの表示を行っていく。このことにより、先生は、講演の状況や受講者の理解度によって、先生は説明不要と感じたファイルの表示をスキップして説明の時間短縮及び説明の簡略化をすることができる。以下に実施例を説明する。
具体例として、「f1」に関連したファイルをディスプレイ80に表示中に、先生が「f6」を左ボタンでクリックして選択すると、CPU13は、「f6」の近傍に予約ボタン67を表示させる。そして、先生が予約ボタン67を左ボタンでクリックすると、CPU13は、表示中の「f1」に関連したファイルを、手順表示領域38に示される当該ファイルの「単純表示時間」の間(7秒間)、表示させた後、先生が選択した「f6」に関連したファイルを、手順表示領域38に示される当該ファイルの「単純表示時間」の間(15秒間)、ディスプレイ80上に表示する。「f6」に関連したファイルの表示後、CPU13は、フロー図37で示される通り、今度は「f7」に関連したファイルをディスプレイ80上に表示する。このことにより、先生は、説明不要と感じた「f2」〜「f5」に関連したファイルの表示をスキップし、「f6」に関連したファイルから表示を進めて、説明の時間短縮及び説明の簡略化をすることができる。
なお、予約ボタン67は、単純系グループGP1に属するファイル記号Nを選択したときだけでなく、同時系グループGP2に属するファイル記号Nを選択した場合、又は、どのグループに属さないファイル記号Nを選択した場合、或いは、後述のファイル記号Nを複数選択した場合も表示させて、先生が当該予約ボタン67を左ボタンでクリックした場合は、表示中のファイルの表示時間が満了してから、選択されたファイル記号Nに関連したファイルを表示させるようにすることもできる。このことにより、表示中のファイルは表示時間の満了まで待ってから、選択したファイルを表示させるという操作も可能になる。
e3.二つ以上のファイル記号選択による同時再生操作
また、先生が所望のファイル記号Nをシフトキーを押下しながら左ボタンでクリックして二つ以上選択した後、選択したファイル記号Nの内の何れかを左ボタンでダブルクリックした場合は、CPU13は、選択された複数のファイル記号Nに関連したファイルの全てがディスプレイ80に収まるよう均等にサイズを調整し、当該ファイルの全てをディスプレイ80上に同時に表示する。この同時表示が終了した後、CPU13は、選択された複数のファイル記号Nの内の一番大きい番号に対し、前述した当たり判定を行って、この後の番号のファイル記号Nに関連したファイルの表示を行っていく。このことにより、先生は、講演前は同時表示する予定のなかった二つ以上のファイルを同時に表示させて説明することができるようになる。以下に実施例を幾つか掲げる。
(1)「f4」と「f5」を選択し、「f5」をダブルクリックして、同時2画面を表現する。
図6を例に具体的に以下説明すると、再生処理が開始され、「f1」に関連したファイルをディスプレイ80に表示中に、先生が「f4」及び「f5」をシフトキーを押下しながら左ボタンでクリックして選択した後、「f5」をダブルクリックすると、CPU13は、この表示を停止し、「f4」及び「f5」に関連した二つのファイルがディスプレイ80に収まるよう均等にサイズを調整し、当該二つのファイルをディスプレイ80上に同時に表示する。この同時表示が終了した後、CPU13は、選択されたファイル記号Nの内の一番大きい番号「f5」に対し、前述した当たり判定を行う。本例では、「f5」が単一丸の図形SY1に配置されており、「f5」から右回りの順で「f6」も単一丸の図形SY1に配置されているので、次は「f6」に関連したファイルのみを表示して、再生処理を進めていく。このことにより、先生は、単純系グループGP1であっても、単純系グループGP1に属するファイルの中から幾つかを選択して、それらファイルを同時に表示させて説明することができるようになる。
(2)「f8」〜「f11」の同時4画面の内の「f10」と「f11」を選択し、どちらかのファイル記号Nをダブルクリックして、同時2画面を表現する。
先生が「f10」及び「f11」をシフトキーを押下しながら左ボタンでクリックして選択した後、どちらかのファイル記号Nをダブルクリックすると、CPU13は、「f10」及び「f11」に関連した二つのファイルがディスプレイ80に収まるよう均等にサイズを調整し、当該二つのファイルをディスプレイ80上に同時に表示する。このことにより、先生は、講演前は「f8」〜「f11」に関連した全てのファイルを同時表示する予定であったものを、「f10」及び「f11」に関連した二つのファイルの同時表示に変更することができるようになる。
(3)タイトル画像の「f1」、「f7」、「f12」の3つを選択し、どれかのファイル記号Nをダブルクリックして、タイトル画像の同時3画面を表現し、講演の概要説明を実現する。
例えば、先生がそれぞれのグループのタイトル画像のファイルを示す「f1」、「f7」、及び、「f12」をシフトキーを押下しながら左ボタンでクリックして選択した後、どれかのファイル記号Nをダブルクリックすると、CPU13は、「f1」、「f7」、及び、「f12」に関連した三つのファイルがディスプレイ80に収まるよう均等にサイズを調整し、当該三つのファイルをディスプレイ80上に同時に表示する。このことにより、先生は、講演で説明するファイルのタイトル画像を全て同時に表示して、講演内容の概要を説明することができるようになる。
(4)タイトル画像の「f7」と、同時系グループの中心ファイルの「f8」を選択し、どちらかのファイル記号Nをダブルクリックして、同時2画面を表現し、グループの概要説明を実現する。
例えば、先生が「f8」〜「f11」が属する同時系グループGP2のタイトル画像のファイルを示す「f7」と、当該同時系グループGP2の中心となるファイルを示す「f8」をシフトキーを押下しながら左ボタンでクリックして選択した後、どちらかのファイル記号Nをダブルクリックすると、CPU13は、「f7」及び「f8」に関連した二つのファイルがディスプレイ80に収まるよう均等にサイズを調整し、当該二つのファイルをディスプレイ80上に同時に表示する。このことにより、先生は、グループのタイトルの画像と、グループで最も重要なファイルを同時に表示して説明することができるようになる。
(5)例えば、先生が、本例の各グループの中心ファイルを示す「f2」、「f8」、及び、「f13」をシフトキーを押下しながら左ボタンでクリックして選択した後、どれかのファイル記号Nをダブルクリックすると、CPU13は、「f2」、「f8」、及び、「f13」に関連した三つのファイルがディスプレイ80に収まるよう均等にサイズを調整し、当該三つのファイルをディスプレイ80上に同時に表示する。このことにより、先生は、講演で説明するファイルの内の中心となるファイルを全て同時に表示して、タイトル画像の同時表示よりも、さらに具体的に、講演内容の概要を説明することができるようになる。
(6)また、図2において、「f1」に関連したファイルの表示時間中に「f5」や「f6」が選択されると、これら「f5」及び「f6」に関連したファイルの2画面が同時に表示され、そしてその表示時間が過ぎると「f7」に関連したファイルの表示に移る。あるいは、「f7」に関連したファイルの表示時間中に「f10」や「f11」が選択されると、これら「f10」及び「f11」に関連したファイルの2画面が同時に表示され、そしてその表示時間が過ぎると「f12」に関連したファイルに移るようにしてもよい。
前述で、先生は、二つ以上のファイル記号Nを選択した後、何れかのファイル記号Nをダブルクリックして、選択したファイル記号Nに関連したファイルの同時表示を実現していた。しかし、左ボタンでダブルクリックしたときと同じ動作をするボタンを操作画面31上の何処かに設け、先生が所望のファイル記号Nを二つ以上選択した後、当該ボタンを押下した場合も、選択されたファイル記号Nに関連したファイルの同時表示を実現できるようにすることもできる。このことにより、先生は、より簡単な操作で、選択した複数のファイルの同時表示が実現できる。
f3.単純/同時切り替え操作
二重丸の図形SY2によりグループ化された複数個のファイルを表示中に、CPU13は、図7に示すように、二重丸の図形SY2の右隣りに「単純」及び「同時」の文字が表示された単純系操作ボタン65及び同時系操作ボタン66を表示させる。先生は、単純系操作ボタン65を左クリックすると、CPU13は、当該ファイルの表示を同時表示から一つ一つ順番に表示する単純表示に切り替える。単純表示に切り替わった後、先生が同時系操作ボタン66を左クリックすると、CPU13は、当該ファイルの表示を単純表示から同時表示に戻す。或いは、単一丸の図形SY1によりグループ化された複数個のファイルを表示中に、CPU13は、図8に示すように、単一丸の図形SY1の右隣りに、上記と同様に単純系操作ボタン65及び同時系操作ボタン66を表示させる。先生は、同時系操作ボタン66を左クリックすると、CPU13は、当該ファイルの表示を単純表示から同時表示に切り替える。同時表示に切り替わった後、先生が単純系操作ボタン65を左クリックすると、CPU13は、当該ファイルの表示を同時表示から単純表示に戻す。
g3.一時停止/再開操作
この操作では、先生は、一時停止ボタン42或いは一時停止ボタン64を左クリックする。CPU13は、一時停止ボタン42或いは一時停止ボタン64が左クリックされると、ファイルの再生処理を一時停止する。前述の再生開始操作によってボタンの文字が「再開」に切り替わった開始ボタン40或いは再開ボタン63が左クリックされると、再生処理が再開する。なお、再開ボタン63及び一時停止ボタン64は、何れかのファイルを表示中に、当該ファイルを示すファイル記号Nの近傍に表示させる。
h3.画面切り替え操作
この操作では、先生は、表示画面の切替ボタン40を左クリックする。CPU13は、表示画面の切替ボタン40が左クリックされると、ファイルの表示をPC用ディスプレイ17に移し、再度左クリックされると、ファイルの表示はディスプレイ80に戻し、操作画面31をPC用ディスプレイ17に再表示させる。
i3.終了操作
この操作では、先生は、終了ボタン43を左クリックするか、「終了」の文字が表示された矩形の図形MKENDを左ボタンでダブルクリックする。CPU13は、この操作が行われると、再生を終了し、再生開始操作によってボタンの文字が切り替わった開始ボタン40のボタンの文字を「開始」に戻す。
以上が、本実施形態の構成の詳細である。本実施形態によると、次の効果が得られる。
第一に、本実施形態では、CPU13は、何れかのファイルを表示中に、ファイル記号Nをダブルクリックする操作が行われた場合に、当該ファイルの表示を停止し、ダブルクリックされたファイル記号Nに関連したファイルのみを表示する。このとき、このファイル記号Nが二重丸の図形SY2(単一丸の図形SY1)に配置されている場合は、CPU13は、当該図形SY2(SY1)に配置されるファイル記号Nに関連したファイルは、番号順に一つ一つ表示していく。このことにより、先生は、講演の状況や受講者の理解度によって、表示予定していたファイルの表示をスキップして説明の時間短縮及び説明の簡略化をすることができる。さらに、同時表示する予定だった複数のファイルの一つのみを表示して重点的に説明することができるようになる。
第二に、本実施形態では、二つ以上のファイル記号Nを選択した後、その内のファイル記号Nをダブルクリックする操作が行われた場合、CPU13は、選択されたファイル記号Nに関連したファイルの全てをディスプレイ80上に同時に表示する。このことにより、先生は、講演前は同時表示する予定のなかった二つ以上のファイルを同時に表示させて説明することができるようになる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、かかる実施形態に以下の変形(1)〜(7)を加えてもよい。
(1)上記実施形態では、表示順が左から右になるようフロー表示領域36内のファイル記号Nを配置する説明をした。しかし、表示順が右から左になるようファイル記号Nを配置してもよいし、上から下、下から上でもよい。これらは、ファイル記号Nの配置と矢印LNの組合せで行うことができる。このことにより、先生は、フロー図37の方向を気にせずに、フロー図37を作成することができる。
(2)上記実施形態では、プレゼンテーション装置10の出力画像はディスプレイ80に表示される説明をした。しかし、ディスプレイ80の代わりにプロジェクターを用いるようにしてもよい。このことにより、大型ディスプレイが設置されていない講演会場でも、プロジェクターの利用によって、ファイルの内容を会場全体に大きく見せることができる。
(3)上記実施形態では、一覧表示切替ボタン35を左クリックして凹みをなくすと、手順表示領域38が消えて画面の全面にフロー表示領域36が表示される説明をした。しかし、この一覧表示切替ボタン35のほかに、フロー表示領域36を消して画面の全面に単独で手順表示領域38を表示させるためのボタンを設けてもよい。このことにより、プレゼンテーションするファイルの数が多くて、フロー表示領域36が表示されているときには手順表示領域38をスクロールしなければ見えなかったファイルの名称等が、スクロールしなくとも見えるようになる。
(4)上記実施形態において、フロー表示領域36内のファイル記号Nの下にファイルのサムネイル画像を出現させるようにしてもよい。このことにより、先生は、ファイルを表示させなくても、表示内容を確認することができるようになる。
(5)上記実施形態において、フロー表示領域36内のフロー図37は、「開始」の文字が表示された矩形の図形MKSTRから「終了」の文字が表示された矩形の図形MKENDまでの間のルート(手順)は一ルートのみであった。しかし、先生によっては、複数ルートを用意し、講演対象の生徒によって表示するファイルのルートを選択したい場合もある。この場合は、矩形の図形MKSTRから矩形の図形MKENDまでの間のルートが複数あるフロー図37を作成できるようにし、矩形の図形MKSTRから伸張する矢印LNをダブルクリックして選択することにより、表示するファイルのルートが選択できるようにする。このことにより、先生は、講演対象の生徒によってプレゼンテーションするファイルの表示手順を切り替えることができるようになる。
(6)上記実施形態において、ファイルは手順表示領域38にドラッグアンドドロップした後、フロー表示領域36にドラッグアンドドロップする説明をした。しかし、ファイルを直接フロー表示領域36にドラッグアンドドロップできるようにしてもよい。このことにより、先生は、ファイルを取り込みつつ、同時にフロー図37も作成することができるようになる。
(7)上記実施形態において、開始ボタン40を左クリックすることによって、フロー図37の先頭から再生処理が開始されることを説明した。しかし、先生の意思が操作に反映されるよう、先生が矢印LN又はファイル記号Nを選択して開始ボタン40を左クリックした場合、選択された矢印LNの先のファイル記号Nに関連したファイルや、選択されたファイル記号Nに関連するファイルからフロー図37通りに再生処理を行えるようにしてもよい。このことにより、フロー図37(表示手順)の途中からでもファイルの再生処理が開始されるようになるので、先生は、フロー図37の先頭をスキップして、フロー図37の途中から講演を開始することができるようになる。
1…プレゼンテーションシステム、10…プレゼンテーション装置、11…画像出力インターフェース、12…音声出力インターフェース、13…CPU、14…RAM、15…ROM、16…ハードディスク、17…PC用ディスプレイ、18…マウス、19…キーボード、20…マイクロホン、21…スピーカ

Claims (3)

  1. 予め決められたプレゼンテーションする複数のファイルをもつシステムにおいて、複数の前記ファイルが画面上に表示される順番を表すフロー図を備えており、
    前記フロー図は、前記ファイルにそれぞれ関連づけされたファイル記号と、前記ファイル記号間を繋ぐ矢印と、複数の前記ファイル記号で形成された同時系グループで構成されていて、
    前記同時系グループに属する前記ファイル記号に関連する前記ファイルは、前記画面上に全て同時に表示されるように予めプログラムされていて、
    何れかの前記ファイルを表示中に、前記同時系グループに属する前記ファイル記号が選択されると、選択されたファイル記号に関連したファイルのみを前記画面上に表示して先へ進むことを特徴とするプレゼンテーションシステム。
  2. 前記フロー図は、複数の前記ファイル記号で形成された前記同時系グループとは別の単純系グループをさらに備え、
    前記単純系グループに属する前記ファイル記号に関連した前記ファイルは、前記画面上に定められた順番で一つ一つ表示されるように予めプログラムされていて、
    何れかの前記ファイルを表示中に、前記単純系グループに属する前記ファイル記号が選択されると、選択された前記ファイル記号に関連した前記ファイルを前記画面上に表示して先へ進むことを特徴とする請求項1に記載のプレゼンテーションシステム。
  3. 前記ファイル記号が二つ以上選択された場合、選択されたそれぞれの前記ファイル記号に関連した前記ファイルを、前記画面上に全て同時に表示して先へ進む機能をさらに備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のプレゼンテーションシステム。
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