JP2017114251A - 車載用日除け装置 - Google Patents

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裕治 戸塚
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Abstract

【課題】人が車に乗降する際に、直射日光を防ぐ。
【解決手段】車に搭載される車載用日除け装置であって、光を透過させない樹脂等の材質で構成され、車のボデーパネル又はサイドストラクチャパネル32において、ドア31が閉められた際にドア31の内側上端部31aに接する領域から、出し入れ可能な日除け板11と、日除け板11を出し入れするためのモータである日除け板モータ13と、ドア31の開角度θを計測するドア開角度センサ23と、日除け板モータ13の回転角度を計測するポジションセンサ24と、ドア開角度センサ23及びポジションセンサ24の計測値に基づき、日除け板モータ13に対し、開角度θに応じて日除け板11を出し入れするよう制御する、ECU20とを備えることを特徴とする、車載用日除け装置を用いる。
【選択図】図3

Description

本発明は、車載用の日除け装置に関する。
近年の自動車は、ほとんどが窓ガラスにUVカットのガラスを採用している。これによって、車内にいる間には日差し(主に紫外線)の影響を抑制することができる。
特開平5−310044号公報 特許第3527124号公報
女性を中心に直射日光を気にする人は多く、例えば自動車で出かけた際に、外出先で車外に出ている間は、日傘を差すことで直射日光の影響を抑制している人もいる。ところが、自動車への乗降時には、一旦日傘を閉じた状態にしなければならず、その間は、僅かな時間ではあるが直射日光を浴びることになる。
なお、上記特許文献1,2には、車体の上に収納部材を設置し、その収納部材から出し入れ可能な雨除け用の板を設ける技術が開示されている。
本発明は、人が車に乗降する際に、直射日光を防ぐことを可能とする車載用日除け装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する第1の発明に係る車載用日除け装置は、
車に搭載される車載用日除け装置であって、
光を透過させない材質で構成され、前記車のボデーパネル又はサイドストラクチャパネルにおいて、ドアが閉められた際に該ドアの内側上端部に接する領域から、出し入れ可能な日除け板と、
前記日除け板を出し入れするためのモータである日除け板モータと、
前記ドアの開角度を計測するドア開角度センサと、
前記日除け板モータの回転角度を計測するポジションセンサと、
前記ドア開角度センサ及び前記ポジションセンサの計測値に基づき、前記日除け板モータに対し、前記開角度に応じて前記日除け板を出し入れするよう制御する、電子制御部とを備える
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第2の発明に係る車載用日除け装置は、
上記第1の発明に係る車載用日除け装置において、
手動モードを選択可能な操作スイッチを備え、
前記電子制御部は、
前記操作スイッチにより前記手動モードが選択されている間は、
前記ドア開角度センサによる計測値が増加し、かつ、前記ポジションセンサによる計測値に基づき前記日除け板が最大の送出位置にないと判断すると、前記ドア開角度センサの計測値に基づき、前記ドアの位置に応じて前記日除け板を送出するように、前記日除け板モータを駆動する制御を行い、
前記ドア開角度センサによる計測値が減少し、かつ、前記ポジションセンサによる計測値に基づき前記日除け板が完全に収納されていないと判断すると、前記ドア開角度センサの計測値に基づき、前記ドアの位置に応じて前記日除け板を閉じるように、前記日除け板モータを駆動する制御を行う
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第3の発明に係る車載用日除け装置は、
上記第2の発明に係る車載用日除け装置において、
日射量を計測する日射センサを備え、
前記操作スイッチは自動モードを選択可能であり、
前記電子制御部は、
前記操作スイッチにより前記自動モードが選択された場合、
前記日射センサの計測値が所定値よりも大きいとき、
前記ドア開角度センサによる計測値が増加し、かつ、前記ポジションセンサによる計測値に基づき前記日除け板が最大の送出位置にないと判断すると、前記ドア開角度センサの計測値に基づき、前記ドアの位置に応じて前記日除け板を送出するように、前記日除け板モータを駆動する制御を行い、
前記ドア開角度センサによる計測値が減少し、かつ、前記ポジションセンサによる計測値に基づき前記日除け板が完全に収納されていないと判断すると、前記ドア開角度センサの計測値に基づき、前記ドアの位置に応じて前記日除け板を閉じるように、前記日除け板モータを駆動する制御を行い、
前記日射センサの計測値が所定値以下であるとき、
前記ポジションセンサによる計測値に基づき前記日除け板が完全に収納されていないと判断すると、前記日除け板を完全に収納するように、前記日除け板モータを駆動する制御を行う
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第4の発明に係る車載用日除け装置は、
上記第3の発明に係る車載用日除け装置において、
第1所定時間を設定するタイマを備え、
前記電子制御部は、
前記操作スイッチにより前記自動モードが選択された場合、
前記日射センサの計測値が所定値よりも大きく、かつ、前記第1所定時間が経過していない間は、
前記ドア開角度センサによる計測値が増加し、かつ、前記ポジションセンサによる計測値に基づき前記日除け板が最大の送出位置にないと判断すると、前記ドア開角度センサの計測値に基づき、前記ドアの位置に応じて前記日除け板を送出するように、前記日除け板モータを駆動する制御を行い、
前記ドア開角度センサによる計測値が減少し、かつ、前記ポジションセンサによる計測値に基づき前記日除け板が完全に収納されていないと判断すると、前記ドア開角度センサの計測値に基づき、前記ドアの位置に応じて前記日除け板を閉じるように、前記日除け板モータを駆動する制御を行い、
前記日射センサの計測値が所定値以下となるか、又は、前記第1所定時間が経過したときには、
前記ポジションセンサによる計測値に基づき前記日除け板が完全に収納されていないと判断すると、前記日除け板を完全に収納するように、前記日除け板モータを駆動する制御を行う
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第5の発明に係る車載用日除け装置は、
上記第3又は4の発明に係る車載用日除け装置において、
前記電子制御部は、
前記操作スイッチにより前記自動モードが選択された場合、
前記ドア開角度センサの計測値が減少すると、前記日除け板モータに対し前記日除け板を完全に収納するように制御する
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第6の発明に係る車載用日除け装置は、
上記第1から5のいずれか1つの発明に係る車載用日除け装置において、
重量を検知する着座センサを備え、
前記電子制御部は、
前記着座センサによる検知の有無が変化してより第2所定時間経過後に、前記日除け板モータに対し前記日除け板を完全に収納するように制御する
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第7の発明に係る車載用日除け装置は、
上記第1から6のいずれか1つの発明に係る車載用日除け装置において、
前記日除け板は、上面視及び下面視において円環の一部を径方向に切り出した形状であり、
前記日除け板を収納することが可能であり、前記日除け板の周方向の移動の案内を可能とするように前記日除け板に対応した形状の、中空部材であり、周方向一端に、前記日除け板を周方向に出し入れ可能とする開口端面が形成され、前記ボデーパネル又は前記サイドストラクチャパネルにおいて、前記ドアの内側上端部に対して接離する領域に沿って、前記開口端面が位置し、かつ、内周側が車両前方側、外周側が車両後方側となる向きに、設けられたハウジングを備える
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第8の発明に係る車載用日除け装置は、
上記第7の発明に係る車載用日除け装置において、
前記日除け板は、上面又は下面の一部に、周方向を向く金属板を備えており、
前記ハウジングは、
上面又は下面において、周方向に所定長延伸し、前記金属板が該所定長間で周方向に移動自在に挿入される、周方向開口部が形成され、
周方向を向き、一端が、該周方向開口部上において前記金属板よりも前記開口端面側に配置され、前記金属板が接離するストッパと、
一端が、前記開口端面と反対側の端面の内側に固定され、他端が、前記日除け板に固定されることで、前記日除け板を押圧する、バネとを有しており、
さらに、
一端が、前記ストッパの他端に固定されており、他端は、前記ハウジングの周方向のうち前記他端面側へ向けて延伸しているラックと、
前記日除け板モータに取り付けられ、前記ラックと螺合することで、前記ラックを周方向に移動させるピニオンとを備える
ことを特徴とする。
本発明に係る車載用日除け装置によれば、人が車に乗降する際に、直射日光を防ぐことができる。
本発明の実施例における可動部の構成を説明する斜視図である。 本発明の実施例における開口端面の配置を説明する車両の部分斜視図である。 本発明の実施例における可動部の動作を説明する上面図である。(a)はドアが一般的な速度で閉められた場合、(b)はドアが開いた場合、(c)はドアが急激に閉められた場合を、それぞれ示している。 本発明の実施例における制御部の構成を説明するブロック図である。 本発明の実施例における日除けシステム操作スイッチを示す斜視図である。 本発明の実施例における制御部の動作の一例を説明するフローチャートである。 本発明の実施例における制御部の動作の一例を説明するフローチャートである。 本発明の実施例における制御部の動作の一例を説明するフローチャートである。
以下、本発明に係る車載用日除け装置を実施例にて図面を用いて説明する。
本実施例に係る車載用日除け装置は、車に搭載され可動部1及び制御部2を備える。
初めに可動部1について説明する。
まず、可動部1の装置構成について図1の斜視図を用いて説明する。可動部1は、主に、日除け板11、ハウジング12、日除け板モータ13、ラック14及びピニオン15を備えている。なお、図1では、明りょう化のため、日除け板11をハウジング12から分離した状態で表しているが、実際には、後述の如く日除け板11がハウジング12に収まり、ドアの開角度に応じて出し入れされる。
日除け板11は、上面視及び下面視において円環の一部を径方向に切り出した形状(図1では中心角45°程度で切り出されたような形状が表されているが、これに限定せず、例えば中心角90°程度で切り出されたような形状であってもよい)をしており、光を透過させない樹脂で構成された中実(又は中空)部材である。また、日除け板11は、上面(又は下面でもよい)の一部に、(上記円環における)周方向を向く金属板11aを備えている。
ハウジング12は、日除け板11を収納可能な中空部材であり、日除け板11の周方向への移動の案内を可能とするため、日除け板11に対応して、上面視及び下面視において円環の一部を径方向に切り出した形状となっている。また、(該円環の)周方向一端に開口端面12aが形成され、この開口端面12aから日除け板11が周方向に出し入れ可能となっている。
さらに、ハウジング12は、図2の車両の部分斜視図に示すように、車両のボデーパネル(又はサイドストラクチャパネル)32において、ドア31の内側上端部31aに対して接離する(ドア31が閉められた際に接する)斜線領域Aに沿って、開口端面12aが位置するようにして、略水平に設けられ、かつ、図1に示すように、内周側が車両前方側、外周側が車両後方側となる向きに設けられる。これによって、日除け板11が斜線領域Aから車両の外側へ向けて出し入れ可能となる。
そして、ハウジング12は、上面(又は下面(金属板11aの配置に対応する側))において、周方向に所定長延伸し、金属板11aが該所定長間において周方向に移動自在に挿入される、周方向開口部12bが形成されている。
また、ハウジング12は、上面(又は下面(金属板11aの配置に対応する側))に、ストッパ12cを備えている。ストッパ12cは、周方向を向き、一端は、周方向開口部12b上における金属板11aよりも開口端面12a側(ドア31側)に配置されることで、金属板11aが接離し、他端には、ラック14が固定されている。
さらに、ハウジング12は、周方向他端面(開口端面12aと反対側の端面)12eの内側に、周方向に日除け板11を押圧する駆動バネ12dの一端が固定されている。なお、図1では駆動バネ12dの他端が固定されていない状態を表しているが、実際には、駆動バネ12dの他端は日除け板11の適切な位置に固定されている。
日除け板モータ13は、制御部2におけるECU20(詳細は後述)の制御に基づき、日除け板11を出し入れするように駆動するモータであり、ハウジング12の端面12eに対し外側から接するようにして固定されている。
ラック14は、一端が、ハウジング12の上面(又は下面)においてストッパ12cの他端に固定されており、他端は、ハウジング12の周方向のうち端面12e側へ向けて延伸している。また、ピニオン15は、日除け板モータ13に取り付けられ、ラック14と螺合することで、ラック14を周方向に移動させることが可能となっている。
次に、可動部1の動作を図3の上面図を用いて説明する。図3(a)はドア31が通常の速度で閉められた場合、図3(b)はドア31が開いた場合、図3(c)はドア31が急激に閉められた場合の可動部1の動作を、それぞれ示している。
なお、以下の日除け板モータ13の駆動は、ECU20が、主に後述するドア開角度センサ及びポジションセンサの計測値に基づき、制御している。
図3(a)の白抜き矢印に示すように、ドア31が通常の速度(所定速度未満)で閉められた場合においては、可動部1は下記[1‐1]〜[1‐5]に示すとおりになる。
[1‐1]日除け板モータ13が駆動し、(ピニオン15を介して)ラック14をドア31から離間する方向へ移動させる。
[1‐2]ラック14が固定されたストッパ12cは、ラック14とともにドア31から離間する方向へ、金属板11aを押しながら移動する。
[1‐3]金属板11aが周方向開口部12bにおけるドア31側と反対側の端部22b‐1まで移動すると、日除け板モータ13が停止し、これによりストッパ12cは停止する。
[1‐4]このとき、金属板11aが固定された日除け板11は、ハウジング12の内部に完全に収納される。
[1‐5]なお、この状態においては、駆動バネ12dは最も収縮した状態となる。
また、図3(b)の白抜き矢印に示すように、ドア31が開くと、可動部1は下記[2‐1]〜[2‐5]に示すとおりになる。
[2‐1]日除け板モータ13が駆動し、(ピニオン15を介して)ラック14をドア31側へ移動させる。
[2‐2]ラック14が固定されたストッパ12cは、ラック14とともにドア31側へ移動する。
[2‐3]金属板11aは、駆動バネ12dのバネ力により、ストッパ12cに追従してドア31側へ移動する。
[2‐4]これによって、金属板11aが固定された日除け板11は、ドア31の開角度θに対応して送出される。
[2‐5]このとき、日除け板11とドア31が、設定された余裕代としての角度θαの間隔を有するようにして、日除け板モータ13の駆動が制御される。
さらに、図3(c)の白抜き矢印に示すように、ドア31が急激に(所定速度以上で)閉められると、可動部1は下記[3‐1]〜[3‐4]に示すとおりになる。
[3‐1]日除け板11がドア31に押圧されることでハウジング12内に完全に収納される。
[3‐2]日除け板11に固定された金属板11aは、周方向開口部12bの端部22b‐1まで移動する。
[3‐3]この時点では、ストッパ12cは未だドア31が開かれた状態における位置から移動していない。
[3‐4]ある程度のタイムラグを有して、日除け板モータ13の駆動により、ピニオン15及びラック14を介してストッパ12cが後から金属板11aに接する位置(図3(a)の位置)まで移動する。
以上が可動部1についての説明である。
以下では制御部2について説明する。
まず、制御部2の装置構成について図4を用いて説明する。図4に示すように、制御部2は、ECU(電子制御部)20、日除けシステム操作スイッチ22、ドア開角度センサ23、ポジションセンサ24及び日射センサ25を備えている。
日除けシステム操作スイッチ22は、本実施例に係る車載用日除け装置を起動するスイッチであり、図5の斜視図に示すように、1つのスイッチでON(手動モード),OFF(停止),AUTO(自動モード)の切り替えが可能となっている。
ドア開角度センサ23は、ドア31の開角度θを計測するセンサである。ポジションセンサ24は、日除け板モータ13の回転角度Rを計測するセンサである。日射センサ25は、日射量を計測するセンサである。
ECU20は、日除けシステム操作スイッチ22によって起動・停止し、ドア31の開角度θに応じて日除け板11の出し入れを制御するものである。具体的には、ECU20は、主に、ドア開角度センサ23及びポジションセンサ24の計測値に基づき、可動部1の日除け板モータ13に対し、ドア31の開角度θに応じて日除け板11を出し入れするよう制御するものである。
以下、ECU20につき、より詳述する。
ECU20は、日除けシステム操作スイッチ22によりONが選択されている間は、ドア開角度センサ23による計測値が増加し、かつ、ポジションセンサ24による計測値に基づき日除け板11が最大送出位置にないと判断すると、ドア開角度センサ23の計測値に基づき、ドア31の位置に応じて日除け板11を送出するように、日除け板モータ13を駆動する制御を行う。
また、ドア開角度センサ23による計測値が減少し、かつ、ポジションセンサ24による計測値に基づき日除け板11が完全に収納されていないと判断すると、ドア開角度センサ23の計測値に基づき、ドア31の位置に応じて日除け板11を閉じるように、日除け板モータ13を駆動する制御を行う。
ここで、ECU20は、日射センサ25の計測値を用いてより好適な制御を行うことができる。
すなわち、ECU20は、日除けシステム操作スイッチ22によりAUTOが選択された場合、日射センサ25の計測値が所定値よりも大きいとき、ドア開角度センサ23による計測値が増加し、かつ、ポジションセンサ24による計測値に基づき日除け板11が最大送出位置にないと判断すると、ドア開角度センサ23の計測値に基づき、ドア31の位置に応じて日除け板11を送出するように、日除け板モータ13を駆動する制御を行う。
また、日射センサ25の計測値が所定値よりも大きいとき、ドア開角度センサ23による計測値が減少し、かつ、ポジションセンサ24による計測値に基づき日除け板11が完全に収納されていないと判断すると、ドア開角度センサ23の計測値に基づき、ドア31の位置に応じて日除け板11を閉じるように、日除け板モータ13を駆動する制御を行う。
また、日射センサ25の計測値が所定値以下であるとき、ポジションセンサ24による計測値に基づき日除け板11が完全に収納されていないと判断すると、日除け板11を完全に収納するように、日除け板モータ13を駆動する制御を行う。
さらに、ECU20は、所定時間(第1所定時間)を設定するタイマ20aを備えており、これによって、より好適な制御を行うことができる。
すなわち、ECU20は、日除けシステム操作スイッチ22によりAUTOが選択された場合、日射センサ25の計測値が所定値よりも大きく、かつ、第1所定時間が経過していない間は、ドア開角度センサ23による計測値が増加し、かつ、ポジションセンサ24による計測値に基づき日除け板11が最大送出位置にないと判断すると、ドア開角度センサ23の計測値に基づき、ドア31の位置に応じて日除け板11を送出するように、日除け板モータ13を駆動する制御を行う。
また、同じく日射センサ25の計測値が所定値よりも大きく、かつ、第1所定時間が経過していない間に、ドア開角度センサ23による計測値が減少し、かつ、ポジションセンサ24による計測値に基づき日除け板11が完全に収納されていないと判断すると、ドア開角度センサ23の計測値に基づき、ドア31の位置に応じて日除け板11を閉じるように、日除け板モータ13を駆動する制御を行う。
また、日射センサ25の計測値が所定値以下となるか、又は、第1所定時間が経過したときには、ポジションセンサ24による計測値に基づき日除け板11が完全に収納されていないと判断すると、日除け板11を完全に収納するように、日除け板モータ13を駆動する制御を行う。
次に、ECU20を中心とした制御部2の動作の一例について、図6A,6B,6Cのフローチャートを用いて説明する。なお、以下では、ECU20による制御(判断を含む)については「ECU20」との主語を省略して説明する。
ステップS1では、車載用日除け装置が起動した場合ステップS2へ移行し、停止となるとステップS2‐1へ移行する。
ステップS2では、日除けシステム操作スイッチ22の状態が、ON,OFF,AUTOのいずれであるかを判断する。ONである場合にはステップS3へ移行し、AUTOである場合にはステップS10へ移行し、OFFである場合にはステップS1へ移行する。
ステップS2‐1では、ポジションセンサ24により計測した回転角度Rから、日除け板11が収納された状態であるか否かを判断する。日除け板11が収納されていればステップS1へ移行する。日除け板11が収納されていなければステップS2‐2へ移行する。
ステップS2‐2では、日除け板11を(一定速度で)収納する。収納後、ステップS1へ移行する。
下記ステップS3〜S9は、日除けシステム操作スイッチ22がONである場合の制御である。
ステップS3では、日除けシステム操作スイッチ22のON状態が保持されているか否かを判断する。保持されていればステップS4へ移行し、保持されていなければステップS1へ移行する。
ステップS4では、ドア開角度センサ23によって対象となるドア31の開角度θの計測を行い、ステップS5では、ステップS4において計測した開角度θを前回値と比較する。比較した結果、開角度θが前回値よりも大きくなっていれば、ドア31は開く方向に操作されていると判断しステップS6へ移行する。開角度θが前回値よりも低くなっていれば、ドア31は閉まる方向に操作されていると判断しステップS8へ移行する。開角度θが前回値と同じであれば、ドア31は停止していると判断しステップS3へ移行する。
ステップS6では、ポジションセンサ24により計測した日除け板モータ13の回転角度Rから、日除け板11が最大送出位置にあるか否かを判断する。日除け板11が最大送出位置にあれば(これ以上日除け板11を送出することができないため)ステップS1へ移行し、日除け板11が最大送出位置になければステップS7へ移行する。
ステップS7では、ドア開角度センサ23により計測した開角度θの値に基づき、ドア31と日除け板11との間に余裕代としての角度θαの間隔を保ちながら日除け板11を送出するように、日除け板モータ13を駆動する。その後ステップS3へ移行する。
ステップS8では、ポジションセンサ24により計測した回転角度Rから、日除け板11が収納された状態であるか否かを判断する。日除け板11が収納されていれば(これ以上日除け板11を閉じることができないため)ステップS1へ移行する。日除け板11が収納されていなければステップS9へ移行する。
ステップS9では、ドア開角度センサ23により計測した開角度θの値に基づき、ドア31と日除け板11との間に角度θαを保ちながら日除け板11を閉じるように日除け板モータ13を駆動する。その後ステップS3へ移行する。
以下、ステップS10〜S24は、日除けシステム操作スイッチ22がAUTOである場合の制御である。
ステップS10では、日射センサ25により計測した日射量が所定値よりも大きいか否かを判断する。所定値よりも大きければ、日除け板11が必要な日射量であると判断しステップS11へ移行する。所定値以下であればステップS1へ移行する。
(ステップS10‐1については後述。)
ステップS11では、ドア開角度センサ23によってドア31の開角度θの計測を行い、ステップS12では、ステップS11において計測した開角度θが0よりも大きいか否かを判断する。開角度θが0よりも大きければ、日除け板11を送出する必要があると判断しステップS13へ移行する。開角度θが0であればステップS1へ移行する。
ステップS13では、タイマ20aにより第1所定時間を設定する。
ステップS14では、車載用日除け装置の起動状態が保持されているか否かを判断する。保持されていればステップS15へ移行し、保持されていなければステップS23へ移行する。
ステップS15では、日射センサ25により計測した日射量が所定値よりも大きい状態が保持されているか否かを判断する。保持されていればステップS16へ移行する。保持されていなければステップS23へ移行する。
(ステップS15‐1については後述。)
ステップS16では、ステップS13において設定した第1所定時間が経過したか否かを判断する。第1所定時間が経過すればステップS23へ移行し、未だ第1所定時間となっていなければステップS17へ移行する。
ステップS17では、ドア開角度センサ23によってドア31の開角度θの計測を行い、ステップS18では、ステップS17において計測した開角度θを前回値と比較する。比較した結果、開角度θが前回値よりも大きくなっていれば、ドア31は開く方向に操作されていると判断しステップS19へ移行する。開角度θが前回値よりも低くなっていれば、ドア31は閉まる方向に操作されていると判断しステップS21へ移行する。開角度θが前回値と同じであれば、ドア31は停止していると判断しステップS15へ移行する。
ステップS19では、ポジションセンサ24により計測した回転角度Rから、日除け板11が最大送出位置にあるか否かを判断する。日除け板11が最大送出位置にあれば(これ以上日除け板11を送出することができないため)ステップS1へ移行し、日除け板11が最大送出位置になければステップS20へ移行する。
ステップS20では、ドア開角度センサ23により計測した開角度θの値に基づき、ドア31と日除け板11との間に余裕代としての角度θαの間隔を保ちながら日除け板11を送出するように、日除け板モータ13を駆動する。その後ステップS15へ移行する。
ステップS21では、ポジションセンサ24により計測した回転角度Rから、日除け板11が収納された状態であるか否かを判断する。日除け板11が収納されていれば(これ以上日除け板11を閉じることができないため)ステップS1へ移行する。日除け板11が収納されていなければステップS22へ移行する。
ステップS22では、ドア開角度センサ23により計測した開角度θの値に基づき、ドア31と日除け板11との間に角度θαを保ちながら日除け板11を閉じるように日除け板モータ13を駆動する。その後ステップS15へ移行する。
ステップS23では、ポジションセンサ24により計測した回転角度Rから、日除け板11が収納された状態であるか否かを判断する。日除け板11が収納されていれば制御を終了し、ステップS1へ移行する。日除け板11が収納されていなければステップS24へ移行する。
ステップS24では、日除け板11を(一定速度で)収納する。収納後、ステップS14へ移行する。
以上が制御部2についての説明である。
なお、本実施例では、日除けシステム操作スイッチ22がAUTOの場合、上記各ステップで説明した制御に加えて、(僅かでも)ドア31を閉める操作が人手によって行われ、ドア開角度センサ23によりドア31の開角度θが小さくなったことを検知すると(すなわち、ドア開度センサ23の計測値が減少すると)、ECU20は、日除け板モータ13に対し日除け板11を完全に収納するように制御するようにしてもよい。
また、本実施例では、ドア31の開角度θの判定に使う安全係数を人手によって可変とするようにツマミの取り付けられたロータリエンコーダを設け、安全係数をカスタマイズ可能としてもよい。
さらに、本実施例では、図4に示すように重量を検知する着座センサ26を設けてもよい。その場合は、図6Cに示すように、ステップS10とステップS11との間に下記ステップS10‐1が、ステップS15とステップS16との間に下記ステップS15‐1が、それぞれ追加される。
ステップS10‐1では、着座センサ26の検知(ON,OFF)に基づき、人が着座しているか否かを判断する。着座している(着座センサ26がONとなってから第2所定時間経過)と判断すればステップS11へ移行する。着座していないと判断すればステップS1へ移行する。
ステップS15‐1では、着座センサ26の検知に基づき、人が着座している状態(着座センサ26がON)がまだ保持されているか否かを判断する。保持されていればステップS16へ移行する。保持されていなければステップS23へ移行する。
また、上記ステップS10‐1,S15‐1において、着座センサ26がONではなく、OFFとなってから第2所定時間経過としてもよい。すなわち、着座センサ26による検知の有無が変化してより、第2所定時間が経過すると、人がドア31から乗降していないと見做すことができ、このような状況においては、日除け板11を自動的に完全に収納するものと設定することができる。
なお、本実施例に係る車載用の日除け装置は、全てのドアに対応して設けても、あるいは特定のドアのみに設けても良い。また、日除け板11及びハウジング12のサイズは、ドアのサイズに応じて設計される。さらに、周方向開口部12bの所定長とは、ドアの最大開角度に日除け板11の最大送出量が対応可能な長さとする。
このようにして、本実施例に係る車載用の日除け装置では、ドアの開角度に応じて日除け板11が出し入れ可能となる。よって、人が車に乗降する際に、直射日光を防ぐことができる。また、本実施例では、ボデーパネル(又はサイドストラクチャパネル)32の中に可動部1が組み込まれ、ドア31が閉じている場合には、これに隠れるため、外観を損なうことがない。
本発明は、車載用の日除け装置として好適である。
1 可動部
2 制御部
11 日除け板
11a 金属板
12 ハウジング
12a 開口端面
12b 周方向開口部
12c ストッパ
12d 駆動バネ
12e 端面
13 日除け板モータ
14 ラック
15 ピニオン
20 ECU(電子制御部)
20a タイマ
22 日除けシステム操作スイッチ
23 ドア開角度センサ
24 ポジションセンサ
25 日射センサ
26 着座センサ
31 ドア
31a 内側上端部
32 ボデーパネル(又はサイドストラクチャパネル)

Claims (8)

  1. 車に搭載される車載用日除け装置であって、
    光を透過させない材質で構成され、前記車のボデーパネル又はサイドストラクチャパネルにおいて、ドアが閉められた際に該ドアの内側上端部に接する領域から、出し入れ可能な日除け板と、
    前記日除け板を出し入れするためのモータである日除け板モータと、
    前記ドアの開角度を計測するドア開角度センサと、
    前記日除け板モータの回転角度を計測するポジションセンサと、
    前記ドア開角度センサ及び前記ポジションセンサの計測値に基づき、前記日除け板モータに対し、前記開角度に応じて前記日除け板を出し入れするよう制御する、電子制御部とを備える
    ことを特徴とする、車載用日除け装置。
  2. 手動モードを選択可能な操作スイッチを備え、
    前記電子制御部は、
    前記操作スイッチにより前記手動モードが選択されている間は、
    前記ドア開角度センサによる計測値が増加し、かつ、前記ポジションセンサによる計測値に基づき前記日除け板が最大の送出位置にないと判断すると、前記ドア開角度センサの計測値に基づき、前記ドアの位置に応じて前記日除け板を送出するように、前記日除け板モータを駆動する制御を行い、
    前記ドア開角度センサによる計測値が減少し、かつ、前記ポジションセンサによる計測値に基づき前記日除け板が完全に収納されていないと判断すると、前記ドア開角度センサの計測値に基づき、前記ドアの位置に応じて前記日除け板を閉じるように、前記日除け板モータを駆動する制御を行う
    ことを特徴とする、請求項1に記載の車載用日除け装置。
  3. 日射量を計測する日射センサを備え、
    前記操作スイッチは自動モードを選択可能であり、
    前記電子制御部は、
    前記操作スイッチにより前記自動モードが選択された場合、
    前記日射センサの計測値が所定値よりも大きいとき、
    前記ドア開角度センサによる計測値が増加し、かつ、前記ポジションセンサによる計測値に基づき前記日除け板が最大の送出位置にないと判断すると、前記ドア開角度センサの計測値に基づき、前記ドアの位置に応じて前記日除け板を送出するように、前記日除け板モータを駆動する制御を行い、
    前記ドア開角度センサによる計測値が減少し、かつ、前記ポジションセンサによる計測値に基づき前記日除け板が完全に収納されていないと判断すると、前記ドア開角度センサの計測値に基づき、前記ドアの位置に応じて前記日除け板を閉じるように、前記日除け板モータを駆動する制御を行い、
    前記日射センサの計測値が所定値以下であるとき、
    前記ポジションセンサによる計測値に基づき前記日除け板が完全に収納されていないと判断すると、前記日除け板を完全に収納するように、前記日除け板モータを駆動する制御を行う
    ことを特徴とする、請求項2に記載の車載用日除け装置。
  4. 第1所定時間を設定するタイマを備え、
    前記電子制御部は、
    前記操作スイッチにより前記自動モードが選択された場合、
    前記日射センサの計測値が所定値よりも大きく、かつ、前記第1所定時間が経過していない間は、
    前記ドア開角度センサによる計測値が増加し、かつ、前記ポジションセンサによる計測値に基づき前記日除け板が最大の送出位置にないと判断すると、前記ドア開角度センサの計測値に基づき、前記ドアの位置に応じて前記日除け板を送出するように、前記日除け板モータを駆動する制御を行い、
    前記ドア開角度センサによる計測値が減少し、かつ、前記ポジションセンサによる計測値に基づき前記日除け板が完全に収納されていないと判断すると、前記ドア開角度センサの計測値に基づき、前記ドアの位置に応じて前記日除け板を閉じるように、前記日除け板モータを駆動する制御を行い、
    前記日射センサの計測値が所定値以下となるか、又は、前記第1所定時間が経過したときには、
    前記ポジションセンサによる計測値に基づき前記日除け板が完全に収納されていないと判断すると、前記日除け板を完全に収納するように、前記日除け板モータを駆動する制御を行う
    ことを特徴とする、請求項3に記載の車載用日除け装置。
  5. 前記電子制御部は、
    前記操作スイッチにより前記自動モードが選択された場合、
    前記ドア開角度センサの計測値が減少すると、前記日除け板モータに対し前記日除け板を完全に収納するように制御する
    ことを特徴とする、請求項3又は4に記載の車載用日除け装置。
  6. 重量を検知する着座センサを備え、
    前記電子制御部は、
    前記着座センサによる検知の有無が変化してより第2所定時間経過後に、前記日除け板モータに対し前記日除け板を完全に収納するように制御する
    ことを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載の車載用日除け装置。
  7. 前記日除け板は、上面視及び下面視において円環の一部を径方向に切り出した形状であり、
    前記日除け板を収納することが可能であり、前記日除け板の周方向の移動の案内を可能とするように前記日除け板に対応した形状の、中空部材であり、周方向一端に、前記日除け板を周方向に出し入れ可能とする開口端面が形成され、前記ボデーパネル又は前記サイドストラクチャパネルにおいて、前記ドアの内側上端部に対して接離する領域に沿って、前記開口端面が位置し、かつ、内周側が車両前方側、外周側が車両後方側となる向きに、設けられたハウジングを備える
    ことを特徴とする、請求項1から6のいずれか1項に記載の車載用日除け装置。
  8. 前記日除け板は、上面又は下面の一部に、周方向を向く金属板を備えており、
    前記ハウジングは、
    上面又は下面において、周方向に所定長延伸し、前記金属板が該所定長間で周方向に移動自在に挿入される、周方向開口部が形成され、
    周方向を向き、一端が、該周方向開口部上において前記金属板よりも前記開口端面側に配置され、前記金属板が接離するストッパと、
    一端が、前記開口端面と反対側の端面の内側に固定され、他端が、前記日除け板に固定されることで、前記日除け板を押圧する、バネとを有しており、
    さらに、
    一端が、前記ストッパの他端に固定されており、他端は、前記ハウジングの周方向のうち前記他端面側へ向けて延伸しているラックと、
    前記日除け板モータに取り付けられ、前記ラックと螺合することで、前記ラックを周方向に移動させるピニオンとを備える
    ことを特徴とする、請求項7に記載の車載用日除け装置。
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