JP2017102251A - 光変調器モジュール - Google Patents

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Yoshimichi Morita
佳道 森田
芳幸 加茂
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Abstract

【課題】光変調器集積半導体レーザ、高周波信号を伝送するための信号線路、および終端抵抗を基板上に実装した光変調器モジュールにおいて、光変調器モジュールの小型化とパッド面積拡大による周波数帯域劣化の回避を同時に満足する。【解決手段】光変調器4の導波路延伸方向に対して、信号線路6と終端抵抗8とを、同じ側に配置することにより、光変調器モジュール1を小型化できる。光変調器4のボンディングパッド10にワイヤ11(a)とワイヤ11(b)を重ねて打つので、パッド面積を拡大する必要がなく周波数帯域を維持できる。【選択図】図1

Description

この発明は、光ファイバ通信用の光送信器などに用いられる光変調器モジュールに関し、特にその実装構造に関する。
高速・長距離用の光ファイバ通信用光送信器の光源として、半導体基板上に半導体レーザと半導体光変調器をモノリシックに集積した光変調器集積半導体レーザが有用である。光変調器集積半導体レーザを光変調器モジュールとして実装する方法として、特許文献1のように、高周波信号を伝送するための信号線路と終端抵抗の間に光変調器集積半導体レーザを配置し、2本のワイヤボンドを直線上に打って接続する構造、および、特許文献2のように、信号線路と終端抵抗を光変調器集積半導体レーザに対して同じ側に配置して、2本のワイヤボンドを打って接続する構造が知られている。
また、特許文献3のように、ワイヤボンディングを重ねて打つ方法が知られている。
特開平9−90302号公報(要約、図1) 特開平10−275957号公報(段落0019〜0023、図6) 特開平10−125710号公報(段落0009〜0013)
ところで、近年は光変調器モジュールに対してより一層の小型化が要求されており、この場合、特許文献2のように信号線路と終端抵抗を光変調器集積半導体レーザの導波路延伸方向に対して、左右どちらか同じ側に配置した方が有利である。しかし、そのような配置にした場合には、スティッチボンディングによる連続ワイヤが採用できなくなる。その理由は、連続ワイヤは特許文献1のように、ワイヤボンディングの3点間が概ね一直線に並んだ場合にのみ安定して形成できるものであり、3点間のなす角が175度未満になるとワイヤ形状が安定しないためである。このため、特許文献2の構造ではパッド面積を大きくしてワイヤボンドを2本に分けて打たねばならず、寄生容量の増加による電気信号の周波数帯域劣化を伴う。
このように、信号線路と終端抵抗を半導体光変調器の導波路延伸方向に対して左右どちらか同じ側に配置した構造を適用すると、モジュールサイズを縮小してコストを低減することができるが、パッド面積拡大による周波数帯域劣化が発生するという問題がある。
この発明は上記の問題点を解決するためになされたもので、信号線路と終端抵抗を半導体光変調器の導波路延伸方向に対して左右どちらか同じ側に配置してモジュールサイズを縮小することと、パッド面積拡大による周波数帯域劣化の回避を同時に満足することができる光変調器モジュールを提供することを目的とする。
この発明の光変調器モジュールは、基板上に設置され、半導体レーザから出力されるレーザ光を高周波電気信号に基づき変調する半導体光変調器と、高周波信号を伝送するための信号線路と、信号線路を終端させるための終端抵抗と、半導体光変調器の信号入力パッドと信号線路との間を接続する第1のワイヤと、信号入力パッドと終端抵抗の非接地側のパッドとの間を接続する第2のワイヤとを備え、信号線路と終端抵抗は半導体光変調器の導波路延伸方向の左右どちらか同じ側に設置され、信号入力パッドは、第1のワイヤ、又は第2のワイヤのどちらか大きい方を単独にボンディングできる面積より大きく、かつ、第1のワイヤと第2のワイヤとを並列してボンディングできる面積より小さく、
第1のワイヤと前記第2のワイヤとは、信号入力パッド上で重ねてボンディングされることを特徴とする。
この発明においては、モジュールサイズの縮小と、周波数帯域劣化の回避を同時に満足することができる
この発明の実施の形態1における光変調器モジュールの構造を模式的に表す図である。 この発明の実施の形態1のワイヤの重ね打ち部分の拡大図である。 この発明の実施の形態2における光変調器モジュールの構造を模式的に表す図である。 この発明の実施の形態2のバンプとワイヤの重ね打ち部分の拡大図である。
本発明の実施の形態に係る半導体装置について図面を参照して説明する。同じ、又は対応する構成要素には同じ符号を付し、説明の繰り返しを省略する場合がある。
実施の形態1
図1は、本発明の実施の形態1における光変調器モジュールの実装構造を模式的に表す図であり、(a)はその上面図、(b)はその側面図である。図1において、1は光変調器モジュール、2はサブマウント、3は光変調器4と半導体レーザ5が同一の半導体基板上に形成された光変調器集積半導体レーザ、6は誘電体基板7上に形成された高周波信号を伝送するための信号線路、8は信号線路6を終端させるための終端抵抗である。
信号線路6にはボンディングパッド9が形成され、光変調器4には信号入力パッドとなるボンディングパッド10が形成され、ワイヤ11(a)により接続される。
また、終端抵抗8の一端にはボンディングパッド12が接続され、他端はスルーホール13を介してサブマウント2の裏面に接地される。ボンディングパッド12とボンディングパッド10は、ワイヤ11(b)で接続される。11(c)は、ボンディングパッド9と10を結ぶ直線と、ボンディングパッド12と10を結ぶ直線とがなす角度、言い換えると、ワイヤ11(a)とワイヤ11(b)とがなす角度である。
14は光変調器4を外部から駆動する高周波信号源であり、信号線路6と接続される。
光変調器モジュール1の小型化のため、光変調器4の導波路延伸方向に対して、信号線路6と終端抵抗8とが、同じ側に配置されている。
特許文献1の図1のように、光変調器4の導波路延伸方向に対して、信号線路6と終端抵抗8とが異なる側に配置され、信号線路6、光変調器4、および終端抵抗8のボンディングパッドの3点間がほぼ直線上にある場合は、3点間を1本の連続したワイヤによりスティッチボンディングすることができる。しかし、本実施の形態では、ボンディングパッド3点間のなす角度11(c)は5度から175度、好ましくは30度〜150度程度、この図の例では約60度であり、直線上、すなわち180度にはできないため、1本の連続したワイヤでボンディングすることができない。
このため、この実施の形態においては、ワイヤ11(a)とワイヤ11(b)は、以下のように2本に分けてボンディングされる。ボンディングは、特許文献3と同様のワイヤボンダを用いて、金線やアルミ線などによりおこなう。
まず、ワイヤ11(a)を接続するため、ワイヤボンダのキャピラリの先端にボールを形成し、キャピラリを信号線路6のボンディングパッド9の上に移動し、ボールボンディングをおこなう。続いてワイヤを繰り出しながら、ワイヤボンダのキャピラリを光変調器4のボンディングパッド10の上に移動し、ウェッジボンディングをおこない、ワイヤを切断する。図2は、ワイヤ11(a)のウェッジボンディング部分の拡大図であり、ワイヤが押しつぶされて扁平化した形状となる。
なお、ウェッジボンディング後にワイヤを切断するか、切断せずに連続してスティッチボンディングするかは、ワイヤボンダのクランプ機構を用いて選択することができ、ワイヤをクランプしてキャピラリを持ち上げれば切断され、クランプしなければスティッチボンディングすることができる。
次に、ワイヤ11(b)を接続するため、ワイヤボンダのキャピラリの先端にボールを形成し、キャピラリを光変調器4のボンディングパッド10の上に移動し、ウェッジボンディングにより扁平化したワイヤ11(a)の上に重ねて、ボールボンディングをおこなう。続いてワイヤを繰り出しながら、ワイヤボンダのキャピラリを終端抵抗8のボンディングパッド12の上に移動し、ウェッジボンディングをおこない、ワイヤを切断する。
図2は、ワイヤ11(b)のボールボンディング部分の拡大図であり、ワイヤ11(a)のウェッジボンディング部分の上に、ワイヤ11(b)のボールボンディング部分が重ね打ちされている。
以上のようにして図1の光変調器モジュールが完成する。
上記の手順の代わりに、ワイヤ11(b)の接続の際に、最初に終端抵抗8のボンディングパッド12の上にボールボンディングをおこない、続いてウェッジボンディングにより扁平化したワイヤ11(a)の上に重ねて、ウェッジボンディングをおこなうこともできるが、ウェッジボンディングの上にボールボンディングを重ねた方が、ワイヤを切断する際に光変調器4に与えるダメージを軽減することができる。
また、ワイヤ11(a)とワイヤ11(b)の順番を入れ替えて、最初にワイヤ11(b)を接続するために、ボンディングパッド12にボールボンディングし、続いてボンディングパッド10にウェッジボンディングをおこないワイヤを切断し、次にワイヤ11(a)を接続するために、ボンディングパッド10にボールボンディングをおこない、続いてボンディングパッド9にウェッジボンディングをおこない、ワイヤを切断しても良い。
光変調器4のボンディングパッド10は、ワイヤ11(a)、またはワイヤ11(b)のどちらか大きい方を単独にボンディングできる面積より大きく、ワイヤ11(a)とワイヤ11(b)とを並列してボンディングできる面積より小さくする。これにより、信号入力パッドの容量を小さくすることができ、パッド面積拡大による帯域劣化を回避することができる。たとえば25μmΦの金線を用いる場合、パッドの大きさはボール部分の大きさを考慮して、50μm角/本程度以上である。2本ワイヤを打つ場合は、50μm角x2の面積が必要となるが、本実施の形態では50μm角とすることができる。
以上のように、実施の形態1では、光変調器4の導波路延伸方向に対して、信号線路6と終端抵抗8とが、同じ側に配置されているので、光変調器モジュール1を小型化できるとともに、光変調器4のボンディングパッド10にワイヤを重ねて打つので、パッド面積を拡大する必要がなく周波数帯域を維持できるという効果がある。
これにより、モジュールサイズ縮小によるコスト低減と、パッド面積拡大による周波数帯域劣化の回避を同時に満足することができる。
実施の形態2
図3は、実施の形態2における光変調器モジュールの実装構造を模式的に表す図であり、(a)はその上面図、(b)はその側面図である。図3において、31はバンプであり、実施の形態1と同一符号は、実施の形態1と同一または相当する構成要素である。
本実施の形態が実施の形態1と異なる点は、光変調器4のボンディングパッド10の上にバンプ31が形成され、その上にワイヤ11(a)とワイヤ11(b)が打たれる点にある。バンプ31が緩衝材の役割を果たすことで、実施の形態1に比べて、ワイヤボンド時の光変調器4へのダメージを軽減することができる。
バンプ31の形成は、以下のようにおこなう。
まず、ワイヤボンダのキャピラリの先端にボールを形成し、キャピラリを光変調器4のボンディングパッド10の上に移動し、ボールボンディングをおこなう。キャピラリを上方に移動する際に、クランプ機構によりワイヤをクランプしてキャピラリを移動することにより、ワイヤがボールの根元から切断され、ボンディングパッド10の上にバンプ31が形成される。
その後は、実施の形態1と同様に、ワイヤ11(a)とワイヤ11(b)を接続して図1の光変調器モジュールが完成する。
上記の実施の形態1および2では、光変調器集積半導体レーザを用いる例を示したが、光変調器集積半導体レーザの代わりに、単体の光変調器や、光変調器集積半導体レーザにさらにSOAなど集積した半導体光素子を用いることもできる。
また、ワイヤボンダを用いてバンプを形成したが、半導体のウエハプロセスを用いて形成してもよい。
1 光変調器モジュール
2 サブマウント
3 光変調器集積半導体レーザ
4 光変調器
5 半導体レーザ
6 信号線路
8 終端抵抗
9、10、12 ボンディングパッド
11(a)、11(b) ワイヤ
31 バンプ

Claims (4)

  1. 基板と、
    前記基板上に設置され、半導体レーザから出力されるレーザ光を高周波電気信号に基づき変調する半導体光変調器と、
    前記基板上に設置され、前記高周波信号を伝送するための信号線路と、
    前記基板上に設置され、前記信号線路を終端させるための終端抵抗と、
    前記半導体光変調器の信号入力パッドと前記信号線路との間を接続する第1のワイヤと、
    前記信号入力パッドと前記終端抵抗の非接地側のパッドとの間を接続する第2のワイヤと、を備え、
    前記信号線路と前記終端抵抗は前記半導体光変調器の導波路延伸方向の左右どちらか同じ側に設置され、
    前記信号入力パッドは、前記第1のワイヤ、又は前記第2のワイヤのどちらか大きい方を単独にボンディングできる面積より大きく、かつ、前記第1のワイヤと前記第2のワイヤとを並列してボンディングできる面積より小さく、
    前記第1のワイヤと前記第2のワイヤとは、前記信号入力パッド上で重ねてボンディングされることを特徴とする光変調器モジュール。
  2. 前記第1のワイヤと前記第2のワイヤの重ね方が、ウェッジボンディングにより扁平化したワイヤの上に、ボールボンディングのボール部が重ねられたものであることを特徴とする請求項1に記載の光変調器モジュール。
  3. 前記信号入力パッドの上にバンプが形成され、その上に前記第1のワイヤと前記第2のワイヤがボンディングされることを特徴とする請求項1に記載の光変調器モジュール。
  4. 前記半導体光変調器が、光変調器と半導体レーザが集積された光変調器集積半導体レーザであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の光変調器モジュール。
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