JP2017101495A - 固定金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】より幅広く厚みの異なる梁材に床材を取付固定することのできる固定金具。【解決手段】固定金具10は、複数の螺合部材31,32と、床材8の上面8aで複数の開口部81に跨って載置され、複数の挿入孔が複数の開口部81にそれぞれ対応する位置に形成された上金具2と、開口部81の開口寸法よりも狭幅で側面視棒状に形成され、複数のねじ孔が上金具2の挿入孔にそれぞれ対応する位置に形成された下金具1と、上金具2と下金具1の間に配置され、開口部81の開口寸法よりも狭幅で、ねじ孔が形成された固定部材4と、を備え、複数の螺合部材31,32は、床材8の上面8aに上金具2が配置され、梁材9のフランジ部92の下面に下金具1の一端部が当接し、他端部がフランジ部92から離間する方向に延びるよう下金具1が配置された状態で、上金具2の挿入孔を通り、下金具1のねじ孔を通ることで上金具2と下金具1を連結する。【選択図】図1

Description

本発明は、グレーチングフロアなどの床材を梁材に取付固定する固定金具に関する。
複数の開口部を有する床材が梁材に固定され、記床材の上面に載置される上金具と、側面視形状がコ字状に形成され、床材の開口部の幅より狭幅に形成された下金具と、上金具の上面から挿入されて上金具及び下金具を連結するボルトと、を備え、ボルトを締め付けて、上金具及び梁材のフランジ部を挟み込むよう配置した下金具の距離を近づけることにより、下金具の角度姿勢を変化させて梁材を掴むものが提案されている(特許文献1参照)。
特開2011−184862
しかしながら、特許文献1のような固定金具では、下金具のコ字状部分で挟み込める厚みに形成されたフランジ部を有する梁材にのみしか対応できなかったため、より多様な厚みを有する梁材に固定することができる固定金具が求められていた。
本発明は、上述した技術背景に鑑み、より幅広く厚みの異なる梁材に床材を取付固定することのできる固定金具の提供を目的とする。
即ち、本発明は下記[1]〜[3]に記載の構成を有する。
[1] 所定の間隔で幅方向に延びる開口部が上面に形成された床材を、梁材上で固定する固定金具であって、
複数の螺合部材と、
前記床材の上面で複数の前記開口部に跨って載置され、前記螺合部材が挿入される複数の挿入孔が複数の前記開口部にそれぞれ対応する位置に形成された上金具と、
前記開口部の前記幅方向と直交方向の開口寸法よりも狭幅で側面視棒状に形成され、前記螺合部材が螺合される複数のねじ孔が前記上金具の複数の前記挿入孔にそれぞれ対応する位置に形成された下金具と、
前記上金具と前記下金具の間に配置され、前記開口部の前記幅方向と直交方向の開口寸法よりも狭幅で、前記螺合部材が螺合されるねじ孔が形成された固定部材と、
を備え、
前記複数の螺合部材は、前記床材の上面に前記上金具が配置され、前記梁材の有するフランジ部の下面に前記下金具の一端部が当接し、他端部がフランジ部から離間する方向に延びるよう前記下金具が配置された状態で、前記上金具の前記複数の挿入孔を通って、前記下金具の前記複数のねじ孔を通ることで前記上金具及び前記下金具を連結し、
前記フランジ部から離間して位置する前記螺合部材は、前記上金具及び前記下金具の間で前記固定部材を螺合していることを特徴とする固定金具。
[2] 前記下金具は、前記一端部の上面に鋸歯状の歯部を有することを特徴とする前項1に記載の固定金具。
[3] 前記下金具は、金属板が屈曲形成されてなる側板を有し、断面視でコ字状に成形されることを特徴とする前項1または2に記載の固定金具。
上記[1]に記載の発明によれば、所定の間隔で幅方向に延びる開口部が上面に形成された床材を、梁材上で固定する固定金具であって、複数の螺合部材と、床材の上面で複数の開口部に跨って載置され、螺合部材が挿入される複数の挿入孔が複数の開口部にそれぞれ対応する位置に形成された上金具と、開口部の幅方向と直交方向の開口寸法よりも狭幅で側面視棒状に形成され、螺合部材が螺合される複数のねじ孔が上金具の複数の挿入孔にそれぞれ対応する位置に形成された下金具と、上金具と下金具の間に配置され、開口部の幅方向と直交方向の開口寸法よりも狭幅で、螺合部材が螺合されるねじ孔が形成された固定部材と、を備え、複数の螺合部材は、床材の上面に上金具が配置され、梁材の有するフランジ部の下面に下金具の一端部が当接し、他端部がフランジ部から離間する方向に延びるよう下金具が配置された状態で、上金具の複数の挿入孔を通って、下金具の複数のねじ孔を通ることで上金具及び下金具を連結し、フランジ部から離間して位置する螺合部材は、上金具及び下金具の間で固定部材を螺合しているので、棒状に形成された下金具の一端部が梁材のフランジ部の下面に当接し、他端部がフランジ部から離間する方向に延びるように配置された状態で、複数の螺合部材で上金具及び下金具を連結させることにより、上金具及び下金具を複数の箇所で螺合させて、安定して固定させることができる。
下金具が棒状に形成されていることから、フランジ部の厚みに依存することなく複数の螺合部材によって上金具及び下金具を連結させて、床材を梁材上に固定させることができ、より多様な厚みを有する梁材に固定することができる。
床材の下面には固定部材が取り付けられているので、複数の螺合部材を用いて固定金具を床材に固定させる際に、複数の螺合部材のうちフランジ部から離間して位置する螺合部材が固定部材に螺合され、固定部材が床材の下面に当接することにより、当該螺合部材の床材の上面側へのそれ以上上方への浮き上がりを防止する。
上記[2]に記載の発明によれば、下金具は、一端部の上面に鋸歯状の歯部を有するので、下金具の一端部上面に設けられた歯部を梁材のフランジ部の下面に当接させた状態で固定金具を固定させることによって、歯部がフランジ部の下面に食い込み、より強固に床材を梁材上に固定させることができる。
上記[3]に記載の発明によれば、下金具は、金属板が屈曲形成されてなる側板を有し、断面視でコ字状に成形されるので、下金具は、金属板が屈曲形成されることにより中空状に形成されているため、軽量で作業時にも取り扱い易く、低コストである。
本発明に係る固定金具が用いられる架構構造の一例について説明するための斜視図である。 本発明の上金具、下金具及び螺合部材の全体斜視図である。 本発明の下金具を説明するための説明図である。 本発明の上金具を説明するための説明図である。 本発明の固定部材を説明するための斜視図である。 本発明の固定金具を説明するための斜視図である。 本発明の固定金具を床材に取り付けた状態を説明する平面図である。 本発明の固定金具を説明するためのD−D断面図である。 本発明の固定金具を説明するためのE−E断面図である。 本発明の固定金具の取付方法を説明するための説明図である。 本発明の別実施形態に係る固定金具を説明するための説明図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、固定金具10が用いられる架構構造100の一例について説明するための斜視図、図2は、上金具2、下金具1及び螺合部材3の全体斜視図、図3は、下金具1を説明するための説明図、図4は、上金具2を説明するための説明図、図5は、固定部材4を説明するための斜視図、図6は、固定金具10を説明するための斜視図、図7は、固定金具10を床材8に取り付けた状態を説明する平面図、図8は、固定金具10を説明するためのD−D断面図、図9は、固定金具10を説明するためのE−E断面図、図10は、固定金具10の取付方法を説明するための説明図、図11は、別実施形態に係る固定金具20を説明するための説明図である。
図1〜10に基づいて、床面を形成する構造材である床材8を梁材9上に敷設する際に用いられる本発明の固定金具10の一例について説明する。
以降では、図7に示す床材8の上下方向を幅方向、紙面に対し垂直な方向を上下方向として説明する。
床の架構構造100は、梁材9上に床材8(グレーチングパネル)が設置固定されて構成されたものである。
梁材9は、例えば、フランジ部92の形成されたH形鋼が用いられ、梁材9の両端部が図示しない柱に支持されている。
梁材9としては、フランジ部92が形成されたものであればよく、CチャンネルやI形鋼など、H形鋼以外のものが採用されるのであってもよい。
床材8は、金属からなり、平面視で、例えば、長方形状に形成されてなり、複数の床材8が梁材9上で隙間なく敷き並べられて固定されることにより、床が構成されている。
床材8は、平坦な上面8aから下方に直角に折り曲げた側部を有し、更に、側部の下端にそれぞれ形成された一対のリップ部83が設けられている。
リップ部83は、床材8の側部の下端が屈曲形成されてなり、床材8の幅方向端部から内向きに形成され、床材8の幅方向に直交する方向(長手方向)に沿って、床材8の幅方向両端部にそれぞれ対をなすよう設けられる。
床材8は、その上面8aに所定の間隔dで床材8の幅方向に延びる開口部81が形成されている。
開口部81は、床材8の幅方向と直交方向における開口寸法X(開口部81の短手方向における開口寸法X)が、開口部81の上方から作業者が指を挿し入れることが可能な程度の寸法に設定されている。
床材8の表面には、歩行者などが床面を歩行する際の滑り止めとなるよう、例えば、各開口部81の間などに断面角錐形の凸部82が複数設けられている。
固定金具10には、下金具1と、上金具2と、固定部材4と、上下金具1,2及び固定部材4とを連結する複数の螺合部材3(31,32)と、が設けられている。
螺合部材3としては、例えば、ねじなどが用いられ、その断面最大寸法が開口部81の幅方向と直交方向の開口寸法Xよりも狭幅に形成されたものが採用される。
図3に示すように、下金具1は、側面視形状が棒状に形成され、金属板が下方に直角に曲げ加工されてなる底板12及び側板11を有し、断面コ字状となるように成形されている。
下金具1の幅寸法Wは、開口部81の幅方向と直交方向の開口寸法Xよりも狭幅に形成されている。
下金具1は、金属板が屈曲形成されてなる側板11を有し、断面視でコ字状に成形されるので、下金具1は、金属板が屈曲形成されることにより中空状に形成されているため、軽量で作業時にも取り扱い易く、低コストである。
下金具1は、その一端側において、両側板11の上面に先端が尖った鋸歯状の歯部111が形成されている。
下金具1の底板12には、ねじなどの螺合部材3が挿入される複数のねじ孔121,122が形成されている。
この例では、ねじ孔121,122は、底板12の幅方向略中央で一列に2つ並べられて形成されており、以降では、下金具1の一端側に設けられたねじ孔121を「第1ねじ孔121」、他端側に設けられたねじ孔122を「第2ねじ孔122」として説明する。
上金具2は、金属板が屈曲形成されてなるものであり、床材8の上面8aで複数の開口部81に跨って載置される。
上金具2は、床材8の上面8aに被せられるように載置される掛止部21と、床材8の開口部81に嵌め込まれるように載置される嵌合部22と、を有している。
上金具2の掛止部21は、床材8の隣接する開口部81の間の床材8の上面8aに被せられるように載置される第1掛止部211と、第1掛止部211が被せられた床材8上面8aの左右両側の床材8の上面8aの一部に載置される第2掛止部212,213と、からなる。
第1掛止部211の上金具2の側壁の厚み寸法を除いた幅寸法W21は、開口部81間に設けられた床材8の上面8aの所定の間隔dと略同等、或いは所定の間隔dよりも僅かに大きい寸法に形成されている。
第2掛止部212,213の幅寸法W23は、その幅寸法W23が開口部81間に設けられた床材8の上面8aの所定の間隔dよりも短い寸法に設定され、床材8の上面8aの端部に掛止されるよう形成される。
上金具2の嵌合部22は、第1掛止部211の両側に一体的に設けられており、床材8の隣接する開口部81にそれぞれ嵌め込まれるよう構成されている。
嵌合部22の幅寸法(上金具2の側壁の厚み寸法を含む)W22は、開口部81の幅方向と直交方向の開口寸法Xよりも狭幅に形成されている。
各嵌合部22には、螺合部材3を上金具2の上部から挿入可能な挿入孔221,222が中央部にそれぞれ形成されており、嵌合部22の上面位置は、螺合部材3が嵌合部22に螺合固定された際に、少なくとも螺合部材3の頭部が床材8の上面8a位置よりも突出することがないように設定されている。
固定金具10は、上金具2、下金具1及び螺合部材3に加えて、更に、固定部材4を備える。
固定部材4には、例えば、金属製の板状プレートが採用され、その一端にねじ孔41が形成されている。
この例では、固定部材4は、平面視で長方形状に形成され、固定部材4の幅寸法Wは、開口部81の幅方向と直交方向の開口寸法Xよりも狭幅に形成されている(図5(c)及び図7参照)。
以下では、図10に基づいて、上述した固定部材4の床材8及び梁材9への取り付け方法を説明する。
まず、梁材9のフランジ部92の上面91が水平になるように、梁材9が所定の間隔で隣接配置され、この梁材9間のフランジ部92の上面91に床材8が載置される。
この時、床材8の開口部81は、梁材9の長さ方向に対して平行に配置されている。
上金具2、下金具1及び固定部材4は、予め、固定金具10として一体化させておき、床材8の上方から、下金具1が取り付けられるフランジ部92の最も近くに位置する開口部81から固定金具10を挿入させる。
具体的には、図10(a)に示すように、上金具2の一方の挿入孔221及び下金具1の第1ねじ孔121に1つ目の螺合部材31(以降、「第1螺合部材31」と記す。)を挿入させ、上金具2の他方の挿入孔222及び固定部材4のねじ孔41に2つ目の螺合部材32(以降、「第2螺合部材32」と記す。)を挿入させて、上金具2のそれぞれの挿入孔221,222に挿入した螺合部材31,32を介して下金具1及び固定部材4を連結させた状態で、下金具1及び固定部材4を開口部81の長手方向に沿った姿勢(下金具1及び固定部材4の長さ方向の向きが開口部81の長手方向と一致する姿勢)としておき、下金具1及び固定部材4のみを開口部81に挿入させる。
この時、第1螺合部材31及び第2螺合部材32の締め付けは、下金具1、上金具2及び固定部材4との間に遊びを持たせる程度(下金具1と上金具2とが連結状態にあって外れない状態)にしておく。
固定金具10は、開口部81の幅方向の開口寸法Yの範囲であれば、何れの位置から挿入されるのであってもよい。
図10(b)に示すように、上金具2が床材8の上面8aに当接されるまで下金具1及び固定部材4を床材8の内側に挿入させる。
上金具2の第1掛止部211は、床材8の開口部81間の上面8aに被せられるようにして載置され、第2掛止部212,213は、第1掛止部211が載置された床材8の上面8aと開口部81を介して隣接する床材8の上面8aの端部に載置される。
この時、固定部材4は、第1螺合部材31に取り付けられた下金具1と異なる高さ位置に位置するよう第2螺合部材32に取り付けられているのであってもよい。
次に、図10(c)に示すように、第1螺合部材31を引き上げて回転させることによって、下金具1の一端側に設けられた歯部111がフランジ部92の下面に位置するように下金具1の姿勢を変化させ、第2螺合部材32が下金具1の第2ねじ孔122に螺合可能な位置に配置させ、下金具1がこの姿勢のままで第1螺合部材31を締め付ける。
下金具1が第1螺合部材31の回転に伴って回転して姿勢を変える際に、下金具1の端部が第2螺合部材32にぶつかるなどする場合には、一時的に第2螺合部材32を引き上げた状態で第1螺合部材31を回転させるとよい。
続いて、図10(d)に示すように、下金具1が略水平状態となるように、下金具1の第2ねじ孔122に螺合させた第2螺合部材32を工具などで締め付けて、上金具2と下金具1の距離を近づけていき、床材8の上面8aから開口部81を介して挿し入れた指などを使って固定部材4を回転させるなどして、床材8の下面に近接するまで固定部材4を移動させる。
固定部材4は、第2螺合部材32に取り付けられた状態で上方へ回転移動させるため、この状態において回転動作に支障がない程度の長さ寸法に設定しておく必要があると共に、固定部材4の長手方向長さ寸法は、開口部81を介して床材8の上方へ抜け出さない程度の寸法、即ち、少なくとも開口部81の開口寸法Xよりも大きい寸法に設定しておく必要がある。
次に、図10(e)に示すように、第1螺合部材31を更に締め付けて、下金具1の歯部111をフランジ部92の下面に食い込ませるようにして、下金具1を梁材9に強固に固定させる。
下金具1は、一端部の上面に鋸歯状の歯部111を有するので、下金具1の一端部上面に設けられた歯部111を梁材9のフランジ部92の下面に当接させた状態で固定金具10を固定させることによって、歯部111がフランジ部92の下面に食い込み、より強固に床材8を梁材9上に固定させることができる。
第1螺合部材31を更に締め付けて上金具2と下金具1の距離を近づける際に、第2螺合部材32に取り付けた固定部材4を床材8の下面に当接するよう位置させておくことにより、下金具1の一端部側における第1螺合部材31の締め付けよる下金具1の他端側における上金具2の浮き上がりを防止することができる。
最後に、第1螺合部材31及び第2螺合部材32が振動等により安易に緩むことがないように、第1螺合部材31及び第2螺合部材32を強固に締め付けておく。
上述したように、第1螺合部材31を螺合させる際に、第2螺合部材32が予め下金具1に取り付けられていれば、第1螺合部材31の回転に伴って下金具1が水平方向に回転するのを防止することができ、下金具1の姿勢を維持したまま固定金具10の固定作業を容易に行うことができる。
以上のようにして、上述した固定金具10を用いて床材8を梁材9に固定することができる。
尚、固定金具10を取り外す場合は、螺合部材31,32を緩めることで、上金具2と下金具1とが離間する方向に移動するため、取り外すことができる。
上述した取り付け方法では、螺合部材31,32を上下金具1,2に取り付けた状態で床材8に取り付けるよう説明したが、この方法に限定されるものではなく、予め1本の螺合部材のみで連結された固定金具10が取り付けられるのであってもよい。
例えば、上金具2の挿入孔222に第2螺合部材32を挿入し、固定部材4のねじ孔41及び下金具1のねじ孔122に挿入して各部材1〜4を一体化させ、固定部材4及び下金具1を床材8の開口部81の長手方向に沿った姿勢にした状態で、下金具1及び固定部材4のみを開口部81に挿入させる。
続いて、第2螺合部材32を回転させて、下金具1の歯部111がフランジ部92の下面に位置するように下金具1の姿勢を変化させ、同様に、第2螺合部材32に螺合された状態の固定部材4も第2螺合部材32の回転に伴って姿勢が変化し、固定部材4の長辺が下金具1の長手方向に沿った向きで配置される。
その後、床材8の上方から上金具2の挿入孔221に第1螺合部材31を挿入し、下金具1のねじ孔121に螺合させ、第1螺合部材31で下金具1及び上金具2を連結させ、第1螺合部材31を締め付けるよう構成するとよい。
上述では、上金具2の各嵌合部22が所定の間隔dを空けて隣接する2つの開口部81に嵌め込まれるような構成として説明したが、これに限定されるものではなく、各嵌合部22が少なくとも1つ以上の開口部81を含んで隔たる開口部81にそれぞれ嵌め込まれるような構成(第1掛止部211が複数の開口部81に跨った床材8の上面8aで載置される構成)であってもよいし、3つ以上の開口部81に嵌め込まれるよう3つ以上の嵌合部22が設けられた構成であってもよく、少なくとも上金具2が複数の開口部81に跨って載置されるよう構成されているのであればよい。
下金具1、上金具2及び固定部材4の構成は、上述した構成に限定されるものではなく、例えば、図11に示す固定金具20のように、下金具5の両端部に歯部511,512が設けられるよう構成するのであってもよいし、上金具6の掛止部61である第1掛止部611、第2掛止部612,613のそれぞれが、隣接する開口部81の間の床材8の上面8aに被せられ、掛止部61間に設けられた嵌合部62が、挿入孔621,622をそれぞれ有し、床材8の開口部81に嵌め込まれるように載置されるよう構成されるのであってもよい。
図示するように、下金具5の両端部に設けられた歯部511,512の長さ寸法が、それぞれ異なる寸法に設定されていれば、梁材9´のフランジ部92の奥行き寸法が短い場合に、フランジ部92の奥行き寸法に合わせて短い方の歯部512をフランジ部92の下面に配置させることができ、フランジ部92の奥行き寸法に応じて使用される歯部511,512を選択することができて好ましい。
更に、固定部材7についても、上述した固定部材4の構成に限定されるものではなく、図11に示すように、少なくとも固定部材7によって開口部81の下面から抜け出さない程度の寸法に設定されていればよい。
上述した固定金具10,20は、例えば、上金具2,6の一端部と固定部材4,7とでリップ部83を挟みつけるように固定し、上金具2,6の他端部と下金具1,5とで梁材9のフランジ部92を挟みつけて固定することもでき、床材8の下方からの取り付けにも対応することができる。
尚、固定金具20を構成する下金具1,5、上金具2,6及び固定部材4,7の組み合わせは、上述したものに限定されるものではなく、床材8や梁材9の形状等に合わせて適宜組み合わせて用いることが可能である。
以上説明したような固定金具10,20は、所定の間隔dで幅方向に延びる開口部81が上面8aに形成された床材8を、梁材9上で固定する固定金具10,20であって、複数の螺合部材3(31,32)と、床材8の上面8aで複数の開口部81に跨って載置され、螺合部材31,32が挿入される複数の挿入孔221,222,621,622が複数の開口部81にそれぞれ対応する位置に形成された上金具2,6と、開口部81の幅方向と直交方向の開口寸法Xよりも狭幅で側面視棒状に形成され、螺合部材31,32が螺合される複数のねじ孔121,122,521,522が上金具2,6の複数の挿入孔221,222,621,622にそれぞれ対応する位置に形成された下金具1,5と、上金具2,6と下金具1,5の間に配置され、開口部81の幅方向と直交方向の開口寸法Xよりも狭幅で、螺合部材32が螺合されるねじ孔41,71が形成された固定部材4,7と、を備え、複数の螺合部材31,32は、床材8の上面8aに上金具2,6が配置され、梁材9の有するフランジ部92の下面に下金具1,5の一端部が当接し、他端部がフランジ部92から離間する方向に延びるよう下金具1,5が配置された状態で、上金具2,6の複数の挿入孔221,222,621,622を通って、下金具1,5の複数のねじ孔121,122,521,522を通ることで上金具2,6及び下金具1,5を連結し、フランジ部92から離間して位置する螺合部材32は、上金具2,6及び下金具1,5の間で固定部材4,7を螺合しているので、棒状に形成された下金具1,5の一端部が梁材9のフランジ部92の下面に当接し、他端部がフランジ部92から離間する方向に延びるように配置された状態で、複数の螺合部材31,32で上金具2,6及び下金具1,5を連結させることにより、上金具2,6及び下金具1,5を複数の箇所で螺合させて、安定して固定させることができる。
下金具1,5が棒状に形成されていることから、フランジ部92の厚みに依存することなく複数の螺合部材31,32によって上金具2,6及び下金具1,5を連結させて、床材8を梁材9上に固定させることができ、より多様な厚みを有する梁材9に固定することができる。
床材8の下面には固定部材4,7が取り付けられているので、複数の螺合部材31,32を用いて固定金具10,20を床材8に固定させる際に、複数の螺合部材31,32のうちフランジ部92から離間して位置する螺合部材32が固定部材4,7に螺合され、固定部材4,7が床材8の下面に当接することにより、当該螺合部材32の床材8の上面8a側へのそれ以上上方への浮き上がりを防止することができる。
以上説明した実施形態は、本発明の一例に過ぎず、本発明の作用効果を奏する範囲において具体的構成などを適宜変更設計できることは言うまでもない。
本発明は、床材を梁材に固定する際に用いられる点で、産業上の利用可能性を示す。
1…下金具
2…上金具
3…螺合部材
4…固定部材
5…下金具
6…上金具
7…固定部材
8…床材
8a…(床材の)上面
9…梁材
10…固定金具
20…固定金具
31…螺合部材
32…螺合部材
41…ねじ孔
71…ねじ孔
81…開口部
111…歯部
121…ねじ孔
122…ねじ孔
221…挿入孔
222…挿入孔
511…歯部
512…歯部
521…ねじ孔
522…ねじ孔
621…挿入孔
622…挿入孔
d…所定の間隔
X…開口部の幅方向と直交方向の開口寸法(開口部の短手方向の開口寸法)

Claims (3)

  1. 所定の間隔で幅方向に延びる開口部が上面に形成された床材を、梁材上で固定する固定金具であって、
    複数の螺合部材と、
    前記床材の上面で複数の前記開口部に跨って載置され、前記螺合部材が挿入される複数の挿入孔が複数の前記開口部にそれぞれ対応する位置に形成された上金具と、
    前記開口部の前記幅方向と直交方向の開口寸法よりも狭幅で側面視棒状に形成され、前記螺合部材が螺合される複数のねじ孔が前記上金具の複数の前記挿入孔にそれぞれ対応する位置に形成された下金具と、
    前記上金具と前記下金具の間に配置され、前記開口部の前記幅方向と直交方向の開口寸法よりも狭幅で、前記螺合部材が螺合されるねじ孔が形成された固定部材と、
    を備え、
    前記複数の螺合部材は、前記床材の上面に前記上金具が配置され、前記梁材の有するフランジ部の下面に前記下金具の一端部が当接し、他端部がフランジ部から離間する方向に延びるよう前記下金具が配置された状態で、前記上金具の前記複数の挿入孔を通って、前記下金具の前記複数のねじ孔を通ることで前記上金具及び前記下金具を連結し、
    前記フランジ部から離間して位置する前記螺合部材は、前記上金具及び前記下金具の間で前記固定部材を螺合していることを特徴とする固定金具。
  2. 前記下金具は、前記一端部の上面に鋸歯状の歯部を有することを特徴とする請求項1に記載の固定金具。
  3. 前記下金具は、金属板が屈曲形成されてなる側板を有し、断面視でコ字状に成形されることを特徴とする請求項1または2に記載の固定金具。
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