JP2017097675A - 静電容量式タッチセンサ用シートの製造方法 - Google Patents

静電容量式タッチセンサ用シートの製造方法 Download PDF

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Yusuke Kobayashi
佑輔 小林
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Abstract

【課題】静電容量式タッチセンサの動作信頼性を高くするタッチセンサ用シートを低コストで製造できる静電容量式タッチセンサ用シートの製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の静電容量式タッチセンサ用シート1の製造方法は、第1光透過性基材11の一方の面に光透過性導電膜12を形成して導電シートを作製する導電シート作製工程と、導電シートを切断して導電シート片10を形成する導電シート片形成工程と、第2光透過性基材21の一方の面に補助電極22及び引き回し配線23を形成して配線シート20を作製する配線シート作製工程と、配線シート20に導電シート片10を、光透過性導電膜12が補助電極22と、第1貼着層13を介して静電容量結合するように貼合する導電シート片貼合工程と、導電シート片10、補助電極22及び引き回し配線23を覆うように保護層30を形成する保護層形成工程と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、静電容量式タッチセンサに使用されるシートの製造方法に関する。
従来、情報端末におけるユーザーインターフェイスを改善する目的で、使用者の指又はスタイラスペンなどが触れたことを検知するタッチセンサが広く使用されており、特に静電容量式タッチセンサは急速に使用量が増えている。
静電容量式タッチセンサにおいては、電極部となる光透過性導電膜と、該光透過性導電膜を支持する光透過性基材とを備えるタッチセンサ用シートが具備されている。
従来、静電容量式タッチセンサ用シートを製造する方法としては、例えば、下記(a)〜(f)を有する方法が知られていた(特許文献1)。
(a)光透過性基材の一方の面の全面に光透過性導電膜を形成する工程
(b)光透過性導電膜の電極部になる領域の一部に補助電極を形成する工程
(c)光透過性導電膜の非電極部(電極部でない部分)になる領域の一部に引き回し配線を形成する工程
(d)電極部になる領域及び補助電極に光透過性レジストを被覆する工程
(e)プラズマエッチングにより、光透過性レジストで被覆されていない光透過性導電膜を除去して電極部を形成する工程
(f)粘着剤を用いて、保護シートを、光透過性基材の電極部等が形成された側の面に貼合する工程
特許第5298209号公報
しかし、特許文献1に記載の製造方法は、製造コストが高くなる傾向にあり、また、得られた静電容量式タッチセンサ用シートを備える静電容量式タッチセンサは、動作の信頼性が低くなることがあった。
そこで、本発明は、静電容量式タッチセンサの動作信頼性を高くするタッチセンサ用シートを低コストで製造できる静電容量式タッチセンサ用シートの製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、以下の態様を有する。
[1]第1光透過性基材の一方の面に、導電性材料を含む導電性分散液を塗工し、光透過性導電膜を形成して導電シートを作製する導電シート作製工程と、前記導電シートを所定の形状になるように切断して導電シート片を形成する導電シート片形成工程と、第2光透過性基材の一方の面に、補助電極及び該補助電極に接続された引き回し配線を形成して配線シートを作製する配線シート作製工程と、前記配線シートに前記導電シート片を、該導電シート片の光透過性導電膜が前記補助電極と、誘電体としての機能を有する貼着層を介して静電容量結合するように貼合する導電シート片貼合工程と、前記導電シート片、前記補助電極及び前記引き回し配線を覆うように保護層を形成する保護層形成工程と、を有する、静電容量式タッチセンサ用シートの製造方法。
[2]前記貼着層が粘着剤層である、[1]に記載の静電容量式タッチセンサ用シートの製造方法。
[3]前記粘着剤層を構成する粘着剤の誘電率が7以上である、[2]に記載の静電容量式タッチセンサ用シートの製造方法。
[4]第1光透過性基材の一方の面に、導電性材料を含む導電性分散液を塗工し、光透過性導電膜を形成して導電シートを作製する導電シート作製工程と、前記導電シートを所定の形状になるように切断して導電シート片を形成する導電シート片形成工程と、第2光透過性基材の一方の面に前記導電シート片を貼合する導電シート片貼合工程と、前記導電シート片の、第2光透過性基材とは反対側の面に、前記光透過性導電膜に静電容量結合する補助電極を形成する補助電極形成工程と、前記第2光透過性基材の、導電シート片が貼合された側の面に、前記補助電極に接続された引き回し配線を形成する引き回し配線形成工程と、前記導電シート片、前記補助電極及び前記引き回し配線を覆うように保護層を形成する保護層形成工程と、を有する、静電容量式タッチセンサ用シートの製造方法。
本発明の静電容量式タッチセンサ用シートの製造方法によれば、静電容量式タッチセンサの動作信頼性を高くするタッチセンサ用シートを低コストで製造できる。
第1実施形態における静電容量式タッチセンサ用シートを示す平面図である。 図1のA−A断面図である。 第1実施形態における配線シートを示す平面図である。 第1実施形態における導電シート作製工程を説明する断面図である。 第1実施形態における導電シート片形成工程を説明する断面図である。 第1実施形態における配線シート作製工程を説明する断面図である。 第1実施形態における導電シート片貼合工程を説明する断面図である。 第2実施形態における静電容量式タッチセンサ用シートを示す断面図である。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態の静電容量式タッチセンサ用シート(以下、「タッチセンサ用シート」と略す。)の製造方法で得られるタッチセンサ用シートについて説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態のタッチセンサ用シート1は、導電シート片10と配線シート20と保護層30とを備える。本実施形態では、導電シート片10及び保護層30が、配線シート20の同一面側に設けられている。
タッチセンサ用シート1は、通常、静電容量式タッチセンサの表面部材又は筐体等に接着されて使用される。
表面部材又は筐体は、例えば、ポリカーボネート、アクリル樹脂、非晶性ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ABS樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリブチレンテレフタレート等の透明樹脂、又は、ガラス板により構成される。
表面部材又は筐体には、操作位置を示すための加飾層が形成されてもよい。
表面部材又は筐体の厚さは0.5〜10mmであることが好ましく、1.0〜5.0mmであることがより好ましい。
導電シート片10は、第1光透過性基材11と、第1光透過性基材11の一方の面に形成された光透過性導電膜12と、光透過性導電膜12の、第1光透過性基材とは反対側の面に形成された第1貼着層13とを備える。本発明において「光透過性」とは、JIS K7136に従って測定した光線透過率が50%以上のことを意味する。また、「導電」とは、電気抵抗値が1MΩ未満でのことである。
本実施形態における導電シート片10は、配線シート20よりも面積が小さい矩形状とされている。
第1光透過性基材11としては、光透過性のプラスチックフィルム又はガラス板を使用することができる。
光透過性のプラスチックフィルムを構成する光透過性プラスチックとしては、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリイミド、トリアセチルセルロース、環状ポリオレフィン、アクリル樹脂等を使用することができる。これらの中でも、耐熱性及び寸法安定性が高く、低コストであることから、ポリエチレンテレフタレート又はポリカーボネートが好ましい。
第1光透過性基材11の表面には、プラズマ処理、紫外線照射処理、コロナ処理、エキシマ光処理等の各種表面処理が施されてもよい。第1光透過性基材11に表面処理が施されていると、光透過性導電膜12との接着性が向上する。
第1光透過性基材11の厚さは10μm以上200μm以下であることが好ましく、25μm以上75μm以下であることがより好ましい。第1光透過性基材11の厚さが前記下限値以上であれば、加工時に折れにくく、前記上限値以下であれば、タッチセンサ用シート1をより薄型化でき、また、折り曲げて使用することが容易になる。
光透過性導電膜12は、導電性材料を含む膜であり、指又はスタイラスペンの接触を検知するための電極部である。
光透過性導電膜12の具体例としては、導電性高分子を含む膜、導電性ナノワイヤーを含む膜、金属粒子又は導電性金属酸化物粒子を含む膜、カーボンを含む膜等が挙げられる。
導電性高分子としては、例えば、ポリチオフェン、ポリピロール、ポリアニリン等が挙げられる。導電性高分子のなかでもポリチオフェンが好ましく、特に、ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)にポリスチレンスルホン酸がドープしたものが好ましい。
導電性ナノワイヤーとしては、銀ナノワイヤー、金ナノワイヤー、カーボンナノチューブ等が挙げられる。
金属粒子としては、例えば、銀、銅、金等の金属の粒子が挙げられる。
導電性金属酸化物粒子としては、例えば、インジウムドープ酸化錫の粒子が挙げられる。
カーボンとしては、例えば、カーボンブラック、グラファイト等が挙げられる。
光透過性導電膜12が導電性高分子を含む場合には、光透過性導電膜12の平均厚さは、0.1μm以上5.0μm以下であることが好ましく、0.1μm以上2.0μm以下であることがより好ましい。
光透過性導電膜12が金属ナノワイヤーを含む場合には、光透過性導電膜12の平均厚さは、20nm以上1000nm以下であることが好ましく、50nm以上300nm以下であることがより好ましい。
光透過性導電膜12が金属粒子、導電性金属酸化物粒子又はカーボンを含む場合には、光透過性導電膜の平均厚さは、0.01μm以上25μm以下であることが好ましく、0.1μm以上15μm以下であることがより好ましい。
光透過性導電膜12の厚さが前記下限値以上であれば、充分に高い導電性が得られ、前記上限値以下であれば、該光透過性導電膜を容易に形成できる。
厚さを測定する方法としては、厚さのレンジによって異なる。例えば、μmオーダーの膜厚の場合には、マイクロメーター、デジマティックインジケーターやレーザ変位計測によって厚さを測定することができる。また、μmオーダーよりも薄い膜厚の場合には、走査型電子顕微鏡を用いた断面観察や蛍光X線分析装置によって厚さを測定することができる。
第1貼着層13は、粘着剤又は接着剤からなり、誘電体としての機能を有すると共に、導電シート片10を配線シート20に貼着するための層である。
第1貼着層13を構成する粘着剤としては、例えば、アクリル系粘着剤、ウレタン系粘着剤、ゴム系粘着剤等を使用することができ、なかでも、アクリル系粘着剤が好ましい。
また、粘着剤は、タッチセンサ用シート1を備えた静電容量式タッチセンサの感度が高くなることから、比誘電率が4以上であることが好ましく、7以上であることがより好ましく、10以上であることがさらに好ましい。
第1貼着層13を構成する接着剤としては、例えば、ホットメルト接着剤、熱硬化性接着剤、光硬化性接着剤等の各種接着剤が挙げられる。
ホットメルト接着剤としては、例えば、ポリエステル系ホットメルト接着剤、ポリウレタン系ホットメルト接着剤、ポリアミド系ホットメルト接着剤、エチレン−酢酸ビニル共重合体系ホットメルト接着剤、ポリオレフィン系ホットメルト接着剤等が挙げられる。
熱硬化性接着剤としては、例えば、エポキシ系熱硬化性接着剤、アクリル系熱硬化性接着剤、シリコーン系熱硬化性接着剤等が挙げられる
光硬化性接着剤としては、例えば、アクリル系光硬化性接着剤、エポキシ系光硬化性接着剤等が挙げられる。
上記の粘着剤及び接着剤は2種を単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
第1貼着層13の平均厚さは1μm以上100μm以下であることが好ましく、1μm以上50μm以下であることが好ましい。第1貼着層13の平均厚さが前記下限値以上であれば、充分な粘着力を確保でき、前記上限値以下であれば、第1貼着層13を容易に形成できる。
図3に示すように、配線シート20は、第2光透過性基材21と、第2光透過性基材21の一方の面に直接形成された補助電極22、引き回し配線23及び外部接続用端子24とを備える。
第2光透過性基材21は、第1光透過性基材11と同様のものを使用することができる。ただし、第2光透過性基材21は、第1光透過性基材11と同一のものである必要はなく、異なるものであってもよい。
補助電極22は、光透過性導電膜12に静電容量結合し、光透過性導電膜12において検知する電界の変化を、引き回し配線23に伝達するための導電部である。ただし、本実施形態においては、補助電極22と光透過性導電膜12との間に第1貼着層13が設けられており、補助電極22は、光透過性導電膜12に接してはいない。しかし、補助電極22と光透過性導電膜12とが接していなくても、静電容量式タッチセンサにおいては、指又はスタイラスペンの接触を検知することは可能である。
本実施形態における補助電極22は、矩形状の導電シート片10の輪郭に沿うように線状に形成されている。すなわち、本実施形態における補助電極22は、線状の導電部が矩形状に形成されたものである。補助電極22の外形は、光透過性導電膜12の外形よりも小さいことが好ましい。補助電極22の外形が光透過性導電膜12の外形よりも小さければ、補助電極22に対する光透過性導電膜12の位置合わせが少しずれても、補助電極22の全体の上方に光透過性導電膜12を容易に配置することができる。
補助電極22には、銀、銅、金、カーボン等の導電性材料が含まれて導電部となっている。
補助電極22の幅は100μm以上3mm以下であることが好ましく、250μm以上1mm以下であることがより好ましい。補助電極22の幅が前記下限値以上であれば、補助電極22の断線を防止でき、さらに、感度の大きな損失を防止できる。補助電極22の幅が前記上限値以下であれば、補助電極22に使用する材料を削減できるため低コスト化でき、さらに、光透過領域を大きく確保することができる。
引き回し配線23は、補助電極22と外部接続用端子24とを電気的に接続するための導電性の配線である。
引き回し配線23の幅は20μm以上1mm以下であることが好ましく、50μm以上700μm以下であることがより好ましい。引き回し配線23の幅が前記下限値以上であれば、引き回し配線23の断線を防止でき、前記上限値以下であれば、引き回し配線23に使用する材料を削減できるため、低コスト化できる。
外部接続用端子24は、外部のマイクロプロセッサあるいは回路等に接続するための導電性の端子である。本実施形態における外部接続用端子24は、矩形状の導電部となっており、例えば、カーボン、銀等により構成される。
保護層30は、導電シート片10を挟むと共に配線シート20の全体を覆うように配線シート20に積層されて、導電シート片10、補助電極22及び引き回し配線23を保護するものである。また、保護層30は、外部接続用端子24の少なくとも一部が露出する形状にされている。
保護層30としては、例えば、保護フィルムと第2貼着層との積層体、離型フィルムと第2貼着層との積層体、透明レジスト層等を使用することができる。保護フィルムとしては、第1光透過性基材11と同様のものを使用することができ、第2貼着層は、第1貼着層と同様のものを使用することができる。ただし、第2貼着層は、第1貼着層と同一のものである必要はなく、異なるものであってもよい。
第2貼着層の平均厚さは10μm以上200μm以下であることが好ましく、25μm以上100μm以下であることがより好ましい。第2貼着層の平均厚さが前記下限値以上であれば、充分な粘着力を確保でき、前記上限値以下であれば、第2貼着層を容易に形成できる。
透明レジスト層は、熱可塑性樹脂又は硬化性樹脂から構成される。
透明レジスト層を構成する熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリエステル、ポリエステルウレタン、ビニル系樹脂(例えば、アクリル樹脂、ポリスチレン)等が挙げられる。
透明レジスト層を構成する硬化性樹脂としては、活性エネルギー線硬化性樹脂(例えば、紫外線硬化性樹脂、電子線硬化性樹脂、可視光線硬化性樹脂等)又は熱硬化性樹脂が挙げられ、具体的には、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタンアクリル樹脂等が挙げられる。
また、保護層30の表面には、鉛筆硬度HBより硬いハードコート層が形成されてもよい。
保護層30の平均厚さは1μm以上200μm以下であることが好ましく、5μm以上100μm以下であることがより好ましい。保護層30の平均厚さが前記下限値以上であれば、導電シート片10からなる電極及び引き回し配線23を充分に保護でき、前記上限値以下であれば、静電容量式タッチセンサを容易に薄型化できる。
次に、上記タッチセンサ用シート1を製造する方法について説明する。
本実施形態におけるタッチセンサ用シート1の製造方法は、導電シート作製工程と導電シート片形成工程と配線シート作製工程と導電シート片貼合工程と保護層形成工程とを有する。
導電シート作製工程は、図4に示すように、第1光透過性基材11の一方の面の全面に導電性分散液を塗工して光透過性導電膜12を形成し、導電シート10aを作製する工程である。
導電性分散液は、上記導電性材料と分散媒とを含む分散液である。また、導電性分散液は、バインダ樹脂(熱可塑性樹脂、活性エネルギー線硬化性樹脂、熱硬化性樹脂)、酸化防止剤等を含有してもよい。
分散媒は、導電性材料を分散させるものであれば特に制限されず、例えば、水、有機溶剤、又は、水と有機溶剤との混合液が挙げられる。
有機溶剤としては、ジエチルケトン、メチルプロピルケトン、メチルブチルケトン、メチルイソプロピルケトン、メチルイソブチルケトン、メチルアミルケトン、ジイソプロピルケトン、メチルエチルケトン、アセトン、ジアセトンアルコールなどのケトン系溶媒;ジエチルエーテル、ジメチルエーテル、エチレングリコール、プロピレングリコール、プロピレングリコールモノアルキルエーテル、プロピレングリコールジアルキルエーテルなどのエーテル系溶媒;酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチルなどのエステル系溶媒;ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、プロピルベンゼン、イソプロピルベンゼンなどの芳香族系溶媒;エタノール、プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、t−ブタノール、アリルアルコールなどのアルコール系溶媒;N−メチルピロリドン、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミドなどのアミド系溶媒、が挙げられるが、上記に限定されるものではない。これら有機溶剤は1種を単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
導電性分散液における分散媒の含有割合は、導電性高分子分散液の総質量100質量%に対して、50質量%以上90質量%以下であることが好ましく、70質量%以上90質量%以下であることがより好ましい。分散媒の含有割合が前記下限値以上であれば、各成分を容易に分散させて、塗工性を向上させることができ、前記上限値以下であれば、固形分濃度が高くなるため、1回の塗工で厚みを容易に確保できる。
導電性分散液の塗工方法としては、グラビアコーター、ダイコーター、バーコーター、ロールコーターなどを用いた公知のコーティング方法を適宜選択して採用することができる。また、グラビア印刷、オフセット印刷等の印刷によって導電性分散液を塗工することもできる。
導電性分散液の塗工後には、分散媒を除去するために乾燥することが好ましい。乾燥方法としては、室温乾燥、熱風乾燥、遠赤外線乾燥など公知の手法が挙げられる。
導電性分散液が、活性エネルギー線硬化性樹脂を含有する場合には、乾燥後に、紫外線、電子線等の活性エネルギー線を照射して塗膜を硬化させることが好ましい。
また、本実施形態における導電シート作製工程では、図4に示すように、光透過性導電膜12の第1光透過性基材11とは反対側の面に、第1貼着層13を形成する。
第1貼着層13の形成方法としては、貼着層の両面に離型フィルムが積層された両面粘着シートを用いる方法、粘着剤を塗工する方法が挙げられる。
両面粘着シートを用いる場合には、例えば、一方の離型フィルムを剥離して貼着層の一方の面を露出させ、その露出させた面を光透過性導電膜12に密着させることで、光透過性導電膜12の第1光透過性基材11とは反対側の面に第1貼着層13を形成できる。
粘着剤を塗工する場合には、例えば、光透過性導電膜12の第1光透過性基材11とは反対側の面に粘着剤を塗工することにより、第1貼着層13を形成できる。粘着剤を塗工して第1貼着層13を形成した場合、第1貼着層13が露出していると、第1貼着層13の粘着力によって作業性が低下するため、離型フィルム14を積層して第1貼着層13を被覆することが好ましい。
図4に示すように、第1貼着層13が形成されている場合には、第1貼着層13は導電シート10aの一部となり、第1貼着層13に離型フィルム14が積層されている場合には、離型フィルム14も導電シート10aの一部となる。
導電シート片形成工程は、図5に示すように、導電シートを所定の形状になるように切断して導電シート片10を形成する工程である。ここで、所定の形状とは、タッチセンサ用シート1における電極部の形状のことである。
導電シートの切断方法としては特に制限されず、例えば、打ち抜き刃、カッター等を用いることができる。
配線シート作製工程は、図6に示すように、第2光透過性基材21の一方の面に、前記光透過性導電膜に静電容量結合する補助電極22及び補助電極22に接続された引き回し配線23を形成して配線シート20を作製する工程である。
補助電極22及び引き回し配線23の形成方法としては、第2光透過性基材21に導電性ペーストを所定のパターンで印刷する方法、第2光透過性基材21に金属膜を形成した後、フォトリソグラフィ法によりパターニングする方法が挙げられる。
導電性ペーストとしては、銀ペースト、銅ペースト、金ペースト、カーボンペースト等を使用でき、なかでも、銀ペーストが好ましい。導電性ペーストの印刷方法としては、スクリーン印刷を好適に適用することができる。
第2光透過性基材21に金属膜を形成する方法としては、第2光透過性基材21に金属箔を貼合する方法、第2光透過性基材21に金属を蒸着させる方法が挙げられる。
導電シート片貼合工程は、図7に示すように、配線シート20に導電シート片10を、導電シート片10の光透過性導電膜12が補助電極22と静電容量結合するように貼合する。本実施形態では、第1貼着層13を利用して導電シート片10を配線シート20に貼合する。より具体的には、離型フィルム14を剥離した後、導電シート片10を構成する第1貼着層13の、光透過性導電膜12とは反対側の面を、第2光透過性基材21及び補助電極22に密着させて、導電シート片10を貼合する。
保護層形成工程は、図2に示すように、貼合した導電シート片10、補助電極22及び引き回し配線23を覆うように保護層30を形成する工程である。
保護層30が保護フィルムと第2貼着層からなる場合には、導電シート片10、補助電極22及び引き回し配線23を覆うように、第2貼着層を介して保護フィルムを配線シート20に貼着する。
保護層30が離型フィルムと第2貼着層からなる場合には、導電シート片10、補助電極22及び引き回し配線23を覆うように、第2貼着層を介して離型フィルムを配線シート20に貼着する。
保護層30が透明レジスト層からなる場合には、導電シート片10、補助電極22及び引き回し配線23を覆うように、レジスト樹脂を塗工し、硬化させて、透明レジスト層からなる保護層30を形成する。
以上説明したタッチセンサ用シート1の製造方法では、導電シート作製工程にて得た光透過性導電膜をエッチングにより除去しないから、材料費の無駄が少なく、また、工程の数を削減できる。
また、光透過性導電膜のエッチングを省くことによってエッチング不良による光透過性導電膜のパターニング不良を防ぐことができ、設計通りに光透過性導電膜をパターニングできる。そのため、得られるタッチセンサ用シート1を用いた静電容量式タッチセンサは、信頼性が高い。
以上のことから、上記タッチセンサ用シート1の製造方法によれば、静電容量式タッチセンサの動作信頼性を高くするタッチセンサ用シート1を低コストで製造できる。
タッチセンサ用シート1を備える静電容量式タッチセンサでは、操作領域に近接または接触した手と光透過性導電膜12からなる電極との間に第1の静電容量が形成されると共に、光透過性導電膜12からなる電極と補助電極22との間に第1の静電容量に応じた第2の静電容量が形成される。そして、補助電極22を介して第2の静電容量を、静電容量式タッチセンサ用マイコンを用いて検出することにより、なされた操作を検知することができる。
<第2実施形態>
図8に示すように、本発明の第2実施形態におけるタッチセンサ用シート2は、導電シート片10と配線シート40と保護層30と補助電極50とを備える。
本実施形態における導電シート片10及び保護層30は、第1実施形態における導電シート片10及び保護層30と同様である。
本実施形態が第1実施形態と異なる点は、配線シート40において、第2光透過性基材41に補助電極が形成されておらず、導電シート片10の、保護層30側の面に、補助電極50が形成されている点である。
すなわち、本実施形態における配線シート40は、第2光透過性基材41と、第2光透過性基材41の一方の面に形成された引き回し配線43及び外部接続用端子とを備える。
また、本実施形態における補助電極50は、導電シート片10を構成する第1光透過性基材11の、保護層30側の面に形成されている。補助電極50の材質及び厚みは、第1実施形態における補助電極22と同様である。
配線シート40を構成する第2光透過性基材41、引き回し配線43及び外部接続用端子は、第1実施形態における第2光透過性基材21、引き回し配線23及び外部接続用端子と同様である。
次に、上記タッチセンサ用シート2を製造する方法について説明する。
本実施形態におけるタッチセンサ用シート2の製造方法は、導電シート作製工程と導電シート片形成工程と導電シート片貼合工程と補助電極形成工程と引き回し配線形成工程と保護層形成工程とを有する。
本実施形態における導電シート作製工程及び導電シート片形成工程は、第1実施形態における導電シート作製工程及び導電シート片形成工程と同様である。
本実施形態における導電シート片貼合工程は、第2光透過性基材41の一方の面に導電シート片10を貼合する工程である。具体的には、導電シート片10を構成する第1貼着層13の、光透過性導電膜12とは反対側の面を、第2光透過性基材41の一方の面に密着させて、導電シート片10を貼合する。
本実施形態における補助電極形成工程は、導電シート片10の第2光透過性基材41とは反対側の面に、光透過性導電膜12に静電容量結合する補助電極50を形成する工程である。
補助電極50の形成方法としては、導電シート片10を構成する第1光透過性基材11の、光透過性導電膜12とは反対側の面に導電性ペーストを所定のパターンで印刷する方法、導電シート片10を構成する第1光透過性基材11の、光透過性導電膜12とは反対側の面に金属膜を形成した後、フォトリソグラフィ法によりパターニングする方法が挙げられる。
本実施形態における引き回し配線形成工程は、第2光透過性基材41の、導電シート片10が貼合された側の面に、補助電極50に接続する引き回し配線43を形成する工程である。
引き回し配線43の形成方法としては、第2光透過性基材41の、導電シート片10が貼合された側の面に導電性ペーストを所定のパターンで印刷する方法、第2光透過性基材41の、導電シート片10が貼合された側の面に金属膜を形成した後、フォトリソグラフィ法によりパターニングする方法が挙げられる。
保護層形成工程と、配線シート40の、引き回し配線43が形成された側の面に保護層30を貼合する工程である。保護層形成方法は、第1実施形態における保護層形成工程と同様である。
以上説明したタッチセンサ用シート2の製造方法も、導電シート作製工程にて得た光透過性導電膜をエッチングにより除去しないから、第1実施形態と同様に、信頼性が高いタッチセンサ用シート2を低コストに製造できる。
<他の実施形態>
なお、本発明は、上記実施形態に限定されない。
例えば、導電シート片は矩形状である必要はなく、例えば、円形状、多角形状等であってもよい。ただし、導電シートを切断して導電シート片を作製する際、導電シート片の取り数を多くしやすいことから、導電シート片の形状は矩形状が好ましい。
補助電極は、矩形状の導電シート片の輪郭に沿って線状に形成されていることに加え、前記輪郭の内側にメッシュ状に形成されてもよい。補助電極としてメッシュの部分を加えることによって静電容量式センサの感度を向上させることができる。
また、補助電極は、光透過性導電膜の輪郭の全周に沿って形成されていることが好ましいが、一部が対向していれば、全周に形成されている必要はない。
また、補助電極は、矩形状の導電シート片に対応する同様の矩形状であってもよい。この場合も、静電容量式センサの感度を向上させることができる。
光透過性導電膜は、第1光透過性基材の一方の面にパターン状に形成してもよい。すなわち、第1光透過性基材の一方の面に光透過性導電膜をパターン状に形成した導電シート片を所定の面積で配線シートに貼合してもよい。
光透過性導電膜をパターン状に形成する方法としては、導電性分散液をスクリーン印刷する方法、パターンのない光透過性導電膜を形成した後にエッチングしてパターニングする方法等が挙げられる。エッチングの方法としては、光透過性導電膜の表面に光透過性レジスト膜を形成した後にエッチングする方法、マスクを光透過性導電膜に載せた後にエッチングする方法、レーザを用いて光透過性導電膜をエッチングする方法が挙げられる。光透過性レジスト膜を形成する場合、その厚さは0.1μm以上10μm以下であることが好ましく、0.5以上5.0μm以下であることがより好ましい。
上記のようにエッチングする場合でも、エッチング面積を小さくできるから、コストを削減させることは可能である。
また、導電性分散液を印刷することのみによっても、光透過性導電膜をパターン状に形成することができる。印刷方法としては、例えば、インクジェット印刷、ディスペンシング印刷、スクリーン印刷等を適用することができる。
第1光透過性基材の一方の面に光透過性導電膜をパターン状に形成した導電シート片を貼合する場合には、貼合の回数を減らすことができ、貼合作業を簡略化することができる。
また、第1光透過性基材の一方の面に光透過性導電膜をパターン状に形成した導電シート片を配線シートに貼合する方法は、電極部が密集している形態や、タッチセンサ用シートにおいて電極部以外の部分の面積が広い形態において、導電シート片の占有面積を小さくすることができ、好適である。
本発明においては、導電シート片を、配線シートの、補助電極が形成されていない側の面に貼合し、保護層を、配線シートの、補助電極が形成された面に形成してもよい。このようにして得られたタッチセンサ用シートでも、指又はスタイラスペンの接触を検知することは可能である。
光透過性導電膜は、導電性分散液の塗工で形成する必要はなく、金属蒸着等の公知の方法により形成する態様であってもよい。
(実施例1)
以下に示すように、図1に示すタッチセンサ用シートを得た。
まず、厚さ50μmのポリエチレンテレフタレートフィルムからなる第1光透過性基材11の一方の面の全面に、導電性分散液(信越ポリマー株式会社製セプルジーダOC−AE、ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)及びポリスチレンスルホン酸を含む分散液)を、グラビア印刷機を用いて塗工し、乾燥させて光透過性導電膜12を形成した。
次いで、一対の離型フィルムの間にアクリル系粘着剤層(比誘電率3.4、厚さ50μm)が設けられた両面粘着テープを用意し、その両面粘着テープの一方の離型フィルムを剥離した。露出した粘着剤層を、光透過性導電膜12の第1光透過性基材11とは反対側の面に貼着して、第1貼着層13及び離型フィルム14を積層した。これにより、導電シート10aを作製した。
次いで、得られた導電シート10aを、20mm×12mmの矩形状の導電シート片10が少なくとも3個形成されるように切断した。
また、厚さ50μmのポリエチレンテレフタレートフィルムからなる第2光透過性基材21の一方の面に、銅蒸着及びエッチングにより、補助電極22及び補助電極22に接続された引き回し配線23を形成し、配線シート20を得た。ここで、補助電極22は、幅500μmで長さが20mmの2本の平行な線状導電部と、幅500μmで長さが12mmの2本の平行な線状導電部とからなる矩形状の電極とした。この補助電極22は、光透過性導電膜12の輪郭に対応する形状である。
次いで、導電シート片10を構成する第1貼着層13の、光透過性導電膜12とは反対側の面を、第2光透過性基材21及び補助電極22に密着させて、導電シート片10を貼合した。
次いで、導電シート片10、補助電極22及び引き回し配線23を被覆するように、アクリル系粘着剤層(比誘電率3.4、厚さ25μm)を有する両面粘着テープを用いて、保護層30を第2光透過性基材21に貼合した。
次いで、厚さ2mmのポリカーボネート板からなる表面部材を、粘着剤層を用いて保護層30に貼合した。これにより、タッチセンサ用シートを得た。
(実施例2)
導電シート10aを作製する際、アクリル系粘着剤層(比誘電率3.4、厚さ50μm)を有する両面粘着テープの代わりに、アクリル系粘着剤層(比誘電率3.4、厚さ25μm)を有する両面粘着テープを用いたことは実施例1と同様にして、タッチセンサ用シートを得た。
(実施例3)
導電シート10aを作製する際、アクリル系粘着剤層(比誘電率3.4、厚さ50μm)を有する両面粘着テープの代わりに、アクリル系粘着剤層(比誘電率10.5、厚さ25μm)を有する両面粘着テープを用いたことは実施例1と同様にして、タッチセンサ用シートを得た。
(参考例1)
厚さ50μmのポリエチレンテレフタレートフィルムからなる光透過性基材の一方の面に、銅蒸着及びエッチングにより、20mm×12mmの矩形状の導電膜を形成し、配線シートを得た。
次いで、配線シートの、導電膜が形成された側の面に、アクリル系粘着剤層(比誘電率3.4、厚さ25μm)を有する両面粘着テープを用いて、厚さ2mmのポリカーボネート板からなる保護シートを貼合した。これにより、タッチセンサ用シートを得た。
Figure 2017097675
<評価>
各例のタッチセンサ用シートの外部接続用端子に、静電容量式タッチセンサ用のCypress社製PSoCマイコンを接続して、静電容量式タッチセンサを作製した。
この静電容量式タッチセンサにおける保護シートの、光透過性導電膜と重なる領域のほぼ中央に、アースに接続された直径15mmの円筒状の金属端子からなる擬似指を接触させて、静電容量に比例する信号強度を測定した。
擬似指接触時の信号強度Bと擬似指非接触時の信号強度Bの差をシグナルSとし、シグナルS/ノイズNの比(S/N比)を求めた。その結果を表1に示す。S/N比が大きい程、感度が高いことを意味する。
各実施例のタッチセンサ用シートを用いた静電容量式タッチセンサの感度は、参考例1の各実施例のタッチセンサ用シートを用いた静電容量式タッチセンサの感度とほぼ同等であり、高い感度を示した。
また、実施例2と実施例3の結果から、第1貼着層の比誘電率が高いと、感度がより高くなることが分かった。
1,2 タッチセンサ用シート
10 導電シート片
10a 導電シート
11 第1光透過性基材
12 光透過性導電膜
13 第1貼着層
20,40 配線シート
21,41 第2光透過性基材
22,50 補助電極
23,43 引き回し配線
24 外部接続用端子
30 保護層

Claims (4)

  1. 第1光透過性基材の一方の面に、導電性材料を含む導電性分散液を塗工し、光透過性導電膜を形成して導電シートを作製する導電シート作製工程と、
    前記導電シートを所定の形状になるように切断して導電シート片を形成する導電シート片形成工程と、
    第2光透過性基材の一方の面に、補助電極及び該補助電極に接続された引き回し配線を形成して配線シートを作製する配線シート作製工程と、
    前記配線シートに前記導電シート片を、該導電シート片の光透過性導電膜が前記補助電極と、誘電体としての機能を有する貼着層を介して静電容量結合するように貼合する導電シート片貼合工程と、
    前記導電シート片、前記補助電極及び前記引き回し配線を覆うように保護層を形成する保護層形成工程と、
    を有する、静電容量式タッチセンサ用シートの製造方法。
  2. 前記貼着層が粘着剤層である、請求項1に記載の静電容量式タッチセンサ用シートの製造方法。
  3. 前記粘着剤層を構成する粘着剤の誘電率が7以上である、請求項2に記載の静電容量式タッチセンサ用シートの製造方法。
  4. 第1光透過性基材の一方の面に、導電性材料を含む導電性分散液を塗工し、光透過性導電膜を形成して導電シートを作製する導電シート作製工程と、
    前記導電シートを所定の形状になるように切断して導電シート片を形成する導電シート片形成工程と、
    第2光透過性基材の一方の面に前記導電シート片を貼合する導電シート片貼合工程と、
    前記導電シート片の、第2光透過性基材とは反対側の面に、前記光透過性導電膜に静電容量結合する補助電極を形成する補助電極形成工程と、
    前記第2光透過性基材の、導電シート片が貼合された側の面に、前記補助電極に接続された引き回し配線を形成する引き回し配線形成工程と、
    前記導電シート片、前記補助電極及び前記引き回し配線を覆うように保護層を形成する保護層形成工程と、
    を有する、静電容量式タッチセンサ用シートの製造方法。
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