JP2017097076A - 記録再生装置及び記録再生方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録データを記録シーンに対応したフォルダに格納すると共に、記録シーンを表すアイコン等の表示によって記録シーンを選択可能とすることにより、検索を容易にする記録再生装置及び記録再生方法を提供する。【解決手段】記録再生装置1は、対象物からの音声を収音する収音部21、22と、収音部の収音時の記録シーンを判定するシーン判定部11dと、収音部による音声取得の記録モード及び記録フォルダを設定するものであって、記録モード及び記録フォルダの少なくとも一方を記録シーンに基づいて設定し、記録シーンに1対1に対応するアイコンを、記録された音声ファイルに対応して再生する記録再生制御部11cと、記録再生制御部によって記録された音声ファイルに対応してアイコン表示を表示させる表示制御部12とを具備する。【選択図】図1

Description

本発明は、ファイル検索のための表示機能を有する記録再生装置及び記録再生方法に関する。
従来、ICレコーダ等の携帯型の記録再生装置が普及している。記録再生装置は、記録媒体の大容量化に伴って、携帯型であっても膨大な数の記録データを記録することができるようになっている。
携帯型のICレコーダ等の記録再生装置においては、小型軽量に構成されることから、表示部のサイズが小さい場合があり、また、安価な構成とするために、表示部に表示可能な文字数等が比較的少ない場合がある。この場合には、記録された音声ファイルを一覧表示することができないこともある。しかも、ファイル名として連番等の意味を成さない名称が付与されていることもある。このため、膨大な数の記録データから目的のファイルを検索することが比較的困難となっている。
ところで、記録再生装置には、例えば、記録形式や、ビットレート等が異なる複数の記録モードを備えるものがある。特許文献1においては、この記録モードと記録フォルダとを1対1に対応させ、記録モードに応じた記録フォルダに音声ファイルを記録する技術が提案されている。この技術を採用することで、再生時において、記録モードに応じた記録フォルダを検索することで、比較的容易に目的のファイルを見つけ出すことができる。
特開2012−27384号公報
ところで、記録ファイルのファイル名が意味を成さない名称である場合には、ユーザは膨大な記録データから所望のファイルを検索するために、記録日時を手がかりとすることが考えられる。例えば、記録したシーンを思い出すことで、記録日時の判断が容易となることがある。
上述したように、特許文献1の提案では、記録モードを指定することで比較的ファイルの検索を容易にすることができるようになっている。しかしながら、記録モードは、本来、記録形式や、ビットレート等の、主に音声品質に拘わる分類に対応したものであって、記録時のシーンに対応するものではない。このため、特許文献1の提案を利用したとしても、ユーザは必ずしも容易に検索することができとは限らない。
本発明は、記録データを記録シーンに対応したフォルダに格納すると共に、記録シーンを表すアイコン等の表示によって記録シーンを選択可能とすることにより、検索を簡単に行うことができる記録再生装置及び記録再生方法を提供することを目的とする。
本発明に係る記録再生装置は、対象物からの音声を収音する収音部と、上記収音部の収音時の記録シーンを判定するシーン判定部と、上記収音部による音声取得の記録モード及び記録フォルダを設定するものであって、上記記録モード及び記録フォルダの少なくとも一方を上記記録シーンに基づいて設定する記録制御部と、上記記録シーンに1対1に対応するアイコンを上記記録制御部によって記録された音声ファイルに対応して再生する再生制御部と、上記記録制御部によって記録された上記音声ファイルに対応して上記アイコン表示を表示させる表示制御部とを具備する。
また、本発明に係る記録再生方法は、対象物からの音声を収音する収音ステップと、上記収音ステップの収音時の記録シーンを判定するシーン判定ステップと、上記収音ステップにおける記録モード及び記録フォルダを設定するものであって、上記記録モード及び記録フォルダの少なくとも一方を上記記録シーンに基づいて設定する記録制御ステップと、上記記録シーンに1対1に対応するアイコンを上記記録制御ステップにおいて記録された音声ファイルに対応して再生する再生制御ステップと、上記記録制御ステップにおいて記録された上記音声ファイルに対応して上記アイコン表示を表示させる表示制御ステップとを具備する。
本発明によれば、記録データを記録シーンに対応したフォルダに格納すると共に、記録シーンを表すアイコン等の表示によって記録シーンを選択可能とすることにより、検索を簡単に行うことができるという効果を有する。
本発明の第1の実施の形態に係る記録再生装置の回路構成を示すブロック図。 図1中の音声判定部11bの一部の回路構成を示すブロック図。 図1の記録再生装置1の外観の一例を示す説明図。 記録モードの一例を示す図表。 アイコンDB32に格納されているアイコンの一例を示す説明図。 アイコンDB32に格納されているアイコンの一例を示す説明図。 アイコンDB32に格納されているアイコンの一例を示す説明図。 アイコンDB32に格納されているアイコンの一例を示す説明図。 表示部40の表示画面40a上に表示されるファイル選択表示の表示例を示す説明図。 表示部40の表示画面40a上に表示されるファイル選択表示の表示例を示す説明図。 表示部40の表示画面40a上に表示されるファイル選択表示の表示例を示す説明図。 表示部40の表示画面40a上に表示されるファイル選択表示の表示例を示す説明図。 本発明の第2の実施の形態において採用される動作フローを示すフローチャート。 収音の様子を説明するための説明図。 収音の様子を説明するための説明図。 収音の様子を説明するための説明図。 収音の様子を説明するための説明図。 第3の実施の形態を説明するための説明図。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態に係る記録再生装置の回路構成を示すブロック図である。
記録された膨大な音声ファイルの選択に際して、記録モードよりも記録シーンを用いる方がユーザの検索作業が容易になることが考えられる。そこで、本実施の形態は、記録シーン、記録モード、記録フォルダの全てを1対1に対応させると共に、記録シーンに対応したアイコンを利用することで、再生時の検索作業を容易にすることを可能にするものである。
図1において記録再生装置1は、制御部10を有している。制御部10は、図示しないCPU等のプロセッサによって構成することができ、図示しないメモリに記憶されたプログラムに従って動作して所定の機能を実現するものであってもよい。
第1マイク21は音声を収音し音声信号を制御部10の収音制御部11に与える。また、第2マイク22は音声を収音し音声信号を制御部10の収音制御部11に与える。例えば、第1及び第2マイク21,22は、ステレオ録音が可能な、L音声信号及びR音声信号を同時に取得することができるものであってもよい。収音部である第1マイク21及び第2マイク22は、記録再生装置1の回路を収納する筐体1a(図3参照)に取り付けられているものであってもよく、図示しないケーブル等によって脱着可能に接続されるものであってもよい。
状態判定部13は、加速度センサ等によって構成することができ、記録再生装置1の姿勢を検出し、検出結果を収音制御部11に供給することができるようになっている。時計部15は、時間情報を発生して収音制御部11に与えることができるようになっている。
制御部10の収音制御部11は、信号処理部11a、音声判定部11b、記録再生制御部11c及びシーン判定部11dを有している。信号処理部11aは、第1及び第2マイク21,22から出力されたアナログ音声信号に対して所定の信号処理を行う。例えば、信号処理部11aは、入力された音声信号に対する増幅処理、不要な周波数帯域の帯域制限処理及びデジタル音声信号への変換処理等を行う。
記録制御部及び再生制御部としての記録再生制御部11cは、符号化後の音声データを記録部30に与えて記録することができるようになっている。また、記録再生制御部11cは、記録部30に記録された音声データを読出し、再生することもできるようになっている。記録再生制御部11cは、記録に際して、デジタル音声信号をフレーム単位で所定の符号化フォーマットの音声データに符号化(圧縮)することもできるようになっている。記録再生制御部11cは、符号化された記録データを読出して復号処理を行って再生することもできるようになっている。
音声判定部11bは、第1及び第2マイク21,22によって収音された音声を解析し、収音した音声についての音声特徴の分類を行う。例えば、音声判定部11bは、収音された音声の種類を判定して分類することができるようになっている。例えば、音声判定部11bは、収音された音声が人の声であるか、動物や鳥の鳴き声であるか、雑音であるか等を判定することができる。また、音声判定部11bは、音声が人の声である場合には、収音された音声を発している人の数、性別、年齢等を推測することもできるようになっている。例えば、音声判定部11bは、周波数変化やレベル変化による人の声と雑音の分離技術などを利用して、各タイミングの音声特徴を分類してもよい。
図2は図1中の音声判定部11bの一部の回路構成を示すブロック図であり、声と雑音を分類する声成分抽出回路の例を示している。声成分抽出回路16の入力部16aには信号処理部11aから音声信号が入力される。入力部16aは入力された音声信号を減算部16b、差異判定部16c及び特定周波数音声判定部16dに出力する。
声の音声パターンは、周囲の雑音と異なり、単語や音節の感情表現や言い回しに従って、周波数特性が大きく変動する。一方、雑音は、周波数特性の差異よりも音の大きさなどの方(振幅)が変化しており、音の大きさがあまり変わらない人の声とは明らかに特徴が異なる。差異判定部16cは、入力された音声信号のこのような差異を判定することができるようになっている。差異判定部16cは、判定結果を減算部16bに出力する。
特定周波数音声判定部16dは、入力された音声信号から雑音周波数の成分を判定する。振幅変動予測部16eは、特定周波数音声判定部16dの出力から雑音成分の変動を予測し、予測結果を減算部16bに出力する。減算部16bは、入力部16aからの音声信号に対して、差異判定部16cの判定結果に従って、振幅変動予測部16eからの雑音成分の予測結果を減算する。これにより、減算部16bは、音声信号から雑音成分を除去した声成分を出力することができる。
音声判定部11bにおいて図2の声成分抽出回路16を採用することで、雑音が大きい環境等において収音を行った場合でも、雑音を除去した人の声について正確な分析が可能となる。なお、声成分抽出回路16を採用しない場合であっても、雑音量等によっては人の声の分析が可能である。
操作部14は、ユーザ操作に基づく操作信号を発生して制御部10に出力するようになっている。操作部14は、記録再生装置1を収納する筐体に設けられたスイッチやボタン等によって構成されており、これらのスイッチやボタン等のユーザ操作に基づく信号を発生する。表示部40は、制御部10から画像が入力され、入力された画像を表示するようになっている。
図3は図1の記録再生装置1の外観の一例を示す説明図であり、図1中の操作部14及び表示部40の具体的な構成の一例を示している。記録再生装置1の回路を収納する筐体1aの表面には、操作部14を構成する各種ボタンやキー及び表示部40を構成する表示画面40aが配置されている。例えば、筐体1aの表面には、表示画面40aの下方に、インデックスマークボタン53、電源ボタン62、録音ボタン54、モードボタン63、カーソルキー55及びOKボタン56等が配設されている。カーソルキー55は、上下左右スイッチ55a〜55dを備えており、カーソルキー55及びOKボタン56によって、再生開始及び終了機能、早送り機能、巻戻し機能の他、各種設定機能、メニュー呼び出し機能、シフト機能、ボリューム調整機能等を実現する操作が可能である。
本実施の形態においては、制御部10にはシーン判定部11dが設けられている。シーン判定部11dは、第1及び第2マイク21,22による収音時のシーン(記録シーン)を判定するようになっている。例えば、シーン判定部11dは、操作部14に対するユーザ操作によって、記録モードが指定された場合には、指定された記録モードよって記録シーンを判定するようになっていてもよい。なお、本実施の形態においては、記録シーン、記録モード、記録フォルダ及びアイコンの全てが1対1に対応しているので、シーン判定部11dは、ユーザがこれらのいずれか1つを指定する操作によって、記録シーンを判定するようになっていてもよい。
本実施の形態においては、記録再生制御部11cは、記録モード及び記録フォルダの少なくとも一方を、記録シーンに対応して設定する。本実施の形態においては、記録モード、記録フォルダ及び記録シーンは、相互に1対1に対応しており、記録再生制御部11cは、ユーザ操作によってこれらのいずれかが指定されることで、記録モードを設定する。記録再生制御部11cは、設定した記録モードで収音された音声信号を記録するようになっている。
図4は記録モードの一例を示す図表である。図4の例では、記録モードとして、「メモ」、「会話」、「音楽」及び「長時間」の4つの記録モードが設定可能な例を示している。例えば、「メモ」の記録モード(メモモード)では、録音モードがWMAの16kbpsであり、マイク感度はオートであり、ローカットフィルタ処理及びノイズ除去処理は行われないことを示している。また例えば、「会話」の記録モード(会話モード)では、録音モードがWMAの32kbpsであり、マイク感度はオートであり、ローカットフィルタ処理は行われず、ノイズ除去処理が行われることを示している。
また、例えば、「長時間」の記録モード(長時間モード)は、証拠としての音声記録が行われることがある。この場合には、記録する音声からノイズを除去し過ぎると正確な記録ではなくなることが考えられ、過大なノイズ除去は行わない一方、改ざん防止等のセキュリティ対策を施してもよい。例えば、改ざんが行われた場合には、それがわかるような技術を適用する。
記録部30は、不揮発性の半導体メモリたとえばフラッシュメモリ等で構成されており、入力された音声データを所定の記録領域に音声ファイルとして記録するようになっている。本実施の形態においては、記録部30には、記録モードに1対1に対応した複数の記録フォルダ31が作成されており、記録再生制御部11cは、音声の記録モードに対応した記録フォルダ31に、当該音声ファイルを記録するようになっている。また、記録部30にはアイコンデータベース(DB)32も設けられている。アイコンDB32は、収音時の記録シーンに対応する形状の複数のアイコンの情報を記憶している。
本実施の形態においては、記録再生制御部11cは、記録部30からの音声ファイルの読出しに際して、読出す音声ファイルに対応するアイコンの情報を同時に読出す。即ち、本実施の形態においては、記録シーン、記録モード、記録フォルダ及びアイコンが1対1に対応しているので、記録再生制御部11cは、読出す音声ファイルが格納されている記録フォルダ31に対応したアイコンの情報を同時に読出すようになっている。
制御部10には表示制御部12が設けられている。表示制御部12は表示に関する各種処理を実行する。表示制御部12は、収音のための各種メニュー表示等の外、記録再生制御部11cによって記録される音声に関する表示及び記録された音声の再生に関する表示を表示することができる。表示部40は、LCD等の表示画面40aを有しており、表示制御部12によって指示された画像を表示する。
次に、このように構成された実施の形態の動作について図5A乃至図5D及び図6A乃至図6Dを参照して説明する。図5A乃至図5Dは、アイコンDB32に格納されているアイコンの一例を示す説明図である。図6A乃至図6Dは、表示部40の表示画面40a上に表示されるファイル選択表示の表示例を示す説明図である。
アイコンDB32には、例えば、図5A乃至図5Dに形状を示すアイコンの情報が格納されている。図5A〜図5Dはそれぞれ図4の図表の各モード「メモ」、「会話」、「音楽」及び「長時間」に対応するものである。ユーザは、記録再生装置1を用いてメモ代わりに音声を記録する記録シーンにおいてはメモモードを選択する。この記録シーンでは、例えば、第1及び第2マイク21,22を支持した状態で、第1マイク21や第2マイク22に向かって発声する方法が採用されることがある。メモモードは、自分で忘れないように憶えているうちに言葉にして記録しておくためのものである。図5Aは人がメモをとる状態が理解しやすいように、手書きで用いるメモ帳の絵柄を含む表示によって構成されたアイコンを示している。なお、この録音は、メモ代わりであり、中程度のビットレートで記録すればよく、図4の例ではWMA方式の16kbsで録音するようになっている。
また、ユーザは、記録再生装置1を用いて会話や会議の音声を記録する記録シーンにおいては会話モードを選択する。この記録シーンでは、例えば、人同士が向き合って発声することが考えられる。図5Bはこの状態が理解しやすいように、人物の顔同士が向き合った絵柄を含む表示によって構成されたアイコンを示している。なお、この録音は、重要な会議等の音声を録音することを考慮して、聞き取りやすい比較的高いビットレートで記録した方がよく、図4の例ではWMA方式の32kbsで録音するようになっている。
また、ユーザは、記録再生装置1を用いて音楽の音声を記録する記録シーンにおいては、「音楽」の記録モード(以下、音楽モードという)を選択する。この記録シーンでは、例えば、各種の音楽を記録することが考えられる。図5Cはこの状態が理解しやすいように、音楽で用いる記号の絵柄を含む表示によって構成されたアイコンを示している。なお、この録音は、音楽等の音声を録音することを考慮して、比較的高いビットレートで記録した方がよく、図4の例ではWMA方式の32kbsで録音するようになっている。
また、ユーザは、記録再生装置1を用いて、音声を長時間に亘って記録する記録シーンにおいては、長時間モードを選択する。図5Dはこの記録シーンの状態が理解しやすいように、時間に関する時計の絵柄を含む表示によって構成されたアイコンを示している。なお、この録音は、長時間の音声を録音することを考慮して、比較的低いビットレートで記録した方がよく、図4の例ではWMA方式の5kbsで録音するようになっている。
なお、これらの各モードに対応したアイコンは、一見して他と区別できるように、形状が差別化されている方が好ましい。
(記録時)
記録に際して、ユーザは、操作部14であるモードボタン63を操作して、記録モードを設定する。シーン判定部11dは、操作部14からの操作信号に基づいて記録シーンを判定する。例えば、ユーザによって会話モードが指定された場合には、シーン判定部11dは、会話シーンであるものと判定し、判定結果を記録再生制御部11cに与える。
第1マイク及び第2マイク21,22からの音声信号は、信号処理部11aに供給されて所定の信号処理が施される。記録再生制御部11cは、信号処理部11aからの音声信号に対して、ユーザによって設定された記録モードに応じた符号化処理を施した後、記録部30に与えて記録する。この場合には、記録再生制御部11cは、記録モードに対応した記録フォルダ31内に音声ファイルが記録されるように、記録制御を行う。
即ち、図4の例では、記録部30内には、メモフォルダ、会話フォルダ、音楽フォルダ及び長時間フォルダが形成されており、記録する音声ファイルの記録モードがメモモード、会話モード、音楽モード又は長時間モードである場合には、それぞれ音声ファイルをメモフォルダ、会話フォルダ、音楽フォルダ又は長時間フォルダ内に格納されるように記録制御が行われる。
(再生時)
再生時には、ユーザは再生する音声ファイルを指定するために、モードボタン63を操作して再生する音声ファイルが格納されているフォルダを指定する。本実施の形態においては、記録モードと記録フォルダとは1対1に対応しており、記録モードを設定するモードボタン63に記録フォルダを指定する操作を割当てることで、ユーザは違和感を感じることなく記録フォルダの指定が可能である。記録再生制御部11cは、記録フォルダが指定されると、当該記録フォルダ及び再生する音声ファイルが選択されていることを示す表示を表示制御部12に表示させるようになっている。
図6A〜図6Dは、この場合の表示部40の表示画面40a上の表示例を示しており、それぞれ、記録フォルダがメモフォルダ、会話フォルダ、音楽フォルダ又は長時間フォルダであることを示している。図6A〜図6Dの例は、表示画面40a上に、当該ファイルのモードを示すモード表示71、ロック状態を示すロック表示72、繰り返し再生の状態を示す繰り返し表示73、フォルダ内のファイル番号を示すファイル番号表示74、再生音量を示す音量表示75、電池の残量を示す残量表示76、記録シーンを示すアイコン表示77、機器操作を許可しないホールドモードを示すホールド表示78及び再生時のノイズキャンセルが有効であることを示すノイズキャンセル表示79が表示される例を示している。
例えば、図6Aの例では、記録モードがメモモードであることを「MEMO」により示すモード表示71が示されており、ファイル番号表示74によって18ファイル中の6番目のファイルであることが、音量表示75によって音量が「20」であることが、残量表示76によって電池残量が最大であることが示されている。更に、本実施の形態においては、アイコン表示77によって、メモ代わりに音声を記録する記録シーンにおいて記録された音声ファイルであることが示されている。
また、図6Bの例では、記録モードが会話モードであることを「TALK」により示すモード表示71が示されており、ロック表示72によってロック状態が、ファイル番号表示74によって136ファイル中の21番目のファイルであることが、音量表示75によって音量が「25」であることが、残量表示76によって電池残量が全容量の2/3であることが示されている。更に、アイコン表示77によって、会話や会議等の音声を記録する記録シーンにおいて記録された音声ファイルであることが示されている。
また、図6Cの例では、記録モードが音楽モードであることを「MUSIC」により示すモード表示71が示されており、ファイル番号表示74によって78ファイル中の78番目のファイルであることが、音量表示75によって音量が「12」であることが、残量表示76によって電池残量が全容量の1/3であることが、ホールド表示78によってホールド状態であることが、ノイズキャンセル表示79によってノイズキャンセルが有効であることが示されている。更に、アイコン表示77によって、音楽等の音声を記録する記録シーンにおいて記録された音声ファイルであることが示されている。
なお、機器をホールド状態とすることで、不測の誤操作による悪影響を防ぐことができる。また、再生時にノイズキャンセルを有効にすることで、記録時にノイズキャンセルが行われていない場合でもノイズを除去した音声を聞くことができる。一方、生の音を聞きたい場合には、再生時のノイズキャンセルは無効にした方がよい。ノイズキャンセル再生では音が元の音から比較的大きく変化することがあるので、ノイズキャンセル表示79は、特に音楽モード等の場合において音が変わってしまうことをユーザが認識するのに有効な表示である。
また、図6Dの例では、記録モードが長時間モードであることを「LONG」により示すモード表示71が示されており、ロック表示72によってロック状態が、繰り返し表示73によって1ファイルの繰り返し再生が、ファイル番号表示74によって136ファイル中の108番目のファイルであることが、音量表示75によって音量が「14」であることが、残量表示76によって電池残量が最大であることが示されている。更に、本実施の形態においては、アイコン表示77によって、音声を長時間記録する記録シーンにおいて記録された音声ファイルであることが示されている。
例えば、ユーザがモードボタン63を押す毎に、記録再生制御部11cは読み出しを行う記録フォルダを切換え、これに対応して表示制御部12は、図6A〜図6Dに示す表示を切換えて表示させるようになっていてもよい。更に、記録再生制御部11cは、例えばカーソルキー55の左右キーを操作することで再生する音声ファイルのファイル番号を変更し、これに対応して表示制御部12は、ファイル番号表示74を変更するようにしてもよい。
ユーザは、例えばOKボタン56を押下操作することで、選択されている音声ファイルの再生を行う。ユーザがモードボタンを63を押して読み出しを行う記録フォルダを切換える毎に、記録フォルダに対応すると共に記録シーンに対応するアイコンが表示される。ユーザは、アイコン表示によって示される記録シーンと自分が記憶している記録シーンとを比較することで、目的のファイルが記録された記録フォルダを比較的容易に見つけ出すことができる。
このように本実施の形態においては、記録モードと記録フォルダとを1対1に対応させ、更に、記録モードと記録シーンとを1対1に対応させ、記録シーンに対応したアイコンを表示する。これにより、アイコンを参照することでユーザは容易に記録シーンに対応した記録フォルダを見つけ出すことができ、再生時の検索作業を容易にすることができる。即ち、本実施の形態においては、記録モード及び記録フォルダの少なくとも一方を記録シーンに対応して設定し、記録シーンに対応するアイコンを表示可能にする。ユーザはアイコン表示によって、記録シーンを思い浮かべることができる。これにより、記録シーンに対応した記録モード及び記録フォルダの少なくとも一方の指定がし易く、目的の音声ファイルの検索が容易となる。
なお、図6A〜図6Dの表示は、再生時に行われるものと説明したが、記録時にも同様の表示を行うことが可能であることは明らかである。即ち、ユーザは記録時においても、記録シーンに対応したアイコンを確認することができる。また、シーン判定に音声判定部及び状態判定部を用いない場合には、これらの判定部を省略してもよい。
(第2の実施の形態)
図7は本発明の第2の実施の形態において採用される動作フローを示すフローチャートである。本実施の形態のハードウェア構成は第1の実施の形態と同様である。また、図8A〜図8Dは収音の様子を説明するための説明図である。
第1の実施の形態においては、シーン判定部11dは、ユーザ操作に基づいて記録シーンを判定した。本実施の形態は、シーン判定部11dが状態判定部13等の判定結果を用いて記録シーンを自動判定するものである。なお、本実施の形態においても、記録シーン、記録モード、記録フォルダの全てを1対1に対応させると共に、記録シーンに対応したアイコンを利用する例について説明する。
記録再生装置1の筐体1aは、図3の平面形状に示すように、表面に表示画面40a及び各種操作部14が配設され、所定の厚みを有する縦長の例えば直方体である。表面の短手方向を略鉛直方向に配置した状態で下方となる一側面には、支持部材を取り付けるための図示しない取付部が設けられている。この取付部に三脚やマイクスタンド等の所定の支持部材を取り付けることで、記録再生装置1の筐体1aを安定した状態で支持することができるようになっている。
また、第1及び第2マイク21,22は、筐体1aの表面の短手方向を略鉛直方向に配置した状態で、それぞれL音声信号、R音声信号を取得するステレオマイクとして機能させることが可能に配置されている。即ち、筐体1aを取付部において三脚やマイクスタンド等に支持することで、音楽等の収納に適したステレオ録音が可能な状態となる。
状態判定部13は、このような記録再生装置1の筐体1aの姿勢を判定することができるようになっている。シーン判定部11dは、状態判定部13からの姿勢の判定結果に基づいて記録シーンを判定することができるようになっている。例えば、上述したように、筐体1aの表面の短手方向が略鉛直方向に配置された状態が状態判定部13によって判定されると、シーン判定部11dは、音楽等の録音を行う記録シーンであるものと判定する。またこの場合には、記録再生制御部11cは、シーン判定部の判定結果に基づいて、記録モードとして音楽モードを設定する。
同様に、状態判定部13によって、筐体1aの表面が略水平に配置されている場合には、シーン判定部11dは、会話や会議等の録音を行う記録シーンであるものと判定する。また、記録再生制御部11cは、シーン判定部の判定結果に基づいて、記録モードとして会話モードを設定する。
また、状態判定部13によって、筐体1aの表面の長手方向が略鉛直方向に配置されていることを示す判定結果が得られた場合においては、シーン判定部11dは、メモ代わりに録音を行う記録シーンであるものと判定する。この場合には、記録再生制御部11cは、シーン判定部の判定結果に基づいて、記録モードとしてメモモードを設定する。なお、シーン判定部11dは、状態判定部13によって筐体1aの動きの検出結果が所定の閾値よりも小さいことを示す判定結果が得られることを、メモ代わりの録音を行う記録シーンであるものと判定する条件に加えても良い。
シーン判定部11dは、時計部15からの時間情報を用いて、録音時間が所定の時間を超えた場合には、記録シーンを長時間の記録を行う記録シーンに設定するようになっている。また、この場合には、記録再生制御部11cは、記録モードを長時間モードに設定する。長時間モードにおいては、ビットレートが最も低い録音が行われる。従って、既に他のモードでの録音が開始されている場合でも、低ビットレート化により容易に長時間モードに移行することが可能である。
このように構成された実施の形態においては、図7のステップS1において、制御部10は、再生モードが指定されているか否かを判定する。再生モードが指定されていない場合には、シーン判定部11dは、次のステップS2において、筐体1aが手で把持されているか否かを判定する。例えば、シーン判定部11dは、状態判定部13からの筐体1aの動きを検出検出結果によって筐体1aが手で把持されているか否かを判定してもよい。シーン判定部11dは、筐体1aが手で把持されている場合には、ユーザによる手動操作によって記録シーンが設定されるものと判定して、処理をステップS3に移行するようになっている。なお、シーン判定部11dは、ユーザによる記録モード等の設定によって、処理をステップS3に移行するようになっていてもよい。
ステップS3の処理は、第1の実施の形態と同様であり、ユーザによる記録シーン又は記録モード等の設定によって、記録シーン、記録モード、記録フォルダが決定されて録音が行われる。記録シーンとアイコンとは1対1に対応しており、記録時に記録される音声ファイルに対応するアイコンも決定されることになる。
記録再生制御部11cは、録音が終了すると、ステップS4から処理をステップS5に移行して、ファイル化を行い、音声ファイルを記録シーンに対応した記録フォルダに格納する。音声ファイルの記録が終了すると、制御部10はステップS6においてスタンバイ処理が行われたか否か判定し、スタンバイ処理が行われた場合にはスタンバイ状態に移行し(ステップS7)、スタンバイ処理が行われていない場合には、処理をステップS1に戻す。
シーン判定部11dは、ステップS2において筐体1aが手で把持されていない状態であると判定した場合には、ステップS10において筐体1aの設置状態の判定を行う。
図8Aは2人の人物81,82がそれぞれ楽器81a,82aを演奏している状態で録音を行っていることを示している。記録再生装置1の筐体1aは、側面の取付部(図示せず)において支持部材83によって支持されている。即ち、この場合には、筐体1aの表面の短手方向は略鉛直方向に配置される。
シーン判定部11dは、状態判定部13によって筐体1aの表面の短手方向が略鉛直方向に配置されていることが示された場合には、音楽等の録音を行う記録シーンであるものと判定し、処理をステップS11に移行する。この場合には、記録再生制御部11cは、音楽モードを設定する。例えば、記録再生制御部11cは、第1マイク21及び第2マイク22の出力をL,R音声信号として用いて、ステレオ録音を行う。また、この場合には、高音質となるように十分に高いビットレートでの録音を行う。記録再生制御部11cは、録音が終了すると、ステップS12から処理をステップS13に移行して、ファイル化を行い、音声ファイルを音楽フォルダに格納する。
また、図8Bはテーブル90の回りに3人の人物91〜93が位置し、矢印に示すようにテーブル90上に載置された筐体1aに向かって人物91〜93が発声している様子を示している。この場合には、筐体1aは、筐体1aの表面がテーブル90の表面に略平行、即ち、略水平となる状態に配置される。
シーン判定部11dは、ステップS10において、状態判定部13によって筐体1aの表面が略水平に配置されていることが示された場合には、会話や会議等の録音を行う記録シーンであるものと判定し、処理をステップS21に移行する。この場合には、記録再生制御部11cは、会議モードを設定する。例えば、第2マイク22の出力を利用して録音が行われる。また、この場合には、記録再生制御部11cは、十分に高いビットレートでノイズ除去処理を行いながら録音を行う。記録再生制御部11cは、録音が終了すると、ステップS22から処理をステップS23に移行して、ファイル化を行い、音声ファイルを会議フォルダに格納する。
図8Cは2人の人物101,102が互いに向き合って、会話の内容をメモ代わりに録音している様子を示している。人物101の服の胸ポケット103には、筐体1aがピン1bによって取り付けられている。人物102は、矢印に示すようにこの筐体1aに向かって発声する。即ち、この場合には、筐体1aの表面の長手方向は略鉛直方向に配置される。
シーン判定部11dは、ステップS10において、状態判定部13によって筐体1aの表面の長手方向が略鉛直に配置されていることが示された場合には、メモ代わりの録音を行う記録シーンであるものと判定し、処理をステップS31に移行する。この場合には、記録再生制御部11cは、メモモードを設定する。例えば、記録再生制御部11cは、第1マイク21の出力を利用して録音を行う。また、この場合には、中程度のビットレートで録音を行う。記録再生制御部11cは、所定の時間以内で録音が終了すると、ステップS32から処理をステップS33に移行して、ファイル化を行い、音声ファイルをメモフォルダに格納する。
図8Cは2人の人物101が歩きながら、周囲の音響や自分が発する声等を録音している様子を示している。人物101の服の胸ポケット103には、筐体1aがピン1bによって取り付けられている。例えば、人物101は、散歩中などの比較的長時間の録音を行うものとする。
記録再生制御部11cは、メモモードの録音が終了していない場合には、ステップS32から処理をステップS34に移行して録音の開始から所定の時間(長時間)経過したか否かを判定している。記録再生制御部11cは、所定の時間以内でメモモードの録音が終了しない場合には、処理をステップS35に移行して、長時間モードを設定する。また、この場合には、シーン判定部11dは、長時間の録音が行われる記録シーンであるものと判定する。この場合には、メモモードにおける録音部分を長時間モードに対応させて低ビットレート化し、以後長時間モードでの記録を行う。長時間モードでの記録が終了すると、音声ファイルは、長時間フォルダに格納される。
なお、図7の例では、長時間モードへの移行は、メモモードのみから行われる例を示しているが、長時間モード以外の他の各モードから長時間モードに移行できるようになっていてもよい。また、記録再生制御部11cは、各モードの録音途中において、インデックスマークボタン53が操作された場合には、音声ファイルの対応する位置にインデックスマークを付加するようになっていてもよい。
制御部10は、ステップS1において再生モードが指定されているものと判定した場合には、処理をステップS42に移行する。記録再生制御部11cは、モードボタン63の操作に応じた記録フォルダの記録内容を読み出すと共に、この記録フォルダに対応したアイコンの情報を読み出す。こうして、表示制御部12は、例えば、図6A〜図6Dに示す表示、即ち、アイコン表示を含む記録モード(記録フォルダ)の表示を行う。ユーザがモードボタン63を操作する毎に、図6A〜図6Dの表示が順次切換えられる。この場合には、ユーザは、アイコン表示によって記録シーンを思い出し易く、記録フォルダの選択が容易である。
ユーザは、カーソルキー55を用いて選択されている記録フォルダ内のファイルを切換える(ステップS43)。ステップS44において、ユーザがOKボタン56を押すと、選択されている音声ファイルが選択されて再生される(ステップS45)。ユーザが再びOKボタン56を押すと、ステップS46からステップS47に移行して再生が終了する。
このように本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。また、本実施の形態においては、シーン判定を自動化することができ、煩雑な操作を行うことなく、記録時のシーンに応じた記録モード、記録フォルダ及びアイコンを自動的に設定することができる。
(第3の実施の形態)
図9は第3の実施の形態を説明するための説明図である。本実施の形態におけるハードウェア構成は第1の実施の形態と同様である。
上記各実施の形態においては、記録シーン、記録モード、記録フォルダの全てを1対1に対応させると共に、記録シーンに対応したアイコンを利用する例について説明した。本実施の形態は記録シーンに1対1に対応するアイコンを採用すると共に、1つの記録モードに複数の記録シーンが対応する例である。
図9は1つの記録モードで収音した音に含まれる音声によって記録シーンを分類し、分類した各記録シーンに対応するアイコンの一例を示している。図9の例では、含まれる音声が男性のみによる場合には、人の顔にひげを付けた絵柄のアイコンを割当て、1人の男性の音声を記録する記録シーンであることを示す。また、含まれる音声が女性のみによる場合には、人の顔の髪の毛を長くした絵柄のアイコンを割当て、1人の女性の音声を記録する記録シーンであることを示す。また、含まれる音声が幼児のみによる場合には、比較的小さい顔の絵柄のアイコンを割当て、1人の幼児の音声を記録する記録シーンであることを示す。また、含まれる音声が複数人の音声である場合には、向かい合った2人の顔の絵柄のアイコンを割当て、複数人の音声を記録する記録シーンであることを示す。また、含まれる音声が虫の鳴き声である場合には、虫をかたどった絵柄のアイコンを割当て、虫の鳴き声を記録する記録シーンであることを示す。また、含まれる音声が鳥の鳴き声である場合には、鳥をかたどった絵柄のアイコンを割当て、鳥の鳴き声を記録する記録シーンであることを示す。
収音した音に含まれるこれらの音声の判定は、音声判定部11bによって行われる。シーン判定部11dは、音声判定部11bの判定結果によって、収音された音に含まれる音声の種類を判定し、判定結果に基づいて図9のいずれの記録シーンであるかを判定する。なお、シーン判定部11dは、ユーザによる手動操作によって、これらの記録シーンを判定してもよい。
記録再生制御部11cは、手動設定又は記録シーンに対応した自動設定によって記録モードを設定すると共に、記録モード及び記録シーンに対応した記録フォルダに音声ファイルを記録する。この場合において、記録モードと記録フォルダとを1対1に対応させてもよい。即ち、この場合には、記録再生制御部11cは、1つの記録モード、即ち、1つの記録フォルダに、各記録シーンに対応した複数の音声ファイルを記録すると共に、各記録シーン毎にアイコンを割当てる。この場合には、1つの記録フォルダに複数の記録シーンに対応した複数の音声ファイルが格納されることになり、各音声ファイルの記録シーンに対応した各アイコンを指定するために、記録再生制御部11cは、記録時において、音声ファイルに記録シーンに対応したアイコンの情報を関連付けて記録する。
この場合には、再生時において、記録モードに対応した記録フォルダを選択した場合でも、各音声ファイル毎に、表示されるアイコンはその記録シーンに応じて変化することになる。
また、記録フォルダと記録シーンとを1対1に対応させてもよい。即ち、この場合には、記録再生制御部11cは、1つの記録モードに対して各記録シーンに対応する複数の記録フォルダが割当てられる。記録再生制御部11cは、各記録シーンに対応した記録フォルダに音声ファイルを記録することになる。この場合には、記録フォルダとアイコンとが1対1に対応するので、記録再生制御部11cは、再生時において、記録フォルダに対応するアイコンの情報を読出せばよい。この場合には、再生時において、記録モードを選択すると、当該記録モードの下層に複数の記録フォルダが設定されているので、更に記録シーンに対応する記録フォルダを選択した後各音声ファイルを選択することになる。
このように構成された実施の形態においても図7と同様の動作フローを採用することができる。図7のステップS3,S11,S21,S31において記録モードを設定する場合に、記録する音声ファイル毎に音声の判定を行って、記録シーン及び対応するアイコンを決定すればよい。
他の作用は第2の実施の形態と同様である。
本発明の実施形態においては、録音のための機器としては、ICレコーダや携帯電話やスマートフォンなど携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assist)等でも勿論構わない。
本発明は、上記実施形態にそのまま限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素の幾つかの構成要素を削除してもよい。
なお、特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。また、これらの動作フローを構成する各ステップは、発明の本質に影響しない部分については、適宜省略も可能であることは言うまでもない。
また、ここで説明した技術のうち、主にフローチャートで説明した制御や機能は、多くがプログラムにより設定可能であり、そのプログラムをコンピュータが読み取り実行することで上述した制御や機能を実現することができる。そのプログラムは、コンピュータプログラム製品として、フレキシブルディスク、CD−ROM等、不揮発性メモリ等の可搬媒体や、ハードディスク、揮発性メモリ等の記憶媒体に、その全体あるいは一部を記録又は記憶することができ、製品出荷時又は可搬媒体或いは通信回線を介して流通又は提供可能である。利用者は、通信ネットワークを介してそのプログラムをダウンロードしてコンピュータにインストールしたり、あるいは記録媒体からコンピュータにインストールすることで、容易に本実施の形態の記録再生装置を実現することができる。
1…記録再生装置、10…制御部、11…収音制御部、11a…信号処理部、11b…音声判定部、11c…記録再生制御部、11d…シーン判定部、12…表示制御部、13…状態判定部、14…操作部、21…第1マイク、22…第2マイク、30…記録部、31…フォルダ、32…アイコンDB、40…表示部。

Claims (9)

  1. 対象物からの音声を収音する収音部と、
    上記収音部の収音時の記録シーンを判定するシーン判定部と、
    上記収音部による音声取得の記録モード及び記録フォルダを設定するものであって、上記記録モード及び記録フォルダの少なくとも一方を上記記録シーンに基づいて設定する記録制御部と、
    上記記録シーンに1対1に対応するアイコンを上記記録制御部によって記録された音声ファイルに対応して再生する再生制御部と、
    上記記録制御部によって記録された上記音声ファイルに対応して上記アイコン表示を表示させる表示制御部と
    を具備したことを特徴とする記録再生装置。
  2. 上記シーン判定部は、ユーザ操作に基づいて上記記録シーンを判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
  3. 上記収音部の状態を判定する状態判定部を具備し、
    上記シーン判定部は、上記状態判定部の判定結果に基づいて上記記録シーンを判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
  4. 上記収音部が収音した音声の種類を判定する音声判定部を具備し、
    上記シーン判定部は、上記音声判定部の判定結果に基づいて上記記録シーンを判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
  5. 上記収音部の収音時間を計測する時計部を具備し、
    上記シーン判定部は、上記時計部の計測時間に基づいて上記記録シーンを判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
  6. 上記記録シーン、記録モード、記録フォルダは、相互に1対1に対応する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の記録再生装置。
  7. 記録モードと上記記録フォルダとは1対1に対応し、
    上記記録フォルダと上記記録シーンとは、1対多に対応する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の記録再生装置。
  8. 記録モードと上記記録フォルダとは1対多に対応し、
    上記記録フォルダと上記記録シーンとは、1対1に対応する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の記録再生装置。
  9. 対象物からの音声を収音する収音ステップと、
    上記収音ステップの収音時の記録シーンを判定するシーン判定ステップと、
    上記収音ステップにおける記録モード及び記録フォルダを設定するものであって、上記記録モード及び記録フォルダの少なくとも一方を上記記録シーンに基づいて設定する記録制御ステップと、
    上記記録シーンに1対1に対応するアイコンを上記記録制御ステップにおいて記録された音声ファイルに対応して再生する再生制御ステップと、
    上記記録制御ステップにおいて記録された上記音声ファイルに対応して上記アイコン表示を表示させる表示制御ステップと
    を具備したことを特徴とする記録再生方法。
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