JP2017087026A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハンドル回動部の回動位置を元の回動位置に調整しやすくできる遊技機を提供すること。
【解決手段】遊技球の発射強度が所望の発射強度となる回動位置にハンドル回動部540の回動位置が調整された後に、ハンドル回動部540の回動位置が初期位置へ復帰された場合であっても、遊技者は、進退部材3570a〜3570cの目印3571の内の所定の目印3571の位置を一致させることで、ハンドル回動部540の回動位置を元の回動位置(初期位置へ復帰される前の回動位置)に調整できる。よって、ハンドル回動部540の回動位置を元の回動位置へ調整しやすくできる。
【選択図】図44

Description

本発明は、パチンコ機などの遊技機に関するものである。

パチンコ機等の遊技機において、ハンドルベースにハンドル回動部が回動可能に取り付けられ、そのハンドル回動部の回動操作量に応じて、球の発射強度を調整するものがある。また、ハンドル回動部の回動操作により、所望の発射強度が得られた場合には、その発射強度を維持して、遊技者の疲れを軽減するべく、ハンドル回動部の回動を固定する構造のものがある。

特開2012−005759号公報

ハンドル回動部は、付勢ばねによる付勢力が付与されており、遊技者が手を離すと、ハンドル回動部が初期位置へ復帰される。そのため、例えば、遊技を中断した場合には、ハンドル回動部の回動位置を元の回動位置に調整することが困難である。

本発明は、上記例示した問題点を解決するためになされたものであり、ハンドル回動部の回動位置を元の回動位置に調整しやすくできる遊技機を提供することを目的とする。

この目的を達成するために請求項1記載の遊技機は、遊技者によって回動操作されるハンドル回動部を備え、そのハンドル回動部の回動操作量に応じて遊技球の発射強度が調整されるものであり、前記ハンドル回動部の回動に連動して移動可能に形成される連動軸方向移動部を備え、その連動軸方向移動部の移動方向が前記ハンドル回動部の軸心に沿った方向である。

請求項2記載の遊技機は、請求項1記載の遊技機において、前記連動軸方向移動部がハンドル回動部の回動に連動して前記ハンドル回動部の軸心に沿って移動されることを解除する連動解除手段を備える。

請求項3記載の遊技機は、請求項2記載の遊技機において、前記連動軸方向移動部は複数が並設されると共に、それら複数の連動軸方向移動部の内の少なくとも1の連動軸方向移動部は、前記ハンドル回動部の回動に連動して前記ハンドル回動部の軸心方向に沿って移動されることを前記連動解除手段により解除可能に形成される。

請求項1記載の遊技機によれば、ハンドル回動部の回動に連動して移動可能に形成される連動軸方向移動部を備えるので、ハンドル回動部の回動位置を、連動軸方向移動部を基準として遊技者に認識させることができる。よって、遊技球の発射強度が所望の発射強度となる回動位置にハンドル回動部の回動位置が調整された後に、例えば、遊技を中断するために、ハンドル回動部の回動位置が初期位置へ復帰された場合、或いは、例えば、右打ちをするために、ハンドル回動部の回動位置が最大回動位置へ変更された場合であっても、遊技者は、連動軸方向移動部を基準とするハンドル回動部の回動位置の認識に基づいて、ハンドル回動部の回動位置を元の回動位置(例えば、遊技を中断する前や右打ちする前の回動位置)に調整できる。よって、ハンドル回動部の回動位置を元の回動位置へ調整する操作を、正確かつ迅速に行うことができる。

この場合、連動軸方向移動部の移動方向は、ハンドル回動部の軸心に沿った方向であるので、連動軸方向移動部の移動位置を容易に認識することができる。即ち、ハンドル回動部の回動に連動して移動する部材が、周方向(ハンドル回動部の回動方向)に沿って移動するものであると、その移動する部材の移動位置を認識するためには、遊技者の視線方向の移動量が大きくなる。これに対し、請求項1によれば、連動軸方向移動部の移動方向がハンドル回動部の軸心に沿った方向であるので、ハンドル回動部の回動操作量(位相)に関わらず、連動軸方向移動部を認識するための遊技者の視線方向を一定(一方向)とすることができる。その結果、連動軸方向移動部の移動位置の認識を容易として、遊技者の負担を軽減できる。

請求項2記載の遊技機によれば、請求項1記載の遊技機の奏する効果に加え、連動軸方向移動部がハンドル回動部の回動に連動してハンドル回動部の軸心に沿って移動されることを連動解除手段により解除することができる。即ち、連動軸方向移動部の移動がハンドル回動部の回動に連動することを連動解除手段により解除することで、連動軸方向移動部を、ハンドル回動部の回動から切り離して、その切り離された際の移動位置に留まらせることができる。これにより、遊技球の発射強度が所望の発射強度となる回動位置にハンドル回動部の回動位置が設定された状態において、連動解除手段による解除を行うことで、連動軸方向移動部を所定の移動位置に留まらせておき、ハンドル回動部を元の回動位置へ調整する際の基準とすることができる。よって、ハンドル回動部の回動位置を元の回動位置へ調整する際に、その調整操作を正確かつ迅速に行うことができる。

請求項3記載の遊技機によれば、請求項2記載の遊技機の奏する効果に加え、連動軸方向移動部は、複数が並設されるので、遊技球の発射強度が所望の発射強度となる回動位置にハンドル回動部の回動位置が設定された状態において、複数の連動軸方向移動部の内の1の連動軸方向移動部に対し、連動解除手段による連動の解除を行うことで、ハンドル回動部の回動位置を元の回動位置へ調整する際には、連動が解除された1の連動軸方向移動部と連動が解除されていない他の連動軸方向移動部との間の相対位置に基づいて、ハンドル回動部の調整操作を行うことができる。よって、その分、ハンドル回動部の元の回動位置への調整操作を正確かつ迅速に行うことができる。

なお、複数の連動軸方向移動部にそれらの間の相対位置を示す目印をそれぞれに配設することが好ましい。ハンドル回動部の回動位置を元の回動位置へ調整する際には、ハンドル回動部との連動が解除された(即ち、ハンドル回動部から切り離され所定の移動位置に留まる)連動軸方向移動部の目印と、ハンドル回動部との連動が解除されていない他の連動軸方向移動部の目印とを一致させれば良いので、元の回動位置への調整操作を正確かつ迅速に行うことができる。

第1実施形態におけるパチンコ機の正面図である。 パチンコ機の遊技盤の正面図である。 パチンコ機の背面図である。 パチンコ機の電気的構成を示すブロック図である。 (a)は操作ハンドルの上面図であり、(b)は操作ハンドルの正面図である。 図5(a)の矢印VI方向視における操作ハンドルの側面図である。 ハンドル取付台およびハンドルベースの正面斜視図である。 ハンドル回動部の背面斜視図である。 (a)は、切替支持軸の斜視図であり、(b)は、切替支持軸の軸心を含む平面で切断した切替支持軸の断面図である。 (a)は、前カバーの背面斜視図であり、(b)は、案内溝の正面図である。 ボタン部材の背面斜視図である。 移動挿入体と軸体との連結構造を図示するボタン部材の分解斜視図である。 ハンドルベースの背面斜視図である。 ハンドル取付台の分解状態における斜視図である。 (a)はハンドル取付台の組み立て状態における斜視図であり、(b)は第1本体の内側面図である。 ハンドル取付台およびハンドルベースの背面斜視図である。 ハンドル規制部材が装着された状態におけるハンドルベースの正面斜視図である。 ハンドル規制部材が取り外された状態におけるハンドルベースの正面斜視図である。 (a)及び(b)は、ハンドル規制部材の斜視図である。 変位操作される前の状態における操作ハンドルの部分断面側面図である。 変位操作された後の状態における操作ハンドルの部分断面側面図である。 操作ハンドルの部分断面側面図である。 操作ハンドルの部分断面側面図である。 操作ハンドルの部分断面側面図である。 操作ハンドルの模式図である。 操作ハンドルの模式図である。 (a)は、第2実施形態における操作ハンドルの上面図であり、(b)は、操作ハンドルの正面図である。 ハンドル取付台およびハンドルベースの正面斜視図である。 (a)は、連動回動部の側面図であり、(b)は、連動回動部の正面図であり、(c)は、図29(b)のXXXIc−XXXIc線における連動回動部の断面図であり、(d)は、図29(b)のXXXId−XXXId線における連動回動部の断面図である。 ハンドルベースに取り付けられた状態における連動回動部の正面斜視図である。 (a)は、ハンドル回動部の背面斜視図であり、(b)は、前カバーの背面斜視図である。 (a)は、ボタン部材の正面図であり、(b)は、ボタン部材の側面図であり、(c)は、ボタン部材の背面図である。 (a)は、伝達部材の上面図であり、(b)は、伝達部材の側面図であり、(c)は、伝達部材の正面図である。 操作ハンドルの部分断面図である。 操作ハンドルの部分断面図である。 操作ハンドルの部分断面図である。 操作ハンドルの部分断面図である。 (a)は、第3実施形態における操作ハンドルの上面図であり、(b)は、操作ハンドルの正面図である。 (a)は、外殻部材の背面図であり、(b)は、外殻部材の側面図である。 (a)から(c)は、進退部材の断面図である。 (a)は、押下ボタン部材の上面図であり、(b)は、押下ボタン部材の側面図であり、(c)は、係合針部材の上面図であり、(d)は、係合針部材の側面図である。 操作ハンドルの側面図である。 操作ハンドルの側面図である。 操作ハンドルの上面図である。 第4実施形態における操作ハンドルの上面図である。 第5実施形態における操作ハンドルの側面図である。 ハンドル取付台およびハンドルベースの正面斜視図である。 (a)は、連動回動部の正面図であり、(b)は、図48(a)のLb−Lb線における連動回動部の断面図である。 ハンドル取付台およびハンドルベースの正面斜視図である。 ハンドル取付台およびハンドルベースの正面斜視図である。 (a)及び(b)は、ハンドル規制部材の斜視図である。 操作ハンドルの部分断面図である。 操作ハンドルの部分断面図である。 操作ハンドルの部分断面図である。 (a)は、ハンドル規制部材の下面斜視図であり、(b)は、操作ハンドルの部分断面図である。 (a)は、第6実施形態における操作ハンドルの上面図であり、(b)は、操作ハンドルの側面図である。 外殻部材の外面およびハンドルベースの外面を平面に展開した外殻部材およびハンドルベースの平面展開図である。 (a)は、第7実施形態における操作ハンドルの上面図であり、(b)は、操作ハンドルの正面図である。 (a)は、連動回動部の正面図であり、(b)は、図59(a)のVIXb−VIXb線における連動回動部の断面図であり、(c)は、図59(b)の矢印VIXc方向視における連動回動部の側面図である。 (a)及び(b)は、操作ハンドルの部分断面模式図である。

以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して説明する。まず、図1から図を参照し、第1実施形態として、本発明をパチンコ遊技機(以下、単に「パチンコ機」という)10に適用した場合の一実施形態について説明する。図1は、第1実施形態におけるパチンコ機10の正面図であり、図2はパチンコ機10の遊技盤13の正面図であり、図3はパチンコ機10の背面図である。

図1に示すように、パチンコ機10は、略矩形状に組み合わせた木枠により外殻が形成される外枠11と、その外枠11と略同一の外形形状に形成され外枠11に対して開閉可能に支持された内枠12とを備えている。外枠11には、内枠12を支持するために正面視(図1参照)左側の上下2カ所に金属製のヒンジ18が取り付けられ、そのヒンジ18が設けられた側を開閉の軸として内枠12が正面手前側へ開閉可能に支持されている。

内枠12には、多数の釘や入賞口63,64等を有する遊技盤13(図2参照)が裏面側から着脱可能に装着される。この遊技盤13の前面を球(遊技球)が流下することにより弾球遊技が行われる。なお、内枠12には、球を遊技盤13の前面領域に発射する球発射ユニット112a(図4参照)やその球発射ユニット112aから発射された球を遊技盤13の前面領域まで誘導する発射レール(図示せず)等が取り付けられている。

内枠12の前面側には、その前面上側を覆う前面枠14と、その下側を覆う下皿ユニット15とが設けられている。前面枠14及び下皿ユニット15を支持するために正面視(図1参照)左側の上下2カ所に金属製のヒンジ19が取り付けられ、そのヒンジ19が設けられた側を開閉の軸として前面枠14及び下皿ユニット15が正面手前側へ開閉可能に支持されている。なお、内枠12の施錠と前面枠14の施錠とは、シリンダ錠20の鍵穴21に専用の鍵を差し込んで所定の操作を行うことでそれぞれ解除される。

前面枠14は、装飾用の樹脂部品や電気部品等を組み付けたものであり、その略中央部には略楕円形状に開口形成された窓部14cが設けられている。前面枠14の裏面側には2枚の板ガラスを有するガラスユニット16が配設され、そのガラスユニット16を介して遊技盤13の前面がパチンコ機10の正面側に視認可能となっている。

前面枠14には、球を貯留する上皿17が前方へ張り出して上面を開放した略箱状に形成されており、この上皿17に賞球や貸出球などが排出される。上皿17の底面は正面視(図1参照)右側に下降傾斜して形成され、その傾斜により上皿17に投入された球が球発射ユニット112aへと案内される。また、上皿17の上面には、枠ボタン22が設けられている。この枠ボタン22は、例えば、第3図柄表示装置81(図2参照)で表示される演出のステージを変更したり、スーパーリーチの演出内容を変更したりする場合などに、遊技者により操作される。

前面枠14には、その周囲(例えばコーナー部分)に各種ランプ等の発光手段が設けられている。これら発光手段は、大当たり時や所定のリーチ時等における遊技状態の変化に応じて、点灯又は点滅することにより発光態様が変更制御され、遊技中の演出効果を高める役割を果たす。窓部14cの周縁には、LED等の発光手段を内蔵した電飾部29〜33が設けられている。パチンコ機10においては、これら電飾部29〜33が大当たりランプ等の演出ランプとして機能し、大当たり時やリーチ演出時等には内蔵するLEDの点灯や点滅によって各電飾部29〜33が点灯または点滅して、大当たり中である旨、或いは大当たり一歩手前のリーチ中である旨が報知される。また、前面枠14の正面視(図1参照)左上部には、LED等の発光手段が内蔵され賞球の払い出し中とエラー発生時とを表示可能な表示ランプ34が設けられている。

また、右側の電飾部32下側には、前面枠14の裏面側を視認できるように裏面側より透明樹脂を取り付けて小窓35が形成され、遊技盤13前面の貼着スペースK1(図2参照)に貼付される証紙等はパチンコ機10の前面から視認可能とされている。また、パチンコ機10においては、より煌びやかさを醸し出すために、電飾部29〜33の周りの領域にクロムメッキを施したABS樹脂製のメッキ部材36が取り付けられている。

窓部14cの下方には、貸球操作部40が配設されている。貸球操作部40には、度数表示部41と、球貸しボタン42と、返却ボタン43とが設けられている。パチンコ機10の側方に配置されるカードユニット(球貸しユニット)(図示せず)に紙幣やカード等を投入した状態で貸球操作部40が操作されると、その操作に応じて球の貸出が行われる。具体的には、度数表示部41はカード等の残額情報が表示される領域であり、内蔵されたLEDが点灯して残額情報として残額が数字で表示される。球貸しボタン42は、カード等(記録媒体)に記録された情報に基づいて貸出球を得るために操作されるものであり、カード等に残額が存在する限りにおいて貸出球が上皿17に供給される。返却ボタン43は、カードユニットに挿入されたカード等の返却を求める際に操作される。なお、カードユニットを介さずに球貸し装置等から上皿17に球が直接貸し出されるパチンコ機、いわゆる現金機では貸球操作部40が不要となるが、この場合には、貸球操作部40の設置部分に飾りシール等を付加して部品構成は共通のものとしても良い。カードユニットを用いたパチンコ機と現金機との共通化を図ることができる。

上皿17の下側に位置する下皿ユニット15には、その中央部に上皿17に貯留しきれなかった球を貯留するための下皿50が上面を開放した略箱状に形成されている。下皿50の右側には、球を遊技盤13の前面へ打ち込むために遊技者によって操作される操作ハンドル51が配設される。

操作ハンドル51の内部には、球発射ユニット112aの駆動を許可するためのタッチセンサ51aと、押下操作している期間中には球の発射を停止する発射停止スイッチ51bと、操作ハンドル51の回動操作量(回動位置)を電気抵抗の変化により検出する可変抵抗器(図示せず)などが内蔵されている。操作ハンドル51が遊技者によって右回りに回動操作されると、タッチセンサ51aがオンされると共に可変抵抗器の抵抗値が回動操作量に対応して変化し、その可変抵抗器の抵抗値に対応した強さ(発射強度)で球が発射され、これにより遊技者の操作に対応した飛び量で遊技盤13の前面へ球が打ち込まれる。また、操作ハンドル51が遊技者により操作されていない状態においては、タッチセンサ51aおよび発射停止スイッチ51bがオフとなっている。

下皿50の正面下方部には、下皿50に貯留された球を下方へ排出する際に操作するための球抜きレバー52が設けられている。この球抜きレバー52は、常時、右方向に付勢されており、その付勢に抗して左方向へスライドさせることにより、下皿50の底面に形成された底面口が開口して、その底面口から球が自然落下して排出される。この球抜きレバー52の操作は、通常、下皿50の下方に下皿50から排出された球を受け取る箱(一般に「千両箱」と称される)を置いた状態で行われる。下皿50の右方には、上述したように操作ハンドル51が配設され、下皿50の左方には灰皿53が取り付けられている。

図2に示すように、遊技盤13は、正面視略正方形状に切削加工した木製のベース板60に、球案内用の多数の釘(図示せず)や風車の他、レール61,62、一般入賞口63、第1入球口64、第2入球口640、第1可変入賞装置65、第2可変入賞装置650、第1スルーゲート67、第2スルーゲート670、可変表示装置ユニット80等を組み付けて構成され、その周縁部が内枠12(図1参照)の裏面側に取り付けられる。一般入賞口63、第1入球口64、第2入球口640、第1可変入賞装置65、第2可変入賞装置650、可変表示装置ユニット80は、ルータ加工によってベース板60に形成された貫通穴に配設され、遊技盤13の前面側から木ネジ等により固定されている。

遊技盤13の前面中央部分は、前面枠14の窓部14c(図1参照)を通じて内枠12の前面側から視認することができる。以下に、主に図2を参照して、遊技盤13の構成について説明する。

遊技盤13の前面には、帯状の金属板を略円弧状に屈曲加工して形成した外レール62が植立され、その外レール62の内側位置には外レール62と同様に帯状の金属板で形成した円弧状の内レール61が植立される。この内レール61と外レール62とにより遊技盤13の前面外周が囲まれ、遊技盤13とガラスユニット16(図1参照)とにより前後が囲まれることにより、遊技盤13の前面には、球の挙動により遊技が行われる遊技領域が形成される。遊技領域は、遊技盤13の前面であって2本のレール61,62と円弧部材70とにより区画して形成される略円形状の領域(入賞口等が配設され、発射された球が流下する領域)である。

2本のレール61,62は、球発射ユニット112a(図4参照)から発射された球を遊技盤13上部へ案内するために設けられたものである。内レール61の先端部分(図2の左上部)には戻り球防止部材68が取り付けられ、一旦、遊技盤13の上部へ案内された球が再度球案内通路内に戻ってしまうといった事態が防止される。外レール62の先端部(図2の右上部)には、球の最大飛翔部分に対応する位置に返しゴム69が取り付けられ、所定以上の勢いで発射された球は、返しゴム69に当たって、勢いが減衰されつつ中央部側へ跳ね返される。また、内レール61の右下側の先端部と外レール62の右上側の先端部との間には、レール間を繋ぐ円弧を内面側に設けて形成された樹脂製の円弧部材70がベース板60に打ち込んで固定されている。

遊技領域の正面視右側上部(図2の右側上部)には、2つの第1図柄表示装置37A,37Bが配設されている。第1図柄表示装置37Aには、発光手段である複数のLED37Aaと7セグメント表示器37Abとが設けられている。他方の第1図柄表示装置37Bもまた同様に、発光手段である複数のLED37Baと7セグメント表示器37Bbとが設けられている。

第1図柄表示装置37A,37Bは、主制御装置110で行われる各制御に応じた表示がなされるものであり、主にパチンコ機10の遊技状態の表示が行われる。本実施形態では、これらの第1図柄表示装置37A,37Bは、球が、第1入球口64へ入賞したか、第2入球口640へ入賞したかに応じて使い分けられるように構成されている。具体的には、球が、第1入球口64へ入賞した場合には、第1図柄表示装置37Aが作動し、一方で、球が、第2入球口640へ入賞した場合には、第1図柄表示装置37Bが作動するように構成されている。

複数のLED37Aa,37Baは、いずれも、パチンコ機10が確変中か時短中か通常中であるかを点灯状態により示したり、変動中であるか否かを点灯状態により示したり、停止図柄が確変大当たりに対応した図柄か普通大当たりに対応した図柄か外れ図柄であるかを点灯状態により示したり、保留球数を点灯状態により示すものである。7セグメント表示装置37Ab,37Bbは、いずれも、大当たり中のラウンド数やエラー表示を行うものである。なお、LED37Aa,37Baは、それぞれのLEDの発光色(例えば、赤、緑、青)が異なるよう構成され、その発光色の組み合わせにより、少ないLEDでパチンコ機10の各種遊技状態を示唆することができる。

尚、本パチンコ機10では、第1入球口64及び第2入球口640へ入球があったことを契機として抽選が行われる。パチンコ機10は、その抽選において、大当たりか否かの当否判定(大当たり抽選)を行うと共に、大当たりと判定した場合はその大当たり種別の判定も行う。ここで判定される大当たり種別としては、15R確変大当たり、4R確変大当たり、15R通常大当たりが用意されている。LED37Aa,37Baには、変動終了後の停止図柄として抽選の結果が大当たりであるか否かが示されるだけでなく、大当たりである場合はその大当たり種別に応じた図柄が示される。

ここで、「15R確変大当たり」とは、最大ラウンド数が15ラウンドの大当たりの後に高確率状態へ移行する確変大当たりのことであり、「4R確変大当たり」とは、最大ラウンド数が4ラウンドの大当たりの後に高確率状態へ移行する確変大当たりのことである。また、「15R通常大当たり」は、最大ラウンド数が15ラウンドの大当たりの後に、低確率状態へ移行すると共に、所定の変動回数の間(例えば、100変動回数)は時短状態となる大当たりのことである。

また、「高確率状態」とは、大当たり終了後に付加価値としてその後の大当たり確率がアップした状態、いわゆる確率変動中(確変中)の時をいい、換言すれば、特別遊技状態へ移行し易い遊技の状態のことである。本実施形態における高確率状態(確変中)は、後述する第2図柄の当たり確率がアップして第2入球口640へ球が入球し易い遊技の状態を含む。「低確率状態」とは、確変中でない時をいい、大当たり確率が通常の状態、即ち、確変の時より大当たり確率が低い状態をいう。また、「低確率状態」のうちの時短状態(時短中)とは、大当たり確率が通常の状態であると共に、大当たり確率がそのままで第2図柄の当たり確率のみがアップして第2入球口640へ球が入球し易い遊技の状態のことをいう。一方、パチンコ機10が通常中とは、確変中でも時短中でもない遊技の状態(大当たり確率も第2図柄の当たり確率もアップしていない状態)である。

確変中や時短中は、第2図柄の当たり確率がアップするだけではなく、第2入球口640に付随する電動役物640aが開放される時間も変更され、通常中と比して長い時間が設定される。電動役物640aが開放された状態(開放状態)にある場合は、その電動役物640aが閉鎖された状態(閉鎖状態)にある場合と比して、第2入球口640へ球が入球しやすい状態となる。よって、確変中や時短中は、第2入球口640へ球が入球し易い状態となり、大当たり抽選が行われる回数を増やすことができる。

なお、確変中や時短中において、第2入球口640に付随する電動役物640aの開放時間を変更するのではなく、または、その開放時間を変更することに加えて、1回の当たりで電動役物640aが開放する回数を通常中よりも増やす変更を行うものとしてもよい。また、確変中や時短中において、第2図柄の当たり確率は変更せず、第2入球口640に付随する電動役物640aが開放される時間および1回の当たりで電動役物640aが開放する回数の少なくとも一方を変更するものとしてもよい。また、確変中や時短中において、第2入球口640に付随する電動役物640aが開放される時間や、1回の当たりで電動役物640aを開放する回数はせず、第2図柄の当たり確率だけを、通常中と比してアップするよう変更するものであってもよい。

遊技領域には、球が入賞することにより5個から15個の球が賞球として払い出される複数の一般入賞口63が配設されている。また、遊技領域の中央部分には、可変表示装置ユニット80が配設されている。可変表示装置ユニット80には、第1入球口64及び第2入球口640への入球(始動入賞)をトリガとして、第1図柄表示装置37A,37Bにおける変動表示と同期させながら、第3図柄の変動表示を行う液晶ディスプレイ(以下単に「表示装置」と略す)で構成された第3図柄表示装置81と、第1スルーゲート67及び第2スルーゲート670の球の通過をトリガとして第2図柄を変動表示するLEDで構成される第2図柄表示装置83とが設けられている。また、可変表示装置ユニット80には、第3図柄表示装置81の外周を囲むようにして、センターフレーム86が配設されている。

第3図柄表示装置81は8インチサイズの大型の液晶ディスプレイで構成されるものであり、表示制御装置114(図4参照)によって表示内容が制御されることにより、例えば上、中及び下の3つの図柄列が表示される。各図柄列は複数の図柄(第3図柄)によって構成され、これらの第3図柄が図柄列毎に横スクロールして第3図柄表示装置81の表示画面上にて第3図柄が可変表示されるようになっている。本実施形態の第3図柄表示装置81は、主制御装置110(図4参照)の制御に伴った遊技状態の表示が第1図柄表示装置37で行われるのに対して、その第1図柄表示装置37の表示に応じた装飾的な表示を行うものである。なお、表示装置に代えて、例えばリール等を用いて第3図柄表示装置81を構成するようにしても良い。

第2図柄表示装置83は、球が第1スルーゲート67及び第2スルーゲート670を通過する毎に表示図柄(第2図柄)としての「○」の図柄と「×」の図柄とを所定時間交互に点灯させる変動表示を行うものである。パチンコ機10では、球が第1スルーゲート67又は第2スルーゲート670を通過したことが検出されと、当たり抽選が行われる。その当たり抽選の結果、当たりであれば、第2図柄表示装置83において、第2図柄の変動表示後に「○」の図柄が停止表示される。また、当たり抽選の結果、外れであれば、第2図柄表示装置83において、第3図柄の変動表示後に「×」の図柄が停止表示される。

パチンコ機10は、第2図柄表示装置83における変動表示が所定図柄(本実施形態においては「○」の図柄)で停止した場合に、第2入球口640に付随された電動役物640aが所定時間だけ作動状態となる(開放される)よう構成されている。

第2図柄の変動表示にかかる時間は、遊技状態が通常中の場合よりも、確変中または時短中の方が短くなるように設定される。これにより、確変中および時短中は、第2図柄の変動表示が短い時間で行われるので、当たり抽選を通常中よりも多く行うことができる。よって、当たり抽選において当たりとなる機会が増えるので、第2入球口640の電動役物640aが開放状態となる機会を遊技者に多く与えることができる。よって、確変中および時短中は、第2入球口640へ球が入球しやすい状態とすることができる。

なお、確変中または時短中において、当たり確率を高める、1回に当たりに対する電動役物640aの開放時間や開放回数を増やすなど、その他の方法によっても、確変中または時短中に第2入球口640へ球が入球しやすい状態としている場合は、第2図柄の変動表示にかかる時間を遊技状態にかかわらず一定としてもよい。一方、第2図柄の変動表示にかかる時間を、確変中または時短中において通常中よりも短く設定する場合は、当たり確率を遊技状態にかかわらず一定にしてもよいし、また、1回の当たりに対する電動役物640aの開放時間や開放回数を遊技状態にかかわらず一定にしてもよい。

第1スルーゲート67は、可変表示装置ユニット80の左方において遊技盤に組み付けられ、遊技盤に発射された球のうち、遊技盤の左方を流下する球の一部が通過可能に構成されている。また、第2スルーゲート670は、可変表示装置ユニット80の右方において遊技盤に組み付けられ、遊技盤に発射された球のうち、遊技盤の右方を流下する球の一部が通過可能に構成されている。第1スルーゲート67又は第2スルーゲート670を球が通過すると、第2図柄の当たり抽選が行われる。当たり抽選の後、第2図柄表示装置83にて変動表示を行い、当たり抽選の結果が当たりであれば、変動表示の停止図柄として「○」の図柄を表示し、当たり抽選の結果が外れであれば、変動表示の停止図柄として「×」の図柄を表示する。

球の第1スルーゲート67及び第2スルーゲート670の通過回数は、合計で最大4回まで保留され、その保留球数が上述した第1図柄表示装置37により表示されると共に第2図柄保留ランプ84においても点灯表示される。第2図柄保留ランプ84は、最大保留数分の4つ設けられ、第3図柄表示装置81の下方に左右対称に配設されている。

なお、第2図柄の変動表示は、本実施形態のように、第2図柄表示装置83において複数のランプの点灯と非点灯を切り換えることにより行うものの他、第1図柄表示装置37及び第3図柄表示装置81の一部を使用して行うようにしても良い。同様に、第2図柄保留ランプ84の点灯を第3図柄表示装置81の一部で行うようにしても良い。また、第1スルーゲート67及び第2スルーゲート670の球の通過に対する最大保留球数は4回に限定されるものでなく、3回以下、又は、5回以上の回数(例えば、8回)に設定しても良い。また、第1図柄表示装置37により保留球数が示されるので、第2図柄保留ランプ84により点灯表示を行わないものとしてもよい。

可変表示装置ユニット80の下方には、球が入球し得る第1入球口64が配設されている。この第1入球口64へ球が入球すると遊技盤13の裏面側に設けられる第1入球口スイッチ(図示せず)がオンとなり、その第1入球口スイッチのオンに起因して主制御装置110(図4参照)で大当たりの抽選がなされ、その抽選結果に応じた表示が第1図柄表示装置37AのLED37Aaで示される。

一方、可変表示装置ユニット80の正面視右方には、球が入球し得る第2入球口640が配設されている。この第2入球口640へ球が入球すると遊技盤13の裏面側に設けられる第2入球口スイッチ(図示せず)がオンとなり、その第2入球口スイッチのオンに起因して主制御装置110(図4参照)で大当たりの抽選がなされ、その抽選結果に応じた表示が第1図柄表示装置37BのLED37Baで示される。

また、第1入球口64および第2入球口640は、それぞれ、球が入球すると5個の球が賞球として払い出される入賞口の1つにもなっている。なお、本実施形態においては、第1入球口64へ球が入球した場合に払い出される賞球数と第2入球口640へ球が入球した場合に払い出される賞球数とを同じに構成したが、第1入球口64へ球が入球した場合に払い出される賞球数と第2入球口640へ球が入球した場合に払い出される賞球数とを異なる数、例えば、第1入球口64へ球が入球した場合に払い出される賞球数を3個とし、第2入球口640へ球が入球した場合に払い出される賞球数を5個として構成してもよい。

第2入球口640には電動役物640aが付随されている。この電動役物640aは開閉可能に構成されており、通常は電動役物640aが閉鎖状態(縮小状態)となって、球が第2入球口640へ入球しにくい状態となっている。一方、第1スルーゲート67及び第2スルーゲート670への球の通過を契機として行われる第2図柄の変動表示の結果、「○」の図柄が第2図柄表示装置83に表示された場合、電動役物640aが開放状態(拡大状態)となり、球が第2入球口640へ入球しやすい状態となる。

上述した通り、確変中および時短中は、通常中と比して第2図柄の当たり確率が高く、また、第2図柄の変動表示にかかる時間も短いので、第2図柄の変動表示において「○」の図柄が表示され易くなって、電動役物640aが開放状態(拡大状態)となる回数が増える。更に、確変中および時短中は、電動役物640aが開放される時間も、通常中より長くなる。よって、確変中および時短中は、通常時と比して、第2入球口640へ球が入球しやすい状態を作ることができる。

ここで、第1入球口64に球が入球した場合と第2入球口640へ球が入球した場合とで、大当たりとなる確率は、低確率状態であっても高確率状態でも同一である。しかしながら、大当たりとなった場合に選定される大当たりの種別として15R確変大当たりとなる確率は、第2入球口640へ球が入球した場合のほうが第1入球口64へ球が入球した場合よりも高く設定されている。一方、第1入球口64は、第2入球口640にあるような電動役物は有しておらず、球が常時入球可能な状態となっている。

よって、通常中においては、第2入球口640に付随する電動役物が閉鎖状態にある場合が多く、第2入球口640に入球しづらいので、電動役物のない第1入球口64へ向けて、可変表示装置ユニット80の左方を球が通過するように球を発射し(所謂「左打ち」)、第1入球口64への入球によって大当たり抽選の機会を多く得て、大当たりとなることを狙った方が、遊技者にとって有利となる。

一方、確変中や時短中は、第2入球口640に付随する電動役物が開放状態となりやすく、第2入球口640に入球しやすい状態であるので、第2入球口640へ向けて、可変表示装置80の右方を球が通過するように球を発射し(所謂「右打ち」)、第2入球口640への入球によって15R確変大当たりとなることを狙った方が、遊技者にとって有利となる。

このように、本実施形態のパチンコ機10は、パチンコ機10の遊技状態(確変中であるか、時短中であるか、通常中であるか)に応じて、遊技者に対し、球の発射の仕方を「左打ち」と「右打ち」とに変えさせることができる。よって、遊技者に対して、球の打ち方に変化をもたらすことができるので、遊技を楽しませることができる。

第1入球口64の下方には第1可変入賞装置65が配設されており、その略中央部分に横長矩形状の特定入賞口(大開放口)65aが設けられている。パチンコ機10においては、第1入球口64への入球に起因して行われた大当たり抽選が大当たりとなると、所定時間(変動時間)が経過した後に、大当たりの停止図柄となるよう第1図柄表示装置37AのLED37Aaを点灯させると共に、その大当たりに対応した停止図柄を第3図柄表示装置81に表示させて、大当たりの発生が示される。その後、球が入賞し易い特別遊技状態(大当たり)に遊技状態が遷移する。この特別遊技状態として、通常時には閉鎖されている特定入賞口65aが、所定時間(例えば、30秒経過するまで、或いは、球が10個入賞するまで)開放される。

また、第2入球口640の下方には第2可変入賞装置650が配設されており、その略中央部分に横長矩形状の特定入賞口(大開放口)650aが設けられている。パチンコ機10においては、第2入球口640への入球に起因して行われた大当たり抽選が大当たりとなると、所定時間(変動時間)が経過した後に、大当たりの停止図柄となるよう第1図柄表示装置37BのLED37Baを点灯させると共に、その大当たりに対応した停止図柄を第3図柄表示装置81に表示させて、大当たりの発生が示される。その後、球が入賞し易い特別遊技状態(大当たり)に遊技状態が遷移する。この特別遊技状態として、通常時には閉鎖されている特定入賞口650aが、所定時間(例えば、30秒経過するまで、或いは、球が10個入賞するまで)開放される。

この特定入賞口65a,650aは、いずれも所定時間が経過すると閉鎖され、その閉鎖後、再度、その特定入賞口65a,650aが所定時間開放される。この特定入賞口65a,650aの開閉動作は、最高で例えば15回(15ラウンド)繰り返し可能にされている。この開閉動作が行われている状態が、遊技者にとって有利な特別遊技状態の一形態であり、遊技者には、遊技上の価値(遊技価値)の付与として通常時より多量の賞球の払い出しが行われる。

第1可変入賞装置65及び第2可変入賞装置650は、具体的には、特定入賞口65a又は特定入賞口650aを覆う横長矩形状の開閉板と、その開閉板の下辺を軸として前方側に開閉駆動するための大開放口ソレノイド(図示せず)とをいずれも備えている。特定入賞口65a,650aは、通常時は、球が入賞できないか又は入賞し難い閉状態になっている。大当たりの際には大開放口ソレノイドを駆動して開閉板を前面下側に傾倒し、球が特定入賞口65aに入賞しやすい開状態を一時的に形成し、その開状態と通常時の閉状態との状態を交互に繰り返すように作動する。

なお、上記した形態に特別遊技状態は限定されるものではない。特定入賞口65a,650aとは別に開閉される大開放口を遊技領域に設け、第1図柄表示装置37A,37Bにおいて大当たりに対応したLED37Aa,LED37Baが点灯した場合に、特定入賞口65a,650aが所定時間開放され、その特定入賞口65a,650aの開放中に、球が特定入賞口65a,650a内へ入賞することを契機として特定入賞口65a,650aとは別に設けられた大開放口が所定時間、所定回数開放される遊技状態を特別遊技状態として形成するようにしても良い。

遊技盤13の下側における左右の隅部には、証紙や識別ラベル等を貼着するための貼着スペースK1,K2が設けられ、貼着スペースK1に貼られた証紙等は、前面枠14の小窓35(図1参照)を通じて視認することができる。

更に、遊技盤13には、アウト口66が設けられている。いずれの入賞口63,64,65a,640,650aにも入球しなかった球はアウト口66を通って図示しない球排出路へと案内される。遊技盤13には、球の落下方向を適宜分散、調整等するために多数の釘が植設されているとともに、風車等の各種部材(役物)が配設されている。

図3に示すように、パチンコ機10の背面側には、制御基板ユニット90,91と、裏パックユニット94とが主に備えられている。制御基板ユニット90は、主基板(主制御装置110)と音声ランプ制御基板(音声ランプ制御装置113)と表示制御基板(表示制御装置114)とが搭載されてユニット化されている。制御基板ユニット91は、払出制御基板(払出制御装置111)と発射制御基板(発射制御装置112)と電源基板(電源装置115)とカードユニット接続基板116とが搭載されてユニット化されている。

裏パックユニット94は、保護カバー部を形成する裏パック92と払出ユニット93とがユニット化されている。また、各制御基板には、各制御を司る1チップマイコンとしてのMPU、各種機器との連絡をとるポート、各種抽選の際に用いられる乱数発生器、時間計数や同期を図る場合などに使用されるクロックパルス発生回路等が、必要に応じて搭載されている。

なお、主制御装置110、音声ランプ制御装置113及び表示制御装置114、払出制御装置111及び発射制御装置112、電源装置115、カードユニット接続基板116は、それぞれ基板ボックス100〜104に収納されている。基板ボックス100〜104は、ボックスベースと該ボックスベースの開口部を覆うボックスカバーとを備えており、そのボックスベースとボックスカバーとが互いに連結されて、各制御装置や各基板が収納される。

また、基板ボックス100(主制御装置110)及び基板ボックス102(払出制御装置111及び発射制御装置112)は、ボックスベースとボックスカバーとを封印ユニット(図示せず)によって開封不能に連結(かしめ構造による連結)している。また、ボックスベースとボックスカバーとの連結部には、ボックスベースとボックスカバーとに亘って封印シール(図示せず)が貼着されている。この封印シールは、脆性な素材で構成されており、基板ボックス100,102を開封するために封印シールを剥がそうとしたり、基板ボックス100,102を無理に開封しようとすると、ボックスベース側とボックスカバー側とに切断される。よって、封印ユニット又は封印シールを確認することで、基板ボックス100,102が開封されたかどうかを知ることができる。

払出ユニット93は、裏パックユニット94の最上部に位置して上方に開口したタンク130と、タンク130の下方に連結され下流側に向けて緩やかに傾斜するタンクレール131と、タンクレール131の下流側に縦向きに連結されるケースレール132と、ケースレール132の最下流部に設けられ、払出モータ216(図4参照)の所定の電気的構成により球の払出を行う払出装置133とを備えている。タンク130には、遊技ホールの島設備から供給される球が逐次補給され、払出装置133により必要個数の球の払い出しが適宜行われる。タンクレール131には、当該タンクレール131に振動を付加するためのバイブレータ134が取り付けられている。

また、払出制御装置111には状態復帰スイッチ120が設けられ、発射制御装置112には可変抵抗器の操作つまみ121が設けられ、電源装置115にはRAM消去スイッチ122が設けられている。状態復帰スイッチ120は、例えば、払出モータ216(図4参照)部の球詰まり等、払出エラーの発生時に球詰まりを解消(正常状態への復帰)するために操作される。操作つまみ121は、発射ソレノイドの発射力を調整するために操作される。RAM消去スイッチ122は、パチンコ機10を初期状態に戻したい場合に電源投入時に操作される。

次に、図4を参照して、本パチンコ機10の電気的構成について説明する。図4は、パチンコ機10の電気的構成を示すブロック図である。

主制御装置110には、演算装置である1チップマイコンとしてのMPU201が搭載されている。MPU201には、該MPU201により実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶したROM202と、そのROM202内に記憶される制御プログラムの実行に際して各種のデータ等を一時的に記憶するためのメモリであるRAM203と、そのほか、割込回路やタイマ回路、データ送受信回路などの各種回路が内蔵されている。主制御装置110では、MPU201によって、大当たり抽選や第1図柄表示装置37および第3図柄表示装置81における表示の設定、第2図柄表示装置83における表示結果の抽選といったパチンコ機10の主要な処理を実行する。

なお、払出制御装置111や音声ランプ制御装置113などのサブ制御装置に対して動作を指示するために、主制御装置110から該サブ制御装置へ各種のコマンドがデータ送受信回路によって送信されるが、かかるコマンドは、主制御装置110からサブ制御装置へ一方向にのみ送信される。

RAM203は、各種エリア、カウンタ、フラグのほか、MPU201の内部レジスタの内容やMPU201により実行される制御プログラムの戻り先番地などが記憶されるスタックエリアと、各種のフラグおよびカウンタ、I/O等の値が記憶される作業エリア(作業領域)とを有している。なお、RAM203は、パチンコ機10の電源の遮断後においても電源装置115からバックアップ電圧が供給されてデータを保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM203に記憶されるデータは、すべてバックアップされる。

停電などの発生により電源が遮断されると、その電源遮断時(停電発生時を含む。以下同様)のスタックポインタや、各レジスタの値がRAM203に記憶される。一方、電源投入時(停電解消による電源投入を含む。以下同様)には、RAM203に記憶される情報に基づいて、パチンコ機10の状態が電源遮断前の状態に復帰される。RAM203への書き込みはメイン処理(図示せず)によって電源遮断時に実行され、RAM203に書き込まれた各値の復帰は電源投入時の立ち上げ処理(図示せず)において実行される。なお、MPU201のNMI端子(ノンマスカブル割込端子)には、停電等の発生による電源遮断時に、停電監視回路252からの停電信号SG1が入力されるように構成されており、その停電信号SG1がMPU201へ入力されると、停電時処理としてのNMI割込処理(図示せず)が即座に実行される。

主制御装置110のMPU201には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン204を介して入出力ポート205が接続されている。入出力ポート205には、払出制御装置111、音声ランプ制御装置113、第1図柄表示装置37、第2図柄表示装置83、第2図柄保留ランプ84、特定入賞口65a,650aの開閉板の下辺を軸として前方側に開閉駆動するための大開放口ソレノイドや電動役物を駆動するためのソレノイドなどからなるソレノイド209が接続され、MPU201は、入出力ポート205を介してこれらに対し各種コマンドや制御信号を送信する。

また、入出力ポート205には、図示しないスイッチ群やセンサ群などからなる各種スイッチ208や、電源装置115に設けられた後述のRAM消去スイッチ回路253が接続され、MPU201は各種スイッチ208から出力される信号や、RAM消去スイッチ回路253より出力されるRAM消去信号SG2に基づいて各種処理を実行する。

払出制御装置111は、払出モータ216を駆動させて賞球や貸出球の払出制御を行うものである。演算装置であるMPU211は、そのMPU211により実行される制御プログラムや固定値データ等を記憶したROM212と、ワークメモリ等として使用されるRAM213とを有している。

払出制御装置111のRAM213は、主制御装置110のRAM203と同様に、MPU211の内部レジスタの内容やMPU211により実行される制御プログラムの戻り先番地などが記憶されるスタックエリアと、各種のフラグおよびカウンタ、I/O等の値が記憶される作業エリア(作業領域)とを有している。RAM213は、パチンコ機10の電源の遮断後においても電源装置115からバックアップ電圧が供給されてデータを保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM213に記憶されるデータは、すべてバックアップされる。なお、主制御装置110のMPU201と同様、MPU211のNMI端子にも、停電等の発生による電源遮断時に停電監視回路252から停電信号SG1が入力されるように構成されており、その停電信号SG1がMPU211へ入力されると、停電時処理としてのNMI割込処理(図示せず)が即座に実行される。

払出制御装置111のMPU211には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン214を介して入出力ポート215が接続されている。入出力ポート215には、主制御装置110や払出モータ216、発射制御装置112などがそれぞれ接続されている。また、図示はしないが、払出制御装置111には、払い出された賞球を検出するための賞球検出スイッチが接続されている。なお、該賞球検出スイッチは、払出制御装置111に接続されるが、主制御装置110には接続されていない。

発射制御装置112は、主制御装置110により球の発射の指示がなされた場合に、操作ハンドル51の回動操作量に応じた球の打ち出し強さとなるよう球発射ユニット112aを制御するものである。球発射ユニット112aは、図示しない発射ソレノイドおよび電磁石を備えており、その発射ソレノイドおよび電磁石は、所定条件が整っている場合に駆動が許可される。具体的には、遊技者が操作ハンドル51に触れていることをタッチセンサ51aにより検出し、球の発射を停止させるための発射停止スイッチ51bがオフ(操作されていないこと)を条件に、操作ハンドル51の回動操作量(回動位置)に対応して発射ソレノイドが励磁され、操作ハンドル51の操作量に応じた強さで球が発射される。

音声ランプ制御装置113は、音声出力装置(図示しないスピーカなど)226における音声の出力、ランプ表示装置(電飾部29〜33、表示ランプ34など)227における点灯および消灯の出力、変動演出(変動表示)や予告演出といった表示制御装置114で行われる第3図柄表示装置81の表示態様の設定などを制御するものである。演算装置であるMPU221は、そのMPU221により実行される制御プログラムや固定値データ等を記憶したROM222と、ワークメモリ等として使用されるRAM223とを有している。

音声ランプ制御装置113のMPU221には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン224を介して入出力ポート225が接続されている。入出力ポート225には、主制御装置110、表示制御装置114、音声出力装置226、ランプ表示装置227、枠ボタン22などがそれぞれ接続されている。

音声ランプ制御装置113は、主制御装置110から受信した各種のコマンド(変動パターンコマンド、停止種別コマンド等)に基づいて、第3図柄表示装置81の表示態様を決定し、決定した表示態様をコマンド(表示用変動パターンコマンド、表示用停止種別コマンド等)によって表示制御装置114へ通知する。また、音声ランプ制御装置113は、枠ボタン22からの入力を監視し、遊技者によって枠ボタン22が操作された場合は、第3図柄表示装置81で表示されるステージを変更したり、スーパーリーチ時の演出内容を変更したりするように、表示制御装置114へ指示する。ステージが変更される場合は、変更後のステージに応じた背面画像を第3図柄表示装置81に表示させるべく、変更後のステージに関する情報を含めた背面画像変更コマンドを表示制御装置114へ送信する。ここで、背面画像とは、第3図柄表示装置81に表示させる主要な画像である第3図柄の背面側に表示される画像のことである。表示制御装置114は、この音声ランプ制御装置113から送信されるコマンドに従って、第3図柄表示装置81に各種の画像を表示する。

また、音声ランプ制御装置113は、表示制御装置114から第3図柄表示装置81の表示内容を表すコマンド(表示コマンド)を受信する。音声ランプ制御装置113では、表示制御装置114から受信した表示コマンドに基づき、第3図柄表示装置81の表示内容に合わせて、その表示内容に対応する音声を音声出力装置226から出力し、また、その表示内容に対応させてランプ表示装置227の点灯および消灯を制御する。

表示制御装置114は、音声ランプ制御装置113及び第3図柄表示装置81が接続され、音声ランプ制御装置113より受信したコマンドに基づいて、第3図柄表示装置81における第3図柄の変動演出などの表示を制御するものである。また、表示制御装置114は、第3図柄表示装置81の表示内容を通知する表示コマンドを適宜音声ランプ制御装置113へ送信する。音声ランプ制御装置113は、この表示コマンドによって示される表示内容にあわせて音声出力装置226から音声を出力することで、第3図柄表示装置81の表示と音声出力装置226からの音声出力とをあわせることができる。

電源装置115は、パチンコ機10の各部に電源を供給するための電源部251と、停電等による電源遮断を監視する停電監視回路252と、RAM消去スイッチ122(図3参照)が設けられたRAM消去スイッチ回路253とを有している。電源部251は、図示しない電源経路を通じて、各制御装置110〜114等に対して各々に必要な動作電圧を供給する装置である。その概要としては、電源部251は、外部より供給される交流24ボルトの電圧を取り込み、各種スイッチ208などの各種スイッチや、ソレノイド209などのソレノイド、モータ等を駆動するための12ボルトの電圧、ロジック用の5ボルトの電圧、RAMバックアップ用のバックアップ電圧などを生成し、これら12ボルトの電圧、5ボルトの電圧及びバックアップ電圧を各制御装置110〜114等に対して必要な電圧を供給する。

停電監視回路252は、停電等の発生による電源遮断時に、主制御装置110のMPU201及び払出制御装置111のMPU211の各NMI端子へ停電信号SG1を出力するための回路である。停電監視回路252は、電源部251から出力される最大電圧である直流安定24ボルトの電圧を監視し、この電圧が22ボルト未満になった場合に停電(電源断、電源遮断)の発生と判断して、停電信号SG1を主制御装置110及び払出制御装置111へ出力する。停電信号SG1の出力によって、主制御装置110及び払出制御装置111は、停電の発生を認識し、NMI割込処理を実行する。なお、電源部251は、直流安定24ボルトの電圧が22ボルト未満になった後においても、NMI割込処理の実行に充分な時間の間、制御系の駆動電圧である5ボルトの電圧の出力を正常値に維持するように構成されている。よって、主制御装置110及び払出制御装置111は、NMI割込処理(図示せず)を正常に実行し完了することができる。

RAM消去スイッチ回路253は、RAM消去スイッチ122(図3参照)が押下された場合に、主制御装置110へ、バックアップデータをクリアさせるためのRAM消去信号SG2を出力するための回路である。主制御装置110は、パチンコ機10の電源投入時に、RAM消去信号SG2を入力した場合に、バックアップデータをクリアすると共に、払出制御装置111においてバックアップデータをクリアさせるための払出初期化コマンドを払出制御装置111に対して送信する。

次いで、図5から図を参照して、操作ハンドル51の詳細構成について説明する。

図5(a)は操作ハンドル51の上面図であり、図5(b)は操作ハンドル51の正面図である。また、図6は、図5(a)の矢印VI方向視における操作ハンドル51の側面図である。なお、図5(a)及び図6では、下皿ユニット15の前面が二点鎖線により模式的に図示される。

図5及び図6に示すように、操作ハンドル51は、ハンドル取付台520と、ハンドルベース530と、ハンドル回動部540と、前カバー550と、ボタン部材570と、連動回動部600と、を備えて構成され、パチンコ機10(図1参照)の前面から水平姿勢で突出される。

ハンドル取付台520は、その背面(図5(a)左側)が下皿ユニット15の前面に固着され、ハンドルベース530は、ハンドル取付台520の前面(図5(a)右側)に配設される。これら両部材520,530は、一方が他方に軸支され、その軸支された部分を中心として、ハンドル取付台520に対し、ハンドルベース530が、上下方向に変位可能に連結される(図20及び図21参照)。

ハンドルベース530には、発射停止スイッチ操作部440が配設される。発射停止スイッチ操作部440は、ハンドルベース460の内部に設けられた発射停止スイッチ51b(図7参照)のオン・オフを切り換えるためのレバーであり、ハンドルベース530の左側面(図5(b)左側)から突出した状態で配設される。遊技者は、発射停止スイッチ操作部440を押下することにより、ハンドル回動部540の回動操作量(回動位置)にかかわらず、遊技球の発射を停止することができる。

ハンドル回動部540は、ハンドルベース530の前面(図5(a)右側)に回動可能に取り付けられる。遊技者は、ハンドル回動部540を、操作ハンドル51の正面視(図5(b)参照)において、右回り(時計回り)方向に回動操作することにより、遊技球の発射強度を増大させることが可能である。

また、ハンドル回動部540は、遊技者の回動操作が解除されると、ハンドル付勢ばね537(図7参照)の付勢力により、その回動位置が初期位置へ復帰される。この場合、ハンドル回動部540によれば、ハンドル取付台520に対してハンドルベース530を、軸支された部分を中心として変位させることで(図21参照)、ハンドル回動部540の回動位置を任意の回動位置で固定可能に構成される。即ち、球の発射強度を任意の強度で固定できる。かかるハンドル回動部540の固定構造については、後述する。

なお、ハンドル回動部540には、遊技者が指を掛けるための3つの指掛け部540a,540b,540cが形成される。また、ハンドル回動部540の外周面には、指掛け部540aに隣接する位置に、目印540dが表示される。目印540dは、ハンドル回動部540と連動回動部600(目印600c)との間の相対位置を示すための直線状の表示である。

なお、目印540dは、本実施形態では、塗装により表示されるが、シールの貼着により表示するものであっても良い。また、ハンドル回動部540の外周面の一部に突部または凹部を突設または凹設して、かかる突部または凹部を目印540dとしても良い。

ハンドルベース530には、連動回動部600が配設される。連動回動部600は、ハンドル回動部540の回動位置を記憶するための部材であり、ハンドルベース530の外周面から先端(目印600c)を突出させた状態で配設される。連動回動部600は、通常の状態では、ハンドル回動部540の回動に連動して回動される一方、ボタン部材570が押し込み操作されると(図23参照)、ハンドル回動部540から切り離され(非連動とされ)、ハンドルベース530に固定される。即ち、ボタン部材570を押し込み操作した時点でのハンドル回動部540の回動位置が連動回動部600の回動位置として記憶される。

よって、遊技者は、遊技球の発射強度が所望の発射強度となる回動位置(例えば、第1入球口64へ遊技球を入球させるのに適した左打ち時の回動位置)にハンドル回動部540の回動位置を調整できた際に、ボタン部材570を操作して、連動回動部600の回動位置を固定しておくことで、例えば、休憩を取るために、ハンドル回動部540の回動位置を初期位置へ復帰させ遊技を中断した後や、右打ちをするために、ハンドル回動部540の回動位置を最大回動位置まで回動させた後に、ハンドル回動部540の回動位置を元の回動位置(即ち、遊技を中断する前や右打ちする前の回動位置であって、左打ちに適した回動位置)に調整する場合には、連動回動部600が固定されている回動位置を基準として、ハンドル回動部540を回動させる(即ち、ハンドル回動部540の目印540dを連動回動部600の目印600cに一致させる)ことで、ハンドル回動部540の回動位置を元の回動位置に正確かつ迅速に調整する(元の回動位置を正確かつ迅速に再現する)ことができる。

前カバー550は、前方(図5(a)及び図6右方向)へ凸となる半球状に形成され、ハンドル回動部540の前面に取り付けられる。前カバー550の頂部には、正面視円形の開口550aが形成され、その開口550aからボタン部材570が突出(露出)される。ボタン部材570は、前カバー550と同心の半球状に形成され、図5及び図6に示す初期位置(押し込み操作される前の状態)では、前カバー550と一体となって1の半球体を形成する一方、押し込み操作されると、前カバー550の内部へ向けて没入される(図23参照)。

次いで、図7を参照して、ハンドルベース530について説明する。図7はハンドル取付台520及びハンドルベース530の正面斜視図であり、ハンドル回動部540及び前カバー550が取り外された状態における操作ハンドル51の正面斜視図に対応する。

図7に示すように、ハンドルベース530は、正面視が円形の筒状に形成される外周壁531と、その外周壁531の一方(背面)の開口を塞ぐ底壁532とを備え、これら両部材531,532によって、内部が背面側に窪んだ(即ち、前面側が開放された)容器形状に形成される。底壁532には、ガイド支柱533a〜533cと、内周壁534と、軸受部535とが背面から前面へ向けて立設される。

ガイド支柱533a〜533cは、その立設先端に前カバー550が締結固定される部位であり、締結ねじが挿通可能な(即ち、底壁532側および立設先端の両端に開口を有する貫通孔が貫通形成された)中空の筒形状に形成される。ガイド支柱533a〜533cの貫通孔に底壁532側から挿通された締結ねじが、前カバー550のねじ台座552a〜552c(図10参照)にそれぞれ締結されることで、ハンドルベース530の前面に前カバー550が固着される。

内周壁534は、正面視円形の筒状に形成され、外周壁531との間に一定の間隔を隔てつつ、その外周壁531の内周側に同心に配設される。内周壁534は、周方向の2ヶ所で分断されており、それら2ヶ所の分断された部位(切り欠き部534a,534b)には、一方に発射停止スイッチ操作部440が、他方にハンドル規制部材700が、それぞれ配設される。

また、外周壁531及び内周壁534には、底壁532からの立設高さが低くされた領域である逃げ部531c,534cが形成される。逃げ部531c,534cの形成により確保された空間を利用して、連動回動部600が回動可能とされる。なお、逃げ部531c,534cは、切り欠き部534aに隣接する位置に形成されると共に、その形成範囲は、本実施形態では中心角が約90度の範囲とされる。

即ち、ハンドル回動部540の回動範囲と同一の中心角の大きさに設定される。これにより、ハンドル回動部540の回動範囲の全領域を連動回動部600が回動可能とされ、ハンドル回動部540の回動量(操作量)に関わらず、ハンドル回動部540との相対位置を連動回動部600により示すことができる。

軸受部535は、ハンドル回動部540及び連動回動部600を回動可能に保持(軸支)するための切替支持軸810(図8参照)が回動可能に挿入される筒状の部位である。軸受部535の側方には、従動ギヤ536が配設される。従動ギヤ536は、ハンドル回動部540の主動ギヤ544(図8参照)が歯合されるギヤであり、可変抵抗器(図示せず)の抵抗軸VRaに固着される。よって、従動ギヤ536が回動されると、その回動量(回動位置)に応じて、可変抵抗器VRの抵抗値が変化される。

従動ギヤ536には、ねじりばねとして形成されるハンドル付勢ばね537から、正面視右回り(時計回り)方向へ付勢力が付与され、その付勢力により初期位置(ストッパ部536aが軸受部535の外周突起535bに当接され回動が規制される位置)に復帰される。なお、可変抵抗器は底壁532に固着される。

軸受部535の側方であって、従動ギヤ536の反対側には、発射停止スイッチ51bが固着される。発射停止スイッチ51bの側方には、揺動可能な揺動片51b1が突出され、その揺動片51b1が、発射停止スイッチ操作部440により押下されることで、発射停止スイッチ51bがオン・オフされる。

連動回動軸600は、軸受部535に切替支持軸810(図9参照)を介して回動可能に軸支される円筒状の軸支部分600aと、その軸支部分600aの外周面から径方向外方へ向けて延設される角柱状の延設本体600bと、その延設本体600bの延設先端に取着される三角板状の目印600cとを備え、目印600cがハンドルベース530の外周面側に視認可能に配設される。なお、連動回動部600には、ねじりばねとして形成される連動部付勢ばね601から、正面視左回り(反時計回り)方向へ付勢力が付与され、その付勢力により初期位置に復帰される。

次いで、図8を参照して、ハンドル回動部540について説明する。図8は、ハンドル回動部540の背面斜視図である。

図8に示すように、ハンドル回動部540は、ハンドルベース530の前面を覆う正面視円形の円板状に形成される円板部541と、その円板部541の外周縁部から背面側へ向けて立設され正面視が円形の筒状に形成される外周壁542と、円板部541の中央において背面へ向けて突設する姿勢で配設される切替支持軸810と、その切替支持軸810の基部において円板部541に固着される主動ギヤ544と、円板部541を板厚方向に貫通して形成されるガイド孔545a,545bとを備える。

ハンドル回動部540は、切替支持軸810がハンドルベース530の軸受部535(図7参照)に挿入されることで、ハンドルベース530に対して回動可能に保持(軸支)され(図22参照)、この場合、主動ギヤ544が、ハンドルベース530の従動ギヤ536に歯合される。よって、ハンドル回動部540が回動操作されると、主動ギヤ544を介して従動ギヤ536が回動され、その従動ギヤ536の回動による抵抗軸VRaの回動が可変抵抗器の抵抗を変化させるので、可変抵抗器の抵抗値(即ち、ハンドル回動部540の回動操作量)に応じて、球の発射強度を調整できる。

なお、本実施形態では、軸受部535と抵抗軸VRaとの軸方向が互いに平行とされると共にその軸方向に対し従動ギヤ536の歯(歯溝)が平行に延設される(図7参照)。また、ハンドル回動部540の回動軸543の軸方向に対し主動ギヤ544の歯(歯溝)が平行に延設される。

ガイド孔545a,545bは、ガイド支柱533a〜533cを挿通させるために開口された孔であり、それぞれハンドル回動部540の外縁に沿って湾曲する長穴形状(即ち、回動軸543を中心とする円環形状を位相が180°異なる2ヶ所で分断した形状)に形成される。ガイド孔545aにはガイド支柱533aが挿通され、ガイド孔545bにはガイド支柱533b,533cが挿通される。

よって、ガイド支柱533a及びガイド支柱533b,533cは、ハンドル回動部540の回動に伴って、ガイド孔545a及びガイド孔545bの中をそれぞれ案内される。そのため、ハンドル回動部540の回動可能な範囲は、ガイド孔545a,545bの中をガイド支柱533a〜533cが相対的に移動可能な範囲に制限される。詳細には、2本の支柱(ガイド支柱533b,533c)が挿通されるガイド孔545bによりハンドル回動部540の回動範囲が規定され、その回動範囲は、本実施形態では、略90度(1/4周)となる。

次いで、図9を参照して、切替支持軸810について説明する。図9(a)は、切替支持軸810の斜視図であり、図9(b)は、切替支持軸810の軸心を含む平面で切断した切替支持軸810の断面図である。なお、図9(b)では、ハンドル回動部540に装着された状態が図示される。

図9(a)及び図9(b)に示すように、切替支持軸810は、軸心Oを有する円板状の円形基板811と、その円形基板811の背面から立設されると共に円形基板811と同心の円筒状に形成される円筒部812とを備え、これら円形基板811及び円筒部812が樹脂材料から一体に形成される。

ここで、ハンドル回動部540は、図9(b)に示すように、円板部541の中央部分に、蓋部材541aを締結固定し、これら円板部541と蓋部材541aとの間に、切替支持軸810の円形基板811を遊嵌する構造に形成される。よって、切替支持軸810は、ハンドル回動部540に対して、相対的に回動可能な状態で支持される。

円筒部812には、第1変形許容部812a、第2変形許容部812b及び第3変形許容部812cが軸心O方向に沿って等間隔に形成される。第1変形許容部812aは、円筒部812の外周面を窪ませると共に内周面を膨らませることで軸心O側へ突出すると共に円筒部812の外周面側が開放された半球の容器形状に形成される4個の半球状部Rと、それら各半球状部Rの窪み側(円筒部812の外周側)の中央にそれぞれ突設される突起Tとを備える。

なお、半球状部Rは、周方向4ヶ所に等間隔に配設される。また、第2変形許容部812b及び第3変形許容部812cは、第1変形許容部812aと同一の構成であるので、その説明は省略する。

円筒部812は、ハンドル回動部540が回動操作される際のハンドル回動部540と連動回動部600との連動/非連動の切り替え、ハンドル回動部540から連動回動部600が非連動とされた連動回動部600のハンドルベース530への固定、及び、ハンドルベース530に対する連動回動部600の固定/非固定の切り替えを可能とするための部材である。

具体的には、円筒部812の内周側には、後述するように、ボタン部材570の挿入移動体574が挿入される(図22から図24参照)。各変形許容部812a〜812cにおいて、4個の半球状部Rの軸心O側の頂部を連ねる仮想円の内径は、ボタン部材570の挿入移動体574における外径よりも小さな寸法に設定される。そのため、ボタン部材570の挿入移動体574が円筒部812の内周側に挿入されると、挿入移動体574の外周面によって半球状部Rが径方向外方へ向けて押し出され、突起Tが円筒部812の外周面よりも径方向外方へ突出される。その結果、円筒部812の外周側に回動可能に軸支される部材の内周面を突起Tが押圧し、突起Tに内周面を押圧された部材と円筒部812とが一体化(即ち、回動が連動可能と)される。

なお、第1変形許容部812aは、ハンドル回動部540(円板部541及び主動ギヤ544の内周面)に対応する位置に形成され、第2変形許容部812bは、連動回動部600(軸支部分600aの内周面)に対応する位置に形成され、第3変形許容部812cは、ハンドルベース530(軸受部535の内周面)に対応する位置に形成される(図22から図24参照)。

次いで、図10を参照して、前カバー550について説明する。図10(a)は、前カバー550の背面斜視図であり、図10(b)は、案内溝553の正面図である。

図10(a)に示すように、前カバー550は、内部が前面側に窪んだ(即ち、背面側が開放された)半球の容器形状に形成され、その頂部には、正面視円形の穴である開口550aが開口形成されると共に、内壁面には、ねじ台座552a〜552cが背面へ向けて立設される。ねじ台座552a〜552cには、ガイド支柱533a〜533cがそれぞれ締結固定される。また、前カバー550の内壁面には、開口550aと同じ内径を有する筒状の筒状案内部554が回動軸方向に沿って延設される。筒状案内部554は、その内周面によりボタン部材570の操作部571を回動軸方向へ沿って案内する。

なお、前カバー550とハンドル回動部540との間には、ねじりばねとして形成されるハンドル付勢ばね(図示せず)が配設される。このハンドル付勢ばねは、ハンドル回動部540を正面視において左回り(反時計回り)へ付勢する。この付勢方向は、上述した従動ギヤ536を付勢するハンドル付勢ばね537が(図7参照)、従動ギヤ536及び主動ギヤ544を介して、ハンドル回動部540を付勢する付勢方向と一致する。よって、遊技者がハンドル回動部540から手を離すと、ハンドル回動部540は、前カバー550とハンドル回動部540との間に配設される図示しないハンドル付勢ばねと、従動ギヤ536を付勢するハンドル付勢ばね536との二つのばねの付勢力によって、初期位置へ復帰される。

前カバー550の内壁面には、べース部551が配設され、そのベース部551の平坦面に案内溝553が凹設される。案内溝553は、ボタン部材570を、第1位置または第2位置の2位置で保持可能な押しボタンスイッチとして機能させるための公知の「ハートカム方式」における溝である。即ち、案内溝553は、図10(b)に示すように、正面視ハート形状をなす周回経路として形成されると共に、その経路中には複数の段差が方向性を有して形成される。

ボタン部材570は、その押し込み操作に伴って、案内ピン片575(図11参照)が案内溝553に沿って移動することで、第1位置または第2位置のいずれかで保持される。また、第2位置から第1位置へ復帰する過程では、遊技者により押し込まれた状態に維持されている間のみボタン部材570が第3位置に保持される。

次いで、図11及び図12を参照して、ボタン部材570について説明する。図11は、ボタン部材570の背面斜視図であり、図12は、移動挿入体574と軸体573との連結構造を図示するボタン部材570の分解斜視図である。

図11及び図12に示すように、ボタン部材570は、球体の一部を切断した形状に形成されると共に前カバー550の開口550aから突出され遊技者によって押し込み操作される操作部571と、その操作部571の背面に形成される背面ベース572と、その背面ベース572から延設される軸体573と、その軸体573の延設先端に回動可能に取着されると共に円柱状に形成される挿入移動体574と、背面ベース572の外面に配設される案内ピン片575とを備えて構成され、操作部571、背面ベース572及び軸体573が同心に配設されると共に樹脂材料から一体に形成される。

軸体573は、断面円形の軸状部573aと、その軸状部573aの先端に配設されると共に軸状部573aよりも大径の球状に形成される球状部573bとを備える。移動挿入体574は、軸心を含む平面で円柱形状を2分割してなる2つの部材を貼り合わせて形成される。これら2つの部材には、軸体573の球状部573bを受け入れる空間となる球受入部574bと、軸体573の軸状部573aを受け入れると共に球状部573bが通過不能な空間となる軸受入部574aとが形成される。これにより、挿入移動体574は、軸体573に対して、軸心まわりに回動可能、かつ、軸心方向に移動不能な状態で装着される。

案内ピン片575は、前カバー550のベース部551に形成される案内溝553(図10参照)に案内される部材であり、金属材料からなる断面円形の棒状体を折り曲げて形成される。案内ピン片575は、背面ベース572に回動可能に埋設される基端部分と、その基端部分からボタン部材570の軸心方向(即ち、押し込み操作の方向)へ延設される本体部分と、その本体部分の先端側をボタン部材570の径方向外方へ向けて90度折り曲げて形成される先端部分とからなり、その先端部分が案内溝553に90度の角度で接する。

案内ピン片575は、上述したように、ボタン部材570の押し込み操作に合わせて、案内溝553(図10参照)を移動する。ここで、図10(b)に戻って、案内ピン片575が案内溝553に案内されることで、ボタン部材570が第1位置または第2位置に保持される構造を説明する。

図10(b)に示すように、案内ピン片575が位置P1に位置する状態では、ボタン部材570は第1位置に位置する。この状態では、案内ピン片575は、ボタン付勢ばね590(図22〜図24参照)の付勢力により、案内溝553の壁部553aに押し付けられ、位置P1に維持される。

第1位置にあるボタン部材570が押し込み操作されると、案内ピン片575が案内溝535の形状に沿って案内され(経路L1)、第1の段差の終端553bを乗り越えた後、壁部553cに突き当たる。これにより、ボタン部材570の押し込み操作が不能となる。よって、遊技者がボタン部材570から手を離し、押し込み方向への操作力が解除される。

これにより、案内ピン片575は、ボタン付勢ばね590の付勢力により、案内溝535の形状に沿って案内され(経路L2)、第2の段差の終端553dを乗り越えた後、壁部553cに突き当たることで、位置P2に位置される。その結果、ボタン部材570が第2位置に設定(保持)される。

第2位置にあるボタン部材570が押し込み操作されると、案内ピン片575が案内溝535の形状に沿って案内され(経路L3)、第3の段差の終端553fを乗り越えた後、壁部553gに突き当たる(位置P3)。これにより、ボタン部材570の押し込み操作が不能となる。よって、遊技者がボタン部材570から手を離し、押し込み方向への操作力が解除される。

これにより、案内ピン片575は、ボタン付勢ばね590の付勢力により、案内溝535の形状に沿って案内され(経路L4)、第4の段差の終端553hを乗り越えた後、壁部553aに突き当たることで、位置P1に位置される。その結果、ボタン部材570が第1位置に設定(保持)される。即ち、案内ピン片575が案内溝553(ハート形状の周回経路)を1周することで、ボタン部材570が第1位置に復帰される。

なお、第2位置にあるボタン部材570が押し込み操作され、案内ピン片575が壁部553gに突き当てられ、位置P3にある状態が、ボタン部材570の第3位置とされる。即ち、第3位置は、第2位置にあるボタン部材570が、押し込み可能な位置(位置P3)まで遊技者により押し込まれている間(即ち、案内ピン片575が壁部553gに突き当てられている状態が維持されている間)だけ形成される。

この場合、挿入移動体574は、第1位置では第1変形許容部812a及び第2変形許容部812bのみを変形させる位置に、第2位置では第2形許容部812b及び第3変形許容部812cのみを変形させる位置に、第3位置では第3変形許容部812cのみを変形させる位置に、それぞれ配置される(図24から図26参照)。

次いで、図13を参照して、ボス部材560について説明する。図13は、ハンドルベース530の背面斜視図である。なお、図13では、可変抵抗器や発射停止スイッチ操作部440などが取り外された状態が図示されると共に、軸563と軸受523との位置関係が二点鎖線を用いて模式的に図示される。

図13に示すように、ボス部材560は、ハンドル取付台520に対してハンドルベース530を、軸支された部分を中心として、変位可能に連結するための部材であり、ハンドルベース530の背面から突設される。即ち、後述するように、ハンドル取付台520には軸受523が形成されると共に、ボス部材560には軸563が形成され、軸受523に軸563が回動可能に軸支されることで、その軸支された部分を中心(支点)として、ハンドル取付台520に対してハンドルベース530が変位可能とされる。なお、軸支された部分を中心(支点)とするハンドルベース530のハンドル取付台520に対する変位を「揺動」または「回動」と表現しても良い。

ボス部材560は、ハンドルベース530の背面(底壁532)に締結固定される平板状の基部561と、その基部561から背面へ向けて突出され断面円形の棒状に形成される突出部562と、その突出部562の外側面から左右へ向けて一対が張り出される軸状の軸563と、突出部562の突出先端における下面に配設されるハーネスガイド564とを主に備えて構成される。

突出部562の上面には、基部561(軸563)から離間する(即ち、ハーネスガイド564側へ向かう)に従って下降傾斜される傾斜面562aが形成される。ここで、ボス部材560の突出部562は、ハンドル取付台520に対するハンドルベース530の軸支部分(軸563及び軸受523)を中心とする変位に伴い、軸563よりも突出先端側(ハーネスガイド564側)の部位が上方へ向けて変位される部位であるため(図16及び図17参照)、上方に位置する他の部材(即ち、ハンドル取付台520内に配設されるスイッチ、IC装置、ハーネス、或いは、ハンドル取付台520に一体に形成される補強リブ526など)との干渉を避ける必要がある。

この場合、他の部材の配設位置を上方へ移動させるのでは、その分、ハンドル取付台520の大型化を招くところ、突出部562の上面に傾斜面562aを形成することで、ハンドル取付台520の小型化を図りつつ、他の部材と突出部562との干渉を回避できる。特に、傾斜面562aが上述のように軸563から離間するに従って下降傾斜する傾斜面として形成されることで、変位量が大きい突出先端側ほど逃げ量を大きくして、他の部材との干渉を効果的に回避しつつ、変位量が小さい軸563側では突出部562の切除量を最小として、突出部562の剛性を確保することができる。

突出部562の突出先端には、ベース付勢ばねSP(図16参照)を保持するための一対のガイド壁562bが立設される。このように、一対のガイド壁562aの間でベース付勢ばねSPを保持する構造とすることで、構造を簡素化して、部品コストの削減を図ることができると共に、ベース付勢ばねSPを組み付ける際の組み付け性の向上を図ることができる。なお、ガイド壁562bの対向間に位置する突出部562の上面は、背面視において円弧状に湾曲して形成され、ベース付勢ばねSPをスムーズに弾性変形させることができる。

ハーネスガイド564は、電気的な配線をガイドするための部材であり、背面視において枠状に形成される。ハンドルベース530内から底壁532の開口を介してハンドル取付台520内に入り込む配線(発射停止スイッチ51bの配線など)やハンドル取付台520内に存在する配線(可変抵抗器の配線など)を、ハーネスガイド564の枠内に収容する(枠内を通過させる)ことで、ハンドルベース530が軸支部分(軸563及び軸受523)を中心として変位される際に、突出部562の上面、或いは、ハーネスガイド564の下面と、他の部材やハンドル取付台520の内壁面との間に配線を挟み込んで、断線させてしまうことを回避することができる。

なお、突出部562の上面からガイド壁562bを突出させることは、他の部材やハンドル取付台520との間で配線を挟み込む可能性を高める。本実施形態では、ハーネスガイド564を設け、このハーネスガイド564の枠内を通過させることで、配線の挟み込み(断線)を抑制することが可能となっている。これにより、突出部562の上面にガイド壁562bを突出させることが可能となり、ベース付勢ばねSPを保持する構造の簡素化とその組み付け性の向上とを図ることができる。

ハンドルベース530の背面(底壁532)には、合わせ面部532aが形成される。合わせ面部532aは、ハンドル取付台520の上合わせ面部527(及び下合わせ面部528)が当接される部位であり、ボス部材560の基部561の周囲を取り囲む縦長の円環状の領域に、全体が面一の平坦面として形成される。

次いで、図14及び図15を参照して、ハンドル取付台520について説明する。図14はハンドル取付台520の分解状態における斜視図である。図15(a)はハンドル取付台520の組み立て状態における斜視図であり、図15(b)は第1本体520aの内側面図である。

図14及び図15に示すように、ハンドル取付台520は、縦長の筒状体として形成され、第1本体520aと第2本体520bとに縦に2分割される。これら第1本体520a及び第2本体520bの合わせ面には、位置決め突起521aが一方から突設されると共に、その位置決め突起521aを受け入れて位置決めを行うための位置決め孔521bが他方の対応する位置に凹設される。同様に、締結ねじを挿通させるための挿通孔522aが一方に貫通形成されると共に、その挿通孔522aを挿通された締結ねじが締結されることで第1本体520a及び第2本体520bを締結固定するための締結孔522bが他方の対応する位置に凹設される。

第1本体520a及び第2本体520bの内壁面には、軸受523と、係止爪部524と、収容凹部525と、補強リブ526とがそれぞれ形成される。軸受523は、ボス部材560の軸563を回動可能に軸支するための軸受部(凹部)であり、一対が対向して配設される。係止爪部524は、ベース付勢ばねSPの端部を係止するための部位であり(図12参照)、背面へ向けて張り出しつつ下方に折れ曲がるフック状に形成される。

収納凹部525及び補強リブ526は、第1本体520a及び第2本体520bの一方および他方の対向する位置に配設される部位である。即ち、収納凹部525は、IC装置などの部品を収容して保持するための凹部であり、その収容する部品の外形に対応する形状に形成され、補強リブ526は、内壁面から収納凹部525へ向けて突設され、その突設先端により、収納凹部525に収納された部品を押圧することで、ハンドル取付台520全体としての剛性を高める。

第1本体520a及び第2本体520bの前面(図11(b)右側面)には、ハンドルベース530の合わせ面部532a(図9参照)に当接される上合わせ面部527及び下合わせ面部528が形成される。これら上合わせ面部527及び下合わせ面部528は、ハンドル取付台520の前面側の端面(正面視において縦長の円環状の面)に形成されると共に、それぞれが面一の平坦面として形成される。なお、下合わせ面部528は、上合わせ面部527から離間するに従って背面へ向けて傾斜される。これにより、ハンドル取付台520に対しハンドルベース530が軸支部分(軸563及び軸受523)を中心として変位可能となる(図16及び図17参照)。

第1本体520aの下合わせ面部528は、その一部が拡大されて(即ち、第1本体520aの内壁面から径方向内方へ板状体が張り出され)、その拡大部分(張り出し部分)が、ハンドル規制部材700の被押圧面部702aを押圧するための押圧面部528aとされる。押圧面部528aの背面側には補強部528bが連設される。補強部528bは、板状に形成され、押圧面部528aの上端側のみが、第1本体520aの内壁面および段差面520a1に連結される。これにより、第1本体520aの内壁面と補強部528bとの間に空間を形成できる分、樹脂材料を抑制して、部品コストの削減を図りつつ、押圧面部528aの剛性を効果的に高めて、耐久性の向上を図ることができる。

次いで、図16を参照して、ベース付勢ばねSPについて説明する。図16は、ハンドル取付台520及びハンドルベース530の背面斜視図である。なお、図16では、可変抵抗器などが取り外された状態が図示されると共に、その他の部品の配線の図示が省略される。

図16に示すように、ベース付勢ばねSPは、コイルスプリングとして形成され、弾性的に引張変形(伸張)された状態で、両端の円環状の部分が係止爪部524に係止されると共に、コイルスプリングの略中間部分がボス部材560の突出部562における突出先端(一対のガイド壁562bの対向間)に架け渡される。

これにより、ボス部材560は、ベース付勢部材SPの弾性回復力により、軸563を中心として、突出部562における突出先端が係止爪部524へ近接する方向(下方)へ付勢される。その結果、ハンドル取付台520に対し、ハンドルベース530が上方へ変位される(図20参照)。

ハンドル取付台520は、背面が開放して形成されるので、かかる背面の開放部分からハンドル取付台520の内部空間を露出させることができる。これにより、ベース付勢ばねSPの両端を係止爪部524に係止させると共に、その中間部分を一対のガイド壁562bの対向間に架設する作業を、ハンドル取付台520の背面の開放部分から行うことができるので、その取付作業の作業性の向上を図ることができる。

なお、ハンドルベース530が上方へ変位された(跳ね上げられた)状態では、ハンドルベース530の合わせ面部532aに、ハンドル取付台520の上合わせ面部527が当接された状態となる。即ち、ハンドル取付台520及びハンドルベース530の対向面(合わせ面)には、平坦面状に形成された合わせ面部(上合わせ面部527及び合わせ面部532a)が形成され、これら合わせ面部が、ハンドルベース530の変位位置が初期位置(第1位置)に配設された状態で、ベース付勢ばねSPの付勢力により密着される。この密着により、初期位置において、ハンドル取付台520に対しハンドルベース530をがたつかせることなく、安定した状態に維持することができる。その結果、例えば、ハンドル回動部540を回動操作する際の操作性の向上を図ることができる。

また、ハンドルベース530の変位位置が初期位置に配設された状態では、互いに密着される合わせ面(上合わせ面部527及び合わせ面部532a)がハンドル取付台520及びハンドルベース530の上方(上面)に位置するので、合わせ面が開放された場合に(図17参照)、遊技者が不用意に落下させた異物や埃、ゴミなどの異物がハンドル取付台520の内部に入り込むことを抑制できる。特に、ハンドルベース530は、ベース付勢ばねSPの付勢力によって初期位置(第1位置)に復帰され、その初期位置にある期間が長いため、合わせ面(上合わせ面部527及び合わせ面部532a)を上方に配設する構成が有効となる。

次いで、図17から図19を参照して、ハンドル規制部材700について説明する。図17はハンドル規制部材700が装着された状態におけるハンドルベース530の正面斜視図であり、図18は、ハンドル規制部材700が取り外された状態におけるハンドルベース530の正面斜視図である。なお、図17及び図18では、可変抵抗器や発射停止スイッチ操作部440などが取り外された状態が図示される。

図17及び図18に示すように、ハンドルベース530には、内周壁534に形成された切り欠き部534bにハンドル規制部材700が装着される。なお、ハンドルベース530の底壁532には、前面から背面(詳細には合わせ面部532a)に貫通する正面視円形の貫通孔532bが形成される。なお、貫通孔532b及び切り欠き部534bは、ハンドル回動部540の回動軸と平行とされる。

ハンドル規制部材700は、ハンドル回動部540が初期位置へ復帰することを規制する(即ち、ハンドル回動部540の回動操作量(回動位置)を固定する)ための樹脂材料製の部材であり、ハンドル取付台520に対しハンドルベース530が軸支部分(軸563及び軸受523)を中心として変位された場合に、ハンドル取付台520(押圧面部528a)により前面へ向けて押し出され、ハンドル回動部540の円板部541を押圧することで、ハンドル回動部の回動を規制するように構成される(図21参照)。ここで、図19を参照して、ハンドル規制部材700について説明する。

図19(a)及び図19(b)は、ハンドル規制部材700の斜視図である。ハンドル規制部材700は、本体部701と、その本体部701の背面から突出されるロッド部702と、本体部701の両側から突出される一対の腕部703とを主に備えて構成される。

本体部701は、板状に形成される部位であり、少なくとも上面(図19(b)上側面)が凹状に湾曲して形成される。これにより、ハンドルベース530に装着された場合には、ハンドルベース530の内部空間を確保して、他の部品の取り付けの自由度を高めることができると共に、取り付け作業時の作業性の向上を図ることができる。

本体部701の左右両側の側面には、スライド案内溝701aが凹設される。スライド案内溝701aは、断面コ字状の直線状の凹溝であり、ロッド部702の突設方向に平行に延設される。このスライド案内溝701aには、ハンドル規制部材700がハンドルベース530に装着された状態において、ハンドルベース530の内周壁534(切り欠き部534bの両側部分)が内嵌される。即ち、本体部701の底面側から突出する部分と腕部703の基部との対向間に、ハンドルベース530の内周壁534が挟み込まれる。これにより、本体部701(ハンドル規制部材700)は、ロッド部702の延設方向への移動(スライド)のみが許容され、ハンドルベース530における周方向への移動が規制される。

本体部701の前面には、平坦面状の当接面部701bが形成される。当接面部701bは、ハンドル回動部540の円板部541の背面に当接される部位であり(図21参照)、ハンドル回動部540の回動軸に垂直(即ち、本体部701の移動(スライド)方向に平行)に形成される。

ロッド部702は、本体部701の背面から突設される断面円形の棒状体であり、ハンドルベース530の底壁532における貫通孔532bに挿通可能に形成される。ロッド部702の突設先端には、半球状の被押圧面部702aが形成される。なお、ロッド部702の本体部701の背面からの突設長さは、底壁532の厚みよりも大きくされ、ハンドル規制部材700がハンドルベース530に装着された状態では、ロッド部702の被押圧面部702aが、底壁532の背面(合わせ面部532a)から突出される(図20参照)。

なお、ロッド部702の被押圧面部702aが半球状に形成されるので、ハンドル取付台520に対してハンドルベース530が軸支部分(軸563及び軸受523)を中心として変位され、ハンドル取付台520の押圧面部528aにより被押圧面部702aが押圧される場合には(図20及び図21参照)、ハンドル規制部材700を、安定して移動(スライド)させることができる。即ち、本実施形態では、ハンドル取付台520の押圧面部528aが軸563を中心として移動する一方、ハンドル規制部材700がスライド(直線移動)する構造であり、両者の相対的な位置関係が不定であるところ、ハンドル取付台520の押圧面部528aが平面として形成され、ハンドル規制部材700の被押圧面部702aが押圧面部528aへ向けて膨出する球面として形成されることで、両者の接触位置を、軸支部分(軸563及び軸受523)を中心とする変位に伴い移動させ、ハンドル規制部材700をハンドル回動部540へ向かう方向へスライドさせるための力成分を連続的に発生させることができる。これにより、ハンドル規制部材700を詰まらせる(即ち、スライド案内溝701aにハンドルベース530の内周壁534が噛み込む、或いは、ロッド部702が貫通孔532bに噛み込む)ことを抑制して、安定してスライドさせることができる。

腕部703は、本体部701の両側の側面から突設される断面略矩形の棒状体であり、その腕部703の底面は、ハンドルベース530の内周壁534の内周面に対応する曲率で湾曲して形成される。これにより、ハンドル規制部材700がハンドルベース530に装着された(本体部701のスライド案内溝701aに内周壁534が内嵌された)状態では、かかる腕部703の底面を内周壁534の内周面に沿って湾曲させた状態とでき、腕部703が受止突起538から脱落することを抑制できる。また、腕部703が、ハンドルベース530の周方向に沿って延設されることで、他の部品の配設スペースに影響を与えることを抑制しつつ、腕部703をより長くすることができると共に腕部703の弾性変形に必要なスペースを確保することができる。

図17及び図18に戻って説明する。ハンドルベース530の内周壁534には、その内周面から径方向内方へ向けて一対の受止突起538が突設される。受止突起538は、ハンドル規制部材700の腕部702を拘束して、その移動を規制することで、弾性変形させるための部位であり、ハンドル規制部材700の腕部703の先端部分に対応する位置に配設される。

ハンドルベース530の切り欠き部534b(ハンドル規制部材700をハンドル回動部540へ向けてスライド移動可能に保持するスライド保持部)は、前面(ハンドル回動部540に対面する側)が開放されて形成される。よって、その開放部分を利用して、ハンドル規制部材700を切り欠き部534bに容易に装着することができるので、そのハンドル規制部材700を装着する作業に関する組み立てコストの削減を図ることができる。

なお、切り欠き部534bの開放部分は、ハンドル回動部540に対面する側であるから(図20参照)、ハンドルベース530にハンドル回動部540が配設されることで、ハンドル規制部材700が切り欠き部534bの開放部分から脱落することはない。

また、ハンドルベース530の内周壁534には、ハンドル規制部材700の腕部703を受け止める受止突起538が突設されるので、ハンドルベース530の切り欠き部534bにその開放部分からハンドル規制部材700を装着した後、ハンドルベース530にハンドル回動部540が装着されるまでの間に(即ち、図17に示す状態にある時に)、ハンドル規制部材700が切り欠き部534bの開放部分から脱落することを防止することができるる。よって、組み立て工程での作業性の向上を図ることができる。

一方、ハンドル規制部材700の腕部703は、樹脂材料からなり、弾性変形可能に形成されるので、ハンドル取付台520に対してハンドルベース530が軸支部分(軸563及び軸受523)を中心として変位され、ハンドル規制部材700が前面(ハンドル回動部540)へ向けて押圧される場合には、先端部分が受止突起538に拘束される腕部702を弾性変形させることで、ハンドル規制部材700を移動(スライド)させることができる。これにより、ハンドル規制部材700の当接面部701bをハンドル回動部540の背面(被当接面部)に当接させることができる(図21参照)。

また、ハンドル取付台520に対するハンドルベース530の軸支部分(軸563及び軸受523)を中心とする変位が解除された場合には、弾性変形された腕部702の弾性回復力により、ハンドル規制部材700を、ハンドル回動部540から離間する方向へ移動させ、初期位置へ復帰させることができる(図20参照)。これにより、ハンドル規制部材700の当接面部701bとハンドル回動部540の背面(被当接面部)との間に隙間を形成できる。その結果、両者の当接による抵抗に起因してハンドル回動部540の回動操作が阻害されることを回避できる。

ここで、受止突起538は、ハンドルベース530の内周壁534の内周面から径方向内方へ向けて突設されるので、組み立て時における視認性を確保できる。その結果、腕部703と受止突起738との位置関係(即ち、腕部703が受止突起738に適正に係合されているか否か)の確認作業を容易として、作業性の向上を図ることができる。

また、受止突起738には、その突設上面に、前面から背面へ向かうに従って(即ち、ハンドル規制部材700の装着方向に沿って)ハンドルベース530の内周壁534の内周面から上昇傾斜する傾斜面が形成されるので、切り欠き部534bにその開放部分からハンドル規制部材700を装着する際には、受止突起538の突設上面に形成される傾斜面に沿ってハンドル規制部材700の腕部703が移動することで、かかる受止突起538を腕部703に容易に乗り越えさせることができる。即ち、切り欠き部738の開放部分からハンドル規制部材700を押し込むだけでよく、腕部703を持ち上げて受止突起738を乗り越えさせる作業を別途行う必要がないので、その組み立て作業の作業性の向上を図ることができる。

次いで、図20及び図21を参照して、操作ハンドル51の動作について説明する。

図20は、変位操作される前の状態における操作ハンドル51の部分断面側面図であり、図21は、変位操作された後の状態における操作ハンドル51の部分断面側面図である。なお、図20及び図21では、下皿ユニット15の前面が二点鎖線により模式的に図示されると共に、ハンドル取付台520の第2本体520bが取り外された状態が図示され、また、各部品の配線の図示が省略される。

図20に示すように、ハンドル取付台520に対しハンドルベース530が軸支部分(軸563及び軸受523)を中心として変位される前の状態(即ち、遊技者によりハンドルベース530が下方へ向けて変位操作されていない状態)では、ハンドルベース530が水平位置(第1位置)にあり、ハンドル取付台520及びハンドルベース530の合わせ面は、上合わせ面部527が合わせ面部532aに当接される一方、下合わせ面部528が合わせ面部532aから離間される。

図20に示す状態から、ハンドル取付台520に対してハンドルベース530が軸支部分(軸563及び軸受523)を中心として下方へ変位されると、ハンドル規制部材700のロッド部702における被押圧面部702aが、ハンドル取付台520の押圧面部528aに押圧され、ハンドル規制部材700が前面(ハンドル回動部540)へ向けてスライド移動される。ハンドルベース530が軸支部分(軸563及び軸受523)を中心として下方へ更に変位されると、下合わせ面部528が合わせ面部532aに当接され、図21に示すように、ハンドル規制部材700の本体部701における当接面部701bがハンドル回動部540の円板部541における背面に当接される。

その結果、ハンドル回動部540は、その回動操作量(回動位置)にかかわらず、初期位置への復帰が規制され、回動操作量が固定される。よって、球の発射強度を、現在のハンドル回動部540の回動操作量に応じた球の発射強度に固定することができる。

この場合、ハンドル回動部540の回動操作量を固定する従来技術として、次のものがある。例えば、特開2012−5759号には、本実施形態における前カバー550に相当する前カバーベースの頂部(遊技者から見て手前側)に、前方(遊技者側)へ向けて凸な半球状となるボタンを設け、このボタンを遊技者が手の平で奥側へ押し込むことで、ハンドル回動部の回動操作量を固定する技術が開示される。

しかし、かかる従来技術では、ハンドル回動部の回動操作を行いながら、かつ、ボタンの押し込み操作を行う必要がある。詳細には、手指で握ったハンドル回動部を周方向へ動作させる操作(回動操作)と、手の平をボタン表面に回りこませつつ奥側へ向けて押し込む操作とを並行して行う必要がある。そのため、ハンドル回動部の回動操作量(回動位置)を維持しつつ、ボタンを押し込むには、遊技者に高度な技術が要求される。また、この状態(ハンドル回動部の回動操作量を維持しつつ、ボタンを押し込んだ状態)は、遊技者にとって無理な姿勢となるため、かかる状態を継続する(即ち、球の発射強度を所望の発射強度に固定する)ことが遊技者の負担になる。その結果、ボタンを押し込む際だけでなく、押し込みを維持する際にも、ハンドル回動部の回動操作量(回動位置)がずれ易く、所望の回動操作量に維持することが困難となる。

なお、このような無理な姿勢であるが故に、ハンドル回動部の回動操作量(回動位置)を維持しつつ、ボタンの押し込みを解除する操作にも高度な技術が要求される。

これに対し、本実施形態によれば、ハンドルベース530の軸支部分(軸563及び軸受523)を中心とする変位操作は、ハンドルベース530とハンドル回動部540とを一体的に変位させる動作であるから、遊技者は、ハンドル回動部540がどのような回動位置にあったとしても、ハンドル回動部540を把持する手指の一部を離すことなく、ハンドルベース530の軸支部分(軸563及び軸受523)を中心とする変位操作を行うことができる。これにより、操作性の向上を図ることができる。また、ハンドルベース530の軸支部分(軸563及び軸受523)を中心とする変位操作を行った後は、その操作状態(ハンドル回動部540の回動操作量が所望の回動操作量に固定された状態)を維持することも容易となる。よって、ハンドルベース530の操作時およびその操作状態を維持する際に、ハンドル回動部540の回動位置に位置ずれが生じることを抑制し、球の発射強度を所望の発射強度に精度良く固定することができる。

また、このように、軸支部分(軸563及び軸受523)を中心としてハンドルベース530を変位させる構造であれば、遊技者は、ハンドルベース530(前カバー550)に手のひらを添えると共に、そのまま手の重みを作用させる動作のみで、ハンドルベース530を軸支部分(軸563及び軸受523)を中心として下方へ変位させることができる。即ち、遊技者は、手の重みを作用させるという簡易な動作を行うのみで、球の発射強度を所望の発射強度に固定することができる。

また、ハンドルベース530とハンドル回動部540とを一体的に変位させる動作であるから、遊技者は、ハンドル回動部540がどのような回動位置にあったとしても、ハンドル回動部540を把持する手指の一部を離すことなく、ハンドルベース530の軸支部分(軸563及び軸受523)を中心とする変位操作を行うことができる。これにより、操作性の向上を図ることができる。また、ハンドルベース530の軸支部分(軸563及び軸受523)を中心とする変位操作を行った後は、その操作状態(ハンドル回動部540の回動操作量が所望の回動操作量に固定された状態)を維持することも容易となる。よって、ハンドルベース530の操作時およびその操作状態を維持する際に、ハンドル回動部540の回動位置に位置ずれが生じることを抑制し、球の発射強度を所望の発射強度に精度良く固定することができる。

また、ハンドル規制部材700の本体部701における当接面部701bと、ハンドル回動部540の円板部541における背面(被当接面部)とが互いに平滑面として形成されるので、ハンドル回動部540の回動位置を、任意の回動位置で固定可能とすることができる。

例えば、ハンドル規制部材700の本体部701における当接面部701bと、ハンドル回動部540の円板部541における背面(被当接面部)とにそれぞれ鋸歯状の凹凸を設け、それら鋸歯状の凹凸同士を係合させることで、ハンドル回動部540の回動位置を固定する構造では、ハンドル回動部540の回動位置の固定を強固に行うことができる一方で、鋸歯状の凹凸のピッチ(間隔)が調整幅の最小値となる。そのため、固定可能な回動位置が断続的となり、所望の回動位置に固定できないおそれがある。

これに対し、本実施形態のように、ハンドル規制部材700の本体部701における当接面部701bとハンドル回動部540の円板部541における背面(被当接面部)とが平滑面とされることで、固定可能な回動位置が連続的となるので、任意の回動位置で固定可能として、その調整幅を確保することができる。

また、当接面部701bが円板部541の背面(被当接面部)に当接された状態とされ、ハンドル回動部540の回動操作量が固定されたとしても、これら当接面部701b及び被当接面部が平滑面とされていることで、互いの当接面を相対的に滑動させることができるので、ハンドル回動部540の回動操作量の固定後であっても、かかるハンドル回動部540の回動操作量を微調整することができる。

ここで、前カバー550は、ハンドル回動部540の前面側(図20右側)に配設されるので、遊技者は、ハンドル回動部540を手指で把持する際に、前カバー550の外面に手の平を添えることができ、かかる前カバー550を、ハンドル取付台520に対してハンドルベース530を軸支部分(軸563及び軸受523)を中心として変位させる際に力を加える部分(力点)として利用することができる。

この場合、図21に示すように、本実施形態では、ハンドル取付台520に対しハンドルベース530を変位可能に軸支するボス部材560の軸563(支点)から押圧面部528a(被押圧面部702aの突出先端(作用点))までの距離Aが、少なくとも、ボス部材560の軸563からハンドル回動部540の背面までの距離Bよりも小さくされる。よって、ボス部材560の軸563(支点)から前カバー550の外面(力点)までの距離は、距離Aよりも大きくされる。

即ち、力点から支点までの距離を、支点から作用点までの距離よりも大きくすることができるので、力点となる前カバー550の外面に加えられる力が小さくても、その力を増幅させて、作用点となる押圧面部528aによってハンドル規制部材700(被押圧面部702a)をより大きな力で押圧することができる。これにより、ハンドル規制部材700をハンドル回動部540に強固に当接させ、ハンドル回動部540の回動操作量(回動位置)を確実に固定することができる。

次いで、図22から図24を参照して、ハンドル回動部540及び連動回動部600の連動/非連動がボタン部材570の押し込み操作により切り替え可能とされる切り替え構造について説明する。

図22から図24は、操作ハンドル51の部分断面側面図である。なお、図22ではボタン部材570が第1位置にある状態が、図23ではボタン部材570が第2位置にある状態が、図24ではボタン部材570が第3位置にある状態が、それぞれ図示される。

上述したように、切替支持軸810の円筒部812は、第1変形許容部812aが、ハンドル回動部540(円板部541及び主動ギヤ544の内周面)に対応する位置に形成され、第2変形許容部812bが、連動回動部600(軸支部分600aの内周面)に対応する位置に形成され、第3変形許容部812cが、ハンドルベース530(軸受部535の内周面)に対応する位置に形成される。

また、挿入移動体574は、第1位置では第1変形許容部812a及び第2変形許容部812bのみを変形させる位置に、第2位置では第2形許容部812b及び第3変形許容部812cのみを変形させる位置に、第3位置では第3変形許容部812cのみを変形させる位置に、それぞれ配置される。

よって、図22に示すように、ボタン部材570が第1位置にある状態(ボタン部材570が押し込み操作されていない初期位置にある状態)では、挿入移動体574が、第1変形許容部812a及び第2変形許容部812bの突起Tのみを径方向外方へ突出させるので、突起Tがハンドル回動部540及び連動回動部600の内周面に押圧し、これらハンドル回動部540及び連動回動部600が円筒部812を介して一体化される。その結果、連動回動部600がハンドル回動部540の回動に連動して回動可能とされる。

図23に示すように、ボタン部材570が第2位置にある状態では、挿入移動体574が、第2変形許容部812b及び第3許容部812cの突起Tのみを径方向外方へ突出させるので、突起Tが連動回動部600及びハンドルベース530の内周面を押圧し、これら連動回動部600及びハンドルベース530が円筒部812を介して一体化される。その結果、連動回動部600がハンドルベース530に固定される。一方で、第1変形許容部812aは、挿入移動体574により変形されず、その第1変形許容部812aの突起Tがハンドル回動部540の内周面を押圧しないので、ハンドル回動部540が連動回動部600とは独立して回動可能とされる。

図24に示すように、ボタン部材570第3位置にある状態では、挿入移動体574が、第3許容部812cの突起Tのみを径方向外方へ突出させ、突起Tがハンドルベース530の内周面のみを押圧する。即ち、第3位置では、第2変形許容部812aが挿入移動体574により変形されず、その第2変形許容部812bの突起Tが連動回動部600の内周面を押圧しないので、ハンドルベース530に対する連動回動部600の固定が解除される。よって、連動回動部600の初期位置への復帰が可能とされる。

なお、第3位置は、上述したように、第2位置にあるボタン部材570を押し込み可能な位置まで押し込むと共に、その押し切った状態を維持する間だけ形成される。即ち、第2位置にあるボタン部材570を押し込み可能な位置まで押し込んだ後、その押し込み動作を解除する(手を離す)と、ボタン部材570は、第3位置を通過して、第1位置に復帰される。よって、遊技者が不用意にボタン部材570の押し込み操作を行ったとしても、所定の回動位置に位置された連動回動部600が初期位置へ復帰してしまう(或いは、復帰可能な状態となる)ことを抑制できる。

ここで、ボタン部材570が第3位置にある状態では、図24に示すように、ボタン部材570の操作部571全体が、前カバー550の内部に没入される。即ち、ボタン部材570は、挿サブ571の頂部(最も前方へ突出する部分)が、前カバー550の開口550aの縁部よりも軸方向内方(図24左方向)に位置される。

よって、ボタン部材570を第2位置から第3位置まで押し込み、連動回動部600を初期位置へ復帰可能な状態とするためには、かかるボタン部材570(操作部571)を、前カバー550の開口550aの縁部を軸方向に越える位置(前カバー550内にボタン部材570の操作部571全体が入り込む位置)まで押し込む必要がある。

よって、ボタン部材570を第3位置まで押し込む際に、前カバー550の開口550aの縁部を押し込み操作の妨げとする(即ち、遊技者の手に開口550aの縁部を当接させる)ことができる。これにより、第2位置にあるボタン部材570が第3位置まで不用意に押し込み操作されることを抑制できる。その結果、不用意なボタン部材570の押し込み操作により、所定の回動位置に位置された連動回動部が初期位置へ復帰してしまう(或いは、復帰可能な状態となる)ことを抑制できる。

一方で、ボタン部材570が第2位置にある状態では、図23に示すように、ボタン部材570の操作部571の一部(前方へ突出する頂部側)が、前カバー550の開口550aの縁部よりも前方(図23右側)へ突出される。よって、第1位置にあるボタン部材570(操作部571)を第2位置へ押し込み操作する際には、かかるボタン部材570を、前カバー550の開口550aの縁部を越える位置(即ち、前カバー550内にボタン部材570の操作部571全体が入り込む位置)まで押し込む必要がない。これにより、ボタン部材570を押し込む際に、前カバー550の開口550aの縁部が遊技者の手の動きの妨げとなることを抑制して、その操作性の向上を図ることができる。

次いで、図25及び図26を参照して、連動回動部600を利用してハンドル回動部540の回動位置を記憶させると共に、その連動回動部600を基準としてハンドル回動部540の回動位置を調整する(元の回動位置へ復帰させる)調整方法について説明する。図25及び図26は、操作ハンドル51の模式図であり、各図において、左側の図が操作ハンドル51の正面図、右側の図が操作ハンドル51の側面図に対応する。

図25(a)に示すように、ボタン部材570が第1位置にあり、ハンドル回動部540及び連動回動部600の回動位置が初期位置にある状態から、遊技者によるハンドル回動部540の回動操作が行われると、図25(b)に示すように、連動回動部600が、ハンドル回動部540の回動に連動して回動される。この場合、ハンドル回動部540及び連動回動部600は、それらの目印540d及び目印600cの回動位置(位相)が一致した状態で、回動される。

遊技状態に応じて、ハンドル回動部540の回動位置を調整した結果、遊技球の発射強度が所望の発射強度に調整された場合には、図25(c)に示すように、ボタン部材570の押し込み操作により、かかるボタン部材570を第2位置に設定する。これにより、連動回動部600がハンドル回動部540から切り離されるので、連動回動部600の回動位置を所定の回動位置(回動角θ)に固定できると共に、その連動回動部600とは独立してハンドル回動部540のみを回動操作できる。

即ち、図26(a)に示すように、例えば、休憩を取るために、ハンドル回動部540の回動位置を初期位置へ復帰させ、遊技を中断したとしても、連動回動部600の回動位置は元の回動位置(すなわち、遊技機を中断する前の回動位置(回動角θ))に保持される。同様に、図26(b)に示すように、例えば、右打ちをするために、ハンドル回動部540の回動位置を最大回動位置まで回動させたとしても、連動回動部600の回動位置は元の回動位置(回動角θ)に保持される。

よって、ハンドル回動部540の回動位置を元の回動位置(即ち、遊技を中断する前や右打ちする前の回動位置(回動角θ))に調整する場合には、連動回動部600が固定されている回動位置を基準として、ハンドル回動部540を回動させる(即ち、ハンドル回動部540の目印540dを連動回動部600の目印600cに一致させる)ことで、ハンドル回動部540の回動位置を元の回動位置に正確かつ迅速に調整する(元の回動位置を正確かつ迅速に再現する)ことができる。

なお、連動回動部600の回動位置を初期位置へ復帰させる場合には、図26(c)に示すように、ボタン部材570の押し込み操作により、かかるボタン部材570を第3位置に設定する。これにより、連動回動部600の固定が解除されるので、連動部付勢ばね601(図7参照)の付勢力により、連動回動部600を初期位置に復帰させることができる。

また、図26(c)に示す状態からボタン部材570の押し込み操作を解除すれば、かかるボタン部材570を第1位置に設定する(復帰させる)ことができる。これにより、連動回動部600が、ハンドル回動部540の回動に連動して回動する状態(即ち、図25(a)に示す状態)を形成できる。即ち、上述の動作を繰り返すことで、連動回動部600を利用して、ハンドル回動部540の回動位置を調整することができる。

次いで、図27から図を参照して、第2実施形態について説明する。第1実施形態では、連動回動部600が切替支持軸810を介してハンドル回動部540に接続(連結)される場合を説明したが、第2実施形態における連動回動部2600は、ハンドル回動部2540に直接接続(連結)される。なお、第1実施形態と同一の部分については同一の符号を付して、その説明を省略する。

図27(a)は、第2実施形態における操作ハンドル2051の上面図であり、図27(b)は、操作ハンドル2051の正面図である。

図27に示すように、第2実施形態における操作ハンドル2051は、ハンドル取付台520と、そのハンドル取付台520の前面側に配設されると共に軸支部分(軸563及び軸受523、いずれも図13参照)を中心として上下方向に変位可能に連結されるハンドルベース2530と、そのハンドルベース2530の前面に回動可能に取り付けられるハンドル回動部2540と、そのハンドル回動部2540の背面およびハンドルベース2530の前面の間に回動可能に取り付けられる連動回動部2600と、ハンドル回動部2540の前面に取り付けられる前カバー2550と、その前カバー2550の頂部から突出されるボタン部材2570と、を備えて構成される。

ハンドル回動部2540の背面(連動回動部2600側の軸方向端面(図27(a)左側))には、正面視三角形状の凹部である目印兼用凹部2540dが凹設される一方、連動回動部2600の前面(ハンドル回動部2540側の軸方向端面(図27(a)右側))には、正面視三角形状の突部である目印兼用突部2600dが突設される。目印兼用凹部2540d及び目印兼用突部2600dは、ハンドル回動部2540と連動回動部2600とを接続するための機能と、ハンドル回動部2540と連動回動部2600との間の相対位置を示すための目印としての機能とを兼用する。

即ち、目印兼用突部2600dが目印兼用凹部2540dに受け入れられた(嵌合された)状態では、ハンドル回動部2540と連動回動部2600とが接続され、連動回動部2600が、ハンドル回動部2540の回動に連動して回動可能とされる。

一方、目印兼用突部2600dが目印兼用凹部2540dから離間された(嵌合が解除された)状態では、その嵌合が解除された時点(後述するようにボタン部材2570を押し込み操作した時点)でのハンドル回動部2540の回動位置に、連動回動部2600が固定(保持)される。よって、この場合には、遊技者は、目印兼用突部2600dに目印兼用凹部2540dが一致するように、ハンドル回動部2540を回動させることで、ハンドル回動部2540を元の回動位置(即ち、遊技を中断する前や右打ちする前の回動位置であって、左打ちに適した回動位置)へ正確かつ迅速に調整する(元の回動位置を正確かつ迅速に再現する)ことができる(図37参照)。

ここで、目印兼用突部2600d及び目印兼用凹部2540dが操作ハンドル2051(ハンドル回動部2540及び連動回動部2600)の外面に視認可能に配設され、これら両部2600d,2540dがハンドル回動部2540と連動回動部2600との間の相対位置を示す目印として機能させることができる。この場合、目印を、塗料による印刷やシールの貼付により形成する場合には、遊技者が操作する際の擦れや経年により表示が劣化しやすく耐久性が課題となる。これに対し、本実施形態では、目印兼用突部2600d及び目印兼用凹部2540dという形状自体を目印として利用できるので、その目印としての機能を長期間にわたって確実に発揮させることができる。

前カバー2550は、前方(図27(a)右方向)へ凸となる半球状に形成され、その頂部に開口する開口550aからボタン部材2570(操作部2570a)が突出(露出)される。ボタン部材2570は、図27に示す第1位置(押し込み操作される前の初期位置)では、前カバー2550と一体となって1の半球体を形成する一方、押し込み操作されると、前カバー2550の内部へ向けて没入される(図36参照)。

なお、前カバー2550には、開口550aの外縁からハンドル回動部2540へ向けて軸方向に沿って延設されるスリット状の開口2554aが位相を180度異ならせた位置に形成され、これら一対の開口2554aには、ボタン部材2570の一対のガイド部2576がそれぞれ軸方向にスライド移動可能に挿通される
次いで、図28を参照して、ハンドルベース2530について説明する。図28はハンドル取付台520及びハンドルベース2530の正面斜視図であり、ハンドル回動部2540、前カバー2550及び連動回動部2600が取り外された状態における操作ハンドル2051の正面斜視図に対応する。

図28に示すように、第2実施形態では、内周壁2534に、切り欠き部534a,534b)に加え、切り欠き部2534dが形成される。この切り欠き部2534dの形成により確保される空間は、後述する伝達部材2820の本体部2821を連動回動部2600に接続するための空間として利用される。ここで、切り欠き部2534dは、ガイド支柱533b及びガイド支柱533cの対向間に対応する位相位置(内周壁2534の周方向位置)に形成される。これにより、伝達部材2820を、デッドスペースとなるガイド支柱533b,533cの対向間に配設することができる。

外周壁2531には、底壁532からの立設高さが低くされた領域である逃げ部2531cが形成される。逃げ部2531cの形成により確保された空間(外周壁2531の立設端面とハンドル回動部2540の軸方向端面との対向間)を利用して、連動回動部2600が回動可能に配設される。なお、逃げ部2531cは、切り欠き部534aに隣接する位置に形成されると共に、その形成範囲は、本実施形態では中心角が約180度を超える範囲とされる。

軸受部2535は、ハンドル回動部2540を回動可能に保持(軸支)するための部位であり、ハンドル回動部2540の回動軸2543(図31参照)が回動可能に挿入される。軸受部2535の内周面には、底壁2532から前面へ向かって軸方向に延びる断面コ字状の溝2535aが形成される。溝2535aには、ハンドル回動部2540の回動軸2543に突設される突起部2543aが内嵌され、ハンドル回動部2540の挿入時の位相(回動位置)が位置決めされる。

次いで、図29及び図30を参照して、連動回動部2600について説明する。図29(a)は、連動回動部2600の側面図であり、図29(b)は、連動回動部2600の正面図であり、図29(c)は、図29(b)のXXXIc−XXXIc線における連動回動部2600の断面図であり、図29(d)は、図29(b)のXXXId−XXXId線における連動回動部2600の断面図である。また、図30は、ハンドルベース2530に取り付けられた状態における連動回動部2600の正面斜視図である。

図29及び図30に示すように、連動回動部2600は、円環形状を分断した正面視湾曲形状に形成される湾曲本体2600aと、その湾曲本体2600aの正面から突設される一対の目印兼用突部2600dとを備える。

湾曲本体2600aには、その湾曲本体2600aの背面(図29(b)紙面奥側面、図29(c)右側面)から軸方向に沿って延設される延設壁部2600a1と、湾曲本体2600aの内周面(図29(b)及び図29(c)下側面)から径方向内方へ向けて延設される被接続部2600a2とが形成される。

延設壁部2600a1は、湾曲本体2600aの湾曲に沿って形成(即ち、湾曲本体2600aと同心の筒状に形成)され、その内径寸法が外周壁2531の外径寸法と略同一の値または若干大きな値に設定される。被接続部2600a2は、径方向内方へ張り出すフランジ状に形成される。

このように形成される連動回動部2600は、外周壁2531の逃げ部2531cにより形成される空間に配設されると、図30に示すように、延設壁部2600a1の内周面を外周壁2531の外周面に対面させると共に、被接続部2600a2を内周壁2534へ向けて張り出させ、目印兼用突部2600dを正面側へ突出させた姿勢となる。

次いで、図31(a)及び図31(b)を参照して、ハンドル回動部2540及びカバー部材2550について説明する。図31(a)は、ハンドル回動部2540の背面斜視図であり、図31(b)は、前カバー2550の背面斜視図である。

図31(a)に示すように、第2実施形態におけるハンドル回動部2540は、円板部541の中央において背面へ向けて突設される回動軸2543を備え、その回動軸2543の外周面には、ハンドルベース2530における軸受部2535の溝2535a(図30参照)に内嵌される突起部2543aが突設される。

ここで、第2実施形態におけるハンドル回動部2540は、そのガイド孔545bに、ガイド支柱533b,533cに加え、伝達部材2820(図33参照)も挿通させる必要がある。そのため、ハンドル回動部2540のガイド孔545b(開口)は、ハンドル回動部2540が回動する際に2本のガイド支柱533b,533c(支持棒)を逃がすために周方向に沿って長穴状に延設される。

この場合、2本のガイド支柱533b,533cに対し周方向外側に伝達部材2820を並設させると、その伝達部材2820の配設スペースの分、ガイド孔545bを周方向に長くする必要が生じる。これに対し、本実施形態では、伝達部材2820が、デッドスペースとなる2本のガイド支柱533b,533cの周方向における対向間に配設されるので(図30参照)、ガイド孔545bを周方向に沿って長くすることを不要とできる。

図31(b)に示すように、第2実施形態における前カバー2550には、上述したように、頂部に開口550aが形成されると共に、その開口550aに連なる一対の開口2550bが位相を180度異ならせて形成される。また、筒状案内部554には、開口550aに連なると共に一対の開口2550bと同位相となる位置に配置され軸方向に延設される一対のスリット状の開口2554aが形成される。ボタン部材2570のガイド部2576は、開口2554a及び開口2550bによって、軸方向に沿ってスライド移動可能に案内される。

次いで、図32を参照して、ボタン部材2570について説明する。図32(a)は、ボタン部材2570の正面図であり、図32(b)は、ボタン部材2570の側面図であり、図32(c)は、ボタン部材2570の背面図である。

図32に示すように、第2実施形態におけるボタン部材2570は、操作部571と、その操作部571の背面に形成される円柱状の背面ベース572と、背面ベース572の外面に配設される案内ピン片575と、操作部571の背面に形成される板状の一対のガイド部2576とを備える。

一対のガイド部2576は、軸心に対して平行な姿勢で配設されると共に互いに位相を180度異ならせた位置に形成される。これら一対のガイド部2576が、前カバー2550の筒状案内部554における開口2554a(図23(b)参照)に挿通され、その開口2554aに沿ってスライド移動の方向が規制されることで、ボタン部材2570が回動軸方向に沿って案内される。

この場合、ボタン部材2570が回動軸方向に沿って案内されると(即ち、押し込み操作されると)、第1実施形態の場合と同様に、案内ピン片575が案内溝553(図31(b)参照)を移動することで、ボタン部材2570が第1位置または第2位置のいずれかに設定(保持)される。第2実施形態では、後述するように、ボタン部材2570が第1位置に設定されると、ハンドル回動部2540の目印兼用凹部2540dに連動回動部2600の目印兼用突部2600dが嵌合され(図34及び図35参照)、連動回動部2600が、ハンドル回動部2540の回動に連動して回動可能とされ、ボタン部材2570が第2位置に設定されると、ハンドル回動部2540の目印兼用凹部2540dから連動回動部2600の目印兼用突部2600dが離間され、それら目印兼用凹部2540d及び目印兼用突部2600dの嵌合が解除される(図36及び図37参照)。その結果、連動回動部2600がハンドル回動部2540から切り離され、ハンドル回動部2540が独立して回動可能とされると共に、連動回動部2600が所定の回動位置(切り離された時点での回動位置)に固定(保持)される。

なお、一対のガイド部2576は、その正面(図32(b)上側面)が、操作部571の正面に滑らかに連なると共に、ボタン部材570が第1位置にある状態(押し込み操作されていない状態、図27参照)において前カバー2550の外面と共に球状面を形成する。これにより、前カバー2570を手の平で覆いながらハンドル回動部2540の回動操作を行う遊技者が違和感を覚えることを抑制できる。

一対のガイド部2576の内の一方のガイド部2576には、その背面に結合孔2576aが凹設される。結合孔2576aには、伝達部材2820の結合ピン2822(図33参照)が嵌入される。これにより、ガイド部2576に伝達部材2820が結合される(図34参照)。

次いで、図33を参照して、伝達部材2820について説明する。図33(a)は、伝達部材2820の上面図であり、図33(b)は、伝達部材2820の側面図であり、図33(c)は、伝達部材2820の正面図である。

伝達部材2820は、ボタン部材2570が押し込み操作された際の操作力を連動回動部2600へ伝達するための部材であり、側面視L字上に形成される本体部2821と、その本体部2821の正面から突設される結合ピン2822と、本体部2821の屈曲部分の上面に形成される2組の把持部2823と、を備える。

結合ピン2822は、上述したように、ボタン部材2570のガイド部2576に凹設された結合孔257aに嵌入される部位であり、かかる嵌入により伝達部材2820がボタン部材2570に連結(接続)される(図34参照)。

把持部2823は、所定間隔を隔てつつ対向配置される一対の挟持片2823a,2823bからなり、伝達部材2820には、これら挟持片2823a,2823bの一対を一組とする把持部2823が2組形成される。把持部2823は、一対の挟持片2823a,2823bにより連動回動部2600の被接続部2600aを挟持する部位であり、かかる挟持により伝達部材2820が連動回動部2820に連結(接続)される(図34参照)。

次いで、図34から図37を参照して、連動回動部2600を利用してハンドル回動部2540の回動位置を記憶させると共に、その連動回動部2600を基準としてハンドル回動部2540の回動位置を調整する(元の回動位置へ復帰させる)調整方法について説明する。図34から図37は、操作ハンドル2051の部分断面図である。

なお、図34はハンドル回動部2540及び連動回動部2600が初期位置にあり且つボタン部材2570が第1位置にある状態が、図35は図34に示す状態からハンドル回動部2540が連動回動部2600と共に所定の回動操作量だけ回動操作され且つボタン部材2570が第1位置にある状態が、図36は図35に示す状態からボタン部材2570が第2位置に押し込み操作された状態が、図37は図36に示す状態からハンドル回動部2540が初期位置へ復帰された状態が、それぞれ図示される。

図34に示すように、ボタン部材570が第1位置にあり、ハンドル回動部2540及び連動回動部600の回動位置が初期位置にある状態では、目印兼用凹部2054d及び目印兼用突部2600dが嵌合されているので、遊技者によるハンドル回動部2540の回動操作が行われると、図35に示すように、連動回動部2600が、ハンドル回動部2540の回動に連動して回動される。即ち、ハンドル回動部2540及び連動回動部2600は、それらの目印である目印兼用凹部2540d及び目印兼用突部2600dの回動位置(位相)が一致した状態で、回動される。

なお、このように、本実施形態では、目印兼用凹部2540d及び目印兼用突部2600dが凹凸嵌合(凹部と突部とが係合)するので、例えば、連動回動部2600がハンドル回動部2540の回動に対し、摩擦力により連動して回動される場合と比較して、滑りによる両者の位置ずれをより確実に抑制できる。よって、連動回動部2600を基準として、ハンドル回動部2540を元の回動位置へ調整する際には、より正確な回動位置に調整することができる。

遊技状態に応じて、ハンドル回動部2540の回動位置を調整した結果、遊技球の発射強度が所望の発射強度に調整された場合には、図36に示すように、ボタン部材2570の押し込み操作により、かかるボタン部材2570を第2位置に設定する。これにより、目印兼用凹部2540dから目印兼用突部2600dが離間され、連動回動部2600がハンドル回動部2540から切り離されるので、連動回動部2600の回動位置を所定の回動位置に固定(保持)できると共に、その連動回動部2600とは独立してハンドル回動部2540のみを回動操作できる。

即ち、図37に示すように、例えば、休憩を取るために、ハンドル回動部2540の回動位置を初期位置へ復帰させ、遊技を中断したとしても、連動回動部2600の回動位置は元の回動位置(すなわち、遊技機を中断する前の回動位置、図35及び図36参照)に保持される。同様に、例えば、右打ちをするために、ハンドル回動部540の回動位置を最大回動位置まで回動させたとしても(図示せず)、連動回動部600の回動位置は元の回動位置に保持される。

よって、ハンドル回動部2540の回動位置を元の回動位置(即ち、遊技を中断する前や右打ちする前の回動位置、図35及び図36参照)に調整する場合には、連動回動部2600が固定されている回動位置を基準として、ハンドル回動部2540を回動させる(即ち、ハンドル回動部2540の目印兼用凹部2540dを連動回動部2600の目印兼用突部2600dに一致させる、図36参照)ことで、ハンドル回動部2540の回動位置を元の回動位置に正確かつ迅速に調整する(元の回動位置を正確かつ迅速に再現する)ことができる。

なお、図37に示すように、ボタン部材570が第2位置に設定された状態では、ハンドル回動部2540から連動回動部2600が切り離されており、また、その連動回動部2600は、伝達部材2820の把持部2823により把持されているだけなので、把持部2823による把持力を超えるだけの回動駆動力を付与すれば、連動回動部2600を回動させることができる。即ち、第2実施形態では、連動回動部2600の回動位置を初期位置へ復帰させる場合には、ボタン部材2570を第2位置に設定した上で、連動回動部2600を手動により初期位置まで回動させれば良い。

次いで、図38から図44を参照して、第3実施形態について説明する。第1実施形態では、ハンドル回動部540の回動に連動して連動回動部600の目印600cが周方向に移動する場合を説明したが、第3実施形態における目印3571は、ハンドル回動部540の回動に連動して軸方向(直線方向)に移動される。なお、上記各実施形態と同一の部分については同一の符号を付して、その説明を省略する。

図38(a)は、第3実施形態における操作ハンドル3051の上面図であり、図38(b)は、操作ハンドル3051の正面図である。

図38に示すように、第3実施形態における操作ハンドル3051は、ハンドル取付台520と、そのハンドル取付台520の前面側に配設されると共に軸支部分(軸563及び軸受523、いずれも図13参照)を中心に上下方向に変位可能に連結されるハンドルベース530と、そのハンドルベース530の前面に回動可能に取り付けられるハンドル回動部540と、そのハンドル回動部2540の前面に取り付けられると共に前方(図38(a)右方向)へ凸となる半球状に形成される前カバー3550と、ハンドル取付台520の上面に配設されるベース部材3560と、そのベース部材3560に軸方向(ハンドル回動部540の回動軸方向)に沿って進退可能に支持される3本の進退部材3570a〜3570cと、それら進退部材3570a〜3570cの先端が係合される螺旋状の案内溝3581を有すると共にハンドル回動部540の背面に固着される外殻部材3580と、を備える。

3本の進退部材3570a〜3570cは、基端側がベース部材3560に進退可能(スライド移動可能)に支持され、この進退方向は、ハンドル回動部540の回動軸に沿う方向(軸方向、図38(a)左右方向)に設定される。各進退部材3570a〜3570cの外周面には、目印3571が表示される。目印3571は、各進退部材3570a〜3570cの間の相対位置を示すための直線状の表示である。

なお、目印3571は、各進退部材3570a〜3570cの上面のみでなく両側面にもそれぞれ表示される。これにより、遊技者は、各進退部材3570a〜3570cの間の相対位置の認識を正確に行うことができる。

各進退部材3570a〜3570cの先端(係合針部材3572、図40参照)は、外殻部材3580の案内溝3581に係合可能に形成され、かかる先端が外殻部材3580の案内溝3581に係合された状態では、ハンドル回動部540の回動に連動して、各進退部材3570a〜3570cがそれぞれ軸方向へ進退移動される。この場合、各進退部材3570a〜3570cは、それらの目印3571の軸方向(図38(a)左右方向)位置を一致させた状態でそれぞれ進退する。

進退部材3570a及び進退部材3570cの先端(針部3572a)は、外殻部材3580の案内溝3581との係合を解除可能に形成され、先端が外殻部材3580の案内溝3581に非係合とされた状態(係合が解除された状態)では、その係合が解除された時点での進退位置に固定(保持)される。一方、進退部材3570bの先端は、外殻部材3580の案内溝3581との係合を解除不能に形成される(即ち、進退部材3570bはその先端が外殻部材3581の案内溝3581に常に係合される)。

遊技者は、遊技球の発射強度が所望の発射強度となる回動位置にハンドル回動部540が回動操作された際に、進退部材3570a又は進退部材3570cにおいて、その先端の案内溝3581への係合を解除しておくことで、その先端の係合が解除された進退部材3570a又は進退部材3570cの目印3571に、先端が案内溝3581に常に係合されている(即ち、ハンドル回動部540の回動に常に同期されている)進退部材3570bの目印3571が一致するように、ハンドル回動部540の回動位置を調整することで、上記各実施形態の場合と同様に、ハンドル回動部540を元の回動位置(即ち、遊技を中断する前や右打ちする前の回動位置)へ正確かつ迅速に調整する(元の回動位置を正確かつ迅速に再現する)ことができる(図42から図44参照)。

本実施形態では、進退部材3570a〜3570cの目印3571の位置が軸方向(即ち、ハンドル回動部540の回動軸方向)に沿って移動されるので、ハンドル回動部540の回動操作量(回動位置)に応じて、目印が周方向に沿って移動する構造の場合と比較して、目印3571同士の位置関係を認識するための遊技者の視線方向を一定(一方向)とすることができる。同様に、その位置関係は、目印が周方向に沿って移動する構造の場合とは異なり、高さ方向には変化されないので、視認する際の焦点距離の変動を少なくすることができる。その結果、ハンドル回動部540の回動位置の認識を容易として、遊技者の負担を軽減できる。

次いで、図39を参照して、外殻部材3580について説明する。図39(a)は、外殻部材3580の背面図であり、図39(b)は、外殻部材3580の側面図である。なお、図39(a)は、外殻部材3580の軸方向視に対応し、図39(b)は、外殻部材3580の軸直角方向視に対応する。

図39(a)に示すように、外殻部材3580は、ハンドル回動部540と同心の円筒部材をその軸方向視において周方向に約3等分に分断した形状に形成される。この外殻部材3580の外周面には、図39(b)に示すように、その外周面に沿って1条の案内溝3581が凹設される。

案内溝3581は、螺旋状に延設される断面V字の凹溝であり、そのリード角が一定値に設定される。よって、ハンドル回動部540が回動操作された際に、各進退部材3570a〜3570cが軸方向に進退する距離(軸方向移動距離)は、いずれの進退部材3570a〜3570cにおいても同じ距離とされる。

次いで、図40及び図41を参照して、進退部材3570a〜3570cの先端構造について説明する。なお、進退部材3570a及び進退部材3570cは、目印3571の表示位置が異なる点を除き、その他の構成は互いに同一であるので、以下においては、進退部材3570aを代表例として説明する。

また、進退部材3570bは、係合針部材3572及び押下ボタン部材3573が省略されると共に、針部3572aに相当する部材が下面に固定される点を除き、その他の構成は進退部材3570a,3570cと同一であるので、その説明を省略する。

図40は、進退部材3570aの断面図であり、図40(a)は係合針部材3572が突出位置にある状態が、図40(b)は押下ボタン3573が押下された状態が、図40(c)は係合針部材3572が後退位置にある状態が、それぞれ図示される。

図40に示すように、進退部材3570aの先端には、係合針部材3572及び押下ボタン部材3573が組み付けられる。進退部材3570aは、上面から突出される押下ボタン部材3573が押下操作される毎に、係合針部材3572の先端(針部3572a)が突出され案内溝3581に係合可能となる突出位置(図40(a)参照)と、係合針部材3572の先端が後退され案内溝3581との係合が解除される後退位置(図40(c)参照)との2位置に切り替えられる。ここで、図41を参照して、係合針部材3572及び押下ボタン部材3573について説明する。

図41(a)は、押下ボタン部材3573の上面図であり、図41(b)は、押下ボタン部材3573の側面図であり、図41(c)は、係合針部材3572の上面図であり、図41(d)は、係合針部材3572の側面図である。

図41(a)及び図41(b)に示すように、押下ボタン部材3573は、円柱状のボタン部3573aと、そのボタン部3573aの下端においてフランジ状に張り出し形成されるフランジ部3573bと、そのフランジ部3573bの下面縁部から下方へ垂設される板状に形成される一対の垂下体3573cと、フランジ部3573bの下面中央から下方へ突出される円柱状の突起部3573dと、を備え、これらが一体に形成される。

図41(c)及び図41(d)に示すように、係合針部材3572は、円柱状の針部3572aと、その針部3572aの上端においてフランジ状に張り出し形成されるフランジ部3572bと、そのフランジ部3572bの上面中央から上方へ突出される円柱状の突起部3572cと、を備え、これらが一体に形成される。

係合針部材3572のフランジ部3572bは、その外縁に一対の切り欠きが形成される。これら一対の切り欠きには、押下ボタン部材3573の一対の垂下体3573cが挿通される(図40参照)。また、係合針部材3572の針部3572aの下端は、先細形状に形成され、案内溝3581(図39参照)に係合可能とされる。

図40に戻って説明する。進退部材3570aの先端には、係合針部材3572及び押下ボタン部材3573を収容するための収容空間が形成され、その収容空間には、係合針部材3572の針部3572aがその下端を進退部材3570aの先端下面に出没可能に配設されると共に、押下ボタン部材3573がそのボタン部3573aを進退部材3570aの先端上面から突出させて配設される。

係合針部材3572のフランジ部3572bの下面には、磁石A1が固着されると共に、その磁石A1に対応する位置において磁石A2が収容空間内に固着される。磁石A1と磁石A2とは、互いに磁着可能な磁極の向きで配設される。

同様に、押下ボタン部材3573のフランジ部3573bの上面には、磁石B1が固着されると共に、その磁石B1に対応する位置において磁石B2が収容空間内に固着される。磁石B1と磁石B2とは、互いに磁着可能な磁極の向きで配設される。

係合針部材3572のフランジ部3572bの下面と収容空間の内壁との間で移動を規制された状態で、コイルスプリングである下側付勢ばねS1が配設される。また、係合針部材3572のフランジ部3572bの上面と押下ボタン部材3573のフランジ部3573bの下面との間には、コイルスプリングである上側付勢ばねS2が配設される。なお、突出位置(図40(a)参照)では、下側付勢ばねS1が弾性的に圧縮された状態とされる。

図40に戻って説明する。図40(a)に示すように、突出位置では、磁石A1と磁石A2とが磁着され、その磁着力により、係合針部材3572がその先端(針部3572a)を進退部材3570aの下面から突出させる位置に保持される。これにより、針部3572aが案内溝3581に係合されるので、ハンドル回動部540が回動されると、針部3572aが案内溝3581に沿って相対的に移動されることで、進退部材3570aが軸方向へ進退される。

図40(b)に示すように、遊技者によって、押下ボタン部材3573のボタン部3573aが下方へ押下されると、押下ボタン部材3573のフランジ部3573bと係合針部材3572のフランジ部3572bとの間の対向間隔が狭くなり、これらの間で上側付勢ばねS2が弾性的に圧縮される。同時に、押下ボタン部材3573の垂下体3573cによって下側付勢ばねS1が下方へ押下げられ、垂下体3573cと収容空間の内壁との間で下側付勢ばねS1が弾性的に圧縮される。

押下ボタン部材3573のボタン部3573aを下方へ押下する操作が解除されると(即ち、押下ボタン部材3573を下方へ押下する遊技者の手がボタン3573aから離されると)、押下ボタン部材3573のフランジ部3573bが上側付勢ばねS2の弾性回復力を受け上方へ付勢されると共に、押下ボタン部材3573の垂下体3573cが下側付勢ばねS1の弾性回復力を受け上方へ付勢される。

これにより、押下ボタン部材3573が上方へ変位されることで、図40(c)に示すように、磁石B1と磁石B2とが磁着され、その磁着力により、押下ボタン部材3573がその上端(ボタン部3573a)を進退部材3570aの上面から突出させる位置に保持される。

同時に、押下ボタン部材3573が上方へ変位され、その押下ボタン部材3573の垂下体3573cにより弾性的に圧縮されていた下側付勢ばねS1が弾性回復されることで、係合針部材3572のフランジ部3572bの下面に下側付勢ばねS1が衝突され、磁石A1と磁石A2との磁着が解除される。これにより、係合針部材3572が、下側付勢ばねS1により持ち上げられ、図40(c)に示すように、先端(針部3572a)が進退部材3570aの下面から後退(没入)した位置に保持される。

次いで、図42から図44を参照して、進退部材3573a〜3573cを利用してハンドル回動部540の回動位置を記憶させると共に、それら進退部材3573a〜3573cを基準としてハンドル回動部540の回動位置を調整する(元の回動位置へ復帰させる)調整方法について説明する。図42及び図43は、操作ハンドル3051の側面図であり、図44は、操作ハンドル3051の上面図である。

なお、図42(a)及び図44(a)はハンドル回動部540が初期位置にある状態が、図42(b)及び図44(b)は図42(a)及び図44(a)に示す状態からハンドル回動部540が所定の回動操作量だけ回動操作された状態が、図43(a)は、図42(b)及び図44(b)に示す状態において進退部材3570cの係合針部材3572がが後退位置に設定された状態が、図43(b)及び図44(c)は図43(a)に示す状態からハンドル回動部540が初期位置へ復帰された状態が、それぞれ図示される。

図42(a)及び図44(a)に示すように、ハンドル回動部540の回動位置が初期位置にあり、進退部材3570a及び進退部材3570cの係合針部材3572aが突出位置にある(即ち、それらの針部3572aがそれぞれ案内溝3582に係合された)状態では、3本の進退部材3570a〜3570cは、それらの目印3571の軸方向位置が一致される。

この状態から遊技者によるハンドル回動部540の回動操作が行われると、外殻部材3580の回動に伴い、進退部材3570a〜3570cの各針部3572aが案内溝3581に沿って案内されることで、図42(b)及び図44(b)に示すように、目印3571の軸方向位置が一致された状態を維持しつつ、進退部材3570a〜3570cのそれぞれが軸方向(図42(b)及び図44(b)左右方向)に沿って後退移動される。

遊技状態に応じて、ハンドル回動部540の回動位置を調整した結果、遊技球の発射強度が所望の発射強度に調整された場合には、図43(a)に示すように、進退部材3570cのボタン部3573aの押し込み操作により、かかる進退部材3570cの係合針部材3572を後退位置に設定する(図40(c)参照)。これにより、進退部材3570cの針部3572aが案内溝3581から離間され、進退部材3570cが外殻部材3580(即ち、ハンドル回動部540)から切り離されるので、進退部材3570cの進退位置(軸方向位置)を所定の進退位置に固定(保持)できると共に、その進退部材3570cとは独立して他の進退部材3570a,3570bをハンドル回動部540の回動に連動させて進退移動させることができる。

即ち、図43(b)及び図44(c)に示すように、例えば、休憩を取るために、ハンドル回動部540の回動位置を初期位置へ復帰させ、遊技を中断したとしても、進退部材3570cの進退位置(軸方向位置)は元の回動位置(すなわち、遊技機を中断する前の進退位置、図42(b)及び図44(b)参照)に保持される。同様に、例えば、右打ちをするために、ハンドル回動部540の回動位置を最大回動位置まで回動させたとしても(図示せず)、進退部材3570cの進退位置(軸方向位置)は元の進退位置に保持される。

よって、ハンドル回動部540の回動位置を元の回動位置(即ち、遊技を中断する前や右打ちする前の回動位置、図42(b)及び図44(b)参照)に調整する場合には、進退部材3570cが固定されている進退位置を基準として、ハンドル回動部540を回動させる(即ち、進退部材3570bの目印3571を、進退部材3570cの目印3571に一致させる)ことで、ハンドル回動部540の回動位置を元の回動位置に正確かつ迅速に調整する(元の回動位置を正確かつ迅速に再現する)ことができる。

ここで、本実施形態では、進退部材3570a,3570cに操作ボタン部材3573が配設されるので、ハンドル回動部540を回動操作する手(右手)とは異なる手(左手)によって操作ボタン部材3572を操作することができる。よって、遊技球の発射強度が所望の発射強度となる回動位置にハンドル回動部540の回動位置が調整された際には、そのハンドル回動部540の回動操作量を維持しつつ(即ち、ハンドル回動部540を操作する手(右手)自体やその手指を動かすことなく)、操作ボタン部材3573を別の手(左手)で操作できる。これにより、適正な回動位置において進退部材3570a,3570cをハンドル回動部540から切り離すことができる。

また、本実施形態では、3本の進退部材3570a〜3570cを並設する構成において、それらの内の1本(進退部材3570b)には、操作ボタン部材3573が配設されない(即ち、ハンドル回動部540との連動が解除不能とされる)ので、かかる操作ボタン部材3573が配設されない1本(進退部材3570b)をハンドル回動部540に常時連動させることができる。

よって、3本の進退部材3570a〜3570cの全てに対し、ハンドル回動部540との連動を、遊技者が不用意に解除してしまい、ハンドル回動部540の回動位置を元の回動位置へ調整することが不能となることを抑制できる。また、操作ボタン部材3573が不要となる分、部品点数を削減でき、製品コストの低減を図ることができる。

この場合、ハンドル回動部540に常時連動される進退部材3570bは、他の2本の進退部材3570a,3570cのいずれか又は両者との間で目印3571を比較する基準とされるところ、かかる基準となる進退部材3570bが、並設された3本の内の真ん中に配設されるので(図38参照)、基準となる進退部材3570bの目印3571と、比較対象となる2本の進退部材3570a,3570cの目印3571との距離を、いずれの進退部材3570a,3570cに対しても、近接させておくことができる。即ち、遊技者は、目印3571同士をより近い位置で比較することができるので、ハンドル回動部540の回動位置を元の回動位置へ調整(復帰)させる操作をより正確に行うことができる。

次いで、図45を参照して、第4実施形態について説明する。第3実施形態では、1条の案内溝3581に、3本の進退部材3570a〜3570cの先端がそれぞれ係合される場合を説明したが、第4実施形態における外殻部材4580には案内溝3581が3条凹設され、これら各案内溝3581に各進退部材4570a〜4570cの先端がそれぞれ係合される。なお、上記各実施形態と同一の部分については同一の符号を付して、その説明を省略する。

図45は、第4実施形態における操作ハンドル4051の上面図である。図45に示すように、第4実施形態における外殻部材4580には、その外周面に沿って3条の案内溝3581が凹設される。これら各案内溝3581は、軸方向(ハンドル回動部540の回動軸)に沿って等間隔に配設される。

進退部材4570a及び進退部材4570cは、第3実施形態における進退部材3570a及び進退部材3570cに対し、目印3571が表示される軸方向位置が異なる点のみが異なり、他は同一に構成される。

この場合、中央の進退部材3570bは、3条の案内溝3581の内の中央の案内溝3581にその先端が係合され、進退部材4570a及び進退部材4570cは、中央の案内溝3581を挟む一側(図45左側)及び他側(図45右側)の案内溝3581にその先端が係合される。

この場合、ハンドル回動部540の回動位置が初期位置にある状態では、進退部材3570b及び進退部材4570a,4570cは、目印3571の軸方向位置が一致されると共に、その目印3571の軸方向位置を一致させた状態でそれぞれ進退移動される。

よって、遊技者は、遊技球の発射強度が所望の発射強度となる回動位置にハンドル回動部540が回動操作された際に、進退部材4570a又は進退部材4570cにおいて、その先端の案内溝3581への係合を解除しておくことで、第3実施形態の場合と同様に、ハンドル回動部540を元の回動位置(即ち、遊技を中断する前や右打ちする前の回動位置)へ正確かつ迅速に調整する(元の回動位置を正確かつ迅速に再現する)ことができる。

なお、第3実施形態では、ハンドル回動部540の回動位置が初期位置にある状態で、進退部材3570a及び進退部材3570cの先端の軸方向位置が異なる位置となるため、その分、目印3571を表示する軸方向位置(先端からの離間距離)を互いに異ならせておく必要がある(図38(a)参照)。即ち、進退部材3570a及び進退部材3570cを別部品として準備する必要がある。

これに対し、第4実施形態では、進退部材4570a及び進退部材4570cにおいて、目印3571を表示する位置(先端からの離間距離)を互いに同一の位置とすることができる。よって、進退部材4570a及び進退部材4570cを共通部品として流用できるので、その分、部品コストの低減を図ることができる。

次いで、図46から図55を参照して、第5実施形態について説明する。第1実施形態では、ボタン部材570が押し込み操作された場合に、ハンドル回動部540の回動に対する連動回動部600の連動が解除される(即ち、ハンドル回動部540から連動回動部600が切り離され、連動回動部600がハンドルベース530に固定されると共に、その連動回動部600とは独立してハンドル回動部540が回動可能とされる)構成を説明したが、第5実施形態の連動回動部5600は、ハンドル取付台520に対してハンドルベース5530が変位(回動)された場合に、ハンドル回動部540に対する連動回動部5600の連動が解除される。なお、上記各実施形態と同一の部分については同一の符号を付して、その説明を省略する。

図46は、第5実施形態における操作ハンドル5051の側面図である。図46に示すように、第5実施形態における操作ハンドル5051は、ハンドル取付台520と、そのハンドル取付台520の前面側に配設されると共に軸支部分(軸563及び軸受523、いずれも図13参照)を中心に上下方向に変位可能に連結されるハンドルベース5530と、そのハンドルベース5530の前面に回動可能に取り付けられるハンドル回動部540と、そのハンドル回動部540の背面およびハンドルベース5530の前面の間に回動可能に取り付けられる連動回動部5600と、ハンドル回動部540の前面に取り付けられる前カバー550と、を備えて構成される。

ハンドル回動部540の背面(外周壁542の連動回動部5600側の軸方向端面(図46左側))には、磁石C1が埋設される一方(図52参照)、連動回動部5600の前面(ハンドル回動部540側の軸方向端面(図46右側))には、磁石C1に対して異なる磁極を向けた姿勢(即ち、磁着可能な磁極の向き)で磁石C2が埋設される(図48参照)。

よって、ハンドル回動部540の背面(外周壁541の端面)と連動回動部5600の前面(コ字状部分55600bの正面)とが当接され、磁石C1と磁石C2との間の磁着力が発揮される状態では(図52参照)、その磁着力を利用して、ハンドル回動部540と連動回動部5600とが接続され、連動回動部5600が、ハンドル回動部540の回動に連動して回動可能とされる。

一方、後述するようにハンドル取付台520に対しハンドルベース5530が軸支部分を中心として上下方向に変位(回動)され、ハンドル回動部540の背面から連動回動部5600が離間されると(図54参照)、磁石C1と磁石C2との間での磁着力の発揮が抑制され、連動回動部5600がハンドルベース5530に固定(保持)される(即ち、ハンドル回動部540から連動回動部5600が切り離され、ハンドル回動部540のみが独立して回動可能とされる)。

よって、遊技者は、上記各実施形態の場合と同様に、連動回動部5600の目印5600cにハンドル回動部540の目印540dが一致するように、ハンドル回動部540を回動させることで、ハンドル回動部540を元の回動位置(即ち、遊技を中断する前や右打ちする前の回動位置)へ正確かつ迅速に調整する(元の回動位置を正確かつ迅速に再現する)ことができる。

次いで、図47を参照して、ハンドルベース5530について説明する。図47はハンドル取付台520及びハンドルベース5530の正面斜視図であり、ハンドル回動部540、前カバー550及び連動回動部5600が取り外された状態における操作ハンドル5051の正面斜視図に対応する。

図47に示すように、第5実施形態では、外周壁5531には、底壁532からの立設高さが低くされた領域である逃げ部5531cが形成される。逃げ部5531cの形成により確保された空間(外周壁5531の立設端面とハンドル回動部540の軸方向端面(背面)との対向間)には、連動回動部5600のコ字状部分5600bが配設される(図49及び図50参照)。

なお、逃げ部5531cは、その始端m1がガイド支柱533b,533cの対向間に対応する位置とされ、その始端m1から発射停止スイッチ操作部440が配設される位置まで周方向に連続して形成される。この逃げ部5331cの形成範囲は、本実施形態では中心角が約180度を超える範囲とされる。

次いで、図48を参照して、連動回動部5600について説明する。図48(a)は、連動回動部5600の正面図であり、図48(b)は、図48(a)のLb−Lb線における連動回動部5600の断面図である。

図48に示すように、連動回動部5600は、軸心Oを有する円環形状を分断した正面視湾曲形状に形成される湾曲本体2600aと、その湾曲本体5600aの周方向一側に連設されるコ字状部分5600bと、そのコ字状部分5600bとは反対側となる湾曲本体5600aの周方向他側における外面に形成される正面視三角形状の目印5600cと、を備える。

図48(a)に示すように、湾曲本体5600aは、その内径寸法(半径r)が外周壁5531の外径寸法と略同一の値または若干大きな値に設定され、外周壁5531の外周面に沿って摺動可能とされる。コ字状部分5600bは、湾曲本体5600aと同心に形成される。

図48(b)に示すように、コ字状部分5600bは、断面コ字状に形成される。コ字状部分5600bの正面側(図48(b)上側)には、磁石C2が埋設される。ここで、コ字状部分5600bの始端n1から終端n2までの周方向長さは、ハンドル規制部材5700の周方向長さ(一方のスライド案内溝701aから他方のスライド案内溝701aまでの幅寸法、即ち、規制部704の延設長さ、図51参照)よりも長くされる。

コ字状部分5600bの内周側(軸心O側、図48(b)左側)には、径方向内方へ向けて張り出すと共に連動回動部5600の正面側(図48(b)上側)へ向けて湾曲する突出片5601が形成される。突出片5601は、ハンドル規制部材5700の係合片5704に係合される部位であり(図54参照)、樹脂材料から湾曲本体2600a、コ字状部分5600b及び目印5600cと一体に形成される弾性変形可能な板状の突片である。

突出片5601は、複数が周方向に沿って略等間隔に断続的に配設されることで、全体として櫛の歯状に形成される。これにより、ハンドル規制部材5700が一方向へスライド移動する際には、係合片5704が突出片5601を乗り越えやすくできる(図53参照)。一方で、突出部5601は、連動回動部5600の正面側へ向けて湾曲する(即ち、係合片5704の湾曲方向が反対とされる)ので、ハンドル規制部材5700が他方向へスライド移動する際には、係合片5704と突出片5601との係合を強固とすることができる(図54参照)。

次いで、このように形成された連動回動部5600のハンドルベース5530への装着状態について説明する。図49及び図50は、ハンドル取付台520及びハンドルベース5530の正面斜視図であり、図47に示す状態に対し、ハンドルベース5530に連動回動部5600が装着された状態が図示される。

なお、図49では、ハンドル回動部540の回動に連動して連動回動部5600が初期位置から所定の回動量(図49の例では略5度)だけ回動された状態が図示され、図50では、ハンドル回動部540の回動に連動して連動回動部5600が図49に示す状態から更に回動され、コ字状部分5600bがハンドル規制部材5700に対面する位置まで移動された状態が図示される。また、図49及び図50では、磁石C2の図示が省略される。

図49及び図50に示すように、連動回動部5600は、外周壁5531の逃げ部5531cにより形成される空間にコ字状部分5600bが配設される。即ち、外周壁5531の逃げ部5531cに対応する部分が、コ字状部分5600bのコ字形状の内部空間(一対の壁部の対向間)に挿入される。これにより、連動回動部5600は、湾曲本体5600aが外周壁5531の外面側に沿って配設され、磁石C2(図48参照)が正面側(即ち、ハンドル回動部540側)を望むと共に、突出片5601が内周壁534へ向けて突出され、かつ、目印5600cが外周側(外周壁5531の外面側)から視認可能となる姿勢で、ハンドルベース5530に装着される。

連動回動部5600は、ハンドルベース530に対し、回動可能、かつ、軸方向(ハンドル回動部540の回動軸)へ移動可能とされる。即ち、連動回動部5600は、外周壁5531(逃げ部5531cが形成された部分)がコ字状部分5600bに挿入されているので、コ字状部分5600bが外周壁5531の周方向に沿って移動することで、連動回動部5600がハンドルベース5530に対して回動される。

また、コ字状部分5600bの内部空間の凹設深さ(図48(b)上下方向寸法)は、外周壁5531の逃げ部5531cの逃げ量(逃げ部5531cの底壁532からの立設高さが他の部分における外周壁5531の立設高さよりも低くされる量、図47参照)よりも大きく(深く)される。これにより、連動回動部5600ハンドルベース5530に対して軸方向へ移動可能とされる。

この場合、連動回動部5600は、その正面(図48(b)上側面)をハンドル回動部540の背面(図46左側面)に当接させた状態では、コ字状部分5600bの内部空間への外周壁5531(逃げ部5531が形成された部分)の挿入が維持され、外周壁5531がコ字状部分5600bの内壁に係合されるので、連動回動部5600はハンドルベース5530から径方向外方へ脱落されない。

また、コ字状部分5600bの凹設深さが逃げ部5531の逃げ量よりも大きく(深く)されることで、連動回動部5600の正面(図48(b)上側面)は、外周壁5531の立設先端面(ハンドル回動部540の背面に対面する端面)よりも後方へ後退可能とされる(図54参照)。

ここで、連動回動部5600は、初期位置(始端n1が逃げ部5531の始端m1に当接される回動位置)では、終端n2がハンドル規制部材5700の本体部701の下面縁部(規制部5704の延設端部)に到達せず、連動回動部5600の突出片5601はハンドル規制部材5700の係合片5704に係合不能な周方向位置に配置とされる(図56(a)参照)。

一方、連動回動部5600が初期位置から所定の回動量(例えば、中心角5度が例示されるように、寸法公差を許容する若干の回動量)だけ回動されると、連動回動部5600の終端n2側における突出片5601がハンドル規制部材5700の係合片5704に係合可能な周方向位置に配置される。また、突出片5601は、連動回動部5600の回動位置が最大とされた状態(即ち、回動操作量が最大に達したハンドル回動部540に連動して回動された状態)においても、係合片5704と係合可能な位置に配置される。

即ち、初期位置では、ハンドル規制部材5700がスライド移動されても、突出片5601と係合片5704とが係合不能とされ、ハンドル規制部材5700のスライド移動に連動した連動回動部材5600のスライド移動が発生しない。一方、初期位置から連動回動部5600(即ち、ハンドル回動部540)が所定の回動量だけ回動されると、突出片5601が係合片5704と係合可能な周方向位置に配置され、ハンドル規制部材5700がスライド移動されると、そのスライド移動に連動した連動回動部材5600のスライド移動が発生可能となる。

次いで、図51を参照して、ハンドル規制部材5700について説明する。図51(a)及び図51(b)は、ハンドル規制部材5700の斜視図である。

図51(a)及び図51(b)に示すように、第5実施形態におけるハンドル規制部材5700は、本体部701の下面(図51(a)下側面)に突設される係合片5704を備える。係合片5704は、連動回動部5600の突出片5601に係合される部位であり、後述するように、ハンドル規制部材5700がスライド移動により前進する際には、連動回動部5600の突出片5601を乗り越える一方(図53参照)、ハンドル規制部材5700がスライド移動により後退する際には、連動回動部5600の突出片5601と係合して、かかる連動回動部5600をハンドル規制部材5700と共にスライド移動(後退)させる(図54参照)。

係合片5704は、樹脂材料から本体部701、ロッド部702及び腕部703と一体に形成される弾性変形可能な板状体であり、本体部701の下面から張り出すと共に、規制部材5700の背面側(ロッド部702側、図51(a)右側)へ向けて湾曲して形成される。なお、係合片5704は、腕部703の張り出し方向に沿って延設されると共に、その湾曲方向が、連動回動部5600の突出片5601に対して反対方向とされる(図52参照)。

次いで、図52から図55を参照して、連動回動部5600を利用してハンドル回動部540の回動位置を記憶させると共に、その連動回動部5600を基準としてハンドル回動部540の回動位置を調整する(元の回動位置へ復帰させる)調整方法について説明する。図52から図54及び図55(b)は、操作ハンドル5051の部分断面図であり、図55(a)は、ハンドル規制部材5700の下面斜視図である。

なお、図52はハンドル回動部2540が連動回動部2600と共に所定の回動操作量だけ回動操作され且つハンドルベース5530が軸支部分(軸563及び軸受523、いずれも図13参照)を中心として下方へ変位される前の状態(即ち、遊技者によりハンドルベース5530が下方へ向けて変位操作されていない状態であって、図20に対応する状態)が、図53は図52に示す状態からハンドルベース5530が軸支部分を中心として下方へ変位された後の状態(即ち、遊技者によりハンドルベース5530が下方へ向けて変位操作され、ハンドル回動部540の回動がハンドル規制部材5700により規制された状態であって、図21に対応する状態)が、図54は図53に示す状態からハンドルベース5530の下方への変位が解除された状態が、それぞれ図示される。

また、図55(b)は図54に示す状態から連動回動部5600が初期位置へ復帰された状態が図示され、図55(a)は図55(b)におけるハンドル規制部材5700と連動回動部5600との位置関係が図示される。

図52に示すように、ハンドルベース5530がハンドル取付台520(図46参照)に対して軸支部分を中心として下方へ変位される前の状態では、ハンドル回動部540の背面に連動回動部5600の前面が磁石C1,C2の磁着力を利用して接続されているので、遊技者によるハンドル回動部540の回動操作が行われると、連動回動部5600が、ハンドル回動部540の回動に連動して回動される。即ち、ハンドル回動部540及び連動回動部5600は、それらの目印540d及び目印5600cの回動位置(位相)が一致した状態で、回動される(図46参照)。

遊技状態に応じて、ハンドル回動部540の回動位置を調整した結果、遊技球の発射強度が所望の発射強度に調整された場合には、図53に示すように、ハンドルベース5530をハンドル取付台520に対して軸支部分を中心として下方へ変位させる。

これにより、ハンドル規制部材5700のロッド部702(被押圧面部702a)がハンドル取付台520の押圧面部528aに押圧され、かかる押圧によりスライド移動されたハンドル規制部材5700の当接面部701bがハンドル回動部540の円板部541に当接され、ハンドル回動部540の回動が規制される(即ち、ハンドル回動部540の初期位置への復帰が規制され、その回動操作量が固定される)。

なお、ハンドル規制部材5700は、その係合片5704が連動回動部5600の突出片5601を乗り越えることで、ハンドル回動部540へ向けてスライド移動される。この場合、係合片5704及び突出片5601が共に板状に形成されと共に突出片5601が櫛の歯状に形成され、また、これら各片5704,5601の湾曲方向が互いに反対方向とされるので、弾性変形性を確保すると共に、上記乗り越え動作を容易とでき、その結果、ハンドル規制部材5700のスライド移動をスムーズに行わせることができる。

図53に示す状態から、ハンドルベース530の軸支部分を中心とする下方への変位が解除されると、図54に示すように、ハンドル規制部材5700のスライド移動に伴い弾性変形されていた腕部702が弾性回復し、その弾性回復力によりハンドル規制部材5700がハンドル回動部540から離間する方向(初期位置へ復帰する方向、図52参照)へスライド移動される。

このハンドル規制部材5700のスライド移動時には、その係合片5704が連動回動部5600の突出片5600cに係合されることで、図54に示すように、ハンドル規制部材5700のスライド移動に連動して、連動回動部材5600もスライド移動され、ハンドル回動部540から離間される。その結果、ハンドル回動部540から連動回動部5600が切り離され、磁石C1と磁石C2との間での磁着力の発揮が抑制されるので、連動回動部5600を所定の回動位置に固定(保持)できると共に、その連動回動部5600とは独立してハンドル回動部540のみを回動操作できる。

このように、本実施形態では、ハンドルベース5530をハンドル取付台520に対して軸支部分を中心として下方へ変位させる操作により、ハンドル回動部540と連動回動部5600との連動を解除する動作を実行できるので、かかる解除動作を容易に行うことができる。即ち、遊技者は、ハンドル回動部540を手指で把持した状態を維持しつつ、手首を返す動作のみで、ハンドル取付台520に対してハンドルベース5530を容易に変位させることができる。その結果、上記解除を行うための操作を、ハンドル回動部540の回動操作量を維持しつつ(即ち、所望の発射強度に調整された回動位置からずれることを抑制しつつ)、容易に行うことができる。

特に、本実施形態では、ハンドルベース5530をハンドル取付台520に対して下方へ変位させる操作を行うと、スライド移動されたハンドル規制部材5700の当接により、ハンドル回動部540の回動を規制することができるので、連動回動部5600をハンドル回動540から切り離す際には、ハンドル回動部540が初期位置へ復帰することの規制(即ち、ハンドル回動部540の回動の禁止または回動の抑制)も併せて行うことができる。即ち、連動回動部5600をハンドル回動部540から切り離す際には、ハンドル回動部540の回動位置の位置ずれを抑制できるので、その分、連動回動部5600を所定の回動位置に適正に留まらせる(固定する)ことができる。

なお、ハンドル規制部材5700は、図54に示すように、外周壁5531の逃げ部5531cにおける軸方向端面が、コ字状部分5600bの凹部空間における底面に当接され、それらの間に隙間が形成されない位置まで、連動回動部5600をスライド移動させた状態であっても、その腕部703が弾性変形された状態に維持される。よって、その腕部703の弾性回復力を利用して、連動回動部560を外周壁5531(逃げ部5531c)の端面に押し付けておくことができ、かかる連動回動部5600をハンドルベース5530に強固に固定(保持)できる。即ち、ハンドル回動部540から切り離された連動回動部5600の位置ずれを防止することができる。

このように、軸支部分を中心としてハンドルベース5530を下方へ変位させることで、図54に示すように、連動回動部2600の回動位置を所定の回動位置(即ち、ハンドルベース5530を下方へ変位させた時点でのハンドル回動部540の回動位置)に固定(保持)できると共に、その連動回動部5600とは独立してハンドル回動部540のみを回動操作できる。

即ち、図54に示す状態から、例えば、休憩を取るために、ハンドル回動部540の回動位置を初期位置へ復帰させ、遊技を中断したとしても、連動回動部5600の回動位置は元の回動位置(すなわち、遊技機を中断する前の回動位置)に保持される。同様に、例えば、右打ちをするために、ハンドル回動部540の回動位置を最大回動位置まで回動させたとしても、連動回動部5600の回動位置は元の回動位置に保持される。

よって、ハンドル回動部540の回動位置を元の回動位置(即ち、遊技を中断する前や右打ちする前の回動位置)に調整する場合には、連動回動部5600が固定されている回動位置を基準として、ハンドル回動部540を回動させる(即ち、ハンドル回動部540の目印540dを連動回動部5600の目印2600cに一致させる、図46参照)ことで、ハンドル回動部540の回動位置を元の回動位置に正確かつ迅速に調整する(元の回動位置を正確かつ迅速に再現する)ことができる。

なお、図54に示す状態では、腕部703の弾性回復力が連動回動部5600を外周壁5531(逃げ部5531c)へ押し付ける押し付け力を超えて、連動回動部5600へ回動駆動力を付与することで、かかる連動回動部5600を遊技者の手指により手動で回動させることができる。

よって、図54に示す状態から、連動回動部5600を初期位置へ向かう方向へ遊技者の手指により手動で回動させ、コ字状部分5600bの始端n1を逃げ部5331cの始端m1(いずれも図49参照)に当接させることで、図55に示すように、連動回動部5600のコ字状部分5600bの終端n2が、ハンドル規制部材5700の本体部701の下面縁部(規制部5704の延設端部)を超えた周方向位置に配置され、係合片5704と突出片5601との係合(図54参照)が解除されるので、ハンドル規制部材5700及び連動回動部5600が初期位置に復帰される。

以上のように、本実施形態では、ハンドル規制部材5700(スライド部材)が、ハンドル回動部540が初期位置へ復帰することを規制するための機能(回動の禁止または回動の規制の機能)と、連動回動部5600がハンドル回動部540の回動に連動して回動することを解除するための機能(連動回動部5600のハンドル回動部540からの切り離し機能)とを兼用する。よって、部品点数を削減して、その分、製品コストの低減を図ることができる。

また、このように、ハンドル回動部540の回動の禁止または回動の規制と、連動回動部5600のハンドル回動部540からの切り離しとを、共通の部材(ハンドル規制部材5700)を利用して行うことができるので、これら両動作のタイミングを一致させやすくすることができる。その結果、連動回動部5600を所定の回動位置に適正に留まらせる(固定する)ことができる。

次いで、図56及び図57を参照して、第6実施形態について説明する。第1実施形態では、ハンドル回動部540の回動に連動して回動される連動回動部600を操作ハンドル51が備える場合を説明したが、第6実施形態の操作ハンドル51は、目盛り6531を備える。なお、上記各実施形態と同一の部分については同一の符号を付して、その説明を省略する。

図56(a)は、第6実施形態における操作ハンドル6051の上面図であり、図56(b)は、操作ハンドル6051の側面図である。また、図57は、外殻部材6580の外面およびハンドルベース530の外面を平面に展開した外殻部材6580及びハンドルベース530の平面展開図である。

図56に示すように、第6実施形態における操作ハンドル6051は、ハンドル取付台520と、そのハンドル取付台520の前面側に上下方向に変位可能に連結されるハンドルベース530と、そのハンドルベース530の前面に回動可能に取り付けられるハンドル回動部540と、そのハンドル回動部540の前面に取り付けられる前カバー3550と、ハンドル回動部540の背面に固着されると共にハンドルベース530の外面に対向される外殻部材6580と、を備える。

図56に示すように、ハンドルベース530には、その外周面に目盛り6531が表示される。目盛り6531は、ハンドル回動部540の回動量を遊技者が読み取り可能とするためのものであり、ハンドルベース530の軸方向(ハンドル回動部540の回動軸の方向、図56(a)左右方向)に沿って配設される複数の目盛り線6531aが集まって形成される。

外殻部材6580は、ハンドル回動部540の背面から張り出されると共に、ハンドルベース530の外面に沿って湾曲する板状体であり、ハンドル回動部540の背面からの張り出し寸法が周方向に沿って変化される。即ち、外殻部材6580の張り出し方向の端面6580aは、軸方向(図56(a)左右方向)に対して傾斜する傾斜面として形成される。

図57に示すように、目盛り6531は、隣り合う目盛り線6531aの間隔である目幅が不等間隔とされる。具体的には、ハンドル回動部540に近い側(図57下側)の領域における目幅に対して、残りの領域(図57上側)における目幅が大きくされる。

また、ハンドルベース530の外面には、所定の目盛り線6531aに対応する位置に、識別記号6532が表示される。本実施形態では、12本の目盛り線6531aの内の表示幅(図57左右方向長さ)が長くされた4ヶ所の目盛り線6531aに対応して、「A1〜A4」からなる識別記号6532が表示される。

このように構成される操作ハンドル6051によれば、図57に示す初期位置からハンドル回動部540が回動されると、その回動に連動して外殻部材6580も初期位置から回動(図57では右方向へ直線移動)され、その端面6580aが目盛り6531を横切る。この場合、端面6580aが傾斜面として形成されるので、ハンドル回動部540の回動位置(回動操作量)に応