JP2017082624A - ランキンサイクル装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】廃熱回収効率の向上と装置の小型化との両立を図ることができるランキンサイクル装置を提供する。
【解決手段】ランキンサイクル装置1は、膨張機23から凝縮器24へ作動媒体Mを流通させる第1流路14と、凝縮器24から蒸発器22へ作動媒体Mを流通させる第2流路12と、第2流路12上に設けられ、第2流路12を流れる作動媒体Mを蒸発器22側へ圧送するポンプ21と、第2流路12上におけるポンプ21の下流側に設けられ、第1流路14を流れる作動媒体Mの一部を、第3流路15を介して第2流路12におけるポンプ21の下流側へ導くエジェクタ31と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】ランキンサイクル装置1は、膨張機23から凝縮器24へ作動媒体Mを流通させる第1流路14と、凝縮器24から蒸発器22へ作動媒体Mを流通させる第2流路12と、第2流路12上に設けられ、第2流路12を流れる作動媒体Mを蒸発器22側へ圧送するポンプ21と、第2流路12上におけるポンプ21の下流側に設けられ、第1流路14を流れる作動媒体Mの一部を、第3流路15を介して第2流路12におけるポンプ21の下流側へ導くエジェクタ31と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、ランキンサイクル装置に関する。
従来、エンジン等で生じる廃熱を回収する廃熱回収装置として、ランキンサイクル装置が知られている。例えば、特許文献1に記載されたランキンサイクル装置は、液相の作動媒体をエンジンの廃熱によって蒸発させる蒸発器と、蒸発器から流出した気相の作動媒体から動力を回収する膨張機と、膨張機から流出した気相の作動媒体を冷却して液化させる凝縮器と、を備えている。
また、特許文献1に記載されたランキンサイクル装置は、膨張機と凝縮器との間の流路を流れる気相の作動媒体と、凝縮器と蒸発器との間の流路を流れる液相の作動媒体との間で熱交換を行わせるレキュペレータ(再生器)を更に備えている。このようなランキンサイクル装置では、レキュペレータによって凝縮器での放熱量と蒸発器への入熱量とを低減し、ランキンサイクル装置による廃熱回収効率を向上することが図られている。
上記ランキンサイクル装置では、前述のように廃熱回収効率の向上が図られてはいるが、レキュペレータ自体が比較的大きいことや、レキュペレータの搭載のために配管が複雑化し易い(例えば、配管の回り込みが必要となる)ことから、場合によっては、装置が大型化するおそれがある。
そこで、本発明は、廃熱回収効率の向上と装置の小型化との両立を図ることができるランキンサイクル装置を提供することを目的とする。
本発明に係るランキンサイクル装置は、膨張機から凝縮器へ作動媒体を流通させる第1流路と、凝縮器から蒸発器へ作動媒体を流通させる第2流路と、第2流路上に設けられ、第2流路を流れる作動媒体を蒸発器側へ圧送するポンプと、第2流路上におけるポンプの下流側に設けられ、第1流路を流れる作動媒体の一部を、第3流路を介して第2流路におけるポンプの下流側へ導くエジェクタと、を備える。
このランキンサイクル装置では、エジェクタにより、第1流路を流れる作動媒体の一部が第3流路を介して第2流路に導かれる。これにより、第1流路を流れる作動媒体を、第2流路を流れる作動媒体に合流させ、それらの間で直接的に熱交換を行わせることができる。その結果、凝縮器での放熱量と蒸発器への入熱量とを低減でき、高い廃熱回収効率を実現することが可能となる。また、このランキンサイクル装置では、エジェクタを用いているため、レキュペレータを用いる場合のように配管の回り込みが必要とならない。そのため、配管の配置における自由度が高く、装置の大型化を抑制することができる。したがって、廃熱回収効率の向上と装置の小型化との両立を図ることが可能となる。
本発明に係るランキンサイクル装置は、第2流路におけるポンプとエジェクタとの間から第1流路における第3流路との接続位置の下流側へ、第2流路を流れる液相の作動媒体の一部を流通させる第4流路と、第4流路を通って第1流路へ流入する液相の作動媒体の少なくとも一部を微粒化させる微粒化手段と、を更に備えてもよい。この構成では、第2流路を流れる液相の作動媒体の一部を、第4流路を介して第1流路へ流入させ、第1流路を流れる作動媒体と合流させることができる。これにより、第1流路には気相の作動媒体が流れるところ、液相の作動媒体による気相の作動媒体からの吸熱、特に液相の作動媒体が気化する際の気化熱によって、第1流路を流れる気相の作動媒体を冷却することができる。さらに、第1流路へ流入する液相の作動媒体の少なくとも一部を微粒化手段によって微粒化させるため、液相の作動媒体の吸熱及び気化を促進することができる。したがって、膨張機から流出した作動媒体を好適に冷却することが可能となる。
本発明に係るランキンサイクル装置は、凝縮器と一体に設けられ、凝縮器に流入する作動媒体が流れるタンク部を更に備え、タンク部には、下流側へ向かうにつれて流路面積が拡大する拡大部が設けられ、第4流路は、タンク部において拡大部よりも上流側の位置に接続されていてもよい。この構成では、タンク部と凝縮器とが一体に設けられているため、装置の更なる小型化を図ることができる。また、第4流路から流入し微粒化された作動媒体を拡大部によって拡散することで、液相の作動媒体の吸熱及び気化を一層促進することができる。
本発明によれば、廃熱回収効率の向上と装置の小型化との両立を図ることができるランキンサイクル装置を提供することができる。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明において、同一又は相当要素には同一符号を用い、重複する説明は省略する。
図1に示されるランキンサイクル装置1は、例えば車両に搭載され、燃費向上を図るために用いられる。搭載される車両としては、例えばトラックやバス等の商用車が挙げられる。車両としては、特に限定されるものではなく、例えば大型車両や中型車両、普通乗用車、小型車両又は軽車両等のいずれであってもよい。
ランキンサイクル装置1は、例えば車両のエンジンの廃熱を入熱とし、当該廃熱の熱エネルギを動力に変換して出力する。ランキンサイクル装置1は、流路11を備え、当該流路11上に、ポンプ21と、蒸発器22と、膨張機23と、凝縮器24と、を有している。流路11には、作動媒体Mが循環される。作動媒体Mとしては、種々のものを用いることができ、ここでは、低沸点媒体であるR134aが用いられている。
ポンプ21は、蒸発器22と凝縮器24との間に設けられ、凝縮器24から流入した作動媒体Mを蒸発器22側へ圧送する。蒸発器22は、ポンプ21の下流側に設けられ、ポンプ21で圧縮された作動媒体Mを加熱して蒸発させる。蒸発器22は、例えばエンジン冷却水Cを熱源(高温側熱源)として利用して作動媒体Mを加熱する。
蒸発器22は、例えば、熱媒L1が流れる流路26と、流路26上に設けられエンジン冷却水Cと熱媒L1との間で熱交換させる熱交換器27と、を有している。蒸発器22では、熱交換器27で吸熱して加熱された熱媒L1と蒸発器22内を流れる作動媒体Mとの間の熱交換により、作動媒体Mが加熱される。なお、蒸発器22は、流路26及び熱交換器27を有さず、エンジン冷却水Cと作動媒体Mとの間で直接的に熱交換を行なって作動媒体Mを加熱する構成であってもよい。また、蒸発器22は、エンジンの排気ガス、又はEGR(Exhaust Gas Recirculation)ガス等の廃熱を熱源として利用するものであってもよい。
膨張機23は、蒸発器22の下流側に設けられている。膨張機23は、作動媒体Mが膨張することにより回転し、動力を出力する。膨張機23としては、例えばタービン等が用いられる。膨張機23は、例えば機械出力を出力してもよいし、例えば発電機が接続されて電気出力を出力してもよい。
凝縮器24は、膨張機23の下流側に設けられ、作動媒体Mを冷却して凝縮させる。凝縮器24は、例えば車両が走行する際の走行風Wを熱源(低温側熱源)として利用して作動媒体Mを冷却する。凝縮器24は、例えば、熱媒L2が流れる流路28と、流路28上に設けられ、走行風Wと熱媒L2との間で熱交換させる熱交換器(サブラジエータ)29と、を有している。凝縮器24では、熱交換器29で放熱して冷却された熱媒L2と凝縮器24内を流れる作動媒体Mとの間の熱交換により、作動媒体Mが冷却される。なお、凝縮器24は、流路28及び熱交換器29を有さず、走行風Wと作動媒体Mとの間で直接的に熱交換を行なって作動媒体Mを冷却する構成であってもよい。
流路11は、例えば配管等により構成されている。流路11は、凝縮器24及び蒸発器22に接続された流路12(第2流路)と、蒸発器22及び膨張機23に接続された流路13と、膨張機23及び凝縮器24に接続された流路14(第1流路)と、を含んで構成されている。流路12,13,14の配管径(流路面積)は、例えば、互いに同一となっている。
流路12は、凝縮器24から蒸発器22へ液相の作動媒体Mを流通させる。この流路12上には、上記ポンプ21が設けられている。つまり、ポンプ21は、流路12を流れる液相の作動媒体Mを蒸発器22側へ圧送する。流路13は、蒸発器22から膨張機23へ気相の作動媒体Mを流通させる。流路14は、膨張機23から凝縮器24へ気相の作動媒体Mを流通させる。
本実施形態では、流路12上におけるポンプ21の下流側には、エジェクタ(イジェクタ)31が設けられている。すなわち、流路12は、エジェクタ31よりも上流側の上流部12aと、エジェクタ31よりも下流側の下流部12bとにより構成されている。また、流路11は、流路14及びエジェクタ31に接続された流路15(第3流路)を更に含んで構成されている。エジェクタ31により、流路14を流れる気相の作動媒体Mの一部が、流路15を介して流路12におけるポンプ21の下流側へ導かれる。流路15の配管径は、例えば、流路12,13,14の配管径よりも小さくなっている。
図2に示されるように、エジェクタ31は、例えば、高圧側流路32と、高圧側流路32の周囲を囲うように設けられた断面環状の低圧側流路33と、を有している。高圧側流路32は、上流側の一端部において上流部12aに接続され、下流側の他端部において徐々に先細り形状となって開口している。低圧側流路33は、上流側の一端部において流路15に接続され、下流側の他端部において徐々に先細り形状となって下流部12bに接続されている。高圧側流路32の他端部の周囲は、低圧側流路33の他端部によって囲われている。
エジェクタ31では、高圧側流路32にポンプ21からの高圧の作動媒体Mが流れると、高圧側流路32を流れる作動媒体Mとの圧力差によって、流路15を流れる低圧の作動媒体Mがエジェクタ31側へ引っ張られる。これにより、流路14を流れる低圧の作動媒体Mの一部が、流路15を通って低圧側流路33に流入し、高圧側流路32を流れる高圧の作動媒体Mと合流する。このように、エジェクタ31では、ポンプ等の動力を用いることなく、流路14を流れる気相の作動媒体Mの一部を、流路12を流れる液相の作動媒体Mに合流させることができる。
また、本実施形態の流路11は、流路12におけるポンプ21とエジェクタ31との間から流路14における流路15との接続位置の下流側へ、流路12を流れる液相の作動媒体Mの一部を流通させる流路16(第4流路)を更に含んでいる。流路16の一端16aは、流路12においてポンプ21とエジェクタ31との間の位置に接続されている。流路16の他端16bは、流路14において流路15との接続位置よりも下流側の位置に接続されている。
流路16の他端16bには、流路16を通って流路14へ流入する液相の作動媒体Mの少なくとも一部を微粒化させる噴霧器(微粒化手段)35が設けられている。噴霧器35は、液相の作動媒体Mを流路14内に液滴として分散させる。噴霧器35は、例えば、液相の作動媒体Mの少なくとも一部を霧状とし、霧状とした作動媒体Mを流路14内へ噴出させる。
また、本実施形態のランキンサイクル装置1は、凝縮器24と一体に設けられ、凝縮器24に流入する作動媒体Mが流れるタンク部37を更に備えている。タンク部37は、凝縮器24の上流側に設けられており、流路14において流路15との接続位置よりも下流側の位置に配置されている。
タンク部37は、本体部38と拡大部39とを含んで構成されている。本体部38は、流路に沿う方向において同一の断面形状を有する。拡大部39は、本体部38よりも下流側に設けられ、下流側へ向かうにつれて流路面積が拡大する。ここでの拡大部39では、その流路径が増加することで流路面積が拡大されている。本体部38には、上記流路16の他端16bが接続されている。すなわち、タンク部37において拡大部39よりも上流側の位置に、流路16の他端16bが接続されている。噴霧器35で微粒化された作動媒体Mは、本体部38内における流路14に噴出される。
以上、ランキンサイクル装置1では、エジェクタ31により、流路14を流れる作動媒体Mの一部が流路15を介して流路12に導かれる。これにより、流路14を流れる作動媒体Mを、流路12を流れる作動媒体Mに合流させ、それらの間で直接的に熱交換を行わせることができる。その結果、凝縮器24での放熱量と蒸発器22への入熱量とを低減でき、高い排熱回収効率を実現することが可能となる。
また、ランキンサイクル装置1では、エジェクタ31を用いているため、レキュペレータを用いる場合のように配管の回り込みが必要とならない。さらに、エジェクタ31と流路14とに接続される流路15の配管径は、流路12,13,14の配管径と比較して小さくなっている。これらのことから、配管の配置における自由度が高く、装置の大型化を抑制することができる。したがって、廃熱回収効率の向上と装置の小型化との両立を図ることが可能となっている。
また、ランキンサイクル装置1では、流路12を流れる液相の作動媒体Mの一部を、流路16を介して流路14へ流入させ、流路14を流れる気相の作動媒体Mと合流させることができる。これにより、流路14には気相の作動媒体Mが流れるところ、液相の作動媒体Mによる気相の作動媒体Mからの吸熱、特に液相の作動媒体Mが気化する際の気化熱によって、流路14を流れる気相の作動媒体Mを冷却することができる。
さらに、ランキンサイクル装置1では、流路14へ流入する液相の作動媒体Mの少なくとも一部を噴霧器35によって微粒化させるため、液相の作動媒体Mの吸熱及び気化を促進することができる。したがって、膨張機23から流出した作動媒体Mを好適に冷却することが可能となる。その結果、凝縮器24に流入する作動媒体Mの温度(入口温度)を低下させることができるため、凝縮器24に要求される冷却性能を緩和することができ、凝縮器24を小型化することが可能となる。また、凝縮器24(特に、熱交換器)の材料として高温特性が優れていない材料でも用いることができるため、材料の選択の自由度を高めることが可能となる。
また、従来のレキュペレータを備えたランキンサイクル装置では、レキュペレータに起因する装置の大型化を抑制するために、レキュペレータと凝縮器24とを一体化することも考えられる。しかし、この場合において、本実施形態のランキンサイクル装置1のように流路12を流れる液相の作動媒体Mの一部を凝縮器24の上流側へ流入させようとすると、配管及びレキュペレータと凝縮器24との一体化が一層複雑化し、大型化するおそれがある。対して、本実施形態のランキンサイクル装置1によれば、エジェクタ31を用いており、配管の配置における自由度が高いため、そのような問題が生じることがなく、装置の大型化を好適に抑制することができる。
また、ランキンサイクル装置1では、タンク部37と凝縮器24とが一体に設けられているため、装置の更なる小型化を図ることができる。また、流路16から流入し微粒化された作動媒体Mを拡大部39によって拡散することで、液相の作動媒体Mの吸熱及び気化を一層促進することができる。
また、ランキンサイクル装置1では、流路12,13,14、流路15、及び流路16には、一定流量の作動媒体Mが流れる。流路12,13,14の配管径と、流路15の配管径と、流路16の配管径との間の大小関係は、廃熱回収効率が高められるように、例えば経験、理論又はシミュレーション等に基づいて予め設定されている。ランキンサイクル装置1によれば、例えば後述するように流路16を流れる作動媒体Mの流量を調整するバルブを備える場合と比較して、制御を簡易化することができると共に、構成を簡易化することができる。
以上、本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではない。
図3は、変形例のランキンサイクル装置1Aの概略構成図である。図3に示されるように、変形例のランキンサイクル装置1Aは、流路16上にバルブ(流量調節部)40が設けられている点で上記実施形態のランキンサイクル装置1と相違する。バルブ40は、その開度を変化させることで、流路16を流れる作動媒体Mの流量を調節する。バルブ40が開弁されると、流路12を流れる液相の作動媒体Mの一部が流路16及び噴霧器35を介して流路14へ微粒化して流入し、流路14を流れる気相の作動媒体Mが冷却されることとなる。
変形例のランキンサイクル装置1Aによっても、上記実施形態と同様に、廃熱回収効率の向上と装置の小型化との両立を図ること、及び、膨張機23からの気相の作動媒体Mを好適に冷却することが可能となる。さらに、流路16を流れる作動媒体Mの流量を調整できることから、膨張機23から流出した気相の作動媒体Mを一層好適に冷却することが可能となる。
上記実施形態の噴霧器35は、流路14へ流入する液相の作動媒体Mの少なくとも一部を微粒化させればよく、例えばその全量を微粒化させてもよいし、或いはその一部を微粒化させてもよい。微粒化手段は、噴霧器35に限られず、液相の作動媒体を微粒化できる公知手段を用いることができる。また、上記実施形態において、タンク部37及び拡大部39を備えていなくてもよく、或いは流路16、噴霧器35、タンク部37、及び拡大部39を備えていなくてもよい。
1,1A…ランキンサイクル装置、12…流路(第2流路)、14…流路(第1流路)、15…流路(第3流路)、16…流路(第4流路)、21…ポンプ、23…膨張機、24…凝縮器、31…エジェクタ、35…噴霧器(微粒化手段)、37…タンク部、39…拡大部、M…作動媒体。
Claims (3)
- 膨張機から凝縮器へ作動媒体を流通させる第1流路と、
前記凝縮器から蒸発器へ前記作動媒体を流通させる第2流路と、
前記第2流路上に設けられ、前記第2流路を流れる前記作動媒体を前記蒸発器側へ圧送するポンプと、
前記第2流路上における前記ポンプの下流側に設けられ、前記第1流路を流れる前記作動媒体の一部を、第3流路を介して前記第2流路における前記ポンプの下流側へ導くエジェクタと、を備える、ランキンサイクル装置。 - 前記第2流路における前記ポンプと前記エジェクタとの間から前記第1流路における前記第3流路との接続位置の下流側へ、前記第2流路を流れる液相の前記作動媒体の一部を流通させる第4流路と、
前記第4流路を通って前記第1流路へ流入する液相の前記作動媒体の少なくとも一部を微粒化させる微粒化手段と、を更に備える、請求項1記載のランキンサイクル装置。 - 前記凝縮器と一体に設けられ、前記凝縮器に流入する前記作動媒体が流れるタンク部を更に備え、
前記タンク部には、下流側へ向かうにつれて流路面積が拡大する拡大部が設けられ、
前記第4流路は、前記タンク部において前記拡大部よりも上流側の位置に接続されている、請求項2記載のランキンサイクル装置。
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Cited By (2)
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KR20190008736A (ko) * | 2017-07-17 | 2019-01-25 | 두산중공업 주식회사 | 저온 부식 방지를 위한 초임계 이산화탄소 발전 시스템 |
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2015
- 2015-10-26 JP JP2015209941A patent/JP2017082624A/ja active Pending
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KR101995114B1 (ko) | 2017-07-17 | 2019-07-01 | 두산중공업 주식회사 | 저온 부식 방지를 위한 초임계 이산화탄소 발전 시스템 |
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