JP2017074898A - ストップランプの故障検出装置 - Google Patents

ストップランプの故障検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017074898A
JP2017074898A JP2015204348A JP2015204348A JP2017074898A JP 2017074898 A JP2017074898 A JP 2017074898A JP 2015204348 A JP2015204348 A JP 2015204348A JP 2015204348 A JP2015204348 A JP 2015204348A JP 2017074898 A JP2017074898 A JP 2017074898A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stop lamp
lighting
vehicle
unit
failure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015204348A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6634772B2 (ja
Inventor
耕輔 岡田
Kosuke Okada
耕輔 岡田
宏幸 酒井
Hiroyuki Sakai
宏幸 酒井
近藤 憲司
Kenji Kondo
憲司 近藤
勇也 鈴木
Yuya Suzuki
勇也 鈴木
誠 蒲地
Makoto Gamachi
誠 蒲地
隆志 野中
Takashi Nonaka
隆志 野中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP2015204348A priority Critical patent/JP6634772B2/ja
Publication of JP2017074898A publication Critical patent/JP2017074898A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6634772B2 publication Critical patent/JP6634772B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)

Abstract

【課題】ブレーキ操作部への操作によらない減速システムの作動時にストップランプを点灯させる点灯回路内の故障箇所を特定すること。【解決手段】ストップランプ点灯回路18は、ストップランプ12への電源供給の有無を切り替えることにより、ストップランプ12の点灯状態と非点灯状態とを切り替える。車両ECU22内のマイコン34は、車両のブレーキペダル14への操作状態にかかわらず、車両の走行状態に基づいて回生ブレーキ機構の作動を指示する。回生ブレーキ用点灯制御回路36は、回生ブレーキ機構の作動が指示された際に、ストップランプ点灯回路18にストップランプ12を点灯状態へと切り替えるよう指示する制御信号を出力する。故障判定部38は、回生ブレーキ機構の作動が指示された際に、回生ブレーキ用点灯制御回路36から制御信号が出力されたか否かに基づいて、回生ブレーキ用点灯制御回路36の故障を判定する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両のストップランプの故障を検出する故障検出装置に関する。
従来、車両には、ブレーキペダル(ブレーキ操作部)への操作に連動して点灯し、周囲の車両に対して自車両の減速を報知するストップランプが設けられている。
また近年、回生ブレーキシステムを有する電気自動車やハイブリッド自動車などの電動車や、周囲の状況に応じて自動的にブレーキ機構を作動させる自動ブレーキシステムが普及している。以下、このようなブレーキペダルの操作と連動せずに減速を生じさせるシステムを「非操作減速システム」という。
非操作減速システムの作動による減速についても、周囲の車両に対して報知する必要があることから、非操作減速システムを有する車両では同システムの作動により一定の減速が生じる場合にはストップランプを点灯させるように点灯回路が構成されている。
ところで、非操作減速システムは、車両の走行中でなければ動作しないため、同システム作動時にストップランプを点灯させる点灯回路が故障した場合、運転者は故障に気づくことができない。
このため、例えば下記特許文献1では、ドライバのブレーキ操作に応じてストップランプを点灯させる第1点灯回路と、自動ブレーキ時にストップランプを点灯させる第2点灯回路を備えたストップランプの制御装置において、ドライバによるブレーキペダルの踏込み操作中に上記第1点灯回路を遮断し、上記第2点灯回路を作動させる切替手段を備え、ブレーキペダルの踏込み操作中に上記切替手段を作動させて、上記ストップランプの点灯状態を検出することで故障診断を行っている。
特開2015−067253号公報
しかしながら、上述した従来技術では、ストップランプ点灯判定手段がストップランプと並列に設けられているため、ストップランプが点灯しなかった場合に、自動ブレーキ制御手段からトランジスタへのON信号が入力されていないのか、第2ストップランプリレーが故障しているのかを特定することができない。
すなわち、従来技術では、非操作減速システムの点灯回路内の故障箇所を特定ができないという課題がある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、ブレーキ操作部への操作に因らない減速システムの作動時にストップランプを点灯させる点灯回路内の故障箇所を特定することを目的とする。
上述の目的を達成するため、請求項1の発明にかかるストップランプの故障検出装置は、車両の減速に伴って点灯するストップランプの故障検出装置であって、前記ストップランプへの電源供給の有無を切り替えることにより、前記ストップランプの点灯状態と非点灯状態とを切り替える点灯切替部と、前記車両のブレーキ操作部への操作状態にかかわらず、前記車両の走行状態に基づいて前記車両の減速機構の作動を指示する減速指示部と、前記減速指示部によって前記減速機構の作動が指示された際に、前記点灯切替部に前記ストップランプの前記点灯状態への切り替えを指示する制御信号を出力する点灯制御部と、前記減速指示部によって前記減速機構の作動が指示された際に、前記点灯制御部から前記制御信号が出力されたか否かに基づいて、前記点灯制御部の故障を判定する故障判定部と、を備えることを特徴とする。
請求項2の発明にかかるストップランプの故障検出装置は、前記故障判定部は、前記減速指示部によって前記減速機構の作動が指示された後、第1の所定時間以内に前記点灯制御部から前記制御信号が出力されない場合は、前記点灯制御部が故障していると判定する、ことを特徴とする。
請求項3の発明にかかるストップランプの故障検出装置は、前記減速機構は、前記車両の車軸の回転を用いて発電機を作動させることにより前記車両の運動エネルギーを低減させる回生ブレーキ機構である、ことを特徴とする。
請求項4の発明にかかるストップランプの故障検出装置は、前記減速機構は、前記車両周辺の物体を検知し、前記物体と前記車両との衝突可能性がある場合に、前記衝突を回避するために前記車両の前記ブレーキ機構を作動させる自動ブレーキ機構である、ことを特徴とする。
請求項5の発明にかかるストップランプの故障検出装置は、前記点灯切替部から前記ストップランプへの電源供給の有無を検出する電源検出部を更に備え、前記故障判定部は、前記減速機構の作動が指示された後、第2の所定時間以内に前記電源検出部で前記ストップランプへの電源供給が検出されなかった場合は、前記点灯切替部が故障していると判定する、ことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、ブレーキ操作部への操作状態にかかわらない車両の減速機構の作動時に、ストップランプが正常に点灯するか否かを判定することができ、車両の保守性を向上させる上で有利となる。特に、点灯制御部はフットブレーキ作動時には作動せず、車両の走行中にのみ作動するため、故障の有無を判定することが困難である。請求項1の発明により、点灯制御部の故障の有無を判定することにより、ストップランプの信頼性を向上させることができる。
請求項2の発明によれば、減速機構の作動が指示された後、第1の所定時間以内に前記点灯制御部から制御信号が出力されない場合に点灯制御部が故障していると判定するので、点灯制御部の故障によりストップランプが点灯しないことを迅速に検出する上で有利となる。
請求項3の発明によれば、回生ブレーキ機構の作動時にストップランプを点灯させる点灯回路の故障を判定する上で有利となる。
請求項4の発明によれば、自動ブレーキ機構の作動時にストップランプを点灯させる点灯回路の故障を判定する上で有利となる。
請求項5の発明によれば、点灯制御部に加えて点灯切替部の故障の有無を判定するので、ストップランプの故障をより確実に検出する上で有利となる。
実施の形態にかかるストップランプ12の故障検出装置10の構成を示す説明図である。 故障検出装置10の処理の手順を示すフローチャートである。 故障検出装置10の他の構成を示す説明図である。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかるストップランプの故障検出装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
以下の実施の形態では、故障検出装置が搭載された車両は、モータの駆動によって走行する電気自動車であるものとする。また、故障検出装置が搭載された車両は、非操作減速システムとして回生ブレーキ機構を備えているものとする。
図1は、実施の形態にかかるストップランプ12の故障検出装置10の構成を示す説明図である。
ストップランプ12は、自車両の減速を周囲の車両に報知するために車両の後面に取り付けられている。ストップランプ12は、運転者によるブレーキペダル(ブレーキ操作部)14の操作、すなわちフットブレーキの作動に連動して点灯する。また、ストップランプ12は、非操作減速システムである回生ブレーキ機構の作動時にも点灯する。
ここではまず、フットブレーキ作動時のストップランプ12の点灯について説明する。
運転者によりブレーキペダル14が踏み込まれると、ブレーキペダル用点灯制御回路(ブレーキスイッチ)16からストップランプ点灯回路18に点灯制御信号が出力される。
ストップランプ点灯回路18は、請求項における点灯切替部に対応し、図示しないスイッチによりストップランプ12への電源供給の有無を切り替えることにより、ストップランプ12の点灯状態と非点灯状態とを切り替える。なお、ストップランプ12への電源供給は、補機バッテリ20により行われる。
ストップランプ点灯回路18は、例えば車両内に搭載されている各種の電装品を制御するETACS−ECU(図示なし)内に設けられている。ETACS−ECUの制御対象となる電装品は、例えば後述する表示部40や、図1では図示を省略しているヘッドライト、ドアミラー、ワイパー、ドアロック機構、室内照明器具およびセキュリティアラームなどである。ETACS−ECUは、車両ECU22と適宜に通信して必要な情報を取得しながら、予め定められた動作を実現するべく各種の電装品を制御する。
なお、補機バッテリ20とストップランプ点灯回路18とをつなぐ配線を配線L1、ブレーキペダル用点灯制御回路16とストップランプ点灯回路18とをつなぐ配線を配線L2、ストップランプ点灯回路18とストップランプ12とをつなぐ配線を配線L3とする。
ブレーキペダル用点灯制御回路16は、例えばブレーキペダル14の非操作時にはオフ、ブレーキペダル14の操作時(踏み込み時)にオンとなるスイッチを備えている。スイッチの一端は配線L2および配線L1を介して補機バッテリ20に接続されており、もう一端はグラウンドに接続している。ブレーキペダル14の非操作時にはスイッチが開放されて電流が流れないが、ブレーキペダル14の操作時にはスイッチがオンになり、補機バッテリ20がグラウンドに接続されて配線L1および配線L2に電流が流れる。
ストップランプ点灯回路18は、配線L1および配線L2に電流が流れると補機バッテリ20とストップランプ12との間に設けられたスイッチをオンにしてストップランプ12に電流が流れるようにする。これにより、ストップランプ12が点灯する。すなわち、配線L1および配線L2に流れる電流が、ストップランプ12を点灯状態に切り替えるための点灯切替用制御信号となる。
車両ECU22は、車両の走行に係わる各種の制御処理を行う。本実施の形態では、車両ECU22は、マイコン(マイクロ・コンピュータ)34、回生ブレーキ用点灯制御回路36、故障判定部38を含んで構成される。
マイコン34は、例えばアクセル開度センサ30が検出したアクセルペダル32の操作量(アクセル開度)に応じて、要求される走行出力(走行トルク)をマイコン34で算出し、この走行トルクを得るべくモータ24を動作させるようにMCU(Motor Control Unit)26に制御信号を出力する。
MCU26は、モータ24の制御を行うECUである。MCU26は、要求された走行トルクに応じて走行用バッテリ28からモータ24に供給する電流を制御する。モータ24の駆動により得られた走行トルクは、車両の車軸に伝達され、車両の駆動輪が駆動される。
また、マイコン34は、アクセルペダル32の操作が解除された場合など、回生ブレーキの作動条件が成立した際には、モータ24で回生トルクを発生させ、回生ブレーキを作動させるようにMCU26に制御信号(回生ブレーキ作動用制御信号)を出力する。回生トルクの大きさは、車両の走行状態やシフト設定(回生ブレーキの強度設定)等によって異なる。
MCU26は、要求された回生トルクに応じてモータ24に流れる電流を制御する。このとき、モータ24は車軸の回転力により駆動される発電機として機能し、この回生発電による抵抗により回生トルク(回生ブレーキ力)が得られる。なお、回生発電により発生した電力は走行用バッテリ28に蓄電される。
すなわち、マイコン34は、車両のブレーキペダル14(ブレーキ操作部)への操作状態にかかわらず、車両の走行状態に基づいて車両の減速機構の作動を指示する減速指示部である。また、本実施の形態では、減速機構とは車両の車軸の回転を用いて発電機を駆動させることにより車両の運動エネルギーを低減させる回生ブレーキ機構である。
マイコン34は、回生ブレーキの作動時には車両の減速度(マイナス方向の加速度)を算出し、減速度が予め定められた閾値以上であるか否かを判断する。この閾値は、例えばエンジン車におけるエンジンブレーキに相当する減速度に設定されている。
減速度が閾値以上の場合、すなわちエンジンブレーキ以上の減速が生じる場合、マイコン34は、ストップランプ12を点灯させるように回生ブレーキ用点灯制御回路36にストップランプ点灯用制御信号を出力する。なお、ストップランプ点灯用制御信号は、回生ブレーキ用点灯制御回路36の他、後述する故障判定部38にも出力される。
回生ブレーキ用点灯制御回路36は、請求項における点灯制御部に対応し、回生ブレーキの作動が指示された際に、ストップランプ点灯回路18(点灯切替部)にストップランプ12の点灯状態への切り替えを指示する制御信号(点灯切替用制御信号)を出力する。本実施の形態では、回生ブレーキ用点灯制御回路36は、回生ブレーキの作動が指示され、かつストップランプ点灯用制御信号が出力されている場合(減速度が閾値以上である場合)に、ストップランプ点灯回路18に対して点灯切替用制御信号を出力する。
回生ブレーキ用点灯制御回路36は、例えば回生ブレーキの非作動時にはオフ、回生ブレーキの作動時にオンとなるスイッチを備えている。スイッチの一端は配線L2に接続する配線L4、配線L2および配線L1を介して補機バッテリ20に接続されており、もう一端はグラウンドに接続している。
回生ブレーキの非作動時にはスイッチが開放されて電流が流れない。一方、回生ブレーキが作動して減速度が閾値以上になった時には、マイコン34からストップランプ点灯用制御信号が出力される。ストップランプ点灯用制御信号を受けた回生ブレーキ用点灯制御回路36はスイッチをオンにし、補機バッテリ20がグラウンドに接続されて配線L1、配線L2および配線L4に電流が流れる。
上述のように、ストップランプ点灯回路18は、配線L1および配線L2に電流が流れると補機バッテリ20とストップランプ12との間に設けられたスイッチをオンにしてストップランプ12に電流が流れるようにする。これにより、ストップランプ12が点灯する。すなわち、配線L1および配線L2に流れる電流が、ストップランプ12を点灯状態にするための点灯切替用制御信号となる。
故障判定部38は、マイコン34によって回生ブレーキの作動が指示された際に、回生ブレーキ用点灯制御回路36からストップランプ12を点灯状態にするための制御信号(点灯切替用制御信号)が出力されたか否かに基づいて、ストップランプ12の故障、特に回生ブレーキ用点灯制御回路36の故障を判定する。
より詳細には、故障判定部38は、マイコン34からのストップランプ点灯用制御信号の出力状態と、配線L4に電流が流れているか否か、すなわち点灯切替用制御信号が出力されているか否かに基づいて、回生ブレーキ用点灯制御回路36の故障を判定する。
故障判定部38は、マイコン34からストップランプ点灯用制御信号が出力されてから第1の所定時間T1以内に配線L4に電流が流れた場合は、回生ブレーキ用点灯制御回路36は正常に作動していると判定する。一方、マイコン34からストップランプ点灯用制御信号が出力されてから第1の所定時間T1以内に配線L4に電流が流れない場合は、回生ブレーキ用点灯制御回路36(または配線L4)に故障が生じていると判定する。
なお、以下ストップランプ12の点灯に関する構成部(回生ブレーキ用点灯制御回路36やストップランプ点灯回路18)の故障を総称してストップランプ12の故障という。
ストップランプ12が故障していると判定した場合、故障判定部38は、マイコン34に故障判定信号を出力する。
故障判定信号を受けたマイコン34は、表示部40にストップランプ12の故障を示す表示を出力するようにETACS−ECU(図示なし)に表示制御信号を出力する。このとき、単にストップランプ12の故障を示す表示を行うのではなく、故障の種類(回生ブレーキ用点灯制御回路36の故障)を示す表示を行うようにしてもよい。
表示部40は、例えば車両のメーターパネルに運転者から視認可能に装着される。表示部40としては、例えば車両システムの故障の有無を表示する警告灯や、文字メッセージを含む各種の情報を表示するマルチインフォメーションディスプレイ(MID)を用いることができる。
なお、ストップランプ12の故障を表示部40に表示するのではなく、例えば音声等で報知するようにしてもよい。
図2は、故障検出装置10の処理の手順を示すフローチャートである。
まず、マイコン34は、車両の走行状態に基づいて回生ブレーキの作動条件が成立したか否かを判断する(ステップS200)。回生ブレーキの作動条件が成立した場合(ステップS200:Yes)、マイコン34はMCU26に対して回生ブレーキ作動用制御信号を出力する(ステップS202)。
また、マイコン34は、回生ブレーキによって生じる減速度を算出し、減速度が閾値以上か否か判断する(ステップS204)。減速度が閾値未満の場合は(ステップS204:No)、ステップS200に戻り、以降の処理をくり返す。
一方、減速度が閾値以上の場合(ステップS204:Yes)、マイコン34は、回生ブレーキ用点灯制御回路36および故障判定部38に対してストップランプ点灯用制御信号を出力する(ステップS206)。
故障判定部38は、ストップランプ点灯用制御信号を受けると、所定時間以内に回生ブレーキ用点灯制御回路36からストップランプ12を点灯状態に切り替える点灯切替制御信号が出力されたか、すなわち配線L4に電流が流れたか否かを判断する(ステップS208)。
点灯切替用制御信号が出力された場合(ステップS208:Yes)、故障判定部38は、回生ブレーキ用点灯制御回路36が正常に作動し、ストップランプ12に故障が生じていないと判定する(ステップS210)。その後は、ステップS200に戻り、以降の処理をくり返す。
また、点灯切替用制御信号が出力されなかった場合(ステップS208:No)、故障判定部38は、回生ブレーキ用点灯制御回路36が正常に作動しておらず、ストップランプ12に故障が生じていると判定する(ステップS212)。故障判定部38は、マイコン34に故障判定信号を出力し、故障判定信号を受けたマイコン34は、表示部40にストップランプ12の故障を示す表示を出力させる(ステップS214)。その後は、ステップS200に戻り、以降の処理をくり返す。
以上説明したように、実施の形態にかかるストップランプ12の故障検出装置10によれば、ブレーキペダル14への操作状態にかかわらない車両の減速機構の作動時に、ストップランプ12が正常に点灯するか否かを判定することができ、車両の保守性を向上させる上で有利となる。
特に、回生ブレーキ用点灯制御回路36は、フットブレーキ作動時には作動せず、車両の走行中にのみ作動するため、故障の有無を判定することが困難である。故障検出装置10により、回生ブレーキ用点灯制御回路36の故障の有無を判定することにより、ストップランプ12の信頼性を向上させることができる。
また、故障検出装置10によれば、減速機構(回生ブレーキ機構)の作動が指示された後、第1の所定時間T1以内に回生ブレーキ用点灯制御回路36から点灯切替制御信号が出力されない場合に回生ブレーキ用点灯制御回路36が故障していると判定するので、回生ブレーキ用点灯制御回路36の故障によりストップランプ12が点灯しないことを迅速に検出する上で有利となる。
なお、ストップランプ12の故障は、回生ブレーキ用点灯制御回路36以外の構成の故障によっても生じる。例えば、ストップランプ点灯回路18の故障や配線L3の断線等によっても、ストップランプ12が正常に点灯しなくなる。
このため、例えばマイコン34からストップランプ点灯用制御信号を受けた後、第2の所定時間以内にストップランプ12への電源供給が検出されなかった場合は、ストップランプ点灯回路18(点灯切替部)または配線L3が故障していると判定するようにしてもよい。
図3は、故障検出装置10の他の構成を示す説明図である。
図3では、故障判定部38が第1の電流検出部38A、第2の電流検出部38Bおよび判定部38Cを含むようにしている。
第1の電流検出部38Aは、配線L4に流れる電流を検出する。配線L4に電流が流れている場合は、回生ブレーキ用点灯制御回路36から点灯切替制御信号が出力されていることを示している。
第2の電流検出部38Bは、配線L3に流れる電流を検出する。配線L3に電流が流れている場合は、ストップランプ点灯回路18を経由してストップランプ12へと電源供給が行われていることを示している。すなわち、第2の電流検出部38Bは、請求項における電源検出部に対応し、ストップランプ点灯回路18(点灯切替部)からストップランプ12への電源供給の有無を検出する。
判定部38Cは、マイコン34からストップランプ点灯用制御信号を受けた後、第1の所定時間T1以内に配線L4に電流が流れたことを第1の電流検出部38Aが検出したか、また、第2の所定時間T2(>T1)以内に配線L3に電流が流れたことを第2の電流検出部38Bが検出したかを判断する。
いずれの電流も流れた場合、判定部38Cは、ストップランプ12は正常に作動していると判定する。
また、第1の所定時間T1以内に配線L4に電流が流れない場合は、回生ブレーキ用点灯制御回路36が故障している(第1の故障形態)と判定する。
また、第2の所定時間T2以内に配線L3に電流が流れない場合は、ストップランプ点灯回路18や配線L3が故障している(第2の故障形態)と判定する。
すなわち、判定部38Cは、回生ブレーキが作動し、ストップランプ点灯用制御信号が出力された後、第1の所定時間T1以内に回生ブレーキ用点灯制御回路36から点灯切替制御信号が出力されなかった場合は、回生ブレーキ用点灯制御回路36が故障していると判定し、ストップランプ点灯用制御信号出力された後、第2の所定時間T2(>T1)以内にストップランプ12への電源供給が検出されなかった場合は、ストップランプ点灯回路18、またはストップランプ点灯回路18とストップランプ12と間の配線L3が故障していると判定する。
このように、回生ブレーキ用点灯制御回路36に加えてストップランプ点灯回路18等の故障の有無を判定するようにすれば、ストップランプ12の故障をより確実に検出する上で有利となる。
なお、第2の故障形態は、運転者によるフットブレーキ操作時にもストップランプ12が点灯しないため、第1の故障形態と比較して比較的発見が容易であると考えられる。
また、この他ストップランプ12の故障には、例えばブレーキペダル用点灯制御回路16の故障等も考えられるが、これらの構成部はフットブレーキ操作時に機能するため、本実施の形態では検出対象としていない。
また、本実施の形態では、運転者のブレーキペダル14への操作状態に因らない減速機構の例として回生ブレーキ機構を例にして説明したが、本発明の適用はこれに限られない。
例えば、上記減速機構が、車両周辺の物体を検知し、物体と車両との衝突可能性がある場合に、衝突を回避するために車両のブレーキ機構を作動させる自動ブレーキ機構である場合にも、本発明を適用可能である。
10……故障検出装置、12……ストップランプ、14……ブレーキペダル、16……ブレーキペダル用点灯制御回路、18……ストップランプ点灯回路、20……補機バッテリ、22……車両ECU、24……モータ、28……走行用バッテリ、30……アクセル開度センサ、32……アクセルペダル、34……マイコン、36……回生ブレーキ用点灯制御回路、38……故障判定部、38A……第1の電流検出部、38B……第2の電流検出部、38C……判定部、40……表示部、L1〜L4……配線。

Claims (5)

  1. 車両の減速に伴って点灯するストップランプの故障検出装置であって、
    前記ストップランプへの電源供給の有無を切り替えることにより、前記ストップランプの点灯状態と非点灯状態とを切り替える点灯切替部と、
    前記車両のブレーキ操作部への操作状態にかかわらず、前記車両の走行状態に基づいて前記車両の減速機構の作動を指示する減速指示部と、
    前記減速指示部によって前記減速機構の作動が指示された際に、前記点灯切替部に前記ストップランプの前記点灯状態への切り替えを指示する制御信号を出力する点灯制御部と、
    前記減速指示部によって前記減速機構の作動が指示された際に、前記点灯制御部から前記制御信号が出力されたか否かに基づいて、前記点灯制御部の故障を判定する故障判定部と、
    を備えることを特徴とするストップランプの故障検出装置。
  2. 前記故障判定部は、前記減速指示部によって前記減速機構の作動が指示された後、第1の所定時間以内に前記点灯制御部から前記制御信号が出力されない場合は、前記点灯制御部が故障していると判定する、
    ことを特徴とする請求項1記載のストップランプの故障検出装置。
  3. 前記減速機構は、前記車両の車軸の回転を用いて発電機を作動させることにより前記車両の運動エネルギーを低減させる回生ブレーキ機構である、
    ことを特徴とする請求項1または2記載のストップランプの故障検出装置。
  4. 前記減速機構は、前記車両周辺の物体を検知し、前記物体と前記車両との衝突可能性がある場合に、前記衝突を回避するために前記車両の前記ブレーキ機構を作動させる自動ブレーキ機構である、
    ことを特徴とする請求項1または2記載のストップランプの故障検出装置。
  5. 前記点灯切替部から前記ストップランプへの電源供給の有無を検出する電源検出部を更に備え、
    前記故障判定部は、前記減速機構の作動が指示された後、第2の所定時間以内に前記電源検出部で前記ストップランプへの電源供給が検出されなかった場合は、前記点灯切替部または前記点灯切替部と前記ストップランプと間の配線が故障していると判定する、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載のストップランプの故障検出装置。
JP2015204348A 2015-10-16 2015-10-16 ストップランプの故障検出装置 Active JP6634772B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015204348A JP6634772B2 (ja) 2015-10-16 2015-10-16 ストップランプの故障検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015204348A JP6634772B2 (ja) 2015-10-16 2015-10-16 ストップランプの故障検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017074898A true JP2017074898A (ja) 2017-04-20
JP6634772B2 JP6634772B2 (ja) 2020-01-22

Family

ID=58549863

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015204348A Active JP6634772B2 (ja) 2015-10-16 2015-10-16 ストップランプの故障検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6634772B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108791060A (zh) * 2018-06-14 2018-11-13 安徽江淮汽车集团股份有限公司 一种制动灯开关故障诊断方法及装置
JP2021008184A (ja) * 2019-06-28 2021-01-28 ダイハツ工業株式会社 制動制御装置
CN113829993A (zh) * 2021-08-16 2021-12-24 奇瑞商用车(安徽)有限公司 一种机动车刹车灯故障提醒系统

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008055932A (ja) * 2006-08-29 2008-03-13 Mazda Motor Corp 車両のブレーキランプ制御装置
JP2008296743A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Mitsubishi Motors Corp 自動制動システム
JP2013014189A (ja) * 2011-07-01 2013-01-24 Yazaki Corp 車両用ランプの制御装置
US20150175062A1 (en) * 2013-12-25 2015-06-25 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha Stop lamp lighting control device for electric vehicle
JP2015123755A (ja) * 2013-12-25 2015-07-06 三菱自動車工業株式会社 電動車両のストップランプ点灯制御装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008055932A (ja) * 2006-08-29 2008-03-13 Mazda Motor Corp 車両のブレーキランプ制御装置
JP2008296743A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Mitsubishi Motors Corp 自動制動システム
JP2013014189A (ja) * 2011-07-01 2013-01-24 Yazaki Corp 車両用ランプの制御装置
US20150175062A1 (en) * 2013-12-25 2015-06-25 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha Stop lamp lighting control device for electric vehicle
JP2015123755A (ja) * 2013-12-25 2015-07-06 三菱自動車工業株式会社 電動車両のストップランプ点灯制御装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108791060A (zh) * 2018-06-14 2018-11-13 安徽江淮汽车集团股份有限公司 一种制动灯开关故障诊断方法及装置
CN108791060B (zh) * 2018-06-14 2020-06-23 安徽江淮汽车集团股份有限公司 一种制动灯开关故障诊断方法及装置
JP2021008184A (ja) * 2019-06-28 2021-01-28 ダイハツ工業株式会社 制動制御装置
JP7399553B2 (ja) 2019-06-28 2023-12-18 ダイハツ工業株式会社 制動制御装置
CN113829993A (zh) * 2021-08-16 2021-12-24 奇瑞商用车(安徽)有限公司 一种机动车刹车灯故障提醒系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP6634772B2 (ja) 2020-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20210073705A (ko) 자율주행차량의 고장에 따른 차량 제어 시스템 및 방법
CN108819940B (zh) 一种车道偏离辅助制动系统的控制方法、系统及汽车
JP6141759B2 (ja) 車両制御装置
JP6634772B2 (ja) ストップランプの故障検出装置
JP2013238182A (ja) 車両用の緊急停止装置
CN204845568U (zh) 一种防止误踩油门的制动装置
KR20120026879A (ko) 차량의 긴급 제동 경보 장치 및 방법
CN101648543A (zh) 一种汽车车灯的故障监测方法及装置
KR20160055622A (ko) 차량의 램프 고장 진단 장치 및 그 방법
JP2013189177A (ja) 車両警報システム
JP5611647B2 (ja) ストップランプ制御装置
JP2014155402A (ja) 電気自動車のモータ制御システム
JP2010030376A (ja) 車両用灯具
CN114590236A (zh) 电动车辆控制方法、装置、存储介质及车辆
JP2017149395A (ja) 車両用制御装置
JP5949217B2 (ja) 電動車両
JP6206038B2 (ja) ブレーキランプの制御装置
JP6375969B2 (ja) 車両
JP5405345B2 (ja) ブレーキランプ制御装置およびブレーキランプ制御方法
KR102681233B1 (ko) 전기 자동차 급발진 방지시스템
JP6056990B2 (ja) 電動車両
JP7399553B2 (ja) 制動制御装置
JP2013220791A (ja) 点灯制御装置
CN102837639A (zh) 一种制动灯检测及故障替代方法
CN203472676U (zh) 一种倒车灯失效报警装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180921

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190627

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190716

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190729

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191119

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191202

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6634772

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151