JP2017071920A - パネル受け金具ユニット - Google Patents

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潤記 坂下
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Abstract

【課題】屋根等の取付側部位にソーラーパネル等といった載置パネルを傾斜状に設置するべく、運搬や取り扱いが容易なパネル受け金具ユニットを提供する。
【解決手段】パネル受け金具ユニット1は、屋根18等の取付側の各台座7にねじ締めで固定される基板部30,41と、基板部に対して傾斜し、ソーラーパネル等の載置パネル4を受けてねじ締めで固定する傾斜板部26,27と、をそれぞれ備える低背なパネル受け金具2及び高背なパネル受け金具3で構成され、高背なパネル受け金具3が、基板部41と傾斜板部27とを連結する高さ方向の延長板部42を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、屋根等の取付側部位にソーラーパネルや緑化ベース等といった載置パネルを傾斜状に取り付けるためのパネル受け金具ユニットに関するものである。
従来、家屋や工場等の折板屋根等にソーラーパネルや緑化ベース等といった載置パネルを取り付けるために、種々のパネル取付金具が提案されている。
例えば、特許文献1(図示せず)には、折板屋根のハゼ部(各金属板の接合部を折り曲げて噛み合わせた部分)に一対の挟持金具をボルト締めで挟み着け、挟持金具の天板に太陽電池モジュールを配置し、天板に上向きに設けたボルトで太陽電池モジュールを締付固定することが記載されている。
また、特許文献2(図示せず)には、ソーラーパネルを斜めに載置するために、対向する傾斜側壁と、各傾斜側壁を連結する低い側壁及び高い側壁と、これら傾斜側壁及び各側壁を繋ぐ底壁とを備える箱型架台を用いることが記載されている。
また、特許文献3(図示せず)には、床面にソーラーパネルを斜めに載置するために、側面視略台形状の背の高い第1ブロックと、側面視略台形状の背の低い第2ブロックとを用いることが記載されている。
これら第1及び第2ブロックは、同じ角度に傾斜した上面を有し、各上面にソーラーパネルを載置し、各ブロックに上向きに設けたボルトでソーラーパネルを締付固定し、各ブロックの自重でソーラーパネルを床面上に移動なく支持する。
特開2013−32679号公報 特開2013−221287号公報 特開2014−129713号公報
しかしながら、上記特許文献2に記載された箱型架台にあっては、大きくて嵩張るために、運搬時のコストが高くつくという懸念があった。特許文献3に記載された第1及び第2ブロックにあっては、重量が重いために、運搬や取り扱いが大変であるという懸念があった。
本発明は、上記した点に鑑み、屋根等の取付側部位にソーラーパネル等といった載置パネルを傾斜状に設置するべく、運搬や取り扱いが容易なパネル受け金具ユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るパネル受け金具ユニットは、屋根等の取付側の台座にねじ締めで固定される基板部と、該基板部に対して傾斜し、ソーラーパネル等の載置パネルを受けてねじ締めで固定する傾斜板部と、をそれぞれ備える低背なパネル受け金具及び高背なパネル受け金具で構成され、該高背なパネル受け金具が、該基板部と該傾斜板部とを連結する高さ方向の延長板部を備えたことを特徴とする。
上記構成により、屋根等の取付側部位において低背及び高背な各パネル受け金具が基板部の延長方向に離間して配置され、各パネル受け金具の基板部がねじ締めで取付側の台座に固定され、ソーラーパネル等の載置パネルの一方及び他方の端部が、低背及び高背な各パネル受け金具の傾斜板部に載置されて、載置パネルが各傾斜板部に沿って傾斜し、その状態で載置パネルが各傾斜板部にねじ締めで固定される。
請求項2に係るパネル受け金具ユニットは、請求項1記載のパネル受け金具ユニットにおいて、前記低背及び高背なパネル受け金具における前記基板部に対して横方向反対側に前記傾斜板部が配置されたことを特徴とする。
上記構成により、基板部が傾斜板部に邪魔されることなく取付側の台座にねじ締めされる。
請求項3に係るパネル受け金具ユニットは、請求項1又は2記載のパネル受け金具ユニットにおいて、前記低背なパネル受け金具の前記傾斜板部に、前記載置パネルに対するストッパ部が設けられたことを特徴とする。
上記構成により、低背なパネル受け金具の傾斜板部に、載置パネルの低い側の端部が載置(仮置き)されつつストッパ部に当接して、載置パネルの滑り落ちが抑止されると共に、載置パネルが傾斜方向に位置決めされる。
請求項4に係るパネル受け金具ユニットは、請求項1〜3の何れかに記載のパネル受け金具ユニットにおいて、前記高背なパネル受け金具における前記延長板部の板幅方向が、前記傾斜板部の傾斜方向に一致したことを特徴とする。
上記構成により、高背なパネル受け金具の傾斜板部に、載置パネルの高い側の端部が載置された際に、載置パネルの高い側の端部が傾斜板部と延長板部との両方でしっかりと支持される。
請求項5に係るパネル受け金具ユニットは、請求項1〜4の何れかに記載のパネル受け金具ユニットにおいて、前記低背及び高背なパネル受け金具における前記傾斜板部に、パネル押え金具締付用のボルトに対する挿通孔及び回り止め部が設けられたことを特徴とする。
上記構成により、各傾斜板部の挿通孔にボルトが挿通され、ボルトにナットを螺合してパネル押え金具が載置パネルに対して締め付けられることで、載置パネルが傾斜板部上に固定される。その際に、回り止め部がボルトの空回りを防いで、ナットの螺合作業がスムーズに行なわれる。
請求項6に係るパネル受け金具ユニットは、請求項1〜5の何れかに記載のパネル受け金具ユニットにおいて、前記高背なパネル受け金具の前記傾斜板部に、パネル押え金具締付用のボルトに対する挿通孔が、該傾斜板部の傾斜方向に長く形成されたことを特徴とする。
上記構成により、載置パネルを各パネル受け金具の傾斜板部に載置して、載置パネルの高い側の端部の位置が傾斜方向に相対的にずれた際に(載置パネル又はパネル受け金具がずれた際に)、挿通孔の長手方向(位置ずれ方向)にボルトを移動させることで、その位置ずれが吸収され、載置パネルがパネル押え金具で傾斜板部にしっかりと締付固定される。
請求項1記載の発明によれば、低背及び高背な各パネル受け金具を小型化且つ軽量化することができるので、屋根等の取付側部位にソーラーパネル等の載置パネルを傾斜状に設置するべく、パネル受け金具ユニットの運搬や取り扱いを容易に且つ低コストで行なうことができる。
請求項2記載の発明によれば、傾斜板部で邪魔されることなく基板部を取付側の台座に作業性良くねじ締め固定することができる。
請求項3記載の発明によれば、載置パネルをストッパ部に当接させて傾斜板部上に仮置きすることで、載置パネルの取付作業性を高めると共に、載置パネルの傾斜方向の位置決めを行なうことができる。
請求項4記載の発明によれば、高背なパネル受け金具の傾斜板部に載置パネルを載置した際に、載置パネルを傾斜板部と延長板部との両方でしっかりと支持することができる。
請求項5記載の発明によれば、ボルトの空回りを抑制して、パネル押え金具で載置パネルを傾斜板部に作業性良く容易に固定することができる。
請求項6記載の発明によれば、載置パネルの傾斜方向の相対的な位置ずれに合わせて、挿通孔の長手方向にボルトを移動させることで、その位置ずれを吸収して、載置パネルをパネル押え金具で傾斜板部にしっかりと締付固定することができる。
本発明のパネル受け金具ユニットを含むパネル取付金具ユニットとそれを用いたパネル取付構造の一実施形態を示す斜視図である。 同じくパネル取付構造の側面図である。 パネル取付金具ユニットを取り付ける一適用例としてのハゼ式折板屋根を示す側面図である。 低背なパネル受け金具の一実施形態を示す、(a)は左方から見た斜視図、(b)は右方から見た斜視図、(c)は右方から見た側面図である。 高背なパネル受け金具の一実施形態を示す、(a)は左方から見た斜視図、(b)は後方から見た背面図、(c)は右方から見た側面図である。
図1〜図5は、本発明のパネル受け金具ユニットと、それを含むパネル取付金具ユニット及びそれを用いたパネル取付構造のそれぞれ一実施形態を示すものである。
図1,図2に示す如く、パネル受け金具ユニット1は、平面視矩形状のソーラーパネルフレーム(以下、パネルフレームと称する)4の前側の辺部5を受ける左右一対の低背なパネル受け金具2と、パネルフレーム4の後側の辺部6を受ける左右一対の高背なパネル受け金具3とで構成されている。
パネルフレーム4は不図示のソーラーパネル(載置パネル)の一部すなわち枠部であり、前後の辺部5,6は左右の辺部55で連結されている。低背な各パネル受け金具2は同一の大きさ・形状のものを共通で使用し、高背な各パネル受け金具3は同一の大きさ・形状のものを共通で使用している。なお、明細書で前後左右の方向は説明の便宜上のものであり、パネルフレーム4を低く配置する側を前、高く配置する側を後と規定し、パネルフレーム4を後から見て右、左を規定している。
低背及び高背の各パネル受け金具2,3は、各台座金具(台座ないしハゼグリップ)7の上に配置・固定されている。そして、各パネル受け金具2,3の上に各パネル押え金具(以下、押え金具と称する)9を配置し、各押え金具9をボルト10とナット11で各パネル受け金具2,3に向けて下向きに締め付けて、各パネル受け金具2,3と各押え金具9との間にパネルフレーム4の前後の各辺部5,6を挟持・固定している。各台座金具7及び各押え金具9は既存のものである。前後の各押え金具9は共通のものを前後対称に配置している。
各台座金具7は、左右一対の挟持金具12,13と、一対の挟持金具12,13を接近方向に移動させる締付ボルト14及びナット15と、一対の挟持金具12,13の底側に内向きに突出した挟持部12a,13aと、挟持金具12,13の不図示の天板部に垂直に立設されたボルト16とそれに螺合するナット17とを備えている。各台座金具7は、例えば前記特許文献1に記載されたハゼ掴み金具に類似している。
図3に、ハゼ式折板屋根(屋根)18の一例を示す如く、折板19の頂部19aに設けられたハゼ部20に、図1の各台座金具7の挟持部12a,13aが左右方向から挟着される。左右一対の各台座金具7の間隔は、図1のパネルフレーム4の前後の辺部5,6の長さ及び各ハゼ部20のピッチP等に応じて適宜設定される。ハゼ部20の並び方向に沿って図1のパネルフレーム4の前後の辺部5,6が配置される。
なお、台座金具7は、ハゼ式折板屋根18用に限定されるものではなく、例えば、不図示の重ね式折板屋根や嵌合式折板屋根等を含む既存の各種屋根や、地面上等に設置した不図示の取付フレーム等といった各種の取付側部材に取り付けるように形成可能である。要は、各パネル受け金具2,3はこれら台座金具を介して各種の取付側部材に取付可能である。
図1,図2の如く、各押え金具9は、横板部21と、横板部21の一端に垂下された下向きの縦板部22と、横板部21の他端に起立された上向きの縦板部23と、上向きの縦板部23の上端に設けられた鍔部24とを備えたものである。横板部21から上下の各縦板部22,24にかけて補強用の膨出リブ25が形成されている。
各横板部21は不図示のボルト挿通孔を有して、前後の各パネル受け金具2,3のボルト(パネル押え金具締付用のボルト)10に貫通され、各ボルト10にナット11が上方から螺合される。下向きの各縦板部22の下端22aは、各パネル受け金具2,3の傾斜板部26,27の上面に当接する。上向きの各縦板部23にパネルフレール4の前後の端面5a,6aが近接ないし接触し、上側の各鍔部24の下面がパネルフレーム4の前後の上面5b,6bに押接する。
低背な各パネル受け金具2と、各台座金具7と、各押え金具9とで、前側のパネル取付金具セット28が構成され、高背な各パネル受け金具3と、各台座金具7と、各押え金具9とで、後側のパネル取付金具セット29が構成され、前後の各パネル取付金具セット28,29でパネル取付金具ユニットが構成される。
図4(a)〜(c)に示す如く、低背なパネル受け金具2は、水平な基板部(底板部)30と、基板部30に対して斜め上向きに傾斜した傾斜板部26と、基板部30と傾斜板部26とを連結する略湾曲状の側板部(縦板部ないし連結板部)31と、基板部30の前後に下向きの段差部32を介して続く水平な各端部33と、傾斜板部26の前後に下向きの段差部34を介して続く傾斜状(傾斜板部26と同じ傾斜角)の各端部35と、水平及び傾斜状の各端部33,35を結ぶ段差部36とを備えている。
基板部30に対して傾斜板部26は、基板部30の上方ではなく側方(横方向)に(基板部30を右側とすれば傾斜板部26は左側に)段違いに配置されている。基板部30と側板部31と傾斜板部26とで断面略Z字形状をなしている。側板部31の板幅方向は傾斜板部26の傾斜方向に一致している。低背なパネル受け金具2のこれら各部分26,30〜36は、例えば一枚の金属板をプレス成型することで一体に形成される。パネル受け金具2はプレス成型品に限られるものではなく、鋳造品等であってもよい。
基板部30のほぼ中央と傾斜板部26のほぼ中央とに、それぞれ円形のボルト挿通孔37,38が設けられている。傾斜板部26のボルト挿通孔38の中心軸線は傾斜板部26の上面及び下面と直角に交差している。各ボルト挿通孔37,38の内径はほぼ同一である。
ボルト挿通孔38の後方に隣接して、傾斜板部26の高い側の位置に、パネルフレーム4(図2)の前端面5aを受け止めるストッパ片(ストッパ部)が、傾斜板部26の上面と直角に起立して設けられている。ストッパ片39は、例えば傾斜板部26の一部をプレス成型で上向きに打ち抜いて(切り起こして)形成される。
また、傾斜板部26のボルト挿通孔38の左右に隣接(近接)して、ボルト挿通孔38と同じ高さの位置に、一対のボルト回り止め片(回り止め部)40が下向きに(傾斜板部26の下面よりも下方まで)突出して設けられている。この回り止め片40は、例えば傾斜板部26の一部をプレス成型で下向きに切り下げて形成される。ボルト挿通孔38に下方から上向きにボルト10(図2)が挿通され、ボルト10の六角形の不図示の頭部が一対の回り止め片40の間に位置(近接)して回り止めされる。
図5(a)〜(c)に示す如く、高背なパネル受け金具3は、下側の水平な基板部(底板部)41と、基板部41に対して斜め上向きに傾斜した上側の傾斜板部27と、基板部41と傾斜板部27とを連結する垂直な起立方向の延長板部(連結板部)42と、基板部41の前後に下向きの段差部43を介して続く各端部44と、傾斜板部27の前後に下向きの段差部45を介して傾斜板部27と同じ傾斜角で続く各端部46と、延長板部42の前後に段差部47を介して続く垂直な各端部48とを備えている。
基板部41と延長板部42と傾斜板部27とは上下の屈曲部49,50を介して一体に続いている。基板部41と延長板部42と傾斜板部27との前後の各端部44,48,46は上下の屈曲部49a,50aを介して一体に続いている。各段差部43,47,45も同様である。
傾斜板部27は基板部41の真上ではなく、基板部41に対して側方(基板部41を左側とすれば傾斜板部27は右側)に配置されている。基板部41と延長板部42と傾斜板部27とで断面略Z字形状をなしている。また、延長板部42の板幅方向は傾斜板部27の傾斜方向に一致している。高背なパネル受け金具3のこれら各部分27,41〜50は、例えば一枚の金属板をプレス成型することで一体に形成される。パネル受け金具3はプレス成型品に限られるものではない。
基板部41のほぼ中央と傾斜板部27のほぼ中央とに、それぞれボルト挿通孔51,52が設けられている。基板部41のボルト挿通孔51は円孔である。傾斜板部27のボルト挿通孔52は、傾斜板部27の傾斜方向(前後方向)に沿った長孔であり、長孔52の仮想中心軸線は傾斜板部27の上面及び下面に対して直交している。基板部41のボルト挿通孔51の内径と傾斜板部27のボルト挿通孔52の短径はほぼ同一である。
傾斜板部27に、低背側のパネル受け金具2の傾斜板部26におけるようなストッパ片39は設けられていない。傾斜板部27のボルト挿通孔52の左右に隣接(近接)して、同じ高さの位置に、一対のボルト回り止め片(回り止め部)53が下向きに(傾斜板部27の下面よりも下方まで)突出して設けられている。
この回り止め片53は、例えば傾斜板部27の一部をプレス成型で下向きに切り下げて形成される。ボルト挿通孔52に下方から上向きにボルト10(図2)が挿通され、ボルト10の六角形の不図示の頭部が一対の回り止め片53の間に位置(近接)して回り止めされる。
図2の如く、低背なパネル受け金具2の傾斜板部26の上面と高背なパネル受け金具3の傾斜板部27の上面とは同じ角度で前下がり(後上がり)に傾斜している。低背なパネル受け金具2の傾斜板部26の後半側(高さの高い側)の上面、すなわちボルト挿通孔38(図4)に挿通されたボルト10やその後方のストッパ片39よりも後方における上面にパネルフレーム4の前辺部(前端部)5の下面(底面)5b1が接触して支持される。パネルフレーム4の前辺部5の前端面5aの下部がストッパ片39の後面で受け止められる。
また、高背なパネル受け金具3の傾斜板部27における高さの低い前半側の上面、すなわちボルト挿通孔52(図5)に挿通されたボルト10よりも前方の上面にパネルフレーム4の後辺部(後端部)6の下面(底面)6b1が接触する。
図4の低背なパネル受け金具2の水平な基板部30のボルト挿通孔37(図4)には、図2の台座金具7の上向きのボルト16が挿通され、ボルト16に上方からナット17を螺合して、基板部30が台座金具7の水平な天壁に締付固定される。
また、低背なパネル受け金具2の傾斜板部26のボルト挿通孔38(図4)に、下方からボルト10が上向きに挿通され、ボルト10に螺合された図2のナット54でボルト10が傾斜板部26に締付固定される。ボルト10は図4の回り止め片40で回り止めされている。ボルト10の頭部とナット54との間に傾斜板部26が挟持され、ボルト10の雄ねじ軸が、パネルフレーム4の上下方向の厚み程度の長さで上向きに突出する。
その状態で、あるいはボルト10を挿通する前に、パネルフレーム4が低背及び高背な各パネル受け金具2,3の傾斜板部26,27の上面に載せられて仮置きされ、パネルフレーム4の前端面5aがストッパ片39に突き当たることで、パネルフレーム4の前端位置が規定される。
例えばこの状態で、ボルト10に略クランク状の押え金具9の不図示のボルト挿通孔が挿通され、ボルト10に上方からナット11が螺合され、ナット11で押え金具9が仮締めされる。ナット11の本締めは、高背なパネル受け金具3において押え金具9を同様に仮締めした後で行なうことが好ましい。
例えば、ボルト10のねじ軸に沿ってコイルばねを外挿した不図示のばね入りボルトを用いれば、予め前後の各ボルト10に前後の各押え金具9をコイルばねの付勢力でパネルフレーム4の厚みよりも高く浮かした状態でセットし、各ナット11を各ボルト10に仮締めした状態で、前後の各傾斜板部26,27と前後の各押え金具9との間にパネルフレーム4を側方(左右方向)から挿入セットすることが可能である。
図2の如く、高背なパネル受け金具3の延長板部(縦板部)42は、低背なパネル受け金具2の側板部(縦板部)31を上向きに延長したものであり、両パネル受け金具2,3のそれ以外の部分(基板部30,41や傾斜板部26,27等)の形状はほぼ共通化されている。両パネル受け金具2,3に対応する各台座金具7や押え金具9も共通のものであり、押え金具9は両パネル受け金具2,3に対応して前後反転して使用される。
低背なパネル受け金具2の側板部31と高背なパネル受け金具3の延長板部42とは、例えばパネルフレーム4の左右の辺部55と平行に位置する。両パネル受け金具2,3の各基板部30,41は左向きに突出し、同じく各傾斜板部26,27は基板部30,41の突出方向とは逆に右向きに突出している。
これにより、各基板部30,41を各ナット17で各台座金具7のボルト16に締め付ける作業が、各傾斜板部26,27に邪魔されることなく、容易に行われる。また、各傾斜板部26,27のボルト挿通孔38,52にボルト10を下方から上向きに挿通する作業が、各基板部30,41に邪魔されることなく、容易に行なわれる。
高背なパネル受け金具3の傾斜板部27のボルト挿通孔52(図5)は、傾斜板部27の傾斜方向に沿った長孔になっているので、例えば、パネルフレーム4の前端面5aを低背なパネル受け金具2の傾斜板部26のストッパ片39に当接した後で、傾斜板部27のボルト挿通孔52にボルト10を上向きに挿通し、ボルト10に押え金具9の不図示のボルト挿通孔を挿通し、ボルト10にナット11を螺合させ、ナット11で押え金具9をパネルフレーム4に向けて締め付ける際に、傾斜板部27のボルト挿通孔52の長手方向に沿ってボルト10の位置を前後に調整して、パネルフレーム4に対する押え金具9の前後方向の相対的な位置ずれを吸収することができる。
これにより、パネルフレーム4及び/又は前後のパネル受け金具2,3の前後方向の位置ずれを吸収して、パネルフレーム4をパネル受け金具2,3(特にパネル受け金具3)にしっかりと固定することができる。
また、高背なパネル受け金具3の延長板部27の板幅方向が同じく傾斜板部27の傾斜方向に一致しているので、図1,図2の如くパネルフレーム4の後辺部(後端部)6を高背なパネル受け金具3の傾斜板部27に載せた際に、延長板部42がパネルフレーム4の後辺部6を同時にしっかりと支えると共に、傾斜板部27の下向きの撓みを抑制する。
このことは、低背なパネル受け金具2においても同様である。すなわち、低背なパネル受け金具2の側板部31の板幅方向が同じく傾斜板部26の傾斜方向に一致しているので、図1,図2の如くパネルフレーム4の前辺部(前端部)5を低背なパネル受け金具2の傾斜板部26に載せた際に、側板部31がパネルフレーム4の前辺部5を同時にしっかりと支えると共に、傾斜板部26の下向きに撓みを抑制する。
なお、上記実施形態においては、図1の如く、低背及び高背なパネル受け金具2,3を二つずつ使用したが、これらパネル受け金具2,3の使用数量は、パネルフレーム4の左右方向の長さ等に応じて適宜設定可能である。
本実施形態の前後の各パネル受け金具2,3は、例えば、略水平な屋根18(図3)における水勾配(2〜3°程度)のある北側の屋根にソーラーパネル(パネルフレーム4)を設置する場合に、ソーラーパネル(パネルフレーム4)を南向きに起こすために有用である。各パネル受け金具2,3の各傾斜板部26,27の傾斜角度は10°程度に規定されている。
また、水平な屋根や地面上の不図示の取付フレームに対して、ソーラーパネル(パネルフレーム4)を太陽に向けて傾斜状に設置するためにも有用である。例えば、高背なパネル受け金具3の延長板部42をさらに上向きに延長形成し、それに伴って各パネル受け金具2,3の傾斜板部26,27の傾斜角度を増加させることで、あるいは逆に、高背なパネル受け金具3の延長板部42の高さを減少させ、それに伴って各パネル受け金具2,3の傾斜板部26,27の傾斜角度を減少させることで、種々の設置場所に対応することができる。
本発明のパネル受け金具ユニットは、屋根等の取付側部位にソーラーパネル等といった載置パネルを傾斜状に設置する際に、パネル受け金具ユニットの運搬や取り扱いを容易にするために利用することができる。
1 パネル受け金具ユニット
2 低背なパネル受け金具
3 高背なパネル受け金具
4 パネルフレーム(載置パネル)
7 台座金具(台座)
9 パネル押え金具
10 ボルト
18 ハゼ式折板屋根(屋根)
26,27 傾斜板部
30,41 基板部
38,52 ボルト挿通孔
39 ストッパ片(ストッパ部)
40,53 回り止め片(回り止め部)
42 延長板部

Claims (6)

  1. 屋根等の取付側の各台座にねじ締めで固定される基板部と、該基板部に対して傾斜し、ソーラーパネル等の載置パネルを受けてねじ締めで固定する傾斜板部と、をそれぞれ備える低背なパネル受け金具及び高背なパネル受け金具で構成され、該高背なパネル受け金具が、該基板部と該傾斜板部とを連結する高さ方向の延長板部を備えたことを特徴とするパネル受け金具ユニット。
  2. 前記低背及び高背なパネル受け金具における前記基板部に対して横方向反対側に前記傾斜板部が配置されたことを特徴とする請求項1記載のパネル受け金具ユニット。
  3. 前記低背なパネル受け金具の前記傾斜板部に、前記載置パネルに対するストッパ部が設けられたことを特徴とする請求項1又は2記載のパネル受け金具ユニット。
  4. 前記高背なパネル受け金具における前記延長板部の板幅方向が、前記傾斜板部の傾斜方向に一致したことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のパネル受け金具ユニット。
  5. 前記低背及び高背なパネル受け金具における前記傾斜板部に、パネル押え金具締付用のボルトに対する挿通孔及び回り止め部が設けられたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のパネル受け金具ユニット。
  6. 前記高背なパネル受け金具の前記傾斜板部に、パネル押え金具締付用のボルトに対する挿通孔が、該傾斜板部の傾斜方向に長く形成されたことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のパネル受け金具ユニット。
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