JP2017066648A - 住宅 - Google Patents

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邦親 川元
Kunichika Kawamoto
邦親 川元
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Abstract

【課題】建築物の庭に面した部分のプライバシーを確保しつつ、庭を利用して近隣とのコミュニケーションがとりやすい住宅を提供する。【解決手段】住宅100は、建築物1が庭30に沿って配置された住宅であって、建築物1は、外部と庭30との間に配置された風除室3と、外部と風除室3との間に開閉可能に設けられた外側建具3Aと、風除室3と庭30との間に開閉可能に設けられた内側建具S1と、風除室3に隣接する玄関4と、風除室3と玄関4との間に開閉可能に設けられて玄関建具4Aと、を備えることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、住宅に関するものである。
一般に、住宅では、道路に面して庭を設けることで、庭で近隣住民とコミュニケーションをとることができる。しかしながら、密集地等では、道路に面して庭を設けることが難しく、庭の一部または全部を覆い隠すように建物が配置された住宅が採用されている。
例えば、庭を囲むように平面視コ字状に建物を建築して、庭の道路側に建物が配置された住宅が提案されている(下記特許文献1参照)。
また、庭を囲むように平面視ロ字状に建物を建築して、庭の周囲を建物で囲んだ住宅が提案されている(下記特許文献2参照)。
特開平11−50678号公報 特開2000−230323号公報
しかしながら、上記の特許文献1に記載のように、庭の道路側に建物が配置されているため、庭に沿って設けられて通路の幅が狭い場合には、外部から庭に直接アクセスすることが困難であり、庭にアクセスする際には道路側の建物を経由する等しなくてはならない。このため、庭で近隣住民とコミュニケーションをとろうとする際には、住人のプライバシーが確保されにくいという問題点がある。
また、上記の特許文献2に記載のように、庭の周囲を建物で囲んだような密閉型の住宅においても、屋外空間である庭から外部に直接アクセスできないため、屋外空間である庭を利用して近隣とのコミュニケーションがとりづらいとい問題点がある。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、住人のプライバシーを確保しつつ、庭で近隣とのコミュニケーションをとりやすい住宅を提供する。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。
すなわち、本発明に係る住宅は、建築物が庭に沿って配置された住宅であって、前記建築物は、外部と前記庭との間に配置された風除室と、前記外部と前記風除室との間に開閉可能に設けられた外側建具と、前記風除室と前記庭との間に開閉可能に設けられた内側建具と、前記風除室に隣接する玄関と、前記風除室と前記玄関との間に開閉可能に設けられて玄関建具と、を備えることを特徴とする。
このように構成された住宅では、外部と庭との間に風除室が配置され、風除室には玄関が隣接し、風除室と玄関との間には玄関建具が設けられている。これにより、玄関から建築物の内部を、プライベートスペースとして利用することができる。また、外部と風除室との間には外側建具が設けられ、風除室と庭との間には内側建具が設けられている。よって、外部から庭にアスセスする際には、外側建具を開けて、風除室を通過し、内側建具を開けてアクセスでき、庭で近隣とコミュニケーションをとることができる。また、プライベートスペースを通過せずに庭にアクセスできるため、庭を近隣とのコミュニケーションの場として利用する際に、住人のプライバシーを確保することができる。
また、本発明に係る住宅では、前記建築物は、前記庭の三方を囲むように配置されていることが好ましい。
このように構成された住宅では、建築物は庭の三方を囲むように配置されていて、外部から建築物の庭に面した部分が見えにくいため、建築物の庭に面した部分のプライバシーを一層高めることができる。
また、本発明に係る住宅では、前記建築物は、前記庭の四方を囲むように配置されていてもよい。
このように構成された住宅では、建築物は庭の四方を囲むように配置されていて、庭には外部と直接面する部分がないため、建築物の庭に面した部分のプライバシーを一層高めることができる。
本発明に係る住宅によれば、建築物の庭に面した部分のプライバシーを確保しつつ、庭を利用して近隣とのコミュニケーションがとりやすい。
本発明の第一実施形態に係る住宅の一階平面図である。 本発明の第一実施形態に係る住宅の二階平面図である。 本発明の第二実施形態に係る住宅の一階平面図である。 本発明の第二実施形態に係る住宅の二階平面図である。
(第一実施形態)
本発明の第一実施形態に係る住宅について説明する。
図1は、本発明の第一実施形態に係る住宅の一階平面図である。図2は、本発明の第一実施形態に係る住宅の二階平面図である。
図1及び図2において、太線で示されている箇所は壁を示し、この太線間の細線で示されている箇所には窓や建具が設けられていることを示している。
図1に示すように、住宅100は、道路D1に面して建築されている。住宅100において、道路D1側と異なる三方には、図示しない近隣住宅が設けられている。住宅100の一階では、建物(建築物)1の外部には設けられたポーチ2が設けられ、ポーチ2に面して風除室3が設けられている。ポーチ2と風除室3との間には、開閉可能な屋外用の引違戸(外側建具)3Aが設けられている。引違戸3Aには、外部からの通風が可能な開口(不図示)が設けられている。
風除室3では、床3Fは土足用の床材で施され、壁3W及び天井(不図示)は室内用の仕上げ材で施されている。
建物1には、風除室3に面して、建物1の一方側及び一方側に対向する他方側(図1に示す紙面左側及び右側)には、それぞれ玄関4,14が設けられている。住宅100は、玄関4から入って建物1の主に一階部分を利用する世帯と、玄関14から入って建物1の主に二階部分を利用する世帯とが生活することができる二世帯住宅である。
風除室3と各玄関4,14との間には、開閉可能な玄関ドア(玄関建具)4A,14Aが設けられている。玄関ドア4A,14Aは、屋内用のドアである。また、玄関ドア4A,14Aは、玄関4,14側に開く内開きまたは引き戸で構成されていることが好ましい。
一方の世帯用の建物部分では、玄関4に面して、玄関ホール5が設けられている。また、玄関ホール5に面して、リビング6A、ダイニング6B及びキッチン6Cが並んだL・D・K6が設けられている。キッチン6Cの奥側(ダイニング6Bと反対側)には、廊下7が設けられている。廊下7に面して、トイレ8、洗面室9、納戸10及び寝室11が設けられている。洗面室9に隣接して、浴室12が設けられている。
他方の世帯用の建物部分では、玄関14に面して、玄関ホール15が設けられている。また、玄関ホール15に面して、階段16が設けられている。
図2に示すように、二階では、階段16の降り口に面してホール17が設けられている。ホール17に面して、主寝室18、洋室19、洋室20及びリビング21A、ダイニング21B及びキッチン21Cが並んだL・D・K21が設けられている。キッチン21Cの奥側(ダイニング21Bと反対側)には、廊下22が設けられている。廊下22に面して、トイレ23、洗面室24及び納戸25が設けられている。洗面室24に隣接して、浴室26が設けられている。主寝室18には、廊下22からも出入りできるようになっている。
この住宅100において、一階では、風除室3、玄関ホール5、L・D・K6、廊下7、寝室11及び玄関ホール15に囲まれるようにして、庭30が設けられている。また、二階では、庭30の上方の空間が吹抜け31とされている。つまり、建物1は庭30の四方を囲むように平面視ロの字状に配置されている。庭30は、床30Fがウッドデッキで仕上げられており、キッチン31が設置されている。
風除室3と庭30との間の壁W1には、開閉可能且つ人の出入りが可能なサッシ(内側建具)S1が設けられている。また、玄関ホール5と庭30との間の壁W2には、サッシS2が設けられている。また、L・D・K6と庭30との間の壁W3には、サッシS3が設けられている。また、寝室11と庭30との間の壁W4には、サッシS4が設けられている。これにより、採光が、庭30を介して建物1内に効率的に取り込まれる。
この住宅100では、住人は、ポーチ2から引違戸3Aを開けて風除室3を通り、玄関ドア4A,14Aを開けて玄関4,14から建物1内に入る。このように、建物1の玄関ドア4A,14Aより内部の空間を、住人のプライベートスペースとして利用することができる。また、ポーチ2と庭30とを連通する風除室3を通り、サッシS1を開けて庭30に入ることができる。よって、風除室3をパブリックスペースとして利用することで、庭30を近隣とのコミュニケーションの場として活用することができる。
このように構成された住宅100では、建物1における玄関ドア4A,14Aより内部の空間を、住人のプライベートスペースとして利用できる。ポーチ2と風除室3との間には引違戸3Aが設けられ、風除室3と庭30との間にはサッシS1が設けられている。よって、外部から庭30にアスセスする際には、引違戸3Aを開けて、風除室3を通過し、サッシS1を開けてアクセスでき、土足のまま庭30で近隣とコミュニケーションをとることができる。また、プライベートスペースを通過せずに庭30にアクセスできるため、庭30を近隣とのコミュニケーションの場として利用する際に、住人のプライバシーを確保することができる。
また、引違戸3Aよりも内部に配置された風除室3には、自転車やベビーカー等を置くことができるため、盗難等の被害にあいにくい。また、これらの物が外部から目立たないため、景観を良好とすることができる。
また、玄関ドア4A,14Aが庭30よりもポーチ2側に配置されていて、外部から玄関4,14への住人の動線を短くすることができるため、玄関4,14へのアクセスがしやすい。
また、建物1は庭30の四方を囲むように配置されていて、庭30には外部と直接面する部分がないため、建物1の庭30に面した部分のプライバシーを一層高めることができる。
また、風除室3に面した玄関ドア4A,14Aは内開きであると、万が一不審者が侵入して玄関ドア4A,14Aを開けようとしてする際には、住人は玄関ドア4A,14Aを押して閉じようと対抗する。押す方は引く力よりも大きな力を発揮しやすいため、玄関ドア4A,14Aは内開きとすることは防犯上好ましい。
また、玄関ドア4A,14Aが内開き又は引き戸であると、風除室3側に玄関ドア4A,14Aが開かないため、風除室3における利用することができる空間を大きく確保することができる。
また、各世帯の玄関4,14が風除室3に面しているため、風除室3及び風除室3に面した庭30を各世帯同士で共通で利用でき、世帯間のコミュニケーションの場として利用することができる。
また、玄関4,14を2箇所設けても、屋外用の建具は引違戸3Aのみであるため、屋内用の建具よりも高価な屋外用の建具の数を最小限に抑えることができるため、建具のコストを抑えることができる。
また、引違戸3Aには外部から風除室3への通風可能な開口が設けられているため、外部からの風が風除室3、風除室3に面した庭30及び建物1の庭30に面した部分に導入される。よって、建物1内へ外気を導入しやすく、通気性を高めることができる。
(第二実施形態)
次に、本発明の第二実施形態に係る建物について、主に図3及び図4を用いて説明する。
なお、以下の実施形態、変形例において、前述した実施形態で用いた部材と同一の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図3は、本発明の第二実施形態に係る住宅の一階平面図である。図4は、本発明の第二実施形態に係る住宅の二階平面図である。
第一実施形態では建物1は庭30の四方を囲むように平面視ロの字状に配置されているが、本実施形態では建物41は庭70の三方を囲むように平面視コの字状に配置されている。
図3に示すように、住宅101は、道路D2に面して建築されている。一階では、建物41の外部には設けられたポーチ42が設けられ、ポーチ42に面して風除室43が設けられている。ポーチ42と風除室43との間には、開閉可能な屋外用のドア(外側建具)43Aが設けられている。
建物41には、風除室43に面して、建物41の一方側及び一方側に対向する他方側(図3に示す紙面左側及び右側)には、それぞれ玄関44,54が設けられている。
風除室43と各玄関44,54との間には、開閉可能な玄関ドア(玄関建具)44A,54Aが設けられている。玄関ドア44A,54Aは、屋内用のドアである。
一方の世帯用の建物部分では、玄関44に面して、玄関ホール45が設けられている。また、玄関ホール45に面して、リビング46A、ダイニング46B及びキッチン46Cが並んだL・D・K46が設けられている。キッチン46Cの奥側(ダイニング46Bと反対側)には、廊下47が設けられている。廊下47に面して、トイレ48、洗面室49、納戸50及び寝室51が設けられている。洗面室49に隣接して、浴室52が設けられている。
他方の世帯用の建物部分では、玄関54に面して、玄関ホール55が設けられている。また、玄関ホール55に面して、階段56が設けられている。
図4に示すように、二階では、階段56の降り口に面して、リビング57A、ダイニング57B及びキッチン57Cが並んだL・D・K57が設けられている。L・D・K57には、廊下58が設けられている。廊下58に面して、洋室59、洋室60、トイレ61、洗面室62及び主寝室63が設けられている。洗面室62に隣接して、浴室64が設けられている。
この住宅101において、一階では、風除室43、玄関ホール45、L・D・K46、廊下47、寝室51及び玄関54に囲まれるようにして、庭70が設けられている。
風除室43と庭70との間の壁W11には、開閉可能且つ人の出入りが可能なドア(内側建具)S11が設けられている。また、玄関ホール45と庭70との間の壁W12には、サッシS12が設けられている。また、L・D・K46と庭70との間の壁W13には、サッシS13が設けられている。また、寝室51と庭70との間の壁W14には、サッシS14が設けられている。
このような住宅101は、庭70の建物41に囲まれていない側70Bに隣地が近接するように建築されることが多く、建物41に囲まれていない側70Bから庭70にアクセスできないことがある。この場合でも、外部から庭70にアクセスする際には、ドア43Aを開けて風除室43を通過してドアS11を開けてアクセスでき、土足のまま庭70で近隣とコミュニケーションをとることができる。また、プライベートスペースを通過せずに庭70にアクセスできるため、庭70を近隣とのコミュニケーションの場として利用する際に、住人のプライバシーを確保することができる。
なお、上述した実施の形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記に示す実施形態の住宅では、建物が庭の四方または三方を囲むように配置されているが、本発明はこれに限られない。建物が庭の二方向に沿って配置された住宅や、建物が庭の一方向に沿って配置された住宅であってもよい。
また、上記に示す実施形態では、建物に玄関が2個設けられた二世帯住宅を例に挙げて説明したが本発明はこれに限られず、玄関が1個のみ設けられた単世帯住宅であってもよいし、玄関が3個以上設けられていてもよい。
100,101…住宅
1,41…建物(建築物)
2…ポーチ
3,43…風除室
3A…引違戸(外側建具)
3F…床
3W…壁
4,14…玄関
4A,14A…玄関ドア(玄関建具)
30,70…庭
43A…ドア(外側建具)
S1…サッシ(内側建具)
S11…ドア(内側建具)

Claims (3)

  1. 建築物が庭に沿って配置された住宅であって、
    前記建築物は、
    外部と前記庭との間に配置された風除室と、
    前記外部と前記風除室との間に開閉可能に設けられた外側建具と、
    前記風除室と前記庭との間に開閉可能に設けられた内側建具と、
    前記風除室に隣接する玄関と、
    前記風除室と前記玄関との間に開閉可能に設けられて玄関建具と、を備えることを特徴とする住宅。
  2. 前記建築物は、前記庭の三方を囲むように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の住宅。
  3. 前記建築物は、前記庭の四方を囲むように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の住宅。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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