JP2017065887A - シート搬送装置、画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置の小型化を実現することができるシート搬送装置及び前記シート搬送装置を備えた画像形成装置を提供すること。【解決手段】第2給紙部4は、装置本体2Aの右側面に形成されたシート搬送口30を閉塞する第1閉塞位置と、前記右側面に対し傾倒してシート搬送口30を露出させる第1露出位置との間で回動可能に支持される手差しトレイ100と、シート搬送口30よりも装置本体2Aの内部に収納される収納位置と、シート搬送口30側に定められた突出位置との間で変位可能であり、手差しトレイ100の前記載置面に載置されたシート部材Pを前記開口側位置でシート搬送口30から装置本体2Aの内部側へ搬送する給紙ローラー105と、手差しトレイ100が前記第1閉塞位置から前記第1露出位置に回動することに連動して、給紙ローラー105を前記突出位置へ変位させる第1連動機構50とを備える。【選択図】図5

Description

本発明は、手差しトレイを含むシート搬送装置、及び前記シート搬送装置を備える画像形成装置に関する。
一般に、複合機などの画像形成装置は、給紙カセットに収容されたシート部材を搬送する第1のシート搬送装置とは別に、手差しトレイに載置されたシート部材を搬送する第2のシート搬送装置を備えている。前記第1のシート搬送装置は、主として頻繁に利用されるタイプのシート部材を画像形成部に供給するものとして用いられるのに対し、前記第2のシート搬送装置は、例えば使用頻度の少ないシート部材などを前記画像形成部に供給するために用いられる。
前記手差しトレイは、装置本体の側面に設けられた前記シート部材の搬送口を閉塞する閉塞位置と前記側面に対し傾倒して前記搬送口を露出させる露出位置との間で回動可能に支持されている。そして、前記手差しトレイは、前記閉塞位置時に内側に位置する面が前記露出位置時における前記シート部材の載置面となる。また、前記第2のシート搬送装置は、前記装置本体の内部における前記搬送口の近傍位置に搬送ローラーを有し、前記一対の搬送ローラーは、前記手差しトレイに載置された前記シート部材を下流に搬送する。
前記画像形成装置には、前記第1のシート搬送装置によって搬送される前記シート部材の搬送路が設けられている。この搬送路は、前記手差しトレイが設けられる前記側面に沿って略鉛直方向に延在する縦搬送路を含み、前記一対の搬送ローラーによって前記手差しトレイから搬送された前記シート部材は、前記縦搬送路に合流する中間搬送路を経由して前記縦搬送路に搬送される。
ところで、前記手差しトレイを有する前記第2のシート搬送装置に関し、前記手差しトレイを前記露出位置にした場合に、前記手差しトレイに載置された前記シート部材を搬送する給紙ローラーよりも上流側のピックアップローラーを前記装置本体の外部に突出させる従来技術が知られている。具体的に、前記従来技術のシート搬送装置は、モーターの回転駆動力を前記給紙ローラーに伝達する第1軸部材と、前記第1軸部材と平行で、前記ピックアップローラーを回転可能に支持する第2軸部材とを有する。また、このシート搬送装置は、前記第1軸部材に回動可能に支持され且つ前記第1軸部材から前記第1軸部材に直交する方向に延在して先端部で前記第2軸部材を支持するアームを備え、前記ピックアップローラーを前記第1軸部材の周りで回動させて前記装置本体の外部に突出させる(特許文献1参照)。
特開2004−131240号公報
しかしながら、前記従来技術のシート搬送装置においては、前記ピックアップローラーと前記アームが揺動する領域と、前記装置本体の側面に、前記ピックアップローラーを前記装置本体の外部に突出させるための開口とが必要となる。これらは、いずれも画像形成装置の大型化を招く要因となる。
本発明の目的は、画像形成装置の小型化を実現することができるシート搬送装置及び前記シート搬送装置を備えた画像形成装置を提供することである。
本発明の一の局面に係るシート搬送装置は、シートトレイと、給送部材と、を備える。前記シートトレイは、下端部に設けられた回動支点を有し、画像形成装置の装置本体の側面に形成された開口を閉塞する第1閉塞位置と、前記側面に対し傾倒して前記開口を露出させる第1露出位置との間で回動可能に支持され、前記第1露出位置においてシート部材を載置する載置面を有する。前記給送部材は、前記載置面に載置された前記シート部材を前記装置本体へ給送可能に構成され、前記シートトレイにおいて前記シート部材のシート給送方向の下流側に設けられている。前記給送部材は、前記シートトレイが前記第1閉塞位置から前記第1露出位置に回動することに連動して、前記開口よりも前記装置本体の内部に収納される収納位置から、前記開口よりも外側に定められた突出位置に変位可能である。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、前記シート搬送装置と、画像形成部とを備える。前記画像形成部は、前記シート搬送装置により搬送される前記シート部材に画像を形成する。
本発明によれば、画像形成装置の小型化を実現することができるシート搬送装置及び前記シート搬送装置を備えた画像形成装置を提供することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す図である。 図2は、外装カバーが第2露出位置である状態の画像形成装置の全体構成を示す図である。 図3は、手差しトレイが第1露出位置である状態の画像形成装置の全体構成を示す図である。 図4(A)は、外装カバーの正面図、図4(B)は、図4(A)のIVB−IVB線における断面図、図4(C)は、図4(A)に示す外装カバーに第1閉塞位置に位置する手差しトレイが取り付けられた状態を示す図である。 図5(A)は、外装カバーが第2閉塞位置にあり、手差しトレイが第1閉塞位置にある状態を示す図、図5(B)は、外装カバーが第2閉塞位置にあり、手差しトレイが第1露出位置にある状態を示す図、図5(C)は、外装カバー及び手差しトレイが共に露出位置の状態を示す図である。 図6は、保護カバーの斜視図である。 図7は、第3連動機構の構成を示す図である。 図8は、力の伝達経路を示すブロック図である。 図9は、動力伝達機構の構成を示す斜視図である。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明を具体化した一例にすぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
本発明の実施形態に係る画像形成装置1の全体構成について説明する。なお、説明の便宜上、画像形成装置1が使用可能な設置状態(図1に示される状態)における鉛直方向を上下方向501と定義する。また、前記設置状態の画像形成装置1の正面を基準にして左右方向502を定義する。また、前記設置状態において不図示の操作部及び表示部が設けられた側の面を正面(前面)として前後方向503を定義する。
画像形成装置1は、印刷機能を備えるプリンターである。なお、画像形成装置1は複合機に限られず、複写機、FAX装置或いは、プリント機能、コピー機能、ファクシミリ機能、及びスキャン機能などの各機能を備える複合機などの専用機であっても、本発明は適用可能である。
画像形成装置1は、直方形状の装置本体2Aを有している。また、画像形成装置1は、第1給紙部2と、画像形成部3と、第2給紙部4と、不図示の操作表示部を備える。
画像形成部3は、シート部材Pに画像を形成する。画像形成部3は、外部のパーソナルコンピューター等の情報処理装置から不図示の通信I/F部を通じて受信した画像データに基づいて、シート部材Pに画像を形成する。
第1給紙部2は、給紙カセット5と、ピックアップローラー6と、搬送ローラー7と、リタードローラー8とを備えている。第1給紙部2は、給紙カセット5に収容されたシート部材Pを、ピックアップローラー6により一枚ずつ取り出し、搬送ローラー7とリタードローラー8とにより搬送する。
装置本体2Aの内部には、搬送ローラー7及びリタードローラー8の位置から上方へ向けて縦搬送路9が形成されている。縦搬送路9は、装置本体2Aの右側面に沿って上方へ延在し、その終端は画像形成装置1の上方に設けられた排紙スペース10に達する。シート部材Pは、搬送ローラー7によって縦搬送路9に沿って上方へ向けて搬送される。縦搬送路9は、本発明の第1搬送路の一例である。
画像形成部3は、第1給紙部2の上方に設けられている。画像形成部3は、第1給紙部2の給紙カセット5及び第2給紙部4から搬送されるシート部材Pに対して画像形成処理を行う。詳細には、画像形成部3は、入力された画像データに基づいて、トナーなどの印刷材料を用いてシート部材Pにトナー像を転写する。画像形成部3は、感光体ドラム11と、帯電部12と、LSU(Laser Scanning Unit)13と、現像部14と、転写ローラー15と、クリーニング部16と、定着部17とを備える。本実施形態の画像形成部3は、一般的な電子写真方式で画像形成を行うものであるため、詳細な説明は省略する。また、画像形成部3が、インクジェット記録方式、或いはそれ以外の記録方式で画像形成するものであってもよい。
縦搬送路9の終端には、シート部材Pが排出される用紙排出口18が設けられている。つまり、縦搬送路9は、搬送ローラー7から用紙排出口18までの間に設けられている。用紙排出口18の近傍には、排出ローラー対19が設けられている。定着部17を通過したシート部材Pは、排出ローラー対19によって用紙排出口18から排紙スペース10へ向けて搬送される。
縦搬送路9には、一対のレジストローラー22、23が設けられている。一対のレジストローラー22、23は、感光体ドラム11の表面に形成されたトナー像が転写ローラー15によってシート部材Pに転写される転写位置より手前の位置に設けられている。画像形成装置1は、レジストローラー22、23を用いてシート部材Pに対するレジスト動作を行う。前記レジスト動作とは、シート部材Pの先端が回転停止中のレジストローラー22、23の接触部に突き当てられた状態でシート部材Pに搬送方向への搬送力を付与する動作である。このレジスト動作が行われることにより、シート部材Pはレジストローラー22、23の手前で撓まされつつ、シート部材Pの斜行が補正される。そして、適度な大きさの撓みが形成されているタイミングでレジストローラー22、23が回転駆動され、搬送方向下流側へシート部材Pが搬送される。また、シート部材Pに画像を形成すべき位置とシート部材Pに画像が転写される実際の転写位置との位置合わせが可能となる。
レジストローラー22は、装置本体2Aに設けられており、装置本体2Aに回転可能に支持されている。レジストローラー23は、後述する両面搬送ユニット26に設けられており、両面搬送ユニット26に回転可能に支持されている。
画像形成装置1は、反転搬送路20を有する。反転搬送路20は、装置本体2Aにおいて縦搬送路9よりも右側に形成されている。反転搬送路20は、概ね縦搬送路9と平行に縦に延びる搬送路である。反転搬送路20の分岐点T1は、縦搬送路9において定着部17と排出ローラー対19との間にあり、合流点T2は、給紙カセット5に設けられた搬送ローラー7とレジストローラー22、23との間にある。
本実施形態では、画像形成装置1は、片面に画像が形成されたシート部材Pを排紙スペース10に排出するか、或いは、シート部材Pをスイッチバックさせて反転搬送路20に送り込み、その裏面に画像を形成することができる。
画像形成装置1において片面印刷が行われる場合、画像形成部3で片面にトナー像が転写されたシート部材Pは、定着部17を通過した後、縦搬送路9を通って用紙排出口18から外部へ排出される。
一方、画像形成装置1において両面印刷が行われる場合、最初に片面に画像が形成されたシート部材Pは、定着部17を通過した後、片面に画像が形成されたシート部材Pの先端が用紙排出口18から外部へ露出された状態で、排出ローラー対19が停止される。このとき、シート部材Pの後端が用紙排出口18付近の排出ローラー対19によって挟持された状態で保持される。その後、前記排出用モーター(不図示)の逆回転駆動によって排出ローラー対19が逆回転される。これにより、シート部材Pが再び縦搬送路9を逆方向へ搬送される。
縦搬送路9から反転搬送路20へ送り込まれたシート部材Pは、反転搬送路20を下方へ案内される。反転搬送路20において合流点T2の付近には搬送ローラー21が設けられている。反転搬送路20を下方へ案内されたシート部材Pは、合流点T2の手前で搬送ローラー21によって再び縦搬送路9に送り込まれる。そして、縦搬送路9を通って再び画像形成部3へ搬送される。画像形成部3に到達したシート部材Pは、画像が形成されていない面が再び感光体ドラム11に対向される。そして、画像形成部3及び定着部17を順次通過することによって、画像が形成されていない反対側の面に画像が形成される。その後、両面に画像が形成されたシート部材Pは、正回転に戻された排出ローラー対19によって縦搬送路9を通って用紙排出口18から排紙スペース10へ排出される。
装置本体2Aの右側面には、外装カバー25(図3、図4参照)が設けられている。外装カバー25は、本発明の第2カバー部材の一例である。外装カバー25は、その下端に設けられたカバー回動軸27を回動支点として装置本体2Aの内部フレームに回動可能に支持されている。具体的には、外装カバー25は、装置本体2Aの内部を露出させる第2露出位置(図3参照)と、前記内部を閉塞して装置本体2Aの右側面の一部を構成する第2閉塞位置(図1参照)との間で回動可能である。換言すると、外装カバー25は、装置本体2Aに対して開閉可能である。
外装カバー25の内面は、反転搬送路20を構成する右側壁面を画定する。また、外装カバー25の内側には、両面搬送ユニット26(図3参照)が設けられている。両面搬送ユニット26は、反転搬送路20を構成する左側壁面と、縦搬送路9の右側壁面を画定する。両面搬送ユニット26は、転写ローラー15及びレジストローラー23を含む。そして、両面搬送ユニット26は、カバー回動軸27を回動支点として、縦搬送路9の左側壁面を閉塞して縦搬送路9を形成する位置(図3の仮想線参照)と、縦搬送路9の左側壁面を露出させる位置(図3の実線参照)との間で装置本体2Aに回動可能に支持されている。なお、両面搬送ユニット26が外装カバー25に固定されている場合は、外装カバー25を前記第2露出位置にすると、両面搬送ユニット26も回動して縦搬送路9の左側壁面が露出する。これにより、縦搬送路9に詰まったシート部材Pを除去することができるとともに、レジストローラー22、23のメンテナンスが可能となる。また、外装カバー25を前記第2露出位置にしたまま、両面搬送ユニット26を単独で回動させることが可能である。この場合、両面搬送ユニット26だけを縦搬送路9側へ回動させることで反転搬送路20を開くことができ、反転搬送路20に詰まったシート部材Pを除去することができる。
図4に示されるように、外装カバー25の下端の中央には、矩形状の切り欠き部28が形成されている。切り欠き部28が形成されることによって、外装カバー25の下端の両端それぞれに下方へ延びる一対の脚部25Aが形成される。また、外装カバー25の中央部は、周囲に比べて薄肉化されている。すなわち、外装カバー25のうち外側の面には、前記中央部に凹部29が形成されている。この凹部29には、後述する手差しトレイ100が嵌まり込む。外装カバー25が前記第2閉塞位置のときに、手差しトレイ100だけが開けられると、切り欠き部28によって区画形成された開口が装置本体2Aの右側面にシート搬送口30(図5(B)参照)として露出される。
脚部25Aそれぞれの内側面32には軸穴31が形成されている。軸穴31には、後述する手差しトレイ100に設けられたトレイ回動軸104が挿通される。
図1に示されるように、第2給紙部4は、装置本体2Aの右側面に設けられている。第2給紙部4は、後述する手差しトレイ100を用いて、例えば厚紙など使用頻度の少ないシート部材Pなどを画像形成部3に供給するために用いられる。第2給紙部4は、本発明のシート搬送装置の一例である。第2給紙部4については後述する。手差しトレイ100は、外装カバー25が図3に示す前記第2閉塞位置の状態で、外装カバー25に対して外側(図2の右側)へ傾倒可能である。
前記操作表示部は、画像形成装置1のユーザーによる各種の指示の入力のための操作を受け付ける操作部、前記操作部を操作するユーザーに対して各種の情報を表示する表示部を有する。
次に、第2給紙部4の構成について説明する。図5(A)に示されるように、第2給紙部4は、手差しトレイ100(本発明のシートトレイの一例)と、給紙ローラー105(本発明の給送部材の一例)と、リタードローラー106と、給送ガイド部材102と、保護カバー103(本発明の第1カバー部材の一例)と、昇降板110とを有する。また、図8に示されるように、第2給紙部4は、第1連動機構50と、第2連動機構150と、第3連動機構250と、第4連動機構350とを有する。以下、これらの具体的な構成について説明する。
図5(A)に示されるように、手差しトレイ100は、矩形状のトレイ本体108を有する。手差しトレイ100は、後述するように、第1閉塞位置(図5(A)参照)と第1露出位置(図5(B)参照)との間で外装カバー25に回動可能に支持されている。手差しトレイ100が前記第1露出位置にあるときに、トレイ本体108の上面にシート部材Pを載置可能である。トレイ本体108に載置されたシート部材Pは、給紙ローラー105によって装置本体2Aの内部へ向かうシート給送方向へ給送される。トレイ本体108の上面の前記シート給送方向の下流側には、昇降板110が設けられている。昇降板110は、不図示の付勢部材によってトレイ本体108に載置されたシート部材Pの下流端を上側へ持ち上げる。これにより、シート部材Pの下流端は常に給紙ローラー105に接触する。
手差しトレイ100は、図5(B)に示される第1露出位置にある状態で、トレイ本体108の前記シート給送方向の下流側の端部に一対の支持部109を有する。支持部109は、トレイ本体108において前後方向503の両端部それぞれに設けられている。支持部109は、トレイ本体108の上面に交差する方向、具体的には上面に垂直な方向へ延びる。
支持部109には、一対のトレイ回動軸104が設けられている。トレイ回動軸104各々は、支持部109における前後方向503の外側の側面から外方に突出するように形成されている。トレイ回動軸104は、外装カバー25に形成された軸穴31(図4参照)に挿通されることで軸穴31に軸支される。これにより、手差しトレイ100は、トレイ回動軸104を回動支点として、後述する第1閉塞位置(図5(A)参照)と第1露出位置(図5(B)参照)との間で外装カバー25に回動可能に支持されている。したがって、トレイ回動軸104は、シート搬送口30より鉛直下方の位置に設けられている。外装カバー25の下端には、矩形状の切り欠き部28が形成されている。外装カバー25が前記第2閉塞位置にあるときに、手差しトレイ100が開けられて前記第1露出位置に変位されると、切り欠き部28によって区画されたシート搬送口30が装置本体2Aの右側面に露出される。シート搬送口30は、外装カバー25が前記第2閉塞位置にあるときに、装置本体2A内の後述の中間搬送路140(図5(B)参照)に連通している。シート搬送口30は、本発明における開口の一例である。また、外装カバー25の中央部は、周囲に比べて薄肉化されている。すなわち、外装カバー25のうち外側の面の中央部に凹部29が形成されている。この凹部29に手差しトレイ100が嵌まり込み、外装カバー25の外壁面と手差しトレイ100の外壁面とが略面一となる。
手差しトレイ100は、前記第1閉塞位置にあるときに、外装カバー25の凹部29に嵌まり込み、装置本体2Aの右側面に沿うように配置される。外装カバー25が前記第2閉塞位置にあり、手差しトレイ100が前記第1閉塞位置にあるときに、手差しトレイ100は、シート搬送口30を閉塞する。
前記第1露出位置は、図5(B)に示されるように、手差しトレイ100が画像形成装置1の前記右側面に対し傾倒した位置、より具体的には、手差しトレイ100が右上方へ少し傾斜した位置である。つまり、手差しトレイ100は、前記第1露出位置では、装置本体2Aの内部へ向かう前記シート給送方向の下流側へ向けて緩やかに下方に傾斜している。この状態で、手差しトレイ100は、その上面に複数枚のシート部材Pを載置可能になる。すなわち、手差しトレイ100において、前記第1閉塞位置時に内側に位置する面が前記第1露出位置時におけるシート部材Pの載置面となる。手差しトレイ100が前記第1露出位置にされると、外装カバー25の切り欠き部28、ひいてはシート搬送口30が露出する。したがって、前記第1露出位置は、前記右側面に対し傾倒してシート搬送口30を露出させる位置である。
給紙ローラー105は、回転駆動力が伝達されることにより、前記シート給送方向に対応した回転方向に回転するローラー部材である。給紙ローラー105には、回転軸107が挿通されている。また、リタードローラー106には、回転軸111が挿通されている。回転軸107の中央に給紙ローラー105が配置されており、回転軸111の中央にリタードローラー106が配置されている。回転軸107は、手差しトレイ100の前記シート給送方向の下流側の端部付近に回転可能に支持されている。給紙ローラー105及びリタードローラー106は、第1連動機構50により、手差しトレイ100が前記第1閉塞位置から前記第1露出位置に回動することに連動して変位する。本実施形態では、第1連動機構50は、支持板109A(図7参照)を含む。支持板109Aは、手差しトレイ100の予め定められた位置に設けられている。本実施形態では、支持板109Aは、支持部109それぞれの上部から上方へ突出する板状部材である。支持板109Aには、回転軸107が挿通される軸受孔(不図示)が形成されている。回転軸107の両端は前記軸受孔に回転可能に支持されている。これにより、給紙ローラー105は、手差しトレイ100と一体的に変位する。また、支持部109の内側面には、回転軸111の両端が挿入される円形状の凹部(不図示)が形成されている。回転軸111の両端は、前記凹部に回転可能に支持されている。したがって、給紙ローラー105及びリタードローラー106は、手差しトレイ100のトレイ回動軸104を回動中心として、手差しトレイ100と一体に回動する。給紙ローラー105とリタードローラー106とは、互いに圧接されている。以下、給紙ローラー105とリタードローラー106とが圧接される部分を接触部N1という。
手差しトレイ100が前記第1閉塞位置のとき、図5(A)に示されるように、給紙ローラー105及びリタードローラー106は、装置本体2Aの内部に位置する。具体的には、給紙ローラー105及びリタードローラー106は、シート搬送口30よりも装置本体2Aの内部側であって、シート搬送口30から縦搬送路9までの間に収納される収納位置に配置される。
一方、手差しトレイ100が前記第1露出位置のとき、図5(B)に示されるように、給紙ローラー105及びリタードローラー106は、トレイ回動軸104を中心として時計周りに前記収納位置から所定角度回動した突出位置に位置する。なお、前記所定角度は、手差しトレイ100の前記第1閉塞位置と前記第1露出位置との角度差である。このとき、給紙ローラー105及びリタードローラー106は、手差しトレイ100が前記第1閉塞位置のときに配置される前記収納位置に比べ、縦搬送路9から離間する離間方向へ変位した位置、つまりシート搬送口30から外部へ露出した位置に配置される。これにより、接触部N1も、手差しトレイ100が前記第1閉塞位置にある場合よりも前記離間方向へ変位している。
このように、接触部N1は、手差しトレイ100が前記第1閉塞位置から前記第1露出位置に回動することに伴い、前記右側面に沿って延在する縦搬送路9の側から前記右側面の側へ向かう方向へ変位する。以下、手差しトレイ100が前記第1閉塞位置のときの接触部N1の位置を第1位置、手差しトレイ100が前記第1露出位置のときの接触部N1の位置を第2位置という。前記第2位置は、給紙ローラー105がシート部材Pに搬送力を付与可能な位置である。接触部N1が前記第1位置に位置するときに、給紙ローラー105は前記収容位置に配置されている。また、接触部N1が前記第2位置に位置するときに、給紙ローラー105は前記突出位置に配置されている。
図9に示されるように、給紙ローラー105の回転軸107の一方端(図3における後方側)の端部には、伝達ギヤ107A(図9参照)が取り付けられている。伝達ギヤ107Aは、一方の支持板109A(図7参照)の外側に取り付けられている。なお、図9では、説明の便宜上、支持板109Aの図示を省略している。また、支持板109Aには、伝達ギヤ107Bが回転可能に支持されている。伝達ギヤ107Bは、伝達ギヤ107Aの下方に配置されており、伝達ギヤ107Aに噛み合わされている。伝達ギヤ107A及び伝達ギヤ107Bは、手差しトレイ100の回動に連動して、給紙ローラー105及びリタードローラー106とともに変位する。一方、装置本体2Aには、動力伝達機構200(本発明の駆動伝達部の一例)が設けられている。動力伝達機構200は、モーターM1(図7参照;本発明の駆動源の一例)、伝達ギヤ107B、及び伝達ギヤ107Aを介して、給紙ローラー105にモーターM1の駆動力を伝達する。
図9に示されるように、動力伝達機構200は、装置本体2Aの後方側に設けられている。具体的には、動力伝達機構200は、3つの伝達ギヤ200A,200B,200Cを含む。伝達ギヤ200Cは、本発明のカップリング部の一例である。伝達ギヤ200A,200B,200Cは、給送ガイド部材102において一方側(図3における後方側)の側面に並んで配置されている。伝達ギヤ200A,200B,200Cは、給送ガイド部材102に回転可能に支持されている。伝達ギヤ200Aが伝達ギヤ200Bに噛み合わされており、伝達ギヤ200Bが伝達ギヤ200Cに噛み合わされている。モーターM1の出力軸は、伝達ギヤ200Aに連結されている。後述するように、給送ガイド部材102は、第2連動機構150によって、手差しトレイ100が前記第1閉塞位置から前記第1露出位置に回動することに連動する。本実施形態では、手差しトレイ100が前記第1露出位置のときに、給送ガイド部材102の前記シート給送方向の上流側の端部が手差しトレイ100の支持部109に連結可能な位置(以下、連結位置という。)に変位する。また、手差しトレイ100が前記第1閉塞位置のときに、給送ガイド部材102の前記シート給送方向の上流側の端部が手差しトレイ100の支持部109との連結を解除して縦搬送路9に沿った位置(以下、非連結位置という。に変位する。なお、給送ガイド部材102の前記連結位置は、図5(A)に示される位置であり、前記非連結位置、図5(B)に示される位置である。本実施形態では、後述する第2連動機構150(図8参照)によって、前記連結位置及び前記非連結位置に給送ガイド部材102が手差しトレイ100の回動に連動して変位される。第2連動機構150については後述する。
本実施形態では、手差しトレイ100が前記第1露出位置まで回動されて給送ガイド部材102が前記連結位置に変位したときに、動力伝達機構200の伝達ギヤ200Cが伝達ギヤ107Bに駆動伝達可能に連結される。そして、手差しトレイ100が前記第1閉塞位置まで回動されて給送ガイド部材102が前記非連結位置に変位したときに、動力伝達機構200の伝達ギヤ200Cが伝達ギヤ107Bから離れて駆動伝達が解除される。動力伝達機構200の伝達ギヤ200Cと、伝達ギヤ107Bとが連結されると、モーターM1の出力軸からモーターM1の回転駆動力が、動力伝達機構200の伝達ギヤ200A,200B,200Cを介して伝達ギヤ107Bに伝わり、更に伝達ギヤ107Aに伝わって、回転軸107を介して給紙ローラー105に伝達される。これにより、接触部N1が前記第2位置に位置するときに、モーターM1の回転駆動力が動力伝達機構200を通じて給紙ローラー105に伝達され、給紙ローラー105が回転する。その結果、給紙ローラー105とリタードローラー106とは、前記第2位置で手差しトレイ100に載置されたシート部材Pをニップして前記シート給送方向の下流側、すなわち後述の中間搬送路140へ搬送することができる。
一方、手差しトレイ100が前記第1露出位置から前記第1閉塞位置へ回動されると、動力伝達機構200に設けられている伝達ギヤ200Cが伝達ギヤ107Bから離れて連結しなくなる。したがって、手差しトレイ100が前記第1閉塞位置のときには、給紙ローラー105にはモーターM1の回転駆動力が伝達されない。
ところで、前記第2位置は、縦搬送路9から所定距離だけ離間した位置である。そのため、図5(B)に示されるように、画像形成装置1は、前記第2位置と縦搬送路9とを繋ぐ中間搬送路140を有している。中間搬送路140は、シート搬送口30から縦搬送路9に至る搬送路である。中間搬送路140は、レジストローラー22、23の位置よりも上流側の位置で縦搬送路9と合流する。以下、この合流点を合流点T3という。中間搬送路140は、本発明の第2搬送路の一例である。
給送ガイド部材102は、この中間搬送路140を形成する部材である。給送ガイド部材102は、プレート状の部材であり、合流点T3の付近を回動支点として回動可能に装置本体2Aに支持されている。具体的には、装置本体2Aの縦搬送路9のガイド部材などに支持リブが設けられており、その支持リブに不図示の軸孔が設けられている。一方、給送ガイド部材102は、回動支点となる支軸168(図5参照)が設けられている。支軸168は、給送ガイド部材102が前記連結位置にあるときに、給送ガイド部材102において前記シート給送方向の下流側端部に設けられている(図5(B)参照)。支軸168は、装置本体2Aの合流点T3の付近に設けられた前記支持リブの前記軸孔に挿入されている。これにより、給送ガイド部材102は、支軸168を回動支点として装置本体2Aに回動可能に支持されている。
給送ガイド部材102は、第2連動機構150により、手差しトレイ100が前記第1閉塞位置から前記第1露出位置に回動することに連動して、前記非連結位置から前記連結位置に変位する。本実施形態では、第2連動機構150は、給送ガイド部材102と手差しトレイ100とを連結するためのリンク部材230(図8参照)を有する。リンク部材230は、手差しトレイ100と給送ガイド部材102とをつなぐ部材であり、例えば、ピアノ線や樹脂線などのワイヤー部材(線状部材)である。リンク部材230は、手差しトレイ100が前記第1閉塞位置であるか前記第1露出位置であるかに応じて、給送ガイド部材102を前記連結位置と前記非連結位置とに変位させる。
リンク部材230は、手差しトレイ100が前記第1閉塞位置のときには給送ガイド部材102と手差しトレイ100とを非連結にさせる。このとき、給送ガイド部材102は、支軸168の位置から下方に垂下した位置に配置された状態となる。この位置が前記非連結位置である。給送ガイド部材102が前記非連結位置に配置されると、給送ガイド部材102と手差しトレイ100との連結が解除される。これにより、給送ガイド部材102が、支軸168の位置から下方に垂下して、縦搬送路9に沿った状態となり、中間搬送路140が形成されなくなる。そして、手差しトレイ100が前記第1閉塞位置から前記第1露出位置に回動する過程で、リンク部材230は、給送ガイド部材102を手差しトレイ100側へ引っ張り上げる。そして、手差しトレイ100が前記第1露出位置となると、給送ガイド部材102は、リンク部材230によって、合流点T3付近の支軸168の位置から前記第2位置へ向けて延在する位置まで変位される(図5(B)参照)。この位置が、前記連結位置である。給送ガイド部材102がリンク部材230によって前記連結位置に変位されると、給送ガイド部材102は、給送ガイド部材102の前記シート給送方向の上流側端部が、手差しトレイ100の前記シート給送方向の下流側端部に連結する。これにより、縦搬送路9と手差しトレイ100との間に中間搬送路140が形成される。
リンク部材230は、図5に示されるように、給送ガイド部材203と手差しトレイ100とを連結するワイヤー部材である。リンク部材230は、手差しトレイ100が前記第1閉塞位置になると、ワイヤー部材の張力が失われて、給送ガイド部材203の自重によって前記非連結位置まで変位する。そして、手差しトレイ100が前記第1露出位置まで回動されると、ワイヤー部材に張力が掛けられて、リンク部材230が給送ガイド部材203を前記連結位置まで引っ張り上げる。なお、リンク部材230は、ワイヤー部材に限られず、給送ガイド部材203と手差しトレイ100と連結するリンクバーであってもよい。
このように、給送ガイド部材102は、装置本体2Aに設けられた支軸168を回動支点として、中間搬送路140を形成する前記連結位置と中間搬送路140を形成しない前記非連結位置との間で回動可能に支持されている。そして、第2連動機構150は、手差しトレイ100が前記第1閉塞位置から前記第1露出位置へ回動する過程で、リンク部材230を通じて給送ガイド部材102と手差しトレイ100とが連結することにより、給送ガイド部材102を前記非連結位置から前記連結位置に変位させるように、給送ガイド部材102を手差しトレイ100と連動させる。
本実施形態によれば、従来技術のように、ピックアップローラーとアームが揺動する領域、及び、装置本体2Aの側面に、前記ピックアップローラーを装置本体2Aの外部に突出させるための開口が不要である。これにより、画像形成装置1の小型化を実現することができる。また、給紙ローラー105等を使用しない状況下では、前記第1位置が縦搬送路9に接近するように給紙ローラー105等を収容する。これにより、画像形成装置1の右側面と縦搬送路9との距離を縮めることができる。その結果、これによっても画像形成装置1の小型化を実現することができる。また、給紙ローラー105等を使用しない状況下では、前記第2位置を前記第1位置よりも縦搬送路9から遠い位置に位置させる。これにより、前記第1位置が縦搬送路9に接近した前述の位置では中間搬送路140の曲率が大きくなる処、それを回避することができる。これにより、前記第2位置から縦搬送路9へシート部材Pがスムーズにガイドされ、ジャムの発生或いは給紙ローラー105にかかる負荷の増大を招来することがない。
よって、本実施形態では、ジャムの発生や給紙ローラー105にかかる負荷の増大を招来することなく、画像形成装置1の小型化を実現することができる。
本実施形態では、図5(B)に示されるように、接触部N1が前記第2位置に位置するとき、給紙ローラー105の周面の一部がシート搬送口30から外部に飛び出た状態となる。給紙ローラー105の周面の一部がシート搬送口30から外部に露出すると、ユーザーが給紙ローラー105に触れる可能性がある。ユーザーが給紙ローラー105に触れると、例えば給紙ローラー105の周面が損傷したり、手の水分や脂分の付着によって前記周面の摩擦抵抗の変化が前記周面の変質が生じたりして適切な給紙動作が行われなくなる可能性がある。保護カバー103は、露出した給紙ローラー105がユーザーによって触れられることから保護するためのものである。
保護カバー103は、図6に示されるように、湾曲部130と、第1アーム部131と、第2アーム部132とを有する。湾曲部130は、円弧状の断面を有し、前後方向503、つまり給紙ローラー105と平行に延在する。第1アーム部131は、湾曲部130の一方端部に設けられ、湾曲部130に直交する方向に延在する略扇形の部位である。第2アーム部132は、湾曲部130の他方端部に設けられ、湾曲部130に直交する方向に延在する略扇形の部位である。
第1アーム部131及び第2アーム部132のうち、湾曲部130と交差する側と反対側の端部には、軸孔133、134が形成されている。この軸孔133、134には、トレイ回動軸104が挿通されている。すなわち、手差しトレイ100に設けられたトレイ回動軸104は、第1アーム部131及び第2アーム部132の軸孔133、134を挿通して、外装カバー25に設けられた軸穴31に嵌め込まれている。したがって、保護カバー103は、手差しトレイ100のトレイ回動軸104に回動可能に支持されている。
湾曲部130は、シート搬送口30から外部に突出する給紙ローラー105の周面を保護する。湾曲部130は、手差しトレイ100が前記第1露出位置に位置するときに、シート搬送口30から外部に露出する給紙ローラー105の周面の一部と所定の間隔を隔てて対向するように断面円弧形状を有する(図5(B)参照)。
図7に示されるように、第3連動機構250は、第1突部170を有する。第1突部170は、支持部109の外壁面に設けられている。第1突部170は、一方の支持部109の外壁面から突出し、手差しトレイ100が前記第1閉塞位置から前記第1露出位置に回動する過程で第1突部170を通じて保護カバー103と手差しトレイ100とが係合することにより、保護カバー103を手差しトレイ100と連動させる。
保護カバー103は、手差しトレイ100が前記第1閉塞位置のときには、装置本体2Aの内部、より具体的には手差しトレイ100の載置面より内側で前記載置面の近傍に位置する(図5(A)参照)。この位置は、本発明における第1非カバー位置の一例であり、以下、第1非カバー位置という。
そして、保護カバー103は、手差しトレイ100が前記第1露出位置のときには、装置本体2Aから飛び出た給紙ローラー105の周面に沿って前記周面を覆う位置に位置する(図5(B)参照)。以下、この位置は、本発明におけるカバー位置の一例であり、以下、カバー位置という。第3連動機構250は、手差しトレイ100が前記第1閉塞位置から前記第1露出位置に回動することに連動して、保護カバー103を前記第1非カバー位置から前記カバー位置に変位させるように、保護カバー103を手差しトレイ100と連動させる。したがって、保護カバー103は、手差しトレイ100の前記回動に応じて、前記第1非カバー位置から前記カバー位置に変化させるように、保護カバー103を手差しトレイ100と連動させる。このように、第3連動機構250は、手差しトレイ100の前記回動に応じて、保護カバー103を連動させる(図8参照)。
第4連動機構350は、図6に示されるように、第2突部185を有する。第2突部185は、保護カバー103のうち第2アーム部132の外壁面に設けられている。第2突部185は、第2アーム部132の前記外壁面から突出する。そして、保護カバー103が前記カバー位置に位置している状態で、外装カバー25が開放された場合に、その外装カバー25が前記第1閉塞位置から前記第1露出位置に回動する過程で第2突部185を通じて保護カバー103と外装カバー25とが係合することにより、保護カバー103を外装カバー25と連動させる。
保護カバー103の第2突部185が外装カバー25に係合した状態で外装カバー25が前記第2閉塞位置から前記第2露出位置へ向けて回動されると、保護カバー103は、前記カバー位置からトレイ回動軸104を中心としてさらに時計周りに所定角度回動した位置に位置する。この位置は、本発明の第2非カバー位置の一例であり、以下、第2非カバー位置という。このとき、図5(C)に示されるように、保護カバー103が給紙ローラー105の側方に変位し、給紙ローラー105の上部が露出する。第4連動機構350は、外装カバー25が前記第2閉塞位置から前記第2露出位置に回動することに応じて、保護カバー103を前記カバー位置から前記第1非カバー位置とは異なる第2非カバー位置に変位させるように、保護カバー103を外装カバー25と連動させる。
外装カバー25が前記第2閉塞位置から前記第2露出位置にされる場合は、給紙ローラー105に対するメンテナンスやジャム処理が行われる場合が多い。そこで、前記のように、外装カバー25が前記第2露出位置にされた場合に、保護カバー103を前記カバー位置から前記第2非カバー位置に変位させることで、保護カバー103が給紙ローラー105に対するメンテナンス作業の邪魔になるのを防止することができる。
なお、保護カバー103が前記カバー位置に位置している状態で、外装カバー25が開放された場合に、手差しトレイ100の変位が規制されるように、例えば装置本体2Aに手差しトレイ100の変位を規制する不図示の規制部が設けられる。
前記規制部は、装置本体2Aに設けられたガイド板である。前記ガイド板には、ガイド溝が形成されている。前記ガイド溝には、給紙ローラー105の回転軸107が挿通する。給紙ローラー105が前記第1位置と前記第2位置との間で変位するとき、回転軸107は、円弧状に変位する。これに対応して、前記ガイド溝も、円弧状に形成されている。そして、前記ガイド板は、前記第1位置から変位する給紙ローラー105の回転軸107の変位を、前記円弧の一方の端部で規制する。これにより、回転軸107が取り付けられている手差しトレイ100が、前記第1露出位置よりさらに回動するのが規制される。
前述した第1連動機構50、第2連動機構150、第3連動機構250及び第4連動機構350の各構成は一例であり、他の構成であってもよい。
1:画像形成装置
2A:装置本体
3:画像形成部
4:第2給紙部
9:縦搬送路
25:外装カバー
30:シート搬送口
50:第1連動機構
100:手差しトレイ
102:ガイド部材
103:保護カバー
105:給紙ローラー
140:中間搬送路
150:第2連動機構
170:第1突部
185:第2突部
200:動力伝達機構
250:第3連動機構
350:第4連動機構

Claims (8)

  1. 下端部に設けられた回動支点を有し、画像形成装置の装置本体の側面に形成された開口を閉塞する第1閉塞位置と、前記側面に対し傾倒して前記開口を露出させる第1露出位置との間で回動可能に支持され、前記第1露出位置においてシート部材を載置する載置面を有するシートトレイと、
    前記載置面に載置された前記シート部材を前記装置本体へ給送可能に構成され、前記シートトレイにおいて前記シート部材のシート給送方向の下流側に設けられた給送部材と、を備え、
    前記給送部材は、
    前記シートトレイが前記第1閉塞位置から前記第1露出位置に回動することに連動して、 前記開口よりも前記装置本体の内部に収納される収納位置から、前記開口よりも外側に定められた突出位置に変位可能であるシート搬送装置。
  2. 前記装置本体に、前記給送部材に回転駆動力を供給するための駆動源が設けられており、
    前記駆動源の駆動力を前記給送部材に伝達する駆動伝達部を更に備え、
    前記駆動伝達部は、前記突出位置において前記駆動源と前記給送部材とを連結し、前記収納位置において前記駆動源と前記給送部材との連結を解除するカップリング部を有する請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記装置本体の内部には、前記側面に沿って延在する第1搬送路が設けられており、
    前記側面に交差する方向へ延在し前記開口から前記第1搬送路に至る第2搬送路を形成する給送ガイド部材を更に備え、
    前記給送ガイド部材は、前記シート給送方向の下流側端部に設けられた回動支点を有し、前記装置本体の内部で回動可能に支持されており、前記シートトレイが前記第1露出位置にある状態で、前記給送ガイド部材の前記シート給送方向の上流側端部が、前記シートトレイの前記シート給送方向の下流側端部に連結する連結位置と、前記シートトレイが前記第1閉塞位置にある状態で前記連結を解除して前記第1搬送路に沿った非連結位置との間で変位する請求項1又は2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記給送部材を覆うカバー位置と、前記カバー位置と異なる第1非カバー位置との間で変位可能な第1カバー部材を更に備え、
    前記第1カバー部材は、前記シートトレイが前記第1閉塞位置から前記第1露出位置に回動することに連動して、前記第1非カバー位置から前記カバー位置に変位可能である請求項1乃至3の何れか一項に記載のシート搬送装置。
  5. 前記シートトレイを回動可能に支持し、且つ、前記装置本体の内部を露出させる第2露出位置と、前記内部を閉塞して前記装置本体の前記側面の一部を構成する第2閉塞位置との間で回動可能に支持される第2カバー部材を更に備え、
    前記第1カバー部材は、前記第2カバー部材が前記第2閉塞位置から前記第2露出位置に回動することに連動して、前記カバー位置から前記第1非カバー位置とは異なる第2非カバー位置に変位可能である請求項4に記載のシート搬送装置。
  6. 前記第2カバー部材は、前記装置本体に設けられた回動支点に回動可能に支持されており、
    前記第1カバー部材及び前記第2カバー部材の少なくとも一方に設けられた第2突部を有しており、
    前記第1カバー部材は、前記第2カバー部材が前記第2閉塞位置から前記第2露出位置に回動する過程で前記第2突部を通じて前記第1カバー部材と前記第2カバー部材とが係合することにより、前記第2カバー部材と連動する請求項5に記載のシート搬送装置。
  7. 前記給送部材は、前記突出位置に位置するときに前記装置本体内に設けられた動力伝達機構に駆動連結され、回転駆動力が前記動力伝達機構を通じて伝達されることにより、前記シート給送方向に対応した回転方向に回転するローラー部材である請求項1乃至6の何れか一項に記載のシート搬送装置。
  8. 請求項1乃至7の何れか一項に記載のシート搬送装置と、
    前記シート搬送装置により搬送される前記シート部材に画像を形成する画像形成部と、
    を備える画像形成装置。
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