JP2017047856A - カウル - Google Patents

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英明 龍瀬
Hideaki Tatsuse
英明 龍瀬
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Abstract

【課題】歩行者保護性能とNV性能とを高く維持しつつも部品点数の増加を抑制できる。
【解決手段】カウル10は、フロントガラス30を支持する支持部材である。カウル10は、フロントガラス30を支持する上壁部12と、ダッシュパネル40に接続されている下壁部16と、上壁部12および下壁部16に結合されていて且つ、車両の後方Lに窪んだ側壁14とを備えたベース部材18を備えている。また、カウル10は、上壁部12、側壁14および下壁部16に結合されていて且つ、車幅方向に直交する面に沿った面を有する板状部材(上下リブ20)を備えている。また、カウル10は、側壁14のうち車両の上下方向における中央よりも下方側に選択的に結合されていて且つ、車両の上下方向(上方H)に直交する面に沿った面を有する板状部材(水平リブ22)を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両のフロントガラスを支持するカウルに関する。
車両のフロントガラスを支持するカウルには、歩行者保護性能と、振動および車内騒音を抑制する性能(NV性能)との一対の互いに背反する性能が同時に要求される。すなわち、歩行者保護の観点からは、カウルはつぶれやすい方が望ましい一方、NV性能の観点からは、カウルの剛性を高くしてフロントガラスの振動を抑制することが要求される。そこで従来、カウル本体の剛性を低くしたうえで、NV性能向上のために補強部材を設けるカウルが提案されている。
図3に、こうした従来のカウルを例示する。図3は、車幅方向中央における車幅方向に直交する断面を示す。図3に示すカウルは、カウルトップアウタ100がフロントガラス30を支持し、カウルリインフォースメント120がダッシュパネル40に接続され、カウルトップアウタ100とカウルリインフォースメント120との間にカウルインナー110が設けられている。そして、カウルトップアウタ100とカウルインナー110とには、NVブレース130が接続されている。ここで、NVブレース130は、カウルトップアウタ100、カウルインナー110、およびカウルリインフォースメント120よりも剛性が高い部材である。詳しくは、NVブレース130は、折れ曲がりやすい形状の鉄板にて構成されている。これにより、カウルトップアウタ100、カウルインナー110、およびカウルリインフォースメント120の剛性を下げて歩行者保護の要求を満たしつつも、NVブレース130によりNV性能を確保することができる。
また、従来のカウルとしては、特許文献1に記載されているものもある。これは、車幅方向に直交する断面がS字状のカウルパネルに、補強体を接続したものである(同文献1の図7)。詳しくは、補強体は、カウルパネルのうちフロントガラス側に接続されて車両の上下方向の下方に延びる第1補強部と、カウルパネルのうちダッシュパネル側に接続されて車両の上下方向の上方に延びる第2補強部と、第1補強部と第2補強部とを接続する振動減衰部材とを備えている。振動減衰部材は、NV性能を高める役割を担っている。
特開2014−151658号公報
ただし、図3に記載のカウルや特許文献1に記載のカウルは、NVブレース130や補強体がカウル本体とは別部材であるため、部品点数が増加する。
本発明は、そうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、歩行者保護性能とNV性能とを高く維持しつつも部品点数の増加を抑制できるようにしたカウルを提供することにある。
上記課題を解決するためのカウルは、フロントガラスを支持する上壁部、ダッシュパネルに接続される下壁部、および前記上壁部および前記下壁部に結合されていて車両前方から車両後方へと窪んだ側壁を備えるベース部材と、前記上壁部、前記下壁部、および前記側壁に結合されていて且つ、車幅方向に直交する面に沿った面を有する上下リブと、前記側壁に結合されていて且つ前記車両の上下方向に直交する面に沿った面を有する水平リブと、を備え、前記水平リブは、前記側壁のうちの前記車両の上下方向中央よりも下方側に結合されたものを含み、前記ベース部材、前記上下リブ、および前記水平リブは、樹脂にて形成されており、前記上下リブのうち前記車両の前方側の端部には、前記車両の後方側へ延びる切欠きが形成されている。
上記構成では、水平リブを備えることで、備えない場合と比較して、水平リブの面剛性のために、車両の前後方向および車幅方向によって張られる平面に平行な方向への変形に対して剛性が高められる。そして、水平リブは、側壁のうち車両の上下方向の中央よりも下側に配置されているものを含むため、ベース部材のうち下壁部付近が上記平行な方向に変形することを抑制することができる。このため、水平リブによって、ダッシュパネルが上記平行な方向に振動することを抑制することができる。また、上下リブによって、ベース部材が車両の上下方向に変形することを抑制することができる。このため、上下リブによって、フロントガラスが車両の上下方向に振動することを抑制することができる。しかも、上下リブに切欠きが形成されているために、フロントガラスを車両の上下方向の下方に変位させようとする衝撃荷重に対するカウルの耐性を低下させることができる。このため、歩行者がフロントガラスに接触する場合には、上下リブが変形するか割れるかすることによって、上壁部等が車両の上下方向の下方に変形することにより、歩行者に加わる衝撃を軽減させることができる。
このため、歩行者保護性能とNV性能とを高く維持することができる。しかも、ベース部材と上下リブと水平リブとが互いに結合された樹脂にて形成されているため、部品点数の増加を抑制することができる。したがって、上記構成によれば、歩行者保護性能とNV性能とを高く維持しつつも部品点数の増加を抑制できる。
一実施形態にかかるカウルを示す断面図。 同実施形態にかかるカウルを示す斜視図。 従来のカウルを示す断面図。
以下、カウルにかかる一実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1に、カウル10の断面図を示す。この断面は、車幅方向中央における車幅方向に直交する断面である。なお、図1には、車両の上下方向の上方Hおよび前後方向の後方Lを明示している。
カウル10は、フロントガラス30を支持する支持部材である。カウル10は、フロントガラス30を支持する上壁部12と、ダッシュパネル40に接続されている下壁部16と、上壁部12および下壁部16に接続されて且つ、後方Lに窪んだ側壁14とを備えたベース部材18を備えている。
図2に、カウル10の側面構成を示す。なお、図2において、車幅方向Wを明記している。
図2に示すように、カウル10は、上壁部12、側壁14および下壁部16に結合されていて且つ、車幅方向Wに直交する面に沿った面を有する板状部材(上下リブ20)を備えている。すなわち、上下リブ20は、上方Hおよび後方Lに平行な面を有する。上下リブ20は、車幅方向Wの中央、および中央の両側のそれぞれの合計3か所に設けられている。
また、カウル10は、側壁14のうち車両の上下方向の中央よりも下方側に選択的に結合されていて且つ、車両の上下方向(上方H)に直交する面に沿った面を有する板状部材(水平リブ22)を備えている。すなわち、水平リブ22は、車幅方向Wおよび後方Lに平行な面を有する。水平リブ22は、3個設けられている。
上記側壁14は、図1に示すように、第1側壁14aと第2側壁14bとを備える。ここで、第1側壁14aは、上壁部12から後方L且つ車両の上下方向の下方に延びる部分であり、フロントガラス30に対して角度αの方向に延びている。この角度αは、90°に近いことが望ましく、本実施形態では、「80°」程度を例示している。一方、第2側壁14bは、下壁部16から後方L且つ上方に延びる部分であり、水平リブ22は、第2側壁14bに結合されている。
上下リブ20には、車両の前方側の縁から後方L側に延びる切欠き21が形成されている。切欠き21は、上下リブ20のうち水平リブ22と結合している部分よりも上方Hに形成されている。切欠き21は、本実施形態では、上下リブ20のそれぞれに、3個ずつ形成されている。
上記カウル10は、樹脂製である。そして、ベース部材18と上下リブ20と水平リブ22とは、一体的に形成されている。これは、たとえば、カウル10をかたどった金型に、流動性を有する樹脂材料を流し込んで固めるいわゆる射出成形によって製造することができる。ちなみに、上壁部12、側壁14、下壁部16、上下リブ20および水平リブ22は、互いの結合部を除くと全て板状部材である。なお、それらの板厚は、たとえば「3mm」程度としてもよい。
ここで本実施形態の作用を説明する。
ダッシュパネル40が車両の前後方向および車幅方向Wによって張られる面に平行な方向に変位する場合、水平リブ22がその面に平行な方向で変形する。しかし、水平リブ22の面内剛性がダッシュパネル40の上記変位に抗する。このため、ダッシュパネル40が車両の前後方向および車幅方向Wに振動することは抑制される。なお、上記変位には、車両の上下方向を軸とする回転が含まれる。
フロントガラス30が車両の上下方向に変位する場合、ベース部材18が、上壁部12および下壁部16間の距離を縮めるように変形する。ただし、ベース部材18には、上下リブ20が設けられているため、設けられていない場合と比較して剛性が高められており、上壁部12および下壁部16間の距離を縮めることに抗する剛性を有する。このため、フロントガラス30が車両の上下方向に振動することは抑制される。
ただし、フロントガラス30に歩行者がぶつかるなど、車両の走行や内部機器の駆動等に起因した振動よりも強い衝撃が加えられる場合には、切欠き21のために、上下リブ20は、変形するか割れるかして、上壁部12等が車両の上下方向の下方に変形することに抗することができない。このため、歩行者に加わる衝撃が軽減される。
以上説明した本実施形態によれば、以下に記載する効果が得られるようになる。
(1)ベース部材18に上下リブ20および水平リブ22を結合させ、上下リブ20に切欠き21を形成した。これにより、歩行者保護性能とNV性能とを高く維持することができる。しかも、ベース部材18と上下リブ20と水平リブ22とが互いに結合された樹脂にて形成されているため、部品点数の増加を抑制することができる。したがって、本実施形態によれば、歩行者保護性能とNV性能とを高く維持しつつも部品点数の増加を抑制できる。
(2)カウル10を樹脂のみによって形成することにより、カウル10を軽量化することができる。このため、車両自体を軽量化させたり、重心位置を低下させたりすることができる。
(3)側壁14として、フロントガラス30に略直交する方向に延びる第1側壁14aを備えた。これにより、フロントガラス30の面に直交する方向と第1側壁14aとを略平行にすることができることから、フロントガラス30の変位方向を第1側壁14aを沿ったものとすることができる。このため、フロントガラス30の振動を抑制することが容易となる。
<その他の実施形態>
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・水平リブ22を、車両の上下方向における側壁14の中央よりも下側にのみ設けるものに限らない。たとえば、中央よりも上方にも設けてもよい。この場合であっても、切欠き21を、水平リブ22よりも車両の上下方向の上側に設けることが望ましい。もっとも、隣接する水平リブ22の間に、切欠き21を設けてもよい。
・上下リブ20や水平リブ22の数は、上記実施形態において例示したものに限らない。たとえば、上下リブ20を3個として水平リブ22を4個としてもよく、またたとえば上下リブ20を4個として水平リブ22を3個としてもよく、さらにたとえば上下リブ20および水平リブ22を4個ずつとしてもよい。
・上記実施形態では、ベース部材18や上下リブ20、水平リブ22の板厚を略一定とすることを想定したが、たとえば、部分的に板厚を薄くして板厚を不均一化してもよい。ここで、板厚を薄くする部分の位置を調整したり、薄くする部分の板厚を調整したりすることによって、カウル10の共振周波数を調整することができる。このため、板厚を薄くする部分の位置を調整したり、薄くする部分の板厚を調整したりすることによって、カウル10のNV性能を調整することができる。
10…カウル、12…上壁部、14…側壁、14a…第1側壁、14b…第2側壁、16…下壁部、18…ベース部材、20…上下リブ、21…切欠き、22…水平リブ、30…フロントガラス、40…ダッシュパネル、100…カウルトップアウタ、110…カウルインナー、120…カウルリインフォースメント、130…NVブレース。

Claims (1)

  1. フロントガラスを支持する上壁部、ダッシュパネルに接続される下壁部、および前記上壁部および前記下壁部に結合されていて車両前方から車両後方へと窪んだ側壁を備えるベース部材と、
    前記上壁部、前記下壁部、および前記側壁に結合されていて且つ、車幅方向に直交する面に沿った面を有する上下リブと、
    前記側壁に結合されていて且つ前記車両の上下方向に直交する面に沿った面を有する水平リブと、を備え、
    前記水平リブは、前記側壁のうちの前記車両の上下方向中央よりも下方側に結合されたものを含み、
    前記ベース部材、前記上下リブ、および前記水平リブは、樹脂にて形成されており、
    前記上下リブのうち前記車両の前方側の端部には、前記車両の後方側へ延びる切欠きが形成されているカウル。
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