JP2017045129A - 車載通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】プローブデータの送信による通信負荷及び送信先での処理負荷を適正化することが可能な車載通信装置を提供する。【解決手段】車外の装置との間で無線により通信する通信部を有し、車両の走行に関して計測された計測情報を前記通信部により周期的に車外装置へ送信する車載通信装置であって、前記通信部による前記計測情報の送信周期、又は前記計測情報の送信に使用する通信速度を制御する通信制御部を備える。これにより、車載通信装置側で車両個別の状況に応じて自律的に、計測情報(プローブデータ)を送信するための送信頻度又は通信速度が選択される。【選択図】図1
Description
本願は、車載通信装置から各種計測値を含む情報をプローブデータとして収集して道路交通情報又は地図情報を作成するシステムに関し、プローブデータの送信による通信負荷及び送信先での処理負荷を適正化することが可能な車載通信装置に関する。
昨今の自動車には可視光カメラ、近赤外線カメラ、ミリ波レーダ、赤外線レーザレーダ、超音波レーダ等、多様な計測装置が搭載されており、これらの計測装置による計測値を用いて運転支援を行なう先進運転支援システムが普及している。
複数の車両の車載通信装置から計測値を各プローブデータとしてサーバ装置が収集し、渋滞又は工事等の道路交通情報を作成する交通情報管理システムが実用化されている(特許文献1)。
また同様にして、複数の車両の車載通信装置から計測値(主にカメラで撮影された画像データ)をプローブデータとしてサーバ装置が収集し、地図情報を作成する地図作成システムも実用化されている(特許文献2)。
また上述の先進運転支援システムでは、計測装置による計測値を直接的に用いた制御のみならず、交通情報管理システムにて作成された道路交通情報、又は地図作成システムにて作成された地図情報に基づき最適なルート選定を自動的に行なう所謂テレマティクス・ナビゲーションシステムを実現することも想定されている。
特許文献1,2に開示されているシステムでは、一定の時間が経過する都度、又は、車両が一定の距離を走行する都度、プローブデータがサーバ装置へ送信され、送信の際に用いられる通信帯域も一定の帯域とする構成としている。特許文献2に開示されているように、プローブデータとして画像データが送信されるときは、サーバ装置の処理負荷及びサーバ装置との間の通信負荷が加重される。
特に交通事故が発生し、事故発生場所近辺に渋滞が発生した状況では、当該交通事故及び渋滞情報に関する情報は、可及的速やかにサーバ装置にて集約されて道路交通情報が作成され、各車両へ配信されることが望ましい。しかしながら、渋滞に含まれている多数の車両から上述のように夫々定期的に画像データが送信される構成では、事故発生箇所からの通信負荷が膨大となって更にサーバの処理負荷が加重され、道路交通情報の速やかな配信が困難になる。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、プローブデータの送信による通信負荷及び送信先での処理負荷を適正化することが可能な車載通信装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る車載通信装置は、車外の装置との間で無線により通信する通信部を有し、車両の走行に関して計測された計測情報を前記通信部により周期的に車外装置へ送信する車載通信装置であって、前記通信部による前記計測情報の送信周期、又は前記計測情報の送信に使用する通信速度を制御する通信制御部を備える。
なお本願は、このような特徴的な選択部を備える車載通信装置として実現することができるだけでなく、かかる特徴的な処理をステップとするプローブデータ送信方法として実現したり、かかるステップをコンピュータに実現させるためのプログラムとして実現したりすることができる。また車載通信装置の処理の一部又は全部を実現する半導体集積回路として実現したり、車載通信装置と他装置とが連携して機能を発揮する他のシステムとして実現したりすることができる。
上記によれば、車載通信装置側で、プローブデータのアップロードにおける通信負荷及びアップロード先での処理負荷を適正化することが可能な車載通信装置を提供することが可能となる。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。また、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。また、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
(1)本発明の一態様に係る車載通信装置は、車外の装置との間で無線により通信する通信部を有し、車両の走行に関して計測された計測情報を前記通信部により周期的に車外装置へ送信する車載通信装置であって、前記通信部による前記計測情報の送信周期、又は前記計測情報の送信に使用する通信速度を制御する通信制御部を備える。
本願にあっては、車載通信装置側で車両個別の状況に応じて自律的に、計測情報(プローブデータ)を送信するための送信頻度又は通信速度が選択される。
(2)本発明の一態様に係る車載通信装置は、前記車両の走行状況を特定する走行状況特定部を更に備え、前記通信制御部は、該走行状況特定部が特定した走行状況に応じて前記計測情報の優先度を決定し、決定した優先度に予め対応付けてある送信周期又は通信速度を決定する。
本願にあっては、自車の状況に基づき自車から送信する情報の優先度が決定され、決定された優先度に基づいて送信頻度又は通信速度が選択される。
(3)本発明の一態様に係る車載通信装置は、前記通信制御部は、前記通信部により車外から受信した受信情報に基づき前記送信周期又は通信速度を決定する。
本願にあっては、車外に設置されている通信装置から得られる情報に基づいて車両個別の状況が判別され、判別結果に応じて送信頻度又は通信速度が選択される。
(4)本発明の一態様に係る車載通信装置は、前記通信部により、道路交通情報を前記受信情報として受信し、前記車両の走行位置情報を取得する取得部を更に備え、前記通信制御部は、取得した走行位置情報及び受信した前記道路交通情報に基づき、前記車両が渋滞区域を走行中であると特定した場合、非渋滞区域を走行中である場合よりも短い送信周期又は速い通信速度に決定する。
本願にあっては、車両が走行している道路が渋滞区域であるか又は非渋滞区域であるか判別結果に応じて送信周期及び通信速度が選択される。渋滞区域という車両が比較的多い道路を走行中の車両からのプローブデータの送信頻度が高められるか、又は通信速度が高められる。なお逆に車両が比較的少ない道路を走行中の車両からのプローブデータの送信頻度が高められるか、通信速度が高められるようにしてもよい。
(5)本発明の一態様に係る車載通信装置は、前記通信制御部は、車内で計測された前記計測情報に基づき前記送信頻度又は通信速度を決定する。
本願にあっては、車両内で通信される情報に基づいて車両個別の状況が判別され、判別結果に応じて送信頻度又は通信速度が選択される。
(6)本発明の一態様に係る車載通信装置は、前記通信制御部は、前記車両の走行速度に応じて、送信周期又は通信速度を決定する。
本願にあっては、車両内で通信される情報に基づいて車両の速度が判別され、車速に応じて送信頻度又は通信速度が選択される。
(7)本発明の一態様に係る車載通信装置は、他の車両に搭載されている通信装置と無線により通信する車車間通信部を更に備え、前記通信制御部は、前記車車間通信部にて送受信される情報に基づき前記送信周期又は通信速度を決定する。
本願にあっては、他車両との間で通信される情報に基づいて車群の状況が判別され、判別された結果に応じて通信量、通信頻度、又は通信速度が選択される。
(8)本発明の一態様に係る車載通信装置は、前記通信制御部は、前記車車間通信部にて通信可能な通信装置の数に応じて、送信周期又は通信速度を決定する。
本願にあっては、自車を含む車群に含まれる車両数に基づいて通信量、通信頻度、又は通信速度が選択される。
(9)本発明の一態様に係る通信システムは、車外に設置されているサーバ装置と、該サーバ装置との間で無線により通信する通信部を有し、車両の走行に関して計測された計測情報を前記通信部により周期的に車外装置へ送信する車載通信装置とを含む通信システムであって、前記車載通信装置は、前記サーバ装置から受信する道路交通情報に基づき、前記通信部による前記計測情報の送信周期、又は前記計測情報の送信に使用する通信速度を制御する通信制御部を備える。
本願にあっては、車両が走行している道路の交通情報に基づいて送信周期及び通信速度が選択される。プローブデータの用途により、車両数が比較的多い区域からの情報を優先的に送信すべきか、車両数が比較的少ない区域からの情報を優先的に送信すべきかが車載通信装置側で自律的に判断される。
(10)本発明の一態様に係るコンピュータプログラムは、車外の装置との間で無線により通信する通信部を有して車両に搭載されるコンピュータに、車両の走行に関して計測された計測情報を前記通信部により周期的に車外装置へ送信させるコンピュータプログラムであって、前記通信部による前記計測情報の送信周期、又は前記計測情報の送信に使用する通信速度を制御させる。
コンピュータは、車両個別の状況に応じて自律的に、計測情報(プローブデータ)を送信するための送信頻度又は通信速度を選択する。
[本発明の実施形態の詳細]
本発明の実施形態に係る車載通信装置の具体例を、以下図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施形態に係る車載通信装置の具体例を、以下図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係るテレマティクスシステムの構成を示す説明図である。実施の形態1におけるテレマティクスシステムは、複数の車両V及び各車両Vに搭載されている車載通信装置1、及びテレマティクスサーバ2を含む。またテレマティクスシステムは、車載通信装置1及びテレマティクスサーバ2の間の通信を仲介する基地局31及びキャリアサーバ32を備える通信キャリアのネットワークNを含む。
図1は、実施の形態1に係るテレマティクスシステムの構成を示す説明図である。実施の形態1におけるテレマティクスシステムは、複数の車両V及び各車両Vに搭載されている車載通信装置1、及びテレマティクスサーバ2を含む。またテレマティクスシステムは、車載通信装置1及びテレマティクスサーバ2の間の通信を仲介する基地局31及びキャリアサーバ32を備える通信キャリアのネットワークNを含む。
ネットワークNは、異なる形式又は通信速度(例えば次世代、及び次々世代高速携帯通信規格)を各実現する無線通信システムを含む。更に無線LAN用アクセスポイント及び通信網を備える無線通信システムを含んでもよい。
車両Vに搭載されている車載通信装置1は、搭載されている計測装置で計測したデータをプローブデータとしてネットワークNを介してテレマティクスサーバ2へアップロードする。また、車載通信装置1は、ネットワークNを介してテレマティクスサーバ2へ地図情報又は道路交通情報等の情報を要求し、要求に応じてテレマティクスサーバ2から送信される情報をダウンロードにより取得する。これにより、各車両Vで計測したデータ(例えば、位置情報、車速、カメラで撮影された画像等)に基づいて車両Vが走行中の道路の交通状況をテレマティクスサーバ2にて判別することができ、また、最新の地図の作成がテレマティクスサーバ2にて可能になる。
図2は、実施の形態1における車載通信装置1の内部構成を示すブロック図である。車載通信装置1は、制御部10、記憶部11、車外通信部13、車内通信部14、及び車車間通信部15を備える。
制御部10はマイクロコントローラを用いる。制御部10は、CPU(Central Processing Unit )、内部メモリ、クロック、及び通信コントローラ等を含み、外部メモリである記憶部11に記憶される通信制御プログラム1Pに基づき各構成部を制御する。
記憶部11はフラッシュメモリを用いる。記憶部11は、制御部10が処理中に参照する各種データ、設定情報111及び通信制御プログラム1Pを記憶している。制御部10は記憶部11を参照して各種情報及びプログラムの読み出しが可能である。
車外通信部13は、ネットワークNの基地局31との間で無線通信を実現する通信モジュールを用いる。また車外通信部13は、通信モジュールによる通信が可能な帯域内での上限速度を複数段階で制御する帯域制御機能を含む。なお車外通信部13は、複数の異なる通信速度に夫々対応する第1通信規格131〜第3通信規格133から選択して通信が可能な構成としてもよい。
車内通信部14は、CANトランシーバ又はEthernet(登録商標)ネットワークカード等の通信デバイスを用いる。車内通信部14は、制御部10の通信コントローラの機能に基づき車内通信バス4へ所定の通信プロトコルに基づいて情報を送受信する。
車車間通信部15は、無線通信を実現する通信モジュールを用いる。車車間通信部は例えば無線LAN、次世代通信規格、又はITS(Intelligent Transport Systems )無線の通信規格を用いる。制御部10は、車車間通信部15の通信範囲に存在する他の車両と情報の送受信が可能である。
また車載通信装置1は図2に示すように、車内通信バス4を介して画像処理ECU5と接続されており、画像処理ECU5との間で情報を送受信することが可能である。画像処理ECU5には、車両の前方へ向けて設けられているカメラ51が接続されている。カメラ51は、近赤外線カメラを用いる。カメラ51では所定周期で撮像がされている。なおカメラ51は、2つの近赤外線カメラを用いてステレオカメラの構成としてもよい。カメラ51は、前方へ向けて設けられている構成に限らず、後方へ向けて設けられてもよく、進行方向に対して左方、又は右方へ向けて設けられてもよい。またカメラ51は、前方、後方、左方、及び右方へ夫々設けられた複数のカメラから構成されてもよい。
画像処理ECU5は、カメラ51から得られる画像に所定の画像処理を実行し、必要な場合は符号化処理を行なう。画像処理ECU5は、カメラから画像を取得する都度、取得した画像の画像データを車載通信装置1へ送信する。画像処理ECU5はその他、他の車両又は歩行者等の検知対象物を画像から検知したか否かの検知を行なうようにしてもよい。この場合画像処理ECU5は、検知結果を画像データと共に車載通信装置1へ送信するようにしてもよい。
車載通信装置1は、画像処理ECU5のみならず他のECUと車内通信バス4を介して接続し、車両Vに搭載されている他の計測装置からの計測値を取得する。他の計測装置とは例えば、ミリ波レーダ、近赤外線レーザレーダ又は超音波レーダ等の前方又は後方車両との間の測距装置でもよい。または計測装置は、GPS(Global Positioning System )受信部を含んで位置情報を計測する装置でもよい。更に計測装置は、車両Vの走行制御装置に係る車速、ブレーキ(制動)回数、ヨーレート等に係るセンサ又は該センサから計測値を入力する他のECUであってもよい。車載通信装置1は、他の計測装置から周期的に送信される計測値を車内通信部14により受信して制御部10の内部メモリに一時的に記憶する。
車載通信装置1は、車内通信バス4を介して得られる計測値を車外通信部13から受信すると、制御部10の内部メモリに計測値を一時記憶し、車外通信部13によりプローブデータとしてテレマティクスサーバ2宛てに送信する。そして車載通信装置1は、自車両及び他車両から送信された各種計測値を含むプローブデータに基づきテレマティクスサーバ2にて作成された道路交通情報又は地図情報を車外通信部13から受信する。車載通信装置1は、受信した道路交通情報又は地図情報を車内通信バス4へ送信する。これにより車内通信バス4を介して情報を取得することができる他のECUが、道路交通情報又は地図情報を利用可能である。例えばナビゲーションシステムに係る他のECUが、道路交通情報を取得して渋滞情報を地図上に表示することができ、更に、地図を更新することができる。また例えば先進運転支援に係る他のECUが、道路交通情報に含まれる渋滞情報、工事規制情報又は交通量の多少(混雑具合)に基づいて最も適切なルートを選択することが可能になる。
このように構成されるテレマティクスシステムにおいて、実施の形態1では、プローブデータを先進運転支援に係る制御のために用いることとする。そして実施の形態1における車載通信装置1はプローブデータの送信周期を車両Vの走行状況に応じて決定するか、又は車外通信部13における通信帯域(通信速度)を決定する。なお送信周期は、初期的には記憶部11に初期設定周期として記憶されているものが用いられる。通信帯域も同様に、初期的には記憶部11に初期通信帯域として記憶されているものが用いられる。そして送信周期及び通信帯域の決定を行なう契機として実施の形態1における車載通信装置1では、テレマティクスサーバ2から受信する道路交通情報に基づく車両Vの走行道路の状況が用いられる。
変更される送信周期及び選定される通信帯域は、予め設定情報111として記憶部11に記憶されている。設定情報111には、複数段階の送信周期の長さと複数段階の通信帯域とが夫々含まれる。複数段階の送信周期とは例えば、最短である5秒、次に短い10秒、中程度の30秒、最長である5分、次に長い2分、のように複数段階で設定されている。複数段階の通信帯域とは例えば、車外通信部13により使用することが可能な通信帯域の範囲内での上限速度である。車外通信部14が送信時(上り)最大50Mbpsまで使用可能である場合、最広帯域で50Mbps、次に広帯域で30Mbps、中程度の20Mbps、最狭帯域で5Mbps、次に狭い帯域で10Mbps、のように複数段階で設定されている。最大通信速度が異なる通信規格131〜133のいずれを用いて通信するかが設定されていてもよい。
図3及び図4は、実施の形態1における車載通信装置1による通信制御手順の一例を示すフローチャートである。なお図3及び図4のフローチャートに示す処理手順は、プローブデータの用途が先進運転支援に係るものである場合の手順の一例である。
制御部10は、車外通信部13により道路交通情報を受信する(ステップS101)。制御部10は、車内通信部14により車両V(自車)の位置情報を取得する(ステップS102)。
制御部10は、取得した位置情報が示す車両Vの位置と、受信した道路交通情報とに基づき、車両Vが走行している区域を判別する(ステップS103)。走行している区域とは例えば「工事規制区域」「渋滞区域(一般道路及び交通道路)」「交通速度が速い高速道路」「交通量が適量である区域」「交通量が少ない区域」である。
制御部10は、判別した区域が前回判別した区域と異なるか否かを判断し(ステップS104)、異なると判断された場合(S104:YES)、判別した区域の識別情報を内部メモリに記憶する(ステップS105)。ステップS104にて同一であると判断された場合(S104:NO)、通信制御についてはそのまま処理を終了する。
制御部10は、ステップ105の処理の後、判別した区域が「工事規制区域」であるか否かを判断する(ステップS106)。「工事規制区域」であると判断された場合(ステップ106:YES)、車両Vはプローブデータが最も必要な「工事規制区域」を走行している。したがって制御部10は、記憶部11の設定情報111を参照して送信周期を「最短」と決定し(ステップS107)、通信帯域を「最広」と決定し(ステップS108)、通信制御処理を終了する。
ステップS106にて、判別した区域が「工事規制区域」でないと判断された場合(S106:NO)、制御部10は判別した区域が「渋滞区域」であるか否かを判断する(ステップS109)。「渋滞区域」であると判断された場合(ステップS109:YES)、制御部10は記憶部11の設定情報111を参照して送信周期を「短」と決定し(ステップS110)、通信帯域を「広」と決定し(ステップS111)、通信制御処理を終了する。
ステップS109にて、判別した区域が「渋滞区域」でないと判断された場合(S109:NO)、制御部10は判別した区域が「交通速度が速い高速道路」であるか否かを判断する(ステップS112)。「交通速度が速い高速道路」であると判断された場合(S112:YES)、制御部10は記憶部11の設定情報111を参照して送信周期を「中」と決定し(ステップS113)、通信帯域を「中」と決定し(ステップS114)、通信制御処理を終了する。
ステップS112にて、判別した区域が「交通速度が速い高速道路」でないと判断された場合(S112:NO)、制御部10は判別した区域が「交通量が適量である区域」であるか否かを判断する(ステップS115)。「交通量が適量である区域」であると判断された場合(S115:YES)、制御部10は記憶部11の設定情報111を参照して送信周期を「長」と決定し(ステップS116)、通信帯域を「狭」と決定し(ステップS117)、通信制御処理を終了する。
ステップS115にて、判別した区域が「交通量が適量である区域」でないと判断された場合(S115:NO)、制御部10は判別した区域が「交通量が少ない区域」であるか否かを判断する(ステップS118)。「交通量が少ない区域」であると判断された場合(S118:YES)、制御部10は記憶部11の設定情報111を参照して送信周期を「最長」と決定し(ステップS119)、通信帯域を「最狭」と決定し(ステップS120)、通信制御処理を終了する。
ステップS118にて、判別した区域が「交通量が少ない区域」でないと判断された場合(S118:NO)、制御部10はそのまま通信制御処理を終了する。車両Vは送信周期、又は通信帯域を制御するべき状況にないからである。
図3及び図4のフローチャートに示した処理手順は、ステップS1により車載通信装置1の制御部10が車外通信部13により道路交通情報を取得する都度実行される。そして図3のフローチャートに示した処理手順により、送信周期及び通信帯域を決定する処理が行なわれた場合、制御部10は以後、決定された送信周期及び通信帯域により、車外通信部14からのプローブデータの周期的送信を実行する。
なお図3及び図4のフローチャートに示した例は一例である。即ち判別された走行区域と、それに応じて決定される送信周期及び通信帯域とは一例であって、他の組み合わせであってもよい。ただし、プローブデータの用途が先進運転支援に係るものである場合、「工事規制区域」、「(交通量が多い)渋滞区域」又は「交通速度が速い高速道路」を走行している他の車両Vの走行制御に用いる情報については情報を可及的に速やかに更新したい。したがってこれらの区域を走行している車両Vからのプローブデータはより多く送信されるように、送信周期及び通信帯域が決定されることが望ましい。
このように、車両Vに搭載されている車載通信装置1側で自律的に、プローブデータの送信周期及び使用通信帯域(上限速度)を決定する。これにより、車両V側で走行状況に応じて即時的に適切な送信周期及び通信速度に調整することができる。そして混雑領域で通信負荷が過加重となること、テレマティクスサーバ2側での処理負荷が過加重となることを回避することが可能になる。
(実施の形態2)
実施の形態2における車載通信装置1は、車両V(自車)からのプローブデータの送信の優先度を決定し、優先度に予め対応付けられている値を用いて送信周期及び通信帯域として決定する。実施の形態1における車載通信装置1の構成は、設定情報111に記憶されている内容及び以下に示す詳細な処理手順以外は実施の形態1における車載通信装置1と共通する。したがって共通する構成には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
実施の形態2における車載通信装置1は、車両V(自車)からのプローブデータの送信の優先度を決定し、優先度に予め対応付けられている値を用いて送信周期及び通信帯域として決定する。実施の形態1における車載通信装置1の構成は、設定情報111に記憶されている内容及び以下に示す詳細な処理手順以外は実施の形態1における車載通信装置1と共通する。したがって共通する構成には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
また実施の形態2におけるテレマティクスシステムではプローブデータを地図更新用途で用いる。したがってプローブデータの内容は画像データとする。地図更新用途であるから交通量が多い「工事規制区域」又は「渋滞区域」を走行中の車両Vからのプローブデータは他と重複する可能性が高いので優先度は低くし、より交通量が少ない区域を走行中である車両Vからの送信の優先度を高くする。
図5は、実施の形態2の設定情報111に含まれる優先度情報の内容例を示す説明図である。図5に示すように、実施の形態2では、複数段階の優先度(最高、高、中、低、最低)に対応付けて送信周期及び通信帯域が設定情報111として記憶されている。
図6は、実施の形態2における車載通信装置1による通信制御手順の一例を示すフローチャートである。なお以下に示す処理手順の内、実施の形態1の図3及び図4のフローチャートに示した手順と共通する手順については同一のステップ番号を付して詳細な説明を省略する。
制御部10は、ステップ105の処理の後、判別した区域が「渋滞区域」であるか否かを判断する(ステップS201)。「渋滞区域」であると判断された場合(ステップ201:YES)、車両Vは交通量が多い区域を走行している。したがって制御部10は、車両Vからのプローブデータの優先度を「低」と決定する(ステップS202)。制御部10は、決定した優先度「低」に対応付けられている送信周期及び通信帯域を設定情報111に基づき決定し(ステップS203)、通信制御処理を終了する。
ステップS201で、「渋滞区域」でないと判断された場合(ステップS201:NO)、制御部10は、判別した区域が「交通速度が速い高速道路」であるか、又は「交通量が適量である区域」であるか否かを判断する(ステップS204)。「交通速度が速い高速道路」であるか、又は「交通量が適量である区域」であると判断された場合(S204:YES)、制御部10は、車両Vからのプローブデータの優先度を「中」と決定する(ステップS205)。制御部10は、決定した優先度「中」に対応付けられている送信周期及び通信帯域を設定情報111に基づき決定し(ステップS206)、通信制御処理を終了する。
ステップS204で、「交通速度が速い高速道路」でも、又は「交通量が適量である区域」でもないと判断された場合(S204:NO)、制御部10は判別した区域が「交通量が少ない区域」であるか否かを判断する(ステップS207)。「交通量が少ない区域」であると判断された場合(S207:YES)、制御部10は、車両Vからのプローブデータの優先度を「高」と決定する(ステップS208)。制御部10は、決定した優先度「高」に対応付けられている送信周期及び通信帯域を設定情報111に基づき決定し(ステップS209)、通信制御処理を終了する。
ステップS207で、判別した区域が「交通量が少ない領域」でないと判断された場合(S207:NO)、制御部10はそのまま通信制御処理を終了する。車両Vは地図更新用途のプローブデータの送信周期又は通信帯域を制御するべき状況ではなないその他の状況にある。例えば「工事規制区域」は一時的に設定される情報なので、地図の更新対象として利用される情報ではなく、プローブデータの送信周期又は通信帯域を変更しなくともよい。
このように、車両Vに搭載されている車載通信装置1側で自律的に、プローブデータの用途に応じた状況別に優先度を決定する。優先度が高いデータほど送信周期は短く、使用通信帯域(上限速度)は広く決定されるが、用途によってデータの優先度は変化する。したがって図5に示したように優先度の高低に応じて送信周期及び使用通信帯域を記憶しておくことで、用途に応じて優先度を決定するという判断処理によって送信周期及び通信帯域が定まる。用途及び状況別に、その都度送信周期及び通信帯域を定める構成と比較して、処理負荷が軽減される。このようにして車両V側で走行状況に応じて即時的に適切な送信周期及び通信速度に調整することができる。そして不要な情報の送信によって通信負荷が過加重となること、テレマティクスサーバ2側での処理負荷が過加重となることを回避することが可能になる。特に実施の形態2ではプローブデータの用途を地図更新とし、地図更新に用いられるプローブデータに含まれる画像データは通信量が他の種類のデータよりも比較的大きい。したがって車両V側で適切な送信周期又は通信帯域とすることにより、通信負荷及び処理負荷を適正化できる。
このように実施の形態1及び2では、交通量が比較的多い区域を走行中の車両Vからのプローブデータの送信周期を一方では「短」、且つ通信帯域を「広」と決定し、他方では送信周期を「長」、且つ通信帯域を「狭」と決定した。これはプローブデータの用途によりプローブデータの優先度が異なるからであるが、用途によって必要なデータの内容も異なる場合がある。そこでプローブデータをその内容の種類に分けて車載通信装置1から送信される構成とし、1つの種類のプローブデータについては送信周期を「短」、且つ通信帯域を「広」と決定し、他の種類のプローブデータについて送信周期を「長」、且つ通信帯域を「狭」と決定するようにしてもよい。
(実施の形態3)
実施の形態3における車載通信装置1は、送信周期及び通信帯域の決定を行なう契機として、車内通信バス4を介して取得する情報から推定される車両Vの走行状況を用いる。実施の形態3における車載通信装置1の構成は、以下に示す詳細な処理手順以外は実施の形態1における車載通信装置1と共通する。したがって共通する構成には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
実施の形態3における車載通信装置1は、送信周期及び通信帯域の決定を行なう契機として、車内通信バス4を介して取得する情報から推定される車両Vの走行状況を用いる。実施の形態3における車載通信装置1の構成は、以下に示す詳細な処理手順以外は実施の形態1における車載通信装置1と共通する。したがって共通する構成には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
実施の形態3におけるテレマティクスシステムではプローブデータを地図更新用途で用いる。したがってプローブデータの内容は画像データとする。地図更新用途であるから、見通しが良く地図精度を高める画像データを得られる状況では、送信頻度を低下させる。見通しが良い状況とは、交通速度が速い道路を走行している状況、交通量が少ない道路を適切なスピードで走行している状況である。そのような状況であることを推定するための情報としては例えば車両Vの走行速度が用いられる。その他、一定時間当たりの制動回数であってもよい。
図7は、実施の形態3における車載通信装置1による通信制御手順の一例を示すフローチャートである。制御部10は走行中に以下に示す処理手順を、例えば一定時間(例えば5秒)が経過する都度、又は、プローブデータを送信する周期が到来する都度、実行する。
制御部10は、車内通信部14により車両V(自車)の走行速度を取得し(ステップS301)、取得した走行速度が「低速(停止含む)」「中速」「高速」のいずれの範囲にあるかを判別する(ステップS302)。「低速」、「中速」及び「高速」の範囲は夫々、記憶部11に範囲を示す所定速度が記憶されている。制御部10は、判別した速度範囲が前回判別した速度範囲と異なるか否かを判断し(ステップS303)、異なると判断された場合(S303:YES)、判別した速度範囲の識別情報を内部メモリに記憶する(ステップS304)。ステップS303にて同一であると判断された場合(S303:NO)、通信制御についてはそのまま処理を終了する。
制御部10はステップS304の処理の後、判別した速度範囲が「低速」範囲であるか否かを判断する(ステップS305)。「低速」範囲であると判断された場合(S305:YES)、車両Vからは見通しが悪い状況であることが推測される。制御部10は、記憶部11の設定情報111を参照して送信周期を「短」と決定し(ステップS306)、通信帯域を「広」と決定し(ステップS307)、通信制御処理を終了する。
ステップS305にて、判別した速度範囲が「低速」範囲でないと判断された場合(S305:NO)、制御部10は判別した速度範囲が「中速」範囲であるか否かを判断する(ステップS308)。「中速」範囲であると判断された場合(S308:YES)、制御部10は、記憶部11の設定情報111を参照して送信周期を「中」と決定し(ステップS309)、通信帯域を「中」と決定し(ステップS310)、通信制御処理を終了する。
ステップS308にて、判別した速度範囲が「中速」範囲でないと判断された場合(S308:NO)、車両Vの走行速度は「高速」範囲である。したがって制御部10は、記憶部11の設定情報111を参照して送信周期を「長」と決定し(ステップS311)、通信帯域を「狭」と決定し(ステップS312)、通信制御処理を終了する。
図7のフローチャートで示した処理手順では、車両Vの走行速度に基づいて通信制御を行なうこととしたがこれに限らないことは勿論である。制動回数を用いる場合であれば、制動回数が所定回数よりも多いときは見通しが悪い状況であることが推測されるから送信周期を「短」と決定し、通信帯域を「広」と決定する。制動回数が所定回数以下であるときは送信周期を「長」と決定し、通信帯域を「狭」と決定する。操舵角を用いる場合であれば、操舵角が所定角度よりも大きいときはカメラ51から得られる情報は大きく変化することが推測されるから送信周期を「短」と決定し、通信帯域を「広」と決定する。操舵角が所定角度以下であるときは送信周期を「長」と決定し、通信帯域を「狭」と決定する。
このように、車両Vに搭載されている車載通信装置1側で自律的に、車内で得られる情報から判別される車両Vの走行状況に応じて即時的に適切な送信周期及び通信速度(上限速度)となるように調整することができる。地図更新に用いる画像データを車両Vから過度に送信することによって通信負荷が過加重となること、テレマティクスサーバ2側での処理負荷が過加重となることを回避することが可能になる。
(実施の形態4)
実施の形態4における車載通信装置1は、送信周期及び通信帯域の決定を行なう契機として、車車間通信部15により取得する情報から推定される車両Vを取り巻く車群の状況を用いる。実施の形態3における車載通信装置1の構成は、以下に示す詳細な処理手順以外は実施の形態1における車載通信装置1と共通する。したがって共通する構成には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
実施の形態4における車載通信装置1は、送信周期及び通信帯域の決定を行なう契機として、車車間通信部15により取得する情報から推定される車両Vを取り巻く車群の状況を用いる。実施の形態3における車載通信装置1の構成は、以下に示す詳細な処理手順以外は実施の形態1における車載通信装置1と共通する。したがって共通する構成には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
実施の形態4におけるテレマティクスシステムではプローブデータを先進運転支援用途で用いる。先進運転支援用途であるから、混雑を回避して最適なルートを選定するため、混雑した車両数が多い状況で走行している車両Vからの送信頻度が高められる。そのような状況であることを推定するため、車車間通信部15により取得される情報として、車群に含まれる車両数の数が用いられる。
図8は、実施の形態4における車載通信装置1による通信制御手順の一例を示すフローチャートである。制御部10は走行中に以下に示す処理手順を、例えば一定時間(例えば5秒)が経過する都度、又は、プローブデータを送信する周期が到来する都度、実行する。
制御部10は、車車間通信部15により車両V(自車)を含む車群の車両数を取得する(ステップS401)。車両数は、車車間通信部15により確立できた他の車両Vとの接続の数として取得される。
制御部10は、取得した車両数が「多数」「中程度」「少数(ゼロ含む)」のいずれの範囲であるかを判別する(ステップS402)。「多数」、「中程度」及び「少数」の範囲は夫々、記憶部11に範囲を示す所定車両数が記憶されている。制御部10は、判別した車両数範囲が前回判別した車両数範囲と異なるか否かを判断し(ステップS403)、異なると判断された場合(S403:YES)、判別した車両数範囲の識別情報を内部メモリに記憶する(ステップS404)。ステップS403にて同一であると判断された場合(S403:NO)、通信制御についてはそのまま処理を終了する。
制御部10はステップS404の処理の後、判別した車両数範囲が「多数」範囲であるか否かを判断する(ステップS405)。「多数」範囲であると判断された場合(S405:YES)、車両Vは多くの車両が走行している混雑の中走行している状況であることが推測される。制御部10は、記憶部11の設定情報111を参照して送信周期を「短」と決定し(ステップS406)、通信帯域を「広」と決定し(ステップS407)、通信制御処理を終了する。
ステップS405にて、判別した車両数範囲が「多数」範囲でないと判断された場合(S405:NO)、制御部10は判別した車両数範囲が「中程度」範囲であるか否かを判断する(ステップS408)。「中程度」範囲であると判断された場合(S408:YES)、制御部10は、記憶部11の設定情報111を参照して送信周期を「中」と決定し(ステップS409)、通信帯域を「中」と決定し(ステップS410)、通信制御処理を終了する。
ステップS408にて、判別した車両数範囲が「中程度」範囲でないと判断された場合(S408:NO)、車両Vが含まれる車群の車両数は「少数」範囲である。したがって制御部10は、記憶部11の設定情報111を参照して送信周期を「長」と決定し(ステップS411)、通信帯域を「狭」と決定し(ステップS412)、通信制御処理を終了する。
図8のフローチャートで示した処理手順では、車両Vを含む車群の車両数に基づいて通信制御を行なうこととしたがこれに限らないことは勿論である。
このように、車両Vに搭載されている車載通信装置1側で自律的に、車車間通信により得られる情報から判別される車両Vの走行状況に応じて即時的に適切な送信周期及び通信速度(上限速度)となるように調整することができる。先進運転支援に用いるプローブデータの通信量を適切にすることができる。
このように、
1 車載通信装置
10 制御部(通信制御部)
11 記憶部
111 設定情報
1P 通信制御プログラム
13 車外通信部(通信部)
131 第1通信規格
132 第2通信規格
133 第3通信規格
14 車内通信部(取得部)
15 車車間通信部
2 テレマティクスサーバ(サーバ装置)
31 基地局
32 キャリアサーバ
4 車内通信バス
5 画像処理ECU
51 カメラ
N ネットワーク
V 車両
10 制御部(通信制御部)
11 記憶部
111 設定情報
1P 通信制御プログラム
13 車外通信部(通信部)
131 第1通信規格
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133 第3通信規格
14 車内通信部(取得部)
15 車車間通信部
2 テレマティクスサーバ(サーバ装置)
31 基地局
32 キャリアサーバ
4 車内通信バス
5 画像処理ECU
51 カメラ
N ネットワーク
V 車両
Claims (8)
- 車外の装置との間で無線により通信する通信部を有し、車両の走行に関して計測された計測情報を前記通信部により周期的に車外装置へ送信する車載通信装置であって、
前記通信部による前記計測情報の送信周期、又は前記計測情報の送信に使用する通信速度を制御する通信制御部
を備えることを特徴とする車載通信装置。 - 前記車両の走行状況を特定する走行状況特定部を更に備え、
前記通信制御部は、該走行状況特定部が特定した走行状況に応じて前記計測情報の優先度を決定し、決定した優先度に予め対応付けてある送信周期又は通信速度を決定する
ことを特徴とする請求項1に記載の車載通信装置。 - 前記通信制御部は、前記通信部により車外から受信した受信情報に基づき前記送信周期又は通信速度を決定する
ことを特徴とする請求項1に記載の車載通信装置。 - 前記通信部により、道路交通情報を前記受信情報として受信し、
前記車両の走行位置情報を取得する取得部を更に備え、
前記通信制御部は、取得した走行位置情報及び受信した前記道路交通情報に基づき、前記車両が渋滞区域を走行中であると特定した場合、非渋滞区域を走行中である場合よりも短い送信周期又は速い通信速度に決定する
ことを特徴とする請求項3に記載の車載通信装置。 - 前記通信制御部は、車内で計測された前記計測情報に基づき前記送信頻度又は通信速度を決定する
ことを特徴とする請求項1に記載の車載通信装置。 - 前記通信制御部は、前記車両の走行速度に応じて、送信周期又は通信速度を決定する
ことを特徴とする請求項5に記載の車載通信装置。 - 他の車両に搭載されている通信装置と無線により通信する車車間通信部を更に備え、
前記通信制御部は、前記車車間通信部にて送受信される情報に基づき前記送信周期又は通信速度を決定する
ことを特徴とする請求項1に記載の車載通信装置。 - 前記通信制御部は、前記車車間通信部にて通信可能な通信装置の数に応じて、送信周期又は通信速度を決定する
ことを特徴とする請求項7に記載の車載通信装置。
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