JP2017040312A - 減速装置 - Google Patents

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Shintaro Ishikawa
慎太朗 石川
川合 正浩
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正浩 川合
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Abstract

【課題】保持器部のポケットの内周縁部とローラとの接触による摩擦損失を抑制する減速装置を提供する。
【解決手段】入力軸2と同軸上に配置された出力軸3の軸端部に内歯車4と偏心円板8間で回転可能な保持器部15を設け、その保持器部15に内歯車4の歯13より一つ少ない数若しくは一つ多い数のポケット17を形成し、ポケット17のそれぞれ内部にローラ21を収容し、入力軸2と共に回転する偏心円板8の回転により、その偏心円板8に嵌合した転がり軸受12でローラ21を押圧して歯13に順次噛合させ、入力軸2の一回転当たりにローラ21を歯13の一歯分周方向に移動させて出力軸3を減速回転させる。ポケット17の軸方向側内縁部22にローラ21の端面に接する軸方向側突起部24を形成し、ポケット21の周方向側内縁部23にローラ21の外周面に接する周方向突起部25を形成して、ポケット17の内周縁部とローラ21との接触による摩擦損失を抑制する。
【選択図】図1

Description

この発明は、内歯車の内周に形成された内歯に、その内歯の数と異なる数のローラを順次噛合させて入力軸の回転を出力軸に減速して伝達するローラ式の減速装置に関する。
一般に、DCモータ等の駆動源から駆動力を受けた入力軸の回転を減速して出力軸に伝達し、出力軸に接続した相手機械を駆動する装置として、減速装置が知られている。
このような減速装置としては、例えば、入力軸と出力軸を軸端部が対向する同軸状に配置し、その両軸の軸端部を覆うハウジングによって複数の曲線形内歯を内周に有する内歯車を支持し、前記入力軸の軸端部に、内歯車内において回転可能な2枚の偏心円板を軸方向に間隔をおいて設け、前記出力軸の前記入力軸と対向する軸端部に、前記内歯車と前記偏心円板の外周に嵌合された転がり軸受との間で回転可能に配置される保持器部を設けたものが知られている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載された減速装置は、その保持器部には2枚の偏心円板のそれぞれと対向する部位に上記内歯より少ない数の複数のポケットを周方向に等間隔に形成し、そのポケットのそれぞれ内部に上記転がり軸受の外径面に沿って転動して内歯車の内歯に順次噛合されるローラを収容している。
このような減速装置において、入力軸が回転すると、偏心円板の回転により、ローラが内歯車の内歯に順次噛合し、その入力軸の1回転当たりに、ローラが内歯の一歯分だけ周方向に位置がずれ、出力軸が入力軸に対して減速して回転する。
特開昭62−93565号公報
特許文献1に記載された減速装置では、入力軸の回転の際、保持器部のポケットの軸方向両側の内縁部が周方向に沿ってローラの端面と接触する。また、保持器部のポケットの周方向両側の内縁部が軸方向に沿ってローラの外周面と接触する。
このような周方向あるいは軸方向に沿うポケットの内縁部とローラとの接触では、その接触面積が大きくなり、摩擦損失が生じる。
上述のようにローラの公転及び自転により保持器部を介して、出力軸に回転を伝達しているので、摩擦損失が生じると、保持器部を介して伝達される出力軸の回転力が低減し、伝達効率の低下を招くことがあった。
そこで、この発明の課題は、保持器部のポケットの内周縁部とローラとの接触による摩擦損失を抑制する減速装置を提供することにある。
前記の課題を解決するために、この発明に係る減速装置は、ハウジング内に固定され、内周に複数の内歯が形成された内歯車と、その内歯車内で回転可能な偏心円板を軸端部に有し、その偏心円板の外径面に転がり軸受が嵌合された入力軸と、その入力軸と同軸上に配置された出力軸と、前記出力軸の前記入力軸と対向する軸端部に前記内歯車と前記転がり軸受との間で回転可能に配置される保持器部とを備え、その保持器部の前記偏心円板と径方向で対向する部位に、前記内歯車の内歯の数と一つ異なる数のポケットが周方向に等間隔に設けられ、そのポケットのそれぞれ内部に前記内歯に噛合するローラが収容されており、前記偏心円板の偏心回転により前記ローラが前記内歯に順次噛合されて前記入力軸の一回転当たりに前記内歯の一歯分だけ周方向に移動させることにより出力軸を減速回転させるようにしたものであり、前記保持器部は、前記ポケットの軸方向側内縁部と前記ポケットの周方向側内縁部との少なくとも一方に、前記ローラに対して接触可能に形成される突起部を有する構成を採用することができる。
ポケットの軸方向側内縁部に形成される突起部がローラの端面に接するので、ポケットの軸方向側内縁部は、周方向に沿ってローラの端面が接することがなく、その突起部とローラの端面との接触面積が小さくなる。
また、ポケットの周方向側内縁部に形成される突起部が、ローラの外周面に接するので、ポケットの周方向側内縁部は、軸方向に沿ってローラの外周面に接することがなく、その突起部とローラの外周面との接触面積が小さくなる。
また、前記の課題を解決するために、この発明に係る減速装置は、ハウジング内に固定され、内周に複数の内歯が形成された内歯車と、その内歯車内で回転可能な偏心円板を軸端部に有し、その偏心円板の外径面に転がり軸受が嵌合された入力軸と、その入力軸と同軸上に配置された出力軸と、前記出力軸の前記入力軸と対向する軸端部に前記内歯車と前記転がり軸受との間で回転可能に配置される保持器部とを備え、その保持器部の前記偏心円板と径方向で対向する部位に、前記内歯車の内歯の数と一つ異なる数のポケットが周方向に等間隔に設けられ、そのポケットのそれぞれ内部に前記内歯に噛合するローラが収容されており、前記偏心円板の偏心回転により前記ローラが前記内歯に順次噛合されて前記入力軸の一回転当たりに前記内歯の一歯分だけ周方向に移動させることにより出力軸を減速回転させるようにしたものであり、前記ローラは、軸方向両端部に膨出部を有し、その膨出部が軸方向外向きに湾曲した構成を採用することができる。
この構成によると、ローラの両端部の膨出部がポケットの軸方向側内縁部に接する。このため、ポケットの軸方向側内縁部は、周方向に沿ってローラの端面が接することがなく、ポケットの軸方向側内縁部とローラとの接触面積が小さくなる。
ローラが軸方向両端部に膨出部を有する構成において、前記保持器部は、前記ポケットの周方向側内縁部に前記ローラに対して接触可能に形成される突起部を有する構成を採用することができる。
また、前記突起部が、前記ポケットの軸方向中央を挟んで軸方向両側の二箇所に配置される構成を採用することができる。
さらに、前記突起部は、その先端部分が前記ローラに向かって湾曲する状態に突き出して形成された構成を採用することができる。
以上のように、この発明は、突起部とローラとの接触面積、あるいは保持器部のポケットの軸方向側内縁部とローラとの接触面積が小さくなるので、保持器部のポケットの内周縁部とローラとの接触による摩擦損失を抑制することができる。
この発明の第一の実施形態に係る減速装置の縦断面正面図 図1中のA−A線における断面図 出力軸および保持器部を示す正面図 保持器部のポケットを示す一部拡大図 (a)保持器部のポケットの変形例1を示す一部拡大図、(b)保持器部のポケットの変形例2を示す一部拡大図 (a)この発明の第二の実施形態に係る減速装置の保持器部とローラとを示す一部拡大図、(b)同上の保持器部のポケットの変形例を示す一部拡大図 この発明の第三の実施形態に係る減速装置の縦断面正面図 同上の出力軸及び保持器部を示す正面図
以下、この発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1乃至図4は、この発明に係る減速装置の第一の実施形態を示す。ハウジング1内に回転可能に支持される入力軸2および出力軸3と、ハウジング1内に固定された内歯車4とが同軸状に配置されたものである。
ハウジング1は、円筒状をなし、軸方向に二分割されて第一分割ハウジング1aと第二分割ハウジング1bとからなる。第一分割ハウジング1aと第二分割ハウジング1bは、その突き合わせ側端部の内径面に、第一分割ハウジング1aと第二分割ハウジング1bとに跨って大径凹部1cが形成されている。
大径凹部1c内に内歯車4が挿入若しくは圧入された状態で、第一分割ハウジング1aと第二分割ハウジング1bが、ボルト5の締め付けにより、結合一体化される。
第一分割ハウジング1aは、径方向中央部分に形成された軸挿入孔6に入力軸2が挿入されている。入力軸2は、その軸端部において、軸挿入孔6内に位置する円板状の大径部7と、内歯車4内に位置する偏心円板8と、第二分割ハウジング1b内に位置する小径部9とを有する。
入力軸2は、大径部7において軸挿入孔6内に嵌め合わされた軸受10により、小径部9において出力軸3の大径部14の小径凹部14a内に嵌め合わされた軸受11により、回転可能に支持されている。
偏心円板8は、図2に示すように、その軸心が入力軸2の軸心に対してδだけ偏心し、その外径面に軸受12が嵌め合わされている。軸受12としては、玉軸受を採用することができる。
内歯車4は、ハウジング1内にボルト固定若しくは圧入固定され、偏心円板8の軸受12の外周の対向位置に、入力軸2に対して同軸状に配置されている。内歯車4の内周部には歯13が周方向に等ピッチで複数形成され(図2の場合では21個)、各歯13間の歯溝が断面曲線形状となっている。
内歯車4の歯13の1ピッチ分の形状は、入力軸2が回転するとき、偏心円板8の軸受12の外周部に沿って公転するローラ21の中心が描く軌跡と平行な曲線のうちローラ21の外側にある曲線と合致している。
図1に示すように、第二分割ハウジング1bの内部に出力軸3が配置される。出力軸3は、軸端部において、第二分割ハウジング1b内に配置される大径部14と、偏心円板8の軸受12と内歯車4との対向部間に配置される保持器部15とを有する。
出力軸3は、大径部14において、第二分割ハウジング1b内に嵌め合わされる軸受16により、入力軸2と同軸状に回転可能に支持されている。大径部14は、入力軸2側に開口する小径凹部14aと、内歯車4側の軸端部に形成される径方向外向きのフランジ部14bとを有する。
小径凹部14a内に嵌め合わされた軸受11により、入力軸2の小径部9が回転可能に支持されている。フランジ部14bにより保持器部15が大径部14に対して同軸状にかつ一体に結合されている。
保持器部15は、図3に示すように、円筒状をなし、周方向に等ピッチで複数のポケット17が形成されている。ポケット17のそれぞれの内部に、内歯車4と偏心円板8との間に複数介在する円柱状のローラ21が周方向に転動可能に収容されている。
ポケット17は、内歯車4の歯13に対して一つ異なる数、具体的には一つ少ない数に設けられる(図2の場合では20箇所)。また、ポケット17は、保持器部15を内歯車4の歯13の数よりも一つ少ない数だけ周方向に等分した時の分割点の全ての位置に設けられているが、一部の間引いた位置に設けられていてもよい。さらに、ポケット17は、内歯車4の歯13の数よりも一つ多い数に設けてもよい。
図4に示すように、ポケット17は矩形の孔であり、その軸方向両側の内縁部(以下、軸方向側内縁部22と称する)が保持器部15の周方向に沿って形成され、その周方向両側の内縁部(以下、周方向側内縁部23と称する)が軸方向に平行に形成されている。
軸方向側内縁部22のそれぞれは、ローラ21の端面を臨み、軸方向側突起部24を有する。周方向側内縁部23のそれぞれは、ローラ21の外周面を臨み、周方向側突起部25を有する。
軸方向側突起部24は、軸方向側内縁部22の周方向中央位置に、ローラ21の端面に向かって配置される。軸方向側突起部24の先端部分は、保持器部15の周方向断面がローラ21の端面に向かって湾曲する形状であり、ローラ21の端面に対して接触可能な状態となっている。
周方向側突起部25は、周方向側内縁部23に対し軸方向中央を挟んで軸方向両側の二箇所に、ローラ21に向かって配置される。周方向側突起部25の先端部分は、保持器部15の周方向断面がローラ21に向かって湾曲する形状であり、ローラ21の外周面に対して接触可能な状態となっている。
この実施形態で示す減速装置は上記の構成からなり、保持器部15のポケット17の数(上記分割点の数N)が内歯車4の歯13の数よりも一つ少ないので、例えば、入力軸2が時計回りに一回転すると、各ローラ21は歯13の一ピッチ分だけ反時計回りに公転し、入力軸2と出力軸3との減速比は、分割点の数Nと等しくなる。
出力軸3の保持器部15が反時計回りに回転することにより、保持器部15と一体形成される出力軸3が反時計回りに回転する。このようにして、入力軸2の回転が前記の減速比で減速され、保持器部15を介して出力軸3に伝達されて、出力軸3が回転する。
なお、保持器部15のポケット17の数(分割点の数N)が歯13の数よりも一つだけ多い場合は、入力軸2が時計回りに回転すると、各ローラ21も時計回りに公転し、出力軸3は入力軸2と同方向に回転する。
ここで、この実施形態では、図4に示すように、ローラ21が収容されるポケット17は、軸方向側内縁部22に軸方向側突起部24が形成され、周方向側内縁部23に周方向側突起部25が形成されている。
このため、ポケット17のそれぞれの内部にローラ21を収容すると、軸方向側突起部24がローラ21の端面に接する。このため、ポケット17の軸方向側内縁部は、周方向に沿ってローラの端面が接することがなくなるので、軸方向側突起部24とローラ21の端面との接触面積が小さくなる。
また、周方向側突起部25、25のそれぞれが、ローラ21の外周面に接する。このため、ポケット17の周方向側内縁部23は、軸方向に沿ってローラ21の外周面に接することがなくなるので、周方向側突起部25とローラ21の外周面との接触面積が小さくなる。
このように軸方向側突起部24とローラ21の端面および周方向側突起部25とローラ21の外周面との接触面積が小さくなることで、摩擦損失が低減され、伝達効率を向上させることができる。
なお、図4では、軸方向側突起部24の先端部分は、保持器部15の周方向断面がローラ21の端面に向かって湾曲する形状であるが、軸方向側突起部24は、保持器部15の周方向断面がローラ21の端面に向かう矩形であってもよい。
また、周方向側突起部25の先端部分は、保持器部15の周方向断面がローラ21の外周面に向かって湾曲する形状であるが、周方向側突起部25は、保持器部15の周方向断面がローラ21の外周面に向かう矩形であってもよい。
図4では、保持器部15は、ポケット17の軸方向側内縁部22に軸方向側突起部24が形成され、ポケット17の周方向側内縁部23に周方向側突起部25が形成されているが、これに限定されない。
例えば、図5(a)に示すように、ポケット17の軸方向側内縁部22のみに軸方向側突起部24が形成されたものとしてもよい。あるいは、図5(b)に示すように、ポケット17の周方向側内縁部23のみに周方向側突起部25が形成されたものとしてもよい。
要は、保持器部15としては、ポケット17の軸方向側内縁部22とポケット17の周方向側内縁部23との少なくとも一方に、ローラ21に対して接触可能に形成される軸方向側突起部24あるいは周方向側突起部25が形成されたものを採用することができる。
次に、この発明の第二の実施形態を図面に基づいて説明する。
この実施形態では、図6(a)に示すように、出力軸3の保持器部15において、ポケット17の軸方向側内縁部22に軸方向側突起部24が形成される代わりに、ローラ21の端部に、軸方向外向きに湾曲する膨出部26が形成された点で、上述した第一の実施形態と相違する。その他の構成において、第一の実施形態と同じ構成と考えられるものは、同じ符号を付して、その説明を省略する。
すなわち、ローラ21は、軸方向両側の端部に膨出部26を有し、その膨出部26の表面が、ローラ21の転動中心軸を含む平面において、軸方向外向きに突き出す円弧状をなしている。
このようなローラ21は、膨出部26がポケット17の軸方向側内縁部22に接する。このため、ポケット17の軸方向側内縁部22は、周方向に沿ってローラ21の端面が接することがなく、ポケット17の軸方向側内縁部22とローラ21との接触面積が小さくなる。
また、ポケット17の周方向側突起部25、25のそれぞれが、ローラ21の外周面に接するので、周方向側突起部25とローラ21の外周面との接触面積が小さくなる。
なお、図6(a)では、保持器部15の周方向側内縁部23に周方向側突起部25、25が形成されているが、図6(b)に示すように、周方向側突起部25、25を形成しないものを採用することができる。
この発明の第三の実施形態を図面に基づいて説明する。
この実施形態では、図7、8に示すように、ハウジング1内に二個の内歯車4が固定され、入力軸2に二枚の偏心円板8が設けられ、出力軸3の保持器部15に、偏心円板8と内歯車4との間に複数介在したローラ21を周方向に転動可能に収容する複数のポケット17が、軸方向に二列に形成された点で上述した第一の実施形態と相違する。その他の構成において、第一の実施形態と同じ構成と考えられるものは、同じ符号を付して、その説明を省略する。
すわなち、入力軸2に偏心円板8が軸方向に並んで二枚設けられ、ハウジング1内に内歯車4が軸方向に並んで二枚固定され、出力軸3の保持器部15に、周方向に複数形成されるポケット17の列が軸方向に二列形成されている(図8参照)。
出力軸3の保持器部15は、ポケット17の内部に二枚の偏心円板8及び内歯車4のそれぞれの間に複数介在したローラ21が周方向に転動可能に収容される。
上記二枚の偏心円板8は、入力軸2に対してその偏心の位相を180度ずらして配置されている。このため、入力軸2の回転時、偏心円板8による振動発生が抑制され、振動によるローラ21と保持器部15との摩擦損失を抑制することができる可能性がある。
なお、この実施形態の出力軸3の保持器部15において、上述した第二の実施形態と同様に、ポケット17の軸方向側内縁部22に軸方向側突起部24が形成される代わりに、ローラ21の端部に、軸方向外向きに湾曲する膨出部26が形成されたものを採用することができる。
また、この第三の実施形態において、ローラ21の端部に軸方向外向きに湾曲する膨出部26が形成されたものを採用する場合、周方向側突起部25、25を形成しない構成を採用することができる。
1 ハウジング
1a 第一分割ハウジング
1b 第二分割ハウジング
1c 大径凹部
2 入力軸
3 出力軸
4 内歯車
5 ボルト
6 軸挿入孔
7 大径部
8 偏心円板
9 小径部
10 軸受
11 軸受
12 軸受
13 歯
14 大径部
14a 小径凹部
14b フランジ部
15 保持器部
16 軸受
17 ポケット
21 ローラ
22 軸方向側内縁部
23 周方向側内縁部
24 軸方向側突起部
25 周方向側突起部
26 膨出部

Claims (5)

  1. ハウジング内に固定され、内周に複数の内歯が形成された内歯車と、
    その内歯車内で回転可能な偏心円板を軸端部に有し、その偏心円板の外径面に転がり軸受が嵌合された入力軸と、
    その入力軸と同軸上に配置された出力軸と、
    前記出力軸の前記入力軸と対向する軸端部に前記内歯車と前記転がり軸受との間で回転可能に配置される保持器部とを備え、
    その保持器部の前記偏心円板と径方向で対向する部位に、前記内歯車の内歯の数と一つ異なる数のポケットが周方向に等間隔に設けられ、そのポケットのそれぞれ内部に前記内歯に噛合するローラが収容されており、
    前記偏心円板の偏心回転により前記ローラが前記内歯に順次噛合されて前記入力軸の一回転当たりに前記内歯の一歯分だけ周方向に移動させることにより出力軸を減速回転させるようにしたものであり、
    前記保持器部は、前記ポケットの軸方向側内縁部と前記ポケットの周方向側内縁部との少なくとも一方に、前記ローラに対して接触可能に形成される突起部を有する減速装置。
  2. ハウジング内に固定され、内周に複数の内歯が形成された内歯車と、
    その内歯車内で回転可能な偏心円板を軸端部に有し、その偏心円板の外径面に転がり軸受が嵌合された入力軸と、
    その入力軸と同軸上に配置された出力軸と、
    前記出力軸の前記入力軸と対向する軸端部に前記内歯車と前記転がり軸受との間で回転可能に配置される保持器部とを備え、
    その保持器部の前記偏心円板と径方向で対向する部位に、前記内歯車の内歯の数と一つ異なる数のポケットが周方向に等間隔に設けられ、そのポケットのそれぞれ内部に前記内歯に噛合するローラが収容されており、
    前記偏心円板の偏心回転により前記ローラが前記内歯に順次噛合されて前記入力軸の一回転当たりに前記内歯の一歯分だけ周方向に移動させることにより出力軸を減速回転させるようにしたものであり、
    前記ローラの端面に前記保持器部の軸方向側内縁部に向かって突き出す膨出部が形成された減速装置。
  3. 前記保持器部は、前記ポケットの周方向側内縁部に前記ローラに対して接触可能に形成される突起部を有する請求項2に記載された減速装置。
  4. 前記ポケットの周方向側内縁部に形成される前記突起部が、前記ポケットの軸方向中央を挟んで軸方向両側の二箇所に配置される請求項1または3に記載された減速装置。
  5. 前記突起部は、その先端部分が前記ローラに向かって湾曲する状態に突き出して形成された請求項1、3、4のいずれかに記載された減速装置。
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