JP2017039477A - エアバッグ取付構造 - Google Patents

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Kento Maeda
健人 前田
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Makoto Noda
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Fumiharu Ochiai
史治 落合
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Abstract

【課題】車内の居住空間を広く確保でき、さらに、袋体による展開の安定性を高めることができるエアバッグ取付構造を提供する。
【解決手段】エアバッグ取付構造55は、フロントピラー11へ設けられるピラーブラケット56と、ピラーブラケット56へ締結される固定部材57とを備える。ピラーブラケット56は固定部材57が締結される取付部61cを有する。また、取付部61cの面方向下側へ延びる延長線75上に袋体51が配置され、袋体51に固定部材57が連結される。
【選択図】図5

Description

本発明は、フロントピラー、ルーフサイドレールなどの車体側部へサイドカーテンエアバッグの袋体を取り付けるエアバッグ取付構造に関する。
エアバッグ装置付き車体のなかには、ルーフサイドレール(以下、車体側部という)が車体前後方向に延出され、車体側部に傾斜状にブラケットが設けられ、ブラケットの車内側にサイドカーテンエアバッグが設けられるものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。よって、車体側部にサイドカーテンエアバッグを直接取り付ける必要がなく、車体側部の外観性を確保することが可能である。
しかし、特許文献1のエアバッグ装置付き車体は、サイドカーテンエアバッグがブラケットの車内側に設けられるため、車内の居住空間を確保する妨げになる。
ところで、エアバッグ装置付き車体は、通常、サイドカーテンエアバッグが装飾用のガーニッシュで車内側から覆われる。サイドカーテンエアバッグの袋体を展開する際には、袋体の展開力でガーニッシュを車室側に変形させる。ガーニッシュの変形により、袋体が下向きに展開される。
このため、袋体を安定的に展開させるためには、袋体の展開力でガーニッシュを円滑に変形させることが好ましい。しかし、特許文献1のエアバッグ装置付き車体は、サイドカーテンエアバッグ(すなわち、袋体)がブラケットより車内側に設けられる。
このため、袋体の展開力でガーニッシュを好適に変形させることが難しく、そのことが袋体による展開の安定性を高める妨げになる。
US7661704号公報
本発明は、車内の居住空間を広く確保でき、さらに、袋体による展開の安定性を高めることができるエアバッグ取付構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車体側部へサイドカーテンエアバッグの袋体を取り付けるエアバッグ取付構造において、前記車体側部へ設けられ、前記袋体の上方に配置されるブラケットと、前記袋体に連結され、前記ブラケットへ締結される固定部材と、を備え、前記ブラケットは前記固定部材が締結される取付部を有し、前記取付部の面方向下側へ延びる延長線上に前記袋体が配置されるエアバッグ取付構造を提供する。
このように、車体側部へブラケットを設け、ブラケットの取付部に固定部材を介して袋体を連結するようにした。すなわち、車体側部へ袋体を直接連結しないようにした。これにより、車体側部の意匠(デザイン)を変えることなく、袋体の取付状態に適したブラケットに形成でき、車両の外観性を確保できる。
また、ブラケットの取付部の面方向下側へ延びる延長線上に袋体を配置した。これにより、袋体を車体側部へ近づけることができ、車内の居住空間を広く確保できる。
ここで、サイドカーテンエアバッグは装飾用のガーニッシュで車室側から覆われている。よって、袋体を車体側部へ近づけることにより、ガーニッシュの下端部に袋体を近づけることが可能になる。
これにより、袋体の展開力でガーニッシュの下端部を円滑に変形させることができ、サイドガラスとガーニッシュの下端部との隙間から車内側に袋体を安定的に展開させることができる。すなわち、袋体による展開の安定性を高めることができる。
請求項2に係る発明では、好ましくは、前記固定部材は、前記取付部の面方向下側に配置され、かつ、車幅方向内側へ延出する折曲部を有し、該折曲部の下面側に前記袋体を設ける。
このように、固定部材に折曲部を形成し、折曲部の下面側に袋体を設けた。これにより、折曲部で袋体(すなわち、サイドカーテンエアバッグ)を位置決めでき、サイドカーテンエアバッグを取付位置に精度よく固定できる。
ところで、袋体を展開する際に、展開力の反力が袋体に生じる。展開力は展開方向(すなわち、下方)に向けて発生する。一方、反力は上方(すなわち、折曲部)に向けて発生する。
よって、袋体を展開する際に、折曲部で反力を受け止め、かつ、折曲部(すなわち、固定部材)の位置ズレを防止できる。これにより、袋体をさらに安定的に展開させることができる。
請求項3に係る発明では、好ましくは、前記エアバッグ取付構造は、さらに、前記固定部材および前記袋体間に設けられるプロテクタを備える。
よって、袋体を展開させる際に、袋体に生じる反力をプロテクタで分散させることができる。これにより、袋体をプロテクタで保護することができる。
請求項4に係る発明では、好ましくは、前記車体側部はフロントピラーであって、前記ブラケットは、前記固定部材が締結される取付部を有し、該取付部は、下端部から上端部へ向けて、車幅方向内側へ上り勾配に傾斜され、前記取付部の上方にワイヤハーネスが配索される。
ところで、フロントピラーの内部にはワイヤハーネスが配索され、ワイヤハーネスから電力が供給される。供給された電力は、ルームランプの点灯や、サンルーフの開閉などに使用される。このため、フロントピラーの内部にはワイヤハーネスを配索する空間を確保する必要がある。
加えて、ワイヤハーネスは、サイドカーテンエアバッグが取り付けられる前工程において配索される。ここで、サイドカーテンエアバッグを取り付ける際に、サイドカーテンエアバッグに締結部材を配置し、配置した締結部材を締結用の工具(例えば、インパクトレンチ)を用いて締結する必要がある。このため、締結部材や工具をサイドカーテンエアバッグまで移動する空間を避けてワイヤハーネスを配索する必要があり、ワイヤハーネスの配索に制約を受ける。
そこで、請求項4において、ブラケットの取付部を下端部から上端部へ向けて、車幅方向内側へ上り勾配に傾斜させた。すなわち、取付部を車内側に傾斜させた。この状態において、取付部の上方にワイヤハーネスを配索した。
ここで、取付部を車内側に傾斜させることにより、取付部に締結部材を下方から工具で締め付けることが可能になる。すなわち、取付部の下方から工具を締結部材まで移動させることができる。
これにより、取付部の上方の空間全域をワイヤハーネスの配索に使用でき、ワイヤハーネスの配索の自由度が向上する。
本発明によれば、サイドカーテンエアバッグを備えた車両において、車内の居住空間を広く確保できる。さらに、サイドカーテンエアバッグの袋体による展開の安定性を高めることができる。
本発明に係るエアバッグ取付構造を備えたエアバッグ装置付き車体を車内下方から見た状態を示す斜視図である。 図1の2−2線断面図である。 図1の3部拡大図である。 図3の4−4線断面図である。 図2のフロントピラーにピラーガーニッシュを取り付けた状態を示す断面図である。 図3の分解斜視図である。 本発明に係るピラーブラケットに固定部材を締結する例を説明する図である。 本発明に係るサイドカーテンエアバッグの袋体を展開する例を説明する図である。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前(Fr)」、「後(Rr)」、「左(L)」、「右(R)」は運転者から見た方向にしたがう。
実施例に係るエアバッグ取付構造55について説明する。
図1に示すように、エアバッグ装置付き車体10は、車幅方向外側に設けられるフロントピラー(車体側部)11と、フロントピラー11の後端部11aから車体後方に向けて延びるルーフサイドレール12と、ルーフサイドレール12を支えるセンタピラー13と、ルーフサイドレール12に設けられるルーフ14と、ルーフ14に設けられるサンルーフユニット15と、フロントピラー11およびルーフサイドレール12に沿って取り付けられるサイドカーテンエアバッグ20とを備える。
フロントピラー11に車内22側からピラーガーニッシュ(ガーニッシュ)24が取り付けられる。また、ルーフに車内22側からルーフガーニッシュが取り付けられる。さらに、ルーフサイドレール12に車内22側からレールガーニッシュが取り付けられる。ピラーガーニッシュ24、ルーフガーニッシュおよびレールガーニッシュでサイドカーテンエアバッグ20が車内22側から覆われる。
ルーフサイドレール12に一対のブラケット16が取り付けられ、一対のブラケット16にグラブレール(取手)が取り付けられる。
フロントピラー11、ルーフサイドレール12の前部12aおよびセンタピラー13などで前開口部31が形成される。前開口部31にフロントサイドドア32が開閉自在に支持される。フロントサイドドア32が閉じられた状態において、フロントサイドドア32の窓ガラス33が前開口部31に沿って配置される。
ルーフサイドレール12の後部12bおよびセンタピラー13などで後開口部35が形成される。後開口部35にリヤサイドドア36が開閉自在に支持される。リヤサイドドア36が閉じられた状態において、リヤサイドドア36の窓ガラス37が後開口部35に沿って配置される。
図2に示すように、フロントピラー11は、車内22側に設けられるインナパネル41と、車外23側に設けられるアウタパネル42とを備える。インナパネル41にワイヤハーネス45が車内22側から配索される。さらに、ワイヤハーネス45の下方にサイドカーテンエアバッグ20が車内22側から取り付けられる。
ワイヤハーネス45およびサイドカーテンエアバッグ20が車内22側からピラーガーニッシュ24で覆われる。ピラーガーニッシュ24は、インナパネル41に車内22側からクリップで取り付けられる装飾用の部材である。
図1に戻って、サイドカーテンエアバッグ20は、折り畳まれた状態でフロントピラー11およびルーフサイドレール12に沿って配置される袋体51と、袋体51にガスを供給するインフレータ52と、袋体51の前部51aをフロントピラー11に取り付けるエアバッグ取付構造55とを備える。
袋体51は、折り畳まれた状態において複数のストラップ53で長尺状に束ねられ、インフレータ52に連結される。この状態において、袋体51の前部51aがフロントピラー11にエアバッグ取付構造55で取り付けられる。また、前部51aの後方部位がルーフサイドレール12にボルト17、ナットで取り付けられる。
インフレータ52から袋体51にガスが供給されることにより、袋体51が折り畳まれた状態から膨出する。膨出された袋体51は、フロントサイドドア32の窓ガラス33やリヤサイドドア36の窓ガラス37に沿って下方に展開される。
インフレータ52は、ルーフサイドレール12の後部12bのうち、センタピラー13の上端部13a近傍に設けられる。
図3、図4に示すように、袋体51の前部51aがフロントピラー11にエアバッグ取付構造55で取り付けられる。この状態において、前部51aのストラップがブラケット18に連結される。エアバッグ取付構造55は、フロントピラー11へ設けられるピラーブラケット(ブラケット)56と、ピラーブラケット56に締結される固定部材57と、固定部材57および袋体51間に設けられるプロテクタ58とを備える。
フロントピラー11のインナパネル41に沿ってピラーブラケット56が帯状に延びる。ピラーブラケット56の前接合部56aおよび後接合部56bがインナパネル41に車内22側から接合される。
このピラーブラケット56は、前接合部56aの車体後方に隣接して形成される取付凸部61と、取付凸部61の車体後方に形成される位置決め部62とを有する。
取付凸部61は、前接合部56aから車内22側に折り曲げられる前脚部61aと、前脚部61aの車体後方から車内22側に折り曲げられる後脚部61bと、前脚部61aの先端および後脚部61bの先端を連結する取付部61cとを有する。前脚部61a、後脚部61bおよび取付部61cで取付凸部61が車内22側に向けて突出するように略U字状に形成される。
図5、図6に示すように、取付部61cは、下端部61dから上端部61eへ向けて、車幅方向内側(すなわち、車内22側)へ向けて上り勾配に傾斜される。すなわち、取付部61cが車内22側に傾斜される。
取付部61cに固定部材57が締結部材(具体的には、ボルト64、ナット65)で締結される。
固定部材57は、取付部61cに車内22側からボルト64、ナット65で締結される締結部67と、締結部67の下端67aから車幅方向内側へ向けて延出する折曲部68とを有する。締結部67および折曲部68で固定部材57が側面視略L字状に形成される。
折曲部68の中央に開口69が開けられることにより折曲部68に支持部71が形成される。折曲部68の支持部71に袋体51(具体的には、前部51a)の前連結部73が連結される。
よって、ピラーブラケット56の取付部61cに締結部67がボルト64、ナット65で締結されることにより、ピラーブラケット56に固定部材57を介して袋体51の前部51aが連結される。すなわち、フロントピラー11へ袋体51の前部51aを直接連結しないようにできる。
これにより、フロントピラー11の意匠(デザイン)を変えることなく袋体51の前部51aを取り付けることが可能になり、車両の外観性を確保できる。
また、ピラーブラケット56に固定部材57を介して袋体51の前部51aが連結された状態において、折曲部68が取付部61cの面方向(すなわち、矢印A−A方向)下側に配置される。
また、折曲部68の下面68a側で、かつ、折曲部68の下方に袋体51の前部51aが配置される。これにより、折曲部68で袋体51の前部51aを位置決めでき、サイドカーテンエアバッグ20を取付位置に精度よく固定できる。
さらに、取付部61cの面方向下側へ延びる延長線75上に袋体51の前部51aが配置される。延長線75は、取付部61cの下端部61dから車幅方向外側で、かつ、下方へ向けて傾斜されている。
よって、延長線75上に袋体51の前部51aが配置されることにより、袋体51をフロントピラー11へ近づけることができ、車内22の居住空間を広く確保できる。
ここで、サイドカーテンエアバッグ20がピラーガーニッシュ24で車内22側から覆われている。よって、袋体51をフロントピラー11へ近づけることにより、ピラーガーニッシュ24の下端部24aに袋体51を近づけることが可能になる。
ピラーガーニッシュ24の下端部24aに袋体51を近づける理由については図8で詳しく説明する。
この固定部材57と袋体51との間にはプロテクタ77(図3参照)の前部78が介在される。以下、プロテクタ77の前部78を「ピラープロテクタ78」と称する。
ピラープロテクタ78は、袋体51の上湾曲部51bに沿って配置されるベース81と、ベース81に形成されるベース開口82と、ベース開口82を覆う膨出部83と、膨出部83の上部に形成される膨出開口84と、膨出部83の車体後方に形成される位置決め突部85とを有する。
袋体51の上湾曲部51bに沿ってベース81が幅方向湾曲状断面に形成され、ベース81にベース開口82が形成される。ベース81の下面81aが袋体51の上湾曲部51bに対向した状態に配置される。さらに、位置決め突部85がピラーブラケット56の位置決め部62(図4も参照)に当接される。
これにより、ピラープロテクタ78が所定位置に位置決めされる。この状態において、ベース81の下面81aが、袋体51の上湾曲部51bに接触、あるいは近接した状態に配置される。
ベース81から膨出部83が車内22に向けて斜め上方へ膨出される。膨出部83でベース開口82が覆われ、ベース開口82が膨出部83の内部空間87に連通される。また、膨出部83の上部に膨出開口84が形成され、膨出開口84が膨出部83の内部空間87に連通される。
よって、固定部材57の締結部67が、ベース開口82から内部空間87、膨出開口84を経て取付部61cに配置される。配置された締結部67が取付部61cにボルト64、ナット65で締結される。
この状態において、固定部材57の折曲部68が膨出部83の内部空間87に収納される。折曲部68の支持部71には袋体51の前連結部73が連結されている。よって、折曲部68とともに袋体51の前連結部73が膨出部83の内部空間87に収納される。
ここで、フロントピラー11のインナパネル41、取付凸部61およびピラーガーニッシュ24で取付凸部61の上方にピラー空間88が形成される。ピラー空間88にワイヤハーネス45が配索される。換言すれば、ワイヤハーネス45が取付凸部61の上方において、フロントピラー11のインナパネル41に沿って車内22側から配索される。
例えば、ワイヤハーネス45は電源からルーフ14(図1参照)まで配索され、ルームランプやサンルーフユニット15(図1参照)などに接続される。よって、電源から供給された電力でルームランプの点灯や、サンルーフユニット15の開閉などが可能になる。
このように、ワイヤハーネス45が取付凸部61の上方に配索されることにより、ボルト64の頭部64aの反対側に配置される。よって、ボルト64の頭部64aを締付用の工具で下方から締め付けることが可能になる。
これにより、取付凸部61の上方のピラー空間88全域をワイヤハーネス45の配索に使用でき、ワイヤハーネス45の配索の自由度が向上する。
つぎに、ピラーブラケット56の取付部61cに固定部材57を締結する例を図7に基づいて説明する。
図7に示すように、ピラーブラケット56の取付部61cに固定部材57の締結部67を配置した状態で、取付部61cおよび締結部67にボルト64を矢印Bの如く差し込む。さらに、差し込まれたボルト64の頭部64aにインパクトレンチ(すなわち、締付工具)91を矢印Bの如く移動する。
ボルト64の頭部64aをインパクトレンチ91で締め付ける。ボルト64がナット65に締め付けられ、ボルト64、ナット65で取付部61cに締結部67が締結される。
ここで、ワイヤハーネス45は、サイドカーテンエアバッグ20が取り付けられる前工程において配索される。このため、取付部61cおよび締結部67にボルト64を差し込む空間や、インパクトレンチ91をボルト64の頭部64aまで移動する空間を避けてワイヤハーネス45を配索する必要がある。
そこで、ピラーブラケット56の取付部61cを下端部61dから上端部61eへ向けて、車幅方向内側へ上り勾配に傾斜させた。すなわち、取付部61cを車内22側に傾斜させた。この状態において、取付部61c(具体的には、ピラーブラケット56)の上方にワイヤハーネス45を配索させた。
また、取付部61cを車内22側に傾斜させることにより、ボルト64の頭部64aを取付部61cの下面側(すなわち、ワイヤハーネス45の反対側)側に配置することができる。さらに、膨出部83の上部に膨出開口84が形成される。よって、取付部61cおよび締結部67にボルト64を差し込む空間を確保できる。
加えて、差し込まれたボルト64の頭部64aをインパクトレンチ91で締め付ける際に、インパクトレンチ91をボルト64の頭部64aまで移動する空間が確保できる。
これにより、ワイヤハーネス45が配索された後工程において、取付部61cおよび締結部67にボルト64を差し込み、ボルト64の頭部64aをインパクトレンチ91で下方から締め付けることが可能になる。
ついで、サイドカーテンエアバッグ20の袋体51を展開する例を図8に基づいて説明する。
図8に示すように、固定部材57の折曲部68の下面68a側に袋体51の前部51aが設けられている。さらに、固定部材57と袋体51との間にピラープロテクタ78のベース81が介在されている。
また、ピラープロテクタ78のベース81の下面81aが袋体51の上湾曲部51bに対向した状態で、袋体51の上湾曲部51bに接触、あるいは近接した状態に配置されている。
ところで、袋体51を展開する際に、袋体51の前部51aに展開力F1が発生し、同時に、展開力F1の反力F2が発生する。展開力F1は展開方向(すなわち、下方)に向けて発生する。一方、反力F2は上方(すなわち、ベース81や折曲部68)に向けて発生する。
よって、袋体51を展開させる際に、袋体51の前部51aに生じる反力F2をベース81で分散させることができる。これにより、袋体51の前部51aをベース81で保護できる。
さらに、ベース81で分散させた反力F2を折曲部68で受け止め、かつ、折曲部68(すなわち、固定部材57)の位置ズレを防止できる。これにより、袋体51(特に、前部51a)を安定的に展開させることができる。
また、袋体51の前部51aがフロントピラー11へ近づけられ、ピラーガーニッシュ24の下端部24aに袋体51の前部51aが近づけられている。よって、袋体51の前部51aの展開力F1でピラーガーニッシュ24の下端部24aを矢印Cの如く円滑に変形させることができる。
これにより、窓ガラス33とピラーガーニッシュ24の下端部24aとの隙間から車内22側に袋体51の前部51aを矢印Dの如く安定的に展開させることができる。すなわち、袋体51による展開の安定性を高めることができる。
なお、本発明に係るエアバッグ取付構造は、前述した実施例に限定されるものではなく適宜変更、改良などが可能である。
例えば、前記実施例では、車体側部としてフロントピラー11を例示したが、これに限らないで、車体側部をルーフサイドレール12などの他の部材とすることも可能である。
また、前記実施例では、ピラープロテクタ78の位置決め突部85をピラーブラケット56の位置決め部62に当接させてピラープロテクタ78を所定位置に位置決めする例について説明したが、これに限定するものではない。
例えば、位置決め突部85を位置決め部62にクリップなどの締結部材で締結してピラープロテクタ78を所定位置に位置決めすることも可能である。
また、前記実施例で示したエアバッグ装置付き車体、フロントピラー、サイドカーテンエアバッグ、ワイヤハーネス、袋体、エアバッグ取付構造、ピラーブラケット、固定部材、プロテクタ、取付凸部、取付部および折曲部などの形状や構成は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
本発明は、フロントピラー、ルーフサイドレールなどへサイドカーテンエアバッグの袋体を取り付けるエアバッグ取付構造を備えた自動車への適用に好適である。
10 エアバッグ装置付き車体
11 フロントピラー(車体側部)
20 サイドカーテンエアバッグ
45 ワイヤハーネス
51 袋体
55 エアバッグ取付構造
56 ピラーブラケット(ブラケット)
57 固定部材
58 プロテクタ
61 取付凸部
61c 取付部
61d 取付部の下端部
61e 取付部の上端部
68 折曲部
68a 折曲部の下面
75 延長線

Claims (4)

  1. 車体側部へサイドカーテンエアバッグの袋体を取り付けるエアバッグ取付構造において、
    前記車体側部へ設けられ、前記袋体の上方に配置されるブラケットと、
    前記袋体に連結され、前記ブラケットへ締結される固定部材と、を備え、
    前記ブラケットは前記固定部材が締結される取付部を有し、
    前記取付部の面方向下側へ延びる延長線上に前記袋体が配置されることを特徴とするエアバッグ取付構造。
  2. 前記固定部材は、
    前記取付部の面方向下側に配置され、かつ、車幅方向内側へ延出する折曲部を有し、
    該折曲部の下面側に前記袋体を設ける請求項1記載のエアバッグ取付構造。
  3. 前記エアバッグ取付構造は、さらに、
    前記固定部材および前記袋体間に設けられるプロテクタを備える請求項1または請求項2記載のエアバッグ取付構造。
  4. 前記車体側部はフロントピラーであって、
    前記ブラケットは、
    前記固定部材が締結される取付部を有し、
    該取付部は、
    下端部から上端部へ向けて、車幅方向内側へ上り勾配に傾斜され、
    前記取付部の上方にワイヤハーネスが配索される請求項1〜3のいずれか1項記載のエアバッグ取付構造。
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