JP2017038460A - ワイヤハーネス - Google Patents
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しかし、複数本の電線を並列状態に一体化させた平面形状のワイヤハーネスは、平面で直線的な場所以外の凹凸があるような複雑形状の配索面への配線が困難であり、配線場所が限定されてしまう。
(1) 表裏の平面板部と、前記表裏の平面板部の間に設けられる複数の隔壁部とを有し、前記表裏の平面板部と一対の隣接する隔壁部とで囲われて一方向に配列された複数の電線挿通孔が形成された配索材と、前記配索材の前記電線挿通孔に挿通されて並列された複数本の電線と、を備えるワイヤハーネスであって、
前記配索材は、配索面の表面形状に追従して屈曲された屈曲部が形成されている
ことを特徴とするワイヤハーネス。
(2) 前記配索材は、前記電線挿通孔の形成方向に沿って前記電線挿通孔の配列方向と交差する方向へ屈曲された屈曲部及び前記電線挿通孔の配列方向に沿って前記電線挿通孔の形成方向と交差する方向へ屈曲された屈曲部の少なくとも一方を有する
ことを特徴とする(1)に記載のワイヤハーネス。
(3) 前記配索材は、弾性変形可能な軟質樹脂材料から成形されている
ことを特徴とする(1)または(2)に記載のワイヤハーネス。
(4) 前記電線挿通孔が幅方向に分割され、これらの電線挿通孔を形成する前記隔壁部同士が前記電線挿通孔に沿う連結部によって連結されている
ことを特徴とする(1)から(3)のいずれか一項に記載のワイヤハーネス。
(5) 前記電線が並列に一体化されたフラットケーブルの間に、前記配索材が設けられ、前記フラットケーブルの間の電線が前記配索材の電線挿通孔に挿通されている
ことを特徴とする(3)または(4)に記載のワイヤハーネス。
(6) 前記配索材は、硬質樹脂材料から成形され、前記屈曲部となる箇所に、複数の切り込みが間隔をあけて形成された屈曲可能部を有する
ことを特徴とする(1)または(2)に記載のワイヤハーネス。
(7) 前記切り込みは、屈曲方向の外側に形成されている
ことを特徴とする(6)に記載のワイヤハーネス。
(8) 前記切り込みは、屈曲方向の内側に形成され、屈曲方向の外側へ向かって次第に窄まる断面形状を有している
ことを特徴とする(6)に記載のワイヤハーネス。
また、配索材によって電線を保護して良好な品質を維持させることができ、しかも、電線を保護するための外装部材などを不要にでき、軽量化が図れる。
また、粘着テープを貼り付けて電線を配列させたり、配列させた電線を樹脂で固定したものと比較して容易に解体することができる。
上記(2)の構成のワイヤハーネスでは、配索材が電線挿通孔に沿って電線挿通孔の配列方向と交差する方向へ屈曲された屈曲部を有することで、電線の配列を配索面の形状に沿って配列させることができる。また、配索材が電線挿通孔の配列方向に沿って電線挿通孔の形成方向と交差する方向へ屈曲された屈曲部を有することで、電線の経路を配索面に沿わせることができ、また、電線の経路を変更して分岐させることもできる。これにより、配索面の形状や配線経路等の状況に合わせた柔軟な配索が可能である。
上記(3)の構成のワイヤハーネスでは、配索材を配索面に設置することで、配索材を配索面の形状に追従させて弾性変形させ、無理なく設置させることができる。しかも、平面板部や隔壁部が弾性変形することで、電線挿通孔の形状が変形可能であるので、電線挿通孔へ挿通させる電線の線種、線径、配置などの組み合わせの自由度を高めることができ、設計の自由度、生産性の向上が図れる。
上記(4)の構成のワイヤハーネスでは、連結部で弾性変形させることで、配索材を電線挿通孔の形成方向に沿って電線挿通孔の配列方向と交差する方向へさらに容易に屈曲させることができる。
上記(5)の構成のワイヤハーネスでは、例えば、フラットケーブルの間で配索材を弾性変形させて屈曲させることで、各フラットケーブルの配索面に段差を有しているような複雑形状の場所にも容易に配索することができる。また、フラットケーブルの間の配索材を弾性変形させて捻ることで、各フラットケーブルの配索面が水平面及び垂直面であるような複雑形状の場所にも容易に配索することができる。
上記(6)の構成のワイヤハーネスでは、配索材を配索面に設置することで、配索材の屈曲可能部を配索面の形状に追従させて屈曲させ、無理なく設置させることができる。
上記(7)の構成のワイヤハーネスでは、屈曲可能部において、切り込みの反対側を内側として容易に屈曲させて配索面に沿って設置させることができる。
上記(8)の構成のワイヤハーネスでは、屈曲可能部において、切り込み側を内側として容易に屈曲させて配索面に沿って設置させることができる。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態に係るワイヤハーネスについて説明する。
図1は、第1実施形態に係るワイヤハーネスの斜視図である。図2は、第1実施形態に係るワイヤハーネスの断面図である。
図9は、フラットケーブルを備えたワイヤハーネスの例を示す図であって、図9(a)及び図9(b)は、それぞれ斜視図である。
次に、第2実施形態に係るワイヤハーネスについて説明する。
なお、第1実施形態と同一構成部分は同一符号を付して説明を省略する。
図10は、第2実施形態に係るワイヤハーネスの斜視図である。図11は、配索材を示す図であって、図11(a)は屈曲前の断面図、図11(b)は屈曲時の断面図である。図12は、配索材を示す図であって、図12(a)は屈曲前の断面図、図12(b)は屈曲時の断面図である。
図13に示すように、このワイヤハーネスWは、配索材11Hの長手方向に沿う屈曲可能部16で屈曲させることで、屈曲部K1が形成されている。また、配索材11Hは、その端部における一部が長手方向に沿って切断されて分割されており、分割された一方に、幅方向に沿って長手方向と交差する方向へ屈曲可能な屈曲可能部16を設け、この屈曲可能部16で屈曲させることで、屈曲部K2が形成されている。これにより、このワイヤハーネスWでは、電線21の配線の経路が電線21の配列方向と交差する方向へ変更されている。
[1] 表裏の平面板部(12)と、前記表裏の平面板部(12)の間に設けられる複数の隔壁部(13)とを有し、前記表裏の平面板部(12)と一対の隣接する隔壁部(13)とで囲われて一方向に配列された複数の電線挿通孔(14)が形成された配索材(11S,11H)と、前記配索材(11S,11H)の前記電線挿通孔(14)に挿通されて並列された複数本の電線(21)と、を備えるワイヤハーネス(W)であって、
前記配索材(11S,11H)は、配索面(A)の表面形状に追従して屈曲された屈曲部(K1,K2)が形成される
ことを特徴とするワイヤハーネス。
[2] 前記配索材(11S,11H)は、前記電線挿通孔(14)の形成方向に沿って前記電線挿通孔(14)の配列方向と交差する方向へ屈曲された屈曲部(K1)及び前記電線挿通孔(14)の配列方向に沿って前記電線挿通孔(14)の形成方向と交差する方向へ屈曲された屈曲部(K2)の少なくとも一方を有する
ことを特徴とする上記[1]に記載のワイヤハーネス。
[3] 前記配索材(11S)は、弾性変形可能な軟質樹脂材料から成形されている
ことを特徴とする上記[1]または[2]に記載のワイヤハーネス。
[4] 前記電線挿通孔(14)が幅方向に分割され、これらの電線挿通孔(14)を形成する前記隔壁部(13)同士が前記電線挿通孔(14)に沿う連結部(ブリッジ部15)によって連結されている
ことを特徴とする上記[1]から[3]のいずれかに記載のワイヤハーネス。
[5] 前記電線(21)が並列に一体化されたフラットケーブル(31)の間に、前記配索材(11S)が設けられ、前記フラットケーブル(31)の間の電線(21)が前記配索材(11S)の電線挿通孔(14)に挿通されている
ことを特徴とする上記[3]または[4]に記載のワイヤハーネス。
[6] 前記配索材(11H)は、硬質樹脂材料から成形され、前記屈曲部(K1,K2)となる箇所に、複数の切り込み(17)が間隔をあけて形成された屈曲可能部(16)を有する
ことを特徴とする上記[1]または[2]に記載のワイヤハーネス。
[7] 前記切り込み(17)は、屈曲方向の外側に形成されている
ことを特徴とする上記[6]に記載のワイヤハーネス。
[8] 前記切り込み(17)は、屈曲方向の内側に形成され、屈曲方向の外側へ向かって次第に窄まる断面形状を有している
ことを特徴とする上記[6]に記載のワイヤハーネス。
12 平面板部
13 隔壁部
14 電線挿通孔
14a 幅広電線挿通孔(電線挿通孔)
15 ブリッジ部(連結部)
16 屈曲可能部
17 切り込み
21,21a 電線
A 配索面
K1,K2 屈曲部
W ワイヤハーネス
Claims (8)
- 表裏の平面板部と、前記表裏の平面板部の間に設けられる複数の隔壁部とを有し、前記表裏の平面板部と一対の隣接する隔壁部とで囲われて一方向に配列された複数の電線挿通孔が形成された配索材と、前記配索材の前記電線挿通孔に挿通されて並列された複数本の電線と、を備えるワイヤハーネスであって、
前記配索材は、配索面の表面形状に追従して屈曲された屈曲部が形成される
ことを特徴とするワイヤハーネス。 - 前記配索材は、前記電線挿通孔の形成方向に沿って前記電線挿通孔の配列方向と交差する方向へ屈曲された屈曲部及び前記電線挿通孔の配列方向に沿って前記電線挿通孔の形成方向と交差する方向へ屈曲された屈曲部の少なくとも一方を有する
ことを特徴とする請求項1に記載のワイヤハーネス。 - 前記配策材は、弾性変形可能な軟質樹脂材料から成形されている
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネス。 - 前記電線挿通孔が幅方向に分割され、これらの電線挿通孔を形成する前記隔壁部同士が前記電線挿通孔に沿う連結部によって連結されている
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のワイヤハーネス。 - 前記電線が並列に一体化されたフラットケーブルの間に、前記配索材が設けられ、前記フラットケーブルの間の電線が前記配索材の電線挿通孔に挿通されている
ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載のワイヤハーネス。 - 前記配索材は、硬質樹脂材料から成形され、前記屈曲部となる箇所に、複数の切り込みが間隔をあけて形成された屈曲可能部を有する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネス。 - 前記切り込みは、屈曲方向の外側に形成されている
ことを特徴とする請求項6に記載のワイヤハーネス。 - 前記切り込みは、屈曲方向の内側に形成され、屈曲方向の外側へ向かって次第に窄まる断面形状を有している
ことを特徴とする請求項6に記載のワイヤハーネス。
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JP2014117099A (ja) * | 2012-12-11 | 2014-06-26 | Yazaki Corp | ワイヤハーネス |
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2015
- 2015-08-07 JP JP2015157528A patent/JP6562759B2/ja active Active
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