JP2017016231A - 教示装置、ロボット、及びロボットシステム - Google Patents

教示装置、ロボット、及びロボットシステム Download PDF

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Yoshinori Nagashima
佳紀 長島
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Abstract

【課題】ユーザーが行うプログラムの編集作業を容易にすることができる教示装置を提供すること。【解決手段】教示装置は、ロボット制御装置にロボットの動作を教示する教示装置であって、ロボットの動作に関するプログラムを編集可能な入力画面を表示する表示部を備え、表示部は、プログラムへの入力語が言語解析された結果に基づく情報を表示する。【選択図】図3

Description

この発明は、教示装置、ロボット、及びロボットシステムに関する。
ロボットに動作を教示する作業を容易にする技術の研究や開発が行われている。
これに関し、動作機械の操作器が備える表示部に表示された作成中のプログラムにおい
て、カーソルが配置された行の前の行の文字列を取得し、記憶部に記憶されているプログ
ラム中から、取得した当該文字列を検索し、記憶部に記憶されているプログラム中から、
検索した文字列を含む行の後の行の文字列を取得し、表示部に表示された作成中のプログ
ラムにおいて、取得した当該文字列をカーソルの配置された行に挿入するプログラム作成
支援方法が知られている(特許文献1参照)。
特開2013−206086号公報
しかしながら、従来のプログラム作成支援方法では、所定の役割が対応付けられた文字
列である予約語の検索及び挿入を行うことができたが、作成したい命令語の書式の表示や
入力語の色付け等を行うことができなかった。すなわち、当該プログラム支援方法は、教
示装置を用いたプログラムの編集を十分に支援することができなかった。
上記課題の少なくとも一つを解決するために本発明の一態様は、ロボット制御装置にロ
ボットの動作を教示する教示装置であって、前記ロボットの動作に関するプログラムを編
集可能な入力画面を表示する表示部を備え、前記表示部は、前記プログラムへの入力語が
言語解析された結果に基づく情報を表示する、教示装置である。
この構成により、教示装置は、プログラムへの入力語が言語解析された結果に基づく情
報を表示する。これにより、教示装置は、ユーザーが行うプログラムの編集作業を容易に
することができる。
また、本発明の他の態様は、教示装置において、前記表示部は、前記入力語の文字列が
予約語の文字列を構成する1以上の文字の大文字と小文字を入れ替えた文字列である場合
、当該予約語と一致する語を前記情報として表示する、構成が用いられてもよい。
この構成により、教示装置は、入力語の文字列が予約語の文字列を構成する1以上の文
字の大文字と小文字を入れ替えた文字列である場合、当該予約語と一致する語を、プログ
ラムへの入力語が言語解析された結果に基づく情報として表示する。これにより、教示装
置は、予約語と一致する語の大文字と小文字の誤入力を抑制することができる。
また、本発明の他の態様は、教示装置において、前記表示部は、前記入力語の文字列が
予約語の文字列と一致する場合に、前記入力語の文字色と背景色のうちの一方又は両方を
所定の色とした語及び背景を前記情報として表示する、構成が用いられてもよい。
この構成により、教示装置は、入力語の文字列が予約語の文字列と一致する場合に、入
力語の文字色と背景色のうちの一方又は両方を所定の色とした語及び背景を、プログラム
への入力語が言語解析された結果に基づく情報として表示する。これにより、教示装置は
、予約語と一致する語を強調することができる。
また、本発明の他の態様は、教示装置において、前記表示部は、前記入力語の文字列が
予約語の文字列と一致する場合に、前記予約語により構成される命令文の予め決められた
書式を表示する、構成が用いられてもよい。
この構成により、教示装置は、入力語の文字列が予約語の文字列と一致する場合に、当
該予約語により構成される命令文の予め決められた書式を表示する。これにより、教示装
置は、命令文の書式をユーザーが誤入力してしまうことを抑制することができる。
また、本発明の他の態様は、教示装置において、前記入力語の文字列が予約語の文字列
と一致する場合に、前記予約語に対応するロボットの動作に関するパラメーターのリスト
を表示する、構成が用いられてもよい。
この構成により、教示装置は、入力語の文字列が予約語の文字列と一致する場合に、当
該予約語に対応するロボットの動作に関するパラメーターのリストを表示する。これによ
り、教示装置は、入力された予約語に対応するロボットの動作に関するパラメーターをユ
ーザーが誤入力してしまうことを抑制することができる。
また、本発明の他の態様は、教示装置において、前記教示装置と前記ロボット制御装置
の両方が前記入力語を言語解析する言語解析機能を有し、前記表示部は、前記教示装置が
有する前記言語解析機能と、前記ロボット制御装置が有する前記言語解析機能とのうちバ
ージョンが新しい前記言語解析機能の方を用いて前記情報を表示する。
この構成により、教示装置は、教示装置が有する言語解析機能と、ロボット制御装置が
有する言語解析機能とのうちバージョンが新しい言語解析機能の方を用いて、入力語が言
語解析された結果に基づく情報を表示する。これにより、教示装置は、新しい言語解析機
能によって、プログラムの編集を容易にすることができる。
また、本発明の他の態様は、教示装置において、第1閾値以下の動作速度でロボットを
動作させる第1モードと、第1閾値よりも高い動作速度でロボットを動作させる第2モー
ドとを選択可能であり、第2モードを選択した場合、表示部に認証画面が表示される、構
成が用いられてもよい。
この構成により、教示装置は、第2モードを選択した場合、表示部に認証画面が表示さ
れる。これにより、教示装置は、意図せずに高い動作速度によってロボットが動作させら
れてしまうことを抑制することができる。
また、本発明の他の態様は、教示装置において、前記第2モードを選択した場合に前記
表示部に表示される画面は、前記第1モードを選択した場合に前記表示部に表示される画
面と異なる、構成が用いられてもよい。
この構成により、教示装置は、第2モードを選択した場合、第1モードを選択した場合
に表示部に表示される画面とは異なる画面を表示部に表示させる。これにより、教示装置
は、意図せずに高い動作速度によってロボットを動作させてしまうことを抑制することが
できる。
また、本発明の他の態様は、教示装置において、前記第2モードを選択した場合に前記
表示部に表示される画面は、前記第1モードを選択した場合に前記表示部に表示される画
面と配色、形状、配置、表示情報のうち少なくともいずれか1つが異なる、構成が用いら
れてもよい。
この構成により、教示装置は、第2モードを選択した場合、第1モードを選択した場合
に表示部に表示される画面とは、配色、形状、配置、表示情報のうち少なくともいずれか
1つが異なる画面を表示部に表示させる。これにより、教示装置は、ユーザーに対して、
配色、形状、配置、表示情報のうち少なくともいずれか1つによって現在の動作モードが
第2モードであることを認識させることができる。
また、本発明の他の態様は、教示装置において、イネーブルスイッチを備え、イネーブ
ルスイッチが押下されている時のみ、前記第2モードによって前記ロボットを動作させる
ことが可能である、構成が用いられてもよい。
この構成により、教示装置は、イネーブルスイッチが押下されている時のみ、第2モー
ドによってロボットを動作させることが可能である。これにより、教示装置は、ユーザー
が意図的にイネーブルスイッチを押下している状態でのみ、第2モードによってロボット
を動作させることができる。
また、本発明の他の態様は、教示装置において、前記第2モードによって前記ロボット
を動作させている際に前記イネーブルスイッチの押下を解除した場合、前記ロボットの動
作速度を前記第1閾値以下に変更する、構成が用いられてもよい。
この構成により、教示装置は、第2モードによってロボットを動作させている際にイネ
ーブルスイッチの押下を解除した場合、ロボットの動作速度を第1閾値以下に変更する。
これにより、教示装置は、イネーブルスイッチの押下を解除することにより、ロボットの
動作速度を遅くすることができる。
また、本発明の他の態様は、教示装置において、前記第2モードが選択されている際に
、所定時間操作が行われない場合、前記ロボットの動作速度を前記第1閾値以下に変更す
る、構成が用いられてもよい。
この構成により、教示装置は、第2モードが選択されている際に、所定時間操作が行わ
れない場合、ロボットの動作速度を第1閾値以下に変更する。これにより、教示装置は、
ロボットの動作速度が高い動作速度に設定されていたことをユーザーが忘れてロボットを
動作させてしまうことを抑制することができる。
また、本発明の他の態様は、上記のいずれかに記載の教示装置により教示されるロボッ
トである。
この構成により、ロボットは、プログラムへの入力語が言語解析された結果に基づく情
報を表示する教示装置により教示される。これにより、ロボットは、ユーザーが行うプロ
グラムの編集作業を容易にすることができる。
また、本発明の他の態様は、上記のいずれかに記載の教示装置と、上記に記載のロボッ
トと、前記ロボット制御装置と、を備える、ロボットシステムである。
この構成により、ロボットシステムは、プログラムへの入力語が言語解析された結果に
基づく情報を表示する。これにより、ロボットシステムは、ユーザーが行うプログラムの
編集作業を容易にすることができる。
以上により、教示装置、ロボット、及びロボットシステムは、プログラムへの入力語が
言語解析された結果に基づく情報を表示する。これにより、教示装置、ロボット、及びロ
ボットシステムは、ユーザーが行うプログラムの編集作業を容易にすることができる。
本実施形態に係るロボットシステム1の一例を示す構成図である。 教示装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。 教示装置10の機能構成の一例を示す図である。 制御装置30の機能構成の一例を示す図である。 ユーザーにより行われるプログラムエディターESを介した動作プログラムの作成を制御部18が支援する処理の流れの一例を示すフローチャートである。 ステップS110における言語解析処理の流れの一例を示すフローチャートである。 ステップS200からステップS230までの処理を模式的に表した図である。 表示制御部20が、命令語により構成される命令文の規定書式を示す情報が表示されたプログラムエディターESを含む編集画面の一例を示す図である。 表示制御部20が、命令語により構成される命令文の規定書式を示す情報、及び命令語の後に入力される可能性のある変数のリストが表示されたプログラムエディターESを含む編集画面の一例を示す図である。 表示制御部20が、命令語により構成される命令文の規定書式を示す情報、及び命令語の後に入力される可能性のある変数のリストが表示されたプログラムエディターESを含む編集画面の他の例を示す図である。 教示装置10の動作モードが第2モードに切り替えられた際の制御部18の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 教示装置10の動作モードが第1モードである場合に表示制御部20が表示部15に表示する試験画面の一例を示す図である。 教示装置10の動作モードが第2モードである場合に表示制御部20が表示部15に表示する試験画面の一例を示す図である。 所定の条件が満たされることにより動作モード切替部23が教示装置10の動作モードを第2モードから第1モードに切り替える処理の流れの一例を示すフローチャートである。
<実施形態>
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係
るロボットシステム1の一例を示す構成図である。ロボットシステム1は、教示装置10
と、制御装置30と、ロボット50を備える。
まず、ロボットシステム1が備える各構成について説明する。
教示装置10は、制御装置30にロボット50の動作を示す情報を教示する。また、教
示装置10は、プログラムを編集可能な入力画面であるプログラムエディターESを含む
GUI(Graphical User Interface)を表示する。以下では、説明の便宜上、プログラ
ムエディターESを含むGUIを編集画面と称して説明する。ユーザーは、編集画面に含
まれるプログラムエディターESを介して、ロボット50の動作に関する(例えば、ロボ
ット50を動作させる)プログラムである動作プログラムを作成することができる。
すなわち、プログラムエディターESに表示された動作プログラムは、入力受付部13
を介して編集が可能である。動作プログラムは、例えば、命令文、関数、コメント文等の
プログラムの構成要素を含む。命令文には少なくとも、ロボット50を動作させるための
1以上の命令文と、ロボット50の動作速度、座標系の原点、座標軸の方向等のロボット
50の動作に関するパラメーターであってロボット50に設定可能なパラメーターを設定
するための1以上の命令文とが含まれる。
ロボット50を動作させるための命令文は、ロボット50の動作を示す命令語と、当該
動作によってロボット50のTCP(Tool Center Point)を移動させる目標位置を示
す情報である引数や変数とを含んで構成される。ロボット50に設定可能なパラメーター
を設定するための命令文は、ロボット50の設定可能なパラメーターを設定するための命
令語と、当該命令語によってパラメーターとして設定する値を示す引数や変数とを含んで
構成される。引数や変数は、ロボットの動作に関するパラメーターの一例である。なお、
これらの命令文は、引数や変数が省略され、命令語のみで構成される場合もある。
また、これらの命令文の書式は、動作プログラムを作成するためのプログラム言語であ
るロボット言語によって予め決められている。命令文の書式とは、命令文の作成(記述)
形式であり、命令文を構成する文字列や数字、記号の並び順や、並び順以外の他の配置の
ことである。以下では、説明の便宜上、ロボット言語によって予め決められている書式を
、規定書式と称して説明する。また、以下では、ユーザーによりプログラムエディターE
S上に入力された命令文の書式を、規定書式に対して入力書式と称して説明する。例えば
、プログラムエディターESに入力されたある命令文の入力書式が規定書式と一致してい
ない場合において、当該命令文を含む動作プログラムがコンパイルされた場合、当該動作
プログラムをコンパイルしたコンパイラーは、動作プログラムにエラーが含まれているこ
とを示す情報を出力する。
関数は、動作プログラムの中に含まれる部分プログラムである。関数は、関数自体が1
つの動作プログラムとして機能する。例えば、関数X0に命令文X1と命令文X2が含ま
れている場合、関数X0が実行されると、命令文X1と命令文X2が実行される。また、
関数には、ロボット50を動作させるために必要な情報を生成、算出、取得するプログラ
ムが含まれる場合もある。当該プログラムは、例えば、ロボット50の動作に関する画像
処理を行うプログラム等のことである。コメント文は、制御装置30が動作プログラムを
実行する際に無視される文であり、動作プログラムの作成者や編集者が動作プログラム中
に記載するメモである。
また、教示装置10は、ユーザーにより作成された動作プログラムや、他の装置から取
得した動作プログラムを制御装置30に出力して実行させることができる。また、教示装
置10は、プログラムエディターESを介して行われる動作プログラムの作成を支援する
。教示装置10は、プログラムエディターESを介して入力された動作プログラムへの入
力語が言語解析された結果を示す言語解析結果情報に基づく情報を表示する。これにより
、教示装置10は、例えば、入力語が言語解析された結果に基づく情報として、入力語が
プログラム言語において予め決められた記述形式(上述の規定書式)と一致しているか否
かをユーザーに知らせることや、予約語と一致している入力語に色を付けることによりプ
ログラムを見やすくすること等のプログラムの作成を支援することができる。その結果、
教示装置10は、ユーザーが行うプログラムの編集作業を容易にすることができる。
動作プログラムへの入力語は、入力受付部13を介してプログラムエディターESに入
力された語のことである。この際、プログラムエディターESは、動作プログラムに含ま
れる1以上の文字列や数字、記号等が表示されている状態であってもよく、何も表示され
ていない状態であってもよい。動作プログラムに含まれる1以上の文字列や数字、記号等
がプログラムエディターESに表示されている状態では、動作プログラムへの入力語は、
他の語が表示されているプログラムエディターESに新たに追加された語のことである。
プログラムエディターESに何も表示されていない状態では、動作プログラムへの入力語
は、プログラムエディターESに新規で入力された語のことである。
教示装置10は、入力語の言語解析を、教示装置10又は制御装置30の言語解析機能
のうちのバージョンが新しい方の言語解析機能によって行う。なお、ロボットシステム1
では、入力語の言語解析を行う言語解析機能を教示装置10と制御装置30のうちのいず
れか一方にのみ備える構成であってもよい。
教示装置10の言語解析機能のバージョンが制御装置30の言語解析機能のバージョン
よりも古い場合、教示装置10は、編集情報とともに言語解析の要求を制御装置30に出
力する。編集情報には、少なくとも入力語を示す情報が含まれる。以下では、一例として
、編集情報が、入力語を示す情報の他に、プログラムエディターESにおいて当該入力語
を含む行に入力されている他の語を示す情報を含む場合について説明する。なお、当該他
の語がプログラムエディターESに入力されていない場合、当該他の語を示す情報は、編
集情報に含まれない。教示装置10は、編集情報に含まれる入力語に対する言語解析の結
果を示す言語解析結果情報を、言語解析の要求に対する応答として制御装置30から取得
する。
教示装置10の言語解析機能のバージョンが制御装置30の言語解析機能のバージョン
よりも古くない場合、教示装置10は、教示装置10の言語解析機能を用いて入力語の言
語解析を行う。教示装置10の言語解析機能のバージョンが制御装置30の言語解析機能
のバージョンよりも古くない場合には、教示装置10の言語解析機能のバージョンと、制
御装置30の言語解析機能のバージョンが同じバージョンであった場合と、教示装置10
の言語解析機能のバージョンが制御装置30の言語解析機能のバージョンよりも新しい場
合とが含まれる。
また、教示装置10は、作成した動作プログラムがロボット50を意図通りに動作させ
ることができるか否かを検査する試験である動作試験を行うための2つの動作モードを有
する。1つ目の動作モードは、第1閾値以下の動作速度である通常動作速度でロボット5
0を動作させることにより動作試験を行うことが可能な第1モードである。第1閾値は、
例えば、秒速250ミリメートルである。なお、この秒速250ミリメートルという値は
、あくまでも一例に過ぎない。そのため、第1閾値は、秒速250ミリメートル未満の値
であってもよく、秒速250ミリメートルより高い他の値であってもよい。以下では、一
例として通常動作速度が秒速100ミリメートルである場合について説明する。2つ目の
動作モードは、第1閾値よりも高い動作速度である高速動作速度でロボット50を動作さ
せることにより動作試験を行うことが可能な第2モードである。以下では、一例として、
高速動作速度が秒速260ミリメートルである場合について説明する。
教示装置10は、ユーザーから受け付けた操作に基づいて、動作モードを第1モードと
第2モードのうちのいずれかに切り替える。動作モードが第1モードに切り替えられた場
合、教示装置10は、ロボット50の動作速度を通常動作速度に設定し、ユーザーから受
け付けた操作に基づいて動作試験を行う。また、動作モードが第2モードに切り替えられ
た場合、教示装置10は、ロボット50の動作速度を高速動作速度に設定し、ユーザーか
ら受け付けた操作に基づいて動作試験を行う。
教示装置10は、第1モード又は第2モードによって動作試験を行う際、制御装置30
に動作プログラムの一部又は全部を実行させ、制御装置30にロボット50を動作させる
。このように、教示装置10は、第2モードにおいてロボット50を高速動作速度で動作
させることにより、動作試験の時間を短縮することができる。また、教示装置10は、動
作モードが第2モードに切り替えられた場合、ユーザー認証を行うための画面を含むGU
Iを表示する。これにより、教示装置10は、高速動作速度による動作試験が意図せずに
行われることを抑制することができる。以下では、説明の便宜上、ユーザー認証を行うた
めの画面を含むGUIを認証画面と称して説明する。
制御装置30は、教示装置10に教示されたロボット50の動作を示す情報に基づいて
、ロボット50を動作させる。また、制御装置30は、教示装置10から取得した動作プ
ログラムの一部又は全部を実行することによりロボット50を動作させる。制御装置30
は、ロボット50を動作させる際、ロボット50が備える各機能部のそれぞれに制御信号
を送信する。これにより、制御装置30は、ロボット50を動作させる。
また、制御装置30は、教示装置10から編集情報とともに言語解析の要求を取得した
場合、編集情報に含まれる入力語の言語解析を行う。そして、制御装置30は、前述の言
語解析結果情報を教示装置10に出力する。制御装置30は、ロボット制御装置の一例で
ある。
ロボット50は、1本のアーム(腕)を備える単腕ロボットである。なお、ロボット5
0は、単腕ロボットに代えて、2本のアームを備える双腕ロボットであってもよく、パラ
レルリンクロボットであってもよく、直交軸ロボットであってもよく、単軸ロボットであ
ってもよく、スカラロボットであってもよい。
アームは、エンドエフェクターEと、マニピュレーターMと、図示しない複数のアクチ
ュエーターによって構成される。アームは、7軸垂直多関節型のアームである。具体的に
は、アームは、支持台と、エンドエフェクターEと、マニピュレーターMとがアクチュエ
ーターによる連携した動作によって7軸の自由度の動作を行う。なお、アームは、7軸垂
直多関節型のアームに限らない。例えば、アームは、6軸以下の垂直多関節型のアームで
あってもよく、8軸以上の垂直多関節型のアームであってもよい。
各アクチュエーターは、ケーブルによって制御装置30と通信可能に接続されている。
これにより、アクチュエーターは、制御装置30から取得される制御信号に基づいて、エ
ンドエフェクターEとマニピュレーターMを動作させることができる。なお、ケーブルを
介した有線通信は、例えば、イーサネット(登録商標)やUSB(Universal Serial B
us)等の規格によって行われる。また、アクチュエーターのうちの一部又は全部は、Wi
−Fi(登録商標)等の通信規格により行われる無線通信によって制御装置30と接続さ
れる構成であってもよい。
上記で説明したロボット50が備える各アクチュエーターは、制御装置30から制御信
号を取得する。そして、これらの各機能部は、取得した制御信号に基づいた動作を行う。
すなわち、ロボット50は、ロボット50の外部に設置された制御装置30により制御さ
れる。なお、ロボット50は、これに代えて、ロボット50に内蔵された制御装置30に
より制御される構成であってもよい。
次に、図2を参照し、教示装置10のハードウェア構成について説明する。図2は、教
示装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。教示装置10は、例えば、CPU
(Central Processing Unit)11と、記憶部12と、入力受付部13と、通信部14
と、表示部15と、第1操作部16と、第2操作部17を備える。また、教示装置10は
、通信部14を介して制御装置30と通信を行う。これらの構成要素は、バスBusを介
して相互に通信可能に接続されている。
CPU11は、記憶部12に格納された各種プログラムを実行する。
記憶部12は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive
)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、R
OM(Read−Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを含む。記憶部1
2は、教示装置10が処理する各種情報やプログラム等を格納する。なお、記憶部12は
、教示装置10に内蔵されるものに代えて、USB等のデジタル入出力ポート等によって
接続された外付け型の記憶装置でもよい。
入力受付部13は、例えば、キーボードやマウス、タッチパッド等の入力装置である。
この一例において、入力受付部13は、タッチパネルとして表示部15と一体に構成され
ている。
通信部14は、例えば、USB等のデジタル入出力ポートやイーサネット(登録商標)
ポート等を含んで構成される。
表示部15は、例えば、液晶ディスプレイパネル、あるいは、有機EL(ElectroLumin
escence)ディスプレイパネルである。
第1操作部16は、教示装置10の動作モードを切り替えるスイッチである。この一例
において、第1操作部16は、専用の鍵を用いて回転させることができるロータリースイ
ッチである。ユーザーは、当該鍵を用いて第1操作部16を回転させることにより、教示
装置10の動作モードを第1モードと第2モードのいずれかに切り替えることができる。
第2操作部17は、教示装置10のイネーブルスイッチである。
次に、図3を参照し、教示装置10の機能構成について説明する。図3は、教示装置1
0の機能構成の一例を示す図である。教示装置10は、記憶部12と、入力受付部13と
、通信部14と、表示部15と、第1操作部16と、第2操作部17と、制御部18を備
える。
制御部18は、教示装置10の全体を制御する。制御部18は、表示制御部20と、言
語解析部21と、通信制御部22と、動作モード切替部23と、認証部24と、動作速度
設定部25と、ロボット制御部26と、判定部27を備える。制御部18が備えるこれら
の機能部は、例えば、CPU11が、記憶部12に記憶された各種プログラムを実行する
ことで実現される。なお、制御部18が備えるこれらの機能部のうち一部または全部は、
LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated
Circuit)等のハードウェア機能部であってもよい。
表示制御部20は、入力受付部13を介してユーザーから受け付けた操作に基づいて、
ユーザーが制御装置30に教示するロボット50の動作を示す情報を入力するための1以
上のGUIを生成する。これらのGUIの少なくとも一部には、プログラムエディターE
Sを含むGUIである前述した編集画面や、ユーザーが制御装置30に教示するロボット
50の動作を示す情報を入力するための1以上のGUIである教示画面、ユーザーが動作
試験を行うためのGUIである試験画面、動作モード切替部23が教示装置10の動作モ
ードを第2モードに切り替えた場合に表示される認証画面が含まれる。
表示制御部20は、生成したこれらの画面(編集画面、認証画面、教示画面、試験画面
)を表示部15に表示させる。また、表示制御部20は、ユーザーによりプログラムエデ
ィターESを介して入力された動作プログラムへの入力語が言語解析された結果を示す言
語解析結果情報に基づく情報を、プログラムエディターESを介して表示部15に表示さ
せる。
言語解析部21は、表示制御部20が表示部15に表示させた編集画面に含まれるプロ
グラムエディターESを介して入力された入力語の言語解析を行う。言語解析部21は、
当該入力語を言語解析した結果を示す言語解析結果情報を表示制御部20に出力する。
通信制御部22は、教示装置10が備える言語解析部21の言語解析機能のバージョン
が、制御装置30の言語解析機能のバージョンよりも古いと判定部27が判定した場合、
編集情報とともに言語解析の要求を通信部14に制御装置30へ出力させる。
動作モード切替部23は、第1操作部16により受け付けられた操作に基づいて、教示
装置10の動作モードを第1モードと第2モードのいずれかに切り替える。また、動作モ
ード切替部23は、教示装置10の動作モードが第2モードであり、且つ1以上の所定の
条件のうちのいずれかが満たされた場合、教示装置10の動作モードを第1モードに切り
替える。所定の条件は、この一例において、ロボット50が動作していない場合、以下に
示す条件1)、条件2)である。
条件1)第1操作部16により教示装置10の動作モードを第1モードに切り替える操作
を受け付けること
条件2)所定時間が経過するまで教示装置10が操作を受け付けないこと
所定時間は、例えば、3分である。なお、所定時間は、3分に代えて、他の時間であっ
てもよい。条件2において教示装置10が受け付ける操作には、入力受付部13、第1操
作部16、及び第2操作部17のそれぞれに対する操作を含む構成であってもよく、入力
受付部13、及び第1操作部16のそれぞれに対する操作を含み、第2操作部17に対す
る操作を含まない構成であってもよい。
また、所定の条件は、この一例において、ロボット50が動作している場合、以下に示
す条件3)である。
条件3)第2操作部17の押下が解除されること
認証部24は、表示部15に表示された認証画面を介して入力された認証情報に基づい
てユーザー認証を行う。認証情報は、この一例において、ユーザーIDとパスワードの組
み合わせであるが、他の情報であってもよい。
動作速度設定部25は、動作モード切替部23が切り替えた動作モードに応じてロボッ
ト制御部26に設定されるロボット50の動作速度を、通常動作速度と高速動作速度のい
ずれかに設定する。
ロボット制御部26は、表示部15に表示されたGUI(例えば、教示画面や試験画面
)を介して入力受付部13から受け付けられたユーザーによる操作に基づいて、制御装置
30にロボット50を動作させる。また、ロボット制御部26は、プログラムエディター
ESを介して入力された動作プログラムに基づいて、制御装置30にロボット50を動作
させる。
判定部27は、言語解析部21の言語解析機能のバージョンが、制御装置30の言語解
析機能のバージョンよりも古いか否かを判定する。
次に、図4を参照し、制御装置30の機能構成について説明する。図4は、制御装置3
0の機能構成の一例を示す図である。制御装置30は、通信部34と、制御部38を備え
る。
通信部34は、例えば、USB等のデジタル入出力ポートやイーサネット(登録商標)
ポート等を含んで構成される。
制御部38は、制御装置30の全体を制御する。制御部38は、言語解析部41と、通
信制御部42と、ロボット制御部46を備える。制御部38が備えるこれらの機能部のう
ち一部又は全部は、例えば、図示しないCPUが、図示しない記憶部に記憶された各種プ
ログラムを実行することで実現される。また、これらの機能部のうち一部または全部は、
LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated
Circuit)等のハードウェア機能部であってもよい。
言語解析部41は、教示装置10から通信部34を介して編集情報とともに言語解析の
要求を取得すると、編集情報に含まれる入力語の言語解析を行う。
通信制御部42は、言語解析部41が言語解析した結果を示す言語解析結果情報を通信
部34に教示装置10へ送信させる。
ロボット制御部46は、教示装置10から通信部34を介して取得したロボット50の
動作を示す情報に応じてロボット50を動作させる。また、ロボット制御部46は、教示
装置10から通信部34を介して取得した動作プログラムの一部又は全部に基づいてロボ
ット50を動作させる。
以下、図5を参照し、ユーザーにより行われるプログラムエディターESを介した動作
プログラムの作成を制御部18が支援する処理について説明する。図5は、ユーザーによ
り行われるプログラムエディターESを介した動作プログラムの作成を制御部18が支援
する処理の流れの一例を示すフローチャートである。図5に示したフローチャートにおい
て、表示部15には、表示制御部20が生成した編集画面がすでに表示されている場合に
ついて説明する。
制御部18は、編集画面に含まれるプログラムエディターESを介して入力語が入力さ
れるまで待機する(ステップS100)。プログラムエディターESを介して入力語が入
力された場合(ステップS100−Yes)、言語解析部21及び判定部27は、当該入
力語に対して言語解析処理を行う(ステップS110)。ここで、図6を参照し、ステッ
プS110における言語解析処理について説明する。図6は、ステップS110における
言語解析処理の流れの一例を示すフローチャートである。
判定部27は、言語解析部21の言語解析機能のバージョンが、制御装置30が備える
言語解析部41の言語解析機能のバージョンよりも古いか否かを判定する(ステップS2
00)。より具体的には、判定部27は、制御装置30に言語解析部41の言語解析機能
のバージョンを示す情報取得の要求を送信する。判定部27は、当該要求の応答として言
語解析部41の言語解析機能のバージョンを示す情報を制御装置30から取得する。判定
部27は、取得した言語解析部41の言語解析機能のバージョンと、言語解析部21の言
語解析機能のバージョンとを比較し、言語解析部21のバージョンが言語解析部41のバ
ージョンよりも古いか否かを判定する。
なお、ロボットシステム1では、判定部27が、言語解析部21のバージョンが言語解
析部41のバージョンよりも古いか否かを判定する構成に代えて、制御装置30が、言語
解析部21のバージョンが言語解析部41のバージョンよりも古いか否かを判定する構成
であってもよい。この場合、判定部27は、制御装置30に言語解析部21の言語解析機
能のバージョンを示す情報を送信する。そして、判定部27は、当該情報の送信に対する
応答として、言語解析部21のバージョンが言語解析部41のバージョンよりも古いか否
かの判定結果を示す情報を制御装置30から取得する。
言語解析部21の言語解析機能のバージョンが言語解析部41の言語解析機能のバージ
ョンよりも古くないと判定部27が判定した場合(ステップS200−No)、言語解析
部21は、ステップS100において入力された入力語の言語解析を行い(ステップS2
30)、当該言語解析の結果を示す言語解析結果情報を表示制御部20に出力して処理を
終了する。ここで、ステップS230における言語解析部21が行う言語解析について説
明する。
言語解析部21は、プログラムエディターESを介して入力された入力語が、記憶部1
2に予め記憶された1以上の予約語のうちのいずれかの予約語に一致するか否かを判定す
る。この一例において、予約語に一致する入力語は、予約語の文字列と文字列が一致する
入力語のことである。また、入力語に一致する予約語とは、入力語の文字列に文字列が一
致する予約語のことである。ここで、文字列A1と文字列A2が一致するとは、文字列A
1を構成する1以上の文字及び当該文字の並び順と、文字列A2を構成する1以上の文字
及び当該文字の並び順とが一致し、且つ文字列A2が文字列A1の文字列を構成する1以
上の文字の大文字と小文字を入れ替わっていない文字列であることを示す。なお、予約語
は、所定の役割が対応付けられた文字列のことである。例えば、予約語は、動作プログラ
ムを作成する言語であるロボット言語において予め用意されている命令語や関数名、クラ
ス名等のことである。なお、予約語には、すでに使用している関数名やクラス名等が含ま
れてもよい。
また、言語解析部21は、プログラムエディターESを介して入力された入力語が、1
以上の予約語のうちのいずれかの予約語に対応する入力語であるか否かを判定(解析)す
る。この一例において、予約語に対応する入力語とは、1以上の予約語のうちのいずれか
の予約語の文字列を構成する1以上の文字の大文字と小文字を入れ替えた文字列を有する
入力語のことである。また、入力語に対応する予約語とは、1以上の予約語のうち、入力
語の文字列を構成する1以上の文字の大文字と小文字を入れ替えた文字列を有する予約語
のことである。
また、言語解析部21は、プログラムエディターESを介して入力された入力語が、記
憶部12に予め記憶された1以上の予約語のうちの命令語を示す1以上の予約語のいずれ
かに一致した場合、入力語と一致した命令語により構成される命令文の予め記憶された規
定書式と、プログラムエディターESに入力された入力語により構成される命令文の入力
書式とが一致するか否かを判定(解析)する。すなわち、言語解析部21は、プログラム
エディターESに入力された入力語により構成される命令文の入力書式に、規定書式と異
なる記述(誤り)が含まれているか否かを判定する。
また、言語解析部21は、プログラムエディターESを介して入力された入力語が、コ
メント文中の入力語であるか否かを判定(解析)する。この一例において、コメント文は
、制御装置30が動作プログラムを実行する際、制御装置30に無視される文のことであ
る。なお、言語解析部21は、これらの言語解析に加えて、他の言語解析を行う構成であ
ってもよく、これらの言語解析の一部又は全部に代えて、他の言語解析を行う構成であっ
てもよい。
一方、ステップS200において言語解析部21の言語解析機能のバージョンが言語解
析部41の言語解析機能のバージョンよりも古いと判定部27が判定した場合(ステップ
S200−Yes)、通信制御部22は、ステップS100において入力された入力語を
含む編集情報とともに、当該入力語の言語解析の要求を通信部14に制御装置30へ出力
させる(ステップS210)。
次に、制御部18は、ステップS210において制御装置30に出力した要求に対する
応答として、制御装置30の言語解析部41が行った言語解析の結果を示す言語解析結果
情報を制御装置30から通信部14を介して取得し(ステップS220)、当該言語解析
結果情報を表示制御部20に出力して処理を終了する。なお、言語解析部41による言語
解析は、言語解析部21による言語解析と同じ言語解析を行うため、説明を省略する。
このように、ステップS200からステップS230までの処理によって、教示装置1
0は、プログラムエディターESを介して入力された入力語を言語解析した結果を示す言
語解析結果情報を取得する。図7は、ステップS200からステップS230までの処理
を模式的に表した図である。図7において、言語解析部21の言語解析機能のバージョン
が言語解析部41の言語解析機能のバージョンよりも古い場合、プログラムエディターE
Sに入力された入力語は、制御装置30の言語解析部41によって言語解析される。一方
、図7において、言語解析部21の言語解析機能のバージョンが言語解析部41の言語解
析機能のバージョンよりも古くない場合、プログラムエディターESに入力された入力語
は、教示装置10の言語解析部21によって言語解析される。
ステップS110における言語解析処理が実行された後、表示制御部20は、プログラ
ムエディターESを介して入力された入力語が言語解析部21又は言語解析部41により
言語解析された結果を示す言語解析結果情報に基づく情報を、プログラムエディターES
を介して表示部15に表示させる(ステップS120)。ここで、ステップS120にお
いて表示制御部20が表示部15に表示させる言語解析結果情報に基づく情報について説
明する。
表示制御部20は、言語解析結果情報に基づいて、記憶部12に予め記憶された1以上
の予約語のうちのいずれかの予約語と一致する入力語の文字色を所定の第1色に変更する
。所定の第1色は、例えば、青色である。なお、所定の第1色は、これに代えて、青色以
外の他の色であってもよい。また、表示制御部20は、当該入力語の文字色を所定の第1
色に変更する構成に代えて、当該入力語の背景色を所定の第2色に変更する構成であって
もよく、当該入力語の文字色を所定の第1色に変更するとともに当該入力語の背景色を所
定の第2色に変更する構成であってもよい。所定の第2色は、例えば、赤色である。なお
、所定の第2色は、これに代えて、赤色以外の他の色であってもよい。
また、表示制御部20は、言語解析結果情報に基づいて、プログラムエディターESを
介して入力された入力語が、記憶部12に予め記憶された1以上の予約語のうちのいずれ
かの予約語と一致した場合、入力語と一致した予約語の後に入力される可能性のある引数
や変数、他の予約語等のリストを表示部15に表示させる。これにより、教示装置10は
、入力された予約語の後に入力される可能性のある引数や変数、他の予約語等をユーザー
が誤入力してしまうことを抑制することができる。なお、表示制御部20は、入力語と一
致した予約語の後に入力される可能性のある引数や変数、他の予約語等を、入力語と一致
した予約語により構成される文の規定書式に基づいて特定する。
また、表示制御部20は、言語解析結果情報に基づいて、プログラムエディターESを
介して入力された入力語が、記憶部12に予め記憶された1以上の予約語のうちの命令語
である1以上の予約語のいずれかと一致した場合、入力語と一致した予約語(命令語)に
より構成される命令文の規定書式を表示部15に表示させる。これにより、教示装置10
は、命令文の書式をユーザーが誤入力してしまうことを抑制することができる。表示制御
部20は、この一例において、所定の表示時間が経過した後、表示部15に表示された当
該規定書式を削除する。所定の表示時間は、例えば、3秒であるが、これに代えて、他の
時間であってもよい。表示制御部20は、所定の表示時間が経過した後、表示部15に表
示された当該規定書式を削除する。なお、表示制御部20は、所定の表示時間が経過して
も、表示部15に表示された当該規定書式を削除しない構成であってもよい。この場合、
表示制御部20は、例えば、入力受付部13を介してプログラムエディターESに新しい
文字が入力された際に当該規定書式を削除する。
また、表示制御部20は、言語解析結果情報に基づいて、コメント文中の入力語の文字
色を所定の第3色に変更する。所定の第3色は、例えば、緑色である。なお、所定の第3
色は、緑色に代えて、緑色以外の他の色であってもよい。また、表示制御部20は、コメ
ント文中の入力語の文字色を所定の第3色に変更する構成に代えて、コメント文中の入力
語の背景色を所定の第4色に変更する構成であってもよく、当該入力語の文字色を所定の
第3色に変更するとともに当該入力語の背景色を所定の第4色に変更する構成であっても
よい。所定の第4色は、例えば、橙色である。なお、所定の第4色は、これに代えて、橙
色以外の他の色であってもよい。
また、表示制御部20は、言語解析結果情報に基づいて、プログラムエディターESを
介して入力された入力語が、記憶部12に予め記憶された1以上の予約語のうちの命令語
を示す1以上の予約語のいずれかに一致した場合であり、且つ一致した命令語により構成
される命令文の規定書式と、当該入力語により構成される命令文の入力書式とが一致しな
い場合、当該命令語により構成される命令文の規定書式を示す情報を表示部15に表示さ
せる。この際、表示制御部20は、例えば、当該入力語を含む行に含まれる一部又は全部
の語の文字色を所定の第5色に変更する。
所定の第5色は、例えば、黄色である。なお、所定の第5色は、黄色以外の他の色であ
ってもよい。また、表示制御部20は、当該入力語を含む行に含まれる一部又は全部の語
の文字色を所定の第5色に変更する構成に代えて、当該入力語を含む行に含まれる一部又
は全部の語の背景色を所定の第6色に変更する構成であってもよく、当該入力語を含む行
に含まれる一部又は全部の語の文字色を所定の第5色に変更するとともに、当該入力語を
含む行に含まれる一部又は全部の語の背景色を所定の第6色に変更する構成であってもよ
い。所定の第5色は、例えば、紫色である。なお、所定の第5色は、紫色以外の他の色で
あってもよい。
また、表示制御部20は、言語解析結果情報に基づいて、1以上の予約語のうちのいず
れかの予約語に対応する入力語を、当該入力語に対応する予約語と一致する語に変更する
。なお、表示制御部20は、言語解析結果情報に基づく情報として、上記に示した例以外
の情報を表示する構成であってもよい。
ここで、図8〜図10を参照し、ステップS120において表示制御部20が言語解析
結果情報に基づく情報を表示部15に表示させる処理の一部について視覚的に説明する。
図8は、表示制御部20が、命令語により構成される命令文の規定書式を示す情報が表示
されたプログラムエディターESを含む編集画面の一例を示す図である。図8において、
プログラムエディターESを含む編集画面P1には、プログラムエディターESと、エク
スプローラーEXと、ボタンB1〜ボタンB5のそれぞれが含まれている。エクスプロー
ラーEXは、プログラムエディターESにおいて表示している動作プログラムを含むファ
イルのOS(Operating System)上における格納位置や、ビルド(コンパイル)された
場合に当該プログラムにリンクされるファイルのOS上における格納位置等を示す画像で
ある。
ボタンB1は、プログラムエディターES上において編集中のプログラムを保存するボ
タンである。教示装置10は、入力受付部13を介してボタンB1がクリックされた場合
、プログラムエディターES上に表示されている編集中のプログラムを記憶部12に記憶
する。
ボタンB2は、プログラムエディターESを終了させるボタンである。教示装置10は
、入力受付部13を介してボタンB2がクリックされた場合、プログラムエディターES
を終了させる(閉じる)。
ボタンB3は、プログラムエディターES上において編集中のプログラムをビルド(又
はコンパイル)するビルドボタンである。教示装置10は、入力受付部13を介してボタ
ンB3がクリックされた場合、プログラムエディターES上において編集中のプログラム
をビルド(又はコンパイル)する。
ボタンB4は、プログラムエディターES上において編集中のプログラムに含まれる1
以上の行のうち、指定した行を表示させるためのボタンである。教示装置10は、入力受
付部13を介してボタンB4がクリックされた場合、例えば、ユーザーが指定したい行番
号を示す情報を入力する欄を表示する。そして、教示装置10は、当該欄に入力された行
番号が示す行をプログラムエディターESに表示する。
ボタンB5は、文字列の検索処理を開始する検索ボタンである。教示装置10は、入力
受付部13を介してボタンB5がクリックされた場合、例えば、ユーザーが検索したい文
字列を示す情報を入力する欄を表示する。そして、教示装置10は、当該欄に入力された
文字列の検索結果をプログラムエディターESに表示する。
図8に示したプログラムエディターESには、入力語W1として、「print」とい
う文字列が入力されている。この場合、表示制御部20は、入力語W1を、記憶部12に
予め記憶された予約語であって入力語W1に対応する予約語である「Print」に変更
する。図8では、入力語W1が予約語「Print」に変更される前の状態が示されてい
る。
また、図8に示した状態では、入力語W1が、記憶部12に予め記憶された1以上の予
約語のうちの命令語である「Print」と一致しているため、一致した予約語「Pri
nt」により構成される命令文の規定書式F1がプログラムエディターES上に表示され
ている。なお、プログラムエディターES上において数字が縦に並んでいる欄RNは、プ
ログラムエディターESの行番号を表示している。
図9は、表示制御部20が、命令語により構成される命令文の規定書式を示す情報、及
び命令語の後に入力される可能性のある変数のリストが表示されたプログラムエディター
ESを含む編集画面の一例を示す図である。ここで、リストは、表のように予約語や引数
、変数等が縦や横に並べられたGUIである。ユーザーは、入力受付部13を介してリス
トに並べられた予約語や引数、変数を選択してプログラムエディターESに表示させる(
入力する)ことができる。図9に示したプログラムエディターESには、入力語W2とし
て、「Go」という文字列が入力されている。この場合、入力語W2が、記憶部12に予
め記憶された1以上の予約語のうちの命令語である「Go」と一致しているため、一致し
た予約語「Go」により構成される命令文の規定書式F2がプログラムエディターES上
に表示されている。また、この場合、入力語W2が、予約語「Go」と一致しているため
、予約語「Go」の後に入力される可能性のある変数のリストF3がプログラムエディタ
ーES上に表示されている。
図10は、表示制御部20が、命令語により構成される命令文の規定書式を示す情報、
及び命令語の後に入力される可能性のある変数のリストが表示されたプログラムエディタ
ーESを含む編集画面の他の例を示す図である。図10に示したプログラムエディターE
Sには、入力語W3として、「Motor」という文字列が入力されている。この場合、
入力語W3が、記憶部12に予め記憶された1以上の予約語のうちの命令語である「Mo
tor」と一致しているため、一致した予約語「Motor」により構成される命令文の
規定書式F4がプログラムエディターES上に表示されている。また、この場合、入力語
W3が、予約語「Motor」と一致しているため、予約語「Motor」の後に入力さ
れる可能性のある変数のリストF5がプログラムエディターES上に表示されている。
以上のように、表示制御部20は、ステップS120において、言語解析結果情報に基
づく情報を表示部15に表示させる。そして、表示制御部20は、ステップS120の処
理を実行した後、ステップS100に遷移し、再びプログラムエディターESを介して入
力語が入力されるまで待機する。
以下、図11を参照し、教示装置10の動作モードが第2モードに切り替えられた際の
制御部18の処理について説明する。図11は、教示装置10の動作モードが第2モード
に切り替えられた際の制御部18の処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお
、図11に示したフローチャートでは、教示装置10の動作モードが予め第1モードであ
る場合について説明する。また、当該フローチャートでは、表示部15には、第1モード
において表示制御部20が生成した試験画面がすでに表示されている場合について説明す
る。また、以下で説明するステップS305の処理と、ステップS310の処理と、ステ
ップS320の処理と、ステップS330からステップS350までの処理とが行われる
順番は、図11に示した順番と異なる順番であってもよい。
動作モード切替部23は、第1操作部16により教示装置10の動作モードを第2モー
ドに切り替える操作が受け付けられるまで待機する(ステップS300)。第1操作部1
6により教示装置10の動作モードを第2モードに切り替える操作が受け付けられた場合
(ステップS300−Yes)、動作モード切替部23は、教示装置10の動作モードを
第2モードへ切り替える(ステップS305)。次に、表示制御部20は、表示部15に
表示されている試験画面の背景色の一部又は全部を、試験画面の第1モードにおける背景
色とは異なる所定の第6色に変更する(ステップS310)。所定の第6色は、例えば、
赤色である。なお、所定の第6色は、赤色以外の他の色であってもよい。なお、試験画面
の第1モードにおける背景色は、この一例において、灰色である。
次に、動作速度設定部25は、ロボット制御部26に設定されるロボット50の動作速
度を高速動作速度に設定する(ステップS320)。次に、表示制御部20は、認証画面
を生成する。そして、表示制御部20は、生成した認証画面を表示部15に表示させる(
ステップS330)。次に、認証部24は、入力受付部13により認証画面を介して認証
情報が受け付けられるまで待機する(ステップS340)。入力受付部13により認証画
面を介して認証情報が受け付けられた場合(ステップS340−Yes)、認証部24は
、当該認証情報が示すユーザーが第2モードによる動作試験を行うことができるユーザー
であるか否かを判定する(ステップS350)。
ステップS340において入力された認証情報が示すユーザーが第2モードによる動作
試験を行うことができるユーザーではないと判定した場合(ステップS350−No)、
認証部24は、例えば、ステップS340に遷移し、再び入力受付部13により認証画面
を介して認証情報が受け付けられるまで待機する。一方、ステップS340において入力
された認証情報が示すユーザーが第2モードによる動作試験を行うことができるユーザー
であると判定した場合(ステップS350−Yes)、認証部24は、認証画面を終了さ
せ、処理を終了する。
ここで、図12及び図13を参照し、ステップS310からステップS340までの処
理について視覚的に説明する。図12は、教示装置10の動作モードが第1モードである
場合に表示制御部20が表示部15に表示する試験画面の一例を示す図である。図12に
おいて、教示装置10の動作モードが第1モードである場合に表示制御部20が表示部1
5に表示する試験画面P2には、プログラムエディターESと、メニューリストM0と、
動作モードを示す情報MDと、ロボット50の動作速度を示す情報SPと、ボタンB6〜
ボタンB11とが含まれている。
メニューリストM0には、メニューボタンM1〜M6が含まれている。メニューボタン
M1は、教示装置10の動作を制御するための制御画面を表示するボタンである。表示制
御部20は、入力受付部13を介してメニューボタンM1がクリックされた場合、当該制
御画面を表示する。メニューボタンM2は、ジョグキーを用いた教示を行うための教示画
面を表示するボタンである。表示制御部20は、入力受付部13を介してメニューボタン
M2がクリックされた場合、教示画面を表示する。
メニューボタンM3は、ダイレクトティーチングによって教示を行うための教示画面を
表示するボタンである。表示制御部20は、入力受付部13を介してメニューボタンM3
がクリックされた場合、当該教示画面を表示する。メニューボタンM4は、編集画面を表
示するボタンである。表示制御部20は、入力受付部13を介してメニューボタンM4が
クリックされた場合、編集画面を表示する。
メニューボタンM5は、試験画面を表示するボタンである。表示制御部20は、入力受
付部13を介してメニューボタンM5がクリックされた場合、試験画面を表示する。メニ
ューボタンM6は、ロボット50を動作させるために必要なパラメーターを設定するため
のパラメーター設定画面を表示するボタンである。表示制御部20は、入力受付部13を
介してメニューボタンM6がクリックされた場合、パラメーター設定画面を表示する。
動作モードを示す情報MDは、教示装置10の現在の動作モードを示す。図12では、
教示装置10の動作モードが第1モードであるため、動作モードを示す情報MDには、第
1モードを示す情報「Single」が表示されている。ロボット50の動作速度を示す
情報SPは、ロボット制御部26に設定されているロボット50の現在の動作速度を示す
。図12では、教示装置10の動作モードが第1モードであるため、ロボット50の動作
速度を示す情報SPには、通常動作速度を示す情報「Middle」が表示されている。
ボタンB6は、プログラムエディターES上において編集中の動作プログラムを試験モ
ードにより制御装置30に実行させるボタンである。この一例において、試験モードは、
プログラムエディターES上に入力されたプログラムの最初から最初のブレーク文までの
区間、ブレーク文から次のブレーク文までの区間、最後のブレーク文からプログラムの最
後までの区間のそれぞれの区間に入力されている命令文を順に実行するモードである。た
だし、試験モードでは、ブレーク文が挿入された直後の関数は、ボタンB9がクリックさ
れることにより実行される。また、試験モードでは、ブレーク文が挿入された直後の関数
は、ボタンB10がクリックされることにより無視される。ロボット制御部26は、入力
受付部13を介してボタンB6がクリックされた場合、プログラムエディターES上にお
いて編集中の動作プログラムを制御装置30に出力して実行させる。
ボタンB7は、ボタンB6のクリックによる動作プログラムの実行を一時停止(一時中
断)するボタンである。ロボット制御部26は、入力受付部13を介してボタンB7がク
リックされた場合、制御装置30による動作プログラムの実行を制御装置30に一時停止
(一時中断)させる。ボタンB8は、ボタンB7のクリックによって一時停止されている
動作プログラムの実行を再開するボタンである。ロボット制御部26は、入力受付部13
を介してボタンB8がクリックされた場合、ボタンB7のクリックによって一時停止され
ている動作プログラムの実行を制御装置30に再開させる。ボタンB9は、ブレーク文が
挿入された直後の関数を実行するボタンである。ロボット制御部26は、入力受付部13
を介してボタンB9がクリックされた場合、ブレーク文が挿入された直後の関数を制御装
置30に実行させる。
ボタンB10は、ブレーク文が挿入された直後の関数を無視するボタンである。ロボッ
ト制御部26は、入力受付部13を介してボタンB10がクリックされた場合、ブレーク
文が挿入された直後の関数を制御装置30に無視させる。ボタンB11は、プログラムエ
ディターES上において編集中の動作プログラムを上から順に1行ずつ実行させるボタン
である。すなわち、ロボット制御部26は、1回のボタンB11の押下毎に、当該動作プ
ログラムのうちの1行を制御装置30実行させる。
表示制御部20は、このような試験画面P2を、ステップS310〜ステップS330
までの処理によって、図13に示した試験画面P3のように変更する。図13は、教示装
置10の動作モードが第2モードである場合に表示制御部20が表示部15に表示する試
験画面の一例を示す図である。図13において、教示装置10の動作モードが第2モード
である場合に表示制御部20が表示部15に表示する試験画面P3には、試験画面P2と
同様に、プログラムエディターESと、メニューリストM0と、動作モードを示す情報M
Dと、ロボット50の動作速度を示す情報SPと、ボタンB6〜ボタンB11とが含まれ
ている。試験画面P3が試験画面P2と異なる点は、背景色である。
すなわち、表示制御部20は、ステップS310において試験画面P2の背景色の少な
くとも一部を所定の第6色(この一例において、赤色)に変更することにより試験画面P
3を生成する。図13において、所定の第6色を、ハッチングによって示した。なお、表
示制御部20は、ステップS310において、試験画面P2の背景色を変えることにより
試験画面P3を生成する構成に代えて、試験画面P2の形状、配置、表示情報のうち少な
くとも1つを変えて試験画面P3を生成する構成であってもよい。
また、表示制御部20は、図13に示したようにステップS320において、動作モー
ドを示す情報MDとして、動作モードが第2モードであることを示す「Double」を
表示する。また、表示制御部20は、ロボット50の動作速度を示す情報SPとして、高
速動作速度を示す情報「High」を表示する。また、表示制御部20は、図13に示し
たようにステップS330において、認証画面APを表示する。認証画面APには、認証
情報を入力する欄として、ユーザーIDを入力する欄と、パスワードを入力する欄とを含
む。
このように、教示装置10は、動作モードが第2モードに切り替えられた場合、試験画
面の背景色を変える。また、教示装置10は、この場合、認証画面を表示してユーザー認
証を行う。これらにより、教示装置10は、高速動作速度による動作試験が意図せずに行
われることを抑制することができる。
以下、図14を参照し、所定の条件が満たされることにより動作モード切替部23が教
示装置10の動作モードを第2モードから第1モードに切り替える処理について説明する
。図14は、所定の条件が満たされることにより動作モード切替部23が教示装置10の
動作モードを第2モードから第1モードに切り替える処理の流れの一例を示すフローチャ
ートである。なお、図14に示したフローチャートでは、教示装置10の動作モードが予
め第2モードである場合について説明する。
動作モード切替部23は、所定の条件が満たされるまで待機する(ステップS400)
。所定の条件が満たされた場合(ステップS400−Yes)、動作モード切替部23は
、教示装置10の動作モードを第2モードから第1モードに切り替え(ステップS410
)、処理を終了する。
このように、動作モードが第2モードである教示装置10は、所定の条件が満たされた
場合、動作モードを第2モードから第1モードに切り替える。これにより、教示装置10
は、高速動作速度による動作試験を意図せずして行ってしまうことを抑制することができ
る。
なお、教示装置10は、図5〜図10において説明したユーザーにより行われるプログ
ラムエディターESを介した動作プログラムの作成を制御部18が支援する処理と、図1
1〜図14において説明した教示装置10の動作モードが第2モードに切り替えられた際
の制御部18の処理、及び所定の条件が満たされることにより動作モード切替部23が教
示装置10の動作モードを第2モードから第1モードに切り替える処理とのうちいずれか
一方を行う構成であってもよい。
教示装置10が、図5〜図10において説明したユーザーにより行われるプログラムエ
ディターESを介した動作プログラムの作成を制御部18が支援する処理を行い、図11
〜図14において説明した教示装置10の動作モードが第2モードに切り替えられた際の
制御部18の処理、及び所定の条件が満たされることにより動作モード切替部23が教示
装置10の動作モードを第2モードから第1モードに切り替える処理を行わない場合、制
御部18は、例えば、図3に示した機能部のうち、表示制御部20と、言語解析部21と
、通信制御部22と、ロボット制御部26と、判定部27を備える。
一方、教示装置10が、図5〜図10において説明したユーザーにより行われるプログ
ラムエディターESを介した動作プログラムの作成を制御部18が支援する処理を行わず
、図11〜図14において説明した教示装置10の動作モードが第2モードに切り替えら
れた際の制御部18の処理、及び所定の条件が満たされることにより動作モード切替部2
3が教示装置10の動作モードを第2モードから第1モードに切り替える処理を行う場合
、制御部18は、例えば、図3に示した機能部のうち、表示制御部20と、動作モード切
替部23と、認証部24と、動作速度設定部25と、ロボット制御部26を備える。
以上説明したように、実施形態における教示装置10(又は、教示装置10を備えるロ
ボットシステム1)は、動作プログラムへの入力語が言語解析された結果に基づく情報を
表示する。これにより、教示装置10は、ユーザーが行うプログラムの編集作業を容易に
することができる。
また、教示装置10は、入力語が予約語の文字列を構成する1以上の文字の大文字と小
文字を入れ替えた語である場合、当該予約語と一致する語を、動作プログラムへの入力語
が言語解析された結果に基づく情報として表示する。これにより、教示装置10は、例え
ば、ユーザーが予約語に一致する入力語を入力しようとした場合であり、且つ大文字と小
文字を誤入力してしまった場合であっても、入力語を予約語に一致させることができる。
その結果、教示装置10は、予約語と一致する語の大文字と小文字の誤入力を抑制するこ
とができる。
また、教示装置10は、入力語が予約語の文字列と一致する場合に、入力語の文字色と
背景色のうちの一方又は両方を所定の色とした語及び背景を、プログラムへの入力語が言
語解析された結果に基づく情報として表示する。これにより、教示装置10は、例えば、
予約語と一致する語を強調することができる。その結果、教示装置10は、プログラムを
見やすくすること等のプログラムの作成を支援することができる。
また、教示装置10は、入力語の文字列が予約語の文字列と一致する場合に、当該予約
語により構成される命令文の規定書式を表示する。これにより、教示装置10は、命令文
の書式をユーザーが誤入力してしまうことを抑制することができる。
また、教示装置10は、入力語の文字列が予約語の文字列と一致する場合に、当該予約
語に対応するロボットの動作に関するパラメーター(この一例において、引数や変数)の
リストを表示する。これにより、教示装置10は、入力された予約語に対応するロボット
の動作に関するパラメーターをユーザーが誤入力してしまうことを抑制することができる
また、教示装置10は、教示装置10が有する言語解析機能と、ロボット制御装置が有
する言語解析機能とのうちバージョンが新しい言語解析機能の方を用いて、入力語が言語
解析された結果に基づく情報を表示する。これにより、教示装置10は、常に新しい言語
解析機能によって、プログラムの編集を容易にすることができる。
また、教示装置10は、第2モードを選択した場合、表示部15に認証画面が表示され
る。これにより、教示装置10は、第2モードによる動作試験を行うことができないユー
ザーが第2モードによる動作試験を行ってしまうことを抑制することができる。その結果
、教示装置10は、意図せずに高速動作速度によってロボット50が動作させられてしま
うことを抑制することができる。
また、教示装置10は、第2モードを選択した場合、第1モードを選択した場合に表示
部に表示される試験画面(この一例において、試験画面P2)とは異なる試験画面(この
一例において、試験画面P3)を表示部15に表示させる。これにより、教示装置10は
、意図せずに高速動作速度によってロボット50を動作させてしまうことを抑制すること
ができる。
また、教示装置10は、第2モードを選択した場合、第1モードを選択した場合に表示
部に表示される画面とは、配色、形状、配置、表示情報のうち少なくともいずれか1つが
異なる画面を表示部に表示させる。これにより、教示装置10は、ユーザーに対して、配
色、形状、配置、表示情報のうち少なくともいずれか1つによって現在の動作モードが第
2モードであることを認識させることができる。
また、教示装置10は、第2操作部17が押下されている時のみ、第2モードによって
ロボット50を動作させることが可能である。これにより、教示装置10は、ユーザーが
意図的に第2操作部17を押下している状態でのみ、第2モードによってロボットを動作
させることができる。
また、教示装置10は、第2モードによってロボット50を動作させている際に第2操
作部17の押下を解除した場合、ロボット50の動作速度を第1閾値以下である通常動作
速度に変更する。これにより、教示装置10は、第2操作部17の押下を解除することに
より、ロボット50の動作速度を遅くすることができる。
また、教示装置10は、第2モードが選択されている際に、所定時間(この一例におい
て、所定の待機時間)操作が行われない場合、ロボット50の動作速度を第1閾値以下に
変更する。これにより、教示装置10は、ロボット50の動作速度が高速動作速度に設定
されていたことをユーザーが忘れてロボット50を動作させてしまうことを抑制すること
ができる。
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実
施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない限り、変更、置換、削除等
されてもよい。
また、以上に説明した装置(例えば、教示装置10や制御装置30)における任意の構
成部の機能を実現するためのプログラムを、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記
録し、そのプログラムをコンピューターシステムに読み込ませて実行するようにしてもよ
い。なお、ここでいう「コンピューターシステム」とは、OS(Operating S
ystem)や周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピューター読
み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM(Rea
d Only Memory)、CD(Compact Disk)−ROM等の可搬媒
体、コンピューターシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さ
らに「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワーク
や電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバーやクライアント
となるコンピューターシステム内部の揮発性メモリー(RAM:Random Acce
ss Memory)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとす
る。
また、上記のプログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピューターシ
ステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータ
ーシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インタ
ーネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を
伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記のプログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい
。さらに、上記のプログラムは、前述した機能をコンピューターシステムにすでに記録さ
れているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プロ
グラム)であってもよい。
1 ロボットシステム、10 教示装置、11 CPU、12 記憶部、13 入力受付
部、14、34 通信部、15 表示部、16 第1操作部、17 第2操作部、18、
38 制御部、20 表示制御部、21、41 言語解析部、22、42 通信制御部、
23 動作モード切替部、24 認証部、25 動作速度設定部、26、46 ロボット
制御部、27 判定部

Claims (14)

  1. ロボットを制御するロボット制御装置に、ロボットの動作を教示する教示装置であって

    前記ロボットの動作に関するプログラムを編集可能な入力画面を表示する表示部を備え

    前記表示部は、
    前記プログラムへの入力語が言語解析された結果に基づく情報を表示する、
    教示装置。
  2. 前記表示部は、
    前記入力語の文字列が予約語の文字列を構成する1以上の文字の大文字と小文字を入れ
    替えた文字列である場合、当該予約語と一致する語を前記情報として表示する、
    請求項1に記載の教示装置。
  3. 前記表示部は、
    前記入力語の文字列が予約語の文字列と一致する場合に、前記入力語の文字色と背景色
    のうちの一方又は両方を所定の色とした語及び背景を前記情報として表示する、
    請求項1又は2に記載の教示装置。
  4. 前記表示部は、
    前記入力語の文字列が予約語の文字列と一致する場合に、前記予約語により構成される
    命令文の予め決められた書式を表示する、
    請求項1から3のうちいずれか一項に記載の教示装置。
  5. 前記入力語の文字列が予約語の文字列と一致する場合に、前記予約語に対応するロボッ
    トの動作に関するパラメーターのリストを表示する、
    請求項1から4のうちいずれか一項に記載の教示装置。
  6. 前記教示装置と前記ロボット制御装置の両方が前記入力語を言語解析する言語解析機能
    を有し、
    前記表示部は、
    前記教示装置が有する前記言語解析機能と、前記ロボット制御装置が有する前記言語解
    析機能とのうちバージョンが新しい前記言語解析機能の方を用いて前記情報を表示する、
    請求項1から5のうちいずれか一項に記載の教示装置。
  7. 第1閾値以下の動作速度で前記ロボットを動作させる第1モードと、前記第1閾値より
    も高い動作速度で前記ロボットを動作させる第2モードとを選択可能であり、前記第2モ
    ードを選択した場合、前記表示部に認証画面が表示される、
    請求項1から6のうちいずれか一項に記載の教示装置。
  8. 前記第2モードを選択した場合に前記表示部に表示される画面は、前記第1モードを選
    択した場合に前記表示部に表示される画面と異なる、
    請求項7に記載の教示装置。
  9. 前記第2モードを選択した場合に前記表示部に表示される画面は、前記第1モードを選
    択した場合に前記表示部に表示される画面と配色、形状、配置、表示情報のうち少なくと
    も1つが異なる、
    請求項8に記載の教示装置。
  10. イネーブルスイッチを備え、
    前記イネーブルスイッチが押下されている時のみ、前記第2モードによって前記ロボッ
    トを動作させることが可能である、
    請求項7から9のうちいずれか一項に記載の教示装置。
  11. 前記第2モードによって前記ロボットを動作させている際に前記イネーブルスイッチの
    押下を解除した場合、前記ロボットの動作速度を前記第1閾値以下に変更する、
    請求項10に記載の教示装置。
  12. 前記第2モードが選択されている際に、所定時間操作が行われない場合、前記ロボット
    の動作速度を前記第1閾値以下に変更する、
    請求項7から11のうちいずれか一項に記載の教示装置。
  13. 請求項1から12のうちいずれか一項に記載の教示装置により教示される、
    ロボット。
  14. 請求項1から12のうちいずれか一項に記載の教示装置と、
    請求項13に記載のロボットと、
    前記ロボット制御装置と、を備える、
    ロボットシステム。
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