JP2017015412A - ポータブル電線端部x線検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電線において、保護ケース、モールド、絶縁材等に収納された端部の導体と端子との接続部を、電線を回転させることなく、非破壊で適正検査可能かつ被曝防止を考慮した、移動が簡便なポータブル電線端部X線検査装置を提供する。【解決手段】電線端部の導体と端子との接続部を、電線を回転させることなく、非破壊で検査可能かつ被曝防止を考慮したX線検査装置であって、電線を位置させる穴2gの一部を形成する開閉扉2bを備えたX線遮蔽可能な筐体2と、筐体内2に収納され、電線の端部の載置台3bに連通したスペースを備え回転する回転枠体、回転枠体の上部に配置されX線を放射するX線発生装置及び電線を挟みX線発生装置に対向する底面位置に配置され電線を透過したX線強度を検知する検出器を備える撮影機構と、検出器で検出されたX線強度信号を可視化する画像化手段6と、からなるポータブル電線端部X線検査装置1とした。【選択図】図1

Description

本発明は、送電線、配線、ケーブル等の電線において、保護ケース、モールド、絶縁材等に収納された端部の導体と端子との接続部を、電線を回転させることなく、非破壊で適正検査可能かつ被曝防止を考慮した、移動が簡便なポータブル電線端部X線検査装置に関する。
送電線などに使用される電線は、一定期間使用されたとき画一的に更新されている。また、点検する場合には、検査場に搬入して、電線端部の導体と端子との接続部(圧着部)を非破壊的にX線撮影して、接続部の劣化(不良)の有無を検査して、不良の場合に更新している。接続部の不良による断線は、大規模停電となり、経済的な損失となる。
また、工事のために使用されるメンテナンス用電線は、従来、繰り返し使用され、予め定められた耐久年数で更新されている。メンテナンス用電線が、ショート、断線などで通電が止まってしまうと、電気使用場所において、甚大な被害、損害が発生する。電気供給先が、工場であれば生産性の低下、不良品の発生、納期遅延などが発生する。病院などであれば生命が危険にさらされる。そのため、メンテナンス用電線の適否判定、更新も極めて重大である。
一方、現状は、大型のX線撮影装置(数t(トン))を設置し、そこに被検査対象の電線を搬入後、撮影して、使用できるかの適否を判断している。適正判定には、少なくとも2−3方向からの撮影が必要である。ところが、大型のX線撮影装置は、撮影部に回転機構を備えないため、電線自体を別装置あるいは手動で回転させている。実際には、電線を回転させることができないことが多く、また電線端部を回転させ、位置を安定させることはできず、複数方向からの鮮明なX線画像を取得することは容易でない。
電線は、図8に示すように、電線18の太さは直径おおよそ4cmの撚線で、端部18aは保護ケース18bに収納され、縦横高さはおおよそ23cm×19cm×15cmであり、導体と端子との接続部18cが内部に収納されている。電線18の端部18aを回転させるためには、広いスペースにドラムに巻かれた電線18を引き出し、電線18の端部18aからだいぶ離れた場所を大な力で回転させる必要がある。
撮影装置が設置されている場所への搬入、撮影部への端部の設置(ドラムに巻かれた状態で保管されている)、撮影部位変更のための電線を回転させること、それに伴う電線のドラムからの引き出し及び巻き取り、またもとの保管場所への返却等、作業が繁雑でとても時間とコストの掛かる作業である。また、従来のX線撮影装置は大きく、電線を回転させるため広い検査スペースが必要であった。
他方、電線端部のX線撮影装置として、特許文献1が公開されている。特許文献1の発明は、鋼心撚線の圧縮接続部にX線を透過し、検出されたX線強度から圧縮接続部における欠陥の有無を検出する電線の圧縮接続部を検査する方法及び装置であって、X線照射装置10を用いて、鋼心アルミ撚線32の圧縮接続部である被検査部AにX線を照射し、鋼心アルミ撚線32の被検査部Aを透過したX線の強度をX線TVカメラ14を用いて、被検査部Aにおける圧縮接続部の欠陥部としての空間部の有無を検出し、画像処理装置15に備えた出力装置上で目視して認識するといものである。
また、電線の接続部のX線撮影装置として、特許文献2の発明が公開されている。特許文献2の発明は、ケーブル用接続部に用いる補強絶縁体に対して、X線撮影で検査を行うに際して、補強絶縁体のみを回転させてX線による撮影を可能とし、補強絶縁体のテーパ部等の厚さに影響されないデータを得ることができるX線撮影装置30であって、補強絶縁体12を回転可能に支持する支持台41を固定位置に配置し、ベースフレーム31に対して移動装置36を介してX線発生装置33を移動可能に設け、前記X線発生装置33の支柱部材32には、フィルム支持架台35を設けて、支柱部材を移動させながらX線による補強絶縁体の検査を行うようにするというものである。
しかしながら、特許文献1、特許文献2でも、X線の漏洩(被曝)、別装置によって電線を回転させ、複数方向からの撮影技術の問題が残る。
特開平10−10055号公報 特開平11−64249号公報 特開2012−133897号公報
http://beam-physics.kek.jp/bpc/procs/suzuki.pdf「"乾電池駆動超小型電子加速器・高エネルギーX線源の開発とその応用"2009年3月29日 鈴木良一 産業技術総合研究所」
そこで、本発明は、電線において、保護ケース、モールド、絶縁材等に収納された端部の導体と端子との接続部を、電線を回転させることなく、非破壊で適正検査可能かつ被曝防止を考慮した、移動が簡便なポータブル電線端部X線検査装置を提供することを目的とするものである。
上記の課題を解決するために、本発明は、
(1)
電線端部の導体と端子との接続部を、前記電線を回転させることなく、非破壊で検査可能かつ被曝防止を考慮したX線検査装置であって、
電線を位置させる穴の一部を形成する開閉扉を備えたX線遮蔽可能な筐体と、
前記筐体内に収納され、前記電線の端部の載置台に連通したスペースを備え回転する回転枠体、前記回転枠体の上部に配置されX線を放射するX線発生装置、及び前記電線を挟み前記X線発生装置に対向する底面位置に配置され前記電線を透過したX線強度を検知する検出器を備える撮影機構と、
前記検出器で検出されたX線強度信号を可視化する画像化手段と、
からなることを特徴とする
ポータブル電線端部X線検査装置。
(2)
前記回転枠体の前記穴側にC型のレールを備え、
前記C型のレールをスライドさせるC型のガイドを前記筐体に収納された枠に備え、
前記C型のあきスペースから前記電線を撮影機構内に位置させ、前記C型の中心が前記回転枠体の回転中心であることを特徴とする(1)に記載のポータブル電線端部X線検査装置。
(3)
前記筐体の穴の縁に前記電線を挟持する弾性の押えを備えたことを特徴とする(1)に記載のポータブル電線端部X線検査装置。
(4)
前記X線発生装置のX線源が、前記検出器との距離可変であることを特徴とする(1)に記載のポータブル電線端部X線検査装置。
(5)
前記X線源が、カーボンナノ構造体三極式冷陰極X線管であることを特徴とする(4)に記載のポータブル電線端部X線検査装置。
(6)
前記筐体に、前記電線を挟持するクランプを備えることを特徴とする(1)に記載のポータブル電線端部X線検査装置。
(7)
前記筐体内部に、内部モニター用のカメラと、照明を備えることを特徴とする(1)に記載のポータブル電線端部X線検査装置。
とした。
本発明は以上の構成であるので、以下の効果を発揮する。本発明は、X線遮蔽筐体に収納された回転する撮影機構を備えるため、X線の漏洩、被曝なく、電線を回転させることなく、電線端部を複数方向から撮影できる。その結果、高精度で電線端部の適否判定をすることができる。C型レール及びC型ガイドで回転支持するため、容易に電線端部の筐体内への収納を可能にする。
また、本発明において、冷陰極X線管を用いれば、搭載バッテリ或いは商用AC電源で本発明装置を駆動できるため、小型化が可能で、検査場所まで電線端部X線検査装置を容易に搬入することができる。そのため、検査対象の電線の移動、ドラムからの電線引き出し、巻き取り、保管場所への返却の手間が省ける。
本発明であるポータブル電線端部X線検査装置の斜視模式図(A)及び開閉扉を開いたときの斜視模式図である。 本発明であるポータブル電線端部X線検査装置の筐体内に収納された撮影機構の模式図である。 本発明であるポータブル電線端部X線検査装置で電線端部を検査する方法の説明図である。(A)は電線をセットする場面、(B)はX線撮影準備完了状態を示す図である。 本発明であるポータブル電線端部X線検査装置の筐体内に収納された撮影機構に電線をセットしたときの斜視模式図である。(A)は正面左斜視、(B)は正面右斜視、(C)は背面左斜視図である。 本発明であるポータブル電線端部X線検査装置の撮影機構の回転によって複数方向から撮影されるX線撮影の説明図である。左列が筐体を断面として、右列は筐体を除去した撮影機構だけを示した。 本発明であるポータブル電線端部X線検査装置による電線端部の撮影結果である。(A)が自然光による外観の撮影写真、(B)はX線画像である。 本発明であるポータブル電線端部X線検査装置による他の形状の電線端部の撮影結果である。(A)が自然光による外観の撮影写真、(B)はX線画像である。 電線端部の説明図である。 カーボンナノ冷陰極X線管の説明図である。
以下、添付図面に基づき、本発明の実施の形態について詳細に説明する。ただし、本発明はそれら実施形態に限定されるものではない。
図1、2に示すように、本発明の一例であるポータブル電線端部X線検査装置1は、
X線撮影時に電線18の端部18aを収納する筐体2と、
筐体に収納される電線端部18aのX線透過画像データを取得する撮影機構7と、
X線透過画像データを可視化する画像化手段6と、
必要に応じて備える電線18の保持機構3と、
筐体2の底部に設けた装置を押して移動させるため回転体等のキャスタ4と、
テーブル5とからなる。
テーブル5は、筐体2の上面に傾斜角可変に設置された板状物で、ノートパソコンなどを載置することができる。なお、ノートパソコンは画像化手段6としてもよい。
画像化手段6は、撮影機構7で取得した電線端部18aのX線透過電子データを可視化する装置で、パソコン等でディスプレイに取得したX線透過電子データをリアルタイムで可視化させる。
筐体2は、図1等に示すように、X線遮断性の素材、例えば、鉛を貼られ、X線撮影時に電線18の端部18aを密閉収納する収納部2aと、収納部2aに回動可能に取り付けられ開閉される開閉扉2bと、開閉扉2bに設けられた筐体2内部を視認可能でX線遮断性の透明の窓2cと、収納部2a及び開閉扉2bの一側面の会合部に開閉扉2bを閉じた場合に形成される電線18を通す穴2gと、穴2gの周りに嵌められたX線遮断性の弾性を有する押え部材2e、2fと、収納部2aに取り付けられ筐体2を移動する場合に把持する取っ手2dとからなる。
押え部材2e、2fは、電線18に密着し、電線18と筐体2との隙間をなくし、X線の筐体2外への漏洩を防止する。このような筐体2を採用することで、X線の被曝なしに、測定場所にポータブル電線端部X線検査装置1を搬入し、現地での電線18の端部18aの適正検査が可能になる。
保持機構3は、図1等に示すように、収納部2aから突出した台3aと、台3a上に立設され、電線18を筐体2外で載置する凹みを有する載置部3bと、載置部3bに一端が回動可能に設けられ、電線18を載置部3bとともに挟持し、載置部3bに他端が係止(ロック)するクランプ3cとからなる。クランプ3cで電線18を固定することで、電線端部がぶれることがなく、鮮明な画像取得が可能になる。
撮影機構7は、筐体2内の底部2a‘の外周に載置された底フレーム8と、底フレーム8の電線18方向の二箇所より起立した第一縦フレーム8aと、第二縦フレーム8bと、第一縦フレーム8aに固定され、撮影機構7の中心側に向け二列に立設配置されたベアリング状の回転体9aを備えるC型ガイド9と、回転機構10と、回転枠体11と、C型ガイド9の二列の回転体9aの間にスライド可能に嵌められる回転枠体11に固定されたレール12と、回転枠体11から立設したガイド11eに上下にスライド可能なスライド枠13と、スライド枠13に固定された上枠14と、上枠14に固定されX線15bを照射するX線源15及び回転枠体11の上部11bに載置されたX線発生装置15gと、電線18を透過したX線15bを検知する検出器16と、電線18の末端を載置する保持台17とからなる。
なお、回転体9aは、立設方向を軸として回転する。台3aは、第一縦フレーム8aに連設される。保持台17の上部には突起17aが複数立設し、電線18の末端を位置決めする。C型ガイド9、C型レール12を採用することで、電線18の端部18aの保護ケース18bを外すことなく、回転枠体11の回転軸位置に、電線18の端部18aを容易に位置させて電線18を回転させることなく、非破壊で、接続部18cを複数方向からX線撮影が可能になる。また、X線発生装置15g等を保持する強度が高い。
回転機構10は、回転枠体11を回転させ駆動10aと、駆動10aの回転を伝達する歯車10bと、歯車10bの回転を受け、回転枠体11に固定された歯車10cと、歯車10cに固定され、第二縦フレーム8bに回転保持される回転軸10dとからなる。駆動10aは、モータ、手動回転も可能である。モータは、商用電源で駆動し、左右のスイング回転は自動制御される。
回転枠体11は、歯車10cを固定する縦枠11aと、レール12を固定する縦枠11a‘と、縦枠11a、11a’の上部を連結する上部11bと、縦枠11a‘の底部に連設し、検出器16を載置する底面11cと、上部11bと底面11cとを連絡する支え11dとからなる。このようにしてなる回転枠体11の回転軸中心に電線18が位置する。回転機構10を備えることで、電線18を回転させることなく、複数方向から電線18の端部18aの撮影が可能になる。
X線発生装置15gは、スライド枠13に連結し上下動する上部11bに固定され、X線15bを電線18の端部18aに照射するX線源15と、上部11bに載置された陽極回路15c、陰極回路15d、電圧値、印加時間(パルス幅)、スライド枠13のスライドを制御するコントローラ15eと、冷陰極X線管15aは駆動するバッテリ15fとからなる。X線源15には、絶縁のため絶縁油、シリコン油あるいはシリコンゴム・樹脂に冷陰極X線管15aが埋設される。冷陰極X線管15aを採用することで、ポータブル電線端部X線検査装置1の小型化が可能になり、移動も簡便になる。スライド枠13を採用することで、X線15bの強度及び焦点距離を調節することができる。焦点距離を調節することで、鮮明な画像取得が可能になる。
冷陰極X線管15aは、例えば、図9に示すように、カーボンナノ構造体三極式冷陰極X線管15hなどが例示でき、図9(A)、(B)に示すように、小型で、陰極15i側のカーボンナノ構造体冷陰極15mで発生した電子15nを陽極15k側のターゲット15pに照射して、X線15bを発生させ、照射口15qから放出する。乾電池、バッテリ15f、商用電源で駆動する原理、構成は、特許文献3、非特許文献1に詳しく記載されている。電源は、カーボンナノ構造体三極式冷陰極X線管15hの陰極15i及び陽極15kにそれぞれ負及び正の高電圧パルスを供給する。なお、冷陰極X線管15aの他、熱陰極X線管を使用することもできる。
検出器16は、電線18を透過したX線15bを感知するデジタル式のX線イメージセンサで、例えば、シンチレータ、CCD、CMOS、CdTe半導体などが例示される。検出器16で取得された信号は、画像化手段16dで可視化される。
次に、図3−5を参照して、X線撮影時の撮影機構の回転について説明する。先ず、図3(A)に示すように、クランプ3cを開放し、筐体2の開閉扉2bをあけ、電線18をC型ガイド9、C型レール12の切れ目のスペース7aから挿入し、電線18の末端を保持台17の上に載置し、端部18aをX線源15と検出器16の間に位置させる。次に、開閉扉2bを締め、収納部2aと開閉扉2bとで形成される穴2gの押え部材2e、2fで電線18を挟持し、さらにクランプ3cで電線18を挟持、固定する。図3(B)の状態において、筐体2を除いた構造を図4(A)−(C)に掲載した。
電線18の端部18aを筐体2内にセットした後、図5に示すように回転枠体11を回転させ、電線18の端部18aを複数方向からX線撮影する。図5(A)は上下方向、(B)は(A)から(B)から90°左に回転枠体11が回転し、X線発生装置15gが左に位置し、検出器16が右に位置する左右方向、(C)は(A)から90°右に回転枠体11が回転し、X線発生装置15gが右に位置し、検出器16が左に位置する右左方向から電線18の端部18aをX線撮影している場面である。回転枠体11が回転中、ガイド9とレール12が輪状を形成し、回転枠体11の回転を支える。
次に、図6を参照して、本発明であるポータブル電線端部X線検査装置1によるX線撮影結果及び接続部18cの非破壊検査について説明する。図6(B)に示すように、接続部18cをX線撮影すると、導体18dと、端子18eの連結部は、導体18dが拡張した不良18fが確認できる。このような状態では、使用中の断線、ショートなど危険があることから、使用中止し、新しい電線18に更新し、リスク回避することができる。
次に、図7を参照して、電線18の他の形状の端部18aの本発明であるポータブル電線端部X線検査装置1によるX線撮影結果及び接続部18cの非破壊検査について説明する。図7に示す金属管保護された電線18の端部18g(A)であっても、導体18dと端子18eの接続部18cの不良18fをX線撮影で確認できる。回転枠体11を回転させ、X線源15及び検出器16を回転させ、図7(B)、(C)に示すように、複数方向から端部18gの撮影をすることで、接続部18cの不良18fの検出率を高くすることができる。
1 ポータブル電線端部X線検査装置
2 筐体
2a 収納部
2a‘ 底部
2b 開閉扉
2c 窓
2d 取っ手
2e 押え部材
2f 押え部材
2g 穴
3 保持機構
3a 台
3b 載置部
3c クランプ
4 キャスタ
5 テーブル
6 画像化手段
7 撮影機構
7a スペース
8 底フレーム
8a 第一縦フレーム
8b 第二縦フレーム
9 ガイド
9a 回転体
10 回転機構
10a 駆動
10b 歯車
10c 歯車
10d 回転軸
11 回転枠体
11a 縦枠
11a‘縦枠
11b 上部
11c 底面
11d 支え
11e ガイド
12 レール
13 スライド枠
14 上枠
15 X線源
15a 冷陰極X線管
15b X線
15c 陽極回路
15d 陰極回路
15e コントローラ
15f バッテリ
15g X線発生装置
15h カーボンナノ構造体三極式冷陰極X線管
15i 陰極
15k 陽極
15m カーボンナノ構造体冷陰極
15n 電子
15p ターゲット
15q 照射口
15r 中間極
15s 孔
15t グランド
16 検出器
17 保持台
17a 突起
18 電線
18a 端部
18b 保護ケース
18c 接続部
18d 導体
18e 端子
18f 不良
18g 端部

Claims (7)

  1. 電線端部の導体と端子との接続部を、前記電線を回転させることなく、非破壊で検査可能かつ被曝防止を考慮したX線検査装置であって、
    電線を位置させる穴の一部を形成する開閉扉を備えたX線遮蔽可能な筐体と、
    前記筐体内に収納され、前記電線の端部の載置台に連通したスペースを備え回転する回転枠体、前記回転枠体の上部に配置されX線を放射するX線発生装置、及び前記電線を挟み前記X線発生装置に対向する底面位置に配置され前記電線を透過したX線強度を検知する検出器を備える撮影機構と、
    前記検出器で検出されたX線強度信号を可視化する画像化手段と、
    からなることを特徴とする
    ポータブル電線端部X線検査装置。
  2. 前記回転枠体の前記穴側にC型のレールを備え、
    前記C型のレールをスライドさせるC型のガイドを前記筐体に収納された枠に備え、
    前記C型のあきスペースから前記電線を撮影機構内に位置させ、前記C型の中心が前記回転枠体の回転中心であることを特徴とする請求項1に記載のポータブル電線端部X線検査装置。
  3. 前記筐体の穴の縁に前記電線を挟持する弾性の押えを備えたことを特徴とする請求項1に記載のポータブル電線端部X線検査装置。
  4. 前記X線発生装置のX線源が、前記検出器との距離可変であることを特徴とする請求項1に記載のポータブル電線端部X線検査装置。
  5. 前記X線源が、カーボンナノ構造体三極式冷陰極X線管であることを特徴とする請求項4に記載のポータブル電線端部X線検査装置。
  6. 前記筐体に、前記電線を挟持するクランプを備えることを特徴とする請求項1に記載のポータブル電線端部X線検査装置。
  7. 前記筐体内部に、内部モニター用のカメラと、照明を備えることを特徴とする請求項1に記載のポータブル電線端部X線検査装置。
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