JP2017015381A - 空気調和機の室外機 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気部品を効率の良く冷却できる室外機を提供する。【解決手段】筐体仕切板5と、機械室102の上部に設けられた基板収納部6とを備え、基板収納部6は、インバータ駆動回路基板10を収納する基板室6aと、インバータ駆動回路基板10に接続された放熱フィン13を収納する放熱フィン室6bと、基板室6aと放熱フィン室6bとを区画する収納部仕切板とを備え、放熱フィン室6bは、放熱フィン収納箱通気孔16を介して送風室101と連通するとともに、高発熱基板収納箱通気孔15を介して、基板室6aと連通する。【選択図】図3

Description

本発明は、空気調和機の室外機に関し、特に、電気部品等の発熱体効率よく冷却できる室外機に関するものである。
従来、電気部品が装着された電子回路基板に、外気を導入することで、電気部品を冷却する空気調和機の室外機がある(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1、2に記載された室外機では、送風機室と機械室とを仕切る仕切板に、並行に電子回路基板を設け、電子回路基板を冷却する放熱フィンを機械室から送風機室へ突き出すように取り付けている。また、放熱フィンの一部は、フィンカバーにより取り囲まれている。これらの室外機では、通風口から機械室に取り込まれた外気が、フィンカバーに導かれて送風機室に至る途中で、放熱フィンを冷却している。
特開2007−93116号公報 特開2007−198684号公報
しかしながら、前記従来の室外機では、放熱フィンの一部は覆われているものの、電子回路基板の電気部品が装着された面は、機械室に開放されているので、外気から導入した空気を効果的に電気部品に当てることができず、効率良く電気部品を冷却できないという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、電気部品を効率の良く冷却できる室外機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の室外機は、送風室と機械室とを区画する筐体仕切板と、前記機械室の上部に設けられた基板収納部とを備え、前記基板収納部は、電気部品が設けられた第1の電子回路基板を収納する基板室と、前記第1の電子回路基板に熱的に接続された放熱フィンを収納する放熱フィン室と、前記基板室と前記放熱フィン室とを区画する収納部仕切板とを備え、前記筐体仕切板は、第1の通気孔を備え、前記収納部仕切板は、第2の通気孔を備え、前記放熱フィン室は、前記第1の通気孔を介して前記送風室と連通し、前記第2の通気孔を介して、前記基板室と連通するものである。
これによって、放熱フィン室を風路として流れる空気で、インバータ駆動回路基板に実装された電気部品を効率よく冷却できる。
本発明の室外機は、電気部品を効率良く冷却できる。
本発明の実施の形態の室外機の斜視図。 本発明の実施の形態の室外機の正面透視図 本発明の実施の形態の室外機の図2に示す断面図 本発明の実施の形態における基板収納部の分解斜視図 本発明の実施の形態における基板収納部の断面斜視図 本発明の実施の形態における基板収納部の断面斜視図 本発明の実施の形態の室外機の図2に示す断面図 本発明の実施の形態における基板収納部の断面斜視図 本発明の実施の形態における基板収納部の断面拡大図
第1の発明は、ファンが設けられた送風室と、圧縮機が設けられた機械室と、前記送風室と前記機械室とを区画する筐体仕切板と、前記機械室の上部に設けられた基板収納部とを備え、前記基板収納部は、電気部品が設けられた第1の電子回路基板を収納する基板室と、前記第1の電子回路基板に熱的に接続された放熱フィンを収納する放熱フィン室と、前記基板室と前記放熱フィン室とを区画する収納部仕切板とを備え、前記筐体仕切板は、第1の通気孔を備え、前記収納部仕切板は、第2の通気孔を備え、前記放熱フィン室は、前記第1の通気孔を介して前記送風室と連通し、前記第2の通気孔を介して、前記基板室と連通するものである。
これによれば、放熱フィン室を風路として流れる空気で、インバータ駆動回路基板に実装された電気部品を効率よく冷却できる。
第2の発明は、第1の発明の収納部仕切板は、当該収納部仕切板と並行に前記第1の電子回路基板を保持するものである。これによれば、基板収納部を小型化することができる。
第3の発明は、第1または2の発明の基板収納部は、前記第1の電子回路基板と並行に第2の電子回路基板を保持する保持板を備え、前記保持板は、前記第1の電子回路基板の前記電気部品が設けられた面を覆うものである。
これによれば、基板室を風路として流れる空気で、インバータ駆動回路基板に実装された電気部品を効率よく冷却できる。
第4の発明は、第3の発明の保持板は、第3の通気孔を備え、前記基板室は前記第3の通気孔を介して、前記機械室と連通するものである。これによれば、基板室の内部は、低発熱基板収納箱通気孔14と放熱フィン収納箱通気孔16以外に他と連通する孔を備えていないので、風路以外に空気が出入りすることがなくなり、電気部品を効率よく冷却できる。
第5の発明は、機械室から送風室へ戻る水路と水抜き穴を作ることにより、送風室と機械室を連通する風路から入ってくる水を効率よく水路を通り水抜き穴から出すことができ、基板が水に浸漬する危険を回避することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態の空気調和機の室外機の斜視図である。図2は、本発明の実施の形態の空気調和機の室外機の正面透視図である。図3は、本発明の実施の形態の室外機の図2に示すXX断面での断面図である。
図1から図3に示すように、空気調和機の室外機1は、外殻を構成する筐体の内部に、ファン2や、冷凍サイクルの構成部品である熱交換器3や圧縮機4を備えている。また、筐体の内部を送風室101と機械室102とに区画する筐体仕切板5を備えている。
送風室101には、ファンモータ台を介して上下に2つのファン2が設けられている。機械室102には、圧縮機4や、冷媒管等の冷凍サイクル構成部品(図示せず)や、ファン2や圧縮機4などを制御する制御基板等を収納する基板収納部6が設けられている。基板収納部6は、圧縮機4の上方に配置されている。
室外機1の背面から一方の側面にかけて、略L字形状の熱交換器3が配置されている。熱交換器3のうち、空気との熱交換を行うフィンが設けられた部分は、送風室101に配置されている。熱交換器3の一方の端部に設けられた、冷媒管との接続部分は、機械室102に配置されている。
また、送風室101の前方には送風室前板103が設けられている。送風室前板103は、2つファン2のそれぞれの周囲を取り囲むベルマウスと、2つのベルマウスの前面にそれぞれ設けられた2つの吹出グリル104を備えている。
一方、機械室102の前面から側面には略L字形状の機械室前板105が設けられている。また、機械室102の背面から側面には略L字形状の機械室後板106が設けられている。機械室後板106の側面下部には、外部通気孔107が設けられている。なお、図2は、機械室前板105を取り外した状態の室外機1の正面図である。
室外機1の天面は、天板108で覆われている。また、室外機1の下面は、底板109で覆われている。ファンモータ台や、熱交換器3や、圧縮機4は底板109の上に配置されている。
送風室前板103、機械室前板105、機械室後板106、天板108、底板109は、筐体の一部を構成している。送風室101は、熱交換器3が設けられた箇所と、ベルマウスの開口以外は、筐体と筐体仕切板5とで覆われた空間である。機械室102は、筐体と筐体仕切板5とで覆われた空間である。機械室102は、外部通気孔107を介して、室外機1の外部と連通している。
筐体仕切板5には、送風室101と機械室102とを連通する筐体仕切板通気孔12が設けられている。筐体仕切板通気孔12は、室外機1の前後方向において、ファン2と熱交換器3との間に開口している。筐体仕切板通気孔12は、本発明における第1の通気孔である。
筐体仕切板5には、ルーバー18が設けられている。ルーバー18は、筐体仕切板通気孔12の送風室101側を覆っている。ルーバー18は、複数の水平方向に長手方向を有する羽板を備えている。それぞれの羽板は、筐体仕切板5から送風室101側に向かうほど下方に向かうように、傾斜して設けられている。
次に、基板収納部6の構成について説明する。図4は、本発明の実施の形態における室外機の基板収納部の分解斜視図である。図5は、本発明の実施の形態における室外機の基板収納部の図3に示すYY断面を背面側から見た断面斜視図である。図6は、本発明の実施の形態における室外機の基板収納部の図5に示すZZ断面を前面側から見た断面斜視図である。
基板収納部6は、一面が開口した3つの箱、つまり、低発熱基板収納箱7と、高発熱基
板収納箱8と、放熱フィン収納箱9とを備えている。基板収納部6は、それぞれの箱の開口が、室外機1の前面側を向くように、低発熱基板収納箱7、高発熱基板収納箱8、放熱フィン収納箱9の順に重ねることで、構成されている。
基板収納部6は、インバータ駆動回路基板10と制御回路基板11とを備えている。インバータ駆動回路基板10は、圧縮機4の回転数を可変するための、複数の電気部品が実装された電子回路基板である。制御回路基板11は、ファン2を駆動したり、室内機との通信するための、複数の電気部品が実装された電子回路基板である。このため、インバータ駆動回路基板10は、制御回路基板11より発熱量が大きい。
インバータ駆動回路基板10は、主に複数の電気部品が実装された面とは反対の面に、放熱フィン13を備えている。放熱フィン13は、基部と基部から突出する複数のフィンから構成されている。放熱フィン13は、基部のフィンを設けていない面が、インバータ駆動回路基板10の主に電気部品が実装された面とは反対の面に対向するように設けられている。そして、放熱フィン13は、インバータ駆動回路基板10に設けられた複数の電気部品のうち発熱量の大きい電気部品と熱的に接続されている。具体的には、放熱フィン13の基部の一面と、発熱量の大きい電気部品の一面とは、熱伝導ペースト(図示せず)を介して面接触している。
インバータ駆動回路基板10は本発明の第1の電子回路基板であり、制御回路基板11は本発明の第2の電子回路基板である。
低発熱基板収納箱7は、平面部7aと、平面部7aの四辺からそれぞれ、室外機1の前面側に突出する側面部7b〜7eとを備えている。低発熱基板収納箱7は本発明の保持板である。または、低発熱基板収納箱7のうち特に平面部7aが本発明の保持板である。
平面部7aは、室外機1の背面側に面しており、平面部7aと対向する面は、機械室102に開口している。側面部7bは、筐体仕切板5に近い側に位置する側面であり、側面部7cは、側面部7bと対向する側面である。側面部7dは、天板108に近い側に位置する側面であり、側面部7eは、底板109に近い側に位置する側面である。
平面部7aは、制御回路基板11を平面部7aと並行に保持する保持部7a1と、保持部7a1より側面部7b側に延長された側面側延設部7a2と、保持部7a1より下方に延長された下方側延設部7a3とを備えている。保持部7a1と側面側延設部7a2とは同一平面を構成している。保持部7a1と下方側延設部7a3とは、傾斜部を介して、なめらかにつながっている。側面部7cには、制御回路基板11に接続され、制御回路基板11を補助する副制御回路基板が設けられる。
保持部7a1は、制御回路基板11の主に電気部品が実装された面が、室外機1の前面側を向くように、制御回路基板11を保持している。下方側延設部7a3には、制御回路基板11に接続するための電源線や信号線を接続するための端子台が設けられる。
低発熱基板収納箱7は、低発熱基板収納箱通気孔14を備えている。側面側延設部7a2は、第1の低発熱基板収納箱通気孔14aを備えている。側面部7bは、第2の低発熱基板収納箱通気孔14bを備えている。低発熱基板収納箱通気孔14は、本発明における第3の通気孔である。
高発熱基板収納箱8は、平面部8aと、平面部8aの四辺からそれぞれ、室外機1の前面側に突出する側面部8b〜8eとを備えている。高発熱基板収納箱8の室外機1の上下方向の長さは、低発熱基板収納箱7の室外機1の上下方向の長さより短い。高発熱基板収
納箱8の室外機1の左右方向の長さは、低発熱基板収納箱7の室外機1の左右方向の長さより長い。
平面部8aは、室外機1の背面側に面しており、平面部8aと対向する面は、低発熱基板収納箱7の平面部7aにより覆われている。側面部8bは、筐体仕切板5に近い側に位置する側面であり、側面部8cは、側面部8bと対向する側面である。側面部8dは、天板108に近い側に位置する側面であり、側面部8eは、底板109に近い側に位置する側面である。
平面部8aは、インバータ駆動回路基板10を平面部8aと並行に保持する保持部8a1と、保持部8a1より側面部8c側に延長された側面側延設部8a2とを備えている。保持部8a1と側面側延設部8a2とは同一平面を構成している。
保持部8a1は、インバータ駆動回路基板10の主に電気部品が実装された面が、室外機1の前面側を向くように、インバータ駆動回路基板10を保持している。
側面部8bは、筐体仕切板5の主要面と並行に、筐体仕切板5に固定されている。側面部8bは、側面部8cより高さ(室外機1の前後方向の長さ)が高く、その上端(室外機1の前面側の端部)には、折返部8b1が設けられている。折返部8b1は、筐体仕切板5、または、送風室前板103に固定されている。側面部8c〜8eの上端(室外機1の前面側の端部)は、低発熱基板収納箱7の平面部7aの背面と接している。
高発熱基板収納箱8の平面部8aと低発熱基板収納箱7の平面部7aの背面との間には、所定の間隔を備えている。また、高発熱基板収納箱8の側面部8bと低発熱基板収納箱7の側面部7bの間には所定の隙間が設けられている。
側面側延設部8a2は、高発熱基板収納箱通気孔15を備えている。高発熱基板収納箱通気孔15は、本発明における第2の通気孔である。
放熱フィン収納箱9は、平面部9aと、平面部9aの四辺からそれぞれ、室外機1の前面側に突出する側面部9b〜9eとを備えている放熱フィン収納箱9の室外機1の上下方向の長さは、高発熱基板収納箱8の室外機1の上下方向の長さより短い。放熱フィン収納箱9の室外機1の左右方向の長さは、高発熱基板収納箱8の室外機1の左右方向の長さとほぼ等しいか、若干短い。
平面部9aは、室外機1の背面側に面しており、平面部9aと対向する面は、高発熱基板収納箱8の平面部8aにより覆われている。側面部9bは、筐体仕切板5に近い側に位置する側面であり、側面部9cは、側面部9bと対向する側面である。側面部9dは、天板108に近い側に位置する側面であり、側面部9eは、底板109に近い側に位置する側面である。
平面部9aは、放熱フィン13のフィン先端と所定の隙間を空けて、高発熱基板収納箱8の平面部8aと並行に設けられている。
側面部8b〜8eの上端(室外機1の前面側の端部)は、高発熱基板収納箱8の平面部8aの背面と接している。側面部9bは、筐体仕切板5の主要面と並行に設けられている。側面部9bは、放熱フィン収納箱通気孔16を備えている。放熱フィン収納箱通気孔16は、筐体仕切板通気孔12と略同一の開口面積を備えている。放熱フィン収納箱通気孔16と筐体仕切板通気孔12とは、それぞれの開口が重なりあっている。
側面部9dは、中央に開口を備えている。側面部9dは、中央の開口に向けて傾斜を備えている。側面部9dの下方には、水受皿17が設けられている。側面部9dの下方には、水受皿17が設けられている。水受皿17の底面は、筐体仕切板5側の端部に設けられた水戻し部(図示せず)に向かって傾斜している。水戻し部は、筐体仕切板5の筐体仕切板通気孔12の下方に設けられた小径の水戻し孔(図示せず)に接続されている。
低発熱基板収納箱7、高発熱基板収納箱8、放熱フィン収納箱9を組み合わせることにより、高発熱基板収納箱の平面部8aが収納部仕切板となる。収納部仕切板は、基板収納部6を、基板室6aと放熱フィン室6bとに区画している。なお、収納部仕切板の一部または主要部を、インバータ駆動回路基板10が構成してもよい。
基板室6aは、低発熱基板収納箱7と高発熱基板収納箱8とで区画された空間であり、インバータ駆動回路基板10の主に電気部品が実装された面を収納する。より詳細には、基板室6aは、低発熱基板収納箱7の平面部7aの背面と、高発熱基板収納箱8の平面部8aと側面部8b〜8eで覆われている。基板室6aは、一端側に低発熱基板収納箱通気孔14を備え、他端側に高発熱基板収納箱通気孔15を備え、低発熱基板収納箱通気孔14から高発熱基板収納箱通気孔15へと至る風路を構成している。なお、基板室6aは、その一面の一部または主要部が、低発熱基板収納箱7の平面部7aに替えて、制御回路基板11で構成されていてもよい。つまり、本発明の保持板に替えて、制御回路基板11が、インバータ駆動回路基板10の電気部品が設けられた面を覆うものであってもよい。
放熱フィン室6bは、高発熱基板収納箱8と放熱フィン収納箱9とで区画された空間であり、放熱フィン13を収納する。より詳細には、放熱フィン室6bは、高発熱基板収納箱8の平面部8aの背面と、放熱フィン収納箱9の平面部9aと側面部9b〜8eで覆われている。放熱フィン室6bは、一端側に高発熱基板収納箱通気孔15を備え、他端側に放熱フィン収納箱通気孔16を備え、高発熱基板収納箱通気孔15から放熱フィン収納箱通気孔16へと至る風路を構成している。なお、放熱フィン室6bは、その一面の一部または主要部が、高発熱基板収納箱8の平面部8aに替えて、インバータ駆動回路基板10で構成されていてもよい。
低発熱基板収納箱7、高発熱基板収納箱8、放熱フィン収納箱9を組み合わせることにより、低発熱基板収納箱通気孔14以外の開放部分をなくした基板室6aと放熱フィン収納箱通気孔16以外の開放部分をなくした放熱フィン室6bとを構成する。
さらに、放熱フィン室6bの下部には水受皿が設けられている。
図8は本発明の実施の形態における基板収納部の断面斜視図。図9は本発明の実施の形態における基板収納部の断面拡大図である。
水受皿17と送風機室に繋がる穴をふさぐように平板110を構成する。平板110と筐体仕切板5のルーバー部分との接触箇所から抜けるルーバー水抜け穴112を構成する。水受皿17と筐体仕切板5の接触部分をなくすように水受皿リブ111を構成する。放熱フィン収納箱9から水受皿へ水の滴下する部分の面積を小さくするような放熱フィン収納箱9底部に絞り構造をもった放熱フィン収納箱底113を構成する。
以上のような構成された室外機について、以下にその動作、作用を説明する。
空気調和機が運転を開始すると、ファン2がモータによって駆動され、送風室101のうち、ファン2と熱交換器3との間の空間が負圧となる。これによって、室外機1の外部の空気は、熱交換器3のフィンの間を介して、送風室101内へ流入する。そして、熱交換器3では、熱交換器3の伝熱管内を流れる冷媒とフィンの間を流れる空気とが熱交換す
る。熱交換した空気は、ベルマウスの開口を通過して、再び室外機1の外部へと排出される。
また、送風室101のファン2と熱交換器3との間の空間が負圧となることで、室外機1の外部の空気は、外部通気孔107を介して、機械室102内に流入する。機械室102内で、空気は基板収納部6付近まで上昇する。図3または図6に矢印で示すように、空気は、低発熱基板収納箱通気孔14を介して、基板室6aに流入する。基板室6aに流入した空気は、インバータ駆動回路基板10の主に電気部品が実装された面と、低発熱基板収納箱7の平面部7aの背面、または、制御回路基板11の一部または主要部との間を流れ、インバータ駆動回路基板10に実装された電気部品を冷却する。
その後、電気部品を冷却した空気は、高発熱基板収納箱通気孔15を介して、放熱フィン室6bに流入する。放熱フィン室6bに流入した空気は、高発熱基板収納箱8の平面部8aの背面、または、放熱フィン13と、放熱フィン収納箱9の平面部9aとの間を流れ、放熱フィン13を冷却する。その後、放熱フィン13を冷却した空気は、放熱フィン収納箱通気孔16と筐体仕切板通気孔12とを介して、送風室101へと流入する。
以上のように、本実施の形態では、基板収納部6内に基板室6aと放熱フィン室6bとを作ることにより、そして、これらの室を風路として、外部から導入された空気を流すことにより、インバータ駆動回路基板10に実装された電気部品を効率よく冷却できる。
特に、基板収納部6は、低発熱基板収納箱通気孔14と放熱フィン収納箱通気孔16以外の開放部分をなくすことにより、風路以外から空気が出入りすることがなくなり、外気温度が高い場合でも、電気部品や放熱フィン13を効率よく冷却できる。
また、本実施の形態では、基板室6aは、低発熱基板収納箱通気孔14と高発熱基板収納箱通気孔15以外に開口を備えていないことにより、これらの通気孔以外から空気が出入りすることがない。このため、低発熱基板収納箱通気孔14から入った空気が効率よく電気部品にあたり、外気温度が高い場合でも、電気部品を効率よく冷却できる。
なお、高発熱基板収納箱8の平面部8aと低発熱基板収納箱7の平面部7aの背面との間隔は、低発熱基板収納箱7の平面部7aの背面がインバータ駆動回路基板10上の電子部品と干渉しないことを前提に、小さい方が望ましい。これは、基板室6aを流れる空気の流速が速くなり、電子部品の冷却効率が向上するためである。
また、本実施の形態では、放熱フィン室6bは、高発熱基板収納箱通気孔15と放熱フィン収納箱通気孔16以外に開口を備えていないことにより、これらの通気孔以外から空気が出入りすることがない。このため、高発熱基板収納箱通気孔15から入った空気が効率よく放熱フィン13を流れることにより、外気温度が高い場合でも、放熱フィン13を効率よく冷却できる。
なお、放熱フィン13の先端と放熱フィン収納箱9の平面部9aとの隙間が小さい方が、望ましい。これは、放熱フィン13のフィン間を流れる空気の流速が速くなり、冷却効率が向上するためである。
また、本実施の形態では、基板室6a、放熱フィン室6bの順に、空気を流すことで、放熱フィン室6b、基板室6aの順に空気を流す場合と比較して、効率よく、インバータ駆動回路基板10に実装された電気部品を冷却できる。これは、放熱フィン室6b、基板室6aの順に空気を流すと、放熱フィン室6bを流れた後の空気の温度が上昇していまい、基板室6aで電気部品を冷却する際に、空気と電気部品との温度差が小さくなり、効率
が低下するためである。
また、本実施の形態では、低発熱基板収納箱通気孔14を、制御回路基板11の一端の近傍に設けている。また、第1の低発熱基板収納箱通気孔14aを制御回路基板11の主要面と並行な面に設け、第2の低発熱基板収納箱通気孔14bを制御回路基板11の主要面と垂直な面に設けている。これによって、機械室102から低発熱基板収納箱通気孔14へと流れる空気によって、制御回路基板11に実装された電気部品も冷却できる。また、機械室102から基板室6aへと流れる空気の量を十分に確保できる。
次に、熱交換器3のフィンの間や、ベルマウスの開口から送風室101に水滴が浸入した場合について説明する。このような水滴が基板収納部6に達すると、インバータ駆動回路基板10や制御回路基板11の回路などを短絡する虞がある。
しかし、本実施の形態では、筐体仕切板通気孔12にルーバー18を設けることで、送風室101から放熱フィン室6bへの水滴の浸入を防止している。
また、放熱フィン室6bに水滴が浸入した場合でも、水滴は、側面部9dの傾斜に沿って、中央の開口に集まり、水受皿17に流れ落ちる。そして、水受皿17の底面の傾斜に沿って、水戻し部に集まり、水戻し孔を介して、送風室101に戻される。
水の排出について、さらに詳細に述べる。
送風室から筐体仕切板5のルーバー18から機械室に入った水を、水受皿17で受け取り、平板切り欠き114より水が送風室へ流れでるので、機械室側や制御回路側に水が落ちることを防止できる。
水受皿17から流れ出る水の通り穴から、水が入るのを平板で防止できる。
平板110と筐体仕切板5の接触部分にたまる水を、ルーバー水抜け穴112から水が抜け出ることができる。
水受皿リブ111により筐体仕切板と水受皿を接触させないようにすることにより、水受皿17と筐体仕切板5の接触部分から、水が表面張力により機械室側に落ちることを防止する。放熱フィン収納箱底113を小さくすることにより、風の流れを妨げないようにすることができる。
このように、本実施の形態では、送風室101と連通する通気孔を放熱フィン室6bに設け、基板室6aには直接、設けていないので、水滴が基板室6aに侵入し、インバータ駆動回路基板10の回路を短絡することを防止できる。
なお、基板収納部6は、外部通気孔107より上方に設けられているので、外部通気孔107から機械室102に侵入した水滴が、基板収納部6に達する虞はない。
本発明は、1台の室外機に1台の室内機が接続される空気調和機の室外機だけではなく、1台の室外機に複数台の室内機が接続されるマルチ型の空気調和機の室外機であっても適用できる。また、空気調和機に限らず、ヒートポンプ式給湯機の室外機としても適用できる。
1 室外機
2 ファン
3 熱交換器
4 圧縮機
5 筐体仕切板
6 基板収納部
6a 基板室
6b 放熱フィン室
7 低発熱基板収納箱
7a 平面部
7a1 保持部
7a2 側面側延設部
7a3 下方側延設部
7b、7c、7d、7e 側面部
8 高発熱基板収納箱
8a 平面部
8a1 保持部
8a2 側面側延設部
8b、8c、8d、8e 側面部
8b1 折返部
9 放熱フィン収納箱
9a 平面部
9b、9c、9d、9e 側面部
10 インバータ駆動回路基板
11 制御回路基板
12 筐体仕切板通気孔
13 放熱フィン
14 低発熱基板収納箱通気孔
14a 第1の低発熱基板収納箱通気孔
14b 第2の低発熱基板収納箱通気孔
15 高発熱基板収納箱通気孔
16 放熱フィン収納箱通気孔
17 水受皿
18 ルーバー
101 送風室
102 機械室
103 送風室前板
104 吹出グリル
105 機械室前板
106 機械室後板
107 外部通気孔
108 天板
109 底板
110 平板
111 水受皿リブ
112 ルーバー水抜け穴
113 放熱フィン収納箱底
114 平板切り欠き

Claims (5)

  1. ファンが設けられた送風室と、
    圧縮機が設けられた機械室と、
    前記送風室と前記機械室とを区画する筐体仕切板と、
    前記機械室の上部に設けられた基板収納部とを備え、
    前記基板収納部は、
    電気部品が設けられた第1の電子回路基板を収納する基板室と、
    前記第1の電子回路基板に熱的に接続された放熱フィンを収納する放熱フィン室と、
    前記基板室と前記放熱フィン室とを区画する収納部仕切板とを備え、
    前記筐体仕切板は、第1の通気孔を備え、
    前記収納部仕切板は、第2の通気孔を備え、
    前記放熱フィン室は、前記第1の通気孔を介して前記送風室と連通し、前記第2の通気孔を介して、前記基板室と連通することを特徴とする空気調和機の室外機。
  2. 前記収納部仕切板は、当該収納部仕切板と並行に前記第1の電子回路基板を保持することを特徴とする空気調和機の室外機。
  3. 前記基板収納部は、
    前記第1の電子回路基板と並行に第2の電子回路基板を保持する保持板を備え、
    前記保持板は、前記第1の電子回路基板の前記電気部品が設けられた面を覆うことを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和機の室外機。
  4. 前記保持板は、第3の通気孔を備え、前記基板室は前記第3の通気孔を介して、前記機械室と連通することを特徴とする請求項3に記載の空気調和機の室外機。
  5. 前記放熱フィン室の下部には、水受皿が備えられ、前記水受皿から滴下した水を前記送風室へと導く流路を具備することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の空気調和機の室外機。
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