JP2016533910A - 器具無菌アダプタ駆動インタフェース - Google Patents

器具無菌アダプタ駆動インタフェース Download PDF

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Abstract

手術システム(200)は、手術器具への制御されたトルク及び位置の伝達に悪影響を及ぼすバックラッシュに敏感である手術器具(260)を含む。手術器具(260)は、機械的インタフェースを介して手術器具マニピュレータアセンブリ(240)のモータに結合されている。機械的インタフェース及び手術器具マニピュレータアセンブリ(240)の組み合わせは、低バックラッシュ、例えば、0.7度未満、を有する。バックラッシュは、手術器具マニピュレータアセンブリ(240)の中で制御される。手術器具マニピュレータアセンブリの駆動出力ディスク(545)から手術器具(964)の被駆動ディスクまで、機械的インタフェースは、外科処置で使用されるトルクレベルに対してゼロバックラッシュを有する。

Description

[関連出願]
本出願は:
米国特許出願第61/866,115号(Thomas G. Cooper他により、2013年8月15日に出願され、“PRELOADED SURGICAL INTSTRUMENT INTERFACE”を開示する);
米国特許出願第61/866,117号(Todd R. Solomon他により、2013年8月15日に出願され、“VARIABLE INSTRUMENT PRELOAD MECHANISM CONTROLLER”を開示する);
米国特許出願第61/866,118号(Thomas G. Cooper他により、2013年8月15日に出願され、“ACTUATOR INTERFACE TO INSTRUMENT STERILE ADAPTER”を開示する);
米国特許出願第61/866,120号(Thomas G. Cooper他により、2013年8月15日に出願され、“INSTRUMENT STERILE ADAPTER DRIVE FEATURES”を開示する);
米国特許出願第61/866,124号(Robert E. Holop他により、2013年8月15日に出願され、“INSTRUMENT STERILE ADAPTER DRIVE INTERFACE”を開示する);及び
米国特許出願第61/866,125号(Thomas G. Cooper他により、2013年8月15日に出願され、“ROBOTIC INSTRUMENT DRIVEN ELEMENT”を開示する);
の優先権及び利益を主張し、これらのそれぞれはその全体が参照により本明細書に援用される。
本発明は、概して手術器具及びシステムに関し、より具体的には、低バックラッシュ駆動システムを持つ手術器具に関する。
低侵襲医療処置に利用されるようなロボット式制御システムは、比較的小さいツール又は器具を精密に制御し且つ駆動させるために大きく複雑な機器を含み得る。(ここで使用されるとき、「ロボット」又は「ロボット式に」等の用語は、遠隔操作又は遠隔制御ロボットの態様を含む。)図1Aは、既知のロボット式制御システム100の例を示している。例えば、Intuitive Surgical, Inc.によって商品化されているda Vinci(登録商標) Surgical Systemの一部であってよい、システム100は、多数のアーム130を有する患者側カート110を含む。各アーム130は、ドッキングポート140を有し、このドッキングポートは概して、器具150を取り付けるための及び器具150の操作用の機械的動力を供給するための機械的インタフェースを備える駆動システムを含む。アーム130は、医療処置中に医療処置のために夫々の医療器具150を動かし且つ位置決めするために、使用されることができる。
図1Bは、既知の器具150の底面図を示している。器具150は概して、伝動機構又はバックエンド機構152、バックエンド機構152から延びるメインチューブ154、及びメインチューブ154の遠位端の機能的先端部156を含む。先端部156は概して、医療処置中に使用され得るメス、ハサミ、鉗子、又は焼灼器具のような医療ツールを含む。駆動ケーブル又はテンドン155が、先端部156に接続され、メインチューブ154を通ってバックエンド機構152まで延びる。バックエンド機構152は典型的には、器具150の駆動テンドンと駆動システム140の機械的インタフェースの電動軸との間の機械的結合を提供する。具体的には、ギア又はディスク153が、駆動システム140の機械的インタフェース上で相補的な特徴部と係合するように位置決め、寸法、及び形状にされている突起又は穴のような特徴部を有する。典型的な器具では、ディスク153の回転がそれぞれのテンドン155を引っ張り、先端部156内の対応する機械的リンクを作動させる。したがって、システム100は、先端部156を位置決め、方向付け、及び操作するために必要に応じて、駆動テンドン155の動作及び張力を制御することができる。既知の手術システムの更なる詳細は、例えば、“Surgical Robotic Tools, Data Architecture, and Use”という名称の、Tierney他の特許文献1(2001年8月13日出願)に記載されており、これはその全体が参照により本明細書に援用される。
システム100の器具150は、1つの器具150を駆動システム140から取り外し、次に、その取り外した器具の代わりに他の器具150を装着することによって、交換されることができる。装着プロセスは、一般的に、ディスク153上の特徴部が駆動システム140の相補的な特徴部と適切に係合することを必要とする。しかしながら、装着の前に、器具150上のディスク153の向きは、患者側カート110に対して一般的に知られていない。
更に、医療処置の間に複雑な機器を洗浄し且つ殺菌することの困難性のために、患者側カート110のような機器はしばしば、医療処置のために無菌バリア(例えば、プラスチックシートドレープ)によって覆われる。この無菌バリアは、結合ポート140と器具バックエンド152との間に介装される無菌アダプタを含むことができる。例えば、特許文献1及び、幾つかの例示的な無菌バリア及びアダプタシステムを記載する、その全体が本出願に参照により援用される、“Sterile Surgical Adaptor”という名称の、Anderson他の特許文献2(2006年3月31日出願)を参照されたい。
器具150の典型的な装着プロセスは、おそらく間にある無菌バリアを伴って、ディスク153の向きを考慮せずに駆動システム140上にバックエンド機構152を取り付けることを含む。駆動システム140の駆動モータは次に、新たに装着される器具150の操作のために、相補的な特徴部が互いに噛合し且つ確実に係合することを確実にするよう、装着手順中に多数回正逆回転され得る。装着プロセスのある時点で、駆動モータは、それぞれのディスク153を回転させるように確実に係合されるようになる。しかし、駆動モータは異なる且つ予測不能なときに器具150のそれぞれのディスク153と確実に係合するので、装着されている器具150は、装着手続中に時々予測不能な方法で動く可能性がある。特定の応用に関して、このような予測不能な動作は受け入れられない。一般的に、開けた又は閉じ込められた空間が、装着手順中の器具先端部のランダムな動作に適応するために、器具150の周りに必要とされる。
米国特許第7,048,745号 米国特許第7,699,855号
手術システムは、手術器具への制御されたトルク及び位置の伝達に悪影響を及ぼすバックラッシュに敏感である手術器具を含む。手術器具は、機械的インタフェースを介して手術器具マニピュレータアセンブリのモータに結合されている。機械的インタフェース及び手術器具マニピュレータアセンブリの組み合わせは、低バックラッシュ、例えば、0.7度未満、を有する。機械的インタフェースは、手術器具マニピュレータアセンブリの駆動インタフェースを手術器具の被駆動インタフェースに結合する。機械的インタフェースは、1つの態様では、外科処置で使用されるトルクレベルに対してゼロバックラッシュを有する。
このように、装置は、手術器具マニピュレータアセンブリを含む。手術器具マニピュレータアセンブリは、駆動ユニット及び駆動出力アセンブリを含む。駆動出力アセンブリは、駆動ユニットに結合されている。駆動出力アセンブリは、駆動ユニットに結合される低バックラッシュカプラを含む。駆動出力ディスクが、低バックラッシュカプラに結合されている。手術器具マニピュレータアセンブリバックラッシュの一部が、駆動ユニット及び駆動出力ディスクの低バックラッシュカプラへの結合の中にある。
一つの態様では、駆動出力ディスクは遠位端面を持つ円柱ボディである。第1のアライメント要素が遠位端面から延びる。第2のアライメント要素もまた要素遠位端面から延びる。第1のアライメント要素は、第2のアライメント要素から離されている。第1及び第2のアライメント要素の組み合わせは、駆動出力ディスク及び装置の他のアセンブリのディスクが係合される(mated)とき、駆動出力ディスクを装置の他のアセンブリのディスクに配向する。1つの態様では、第1のアライメント要素はピンであり、第2のアライメント要素はタブである。
この態様では、駆動出力ディスクの遠位端面は、中心部及び周縁部を有する。複数の駆動ドグが遠位端面から延びる。各駆動ドグは、中心部から第1の距離に位置する第1の端面、及び周縁部にほぼ隣接して位置する第2の端面を含む。第2の端面は、第1の端面の反対側である。さらに、各ドグは、遠位端面から延びる3次元構造、例えば、3次元長方形である第1の部分、及び第1の部分から延びる第2の部分を含む。第2の部分は、2つの反対側の第2の部分側面を有する。第2の部分側面のそれぞれは曲面である。1つの態様では、曲面は、円形断面の一部、例えば、円柱の外面の一部である。
駆動出力アセンブリはまた、シャフトを含む。第1のプリロードスプリングがシャフトに結合される。第1のプリロードスプリングは、第1のプリロードスプリングが圧縮されるとき、第1のプリロード力を駆動出力ディスクに加えるように構成される。
駆動出力アセンブリはまた、シャフトに結合される第2のプリロードスプリングを含む。第2のプリロードスプリングは第1のプリロードスプリングと組み合わせて、第1及び第2のプリロードスプリングが圧縮されるとき第2のプリロード力を駆動出力ディスクに加えるように構成される。第2のプリロード力は、第1のプリロード力より大きい。
手術器具マニピュレータアセンブリは、複数の駆動ユニットを含むモータパックを含む。複数の駆動ユニットは、前に記載された駆動ユニットを含む。モータパックは、手術器具マニピュレータアセンブリのハウジングに移動可能に取り付けられている。モータパックはまた、複数のハード停止部を含む。複数のハード停止部は、モータパックの遠位面から延びるように構成される。
手術器具マニピュレータアセンブリはまた、解放ラッチを含む。解放ラッチは、手術器具マニピュレータアセンブリのハウジングに回転可能に取り付けられている。ピンが、解放ラッチの近位部分からハウジングの内部に延びる。1つの態様では、ピンは、バネ荷重をかけられたピンである。
手術器具マニピュレータアセンブリのモータパックはまた、解放ラッチ抑制停止部を含む。一つの態様では、モータパックが手術器具マニピュレータアセンブリのハウジングに対して完全に引き出された位置にある場合、解放ラッチの動作は禁止されない。しかし、モータパックがハウジングに対して第1の位置にある場合、ピンは解放ラッチ抑制停止部に接触し、解放ラッチが押される場合に解放ラッチの回転を防ぐ。他の態様では、モータパックが完全に引き出された位置にある一方手術器具が無菌アダプタアセンブリに取り付けられているとき、解放ラッチ抑制停止部は、解放ラッチの回転を防ぐ。
他の態様では、装置は、手術装置アセンブリ、プリロードトラック、及びプリロードトラック(preload track)の上に乗るプリロードアセンブリを含む。プリロードアセンブリは、手術装置アセンブリに結合される。挿入アセンブリが、プリロードトラックを含む。
プリロードアセンブリがプリロードトラックの第1の場所に位置するとき、プリロードアセンブリは、第1の力を手術装置アセンブリに加える。プリロードアセンブリがプリロードトラックの第2の場所に位置するとき、プリロードアセンブリは、第2の力を手術装置アセンブリに加える。第2の力は、第1の力より大きい。
1つの態様では、プリロードアセンブリは、カムフォロアアセンブリ及びアームを含む。カムフォロアアセンブリは、プリロードトラックの上に乗る。アームは、第1の端部及び第2の端部を有する。第1の端部は手術装置アセンブリに結合される。アームの第2の端部は、カムフォロアアセンブリに結合される。カムフォロアアセンブリがプリロードトラックの第1の場所に位置するとき、アームは、カムフォロアアセンブリから手術装置アセンブリへの第1の力に比例する力を伝達するように構成される。カムフォロアアセンブリがプリロードトラックの第2の場所に位置するとき、アームは、カムフォロアアセンブリから手術装置アセンブリへの第2の力に比例する力を伝達するように構成される。
手術装置アセンブリはまた、駆動ユニットハウジング及びモータパックを含む。モータパックは、駆動ユニットハウジングに移動可能に取り付けられる。アームの第1の端部は、モータパックに結合される。カムフォロアアセンブリがプリロードトラックの第1の場所に位置するとき、アームは、カムフォロアアセンブリからモータパックへの第1の力に比例する力を伝達するように構成される。カムフォロアアセンブリがプリロードトラックの第2の場所に位置するとき、アームは、カムフォロアアセンブリからモータパックへの第2の力に比例する力を伝達するように構成される。
他の態様では、装置は、プリロードトラック、及びプリロードトラックの上に乗るように構成されるプリロードアセンブリを含む。プリロードアセンブリは手術装置アセンブリに結合するように構成される。プリロードアセンブリはまた、プリロードアセンブリがプリロードトラックの第1の場所に位置する場合に第1の力を手術装置アセンブリに加えるように構成される。
プリロードアセンブリは、プリロードリセット機構を含む。プリロードリセット機構は、プリロードアセンブリをプリロードトラックの第1の場所に自動的に位置決めするように構成される。
さらに他の態様では、装置は、手術器具マニピュレータアセンブリ、挿入アセンブリ、及びプリロードアセンブリを含む。手術器具マニピュレータアセンブリは、ハウジング及びモータパックを含む。モータパックは、ハウジングに移動可能に取り付けられる。挿入アセンブリは、手術器具マニピュレータアセンブリに結合される。挿入アセンブリはまた、プリロードトラックを含む。プリロードアセンブリは、カムフォロアアセンブリ、アーム、及びプリロードリセットアセンブリを含む。アームは、第1及び第2の端部を含む。アームの第1の端部は、カムフォロアアセンブリに回転可能に接続される。アームの第2の端部は、モータパックに結合される。カムフォロアアセンブリは、プリロードトラックに乗るように構成される。プリロードリセットアセンブリは、プリロードアセンブリをプリロードトラックの第1の場所に自動的に位置決めするように構成される。第1の場所において、プリロードアセンブリは、第1の力をモータパックに加える。
他の装置は、挿入アセンブリ、器具マニピュレータアセンブリ、手術装置インタフェース、及び手術器具を含む。時々、手術装置インタフェースは手術装置インタフェース要素と称される。挿入アセンブリは、遠位端部及びプリロードトラックを含む。器具マニピュレータアセンブリは、挿入アセンブリの遠位端部に結合される。器具マニピュレータアセンブリは、駆動出力ディスクを含む。駆動出力ディスクは、駆動出力インタフェースを有する。
手術装置インタフェースは、器具マニピュレータアセンブリに取り付けられる。手術装置インタフェースは中間ディスクを含む。中間ディスクは、中間被駆動インタフェース及び中間駆動インタフェースを有する。中間被駆動インタフェースは、駆動出力インタフェースに結合される。
手術器具は、手術装置インタフェースに取り付けられる。手術器具は、被駆動ディスクを含む。被駆動ディスクは、被駆動インタフェースを含む。被駆動インタフェースは、中間駆動インタフェースに結合される。
第1の力が駆動出力ディスクと中間ディスクとの間の結合部に加えられる場合、駆動出力ディスクと中間ディスクとの間の結合部は、2つのディスクを位置合わせさせるために使用されるトルクレベルに対して非ゼロバックラッシュを有する。第2の力が駆動出力ディスクと中間ディスクとの間の結合部に加えられる場合、駆動出力ディスクと中間ディスクとの間の結合部は、外科処置で使用されるトルクレベルに対してゼロバックラッシュを有する。第2の力は、第1の力より大きい。
このように、装置は、駆動出力ディスク及び中間ディスクを含む。駆動出力ディスクは、遠位端面及び遠位端面から延びる複数の駆動ドグを含む。複数の駆動ドグの各駆動ドグは、遠位端面から延びる3次元構造、例えば、3次元長方形である第1の部分、及び第1の部分から延びる第2の部分を含む。第2の部分は、2つの反対側の第2の部分側面を含む。第2の部分側面のそれぞれは曲面である。1つの態様では、曲面は、円形断面の一部、例えば、円柱の外面の一部である。中間ディスクは、近位端面、及び近位端面から中間ディスクの中に延びる複数の駆動ドグ受部を含む。複数の駆動ドグ受部の各駆動ドグ受部は、複数の駆動ドグを受けるように構成される。複数の駆動ドグ受部の各駆動ドグ受部は、外側表面から中間ディスクの中に延びる対向側壁を含む第1の部分、駆動ドグ受部の底面である第2の部分、及び第1の部分から第2の部分に延びる第3の部分を含む。第3の部分は、2つの反対側の第3の部分傾斜側面を有する。
装置は、駆動出力ディスクに結合される第1のプリロードスプリングを有する。第1のプリロードスプリングは、駆動出力ディスクが中間ディスクに結合されるとき、圧縮される。第1のプリロードスプリングの圧縮は、駆動出力ディスクにプリロード力を加える。プリロード力が駆動出力ディスクに加えられるとき、駆動出力ディスクと中間ディスクとの間の結合部は、ディスクを位置合わせさせるのに必要なトルクレベルに対して非ゼロバックラッシュを有する。
装置はまた、駆動出力ディスクに結合される第2のプリロードスプリングを含む。プリロードアセンブリが第1及び第2のプリロードスプリングに結合される。プリロードアセンブリが第1及び第2のプリロードスプリングを圧縮するとき、圧縮された第2のスプリングは圧縮された第1のスプリングと組み合わせて、第2のプリロード力を駆動出力ディスクと中間ディスクとの間の結合部に加える。第2のプリロード力が結合部に加えられるとき、駆動出力ディスクと中間ディスクとの間の結合部は、外科処置で使用されるトルクレベルに対してゼロバックラッシュを有する。
さらに他の態様では、装置は、手術装置インタフェース要素を含む。手術装置インタフェース要素は、複数の中間ディスク及びその中に複数の中間ディスクが回転可能に取り付けられている第1のボディ構造を含む。
各中間ディスクは、中間被駆動インタフェース及び中間駆動インタフェースを含む。中間駆動インタフェースは、中間被駆動インタフェースの反対側にある。
中間被駆動インタフェースは、第1のアライメント受部及び駆動ドグ受部を含む。中間駆動インタフェースは、駆動ドグ及び係合構造を含む。
第1のアライメント受部は、手術器具マニピュレータアセンブリの駆動出力ディスクから延びる第1のアライメント要素と係合するように構成される。中間被駆動インタフェースはまた、第2のアライメント受部を含む。第2のアライメント受部は、駆動出力ディスクから延びる第2のアライメント要素と係合するように構成される。第1のアライメント受部は、第2のアライメント受部から離されている。第1及び第2の第1のアライメント受部の組み合わせは、駆動出力ディスク及び中間ディスクが結合、例えば、係合されるとき、駆動出力ディスクを中間ディスクに配向する。
第1のボディ構造は、複数のハード停止部を含む。各中間ディスクはハード停止部の1つに関連付けられる。各中間ディスクは、このディスクの外側表面から延びるハード停止部タブを有する。中間ディスクの第1の軸方向位置において、中間ディスクが回転するとき、ハード停止部タブは、中間ディスクに関連付けられるハード停止部と接触する。中間ディスクの第2の軸方向位置において、中間ディスクは、ハード停止部タブが中間ディスクに関連付けられるハード停止部と接触することなしに自由に回転する。
駆動ドグ受部のそれぞれは、中間ディスクの外側表面から中間ディスクの中に延びる対向側壁を有する第1の部分を含む。駆動ドグ受部の第2の部分が、駆動ドグ受部の底面である。駆動ドグ受部の第3の部分が、第1の部分から第2の部分に延びる。第3の部分は、2つの反対側の第3の部分側面を含む。第3の部分側面のそれぞれは、傾斜面である。1つの態様では、傾斜面は、くさび形のものの側面の一部である。
中間ディスクの駆動ドグのそれぞれは、3次元構造、例えば、3次元長方形である第1の部分を有する。駆動ドグの第2の部分が、第1の部分から延びる。第2の部分は、2つの反対側の第2の部分側面を有する。第2の部分側面のそれぞれは、曲面の一部である。1つの態様では、曲面は、円形断面の一部、例えば、円柱の外面の一部である。
中間ディスクの駆動ドグ受部のそれぞれは、駆動ドグ受部のそれぞれが第1の平面によって二分されるように配置される。中間ディスクの駆動ドグ受部のそれぞれは、駆動ドグ受部のそれぞれが第2の平面によって二分されるように配置される。第1の平面は第2の平面に垂直である。
手術装置インタフェース要素はまた第2のボディ構造を含む。第1のボディ構造は、第2のボディ構造に移動可能に取り付けられる。第2のボディ構造は、スキッドプレートを含む。
中間ディスクはまた遠位面を有する。係合構造は、1つの態様では、遠位面から遠位方向に延びる開放3次元構造である。開放3次元構造は、概してC形状構造である。C形状構造は、高さ、第1の端部、及び第2の端部を有する。第1及び第2の端部は、C形状構造の開放部の境界をつける。中心線が、C形状構造の中心を通って延びる。中心線は、第1及び第2の端部から等距離である。
開放3次元構造はまた、第1及び第2の端部の一方から延びる壁を含む。壁は、C形状構造の中心線と実質的に平行な方向に延びる。壁はまた、中間ディスクの遠位面の外縁に向かって延びる。壁は、C形状構造の高さより小さい高さを有する。
他の態様では、開放3次元構造は円形トラックである。円形トラックは、第1の高さ、第1の端部、及び第2の端部を有する第1の周方向部分を含む。円形トラックはまた、第1の周方向部分の第1と第2の端部との間に延びる第2の周方向部分を含む。第2の周方向部分は、第2の高さを有する。第2の高さは、第1の高さより小さい。円周トラックの中心線は、円周とラックの中心を通って延び且つ第1及び第2の端部から等距離である。C形状構造は、円周トラックの例である。この態様では、開放3次元構造はまた、円形断面の中心線と実質的に平行な方向に第1の周方向部分の第1及び第2の端部の一方から延びる壁を含む。壁は、複数の中間ディスクの中間ディスクの遠位表面の外縁に向かって延びる。壁は高さを有する。壁の高さは、第1の周方向部分の第1の高さより小さい。
1つの態様では、手術装置インタフェース要素は、手術器具マニピュレータアセンブリに取り付けられる。手術器具マニピュレータアセンブリは、駆動インタフェースを有する駆動出力ディスクを含む。駆動インタフェースは、中間ディスクの中間被駆動インタフェースと結合される。所定のプリロード力を駆動出力ディスクに加えると、中間ディスクと駆動出力ディスクとの間の結合部は、外科処置で使用されるトルクレベルに対してゼロバックラッシュを有する。
他の態様では、手術器具が、手術装置インタフェース要素に取り付けられる。手術器具はさらに、被駆動インタフェースを持つ被駆動ディスクを有する。被駆動インタフェースは、中間ディスクの中間駆動インタフェースに結合される。所定のプリロード力を中間ディスクに加えると、中間ディスクと被駆動ディスクとの間の結合部は、外科処置で使用されるトルクレベルに対してゼロバックラッシュを有する。
このように、1つの態様では、装置は、中間ディスク及び非駆動ディスクを含む。中間ディスクは、中間被駆動インタフェース及び中間駆動インタフェースを含む。中間駆動インタフェースは、中間被駆動インタフェースの反対にある。
中間被駆動インタフェースは、アライメント受部及び駆動ドグ受部を含む。中間駆動インタフェースは、駆動ドグ及び係合構造を含む。
被駆動ディスクは、中間駆動インタフェースと係合するように構成される被駆動インタフェースを含む。被駆動インタフェースは、係合受部、駆動ドグ受部、及び回転不能化要素を含む。回転不能化要素は、被駆動ディスクの回転を防ぐ回転ロック機構を含む。係合受部は、係合構造が係合受部と位置合わせされる場合に係合構造を受けるように構成される。
またさらなる態様では、装置は手術器具を含む。手術器具は、被駆動ディスク受部を有するボディを含む。手術器具の中にあるシャフトの近位端部が、被駆動受部の中に延びる。被駆動ディスクが、被駆動ディスク受部の中に被駆動ディスクが位置するように、シャフトの近位端部に取り付けられる。
被駆動ディスクは、被駆動インタフェースを含む。被駆動インタフェースは、係合受部、駆動ドグ受部、及び回転不能化要素を含む。回転不能化要素は、回転ロック機構を有する。回転不能化要素の係合に際し、回転ロック機構は、被駆動ディスクに係合し、被駆動ディスクの回転を防ぐ。
駆動ドグ受部のそれぞれは、第1の部分、第2の部分、及び第3の部分を含む。第1の部分は、被駆動ディスクの近位表面から被駆動ディスクの中に延びる対向側壁を含む。第2の部分は、駆動ドグ受部の底面である。第3の部分は、第1の部分から第2の部分に延びる。第3の部分は、2つの反対側の第3の部分側面を有する。第3の部分側面のそれぞれは、傾斜面を含む。1つの態様では、傾斜面は、くさび形のものの側面の一部である。1つの態様では、各駆動ドグ受部は、被駆動ディスクの長手方向軸から第1の距離に位置する第1の縁部表面、及び第1の縁部の反対の第2の開放縁部を含む。
係合受部は、被駆動ディスクの近位表面から被駆動ディスクの中に延びる溝部を含む。溝部は第1の端部から第2に端部に延びる。溝部は幅及び深さを有する。溝部の第1の端部は、第1の隙間によって回転不能化要素から離される。溝部の第2の端部は、第2の隙間によって回転不能化要素から離される。溝部の幅及び深さは、中間ディスク上の中間駆動インタフェースの係合構造を受け入れるように寸法決めされる。
1つの態様では、回転不能化要素は、たわみ部(flexure)である。回転ロック機構は、たわみ部から延びる。この態様では、回転ロック機構は、タングを含む。
被駆動ディスク受部は、底面を有する。複数の歯が底面から近位方向に延びる。
装置はまた、無菌アダプタアセンブリを含む。手術器具は、無菌アダプタアセンブリに取り付けられる。無菌アダプタアセンブリは、被駆動ディスクの被駆動インタフェースと結合される中間駆動インタフェースを有する中間ディスクを含む。所定のプリロード力を中間ディスクに加えると、中間ディスクと被駆動ディスクとの間の結合部はゼロバックラッシュを有する。
装置はまた、手術器具マニピュレータアセンブリを含む。無菌アダプタアセンブリは、手術器具マニピュレータアセンブリに取り付けられる。手術器具マニピュレータアセンブリはさらに、中間ディスクの被駆動インタフェースと結合される駆動インタフェースを有する駆動出力ディスクを含む。所定のプリロード力を駆動出力ディスクに加えると、中間ディスクと駆動出力ディスクとの間の結合部は、外科処置で使用されるトルクレベルに対してゼロバックラッシュを有する。
従来技術の遠隔操作式低侵襲手術システムの図である。 従来技術の手術装置アセンブリの図である。 低バックラッシュの手術装置アセンブリを含む遠隔操作式手術システムの図である。 図3Aは図2の手術装置アセンブリの構成のより詳細な図であり、手術装置アセンブリは既知のバックラッシュを有し、図3Bは、図2の手術装置アセンブリの構成のより詳細な図であり、手術装置アセンブリは低バックラッシュを有する。 手術器具マニピュレータアセンブリへの無菌アダプタアセンブリ及び手術器具の取り付け、バックラッシュを減少させるためのプリロード機構の動作、器具取り外しロックアウト、無菌アダプタ取り外しロックアウト、プリロード解放、及び自動プリロードリセットを示すブロック図である。 手術器具マニピュレータアセンブリへの無菌アダプタアセンブリ及び手術器具の取り付け、バックラッシュを減少させるためのプリロード機構の動作、器具取り外しロックアウト、無菌アダプタ取り外しロックアウト、プリロード解放、及び自動プリロードリセットを示すブロック図である。 手術器具マニピュレータアセンブリへの無菌アダプタアセンブリ及び手術器具の取り付け、バックラッシュを減少させるためのプリロード機構の動作、器具取り外しロックアウト、無菌アダプタ取り外しロックアウト、プリロード解放、及び自動プリロードリセットを示すブロック図である。 手術器具マニピュレータアセンブリへの無菌アダプタアセンブリ及び手術器具の取り付け、バックラッシュを減少させるためのプリロード機構の動作、器具取り外しロックアウト、無菌アダプタ取り外しロックアウト、プリロード解放、及び自動プリロードリセットを示すブロック図である。 手術器具マニピュレータアセンブリへの無菌アダプタアセンブリ及び手術器具の取り付け、バックラッシュを減少させるためのプリロード機構の動作、器具取り外しロックアウト、無菌アダプタ取り外しロックアウト、プリロード解放、及び自動プリロードリセットを示すブロック図である。 手術器具マニピュレータアセンブリへの無菌アダプタアセンブリ及び手術器具の取り付け、バックラッシュを減少させるためのプリロード機構の動作、器具取り外しロックアウト、無菌アダプタ取り外しロックアウト、プリロード解放、及び自動プリロードリセットを示すブロック図である。 手術器具マニピュレータアセンブリへの無菌アダプタアセンブリ及び手術器具の取り付け、バックラッシュを減少させるためのプリロード機構の動作、器具取り外しロックアウト、無菌アダプタ取り外しロックアウト、プリロード解放、及び自動プリロードリセットを示すブロック図である。 図2の手術器具マニピュレータアセンブリの遠位端部を示す。 次に挿入軸ベースアセンブリに取り付けられる挿入アセンブリに付けられる手術器具マニピュレータアセンブリを示す。 無菌アダプタアセンブリを手術器具マニピュレータアセンブリに取り付けることの第1の態様を示す。 無菌アダプタアセンブリを手術器具マニピュレータアセンブリに取り付けることの第1の態様を示す。 駆動出力ユニット及び無菌アダプタアセンブリの他の態様を示す。 駆動出力ユニットへの図8Aの無菌アダプタアセンブリの結合を示す断面図である。 駆動出力ユニットへの図8Aの無菌アダプタアセンブリの結合を示す断面図である。 駆動出力ユニットへの図8Aの無菌アダプタアセンブリの結合を示す断面図である。 図8Aの無菌アダプタアセンブリ用無菌アダプタラッチアセンブリを示す断面図である。 図8Aの無菌アダプタアセンブリ用無菌アダプタラッチアセンブリを示す断面図である。 図8Aの無菌アダプタアセンブリ用無菌アダプタラッチアセンブリを示す断面図である。 図8Aの無菌アダプタアセンブリの底面斜視図である。 図8Aの無菌アダプタアセンブリの上面斜視図である。 図9A及び9Bは、図2の手術器具のより詳細な図である。 無菌アダプタアセンブリにおける手術器具の取り付けのステージを示す。 無菌アダプタアセンブリにおける手術器具の取り付けのステージを示す。 無菌アダプタアセンブリにおける手術器具の取り付けのステージを示す。 無菌アダプタアセンブリにおける手術器具の取り付けのステージを示す。 駆動出力ディスクが中間ディスクに結合、例えば、係合され且つ中間ディスクが被駆動ディスクに結合されるときのディスクスタック(stack)の図である。 駆動ユニットアセンブリハウジングが取り外され且つ駆動出力ユニット周りのハウジングが取り外された手術器具マニピュレータの図である。 遊星ギアヘッドの側面図である。 遊星ギアヘッドの遠位図である。 28:1遊星ギアヘッドの近位図である。 9:1遊星ギアヘッドの近位図である。 駆動出力アセンブリのより詳細な図である。 低バックラッシュカプラの端面図である。 駆動出力ディスク上の駆動インタフェースの図である。 駆動ドグの断面図である。 無菌アダプタアセンブリの図である。 受部及び中間ディスクを示す可動ボディの一部の拡大図である。 中間ディスクの近位端部上の中間被駆動インタフェースの図である。 中間ディスクの遠位端部上の中間駆動インタフェースの図である。 駆動ドグ受部の断面図である。 駆動出力ディスク上の駆動インタフェースが中間ディスク上の中間被駆動インタフェースと部分的に結合された後の軽いプリロード力下で駆動ドグ受部に挿入された駆動ドグを示す断面図である。 被駆動ディスクの近位端部上の被駆動インタフェースの図である。 被駆動インタフェースアセンブリのボディの一部の図である。 中間ディスク及び被駆動ディスクが接触している、すなわち部分的に結合されているが、係合されていないときの断面図を示す。 中間ディスク及び被駆動ディスクが係合されているときの断面図を示す。 挿入アセンブリの1つの態様のより詳細な図である。 プリロードアセンブリをより詳細に示す。 プリロードアセンブリをより詳細に示す。 プリロードアセンブリのカムフォロアアセンブリのホイールに作用する力の自由ボディ力線図である。 モータパックが、距離Zload動かされた駆動ユニットハウジングの上部に対して追加の距離A動かされていることを示す。 モータパックが、距離Zload動かされた駆動ユニットハウジングの上部に対して追加の距離A動かされていることを示す。 1つの態様における、プリロードトラックの寸法を示す。 手術器具の引込み力対挿入距離のグラフである。 プリロードアセンブリのより詳細な図である。 図24Aは、カムフォロアアセンブリの解放を示す。 プリロードアセンブリの自動プリロードリセット機構を示す。 手術器具マニピュレータアセンブリ、無菌アダプタアセンブリ、及び手術器具の断面図を示し、手術器具マニピュレータアセンブリのモータパックは複数の展開されたハード停止部を含む。 解放ラッチ機構及び解放ラッチ機構の動作を妨げるための機構の図である。 解放ラッチ機構及び解放ラッチ機構の動作を妨げるための機構の図である。
図面において、1桁の図面番号に関して、要素の参照数字における最初の桁は、その要素が最初に現れる図面の番号である。二桁の図面番号に関して、要素の参照数字における最初の二桁は、その要素が最初に現れる図面の番号である。
1つの態様では、手術システム200(図2)、例えば、低侵襲遠隔操作式手術システム、はアーム220を有する患者側カート210を含む。アーム220の端部にはエントリガイドマニピュレータ230がある。エントリガイドマニピュレータ230に取り付けられるのは、次に多数の手術装置アセンブリを支持するマスタ器具マニピュレータ280である。1つの態様では、手術装置アセンブリは、手術器具マニピュレータアセンブリ240、器具無菌アダプタアセンブリ250、及び手術器具260を含む。
手術器具マニピュレータアセンブリ240は、時として器具マニピュレータアセンブリ240と呼ばれる。器具無菌アダプタアセンブリ250は、時として無菌アダプタアセンブリ250と呼ばれる。
エントリガイドマニピュレータ230は、手術器具アセンブリのピッチ及びヨーをグループとして変更する。各手術器具260のメインチューブが、単一ポートエントリガイド270の異なる経路を通って延びる。単一ポートエントリガイド270が、この態様では、カニューレに取り付けられる。単一ポートは、患者の内部の手術部位への単一のアクセス場所(例えば、単一の切開部、単一の自然開口部等)を示す。
本明細書で使用されるとき、カニューレは、患者の体壁を通過し、患者と直接接触するチューブである。カニューレは概して、患者に対して内外にスライドしないが、カニューレは、動作のリモートセンタと呼ばれるその軸上のあるポイントの周りをピッチ動作又はヨー動作することができる。
本明細書で使用されるとき、単一ポートエントリガイド270は、そこを通って全ての手術器具及びカメラ器具が患者の内部のある場所に達するために通過しなければならないチューブである。エントリガイド270は、各器具のための別々の管腔を有する。エントリガイド270は、カニューレを通過し、カニューレに対してねじれ得る。
本明細書で使用されるとき、バックラッシュは、機械的インタフェースの1つの部分が機械的インタフェースの接続された部分を動かすことなしに動かされることができる最大の角度である。手術器具260は、器具マニピュレータアセンブリ240から手術器具260への制御されたトルク及び位置の伝達に悪影響を及ぼすバックラッシュに敏感である。以下により完全に説明されるように、手術器具260は、機械的インタフェースを介して器具マニピュレータアセンブリ240のモータに結合される。機械的インタフェース及び器具マニピュレータアセンブリ240の組み合わせは、低バックラッシュ、例えば、0.7度未満を有する。器具マニピュレータアセンブリ240の出力ディスク(駆動出力ディスク)から手術器具260の入力ディスク(被駆動ディスク)まで、1つの態様では、機械的インタフェースはゼロバックラッシュを有する。
1つの態様では、機械的インタフェースは、無菌アダプタアセンブリ250を含む。無菌アダプタアセンブリ250は、無菌ドレープ(図示せず)を含む。無菌ドレープは、当業者に知られている構成と均等な物に構成される。無菌アダプタアセンブリ250は、1回使いきり製品である。したがって、無菌アダプタアセンブリ250に実装される機械的インタフェースの部分は、以下により完全に記載されるように、最小数の部品を含む。
手術器具260の伝動ユニットは、多数の平行入力シャフトを有する。製造変動及び公差のために、これらの入力シャフトの全てが、完全に平行であるわけではない若しくは精密に配置されているわけではない又は完全に平行であることができるわけではない若しくは精密に配置されることができるわけではない。このために、機械的インタフェースは、手術器具260を器具マニピュレータアセンブリ240に係合させるプロセスの間にシャフトの角度及び平面ずれ(angular and planar misalignment)に対応しなければならない。機械的インタフェースは、手術器具260を器具マニピュレータアセンブリ240の駆動モータに、器具係合プロセス中に非常に小さい、事実上ゼロの、器具先端動作で結合させる。以下により完全に説明されるように、手術器具260が器具マニピュレータアセンブリ240のモータと係合されるまで、器具先端動作が妨げられる。加えて、手術器具260の遠位端部は、機械的インタフェースのバックラッシュが最小化されるまで、カニューレの遠位端部を越えて延びない
コントローラ290が、外科医制御コンソール(図示せず)及び患者側カート210に結合される。コントローラ290は、システム200の様々なコントローラを表す。コントローラ290は、制御コマンドに応じて制御コマンドを手術器具260に送信する。制御コマンドは、外科医による外科医制御コンソールのマスタの動作に基づく。システムコントローラ290のディスプレイモジュールがまた、スレーブ手術器具260が制御コマンドに応じて動くとき、外科医制御コンソールのディスプレイ装置によって生成された手術部位の立体映像を更新する。
コントローラ290として記載されているが、コントローラ290は、実際、ハードウェア、プロセッサで実行されるソフトウェア、及びファームウェアの任意の組み合わせによって実装され得ることが理解されるべきである。また、その機能は、本明細書に記載されるように、1つのユニットによって実行される又は異なるコンポーネントの間で分けられることができ、コンポーネントのそれぞれは、ハードウェア、プロセッサで実行されるソフトウェア、及びファームウェアの任意の組み合わせによって実装され得る。異なるコンポーネントの間に分けられるとき、コンポーネントは、1つの場所に集中され得る又は分散処理のためにシステム200にわたって分散され得る。プロセッサは、少なくともロジックユニット及びロジックユニットに付随するメモリを含むように理解されるべきである。
図3A及び3Bは、エントリガイドマニピュレータ230に取り付けられた4つの手術装置アセンブリ300の図である。図3Aでは、手術装置アセンブリ300は、初期位置、例えば、第1の場所に位置する。以下により完全に説明されるように、機械的インタフェースは、器具マニピュレータアセンブリ240のモータと手術器具260の伝動ユニットのシャフトとの間のディスクスタックを含む。図3Aの構成では、第1のプリロード力がディスクスタックに加えられている、例えば、第1の所定の力がディスクスタックに加えられている。
この第1のプリロード力では、第1のプリロード力は、機械的インタフェースのディスク間の相対運動を防ぐように十分きつくディスクスタックのディスクを固定するのに十分ではないので、機械的インタフェースは、多少バックラッシュを有し得る。しかし、機械的インタフェースのディスクスタックのディスクの設計は、第1のプリロード力との組み合わせで、ディスクスタックのディスクが、バックラッシュが最小にされるまで、係合された例えば、部分的に結合されたままであることを確実にする。
低プリロード力である、第1のプリロード力により、機械的インタフェースのディスクは、第1のトルクレベル、例えば、0.1の摩擦係数を仮定して1.17in−lbに至るまでゼロバックラッシュを有する。第1のトルクレベルより上では、既知の小さいバックラッシュ、例えば、1.13度があり得る。以下により完全に記載されるように、摩擦を克服するように及びディスクを迅速に動的に係合させるようにディスクを回転させるのに十分な力が使用されるので、この力は典型的には第1のトルクレベルより大きいものを提供する。この場合では、機械的インタフェースのディスクは、非ゼロバックラッシュを有する。したがって、機械的インタフェースは、この場合非ゼロバックラッシュを有すると言われる。
図3Bでは、4つの手術装置アセンブリの3つが、遠位に動かされている。矢印390は、遠位及び近位方向を定める。ここでは、遠位方向は、患者201に向かい且つマスタ器具マニピュレータ280から離れる。近位方向は、患者201から離れ且つマスタ器具マニピュレータ280に向かう。
手術装置アセンブリ300が挿入アセンブリ331上を遠位に動くとき、ディスクスタックのプリロード力が自動的に第1のプリロード力から第2のプリロード力に自動的に増加される。第2のプリロード力は、第2の所定の力の例である。第2のプリロード力は、外科処置で使用されるトルクレベルに対して、機械的インタフェースのバックラッシュ、すなわち、ディスクスタックのディスク間のバックラッシュを、ゼロに減少させる。
1つの態様では、第2のプリロード力は高プリロード力、例えば、2.3lbである。このように、機械的インタフェースのディスク、したがって機械的インタフェースは、外科処置で使用されるトルクレベルに対して、ゼロバックラッシュを有する。1つの例では、摩擦係数が0.1であることが仮定される場合、機械的インタフェースは、4.9in−lbに至るまでのトルクレベルに対してゼロバックラッシュを有する。手術器具260がエンドエフェクタにおいて外科的に有用な力を加えるために、一定のトルクが機械的インタフェースのディスクに加えられなければならない。これは外科的に有用なトルクと見なされる。1つの例では、外科的に有用なトルクは、4.425in−lbであることができ、したがって、機械的インタフェースは、この態様では外科処置で使用されるトルクレベルに対してゼロバックラッシュを有する。
以下により完全に説明されるように、従来技術とは異なり、バックラッシュの制御は器具マニピュレータアセンブリ240の中にある。従来、バックラッシュは、使い捨てである無菌アダプタアセンブリの中で制御されており、これは、1つの例では、無菌アダプタアセンブリが弾性特性を有する射出成形部品を含むことを必要としていた。バックラッシュの制御を器具マニピュレータアセンブリ240の中に移動することは、機械加工された部品の使用を可能にし、したがって、バックラッシュの低減を可能にする。
図4A乃至4Gは、無菌アダプタアセンブリ及び手術器具の器具マニピュレータアセンブリへの取り付けを示すブロック図である。図4A乃至4Gに示される他の態様は、バックラッシュを減らすためのプリロード機構の動作、器具取り外しロックアウト、無菌アダプタ取り外しロックアウト、プリロード解放、及び自動プリロードリセットを含む。図4A乃至4Gは、正確な縮尺ではない。図4A及び4Gの矢印390は、図4A乃至4Gのそれぞれにおける近位及び遠位方向を示す。
図4Aは、挿入アセンブリ431に付けられる手術器具マニピュレータアセンブリ440を示す。特に、器具マニピュレータアセンブリハウジング448は、挿入アセンブリ431の遠位端に固定して取り付けられ、したがって器具マニピュレータアセンブリハウジング448は挿入アセンブリ431の動きと共に動く。しかし、器具マニピュレータアセンブリハウジング448内のモータパック446が、レール439上を動き得る。モータパック446は、器具マニピュレータアセンブリハウジング448に対して遠位及び近位方向に動くことができる。モータパック446は、リターンスプリング447によって器具マニピュレータアセンブリハウジング448に結合される。
モータパック446は、プリロードアセンブリ480によって挿入アセンブリ431に移動可能に結合される。プリロードアセンブリ480は、挿入アセンブリ431のプリロードトラックの上に乗る。以下により完全に説明されるように、プリロードアセンブリ480が遠位方向に動くとき、プリロードアセンブリ480は遠位方向の長手方向力をモータパック446に提供する。プリロードアセンブリ480は、プリロード解放ボタン482を含む。
モータパック446は、複数の駆動ユニット441を含む。複数の駆動ユニット441は、複数の駆動モータ及び複数の駆動出力アセンブリを含む。複数の駆動モータの各駆動モータは、複数の駆動出力アセンブリの対応する駆動出力アセンブリ443に結合される。
駆動出力アセンブリ443は、プリロードスプリングアセンブリ及び駆動出力ディスク445を含む。駆動出力アセンブリ443はまた、プリロードスプリングアセンブリと駆動出力ディスク445との間に位置する低バックラッシュカプラを含む。駆動出力ディスク445は、入力ピンのセットによって低バックラッシュカプラに結合される。以下により完全に説明されるように、駆動出力ディスク445は、遠位端面を含む円柱ディスクである。各駆動出力ディスク445の遠位端は駆動インタフェースを有する。駆動インタフェースは、駆動ドグ及びアライメント要素を含む。
駆動ドグは、遠位端面から遠位方向に延びる。各駆動ドグは、遠位端面から延びる3次元構造、例えば、3次元長方形である第1の部分、及び第1の部分から延びる第2の部分を有する。駆動ドグの第2の部分は、2つの反対側の第2の部分側面を含み、第2の部分側面のそれぞれは曲面である。1つの態様では、曲面は、円形断面の一部、例えば、円柱の外面の一部である。
モータパック446は、モータパック446の遠位面から延びるように構成される複数のハード停止部437を含み、モータパック446はまた、解放ラッチ抑制停止部438を含む。解放ラッチ抑制停止部438は、モータパック446の1つの側部から遠位方向に延びる。解放ラッチ435が、器具マニピュレータアセンブリハウジング448の壁に取り付けられる。ラッチピン435Pが、解放ラッチ435の近位部分に結合される。
図4Aは、プリロードが解放された状態、例えば、モータパック446が完全に引っ込められた位置にある器具マニピュレータアセンブリ440を示す。この構成では、リターンスプリング447は、モータパック446を器具マニピュレータアセンブリハウジング448の中に引っ込めるので、駆動出力ディスク445を含む複数の駆動出力ディスクは、器具マニピュレータアセンブリハウジング448の遠位面から延びない。モータパック446の遠位面は、位置432にあり、これは完全に引っ込められた位置である。
1つの態様では、モータパック446が完全に引っ込められた位置432に位置するとき、コントローラ290は、挿入アセンブリ431にプリロードアセンブリ480が乗るプリロードトラックを移動させる。プリロードトラックの動作は、プリロードアセンブリ480がモータパック446に長手方向力を加えることをもたらす。モータパック446の長手方向力は、器具マニピュレータアセンブリハウジング448に対してモータパック446を遠位に位置433に動かすので、駆動出力ディスク445を含む複数の駆動出力ディスクは、図4Bに示されるように、器具マニピュレータアセンブリハウジング448の遠位面から延びる。位置433のモータパック446により、リターンスプリング447は、モータパック446が位置432にあったその初期状態から伸ばされる。
手術装置インタフェース要素450、例えば、無菌アダプタが、図4Bに示されるように構成された器具マニピュレータアセンブリ440に取り付けられることができる。しかし、この構成で手術装置インタフェース要素450を取り付けることは、取り付けプロセスの間に駆動出力アセンブリ443の中にプリロードスプリングアセンブリを含む複数のプリロードスプリングを圧縮することを必要とする。
したがって、1つの態様では、モータパック446が図4Bに示される位置にある場合、手術装置インタフェース要素450を取り付ける前に、プリロード解放ボタン482が作動されるので、プリロード機構408によってモータパック446に加えられる第1の長手方向力が解放される。その結果、リターンスプリング447は、図4Aに示されるように、モータパック446を完全に引っ込められた位置432に引く。
完全に引っ込められた位置432のモータパック446により、1つの態様では、手術装置インタフェース要素450の一端上のタング(tongue)が器具マニピュレータアセンブリハウジングの溝の中に位置し、手術装置インタフェース要素450の他端は、他端が図4Cに示されるように解放ラッチ435と係合するまで、近位方向に動かされる。モータパック446が完全に引っ込められた図4Cの構成では、解放ラッチ435の近位端部が押される場合、解放ラッチ435は手術装置インタフェース要素450を開放し、手術装置インタフェース要素450は器具マニピュレータアセンブリ440から取り外されることができる。しかし、1つの態様では、手術器具が手術装置インタフェース要素450に取り付けられる一方モータパック446が完全に引っ込められた位置にある場合、解放ラッチ435の動作は、プリロード解放ボタン482が押される、例えば、作動される後まで、解放ラッチ抑制停止部438によって妨げられる。
したがって、この態様では、手術装置インタフェース要素450(図4C)は、器具マニピュレータアセンブリ440の遠位面に取り付けられる。以下により完全に説明されるように、手術装置インタフェース要素450は、フレーム451及び可動ボディ451Cを含む。可動ボディ451Cは、フレーム451内で近位及び遠位方向に動くことができる。複数の中間ディスクが、複数の中間ディスクのそれぞれがフレーム451に対して回転できるように、可動ボディ451Cに取り付けられる。この態様では、複数のディスクの各中間ディスクは同じであり、したがって、中間ディスク453は、複数の中間ディスクのそれぞれを代表する。
複数の中間ディスクの各中間ディスク453は、中間被駆動インタフェース455と、第1の中間ディスクインタフェースと、中間駆動インタフェース456と、第2の中間ディスクインタフェースを含む。中間被駆動インタフェース455は、中間駆動インタフェース456に対向し且つ中間駆動インタフェース456から取り外される。1つの態様では、以下により完全に説明されるように、中間被駆動インタフェース455は、第1のアライメント受部及び駆動ドグ受部を含む。中間駆動インタフェース456は、駆動ドグ及び係合構造を含む。
中間被駆動インタフェースの駆動ドグ受部のそれぞれは、中間被駆動インタフェースの駆動ドグ受部のそれぞれが第1の平面によって二分されるように、配置される。中間被駆動インタフェースの駆動ドグ受部のそれぞれは、中間被駆動インタフェースの駆動ドグ受部のそれぞれが第2の平面によって二分されるように、配置される。第1の平面は第2の平面に垂直である。
中間被駆動インタフェースの駆動ドグ受部のそれぞれは、外側表面から中間ディスクの中に延びる対向側壁を有する第1の部分、底面を有する第2の部分、及び第1の部分から第2の部分に延びる第3の部分を含む。第3の部分は、2つの反対側の第3の部分側面を含み、各第3の部分側面は、傾斜面を含む。
中間駆動インタフェースの駆動ドグのそれぞれは、第1の部分及び第1の部分から延びる第2の部分を含む。第1の部分は、3次元構造、例えば、3次元長方形である。第2の部分は、2つの反対側の第2の部分側面を有含み、各第2の部分側面は、曲面を含む。係合構造は、中間ディスクの遠位面から遠位方向に延びる開放3次元構造である。
可動ボディ451Cはまた、複数のハード停止部受部457を含む。複数のハード停止部受部457は、可動ボディ451Cの近位面から遠位方向に可動ボディ451Cの中に延びる。
1つの態様では、器具マニピュレータアセンブリ440は、手術装置インタフェース要素450が器具マニピュレータアセンブリ440に取り付けられているとき、コントローラ290に信号を送信するセンサを含む。この信号に応じて、プリロードアセンブリ480がリセットされ且つプリロードアセンブリ480が長手方向力をモータパック446に自動的に加えるように、コントローラ290は、挿入アセンブリ431にプリロードアセンブリ480が乗るプリロードトラックを移動させる。モータパック446への長手方向力は、モータパック446を器具マニピュレータアセンブリハウジング448に対して遠位に位置433に移動させる。
モータパック446が完全に引っ込められた位置432から位置433に動かされるとき、複数の駆動出力ディスクの各駆動出力ディスク445の駆動インタフェースが、複数の中間ディスクの複数の中間被駆動インタフェースの対応する中間被駆動インタフェース455に接触し、次に、各中間ディスク453が可動ボディ451Cに接触する。可動ボディ451Cが、フレーム451内でできる限り遠位に移動するとき、遠位方向の駆動出力ディスク445のさらなる動きは抑制される。
その結果、モータパック446が、長手方向力に応じて、位置433へ動き続けるとき、リターンスプリング447がさらに伸ばされ、複数の駆動出力アセンブリの各駆動出力アセンブリ443のプリロードスプリングアセンブリは、プリロード力が複数の駆動出力ディスクの各駆動出力ディスク445にかけられるように、圧縮される。プリロード力は、プリロード力が手術装置インタフェース要素450の複数の中間ディスクの各中間ディスク453に伝達されるように、駆動出力ディスク445及び対応する中間被駆動インタフェース455を押す。この構成は図4Dに示されている。
時折手術装置インタフェースと呼ばれる、手術装置インタフェース要素450が、器具マニピュレータアセンブリ440に最初に取り付けられるとき、中間被駆動インタフェース455の要素は、駆動出力ディスク445の駆動インタフェースの対応する要素と位置合わせされていないかもしれない。ディスク453及び445の要素が位置合わせされていない場合、2つのディスクは、駆動及び中間被駆動インタフェースの特徴部によって一緒に部分的に結合されるが、2つのディスクは互いに結合されていない、例えば、係合されていない。
次に、コントローラ290は、器具マニピュレータアセンブリ440に駆動出力ディスク445を回転させるように信号を送信する。以下により完全に説明されるように、中間ディスク453の回転は抑制され、駆動出力ディスク445は、駆動出力ディスク445の駆動インタフェースが中間ディスク453の中間被駆動インタフェース455と係合するまで回転する。同様に、以下により完全に説明されるように、駆動出力ディスク445の駆動インタフェースの要素の中間ディスク453の中間被駆動ディスク455の対応する要素との部分的な結合は、2つのディスクが回転するとき2つのディスクがプリロード力下で部分的に結合されたままであることを確実にする。1つの態様では、2つのディスクが結合されるとき、他のセンサが、ディスクスタックの高さの変化を検出し、駆動出力ディスク445の回転を停止するようにコントローラ290に信号を送信する。2つのディスクの係合を検知するための代替技術が以下に記載される。2つのディスクが係合するとき、ディスクスタックの高さが減少するので、プリロード力が減少する。
モータパック446が位置433にあるとき、解放ラッチ抑制停止部438は、解放ラッチ435に結合されるラッチピン435Pの前に延びる。したがって、ある人が、解放ラッチ435の近位端部を押すことによって手術装置インタフェース要素450を解放しようとする場合、ラッチピン435Pは解放ラッチ抑制停止部438に接触し、解放ラッチ435が手術装置インタフェース要素450を解放するほど回転することができないので、この解放ラッチ抑制停止部は、手術装置インタフェース要素450を解放することを防ぐ。したがって、手術装置インタフェース要素450にプリロード力がある間、手術装置インタフェース要素450は取り外されることができない。
他の態様では、手術装置インタフェース要素450が器具マニピュレータアセンブリ440に取り付けられるとき、信号はコントローラに送信されず、したがってモータパック446は、図4Cに示されるように、完全に解放された位置432に留まる。手術器具460が、図4Bの構成、又は図4Cの構成のいずれかで、器具マニピュレータアセンブリ440に結合されることができる。例のために、図4Cの構成が使用される。
1つの態様では、手術器具460の第1の端部が、手術器具460が、図4Eに示されるような、適切な位置で保持されるまで、手術インタフェース要素450のフレーム451の斜面(ramp)に沿ってスライドする。1つの態様では、手術器具460は、ボディ465及びメインチューブ467を含む。メインチューブ467は、ボディ465から遠位に延びる。ボディ465は、被駆動ディスク受部463、シャフト466、及び被駆動ディスク464を含む。シャフト466及び被駆動ディスク464は、受けたトルクを器具を通って器具の1又は複数の構成要素に伝達する伝動ユニットの一部である。
シャフト466の近位端部は、被駆動ディスク受部463の中に延び、被駆動ディスク464は、被駆動ディスク464が被駆動ディスク受部463の中に位置するように、シャフト466の近位端部に取り付けられる。被駆動ディスク464は、中間ディスク453の中間駆動インタフェース456と相互作用する被駆動インタフェースを含む。
被駆動ディスク464の被駆動インタフェースは、係合受部、駆動ドグ受部、及び回転不能化要素を含む。駆動ドグ受部は、上述のものと均等である。回転不能化要素は、被駆動ディスクの回転を防ぐ回転ロック機構を含む。回転不能化要素の係合に際し、回転ロック機構は、被駆動ディスク464に係合し、被駆動ディスク464の回転を防ぐ。
手術器具460が器具マニピュレータアセンブリ440に結合されるとき、各被駆動ディスク464は、中間ディスク453が自由に回転できるように、手術装置インタフェース要素450の対応する中間ディスク453を押す。これは、ディスクスタックへのプリロード力を増加させる。しかし、手術器具460が手術装置インタフェース要素450に最初に取り付けられるとき、中間駆動インタフェース456の要素は、被駆動ディスク464上の被駆動インタフェースの対応する要素と位置合わせされていないかもしれない。2つのディスク453及び464の要素が位置合わせされていない場合、2つのディスクは、中間駆動インタフェース456及び被駆動インタフェースの特徴部によって部分的に一緒に結合されるが、2つのディスクは互いに係合されていない。
以下により完全に説明されるように、中間ディスク453の中間駆動インタフェース456が、被駆動ディスク464の対応する被駆動インタフェースと位置合わせされていないとき、中間ディスク453の中間駆動インタフェース456上の係合構造が、手術器具460の被駆動ディスク464上の回転不能化要素に係合する。回転不能化要素は、回転ロック機構を含む。回転不能化要素の係合に際し、回転ロック機構は、被駆動ディスク464に係合し、被駆動ディスク464の回転を防ぐ。
手術器具460が器具マニピュレータアセンブリ440に結合されるとき、器具マニピュレータアセンブリ440は、手術器具460の存在を検出し、コントローラ290に信号を送信する。信号に応じて、コントローラ290は、器具マニピュレータアセンブリ440に駆動出力ディスク445を回転させるように信号を送信する。中間ディスク453の中間駆動インタフェース456が定位置に固定された被駆動ディスク464とともに回転するとき、中間駆動インタフェース456上の各要素は、回転して被駆動ディスク464の被駆動インタフェースの対応する要素と位置合わせし、対応する要素と係合する。中間駆動インタフェース456及び被駆動ディスク464上の被駆動インタフェースの結合は、被駆動ディスク464上の回転ロックを解放する。したがって、ディスクのスタック、ディスク445、453、及び464は、一体として回転する。ディスク453及び464が結合されるとき、センサは、再びディスクスタックの高さの変化を検出し、駆動出力ディスク445の回転を停止させるようにコントローラに信号を送信する。ディスクのスタックが係合されるとき、ディスクスタックに加えられているプリロード力は、第1の長手方向力、すなわち第1のプリロード力と呼ばれる。
上述の記載は、手術器具460が器具マニピュレータアセンブリ440及び手術装置インタフェース要素450と図4Dに示された構成で取り付けられていることを仮定していた。しかし、異なる態様では、器具マニピュレータアセンブリ440及び手術装置インタフェース要素450が図4Cに示された構成である場合、手術器具460が取り付けられるとき、センサは、コントローラに信号を送信し、コントローラは、上述のように、ディスク445、453、及び464がプリロード力下にあるように、プリロードを自動的にリセットする。コントローラは次に、ディスクのスタックが、上述のものと均等な方法で、位置合わせされ、係合されるようになり、一体として回転するように、駆動ディスク445を回転させる。したがって、手術器具460が取り付けられるときの位置432及び433に対するモータパック446の初期位置にかかわらず、結果として得られる構成は図4Eに示される。
長手方向力がモータパック446に加えられている図4Eの構成では、手術装置インタフェース要素450は、プリロードを解放することなしに取り外されることができない。しかし、手術器具460は、それでも取り外されることができる。以下により完全に説明されるように、1つの態様では、手術器具460のそれぞれの側部に解放ボタンがある。解放ボタンを係合させることは、中間ディスク453及び被駆動ディスク464が係合解除され且つ手術器具460が取り外されることができるように、手術器具460の機構に、手術装置インタフェース要素450の可動ボディ451Cを近位に押させる。
手術器具460が、挿入アセンブリ431に沿って器具マニピュレータアセンブリ440を動かすことによってカニューレの中に挿入されるとき、メインチューブ467に結合された端部構成要素がカニューレの遠位端部から突出する前に、第2のプリロード力が、プリロードアセンブリ480によってディスク445、453、及び4664のディスクスタックに加えられる。具体的には、手術器具460が遠位に動くとき、プリロードアセンブリ480はプリロードトラックに沿って遠位に動く。以下により完全に説明されるように、器具マニピュレータアセンブリ440が遠位に所定距離Zload動くとき、プリロードアセンブリ480は、モータパック446が位置434にあるように、モータパック446を所定の距離Zloadに加えて追加の距離Δ移動させる。追加の距離Δのモータパック446の移動は、第2のプリロード力が、複数の駆動出力ディスクの各駆動出力ディスク545に加えられるように、複数の駆動出力アセンブリの各駆動出力アセンブリ443のプリロードスプリングアセンブリを圧縮する。第2のプリロード力は、手術器具260の遠位端部がカニューレを出る前に、駆動ユニット441のモータシャフトの回転と手術器具460のシャフト467の回転との間の如何なるバックラッシュも、0.7度未満に減少させる。
追加の距離Δのモータパック446の移動はまた、リターンスプリング447をさらに伸ばし、加えて、複数のハード停止部437のそれぞれを、複数のハード停止部受部457の対応するハード停止部受部の中に挿入する。複数のハード停止部437は、手術装置インタフェース要素450の可動ボディ451Cの如何なる近位移動も防ぐ。複数のハード停止部437及び複数のハード停止部受部457の組み合わせは、手術器具取り外しインターロックを形成し、手術器具460の取り外しを防ぐ。人が手術器具460の解放ボタンを係合させようと試みる場合、複数のハード停止部437が可動ボディ451Cの如何なる近位移動も防ぐので、手術器具460の機構は、手術装置インタフェース要素450の可動ボディ451Cを近位に押すことができず、したがって中間ディスク453及び被駆動ディスク464は係合解除されることができない。
複数のハード停止部受部457の使用は、単なる例示であり、限定することを意図するものではない。他の態様では、複数のハード停止部受部457は使用されない。代わりに、複数のハード停止部437が、可動ボディ451Cの近位表面に接触し、近位方向の可動ボディ451Cの移動を防ぐ。
何らかの理由で、手術器具460の遠位先端がカニューレの遠位端部を超えて延びながら手術器具460を取り外すことが必要な場合、人はプリロード解放ボタン482を押す。押されるとき、プリロード解放ボタン482は、モータパック446への長手方向力が解放されるようにする。その結果、リターンスプリング447がモータパック446を完全に引っ込められた位置432に引く。
モータパック446が完全に引っ込められた状態では、複数のハード停止部437は、手術装置インタフェース要素450の可動ボディ451Cの複数のハード停止部受部467から引っ込められ、ディスク453及び464はもはや如何なるプリロード力にもさらされない。したがって、手術器具460の解放ボタンが、挿入アセンブリ431の任意の位置で手術装置インタフェース要素450から手術器具460を取り外すために使用されることができる。加えて、解放ラッチ抑制停止部438が引っ込められ、解放ラッチ435は、挿入アセンブリ431の任意の位置で器具マニピュレータアセンブリ440から手術装置インタフェース要素450を係合解除するために使用されることができる。1つの態様では、手術装置インタフェース要素450の解放は、プリロード解放ボタン482が押された後まで、抑制される、例えば、解放ラッチ抑制停止部438は、プリロード解放ボタン482が押された後まで、解放ラッチ435の動作を抑制する。プリロードは、上述のように、自動的にリセットされ、次に手術装置インタフェース要素450が設置され、挿入アセンブリ431が完全に引っ込められた位置に動かされる。
図5乃至13は、図3Aに示された構成を得るために、手術装置アセンブリ300の部品を設置する1つの態様を示す。図5は、器具マニピュレータアセンブリ240の遠位端部を示す。器具マニピュレータアセンブリ240は、駆動ユニットアセンブリ541及び駆動出力ユニット542を含む。この態様では、駆動出力ユニット542は、複数の駆動出力アセンブリ543P、例えば8つの駆動出力アセンブリを含む。本明細書では、駆動出力アセンブリ543は、8つの駆動出力アセンブリのいずれか1つを示す。1つの態様では、8つの駆動出力アセンブリの6つだけが使用される。駆動出力アセンブリ543は、時には、カプラ544と称される、低バックラッシュカプラ544、及び駆動出力ディスク545を含む。図16Aも参照。1つの態様では、0.3度未満のバックラッシュを有するカプラが低バックラッシュカプラと見なされる。
駆動出力ディスク545は、低バックラッシュカプラ544に出力ピンのセットによって結合される。以下により完全に説明されるように、駆動出力ディスク545は、遠位端面を持つ円柱ディスクである。各駆動出力ディスク545の遠位端は、駆動インタフェース557を有する。駆動インタフェース557は、駆動ドグ及びアライメント要素を含む。図5では、駆動ドグ並びに第1及び第2のアライメント要素が、駆動出力ディスク545の遠位端面(図16C参照)から遠位方向に延びる。
図6は、挿入アセンブリ331に付けられる手術器具マニピュレータアセンブリ240を示し、この挿入アセンブリは、次に挿入軸ベースアセンブリ632に取り付けられる。挿入軸ベースアセンブリ632は、挿入アセンブリ331を動かすためのモータ及びパワーエレクトロニクスを含む。
無菌アダプタアセンブリ250は、無菌アダプタフレーム651及び無菌ドレープ(図示せず)を含む。無菌ドレープは、無菌アダプタフレーム651に固定して取り付けられている。無菌アダプタアセンブリ250は、手術装置インタフェース要素の例である。無菌アダプタフレーム651は、手術装置インタフェース要素ボディの例である。より一般的な用語では、手術装置インタフェース要素は、駆動システムの駆動インタフェースと手術器具の被駆動インタフェースとの間の機械的なインタフェースを含む構造である。
複数のタング652A、653Bが、無菌アダプタフレーム651の第1の端部651Aから延びる。第1の端部651Aは、時折、無菌アダプタアセンブリ250及び無菌アダプタフレーム651の閉鎖端部と称される。各タング652A、653Bは、駆動出力ユニット542の複数の溝部の対応する溝部647A、647Bと係合するように構成される。無菌アダプタフレーム651の第2の端部651Bが、リップ654を含み、このリップは、無菌アダプタフレーム651が駆動出力ユニット542に取り付けられるとき、駆動出力ユニット542の無菌アダプタ解放ラッチ635によって係合される。第2の端部651Bは、時折、無菌アダプタアセンブリ250及び無菌アダプタフレーム651の開放端部と称される。
以下により完全に説明されるように、無菌アダプタフレーム651は、可動ボディ651Cを含む。可動ボディ651Cは、無菌アダプタフレーム651内で近位及び遠位方向に動くことができる。
複数の中間ディスク653Pが、可動ボディ651Cの複数の中間ディスク受部の中に、各中間ディスク653が無菌アダプタフレーム651に対して及び可動ボディ651Cに対して回転できるように、取り付けられる。したがって、複数の中間ディスク653Pは、無菌アダプタフレーム651の中に回転可能に取り付けられる。中間ディスク653は、複数の中間ディスク653Pの各複数の中間ディスクの代表である。中間ディスク653は、代表的な中間ディスクである。
各中間ディスク653は、中間ディスク653の第1の側部上の中間被駆動インタフェース655及び中間ディスク653の第2の側部上の中間駆動インタフェース756(図7)を含む。第1の側部は、第2の側部の反対側である。各中間ディスク653の中間被駆動インタフェース655は、中間ディスク653が可動ボディ651Cの中間ディスク受部に取り付けられた状態で図6に見ることができる。中間被駆動インタフェース655は、駆動出力ユニット542の駆動出力ディスク545上の駆動インタフェース557と係合するように構成される。
無菌アダプタアセンブリ250を器具マニピュレータアセンブリ240に取り付けるために、各タング652A、652Bは、駆動出力ユニット542の対応する溝部647A、647Bの中に挿入される。図7A参照。無菌アダプタフレーム651はその後、リップ654が無菌アダプタ解放ラッチ635によって係合されるまで、回転される。要素652A、652Bをタングと称すること及び要素647A、647Bを溝部と称することは、単なる例示であり、限定することを意図するものではない。代替的には、要素652A、652Bは、ほぞ又は突出部として記載されることができ、要素647A、647Bは、ほぞ穴又は窪みとして記載されることができる。
無菌アダプタフレーム651が、図7Bに示されるように、駆動出力ユニット542にラッチで留められるとき、器具マニピュレータアセンブリ240のプランジャ546が押し下げられる。プランジャ546が押し下げられるとき、コントローラ290に無菌アダプタアセンブリ250の存在を示す信号が生成される。信号に応じて、手術システム200のコントローラ290は、最初に、複数の駆動出力ディスク545P(図5)の各出力ディスク545にプリロード力を発生させる自動プリロードリセット機構(図24B参照)を作動させ、次にコントローラは、複数の駆動出力ディスク545Pの各出力ディスク545を回転させるように、器具マニピュレータアセンブリ240に信号を送信する。
以下により完全に説明されるように、駆動出力ユニット542の各駆動出力アセンブリ543は、無菌アダプタアセンブリ250が器具マニピュレータアセンブリ240に取り付けられた後にプリロード力が各駆動出力ディスク545に加えられるように、バネ荷重をかけられるとともに自動的に位置決めされる。プリロード力は、駆動出力ディスク545及び無菌アダプタフレーム651の中間ディスク653の対応する中間被駆動インタフェース655を押す。
しかし、図7Bでは、無菌アダプタフレーム651が器具マニピュレータアセンブリ240に最初に取り付けられるとき、中間被駆動インタフェース655の要素は、駆動出力ディスク545上の駆動インタフェース557の対応する要素と位置合わせされない場合がある。2つのディスク653及び545の要素が位置合わせされていない場合、2つのディスクは部分的に結合されるが、2つのディスクは互いに係合されない。したがって、部分的に結合されたディスク545及び653、すなわち、第1のディスク及び第2のディスクを含むディスクスタックは、第1の高さを有する。プリロード力がこのディスクスタックに加えられた後、コントローラは駆動出力ディスク545を回転させる。
以下により完全に説明されるように、中間ディスク653の回転は、2つのディスクが係合されるまで駆動出力ディスク545が回転される間、妨げられる。同様に、以下により完全に説明されるように、中間ディスク653上の中間被駆動インタフェース655の対応する要素との駆動出力ディスク545上の駆動インタフェース557の要素の結合は、2つのディスクが、駆動出力ディスク545が回転される間プリロード力下で部分的に結合されたままであることを確実にする。2つのディスクが係合されるとき、1つの態様では、ディスクスタックの高さは第2の高さを有し、第2の高さは第1の高さより小さく、器具マニピュレータアセンブリ240のセンサが、高さのこの変化を検出し、駆動出力ディスク545の回転を停止するようにコントローラ290に信号を送信する。駆動出力ディスク及び中間ディスクの係合を検出する代替方法が以下に記載される。
図7Bはまた、駆動ユニットアセンブリ541のモータパックに結合されるプリロードアセンブリ780を示す。プリロードアセンブリ780は、プリロードアセンブリ480の1つの態様のより詳細な例である。
プリロードアセンブリ780は、挿入アセンブリ331のプリロードトラック(図22Aのプリロードトラック2225参照)の上に乗る。器具マニピュレータアセンブリハウジング741及び器具無菌アダプタアセンブリ250は、挿入アセンブリ331の遠位端部に固定して取付けられ、挿入アセンブリ331の遠位端部とともにユニットとして動く。
しかし、器具マニピュレータアセンブリハウジング741内のモータパック(図22A乃至22B参照)が、器具マニピュレータアセンブリハウジング741に対して遠位及び近位方向に動くことができる。以下により完全に説明されるように、プリロードアセンブリ780が遠位方向に動くとき、プリロードアセンブリ780は、モータパックに遠位方向の長手方向力を提供する。長手方向力は、第2のプリロード力を発生させる駆動出力アセンブリ543のスプリングの圧縮をもたらす。第2のプリロード力は、手術器具260の遠位端部がカニューレを出る前に、如何なるバックラッシュも0.7度未満に減少させる。
図7Aに戻ると、複数の中間ディスク653Pの中間ディスク653の遠位側部上の中間駆動インタフェース756が見えている。図7A及び7Bで見えるのはまた、器具挿入スキッドプレート755Bであり、このスキッドプレートは無菌アダプタフレーム651の内側側面から延びる。無菌アダプタフレーム651の反対側の内側側面から延びる同様の器具挿入スキッドプレート755Aがある。図7A及び7Bでは、時折可動ボディ651Cのリップ751Bと呼ばれる、側部751Bも見える。側部751Aは図11に示されている。
図8A乃至8Iは、手術装置インタフェース要素450及び無菌アダプタアセンブリ250の、代替例の無菌アダプタアセンブリ250Aを示す。無菌アダプタアセンブリ250Aは、無菌アダプタフレーム851及び無菌ドレープ(図示せず)を含む。無菌ドレープは、無菌アダプタフレーム851に固定して取付けられている。無菌アダプタフレーム851は、手術装置インタフェース要素ボディの例である。
複数の溝部852A、852B(図8H及び8I)が、第1及び第2のリップ852A1、852B1を形成するように、無菌アダプタフレーム851の第1の端部851Aの中に延びる。第1の端部851Aは、時折、無菌アダプタアセンブリ250A及び無菌アダプタフレーム851の閉鎖端部と称される。各溝部852A、852Bの深さ及びサイズは、ベントラル(ventral)ラッチアセンブリ847の遠位端部の対応するフック847A、847Bの表面が対応するリップ852A1、852B1と係合することを可能にするように構成される。
第1及び第2のリップ852A1、852B1のそれぞれは、第1の表面及び第2の表面を含む。第2の表面は第1の表面の反対側であり、例えば、第1の表面は近位表面であり、第2の表面は遠位表面である。リップの第2の表面は、軸890に垂直な方向においてリップの第1の表面より長い。リップの第3の表面が、第1と第2の表面との間に延び、第1及び第2の表面の異なる長さに応じてテーパを付けられる。1つの態様では、第3の表面は、傾斜面(beveled surface)である。
無菌アダプタフレーム851の第2の端部851Bが、リップ854を含み、このリップは、無菌アダプタアセンブリ250Aが駆動出力ユニット542Aに取り付けられるとき、駆動出力ユニット542Aの無菌アダプタ解放ラッチ835の遠位部分から軸890に向かって内部に延びるリップ835Lによって係合される。第2の端部851Bは、時折、無菌アダプタアセンブリ250A及び無菌アダプタフレーム851の開放端部と称される。
リップ854は、第1の表面及び第2の表面を含む。第2の表面は第1の表面の反対側であり、例えば、第1の表面は近位表面であり、第2の表面は遠位表面である。リップ854の第2の表面は、軸890に垂直な方向においてリップ854の第1の表面より長い。リップ854の第3の表面が、第1と第2の表面との間に延び、第1及び第2の表面の異なる長さに応じてテーパを付けられる。1つの態様では、第3の表面は、傾斜面である。
以下により完全に説明されるように、無菌アダプタフレーム851は、可動ボディ851Cを含む。可動ボディ851Cは、無菌アダプタフレーム851内で近位及び遠位方向に動くことができる。器具挿入スキッドプレート855Aが、無菌アダプタフレーム851の内側側面から延びる。無菌アダプタフレーム851の反対側の内側側面から延びる同様の器具挿入スキッドプレート855Bがある。図8Aでは、時折可動ボディ851Cのリップ851C1と呼ばれる側部851C1も見える。
可動ボディ851Cの特徴及び動作は、可動ボディ651Cの特徴及び動作と同じであり、したがって、可動ボディ651Cの特徴及び動作の記載は可動ボディ851Cに関してここでは繰り返されない。同様に、無菌アダプタ250Aへの手術器具の取り付けは、無菌アダプタ250に対して記載されたのと同じであり、したがって、記載は無菌アダプタ250Aに関して繰り返されない。
無菌アダプタアセンブリ250Aを器具マニピュレータアセンブリ240に取り付けるために、無菌アダプタアセンブリ250Aは、以下により詳細に説明されるように、無菌アダプタアセンブリが駆動出力ユニット542Aの特徴部によって係合されるまで、長手方向軸、すなわち、矢印891(図8A及び8B)によって示される方向に沿って近位方向に軸方向に動かされる。図8B乃至8Dは、無菌アダプタアセンブリ250Aを駆動出力ユニット542Aに取り付けるのに使用する要素を示す断面図である。駆動出力ユニット542Aは、駆動出力ユニット542Aに含まれる無菌アダプタアセンブリ250Aのためのラッチ機構を除いて駆動出力ユニット542と同様である。
駆動出力ユニット542Aのフレーム842Fは、フレーム842Fの遠位面から延びる、時折第1のアライメント要素と称される、第1の無菌アダプタアライメント要素845A、及び、フレーム842Fの遠位面から延びる、時折第2のアライメント要素と称される、第2の無菌アダプタアライメント要素845Bを含む。無菌アダプタアライメント要素845Aは、ベントラルラッチアセンブリ847の内部を除いてベントラルラッチアセンブリ847に隣接する一方、無菌アダプタアライメント要素845Bは、無菌アダプタ解放ラッチ835の内部を除いて無菌アダプタ解放ラッチ835に隣接する。
無菌アダプタアセンブリ250Aが駆動出力ユニット542Aの遠位面の近くに軸方向に動くとき、第1の無菌アダプタアライメント要素845Aは、無菌アダプタフレーム851の第1の無菌アダプタアライメント受部853A(図8H及び8I)に入る、例えば、係合する。同様に、第2の無菌アダプタアライメント要素845Bは、無菌アダプタフレーム851の第2の無菌アダプタアライメント受部853Bに入る、例えば、係合する。アライメント要素及び受部は、無菌アダプタアセンブリ250Aの近位方向の更なる動きがラッチ機構860に無菌アダプタアセンブリ250Aを係合させるように、無菌アダプタアセンブリ250Aを位置合わせするように構成される。
第1及び第2のアライメント要素845A、845Bは、複数の無菌アダプタアライメント要素の例である。第1及び第2のアライメント受部853A、853Bは、複数のアライメント受部の例である。したがって、駆動出力ユニット542A、したがって、器具マニピュレータアセンブリ240は、この態様では、複数の無菌アダプタアライメント要素を含み、無菌アダプタアセンブリ250Aは複数のアライメント要素を含む。代替的には、複数の受部は、駆動出力ユニット542Aに形成されることができ、複数のアライメント要素は、無菌アダプタフレーム851の近位面から延びることができる。
無菌アダプタアセンブリ250Aが近位方向にさらに動くとき、フック847Aのテーパ面が、無菌アダプタアセンブリ250Aのリップ852A1のテーパ面と接触し、フック847Bのテーパ面が、無菌アダプタアセンブリ250Aのリップ852B1のテーパ面と接触する。同様に、無菌アダプタ解放ラッチ835のリップ835Lのテーパ面が、無菌アダプタアセンブリ250Aのリップ854のテーパ面と接触する。
無菌アダプタアセンブリ250Aの近位方向のさらなる動きは、無菌アダプタ解放ラッチ835の遠位端部を駆動出力ユニット542Aの軸890から離れて外向きに回転させ、ベントラルラッチアセンブリ847のフック847A、847Bを駆動出力ユニット542Aの軸890から離れて外向きに回転させる。フック847A及び847B並びにリップ835Lがリップ852A1及び852B1を超えて遠位に動いた後、且つリップ835Lがリップ854を超えて遠位に動いた後、フック847A及び847B並びにリップ835Lは、リップ835Lがリップ854に係合し、フック847Aがリップ852A1に係合し、且つフック847Bがリップ852B1に係合するように、軸890に向かって内向きに回転する。具体的には、各フックの近位面が、対応するリップの第2の表面に接触する。したがって、無菌アダプタ250Aは、図8Dに示されるように、駆動出力ユニット542Aに、無菌アダプタアセンブリ250を軸890に沿って駆動出力ユニット542Aの遠位面に向かって動かすことのみによって、取り付けられる。
図8E乃至8Gは、無菌アダプタラッチ機構860を示す断面図である。無菌アダプタラッチ機構860を理解するために必要とされない構成要素は図8E乃至8Gに含まれていない。無菌アダプタラッチ機構860は、駆動出力ユニット542Aのフレーム842Fに移動可能に結合される。無菌アダプタラッチ機構860は、無菌アダプタ解放ラッチ835、プッシュロッド844、及びベントラルラッチアセンブリ847を含む。プッシュロッド844は、ラッチ835の動きがベントラルラッチアセンブリ847に伝達されるように、無菌アダプタ解放ラッチ835をベントラルラッチアセンブリ847に結合する。したがって、無菌アダプタラッチ機構は、第1のラッチアセンブリ、第2のラッチアセンブリ、及び第1のラッチアセンブリを第2のラッチアセンブリに結合するプッシュロッドを含む。
時折ラッチ835と称される、無菌アダプタ解放ラッチ835は、近位端部分、第1の端部部分の例、及び遠位端部分、第1の端部部分の反対の第2の端部部分の例、を含む。ラッチピン835P(図8B)が、ラッチ835の近位端部分の内部表面に結合される。ラッチピン835Pは、ラッチ835の内部表面から内側に延びる。ラッチピン835Pは、ラッチピン435及びラッチピン2635Pと均等であり、したがって、これらのラッチピンの記載は、ラッチピン835Pに直接的に適用可能であり、またその逆も言える。リップ835Lは、ラッチ835の遠位部分から内部に延びる。この態様では、無菌アダプタ解放ラッチ835は、フレーム842Fに回転可能に接続される。回転可能な接続部は、ラッチ835を回転させる力がないときに、係合位置、又は係合状態と称されるものにラッチ835を維持するようにバネ荷重をかけられる。プッシュロッド844の第1の端部が、ラッチ835の近位部分が内側に押される、例えば、第1の方向に押されるとき、動きがプッシュロッド844に伝達されるように、ラッチ835の近位端部分に回転可能に接続される。
この態様では、ベントラルラッチアセンブリ847の近位端部分、例えば、第1の端部部分が、フレーム842Fに回転可能に接続される。1つの態様では、フレーム842Fへの接続部は、ベントラルラッチアセンブリ847を回転させる力がないときに、係合位置、又は係合状態と称されるものにベントラルラッチアセンブリ847を維持するようにバネ荷重をかけられる。2つの脚部が、ベントラルラッチアセンブリ847の近位端部分から遠位に延びる。各脚部の遠位端には、例えば、ベントラルラッチアセンブリ847遠位端には、フック、すなわち、フック847A及びフック847Bの一方がある。プッシュロッド844は、ラッチアセンブリ847の近位端部と脚部の遠位端との間でベントラルラッチアセンブリ847の1つの脚部に回転可能に接続される。
この態様では、ベントラルラッチアセンブリ847は第3種てこ(Class 3 lever)として実装され、力点は支点(フレームへの回転可能な接続部)と作用点(フック847A及び847B)との間にある。第3種てこの使用は、単なる例示であり、限定することが意図されるものではない。他の態様では、第1種てこ(Class 1 lever)又は第2種てこ(Class 2 lever)が使用されることができる。第2種てこに関して、作用点は、始点と力点との間であり、第1種てこに関して、支点は力点と作用点との間にある。
図8Fに示されるように、外力が無菌アダプタ解放ラッチ835に作用していない第1の状態では、無菌アダプタ解放ラッチ835及びベントラルラッチアセンブリ847の両方は、定常位置、それぞれの長手方向軸が長手方向軸890と位置合わせされた、すなわち軸890と実質的に平行な状態の、係合位置にある。ここでは、実質的に平行は、製造公差内の平行を意味する。外力892がラッチ835の近位端部に加えられる(図8G)、又は代替的に、力がリップ835Lに加えられる、第2の状態では、ラッチ835の近位端部分は軸890に向かって内側に回転し且つラッチ835の遠位端部分は外側に回転する。ラッチ835の動きに応じて、ベントラルラッチアセンブリ847の遠位端部分は外側に回転する。したがって、外力892は、2つのラッチアセンブリが係合解除位置に動くこと、例えば、第1の状態と異なる第2の状態に動くこと、をもたらす。
図8Hは、無菌アダプタアセンブリ250Aの底面斜視図である。図8Iは、無菌アダプタアセンブリ250Aの上面斜視図である。図8H及び8Iには示されていないが、中間ディスク653が、可動ボディ851Cの複数の中間ディスク受部のそれぞれの中に取り付けられる。無菌アダプタアセンブリ250(図6)に関して、複数の中間ディスクは、各中間ディスクが無菌アダプタフレーム851及び可動ボディ851Cに対して回転できるように、可動ボディ851Cの複数の中間ディスク受部の中に取り付けられる。したがって、複数の中間ディスクが、無菌アダプタフレーム851の中に回転可能に取り付けられる。複数の中間ディスクは、複数の中間ディスク653Pと同じであり、したがって、複数の中間ディスクの特徴はここでは繰り返されない。同様に、可動ボディ851Cに取り付けられた複数のディスクの各中間ディスクは中間ディスク653(図17B参照)と同じであり、したがって中間ディスク653の記載は無菌アダプタアセンブリ250Aに関して繰り返されない。
無菌アダプタアセンブリ250Aの複数のハード停止部受部857は、複数のハード停止部受部1757に対して記載されるのと同じ且つ同じ方法で動作するので、その記載はここでは繰り返されない。無菌アダプタアセンブリ250Aは、各中間ディスクに関連付けられる中間ディスクハード停止部861を有する。無菌アダプタアセンブリ250Aの各中間ディスクハード停止部861は、中間ディスクハード停止部1761(図17B)に対して記載されるのと同じ且つ同じ方法で動作するので、その記載はここでは繰り返されない。
図9Aは、1つの態様における手術器具260のより詳細な図である。手術器具260は、この態様では、被駆動インタフェースアセンブリ961、伝動ユニット965、メインチューブ967、平行運動機構968、手首ジョイント969、及びエンドエフェクタ970を含む。手首ジョイント969は、例えば、米国特許出願公開第US 2003/0036748 A1号(2002年6月28日出願、“Surgical Tool Having Positively Positionable Tendon− Activated Multi−Disk Wrist Joint”を開示)に記載され、これは参照により本明細書に援用される。平行運動機構968は、例えば、米国特許第US 7,942,868 B2号(2007年7月13日出願、“Surgical Instrument With Parallel Motion Mechanism”を開示)に記載されている。
図9Bに示されるように、被駆動インタフェースアセンブリ961は複数の被駆動ディスク964Pを含む。複数の被駆動ディスク964Pは、被駆動インタフェース要素の例である。被駆動ディスク964は、複数の被駆動ディスク964Pの各被駆動ディスクの代表である。被駆動ディスク964は、伝動ユニット965のシャフトに取り付けられる。また、各被駆動ディスク964は、被駆動インタフェースアセンブリ961のボディの中の受部に取り付けられる(図19B参照)。
伝動ユニット965の機械的構成要素(例えば、ギア、レバー、ジンバル、ケーブル等)が、複数の被駆動ディスク964Pから、メインチューブ967を通って延びるケーブル、ワイヤ、並びに/又はケーブル、ワイヤ、及びハイポチューブ(hypotube)の組み合わせに、平行運動機構968、手首ジョイント969、及びエンドエフェクタ970の動作を制御するために、トルクを伝達する。メインチューブ967は、実質的に剛(rigid)であるが、伝動ユニット965とエントリガイド270との間で僅かに曲げられることができる。この曲げは、エントリガイド270の器具ボディチューブボアが、そうでなければ可能である伝動ユニットのサイズより、互いにより近くに配置されることを可能にする。曲げは、弾力性があるので、手術器具260がガイドチューブ270から引き抜かれるとき、メインチューブ967がその直線形状を取る(メインチューブは、永久的な曲りを備えて形成されることができ、この曲りは器具ボディのロールを防ぐ)。
被駆動インタフェースアセンブリ961は、各側部に取り付けウイングのペア(962A1、962B1)及び(962A2、962B2)を有する。また、伝動ユニット965の各足部には解放ボタン963A、963Bがある。取り付けウイング962B2及び解放ボタン963Bは図10に示されている。
手術器具260を無菌アダプタフレーム651に取り付けるために、第1の取り付けウイング962A1、962A1は、無菌アダプタフレーム651の開放端部のスキッドプレート755A、755B(図10及び11)の上に置かれる。図11は、無菌アダプタフレーム651の外側側部表面が取り除かれた状態の図10の断面図である。
取り付けウイング962A1は、無菌アダプタフレーム651の第1の側壁から延びるスキッドプレート755Aの上に載っている。手術器具260が、スキッドプレート755Aの反対側の端部にある、パーキングスロット1155Aに向かってスキッドプレート755Aの上をスライドするとき(図11)、第1の取り付けウイング962A1、962A2の上面はリップ751A、751Bの底端部と接触し、このリップは可動ボディ651Cを近位方向に動かす(図12)。可動ボディ651Cの近位動作は、器具マニピュレータアセンブリ240のプランジャ1246を近位方向に押し下げ、これは次に手術器具260が無菌アダプタアセンブリ250に入れられているという信号をコントローラ290に生成する。
取り付けウイング962A1が無菌アダプタフレーム651の閉鎖端部のパーキングスロット1155Aに達するとき(図13)、第1の取り付けウイング962A1、962A2の上面はもはやリップ751A、751Bに接触しない。その結果として、可動ボディ651Cへのプリロード力は、ボディ651Cを遠位方向に動かし(図13)、第1の取り付けウイング962A1を定位置にロックする。第1の取り付けウイング962A1が無菌アダプタフレーム651の閉鎖端部に達するとき、第2の取り付けウイング962B1は、無菌アダプタフレーム651の開放端部の近くでスキッドプレート755Aの平らな部分の上に載る。
無菌アダプタフレーム651の各中間ディスク653は、複数の駆動出力ディスク545Pのプリロード力によって軸方向に遠位方向に押されている。したがって、手術器具260が無菌アダプタフレーム651に取り付けられるとき、複数の中間ディスク653Pは、プリロード力が取り付けウイング962A1に加えられるように、可動ボディ651Cに第1のプリロード力を伝達する。このプリロード力は、手術器具260が無菌アダプタフレーム651の中に容易にスライドして入ることができるように且つ小さいプリロード力が全てのディスクに維持されるように選択される。
手術器具260が無菌アダプタアセンブリ250に取り付けられるとき、器具マニピュレータアセンブリ240は、手術器具260の存在を検出し、手術器具の存在を示す信号をコントローラ290に送信する。信号に応じて、手術システム200のコントローラ290は、手術器具マニピュレータアセンブリ240に、複数の駆動出力ディスク545Pの各駆動出力ディスク545を回転させるように信号を送信する。
以下により完全に説明されるように、駆動出力ユニット542の各駆動出力アセンブリ543は、バネ荷重をかけられ、無菌アダプタアセンブリ250が器具マニピュレータアセンブリ240に取り付けられた高プリロード力が各駆動出力ディスク545に加えられるように自動的に位置決めされる。プリロード力は、駆動出力ディスク545を押すとともに、無菌アダプタフレーム651の中間ディスク653の対応する中間被駆動インタフェース655を押す。
しかし、図7Bでは、手術器具260が無菌アダプタアセンブリ250に最初に取り付けられるとき、中間ディスク653の中間駆動インタフェース765の要素は、被駆動ディスク964上の被駆動インタフェース980の対応する要素と位置合わせされていないかもしれない。2つのディスク653及び964の要素が位置合わせされていない場合、2つのディスクは部分的に結合されるが、2つのディスクは互いに係合されていない。したがって、部分的に結合されている、ディスク964、953、及び545を含むディスクスタック、すなわち、第3のディスク、第2のディスク、及び第1のディスクは第3の高さを有する。
手術器具260が無菌アダプタフレーム651に取り付けられるとき、被駆動インタフェースアセンブリ961の各被駆動ディスク964は、中間ディスク653が自由に回転できるように、無菌アダプタアセンブリ250の対応する中間ディスク653を押す。以下により完全に説明されるように、無菌アダプタアセンブリ250の中間ディスク653の中間駆動インタフェース756が被駆動インタフェースアセンブリ961の各被駆動ディスク964の対応する被駆動インタフェース980と位置合わせされないとき、中間ディスク653の中間駆動インタフェース756上の係合構造が、手術器具260の被駆動ディスク964上の回転不能化要素1980(図19A参照)に係合し、これは、被駆動インタフェースアセンブリ961の被駆動ディスク964の回転を防ぐ。
中間ディスク653の中間駆動インタフェース756が定位置に固定された被駆動ディスク964とともに回転するとき、中間駆動インタフェース756上の各要素は、被駆動ディスク964の被駆動インタフェース980の対応する要素と回転して位置合わせされ、対応する要素と係合する。中間駆動インタフェース756及び被駆動インタフェース980の結合は、被駆動ディスク964の回転ロックを解放する。したがって、ディスクのスタックが一体として回転する。全ての3つのディスクが係合するとき、ディスクスタックの高さは、第4の高さであり、第4の高さは、第3の高さより小さく、器具マニピュレータアセンブリ240のセンサが、高さのこの変化を検出し、駆動出力ディスク545の回転を停止するようにコントローラに信号を送信する。ディスクスタックの高さの変化を検出する器具マニピュレータアセンブリ240のセンサは、機械的センサ、光学センサ、誘導センサ、静電容量センサ等であることができる。
図14は、駆動出力ディスク545が中間ディスク653に結合され、中間ディスク653が被駆動ディスク964に結合されているときのディスクスタック1400の図である。本明細書では、結合されたは、2つのディスクが係合されるように2つの相互接続するディスク上のアライメント特徴部の全てが位置合わせされている、すなわち、完全に結合されていることを意味する。上述のように、2つの相互接続するディスク上のアライメント特徴部の幾つかが、位置合わせされているが、2つの相互接続するディスク上の他のアライメント特徴部が位置合わせされていないとき、2つの相互接続するディスクは部分的に結合されている。プリロード力は、多少のバックラッシュにかかわらず、2つの部分的に結合されるディスクが、すべてのアライメント特徴部が位置合わせされ且つ係合されることができるように接触したままでいるように、選択される。
ディスクスタック1400は、図3A及び3Bに関して上で述べられたディスクスタック構成である。駆動出力ディスク545の駆動インタフェース557は、中間ディスク653の中間被駆動インタフェース655に係合されるとともに中間ディスク653の中間駆動インタフェース756に被駆動ディスク964の被駆動インタフェース980に係合される。以下により完全に説明されるように、ディスクのスタック1400への高いプリロード力、すなわち、第2のプリロード力があるとき、シャフト1466が駆動出力ディスク545に結合されるシャフトと正確に位置合わせされていないかもしれなくても、外科処置で使用されるトルクレベルに対して、ディスクスタック1400のディスク間にゼロバックラッシュがある。ディスクのスタック1400のディスク545、653、及び964が、第2のプリロード力下で係合されるとき、外科処置で使用されるトルクレベルに対して、ディスク間の結合部にゼロバックラッシュがある。低バックラッシュカプラ544は、空間的な位置ずれ(spatial misalignment)を補償するとともにディスクスタック1400に運動及びトルクを伝達する。以下により完全に説明されるように、駆動ドグの設計は、駆動出力ディスク445及び被駆動ディスク964の角度位置ずれ(angular misalignment)を補償する。
図15Aは、器具マニピュレータアセンブリハウジング741が取り外された状態の器具マニピュレータアセンブリ240の図である。また、駆動ユニットアセンブリ541の構成要素を示す垂直の切断面がある。器具マニピュレータアセンブリ240は、複数の駆動ユニット1500P及び複数の駆動出力アセンブリ543Pを含むモータパック1541を含む。複数の駆動ユニット1500Pの各駆動ユニット1500は、エンコーダ1501、スロットレスブラシレスサーボモータ1502、コンパクトホール効果センサ1503、及び遊星ギアヘッド1504を含む。
1つの態様では、スロットレスブラシレスサーボモータ1502は、非常に高いモータ定数を有し、したがって、サーボモータ1502は非常に効率的である。スロットレスブラシレスサーボモータの使用は、単なる例示であって、複数の駆動ユニット1500Pのモータをこの特定のタイプのモータに限定することを意図するものではない。ブラシタイプモータ、ステッパモータ等を含む、様々なモータが使用されることができる。各サーボモータ1502は、モータパック1541の8つのサーボモータのコンパクト構成の観点から隣接するサーボモータへのトルクリップルを防ぐための磁気シールドを含む。
コンパクトホール効果センサ1503は、サーボモータ1502の永久磁石の位置を検出するために使用される。ホール効果センサ1503は、第2のエンコーダとして使用される。エンコーダ対ホールのチェックが、エンコーダ1501及びホール効果センサ1503によって伝えられる回転位置を比べる。回転位置が、有意に異なる場合、エンコーダ1501、ホール効果センサ1503、又はそれらの間の機構に異常がある。コントローラで実行しているソフトウェアは、このチェックに引っかかるとき、すぐにモータをオフにする。
遊星ギアヘッド1504は、頑丈且つ高効率(90%超)であり、したがって、典型的なギアヘッドよりバックドライブ(back−drive)しやすい。バックドライブ可能であることによって、ギアヘッドの出力シャフトが、典型的なギアヘッドに比べて、比較的低トルクで回転されることができることを意味する。
遊星ギアヘッド1504は、1つの態様では、1度未満のバックラッシュを有し、他の態様では、低バックラッシュ、例えば、0.4度を有する。1つの態様では、遊星ギアヘッドのうちの4つは28:1の入力対出力比を有し、標準遊星ギアヘッドと称される。この態様では、遊星ギアヘッドのうちの4つは9:1の入力対出力比を有し、高速ギアヘッドと称される。同様に、標準遊星ギアヘッドを持つ駆動ユニット1500は標準駆動ユニットと称される。高速ギアヘッドを持つ駆動ユニット1500は高速ドライブと称される。
図15B乃至15Eは、モータパック1541での使用に適する遊星ギアヘッドの1つの例の図である。図15Bは、遊星ギアヘッド1504の側面図である。図15Cは、遊星ギアヘッド1504の遠位図である。図15Dは、28:1遊星ギアヘッドの近位図である。図15Eは、9:1遊星ギアヘッドの近位図である。図15B乃至15Eのギアヘッドに関する寸法の1つの例が表1に与えられる。
Figure 2016533910
図16A乃至16Dは、この態様における複数の駆動出力アセンブリ543Pの各駆動出力アセンブリの代表である駆動出力アセンブリ543のより詳細な図である。駆動出力アセンブリ543は、ボールスプライン1603を含む。軽プリロードスプリング1601、例えば、第1のプリロードスプリングが、ボールスプライン1603の中心管腔の中に取り付けられ、駆動出力ディスク545の近位側に付けられた一方の端部を有する。軽プリロードスプリング1601、スプリング1601が圧縮されるとき、第1のプリロード力を駆動出力ディスク545に加える。1つの態様では、第1のプリロード力は、0.5重量ポンド(Lbf)である。
ボールスプラインナット1604が、ボールスプライン1603に取り付けられる。ボールスプラインナット1604は、ボールスプライン1603に沿って近位及び遠位にスライドする、すなわち、第1の方向及び第1の方向に反対の第2の方向にスライドする一方、ボールスプライン1603からトルク/運動を伝達する。したがって、トルク/運動は、ボールスプライン1603を通って、時折たわみ部と呼ばれる、低バックラッシュカプラ544に伝達される。ボールスプライン1603は、トルク/運動を伝達する一方、駆動出力アセンブリ543がボールスプライン1603の長手方向軸に沿って動くことを可能にする。ディスクがディスクスタック1400に係合又は係合解除されるとき、駆動出力アセンブリ543は係合又は係合解除を促進するようにボールスプライン1603に沿って行き来する。ボールスプライン1603は、外科処置で使用されるトルクレベルに対してゼロバックラッシュを有する。
ボールスプラインナット1604は、その上に重プリロードスプリング1602、第2のプリロードスプリングが取り付けられているハウジング1605の中に挿入される。重プリロードスプリング1602は軽プリロードスプリング1601と併せて、両スプリングが圧縮されるとき、第2のプリロード力を駆動出力ディスク545に加える。1つの態様では、第2のプリロード力は、2.3重量ポンド(Lbf)である。
たわみ部544は、駆動ユニットからたわみ部544にトルクを伝達する2つのピンによって駆動ユニットに結合される。たわみ部544はまた、2つのピンによって駆動出力ディスク545に結合される。したがって、たわみ部544は、駆動ユニットから駆動出力ディスク545にトルクを伝達する。図16Bは、たわみ部544の端面図である。
たわみ部544は、駆動出力ディスク545の近位表面から近位に延びる円筒1445C(図14及び16A)に嵌合する中心管腔1640を有する。たわみ部は、4つの梁1641A、1641B、1641C、及び1641Dを有する。4つの梁1641A、1641B、1641C、及び1641Dのそれぞれの第1の端部は、たわみ部544のボディ1642に接続される。4つの梁1641A、1641B、1641C、及び1641Dののそれぞれの第2の端部は、中心ボアを有する円筒1643A、1643B、1643C、及び1643Dにそれぞれ接続される。梁1641A、1641B、1641C、及び1641Dは、中心管腔1640を通る軸周りのねじれに関して硬いが、横方向オフセットに対して柔軟である。
駆動ユニットによって駆動される出力ピンが、円筒1643A、1643Bの中心ボアに取り付けられる。駆動出力ディスク545の入力ピンが、円筒1643C、1643Dの中心ボアに取り付けられる。
たわみ部544は、1つの態様では、析出硬化ステンレス鋼17−4 H1150で作られた、精密機械加工されたワンピースの部品である。たわみ部544のバックラッシュは、円筒の中心ボアと入力ピン又は出力ピンの外径との間の取り付けピンクリアランスによって決定される。手術装置アセンブリ300のバックラッシュは、この態様では、単に器具マニピュレータアセンブリ240によって制御される。これは、バックラッシュが従来技術の無菌アダプタのオルダムカップリングによって説明された従来のシステムと対照的である。従来技術の無菌アダプタの部品は、射出成形されていたので、たわみ部544と同じ精度に作られることができなかった。手術装置アセンブリ300、例えば器具マニピュレータアセンブリ240の再使用可能な部品のバックラッシュを制御することは、手術装置アセンブリ300の各使用に対して一貫性があり、従来技術の無菌アダプタのような1回使用使い捨てアセンブリの射出成形部品の製造公差に依存しないことを意味する。
たわみ部544は、中心管腔1640の軸に垂直な平面での2自由度の運動を提供する。梁1641A、1641Bに結合される出力ピンは、軸1690に沿って動くことができる。動作の範囲は、円筒1643A、1643Bの外側表面とボディ1642の外側表面の間の隙間によって制限される。同様に、梁1641C、1641Dに結合される入力ピンは、軸1691に沿って動くことができ、この軸は軸1690に垂直である。動作の範囲は、円筒1643C、1643Dの外側表面とボディ1642の外側表面の間の隙間によって制限される。1つの態様では、ビームを0.010インチ軸1690、1691の一方に沿って変位させることは、0.66Lbfを要し、平方インチ当たり29,000ポンドの応力をもたらす。100in−Lbfの印加トルクにおいて、ピーク応力は、平方インチ当たり38,000ポンドであって。
たわみ部544の2自由度は、シャフトの位置ずれを調整する。具体的には、駆動ユニットアセンブリ541は、駆動ユニット1500の対応する駆動シャフトと完全に同軸でないシャフト1466(図14)を補償するために曲がりながら各たわみ部544はトルクを駆動出力ディスク545に伝達するので、伝動ユニット965においてシャフトを持つモータパック1541の駆動シャフトの位置ずれを許容することができる。
図16Cは、駆動出力ディスク545の駆動インタフェース557の1つの態様のより詳細な図、例えば、駆動出力ディスク545の遠位部分である。駆動出力ディスク545は、円柱ボディを有する。図16Dは、駆動ドグ1652Aを持つ出力ディスク545の断面図である。
2つのボア1651A、1651Bが、出力ディスク545を通って延びる。入力ピンが、各ボア1651A、1651Bに、及びたわみ部544の円筒1643A、1643Bの対応するボアの中に嵌合される。
2つの駆動ドグ1652A、1652B、第1のアライメント要素‐‐中心ポスト1653及びタブ1654‐‐並びに第2のアライメント要素、ピン1655が、駆動出力ディスク545の遠位端表面1654から遠位に延びる。中心ポスト1653は、タブ1654の高さより大きい高さを有するので、中心ディスク653の中間被駆動インタフェース655の対応するアライメント受部に対して駆動出力ディスク545を中心に置くのに役立つ。タブ1654は、遠位端表面1656の円周縁部に向かって中心ポスト1653から延びる。中心線1670及び1671は、中心ポスト1653の中心を通って延びるとともに中心ポスト1653の中心で交差する。中心ポスト1653及びタブ1654は、駆動出力ディスク545を中間ディスク653に位置合わせするのを支援する。中心ポスト1653及びタブ1654はまた、ディスクの係合されたペアに安定性を提供する。
この態様では、ピン1655はまた、中心線1670上に中心を合わせられるとともに、中心ポスト1653と遠位端表面1656の縁との間に配置される。ピン1655は、円柱の一部である、例えば、円柱は、ピン1655の外側表面の一部が平らであり且つ円柱状でないように平面によって垂直に切断されている。1つの態様では、ピン1655は概して3次元D形状を有する。ここでは、概して3次元D形状は、形状が3次元D形状、例えば、ピン1655の形状と見なされるように十分3次元形状と似ていることを意味する。ピン1655は、中間ディスク653のアライメント受部と係合するように構成される。
第1及び第2のアライメント要素の形状及び配向は、単なる例示であって、限定することを意図するものではない。アライメント要素の他の形状及びアライメント要素間の他の配向が、バックラッシュが第2のプリロード力下において導入されず、係合及び係合解除しているときに要素が固着せず、且つ要素が係合されたディスクのペアに安定性を提供する限り、使用され得る。
駆動インタフェース557は、2つの駆動ドグ1652A、1652Bを含む。駆動ドグ1652A、1652Bのそれぞれは、遠位端表面1656から遠位に延びる。駆動ドグ1652A、1652Bのそれぞれは、駆動出力ディスク545の長手方向軸から同じ半径方向距離Rdogである。駆動出力ディスク545の長手方向軸は、中心ポスト1653の中心を通って延びる。また、各駆動ドグ1652A、1652Bは、遠位端表面1656の円周縁部に近い。半径方向に等距離の駆動ドグ1652A、1652Bの組み合わせ及び駆動ドグ1652A、1652Bを円周縁部に隣接して配置することは、駆動ドグ1652A、1652Bが中間ディスク653にトルク/運動を効率的に伝達することを可能にする。
遠位端表面1656の円周縁部に対する駆動ドグ1652A、1652Bの場所は、中間ディスク653(図18A参照)の駆動ドグ受部の場所によって決定される。中間ディスク653の直径は、部分的に、無菌アダプタアセンブリ250の可動ボディ651Cに嵌合することができる中間ディスク653の数によって決定される。駆動ドグ1652A、1652Bは、駆動ドグ1652A、1652Bが、以下により完全に説明されるように、中間ディスク653の駆動ドグ受部に係合するように、したがって、駆動ドグ1652A、1652Bが可動ボディ651Cの側壁と接触しないように、寸法決めされ且つ配置される。
図16Cに示されるように、駆動ドグ1652A、1652Bは、駆動出力ディスク545のy軸1670及び長手方向軸(図示せず)を含む平面に対して鏡面対称性を有する。駆動出力ディスク545の長手方向軸は、中心ポスト1653の中心で両方の軸1670及び軸1671と垂直である。
駆動ドグ1652A、1652Bのそれぞれは、駆動出力ディスク545のx軸1671及び長手方向軸を含む平面に対して鏡面対称性を有する。この平面は、駆動ドグ1652A、1652Bのそれぞれを二分する。
駆動ドグ1652A、1652Bのサイズは、強度要件に基づいて選択される。この応用における(中心から縁への半径方向の)駆動ドグ1652A、1652Bの長さは、ディスク545の中心のアライメント特徴部/回転防止特徴部のサイズ制約によって決定され、駆動ドグ1652A、1652Bの高さは、第1及び第2のプリロード力の下での中間ディスク653との適切な係合を確実にしながら、機構のサイズ及び重量を減少するように最小化される。
駆動ドグ1652Aは、駆動ドグ1652Bと同じであるので、駆動ドグ1652Aの特性のみがさらに詳細に検討される。駆動ドグ1652Aの説明は、駆動ドグ1652Bに直接的に適用可能であるので、説明は駆動ドグ1652Bに関して繰り返されない。
駆動ドグ1652Aは、第1の部分1652A1及び第2の部分1652A2を有する。第1の部分1652A1は、遠位端表面1656から第2の部分1652A2に遠位に延びる。第2の部分1652A2は、第1の部分1652A1から遠位方向に延びる。
駆動ドグ1652Aの第1の部分1652A1は、3次元長方形であり、したがって、遠位端表面1656から伸びる4つの真っ直ぐな側部、例えば、図16Dの側部1652s2、1652s4を有する。ここでは、真っ直ぐは、駆動ドグ1652Aの長手方向軸並びにx軸1671及びy軸1670の一方を含む平面と実質的に平行であることを意味する。選択される軸は、検討されている3次元長方形の側部に依存する。実質的に平行は、製造公差内で平行であることを意味する。
第2の部分1652A2(図16D)は、曲面である反対側の側部1652cyl2、1652cyl4を含む。1つの態様では、曲面は、円形断面の一部、例えば、円柱1658の外面の一部である。側面1652cyl2、1652cyl4は、境界1652e1、1652e2を含み且つ図16Dの外に拡がる2つの平行平面によって交差される円柱の一部の外面である。したがって、側面1652cyl2、1652cyl4は、曲面である。
1つの態様では、円柱1658は、0.125インチの直径を有する。円柱1658の軸は、図16Dから外に延びる。この態様では、第2の部分1652A2の他の2つの側壁は真っ直ぐな側部である。
1つの態様では、駆動出力ディスク545は、射出成形されたディスクである。駆動出力ディスク545は、ポリカーボネート、ポリフェニルスルホン(PSU)、ポリエチレンイミン(PEI)等から作られることができる。
図17Aは、無菌アダプタアセンブリ250の他の図である。無菌ドレープ(図示せず)が、リム1751に固定して取付けられる、例えば、両面テープによって付けられる。無菌ドレープは、既知であるので、さらに詳細には記載されない。例えば、これらの全てが参照により本明細書に援用される、米国特許第US 7,666,191 B2号(2005年12月20日出願)、米国特許第US7,699,855 B2号(2006年3月31日出願)、米国特許出願公開第US2011/0277775A1号(2010年8月12日出願)、及び米国特許出願公開第US2011/0277776A1号(2010年8月12日出願)を参照。無菌ドレープは、外科処置の間に滅菌野を維持するためにシステム200の少なくとも一部を覆う一方、無菌アダプタアセンブリ250はまた、手術器具260とその関連付けられる器具マニピュレータアセンブリ240との間の正確な機械的なインタフェースと併せて効率的且つシンプルな器具交換を提供する。
上述のように、可動ボディ651Cは、可動ボディ651Cが近位及び遠位方向に動くことができるように、すなわち、無菌アダプタフレームに対して第1の方向及び第1の方向に反対の第2の方向に動くことができるように、無菌アダプタフレーム651に取り付けられる。図17Aでは、可動ボディ651Cは、最遠位位置にある。可動ボディ651Cは、複数の中間ディスク653Pの各中間ディスク653のための受部を含む。可動ボディ651Cはまた、複数のハード停止部受部1757を含む。各中間ディスク653は、円筒ボディを有する。
1つの態様では、無菌アダプタフレーム651、可動ボディ651C、及び複数の中間ディスク653Pのそれぞれは、射出成形によって作られる。無菌アダプタフレーム651、可動ボディ651C、及び複数の中間ディスク653Pに対する適切な材料は、ポリカーボネート、ポリフェニルスルホン(PSU)、ポリエチレンイミン(PEI)等を含む。
各中間ディスク653は、可動ボディ651Cの対応する受部に取り付けられる。各中間ディスク653は、受部の中で回転することができ且つ受部の中で遠位及び近位に動くことができる。図17Aでは、中間ディスク653は再遠位位置にある。図17Bは、中間ディスク受部1766及び中間ディスク653を示す可動ボディ651Cの一部の拡大図である。中間ディスク653は、ディスク653の外側側面から延び且つディスク653の近端表面から延びるタブ1767を有する(図18A参照)。中間ディスク653は、中間ディスクハード停止部1761に関連付けられると言われている。これは、タブ1767がハード停止部1761に接触し、接触すると、中間ディスク653の回転が停止されることを意味する。
手術器具260が無菌アダプタアセンブリ250に取り付けられるとき、中間ディスク653は、可動ボディ651Cに対して近位に変位する。この位置では、タブ1767の最遠位部分、タブ1767の底部は、ハード停止部1761の最近位部分、停止部1761の上部より上にあるので、中間ディスク653は、自由に回転し、ハード停止部1761と接触しない。
図18A及び18Bは、中間ディスク653の中間被駆動インタフェース655(図18A)及び中間駆動インタフェース756(図18B)の図である。中間被駆動インタフェース655(図18A)は、中間ディスク653の近位端部にある。中間被駆動インタフェース655は、第1のアライメント受部及び第2のアライメント受部を含む。この態様では、第1のアライメント受部は、中心ポスト受部1853及びタブ受部1854の組み合わせである。第2のアライメント受部は、ピン受部1855である。
中心ポスト受部1853及びタブ受部1854の組み合わせは、ポスト1653及びタブ1654が受部1853及び1854とそれぞれ位置合わせされるとき、中心ポスト1653とタブ1654の組み合わせと係合するように構成される。同様に、ピン受部1855はピン1655と、2つが位置合わせされるとき、係合するように構成される。したがって、駆動出力ディスク545はただ、ディスク545のアライメント要素が中間ディスク653のアライメント受部と位置合わせされるとき、1方向に中間ディスク653と係合することができる。
中間被駆動インタフェース655はまた、2つの駆動ドグ受部1852A、1852Bを含む。図18Aに示されるように、駆動ドグ受部1852A、1852Bは、中間ディスク653のy軸1870及び長手方向軸(図示せず)を含む平面に対して鏡面対称性を有する。中間ディスク653の長手方向軸は、両軸1870及び1871と垂直である。
駆動ドグ受部1852A、1852Bのそれぞれは、中間ディスク653のx軸1671及び長手方向軸を含む平面に対して鏡面対称性を有する。この平面は、駆動ドグ受部1852A、1852Bのそれぞれを二分する。
各駆動ドグ受部は、中間ディスク653の長手方向軸から同じ距離Rrcptである内側縁部表面を有する。内側縁部表面は、以下により完全に説明されるように、駆動ドグ受部の第3の側部を形成する。駆動ドグ受部1852Aは、駆動ドグ受部1852Bと同じであるので、駆動ドグ受部1852Aの特性のみがさらに詳細に検討される。駆動ドグ受部1852Aの説明は、駆動ドグ受部1852Bに直接的に適用可能であるので、説明は駆動ドグ受部1852Bに関して繰り返されない。
駆動ドグ受部1852Aは、4つの側部によって境界される。1つの態様では、第1の側部が存在せず、したがって第1の側部は開放していると言われる。開放側壁の使用は、単なる例示であって、限定することを意図するものではない。幾つかの態様では、第1の側壁は固体側壁であることができる。第2及び第4の側部は、第1の側部に垂直である壁である。第3の側部は、第2及び第4の側部に垂直である壁である。したがって、この態様では、駆動ドグ受部1852Aは、中間ディスク653の外側近位縁部表面1856から遠位に中間ディスク653の中に駆動ドグ受部1852Aの底部表面1857まで延びる3つの壁によって境界される。開放側の反対側である第3の壁は、外側近位縁部表面1856から底部表面1857まで延びる真っ直ぐな壁である。2つの対向する壁、第2及び第4の壁は、以下に記載されるように、2つの部分、真っ直ぐな壁部分、及び傾斜した壁部分を有する。
図18Cは、x軸1871に垂直な中心線に沿って切られた駆動ドグ受部1852Aの断面図である。駆動ドグ受部1852Aは、第1の部分1852A1及び第2の部分1852A2に分けられる。第1の部分1852A1は、中間ディスク653の中に外側近位表面1856から第2の部分1852A2に延びる。第2の部分1852A2は、中間ディスク653の中に第1の部分1852A1から駆動ドグ受部1852Aの底部表面1857にさらに延びる。
駆動ドグ受部1852Aの第1の部分1852A1を境界する対向する壁は、真っ直ぐな壁1852s2、1852s4である。典型的には、第1の部分1852A1の高さは、駆動出力ディスク545の遠位縁部表面と中間ディスク653の近位縁部表面との間に多少のスペースがあるように、駆動ドグ1652Aの部分1652A1の高さより小さい。
第2の部分1852A2(図18C)は、くさび形状の外側側面の一部である2つの対向する側壁1852w2、1852w4によって境界される、すなわち、側部1852w2、1852w4は傾斜平面である。側壁1852w2、1852w4は、角度αを成す。側面1852w2、1852w4は、2つの平行平面、例えば、線1852e1を含む平面及び底部表面1857を含む平面によって、横切られるくさび形状の表面部分である。これらの平面の両方は、図18Cの外に拡がる。
1つの態様では、くさびの部分は、駆動ドグ1652Aの遠位端部が受部1852に完全に挿入されるとき、駆動ドグ1652Aの遠位端鏡面が底部表面1857に接触せず、円柱1658の円柱状側壁部分が傾斜側壁1852w2、1852w4に接触するように、選択される。1つの態様では、円柱1658の0.125直径に対して、角度αは30度であるので、側壁1852w2、1852w4は、30度くさび形状の側部の部分である。
無菌アダプタアセンブリ250が、器具マニピュレータアセンブリ240に取り付けられるとき、中間ディスク653上の中間被駆動インタフェース655の配向に対する駆動出力ディスク545上の駆動インタフェース557の配向は知られていない。しかし、2つのインタフェースの相対配向にかかわらず、駆動出力ディスク545へのプリロード力は、中間ディスク653が可動ボディ651Cの受部1766(図17B)において最遠位位置に位置するように、例えば、インタフェースディスク653が第1の軸方向位置にあるように、中間ディスク653を遠位に押す。以下により完全に説明されるように、手術器具260が、無菌アダプタアセンブリ250に取り付けられるとき、インタフェースディスク653は、第2の軸方向位置に近位に変位する。
上述のように、プランジャ546が、無菌アダプタアセンブリ250を器具マニピュレータアセンブリ240に取り付けることによって押し下げられた後、駆動出力ディスク545が回転する。駆動出力ディスク545及び中間ディスク653は、接触し且つ部分的に結合されているので、駆動出力ディスク545の回転は中間ディスク653を回転させる。したがって、インタフェース557及び655のいずれかが位置がそろい係合する、又は中間ディスク653のタブ1767がハード停止部1761と接触する。タブ1767がハード停止部1761と接触するとき、中間ディスク653の回転は、停止される。インタフェース557及び655が係合しておらず、中間ディスク653の回転が停止されるとき、駆動出力ディスク545は、2つのインタフェースが係合するまで回転し続ける。したがって、結果は、ディスク545及び653が結合され駆動出力ディスク545の回転がハード停止部1761で停止されることである。制御システムは、駆動出力ディスク545の配向を決定するために、駆動出力ディスク545の回転の停止を使用する。2つのディスクがハード停止部1761に達する前に係合する場合、ハード停止部1761に到達されるとき、2つの係合したディスクの回転は停止されることに留意されたい。
図18Dは、駆動出力ディスク545上の駆動インタフェース557が中間ディスク653上の中間被駆動インタフェース655と部分的に結合された後の軽プリロード力下で駆動ドグ受部1852Aに挿入された駆動ドグ1652Aを示す断面図である。上述のように、駆動ドグ1652Aは、真っ直ぐな側部を持つ第1の部分1652A1を有する。第1の部分1652A1の真っ直ぐな側部は、上述のように、第2の部分1652A2、円柱状先端部と一体になる。駆動ドグ受部1852Aはまた、真っ直ぐな内部側壁を持つ第1の部分1852A1を有する。第1の部分1852A1は、これもまた上述のように、テーパ状内部壁と持つ第2の部分1852A2と一体になる。
駆動ドグ1652Aの遠位部分の2つの側部上の曲面及び駆動ドグ受部1852A2の遠位部分の対応する2つの側部の傾斜側壁(ここで傾斜側壁は曲がった側面に接する)は、単なる例示であって、限定することを意図するものではない。駆動ドグ1652Aの遠位部分及び駆動ドグ受部1852A2の対応する遠位壁部分の他の表面が、高プリロード力下、第2のプリロード力下で、外科処置で使用されるトルクレベルに対して駆動出力ディスク545と中間ディスク653との間で回転方向にゼロバックラッシュがある限り、且つ2つのディスクの間のインタフェースが角度位置ずれを補償する限り、使用されることができる。
受部1852Aのテーパ状壁部及び駆動ドグ1652Aの遠位先端1652A2の円柱状表面に起因して、2つのディスクが部分的に結合されながらトルク/運動が駆動出力ディスク545に加えられるとき、2つのディスクが適切に機能するように、適切な力が駆動出力ディスク545及び中間ディスク653を定位置に保つために必要とされる。この力がないとき、駆動出力ディスク545及び中間ディスク653は、加えられたトルクがそれらを離して駆動するので、分離することができる。
軽プリロード力下でこの分離を防ぐために、両方の駆動ドグ1652A及び駆動ドグ受部1852Aは、上述のように、真っ直ぐな壁を持つ第1の部分を有する。駆動ドグ1652A及び駆動ドグ受部1852Aがトルク下で分離し始めるとき、真っ直ぐな壁部分は、図18Cに示されるように互いに接触する。このポイントにおいて、駆動ドグ1652A及び駆動ドグ受部1852Aはもはやそれら自体を離して駆動することができず、運動は、バックラッシュの既知の又は制御されたレベルで且つ駆動ドグ1652Aが完全に駆動ドグ受部1852Aに挿入及び結合されることなしに、続くことができる。1つの態様では、軽プリロード力下で、バックラッシュの既知のレベルは1.13度である。したがって、駆動出力ディスク545と中間ディスク653との間の部分的な結合は、軽プリロード力下でバックラッシュの既知のレベルを有する。
また、図18Dに示されるように、シャフト駆動ディスク545と中間ディスク653によって駆動されるシャフトとの間の位置ずれの小さい量が、許容されることができる。加えて、角度位置ずれが、図18Dのページの中に入る及び同ページから出る一体になっている円柱1658の軸によって定められる方向に許容されることができる。
駆動ドグ1652A及び駆動ドグ受部1852Aが、いかにより完全に説明されるように、高プリロード力、例えば、第2のプリロード力下、互いに係合されるとき、2つのディスクの間のインタフェースにバックラッシュは無い。第2のプリロード力は、トルク/運動が与えられるとき駆動ドグ1652A及び駆動ドグ受部1852Aが物理的に離れて後退すること及び分離することを防ぐのに十分である。したがって、このジョイントは、バックラッシュなしにトルク/運動を伝達することができる。第2のプリロード力下で、駆動出力ディスク545と中間ディスク653との間の結合は、外科処置で使用されるトルクレベルに対してゼロバックラッシュを有する。
図18Bは、中間ディスク653の遠位端部上の中間駆動インタフェース756のより詳細な図である。中間駆動インタフェース756は駆動ドグ1862A、1862B、及び係合構造1863を含む。
駆動ドグ1862A及び1862Bのそれぞれは、駆動ドグ1652A及び1652Bのそれぞれと均等である構造である。具体的には、駆動ドグ1862A、1862Bのそれぞれは、遠位端表面1866から遠位に延びる。駆動ドグ1862A、1862Bのそれぞれの内側縁部が、遠位端表面1866の長手方向軸から同じ半径方向距離である。また、各駆動ドグ1862A、1862Bは、遠位端表面1866の円周縁部に隣接する。半径方向に等距離の駆動ドグ1862A、1862Bの及び円周縁部に隣接する駆動ドグ1862A、1862Bの配置の組み合わせは、駆動ドグ1862A、1862Bが、トルク/運動を被駆動ディスク964に効率的に伝達することを可能にする。
図18Bに示されるように、駆動ドグ1862A、1862Bは、中間ディスク653のx軸1871及び長手方向軸(図示せず)を含む平面に対して鏡面対称性を有する。中間ディスク653の長手方向軸は、軸1870及び軸1871の交差部において両方の軸1870及び1871に垂直である。
駆動ドグ1862A、1862Bのそれぞれは、y軸1870及び長手方向軸(図示せず)を含む平面に対して鏡面対称性を有する。この平面は、駆動ドグを二分する。
駆動ドグ1862Aは、駆動ドグ1862Bと同じであるので、駆動ドグ1862Aの特性のみがさらに詳細に検討される。駆動ドグ1862Aの説明は、駆動ドグ1862Bに直接的に適用可能であるので、説明は駆動ドグ1862Bに関して繰り返されない。
駆動ドグ1862Aの円筒形側壁部分及び駆動ドグ1862Bの真っ直ぐな壁部分は駆動ドグ1652Aの対応する部分と同じであるので、これらの部分の説明はここでは繰り返されない。図18Bに示されるように、リップ1862Lが、駆動ドグ1862Aの第2の部分の遠位端部から半径方向外向きに延びる。2つの側壁1862s2、1862s4が側壁1862s1に垂直であり、リップ1862A1は側壁1862s1から半径方向外向きに延びる。リップ1862Lは、中間ディスク653を可動ボディ651Cの中に保持する保持特徴部である。
係合構造1863は、この態様では、開放3次元構造である。開放3次元構造は、この態様では、中間ディスク653の長手方向軸及び軸1871を含む平面に対して鏡面対称性を有する。ここでは、開放3次元構造は、閉鎖された周囲を有さない3次元構造、すなわち、外側表面が内側側面と交わるところに開放部がある、ことを意味する。図18Dの例では、開放3次元構造は、2つの部分−概して3次元文字C形状構造1863C及び2つの壁1863A、1863Bを含む。再び、ここでは、概して3次元文字C形状構造が、構造を見る人によって3次元文字C形状構造として認識される3次元構造である。
3次元文字C形状構造1863Cは、高さ、第1の端部1863C1、及び第2の端部1863C2を有する。構造1863Cの高さは、中間ディスク653の遠位面と呼ばれることができる、中間ディスク653の遠位端表面1863から、構造1863Cの最遠位端面又は最遠位縁部に遠位に延びる。第1の端部1863C1及び第2の端部1863C2は、C形状構造1863Cの開放部を境界する。軸1871は、この態様では、第1の端部1863C1及び第2の端部1863C2から等距離であるとともに、C形状構造1863Cの中心線である。
C形状構造1863Cは、円形トラックである開放3次元構造の例である。円形トラックは、第1の高さ、第1の端部、及び第2の端部を有する第1の周方向部分、例えば、C形状構造のボディを含む。円形トラックはまた、第1の周方向部分の第1と第2の端部との間に延びる第2の円周方向部分、例えば、C形状構造の端部の間のギャップを含む。第2の円周方向部分は、第2の高さを有する。第2の高さは、第1の高さより小さい。円形トラックの中心線は、円形トラックの中心を通って延び且つ第1及び第2の端部から等距離である。
壁1863Aは、第1の端部1863C1に当接し、遠位端表面1866の円周縁部に向かって延びる。壁1863Bは、第2の端部1863C2に当接し、遠位端表面1866の円周縁部に向かって延びる。壁1863A及び壁1863Bは、同じ高さを有する。壁1863A及び壁1863Bの高さは、中間ディスク653の遠位端表面1863から壁1863Aの及び壁1863Bの最遠位端表面又は最遠位縁に遠位に延びる。壁1863A及び壁1863Bの高さは、C形状構造1863Cの高さより小さい。
図18A及び18Bに示されるように、駆動ドグ受部1852A、1852Bを二分する軸、すなわちx軸1871は、駆動ドグ1862A、1862Bを二分する軸と垂直である。全てのディスクが、ディスクスタック1400にあるように係合されるとき、中間ディスク653及び被駆動ディスク964に対して許容される回転の軸は、中間ディスク653及び駆動ディスク545に対して許容される回転の軸に対して90度である。別の言い方をすれば、中間ディスク653の駆動ドグ受部1852A、1852Bのそれぞれは、駆動ドグ受部1852A、1852Bのそれぞれが第1の平面によって二分されるように、配置される。中間ディスク653の駆動ドグ1862A、1862Bのそれぞれは、駆動ドグ1862A、1862Bのそれぞれが第2の平面によって二分されるように、配置される。第1の平面は、第2の平面に垂直である。
中間ディスク653と駆動出力ディスク545との間のインタフェースの結合は、第1のジョイントを形成する一方、中間ディスク653と被駆動ディスク964との間のインタフェースの結合は、第2のジョイントを形成する。これらの2つの作動ジョイントが組み合わさって、システムが回転し、運動/トルクを伝達するとき、角度位置ずれを調整する。2つのジョイントは、Uジョイントのセットのように働く。
図19Aは、被駆動ディスク964の近位端部上の被駆動インタフェース980の図である。被駆動インタフェース980は、係合受部1963C、駆動ドグ受部1952A、1952B、及び回転不能化要素1980を含む。以下により完全に説明されるように、回転不能化要素1980は、回転ロック機構1981を含む。
駆動ドグ受部1952A、1952Bは、被駆動ディスク964のx軸1971及び長手方向軸(図示せず)を含む平面に対して鏡面対称性を有する。被駆動ディスク964の長手方向軸は、軸1970及び軸1971の交差部に垂直である。駆動ドグ受部1952A、1952Bのそれぞれは、被駆動ディスク964のy軸1970及び長手方向軸を含む平面に対して鏡面対称性を有する。この平面は、駆動ドグ受部を二分する。各駆動ドグ受部は、被駆動ディスク964の長手方向軸から同じ距離Rrcpt2である内側縁部表面を有する。駆動ドグ受部1952Aは、駆動ドグ受部1952Bと同じであるので、駆動ドグ受部1952Bの特性のみがさらに詳細に検討される。駆動ドグ受部1952Bの説明は、駆動ドグ受部1952Aに直接的に適用可能であるので、説明は駆動ドグ受部1952Aに関して繰り返されない。
駆動ドグ受部1952Bは、4つの側部によって境界されることができる。第2及び第4の側部は、第1の側部に垂直である壁である。第3の側部は、第2及び第4の側部に垂直である壁である。しかし、この態様では、4つの壁の第1が無いので、開放第1の側部と称される。開放側壁の使用は、単なる例示であって、限定することを意図するものではない。いくつかの態様では、第1の側部は、固定側壁であることができる。
したがって、この態様では、駆動ドグ受部1952Bは、それぞれ被駆動ディスク964の外側近位縁部表面1956から駆動ドグ受部1952Bの底部表面1957に延びる3つの壁によって境界される。開放側部の反対側にある第3の壁は、外側近位縁部表面1956から底部表面1957に延びる真っ直ぐな壁1952s3である。2つの対向する壁、第2及び第4の壁は、2つの部分、真っ直ぐな壁部分1852s2、1952s4、及び傾斜壁部分1952w2、1952w4を有する。
したがって、駆動ドグ受部1952Bは、第1の部分1952B1及び第2の部分1952B2に分けられる。第1の部分1952B1は、被駆動ディスク964の中に外側近位縁部表面1956から第2の部分1952B2に延びる。第2の部分1952B2は、被駆動ディスク964の中に第1の部分1952B1から駆動ドグ受部1952Bの底部表面1957にさらに延びる。駆動ドグ受部1952Bの他の特性は、駆動ドグ受部1852Aに対して上述された特性と同じであるので、説明は駆動ドグ受部1953Bに適用可能であり、ここでは繰り返されない。
係合受部1963は、この態様では、被駆動ディスク964の近位端部に形成された開放3次元溝部を含む。開放3次元溝部は、被駆動ディスク964の中に外側近位縁部表面1956から遠位に延びる。ここでは、開放3次元溝部は、閉鎖された内側及び外側周囲を有さない3次元溝部を意味する。図19Aの例では、開放3次元溝部は、幅及び深さを有する概して3次元文字C形状溝部1963Cである。
3次元文字C形状溝部1963Cは、第1の端部1963C1及び第2の端部1963C2を有する。第1の端部1963C1及び第2の端部1963C2は、回転不能化要素1980から第1のギャップ1963A及び第2のギャップ1963Bそれぞれによって分離されている。
この態様では、回転不能化要素1980は、一方の端部に回転ロック機構1981を持つたわみ部1980Fを含む。この態様では、たわみ部1980Fは、被駆動ディスク964の近位端部の中心領域から被駆動ディスク964の側壁に向かって半径方向外向きに延びる。中心領域は、C形状溝部1963によって境界される。回転ロック機構1981は、たわみ部1980Fの端部から遠位方向に延びる。回転ロック機構1981の最遠位端部は、ディスク964の側壁の一部を形成する。回転ロック機構1981の最位遠位端部は、この態様では、タングである。
図19Bは、被駆動インタフェースアセンブリ961のボディ1985の一部を示す。ボディ1985は、被駆動ディスク受部1986を含む。複数のギア歯1987が、被駆動ディスク受部1986の底部表面から近位方向に延びる。ボディ1985は、複数の被駆動ディスク964Pの各被駆動ディスク964のための被駆動ディスク受部1986を含む。
伝動ユニット965のシャフト1466が、被駆動ディスク受部1986の中に延びる近端部を有する。被駆動ディスク964は、被駆動ディスク964が被駆動ディスク受部1986の中に位置し且つ被駆動ディスク受部1986内で回転できるように、シャフト1466の近位端部に取り付けられる。
手術器具260が無菌アダプタアセンブリ250に最初に取り付けられるとき、被駆動インタフェースアセンブリ961の被駆動ディスク964は、中間ディスク653が自由に回転できるように、無菌アダプタアセンブリ250の中の中間ディスク653を可動ボディ651Cに対して近位に押す、例えば、中間ディスク653が回転するときタブ1767がもはやハード停止部1761と接触しないように、中間ディスク653のタブ1767が近位に動かされる。典型的には、手術器具260が無菌アダプタアセンブリ250に最初に取り付けられるとき、無菌アダプタアセンブリ250の中間ディスク653の駆動インタフェース756は、被駆動ディスク964の被駆動インタフェース980と位置合わせされていない。したがって、中間ディスク653及び被駆動ディスク964は係合されていない。図20Aは、中間ディスク653及び被駆動ディスク964が部分的に接触している、すなわち、部分的に結合されているときの切断図を示す。
中間ディスク653及び被駆動ディスク964が接触し且つ部分的に結合されるとき、C形状構造1863CはC形状溝部1963Cの中に部分的に挿入される。しかし、壁1863Aはギャップ1963Aと位置合わせされず、壁1963Bはギャップ1963Bと位置合わせされていない。したがって、C形状構造1863のみが、壁1963A、1963Bが被駆動ディスク964の近位外側縁部表面1956に接触するまで、C形状溝部1963Cに入る。
C形状構造1863の一部が、たわみ部1980Fの上に載り、たわみ部1980F遠位方向に曲がらせる。たわみ部1980Fの曲がりは、タング1981Tが被駆動受部1986の底部表面上の歯1987と係合するように、回転ロック機構1981を遠位に動かす。タング1981Tの歯1987との係合は、被駆動ディスク964が回転するのを防ぐ。
したがって、被駆動ディスク964が、静止して保持され且つ中間ディスク653が回転されるとき、壁1863A及び1863Bは、ギャップ1963A及び1963Bそれぞれと位置合わせされるようになり、プリロード力が、C形状構造1863CをC形状溝部1963Cの中に完全に挿入させ且つ壁1863A及び1863Bをギャップ1963A及びギャップ1963Bの中にそれぞれ挿入させる。また、駆動ドグのそれぞれは、対応する駆動ドグ受部の中に挿入される。C形状構造1863Cは、もはやたわみ部1980Tを押していないので、たわみ部1980Tは曲がっていない状態に戻る(図20B)。これは、タング1981Tを歯1987から係合解除させるので、被駆動ディスク964は回転することができる。したがって、被駆動ディスク964は、トルクがシャフト1466に伝達されるように、中間ディスク653と結合されている。
たわみ部1980Fは、単なる例示であり限定することを意図するものではない。例えば、バネ荷重をかけられたピンが、中間ディスク653及び被駆動ディスク964が結合されるまでC形状構造1863がピンを押し下げるように、被駆動ディスク964に含まれることができる。押し下げられたピンは、一端にタングを含む被駆動ディスク964の遠位端部にたわみ部を押すことができる。タングは、たわみ部への力が除去されるまで、歯1987に係合する。代替的には、バネ荷重をかけられたピンは、回転を防ぐために歯1987に係合することができる。
手術器具260が、無菌アダプタアセンブリ250に取り付けられ且つ中間ディスクが被駆動ディスクと結合された後、運動/トルクは、駆動ユニットアセンブリ541から手術器具260の伝動ユニットに伝達されることができる。しかし、上述のように、スプリング1601の圧縮によって供給される第1のプリロード力下では、多少のバックラッシュがディスクスタック1400にある。
第1のプリロード力下で、中間ディスク653と被駆動ディスク964との間の結合及び駆動出力ディスク545と中間ディスク653との間の結合は、2つのディスクを位置合わせさせるのに必要なトルクレベルに対して既知の非ゼロバックラッシュを有する。しかし、より低いトルクレベルに対して、駆動出力ディスク545と中間ディスク653との間の部分的な結合はゼロバックラッシュを有する。中間ディスク653と被駆動ディスク964との間の結合及び駆動出力ディスク545と中間ディスク653との間の結合のバックラッシュを外科処置で使用されるトルクレベルに対してゼロに減少させるために、プリロード力が、第1のプリロード力から第2のプリロード力にプリロードアセンブリ780を使用して変更される。
図21は、挿入アセンブリ331の1つの態様のより詳細な図である。挿入アセンブリ331は、フレーム2110、中間キャリッジ2120、及び遠位キャリッジ2130を含む。中間キャリッジ2120は、フレーム2110のボールスクリュー2111に載る。1つの態様では、ボールスクリュー2111は、6mmピッチを有し、したがってバックドライブ可能である。中間キャリッジ2120は、遠位キャリッジ2130を駆動する金属ベルト2121を含む。遠位キャリッジ2130は、器具マニピュレータアセンブリ240の器具マニピュレータアセンブリハウジング741に取り付けられる。遠位キャリッジ2130は、1つの態様では、中間キャリッジ2120の2倍遠くに動く。
図22A及び22Bは、プリロードアセンブリ780をより詳細に示す。図22A及び22Bでは、手術器具260は無菌アダプタアセンブリ250に取り付けられている。しかし、説明をし易くするために、手術器具260は図22A及び22Bに示されていない。手術器具の遠位端部は、例えば、エントリガイド270の経路への入り口に配置される。
最初に、図22Aに示されるように、プリロードアセンブリ780のカムフォロアアセンブリ2283が、中間キャリッジ2120上のプリロードトラック2225の谷部に配置される、例えば、プリロードトラック2225の第1の場所に配置される。プリロードトラック2225は、中間キャリッジ2120上に取り付けられる。谷部は、プリロードトラック2225の近位端部に位置する。カムフォロアアセンブリ2283は、プリロードアセンブリ780のアーム2282の第1の端部に回転可能に接続される。アーム2282の第2の端部が、モータパックブラケット2281に接続される。モータパックブラケット2281は、モータパック1541に付けられる。したがって、アーム2282は、モータパック1541に結合される。図22A及び22Bでは、器具マニピュレータアセンブリハウジング741は、器具マニピュレータアセンブリハウジング741内の特徴及び要素が見えるように、透明である。上述のように、器具マニピュレータアセンブリハウジング741は、遠位キャリッジ2130に付けられている。
第1の場所では、各駆動出力アセンブリ543の軽プリロードスプリング1601が圧縮されており、第1のプリロード力がディスクスタック1400の各ディスクに加えられる。手術装置アセンブリ300が第1の場所(図22A)から第2の場所(図22B)に挿入アセンブリ331によって距離Zload遠位に動かされるとき、器具マニピュレータハウジング741は距離Zload動かされる。
その上にカムフォロアアセンブリ2283が回転可能に取り付けられる、ピボットピン2284が、器具マニピュレータアセンブリ240の器具マニピュレータアセンブリハウジング741に結合される。したがって、挿入アセンブリ331が、器具マニピュレータアセンブリハウジング741を遠位に距離Zload動かすとき、ピボットピン2284は、カムフォロアアセンブリ2283を同じ距離Zload動かす。1つの態様では、距離Zloadは3.85インチである。
ホイール2283Wがカムフォロアアセンブリ2283の第1の端部に取り付けられ、ホイール2283Wはプリロードトラック2225の上に乗る。したがって、カムフォロアアセンブリ2283が遠位に動くとき、ホイール2283Wはプリロードトラック2225の輪郭をたどる。しかし、プリロードトラック2225とピボットピン2284との間の距離が、カムフォロアアセンブリ2283遠位に動くとき、減少する。したがって、カムフォロアアセンブリ2283が、プリロードトラック2225の斜面2225Rを上がるとき、カムフォロアアセンブリ2283は、図22Aに示される第1の位置から図22Bに示される第2の位置に回転し、器具マニピュレータアセンブリハウジング741によって動かされる距離より大きい距離モータパック1541を動かす。したがって、カムフォロアアセンブリ2283の回転は、モータパック1541を器具マニピュレータアセンブリハウジング741に対して所定距離遠位に変位させる。
カムフォロアアセンブリ2283に作用する力を理解するために、図22Cの自由ボディ力線図が検討される。図22Cは、カムフォロアアセンブリ2283の一部及びプリロードトラック2225の一部を示す。カムフォロアアセンブリ2283が、ホイール2283Wをプリロードトラック2225の斜面2225Rを上に動かすとき、プリロードトラック2225はプリロードトラック2225上でホイール力F_wheelを加える。ホイール力F_wheelはプリロードトラック2225に垂直である。力F_wheelは、2つの垂直力−引っ込め力F_retract及び長手方向力F_longで構成されている。引っ込め力F_retractは、ユーザが手術装置アセンブリ300を遠位に動かすために遠位方向に加える力である。代替的には、この力の一部又は全てが、ユーザが全力をかける必要がないように、モータによって加えられることができる。
カムフォロアアセンブリ2283が、第1の場所から第2の場所に動くとき、長手方向力F_longに比例する力がカムフォロアアセンブリ2283によってアーム2282に伝達される。長手方向力F_longに比例する力は、アーム2282及びモータパックブラケット2281を通じてモータパック1541に加えられる。
したがって、カムフォロアアセンブリ2283がトラック2225に沿って移動するとき、2つの作用が、カムフォロアアセンブリ2283によって実行される。カムフォロアアセンブリ2283が斜面2225Rを上に移動し且つ回転するとき、カムフォロアアセンブリ2283の回転は、モータパックを遠位に距離Zloadより大きい距離押す、例えば、モータパック1541はある距離(Zload+Δ)動く。加えて、カムフォロアアセンブリ2283が斜面2225Rを上に動くとき、カムフォロアアセンブリ2283は、長手方向力F_longに比例する力をモータパック1541に伝達し、このモータパックは次に、第2のプリロード力が駆動出力ディスク545に加えられるように第1及び第2のスプリング1601、1602を圧縮する。第2のプリロード力は、圧縮されたスプリング1601、1602によって提供される力の組み合わせである。圧縮されたスプリング1602によって提供される力は、圧縮されたスプリング1601によって提供される力より大きい。駆動出力ディスク545に加えられる第2のプリロード力は、ディスクスタック1400の他のディスクのそれぞれに加えられる。上述のように、1つの態様では、第2のプリロード力は、3.0Lbfである。もちろん、これは、そうでなければスプリングが圧縮しないので、手術器具が設置されているときのみ当てはまる。
図22D及び22Eは、モータパック1541が、距離Zload動かされた器具マニピュレータアセンブリハウジング741の上部に対して追加の距離Δ動かされていることを示す。1つの態様では、距離Δは、0.212インチである。この態様では、図22D及び22Eは、カムフォロアアセンブリ2283が回転するときアーム2282の近位端部が動く距離が距離Δであることを示す。これは、単なる例示であって、限定することを意図するものではない。
他の実装では、カムフォロアアセンブリ2283は、ホイール2283Wが高さΔを有する斜面2225Rを移動するとき、アーム2282、したがってモータパック1541が距離Δより大きい距離動かされるように、異なる長さのモーメントアーム2283M1及び2283M2(図23参照)を有することができる、又は代替的に、ホイール2283Wが高さΔを有する斜面2225Rを移動するとき、アーム2282、したがってモータパック1541が距離Δより小さい距離動かされるように、異なる長さのモーメントアーム2283M1及び2283M2(図23参照)を有することができる。最終的に、図22Dは、斜面2225Rが高さΔを有することを、例えば、ホイール2283Wが、第1の位置から第2の位置に動くとき、ホイール2283Wがトラック2225に垂直な方向に距離Δ変位することを示す。
図22Fは、プリロードトラック2225の1つの態様の図である。プリロードトラック2225に関する寸法の1つの例が表2に与えられる。
Figure 2016533910
プリロードトラック2225は、第1のプリロード力から第2のプリロード力に滑らかに上がるように構成される。図23Gは、プリロードアセンブリ780がプリロードトラック2225上で第1の場所から第2の場所に遠位に動くときの引っ込め力のグラフである。曲線2280は、各挿入距離での引っ込め力を与える。引っ込め力は、器具マニピュレータアセンブリハウジング741に近位方向に作用する。
この例では、第1の位置は、0.0インチの挿入距離であり、第2の位置は、3.85インチの挿入距離である。引っ込め力は、0.0から約0.6インチまでだいたい直線的に増加し、次に約0.6から2.2インチまで減少した傾斜で直線的に増加する。約2.2から2.6インチで、力は、増加してピークに達し、次に、約3.85インチでゼロ力まで徐々に小さくなる。3.85インチの挿入距離において、2.3Lbfのプリロード力に達する。3.85インチの挿入距離において、第2のプリロードスプリングが、この設計においてその最大値に圧縮され、したがって、遠位運動に追加の抵抗を与えない。この例では、器具先端は、カニューレから、4.8インチ以上の挿入深さで突出する。したがって、ディスクスタック1400は、完全にプリロードをかけられ、器具先端がカニューレを出る前にバックラッシュは効果的にゼロに減らされる。
曲線2280では、この引っ込め力対挿入プロフィールを提供するトラックが機械加工される。機械加工は、曲線2280にしたがってプリロード力を滑らかに上げるプリロードトラックプロフィールを作り出す。曲線2280は、単なる例示であり、限定することを意図するものではない。この開示の観点では、当業者は、特定のプリロードスプリングアセンブリ並びに特定のカニューレ及び手術器具に対する引っ込め力対挿入距離を作ることができる。
図23は、プリロードアセンブリ780のより詳細な図である。アーム2282は、カムフォロアアセンブリ2283のL形状ボディ2283Bの第1の端部2283Aに回転可能に接続される第1の端部2882Aを有する。アーム2282の第2の端部2282Bは、モータパックブラケット2281に接続される。モータパックブラケット2281は、モータパック1541に付けられる。
この態様では、第1のモーメントアーム2283M1は、ピボットピン2284で第2のモーメントアーム2283M2に垂直であり、同じ長さを有する。したがって、この態様では、長手方向力F_longは、モータパック1541に加えられる。しかし、他の態様では、2つのモーメントアームは、垂直ではなくてもよい。モーメントアームが、垂直でない場合、又はモーメントアームが異なる長さを有する場合、モータパック1541に加えられる力は、長手方向力F_longに比例する。各態様では、ボディ2283の形状は、2つのモーメントアームを収容するように且つ回転させ且つ長手方向力をモータパックに伝達するのに必要な強度を提供するように、選択される。
L形状ボディ2283Bの第2の端部2283Bは、ホイール2283Wに回転可能に接続される。ホイール2283Wは、プリロードトラック2225上に乗る。L形状ボディ2283Bの最高点が、ピボットピン2284に回転可能に接続される。ピボットピン2284は、器具マニピュレータアセンブリ240の器具マニピュレータアセンブリハウジング741に固定して取り付けられる。プリロードアセンブリ740の第1のモーメントアーム2283M1は、ホイール2283Wの回転の中心からL形状ボディ2283Bの最高点の回転の中心に延びる。プリロードアセンブリ740の第2のモーメントアーム2283M2は、アーム2282の第1の端部2282Aの回転の中心からL形状ボディ2283Bの最高点の回転の中心に延びる。ピボットピン2284とトラック2225との間の距離は固定されているので、ホイール2283Wが遠位に斜面を上がって動くとき、カムフォロアアセンブリ2283は図22Bに示されるように回転するので、モータパック1541は器具マニピュレータアセンブリハウジング741に対して変位され、したがって、長手方向力F_longがモータパック1541のスプリングアセンブリに加えられる。
図23では、プリロードアセンブリ780はまた、プリロード解放機構を含む。プリロード解放機構は、プリロード解放ボタン2382、プリロード解放レバー2385、プリロード係合アーム2386、及びリターンスプリング(図示されないが、図4A乃至4H参照)を含む。プリロード解放ボタン2382は、プリロード解放ボタンn482の例である。また、図23に示されていないのは、プリロード解放レバー2385に時計回りのトルク(図23に対して時計回り)を及ぼす、ピン2388に同心の、トーションスプリングである。これは、解放ボタン2382が押されない限り、プリロード解放レバー2385及びプリロード解放ボタン2382を解放されない位置(図示されている)に保つのに必要である。
プリロード係合アーム2386の第1の端部、近位端部が、ピボットピン2284に回転可能に結合される。ローリングピン2386Pが、プリロード係合アーム2386の第2の端部、遠位端部に取り付けられる。係合アーム2386の第2の端部のローリングピン2386Pの近位に、プリロード係合面2386Sがある。この態様では、係合面2386Sは、プリロードトラック2225の平らな部分に垂直である。プリロード係合アーム2386は、直線レールに結合される。
プリロード解放レバー2385の第1の端部、近位端部のフックが、係合アーム2386の第2の端部のローリングピン2386Pに係合される。プリロード解放ボタン2382は、プリロード解放レバー2385の第2の端部、遠位端部に結合される、例えば、接触する。プリロード解放レバー2385の第1と第2の端部との間に、プリロード解放レバーが、他のピボットピン2388に回転可能に取り付けられ、この他のピボットピンはプリロード解放レバー2385に対する支点として機能する。
この例では、支点が力点(プリロード解放ボタン2382によって供給される力)と作用点(フックとローリングピン2386Pとの間の結合部)との間にあるので、プリロード解放レバー2385は、第1種てこである。この例では、プリロード解放レバー2385は、第1種てことして実装されているが、これは単なる例示であって、限定することを意図するものではない。他の態様では、第2種てこ又は第3種てこが使用されることができる。第2種てこに関して、作用点は、始点と力点との間であり、第3種てこに関して、力点は支点と作用点との間である。
挿入アセンブリ331が押し込まれる場合、手術器具260が取り外されることができるように、高プリロード力が解放されなければならない。手術器具260を取り外すために、ユーザはプリロード解放ボタン2382(図24A)を押す。ユーザによって提供される力に応じて、プリロード解放ボタン2382は、プリロード解放レバー2385の第2の端部に力を加える。第2のプリロード解放レバー2385への力は、プリロード解放レバー2385を、ピボットピン2388周りに回転させるとともに、プリロード解放レバー2385の第2の端部のフックをプリロード係合アーム2386の第2の端部に取り付けられたローリングピン2386Pから係合解除させる。
リターンスプリングが、器具マニピュレータアセンブリハウジング741とモータパック1541との間に取り付けられ、高プリロード力が加えられるとき伸長されることを思い出されたい。したがって、プリロード解放レバー2385がプリロード係合アーム2386から係合解除するとき、リターンスプリングは、モータパック1541を完全に引っ込められた位置に引っ込める。
完全に引っ込められた位置では、プリロード力は無く、駆動出力ディスク545は中間ディスク653から係合解除される。加えて、解放ラッチ抑制停止部及び複数のハード停止部2437が、器具無菌アダプタアセンブリ250及び手術器具260の両方が取り外されることができるように、引っ込められる。手術器具260の遠位端部が真っ直ぐでない場合、人が手術器具を引っ込めるとき、プリロード力なし且つ係合された駆動出力ディスク545なしのディスクスタックはバックドライブ可能であるので、カニューレが手術器具の遠位端部を強制的に真っ直ぐにする。
図24Bは、プリロードアセンブリ780の自動プリロードリセット機構の実装の図である。無菌アダプタアセンブリ250が器具マニピュレータアセンブリ240に取り付けられるとき、器具マニピュレータアセンブリ240は、無菌アダプタアセンブリ250の存在を示す信号をコントローラ290に送信する。信号に応じて、コントローラ290は、器具マニピュレータアセンブリ240を近位に動かすモータを作動させる。
器具マニピュレータアセンブリハウジング741は、プリロードトラック2225上でプリロード係合隆起部2326の2倍速く近位に動く。これは、遠位キャリッジ2130が中間キャリッジ2120の2倍遠くに動くためである。この態様では、プリロード係合隆起部2326は、プリロードトラック2225の遠位部分から延びる。
したがって、器具マニピュレータアセンブリハウジング741が近位に動くとき、プリロード係合隆起部2326は、プリロード係合アーム2386及び器具マニピュレータアセンブリハウジング741の速度の半分で近位に動く。したがって、プリロード係合アーム2386の面2386Sは、器具マニピュレータアセンブリハウジング741が近位に動くとき、プリロードトラック2225上のプリロード係合隆起部2326に係合する。器具マニピュレータアセンブリハウジング741が、近位に動き続けるとき、プリロード係合隆起部2326は、プリロード係合アーム2386の面2386Sに長手方向力を遠位に及ぼす。これは、上述のように、カムフォロアアセンブリ2283に、長手方向力をモータパック1541に加えさせる。モータパック1541が、長手方向力によって場所Preload_1を超えて近位に動かされるとき、プリロード解放レバー2385のフック(図24Bでは見えない)はローリングピン2386Pと係合する。プリロード解放レバー2385のフックのローリングピン2386Pへの係合の後、器具マニピュレータアセンブリハウジング741は、モータパック1541が場所Preload_1にあるように遠位に動かされる。プリロード力の印加は、この態様では、無菌アダプタアセンブリ250の取り付けに際して自動的であり、したがって、プリロード力は、無菌アダプタアセンブリ250の取り付けの後に駆動出力ディスク545に維持される。
図23、24A、及び24Bでは、解放機構を理解するのに必要な要素のみが示されていることに留意されたい。図23、24A、及び24Bに関連付けられる実際の構成は、図22Aに関して示され且つ記載された要素の全てを含む。
図25は、手術器具ロックアウト装置を示す手術装置アセンブリ300の一部の切断図である。手術器具ロックアウト装置は、プリロード力をディスクスタック1400、複数のハード停止部2437、及び複数のハード停止部受部1757に加えるプリロード機構を含む。複数のハード停止部2437は、複数のハード停止部437の例である。
複数のハード停止部2437は、モータパック1541の遠位面から遠位方向に延びる。図17Aに示されるように、複数のハード停止部受部のそれぞれは、無菌アダプタアセンブリ250の可動ボディ651Cの近位面から遠位方向に可動ボディ651Cの中に延びる。
無菌アダプタ250が、手術器具マニピュレータアセンブリ240に取り付けられ、プリロード力が上述のように自動的に作用されるとき、可動ボディ251は、無菌アダプタアセンブリ250の無菌アダプタフレーム651の中の最遠位位置にある。この位置では、複数のハード停止部2437は、複数の受部2437の中になく、可動ボディ651Cは無菌アダプタフレーム651の中で自由に動ける。
したがって、手術器具260は、上述のように、無菌アダプタアセンブリ250に取り付けられることができる。しかし、第2のプリロード力が出力駆動アセンブリ543に加えられ、スプリングアセンブリが完全に圧縮されるとき、複数のハード停止部2437は複数の受部2437の中に延び、複数のハード停止部2437は可動ボディ651Cが近位方向に動くことを防ぐ。手術器具260の取り外しは、可動ボディ651Cを近位方向に動かす。したがって、第2のプリロード力がモータパック1541に加えられる場合、複数のハード停止部2437は、可動ボディ651Cが近位方向に動くことを防ぎ、したがって手術器具260の取り外しが妨げられる。
複数のハード停止部2437の使用は、単なる例示であって、限定することを意図するものではない。他の態様では、複数のハード停止部受部1757は使用されない。代わりに、複数のハード停止部2437は、可動ボディ651Cの近位表面に接触し、近位方向の近位ボディ651Cの移動を防ぐ。
したがって、手術器具マニピュレータアセンブリ240は、時折ハウジング741と称される、器具マニピュレータアセンブリハウジング741、及びモータパック1541を含む。モータパック1541は、ハウジング741に移動可能に結合される。複数のハード停止部2437が、モータパック1541の遠位端部に取り付けられる。複数のハード停止部2437は、手術器具マニピュレータアセンブリ240のハウジング741に対して少なくとも第1の位置及び第2の位置に位置することができる。複数のハード停止部2437が第1の位置にある場合、手術器具260は、器具マニピュレータアセンブリ240に結合及び器具マニピュレータアセンブリ240から分離されることができる。複数のハード停止部2437が第2の位置にある場合、手術器具260は、器具マニピュレータアセンブリ240から分離されることができない。
図26Aは、無菌アダプタ解放ラッチ2635のより詳細な切断図である。無菌アダプタ解放ラッチ2635は、解放ラッチ435の1つの態様の例である。無菌アダプタフレーム651の一方の端部のリップ654が、無菌アダプタ解放ラッチ2635の遠位端部から延びるリップ2635Lによって係合される。無菌アダプタ解放ラッチ2635は、無菌アダプタ解放ラッチ2635が無菌アダプタ250の無菌アダプタフレーム651と係合及び係合解除するよう回転できるように、器具マニピュレータアセンブリハウジング741の壁に取り付けられる。1つの態様では、フレームへの無菌アダプタ解放ラッチ2635の回転可能な接続は、ラッチ2635の定常位置が係合位置であるように、バネ荷重をかけられる。ラッチピン2635Pが、無菌アダプタ解放ラッチ2635の近位部分に結合される。モータパック1541が、場所ホームに完全に引っ込められるとき、例えば、プリロード力がモータパック1541に及ぼされていないとき、ラッチピン2635Pは、無菌アダプタフレーム651と係合及び係合解除するように無菌アダプタ解放ラッチ2635が回転することを防がない。
無菌アダプタ250が、器具マニピュレータアセンブリ240に取り付けられるとき、自動プリロードリセット機構が、上述のように、プリロード力、例えば、軽プリロード力を、モータパック1541がプリロード係合機構によって場所Preload_1に動かされるとき、モータパック1541に及ぼす。モータパック1541が、場所Preload_1に動かされるとき、モータパック1541に取り付けられる解放ラッチ抑制停止部2638もまた遠位に動かされる。
モータパック1541が、場所Preload_1にあるとき、無菌アダプタ解放ラッチ2635の近位端部が押される場合、ラッチピン2635Pは解放ラッチ抑制停止部2638に接触し、この解放ラッチ抑制停止部は、無菌アダプタ解放ラッチ2635が、無菌アダプタフレーム651から係合解除するように回転することを防ぐ。したがって、軽プリロード力が、モータパック1541に及ぼされるとき、無菌アダプタアセンブリ250の取り外しが妨げられる。
図26Aは、無菌アダプタ解放ラッチ2635が押し下げられながら、自動プリロードリセット機構が作動されている場合の潜在的な問題を示す。解放ラッチ抑制停止部2638が遠位に動くとき、無菌アダプタ解放ラッチ2635が解放されていなかった場合に解放ラッチ抑制停止部2638はラッチピン2635Pに当たる。これは、ラッチピン2635Pに損傷を与え得る、例えば、ラッチピン2635Pを曲げ得るので、無菌アダプタ取り外し抑制機構が適切に働かない。したがって、1つの態様では、ラッチピン2636(図26B)は、無菌アダプタ解放ラッチ2635の近位部分に回転可能に接続され、接続はスプリング2634によってバネ荷重をかけられる。したがって、無菌アダプタ解放ラッチ2635が押し下げられ且つ自動プリロードリセット機構が作動される場合、ラッチ抑制停止部2638がラッチピン2635Pに当たると、ラッチピン2635Pが回転し、損傷を受けない。無菌アダプタ解放ラッチ2635が解放されるとき、スプリング2634は、ラッチピン2633Pをその元の位置に戻す。
上述の例の幾つかでは、用語「近位」又は「近位に」は、システム運動の運動学的チェーンに沿ってマニピュレータアームベースにより近い又はシステム運動の運動学的チェーンに沿って運動の遠隔中心(remote center)(又は手術部位)からより遠い物体又は要素を記載するための一般的に方法で使用される。同様に、用語「遠位」又は「遠位に」は、システム運動の運動学的チェーンに沿ってマニピュレータアームベースからより遠い又はシステム運動の運動学的チェーンに沿って運動の遠隔中心(又は手術部位)により近い物体又は要素を記載するための一般的に方法で使用される。
本明細書で使用されるとき、「第1」、「第2」、「第3」、「第4」等は、異なる構成要素又は要素の間を区別するための形容詞である。したがって、「第1」、「第2」、「第3」、「第4」等は、構成要素又は要素の如何なる順序付けを暗示することを意図するものでもない。
本発明の態様及び実施形態を例示する上記の説明及び添付の図面は、限定するものとして解釈されるべきではない−請求項が保護される本発明を定義する。様々な機械的、組成的、構造的、電気的、及び動作的変更が、本明細書及び請求項の範囲の精神及び範囲を逸脱することなしに、成されることができる。場合によっては、良く知られた周知の回路、構造、及び技術は、本発明が曖昧になるのを避けるために、詳細には図示又は記載されていない。
さらに、本記載の用語法は、本発明を限定することを意図していない。例えば、空間的に相対的な用語−例えば、「下方」、「下」、「下側」、「上」、「上側」、「近位」、「遠位」など−は、図面に示されているような、1つの要素又は特徴の、他の要素又は特徴に対する関係を記述するために使用され得る。これらの空間的に相対的な用語は、図面に示された位置及び配向に加えて、使用中又は動作中の装置の様々な位置(すなわち、場所)及び配向(すなわち、回転配置)を包含することが意図される。例えば、図面の装置がひっくり返される場合、他の要素又は特徴の「下」又は「下方」と記載された要素は、他の要素又は特徴の「上」又は「上方」である。したがって、例示的な用語「下」は、上及び下の位置及び配向の両方を包含し得る。装置は、別な方法で配向される(90度又は他の配向に回転させられる)ことができ、本明細書で使用される空間的に相対的な記述語は、それに応じて解釈される。同様に、様々な軸に沿った及び様々な軸の周りの運動の記載は、様々な空間的な装置の位置及び配向を含む。
単数形「1つの(“a”,“an”)」及び「その(“the”)」は、文脈がそうでないことを示さない限り、複数形も同様に含むことが意図される。用語「有する」、「備える」、「含む」などは、述べられた特徴、ステップ、動作、要素、及び/又はコンポーネントの存在を特定するが、1又は複数の他の特徴、ステップ、動作、要素、コンポーネント、及び/又はグループの存在又は追加を除外しない。結合されると記述されている構成要素は、電気的に若しくは機械的に直接結合され得る、又はそれらは、1又は複数の中間構成要素を介して間接的に結合され得る。
全ての例及び例示的な参照は、限定するものではなく、請求項を本明細書に記載された特定の実装及び実施形態及びそれらの均等物に限定するために使用されるべきではない。いずれの項目も、単に書式を整えるためであり、1つの項目の下の文章は、1又は複数の項目の下の文章を相互参照し得る又は同1又は複数の項目の下の文章に当てはまるので、如何なる方法でも主題を限定するために使用されるべきではない。最後に、この開示を考慮して、1つの態様又は実施形態に関連して記載された特定の特徴は、たとえ具体的に図面に示されていない又は文章に記載されていないとしても、本発明の他の開示された態様又は実施形態に適用され得る。

Claims (19)

  1. 中間ディスク及び被駆動ディスクを有する装置であって、
    前記中間ディスクは:
    アライメント受部及び駆動ドグ受部を有する中間被駆動インタフェース;並びに
    前記中間被駆動インタフェースの反対側の中間駆動インタフェースであって、駆動ドグ及び係合構造を有する、中間駆動インタフェース;を有し、
    前記被駆動ディスクは:
    前記中間駆動インタフェースと係合するように構成される被駆動インタフェースを有し、
    前記被駆動インタフェースは、係合受部、駆動ドグ受部、及び回転不能化要素を有し、
    前記回転不能化要素の係合は、前記被駆動ディスクの回転を防ぎ、
    前記係合受部は、前記係合構造が前記係合受部と位置合わせされると前記係合構造を受けるように構成される、
    装置。
  2. 前記中間ディスクは遠位表面を有し;
    前記係合構造は、前記中間ディスクの前記遠位表面から遠位方向に延びる開放3次元構造を有する、
    請求項1に記載の装置。
  3. 前記開放3次元構造は:
    円形トラックであって:
    第1の高さ、第1の端部、及び第2の端部を有する第1の周方向部分;
    前記第1の周方向部分の前記第1と第2の端部との間に延びる第2の周方向部分であって、第2の高さを有し、前記第2の高さは前記第1の高さより小さい、第2の周方向部分;及び
    前記円形トラックの中心を通って延び且つ前記第1及び第2の端部から等距離である、中心線;を有する、
    円形トラック、を有する、
    請求項2に記載の装置。
  4. 前記開放3次元構造はさらに:
    前記円形部分の前記中心線と実質的に平行な方向に前記第1の周方向部分の前記第1及び第2の端部の一方から延びる壁であって、前記複数の中間ディスクの前記中間ディスクの前記遠位表面の外縁に向かって延びる、壁を有し、
    前記壁は高さを有し、
    前記壁の前記高さは、前記第1の周方向部分の前記第1の高さより小さい、
    請求項3に記載の装置。
  5. 前記駆動ドグのそれぞれは:
    3次元構造を有する第1の部分;及び
    前記第1の部分から延びる第2の部分であって、2つの反対側の第2の部分側面を有し、それぞれの前記第2の部分側面は曲面である、第2の部分、を有する、
    請求項1に記載の装置。
  6. 前記曲面は、円形断面の一部を有する、
    請求項5に記載の装置。
  7. 前記中間被駆動インタフェースの前記駆動ドグ受部のそれぞれは、前記中間被駆動インタフェースの前記駆動ドグ受部のそれぞれが第1の平面によって二分されるように配置され、
    前記中間駆動インタフェースの前記駆動ドグのそれぞれは、前記中間駆動インタフェースの前記駆動ドグのそれぞれが第2の平面によって二分されるように配置され、
    前記第1の平面は前記第2の平面に垂直である、
    請求項1に記載の装置。
  8. 前記被駆動ディスクは近位表面を有し、
    前記駆動ドグ受部のそれぞれは:
    前記近位表面から前記被駆動ディスクの中に延びる対向側壁を有する第1の部分;
    前記駆動ドグ受部の底面を有する第2の部分;及び
    前記第1の部分から前記第2の部分に延びる第3の部分であって、2つの反対側の第3の部分側面を有し、それぞれの前記第3の部分側面が傾斜面を有する、第3の部分;を有する、
    請求項1に記載の装置。
  9. 前記傾斜面は、くさび形のものの側面の一部を有する、
    請求項8に記載の装置。
  10. 前記被駆動ディスクは近位表面を有し、
    前記係合受部はさらに:
    前記近位表面から前記被駆動インタフェース要素の中に延びる溝部であって、第1の端部から第2に端部に延びる、溝部を有し、前記溝部は:幅及び深さを有し、
    前記溝部の前記第1の端部は、第1の隙間によって前記回転不能化要素から離され、
    前記溝部の前記第2の端部は、第2の隙間によって前記回転不能化要素から離される、
    請求項1に記載の装置。
  11. 前記溝部の前記幅及び深さは、前記中間駆動インタフェースの前記係合構造を受け入れるように寸法決めされる、
    請求項10に記載の装置。
  12. 前記回転不能化要素は、たわみ部を有する、
    請求項1に記載の装置。
  13. 前記回転不能化要素はさらに回転ロック機構を有し、前記回転ロック機構は前記たわみ部から延びる、
    請求項12に記載の装置。
  14. 前記回転ロック機構は、タングを有する、
    請求項13に記載の装置。
  15. 前記駆動ドグ受部のそれぞれは、前記中間ディスクの長手方向軸から第1の距離に位置する第1の縁部表面、及び前記第1の縁部表面の反対側の第2の縁部表面を有する、
    請求項1に記載の装置。
  16. 前記第2の縁部表面は、開放縁部表面を有する、
    請求項15に記載の装置。
  17. 前記中間ディスクに結合される第1のプリロードスプリング;及び
    前記第1のプリロードスプリングに結合されるプリロードアセンブリ、をさらに有し、
    前記第1のプリロードスプリングが圧縮される場合、第1のプリロード力が、前記中間ディスクと前記被駆動ディスクとの間の結合部に加えられ、
    前記第1のプリロード力が、前記中間ディスクと前記被駆動ディスクとの間の前記結合部に加えられる場合、前記中間ディスクと前記被駆動ディスクとの間の前記結合部は、非ゼロバックラッシュを有する、
    請求項1に記載の装置。
  18. 第2のプリロード力が前記中間ディスクに結合される、
    請求項17に記載の装置。
  19. 前記第2のプリロードスプリングに結合される前記プリロードアセンブリをさらに有し、
    前記第2のプリロードスプリング及び前記第1のプリロードスプリングが圧縮される場合、第2のプリロード力が、前記駆動中間ディスクと前記被駆動ディスクとの間の結合部に加えられ、
    前記第2のプリロード力が前記結合部に加えられる場合、前記中間ディスクと前記被駆動ディスクとの間の前記結合部は、ゼロバックラッシュを有する、
    請求項18に記載の装置。
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