JP2016528919A5 - - Google Patents

Description

本明細書で引用される刊行物、特許および特許出願を含む全ての参考文献は、本開示の
明示的詳細と矛盾しない程度に参照により本明細書に組み込まれ、そのため、あたかも各
参考文献が個別的かつ具体的に参照により組み込まれることが示されており、本明細書に
全体が示されているのと同程度に組み込まれる。本明細書に論じられる参考文献は、本出
願の出願日前より前のその開示についてのみ提供される。本明細書中のいずれも、本発明
者らが先行発明によってこのような開示に先立つ権利がないことの自認と解釈すべきでな
い。以下の実施例は、特定の特徴および／または実施形態を例示するために提供されるも
のである。実施例は、本開示を例示される特定の特徴または実施形態に限定するものと解
釈されるべきでない。

上記の開示によって提供される発明として、以下が挙げられる。
[１] ｉ）ポリリンカー配列；ｉｉ）非ユビキチンの導入遺伝子またはｉｉｉ）ｉ）とｉｉ）の組み合わせと作動可能に連結しているプロモーターを含む核酸ベクターであって、前記プロモーターは配列番号１または配列番号１と９０％の配列同一性を有する配列を含む、核酸ベクター。
[２] 前記プロモーターが長さ３ｋｂ未満である、[１]に記載の核酸ベクター。
[３] 前記プロモーターが配列番号１または配列番号１と９０％の配列同一性を有する配列からなる、[１]に記載の核酸ベクター。
[４] 選択マーカーをコードする配列をさらに含む、[１]から[３]のいずれか一項に記載の核酸ベクター。
[５] 前記プロモーターが導入遺伝子と作動可能に連結している、[４]に記載の核酸ベクター。
[６] 前記導入遺伝子が殺虫剤耐性、除草剤耐性、窒素利用効率、水利用効率または栄養価を付与する選択マーカーまたは遺伝子産物をコードする、[５]に記載の核酸ベクター。
[７] 配列番号４または配列番号４と９０％の配列同一性を有する配列を含む３’非翻訳配列をさらに含み、前記３’非翻訳配列が前記ポリリンカーまたは前記導入遺伝子と作動可能に連結している、[１]から[３]または[５]のいずれかに記載の核酸ベクター。
[８] 配列番号１１または配列番号１１と９０％の配列同一性を有する配列を含む５’非翻訳配列をさらに含み、前記５’非翻訳配列が前記プロモーター配列と前記ポリリンカーまたは導入遺伝子との間に挿入されており、これらと作動可能に連結している、[１]から[３]または[５]のいずれかに記載の核酸ベクター。
[９] 前記５’非翻訳配列の後に挿入されたイントロン配列をさらに含む、[８]に記載の核酸ベクター。
[１０] 前記イントロン配列が配列番号７を含む、[９]に記載の核酸ベクター。
[１１] 前記プロモーターが配列番号４０または配列番号４０と９０％の配列同一性を有する配列からなり、前記プロモーターが導入遺伝子と作動可能に連結している、[１]に記載の核酸ベクター。
[１２] 前記プロモーターが配列番号１５または配列番号１５と９０％の配列同一性を有する配列からなり、前記プロモーターが導入遺伝子と作動可能に連結している、[１]に記載の核酸ベクター。
[１３] 配列番号４または配列番号４と９０％の配列同一性を有する配列を含む３’非翻訳配列をさらに含み、前記３’非翻訳配列が前記導入遺伝子と作動可能に連結している、[１１または[１２に記載の核酸ベクター。
[１４] 導入遺伝子と作動可能に連結している配列番号１または配列番号１と９０％の配列同一性を有する配列を含む非ブラキポディウム属（Brachypodium）植物。
[１５] トウモロコシ、コムギ、イネ、ソルガム、エンバク、ライムギ、バナナ、サトウキビ、ダイズ、ワタ、ヒマワリおよびセイヨウアブラナからなる群から選択される、[１４]に記載の植物。
[１６] トウモロコシ（Zea mays）である、[１４]に記載の植物。
[１７] 前記導入遺伝子が前記植物のゲノムに挿入されている、[１４]から[１６]のいずれか一項に記載の植物。
[１８] 配列番号１１または配列番号１１と９０％の配列同一性を有する配列を含む５’非翻訳配列をさらに含み、前記５’非翻訳配列が前記プロモーターと前記導入遺伝子との間に挿入されており、これらと作動可能に連結している、[１４]に記載の植物。
[１９] 前記５’非翻訳配列の後に挿入されたイントロン配列をさらに含む、[１８]に記載の植物。
[２０] 前記イントロン配列が配列番号７を含む、[１９]に記載の植物。
[２１] 配列番号４または配列番号４と９０％の配列同一性を有する配列を含む３’非翻訳配列をさらに含み、前記３’非翻訳配列が前記導入遺伝子と作動可能に連結している、[１８]に記載の植物。
[２２] 前記プロモーターが配列番号４０、または配列番号４０と９０％の配列同一性を有する配列からなり、前記プロモーターが導入遺伝子と作動可能に連結している、[１４]に記載の植物。
[２３] 前記プロモーターが配列番号１５、または配列番号１５と９０％の配列同一性を有する配列からなり、前記プロモーターが導入遺伝子と作動可能に連結している、[１４]に記載の植物。
[２４] 配列番号４または配列番号４と９０％の配列同一性を有する配列を含む３’非翻訳配列をさらに含み、前記３’非翻訳配列が前記導入遺伝子と作動可能に連結している、[２２]または[２３]に記載の植物。
[２５] ｉ）ポリリンカー配列；
ｉｉ）非ユビキチンの導入遺伝子または
ｉｉｉ）ｉ）とｉｉ）の組み合わせ
と作動可能に連結している転写ターミネーターを含む核酸ベクターであって、前記転写ターミネーターは配列番号４または配列番号４と９０％の配列同一性を有する配列を含む、核酸ベクター。
[２６] 前記転写ターミネーターが長さ１ｋｂ未満である、[２５]に記載の核酸ベクター。
[２７] 前記転写ターミネーターが配列番号４の３’ＵＴＲ配列からなる、[２６]に記載の核酸ベクター。

Claims (31)

1. ｉ）ポリリンカー配列と作動可能に連結しているプロモーター；
   ｉｉ）非ユビキチンの導入遺伝子と作動可能に連結しているプロモーターまたは
   ｉｉｉ）ポリリンカー配列および非ユビキチンのコード配列を含む配列と作動可能に連結しているプロモーター
   を含む核酸ベクターであって、前記プロモーターは配列番号１または配列番号１と少なくとも９０％の配列同一性を有する配列を含み、作動可能に連結している前記非ユビキチンのコード配列の転写を開始できる、核酸ベクター。
2. 前記プロモーターが長さ３ｋｂ未満であり、配列番号１と少なくとも９５％の配列同一性を有する、請求項１に記載の核酸ベクター。
3. 前記プロモーターが長さ３ｋｂ未満であり、配列番号１と少なくとも９９％の配列同一性を有する、請求項１に記載の核酸ベクター。
4. 前記プロモーターが配列番号１からなる、請求項１に記載の核酸ベクター。
5. 選択マーカーをコードする配列をさらに含む、請求項１〜４いずれか一項に記載の核酸ベクター。
6. 前記プロモーターが導入遺伝子と作動可能に連結している、請求項５に記載の核酸ベクター。
7. 前記導入遺伝子が殺虫剤耐性、除草剤耐性、窒素利用効率、水利用効率または栄養価を付与する選択マーカーまたは遺伝子産物をコードする、請求項６に記載の核酸ベクター。
8. 配列番号４または配列番号４と少なくとも９５％の配列同一性を有する配列を含む３’非翻訳配列をさらに含み、前記３’非翻訳配列が前記ポリリンカー配列または前記コード配列と作動可能に連結している、請求項１〜４または６のいずれかに記載の核酸ベクター。
9. 配列番号１１または配列番号１１と少なくとも９５％の配列同一性を有する配列を含む５’非翻訳配列をさらに含み、前記５’非翻訳配列が前記プロモーター配列と前記ポリリンカー配列または前記コード配列との間に挿入されており、これらと作動可能に連結している、請求項１〜４または６のいずれかに記載の核酸ベクター。
10. 前記５’非翻訳配列の後に挿入されたイントロン配列をさらに含む、請求項９に記載の核酸ベクター。
11. 前記イントロン配列が配列番号７を含む、請求項１０に記載の核酸ベクター。
12. 前記プロモーターが配列番号４０または配列番号４０と少なくとも９９％の配列同一性を有する配列からなり、前記プロモーターが前記ポリリンカー配列または前記コード配列と作動可能に連結しており、前記プロモーターが前記作動可能に連結しているコード配列の転写を開始できる、請求項１に記載の核酸ベクター。
13. 前記プロモーターが配列番号１５または配列番号１５と少なくとも９９％の配列同一性を有する配列からなり、前記プロモーターが前記ポリリンカー配列または前記コード配列と作動可能に連結しており、前記プロモーターが前記作動可能に連結しているコード配列の転写を開始できる、請求項１に記載の核酸ベクター。
14. 配列番号４または配列番号４と少なくとも９９％の配列同一性を有する配列を含む３’非翻訳配列をさらに含み、前記３’非翻訳配列が前記ポリリンカー配列または前記コード配列と作動可能に連結している、請求項１２または１３に記載の核酸ベクター。
15. コード配列と作動可能に連結している、配列番号１または配列番号１と少なくとも９０％の配列同一性を有する配列を含み、かつ作動可能に連結しているコード配列の転写を開始できるブラキポディウム属のプロモーターを含む、非ブラキポディウム属植物。
16. コード配列と作動可能に連結している、配列番号１または配列番号１と少なくとも９５％の配列同一性を有する配列を含み、かつ作動可能に連結しているコード配列の転写を開始できるブラキポディウム属のプロモーターを含む、非ブラキポディウム属植物。
17. コード配列と作動可能に連結している、配列番号１または配列番号１と少なくとも９９％の配列同一性を有する配列を含み、かつ作動可能に連結しているコード配列の転写を開始できるブラキポディウム属のプロモーターを含む、非ブラキポディウム属植物。
18. トウモロコシ、コムギ、イネ、ソルガム、エンバク、ライムギ、バナナ、サトウキビ、ダイズ、ワタ、ヒマワリおよびセイヨウアブラナからなる群から選択される、請求項１５〜１７のいずれか一項に記載の植物。
19. トウモロコシである、請求項１５〜１７のいずれか一項に記載の植物。
20. 前記作動可能に連結しているコード配列が導入遺伝子であり、さらに前記導入遺伝子が前記植物のゲノムに挿入されている、請求項１５〜１９のいずれか一項に記載の植物。
21. 配列番号１１または配列番号１１と少なくとも９９％の配列同一性を有する配列を含む５’非翻訳配列をさらに含み、前記５’非翻訳配列が前記ブラキポディウム属プロモーターと前記コード配列との間に挿入されており、これらと作動可能に連結している、請求項１７に記載の植物。
22. 前記５’非翻訳配列の後に挿入されたイントロン配列をさらに含む、請求項２１に記載の植物。
23. 前記イントロン配列が配列番号７を含む、請求項２２に記載の植物。
24. 配列番号４または配列番号４と９０％の配列同一性を有する配列を含む３’非翻訳配列をさらに含み、前記３’非翻訳配列が前記導入遺伝子と作動可能に連結している、請求項１８に記載の植物。
25. 前記プロモーターが配列番号４０、または配列番号４０と少なくとも９９％の配列同一性を有する配列からなり、前記プロモーターが前記コード配列と作動可能に連結しており、前記作動可能に連結しているコード配列の転写を開始できる、請求項１５に記載の植物。
26. 前記プロモーターが配列番号１５、または配列番号１５と少なくとも９９％の配列同一性を有する配列からなり、前記プロモーターが前記コード配列と作動可能に連結しており、前記作動可能に連結しているコード配列の転写を開始できる、請求項１５に記載の植物。
27. 配列番号４または配列番号４と少なくとも９５％の配列同一性を有する配列を含む３’非翻訳配列をさらに含み、前記３’非翻訳配列が前記コード配列と作動可能に連結している、請求項２５または２６に記載の植物。
28. ｉ）ポリリンカー配列と作動可能に連結している転写ターミネーター；
    ｉｉ）非ユビキチンのコード配列と作動可能に連結している転写ターミネーター、または
    ｉｉｉ）ポリリンカー配列および非ユビキチンのコード配列を含む配列と作動可能に連結している転写ターミネーター
    を含む核酸ベクターであって、前記転写ターミネーターは配列番号４または配列番号４と少なくとも９５％の配列同一性を有する配列を含む、核酸ベクター。
29. ｉ）ポリリンカー配列と作動可能に連結している転写ターミネーター；
    ｉｉ）非ユビキチンのコード配列と作動可能に連結している転写ターミネーター、または
    ｉｉｉ）ポリリンカー配列および非ユビキチンのコード配列を含む配列と作動可能に連結している転写ターミネーター
    を含む核酸ベクターであって、前記転写ターミネーターは配列番号４または配列番号４と少なくとも９９％の配列同一性を有する配列を含む、核酸ベクター。
30. 前記転写ターミネーターが長さ１ｋｂ未満である、請求項２８または２９に記載の核酸ベクター。
31. 前記転写ターミネーターが配列番号４からなる、請求項３０に記載の核酸ベクター。