JP2016517133A - 封止された導体ケーブル - Google Patents

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Abstract

本発明は、撚り線導体の断面を見た場合、中心ワイヤの周りに少なくとも2つの層により六角形のパターンに配置されている、特定数の第1タイプのワイヤ(5)を含む撚り線導体(2)に関する。六角形のパターンの頂点に配置されたワイヤは、第1タイプのワイヤよりも直径が原則的に小さい、第2タイプのワイヤである。第1タイプのワイヤと第2タイプのワイヤとの間の隙間空間(10)は、シーリング剤(3)によって満たされている。【選択図】図5

Description

本発明は、撚り合わせ導体ケーブルに関する。
Siemens AGのための独国特許出願公開第2444360号明細書は、1976年3月25日付けで公開され、長手方向に封止された通信ケーブルについて説明している。この明細書は、複数の同心円状の層のように並ぶ、単一のワイヤ、又は一群のワイヤを含むケーブルを示している。ここでは、同一層のワイヤは、ケーブルの中心軸線に対する距離が等しい。したがって、ワイヤの導電性コアは、形状が、基本的に円形である。導電性コアは、絶縁プラスチックジャケットによって覆われている。シーリング剤を、導線間の間隙に配置された特別な手段によって、満たす。
Ian Downieのための米国特許第5151143号明細書は、1992年9月29日付けで公開され、非透湿性の電気ケーブルについて説明している。このケーブルは、少なくとも1つのワイヤ層により螺旋状に巻かれた中心ワイヤを含む。中心ワイヤは、単一ワイヤ、又は撚り線であってもよい。同一層に属するすべてのワイヤは、中心層からの距離が、基本的に同じである。結果として出来上がる、撚り合わせ導電性コアは、絶縁プラスチックジャケットによって覆われている。導線間の間隙は、ケーブルの一方の端部を真空にしつつ、他方の端部を液体充填剤のリザーバに接続することにより、シーリング剤で満たされる。
The Essex Group Inc.のための米国特許第4471161号明細書は、1984年9月11日付けで公開され、導体素線について説明している。ユニレイケーブルコアは、中心コアと、中心コアの周囲の、2つの螺旋形状の層とを有する、緻密六方充填のワイヤを含む。最外層は、合計で12本の、断面が円形のワイヤを含む。即ち、コア、及び第1層に使用されるワイヤと直径が同じである6本のワイヤと、他のワイヤの直径よりも直径が小さい、さらに6本のワイヤとである。最外層では、2つのワイヤタイプが、周方向に交互に配置されており、これにより、ケーブルコアの断面が、ほとんど円形になる。
Ceeco Machinery Manufacturing Ltd.のための米国特許第5496969号明細書は、1996年3月5日に公開され、同心円状の圧縮されたユニレイ撚り線導体を示している。この発明によれば、撚り線導体における、互いに隣接する層のワイヤの数は、整数1を除いて同じ数で割りきることができない整数である。特定のワイヤ層を、半径方向に圧縮することを組み合わせると、これにより、断面が適した円形の導体を構築することができるようになる。
Hitachi Cable Ltd.のための日本特許第1302615号明細書は、1989年12月6日に公開され、六方充填の十分に圧縮された導体について説明している。ワイヤの不均一な圧縮の結果生じる、ケーブルの蛇行、及び膨出を防止するために、直径が小さいワイヤが、最外部における六角形状のワイヤ層の頂点に配置されている。
Whitaker Corporationのための米国特許第5696352号明細書は、1997年12月9日に公開され、多重撚り線導体を示している。この撚り線は、例えば圧接(IDC)に使用される場合に、互いに隣接する撚り線間の滑り移動(ずれ)を抑制するために、この撚り線の周辺部にセレーションを有する。
本発明の一目的は、機械的柔軟性が高く、導体ケーブルの断面の寸法安定性が高く、かつ最小限の量のシーリング材により、長手方向に封止できる、撚り合わせ導体コアを有する導体ケーブルを提供することである。
長手方向に封止された導体ケーブルは、例えば車両配線のような、ケーブル内の流体、及び水分の伝搬を防止しなければならない、幅広い応用分野で使用される。ケーブルコア内への流体の浸入と、撚り合わせコア内での流体の伝搬とを防止するために、一般的に使用される手法は、コアの中空空間(隙間空間)を、充填材で満たすさことである。そのような充填材は、通常、ケーブルの長手方向の、拡散、及び毛細管効果を抑えることにより、流体の物質移動を抑制する。多くの場合、特別なタイプのグリス、又はゼリータイプの材料が、充填材として使用される。これらの種類の充填材を使用することから生じる主要な問題は、これらの充填材の潤滑性が、ケーブルコアの、個々のワイヤ間の接触面における、摩擦を減らしてしまうことである。そのような潤滑性充填材が、従来の撚り線コアの設計に適用された場合、個々の単一ワイヤは、単一ワイヤに外力が作用するとすぐに、ずれてしまいがちである。詳細には、(特定の半径を有する)1つの単一ワイヤのタイプから構築された従来の撚り線導体は、より緻密な六角形のパターンに崩れてしまいがちである。ここでは、ワイヤは、下のワイヤ層によって形成された隙間の溝に受け止められる。しかしながら、そのような導体は、導体の外側が、もはや丸くはない。
特に、ねじれやすいケーブルは、そのようにワイヤがずれやすい。不安定性の他に、これらのケーブルの断面における形状の変化は、導体ケーブルの電気的特性に望ましくない変化を起こす恐れがある。また、結果として生じる、撚り線導体の六角形の形状により、円形のケーブル断面を受け止めるためのように、ケーブルをジャケットで被覆することが難しくなる。このことにより、厚さが一定でなくなり、撚り線の、六角形に配置された最外部のワイヤの、頂点に近い部分では、厚さが小さくなる。そのようなジャケットは、頂点で壁の厚さが最小限度を下回った場合に、機能しなくなりがちである。したがって、特定の最小限のジャケットの厚さを有するケーブルを得るためには、ジャケット用に、全部でたくさんの材料が必要である。
従来技術から、Seale、Filler、Warrington、及びWarrington−Seale等の、寸法安定性撚り線コアの設計が、いくつか知られている。しかしながら、これらのタイプの撚り線はすべて、直径がばらばらな、比較的多数の単一ワイヤから構築される。したがって、様々なワイヤタイプの在庫を保管しなければならないことと、機械類の準備とにより、製造に費用がかかる。また、一般的に使用される充填材の多くは、比較的高価である。したがって、単一ワイヤ間の中空空間が最小限になるコア設計が、必要とされる。
本発明による新たな概念は、断面が寸法安定性のケーブルコア設計(構成)を提供するだけではなく、このことに加えて、安定したケーブルコアを、最小限の数の、即ち2つのみの、異なるタイプの単一ワイヤによって構築することができ、かつこのケーブルコアは、封止しなければならない中空空間の大きさが小さいことを特徴とする。結果として出来上がるケーブルは、設計がコンパクトであり、これにより、充填材の量が減少する。さらなる利点は、寸法安定性のケーブルを作製する際の、本方法の簡便性であり、この簡便性が、製造費用に対してプラスの効果を与えることにつながる。
従来技術から知られている導体とは対照的に、本発明による方法は、特定数の、2つの異なるタイプ(群)のワイヤを組み合わせることにより、断面が十分に円形の撚り線導体を得る利点を提供する。これらのワイヤは、主に断面が異なる。
好ましい実施形態では、第1ワイヤ、及び第2ワイヤはいずれも、圧縮成形前は、断面が円形である。第1タイプのワイヤは、直径(即ち半径R1)が、より大きく、第2タイプのワイヤは、直径(即ち半径R2)が、より小さい。ワイヤは、1本に撚り合わせられ、その後、撚り合わせ中、又は撚り合わせ後に、制御された方式で変形させられる。断面において、第1タイプのワイヤは、六角形のパターンに配置され、形状の主要部分をなす一方で、第2タイプの6本のワイヤは、第1ワイヤによる六角形のパターンの、6箇所の頂点に、配置されている。撚り合わせ前には、第2タイプの6本のワイヤは、頂点の領域を満たしていないことが一般的である。頂点の領域が満たされていないことは、新しい撚り線の、制御された変形、及び圧縮成形によって克服される。
取付位置では(即ち撚り合わせケーブルにおいて)、断面を見ると、第2タイプの6本のワイヤが、第1タイプのワイヤの代わりに、六方充填のワイヤの頂点に配置されている。第2タイプのワイヤは、少なくとも3つの、第1タイプのワイヤの間に配置されており、最終位置では、第1タイプのワイヤに、第1タイプのワイヤの外形に沿って3箇所で接触している。この接触により、第1タイプのワイヤは、定められた方式で、横方向に支持され、望ましくない断面の変形が防止される。
上述の実施形態では、圧縮成形により、ワイヤの外形が、制御された方式で変形させられる。圧縮成形加工中に、ワイヤが結果として生じる断面を完全に満たすように、ワイヤを変形させることが目的ではない。その代わり、特定の隙間空間を利用できる状態で残しておくことが目的である。この空間は、(最終製品を見た場合)液体、及び水分が、長手方向に伝搬することを防ぐシーリング剤によって満たされる。一実施形態では、隙間空間は、撚り線導体の断面における領域の2%〜20%を占める。撚り線導体のワイヤを圧縮成形することにより、導体の直径が減少する。
緻密六方充填のパターンを得るために、中心層に隣接するいくつかのワイヤ層は、すべて同じ方向に向けられている(ユニレイ)
ある実施形態では、六角形状の第2層の、6箇所の頂点における6本のワイヤは、第2タイプのワイヤであり、同一層の、互いに隣接する第1タイプのワイヤの間隙が、定められた方式で小さくなるように、撚り合わせ加工前、及び/又は撚り合わせ加工中、及び/又は撚り合わせ加工後の圧縮により、ケーブルコアの半径方向に変形させられる。同時に、ケーブルコアの断面の総面積が減少する。第2層における、前記6箇所の頂点間の、6箇所の位置は、第1タイプのワイヤによって占められる。したがって、このタイプのコアの配置は、1+6+(6+6)と特定することができる。言い換えれば、断面図では、この実施形態のワイヤは、基本的に、中心シリンダの軸線、それぞれ中心ワイヤに沿って撚り合わせた、緻密六方充填のシリンダのように配置されている。
代替的又は付加的に、第1タイプのワイヤ、及び/又は第2タイプのワイヤは、最外層のワイヤの撚り合わせ(仕上げ)前、例えば、ボビンから取り除かれ、仕上げ型に入る前に、変形させられる。代替的又は付加的に、第1タイプのワイヤ、及び第2タイプのワイヤは、ボビンから取り出される際に、既に形状が変形していてもよい。代替的又は付加的に、第1タイプのワイヤ、及び/又は第2タイプのワイヤは、仕上げ型に入る際、及び/又は仕上げ型の中で、変形させられる。仕上げ型の内側で変形させる場合、本発明に従って、他のワイヤの変形を行ってもよい。代替的又は付加的に、第1タイプのワイヤ、及び第2タイプのワイヤの変形はまた、ケーブルコアが仕上げ型から出た後に行われてもよい。したがって、第1タイプのワイヤ、及び第2タイプのワイヤの変形は、単一の工程、又は段階的な複数の工程で行われてもよい。
変形は、ワイヤを、同時に、固定型、又は可動型(孔型、治具)に通すことによって行われ、ここで、ワイヤが、制御可能に変形させられることが好ましい。型は、撚り線機の単一の仕上げ型であってもよい。代替的又は付加的に、1つの補助型、又は複数の補助型が、ワイヤが取り出される供給ボビンと、仕上げ型との間に配置されてもよい。適切ならば、ワイヤが、変形加工前、及び/又は変形加工中、及び/又は変形加工後に、熱処理されてもよい。代替的又は付加的に、すべてのワイヤ、又は特定のワイヤが、撚り合わせ前、及び/又は撚り合わせ後に、高温圧延加工、又は低温圧延加工によって変形させられてもよい。圧延加工、又は型を通過することによる変形は、潤滑剤を利用して行われてもよい。本発明の一実施形態では、充填材が、潤滑剤として使用される。
例えば19本のワイヤを有する撚り合わせコアのために、ワイヤは、6本のワイヤがワイヤのそれぞれに巻かれている、3つの多重巻き供給ボビンと、1つの単巻き供給ボビンとから繰り出されてもよい。単巻き供給ボビンは、中心ワイヤ用の供給部として使用されてもよい。1つの多重巻き供給ボビンが、6本の、第2タイプのワイヤ用の供給部として使用されてもよく、一方で、他の2つの多重巻きボビンが、内層の6本のワイヤと、外層の6本のワイヤとのための供給部として使用されてもよい。したがって、機械全体の寸法を小さくすることができ、ワイヤ破損のリスクを減少させることができる。
本発明による変形加工により、第2タイプのワイヤは、最外部のワイヤ層における、第1タイプのワイヤ間の空間を、少なくとも部分的に満たすように形成される。理想的には、断面図において、第2タイプのワイヤは、第1タイプのワイヤに接触する3つの接触ゾーンを形成する。即ち、同一層の、隣接する第1タイプのワイヤに対する、それぞれ1つの接触領域と、下の層の、隣接する第1タイプのワイヤに対する1つの接触領域である。これにより、第2タイプのワイヤは、隣接するワイヤを横方向に支持し、ワイヤ間の隙間空間を減らし、第1タイプのワイヤを、前述の位置に「固定する」ことにより、望ましくない変形を防止する。同時に、六角形状の最外層の頂点は、面取りされ、結果として、ケーブルコアの断面が、ほとんど円形になる。
言い換えれば、一実施形態において、半径R1を有する円形のワイヤによる、緻密充填の六角形の断面は、最外部のワイヤ層の、6箇所の頂点における6本のワイヤを、結果として出来上がる撚り線導体の半径方向に変形させられた、より小さな半径R2を有する6本のワイヤに置き換えることによって、円形の形状に近付く。
本発明の第2実施形態では、撚り合わせコアは、中心ワイヤと、緻密六方充填でコアの周りに巻かれた2つのワイヤ層とを含み、すべてのワイヤは、第1タイプのワイヤである。本発明のこの第2の実施形態はまた、第2ワイヤ層の周りに螺旋状に巻かれた、第3のワイヤ層を含む。本発明の第1の実施形態と同様に、第3の(最外部の)層は、同様に緻密六方充填によって配置された、12本の第1タイプのワイヤと、最外層の6箇所の頂点(角)に配置された、6本の第2タイプのワイヤとからなり、すべての第2タイプのワイヤは、結果として出来上がる撚り線導体の半径方向に変形させられる。
本発明による撚り線導体を製造するために、1つの仕上げ型、又は複数の仕上げ型と、1つの撚りプレート(ワイヤガイド)、又は複数の撚りプレートとを有する撚り線機が、使用されてもよい。一実施形態では、撚り線導体は、1つの仕上げ型、及び1つの撚りプレートのみを使用して作製されてもよい。
本発明の一実施形態では、撚り線導体の撚り合わせは、単一の撚り合わせ機、又は複数の撚り合わせ機を使用することによって行われる。
ワイヤ間の隙間空間を、充填材で満たすために、個々のワイヤの組立、及び仕上げが、部分的、又は全体的に充填材に浸される仕上げ型内で行われてもよい。代替的又は付加的に、ワイヤは、特別な目的のためのさらなる機能を得るために、仕上げ型を通す前、又は通した後に、被覆されてもよい。代替的又は付加的に、撚り線導体はまた、仕上げ型を出た後、充填材に含浸させられ得る。充填加工を進めるために、撚り線導体、及び/又は充填材は、特定の温度に加熱されてもよい。充填加工の後、撚り線導体は、撚り線導体の周面から余分な充填材を取り除くために、1つ又は複数のさらなる型に通されてもよい。本発明の一実施形態では、充填材が、導体の周面から取り除かれてもよい。本発明の別の実施形態では、撚り線導体の周面の、隙間の溝は、依然としていくらかの充填材を含む。本発明の別の実施形態では、周面の充填材は、例えばジャケットを設けるのにより適している可能性がある、別の充填材に置き換えられる。
導体ケーブルを製造するために、撚り線導体は、少なくとも1回の押出し加工、及び/又は少なくとも1回の包装加工によって、ジャケットで被覆され得る。ジャケットは、1つ又は複数の層を含んでもよい。したがって、撚り線導体は、撚り線導体の製造後、押出しライン(ケーブル押出し機)に直ちに供給されてもよい。代替的に、撚り線導体は、まず保存され、その後、押出しラインに供給されてもよい。本発明の一実施形態では、撚り線導体は、充填材の粘度を高め、これにより漏れを防止するために、充填材で満たされた後、押出しラインに供給される前に、特定の温度にまで冷却されてもよい。
通常、本発明による撚り線導体は、
Figure 2016517133

本の第1タイプのワイヤと、外側の頂点に配置された、6本の第2タイプのワイヤとを含む。nは、中心ワイヤを囲む外層の数である。(ここではn>1)
本発明による撚り線導体の実施形態は、以下のように説明され得る。撚り線導体は、撚り線導体の断面を見た場合、中心ワイヤの周りに、少なくとも2つの層により、六角形のパターンに配置されている、特定数の第1タイプのワイヤを含む。応用分野に従って、第1タイプのワイヤ自体が、2つの互いに隣接する層に関して、互いに異なる直径を有していてもよい。六角形のパターンの、断面の外側形状を形成する頂点に配置されたワイヤは、第1タイプのワイヤよりも、直径が原則的に小さい、第2タイプのワイヤである。第1ワイヤと、第2ワイヤとの間の隙間空間は、上述のようなシーリング剤によって満たされる。設計に従って、第1タイプのワイヤ、及び/又は第2タイプのワイヤは、撚り線導体において、断面が円形でなくてもよい。円形でない断面は、仕上げ型、又は同様の工具を通して、導体を引き抜くことによる、変形加工の結果である場合がある。第1タイプ及び/又は第2タイプのワイヤは、撚り合わせ前には、断面が円形であってもよい。しかしながら、他の形状、例えば楕円形が適切である場合がある。シーリング剤で満たされた隙間空間(単数及び複数)が、断面の領域の、2%〜20%を占める場合に、良好な結果が得られるかもしれない。通常、第2タイプのワイヤは、取付位置において、3つの接触ゾーンをそれぞれ有し、これらの接触ゾーンにより、第2タイプのワイヤは、隣の第1タイプのワイヤと相互作用することができる。第1タイプのワイヤは、撚り線導体において、断面が大体六角形であってもよく、六角形の断面は、本明細書に記載された本発明による、制御された変形の結果である。適切ならば、最外層の第1タイプのワイヤを、第3タイプのワイヤに置き換えることができる。ここでは、第3タイプのワイヤは、第1タイプのワイヤよりも、直径が原則的に大きい。
ある実施形態では、第1タイプのワイヤは、直径が、0.05mm〜3.0mmの範囲にある。第2タイプのワイヤは、直径が、第1タイプのワイヤの直径の0.5倍〜0.95倍の範囲にある。第2タイプのワイヤが、第1タイプのワイヤの直径の0.82倍〜0.9倍の範囲の直径を有する場合に、良好な結果が得られるかもしれない。最外層の第1タイプのワイヤが、第3タイプのワイヤに置き換えられた場合、本明細書に論じられている実施形態の第3タイプのワイヤは、直径が、第1タイプのワイヤの直径の、1.02倍〜1.2倍の範囲にある。応用分野に従って、他の直径、及び比が適切な場合もある。
シーリング剤は、グリス、及び/又は、油、及び/又は、プラスチック材である。必要に応じて、外面は、少なくとも1つの電気絶縁材の層を含むジャケットによって覆われる。
本明細書に記載された発明は、以下に付与された本明細書の詳細な説明と、添付の図面とによって、より十分に理解されるであろう。以下に付与された本明細書の詳細な説明と、添付の図面とは、添付の特許請求の範囲に記載された本発明に対する限定として見なされるべきではない。
撚り線装置を概略的に示す斜視図である。 図1の詳細Aを示す図である。 前方から見た、撚り線装置を概略的に示す図である。 ケーブルの一実施形態を概略的に示す斜視図である。ジャケット、及び充填材が、充填材、及び撚り合わせ導体コアを表示するために、ケーブルの一端で、部分的に取り除かれている。 図3の詳細Bを示す図である。 図3のケーブルの断面図Cである。 ケーブルの一実施形態の断面図である。 ケーブルの一実施形態の断面図である。 ケーブルの一実施形態を概略的に示す斜視図である。ケーブルのジャケットの一部が、撚り合わせ導体コアを表示するために、取り除かれた。 図8のケーブルの断面図Dである。 従来の撚り線導体の断面図(a)およびその略図(b)である。 本発明による撚り線導体の断面図(a)およびその略図(b)である。 本発明による撚り線導体の断面図(a)およびその略図(b)である。
前述の概要、及び以下の好ましい実施形態の詳細な説明は、添付の図面と関連させて読まれた場合に、よりよく理解される。本発明を説明するために、目下のところ好ましい実施形態では、同様の数字が、いくつかの図面の図を通して同様の部分を表す。しかしながら、本発明は、開示される特定の方法、及び特定の手段に限定されないと理解される。
図1は、19本のワイヤを有する撚り合わせ導体コアを製造するための撚り線装置20を、斜視図で概略的に示す。図2Aは、図1の詳細Aを示す。撚り線装置20は、少なくとも1つの撚りプレート22を含む。撚りプレート22は、ワイヤ供給部21から出て来る、ばらばらな、第1タイプのワイヤ5、及び第2タイプのワイヤ6を、開口23を通して、仕上げ型24に導く。仕上げ型24で、これらのワイヤは、撚り線へと組み立てられる。最外層の、第1タイプのワイヤ5、及び第2タイプのワイヤ6は、図2Bに見ることができるように、交互に配置されている。第1タイプのワイヤ5は、第2タイプのワイヤ6の半径R2より大きい半径R1を有する。ワイヤ5、ワイヤ6を並べるために使用される概念は、シリンダの最密充填六方格子と似ている。図2Aに示されるように、中心ワイヤと、中心ワイヤの周囲の、6本の第1ワイヤタイプのワイヤ5(この図では、断面に斜線が引かれていないワイヤ)による、第1層とは、ほんのわずかに変形し得る。図2〜図9において、ほんのわずかに変形したワイヤは、円形断面に大体近似しており、これらのワイヤが、円形断面、又はほんのわずかに変形した断面を有する場合があることを示す。外側の(第2)ワイヤ層は、交互に配置された、(わずかに変形している場合がある)6本の第1タイプのワイヤ5と、(斜線が引かれた)6本の変形した第2タイプのワイヤ6’からなる。第2層の第1タイプのワイヤ5は、基本的には、これらのワイヤ5のそれぞれが、第1ワイヤ層の、第1タイプのワイヤ5のうち2本と面接触するように、配置されている。第2層における変形した第2タイプのワイヤ6’は、基本的には、これらのワイヤ6’が、第1ワイヤ層の、第1タイプのワイヤ5のうち1本のみと、最外層の、第1タイプのワイヤ5のうち2本とに面接触するように配置されている。
図3は、撚り合わせコア2、充填材3、及びジャケット4を有する導体ケーブル1を示す。ジャケット4、及び充填材3を、ケーブルの内部構造が見えるようにするために、部分的に取り除いた。図5に見ることができるように、撚り合わせコアは、断面が、基本的に円形であり、合計で19本の単一ワイヤから構築される。図4は、図3の詳細Bを示しており、充填材が、撚り合わせコア2の内側の、単一ワイヤ間の、(一般的にはガセット、又は隙間とも呼ばれる)別個の中空の隙間空間10を満たすことができるだけでなく、撚り合わせコア2の外面を、少なくとも部分的に覆うこともできることを説明している。ジャケットは、1つ又は複数の同心円状の層を含んでもよい。図5は、図3の断面Cを示しており、本発明による、撚り合わせコア2と、考えられる導体ケーブル1との、考えられる実施形態を説明している。撚り合わせコア2は、中心ワイヤ7を含む。中心ワイヤ7は、半径R1を有する第1タイプのワイヤ5であり、わずかに変形している場合がある。この中心ワイヤ7は、中心ワイヤ7の周りに螺旋状に巻かれた、6本の第1タイプのワイヤ5による、基本的に六角形状の第1層に囲まれており、わずかに変形している場合がある。この第1ワイヤ層に隣接して同心円状に、基本的に六角形状の第2ワイヤ層が存在する。六角形状の第2層の、6箇所の角位置(頂点)における6本のワイヤは、変形した第2タイプのワイヤ6’であり、一方、角位置(頂点)の間における、6本のワイヤは、第1タイプのワイヤ5であり、同様に、わずかに変形している場合がある。したがって、撚り合わせコア2の配置は、1+6+(6+6)である。図5に見ることができるように、ワイヤ間のすべての隙間空間10は、充填材3で満たされており、充填材3は、グリス、及び/又は油、及び/又はゼリー、及び/又はプラスチックであってもよい。
図6は、撚り合わせコア2、充填材3、及びジャケット4を含む導電性ケーブルの、別の実施形態を示す。導電性ケーブルはまた、撚り合わせコア2の単一ワイヤ間の隙間10と、撚り合わせコア、及びジャケット4の間の隙間10とに配置された、充填材3を含んでもよい。撚り合わせコア2は、中心ワイヤ7と、中心ワイヤ7の周りに巻かれた、2つの、同心円状であり、かつ基本的に六角形状のワイヤ層とを有する。これらのワイヤはすべて、第1タイプのワイヤ5であり、わずかに変形していてもよい。2つの層を有する前述の実施形態と同様に、最外部の(第3の)六角形の層の、頂点におけるワイヤは、圧着された第2タイプのワイヤ6’であり、一方、六角形の第3層の他のワイヤはすべて、第1タイプのワイヤ5であり、1+6+12+(12+6)の配置になる。
図7は、4つの、同心円状であり、基本的に六角形のワイヤ層を有し、かつ1+6+12+18+(18+6)の配置を採用する、本発明の第3の実施形態を示す。前述の実施形態のように、最外層の6箇所の頂点は、変形した第2タイプのワイヤ6’で占められる。また、6本の第2タイプのワイヤ6’に隣接する、最外層の、12本の第1タイプのワイヤ5’は、部分的膨張加工、又は圧着加工を施すことにより、かなり変形している場合がある。したがって、撚り合わせコアの断面は、円形の形状に、さらに近付くことができる。第1タイプのワイヤ5のそのような部分的な変形加工は、ワイヤが仕上げ型に入る前に行われてもよく、及び/又は仕上げ型に入る間、及び/又は仕上げ型の内側にある間、及び/又は仕上げ型から出る際、及び/又は仕上げ型から出た後に行われてもよい。
図8は、導体ケーブルの別の実施形態を示す。ここでは、充填材3は、単一ワイヤ間の隙間空間(ガセット)のみに限定されている。図9に示される断面Dに見ることができるように、ジャケット4は、隙間の溝を含めて、撚り線導体の周面全体と、基本的に直接接触している。本発明によれば、このタイプのジャケットは、すべてのタイプ/実施形態の、前述のような撚り合わせコアに適用され得る。
図10は、中心ワイヤ7、第1(内)層の6本のワイヤ、及び第2(外)層の12本のワイヤを含む、19本のワイヤによる、従来技術の撚り線を示し、六角形にはならないように、中心ワイヤ7を中心に撚り合わされており、断面が基本的に円形になっている。顕微鏡画像(a)、及び略図(b)に見ることができるように、ワイヤ間の隙間空間10が、比較的大きい。
図11は、本発明による、19本のワイヤから作製された撚り線を示しており、ここでは充填材を見ることはできない。撚り線は、2種類のみの異なるタイプのワイヤを含み、これにより、製造が、3つの異なるタイプのワイヤを使用する場合よりも、かなり簡単になる。六角形の第2層の、6箇所の頂点におけるワイヤ6’を除いた、中心ワイヤ5’,7、及び他のワイヤ5’は、変形した第1タイプのワイヤから作製される。変形した第1タイプのワイヤは、半径方向に圧縮することによって、予め変形させてある。撚り線全体が、半径方向に圧縮され、個々のワイヤの断面が変形する。このタイプの撚り線導体のワイヤは、安定して並ぶ。同様に、例えば略図(b)に見ることができるように、このタイプ撚り線は、隙間空間10の大きさ全体が比較的小さい、緻密充填である。
図12(a)は、本発明による別の撚り線導体を示す。この撚り線は、中心ワイヤ7と、第1層の中心ワイヤ7と直径が等しい、6本のワイヤ5’とを含む、19本のワイヤから作製される。また、撚り線導体は、中心ワイヤ7の直径よりも直径が小さい6本のワイヤ6’と、中心ワイヤ7の直径よりも直径が大きい、第3のワイヤタイプの6本の変形したワイヤ8’とを含む、第2(最外)層を有する。撚り線全体が、半径方向に圧縮され、個々のワイヤの断面が変形する。このタイプの撚り線導体のワイヤは、安定して並ぶ。同様に、例えば略図(b)に見ることができるように、このタイプ撚り線は、隙間空間10の大きさ全体が比較的小さい、緻密充填である。
1…ケーブル、2…撚り線導体(ファインワイヤの束)、3…シーリング剤(充填材)、4…ジャケット、5…第1タイプのワイヤ(ファイン単一ワイヤ)、6…第2タイプのワイヤ(ファイン単一ワイヤ)、5’…変形した第1タイプのワイヤ、6’…変形した第2タイプのワイヤ、7…中心ワイヤ、8’…変形した第3タイプのワイヤ、10…隙間空間、20…撚り線装置、21…ワイヤ供給部、22…撚りプレート(ワイヤガイド)、23…開口、24…仕上げ型。

Claims (18)

  1. 撚り線導体(2)であって、
    a.当該撚り線導体の断面を見た場合、中心ワイヤの周りに少なくとも2つの層により六角形のパターンに配置されている、特定数の第1タイプのワイヤ(5)を含み、
    b.前記六角形のパターンの頂点に配置されたワイヤが、前記第1タイプのワイヤよりも直径が原則的に小さい、第2タイプのワイヤ(6)であり、
    c.前記第1タイプのワイヤと前記第2タイプのワイヤとの間の隙間空間(10)が、シーリング剤(3)によって満たされている、撚り線導体(2)。
  2. 前記第1タイプのワイヤ(5)及び前記第2タイプのワイヤ(6)が、前記撚り線導体(2)において、断面が非円形であることを特徴とする、請求項1に記載の撚り線導体(2)。
  3. 前記非円形の断面が、仕上げ型(24)を通して前記導体を引き抜くことによる変形加工の結果であることを特徴とする、請求項2に記載の撚り線導体(2)。
  4. 前記第1タイプのワイヤ(5)が、撚り合わせ前には、断面が円形であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の撚り線導体(2)。
  5. 前記第2タイプのワイヤ(6)が、撚り合わせ前には、断面が円形であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の撚り線導体(2)。
  6. 前記隙間空間(10)が、断面領域の2%〜20%を占めることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の撚り線導体(2)。
  7. 前記第2タイプのワイヤ(6、6’)が、隣の前記第1タイプのワイヤ(5、5’)と相互作用するための、3つの接触ゾーンをそれぞれ有することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の撚り線導体(2)。
  8. 前記第1タイプのワイヤ(5’)が、前記撚り線導体において、断面が大体六角形であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の撚り線導体(2)。
  9. 外層の前記第1タイプのワイヤ(5、5’)が、第3タイプのワイヤ(8’)に置き換えられており、前記第3タイプのワイヤ(8’)が、前記第1タイプのワイヤ(5、5’)よりも、直径が原則的に大きいことを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の撚り線導体(2)。
  10. 前記第1タイプのワイヤ(5)が、直径が、0.05mm〜3.0mmの範囲にあることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載の撚り線導体(2)。
  11. 前記第2タイプのワイヤ(6)が、直径が、前記第1タイプのワイヤ(5)の直径の0.5倍〜0.95倍の範囲にあることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載の撚り線導体(2)。
  12. 前記第3タイプのワイヤ(8’)が、直径が、前記第1タイプのワイヤ(5)の直径の1.02倍〜1.2倍の範囲にあることを特徴とする、請求項9〜11のいずれか一項に記載の撚り線導体(2)。
  13. 前記シーリング剤(3)が、グリス、及び/又は、油、及び/又はプラスチック材であることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか一項に記載の撚り線導体(2)。
  14. 前記撚り線導体の外面が、少なくとも1つの電気絶縁材層を含むジャケット(4)によって覆われていることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか一項に記載の撚り線導体(2)。
  15. 前記撚り線導体が、合計で、19本のワイヤ、又は37本のワイヤ、又は61本のワイヤ(5、5’、6、6’)を含むことを特徴とする、請求項1〜14のいずれか一項に記載の撚り線導体(2)。
  16. 前記第1タイプのワイヤ及び/又は前記第2タイプのワイヤ(5、5’、6、6’)が、以下の材料、即ちアルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金の群から構成される材料によって作製されていることを特徴とする、請求項1〜15のいずれか一項に記載の撚り線導体(2)。
  17. 前記第2タイプのワイヤ(6)が、前記第1タイプのワイヤ(5)が作られる材料とは異なるヤング率を有する材料から作製されていることを特徴とする、請求項1〜16のいずれか一項に記載の撚り線導体(2)。
  18. 前記第2タイプのワイヤ(6)の前記ヤング率が、前記第1タイプのワイヤ(5)のヤング率よりも低いことを特徴とする、請求項17に記載の撚り線導体(2)。
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