JP2016500947A - 3次元画像における画像オーバーレイの奥行きの調整 - Google Patents

3次元画像における画像オーバーレイの奥行きの調整 Download PDF

Info

Publication number
JP2016500947A
JP2016500947A JP2015536095A JP2015536095A JP2016500947A JP 2016500947 A JP2016500947 A JP 2016500947A JP 2015536095 A JP2015536095 A JP 2015536095A JP 2015536095 A JP2015536095 A JP 2015536095A JP 2016500947 A JP2016500947 A JP 2016500947A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
depth
region
display
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015536095A
Other languages
English (en)
Inventor
ルーレン,ワルテルス・アントニウス・ヘンドリクス
バーレンブルク,バルト・ヘラルト・ベルナルト
Original Assignee
ウルトラ−デー・コーペラティーフ・ユー・アー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ウルトラ−デー・コーペラティーフ・ユー・アー filed Critical ウルトラ−デー・コーペラティーフ・ユー・アー
Publication of JP2016500947A publication Critical patent/JP2016500947A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N13/00Stereoscopic video systems; Multi-view video systems; Details thereof
    • H04N13/10Processing, recording or transmission of stereoscopic or multi-view image signals
    • H04N13/106Processing image signals
    • H04N13/128Adjusting depth or disparity
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N13/00Stereoscopic video systems; Multi-view video systems; Details thereof
    • H04N13/10Processing, recording or transmission of stereoscopic or multi-view image signals
    • H04N13/106Processing image signals
    • H04N13/172Processing image signals image signals comprising non-image signal components, e.g. headers or format information
    • H04N13/183On-screen display [OSD] information, e.g. subtitles or menus
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T15/003D [Three Dimensional] image rendering
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T15/003D [Three Dimensional] image rendering
    • G06T15/10Geometric effects
    • G06T15/20Perspective computation
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T19/00Manipulating 3D models or images for computer graphics
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/50Depth or shape recovery
    • G06T7/55Depth or shape recovery from multiple images
    • G06T7/593Depth or shape recovery from multiple images from stereo images
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V10/00Arrangements for image or video recognition or understanding
    • G06V10/40Extraction of image or video features
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N13/00Stereoscopic video systems; Multi-view video systems; Details thereof
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N13/00Stereoscopic video systems; Multi-view video systems; Details thereof
    • H04N13/30Image reproducers
    • H04N13/302Image reproducers for viewing without the aid of special glasses, i.e. using autostereoscopic displays
    • H04N13/305Image reproducers for viewing without the aid of special glasses, i.e. using autostereoscopic displays using lenticular lenses, e.g. arrangements of cylindrical lenses

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Graphics (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

3D画像信号を処理するためのシステムが提供される。3D画像信号は、2D画像信号(図4a)と、3Dディスプレイ上で2D画像信号の3Dレンダリングを可能にする2D補助信号(図4b)とを備える。システムは、2D画像信号内のユーザ定義2D領域(182)をユーザが確立することを可能にするためのユーザインタフェースサブシステム(180)と、2D画像信号を3Dレンダリングする際の3Dディスプレイの表示面上の表示領域に対応する、2D補助信号内の2D領域(142)を定義するための領域定義器(140)と、i)2D画像信号を3Dレンダリングする際の表示領域内の所望の量の奥行き低減を表現する奥行き低減パラメータを取得し、ii)奥行き低減パラメータから調整値を導き出すための奥行きプロセッサ(160)とを備える。したがって、表示領域内の奥行き低減は、すなわち、調整値に基づいて2D領域内部の2D補助信号の信号値を調整することによって、確立されることができる。システムは、3D画像信号内のハードコード化されたオーバーレイに対して奥行き低減を適用するために有利的に用いられてもよい。

Description

本発明は、2次元[2D]画像信号と3次元[3D]ディスプレイ上で2D画像信号の3Dレンダリングを可能にする2D補助信号とを備える3D画像信号を処理するためのシステムおよび方法に関する。本発明は、さらに、本システムを備える3Dディスプレイ装置に関する。
テレビ受像機、デジタルフォトフレーム、タブレット、およびスマートフォンなどのディスプレイ装置は、このような装置上でコンテンツを閲覧する際にユーザに奥行き知覚を提供する3Dディスプレイを備えるようになってきている。そのために、このような3Dディスプレイ装置は、立体視、すなわち立体的奥行き知覚に基づく奥行き知覚をユーザに提供するために、装置自身により、若しくはユーザによって着用された眼鏡と組み合わせて、ユーザの各々の眼に個別の画像を提供することができる。
3Dディスプレイ装置は、典型的には、奥行きの程度を有するように画面上のコンテンツを確立するために、奥行き情報を含むコンテンツを用いる。奥行き情報は、コンテンツ内に暗に備えられてもよい。例えば、いわゆる立体的コンテンツの場合、奥行き情報は、立体的コンテンツの左画像信号と右画像信号との間の差分によって提供される。左右の画像信号は、組み合わさって、それにより立体的3D画像信号を構成する。奥行き情報は、また、コンテンツ内に明示的に備えられてもよい。例えば、いわゆる画像+奥行き形式で符号化されたコンテンツにおいて、奥行き情報は、2D画像信号内部のオブジェクトのカメラまたは視聴者に対する距離を示す奥行き値を備える2D奥行き信号によって提供される。奥行き値の代わりに、視差値が用いられてもよい。すなわち、2D奥行き信号は、2D視差信号であってもよいし、または、一般に、2D奥行き関連信号であってもよい。2D画像信号および2D奥行き関連信号は、立体的3D画像信号の代替物(alternative)をともに構成する。
本質的には、3D画像信号は、したがって少なくとも1つの2D画像信号および1つの2D補助信号から構成され、後者は、例えば、2D奥行き関連信号であるか、または2D画像信号とともに立体的3D画像信号を構成するさらなる2D画像信号である。
3Dディスプレイ自体に関して、いわゆる自動立体視ディスプレイは、視聴者が偏向眼鏡またはシャッタ系眼鏡をかけることを必要とせずに、前記立体的奥行き知覚を提供する。そのために、レンチキュラーレンズアレイ(または一般にレンズ手段またはバリア手段)などの光学部品が用いられ、それによって、ディスプレイは、3Dディスプレイ上の各々の所定のポイントから、少なくともシーンの左視点(left view)および右視点(right view)を備えるビューイングコーンを発することができる。これによって、視聴者は、ビューイングコーンの範囲内にしたがって位置決めされる際に、それぞれの眼で異なる画像を見ることができる。時として自動多視点ディスプレイとも呼ばれる、一部の自動立体視ディスプレイは、左視点および右視点だけではなく、同じシーンの複数の視点を提供する。これは、シーンの立体的知覚を依然として得ながら、視聴者がビューイングコーン内の複数位置を想定すること、すなわちディスプレイの前で左右に動くことを可能にする。
このような自動立体視ディスプレイの例は、C.van Berkel et al、
“Multiview 3D − LCD”、 SPIE Proceedings Vol.2653、 1996、 pages 32―39、および、GB−A−2196166に記載されている。これらの例において、自動立体視ディスプレイは、行列配置の画素(表示素子)を有するとともに光源からの光を変調する空間光変調器として機能する、マトリックスLC(液晶)表示パネルを備える。この表示パネルは、他の表示用途、例えば表示情報を2次元形式で表示するコンピュータディスプレイ画面に使用される種類のものとすることができる。例えばモールド成形または機械加工されたポリマ材料シート状のレンチキュラーシートは、表示パネルの出力側上から覆い被さり、レンチキュラー素子は、列方向に延伸する(半)円柱レンズ素子を備え、各レンチキュラー素子は、2以上の隣接表示素子列のそれぞれの群に関連するとともに表示素子列と平行に延びる面に延伸する。各レンチキュラーが2列の表示素子と関連する構成において、表示パネルは、垂直方向にインタリーブされた2つの2Dサブ画像からなる合成画像を表示するよう駆動され、交互の表示素子列は、2つの画像を表示し、各列の表示素子は、それぞれの2D(サブ)画像の垂直スライスを提供する。レンチキュラーシートは、これらの2つのスライスおよび他のレンチキュラーに関連する表示素子列からの対応するスライスを、シート前方の視聴者の左眼および右眼にそれぞれ向け、その結果、サブ画像は適切な視差を有し、視聴者は単一の立体画像を知覚する。各レンチキュラーが行方向の3以上の隣接表示素子の群に関連するとともに、各群の対応する列の表示素子がそれぞれの2D(サブ)画像からの垂直スライスを提供するように適切に配置された他の多視点構成において、視聴者の頭を動かすにつれて、一連の連続的に異なる立体視が知覚され、例えば周囲を見回す印象を生じる。
上記の種類の自動立体視ディスプレイは、例えば、家庭用娯楽機器またはポータブル娯楽機器、医療用画像およびコンピュータ支援設計(CAD)における、各種用途に用いられ得る。
独国特許出願公開第2196166号明細書 米国特許出願公開第2011/0316991号明細書 欧州特許出願公開第451176号明細書 米国特許出願公開第2012/0162199号明細書
C.van Berkel et al 、"Multiview 3D − LCD"、SPIE Proceedings Vol.2653、 1996、 pages 32―39
発明者等は、3Dディスプレイ上の3D画像信号のコンテンツを閲覧する場合、表示面からあまり離れてない表示奥行きにおいて(すなわち、比較的ニュートラルな表示奥行きにおいて)、コンテンツ内のあらゆる高細部の特徴も最良に表示されることを認識した。この理由は、ユーザによって知覚された立体的なサブ画像間に、光学的クロストークなどのクロストークが生じ得る、ということである。このようなクロストークは、典型的には、いわゆるゴーストに結びつく。一般的にゴーストは、視聴者の気を散らす。コンテンツ内の高細部の特徴におけるゴーストは、視聴者の気を特に散らす。比較的ニュートラルな表示奥行きで高細部の特徴を表示することによって、このようなゴーストは低減される。
このような高細部の特徴の例は、字幕、放送局のロゴ、若しくはグラフィカルユーザインタフェース(GUI)要素、または、一般に、読み取り可能な形式でユーザに対して表示する必要がある小さいテキストを含む何らかのものである。一般に、このような高細部の特徴は、典型的には別のタイプのコンテンツ上にオーバーレイされる、字幕、ロゴなどによるオーバーレイとして、今後呼ばれる。
このようなオーバーレイが2D画像信号から分離されて(例えば、3D画像信号内部の若しくは3D画像信号の隣の分離したレイヤまたはストリームとして)配信される場合、オーバーレイは、オーバーレイに対応する奥行き値を割り当てることによって、表示面からあまり離れていない奥行きで表示されることができる。しかしながら、例えば、字幕は、コンテンツの前面に、すなわち、字幕の下にあって字幕を取り囲むコンテンツよりも視聴者の近くに、字幕を配置する奥行きを割り当てられる、という制約を考慮に入れなければならない。発明者等は、オーバーレイが既にコンテンツに合成されている場合に、すなわち、3D画像信号内でハードコード化される場合に、このような奥行きの割り当てがより一層困難である、ということを認識した。画像解析の分野からそれ自身知られているように、例えばオーバーレイ検出を用いて(オーバーレイセグメント化としても知られている)オーバーレイを検出することは可能であるが、このようなオーバーレイ検出は、しばしば不十分である。そのため、検出されたオーバーレイは、3D画像信号内で実際のオーバーレイに完全には一致しないかもしれない。特に(サブ)画素の正確なオーバーレイの検出は、困難である。
原則として、3D画像信号を生成する際に、オーバーレイに対して比較的ニュートラルな表示奥行きを以前から割り当てることは可能である。そのために、本質的に、または設計により、オーバーレイに対して前記ニュートラルな表示奥行きを割り当てることを企図する、2Dから3Dへの変換が用いられてもよい。但し、発明者等は、字幕のような小さいテキストに対する奥行き推定は、それらが分離した薄型構造を備えるので、困難である、ということを認識した。結果的に、奥行き推測器がこのようなオーバーレイの分離した部分に対して同じ奥行きを割り当てることは、困難である。これは、このようなオーバーレイに対して割り当てられた奥行きの揺らぎを(空間的に且つ時間的に)もたらす可能性がある。これらは、視聴者にとって、非常に気を散らすことになる可能性がある。
上記の問題を解決するシステムおよび方法を提供することは有利になるだろう。
本発明の第1の態様は、2次元[2D]画像信号と3次元[3D]ディスプレイ上で2D画像信号の3Dレンダリングを可能にする2D補助信号とを備える3D画像信号を処理するためのシステムであって、
2D画像信号および2D補助信号を取得するための信号入力と、
2D画像信号内のユーザ定義2D領域をユーザが確立することを可能にするためのユーザインタフェースサブシステムと、
ユーザ定義2D領域に基づいて、2D補助信号を用いて2D画像信号を3Dレンダリングする際に3Dディスプレイの表示面上の表示領域に対応する、2D補助信号内の2D領域を定義するための領域定義器と、
i)3Dディスプレイ上で2D画像信号を3Dレンダリングする際にニュートラルな表示奥行きに向かって表示領域内の所望の量の奥行き低減を表現する奥行き低減パラメータを取得し、ii)調整値に基づいて2D領域内部の2D補助信号の信号値を調整することによって表示領域における奥行き低減を確立することを可能にするために奥行き低減パラメータから調整値を導き出すための奥行きプロセッサと
を備えるシステムを提供する。
本発明のさらなる態様は、前述のシステムを備える3Dディスプレイ装置を提供する。
本発明のさらなる態様は、2次元[2D]画像信号と3次元[3D]ディスプレイ上で2D画像信号の3Dレンダリングを可能にする2D補助信号とを備える3D画像信号を処理するための方法であって、
2D画像信号および2D補助信号を取得するステップと、
ユーザが2D画像信号内のユーザ定義2D領域を確立することを可能にするステップと、
ユーザ定義2D領域に基づいて、2D補助信号を用いて2D画像信号を3Dレンダリングする際に3Dディスプレイの表示面上の表示領域に対応する、2D補助信号内の2D領域を定義するステップと、
3Dディスプレイ上で2D画像信号を3Dレンダリングする際にニュートラルな表示奥行きに向かって表示領域内の所望の量の奥行き低減を表現する奥行き低減パラメータを取得するステップと、
調整値に基づいて2D領域内部の2D補助信号の信号値を調整することによって表示領域における奥行き低減を確立することを可能にするために奥行き低減パラメータから調整値を導き出すステップと
を備える方法を提供する。
本発明のさらに態様は、プロセッサシステムに前述の方法を実行させるための命令を備えるコンピュータプログラムプロダクトを提供する。
上記の方策は、2D画像信号内のユーザ定義2D領域をユーザが定義することを可能にするためのユーザインタフェースサブシステムを提供する。例えば、ユーザは、矩形のユーザ定義2D領域の上面、底側、左側、および右側を定義するために、または複数の所定の2D領域の中のユーザ定義2D領域を選択するために、グラフィカルユーザインタフェース(GUI)などを用いてユーザ定義2D領域を定義してもよい。ユーザ定義2D領域に基づいて、2D領域は、2D補助信号内に定義される。2D領域は、2D補助信号を用いて2D画像信号を3Dレンダリングする際の3Dディスプレイの表示面上の表示領域に対応する。奥行き低減パラメータは、表示領域内の所望の量の奥行き低減を表現する奥行き低減パラメータを伴う表示領域のために取得される。ここで、用語「奥行き低減(depth reduction)」は、3Dディスプレイ上で2D画像信号を3Dレンダリングする際のニュートラルな表示奥行きに向かう低減を表す。奥行き低減が確立されることを可能にするために、調整値は、奥行き低減パラメータから導き出される。したがって、表示領域内の奥行き低減は、すなわち、調整値に基づいて2D領域内部の2D補助信号の信号値を調整することによって、確立されることができる。
上記の方策は、2D領域が定義されて、調整値が提供される、という効果があり、それはともに、調整値に基づく2D領域内部の2D補助信号の信号値を調整することによって表示領域内の奥行き低減を確立することを可能にする。これは、3D画像信号がハードコード化されたオーバーレイを備える場合、ユーザは、ハードコード化されたオーバーレイを含むユーザ定義2D領域を定義することを可能にされ、それによって、表示領域内のハードコード化されたオーバーレイの奥行きがニュートラルな表示奥行きに向けて低減されることを可能にする調整値を、補助信号内の対応する2D領域のためにシステムに供給させる、という有利な効果がある。したがって、奥行き推測器がハードコード化されたオーバーレイに対して誤った奥行きを割り当てた場合に、誤った奥行きは低減されることができ、それによって、このような誤った奥行きに典型的に関連する奥行き揺らぎをも低減する。有利なことには、前述の理由のために、しばしば不完全な(自動)オーバーレイ検出に依存する必要はない。むしろ、ユーザは、自身で、すなわち手動で、ユーザ定義2D領域を定義することが可能になる。
米国特許出願公開第2011/0316991号明細書が、入力された左眼画像および右眼画像の各々上で視差調整を実行する視差調整部と、視差調整部による視差調整の結果として得られた左眼画像および右眼画像を表示するディスプレイ部とを含む立体表示装置を記載する、ということに留意されたい。視差調整部は、左眼画像および右眼画像の各々の中に重ね合わせられたOSD画像を伴うOSD画像領域とは別の領域上にのみ視差調整を実行する。したがって、米国特許出願公開第2011/0316991号明細書は、視差制御からOSD画像を除外する。但し、米国特許出願公開第2011/0316991号明細書は、3Dディスプレイ上の表示領域内の奥行き低減を確立するために、ユーザ定義2D領域をユーザが確立できるようにする、ということは開示しない。むしろ、米国特許出願公開第2011/0316991号明細書は、視差制御が除外される一定の領域、すなわちOSD画像の領域と、相補的な領域、すなわち視差制御が適用される残りの画像部分とを選択する。実際、米国特許出願公開第2011/0316991号明細書において、OSD画像は、システムにおいて明確に利用可能である。したがって、米国特許出願公開第2011/0316991号明細書は、3D画像信号においてハードコード化されたオーバーレイを扱うための解決手段を供しない。
欧州特許出願公開第2451176号明細書は、3Dカメラを用いて話者に対応する複数の2D画像を取得するステップと、話者の事前に確立された特徴点を用いて、複数の2D画像の収斂のポイントを調整するステップと、取得された複数の2D画像を用いて、話者と3Dカメラとの間に配置されたオブジェクトを検出するステップと、奥行きの新たな感知に対して、検出されたオブジェクトの奥行きのオリジナルの感知をスケーリングするステップと、奥行きの新たな感知をもつオブジェクトを含む3D話者画像を生成して、リスナーの3D映像通信装置に対して3D話者画像を伝送するステップとを含むと述べられている、3D映像通信の映像通信方法を記載する。但し、欧州特許出願公開第2451176号明細書は、3Dディスプレイ上の表示領域内の奥行き低減を確立するために、ユーザがユーザ定義2D領域を確立できるようにする、ということは開示しない。むしろ、欧州特許出願公開第2451176号明細書において、オブジェクトは、オブジェクト検出部135を用いて自動的に検出される([0077])。実際、欧州特許出願公開第2451176号明細書は、オブジェクトを検出するためにオブジェクトの奥行きを使用し、すなわち、オブジェクトは、3Dで事実上配置され([0077−0082])、その結果として、3Dカメラによって正確に取得された距離に依存する。奥行き推測器は、誤った奥行きを割り当てるかもしれない3D画像信号においてハードコード化されたオーバーレイを扱うための解決手段を提供しない、ということは認識されるだろう。
米国特許出願公開第2012/0162199号明細書は、3D拡張現実感を表示するための装置および方法を記載する。拡張現実感が3D画像として実施される場合に、いくつかの3D拡張情報が情報配信効率の点から劣化され得る、ということが述べられる。3D画像の左画像フレームの第1のオブジェクト領域と3D画像の選択されたオブジェクトに基づく3D画像の右画像フレームの第2のオブジェクト領域とを検出するオブジェクト領域検出部と、選択されたオブジェクトの3D効果を変更する左画像フレームおよび右画像フレームを調整するフレーム調整部とを備えることによって、3D拡張現実感画像の選択されたオブジェクトから3D効果が選択的に取り除かれ得る、ということがさらに述べられる。但し、米国特許出願公開第2012/0162199号明細書において、オブジェクトは、それ自身既知であり、すなわち、オブジェクト情報によって定義され[0036および0048を参照]、それにより、どのオブジェクトがユーザによって選択されているのかを装置が知ることができる、または、オブジェクトが自動的に選択されることも可能にする[0059を参照]。したがって、3Dディスプレイ上の表示領域内の奥行き低減を確立するためにユーザがユーザ定義2D領域を確立することを可能にする代わりに、米国特許出願公開第2012/0162199号明細書は、ユーザがオブジェクト情報を介してオブジェクトを直接選択することを可能にする。米国特許出願公開第2012/0162199号明細書は、したがって、オブジェクト情報によって定義されたオブジェクトの3次元効果をいかにして除去するのかの問題に対処するものの、3D画像信号内のハードコード化されたオーバーレイを扱う際の解決手段を供しない、すなわち、このようなオブジェクト情報は利用可能ではない。
以下、本発明のオプションの態様を記載する。
オプションとして、領域定義器は、3D画像信号内のオーバーレイを検出するためのオーバーレイ検出器を備え、ユーザインタフェースサブシステムは、検出されたオーバーレイに基づいてユーザがユーザ定義2D領域を確立することを可能にするように構成される。オーバーレイ検出器は3D画像信号内のハードコード化されたオーバーレイを完全に検出することを失敗するかもしれない、ということは認識されているが、しかしながら、検出されたオーバーレイは、ユーザ定義2D領域を定義する際にユーザためのベースとして用いられ得る。例えば、検出されたオーバーレイは、ハードコード化されたオーバーレイの位置に向けてユーザを誘導することができ、それによって、ユーザが迅速且つ便利にユーザ定義2D領域を定義することを可能にする。別の例は、時々は、検出されたオーバーレイが十分によく検出され得るということであり、それによって、検出されたオーバーレイに直接基づいてユーザがユーザ定義2D領域を定義することを可能にする。
オプションとして、ユーザインタフェースサブシステムは、
ユーザ定義2D領域を初期化し、および/または
ユーザ定義2D領域を確立する際に、「グリッドにスナップ」機能性(snap−to−grid functionality)を、ユーザに提供するためのグリッドを確立するように、検出されたオーバーレイを用いるために構成される。
オプションとして、ユーザインタフェースサブシステムは、表示領域内の所望の量の奥行き低減をユーザが指定することを可能にし、それによって、奥行き低減パラメータを確立するように構成される。
オプションとして、信号入力は、既定の2D領域を示すメタデータを取得するように構成され、領域定義器は、既定の2D領域に基づいて2D領域を定義するように構成される。
オプションとして、奥行きプロセッサは、信号値に対してオフセット値を適用することによって2D領域内部の2D補助信号の信号値を調整することを可能にするために、奥行き低減パラメータから前記オフセット値を導き出すにように構成される。
オプションとして、2D補助信号は、2D奥行き関連信号であり、奥行きプロセッサは、信号値に対してゲイン値を適用することによって2D領域内部の2D奥行き関連信号の信号値を調整することを可能にするために、奥行き低減パラメータからゲイン値を導き出すように構成される。
オプションとして、奥行きプロセッサは、表示領域内の奥行き低減を確立するために、調整値に基づいて2D領域内部の2D補助信号の信号値を調整するように構成される。
オプションとして、奥行きプロセッサは、信号値をニュートラルな奥行き値にアルファブレンドすることに基づいて2D領域内部の2D補助信号の信号値を調整するように構成される。
オプションとして、奥行きプロセッサは、2D領域内部の調整された信号値と2D領域外部の調整されていない信号値との間の段階的遷移を確立するように構成される。
オプションとして、段階的遷移は、実質的に1次線形遷移または2次非線形遷移である。
オプションとして、システムは、
2D補助信号内の2D領域に対応する2D画像信号内の2D画像領域を確立し、
2D画像領域内部の2D画像信号の画像値に対して画像改善手法を適用するための画像処理プロセッサをさらに備える。
オプションとして、画像改善手法は、コントラスト改善と、シャープネス調整と、時間的フィルタリングとからなるグループのうちの少なくとも1つである。
本発明のこれらの態様および他の態様は、以下に記載される実施形態から明らかであり、当該実施形態に関連して説明されることになる。
3D画像信号を処理するためのシステムを示す。 3D画像信号を処理するための方法を示す。 方法を実行するためのコンピュータプログラムプロダクトを示す。 字幕を備える2D画像信号を示す。 2D画像信号に対応する2D奥行き信号を示す。 ユーザ定義2D領域をユーザが確立することを可能にするためのGUIを示す。 GUIを反映する2D奥行き信号を示す。 GUIを用いてユーザ定義2D領域を確立するユーザを示す。 2D領域としてユーザ定義2D領域を確立する領域定義器と、表示領域内の奥行き低減を確立する奥行きプロセッサとを示す。 奥行き低減を伴わない2D奥行き信号のクローズアップ図を示す。 奥行き低減を伴う2D奥行き信号のクローズアップ図を示す。 表示領域および遷移領域を示す。 画面上の垂直位置の関数として変化するゲイン値を示す。
異なる図面において同一の符号を有する項目は、同一の構造的特徴および同一の機能を有するか、または同一の信号である、ということに留意するべきである。このような項目の機能および/または構造が説明されている場合、詳細な説明において、説明を繰り返す必要はない。
図1は、3次元[3D]画像信号を処理するためのシステム100を示し、3D画像信号は、2次元[2D]画像信号と、3Dディスプレイ200上で2D画像信号の3Dレンダリングを可能にする2D補助信号とを備える。2D補助信号は、例えば、2D視差信号、2D奥行き信号、または別の2D画像信号であってもよい。2D画像信号に2D補助信号を組み合わせると、2D画像信号の3Dレンダリングは、3Dディスプレイ上で可能となる。3Dレンダリングは、例えば、2D画像信号および2D奥行き関連信号から別の2D画像信号を生成するために視点レンダリングを実行することを含んでいてもよい。3Dレンダリングは、また、立体視を可能にするための2つの2D画像信号を処理することを含んでいてもよい。
システム100は、2D画像信号122および2D補助信号122を取得するための信号入力120を備える。システム100は、2D補助信号内の2D領域142を定義するための領域定義器140をさらに備え、2D領域は、2D画像信号を3Dレンダリングする際の3Dディスプレイの表示面上の表示領域に対応する。2D領域には、したがって、形状および位置がある。2D領域は、2D領域の輪郭を記載する領域パラメータによって構成されてもよい。領域パラメータは、位置パラメータであってもよい。2D領域は、2D画像信号を3Dレンダリングする際の3Dディスプレイの表示面上の表示領域に対応する。言いかえれば、3Dディスプレイの表示面上の表示領域において、ユーザによって知覚されるような奥行きは、2D領域内部の2D補助信号の信号値によって確立される。表示領域は、表示面上の幅および高さに延伸するという点で、表示面上の領域である。用語「表示面(display plane)」は、3Dディスプレイの主発光面に一致するとともに、実質的に同一の奥行きを有する、すなわち主発光面の奥行きに対応する面を表す。
システム100は、奥行き低減パラメータ162を取得するための奥行きプロセッサ160をさらに備え、奥行き低減パラメータは、2D画像信号を3Dレンダリングする際の表示領域内の所望の量の奥行き低減を表現する。奥行き低減パラメータは、内部で、例えば、システムの別の部分によって確立されることによって、またはプリセットされることによって、取得されてもよい。奥行き低減パラメータは、また、外部で、例えば、さらに先で議論されるようにユーザから、取得されてもよい。奥行き低減パラメータは、2D画像信号を3Dレンダリングする際の表示領域内の所望の量の奥行き低減を表現する。ここで、形容詞「所望の(desired)」は、前記奥行き低減を達成するために確立された奥行き低減パラメータを指す。用語「奥行き低減(depth reduction)」は、ニュートラルな表示奥行きにより近い表示領域内部の奥行き、すなわち、3Dディスプレイから突き出た部分若しくは3Dディスプレイへの凹んだ部分が一層少ない確立されたコンテンツをもたらすことを指す。
奥行きプロセッサ160は、調整値に基づいて2D領域内部の2D補助信号の信号値を調整することによって表示領域における奥行き低減を確立することを可能にするために奥行き低減パラメータから調整値を導き出すように構成される。したがって、調整パラメータは、調整値に基づいて2D領域内部の2D補助信号の信号値を調整する際に、表示領域内の奥行き低減を確立するために準備される。結果的に、奥行き低減は、前記信号値の調節の後に達成される。
調整値に基づいて2D領域内部の2D補助信号の信号値を実際に調整するように、奥行きプロセッサ160が構成されてもよい、ということに留意されたい。これは、実際には、図1に示され、ここで、奥行きプロセッサ160は、入力120から2D補助信号124を取得して調整された2D補助信号124Aを確立する。調整された2D補助信号124Aは3Dディスプレイ200に提供されることが示されている。図1には示されないが、システム100は、3Dディスプレイ200に対して2D画像信号122をさらに供給してもよい。代替え的に、3Dディスプレイ200は、他の場所、例えば異なるシステムまたは装置から、2D画像信号122を受信してもよい。
図1には示されないが、表示プロセッサ160は、また、調整値に基づいて2D領域内部の2D補助信号の信号値を実際に調整することをやめてもよい。この場合、奥行きプロセッサ160は、別の奥行きプロセッサが使用するための調整値を提供してもよい。別の表示プロセッサは、3Dディスプレイ200などの別の装置内に備えられてもよい。例えば、別の表示プロセッサは、3Dディスプレイ200の視点レンダラであってもよい。視点レンダラは、3Dイメージ処理の分野で、それ自身知られている。さらに、領域定義器および/または奥行きプロセッサ160は、別の奥行きプロセッサに2D領域を提供してもよい。例えば、システム100は、セットトップ装置によって構成されてもよく、セットトップ装置の奥行きプロセッサ160は、2D領域内部の2D補助信号の信号値をその後調整する3Dディスプレイ200に対して調整値を提供してもよい。調節は、調整値に基づいて視点レンダラのレンダリングパラメータを変更することによって、またはレンダリングパラメータとして調整値を直接用いることによって、3Dディスプレイ200内で達成されてもよい。この場合、システム100が2D画像信号122を受信する必要がなくなる、ということに留意されたい。さらに、システム100は、同様に2D補助信号124を受信する必要がなくなり、したがって入力120を備える必要がなくなる。一般に、奥行きプロセッサ160が、複数の装置に及ぶ、例えばセットトップ装置および3Dディスプレイ200に及ぶ、奥行き処理サブシステム160を構成してもよい、ということに留意されたい。
図2は、3次元[3D]画像信号を処理するための方法300を示しており、3D画像信号は、2次元[2D]画像信号と、3Dディスプレイ200上で2D画像信号の3Dレンダリングを可能にする2D補助信号とを備える。方法300は、第1のステップにおいて、2D画像信号および2D補助信号を取得するステップ310を備える。方法300は、第2のステップにおいて、2D補助信号内の2D領域を定義するステップ320をさらに備え、2D領域は、2D画像信号を3Dレンダリングする際の3Dディスプレイの表示面上の表示領域に対応する。方法300は、第3のステップにおいて、奥行き低減パラメータを取得するステップ330をさらに備え、奥行き低減パラメータは、2D画像信号を3Dレンダリングする際の表示領域内の所望の量の奥行き低減を表現する。方法300は、第4のステップにおいて、調整値に基づいて2D領域内部の2D補助信号の信号値を調整することによって表示領域における奥行き低減を確立することを可能にするために奥行き低減パラメータから調整値を導き出すステップ340をさらに備える。方法300は、システム100の動作に対応してもよい。但し、方法300は、また、システム100から分離して実行されてもよい。
図3は、プロセッサシステムに図2の方法を実行させるためのコンピュータプログラムプロダクト260を備えるコンピュータ読み取り可能媒体350を示す。そのために、コンピュータプログラムプロダクト360は、実行の際に、プロセッサシステムに本方法を実行させる、プロセッサシステムに対する命令を備える。コンピュータプログラムプロダクト360は一連の機械読み取り可能な物理マークとして、および/または、個別の電気的(例えば磁気的)または光学的な性質若しくは値を有する一連の要素として、コンピュータ読み取り可能媒体350上に備えられてもよい。
システム100は、ユーザ定義2D領域182をユーザが確立することを可能にするためのユーザインタフェースサブシステム180をさらに備えてもよい。そのために、ユーザインタフェースサブシステム180は、グラフィカルユーザインタフェース(GUI)を用いてユーザがユーザ定義2D領域182を確立することを可能にするために3Dディスプレイ200上にGUIを確立するように構成されてもよい。例えば、GUIは、下方の奥行きが低減される画面上の垂直位置をユーザが定義できるようにしてもよい。実際上、垂直位置より下の領域は、ユーザ定義2D領域182を構成する。GUIは、また、矩形のユーザ定義2D領域182の上側、底側、左側、および右側を、例えばそれぞれの側のそれぞれの位置に対応する位置スライダを用いて、ユーザが定義できるようにしてもよい。図5aは、このようなGUIの例を示す。ユーザ定義2D領域182を確立するための様々な代替手段が有利的に用いられてもよい、ということに留意されたい。例えば、ユーザは、複数の所定の2D領域の中でユーザ定義2D領域182を選択してもよい。また、GUIを用いる代わりに、例えば、ボタン押し操作、音声制御、などの他の手段が用いられてもよい。
領域定義器140は、ユーザ定義2D領域182に基づいて2D領域142を定義するように構成されてもよい。例えば、領域定義器140は、ユーザ定義2D領域182に等しくなる2D領域142を定義してもよい。そのために、ユーザは、2D領域上での全制御が可能であり、ユーザは、ユーザ定義2D領域182を確立することによって2D領域を定義することができる。代替え的に、領域定義器140は、例えば、ユーザ定義2D領域182により2D領域を初期化することによって、または2D領域142を定義する他の適切な方式でユーザ定義2D領域182を用いることによって、ユーザ定義2D領域182に基づいて2D領域142を定義してもよい。本質的には、2D領域142は、それにより3D画像信号内部のユーザが構成可能な奥行き低減領域を構成する。
代替え的にまたは付加的に、領域定義器140は、3D画像信号122、124内のオーバーレイを検出するためのオーバーレイ検出器を備えてもよく、ユーザインタフェースサブシステム180は、検出されたオーバーレイに基づいてユーザ定義2D領域182をユーザが確立することを可能にするように構成されてもよい。例えば、ユーザは、検出されたオーバーレイを、すなわち、輪郭または位置表示器の形態で、示されてもよく、それにより、検出されたオーバーレイ上にユーザ定義2D領域182をユーザ自身が確立することをユーザが基礎とすることができるようにする。ユーザインタフェースサブシステム180は、また、ユーザ定義2D領域182を初期化するために、検出されたオーバーレイを用いてもよい。結果的に、検出されたオーバーレイは、初期の2D領域を提供してもよいし、ユーザは、ユーザ定義2D領域182を確立するために初期の2D領域を調整してもよい。代替え的にまたは付加的に、ユーザインタフェースサブシステム180は、ユーザ定義2D領域182を確立する際に、「グリッドにスナップ」機能性を、ユーザに提供するためのグリッドを確立してもよい。そのために、ユーザは、ユーザ定義2D領域182を確立することに向けて誘導され得る。
代替え的にまたは付加的に、ユーザインタフェースサブシステム180は、ユーザが表示領域内の所望の量の奥行き低減を指定することを可能にし、それによって、奥行き低減パラメータ162を確立するように構成される。例えば、ユーザは、奥行き低減スライダを調整してもよい。奥行き低減パラメータ162をユーザが確立する代わりに、奥行き低減パラメータ162は、また、プリセットされてもよいし、またはシステム100によって決定されてもよい、ということに留意されたい。例えば、奥行き低減パラメータ162は、3D画像信号内の奥行きの総量に依存してもよい。
信号入力120は、既定の2D領域を示すメタデータを取得するように構成されてもよく、領域定義器140は、既定の2D領域に基づいて2D領域を定義するように構成されてもよい。既定の2D領域は、信号伝達チェーン内の先行の若しくは前のシステムまたは装置によって提供されてもよい。システム100は、領域定義器140および/または調整値によって定義されるような2D領域を、例えばさらなるメタデータの形式で、信号伝達チェーン内の後の若しくは次のシステムまたは装置に対して提供するように、順々に構成されてもよい、ということに留意されたい。
奥行きプロセッサ160は、信号値に対してオフセット値を適用することによって2D領域内部の2D補助信号124の信号値を調整することを可能にするために、奥行き低減パラメータ162から前記オフセット値を導き出すように構成されてもよい。2D補助信号124が2D奥行き関連信号である場合、オフセットは、奥行き関連オフセットであってもよい。そのため、オフセット値は、2D領域内部の2D奥行き関連信号の奥行き関連信号から加算および/または減算されてもよい。2D補助信号124が別の2D画像信号である場合、オフセットは、また、視差オフセットである。視差オフセットは、2D領域内の2D補助信号124の画像値を水平に移動させるために用いられてもよい。2D補助信号124が2D奥行き関連信号である場合、奥行きプロセッサ160は、また、奥行き関連値に対してゲイン値を適用することによって2D領域内部の2D奥行き関連信号の奥行き関連信号値を調整することを可能にするために、奥行き低減パラメータ162からゲイン値を導き出すように構成されてもよい。そのため、ゲイン値は、2D領域内部の2D奥行き関連信号の奥行き関連信号に乗算されてもよい。奥行きプロセッサ160は、奥行き低減パラメータ162からゲイン値とオフセット値との両方を導き出すように構成されてもよい。オフセットがまず適用されて、その後ゲインが適用されてもよく、またはその逆も成り立つ。
奥行きプロセッサ160が調整値に基づいて2D領域内部の2D補助信号の信号値を調整するように構成される場合、奥行きプロセッサ160は、ニュートラルな奥行き値に信号値をアルファブレンドすることに基づいて前記調整を実行してもよい。アルファブレンディングにおけるアルファ値は、奥行き低減パラメータ162から導き出されてもよい。アルファブレンディングがイメージ処理の分野からそれ自身知られている、ということに留意されたい。さらに、奥行きプロセッサ160は、2D領域内部の調整された信号値と2D領域外部の調整されていない信号値との間の段階的遷移を確立するように構成されてもよい。そのために、遷移領域は、段階的遷移が達成される2D領域を取り囲んで確立される。有利なことには、オブジェクトが前記領域の外側だけでなく2D領域の中にも双方に延伸すれば、そうでなければ生じる分離(breakup)の知覚は、回避若しくは低減される。段階的遷移は、実質的に1次線形遷移または2次非線形遷移であってもよい。
図1には示されないが、システム100は、i)2D補助信号124内の2D領域に対応する2D画像信号122内の2D画像領域を確立し、ii)2D画像領域内部の2D画像信号の画像値に対して画像改善手法を適用するための画像処理プロセッサ180をさらに備えてもよい。画像改善手法は、コントラスト改善、シャープネス調整、および時間的フィルタリングのうちの1つ以上であってもよい。有利なことには、オーバーレイ、特にテキストベースのオーバーレイの判読率は、さらに改善される。
用語「画像信号(image signal)」は少なくとも1つの画像を表現する信号を指す、ということに留意されたい。画像信号は、また、複数の画像、例えばビデオシーケンスなどの画像シーケンスを表現してもよい。実際に、各画像信号は、このようにしてビデオ信号を構成してもよい。
システム100および方法300の動作は、以降の図4aに関して、さらに説明され得る。図4aは、テキストの字幕「何人かの観光客は、自分の印を残す」を備える2D画像信号122を示す。字幕は、ハードコード化されたオーバーレイを構成する、すなわち2D画像信号122の一部である。図4bは、2D画像信号に対応する2D奥行き信号124を示す。ここで、輝度は、視聴者までの距離に反比例する、すなわち、高輝度は視聴者に近いことに対応し、低輝度は視聴者から離れていることに対応する。この例において、より低い輝度、すなわち、より暗いことは、表示面の背後の奥行きに対応し、より高い輝度、すなわち、より明るいことは、表示面の前面の奥行きに対応する。
図5aは、ユーザ定義2D領域をユーザが確立することを可能にするために画面上にGUIを確立するユーザインタフェースサブシステム180の例を示す。GUIは、ユーザが表示領域内の所望の量の奥行き低減を指定することを可能にする「ボーダーファクタ(Border factor)」と称されるスライダを備える。GUIは、複数のユーザ定義2D領域、すなわち2D画像信号122の側面ごとに1つずつをユーザが確立することを可能にする4つのスライダをさらに備える。4つのユーザ定義2D領域がすべてゼロでないサイズでユーザによって確立される場合、前記領域は、ともに窓枠の形状を有しており、それにより、単一のユーザ定義2D領域を実際に構成する。ユーザ定義2D領域(複数可)をユーザが確立することを可能にするために多くの代替手段が想定される、ということに留意されたい。適切なスライダの動作によって、ユーザは、このようにしてユーザ定義2D領域を確立することができる。図5bは、GUIを反映する2D奥行き信号を示す、すなわち、GUIは奥行きにおいても確立される、ということを示す。
図6aは、ユーザが画面の最下部においてユーザ定義2D領域を確立することによってスライダの調節を完了することを示す、すなわち、特にこの例において、2D画像信号122の最下部から89のすべての画像線を備えることを示す。図6bは、2D領域としてユーザ定義2D領域を確立する領域定義器140と、表示領域内の奥行き低減を確立する奥行きプロセッサ160とを示す。2D領域内部の2D奥行き信号の奥行き値が調整される、それによって、視聴者までの長い距離を有する、すなわち低減された奥行きを有する字幕をもたらす奥行きによる字幕を提供する、ということが見てとれる。図7aは、奥行き低減を伴わない2D奥行き信号122のクローズアップ図を示す。図7bは、奥行き低減を伴う2D奥行き信号、すなわち調整された2D奥行き信号124のクローズアップ図を示す。2D領域400の範囲がここで示される。さらに、遷移領域410が見てとれる。ここで、前記遷移領域410をもたらす、2D領域400内部の調整された信号値と2D領域外部の調整されていない信号値の間の段階的遷移を確立する奥行きプロセッサ160の結果が示される。図7cは、破線の矩形を用いる表示領域および遷移領域を示す。
図6b、図7b、および図7cの調整された2D奥行き信号124aは、垂直位置の関数として変化する2D奥行き信号122に対してゲイン値を適用することによって取得されてもよい。図8は、このような、変化するゲイン値の例を示す。ここで、その水平軸510に沿ってディスプレイ上の垂直位置すなわちy−位置と、その垂直軸520に沿ってゲイン値とを表現しているグラフが示されている。グラフは、y−位置の関数としてのゲイン値の段階的変化、すなわち、2D領域400内部の第1のゲイン値524(例えば0.3)から2D領域の外側の第2のゲイン値524(1.0)に変化するゲイン値関数500を示し、ゲイン値は遷移領域410内で0.3から1.0にゆっくり遷移する。ゲイン値は、2D奥行き信号122からオフセットを最初に減算することによって適用されてもよい。オフセットは、ニュートラルな奥行き値、例えばニュートラルな表示奥行きに対応する値に対応してもよい。ゲイン値を適用した後に、オフセットは、2D奥行き信号122に再び加算されてもよい。2D奥行き信号122の奥行き値すべてに、ゲイン値を乗算してもよい。代替え的に、2D領域400および遷移領域410内の奥行き値のみに、ゲイン値を乗算してもよい。ゲイン値に対する別の用語がゲインファクタである、ということに留意されたい。
本発明によれば、2D画像信号と3Dディスプレイ上で2D画像信号の3Dレンダリングを可能にする2D補助信号とを備える3D画像信号を処理するためのシステムであって、
2D画像信号および2D補助信号を取得するための信号入力と、
2D画像信号を3Dレンダリングする際の3Dディスプレイの表示面上の表示領域に対応する、2D補助信号内の2D領域を定義するための領域定義器と、
i)2D画像信号を3Dレンダリングする際の表示領域内の所望の量の奥行き低減を表現する奥行き低減パラメータを取得し、ii)調整値に基づいて2D領域内部の2D補助信号の信号値を調整することによって表示領域における奥行き低減を確立することを可能にするために奥行き低減パラメータから調整値を導き出すための奥行きプロセッサと
を備えるシステムが提供され得る、ということが認識される。
上記の実施形態が本発明を限定せずに例示しており、当業者は多くの他の実施形態を設計することができる、ということに留意するべきである。
特許請求の範囲において、括弧の間に配置されたあらゆる参照符号も、また、特許請求の範囲を限定するように解釈されるべきでない。動詞「備える(comprise)」の使用およびその動詞の活用は、特許請求の範囲内に明示されたもの以外の構成要素またはステップの存在を除外しない。構成要素の直前の不定冠詞「a」または「an」は、このような構成要素の複数の存在を除外しない。本発明は、いくつかの別個の構成要素を備えるハードウェアによって、および適切にプログラミングされたコンピュータによって実現されてもよい。いくつかの手段を列挙する装置の請求項において、これらの手段のいくつかは、1個のハードウェアおよび同じアイテムのハードウェアによって具体化されてもよい。ある手段が異なる従属請求項内に相互に列挙されるという単なる事実は、これらの手段の組み合わせを有利に用いることができないことを示すものではない。

Claims (15)

  1. 2次元[2D]画像信号と3次元[3D]ディスプレイ(200)上で2D画像信号の3Dレンダリングを可能にする2D補助信号とを備える3D画像信号を処理するためのシステム(100)であって、
    2D画像信号(122)および2D補助信号(122)を取得するための信号入力(120)と、
    2D画像信号内のユーザ定義2D領域(182)をユーザが確立することを可能にするためのユーザインタフェースサブシステム(180)と、
    ユーザ定義2D領域に基づいて、2D補助信号を用いて2D画像信号を3Dレンダリングする際に3Dディスプレイの表示面上の表示領域に対応する、2D補助信号内の2D領域(142)を定義するための領域定義器(140)と、
    i)3Dディスプレイ上で2D画像信号を3Dレンダリングする際にニュートラルな表示奥行きに向かって表示領域内の所望の量の奥行き低減を表現する、奥行き低減パラメータ(162)を取得し、
    ii)調整値に基づいて2D領域内部の2D補助信号の信号値を調整することによって表示領域における奥行き低減を確立することを可能にするために奥行き低減パラメータから調整値を導き出すための奥行きプロセッサ(160)と
    を備えるシステム。
  2. 領域定義器(140)は、3D画像信号(122、124)内のオーバーレイを検出するためのオーバーレイ検出器を備え、
    ユーザインタフェースサブシステム(180)は、検出されたオーバーレイに基づいてユーザ定義2D領域(182)をユーザが確立することを可能にするように構成される、請求項1に記載のシステム(100)。
  3. ユーザインタフェースサブシステム(180)は、
    ユーザ定義2D領域を初期化し、および/または
    ユーザ定義2D領域を確立する際に、「グリッドにスナップ」機能性を、ユーザに提供するためのグリッドを確立するように、検出されたオーバーレイを用いるために構成される、請求項2に記載のシステム(100)。
  4. ユーザインタフェースサブシステム(180)は、ユーザが表示領域内の所望の量の奥行き低減を指定することを可能にし、それによって、奥行き低減パラメータ(162)を確立するように構成される、請求項1から3のいずれか一項に記載のシステム(100)。
  5. 信号入力(120)は、既定の2D領域を示すメタデータを取得するように構成され、領域定義器(140)は、既定の2D領域に基づいて2D領域を定義するように構成される、請求項1から4のいずれか一項に記載のシステム(100)。
  6. 奥行きプロセッサ(160)は、信号値に対してオフセット値を適用することによって2D領域内部の2D補助信号(124)の信号値を調整することを可能にするために、奥行き低減パラメータ(162)から前記オフセット値を導き出すように構成される、請求項1から5のいずれか一項に記載のシステム(100)。
  7. 2D補助信号(124)は、2D奥行き関連信号であり、奥行きプロセッサ(160)は、信号値に対してゲイン値を適用することによって2D領域内部の2D奥行き関連信号の信号値を調整することを可能にするために、奥行き低減パラメータ(162)からゲイン値を導き出すように構成される、請求項1から6のいずれか一項に記載のシステム(100)。
  8. 奥行きプロセッサ(160)は、表示領域内の奥行き低減を確立するために調整値に基づいて2D領域内部の2D補助信号の信号値を調整するように構成される、請求項1から7のいずれか1項に記載のシステム(100)。
  9. 奥行きプロセッサ(160)は、信号値をニュートラルな奥行き値にアルファブレンドすることに基づいて2D領域内部の2D補助信号の信号値を調整するように構成される、請求項8に記載のシステム(100)。
  10. 奥行きプロセッサ(160)は、2D領域内部の調整された信号値と2D領域外部の調整されていない信号値との間の段階的遷移を確立するように構成される、請求項8または9に記載のシステム(100)。
  11. 段階的遷移は、実質的に1次線形遷移または2次非線形遷移である、請求項10に記載のシステム(100)。
  12. i)2D補助信号(124)内に2D領域に対応する2D画像信号(122)内の2D画像領域を確立し、ii)2D画像領域内部の2D画像信号の画像値に対して画像改善手法を適用するための画像処理プロセッサ(180)をさらに備える、請求項1から11のいずれか一項に記載のシステム(100)。
  13. 請求項1から12のいずれか一項に記載のシステムを備えた3Dディスプレイ装置。
  14. 2次元[2D]画像信号と3次元[3D]ディスプレイ上で2D画像信号の3Dレンダリングを可能にする2D補助信号とを備える3D画像信号を処理するための方法(300)であって、
    2D画像信号および2D補助信号を取得するステップ(310)と、
    2D画像信号内のユーザ定義2D領域をユーザが確立することを可能にするステップと、
    ユーザ定義2D領域に基づいて、2D補助信号を用いて2D画像信号を3Dレンダリングする際に3Dディスプレイの表示面上の表示領域に対応する、2D補助信号内の2D領域を定義するステップ(320)と、
    3Dディスプレイ上で2D画像信号を3Dレンダリングする際にニュートラルな表示奥行きに向かって表示領域内の所望の量の奥行き低減を表現する、奥行き低減パラメータを取得するステップ(330)と、
    調整値に基づいて2D領域内部の2D補助信号の信号値を調整することによって表示領域における奥行き低減を確立することを可能にするために奥行き低減パラメータから調整値を導き出すステップ(340)と
    を備える方法。
  15. 請求項14に記載の方法(300)をプロセッサシステムに実行させるための命令を備えるコンピュータプログラムプロダクト(360)。
JP2015536095A 2012-10-11 2013-10-08 3次元画像における画像オーバーレイの奥行きの調整 Pending JP2016500947A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
NL2009616 2012-10-11
NL2009616A NL2009616C2 (en) 2012-10-11 2012-10-11 Adjusting depth in a three-dimensional image signal.
PCT/EP2013/070926 WO2014056899A1 (en) 2012-10-11 2013-10-08 Depth adjustment of an image overlay in a 3d image

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016500947A true JP2016500947A (ja) 2016-01-14

Family

ID=47388672

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015536095A Pending JP2016500947A (ja) 2012-10-11 2013-10-08 3次元画像における画像オーバーレイの奥行きの調整

Country Status (13)

Country Link
US (1) US20150249817A1 (ja)
EP (1) EP2907305B1 (ja)
JP (1) JP2016500947A (ja)
KR (1) KR102128437B1 (ja)
CN (1) CN104737535B (ja)
BR (1) BR112015007473A2 (ja)
CA (1) CA2887477A1 (ja)
ES (1) ES2597252T3 (ja)
IL (1) IL237767B (ja)
NL (1) NL2009616C2 (ja)
RU (1) RU2649959C2 (ja)
TW (1) TWI581210B (ja)
WO (1) WO2014056899A1 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10311633B2 (en) 2014-01-17 2019-06-04 Nokia Technologies Oy Method and apparatus for visualization of geo-located media contents in 3D rendering applications
US10334221B2 (en) 2014-09-15 2019-06-25 Mantisvision Ltd. Methods circuits devices systems and associated computer executable code for rendering a hybrid image frame
WO2017059490A1 (en) * 2015-10-06 2017-04-13 Blinxel Pty Ltd Volumetric depth video recording and playback
GB2553782B (en) * 2016-09-12 2021-10-20 Niantic Inc Predicting depth from image data using a statistical model
US10235788B2 (en) 2017-01-17 2019-03-19 Opentv, Inc. Overlay contrast control in augmented reality displays
US10152815B2 (en) 2017-01-17 2018-12-11 Opentv, Inc. Overlay emphasis modification in augmented reality displays
WO2020071632A1 (ko) 2018-10-02 2020-04-09 엘지전자 주식회사 360 비디오 시스템에서 오버레이 처리 방법 및 그 장치
WO2021237065A1 (en) 2020-05-21 2021-11-25 Looking Glass Factory, Inc. System and method for holographic image display
WO2021262860A1 (en) 2020-06-23 2021-12-30 Looking Glass Factory, Inc. System and method for holographic communication
WO2022119940A1 (en) 2020-12-01 2022-06-09 Looking Glass Factory, Inc. System and method for processing three dimensional images
CN114615487B (zh) * 2022-02-22 2023-04-25 聚好看科技股份有限公司 一种三维模型的显示方法及设备
EP4373079A1 (en) 2022-11-21 2024-05-22 Leica Instruments (Singapore) Pte Ltd System, method, and computer program for an optical imaging system and corresponding optical imaging system

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003513368A (ja) * 1999-10-25 2003-04-08 シルバーブルック リサーチ ピーティーワイ リミテッド グラフィックデザインのための方法およびシステム
JP2011529286A (ja) * 2008-07-25 2011-12-01 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 字幕の三次元表示処理
JP2012010047A (ja) * 2010-06-24 2012-01-12 Sony Corp 立体表示装置および立体表示装置の表示方法
WO2012019933A1 (en) * 2010-08-12 2012-02-16 Thomson Licensing Stereoscopic menu control

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB8623490D0 (en) 1986-09-30 1986-11-05 Bass M L Display means for stereoscopic images
US8330801B2 (en) * 2006-12-22 2012-12-11 Qualcomm Incorporated Complexity-adaptive 2D-to-3D video sequence conversion
KR20110059790A (ko) * 2008-09-25 2011-06-03 코닌클리케 필립스 일렉트로닉스 엔.브이. 3차원 이미지 데이터 처리
CN101841727B (zh) * 2009-12-30 2011-12-07 福州华映视讯有限公司 影像处理方法
CA2786736A1 (en) * 2010-01-21 2011-07-28 General Instrument Corporation Stereoscopic video graphics overlay
KR20120023431A (ko) * 2010-09-03 2012-03-13 삼성전자주식회사 깊이 조정이 가능한 2차원/3차원 영상 변환 방법 및 그 장치
KR101732135B1 (ko) * 2010-11-05 2017-05-11 삼성전자주식회사 3차원 영상통신장치 및 3차원 영상통신장치의 영상처리방법
KR101315398B1 (ko) * 2010-12-28 2013-10-07 주식회사 팬택 3차원 증강 현실 표시 장치 및 방법

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003513368A (ja) * 1999-10-25 2003-04-08 シルバーブルック リサーチ ピーティーワイ リミテッド グラフィックデザインのための方法およびシステム
JP2011529286A (ja) * 2008-07-25 2011-12-01 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 字幕の三次元表示処理
JP2012010047A (ja) * 2010-06-24 2012-01-12 Sony Corp 立体表示装置および立体表示装置の表示方法
WO2012019933A1 (en) * 2010-08-12 2012-02-16 Thomson Licensing Stereoscopic menu control
JP2013544381A (ja) * 2010-08-12 2013-12-12 トムソン ライセンシング 立体メニュー制御

Also Published As

Publication number Publication date
US20150249817A1 (en) 2015-09-03
NL2009616C2 (en) 2014-04-14
ES2597252T3 (es) 2017-01-17
KR102128437B1 (ko) 2020-07-01
EP2907305A1 (en) 2015-08-19
CN104737535A (zh) 2015-06-24
WO2014056899A1 (en) 2014-04-17
RU2015117528A (ru) 2016-12-10
IL237767B (en) 2018-02-28
KR20150070262A (ko) 2015-06-24
CA2887477A1 (en) 2014-04-17
BR112015007473A2 (pt) 2017-07-04
TW201417039A (zh) 2014-05-01
RU2649959C2 (ru) 2018-04-05
EP2907305B1 (en) 2016-08-17
TWI581210B (zh) 2017-05-01
CN104737535B (zh) 2017-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2907305B1 (en) Depth adjustment of an image overlay in a 3d image
US9786253B2 (en) Conversion of a digital stereo image into multiple views with parallax for 3D viewing without glasses
EP2399398B1 (en) Combining 3d image and graphical data
TWI545934B (zh) 處理輸入三維視訊信號之方法及系統
EP3158536B1 (en) Method and apparatus for generating a three dimensional image
JP2014515569A (ja) 両眼視画像の両眼視用および単眼視用の同時表示を可能にするための該両眼視画像の自動変換
US20140104268A1 (en) Method and apparatus for correcting stereoscopic display edge violations
WO2014029428A1 (en) Three-dimensional display device and method for processing a depth-related signal
US20130293687A1 (en) Stereoscopic image processing apparatus, stereoscopic image processing method, and program
KR20150012976A (ko) 다시점 영상 처리 장치 및 그 영상 처리 방법
KR101877802B1 (ko) 3차원 디스플레이에서의 영상 확대 장치 및 방법
US11496724B2 (en) Overscan for 3D display
JP5507003B2 (ja) 立体画像処理装置及び立体画像処理方法
WO2012029011A2 (en) System and method for controlling ambient lighting

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160812

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170710

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170808

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20171102

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180403