JP2016220447A - ステータおよび回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】突極性を維持するステータおよび回転電機を提供する。
【解決手段】ヨーク13と、ヨーク13から径方向に延びる複数のティース11と、周方向に隣り合うティース11の相互間に形成される複数のスロット12とを備えるステータ鉄心10と、スロット12に収容されて巻回されるステータ巻線とを有するステータにおいて、ティース11の先端からヨーク13側に所定距離tだけ離して設けられ、周方向に隣り合うティース11の相互間を連結するリブRbを有する。この構成によれば、リブRbはティース11の先端からヨーク13側に所定距離tだけ離れて設けられるので、ロータ40からリブRbに漏れる漏れ磁束φeが無い。そのため、突極性を維持することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、少なくともヨークと複数のティースとを有するステータと、当該ステータを含む回転電機に関する。
従来では、コギングトルクを効果的に減少させると共に、有効磁束の低減を抑えることを目的とするステータに関する技術の一例が開示されている(例えば特許文献1を参照)。このステータは、複数の鉄芯部の半径方向内側の端部を互いに連繋する橋絡部を備え、橋絡部は、コアシートの板厚よりも薄く形成された薄肉部を有する。コアシートの板厚をt、薄肉部の板厚をTとしたときに、薄肉部の板厚は0.2t≦T<tである。
特開2003−088007号公報
しかし、特許文献1に記載の技術をスイッチトリラクタンスモータ(Switched Reluctance Motor;以下では単に「SRモータ」と呼ぶ。)に適用する場合には、以下の問題がある。第1の問題は、橋絡部に設けられる薄肉部は、薄肉部が設けられない部位よりも剛性が低下するためにステータ全体の剛性も低下し、振動や騒音が発生する恐れがある。第2の問題は、鉄芯部と橋絡部とは周方向に滑らかに連繋しているので、ロータから橋絡部に漏れる漏れ磁束があり、突極性が低下することである。
本発明はこのような点に鑑みてなしたものであり、第1の目的は突極性を維持することである。また、第2の目的はステータ全体の剛性を維持することである。
上記課題を解決するためになされた第1の発明は、ヨークと、前記ヨークから径方向に延びる複数のティースと、周方向に隣り合う前記ティースの相互間に形成される複数のスロットとを有するステータにおいて、前記ティースの先端から前記ヨーク側に所定距離だけ離れて設けられ、周方向に隣り合う前記ティースの相互間を連結するリブを有することを特徴とする。
この構成によれば、リブはティースの先端からヨーク側に所定距離だけ離れて設けられるので、ロータからリブに漏れる漏れ磁束を無視できるほどに抑制される。そのため、突極性を維持することができる。
第2の発明は、前記ティースは、前記リブとの間で流れる磁束を阻害するフラックスバリアを有することを特徴とする。
この構成によれば、フラックスバリアはティースとリブとの間で流れる磁束を阻害するので、ステータとロータの間で流れる磁束からリブに漏れて流れる漏れ磁束を抑制することができる。
第3の発明は、前記フラックスバリアは、三角形以上の多角形を含む多角形状、円形や扇形を含む円形状、前記多角形状と前記円形状とを合成した合成形状のうちで一以上の形状からなる貫通穴で形成されることを特徴とする。
この構成によれば、フラックスバリアは何らかの形状からなる貫通穴で形成すればよいので、複雑な工程を経ることなく簡単にステータを製造することができる。
第4の発明は、前記ティースの端面と前記フラックスバリアの端面との間の周方向幅は、前記リブの径方向幅の半分よりも小さく形成されることを特徴とする。
この構成によれば、ティースの端面とフラックスバリアの端面との間の周方向幅は、リブの径方向幅の半分よりも小さい。磁気飽和は、リブよりもティースの端面とフラックスバリアの端面との間で生じ易くなるので、ステータとロータの間で流れる磁束からリブに漏れて流れる漏れ磁束をより確実に抑制することができる。
第5の発明は、回転電機において、請求項1から8のいずれか一項に記載のステータと、回転自在に支持されるロータとを有することを特徴とする。
この構成によれば、突極性を維持したり、ステータ全体の剛性を維持したりできる回転電機を提供することができる。
なお「ヨーク」は、円環状(円筒状を含む)に形成される軟磁性体である。「ティース」は、ヨークから径方向に向けて延びて(あるいは突出して)形成される部位であって、他には「磁極歯」や「歯」等とも呼ばれる。「スロット」は、隣り合うティースの相互間に形成される空間であって、ステータ巻線が収容される部位である。「リブ」は、周方向に隣り合うティースの相互間を連結できれば形状を問わず、他には「ブリッジ」や「橋架部」等とも呼ばれる。「フラックスバリア」は、ティースとリブとの間で流れる磁束を阻害する磁気障壁であれば、任意に構成してよい。「回転電機」は、回転する部位(例えば軸やシャフト等)を有する機器であれば任意である。例えば、発電機,電動機,電動発電機等が該当する。ロータ(回転子)がステータ(固定子)の内径側に配置されるインナーロータ型でもよく、ロータがステータの外径側に配置されるアウターロータ型でもよい。
ステータ鉄心の第1構成例を模式的に示す斜視図である。 ステータ鉄心の第1構成例を模式的に示す平面図である。 トルク低下率とリブ位置との関係例を示すグラフ図である。 固有振動数とリブ位置との関係例を示すグラフ図である。 固有振動数とリブ位置との関係例を示すグラフ図である。 ステータ鉄心の第2構成例を模式的に示す斜視図である。 ステータ鉄心の第2構成例を模式的に示す平面図である。 ティースの成形例を示す平面図である。 トルク低下率と幅比率との関係例を示すグラフ図である。 ステータ鉄心の第3構成例を模式的に示す斜視図である。 ステータ鉄心の第3構成例を模式的に示す平面図である。 ステータ鉄心の第4構成例を模式的に示す斜視図である。 ステータ鉄心の第4構成例を模式的に示す平面図である。 セグメント導体の収容過程を模式的に示す側面図である。 図14のXV方向から見たステータの構成例を模式的に示す平面図である。 セグメント導体同士の接続例を模式的に示す側面図である。 回転電機の構成例を模式的に示す断面図である。 トルク低下率と電流との関係例を示すグラフ図である。 トルク低下率比と電流との関係例を示すグラフ図である。 固有振動数の相違例を示すグラフ図である。 ステータ鉄心の第5構成例を模式的に示す平面図である。 ステータ鉄心の第6構成例を模式的に示す平面図である。 ステータ鉄心の第7構成例を模式的に示す平面図である。 ステータ鉄心の第8構成例を模式的に示す平面図である。 ステータ鉄心の第8構成例を模式的に示す平面図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面に基づいて説明する。なお、特に明示しない限り、「接続する」という場合には電気的に接続することを意味する。各図は、本発明を説明するために必要な要素を図示し、実際の全要素を図示しているとは限らない。上下左右等の方向を言う場合には、図面の記載を基準とする。
英数字の連続符号は記号「〜」を用いて略記する。符号の英文字は、特に明示しない限り、大文字と小文字とで別の要素を意味する。例えば、図1に示すステータ鉄心10Aと、図14に示す電磁鋼板10aは別の要素である。「巻回」は巻き回すことを意味し、巻いて装う「巻装」と同義に用いる。特に明示しない限り、「外径側」は径方向における外側や外周側を意味し、「内径側」は径方向における内側や内周側を意味する。実施の形態1〜5では、インナーロータ型の回転電機について説明する。
〔実施の形態1〕
実施の形態1は図1〜図5を参照しながら説明する。図1に示すステータ鉄心10Aは、後述する実施の形態5(図15〜図17)に示すステータ30の構成要素であり、ステータ鉄心10の一例である。このステータ鉄心10Aは、例えば極数mが「24」であり、ティース11,ヨーク13,リブRb1などを有する。
ヨーク13は、円環状(円筒状を含む)に形成される部位である。複数のティース11は、ヨーク13から径方向に延びて形成される部位である。複数のスロット12は、周方向に隣り合うティース11の相互間に形成される空間であって、後述するステータ巻線20(図14〜図17を参照)が収容される部位である。ステータ巻線20の相数pは、例えば「3」である。
本形態のスロット12は、ティース11における径方向の辺に対応する径方向面SF1,SF2が平行になるように形成するとよい。このように形成すると、断面が四角形状のステータ巻線20(図14〜図17を参照)を収容し易くなり、占積率が高まる。占積率は、ステータ巻線20がスロット12を占める比率である。
リブRb1は、リブRbの一例である。このリブRb1は、ステータ鉄心10Aにおいて、周方向に隣り合うティース11の相互間を連結する部位である。図2に示すリブRb1は、内径側に配置されるティース11の先端面11aからヨーク13側(つまり外径側)に所定距離tだけ離して設けられる。先端面11aは「先端」に相当する。リブRb1は、占積率を高めるため、ティース11の径方向面SF1,SF2に対して直交するように、ティース11の相互間を連結するとよい。
ここで、ティース11の径方向長さをティース長Tとする。所定距離tをティース長Tで除した値(t/T)をリブ位置Pとする。すなわち、P=t/Tである。リブ位置Pとトルク低下率Rtとの関係は、例えば図3に示す折れ線グラフのようになる。
図3において、リブ位置Pが0[%]となるリブ位置P10は、リブRb1がティース11の先端面11aと滑らかになるように曲面で形成される閉スロット構造のステータ(以下では単に「閉スロット構造ステータ」と呼ぶ。)である。リブ位置Pが100[%]となるリブ位置P16は、リブRb1が設けられない開スロット構造のステータ(以下では単に「開スロット構造ステータ」と呼ぶ。)である。
図3に示す特性線CL1によれば、漏れ磁束φeによる影響を受けて、リブ位置P10ではトルク低下率Rt12になる。漏れ磁束φeは、リブRb1を介して、ティース11とロータ40(図8,図17を参照)との間に漏れる磁束である(図2を参照)。
所定距離tを増やすと急激にトルク低下率Rtが低下し、リブ位置P11(例えば5[%])にはトルク低下率Rt11になる(Rt11<Rt12)。ところが、所定距離tをリブ位置P11よりも大きなリブ位置P12〜P15にしても、トルク低下率Rt11とほとんど変化しない。
リブ位置Pと固有振動数fcとの関係は、例えば図4,図5に示す棒グラフのようになる。円環0次固有振動数,円環2次固有振動数,円環3次固有振動数,…,円環9次固有振動数のそれぞれについて、リブ位置P10〜P15における固有振動数fcを示す。なお、ステータ30の振動や騒音に大きく影響する次数nは、極数mを相数pで除した次数である(すなわちn=m/p)。本形態では、極数mが「24」であり、相数pが「3」であるので、n=m/p=8となり、円環8次固有振動数が該当する。
図4に示す円環0次固有振動数は、リブ位置P10のときに固有振動数fc11になり、リブ位置P10よりも大きなリブ位置P11〜P15のときに固有振動数fc12になる。固有振動数fc11と固有振動数fc12とは、ほとんど差がない。
これに対して図5に示す円環8次固有振動数は、リブ位置P10のときに固有振動数fc14になり、リブ位置P11,P12のときも固有振動数fc14とほとんど変化がない。ところが、リブ位置P12(例えば10[%])よりも大きくしてゆくと、リブ位置P13では固有振動数fc13になり、急激に固有振動数fcが低下してゆく。円環2次固有振動数,円環3次固有振動数,…,円環9次固有振動数は、いずれも円環8次固有振動数と同様の結果になった。よって、フラックスバリア14が設けられるリブ位置P11,P12,P13についても振動や騒音を低減できることを示す。
通電で生じる振動や騒音を抑制するには、図3と図4に示す結果を考慮してリブRbの位置を設定するとよい。すなわち、P11≦P≦P12を満たすようにティース長Tや所定距離tを設定するとよい。なお、リブ位置P11,P12の具体的な数値は、リブRbを含むステータ鉄心10Aの形態(寸法,形状,材料等)に応じて変わる。
〔実施の形態2〕
実施の形態2は図6〜図9を参照しながら説明する。なお図示および説明を簡単にするため、特に明示しない限り、実施の形態1で用いた要素と同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。よって、主に実施の形態1と相違する点を説明する。
図6,図7に示すステータ鉄心10Bは、ステータ鉄心10の一例である。このステータ鉄心10Bは、ティース11,ヨーク13,リブRb1,フラックスバリア14Aなどを有する。ステータ鉄心10Bは、実施の形態1に示すステータ鉄心10Aと比べて、さらにフラックスバリア14Aが設けられる。
フラックスバリア14Aは、フラックスバリア14の一例である。このフラックスバリア14Aは、ティース11に設けられ、平面(または断面)が四角形状の貫通穴である。当該四角形状は「所定形状」に相当し、矩形状(長方形状)や正方形状を含む。図7に示すように、リブRb1の厚さ方向の距離(長さ)を「径方向幅W1」とする。ティース11の端面(径方向面SF1,SF2)とフラックスバリア14の内側端面との間で狭小となる部位は、「接続部位11b」と呼ぶことにする。接続部位11bにかかる周方向の距離(長さ)を「周方向幅W2」とする。周方向幅W2は、リブRb1とフラックスバリア14Aとの間の隙間でもある。この周方向幅W2は、径方向幅W1よりも小さくなるように設定するとよく(W2<W1)、望ましくは径方向幅W1の半分よりも小さくなるように設定するとよい(W2<W1/2)。リブRb1の径方向幅W1は、通電で生じる振動や騒音が無い(あるいは無視できる)値を設定するとよい。
図8に示すように、ステータ30を構成するティース11とロータ40との間は、磁束φsrが流れる。周方向に隣り合うティース11の相互間には、リブRb1を介して漏れ磁束φtが流れる。周方向幅W2を小さく設定するほど、漏れ磁束φtの流れを阻害するので、漏れ磁束φtが小さくなる。その反面、周方向幅W2を小さく設定するほど、接続部位11bの厚みが薄くなって剛性が低下する。これらを考慮すると、漏れ磁束φtを小さく抑えるとともに、接続部位11bについて所望の剛性を確保できるように周方向幅W2を設定するとよい。
ここで、一点鎖線で示すティース11の周方向中心と、フラックスバリア14Aの端面(スロット12側)との距離を「周方向幅W3」とする。フラックスバリア14Aの周方向にかかる両端面の距離を「周方向幅W4」とする。周方向幅W4を周方向幅W3で除した比率(W4/W3)を「幅比率Q」とする。すなわち、Q=W4/W3である。
トルク低下率Rtと幅比率Qとの関係は、図9のようになる。幅比率Qが0[%]となる幅比率Q10は、ティース11にフラックスバリア14Aが形成されない(図1,図2を参照)。幅比率Qが大きくなるにつれて、二点鎖線で示すようにフラックスバリア14Aがティース11の中心側に向かって大きくなる。幅比率Qが100[%]となる幅比率Q15は、図8に示す左右のフラックスバリア14Aが一つになって形成される。
図9に示す特性線CL2によれば、幅比率Q11(例えば10[%])以下ではトルク低下率Rt21に留まる。幅比率Q11からトルク低下率Rtが次第に増加してゆき、幅比率Q12(例えば30[%])にはトルク低下率Rt22になり、幅比率Q13にはトルク低下率Rt23になり、幅比率Q14にはトルク低下率Rt24になる。
トルクの低下を抑制するには、図9に示す結果を考慮してフラックスバリア14Aの周方向幅W4を設定するとよい。すなわち、Q10<Q≦Q12を満たすように周方向幅W4を設定するとよい。望ましくは、Q10<Q≦Q11を満たすように周方向幅W4を設定するとよい。幅比率Q11,Q12はいずれも「所定比率」に相当し、ステータ鉄心10Bの形態(寸法,形状,材料等)に応じて変わる。
〔実施の形態3〕
実施の形態3は図10,図11を参照しながら説明する。なお図示および説明を簡単にするため、特に明示しない限り、実施の形態1,2で用いた要素と同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。よって、主に実施の形態1,2と相違する点を説明する。
図10,図11に示すステータ鉄心10Cは、ステータ鉄心10の一例である。このステータ鉄心10Cは、ティース11,ヨーク13,リブRb1,フラックスバリア14Bなどを有する。ステータ鉄心10Cは、実施の形態1に示すステータ鉄心10Aと比べて、さらにフラックスバリア14Bが設けられる。
フラックスバリア14Bは、実施の形態2に示すフラックスバリア14Aと形状が異なる。すなわち、フラックスバリア14Aが四角形状の貫通穴であるのに対して、フラックスバリア14Bは平面(または断面)が三角形状の貫通穴である。
径方向幅W1と周方向幅W2の関係や、幅比率Q(図9を参照)については、実施の形態2と同様である。よって、実施の形態2と同様に設定するとよい。
〔実施の形態4〕
実施の形態4は図12,図13を参照しながら説明する。なお図示および説明を簡単にするため、特に明示しない限り、実施の形態1〜3で用いた要素と同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。よって、主に実施の形態1〜3と相違する点を説明する。
図12,図13に示すステータ鉄心10Dは、ステータ鉄心10の一例である。このステータ鉄心10Dは、ティース11,ヨーク13,リブRb1,フラックスバリア14Cなどを有する。ステータ鉄心10Dは、実施の形態1に示すステータ鉄心10Aと比べて、さらにフラックスバリア14Cが設けられる。
フラックスバリア14Cは、実施の形態2に示すフラックスバリア14Aや、実施の形態3に示すフラックスバリア14Bと形状が異なる。すなわち、フラックスバリア14Aが四角形状の貫通穴であり、フラックスバリア14Bが三角形状の貫通穴であるのに対して、フラックスバリア14Cは平面(または断面)が円弧形状の貫通穴である。円弧形状は「円形状」に相当する。
径方向幅W1と周方向幅W2の関係や、幅比率Q(図9を参照)については、実施の形態2と同様である。よって、実施の形態2と同様に設定するとよい。
〔実施の形態5〕
実施の形態5は図14〜図20を参照しながら説明する。なお図示および説明を簡単にするため、特に明示しない限り、実施の形態1〜4で用いた要素と同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。よって、主に実施の形態1〜4と相違する点を説明する。
上述したステータ鉄心10を用いて、ステータ30や回転電機100を製造する例について説明する。ステータ鉄心10には、ステータ鉄心10A〜10Dのいずれか一のステータ鉄心を適用してもよく、二以上のフラックスバリア14を組み合わせて成形したステータ鉄心10を適用してもよい。ステータ鉄心10は、図14に示すような複数の電磁鋼板10aを用いて積層成形してもよく、軟磁性体で単体成形してもよい。
図14には、上述のようにして構成されたステータ鉄心10に対して、ステータ巻線20の一部であるセグメント導体21を収容する過程を示す。ステータ巻線20を構成するセグメント導体21は多数あり、所定形状に形成されている。言い換えると、ステータ巻線20は多数に分割されたセグメント導体21からなる。所定形状は任意の形状でよく、本形態では図14に示すU字形状を適用する。
図14に示すように、セグメント導体21を矢印D1方向(軸方向)に沿って移動させ、スロット12に収容する。収容した後の状態を図15に示す。径方向面SF1,SF2が平行に形成されると、図15に示すようにセグメント導体21を整列してスロット12に収容することが容易である。なお図15に示すステータ30は、ステータ鉄心10としてステータ鉄心10Bを用いて製造した例を示す。
スロット12に軸方向に収容されたセグメント導体21は、図16に示す接続部Jのように、端部21a同士をステータ鉄心10の軸方向外側(コイルエンド)で接続する。接続法は導通すれば任意であり、例えば溶接やハンダ付け等のような接合が該当する。ステータ巻線20は、多数のセグメント導体21同士を接続することによって、ステータ鉄心10に巻回される。こうして、図15に示すステータ30を製造することができる。
上述したステータ30やロータ40などをハウジング101内に組み付けることによって、図17に示す回転電機100を製造することができる。この回転電機100は、ステータ30やロータ40のほかに、ハウジング101,軸受102(ベアリング),回転軸105などを有する。ロータ40は磁石の有無を問わない。本形態のロータ40は、磁石を有しない軟磁性体で構成する。
ステータ30は、ステータ鉄心10やステータ巻線20などを有する。ロータ40は、ステータ30の内径側にギャップを介して回転自在に配置される。当該ロータ40は、ステータ30との間で磁束φsr(図8を参照)が流れて回転すれば、どのように構成してもよい。回転軸105は、軸受102を介してハウジング101に回転自在に支持される。回転軸105は、ロータ40に直接的または間接的に固定されるか、ロータ40と一体成形される。いずれにせよ、回転軸105とロータ40は一体に回転する。ハウジング101は、フレームや筐体などを含み、ステータ30,ロータ40,回転軸105などを収容できれば任意の形状や材料等で形成してよい。
制御装置104は、回転電機100(具体的にはロータ40)の回転を制御する装置であり、例えばECU(Electronic Control Unit)やコンピュータなどが該当する。この制御装置104は、少なくとも電力を変換するインバータを含み、さらには電圧を変換するコンバータを含めてもよい。回転電機100(すなわちステータ巻線20の端部)と制御装置104との間は、接続線103によって接続する。
上述のように構成された回転電機100にかかる特性について、図18〜図20を参照しながら説明する。図18には、縦軸をトルク低下率Rtとし、横軸を電流Iとする特性線CL3,CL4の一例を示す。一点鎖線で示す特性線CL3は、従来の閉スロット構造ステータを用いた回転電機の特性である。実線で示す特性線CL4は、実施の形態1に示すステータ鉄心10A(図1,図2を参照)を用いたステータ30を有する回転電機100の特性である。
特性線CL4と特性線CL3を比べてみると、電流Iの大小にかかわらず、特性線CL4のトルク低下率Rtは特性線CL3よりも低い。すなわちステータ30は、従来の閉スロット構造ステータよりも、性能を向上させることができる。
図19には、縦軸をトルク低下率比Rtrとし、横軸を電流Iとする特性線CL5の一例を示す。トルク低下率比Rtrは、トルク低下率Rtaをトルク低下率Rtbで除した値である。すなわち、Rtr=Rta/Rtbである。トルク低下率Rtaは、実施の形態2〜4に示すステータ鉄心10B〜10D(図6,図7,図10〜図13を参照)にかかるトルク低下率Rtである。トルク低下率Rtbは、実施の形態1に示すフラックスバリア14を有しないステータ30にかかるトルク低下率Rtである。
特性線CL5として示すトルク低下率比Rtrは、低電流域において1.0よりも下回っている。すなわち、フラックスバリア14を設けることで、さらに回転電機100の性能を向上させることができる。なお、低電流域は磁束φsrが飽和に至らない大きさの電流域である。具体的には、回転電機100の定格電流に対して数分の1(例えば5分の1)以下の電流域などが該当する。
ステータの構成と固有振動数fcとの関係は、例えば図20に示す棒グラフのようになる。なお、「開スロット」はリブRbが設けられない開スロット構造ステータである。「閉スロット」は、リブRbがティース11の先端面11aと滑らかになるように曲面で形成される閉スロット構造ステータである。「10A」はステータ鉄心10Aを有するステータ30である。「10B〜10D」はステータ鉄心10B〜10Dをそれぞれ有するステータ30である。
円環0次固有振動数は、開スロット構造ステータで固有振動数fc21になる。これに対して、閉スロット構造ステータや、ステータ鉄心10A〜10Dをそれぞれ有するステータ30は固有振動数fc22とになる。図示するように、固有振動数fc21と固有振動数fc22とは、ほとんど差がない。
これに対して円環8次固有振動数は、開スロット構造ステータで固有振動数fc23になる。これに対して、閉スロット構造ステータや、ステータ鉄心10A〜10Dをそれぞれ有するステータ30は固有振動数fc24になる。図示するように、固有振動数fc23と固有振動数fc24とは、大きな差がある(fc24>fc23)。図示を省略するが、円環2次固有振動数,円環3次固有振動数,…,円環9次固有振動数は、図4,図5と同様になる。よって、ステータ30を有する回転電機100は、従来の閉スロット構造ステータと同程度に、振動や騒音を抑制することができる。
〔他の実施の形態〕
以上では本発明を実施するための形態について実施の形態1〜5に従って説明したが、本発明は当該形態に何ら限定されるものではない。言い換えれば、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施することもできる。例えば、次に示す各形態を実現してもよい。
上述した実施の形態2〜4では、ステータ鉄心10において周方向に隣り合うティース11の相互間を連結するリブRbとして、板形状のリブRb1を適用する構成とした(図1,図6,図10,図12を参照)。この形態に代えて、リブRb1以外の形状からなるリブRbを適用する構成としてもよい。例えば、図21に示すステータ鉄心10EのリブRb2は、平行して設けた複数枚(図21では2枚)の板形状からなる。図22に示すステータ鉄心10FのリブRb3は、平行して設けた複数枚の板形状と、径方向に隣り合う板形状を連結した部位とを有する。図23に示すステータ鉄心10GのリブRb4は、非直線的に曲げた部位を有する板形状からなる。図示を省略するが、隣り合うティース11の相互間を連結できれば、メッシュ状に形成してもよく、曲面状に形成してもよい。いずれの形状でリブRbを形成するにせよ、漏れ磁束φeを抑制することができるので、実施の形態2〜4と同様の作用効果が得られる。
上述した実施の形態2〜4では、フラックスバリア14(14A〜14C)をティース11に設ける構成とした(図6,図7,図10〜図13を参照)。この形態に代えて、フラックスバリア14をティース11とリブRbに跨るように設ける構成としてもよい。例えば、図24に示すステータ鉄心10Hは、実施の形態3に示すステータ鉄心10Cのフラックスバリア14B(図10,図11を参照)と同様の形状をなすフラックスバリア14Dを有する。このフラックスバリア14Dは、ティース11とリブRb2に跨るように設けられる。この構成例における周方向幅W2は、図示するように径方向と交差する方向の幅になる。フラックスバリア14Dに代えて、フラックスバリア14A,14Cを適用してもよい。フラックスバリア14を設ける位置が相違するに過ぎないので、実施の形態2〜4と同様の作用効果が得られる。
上述した実施の形態2〜4では、フラックスバリア14(14A〜14C)は平面(または断面)が所定形状の貫通穴で構成した(図6,図7,図10〜図13を参照)。この形態に代えて、図25に示すステータ鉄心10Iのフラックスバリア14A(貫通穴)を非磁性部材15で埋める構成としてもよい。図示を省略するが、フラックスバリア14B,14C,14Dについても同様に、非磁性部材15で埋める構成としてもよい。非磁性部材15は、例えば非磁性金属(具体的にはアルミニウム,銅,ステンレス鋼,真鍮など)や、非磁性樹脂などのように非磁性を示す部材が該当する。また図示を省略するが、軸方向の厚みが径方向幅W1の半分よりも小さくなる非貫通穴(すなわち凹部)で構成してもよい。いずれの構成にせよ、漏れ磁束φtを抑制することができるので、実施の形態2〜4と同様の作用効果が得られる。非磁性部材15で埋めると、フラックスバリア14が無いティース11(図1,図2を参照)と同程度の剛性を確保することができる。
上述した実施の形態2のフラックスバリア14Aは平面(または断面)が四角形状の貫通穴で構成し(図6,図7を参照)、実施の形態3のフラックスバリア14Bは平面(または断面)が三角形状の貫通穴で構成し(図10,図11を参照)、実施の形態4のフラックスバリア14Cは平面(または断面)が円弧形状の貫通穴で構成した(図12,図13を参照)。これらの形態に代えて、五角形状以上からなる多角形状の貫通穴で構成してもよく、円弧形状以外の円形状(例えば半円形を含む円形や扇形等)で構成してもよく、多角形状と円形状とを合成した合成形状で構成してもよい。フラックスバリア14の形状が相違するに過ぎないので、実施の形態2〜4と同様の作用効果が得られる。
上述した実施の形態2〜4では、リブRbとティース11の境界部で一つのフラックスバリア14(14A〜14C)を設ける構成とした(図6,図7,図10〜図13を参照)。この形態に代えて、リブRbとティース11の境界部で二つ以上のフラックスバリア14を設ける構成としてもよい。二つ以上のフラックスバリア14は、同じ形状で形成してもよく、異なる形状で形成してもよい。リブRbとティース11の境界部に設けるフラックスバリア14の数が相違するに過ぎないので、実施の形態2〜4と同様の作用効果が得られる。
上述した実施の形態1〜5では、インナーロータ型の回転電機100に適用する構成とした(図1,図2,図6,図7,図10〜図17を参照)。この形態に代えて、アウターロータ型の回転電機100に適用する構成としてもよい。この構成では、外径側に配置されるティース11の先端面11aからヨーク13側(つまり内径側)に所定距離tだけ離して設けられてリブRbが設けられる。ロータ40とステータ30の配置が相違するに過ぎないので、実施の形態1〜5と同様の作用効果が得られる。
上述した実施の形態1〜5では、ロータ40は磁石を有しない軟磁性体で構成した(図17を参照)。この形態に代えて、磁石を有する構成としてもよい。磁石の有無が相違するに過ぎないので、実施の形態1〜5と同様の作用効果が得られる。
上述した実施の形態1〜5では、ステータ鉄心10の極数mとして24を適用し、ステータ巻線20の相数pとして3を適用する構成とした。この形態に代えて、極数mは24以外の数を適用してもよく、相数pは3以外の数を適用してもよい。極数mや相数pが相違するに過ぎないので、実施の形態1〜5と同様の作用効果が得られる。
〔作用効果〕
上述した実施の形態1〜5および他の実施の形態によれば、以下に示す各効果を得ることができる。
(1)ヨーク13と、ヨーク13から径方向に延びる複数のティース11と、周方向に隣り合うティース11の相互間に形成される複数のスロット12とを備えるステータ鉄心10(10A〜10I)と、スロット12に収容されて巻回されるステータ巻線20とを有するステータ30において、ティース11の先端からヨーク13側に所定距離tだけ離して設けられ、周方向に隣り合うティース11の相互間を連結するリブRb(Rb1〜Rb4)を有する構成とした(図1,図2,図6,図7,図10〜図13,図21〜図25を参照)。この構成によれば、リブRbはティース11の先端からヨーク13側に所定距離tだけ離れて設けられるので、ロータ40からリブRbに漏れる漏れ磁束φeを無視できるほどに抑制される。そのため、突極性を維持することができる。また、周方向に隣り合うティース11の相互間をリブRbで連結することで、従来の閉スロット構造ステータと同程度の剛性が維持され、振動や騒音を抑制することができる。
(2)ステータ鉄心10は、リブRbとの間で流れる漏れ磁束φtを阻害するフラックスバリア14(14A〜14D)を有する構成とした(図6,図7,図10〜図13,図21〜図25を参照)。この構成によれば、フラックスバリア14はティース11とリブRbとの間で流れる漏れ磁束φtを阻害するので、ステータ30とロータ40の間で流れる磁束φsrからリブRbに漏れて流れる漏れ磁束φtを抑制することができる。
(3)フラックスバリア14は、三角形以上の多角形を含む多角形状(フラックスバリア14A,14B,14D)、あるいは円形や扇形を含む円形状(フラックスバリア14C)からなる穴で形成される構成とした(図6,図7,図10〜図13,図21〜図25を参照)。図示を省略するが、多角形状と円形状とを合成した合成形状からなる穴で形成してもよく、これら以外の他形状(すなわち任意の形成)で形成してもよい。すなわち、多角形状,円形状,合成形状,他形状のうちで一以上の形状からなる穴で形成すればよい。いずれの形状で形成するにせよ、ティース11の先端からヨーク13側に所定距離tだけ離れて設けることで、リブRbに漏れて流れる漏れ磁束φtを抑制することができる。
(4)フラックスバリア14として設けられる穴(貫通穴または非貫通穴)は、非磁性部材15で埋められる構成とした(図25を参照)。この構成によれば、穴が非磁性部材15で埋められるので、穴による剛性の低下を抑制することができる。
(5)ティース11の端面とフラックスバリア14の端面との間の周方向幅W2は、リブRbの径方向幅W1の半分よりも小さく形成される構成とした(図7,図11,図13,図24を参照)。この構成によれば、ティース11の端面とフラックスバリア14の端面との間の周方向幅W2は、リブRbの径方向幅W1よりも小さい。磁気飽和は、リブRbよりもティース11の端面とフラックスバリア14の端面との間で生じ易くなるので、ステータ30とロータ40の間で流れる磁束φsrからリブRbに漏れて流れる漏れ磁束φtをより確実に抑制することができる。
(6)フラックスバリア14の周方向にかかる両端面の距離である周方向幅W4を、ティース11の周方向中心とフラックスバリア14Aの片側端面(すなわちスロット12側の端面)との距離である周方向幅W3で除した比率である幅比率Q(=W4/W3)は、所定比率(幅比率Q11または幅比率Q12)以下となるように設定する構成とした(図8,図9を参照)。この構成によれば、ステータ30(特にステータ鉄心10)とロータ40との間で流れる磁束φsrは、フラックスバリア14による磁束量の低下を抑えることができる。したがって、フラックスバリア14による回転電機100の性能が低下するのを抑制することができる。
(7)複数の電磁鋼板10aを積層して構成される構成とした(図14,図16を参照)。この構成によれば、所定形状に形成された電磁鋼板10aを積層すればよいので、簡単な工程でステータ鉄心10を形成(製造)することができる。
(8)リブRbは、ティース11の径方向面SF1,SF2に対して直交するように連結される構成とした(図2,図7を参照)。この構成によれば、断面が四角形状に成形されたステータ巻線20(すなわちセグメント導体21)を収容する場合には、占積率を高められる。また、機械的剛性を向上させ、固有周波数を高めることができ、性能の低下をより確実に抑制することができる。
(9)回転電機100は、ステータ鉄心10(10A〜10I)を含むステータ30と、回転自在に支持されるロータ40とを有する構成とした(図17を参照)。この構成によれば、突極性を維持したり、ステータ30全体の剛性を維持したりする回転電機100を適用することができる。
(10)ロータ40は、磁石を有しない軟磁性体からなる構成とした(図17を参照)。この構成によれば、軟磁性体からなるロータ40を有するSRモータは、さらにリラクタンストルクによる性能を向上させることができる。
10(10A〜10I) ステータ鉄心
11 ティース
12 スロット
13 ヨーク
20 ステータ巻線
30 ステータ(固定子)
40 ロータ(回転子)
φe,φt 漏れ磁束
Lr 所定距離
Rb(Rb1〜Rb4) リブ

Claims (10)

  1. ヨーク(13)と、前記ヨークから径方向に延びる複数のティース(11)と、周方向に隣り合う前記ティースの相互間に形成される複数のスロット(12)とを備えるステータ鉄心(10)と、
    前記スロットに収容されて巻回されるステータ巻線(20)とを有するステータ(30)において、
    前記ティースの先端から前記ヨーク側に所定距離(t)だけ離して設けられ、周方向に隣り合う前記ティースの相互間を連結するリブ(Rb)を有することを特徴とするステータ。
  2. 前記ステータ鉄心は、前記リブとの間で流れる磁束を阻害するフラックスバリア(14)を有することを特徴とする請求項1に記載のステータ。
  3. 前記フラックスバリアは、三角形以上の多角形を含む多角形状(14A,14B,14D)、円形や扇形を含む円形状(14C)、前記多角形状と前記円形状とを合成した合成形状のうちで一以上の形状からなる穴で形成されることを特徴とする請求項2に記載のステータ。
  4. 前記貫通穴は、非磁性部材(15)で埋められることを特徴とする請求項3に記載のステータ。
  5. 前記ティースの端面と前記フラックスバリアの端面との間の周方向幅(W2)は、前記リブの径方向幅(W1)の半分よりも小さく形成されることを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載のステータ。
  6. 前記フラックスバリアの周方向にかかる両端面の距離である周方向幅(W4)と、前記ティースの周方向中心とフラックスバリア14Aの片側端面との距離である周方向幅(W3)で除した比率である幅比率(Q)は、所定比率(Q11,Q12)以下となるように設定することを特徴とする請求項2から5のいずれか一項に記載のステータ。
  7. 複数の電磁鋼板(10a)を積層して構成されることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のステータ。
  8. 前記リブは、前記ティースの径方向面(SF1,SF2)に対して直交するように連結されることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載のステータ。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載のステータと、
    回転自在に支持されるロータ(40)とを有することを特徴とする回転電機(100)。
  10. 前記ロータは、磁石を有しない軟磁性体からなることを特徴とする請求項9に記載の回転電機。
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