JP2016217231A - ガスタービン式レンジエクステンダーによる回生電力吸収装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ガスタービンによる電動車輌用レンジエクステンダーを車輌の回生制動時にバッテリを充電する電力量を越えて発生した余剰回生電力を吸収する手段とするとき、回生電力をできるだけ有効に回収すべくバッテリが即充電されるようになっていると、バッテリのSOCが高いときガスタービンの駆動停止が頻繁になる。ガスタービンの軸受が空気軸受であると停止時には機械的接触状態となり、起動の初期には摩擦摺動が生じ、停止、起動の回数が増大すると、軸受の耐久性が損なわれる。この問題に対処する。
【解決手段】余剰回生電力の吸収が実行されている状態から吸収の必要がなくなったとき、ガスタービンを所定の猶予時間だけ電動駆動する。
【選択図】図4
【解決手段】余剰回生電力の吸収が実行されている状態から吸収の必要がなくなったとき、ガスタービンを所定の猶予時間だけ電動駆動する。
【選択図】図4
Description
本発明は、電動車輌の回生制動時に発生した電力が蓄電池の充電に使用しきれない余剰電力となったときそれを吸収する回生電力吸収装置に係り、特に電動車輌がガスタービンをエンジンとするガスタービン式レンジエクステンダーを備えているとき、該ガスタービン式レンジエクステンダーにより余剰回生電力を吸収することに係る。
電動車輌の走行距離を延ばすレンジエクステンダーとしてレシプロエンジンを備えた電動車輌に於いて、長い下り坂等にて回生制動により発生した電力が蓄電池の充電に使用しきれない余剰電力となったとき、余剰回生電力によりレンジエクステンダーの発電機を電動機として作動させ、レシプロエンジンを摩擦抵抗に抗して駆動して該余剰回生電力を吸収することが、下記の特許文献1に記載されている。また下記の特許文献2には、ガスタービンをレンジエクステンダーのエンジンとすることが記載されている。
上記の技術背景から、電動車輌がガスタービンによるレンジエクステンダーを備えていれば、回生制動により発生した電力が蓄電池の充電に使用しきれない余剰電力となったとき、余剰回生電力によりガスタービンを駆動することが考えられるが、ガスタービンの圧縮機にて圧縮された給気をタービンからの排気により予熱する熱交換器が設けられている場合、該熱交換器が暖機状態にあると、ガスタービンで吸収できる電力量が低下し、余剰回生電力が十分に吸収できなくなる。しかし、一方、その後のレンジエクステンダーの作動に於ける熱効率向上のためには、上記の熱交換器は、敢えて冷却されるべきものではない。
上記の事情に着目し、レンジエクステンダー作動時のガスタービンの熱効率を損なうことなく、余剰回生電力吸収時のガスタービンによる余剰回生電力吸収能を高めるべく、本件出願人は、特願2015-089688号に於いて、圧縮機にて圧縮された給気をタービン排気にて予熱する熱交換器を備えたガスタービンにより発電機を駆動する電動車輌用レンジエクステンダーを車輌の回生制動時にバッテリを充電する電力量を越えて発生した余剰回生電力を吸収する手段とする余剰回生電力吸収装置にして、圧縮機にて圧縮された給気を前記熱交換器の手前にて適宜排出する給気排出弁が設けられていることを特徴とする余剰回生電力吸収装置を提案した。
電動車輌用レンジエクステンダーを車輌の回生制動時にバッテリを充電する電力量を越えて発生した余剰回生電力を吸収する手段とする場合、バッテリを充電する電力量を越える余剰回生電力の発生がなくなれば、レンジエクステンダーによる回生電力の吸収は直ちに停止されてよいが、車輌制動時の回生電力をできるだけ有効に回収するため、制動時回生電力によるバッテリの充電は、バッテリの充放電間に適度のヒステリシスを設けることなく、回生電力が発生し次第行われるので、バッテリのSOCがSOCmaxに近い状態にあると、一度SOCがSOCmaxに達し、レンジエクステンダーによる余剰回生電力の吸収が開始され、その後SOCがSOCmax以下に下がり、レンジエクステンダーによる余剰回生電力の吸収が停止されても、また直ぐSOCがSOCmaxに達し、レンジエクステンダーによる余剰回生電力の吸収が再開されがちとなる。ところが、ガスタービンの軸受が空気軸受の場合にはガスタービンの停止時には機械的接触を生じた状態となり、起動の初期には機械的接触状態での摩擦摺動が生じるので、ガスタービンによるレンジエクステンダーに於いては、ガスタービンの停止、起動の回数が増大すると、その軸受の耐久性が損なわれる。
本発明は、上記の事項に着目し、ガスタービンにより発電機を駆動する電動車輌用レンジエクステンダーを車輌の回生制動時にバッテリを充電する電力量を越えて発生した余剰回生電力を吸収する手段とする余剰回生電力吸収装置に於いて、ガスタービンの軸受の耐久性を確保することを課題としている。
上記の課題を解決すべく、本発明は、ガスタービンにより発電機を駆動する電動車輌用レンジエクステンダーを車輌の回生制動時にバッテリを充電する電力量を越えて発生した余剰回生電力を吸収する手段とする余剰回生電力吸収装置にして、前記余剰回生電力の吸収が実行されている状態から吸収の必要がなくなったとき、該ガスタービンは車輌の運転時間内にて所定の猶予時間だけ電動駆動されることを特徴とする余剰回生電力吸収装置を提案するものである。
上記の猶予時間に於けるガスタービンの電動駆動は、駆動電流を低減することにより回転数を落とした駆動とされてもよいが、前記ガスタービンが、圧縮機にて圧縮された給気をタービン排気にて予熱する熱交換器と、圧縮機にて圧縮された給気を前記熱交換器の手前にて適宜排出する給気排出弁とを備え、バッテリを充電する電力量を越える回生電力の発生中に前記給気排出弁が開かれていたときには、バッテリを充電する電力量を越える回生電力の発生がなくなったときの前記猶予時間だけの電動駆動は、前記給気排出弁を閉じることにより行われてよい。
上記の如く、ガスタービンにより発電機を駆動する電動車輌用レンジエクステンダーを車輌の回生制動時にバッテリを充電する電力量を越えて発生した余剰回生電力を吸収する手段とする余剰回生電力吸収装置に於いて、前記余剰回生電力の吸収が実行されている状態から吸収の必要がなくなったとき、該ガスタービンは車輌の運転時間内にて所定の猶予時間だけ電動駆動されるようになっていれば、前記猶予時間を適当に設定しておくことにより、余剰回生電力を吸収する必要がなくなっても、暫時ガスタービンを回転状態に維持し、バッテリのSOCがSOCmaxに近い状態にあり、SOCがSOCmax以下に下がってもまた直ぐSOCがSOCmaxとなり、ガスタービンの駆動再開が要求されたとき、ガスタービンの停止状態からの起動を回避して余剰回生電力吸収装置の作動を再開させることができる。
この場合、ガスタービンが、圧縮機にて圧縮された給気をタービン排気にて予熱する熱交換器と、圧縮機にて圧縮された給気を前記熱交換器の手前にて適宜排出する給気排出弁とを備え、バッテリを充電する電力量を越える回生電力の発生中に前記給気排出弁が開かれていたとき、余剰回生電力の吸収が実行されている状態から吸収の必要がなくなったときの前記猶予時間だけのガスタービンの電動駆動は、前記給気排出弁を閉じることにより行われれば、前記猶予時間だけのガスタービンの電動駆動は、駆動電流の低減により回転数を落とした駆動とされなくても、前記熱交換器の暖機によるガスタービンの動力発生を生かし、回転数を落とさず、有効な回生電力の無駄な消費を抑制して行える。
図1は、ガスタービンをエンジンとするレンジエクステンダーではあるが、車輌の回生制動時にバッテリで吸収しきれない余剰回生電力が生じたときそれを吸収する回生電力吸収装置としても作動する装置の構成を示す概略図であり、その構成には、特に上記の先行出願である特願2015-089688号にて提案された給気排出弁が組み込まれている。この図に於いて、10はガスタービンであり、圧縮機(C)12、タービン(T)14、燃料燃焼器(CC)16、圧縮機にて圧縮された給気をタービン排気にて予熱する熱交換器18を含む従来の構成に加えて、上記の給気排出弁(CDP)20を備えている。
ガスタービン10は、レンジエクステンダーとして作動するときには、走行制御用電子制御装置(ECU.D)22に連結されたガスタービン制御用電子制御装置(ECU.G)24により制御される燃料制御弁(FMV)26を経て燃料を供給され、電動発電機(M/G)28を駆動し、インバータ/整流器(INV/R)30を経てバッテリ(B)32を充電する。そして更に、ガスタービン10は、車輌の制動時に車輪に連結された電動発電機(M/G)34が車輪の側から駆動されて発電した回生電力がインバータ/整流器(INV/R)36を経てバッテリ32を充電するとき、バッテリにて吸収しきれない余剰回生電力が生ずると、該余剰回生電力によりインバータ/整流器(INV/R)30を経て電動発電機28が駆動されることにより駆動されて余剰回生電力吸収装置として作動する。
ガスタービン10は、それがレンジエクステンダーとして作動するときには、その出力は、図2に破線にて例示する如く、回転数の増大に応じて定格回転数(100%)にて定格出力(100%)になるよう増大する。一方、ガスタービン10は、燃料を供給されることなく電動発電機28により駆動されるとき、もしガスタービン10が直前までレンジエクステンダーとして作動していて、熱交換器18が暖機状態にあると、図2に一点鎖線にて例示する程度しか電力を吸収することができない。しかし、これは、一方では、ガスタービン10が電力により駆動されるとき、電力をあまり消費せずに駆動されることを意味する。この場合、ガスタービン10の余剰回生電力吸収装置としての作動が進行すれば、熱交換器18は次第に冷却され、ガスタービン10の電力吸収能は上昇してくるが、ガスタービンの熱効率は、ガスタービンが冷温始動されるときには、図3に例示する如くかなりの時間をかけて緩やかに上昇するので、ガスタービン10が次にレンジエクステンダーとして作動することを考えると、余剰回生電力吸収作動時に熱交換器18を冷却させないのが好ましい。
そこで、図1に示す如く圧縮機12にて圧縮された給気を熱交換器18に入る手前で排出できる給気排出弁(CDP)20を設け、熱交換器18が暖機状態にあってガスタービン10を余剰回生電力吸収装置として作動させるときには、給気排出弁20を開くようにする。かかる給気排出弁20にて圧縮機12により圧縮された給気を熱交換器18に入る手前で排出することにより、ガスタービン10にて吸収できる余剰回生電力量を図2に実線により示す如く増大させることができる。
図4は、図1に示す装置を作動させる要領を示すフローチャートである。制御が開始されると、ステップ(S)10にて、バッテリ32の充電状態SOCが満杯状態を示すSOCmaxに達していないか否かが判断される。SOCがSOCmaxに達し、答がNOになると、制御はステップ20へ進み、ここでフラグNsocが1にセットされる。次いで、制御はステップ30へ進み、ガスタービン10に要求される電力PGが演算される。一方、SOCがSOCmaxに達しておらず、ステップ10の答がYESであれば、制御はステップ40へ進み、SOCがSOCmax−Δ以下であるか否かが判断される。Δはガスタービン10を余剰回生電力吸収装置としてオンオフさせるに当たってのSOCで見たヒステリシスである。答がNOのときには、制御はステップ50へ進み、フラグNsocが1であるか否かが判断される。制御がステップ10にて一度NOに進んだときは、制御が後述のステップ190に至って0にリセットされるまでNsocは1であり、従って、制御がステップ10にて一度NOに進み、ステップ30以下のガスタービンを回生電力により駆動する制御が開始されたときには、バッテリ32の充電状態がSOCmax−Δ以下に下がるまで制御はステップ50よりステップ30へ戻る。
ステップ60に於いては、ガスタービン10に求められている負の電力PGが-100%以下(絶対値で100%以上)であるか否かが判断される。答えがYESであれば、制御はステップ70へ進み、給気排出弁CDP20の開閉をハンチングさせないためのカウント値Ncdpが0にリセットされ、制御はステップ80へ進み、給気排出弁CDP20が開かれる。この場合、制御は給気排出弁CDP20を開いた状態でステップ90へ進み、バッテリ32の充電状態SOCをSOCmaxに制限しつつ余剰回生電力に応じてガスタービン(GT)10が電動発電機28により駆動され、所要の負の値のPGが生成される。
ガスタービン10に求められている負の電力PGが-100%以下でなく(絶対値で100%以下)、ステップ60の答がNOであるときには、制御はステップ100へ進み、タービン出口温度t1が所定の設定温度t1set以下であるか否かが判断される。答がNOであれば、制御はステップ70へ進むが、答がYESであれば、制御はステップ110へ進み、熱交換器18の出口の給気温度t2が所定の設定温度t2set以下であるか否かが判断される。答がNOであれば、制御はステップ70へ進むが、答がYESであれば、制御はステップ120へ進み、カウント値Ncdpが制御開始時またはステップ70にて0にリセットされた状態から始まって1だけカウントアップされる。ついで制御はステップ130へ進み、Ncdpが所定の設定値Nsetを越えたか否かが判断される。かかるフローチャートを巡る制御は数十ミリセカンドの周期にて繰り返されるので、Nsetの値を適当に定めておけば、ステップ100および110の判定が落ち着いたところで、ステップ80へ進むかステップ140へ進むかの判断を行うことができる。ステップ130の答がNOであれば、制御はステップ80へ進むが、答がYESであれば、制御はステップ140へ進み、給気排出弁(CDP)20が閉じられる。これは、タービン出口温度t1が高くなく且熱交換器18の出口の給気温度t2が高くないときには、給気排出弁(CDP)20より給気を逃がさなくてもガスタービン10により電力吸収が可能であり、次のレンジエクステンディングのためにガスタービン10の暖機度を保っておいた方がよいからである。尚、ステップ140へ進んだときには、カウント値NcdpはNset+1に抑えられる。制御がステップ140を経てステップ90へ進んだときには、給気排出弁CDP20が閉じられた状態で、バッテリの充電状態SOCをSOCmaxに制限しつつ余剰回生電力に応じてガスタービン10が電動発電機28により駆動される。
ガスタービンを回生電力により駆動する制御が行われている間にバッテリ32のSOCがSOCmax−Δ以下に下がったとき、またはガスタービン10の電動駆動による余剰回生電力の吸収は行われていない状態(Nsoc=0)にてバッテリ32のSOCがSOCmax以下であるときには、制御はステップ150へ進み、給気排出弁CDP20は閉じられ、或いは閉じられた状態に維持される。このときには、ステップ160にてフラグNsocが1であるか否かが判断される。制御がステップ20を経てここに至っており、答がYESであるとき、即ち、それまでガスタービン10の電動駆動による余剰回生電力の吸収が行われていたときには、制御はステップ170へ進み、時間Treが経過したか否かが判断され、時間Treが経過するまで制御はステップ180へ進み、ガスタービン10(GT)が回転数Nrrにて電動駆動される。Nrrは、ガスタービン10の軸受の浮動状態を維持するに必要な最低の回転数とされてよいが、特に給気排出弁(CDP)20を備えた実施例では給気排出弁(CDP)20はステップ150にて閉じられるので、熱交換器18が暖機状態にあれば、ガスタービン10の電動駆動による電力の吸収は図2にて一点鎖線により示されているように低く、Nrrはガスタービン10の軸受の浮動状態を良好に維持するに十分な値とされてよい。時間Treが上記の猶予時間である。時間Treが経過すると、制御はステップ190へ進み、フラグNsocが0にリセットされる。尚、Treは車輌の運転に関与する制御装置に定められた時間であり、車輌の運転が停止されれば、車輌の運転に関与する制御装置の作動は停止するので、車輌の運転が停止されれば、Treの経過を待たずにガスタービン10の電動駆動は停止される。猶予時間については、上り、下りが頻繁に発生するような山間での走行を想定した「山間モード」と、平地での走行を想定した「平地モード」とが用意され、ユーザによってそれらのモード間の切り替えが可能とされていてよい。「山間モード」での猶予時間は例えば30分程度とされ、「平地モード」での猶予時間は例えば10分程度とされてよい。
制御がステップ190を経てステップ200に至ったとき、またはガスタービン10の電動駆動が行われておらず、フラグNsocが0にリセットされていて、バッテリ32のSOCがSOCmax以下であることにより制御がステップ170をバイパスしてステップ200に至ったときには、レンジエクステンディングの要不要に応じてガスタービンGTは発電のために運転されるかまたは停止される。
今、車輌の走行に於ける高度変化が図5に例示する如く変化すると、バッテリ32のSOCが当初図示のような比較的高い状態にあれば、時点T1にてSOC はSOCmaxとなり、ガスタービン10による余剰回生電力の吸収が必要となる。時点T2にてSOC はSOCmax以下となり、ガスタービン10による余剰回生電力の吸収は不要となるが、上記の実施例では、SOC がSOCmax-Δ以下に下がる時点T3にてガスタービン10による回生電力の吸収が停止される。しかし、程なく時点T4にてSOC は再びSOCmaxとなり、ガスタービン10による余剰回生電力の吸収が必要となる。このような場合に、上記の猶予時間Treが図示の如き値に設定されていると、時点T4にてガスタービン10による余剰回生電力の吸収が必要となったとき、ガスタービン10は軸受の浮動状態を維持した回転状態で余剰回生電力の吸収に復帰することができる。
以上に於いては本発明を一つの実施例について詳細に説明したが、かかる実施例について本発明の範囲内にて種々の変更が可能であることは当業者にとって明らかであろう。
10…ガスタービン、12…圧縮機(C)、14…タービン(T)、16…燃料燃焼器(CC)、18…熱交換器、20…給気排出弁(CDP)、22…走行制御用電子制御装置(ECU.D)、24…ガスタービン制御用電子制御装置(ECU.G)、26…燃料制御弁(FMV)、28…電動発電機(M/G)、30…インバータ/整流器(INV/R)、32…バッテリ(B)、34…電動発電機(M/G)、36…インバータ/整流器(INV/R)
Claims (1)
- ガスタービンにより発電機を駆動する電動車輌用レンジエクステンダーを車輌の回生制動時にバッテリを充電する電力量を越えて発生した余剰回生電力を吸収する手段とする余剰回生電力吸収装置にして、前記余剰回生電力の吸収が実行されている状態から吸収の必要がなくなったとき、該ガスタービンは車輌の運転時間内にて所定の猶予時間だけ電動駆動されることを特徴とする余剰回生電力吸収装置。
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