JP2016210583A - elevator - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の実施形態は、2:1ローピングを採用したトラクション方式のエレベータに関する。 Embodiments of the present invention relate to a traction type elevator that employs 2: 1 roping.
エレベータが設置された構築物が地震や強風等により揺れると、乗りかごおよび釣合錘を昇降路に吊り下げているメインロープが昇降路の横方向に大きく振れ動くことがある。特に高層用エレベータでは、メインロープの全長が増大するので、メインロープの振れ幅が大きくなる。 When the structure where the elevator is installed is shaken by an earthquake or a strong wind, the main rope that suspends the car and the counterweight on the hoistway may swing greatly in the lateral direction of the hoistway. In particular, in a high-rise elevator, the overall length of the main rope increases, so the swing width of the main rope increases.
メインロープが大きく振れた状態でエレベータの運転を継続した場合、メインロープの振れが乗りかごに伝わり、乗り心地の悪化を招く一つの要因となる。 When the operation of the elevator is continued in a state where the main rope is greatly shaken, the swing of the main rope is transmitted to the car, which is one factor that causes a deterioration in the ride comfort.
メインロープの振れが乗りかごに伝わるのを防止するため、1:1ローピングを採用したエレベータでは、乗りかごの上方に振れ止め機構を設置することが行われている。従来の振れ止め機構は、メインロープが個々に挿通される複数の挿通孔が形成された拘束ブロックを備えている。拘束ブロックは、乗りかごに追従して昇降動することで、メインロープの横方向の振れを拘束するようになっている。 In order to prevent the main rope swing from being transmitted to the car, in an elevator employing 1: 1 roping, a steadying mechanism is installed above the car. The conventional steady rest mechanism includes a restraining block in which a plurality of insertion holes through which the main ropes are individually inserted are formed. The restraint block restrains the horizontal runout of the main rope by moving up and down following the car.
1:1ローピングのエレベータでは、メインロープの一端が乗りかごに直接繋がれているので、メインロープが乗りかごおよび拘束ブロックに対し走行することはない。 In a 1: 1 roping elevator, one end of the main rope is directly connected to the car, so the main rope does not travel relative to the car and the restraining block.
しかしながら、2:1ローピングを採用したエレベータでは、メインロープが乗りかごに設けられたかごシーブに巻き掛けられているため、メインロープが乗りかごに対し昇降路の高さ方向に沿って走行する。 However, in an elevator that employs 2: 1 roping, the main rope travels along the height direction of the hoistway with respect to the car because the main rope is wound around the car sheave provided on the car.
このため、メインロープが挿通される前記拘束ブロックを2:1ローピングのエレベータに適用した場合、メインロープと拘束ブロックとの間に大きな摺動抵抗が生じるのを否めない。したがって、拘束ブロックがメインロープとの接触により早期のうちに摩耗してしまい、メインロープの振れ止め機能を長期に亘って持続することが困難となる。 For this reason, when the restraint block through which the main rope is inserted is applied to an elevator of 2: 1 roping, it cannot be denied that a large sliding resistance is generated between the main rope and the restraint block. Therefore, the constraining block is worn out at an early stage due to contact with the main rope, and it becomes difficult to maintain the main rope steadying function for a long period of time.
本発明の目的は、2:1ローピングを採用したメインロープの横方向への振れを拘束することができ、メインロープから乗りかごに伝わる振動を長期に亘って抑制できるエレベータを得ることにある。 An object of the present invention is to obtain an elevator capable of restraining lateral vibration of a main rope adopting 2: 1 roping and suppressing vibration transmitted from the main rope to a car for a long period of time.
実施形態によれば、エレベータは、一対の第1のガイドレールおよび一対の第2のガイドレールを有する昇降路と、前記第1のガイドレールに沿って前記昇降路を昇降動されるとともに第1のシーブを有する乗りかごと、前記第2のガイドレールに沿って前記昇降路を昇降動されるとともに第2のシーブを有する釣合錘と、前記第1のシーブおよび前記第2のシーブに巻き掛けられ、前記乗りかごおよび前記釣合錘を前記昇降路に2:1ローピングで吊り下げる複数のメインロープと、を備えている。
ローラ支持体が前記乗りかごに連結されている。前記ローラ支持体は、前記第1のガイドレールの間に跨るとともに前記第1のガイドレールに昇降可能に支持されている。複数のローラが前記ローラ支持体に支持されている。前記ローラは、前記第1のシーブから前記乗りかごの上方に導かれた前記メインロープに回転自在に接することで、前記昇降路の横方向への前記メインロープの振れを拘束する。
According to the embodiment, the elevator is moved up and down the hoistway along the first guide rail and the hoistway having a pair of first guide rails and a pair of second guide rails. And a counterweight that is moved up and down the hoistway along the second guide rail and has the second sheave, and wound around the first sheave and the second sheave. A plurality of main ropes that are hung and suspending the car and the counterweight from the hoistway by 2: 1 roping.
A roller support is connected to the car. The roller support is straddled between the first guide rails and supported by the first guide rails so as to be movable up and down. A plurality of rollers are supported by the roller support. The roller restrains the swing of the main rope in the lateral direction of the hoistway by rotatably contacting the main rope guided from the first sheave to the upper side of the car.
[第1の実施形態]
以下、第1の実施形態について、図1ないし図5を参照して説明する。
[First embodiment]
The first embodiment will be described below with reference to FIGS. 1 to 5.
図1は、2:1ローピングを採用したトラクション方式のエレベータ1を概略的に示している。図1に示すように、エレベータ1は、昇降路2、一対の第1のガイドレール3a,3b、一対の第2のガイドレール4a,4b、乗りかご5、釣合錘6、巻上機7および複数のメインロープ8を主要な要素として備えている。
FIG. 1 schematically shows a
第1のガイドレール3a,3bおよび第2のガイドレール4a,4bは、夫々昇降路2の高さ方向に沿って一直線状に延びているとともに、昇降路2の幅方向に互いに間隔を存して平行に配置されている。
The
乗りかご5は、第1のガイドレール3a,3bを介して昇降路2に昇降動可能に支持されている。乗りかご5は、かご枠9およびかご本体10を備えている。かご枠9は、左右の縦枠11a,11b、下梁12および上梁13を有している。縦枠11a,11bは、第1のガイドレール3a,3bの間で昇降路2の高さ方向に延びている。下梁12は、縦枠11a,11bの下端部の間に水平に架け渡されている。上梁13は、縦枠11a,11bの上端部の間に水平に架け渡されている。
The car 5 is supported by the
かご本体10は、乗客が乗り降りする箱形の要素であって、かご枠9により支持されている。かご本体10は、左右の縦枠11a,11b、下梁12および上梁13で囲まれている。
The car body 10 is a box-shaped element on which passengers get on and off, and is supported by a car frame 9. The car body 10 is surrounded by left and right
下梁12の左端部および右端部に夫々下部案内装置14a,14bが取り付けられている。下部案内装置14a,14bは、第1のガイドレール3a,3bを三方から挟み込むことで、乗りかご5を第1のガイドレール3a,3bに沿って昇降動可能に案内する。
かご枠9の上梁13は、かご本体10の上方に位置されている。図2に示すように、上梁13は、一対の梁部材16a,16bを有している。梁部材16a,16bは、昇降路2の幅方向に水平に延びているとともに、昇降路2の奥行き方向に互いに間隔を存して平行に配置されている。梁部材16a,16bの間には、ロープ挿通路17が形成されている。
The
図1および図2に示すように、シーブブラケット18が上梁13の下面に支持されている。シーブブラケット18は、一対の梁部材19a,19bを有している。梁部材19a,19bは、昇降路2の幅方向に水平に延びているとともに、昇降路2の奥行き方向に互いに間隔を存して平行に配置されている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
第1のシーブ20が梁部材19a,19bの中間部にピボット軸21を介して回転自在に支持されている。第1のシーブ20は、かご本体10の上方に位置されている。
A
図2に示すように、複数のジョイント23が上梁13の下面とシーブブラケット18の上面との間に介在されている。各ジョイント23は、第1のベースプレート24a、第2のベースプレート24bおよび複数のボール25を備えている。
As shown in FIG. 2, a plurality of
第1のベースプレート24aおよび第2のベースプレート24bは、互いに間隔を存して平行に配置されている。第1のベースプレート24aは、上梁13を構成する梁部材16a,16bの下面に水平に固定されている。第2のベースプレート24bは、シーブブラケット18を構成する梁部材19a,19bの上面に水平に固定されている。ボール25は、第1のベースプレート24aと第2のベースプレート24bとの間に回転自在に介在されており、当該ボール25が収容された領域は、図示しないシール材で密封されている。
The
このため、ジョイント23は、シーブブラケット18を水平面内で任意な方向に移動可能に支持している。すなわち、ジョイント23は、シーブブラケット18と上梁13との相対的な水平移動を許容する水平ベアリングと言い換えることができる。当該水平ベアリングの存在により、第1のシーブ20が乗りかご5の上梁13に対し水平方向に自由に動き得る状態に保たれている。
For this reason, the
釣合錘6は、第2のガイドレール4a,4bを介して昇降路2に昇降動可能に支持されている。釣合錘6の上端の中央部には、第2のシーブ26が回転自在に支持されている。
The
巻上機7は、昇降路2の上端の機械室27に据え付けられている。巻上機7の駆動シーブ7aに前記メインロープ8が巻き掛けられている。メインロープ8は、2:1ローピングで乗りかご5および釣合錘6を昇降路2に吊り下げている。メインロープ8は、乗りかご5および釣合錘6に直接繋がれておらず、乗りかご5の第1のシーブ20および釣合錘6の第2のシーブ26に巻き掛けられている。メインロープ8の一端および他端は、夫々昇降路2の上端に固定されている。
The hoisting machine 7 is installed in a
巻上機7は、メインロープ8を巻き上げたり、巻き戻すことで乗りかご5および釣合錘6を昇降路2に沿って昇降動させる。乗りかご5および釣合錘6の昇降速度は、メインロープ8の走行速度の1/2となり、メインロープ8に加わる張力も負荷重量の1/2となる。
The hoisting machine 7 moves the car 5 and the
図2に示すように、複数のメインロープ8は、昇降路2の奥行き方向に所定の間隔Pを存して一列に並んでいる。乗りかご5の第1のシーブ20に巻き掛けられたメインロープ8は、第1のシーブ20と巻上機7の駆動シーブ7aとの間を結ぶ第1の部位8aと、第1のシーブ20と昇降路2の上端との間を結ぶ第2の部位8bと、を有している。
As shown in FIG. 2, the plurality of
第1の部位8aおよび第2の部位8bは、互いに間隔を存して昇降路2の高さ方向に延びているとともに、上梁13のロープ挿通路17を通じて乗りかご5の上方に導かれている。メインロープ8の第1の部位8aおよび第2の部位8bは、乗りかご5の昇降動に応じて全長が変化する。
The
さらに、乗りかご5の底部と釣合錘6の下端部との間にコンペンセーティングロープ28が架け渡されている。コンペンセーティングロープ28は、乗りかご5および釣合錘6から昇降路2の底に向けて垂れ下がっている。
Further, a compensating
図1ないし図3に示すように、乗りかご5の上梁13の上方に振れ止め機構30が設けられている。振れ止め機構30は、乗りかご5を昇降路2に吊り下げているメインロープ8の横方向への振れを抑制するための要素であって、以下、振れ止め機構30の詳細について説明する。
As shown in FIGS. 1 to 3, a steadying
振れ止め機構30は、第1のガイドレール3a,3bの間に跨るローラ支持体31を備えている。ローラ支持体31は、一対の支持梁32a,32bを有している。支持梁32a,32bは、昇降路2の幅方向に水平に延びているとともに、昇降路2の奥行き方向に互いに間隔を存して平行に配置されている。
The
ローラ支持体31の左端部および右端部に上部案内装置33a,33bが取り付けられている。上部案内装置33a,33bは、第1のガイドレール3a,3bを三方から挟み込むことで、ローラ支持体31を第1のガイドレール3a,3bに沿って昇降動可能に案内する。さらに、上部案内装置33a,33bは、ローラ支持体31が昇降路2の横方向に動かないようにローラ支持体31を拘束している。
図1および図2に示すように、ローラ支持体31は、乗りかご5と一体的に昇降動するように支持機構34を介して乗りかご5の上梁13に連結されている。支持機構34は、例えば四本の支柱35を備えている。支柱35は、昇降路2の幅方向および奥行方向に間隔を存して配置されているとともに、昇降路2に沿うように垂直に起立されている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
具体的には、支柱35は、梁部材16a,16bの上面の両端部と支持梁33a,33bの下面の両端部との間に介在されることで、ローラ支持体31と上梁13との間の間隔を規定している。
Specifically, the
本実施形態では、各支柱35の下端は、ボールジョイント36aを介して梁部材16a,16bの上面に連結されている。同様に、各支柱35の上端は、他のボールショイント36bを介して支持梁33a,33bの下面に連結されている。したがって、上梁13とローラ支持体31とは、昇降路2の高さ方向に沿う位置関係は不変であるが、昇降路2の横方向に対しては相対的に変位可能となっている。
In the present embodiment, the lower end of each
図2および図3に示すように、第1ないし第4のローラ列40a,40b,40c,40dがローラ支持体31の支持梁32a,32bの間に配置されている。第1のローラ列40aおよび第2のローラ列40bは、メインロープ8の第1の部位8aの振れを拘束するための要素であって、メインロープ8の第1の部位8aを間に挟んで互いに平行に配置されている。
As shown in FIGS. 2 and 3, the first to
第1のローラ列40aおよび第2のローラ列40bは、夫々メインロープ8の数に対応した複数のローラ41を備えている。ローラ41は、例えばメインロープ8よりも柔軟な合成樹脂又はゴム状弾性体で形成されている。第1のローラ列40aを構成する複数のローラ41は、第1のローラ軸42を介して支持梁32a,32bの間に回転自在に支持されている。隣り合うローラ41の間の間隔は、スペーサ43によって維持されている。第1のローラ列40aの両端に位置されたローラ41と支持梁32a,32bとの間には、夫々カラー44a,44bが介在されている。
Each of the
第2のローラ列40bを構成する複数のローラ41は、第2のローラ軸45を介して支持梁32a,32bの間に回転自在に支持されている。隣り合うローラ41の間の間隔は、スペーサ46によって維持されている。第2のローラ列40bの両端に位置されたローラ41と支持梁32a,32bとの間には、夫々カラー47a,47bが介在されている。
The plurality of
さらに、図4に示すように、第1のローラ列40aのローラ41および第2のローラ列40bのローラ41は、互いに協働してメインロープ8の第1の部位8aを水平方向から個々に挟み込む複数のローラ対48を構成している。ローラ対48を構成する二つのローラ41は、乗りかご5の昇降動に伴ってメインロープ8が走行した時に、メインロープ8の第1の部位8aに転がり接触する。
Furthermore, as shown in FIG. 4, the
一方、第3のローラ列40cおよび第4のローラ列40dは、メインロープ8の第2の部位8bの振れを拘束するための要素であって、メインロープ8の第1の部位8bを間に挟んで互いに平行に配列されている。
On the other hand, the
第3のローラ列40cおよび第4のローラ列40dは、夫々第1のローラ列40aおよび第2のローラ列40bと共通の構成を有するため、第1のローラ列40aおよび第2のローラ列40bと同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
Since the
図4および図5に示すように、ローラ対48を構成する二つのローラ41の外周面に、夫々メインロープ8が入り込む円弧状の溝50が形成されている。溝50は、ローラ41の間で挟み込まれたメインロープ8が各ローラ列40a,40b,40c,40dの長手方向に変位するのを制限する要素である。本実施形態によると、溝50の深さdは、メインロープ8の直径Dの半分よりも遥かに小さく設定されている。
As shown in FIGS. 4 and 5, arc-shaped
この結果、メインロープ8を間に挟んで向かい合う二つのローラ41の外周面の間には、ローラ41の干渉を避ける隙間Sが形成されている。
As a result, a gap S that avoids the interference of the
このような第1の実施形態によると、乗りかご5の上梁13から上方に離れた位置に、乗りかご5と一緒に昇降動する振れ止め機構30が設けられている。振れ止め機構30の第1のローラ列40aおよび第2のローラ列40bは、複数のメインロープ8の第1の部位8aを水平方向から個々に挟み込む複数のローラ41を有している。同様に、振れ止め機構30の第3のローラ列40cおよび第4のローラ列40dは、複数のメインロープ8の第2の部位8bを水平方向から個々に挟み込む複数のローラ41を有している。
According to the first embodiment, the steadying
このため、昇降路2の乗りかご5が第1のガイドレール3a,3bに沿って昇降動すると、走行するメインロープ8の第1の部位8aおよび第2の部位8bが個々にローラ41の間を通過する。ローラ41は、メインロープ8に転がり接触することで昇降路2の高さ方向に沿うメインロープ8の移動を許容するが、昇降路2の横方向へのメインロープ8の動きを拘束する。
For this reason, when the car 5 of the
この結果、乗りかご5を昇降路2に吊り下げているメインロープ8の第1の部位8aおよび第2の部位8bが、例えば地震や強風等の影響を受けて昇降路2の横方向に大きく振れ動いたとしても、メインロープ8の振れは、メインロープ8の第1の部位8aおよび第2の部位8bがローラ41の間を通過する過程で強制的に抑制される。言い換えると、メインロープ8の振れは、乗りかご5の第1のシーブ20に伝わる以前に収束される。したがって、メインロープ8から乗りかご5に伝わる横方向の振動が低減され、乗り心地が良好となる。
As a result, the
さらに、ローラ41がメインロープ8に転がり接触することで、乗りかご5の昇降動に追従して走行するメインロープ8の横方向の動きが拘束されるので、メインロープ8とローラ41との接触部分に生じる抵抗を極力小さく抑えることができる。このため、ローラ41が早期のうちに摩耗することはなく、メインロープ8の振れを長期に亘って安定的に抑制することができる。
Furthermore, since the
加えて、本実施形態では、第1のシーブ20を支持したシーブブラケット18が、乗りかご5の上梁13に対し水平方向に自由に動き得る状態に保たれている。このため、たとえ振れ止め機構30のローラ41でメインロープ8に横方向への振れを止めることができなかったとしても、シーブブラケット18が水平方向に自由に移動することで、メインロープ8から第1のシーブ20に伝えられた振動を吸収する。
In addition, in this embodiment, the
よって、メインロープ8から第1のシーブ20を介して乗りかご5に伝わろうとする振動を減衰することができ、乗り心地の向上に寄与するといった利点がある。
Therefore, the vibration transmitted from the
[第2の実施形態]
図6および図7は、第2の実施形態を開示している。第2の実施形態は、第2のローラ列40bおよび第4のローラ列40dに関する事項が第1の実施形態と相違している。それ以外の振れ止め機構30の構成は、第1の実施形態と同様である。そのため、第2の実施形態において、第1の実施形態と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
[Second Embodiment]
6 and 7 disclose a second embodiment. The second embodiment is different from the first embodiment in matters relating to the
図6に示すように、第2のローラ列40bおよび第4のローラ列40dを構成する複数のローラ60は、メインロープ8が入り込む溝がない円筒状の外周面60aを有している。言い換えると、ローラ対48を構成する一方のローラ41は、メインロープ8が入り込む溝50を有しているが、他方のローラ60は、溝がない円筒状の外周面60aを有している。そのため、他方のローラ60は、メインロープ8が一方のローラ41の溝50から抜け出ないようにメインロープ8を溝50に押し込む機能を有している。
As shown in FIG. 6, the plurality of
さらに、本実施形態では、溝50の深さdは、メインロープ8が溝50から抜け出ないようにメインロープ8の直径Dの半分程度とすることが望ましい。
Furthermore, in the present embodiment, the depth d of the
このような第2の実施形態によると、二つのローラ41,60の間でメインロープ8を水平方向から挟み込んでメインロープ8の横方向の振れを拘束することができ、前記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
According to the second embodiment, the
[第3の実施形態]
図8は、第3の実施形態を開示している。第3の実施形態では、第1のローラ列40aと組み合わされるローラおよび第3のローラ列40cと組み合わされるローラが、夫々一本の共通ローラ70で構成されている。
[Third embodiment]
FIG. 8 discloses a third embodiment. In the third embodiment, the roller combined with the
第1のローラ列40aに対応する共通ローラ70は、全てのメインロープ8の第1の部位8aが接する円筒状の外周面70aを有するとともに、第2のローラ軸45を介してローラ支持体31の支持梁32a,32bの間に回転自在に支持されている。第1のローラ列40aのローラ41は、複数のメインロープ8の第1の部位8aに個々に接するので、個別ローラと言い換えることができる。
The
同様に、第3のローラ列40cに対応する共通ローラ70は、全てのメインロープ8の第2の部位8bが接する円筒状の外周面70aを有するとともに、第2のローラ軸45を介してローラ支持体31の支持梁32a,32bの間に回転自在に支持されている。第3のローラ列40cのローラ41は、複数のメインロープ8の第2の部位8bに個々に接するので、個別ローラと言い換えることができる。
Similarly, the
共通ローラ70は、メインロープ8が個別ローラ41の溝50から抜け出ないようにメインロープ8を溝50に押し込む機能を有している。したがって、共通ローラ70および個別ローラ41は、互いに協働してメインロープ8を水平方向から挟み込んでいる。
The
このような第3の実施形態によると、共通ローラ70と個別ローラ41との間でメインロープ8を水平方向から挟み込んでメインロープ8の横方向の振れを拘束することができ、前記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
According to the third embodiment, the
なお、第3の実施形態においては、図8に二点鎖線で示すように、メインロープ8が入り込む複数の溝71を共通ローラ70の外周面70aに間隔を存して形成してもよい。
In the third embodiment, as shown by a two-dot chain line in FIG. 8, a plurality of
[第4の実施形態]
図9は、第4の実施形態を開示している。第4の実施形態では、ローラ対48を構成する二つのローラ41が昇降路2の高さ方向に互いにずれているとともに、水平方向に距離Lだけオフセットされている。さらに、二つのローラ41は、メインロープ8に対し互いに逆方向から接している。そのため、メインロープ8は、二つのローラ41の間を通した状態で二つのローラ41の溝50に巻き掛けられている。
[Fourth Embodiment]
FIG. 9 discloses a fourth embodiment. In the fourth embodiment, the two
このような第4の実施形態においても、メインロープ8が二つのローラ41の間を通過するように当該ローラ41に巻き掛けられているので、メインロープ8の横方向の振れを二つのローラ41で拘束することができ、前記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
Also in the fourth embodiment, since the
さらに、二つのローラ41が昇降路2の高さ方向に離れているので、溝50の深さをメインロープ8の直径の半分に設定しても、二つのローラ41が互いに干渉することはない。
Further, since the two
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。 Although several embodiments of the present invention have been described, these embodiments are presented by way of example and are not intended to limit the scope of the invention. These novel embodiments can be implemented in various other forms, and various omissions, replacements, and changes can be made without departing from the scope of the invention. These embodiments and modifications thereof are included in the scope and gist of the invention, and are included in the invention described in the claims and the equivalents thereof.
例えば、シーブブラケット18と乗りかご5の上梁13との間をゴムダンパを介して連結してもよいし、シーブブラケット18を上梁13に直に固定してもよい。
For example, the
2…昇降路、3a,3b…第1のガイドレール、4a,4b…第2のガイドレール、5…乗りかご、6…釣合錘、8…メインロープ、20…第1のシーブ、26…第2のシーブ、31…ローラ支持体、41,60,70…ローラ。 2 ... hoistway, 3a, 3b ... first guide rail, 4a, 4b ... second guide rail, 5 ... car, 6 ... counterweight, 8 ... main rope, 20 ... first sheave, 26 ... Second sheave, 31 ... roller support, 41, 60, 70 ... roller.
Claims (9)
前記第1のガイドレールに沿って前記昇降路を昇降動されるとともに、第1のシーブを有する乗りかごと、
前記第2のガイドレールに沿って前記昇降路を昇降動されるとともに、第2のシーブを有する釣合錘と、
前記第1のシーブおよび前記第2のシーブに巻き掛けられ、前記乗りかごおよび前記釣合錘を前記昇降路に2:1ローピングで吊り下げる複数のメインロープと、
前記乗りかごに連結され、前記第1のガイドレールの間に跨るとともに前記第1のガイドレールに昇降可能に支持されたローラ支持体と、
前記ローラ支持体に支持され、前記第1のシーブから前記乗りかごの上方に導かれた前記メインロープに回転自在に接することで、前記昇降路の横方向への前記メインロープの振れを拘束する複数のローラと、
を具備したエレベータ。 A hoistway having a pair of first guide rails and a pair of second guide rails;
A car that is moved up and down the hoistway along the first guide rail and has a first sheave,
The hoistway is moved up and down along the second guide rail, and a counterweight having a second sheave;
A plurality of main ropes wound around the first sheave and the second sheave to suspend the car and the counterweight from the hoistway by 2: 1 roping;
A roller support coupled to the car, straddling between the first guide rails and supported by the first guide rails so as to be movable up and down;
The main rope supported by the roller support and rotatably contacted with the main rope guided from the first sheave to the upper side of the car to restrain the main rope from swinging in the lateral direction of the hoistway. Multiple rollers,
Elevator equipped with.
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