JP2016210045A - 画像形成装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】機密情報の位置に合わせて範囲を限定して透け防止画像を形成することでトナーの使用量を抑えることができる画像形成装置及びプログラムを提供する。
【解決手段】画像形成装置は、印刷ジョブに基づいて、用紙に形成される機密情報の位置を認識し111、機密情報の位置に基づいて、機密情報が透けて見えることを防止するための透け防止画像を生成する113。そして、機密情報が形成される範囲に限定して用紙に透け防止画像を形成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば、機密情報が外部に透けて見えないようにするための画像形成装置及びプログラムに関する。
従来、機密情報(例えば、クレジットカード情報、保険情報)の画像が形成された用紙を封筒に入れて相手先に送る際には、封筒から機密情報が透けて外部から見えないようにするために、封筒に透け防止画像が形成されていた。
例えば、特許文献1には、三つ折り葉書の剥離すべきでない重ね合わせ接着面を剥離していることを利用者に気付かせるために透け防止画像を形成する技術について開示されている。この特許文献1には、「剥離が必要な重ね合わせ接着面の裏面側には地紋印刷等の透け防止印刷を施すのが一般的である。」と記載されている。
特開2014−188759号公報
ところで、特許文献1に開示されたように機密情報が外部から見えるか否かに関わらず、常に封筒の内側全面に地紋等のパターンを透け防止画像として形成すると、トナーを浪費していた。
本発明はこのような状況に鑑みて成されたものであり、機密情報の透け防止画像を形成する処理を効率的に行うことを目的とする。
本発明に係る機密情報位置認識部は、印刷ジョブに基づいて、用紙に形成される機密情報の位置を認識する。透け防止画像生成部は、機密情報の位置に基づいて、機密情報が透けて見えることを防止するための透け防止画像を生成する。画像形成部は、機密情報が形成される範囲に限定して用紙に透け防止画像を形成する。
本発明によれば、機密情報の位置に合わせて範囲を限定して透け防止画像を形成することでトナーの使用量を抑えることができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施の形態例の説明により明らかにされる。
本発明の一実施の形態例に係る画像形成システムの概略構成図である。 本発明の一実施の形態例に係るクライアント端末のハードウェア構成図である。 本発明の一実施の形態例に係る制御部の内部構成例を示すハードウェア構成図である。 本発明の一実施の形態例に係る制御部の内部構成例を示す機能ブロック図である。 本発明の一実施の形態例に係る印刷ジョブ情報、印刷ページ情報、画像データの構成例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例に係る機密情報が含まれる機密領域の例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例に係る封筒用紙と通常用紙の例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例に係る通常用紙の折りの例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例に係る透過指数の例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例に係る封筒用紙に透け防止画像を形成する処理例を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態例について、添付図面を参照して説明する。本明細書及び図面において、実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
[1.一実施の形態例]
図1は、画像形成システム1の概略構成図である。
画像形成システム1は、クライアント端末2、画像形成装置4を備える。クライアント端末2と画像形成装置4とは、通信回線3によって接続されている。
クライアント端末2は、ユーザの入力操作によって印刷出力が指示された印刷ジョブを、通信回線3を介して画像形成装置4に送信する。
画像形成装置4は、クライアント端末2から受信した印刷ジョブに基づいて画像を形成する。本実施の形態例において、画像形成装置4は封筒の内側に透け防止画像を形成することができる。
画像形成装置4は、制御部10、ADF(Auto Document Feeder)14、画像読取部15、後処理部16、画像形成部17、操作部18、給紙部19を備える。
制御部10は、各構成部を制御する。制御部10の詳細な構成例は、後述する図3に示す。
ADF14は、単数枚又は複数枚の原稿用紙を自動で画像読取部15へ搬送する。
画像読取部15は、原稿台上の原稿用紙から画像データを光学的に読み取る。
操作部18は、画像形成装置4に関する各種設定を行うために用いられる。この操作部18はタッチパネルとなっており、表示と操作を並行して処理できる構成となっている。なお、この操作機能はタッチパネル上に限らず操作機能を提供できればどこにあってもよい。
給紙部19は、用紙を格納しており、画像形成部17に用紙を給紙する。給紙部19は、第1給紙部191、第2給紙部192を備える。
第1給紙部191は、画像形成部17によって機密情報を含む画像が形成される通常用紙P12(用紙の一例)を格納する。
第2給紙部192は、封筒として形成される前の開いた状態の封筒用紙P11(用紙の一例)を格納する。そして、封筒に通常用紙P12が封入される。
以下の説明で、封筒用紙P11、通常用紙P12を区別しない場合には用紙と呼ぶ。
なお、図1において、封筒に封入される通常用紙P12の搬送経路を一点鎖線の矢印で表し、封筒用紙P11の搬送経路を二点鎖線の矢印で表し、封筒に封入されない通常用紙P12の搬送経路を破線の矢印で表している。
画像形成部17は、電子写真方式や静電記録方式等の作像プロセスを利用した画像形成装置4における画像を形成するのに必要な構成要素を総称したものである。この画像形成部17は、感光体ドラム、転写ローラ、定着器、両面印刷のための搬送機構、各種搬送ベルト等によって構成される。そして、画像形成部17は、画像読取部15が読み込んだ画像データ、あるいは通信I/F部104を介してクライアント端末2から受け取った印刷ジョブに基づいて、用紙に画像を形成し、後処理部16にこの用紙を送り出す。
後処理部16は、画像形成部17から搬送される用紙を、制御部10からの指示により、必要に応じてパンチ、ステープル、製本、糊による貼り付け等のユーザの希望するフィニッシング処理を加えて出力する。後処理部16は、図1に示すように画像形成装置4の中に装着されてもよいし(インライン後処理装置と呼ばれる)、画像形成装置4とは物理的に離れた別の装置であってもよい(オフライン後処理装置と呼ばれる)。オフライン後処理装置で後処理を行う場合には、画像形成装置4の第1出力部164、第2出力部165に積載された用紙を作業者がオフライン後処理装置へ運搬する。
折り部161は、封筒に封入される通常用紙P12を折る。折りの種類は、後述する図8に示される。
封筒形成部162は、開いた状態の封筒用紙P11を、袋になるように糊付け、折りを行って封筒を作成する。
封入部163は、折り部161で折られた通常用紙P12を、封筒形成部162で作成された封筒に封入する。なお、封筒に入れる通常用紙P12は折られない場合もある。また、後処理部16は、封筒上部の開放部分を糊付けしてとじる作業を行ってもよい。
第1出力部164は、封入部163によって通常用紙P12が封入された封筒を排出して積載する。
第2出力部165は、封筒以外の一般的な印刷物(封筒に封入されない通常用紙P12)を排出して積載する。
図2は、クライアント端末2のハードウェア構成例を示す。
クライアント端末2は、制御部20、画像出力部25、入力操作部26より構成される。また、制御部20は、CPU(Central Processing Unit)21、メモリ22、HDD(Hard Disk Drive)23、通信I/F24を備える。
CPU21は、制御部20内の各部を制御しており、例えば、ユーザの印刷指示に基づいて入力データを生成したり、出力設定を行ったりする。
メモリ22は、各処理に必要なデータを一時的に記録する。
HDD23は、CPU21が入力データを生成したり、出力設定を行ったりするために必要なプログラムや入力データ等を記録する。
通信I/F24は、画像形成装置4との間で通信回線3を介してデータ送受信の処理を行う。
CPU21には、画像出力部25、入力操作部26が接続される。
画像出力部25は、ディスプレイモニター等によって構成されており、出力設定画面等を表示する。
入力操作部26は、キーボードやマウス等によって構成される。ユーザは、画像出力部25に表示された画面を見ながら、入力操作部26を操作して画像形成装置4に印刷指示や出力設定を行うことができる。
図3は、制御部10の内部構成例を示すハードウェア構成図である。
CPU101、メモリ102、HDD103、通信I/F部104等がバスを介して接続されてなる。
CPU101は、画像形成装置4内の各部の制御及び画像処理等を行う。
メモリ102は、画像読取部15、通信I/F部104、HDD103から読み込んだ種々のデータを一時的に記憶する。メモリ102に記憶された画像データはCPU101によって処理され、必要に応じてHDD103や画像形成部17に転送される。
HDD103は、CPU101が各部を制御するためのプログラム、自装置の処理機能に関する情報を格納しており、CPU101により必要に応じて読み出され、メモリ102上で実行処理される。
通信I/F部104は、クライアント端末2の他、不図示のサーバ、他の装置等と接続を確立し、データの送受信を実行する。
図4は、制御部10の内部構成例を示す機能ブロック図である。
制御部10は、機密情報位置認識部111、透過指数算出部112、透け防止画像生成部113を備える。
機密情報位置認識部111は、印刷ジョブの印刷ページ情報(後述する図5Bを参照。)に機密情報が含まれている場合に、通常用紙P12に機密情報が形成される位置を認識する。ここで、機密情報位置認識部111は、通常用紙P12に形成される機密情報の封筒内における位置、例えば、画像が形成された通常用紙P12が折られて(三つ折り等)、封筒に封入された後に、封筒用紙P11が機密領域に面する封筒内側の位置を認識する。
透過指数算出部112は、封筒用紙P11及び通常用紙P12の斤量(厚さ)、機密情報が形成される通常用紙P12から封筒内側までの通常用紙P12の重なり枚数、通常用紙P12に機密情報が裏写りする枚数に応じた透過指数を算出する。透過指数とは、通常用紙P12に形成された機密情報の画像が封筒用紙P11及び通常用紙P12から透けて見える度合いを示す。後述する図9Cには、透過指数が高いほど機密情報が透けて見えやすく、透過指数が低いほど機密情報が透けて見えにくいことが示される。
透け防止画像生成部113は、機密情報の位置に基づいて、機密情報の透けて見えることを防止するための透け防止画像を生成する。この透け防止画像生成部113は、封筒の内側であって、通常用紙P12に形成される機密情報に対応する位置に透け防止画像を生成している。また、透け防止画像生成部113は、透過指数が規定値“1”以上である場合に透け防止画像を生成する。透け防止画像生成部113は、通常用紙P12が封筒の内部で移動可能な移動量に基づいて機密情報の移動量を算出し、機密情報の移動量に基づいて透け防止画像の大きさを決定することもできる。
そして、画像形成部17は、機密情報が透けて見える可能性がある場合に、通常用紙P12に機密情報が形成される範囲に限定して、封筒用紙P11の封筒内側となる位置に透け防止画像を形成する。これにより封筒に封入された通常用紙P12に形成される機密情報が透けて見えることを防止すると共に、透け防止画像に使用するトナーの使用量を抑えている。
図5は、印刷ジョブ情報、印刷ページ情報、画像データの構成例を示す説明図である。
画像形成装置4がコピーモード及びプリントモードで印刷すべきジョブを総じて「印刷ジョブ」と呼ぶ。印刷ジョブは、印刷ジョブ情報、印刷ページ情報と、CYMKの4色からなる画像データとで構成される。
図5Aは、印刷ジョブ情報の例を示す。
印刷ジョブ情報は、部数、封筒形成、封入等の各情報によって構成される。制御部10は、この印刷ジョブ情報に基づいて封筒を形成する部数、この封筒に通常用紙P12を封入するか否かについて判断する。
図5Bは、印刷ページ情報の例を示す。
印刷ページ情報は、ページ、用紙サイズ、画像サイズ、機密、機密領域、給紙トレイ、両面/片面、斤量、紙種、封筒サイズ、折り、印字面等の各情報によって構成される。制御部10は、この印刷ページ情報に基づいて、ページ毎の機密情報の有無、折りの有無等を判断する。
図5Cは、画像データの例を示す。
画像データP1〜P3の画像データを例示する。ここで、画像データP1、P2は封筒用紙P11(後述する図6を参照。)に形成される画像を表す画像データであり、画像形成の順が1ページ目、2ページ目であることを表す。そして、画像データP1が封筒の表面、画像データP2が封筒の裏面に形成される画像を表す。画像データP1には、例えば、封筒の宛先の情報が含まれ、画像データP2には白紙が含まれる。
画像データP3は封筒に封入される通常用紙P12(後述する図6を参照。)に形成される画像を表す画像データであり、画像形成の順が3ページ目であることを表す。画像データP3の画像データには、機密情報31が含まれる。
図6は、機密情報が含まれる機密領域の例を示す説明図である。
図5Cに示したように画像データP3には機密情報が含まれる。このため、画像データP3の左上隅を画像原点(0,0)とした場合に、左上隅(32,30)〜右下隅(158,60)とする矩形状の機密領域32内に機密情報31が含まれることが示される。
図7は、封筒用紙P11と通常用紙P12の例を示す説明図である。
封筒用紙P11を用いて封筒が形成される。通常用紙P12には機密情報等の画像が形成され、折られて封筒に封入され、又は折られずに封筒に封入される。ここで、画像形成部17は、封筒用紙P11の表面(外面)に画像データP1の画像を形成し、封筒用紙P11の裏面(内側)に画像データP2の画像を形成する。その後、封筒形成部162によって封筒用紙P11が封筒に形成される。
また、画像形成部17は、通常用紙P12の片面に画像データP3の画像を形成する。その後、折り部161によって通常用紙P12が3つ折りにされ、封入部163によって封筒に通常用紙P12が封入される。
図8は、通常用紙P12の折りの例を示す説明図である。
通常用紙P12の外側又は内側に画像が形成される。通常用紙P12の折りの種類には、2つ折り(中折り、重ね二つ折り)、3つ折り(内三つ折り、外三つ折り、重ね三つ折り)、4つ折り(観音折り、ダブルパラレル)、Z折等の様々なものがある。ここで、各折りに付した丸印は画像原点(0,0)を表す。例えば、図8に示す内三つ折りの画像原点(0,0)は、図6の画像データP3に示す原点と一致する。図6に示したように通常用紙P12を展開すると、機密領域32が画像原点に対する2点の対角座標で特定される。
図8では、折られた通常用紙P12が封筒に封入される方向が矢印40によって示される。通常用紙P12が封筒に封入される方向は、画像形成装置4の機械情報の一部である。
図9は、透過指数の例を示す説明図である。図9Aは通常用紙P12の内側に形成された機密情報31の例を示し、図9Bは透過枚数の例を示し、図9Cは透過指数の例を示す。図9A〜図9Cには三つ折りされる通常用紙P12の斜視図と、断面図がそれぞれ示される。
図9Aに示すように三つ折りされる通常用紙P12の内側に機密情報31が形成された場合、通常用紙P12の斤量が多ければ機密情報31が通常用紙P12の外側に透けて見えない。しかし、通常用紙P12の斤量が少なければ機密情報31が通常用紙P12の外側に透けて見えてしまう。機密情報31が通常用紙P12の外側に透けて見えるか否かは、図9Bの透過枚数、図9Cの透過指数によって表される。
図9Bに示す透過枚数は、例えば、三つ折りされた通常用紙P12の上方向には機密情報31が裏写りするので0.5枚とカウントされ、下方向には通常用紙P12が2枚重なるので2枚とカウントされる。透過枚数が少ないほど機密情報31が透けて見えやすいので、通常用紙P12を上方向から見ると、下方向から通常用紙P12を見る場合に比べて、機密情報31を透かして見やすい。このため、通常用紙P12の上方向には透け防止画像が形成される必要がある。
図9Cに示す透過指数は、透過指数算出部112が後述する式(1)を用いることによって、三つ折りされた通常用紙P12の上方向には1.2と算出され、下方向には0.8と算出される。透過指数は、規定値である1以上であれば機密情報31が透けて見えやすく、透過指数が1未満であれば機密情報31が透けて見えにくいものとする。図9Cに示すように上方向の透過指数が1.2、下方向の透過指数が0.8であれば、上方向に面する封筒の内側には透け防止画像が形成され、下方向に面する封筒の内側には透け防止画像が形成されない。
<封筒用紙に透け防止画像を形成する処理例>
図10は、封筒用紙P11に透け防止画像を形成する処理例を示すフローチャートである。
画像形成装置4は、コピーモードにおいて画像読取部15から読み込まれた画像データの印刷を開始する。また、画像形成装置4は、プリントモードにおいてLAN3及び通信I/F部104を介してクライアント端末2から印刷ジョブを受信すると、印刷ジョブから取り出した画像データに基づく印刷(画像形成処理)を開始する。
まず、画像形成装置4は、クライアント端末2から印刷ジョブを受信したか否かを判断する(S1)。画像形成装置4は、印刷ジョブを受信していなければ(S1のNO)、印刷ジョブを受信するまで待機する。
画像形成装置4は、印刷ジョブを受信すると(S1のYes)、メモリ102に印刷ジョブを一時的に保存する。この印刷ジョブは、画像形成部17が用紙に画像を形成することが可能な画像データにメモリ102上で変換処理される。印刷ジョブから画像データに変換するためのプログラムはHDD103に格納されており、CPU101によって必要なプログラムが読み出され、処理が行われる。
この変換処理に際して、機密情報位置認識部111は、メモリ102上で印刷ジョブを解析する(S2)。このとき、機密情報位置認識部111は、印刷ページ情報の「機密」情報を参照し、機密情報の有無をページ毎に判断する(S3)。機密情報位置認識部111は、印刷ページ情報に機密情報があった場合に(S3のYes)、印刷ページ情報の「機密領域」情報と「用紙サイズ」情報に基づいて(図5及び図6を参照。)、通常用紙P12における機密情報の位置を認識する(S4)。
次に、機密情報位置認識部111は、印刷ページ情報の「折り」情報と「印字面」情報に基づいて、通常用紙P12が折られた後における機密情報の位置を認識する。(S5)。本実施の形態例においては通常用紙P12が三つ折りであり、かつ内印字であるため(図8を参照。)、機密情報は三つ折りされた通常用紙P12の内側に位置する。
次に、透過指数算出部112は、通常用紙P12に形成された機密情報が封筒の外に透ける度合いを示す透過指数を、次式(1)を用いて算出する(S6)。透過指数は、規定値である1以上であれば封筒の外に画像が透けて見える可能性があり、1未満であれば画像が透けて見える可能性がないと定義される。
(透過指数)=(係数)÷[(封筒用紙P11の斤量)+{(封筒内側までの通常用紙P12の重なり枚数)+(裏写り枚数)×(通常用紙P12の斤量)}]…式(1)
式(1)において、係数は画像形成装置4毎に定められる所定値である。また、裏写り枚数は、通常用紙P12に形成された画像が裏写りする可能性を0.5枚とカウントしたものであり、この数値に限られない。そして、式(1)より、封筒用紙P11の斤量が上がると厚みが増えるため、透過指数は下がることが示される。なお、通常用紙P12が重なることで、機密情報が印刷された通常用紙P12から封筒内側までの用紙枚数が増えると透過指数は下がる。また、通常用紙P12の斤量が増えると透過指数は下がる。
次に、機密情報位置認識部111は、透過指数が1以上であるか否かを判断する(S7)。機密情報位置認識部111は、透過指数が1以上だった場合(S7のYes)、HDD103に保存されている機械情報をメモリ102上に展開して、折った通常用紙P12の封入方向の情報から、機密情報の位置を認識する(S8)。
次に、機密情報位置認識部111は、印刷ページ情報の「用紙サイズ」情報と「折り」情報に基づいて、折られた通常用紙P12のサイズを算出し、さらに「封筒サイズ」情報に基づいて封筒内における折られた通常用紙P12の可動領域を算出する(S9)。例えば、図7に示すように封筒サイズが102mm×215mmであるのに対し、折り用紙サイズが99mm×210mmであるとする。この場合、封筒内の通常用紙P12が左右方向に3mm、上下方向に5mmだけ移動する可能性があり、移動範囲の分だけ広く、封筒の内側に透け防止画像を形成する必要がある。
そして、透け防止画像生成部113は、機密情報の位置に基づいて、透け防止画像を生成する(S10)。印刷ジョブの紙種が封筒属性である1ページ目と2ページ目には、第2給紙部192から給紙された封筒用紙P11に対して、画像形成部17により画像が形成される。透け防止画像は、図4に示す画像データP2(2ページ目)に挿入される。そして、画像形成部17により、印刷ジョブ本来の画像データに加えて、ステップS10で生成された透け防止画像が封筒用紙P11の裏面に形成される。
なお、ステップS2〜S10までの一連の処理は全て図3に示すCPU101によってメモリ102上で行われる。
その後、封筒形成部162が封筒用紙P11の糊しろ部分に糊付けをし、糊しろ部分を折って袋状の封筒を形成する。封入部163は、封筒形成部162によって形成された封筒をスタックして待機する(S11)。
印刷ジョブの3ページ目以降は、封筒に封入される通常用紙P12である。このため、第1給紙部191が3ページ目以降の通常用紙P12を給紙し、画像形成部17が通常用紙P12に画像を形成する。そして、折り部161が通常用紙P12に指定された折りを行った後、封入部163で待機していた封筒に折られた通常用紙P12が封入される(S12)。その後、通常用紙P12が封入された封筒が第1出力部164に排紙される(S13)。
ステップS7に戻り、透過指数が1未満だった場合(S7のNo)、あるいは更に、ステップS3に戻り、機密情報がなかった場合(S3のNo)、透け防止画像を形成する必要がない。このため、透け防止画像が形成されていない封筒用紙P11を用いて封筒が形成され、この封筒が封入部163にスタックされた状態でステップS12に進む(S14)。
以上説明した一実施の形態例に係る画像形成装置4は、印刷ジョブに機密情報が含まれている場合には、機密情報の位置に合わせて透け防止画像を封筒用紙P11の裏面に形成する。このとき、封筒に入れる通常用紙P12に形成された機密情報が封筒の外部に透けて見えないように、機密情報が形成される位置に相対する封筒用紙P11の裏面に最低限の透け防止画像を形成することができる。このため、従来のように封筒用紙P11の全面に透け防止画像を形成していた場合に比べて、透け防止画像に要するトナーの使用量を減らすことができる。
また、通常用紙P12が折られたことによって機密情報の位置がどこに該当するか、封筒内で通常用紙P12の可動範囲も含めて、機密情報領域を特定し、この機密情報領域に相当する範囲に透け防止画像が形成される。このため、封筒内で通常用紙P12が移動しても、機密情報が封筒の外部に透けて見えない。
また、用紙の厚さや、折りが重なった部分も含めた封筒内側までの用紙枚数等から透けて見えるリスクを算出して必要時にのみ透け防止画像を形成することができる。このため、例えば、斤量が大きい用紙であれば、透け防止画像が形成されないので、トナーの使用量を減らすことができる。
[2.変形例]
なお、上述した一実施の形態例では、封筒に通常用紙P12を封入する例について説明したが、図8に示すように機密情報が内印字された二つ折り、内三つ折り、外三つ折りの圧着葉書を用紙として用いてもよい。この場合、封筒形成部162,封入部163の代わりに、折り部161によって折られた葉書を圧着する圧着部を後処理部16に設ければよい。また、葉書用紙に透け防止画像を形成する処理は、上述した図10のステップS8以降において、封筒、封筒用紙P11に関する記載を葉書用紙に置き換えればよい。ただし、葉書用紙ではステップS8、S9の可動領域を算出する処理は不要となる。
また、制御部10の代わりにクライアント端末2が事前に機密情報の位置を認識したり、透過指数を算出したり、透け防止画像を生成したりしてもよい。そして、クライアント端末2がこれらの解析結果を含めた印刷ジョブを画像形成装置4に送信することで画像形成装置4の処理負荷を軽減してもよい。
また、透過指数算出部112は、通常用紙P12に形成される画像に用いられるトナーのトナー濃度を、透過指数を算出するための要素に入れてもよい。例えば、トナー濃度が規定濃度未満(薄い)であれば、機密情報の画像が透過しにくく、トナー濃度が規定濃度以上(濃い)であれば、機密情報の画像が透過しやすい。このため、機密情報の画像が薄ければ透過指数が下がり、濃ければ透過指数が上がることになる。そして、画像形成部17は、透過指数が高い場合には、機密情報の濃度を低くすることで、機密情報を透過しにくくし、さらに透け防止画像の濃度も低くすることでトナーの使用量を抑えることができる。
また、透過指数と比較する規定値を“1”としたが、“1”以外の値としてもよい。予め画像形成装置4毎に規定値を算出しておいてもよい。
また、本発明は上述した実施の形態例に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りその他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
例えば、上述した実施の形態例は本発明を分かりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細且つ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施の形態例の構成の一部を他の実施の形態例の構成に置き換えることは可能であり、さらにはある実施の形態例の構成に他の実施の形態例の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1…画像形成システム、2…クライアント端末、4…画像形成装置、16…後処理部、17…画像形成部、19…給紙部、20…制御部、111…機密情報位置認識部、112…透過指数算出部、113…透け防止画像生成部、161…折り部、162…封筒形成部、163…封入部

Claims (7)

  1. 印刷ジョブに基づいて、用紙に形成される機密情報の位置を認識する機密情報位置認識部と、
    前記機密情報の位置に基づいて、前記機密情報が透けて見えることを防止するための透け防止画像を生成する透け防止画像生成部と、
    前記機密情報が形成される範囲に限定して前記用紙に前記透け防止画像を形成する画像形成部と、を備える
    画像形成装置。
  2. 前記用紙は、封筒が形成される封筒用紙と、折られて前記封筒に封入され又は折られずに前記封筒に封入される通常用紙であって、
    前記機密情報位置認識部は、前記通常用紙に形成される前記機密情報の前記封筒内における位置を認識し、
    前記透け防止画像生成部は、前記封筒の内側であって、前記通常用紙に形成される前記機密情報に対応する位置に前記透け防止画像を生成する
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記透け防止画像生成部は、前記通常用紙が前記封筒の内部で移動可能な移動量に基づいて前記機密情報の移動量を算出し、前記機密情報の移動量に基づいて前記透け防止画像の大きさを決定する
    請求項2に記載の画像形成装置。
  4. さらに、前記機密情報が前記封筒用紙及び前記通常用紙から透けて見える度合いを示す透過指数を算出する透過指数算出部を備え、
    前記透過指数算出部は、前記封筒用紙及び前記通常用紙の斤量、前記機密情報が形成される前記通常用紙から前記封筒の内側までの前記通常用紙の重なり枚数、前記通常用紙に前記機密情報が裏写りする枚数に応じた透過指数を算出し、
    前記透け防止画像生成部は、前記透過指数が規定値以上である場合に前記透け防止画像を生成する
    請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記用紙は、所定の折り数で折られる葉書用紙であって、
    前記機密情報位置認識部は、折られた前記葉書用紙における前記機密情報の位置を認識し、
    前記透け防止画像生成部は、前記葉書用紙に形成される前記機密情報に対応する位置に前記透け防止画像を生成する
    請求項1に記載の画像形成装置。
  6. さらに、前記機密情報が印刷された前記用紙の後処理を行う後処理部を備え、
    前記後処理部は、
    前記封筒用紙から封筒を形成する封筒形成部と、
    前記機密情報が形成された前記用紙を折る折り部と、
    前記封筒形成部によって形成された前記封筒に、前記折り部によって折られた前記用紙を封入する封入部と、を備える
    請求項2〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 印刷ジョブに基づいて、用紙に形成される機密情報の位置を認識する手順と、
    前記機密情報の位置に基づいて、前記機密情報が透けて見えることを防止するための透け防止画像を生成する手順と、
    前記機密情報が形成される範囲に限定して前記用紙に前記透け防止画像を形成する手順と、を
    コンピュータに実行させるためのプログラム。
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