JP2016209441A - 定量供給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】天冠を一度押圧し、所定量の内容物を吐出した後は、天冠を押圧しても内容物が吐出せず、吐出を行うことができる復帰状態に戻す動作を行った後に、再び天冠を押圧することにより、所定量の内容物を吐出することができる定量供給装置を提供する。【解決手段】定量供給装置1は、軸筒本体2の後端部に設けられ、軸筒本体内の内容物を吐出する際に押圧操作される操作部3と、前記操作部が押圧されることにより、前記ピストン10を軸筒本体の先端部側に移動させ、前記内容物を一定量吐出する吐出機構部9,10と、前記操作部3の押圧動作を前記吐出機構部9,10に伝達すると共に、前記吐出機構部が内容物を一定量吐出した後は、前記操作部3の押圧動作を前記吐出機構部9,10に伝達しない押圧動作伝達部2b,5,6,7と、を備えている。【選択図】図1
Description
本発明は定量供給装置に関し、特に、装置内に収容した内容物を所定量吐出した後は、吐出が制限される定量供給装置に関する。
本出願人は、先に、容器内に収容された内容物を定量吐出するノック式繰出容器を提案している(特許文献1)。また同様に、高粘度の内容物を繰出す際に、ノック力の損失を防ぎつつ操作感を更に軽くしたノック式塗布具を提案している(特許文献2)。
これら特許文献1,2に示されたノック式繰出容器、ノック式塗布具は、本体の後端部に設けられた天冠あるいは繰出体(以下、天冠という)を押圧することにより、本体内部の塗布液収容部を押圧し、本体の先端部に穂首、塗布体に塗布液を供給するものである。
これら特許文献1,2に示されたノック式繰出容器、ノック式塗布具は、本体の後端部に設けられた天冠あるいは繰出体(以下、天冠という)を押圧することにより、本体内部の塗布液収容部を押圧し、本体の先端部に穂首、塗布体に塗布液を供給するものである。
これら塗布具にあっては、前記したように、本体の後端部に設けられた天冠をノックする毎に、内容物を一定量繰出すことができる。
前記したように、前記特許文献1,2に示されたノック式繰出容器、ノック式塗布具は、内容物を一定量繰出すことができるが、前記天冠を、繰り返し押圧することにより、所定量の内容物を何度も吐出することができる。
そのため、化粧品、薬剤のように、1回の塗布(吐出)量が規定されている内容物を供給する定量供給装置としては、使用者が何度も押圧し、所定量以上の内容物が塗布(吐出)される虞があり、あまり好ましいものではなかった。
そのため、化粧品、薬剤のように、1回の塗布(吐出)量が規定されている内容物を供給する定量供給装置としては、使用者が何度も押圧し、所定量以上の内容物が塗布(吐出)される虞があり、あまり好ましいものではなかった。
本願発明者は、上記技術的課題を解決するために鋭意研究を重ねた。この課題を解決する手段として、天冠を一度押圧し、所定量の内容物を吐出した後は、天冠を押圧するこができないように、いわゆるロック手段を設けることが考えられる。
しかしながら、天冠を押圧することができないように、いわゆるロック手段を設けた場合には、使用者が繰り返し押圧した際、前記天冠を力任せに押圧し、ロック手段を破損させる虞がある。そのため、本願発明者は、天冠を一度押圧し、所定量の内容物を吐出した後は、天冠を押圧操作できるが、内容物が吐出しない機構を前提に研究し、本発明を完成するに至った。
しかしながら、天冠を押圧することができないように、いわゆるロック手段を設けた場合には、使用者が繰り返し押圧した際、前記天冠を力任せに押圧し、ロック手段を破損させる虞がある。そのため、本願発明者は、天冠を一度押圧し、所定量の内容物を吐出した後は、天冠を押圧操作できるが、内容物が吐出しない機構を前提に研究し、本発明を完成するに至った。
本発明は、上記状況のもとに成されたなされたものであり、天冠を一度押圧し、所定量の内容物を吐出した後は、天冠を押圧しても内容物が吐出せず、吐出を行うことができる復帰状態に戻す動作を行った後に、再び天冠を押圧することにより、所定量の内容物を吐出することができる定量供給装置を提供することを目的とする。
本発明にかかる定量供給装は、軸筒本体内に内容物が収容され、前記軸筒本体内のピストンを軸筒本体の先端部方向に移動させることにより、前記内容物を一定量供給する定量供給装置であって、前記軸筒本体の後端部に設けられ、軸筒本体内の内容物を吐出する際に押圧操作される操作部と、前記操作部が押圧されることにより、前記ピストンを軸筒本体の先端部側に移動させ、前記内容物を一定量吐出する吐出機構部と、前記操作部の押圧動作を前記吐出機構部に伝達すると共に、前記吐出機構部が内容物を一定量吐出した後は、前記操作部の押圧動作を前記吐出機構部に伝達しない押圧動作伝達部と、を備えていることを特徴としている。
このように押圧動作伝達部を備え、この押圧動作伝達部によって、前記吐出機構部が液体を一定量吐出した後は、前記操作部の押圧動作を前記吐出機構部に伝達しないようになされるため、所定量の内容物を吐出した後は、前記操作部を押圧しても内容物を吐出することはなく、1回の塗布(吐出)量が規定されている内容物を、的確に供給することができる。
具体的には、前記操作部は、前記軸筒本体の後端部に設けられた、軸筒本体の軸線と平行に移動する天冠を備え、前記押圧動作伝達部は、前記天冠に一端部が接すると共に、外周面にネジ部が形成されたネジ棒と、前記ネジ棒のネジ部と螺合するネジ部を有し、前記ネジ棒に回転を付与する回転付与子と、前記天冠に一端部が接し、他端部が前記回転付与子に接するスプリングと、前記軸筒本体に形成された雌ネジ部と、を備え、前記吐出機構部は、前記ネジ棒と一体に回転し、ネジ棒に対し軸筒本体の軸線方向に移動可能な、外周面に前記軸筒本体の雌ネジ部と螺合するネジ部が形成されたピストン棒と、前記ピストン棒に取り付けられたピストンと、を備え、前記天冠が押圧され、前記ネジ棒が軸筒本体の先端部側に移動することにより、前記回転付与子によって前記ネジ棒及びピストン棒は回転しながら軸筒本体の先端部側に移動し、内容物を一定量吐出し、かつ、前記内容物を一定量吐出した後、天冠の押圧動作を解除すると、前記天冠は前記スプリングによって初期状態に復帰すると共に、前記ネジ棒及びピストン棒は吐出動作終了後の状態が維持され、前記天冠とネジ棒の一端面が離れた位置に置かれ、天冠を押圧動作しても、前記ネジ棒は軸筒本体の先端部側に移動しないことが望ましい。
また、更に、前記軸筒本体の先端部に取付けられ、前記内容物を吐出する吐出部を覆うキャップと、前記吐出機構部が動作することによって前記軸筒本体の先端部から突出し、かつ前記軸筒本体の先端部に前記キャップを装着することによって軸筒本体内部に後退し、前記押圧動作伝達部を、前記操作部の押圧動作を前記吐出機構部に伝達する状態にするリセット部と、を備え、前記リセット部が、押圧動作伝達部を前記操作部の押圧動作を前記吐出機構部に伝達する状態になす際、前記吐出機構部のピストンの位置が、内容物を一定量吐出した後の位置に維持されることが望ましい。
このように、前記リセット部の動作によって、前記押圧動作伝達部は前記操作部の押圧動作を前記吐出機構部に伝達する状態になされるため、再び天冠を押圧することにより、所定量の内容物を吐出することができる。また、軸筒本体内に複数回分の内容物を収容した場合には、複数回に分けて使用することができる。
具体的には、前記操作部は、前記軸筒本体の後端部に設けられた、軸筒本体の軸線と平行に移動する天冠を備え、前記押圧動作伝達部は、前記天冠に一端部が接すると共に、外周面にネジ部が形成されたネジ棒と、前記ネジ棒のネジ部と螺合するネジ部を有し、前記ネジ棒に回転を付与する回転付与子と、前記天冠に一端部が接し、他端部が前記回転付与子に接するスプリングと、前記軸筒本体に形成された雌ネジ部と、を備え、前記吐出機構部は、前記ネジ棒と一体に回転し、ネジ棒に対し軸筒本体の軸線方向に移動可能な、外周面に前記雌ネジ部と螺合するネジ部が形成されたピストン棒と、前記ピストン棒に取り付けられたピストンと、を備え、前記リセット部は、前記ネジ棒の先端部に取り付けられ、前記ネジ棒と共に軸筒本体の軸線方向に移動可能なリセットバーと、前記リセットバーの先端部に設けられ、前記キャップが当接するリセットバー先端部と、前記リセットバー先端部が進退する、軸筒本体部の先端部に設けられた進退口と、を備え、前記軸筒本体の先端部に前記キャップを装着することにより、前記キャップが前記進退口から突出したリセットバー先端部に当接し、リセットバーを軸筒本体内部に後退させると共に、前記ネジ棒の一端部が前記天冠に接する位置まで戻され、前記天冠の押圧動作が前記ネジ棒に伝達する状態になすことが望ましい。
更に、リード角が45度以下に形成された、前記ネジ棒のネジ部と、リード角が45度以下に形成された、前記回転付与子のネジ部と、前記軸筒本体の内周面に形成された、前記回転付与子の回転を規制する回転規制突起と、前記回転規制突起に係止される、前記回転付与子の外周面に設けられた係止突起と、を備え、前記天冠が押圧され、前記ネジ棒が軸筒本体の先端部側に移動する際、前記回転付与子の係止突起が回転規制突起に係止されることにより、前記回転付与子が軸筒本体に対して回転規制され、前記回転付与子によって前記ネジ棒及びピストン棒は回転しながら軸筒本体の先端部側に移動し、前記リセットバーを軸筒本体内部に後退させ、前記ネジ棒の一端部が前記天冠に接する位置まで戻される際、前記回転付与子は前記スプリングの反発力に抗して軸筒本体後方に移動することで前記回転付与子の係止突起が回転規制突起の係止から解放され、前記解放により前記回転付与子がネジ棒に対して回転し、前記ネジ棒の一端部が前記天冠に接する位置まで戻されることが望ましい。
本発明によれば、天冠を一度押圧し、所定量の内容物を吐出した後は、天冠を押圧しても内容物が吐出せず、吐出状態になす復帰状態になす動作を行った後に、再び天冠を押圧することにより、所定量の内容物を吐出することができる定量供給装置を得ることができる。
以下、本発明にかかる定量供給装置の一実施形態について、図1乃至図9に基づいて説明する。
図1(a)に示すように、符号1は定量供給装置であって、内部に内容物を収容する軸筒本体2と、前記軸筒本体2の後端部に設けられ、軸筒本体2内の内容物を吐出(導出)する際に操作される操作部である天冠3と、軸筒本体2の先端部に取付けられ、内容物を吐出する吐出口を覆うキャップ4とを備えている。
このキャップ4は、天冠を一度押圧し、所定量の内容物を吐出した後に、キャップ4を軸筒本体2に装着することにより、再び内容物を吐出できる状態になすものである。
また、前記内容物は液体、半固体状物であれば良く、また、この定量供給装置の用途は、特に限定されるものではないが、例えば、化粧品塗布具、薬液塗布具、靴墨塗布具等として用いることができる。
図1(a)に示すように、符号1は定量供給装置であって、内部に内容物を収容する軸筒本体2と、前記軸筒本体2の後端部に設けられ、軸筒本体2内の内容物を吐出(導出)する際に操作される操作部である天冠3と、軸筒本体2の先端部に取付けられ、内容物を吐出する吐出口を覆うキャップ4とを備えている。
このキャップ4は、天冠を一度押圧し、所定量の内容物を吐出した後に、キャップ4を軸筒本体2に装着することにより、再び内容物を吐出できる状態になすものである。
また、前記内容物は液体、半固体状物であれば良く、また、この定量供給装置の用途は、特に限定されるものではないが、例えば、化粧品塗布具、薬液塗布具、靴墨塗布具等として用いることができる。
前記定量供給装置1の軸筒本体2の内部には、図1(b)に示すように、前記天冠3が押圧されることにより、回転しながら先端部側に移動するネジ棒5が設けられている。このネジ棒5は回転付与子6によって回転が付与され、回転しながら軸筒本体2の先端部側に移動するように構成されている。
尚、この実施形態の説明において、キャップ4が装着される側を軸筒本体2の先端部側(あるいは先端部)といい、また天冠3が装着される側を軸筒本体2の後端部側(あるいは後端部)という。
尚、この実施形態の説明において、キャップ4が装着される側を軸筒本体2の先端部側(あるいは先端部)といい、また天冠3が装着される側を軸筒本体2の後端部側(あるいは後端部)という。
また、軸筒本体2の内部には、前記天冠3に一端部が接し、他端部が前記回転付与子6に接するスプリング7が設けられている。
更に、前記ネジ棒5の先端部に係止され、前記ネジ棒5の移動と共に移動するリセットバー8が設けられている。このリセットバー8の先端部は、天冠3を押圧することによって軸筒本体2の先端部から突出し、吐出後に、前記キャップ4を軸筒本体2の先端部に装着することにより、軸筒本体2内部に後退(後方へ移動)し、ネジ棒5を初期状態(復帰状態)に戻すものである。
更に、前記ネジ棒5の先端部に係止され、前記ネジ棒5の移動と共に移動するリセットバー8が設けられている。このリセットバー8の先端部は、天冠3を押圧することによって軸筒本体2の先端部から突出し、吐出後に、前記キャップ4を軸筒本体2の先端部に装着することにより、軸筒本体2内部に後退(後方へ移動)し、ネジ棒5を初期状態(復帰状態)に戻すものである。
また、前記ネジ棒5の内部には、進退可能に設けられたピストン棒9が設けられている。また、前記ピストン棒9の先端部には、ピストン10が設けられている。また、前記軸筒本体2の先端部には、継手11を介して、内容物を吐出する吐出口12aを有する塗布部12が設けられている。
更に、前記定量供給装置1を構成する各部材について詳しく説明する。
まず、軸筒本体2について図2乃至図4に基づいて説明する。
この軸筒本体2には、内容物が収容される内容物収容部2aと、前記内容物収容部2aの後端部に設けられた、前記ピストン棒9の外周面に形成されたネジ部9aと螺合する雌ネジ部2bと、前記雌ネジ部2bの後端側に延設され凹凸部2cが設けられている。
この凹凸部2cにおける凸部は、図4(b)に示すように、斜面部2c1と垂直面部2c2とを備えている。前記凹凸部2cと、ネジ棒5の先端部に設けられた爪部5b(図6参照)によって、いわゆるラチェット機構が形成される。その結果、前記ネジ棒5は軸筒本体2内で一方向のみ回転する。
まず、軸筒本体2について図2乃至図4に基づいて説明する。
この軸筒本体2には、内容物が収容される内容物収容部2aと、前記内容物収容部2aの後端部に設けられた、前記ピストン棒9の外周面に形成されたネジ部9aと螺合する雌ネジ部2bと、前記雌ネジ部2bの後端側に延設され凹凸部2cが設けられている。
この凹凸部2cにおける凸部は、図4(b)に示すように、斜面部2c1と垂直面部2c2とを備えている。前記凹凸部2cと、ネジ棒5の先端部に設けられた爪部5b(図6参照)によって、いわゆるラチェット機構が形成される。その結果、前記ネジ棒5は軸筒本体2内で一方向のみ回転する。
更に、前記凹凸部2cの後方には、軸筒本体2に対する前記回転付与子6の回転を規制する回転規制突起2dが設けられている。この回転規制突起2は、軸筒本体2の内周面から内方に突出し、軸筒本体2の軸線と平行に延設けられている。
そのため、前記回転付与子6の係止突起6c(図7参照)が、回転規制突起2dに係止されることにより、回転付与子6の回転は規制される。一方、前記回転付与子6が軸線と平行に後方に移動し、回転規制突起2との係合から解放させると、回転付与子6は、軸筒本体に対して、回転可能な状態となる。
そのため、前記回転付与子6の係止突起6c(図7参照)が、回転規制突起2dに係止されることにより、回転付与子6の回転は規制される。一方、前記回転付与子6が軸線と平行に後方に移動し、回転規制突起2との係合から解放させると、回転付与子6は、軸筒本体に対して、回転可能な状態となる。
また、前記回転規制突起2dの後方には、天冠3の被ガイド部3b(図5参照)が移動可能に収容される溝部2eが形成されている。この溝部2eの後端部には係止部2e1が設けられ、天冠3の被ガイド部3bが係止されることにより、天冠3の脱落が防止される。
また、前記内容物収容部2aの外周部と、軸筒本体2の内周面の間には、リセットバー8の脚部8b(図8参照)を移動可能に収納する空間2fが設けられている。尚、この空間2fの先端部には、リセットバーの脚部(先端部)が進退可能な進退口2f1が設けられている。
また、前記内容物収容部2aの外周部と、軸筒本体2の内周面の間には、リセットバー8の脚部8b(図8参照)を移動可能に収納する空間2fが設けられている。尚、この空間2fの先端部には、リセットバーの脚部(先端部)が進退可能な進退口2f1が設けられている。
次に、天冠3について図5に基づいて説明する。
天冠3は、前記軸筒本体2の後端部に移動可能に設けられ、前記天冠3を押圧することにより、前記ネジ棒5を軸筒本体2の前方に移動させ、内容物収容部2に収容されている内容物を所定量吐出させる操作部として機能する。
この天冠3は有底円筒状に形成された本体部3aと、前記本体部3aの開口端部に外周面から突出して形成された被ガイド部3bとを備えている。また、本体部3aの内部には、ネジ棒5の後端面と当接し、ネジ棒5を押圧する押圧部3cが形成されている。
尚、被ガイド部3bは、溝部2eの係止部2e1と係止されるように、いわゆる爪状に形成された爪状部3b1を有している。
天冠3は、前記軸筒本体2の後端部に移動可能に設けられ、前記天冠3を押圧することにより、前記ネジ棒5を軸筒本体2の前方に移動させ、内容物収容部2に収容されている内容物を所定量吐出させる操作部として機能する。
この天冠3は有底円筒状に形成された本体部3aと、前記本体部3aの開口端部に外周面から突出して形成された被ガイド部3bとを備えている。また、本体部3aの内部には、ネジ棒5の後端面と当接し、ネジ棒5を押圧する押圧部3cが形成されている。
尚、被ガイド部3bは、溝部2eの係止部2e1と係止されるように、いわゆる爪状に形成された爪状部3b1を有している。
次に、ネジ棒5について図6に基づいて説明する。
ネジ棒5は円筒状に形成され、前方部の外周面には前記リセットバー8の係止部8c(図8参照)が係止される段部5aが形成されている。
また、この段部5aの後側には、前記軸筒体2の凹凸部2cと係合し、いわゆるラチェット機構を構成する爪部5bが形成されている。この爪部5bは、軸筒体2の外周面から外方に延設された舌状部材5cの先端部に形成されている。
そのため、ネジ棒5が軸筒体2に対して一方向に回転する際には、前記爪部5bの斜面部5b1と凹凸部2cの斜面部2c1が接し、前記舌状部材5cが変形することで、ネジ棒5は回転が許容される。
一方、ネジ棒5が軸筒体2に対して他方向に回転する際には、前記爪部5bの垂直部5b2と凹凸部2cの垂直部2c2が接し、前記舌状部材5cが変形しないため、ネジ棒5は回転しない。
ネジ棒5は円筒状に形成され、前方部の外周面には前記リセットバー8の係止部8c(図8参照)が係止される段部5aが形成されている。
また、この段部5aの後側には、前記軸筒体2の凹凸部2cと係合し、いわゆるラチェット機構を構成する爪部5bが形成されている。この爪部5bは、軸筒体2の外周面から外方に延設された舌状部材5cの先端部に形成されている。
そのため、ネジ棒5が軸筒体2に対して一方向に回転する際には、前記爪部5bの斜面部5b1と凹凸部2cの斜面部2c1が接し、前記舌状部材5cが変形することで、ネジ棒5は回転が許容される。
一方、ネジ棒5が軸筒体2に対して他方向に回転する際には、前記爪部5bの垂直部5b2と凹凸部2cの垂直部2c2が接し、前記舌状部材5cが変形しないため、ネジ棒5は回転しない。
また、舌状部材5cの後側には、回転付与子6の雌螺子部6d(図7参照)と螺合する雄ネジ部5dが設けられている。尚、雄ネジ部5dのリード角は45度以上に形成されている。
また、ネジ棒5の先端部の内周面には、ピストン棒9とネジ棒5の相対的な回転を規制する回り止め部5eが形成されている。この回り止め部5eは、貫通穴5f内に平面状部を突出して形成し、貫通穴5fに円弧状部5f1と平面部5f2と形成したものである。
この回り止め部5eによって、前記ピストン棒9はネジ棒5に対して回転することなく、軸線方向に移動可能に構成されている。
この回り止め部5eによって、前記ピストン棒9はネジ棒5に対して回転することなく、軸線方向に移動可能に構成されている。
次に、回転付与子6について図7に基づいて説明する。
回転付与子6は円筒状に形成され円筒部6aと前記円筒部6aの後端部に外方に延設された鍔部6bが設けられている。
また、前記円筒部6aの外周面であって、前記鍔部6bの先端側には、前記軸筒体2の回転規制突起2dに係止される係止突起6cが設けられている。この係止突起6cが回転規制突起2dに係止されることにより、回転付与子6は前記軸筒体2に対して、回転が規制させるように取り付けられる。
回転付与子6は円筒状に形成され円筒部6aと前記円筒部6aの後端部に外方に延設された鍔部6bが設けられている。
また、前記円筒部6aの外周面であって、前記鍔部6bの先端側には、前記軸筒体2の回転規制突起2dに係止される係止突起6cが設けられている。この係止突起6cが回転規制突起2dに係止されることにより、回転付与子6は前記軸筒体2に対して、回転が規制させるように取り付けられる。
また、前記回転付与子6の円筒部6aの内周面には、雌螺子部6dが形成されている。この雌螺子部6dは、ネジ棒5に形成された雄ネジ5dと螺合することによって、軸筒体2の先端側に移動するネジ棒5に回転を付与する。
尚、雌螺子部6dは、雄ネジ5dと同一のリード角で形成されている。即ち、雌螺子部6dのリード角は45度以上に形成されている。
尚、雌螺子部6dは、雄ネジ5dと同一のリード角で形成されている。即ち、雌螺子部6dのリード角は45度以上に形成されている。
次に、リセットバー8について図8に基づいて説明する。
リセットバー8は、リング状部8aと、前記リング状部8aの外周面から軸筒本体2の先端側に延設された一対の脚部8bとを備えている。
前記リング状部8aはネジ棒5が収容する内径を有し、前記リング状部8aの後端部には、ネジ棒5の段部5aに係止する爪状の係止部8cが形成されている。
また、前記脚部8bの先端側は、前記軸筒本体2の進退口2f1から外部に突出するリセット先端部8b1が形成されている。このリセット先端部8b1と脚部8bの間には、段部8b2が形成され、リセット先端部8b1が最前端まで突出した際、軸筒本体2内部の段部に係止され、リセット先端部8b1が前進することができないように構成されている。
リセットバー8は、リング状部8aと、前記リング状部8aの外周面から軸筒本体2の先端側に延設された一対の脚部8bとを備えている。
前記リング状部8aはネジ棒5が収容する内径を有し、前記リング状部8aの後端部には、ネジ棒5の段部5aに係止する爪状の係止部8cが形成されている。
また、前記脚部8bの先端側は、前記軸筒本体2の進退口2f1から外部に突出するリセット先端部8b1が形成されている。このリセット先端部8b1と脚部8bの間には、段部8b2が形成され、リセット先端部8b1が最前端まで突出した際、軸筒本体2内部の段部に係止され、リセット先端部8b1が前進することができないように構成されている。
次に、ピストン棒9について図9に基づいて説明する。
ピストン棒9が、円柱状のネジ部9aと、ネジ部9aの先端に形成された円柱状のピストン取付け部9bとを備えている。
また、このピストン棒9のネジ部9aは、相対向する平面部9a1と、前記平面部9a1間に形成されたネジ形成部9a2と、を備えている。
ピストン棒9が、円柱状のネジ部9aと、ネジ部9aの先端に形成された円柱状のピストン取付け部9bとを備えている。
また、このピストン棒9のネジ部9aは、相対向する平面部9a1と、前記平面部9a1間に形成されたネジ形成部9a2と、を備えている。
一方、ピストン棒9が挿入されるネジ棒5の先端部内周面には、前記したように、回り止め部5eが形成され、この回り止め部5eは円弧状部5f1と平面部5f2とを有している。そのため、ネジ棒5とピストン棒9は一体に回転するが、前記ピストン棒9はネジ棒5に対して前後方向に移動することができる。
また、前記ネジ部9aは、前記軸筒本体2の雌ネジ部2bと螺合する。したがって、前記ネジ部9aが回転することにより、前記軸筒本体2の雌ネジ部2bによって前進し、ピストン10を前進させ、内容物を吐出する。
また、前記ネジ部9aは、前記軸筒本体2の雌ネジ部2bと螺合する。したがって、前記ネジ部9aが回転することにより、前記軸筒本体2の雌ネジ部2bによって前進し、ピストン10を前進させ、内容物を吐出する。
次に、前記定量供給装置1の動作作用について、図10乃至図11に基づいて説明する。
まず、定量供給装置1からキャップ4を取り外し、内容物を吐出できる状態にする。その後、図10(a)の矢印で示すように、天冠3をスプリング7の反発力に抗しながら押圧し、天冠3を軸筒本体2の先端部方向に移動させる。
この天冠3の移動によって、天冠3の押圧部3cと一端部が接しているネジ棒5も、軸筒本体2の先端部方向(矢印)に移動する。
まず、定量供給装置1からキャップ4を取り外し、内容物を吐出できる状態にする。その後、図10(a)の矢印で示すように、天冠3をスプリング7の反発力に抗しながら押圧し、天冠3を軸筒本体2の先端部方向に移動させる。
この天冠3の移動によって、天冠3の押圧部3cと一端部が接しているネジ棒5も、軸筒本体2の先端部方向(矢印)に移動する。
このとき、スプリング7力によって、前記回転付与子6は軸筒本体2の先端部方向に力を受け、前記回転付与子6の係止突起6cが、軸筒本体2の回転規制突起2dに係止された状態にある。したがって、前記回転付与子6は回転することなく、軸筒本体2に固定されている。
その結果、軸筒本体2の先端部方向に移動するネジ棒5は、図10(b)の矢印で示すように、ネジ棒5の雄ネジ5dと回転付与子6の雌螺子部6dが螺合しているために、前記ネジ棒5は回転しながら、軸筒本体2の先端部方向に移動する。
尚、舌状部材5cの先端に形成された爪部5bが、軸筒本体2の凹凸部2cと係合しているため、前記ネジ棒5は、いわゆるクリック音を出しながら軸筒本体2の先端部方向に移動する。
その結果、軸筒本体2の先端部方向に移動するネジ棒5は、図10(b)の矢印で示すように、ネジ棒5の雄ネジ5dと回転付与子6の雌螺子部6dが螺合しているために、前記ネジ棒5は回転しながら、軸筒本体2の先端部方向に移動する。
尚、舌状部材5cの先端に形成された爪部5bが、軸筒本体2の凹凸部2cと係合しているため、前記ネジ棒5は、いわゆるクリック音を出しながら軸筒本体2の先端部方向に移動する。
また、前記ネジ棒5の貫通穴5fには、ピストン棒9が一体的に回転するように取り付けられ、またピストン棒9のネジ部2aは、軸筒本体2の雌ネジ部2bと螺合している。
そのため、図10(c)の矢印で示すように、前記ネジ棒5の回転移動の動作に伴って、ピストン棒9も回転しながら、軸筒本体2の先端部方向に移動する。
このピストン棒9が軸筒本体2の先端部方向に移動することによって、ピストン10も内容物収容部2a内を移動し、前記内容物収容部2aから継手11、塗布部12を介して、吐出口12aから内容物が吐出される。
そのため、図10(c)の矢印で示すように、前記ネジ棒5の回転移動の動作に伴って、ピストン棒9も回転しながら、軸筒本体2の先端部方向に移動する。
このピストン棒9が軸筒本体2の先端部方向に移動することによって、ピストン10も内容物収容部2a内を移動し、前記内容物収容部2aから継手11、塗布部12を介して、吐出口12aから内容物が吐出される。
また、前記ネジ棒5には、リセットバー8が係止されているので、前記ネジ棒5が軸筒本体2の先端部方向に移動することによって、リセットバー8も軸筒本体2の先端部方向に移動し、前記リセットバー8の進退口2f1からリセット先端部8b1が突出する。
そして、天冠3の押圧力を解除すると、スプリング7の反発力によって天冠3は元の状態に復帰する。しかしながら、ネジ棒5は回転付与子6と螺合しているため、前進した状態が維持される。同様に、ピストン棒9(ピストン10)、リセットバー8も前進した状態が維持される。
このように、天冠3は元の状態に復帰し、ネジ棒5、ピストン棒9(ピストン10)、リセットバー8も前進した状態にある場合に、再び、前記天冠3を押圧し、天冠3を先端部方向に移動させても、ネジ棒5の一端部に天冠3の押圧部が接しないため、単にスプリング7を圧縮するのみで内容物が吐出されることはない。
その結果、使用者が、天冠を一度押圧し所定量の内容物を吐出した後、繰り返し天冠を押圧しても、内容物を吐出することがなく、所定量以上(天冠3を1回押圧して吐出する量以上)の内容物の吐出を防止できる。
このように、天冠3は元の状態に復帰し、ネジ棒5、ピストン棒9(ピストン10)、リセットバー8も前進した状態にある場合に、再び、前記天冠3を押圧し、天冠3を先端部方向に移動させても、ネジ棒5の一端部に天冠3の押圧部が接しないため、単にスプリング7を圧縮するのみで内容物が吐出されることはない。
その結果、使用者が、天冠を一度押圧し所定量の内容物を吐出した後、繰り返し天冠を押圧しても、内容物を吐出することがなく、所定量以上(天冠3を1回押圧して吐出する量以上)の内容物の吐出を防止できる。
前記した所定量の内容物の吐出終了後、使用者は、キャップ4を軸筒本体2に装着する。このとき、図11に示すように、前記キャップ4の開放端面4aがリセットバー8のリセット先端部8b1に当接し、リセットバー8を軸筒本体2の後方へ移動させる。このリセットバー8の後方へ移動によって、ネジ棒5も後方へ移動する。
また、ネジ棒5と回転付与子5は螺合しているが、リード角が45度以下に形成されているため、ネジ棒5の移動によりスプリング7を圧縮しながら、回転付与子6も後方に移動する。そして、前記回転付与子6の係止突起6cと軸筒本体2の回転規制突起2dとの係合が解除されると、前記回転付与子6は回転し、ネジ棒5と回転付与子6は初期状態に復帰する。即ち、ネジ棒5の一端面が、天冠3の押圧部3cと接した状態に戻される。
一方、ピストン棒9は、軸筒本体2の雌ネジ部2bと螺合し、またネジ棒5の軸筒本体2の軸線方向の移動に拘束されないため、ネジ棒5、回転付与子6が初期状態に復帰した後も、前記前進した状態が維持される。
そして、再び、使用する場合には、前記した動作を繰り返す。即ち、キャップ4を取り外し、天冠3を押圧することにより、内容物が終了するまで、所定量の内容物を供給することができる。
1 定量供給装置
2 軸筒本体
2a 内容物収容部
2b 雌ネジ部(押圧動作伝達部)
2c 凹凸部
2d 回転規制突起
2e 溝部
2e1 係止部
2f 空間
2f1 進退口(リセット部)
3 天冠(操作部)
3a 本体部
3b 被ガイド部
3c 押圧部
4 キャップ
4a 開放端面4a
5 ネジ棒(押圧動作伝達部)
5a 段部
5b 爪部
5c 舌状部材
5d 雄ネジ部(ネジ部)
5e 回り止め部
5f 貫通穴
6 回転付与子(押圧動作伝達部)
6a 円筒部
6b 鍔部
6c 係止突起
6d 雌螺子部(ネジ部)
7 スプリング(押圧動作伝達部)
8 リセットバー(リセット部)
8a リング状部
8b 脚部
8b1 リセット先端部(リセット部)
8c 係止部
9 ピストン棒(吐出機構部)
9a ネジ部
9a1 平面部
9a2 ネジ形成部
9b ピストン取付け部
10 ピストン(吐出機構部)
11 継手
12 塗布部
12a 吐出口
2 軸筒本体
2a 内容物収容部
2b 雌ネジ部(押圧動作伝達部)
2c 凹凸部
2d 回転規制突起
2e 溝部
2e1 係止部
2f 空間
2f1 進退口(リセット部)
3 天冠(操作部)
3a 本体部
3b 被ガイド部
3c 押圧部
4 キャップ
4a 開放端面4a
5 ネジ棒(押圧動作伝達部)
5a 段部
5b 爪部
5c 舌状部材
5d 雄ネジ部(ネジ部)
5e 回り止め部
5f 貫通穴
6 回転付与子(押圧動作伝達部)
6a 円筒部
6b 鍔部
6c 係止突起
6d 雌螺子部(ネジ部)
7 スプリング(押圧動作伝達部)
8 リセットバー(リセット部)
8a リング状部
8b 脚部
8b1 リセット先端部(リセット部)
8c 係止部
9 ピストン棒(吐出機構部)
9a ネジ部
9a1 平面部
9a2 ネジ形成部
9b ピストン取付け部
10 ピストン(吐出機構部)
11 継手
12 塗布部
12a 吐出口
更に、リード角が45度以上に形成された、前記ネジ棒のネジ部と、リード角が45度以上に形成された、前記回転付与子のネジ部と、前記軸筒本体の内周面に形成された、前記回転付与子の回転を規制する回転規制突起と、前記回転規制突起に係止される、前記回転付与子の外周面に設けられた係止突起と、を備え、前記天冠が押圧され、前記ネジ棒が軸筒本体の先端部側に移動する際、前記回転付与子の係止突起が回転規制突起に係止されることにより、前記回転付与子が軸筒本体に対して回転規制され、前記回転付与子によって前記ネジ棒及びピストン棒は回転しながら軸筒本体の先端部側に移動し、前記リセットバーを軸筒本体内部に後退させ、前記ネジ棒の一端部が前記天冠に接する位置まで戻される際、前記回転付与子は前記スプリングの反発力に抗して軸筒本体後方に移動することで前記回転付与子の係止突起が回転規制突起の係止から解放され、前記解放により前記回転付与子がネジ棒に対して回転し、前記ネジ棒の一端部が前記天冠に接する位置まで戻されることが望ましい。
また、舌状部材5cの後側には、回転付与子6の雌螺子部6d(図7参照)と螺合する雄ネジ部5dが設けられている。尚、雄ネジ部5dのリード角θ(図6参照)は45度以上に形成されている。
また、ネジ棒5と回転付与子6は螺合しているが、リード角θが45度以上に形成されているため、ネジ棒5の移動によりスプリング7を圧縮しながら、回転付与子6も後方に移動する。そして、前記回転付与子6の係止突起6cと軸筒本体2の回転規制突起2dとの係合が解除されると、前記回転付与子6は回転し、ネジ棒5と回転付与子6は初期状態に復帰する。即ち、ネジ棒5の一端面が、天冠3の押圧部3cと接した状態に戻される。
Claims (5)
- 軸筒本体内に内容物が収容され、前記軸筒本体内のピストンを軸筒本体の先端部方向に移動させることにより、前記内容物を一定量供給する定量供給装置であって、
前記軸筒本体の後端部に設けられ、軸筒本体内の内容物を吐出する際に押圧操作される操作部と、
前記操作部が押圧されることにより、前記ピストンを軸筒本体の先端部側に移動させ、前記内容物を一定量吐出する吐出機構部と、
前記操作部の押圧動作を前記吐出機構部に伝達すると共に、前記吐出機構部が内容物を一定量吐出した後は、前記操作部の押圧動作を前記吐出機構部に伝達しない押圧動作伝達部と、
を備えていることを特徴とする定量供給装置。 - 前記操作部は、
前記軸筒本体の後端部に設けられた、軸筒本体の軸線と平行に移動する天冠を備え、
前記押圧動作伝達部は、
前記天冠に一端部が接すると共に、外周面にネジ部が形成されたネジ棒と、
前記ネジ棒のネジ部と螺合するネジ部を有し、前記ネジ棒に回転を付与する回転付与子と、
前記天冠に一端部が接し、他端部が前記回転付与子に接するスプリングと、
前記軸筒本体に形成された雌ネジ部と、を備え、
前記吐出機構部は、
前記ネジ棒と一体に回転し、ネジ棒に対し軸筒本体の軸線方向に移動可能な、外周面に前記軸筒本体の雌ネジ部と螺合するネジ部が形成されたピストン棒と、
前記ピストン棒に取り付けられたピストンと、を備え、
前記天冠が押圧され、前記ネジ棒が軸筒本体の先端部側に移動することにより、前記回転付与子によって前記ネジ棒及びピストン棒は回転しながら軸筒本体の先端部側に移動し、内容物を一定量吐出し、
かつ、前記内容物を一定量吐出した後、天冠の押圧動作を解除すると、前記天冠は前記スプリングによって初期状態に復帰すると共に、前記ネジ棒及びピストン棒は吐出動作終了後の状態が維持され、前記天冠とネジ棒の一端面が離れた位置に置かれ、天冠を押圧動作しても、前記ネジ棒は軸筒本体の先端部側に移動しないことを特徴とする請求項1記載の定量供給装置。 - 更に、前記軸筒本体の先端部に取付けられ、前記内容物を吐出する吐出部を覆うキャップと、
前記吐出機構部が動作することによって前記軸筒本体の先端部から突出し、かつ前記軸筒本体の先端部に前記キャップを装着することによって軸筒本体内部に後退し、前記押圧動作伝達部を、前記操作部の押圧動作を前記吐出機構部に伝達する状態にするリセット部と、を備え、
前記リセット部が、押圧動作伝達部を前記操作部の押圧動作を前記吐出機構部に伝達する状態になす際、前記吐出機構部のピストンの位置が、内容物を一定量吐出した後の位置に維持されることを特徴とする請求項1記載の定量供給装置。 - 前記操作部は、
前記軸筒本体の後端部に設けられた、軸筒本体の軸線と平行に移動する天冠を備え、
前記押圧動作伝達部は、
前記天冠に一端部が接すると共に、外周面にネジ部が形成されたネジ棒と、
前記ネジ棒のネジ部と螺合するネジ部を有し、前記ネジ棒に回転を付与する回転付与子と、
前記天冠に一端部が接し、他端部が前記回転付与子に接するスプリングと、
前記軸筒本体に形成された雌ネジ部と、を備え、
前記吐出機構部は、
前記ネジ棒と一体に回転し、ネジ棒に対し軸筒本体の軸線方向に移動可能な、外周面に前記雌ネジ部と螺合するネジ部が形成されたピストン棒と、
前記ピストン棒に取り付けられたピストンと、を備え、
前記リセット部は、
前記ネジ棒の先端部に取り付けられ、前記ネジ棒と共に軸筒本体の軸線方向に移動可能なリセットバーと、
前記リセットバーの先端部に設けられ、前記キャップが当接するリセットバー先端部と、
前記リセットバー先端部が進退する、軸筒本体部の先端部に設けられた進退口と、を備え、
前記軸筒本体の先端部に前記キャップを装着することにより、前記キャップが前記進退口から突出したリセットバー先端部に当接し、リセットバーを軸筒本体内部に後退させると共に、前記ネジ棒の一端部が前記天冠に接する位置まで戻され、前記天冠の押圧動作が前記ネジ棒に伝達する状態になすことを特徴とする請求項3記載の定量供給装置。 - 更に、リード角が45度以下に形成された、前記ネジ棒のネジ部と、
リード角が45度以下に形成された、前記回転付与子のネジ部と、
前記軸筒本体の内周面に形成された、前記回転付与子の回転を規制する回転規制突起と、
前記回転規制突起に係止される、前記回転付与子の外周面に設けられた係止突起と、を備え、
前記天冠が押圧され、前記ネジ棒が軸筒本体の先端部側に移動する際、
前記回転付与子の係止突起が回転規制突起に係止されることにより、前記回転付与子が軸筒本体に対して回転規制され、前記回転付与子によって前記ネジ棒及びピストン棒は回転しながら軸筒本体の先端部側に移動し、
前記リセットバーを軸筒本体内部に後退させ、前記ネジ棒の一端部が前記天冠に接する位置まで戻される際、
前記回転付与子は前記スプリングの反発力に抗して軸筒本体後方に移動することで前記回転付与子の係止突起が回転規制突起の係止から解放され、前記解放により前記回転付与子がネジ棒に対して回転し、前記ネジ棒の一端部が前記天冠に接する位置まで戻されることを特徴とする請求項4記載の定量供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015098121A JP2016209441A (ja) | 2015-05-13 | 2015-05-13 | 定量供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015098121A JP2016209441A (ja) | 2015-05-13 | 2015-05-13 | 定量供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016209441A true JP2016209441A (ja) | 2016-12-15 |
Family
ID=57550400
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2015098121A Pending JP2016209441A (ja) | 2015-05-13 | 2015-05-13 | 定量供給装置 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016209441A (ja) |
-
2015
- 2015-05-13 JP JP2015098121A patent/JP2016209441A/ja active Pending
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