JP2016206603A - 画像形成装置及び画像処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】読みやすさを低下させずに文字列を画面上に拡大表示する際に拡大後の漢字を正確に読み取り可能とする画像形成装置を提供する。【解決手段】表示部11上に表示された文字列の選択を受け付ける選択部15と、選択された文字列に含まれる漢字に対して相対的に画数の多い漢字が相対的に大きい拡大率となるように拡大率を指定する拡大率指定部17と、指定された拡大率に基づいて文字列に拡大率の異なる複数の漢字が含まれる場合に、指定された複数の漢字の拡大率中の最大の拡大率を複数の漢字全てに対して再指定する拡大率再指定部19と、複数の漢字を再指定された拡大率で拡大して表示部11上での拡大表示を可能とする文字拡大部21とを備える。【選択図】図1
Description
本発明は、画面上の文字列を拡大表示可能な画像形成装置及び画像処理プログラムに関する。
文字列を画像として出力する画像形成装置においては、例えば特許文献1のように、入力された文字列を画面上に表示出力する際に、読みやすさの観点等から文字列を拡大するものがある。
特許文献1では、拡大後の文字列に含まれる漢字のフォントサイズを基準にして仮名のフォントサイズを小さくし、漢字のフォントサイズを仮名のフォントサイズよりも相対的に大きくすることで、より読みやすさを向上させている。
しかし、特許文献1では、一定の割合で仮名のフォントサイズを漢字のフォントサイズよりも小さくするものであるため、漢字相互のフォントサイズが一定であり、画数によっては拡大後の漢字であっても正確に読み取ることが困難な場合もある。
本発明が解決しようとする問題点は、文字列を画面上に拡大表示する際に、画数によっては拡大後の漢字であっても正確に読み取ることが困難なことがある点である。
本発明は、画面上に表示された文字列の選択を受け付ける選択部と、前記選択された文字列に含まれる漢字に対して相対的に画数の多い漢字が相対的に大きい拡大率となるように拡大率を指定する拡大率指定部と、前記指定された拡大率に基づいて前記文字列に拡大率の異なる複数の漢字が含まれる場合に、前記指定された複数の漢字の拡大率中の最大の拡大率を前記複数の漢字全てに対して再指定する拡大率再指定部と、前記複数の漢字を前記再指定された拡大率で拡大して前記画面上での拡大表示を可能とする文字拡大部とを備える画像形成装置を最も主な特徴とする。
本発明によれば、読み難くなることが予想される画数の多い漢字に対して画数に応じて相対的に大きい拡大率を指定することができ、拡大後の漢字を正確に読み取り可能とする。しかも、文字列に複数の漢字が含まれている場合には、複数の漢字の拡大率の中から最大の拡大率を複数の漢字全てに対して再指定するため、複数の漢字が同一の大きさで拡大表示されることになり、読みやすさの低下を抑制することができる。
文字列を画面上に拡大表示する際に拡大後の漢字を正確に読み取り可能とするという目的を、相対的に画数の多い漢字が相対的に大きい拡大率となるように文字列に含まれる漢字の拡大率を指定し、指定された複数の漢字の拡大率中の最大の拡大率を複数の漢字全てに対して再指定し、複数の漢字を再指定された拡大率で拡大することにより、読みやすさを低下させずに実現した。
[画像形成装置]
図1は、本発明の実施例1に係る画像形成装置を示すブロック図、図2は、図1の画像形成装置の操作部の一例を示す概略平面図である。
図1は、本発明の実施例1に係る画像形成装置を示すブロック図、図2は、図1の画像形成装置の操作部の一例を示す概略平面図である。
画像形成装置1は、例えばデジタル複合機等であり、プリント機能、コピー機能、ファクシミリ機能、電子メール送信機能等の各種の機能を有するものである。ただし、画像形成装置は、画面上に文字列を画像として出力可能な電子機器であればよく、パーソナルコンピューター、いわゆるモバイル端末、或は多機能携帯電話機等の情報処理装置であってもよい。
画像形成装置1は、通信I/F(インターフェイス)部3、操作部5、記憶部7、制御部9を備える。なお、画像形成装置1が有する各種の機能の構成は、周知のものであるため、詳細については省略する。
通信I/F部3は、ネットワークインタフェース等であり、外部の端末装置に対するデータの送受信を行う。
操作部5は、図2のように画面としての表示部11やハードキー13等を含む操作表示装置であり、画像形成装置1に対する操作入力や操作状況の表示を可能とする。表示部11は、実施例1においてタッチパネル式となっており、画像形成装置1に対する操作画面のソフトキーや文字列等を画像として選択可能に表示する。
記憶部7は、処理に必要なデータやプログラムを記憶するROM(Read Only Memory)、作業領域としてのRAM(Random Access Memory)、補助記憶装置としてのHDD(Hard Disk Drive)等を含む記憶装置である。
制御部9は、CPU(central processing unit)等を含み、プログラムを実行して画像形成装置1の各部を制御する演算処理装置である。実施例1の制御部9は、プログラムの実行により、選択部15、拡大率指定部17、拡大率再指定部19、文字拡大部21として機能する。
選択部15は、選択機能を実現し、表示部11上に表示された文字列の選択を受け付ける。文字列は、記憶部7内のビットマップフォントを事前に設定された大きさに拡大又は縮小して表示されている。選択が受け付けられる文字列は、表示部11上での大きさが読み難いと予想される特定の大きさ以下のものとする。ただし、全ての文字列に対して選択を受け付けてもよい。
文字列の選択は、例えばユーザーが表示部11上で文字列を指によりタッチすると共にタッチ状態を一定時間保持する長押し等により受け付けられる。なお、情報処理装置等の場合は、指による長押しの他、ポインティングデバイスによる特定の選択操作等によっても文字列の選択を行わせることができる。
図3に文字列の選択及び拡大時の表示部11の操作画面の一例を示す。図3の例では、表示部11の操作画面上に「準備中です」の文字列が表示され、表示された「準備中です」の文字列をユーザーが長押しによって選択している。なお、文字列は、表示部11での操作状況等に応じて適宜表示されるものであり、「準備中です」に限られるものではない。
拡大率指定部17は、拡大率指定機能を実現し、相対的に画数の多い漢字が相対的に大きい拡大率となるように、選択された文字列に含まれる漢字に対して拡大率を指定する。
実施例1の拡大率指定部17は、漢字だけでなく、文字列に含まれる仮名に対しても拡大率を指定する。仮名に対しては、漢字よりも小さい拡大率となるように拡大率を拡大率指定部17が指定する。具体的には、拡大率指定部17は、漢字に対して仮名よりも大きな拡大率を指定し、且つ閾値以上の画数の漢字に対して更に大きな拡大率を指定する。
拡大率の指定は、デフォルト設定等による仮名の拡大率、閾値を下回る画数の漢字の拡大率、及び閾値以上の画数の漢字の拡大率を参照することで実現できる。この場合、漢字に対しては、複数の閾値を設けて、段階的に拡大率を設定可能としてもよい。また、文字列に含まれる全ての文字の画数を取得し、取得した画数に応じて拡大率が上限及び下限の範囲内で漸次増加又は減少するように指定してもよい。
なお、仮名及び漢字の識別は、OCR(optical character recognition)等の文字認識技術を利用して実現できる。また、漢字の画数は、記憶部7内の画数テーブル等を参照することにより取得することができる。
また、拡大率指定部17は、画像形成装置1の言語設定が日本語以外の場合に、日本語以外の文字列に含まれる全ての文字を一定の拡大率に指定する。言語設定は、画像形成装置1を設置する際等に、設置地域に応じた言語に設定するものである。この言語設定に応じ、表示部11上で使用される言語が変更される。
拡大率再指定部19は、拡大率再指定機能を実現し、拡大率指定部17で指定された拡大率に基づいて文字列に拡大率の異なる複数の漢字が含まれる場合に、指定された複数の漢字の拡大率から最大のものを複数の漢字全てに対して再指定する。
図4は、拡大率の再指定を示す概念図であり、図4(A)は、指定された拡大率に基づいて拡大した状態の漢字を示し、図4(B)は、再指定された拡大率に基づいて拡大した漢字を示す。なお、図4では、複数の漢字が連続する「準備中」において、「中」の漢字のみが閾値を下回る画数である場合を例に説明する。
拡大率指定部17で指定された拡大率は、「準備」の漢字に対して「中」の漢字よりも相対的に大きく設定されており、この状態では、図4(A)のように「準備」と「中」の漢字の大きさが異なっていることになる。
これに対し、拡大率再指定部19は、「準備中」の漢字の拡大率の内、最大となる「準備」の漢字の拡大率を「中」の漢字に対して再指定する。このため、図4(B)のように、「中」と「準備」の漢字が同じ大きさになる。
文字拡大部21は、文字拡大機能を実現し、複数の漢字を再指定された拡大率で拡大して表示部11上での拡大表示を可能とする。仮名に対しては、文字拡大部21が指定された拡大率で拡大する。こうして拡大された文字列は、表示部11上で拡大表示されることになる。
図3の例では、「準備中」の漢字が「です」の仮名よりも相対的に大きく拡大され、且つ「中」の漢字が「準備」の漢字に合わせた大きさで「準備中」の複数の漢字が拡大され、表示部11上に拡大表示されている。
なお、漢字及び仮名の文字列の拡大は、例えば表示部11に表示中の文字列のビットマップフォントをアウトラインフォントに変換した上で行われる。これにより、拡大後のジャギー等を抑制して文字列の読みやすさが向上される。
また、文字拡大部21は、画像形成装置1の言語設定が日本語以外の場合に、拡大率指定部17で指定された拡大率で日本語以外の文字列を拡大して表示部11上での拡大表示を可能とする。
図5は、日本語以外の文字列の拡大時の表示部11の操作画面の一例を示す。図5の例では、言語設定が英語の場合に表示部11の操作画面上に「processing」の文字列が表示され、表示された文字列に含まれる各文字が同じ大きさで拡大表示されている。
[文字拡大処理]
図6は、図1の画像形成装置による文字拡大処理の流れを示すフローチャートである。文字拡大処理は、表示部11で操作状況等に応じた文字列が表示されることで開始され、画像処理プログラムによる選択機能、拡大率指定機能、拡大率再指定機能、文字拡大機能が画像形成装置1で実現されることによってステップS1から始まる処理が実行される。
図6は、図1の画像形成装置による文字拡大処理の流れを示すフローチャートである。文字拡大処理は、表示部11で操作状況等に応じた文字列が表示されることで開始され、画像処理プログラムによる選択機能、拡大率指定機能、拡大率再指定機能、文字拡大機能が画像形成装置1で実現されることによってステップS1から始まる処理が実行される。
ステップS1では、「表示部上の特定の大きさ以下の文字列が選択されたか?」の判断が実行される。すなわち、選択部15は、表示部11上で選択が受け付け可能な特定の大きさ以下の文字列が長押し等によって選択されたか否かを判断する。
特定の大きさ以下の文字列が選択された場合はステップS2へ移行し(YES)、そうでない場合は処理を終了させる(NO)。なお、処理を終了させる場合は、文字列が表示されてから特定時間が経過するまではステップS1の処理を繰り返し、特定時間の経過後に処理を終了させてもよい。
ステップS2では、「言語設定が日本語であるか?」の判断が実行される。すなわち、拡大率指定部17は、画像形成装置1の言語設定を確認し、設定されている言語が日本語であるか否かを判断する。
言語設定が日本語である場合は、ステップS3へ移行し(YES)、言語設定が日本語以外である場合は、ステップS7へ移行する(NO)。
ステップS3では、「漢字を仮名よりも大きい拡大率に指定」が実行される。すなわち、拡大率指定部17は、ステップS1で長押しによって選択された日本語の文字列の拡大率を指定する。このとき、拡大率指定部17は、文字列に含まれる漢字を仮名よりも大きい拡大率に指定する。こうしてステップS3が完了すると、ステップS4へ移行する。
ステップS4では、「閾値以上の画数の漢字が含まれているか?」の判断が実行される。すなわち、拡大率指定部17は、文字列に閾値以上の画数の漢字が含まれているか否かを判断する。
閾値以上の画数の漢字が含まれている場合はステップS5へ移行し(YES)、そうでなければステップS8へ移行する(NO)。なお、拡大率指定のために複数の閾値が設定されている場合は、第1閾値以上の画数の漢字の有無を判断した後に第2閾値以上の画数の漢字の有無を判断するといったように、閾値以上の画数の漢字の有無を段階的に判断すればよい。
ステップS5では、「閾値以上の画数の漢字を更に大きい拡大率に指定」が実行される。すなわち、拡大率指定部17は、文字列に含まれる閾値以上の画数の漢字を、閾値を下回る画数の漢字よりも大きい拡大率に指定(変更)する。これにより、例えば図4(A)で概念的に示すように、文字列に含まれる複数の漢字に対して異なる拡大率が指定されることになる。こうしてステップS5が完了すると、ステップS6へ移行する。
ステップS6では、「閾値を下回る漢字の拡大率を再指定」が実行される。すなわち、拡大率再指定部19は、閾値を下回る漢字の拡大率を閾値以上の漢字の拡大率に再指定する。これにより、例えば図4(B)で概念的に示すように、文字列に含まれる複数の漢字全てに対して最大の拡大率が指定される。こうしてステップS6が完了すると、ステップS8へ移行する。
なお、拡大率の指定のために複数の閾値が設定されている場合は、複数の漢字に対して三つ以上の拡大率が指定されることがある。この場合は、複数の漢字の内の最大の拡大率を、複数の漢字の全てに再指定すればよい。
一方、ステップS7では、「全ての文字を一定の拡大率に指定」が実行される。すなわち、拡大率指定部17は、選択された日本語以外の文字列に含まれるすべての文字を一定の拡大率に指定する。こうしてステップS7が完了すると、ステップS8へ移行する。
ステップS8では、「文字列の拡大表示」が実行される。すなわち、文字拡大部21は、表示部11で表示中の文字列のビットマップフォントをアウトラインフォントに変換した上で、指定された拡大率又は再指定された拡大率に応じて文字列を拡大する。拡大された文字列は、図3又は図5のように表示部11上で表示されることになる。
日本語の文字列に閾値以上の漢字が含まれていない場合(ステップS4から移行した場合)は、文字列中の漢字及び仮名を指定された拡大率で拡大した拡大表示用の文字列が得られる。
日本語の文字列に閾値以上の漢字が含まれている場合(ステップS6から移行した場合)は、文字列中の漢字を際してされた拡大率及び仮名を指定された拡大率で拡大した拡大表示用の文字列が得られる。
何れの場合でも、図3のように、得られた文字列によって、複数の漢字が同一の大きさ、複数の仮名が漢字よりも小さい同一の大きさで表示部11に拡大表示が行われる。
一方、日本語以外の文字列の場合(ステップS7から移行した場合)は、文字列中の文字が指定された拡大率で拡大した拡大表示用の文字列が得られ、図5のように全ての文字が同一の大きさで表示部11に拡大表示される。
[実施例1の効果]
以上説明したように、実施例1の画像形成装置1は、表示部11上に表示された文字列の選択を受け付ける選択部15と、選択された文字列に含まれる漢字に対して相対的に画数の多い漢字が相対的に大きい拡大率となるように拡大率を指定する拡大率指定部17と、指定された拡大率に基づいて文字列に拡大率の異なる複数の漢字が含まれる場合に、指定された複数の漢字の拡大率中の最大の拡大率を複数の漢字全てに対して再指定する拡大率再指定部19と、複数の漢字を再指定された拡大率で拡大して表示部11上での拡大表示を可能とする文字拡大部21とを備える。
以上説明したように、実施例1の画像形成装置1は、表示部11上に表示された文字列の選択を受け付ける選択部15と、選択された文字列に含まれる漢字に対して相対的に画数の多い漢字が相対的に大きい拡大率となるように拡大率を指定する拡大率指定部17と、指定された拡大率に基づいて文字列に拡大率の異なる複数の漢字が含まれる場合に、指定された複数の漢字の拡大率中の最大の拡大率を複数の漢字全てに対して再指定する拡大率再指定部19と、複数の漢字を再指定された拡大率で拡大して表示部11上での拡大表示を可能とする文字拡大部21とを備える。
従って、実施例1の画像形成装置1は、読み難くなることが予想される画数の多い漢字に対して画数に応じて相対的に大きい拡大率を指定することができ、拡大後の漢字を正確に読み取り可能とする。
しかも、文字列に複数の漢字が含まれている場合には、複数の漢字の拡大率の中から最大の拡大率を複数の漢字全てに対して再指定するため、複数の漢字が同一の大きさで拡大表示されることになり、読みやすさの低下を抑制することができる。
特に、複数の漢字が連続する単語、例えば図3の「準備中」等においては、読みやすさを著しく向上することができる。
また、実施例1の画像形成装置1では、拡大率指定部17が、文字列に仮名が含まれる場合に、仮名が漢字よりも小さい拡大率となるように仮名に対する拡大率を指定し、文字拡大部21が、指定された拡大率で仮名を拡大して表示部11上での拡大表示を可能とする。
従って、実施例1の画像形成装置1では、図3の「準備中です」のように仮名を漢字よりも小さくしつつ文字列を拡大表示することにより、文字列に漢字と仮名とが併存する場合の読みやすさを更に向上することができる。
この場合、拡大率指定部17は、文字列中の漢字に対して仮名よりも大きな拡大率を指定し、且つ閾値以上の画数の漢字に対して更に大きな拡大率を指定する。
従って、実施例1の画像形成装置1では、仮名に対する漢字よりも小さい拡大率の指定と漢字に対する画数に応じた拡大率の指定とを、容易且つ確実に実現することができる。
また、実施例1は、拡大率指定部17が、画像形成装置1の言語設定が日本語以外の場合に、日本語以外の文字列に含まれる全ての文字を一定の拡大率に指定し、文字拡大部21が、日本語以外の文字列を指定された拡大率で拡大して表示部11上での拡大表示を可能とする。
従って、実施例1では、画像形成装置1の言語設定が日本語以外の場合でも、選択された文字列の拡大表示を行わせることができる。
[画像形成装置]
図7は、本発明の実施例2に係る画像形成装置を示すブロック図である。なお、実施例2は、基本構成が実施例1と共通するため、対応する構成部分に同符号を付して重複した説明を省略する。
図7は、本発明の実施例2に係る画像形成装置を示すブロック図である。なお、実施例2は、基本構成が実施例1と共通するため、対応する構成部分に同符号を付して重複した説明を省略する。
実施例2の画像形成装置1は、拡大表示した文字列の漢字に、より小さい大きさの振り仮名を付与するものである。このため、画像形成装置1の制御部9は、拡大文字選択部23及び振り仮名付与部25としても機能する。
拡大文字選択部23は、拡大文字選択機能を実現し、表示部11上に拡大表示された文字列の選択を受け付ける。図8に、拡大表示された文字列の選択及び振り仮名付与時の表示部11の操作画面の一例を示す。図8の例では、図8(A)のように、表示部11の操作画面上に「準備中です」の文字列が拡大表示され、拡大表示された文字列中の一部である「準備中」の漢字をユーザーが選択している。
拡大された文字列の選択は、例えばユーザーが表示部11上で文字列の任意の範囲を指によりタッチしつつスライドさせるスライド操作やドラッグ操作することで、ユーザーによる操作範囲の文字列に対して受け付けられる。なお、情報処理装置等の場合は、ポインティングデバイスによるドラッグ操作等によっても文字列の選択を行わせることができる。
振り仮名付与部25は、振り仮名付与機能を実現し、選択された拡大表示の文字列に含まれる漢字に対して、より小さい振り仮名を付与する。振り仮名を付与する際は、例えば拡大率指定部17での文字認識結果を利用して、振り仮名付与部25が記憶部7から読み方に対応するビットマップフォントを取得する。そして、振り仮名付与部25は、取得したビットマップフォントをアウトラインフォントに変換した上で拡大又は縮小して振り仮名を作成し、表示部11で拡大表示中の文字列の一部に含まれる漢字の上方に振り仮名を表示させる。
図8の例では、図8(B)のように、拡大表示された文字列中の一部である「準備中」の漢字の上方に、「じゅんびちゅう」の振り仮名が付与されている。
また、振り仮名付与部25は、画像形成装置1の言語設定が日本語以外の場合に、日本語以外の文字列の読み方を振り仮名として付与する。この場合は、ユーザーが文字列の一部のみを選択しても、拡大表示中の文字列全体に対して振り仮名が付与される。
図9は、拡大表示された日本語以外の文字列の選択及び振り仮名付与時の表示部11の操作画面の一例を示す。図9の例では、図9(A)のように、言語設定が英語の場合に表示部11の操作画面上に「processing」の文字列が拡大表示され、拡大表示された文字列をユーザーが選択している。これにより、図9(B)のように、選択された文字列の上方に、読み方である「ぷろせっしんぐ」が振り仮名として付与されている。
[振り仮名付与処理]
図10は、図7の画像形成装置による振り仮名付与処理の流れを示すフローチャートである。
図10は、図7の画像形成装置による振り仮名付与処理の流れを示すフローチャートである。
振り仮名付与処理は、実施例1のように文字列の拡大表示がなされたときに開始される。
ステップS21では、「拡大表示中の文字列が選択されたか?」の判断が実行される。すなわち、拡大文字選択部23は、表示部11上で拡大表示中の文字列に対するスライド操作やドラッグ操作等の選択を受け付けたか否かを判断する。
拡大表示中の文字列の選択を受け付けた場合はステップS22へ移行し(YES)、そうでない場合は処理を終了させる(NO)。なお、処理を終了させる場合は、文字列が拡大表示されてから特定時間が経過するまではステップS21の処理を繰り返し、特定時間の経過後に処理を終了させてもよい。
ステップS22では、「言語設定が日本語であるか?」の判断が実行される。すなわち、振り仮名付与部25は、画像形成装置1の言語設定を確認し、設定されている言語が日本語であるか否かを判断する。なお、ここでは、実施例1のステップS2の判断結果を利用してもよい。
言語設定が日本語である場合は、ステップS23へ移行し(YES)、言語設定が日本語以外である場合は、ステップS24へ移行する(NO)。
ステップS23では、「選択された文字列中の漢字に対する振り仮名の付与」が実行される。すなわち、振り仮名付与部25は、ステップS21での文字列の選択部分に含まれる漢字に対し、例えば図8のように上方に振り仮名を位置させて表示部11上で表示させる。
一方、ステップS24では、「日本語以外の文字列に対する読み方の付与」が実行される。画像形成装置1の言語設定が日本語以外である場合は、例えば図9のように文字列に対する読み方が振り仮名として表示部11上で表示される。なお、日本語以外の場合は、単語の意味等を振り仮名に代えて又は振り仮名と共に表示してもよい。
[実施例2の効果]
以上説明したように、実施例2の画像形成装置1は、表示部11上に拡大表示された文字列の選択を受け付ける拡大文字選択部23と、拡大表示中の文字列の選択部分に含まれる漢字に対して、より小さい振り仮名を付与する振り仮名付与部25とを備える。
以上説明したように、実施例2の画像形成装置1は、表示部11上に拡大表示された文字列の選択を受け付ける拡大文字選択部23と、拡大表示中の文字列の選択部分に含まれる漢字に対して、より小さい振り仮名を付与する振り仮名付与部25とを備える。
従って、実施例2では、拡大表示中の漢字に対して振り仮名を付与することができ、振り仮名の読みやすさを向上することができる。
振り仮名付与部25は、画像形成装置1の言語設定が日本語以外の場合であっても、日本語以外の文字列の読み方を振り仮名として付与することができる。
その他、実施例2でも、実施例1と同様の作用効果を奏することができる。
1 画像形成装置
15 選択部
17 拡大率指定部
19 拡大率再指定部
21 文字拡大部
23 拡大文字選択部
25 振り仮名付与部
15 選択部
17 拡大率指定部
19 拡大率再指定部
21 文字拡大部
23 拡大文字選択部
25 振り仮名付与部
Claims (7)
- 画面上に表示された文字列の選択を受け付ける選択部と、
前記選択された文字列に含まれる漢字に対して相対的に画数の多い漢字が相対的に大きい拡大率となるように拡大率を指定する拡大率指定部と、
前記指定された拡大率に基づいて前記文字列に拡大率の異なる複数の漢字が含まれる場合に、前記指定された複数の漢字の拡大率中の最大の拡大率を前記複数の漢字全てに対して再指定する拡大率再指定部と、
前記複数の漢字を前記再指定された拡大率で拡大して前記画面上での拡大表示を可能とする文字拡大部と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置であって、
前記拡大率指定部は、前記文字列に仮名が含まれる場合に、前記仮名が前記漢字よりも小さい拡大率となるように前記仮名に対する拡大率を指定し、
前記文字拡大部は、前記指定された拡大率で前記仮名を拡大して前記画面上での拡大表示を可能とする、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項2記載の画像形成装置であって、
前記拡大率指定部は、前記漢字に対して前記仮名よりも大きな拡大率を指定し、且つ閾値以上の画数の漢字に対して更に大きな拡大率を指定する、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1〜3の何れか一項に記載の画像形成装置であって、
前記拡大率指定部は、自装置の言語設定が日本語以外の場合に、日本語以外の文字列に含まれる全ての文字を一定の拡大率に指定し、
前記文字拡大部は、前記日本語以外の文字列を前記指定された拡大率で拡大して前記画面上での拡大表示を可能とする、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1〜4の何れか一項に記載の画像形成装置であって、
前記画面上に拡大表示された文字列の選択を受け付ける拡大文字選択部と、
前記選択された文字列に含まれる拡大表示の漢字に対して、より小さい振り仮名を付与する振り仮名付与部と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1〜5の何れか一項に記載の画像形成装置であって、
前記振り仮名付与部は、自装置の言語設定が日本語以外の場合に、日本語以外の文字列の読み方を振り仮名として付与する、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 画面上に表示された文字列の選択を受け付ける選択機能と、
前記選択された文字列に含まれる漢字に対して相対的に画数の多い漢字が相対的に大きい拡大率となるように拡大率を指定する拡大率指定機能と、
前記指定された拡大率に基づいて前記文字列に拡大率の異なる複数の漢字が含まれる場合に、前記指定された複数の漢字の拡大率中の最大の拡大率を前記複数の漢字全てに対して再指定する拡大率再指定機能と、
前記複数の漢字を前記再指定された拡大率で拡大して前記画面上での拡大表示を可能とする文字拡大機能と、
をコンピューターに実現させることを特徴とする画像処理プログラム。
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JP (1) | JP2016206603A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN107977449A (zh) * | 2017-12-14 | 2018-05-01 | 广东外语外贸大学 | 一种用于简体中文可读性测度的线性模型方法 |
JP6641530B1 (ja) * | 2018-12-07 | 2020-02-05 | 三菱電機株式会社 | 入力表示制御装置、入力表示制御方法及び入力表示システム |
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- 2015-04-28 JP JP2015091721A patent/JP2016206603A/ja active Pending
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