JP2016201743A - 受信装置及び受信方法 - Google Patents

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Abstract


【課題】 ダイバーシチ合成に用いる最大固有ベクトルにおける時間的な不連続を解消し、ダイバーシチ合成の効果を向上させることができる受信装置を提供する。
【解決手段】 受信装置は、複数のアンテナ、重み算出部、重み補償部及び合成部を具備する。複数のアンテナは、到来波を受信する。重み算出部は、前記複数のアンテナで受信した受信信号に基づき、前記到来波の伝搬チャネルに応じた重み係数を、予め設定される時間長毎に算出する。重み補償部は、前記時間長を予め設定される幅に分割したサンプル毎の重み係数を、少なくとも直前の時間長において算出された重み係数を参照して算出する。合成部は、前記受信信号を、前記サンプル毎の重み係数により重み付けして合成する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、低SNR(Signal to Noise Ratio)環境下において伝搬される信号を受信し、受信した信号に対してダイバーシチ処理を施す受信装置及びこの装置で用いられる受信方法に関する。
受信装置は、電波伝搬路を通過した送信信号を受信し、受信した信号に対して例えば、スペクトラムセンシング等を施すことで信号を検出する。しかしながら、低SNR環境では、信号を検出する際の判断に誤りが生じる恐れがある。そこで、受信装置に複数のアンテナを設け、ダイバーシチ技術を利用することで、フェージングによる受信信号の変動を軽減するようにしている。
例えば、受信装置は、複数のアンテナにより受信された受信信号から相関行列を算出し、算出した相関行列を固有値分解することで固有値と固有ベクトルとを算出する。受信装置は、算出した固有ベクトルを用い、各アンテナで受信された信号をダイバーシチ合成することでフェージングによる影響を軽減させる。
このとき、従来の受信装置は、予め設定される時間長毎に相関行列を算出する。受信装置は、この相関行列から求められる固有ベクトルの最大固有ベクトルを用い、予め設定される時間長中に受信される受信信号のダイバーシチ合成をする。最大固有ベクトルは、予め設定される時間長毎に算出されるため、時間長が切り替わる際に、時間的に不連続なものとなる。このため、この最大固有ベクトルを用いたダイバーシチ合成後のスペクトラムに劣化が生じることになる。この劣化は、例えば、受信信号がアナログ変調の音声信号である場合には、等価的なSSB雑音の増加による耳障りな雑音となって現れる。また、受信信号がデジタル変調の信号である場合には、等価的な雑音の劣化に伴うBER特性の軽減困難な誤りとして現れる。
特開2007−19806号公報
以上のように、従来の受信装置では、ダイバーシチ合成に用いる最大固有ベクトルが時間的に不連続であるため、ダイバーシチ合成後のスペクトラムに劣化が生じるおそれがある。
そこで目的は、ダイバーシチ合成に用いる最大固有ベクトルにおける時間的な不連続を解消し、ダイバーシチ合成の効果を向上させることができる受信装置及びこの装置で用いられる受信方法を提供することにある。
実施形態によれば、受信装置は、複数のアンテナ、重み算出部、重み補償部及び合成部を具備する。複数のアンテナは、到来波を受信する。重み算出部は、前記複数のアンテナで受信した受信信号に基づき、前記到来波の伝搬チャネルに応じた重み係数を、予め設定される時間長毎に算出する。重み補償部は、前記時間長を予め設定される幅に分割したサンプル毎の重み係数を、少なくとも直前の時間長において算出された重み係数を参照して算出する。合成部は、前記受信信号を、前記サンプル毎の重み係数により重み付けして合成する。
本実施形態に係る受信装置の機能構成を示すブロック図である。 図1に示される信号処理部の動作の例を示すフローチャートである。 図1に示される受信装置の帯域合成部から出力される信号のスペクトラムを示す図である。 従来の受信装置によるダイバーシチ合成後の信号のスペクトラムを示す図である。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る受信装置の機能構成を示すブロック図である。図1に示される受信装置は、アンテナ10−1〜10−N、受信処理部20及び信号処理部30を具備する。
アンテナ10−1〜10−Nは、到来波である電波を受信し、受信信号を受信処理部20へ出力する。
受信処理部20は、アンテナ10−1〜10−Nで受信されるRF(Radio Frequency)帯の受信信号を、IF(Intermediate Frequency)帯又はベースバンド帯の信号へ周波数変換する。また、受信処理部20は、周波数変換後の信号をアナログ−デジタル変換する。受信処理部20は、デジタル変換した信号を、信号S1〜SNとして信号処理部30へ出力する。
信号処理部30は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、並びに、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等のCPUが処理を実行するためのプログラムやデータの格納領域等を含む。信号処理部30は、CPUにアプリケーション・プログラムを実行させることで、帯域分割部31、重み算出部32−1〜32−K、ドップラ推定部33、重み補償部34−1〜34−K、合成部35−1〜35−K及び帯域合成部36の機能を実現する。
帯域分割部31は、受信処理部20から出力される信号S1〜SNを、所定の幅を有するK個の周波数帯域にそれぞれ分割する。ここで、所定の幅とは、受信信号を帯域毎に分割した際に、各周波数帯での周波数変動がほぼ無いと見なせるような幅を言う。各周波数帯での周波数変動がほぼ無いとは、例えば、帯域毎の受信信号をテイラー展開した際に一次近似が成立することである。なお、経験的にこの所定の幅は、ドップラ周期の1/10程度の幅である。
重み算出部32−1は、K個に分割された周波数帯域のうち、任意の1つの周波数帯域についてのN個の信号、例えば、信号S1−1〜SN−1を用い、到来波の伝搬チャネルに応じた重み係数を、ダイバーシチ合成する際の重み係数として算出する。重み算出部32−1は、周期Tcで、重み係数を算出する。なお、周期Tcは、受信装置が許容できる演算量及び熱雑音等による固有ベクトルの誤差を勘案し、予め設定される。以下では、空間情報を用いた最大比合成(以下では、MRCと称する。)を利用する場合を例に説明する。なお、ダイバーシチ処理の方式は、いかなる方式を適用しても構わない。また、算出される重み係数の種類は、ダイバーシチ処理の方式に依存して複数存在する。
ここで、受信信号<X>は、数式(1)のように表されるとする。なお、以下において、「<」及び「>」で囲まれる文字は、行列を表すものとする。
電波伝搬路における伝搬チャネルのチャネル応答行列を<H>とした場合、受信信号<X>は、数式(2)のように表される。
なお、数式(2)において、<N>は雑音を表し、<Z>は送信信号を表す。MRCを用いて重み係数を算出するために、受信信号<X>の相関行列<R>xx1を数式(3)のように計算する。
なお、数式(3)において、E[*]は、アンサンブル平均を表す。数式(3)に表される相関行列<R>xx1を固有値分解すると数式(4)のように表される。
なお、数式(4)において、<E>は固有ベクトルを表し、<D>は固有値を表す。重み算出部32−1は、固有ベクトル<E>の、時間長Tcにおける最大固有ベクトルを<E>max,1と定め、最大固有ベクトル<E>max,1を信号S1−1〜SN−1についての重み係数とする。
重み算出部32−2〜32−Kは、K個に分割された周波数帯域のうち、任意の1つの周波数帯域についてのN個の信号、例えば、信号S1−2〜SN−2、…、S1−K〜SN−Kをそれぞれ用い、重み算出部32−1と同様の処理により重み係数を算出する。
ドップラ推定部33は、帯域分割部31によりK個に帯域分割されたN系統の信号S1−1〜SN−Kを受け取る。ドップラ推定部33は、それぞれの信号から、少なくともフェージングにより生じる信号レベルの変動(ドップラ変動)を検出し、検出したドップラ変動の周期をドップラ周期Tdとして算出する。ドップラ周期の算出手法は、多くの公知の手法が存在する。例えば、ドップラ推定部33は、帯域分割部31により帯域分割された信号S1−1の包絡線を、時間長Tc毎に検出する。ドップラ推定部33は、検出した包絡線に対してFFT(Fast Fourier Transformation)処理を施し、包絡線のスペクトラムを取得する。そして、ドップラ推定部33は、取得したスペクトラムの幅の逆数をドップラ周期Tdとする。
重み算出部32−1が相関行列を算出する時間長Tcには、Tcを所定の等間隔の幅に分割したm個のサンプルが存在する。重み補償部34−1は、時間長Tcと、ドップラ推定部33により算出されたドップラ周期Tdとの比に基づき、重み算出部32−1により算出される、少なくとも直前の時間長Tcの重み係数を用い、時間長Tcに含まれるサンプルそれぞれについての重み係数を算出する。
具体的には、時間長Tcに対するドップラ周期Tdの割合、すなわちTd/Tcが十分に大きい場合、重み補償部34−1は、この時間長Tcの直前の時間長において算出された重み係数と、この時間長Tcの直後の時間長において算出された重み係数とから、時間に関する一次関数を決定する。重み補償部34−1は、決定した一次関数を用い、時間長Tcに含まれるサンプルの値を算出する。
また、時間長Tcに対するドップラ周期Tdの割合、すなわちTd/Tcが十分に小さい場合、重み補償部34−1は、この時間長Tc以前の複数の時間長において算出された重み係数から、時間に関する近似曲線を決定する。重み補償部34−1は、決定した近似曲線を用い、時間長Tcに含まれるサンプルの値を算出する。なお、ここでは、重み補償部34−1は、Td/Tcが十分に大きい場合には一次関数を利用し、Td/Tcが十分に小さい場合には近似曲線を利用する場合を例に説明したが、これに限定されない。重み補償部34−1は、例えば、Td/Tcについて1つの閾値を設定し、Td/Tcが閾値を超える場合は一次関数を利用し、Td/Tcが閾値を超えない場合は近似曲線を利用するようにしても良い。また、閾値は1つに限定されない。
このように、重み補償部34−1は、数式(5)に表すように各サンプルにおける重みを算出する。
重み補償部34−2〜34−Kは、重み算出部32−2〜32−Kにより算出される重み係数を用い、重み補償部34−1と同様の処理により各サンプルにおける重み係数を数式(6)に表すように算出する。
なお、数式(6)において、iは、2〜Kの自然数とする。
合成部35−1は、帯域分割部31により分割されたN個の信号S1−1〜SN−1を、重み補償部34−1により算出された重み係数を用いて合成する。合成出力Y(m)は、数式(7)のように表される。
合成部35−2〜35−Kは、帯域分割部31により分割された信号S1−2〜SN−2,…,S1−K〜SN−Kを、重み補償部34−2〜34−Kにより算出された重み係数を用いてそれぞれ合成する。合成部35−2〜35−Kからそれぞれ出力される合成出力Yi(m)は、数式(8)のように表される。
なお、数式(8)において、iは、2〜Kの自然数とする。
帯域合成部36は、合成部35−1〜35−Kで合成される合成出力Y(m)〜Y(m)を合成する。このとき、帯域合成部36は、帯域分割部31による分割方法と対をなす合成方法を用いて、合成出力を合成する。例えば、帯域分割部31が高速フーリエ変換であるならば、帯域合成部36は、逆高速フーリエ変換となる。
次に、以上のように構成された信号処理部30により実施される動作の手順を説明する。図2は、本実施形態に係る信号処理部30の動作の例を示すフローチャートである。なお、図2では、説明をシンプルにするため、アンテナ10−1による受信される受信信号に由来する信号S1に対する処理を例に説明する。
まず、信号処理部30は、受信処理部20から、デジタル形式の信号S1を受信する。
帯域分割部31は、受け取った信号S1を、K個の周波数帯域にそれぞれ分割する(ステップS21)。これにより、信号S1−1〜SN−1が発生する。
重み算出部32−1は、信号S1−1〜SN−1を用い、時間長Tcでの重み係数<E>max,1を算出する(ステップS22)。重み算出部32−1は、算出した重み係数<E>max,1を図示しないメモリに記憶する(ステップS23)。
ドップラ推定部33は、帯域分割部31で分割された信号S1−1から、時間長Tcでのドップラ周期Tdを算出する。また、ドップラ推定部33は、帯域分割部31で分割された信号S2−1から、時間長Tcでのドップラ周期Tdを算出する。…また、ドップラ推定部33は、帯域分割部31で分割された信号SN−1から、時間長Tcでのドップラ周期Tdを算出する(ステップS24)。
重み補償部34−1は、時間長Tcに対するドップラ周期Tdの割合が予め設定される閾値を超えるか否かを判断する(ステップS25)。超える場合(ステップS25のYes)、重み補償部34−1は、この時間長Tcの直前の時間長において算出された重み係数<E> max,1と、この時間長Tcの直後の時間長において算出された重み係数<E> max,1とをメモリから読み出す。重み補償部34−1は、読み出した直前及び直後の重み係数<E> max,1から、この時間長Tcにおけるサンプル毎の重み係数<E> max,1(m)を直線補間により算出する(ステップS26)。時間長Tcに対するドップラ周期Tdの割合が閾値を超えない場合(ステップS25のNo)、重み補償部34−1は、この時間長Tc以前の複数の時間長において算出された重み係数<E> max,1をメモリから読み出す。重み補償部34−1は、読み出した複数の時間長において算出された重み係数<E> max,1から、この時間長Tcにおけるサンプル毎の重み係数<E> max,1(m)を曲線補間により算出する(ステップS27)。
また、重み補償部34−1は、時間長Tcに対するドップラ周期Tdの割合が予め設定される閾値を超えるか否かを判断する(ステップS25)。超える場合(ステップS25のYes)、重み補償部34−1は、この時間長Tcの直前の時間長において算出された重み係数<E> max,1と、この時間長Tcの直後の時間長において算出された重み係数<E> max,1とから、この時間長Tcにおけるサンプル毎の重み係数<E> max,1(m)を直線補間により算出する(ステップS26)。時間長Tcに対するドップラ周期Tdの割合が閾値を超えない場合(ステップS25のNo)、重み補償部34−1は、この時間長Tc以前の複数の時間長において算出された重み係数<E> max,1から、この時間長Tcにおけるサンプル毎の重み係数<E> max,1(m)を曲線補間により算出する(ステップS27)。
重み補償部34−1は、ステップS25〜S27の処理を、ドップラ周期Td〜Tdについても実施し、重み係数<E> max,1(m)〜<E> max,1(m)を算出する。
合成部35−1は、帯域分割部31により分割された信号S1−1〜SN−1を、重み補償部34−1により算出された重み係数を用いて合成し、合成出力Y(m)とする(ステップS28)。
帯域合成部36は、合成部35−1により合成された合成出力Y(m)と、図2では説明を割愛した合成部35−2〜35−Kにより合成された合成出力Y(m)〜Y(m)を合成する(ステップS29)。
図3は、本実施形態に係る受信装置の帯域合成部36から出力される信号のスペクトラムを示す図である。また、図4は、本実施形態に示す重み補償を実施しない場合の、ダイバーシチ合成後の信号のスペクトラムを示す図である。図3では、信号のスペクトラムの幅は小さいが、図4では、信号のスペクトラムの幅が大きい。これは、重み補償をしない従来のダイバーシチ合成では、スペクトラムに劣化が生じていることを表す。この劣化は、受信信号がアナログ変調の音声信号等であれば、等価的なSSB雑音の増加による耳障りな雑音となって現れ、受信信号がデジタル変調の信号であれば、等価的な雑音の劣化に伴うBER特性の軽減困難な誤りとして現れる。
以上のように、本実施形態では、重み補償部34は、重み算出部32で予め設定される時間長毎に算出される重み係数を用い、時間長に含まれるサンプル毎の重み係数を算出するようにしている。これにより、時間長Tcを短くせずに、かつ、雑音成分を増大させずに、重み係数の数を増やすことが可能となる。
したがって、本実施形態に係る受信装置によれば、時間長が次の時間長へ切り替わる際に生じる、最大固有値ベクトルの位相及び振幅の時間的な不連続を解消することができ、ダイバーシチ合成の効果を向上させることができる。また、本実施形態に係る受信装置によれば、低SNR環境の信号に対してダイバーシチ処理するアレーアンテナ信号処理技術において、精度の高いブラインドチャネル推定技術を提供することができる。このため、本実施形態に係る受信装置は、受信信号がアナログ変調の音声信号等である場合、及び、受信信号がデジタル変調の信号である場合に、特性改善を実現することができる。
また、本実施形態では、帯域分割部31により、複数の帯域に分割し、帯域合成部36により、帯域を合成するようにしている。これにより、本実施形態に係る受信装置は、信号が広帯域に及ぶ場合、又は、複数の帯域に信号が存在する場合等に対応することが可能となる。
また、本実施形態では、重み補償部34は、ドップラ推定部33により推定されたドップラ周期と、時間長との関係に基づき、時間長に含まれるサンプル毎の重み係数を、直線補間、又は、曲線補間を用いて算出するようにしている。これにより、ドップラ周期が時間長に対して小さい場合には、サンプル毎の重み係数の精度を向上させると共に、ドップラ周期が時間長に対して大きい場合には、計算量を削減することが可能となる。
なお、本実施形態では、受信装置が、帯域分割部31と、帯域合成部36とを具備する場合を例に説明した。しかしながら、これに限定されない。例えば、到来する信号の帯域が予め予想可能である等の場合には、帯域分割部31と、帯域合成部36とは必ずしも必要ではない。
また、本実施形態では、ドップラ推定部33によりドップラ周期を推定し、重み補償部34により、推定したドップラ周期に基づいて重み係数を補償する場合を例に説明した。しかしながら、これに限定されない。例えば、ドップラ推定部33を設け無くても構わない。この場合、重み補償部34は、直線補間及び曲線補間のいずれか一方を採用し、重み係数を補償する。
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10−1〜10−N…アンテナ、20…受信処理部、30…信号処理部、31…帯域分割部、32−1〜32−K…重み算出部、33…ドップラ推定部、34−1〜34−K…補償部、35−1〜35−K…合成部、36…帯域合成部

Claims (6)

  1. 到来波を受信する複数のアンテナと、
    前記複数のアンテナで受信した受信信号に基づき、前記到来波の伝搬チャネルに応じた重み係数を、予め設定される時間長毎に算出する重み算出部と、
    前記時間長を予め設定される幅に分割したサンプル毎の重み係数を、少なくとも直前の時間長において算出された重み係数を参照して算出する重み補償部と、
    前記受信信号を、前記サンプル毎の重み係数により重み付けして合成する合成部と
    を具備する受信装置。
  2. 前記到来波のドップラ周期を推定するドップラ推定部をさらに具備し、
    前記重み補償部は、前記時間長と前記ドップラ周期との関係に基づき、前記サンプル毎の重み係数を、少なくとも直前の時間長において算出された重み係数を利用した直線補間、又は、曲線補間により算出する請求項1記載の受信装置。
  3. 前記重み補償部は、前記時間長に対する前記ドップラ周期の割合が予め設定される値を超える場合、前記サンプル毎の重み係数を、少なくとも直前の時間長において算出された重み係数を利用した直線補間により算出し、する請求項2記載の受信装置。
  4. 前記重み補償部は、前記時間長に対する前記ドップラ周期の割合が予め設定される値を超えない場合、前記サンプル毎の重み係数を、少なくとも直前の時間長において算出された重み係数を利用した曲線補間により算出する請求項2記載の受信装置。
  5. 前記複数のアンテナで受信した受信信号を所定の周波数帯域毎に分割する帯域分割部と、
    前記帯域分割された周波数帯域毎に前記合成部により合成される合成信号を、帯域合成する帯域合成部と
    をさらに具備する請求項1記載の受信装置。
  6. 複数の到来波を受信信号として受信し、
    前記複数の受信信号に基づき、前記到来波の伝搬チャネルに応じた重み係数を、予め設定される時間長毎に算出し、
    前記時間長を予め設定される幅に分割したサンプル毎の重み係数を、少なくとも直前の時間長において算出された重み係数を参照して算出し、
    前記受信信号を、前記サンプル毎の重み係数により重み付けして合成する受信方法。
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宮下 和巳 KAZUMI MIYASHITA: "TDD/SDMA方式におけるチャネル応答推定による下り回線ウェイト制御 Downlink weight control usin", 電子情報通信学会技術研究報告 VOL.101 NO.195 IEICE TECHNICAL REPORT, vol. 第101巻, 第195号, JPN6019014997, 12 July 2001 (2001-07-12), JP, pages 31 - 36, ISSN: 0004024811 *
岸山 祥久 YOSHIHISA KISHIYAMA: "アダプティブアレーを用いたTDD/SDMA方式における下り回線用ウエイト推定法に関する検討 Weight e", 電子情報通信学会技術研究報告 VOL.99 NO.139 IEICE TECHNICAL REPORT, vol. 第99巻 第139号, JPN6019014996, 24 June 1999 (1999-06-24), JP, pages 67 - 72, ISSN: 0004024810 *
松岡 秀浩 HIDEHIRO MATSUOKA: " 地上デジタル放送移動受信のための時間・周波数領域ハイブリッド処理型スマートアンテナ", 電子情報通信学会2006年総合大会講演論文集 通信1 PROCEEDINGS OF THE 2006 IEICE GENERAL CONFEREN, JPN6019014999, 8 March 2006 (2006-03-08), JP, ISSN: 0004024813 *

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