JP2016201526A - 基板処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】おもて面を上向きにした基板と裏面を上向きにした基板の両方を取り扱う場合において、基板の表裏の状態管理の複雑化を抑えること。【解決手段】実施形態に係る基板処理システムは、第1処理ブロックと、第2処理ブロックと、反転機構とを備える。第1処理ブロックは、基板における第1の面を上向きにした状態で基板の処理を行う第1処理ユニットと、第1処理ユニットに対して基板の搬入出を行う第1搬送装置とを含む。第2処理ブロックは、基板における第1の面とは反対側の面である第2の面を上向きにした状態で基板の処理を行う第2処理ユニットと、第2処理ユニットに対して基板の搬入出を行う第2搬送装置とを含む。反転機構は、第1処理ブロックから第2処理ブロックへの基板の搬送経路の途中に配置され、基板を反転させる。【選択図】図2

Description

開示の実施形態は、基板処理システムに関する。
従来、半導体デバイスの製造工程では、半導体ウェハ等の基板に対してエッチング処理や洗浄処理あるいは成膜処理といった各種の処理が施される。
基板に対する処理としては、基板のおもて面を上向きにした状態で行われるものと、基板の裏面を上向きにした状態で行われるものとがある。このため、近年では、おもて面を上向きにした基板に対して基板処理を行う処理ユニットと、裏面を上向きにした基板に対して基板処理を行う処理ユニットとの両方を備える基板処理システムが提案されている。
例えば、特許文献1には、基板のおもて面を上向きにした状態で基板のおもて面に洗浄液を供給する第1処理装置と、基板の裏面を上向きにした状態で基板の裏面に洗浄液を供給する第2処理装置と、基板の表裏を反転させる基板反転装置と、第1処理装置、第2処理装置および基板反転装置へアクセスして基板の搬入出を行う基板搬送装置とを備えた基板処理システムが開示されている。
特開2013−21026号公報
しかしながら、特許文献1に記載の基板処理システムでは、おもて面を上向きにした基板と裏面を上向きにした基板とが混在するため、基板の状態管理が複雑化するおそれがある。
実施形態の一態様は、おもて面を上向きにした基板と裏面を上向きにした基板の両方を取り扱う場合において、基板の表裏の状態管理の複雑化を抑えることができる基板処理システムを提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る基板処理システムは、第1処理ブロックと、第2処理ブロックと、反転機構とを備える。第1処理ブロックは、基板における第1の面を上向きにした状態で基板の処理を行う第1処理ユニットと、第1処理ユニットに対して基板の搬入出を行う第1搬送装置とを含む。第2処理ブロックは、基板における第1の面とは反対側の面である第2の面を上向きにした状態で基板の処理を行う第2処理ユニットと、第2処理ユニットに対して基板の搬入出を行う第2搬送装置とを含む。反転機構は、第1処理ブロックから第2処理ブロックへの基板の搬送経路の途中に配置され、基板を反転させる。
実施形態の一態様によれば、おもて面を上向きにした基板と裏面を上向きにした基板の両方を取り扱う場合において、基板の表裏の状態管理の複雑化を抑えることができる。
図1は、第1の実施形態に係る基板処理システムの模式平面図である。 図2は、第1の実施形態に係る基板処理システムの模式側面図である。 図3は、第1処理ユニットの模式平面図である。 図4は、第1処理ユニットの模式側面図である。 図5は、第2処理ブロックの模式平面図である。 図6は、第2処理ユニットの模式平面図である。 図7は、第2処理ユニットの模式側面図である。 図8は、第1バッファ部の構成を示す図である。 図9は、第1バッファ部の構成を示す図である。 図10は、主搬送装置、移し換え装置、第1搬送装置および第2搬送装置の配置図である。 図11は、第1搬送装置が備えるウェハ保持部の模式平面図である。 図12は、第2搬送装置が備えるウェハ保持部の模式平面図である。 図13は、第1の実施形態に係る基板処理システムにおけるウェハの搬送フローの説明図である。 図14は、第2の実施形態に係る基板処理システムの模式平面図である。 図15は、第2の実施形態に係る基板処理システムの模式側面図である。 図16は、第2の実施形態に係る基板処理システムにおけるウェハの搬送フローの説明図である。 図17は、第3の実施形態に係る基板処理システムの模式平面図である。 図18は、第3の実施形態に係る基板処理システムにおけるウェハの搬送フローの説明図である。 図19は、第4の実施形態に係る第1処理ユニットの模式側面図である。 図20は、第5の実施形態に係る基板処理システムの模式平面図である。 図21は、第5の実施形態に係る基板処理システムの模式側面図である。 図22は、第5の実施形態に係る第2処理ユニットの模式平面図である。 図23は、第5の実施形態に係る受渡ブロックの模式背面図である。 図24は、バッファ部の模式平面図である。 図25は、バッファ部の模式側面図である。 図26は、第5の実施形態に係る基板処理システムにおけるウェハWの搬送フローの説明図である。 図27は、第5の実施形態に係る基板処理システムにおけるウェハWの搬送フローの説明図である。 図28は、おもて面洗浄処理を行わない場合におけるウェハの搬送フローの説明図である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する基板処理システムの実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
(第1の実施形態)
<基板処理システム1の構成>
まず、第1の実施形態に係る基板処理システム1の構成について図1および図2を参照して説明する。図1は、第1の実施形態に係る基板処理システム1の模式平面図である。また、図2は、第1の実施形態に係る基板処理システム1の模式側面図である。なお、以下では、位置関係を明確にするために、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸を規定し、Z軸正方向を鉛直上向き方向とする。
図1に示すように、第1の実施形態に係る基板処理システム1は、搬入出ブロック2と、処理ブロック3と、受渡ブロック4とを備える。これらは、搬入出ブロック2、受渡ブロック4および処理ブロック3の順に並べて配置される。
基板処理システム1は、搬入出ブロック2から搬入された基板、本実施形態では半導体ウェハ(以下ウェハW)を受渡ブロック4経由で処理ブロック3へ搬送し、処理ブロック3において処理する。また、基板処理システム1は、処理後のウェハWを処理ブロック3から受渡ブロック4経由で搬入出ブロック2へ戻し、搬入出ブロック2から外部へ払い出す。以下、各ブロック2〜4の構成について説明する。
<搬入出ブロック2の構成>
搬入出ブロック2は、載置部11と、搬送部12とを備える。載置部11には、複数枚のウェハWを水平状態で収容する複数のカセットCが載置される。
搬送部12は、載置部11に隣接して配置され、内部に主搬送装置13を備える。主搬送装置13は、載置部11と受渡ブロック4との間でウェハWの搬送を行う。
<処理ブロック3の構成>
図2に示すように、処理ブロック3は、第1処理ブロック3Uと、第2処理ブロック3Lとを備える。第1処理ブロック3Uと第2処理ブロック3Lとは、隔壁やシャッター等によって空間的に仕切られており、高さ方向に並べて配置される。本実施形態では、第1処理ブロック3Uが上段側に配置され、第2処理ブロック3Lが下段側に配置される。
第1処理ブロック3Uでは、回路形成面(以下、「おもて面」と記載する)を上向きにした状態のウェハWに対して処理が行われる。一方、第2処理ブロック3Lでは、おもて面とは反対側の面である裏面を上向きにした状態のウェハWに対して処理が行われる。これら第1処理ブロック3Uおよび第2処理ブロック3Lの構成について説明する。
<第1処理ブロック3Uの構成>
第1処理ブロック3Uは、図1に示すように、搬送部16と、第1搬送装置17と、複数の第1処理ユニット18とを備える。第1搬送装置17は、搬送部16の内部に配置され、複数の第1処理ユニット18は、搬送部16の外部において搬送部16に隣接して配置される。
第1搬送装置17は、受渡ブロック4と第1処理ユニット18との間でウェハWの搬送を行う。具体的には、第1搬送装置17は、受渡ブロック4からウェハWを取り出して第1処理ユニット18へ搬送する処理と、第1処理ユニット18によって処理されたウェハWを第1処理ユニット18から取り出して受渡ブロック4へ搬送する処理とを行う。
第1処理ユニット18は、おもて面を上向きにした状態のウェハWに対してベベル洗浄処理を行う。ベベル洗浄処理とは、ウェハWの周縁部(ベベル部)に付着したパーティクルやボート痕等を除去する処理のことである。
ここで、第1処理ユニット18の構成について図3および図4を参照して説明する。図3は、第1処理ユニット18の模式平面図である。また、図4は、第1処理ユニット18の模式側面図である。
図3および図4に示すように、第1処理ユニット18は、第1チャンバ101と、第1保持部102と、第1回収カップ103と、ベベル洗浄部104と、第1吐出部105(図4参照)とを備える。
第1チャンバ101は、第1保持部102、第1回収カップ103、ベベル洗浄部104および第1吐出部105を収容する。第1チャンバ101の天井部には、第1チャンバ101内にダウンフローを形成するFFU(Fun Filter Unit)111が設けられる。
第1保持部102は、ウェハWを吸着保持する吸着保持部121と、吸着保持部121を支持する支柱部材122と、支柱部材122を回転させる駆動部123を備える。
吸着保持部121は、真空ポンプなどの吸気装置(図示せず)に接続され、かかる吸気装置の吸気によって発生する負圧を利用してウェハWの裏面を吸着することによってウェハWを水平に保持する。かかる吸着保持部121としては、たとえばポーラスチャックを用いることができる。なお、吸着方式は上記の例に限定されるものではなく、たとえば静電チャック等の他の方式を用いてもよい。
吸着保持部121は、ウェハWよりも小径の吸着領域を有する。これにより、後述するベベル洗浄部104のベベルブラシ141をウェハWの周縁部に当接させることができる。
支柱部材122は、吸着保持部121の下部に設けられており、第1チャンバ101および第1回収カップ103に対して軸受(図示せず)を介して回転可能に支持される。駆動部123は、支柱部材122の下部に設けられ、支柱部材122を鉛直軸まわりに回転させる。これにより、吸着保持部121に吸着保持されたウェハWが回転する。
第1回収カップ103は、第1保持部102を取り囲むように配置される。第1回収カップ103の底部には、第1吐出部105から吐出される薬液を第1チャンバ101の外部へ排出するための排液口131と、第1チャンバ101内の雰囲気を排気するための排気口132とが形成される。
ベベル洗浄部104は、ベベルブラシ141と、水平方向(ここでは、Y軸方向)に延在し、シャフト142を介してベベルブラシ141を上方から支持するアーム143と、アーム143をレール144に沿って水平方向(ここでは、X軸方向)に移動させる移動機構145とを備える。移動機構145は、アーム143を鉛直方向(Z軸方向)にも移動させることが可能である。
第1吐出部105は、例えば第1回収カップ103の底部に設けられ、バルブ151や流量調整器(図示せず)等を介して薬液供給源152に接続される。かかる第1吐出部105は、薬液供給源152から供給される薬液をウェハWの裏面周縁部へ向けて吐出する。なお、薬液供給源152から供給される薬液としては、例えばSC1(アンモニア/過酸化水素/水の混合液)等を用いることができる。
第1処理ユニット18は、上記のように構成されており、おもて面を上向きにしたウェハWの裏面を吸着保持部121で吸着保持した状態でウェハWを回転させる。そして、第1処理ユニット18は、回転するウェハWの裏面周縁部へ向けて第1吐出部105から薬液を吐出しながら、ベベル洗浄部104のベベルブラシ141をウェハWの周縁部に当接させる。このように、薬液による化学的な洗浄と、ベベルブラシ141による物理的な洗浄とを組み合わせることにより、パーティクルやボート痕等の除去性能を高めることができる。
なお、第1処理ユニット18は、ベベル洗浄処理後、第1吐出部105から純水等のリンス液を供給することによって、ウェハWの周縁部に残存する薬液を洗い流すリンス処理を行ってもよい。また、第1処理ユニット18は、リンス処理後、ウェハWを回転させることによってウェハWの周縁部を乾燥させる。
<第2処理ブロック3Lの構成>
つづいて、第2処理ブロック3Lの構成について図5を参照して説明する。図5は、第2処理ブロック3Lの模式平面図である。
図5に示すように、第2処理ブロック3Lは、搬送部26と、第2搬送装置27と、複数の第2処理ユニット28とを備える。第2搬送装置27は、搬送部26の内部に配置され、複数の第2処理ユニット28は、搬送部26の外部において搬送部26に隣接して配置される。
第2搬送装置27は、受渡ブロック4と第2処理ユニット28との間でウェハWの搬送を行う。具体的には、第2搬送装置27は、受渡ブロック4からウェハWを取り出して第2処理ユニット28へ搬送する処理と、第2処理ユニット28によって処理されたウェハWを第2処理ユニット28から取り出して受渡ブロック4へ搬送する処理とを行う。
第2処理ユニット28は、裏面を上向きにした状態のウェハWに対し、ウェハWの裏面に付着したパーティクル等を除去する裏面洗浄処理を行う。ここで、第2処理ユニット28の構成について図6および図7を参照して説明する。図6は、第2処理ユニット28の模式平面図である。また、図7は、第2処理ユニット28の模式側面図である。
図6および図7に示すように、第2処理ユニット28は、第2チャンバ201と、第2保持部202と、第2回収カップ203と、裏面洗浄部204と、第2吐出部205とを備える。
第2チャンバ201は、第2保持部202、第2回収カップ203、裏面洗浄部204および第2吐出部205を収容する。第2チャンバ201の天井部には、第2チャンバ201内にダウンフローを形成するFFU211が設けられる。
第2保持部202は、ウェハWよりも大径の本体部221と、本体部221の上面に設けられた複数の把持部222と、本体部221を支持する支柱部材223と、支柱部材223を回転させる駆動部224を備える。
かかる第2保持部202は、複数の把持部222を用いてウェハWの周縁部を把持することによってウェハWを保持する。これにより、ウェハWは、本体部221の上面からわずかに離間した状態で水平に保持される。
なお、第2処理ユニット28では、裏面が上方を向いた状態、言い換えれば、おもて面が下方を向いた状態のウェハWに対して裏面洗浄処理が行われる。このため、第1保持部102(図4参照)のようにウェハWを吸着するタイプのものを第2処理ユニット28で使用すると、回路形成面であるおもて面を汚すおそれがある。そこで、基板処理システム1では、回路形成面を極力汚さないように、ウェハWの周縁部を把持するタイプのものを第2保持部202として用いることとしている。
第2回収カップ203は、第2保持部202を取り囲むように配置される。第2回収カップ203の底部には、第1回収カップ103と同様の排液口231と排気口232とが形成される。
裏面洗浄部204は、裏面ブラシ241と、水平方向(ここでは、Y軸方向)に延在し、シャフト242を介して裏面ブラシ241を上方から支持するアーム243と、アーム243をレール244に沿って水平方向(ここでは、X軸方向)に移動させる移動機構245とを備える。移動機構245は、アーム243を鉛直方向(Z軸方向)にも移動させることが可能である。また、裏面洗浄部204は、図示しない回転機構を備えており、かかる回転機構を用いて裏面ブラシ241をシャフト242まわりに回転させることができる。
第2吐出部205は、第2回収カップ203の外方に配置される。第2吐出部205は、ノズル251と、水平方向に延在し、ノズル251を支持するアーム252と、アーム252を旋回および昇降させる旋回昇降機構253とを備える。
図7に示すように、ノズル251は、バルブ255や流量調整器(図示せず)等を介して洗浄液供給源256に接続される。かかる第2吐出部205は、洗浄液供給源256から供給される洗浄液をウェハWへ向けて吐出する。なお、洗浄液供給源256から供給される洗浄液は、例えば純水である。なお、洗浄液として、薬液(例えばSC−1)を利用するようにしても良い。
第2処理ユニット28は、上記のように構成されており、裏面を上向きにしたウェハWの周縁部を第2保持部202で保持して回転させる。つづいて、第2処理ユニット28は、回転するウェハWの上方に配置された裏面洗浄部204の裏面ブラシ241をウェハWに接触させる。また、第2処理ユニット28は、回転するウェハWの上方に配置された第2吐出部205からウェハWへ向けて洗浄液を吐出する。そして、第2処理ユニット28は、裏面ブラシ241を回転させながら、例えばウェハWの中心部から外周部へ移動させる。これにより、ウェハWの裏面に付着したパーティクル等が除去される。
<受渡ブロック4の構成>
次に、受渡ブロック4について説明する。図1および図2に示すように、受渡ブロック4の内部には、複数の移し換え装置15a,15bと、第1バッファ部21Uと、第2バッファ部21Lと、第1受渡部22Uと、第2受渡部22Lと、第1反転機構23aと、第2反転機構23bとが配置される。
第1バッファ部21U、第2バッファ部21L、第1受渡部22U、第2受渡部22L、第1反転機構23aおよび第2反転機構23bは、高さ方向に並べて配置される。具体的には、上から順に、第1受渡部22U、第1バッファ部21U、第2バッファ部21L、第2受渡部22L、第1反転機構23aおよび第2反転機構23bの順番で配置されている(図2参照)。
移し換え装置15a,15bは、図示しない昇降機構を備えており、かかる昇降機構を用いて鉛直方向に移動することにより、高さ方向に並べて配置された第1受渡部22U等に対してウェハWの搬入出を行う。移し換え装置15aは、第1受渡部22U等のY軸正方向側から第1受渡部22U等に対してアクセスする。また、移し換え装置15bは、第1受渡部22U等のY軸負方向側から第1受渡部22U等に対してアクセスする。
第1バッファ部21U、第2バッファ部21L、第1受渡部22Uおよび第2受渡部22Lは、ウェハWを多段に収容可能なモジュールである。このうち、第1バッファ部21Uおよび第2バッファ部21Lは、主搬送装置13と移し換え装置15a,15bとによってアクセスされる。
ここで、第1バッファ部21Uおよび第2バッファ部21Lの構成について図8および図9を参照して説明する。図8および図9は、第1バッファ部21Uの構成を示す図である。なお、図8では一例として第1バッファ部21Uの構成を示すが、第2バッファ部21Lの構成も第1バッファ部21Uと同様である。
図8に示すように、第1バッファ部21Uは、ベース部211と、ベース部211上に立設された3つの支持部212,213,214とを備える。3つの支持部212,213,214は、円周方向に約120度の間隔で配置されており、先端においてウェハWの外周部をそれぞれ保持する。また、各支持部212,213,214は、高さ方向に沿って複数設けられている(たとえば図9に示す複数の支持部212を参照)。これにより、第1バッファ部21Uは、複数枚のウェハWを多段に収容することができる。
かかる第1バッファ部21Uには、主搬送装置13と移し換え装置15aとがそれぞれ異なる方向からアクセスする。具体的には、主搬送装置13は、第1バッファ部21UのX軸負方向側から支持部212および支持部214の間を通って第1バッファ部21U内に進入する。また、移し換え装置15aは、第1バッファ部21UのY軸正方向側から支持部212および支持部213の間を通って第1バッファ部21U内に進入する。
第1バッファ部21Uおよび第2バッファ部21Lには、いずれもおもて面を上向きにした状態のウェハWが収容される。
第1受渡部22Uには、第1搬送装置17と移し換え装置15a,15bとがアクセス可能であり、受渡ブロック4から第1処理ブロック3Uへ搬入されるウェハWまたは第1処理ブロック3Uから受渡ブロック4へ搬出されるウェハWが収容される。かかる第1受渡部22Uには、おもて面を上向きにした状態のウェハWが収容される。かかる第1受渡部22Uは、第1搬送装置17がアクセス可能な位置、具体的には、第1処理ブロック3Uの搬送部16に隣接する位置に配置される。
第2受渡部22Lには、第2搬送装置27と移し換え装置15a,15bとがアクセス可能であり、受渡ブロック4から第2処理ブロック3Lへ搬入されるウェハWまたは第2処理ブロック3Lから受渡ブロック4へ搬出されるウェハWが収容される。かかる第2受渡部22Lには、裏面を上向きにした状態のウェハWが収容される。かかる第2受渡部22Lは、第2搬送装置27がアクセス可能な位置、具体的には、第2処理ブロック3Lの搬送部26に隣接する位置に配置される。
第1反転機構23aおよび第2反転機構23bは、ウェハWの表裏を反転させる。本実施形態では、第1反転機構23aが、おもて面を上向きにしたウェハWを反転させ、第2反転機構23bが、裏面を上向きにしたウェハWを反転させるものとするが、第1反転機構23aおよび第2反転機構23bがいずれの表裏状態のウェハWを反転させるかについては、上記の例に限定されない。
このように、第1の実施形態に係る基板処理システム1では、おもて面を上向きにしたウェハWに対して処理を行う第1処理ユニット18を第1処理ブロック3Uに配置し、裏面を上向きにしたウェハWに対して処理を行う第2処理ユニット28を第1処理ブロック3Uと空間的に仕切られた第2処理ブロック3Lに配置することとした。また、第1の実施形態に係る基板処理システム1では、ウェハWの表裏を反転させる反転機構23a,23bを、第1処理ブロック3Uから第2処理ブロック3LへのウェハWの搬送経路である受渡ブロック4に配置することとした。
このように構成することで、第1処理ブロック3Uにおいては、おもて面を上向きにしたウェハWのみを取り扱うことができ、第2処理ブロック3Lにおいては、裏面を上向きにしたウェハWのみを取り扱うことができる。すなわち、第1処理ブロック3Uおよび第2処理ブロック3Lのいずれにおいても、おもて面を上向きにしたウェハWと裏面を上向きにしたウェハWとが混在する状況が生じない。このため、第1の実施形態に係る基板処理システム1によれば、ウェハWの表裏の状態管理の複雑化を抑えることができる。
<制御装置5の構成>
基板処理システム1は、制御装置5(図1参照)を備える。制御装置5は、たとえばコンピュータであり、制御部51と記憶部52とを備える。記憶部52には、基板処理システム1において実行される各種の処理を制御するプログラムが格納される。制御部51は、例えばCPU(Central Processing Unit)であり、記憶部52に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって基板処理システム1の動作を制御する。
なお、かかるプログラムは、コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体に記録されていたものであって、その記憶媒体から制御装置5の記憶部52にインストールされたものであってもよい。コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体としては、例えばハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルディスク(MO)、メモリカードなどがある。なお、制御部51は、プログラムを用いずにハードウェアのみで構成されてもよい。
<搬送手段の構成>
次に、基板処理システム1が備える搬送手段すなわち主搬送装置13、移し換え装置15a,15b、第1搬送装置17および第2搬送装置27の構成について図10を参照して説明する。図10は、主搬送装置13、移し換え装置15a,15b、第1搬送装置17および第2搬送装置27の配置図である。
図10に示すように、主搬送装置13は、ウェハWを保持する複数(ここでは、5つ)のウェハ保持部130を備える。主搬送装置13は、水平方向および鉛直方向への移動ならびに鉛直軸を中心とする旋回が可能であり、ウェハ保持部130を用いてカセットCと第1バッファ部21Uおよび第2バッファ部21Lとの間で複数枚のウェハWを同時に搬送することができる。
移し換え装置15a,15bは、上述したように、図2に示す第1バッファ部21U、第2バッファ部21L、第1受渡部22U、第2受渡部22L、第1反転機構23aおよび第2反転機構23bに対してウェハWの搬入出を行う。
第1搬送装置17および第2搬送装置27は、水平方向および鉛直方向への移動が可能である。第1搬送装置17は、ウェハ保持部170を用いて第1受渡部22Uと第1処理ユニット18との間でウェハWの搬送を行い、第2搬送装置27は、ウェハ保持部270を用いて第2受渡部22Lと第2処理ユニット28との間でウェハWの搬送を行う。
ここで、第1搬送装置17および第2搬送装置27が備えるウェハ保持部170,270の構成について図11および図12を参照して説明する。図11は、第1搬送装置17が備えるウェハ保持部170の模式平面図である。また、図12は、第2搬送装置27が備えるウェハ保持部270の模式平面図である。
図11に示すように、第1搬送装置17が備えるウェハ保持部170は、先端部が二股状に分岐した形状を有する本体部171と、本体部171の上面に設けられ、ウェハWを吸着する複数の吸着部172とを備える。吸着部172は、例えば本体部171の基端部および二股状の各先端部にそれぞれ設けられる。各吸着部172は、真空ポンプなどの吸気装置(図示せず)に接続され、かかる吸気装置の吸気によって発生する負圧を利用してウェハWを吸着する。
かかるウェハ保持部170は、吸着部172を用いてウェハWの裏面を吸着することによってウェハWを保持する。このため、ウェハ保持部170によれば、搬送中におけるウェハWの位置ずれを防止することができる。
第1処理ユニット18では、上述したようにベベル洗浄処理が行われる。ここで、ベベル洗浄処理を行う際にウェハWの位置がずれていると、ウェハWの周縁部に対してベベルブラシ141を適切に当接させることが難しい。このため、ベベル洗浄処理を行う場合には、ウェハWの中心が第1保持部102の回転中心と一致していることが好ましい。
ウェハWの位置ずれは、搬送中に生じることがある。このため、第1処理ユニット18へウェハWを搬送した後、ベベル洗浄処理の開始前に、ウェハWの位置調整を行って搬送によるウェハWの位置ずれを正すことが考えられる。しかし、このようにした場合、処理時間の増加によるスループットの低下や、位置調整用の機構の配置に伴うシステムの大型化等が生じるおそれがある。
これに対し、第1の実施形態に係る基板処理システム1では、搬送中におけるウェハWの位置ずれを吸着部172によって防止することができるため、第1処理ユニット18の第1保持部102に対してウェハWを適切な位置で保持させることができる。したがって、位置調整処理や位置調整用の機構が不要であるため、スループットの低下やシステムの大型化を抑制することができる。
つづいて、第2搬送装置27が備えるウェハ保持部270の構成について説明する。図12に示すように、第2搬送装置27が備えるウェハ保持部270は、ウェハWよりも大径の内周部を有する本体部271と、本体部271の内周部からかかる内周部の径方向内側へ突出する複数の爪部272とを備える。
かかるウェハ保持部270は、ウェハWの外周部を爪部272に載置させることによってウェハWを保持する。したがって、ウェハ保持部270によれば、吸着痕等の汚れを極力生じさせることなくウェハWを搬送することができる。
基板処理システム1において、第2搬送装置27は、ベベル洗浄処理および裏面洗浄処理の両方を終えた洗浄済みのウェハWを受渡ブロック4まで搬送することとなる。このため、基板処理システム1では、洗浄済みのウェハWを極力汚すことないウェハ保持部270を備える第2搬送装置27を第2処理ブロック3Lの搬送部26に配置することとしている。
このように、第1処理ユニット18と第2処理ユニット28とでは、ウェハWの搬入出に適した搬送装置が異なる。これに対し、基板処理システム1では、処理ブロック3を第1処理ブロック3Uと第2処理ブロック3Lとに分けたため、第1処理ユニット18に適した第1搬送装置17と、第2処理ユニット28に適した第2搬送装置27との両方を使用することが可能である。
なお、図10では、移し換え装置15a,15b、第1搬送装置17および第2搬送装置27が1つのウェハ保持部を備える場合の例を示したが、移し換え装置15a,15b、第1搬送装置17および第2搬送装置27は、主搬送装置13と同様、複数のウェハ保持部を備えていてもよい。
<ウェハWの搬送フロー>
次に、第1の実施形態に係る基板処理システム1におけるウェハWの搬送フローについて図13を参照して説明する。図13は、第1の実施形態に係る基板処理システム1におけるウェハWの搬送フローの説明図である。なお、図13では、おもて面を上向きにしたウェハWの搬送フローを実線で、裏面を上向きにしたウェハWの搬送フローを破線で示している。
また、以下では、主搬送装置13を「CRA」、移し換え装置15a,15bを「MPRA」、第1搬送装置17を「PRA1」、第2搬送装置27を「PRA2」と記載する場合がある。また、第1バッファ部21Uを「SBU1」、第2バッファ部21L「SBU2」、第1受渡部22Uを「TRS1」、第2受渡部22Lを「TRS2」、第1反転機構23aを「RVS1」、第2反転機構23bを「RVS2」と記載する場合がある。また、第1処理ユニット18を「CH1」、第2処理ユニット28を「CH2」と記載する場合がある。なお、図13では、第1バッファ部21U(SBU1)、第2バッファ部21L(SBU2)、第1受渡部22U(TRS1)、第2受渡部22L(TRS2)、第1反転機構23a(RVS1)および第2反転機構23b(RVS2)については符号を省略して示している。
図13に示すように、基板処理システム1では、まず、主搬送装置13(CRA)がカセットCから未処理のウェハWを複数枚まとめて取り出して第1バッファ部21U(SBU1)に収容する(ステップS101)。
つづいて、移し換え装置15a(MPRA)が、第1バッファ部21U(SBU1)から未処理のウェハWを取り出して第1受渡部22U(TRS1)に移し換える(ステップS102)。
つづいて、第1処理ブロック3Uの第1搬送装置17(PRA1)が、第1受渡部22U(TRS1)からウェハWを取り出して第1処理ユニット18(CH1)へ搬送し(ステップS103)、第1処理ユニット18(CH1)が、ウェハWに対してベベル洗浄処理を行う。また、ベベル洗浄処理が終了すると、第1搬送装置17(PRA1)が、ベベル洗浄処理済みのウェハWを第1処理ユニット18(CH1)から取り出して第1受渡部22U(TRS1)に収容する(ステップS104)。
つづいて、移し換え装置15a(MPRA)が、ベベル洗浄処理済みのウェハWを第1受渡部22U(TRS1)から取り出して第1反転機構23a(RVS1)へ移し換え(ステップS105)、第1反転機構23a(RVS1)が、かかるウェハWの表裏を反転する。これにより、ウェハWは、裏面が上方を向いた状態となる。
つづいて、移し換え装置15b(MPRA)が、第1反転機構23a(RVS1)からウェハWを取り出して第2受渡部22L(TRS2)へ移し換える(ステップS106)。
つづいて、第2処理ブロック3Lの第2搬送装置27(PRA2)が、第2受渡部22L(TRS2)からウェハWを取り出して第2処理ユニット28(CH2)へ搬送し(ステップS107)、第2処理ユニット28(CH2)が、ウェハWに対して裏面洗浄処理を行う。また、裏面洗浄処理が終了すると、第2搬送装置27(PRA2)が、裏面洗浄処理済みのウェハWを第2処理ユニット28(CH2)から取り出して第2受渡部22L(TRS2)に収容する(ステップS108)。
なお、第2搬送装置27によるウェハWの搬送処理(ステップS107,S108)および第2処理ユニット28における裏面洗浄処理は、第1搬送装置17によるウェハWの搬送処理(ステップS103,S104)および第1処理ユニット18におけるベベル洗浄処理と並行して行われる。また、第1搬送装置17によるウェハWの搬送処理(ステップS103,S104)および第2搬送装置27によるウェハWの搬送処理(ステップS107,S108)は、移し換え装置15a,15b(MPRA)によるウェハWの搬送処理(ステップS102,S105,S106,S109,S110)と並行して行われる。これにより、一連の基板処理のスループットを向上させることができる。
つづいて、移し換え装置15b(MPRA)が、第2受渡部22L(TRS2)からウェハWを取り出して第2反転機構23b(RVS2)へ移し換え(ステップS109)、第2反転機構23b(RVS2)が、かかるウェハWの表裏を反転する。これにより、ウェハWは、再びおもて面が上方を向いた状態となる。
つづいて、移し換え装置15a(MPRA)が、第2反転機構23b(RVS2)からウェハWを取り出して第2バッファ部21L(SBU2)へ移し換え(ステップS110)、主搬送装置13(CRA)が、ベベル洗浄処理および裏面洗浄処理を終えたウェハWを第2バッファ部21L(SBU2)から複数枚まとめて取り出してカセットCへ収容する(ステップS111)。これにより、一連の基板処理が終了する。
上述してきたように、第1の実施形態に係る基板処理システム1は、第1処理ブロック3Uと、第2処理ブロック3Lと、第1反転機構23aおよび第2反転機構23b(RVS1,RVS2)とを備える。第1処理ブロック3Uは、ウェハWにおけるおもて面(「第1の面」の一例に相当)を上向きにした状態でウェハWの処理を行う第1処理ユニット18(CH1)と、第1処理ユニット18(CH1)に対してウェハWの搬入出を行う第1搬送装置17(PRA1)とを含む。第2処理ブロック3Lは、ウェハWにおけるおもて面とは反対側の面である裏面(「第2の面」の一例に相当)を上向きにした状態でウェハWの処理を行う第2処理ユニット28(CH2)と、第2処理ユニット28(CH2)に対してウェハWの搬入出を行う第2搬送装置27(PRA2)とを含む。第1反転機構23aおよび第2反転機構23b(RVS1,RVS2)は、第1処理ブロック3Uから第2処理ブロック3LへのウェハWの搬送経路の途中に配置され、ウェハWを反転させる。
したがって、第1の実施形態に係る基板処理システム1によれば、おもて面を上向きにしたウェハWと裏面を上向きにしたウェハWの両方を取り扱う場合において、ウェハWの表裏の状態管理の複雑化を抑えることができる。
また、第1の実施形態に係る基板処理システム1では、第1反転機構23a(RVS1)および第2反転機構23b(RVS2)に対するウェハWの搬入出を移し換え装置15a,15b(MPRA)に行わせることとしている。これにより、第1搬送装置17(PRA1)および第2搬送装置27(PRA2)に対して上記ウェハWの搬入出を行わせる場合と比較して、第1搬送装置17(PRA1)および第2搬送装置27(PRA2)の処理負荷を低減させることができる。
なお、基板処理システム1は、第1反転機構23a(RVS1)および第2反転機構23b(RVS2)に対するウェハWの搬入または搬出を第1搬送装置17(PRA1)および第2搬送装置27(PRA2)に行わせてもよい。この場合には、第1反転機構23a(RVS1)および第2反転機構23b(RVS2)を第1搬送装置17(PRA1)や第2搬送装置27(PRA2)がアクセス可能な位置に配置すればよい。
また、第1の実施形態では、第1処理ブロック3Uが上段側に配置され、第2処理ブロック3Lが下段側に配置される場合の例を示したが、第1処理ブロック3Uおよび第2処理ブロック3Lの配置は逆でもよい。
(第2の実施形態)
<第2の実施形態に係る基板処理システム1Aの構成>
次に、第2の実施形態に係る基板処理システム1Aについて説明する。まず、第2の実施形態に係る基板処理システム1Aの構成について図14および図15を参照して説明する。図14は、第2の実施形態に係る基板処理システム1Aの模式平面図である。また、図15は、第2の実施形態に係る基板処理システムの模式側面図である。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同様の部分については、既に説明した部分と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図14に示すように、第2の実施形態に係る基板処理システム1Aは、搬入出ブロック2と、第1処理ブロック3Bと、第2処理ブロック3Fと、第1受渡ブロック4Fと、第2受渡ブロック4Bとを備える。これらは、搬入出ブロック2、第1受渡ブロック4F、第2処理ブロック3F、第2受渡ブロック4Bおよび第1処理ブロック3Bの順に並べて配置される。
なお、搬入出ブロック2および第1受渡ブロック4Fについては、第1の実施形態における搬入出ブロック2および受渡ブロック4Fと同様の構成であるため、ここでの説明は省略する。
<第1処理ブロック3Bの構成>
第1処理ブロック3Bは、第2受渡ブロック4Bの後方すなわち基板処理システム1Aの最後方に配置される。かかる第1処理ブロック3Bは、第1搬送装置17と、複数の第1処理ユニット18とを備える。第1搬送装置17は、第1処理ユニット18および第2受渡ブロック4B間のウェハWの搬送を行う。
複数の第1処理ユニット18は、第1搬送装置17のY軸正方向側およびY軸負方向側に隣接して配置される。図15に示すように、複数の第1処理ユニット18は、高さ方向に並べて配置される。
<第2処理ブロック3Fの構成>
第2処理ブロック3Fは、第1受渡ブロック4Fと第2受渡ブロック4Bとの間に配置され、第2搬送装置27と、複数の第2処理ユニット28とを備える。第2搬送装置27は、第1受渡ブロック4Fおよび第2処理ユニット28間のウェハWの搬送を行う。また、第2搬送装置27は、第1受渡ブロック4Fおよび第2受渡ブロック4B間のウェハWの搬送も行う。
複数の第2処理ユニット28は、第2搬送装置27のY軸正方向側およびY軸負方向側に隣接して配置される。図15に示すように、複数の第2処理ユニット28は、高さ方向に並べて配置される。
<第2受渡ブロック4Bの構成>
第2受渡ブロック4Bは、第2処理ブロック3Fと第1処理ブロック3Bとの間に配置される。かかる第2受渡ブロック4Bの内部には、移し換え装置15cと、第3受渡部19とが配置される。
移し換え装置15cは、上述した移し換え装置15a,15bと同様の構成を有し、第3受渡部19のY軸正方向側に配置される。なお、第2受渡ブロック4Bは、必ずしも移し換え装置15cを備えることを要しない。
第3受渡部19は、複数枚のウェハWを多段に収納可能である。また、第3受渡部19は、水平方向(ここでは、X軸方向)に沿ってスライド可能に構成されており、X軸負方向側へスライドすることによって第2処理ブロック3Fの搬送部26へ進入して、第2搬送装置27との間でウェハWの受け渡しを行うことができる。なお、第3受渡部19は、第1受渡部22Uおよび第2受渡部22Lと同様の構成を有するものであってもよい。
第2の実施形態に係る基板処理システム1Aは、上記のように構成されており、搬入出ブロック2より搬入されたウェハWを第1受渡ブロック4F、第2処理ブロック3Fおよび第2受渡ブロック4Bを介して第1処理ブロック3Bへ搬送して、第1処理ブロック3Bにおいてベベル洗浄処理を行う。その後、基板処理システム1Aは、ベベル洗浄処理後のウェハWを第1処理ブロック3Bから第2受渡ブロック4B、第2処理ブロック3Fおよび第1受渡ブロック4Fへ戻した後、第2処理ブロック3Fへ搬送して、第2処理ブロック3Fにおいて裏面洗浄処理を行う。そして、基板処理システム1Aは、裏面洗浄処理後のウェハWを第2処理ブロック3Fから第1受渡ブロック4F経由で搬入出ブロック2へ搬送し、搬入出ブロック2から外部へ払い出す。
<ウェハWの搬送フロー>
上記したウェハWの搬送フローについて図16を参照して具体的に説明する。図16は、第2の実施形態に係る基板処理システム1AにおけるウェハWの搬送フローの説明図である。なお、図16では、第3受渡部19を「TRS3」と記載する。また、図16では、第1バッファ部21U(SBU1)、第2バッファ部21L(SBU2)、第1受渡部22U(TRS1)、第2受渡部22L(TRS2)、第3受渡部19(TRS3)、第1反転機構23a(RVS1)、第2反転機構23b(RVS2)、第1処理ユニット18(CH1)および第2処理ユニット28(CH2)については符号を省略する。
図16に示すステップS201,S202の処理は、図13に示すステップS101,S102の処理と同じである。すなわち、基板処理システム1Aでは、まず、主搬送装置13(CRA)が、カセットCから未処理のウェハWを複数枚まとめて取り出して第1バッファ部21U(SBU1)に収容(ステップS201)し、移し換え装置15a(MPRA)が、第1バッファ部21U(SBU1)から未処理のウェハWを取り出して第1受渡部22U(TRS1)に移し換える(ステップS202)。
つづいて、第2搬送装置27(PRA2)が、第1受渡部22U(TRS1)からウェハWを取り出して第3受渡部19(TRS3)へ搬送する(ステップS203)。そして、第1搬送装置17(PRA1)が、第3受渡部19(TRS3)からウェハWを取り出して第1処理ユニット18(CH1)へ搬送し(ステップS204)、第1処理ユニット18(CH1)が、ウェハWに対してベベル洗浄処理を行う。
つづいて、ベベル洗浄処理が終了すると、第1搬送装置17(PRA1)が、ベベル洗浄処理済みのウェハWを第1処理ユニット18(CH1)から取り出して第3受渡部19(TRS3)に収容する(ステップS205)。そして、第2搬送装置27(PRA2)が、第3受渡部19(TRS3)からウェハWを取り出して第1受渡部22U(TRS1)に収納する(ステップS206)。その後の処理(ステップS207〜S213)は、図13に示すステップS105〜S111と同様であるため、ここでの説明は省略する。
このように、第1処理ユニット18を備える第1処理ブロック3Bと、第2処理ユニット28を備える第2処理ブロック3Fとは、第1の実施形態に係る基板処理システム1のように高さ方向に並べて配置される場合に限らず、水平方向に並べて配置されてもよい。
また、第2の実施形態に係る基板処理システム1Aでは、第2処理ブロック3Fが第1処理ブロック3Bよりも前段側に、言い換えれば、搬入出ブロック2に近い位置に配置される。かかる配置とすることで、ウェハWを吸着保持する第1搬送装置17が、ベベル洗浄処理および裏面洗浄処理を終えた洗浄済みのウェハWを保持しないようにすることができる。このため、洗浄済みのウェハWに吸着痕等の汚れが付着することを抑制することが可能である。
なお、第2の実施形態に係る基板処理システム1Aでは、第2処理ブロック3Fにおいておもて面を上向きにした状態のウェハWと、裏面を上向きにした状態のウェハWの両方が搬送されることとなる。しかし、おもて面を上向きにした状態のウェハWは、単に第2処理ブロック3Fを通過するだけであるため、第1の実施形態に係る基板処理システム1と比較してウェハWの表裏の状態管理が大きく複雑化することはない。
(第3の実施形態)
上述した第2の実施形態では、第1反転機構23aおよび第2反転機構23bが第1受渡ブロック4Fに配置される場合の例について説明したが、第1反転機構23aおよび第2反転機構23bの配置は上記の例に限定されるものではない。そこで、第3の実施形態では、第1反転機構23aおよび第2反転機構23bの配置の変形例について説明する。
図17は、第3の実施形態に係る基板処理システム1Bの模式平面図である。図17に示すように、第3の実施形態に係る基板処理システム1Bでは、第2受渡ブロック4Bに第1反転機構23aが配置され、第1受渡ブロック4Fには第2反転機構23bが配置される。
次に、第3の実施形態に係る基板処理システム1BにおけるウェハWの搬送フローについて図18を参照して説明する。図18は、第3の実施形態に係る基板処理システム1BにおけるウェハWの搬送フローの説明図である。
なお、以下では、第1受渡ブロック4Fに配置される移し換え装置15a,15bを「第1移し換え装置15a,15b」と記載し、第2受渡ブロック4Bに配置される移し換え装置15cを「第2移し換え装置15c」と記載することする。また、図18においては、第1移し換え装置15a,15bを「MPRA1」、第2移し換え装置15cを「MPRA2」とそれぞれ記載する。
また、図16と同様、図18では、第1バッファ部21U(SBU1)、第2バッファ部21L(SBU2)、第1受渡部22U(TRS1)、第2受渡部22L(TRS2)、第3受渡部19(TRS3)、第1反転機構23a(RVS1)、第2反転機構23b(RVS2)、第1処理ユニット18(CH1)および第2処理ユニット28(CH2)については符号を省略する。
図18に示すステップS301〜S305の処理は、図16に示すステップS201〜S205の処理と同じである。ステップS205の処理の後、第2移し換え装置15c(MPRA2)は、第3受渡部19(TRS3)からウェハWを取り出して第1反転機構23a(RVS1)に移し換え(ステップS306)、第1反転機構23a(RVS1)が、ウェハWの表裏を反転する。これにより、ウェハWは、裏面が上方を向いた状態となる。
つづいて、第2移し換え装置15c(MPRA2)が、第1反転機構23a(RVS1)からウェハWを取り出して第3受渡部19(TRS3)へ移し換え(ステップS307)、第2搬送装置27(PRA2)が、第3受渡部19(TRS3)からウェハWを取り出して第2処理ユニット28へ搬送し(ステップS308)、第2処理ユニット28(CH2)が、ウェハWに対して裏面洗浄処理を行う。
つづいて、裏面洗浄処理が終了すると、第2搬送装置27(PRA2)が、裏面洗浄処理済みのウェハWを第2処理ユニット28(CH2)から取り出して第2受渡部22L(TRS2)に収容する(ステップS309)。その後の処理(ステップS310〜S312)は、図16に示すステップS211〜213と同様であるため、ここでの説明は省略する。
このように、第1反転機構23aおよび第2反転機構23bは、第1受渡ブロック4Fと第2受渡ブロック4Bとにそれぞれ配置されてもよい。
(第4の実施形態)
上述してきた各実施形態では、第1処理ブロック3U,3Bにおいて、ベベル洗浄処理を行う場合の例について説明した。しかし、第1処理ブロック3U,3Bにおいて行われる基板処理は、ベベル洗浄処理に限定されない。そこで、第4の実施形態では、第1処理ブロック3U,3Bにおいて行われる基板処理の変形例について図19を参照して説明する。図19は、第4の実施形態に係る第1処理ユニット18Aの模式側面図である。
図19に示すように、第4の実施形態に係る第1処理ユニット18Aは、第3吐出部106をさらに備える。第3吐出部106は、バルブ161や流量調整器(図示せず)等を介してエッチング液供給源162に接続される。かかる第3吐出部106は、エッチング液供給源162から供給されるエッチング液をウェハWの上方からウェハWのおもて面側の外周部へ向けて吐出する。これにより、ウェハWの外周部に形成されていた膜が除去される。
第1処理ユニット18Aは、上記のように構成されており、回転するウェハWに対し、ベベル洗浄部104および第1吐出部105を用いたベベル洗浄処理を行った後、第3吐出部106を用いたエッジカット処理を行う。
このように、第1処理ブロック3U,3Bにおいてベベル洗浄処理およびエッジカット処理を行った後で、第2処理ブロック3L,3Fにおいて裏面洗浄処理を行うようにしてもよい。
なお、ここでは、第1処理ユニット18Aが、ベベル洗浄処理およびエッジカット処理の両方を行う場合の例について説明したが、ベベル洗浄処理を行う処理ユニットとエッジカット処理を行う処理ユニットとを分けて第1処理ブロック3U,3Bに配置してもよい。
(第5の実施形態)
<基板処理システム1Cの構成>
次に、第5の実施形態に係る基板処理システム1Cについて説明する。図20は、第5の実施形態に係る基板処理システム1Cの模式平面図であり、図21は、同模式側面図である。
図20および図21に示すように、第5の実施形態に係る基板処理システム1Cは、第1の実施形態に係る基板処理システム1と概ね同様の構成を有するが、処理ブロック3Cおよび受渡ブロック4Cを備える点で、第1の実施形態に係る基板処理システム1と異なる。
図21に示すように、処理ブロック3Cは、第2処理ユニット28Cを備える。第2処理ユニット28Cは、第2処理ユニット28と異なり、裏面を上向きにした状態のウェハWに対する処理と、裏面を下向きにした状態(すなわち、おもて面を上向きにした状態)のウェハWに対する処理とを行う。
<第2処理ユニット28Cの構成>
ここで、第2処理ユニット28Cの構成について図22を参照して説明する。図22は、第5の実施形態に係る第2処理ユニット28Cの模式平面図である。
図22に示すように、第2処理ユニット28Cは、第2チャンバ201と、第2保持部202と、第2回収カップ203と、裏面洗浄部204Cと、第2吐出部205と、第4吐出部206とを備える。なお、裏面洗浄部204Cおよび第4吐出部206以外の構成は、第2処理ユニット28と同様であるため、ここでの説明は省略する。
裏面洗浄部204Cは、裏面ブラシ241と、水平方向(ここでは、Y軸方向)に延在し、シャフト242を介して裏面ブラシ241を上方から支持するアーム246と、アーム246を旋回および昇降させる旋回昇降機構247とを備える。また、裏面洗浄部204Cは、図示しない回転機構を備えており、かかる回転機構を用いて裏面ブラシ241をシャフト242まわりに回転させることができる。
裏面洗浄部204Cおよび第2吐出部205は、基板における第2の面を上向きにした状態で基板の処理を行う第1処理部の一例に相当する。なお、第2処理ユニット28Cは、裏面洗浄部204Cに代えて、第2処理ユニット28が備える裏面洗浄部204を備えてもよい。
第4吐出部206は、第2回収カップ203の外方に配置される。第4吐出部206は、ノズル261と、水平方向に延在し、ノズル261を支持するアーム262と、アーム262を旋回および昇降させる旋回昇降機構263とを備える。
ノズル261は、たとえば2流体ノズルであり、バルブ264および流量調整器(図示せず)等を介して洗浄液供給源265に接続されるとともに、バルブ266および流量調整器(図示せず)等を介して気体供給源267に接続される。
第4吐出部206は、洗浄液供給源265から供給される洗浄液(たとえば、純水)と気体供給源267から供給される気体(たとえば、窒素等の不活性ガス)とをノズル261内で混合し、これにより液滴状の又はミスト化した洗浄液をノズル261から基板へ供給する。
第4吐出部206は、基板における第1の面を上向きにした状態で基板の処理を行う第2処理部の一例に相当する。なお、ここでは、第4吐出部206が備えるノズル261が2流体ノズルである場合の例を示したが、ノズル261は、通常のノズルであってもよい。
第2処理ユニット28Cは、裏面を上向きにしたウェハWが搬入された場合には、裏面洗浄部204Cおよび第2吐出部205を用いてウェハWを処理する。
具体的には、第2処理ユニット28Cは、裏面を上向きにしたウェハWの周縁部を第2保持部202で保持して回転させる。つづいて、第2処理ユニット28Cは、回転するウェハWの上方に配置された裏面洗浄部204Cの裏面ブラシ241をウェハWに接触させる。また、第2処理ユニット28Cは、回転するウェハWの上方に配置された第2吐出部205からウェハWへ向けて洗浄液を吐出する。そして、第2処理ユニット28Cは、裏面ブラシ241を回転させながら、例えばウェハWの中心部から外周部へ移動させる。これにより、ウェハWの裏面に付着したパーティクル等が除去される。
また、第2処理ユニット28Cは、おもて面を上向きにしたウェハWが搬入された場合には、第4吐出部206を用いてウェハWを処理する。
具体的には、第2処理ユニット28Cは、おもて面を上向きにしたウェハWの周縁部を第2保持部202で保持して回転させる。つづいて、第2処理ユニット28Cは、回転するウェハWの上方に第4吐出部206のノズル261を配置させて、ノズル261からウェハWのおもて面に向けて液滴状の又はミスト化した洗浄液を供給する。これにより、ウェハWのおもて面が洗浄され、当初からおもて面に付着していたパーティクル等を除去することができる。また、当初は付着していなくても、たとえば、第1処理ユニット18での処理、第2処理ユニット28Cでの裏面処理、及びウェハWの搬送の過程で付着してしまったパーティクル等も除去することができる。
<受渡ブロック4Cの構成>
次に、受渡ブロック4Cの構成について図20、図21および図23を参照して説明する。図23は、第5の実施形態に係る受渡ブロック4Cの模式背面図である。
図21および図23に示すように、受渡ブロック4Cの内部には、第1受渡部22Uと、バッファ部21と、第1反転機構23aと、第2受渡部22Lと、第2反転機構23bとが、上から順に上記の順番で高さ方向に並べて配置される。また、図20および図23に示すように、受渡ブロック4Cの内部には、第1移し換え装置15Caと、第2移し換え装置15Cbとが配置される。
第1移し換え装置15Caおよび第2移し換え装置15Cbは、図示しない昇降機構を備えており、かかる昇降機構を用いて鉛直方向に移動することにより、高さ方向に並べて配置された第1受渡部22U等に対してウェハWの搬入出を行う。なお、第1移し換え装置15Caは、第1受渡部22U等のY軸正方向側に配置され、第2移し換え装置15Cbは、第1受渡部22U等のY軸負方向側に配置される。
図23に示すように、第1移し換え装置15Caは、第1受渡部22Uおよびバッファ部21に対してアクセス可能である。これに対し、第2移し換え装置15Cbは、バッファ部21、第1反転機構23a、第2受渡部22Lおよび第2反転機構23bに対してアクセス可能である。
このように、受渡ブロック4Cでは、第1移し換え装置15Caおよび第2移し換え装置15Cbの両方がアクセス可能な位置にバッファ部21が配置される。
<バッファ部21の構成>
バッファ部21は、上述した第1バッファ部21Uおよび第2バッファ部21Lと概ね同様の構成を有するが、収容可能なウェハWの段数を第1バッファ部21Uおよび第2バッファ部21Lよりも多くした点で、第1バッファ部21Uおよび第2バッファ部21Lと異なる。
ここで、バッファ部21の構成について図24および図25を参照して説明する。図24は、バッファ部21の模式平面図であり、図25は、同模式側面図である。
図24に示すように、バッファ部21には、主搬送装置13と第1移し換え装置15Caと第2移し換え装置15Cbとがそれぞれ異なる方向からアクセス可能である。具体的には、主搬送装置13は、バッファ部21のX軸負方向側から支持部212および支持部213の間を通ってバッファ部21内に進入する。また、第1移し換え装置15Caは、バッファ部21のY軸正方向側から支持部213および支持部214の間を通ってバッファ部21内に進入する。
そして、第2移し換え装置15Cbは、バッファ部21のY軸負方向側から支持部212および支持部214の間を通ってバッファ部21内に進入する。なお、バッファ部21には、おもて面を上向きにした状態のウェハWが収容される。
図25に示すように、バッファ部21は、下方から順に、下段エリア210L、中段エリア210Mおよび上段エリア210Uの3つのエリアに区分けされている。下段エリア210Lには、未処理のウェハWが収容される。また、中段エリア210Mには、第1処理ユニット18により処理済みのウェハWが収容され、上段エリア210Uには、第1処理ユニット18および第2処理ユニット28Cにより処理済みのウェハWが収容される。
<ウェハWの搬送フロー>
次に、第5の実施形態に係る基板処理システム1CにおけるウェハWの搬送フローについて図26および図27を参照して説明する。図26および図27は、第5の実施形態に係る基板処理システム1CにおけるウェハWの搬送フローの説明図である。
なお、図26には、第1移し換え装置15Caから第2移し換え装置15CbへウェハWが受け渡される前までの搬送フローを示し、図27には、第2移し換え装置15CbへウェハWが受け渡された後の搬送フローを示している。
また、図26および図27では、おもて面を上向きにしたウェハWの搬送フローを実線で、裏面を上向きにしたウェハWの搬送フローを破線で示している。また、以下では、第1移し換え装置15Caを「MPRA1」、第2移し換え装置15Cbを「MPRA2」と記載する場合がある。また、図26および図27では、バッファ部21(SBU)、第1受渡部22U(TRS1)、第2受渡部22L(TRS2)、第1反転機構23a(RVS1)および第2反転機構23b(RVS2)については符号を省略して示している。
第5の実施形態に係る基板処理システム1Cでは、第1移し換え装置15Caから第2移し換え装置15CbへのウェハWの受け渡しをバッファ部21を経由して行う。また、基板処理システム1Cでは、第2処理ユニット28Cが、裏面を上向きにしたウェハWに対する処理(裏面洗浄処理)に加え、おもて面を上向きにしたウェハWに対する処理(おもて面洗浄処理)も行う。
図26に示すように、基板処理システム1Cでは、まず、主搬送装置13(CRA)がカセットCから未処理のウェハWを複数枚まとめて取り出してバッファ部21(SBU)に収容する(ステップS401)。このとき、主搬送装置13(CRA)は、バッファ部21(SBU)の下段エリア210LにウェハWを収容する。
つづいて、第1移し換え装置15Ca(MPRA1)が、バッファ部21(SBU)から未処理のウェハWを取り出して第1受渡部22U(TRS1)に移し換える(ステップS402)。
つづいて、第1処理ブロック3Uの第1搬送装置17(PRA1)が、第1受渡部22U(TRS1)からウェハWを取り出して第1処理ユニット18(CH1)へ搬送し(ステップS403)、第1処理ユニット18(CH1)が、ウェハWに対してベベル洗浄処理を行う。また、ベベル洗浄処理が終了すると、第1搬送装置17(PRA1)が、ベベル洗浄処理済みのウェハWを第1処理ユニット18(CH1)から取り出して第1受渡部22U(TRS1)に収容する(ステップS404)。
つづいて、第1移し換え装置15Ca(MPRA1)が、ベベル洗浄処理済みのウェハWを第1受渡部22U(TRS1)から取り出してバッファ部21(SBU)に移し換える(ステップS405)。このとき、第1移し換え装置15Ca(MPRA1)は、バッファ部21(SBU)の中段エリア210MにウェハWを収容する。
つづいて、図27に示すように、第2移し換え装置15Cb(MPRA2)が、バッファ部21(SBU)からウェハWを取り出して第2反転機構23b(RVS2)へ移し換え(ステップS406)、第2反転機構23b(RVS2)が、かかるウェハWの表裏を反転する。これにより、ウェハWは、裏面が上方を向いた状態となる。
つづいて、第2処理ブロック3Lの第2搬送装置27(PRA2)が、第2反転機構23b(RVS2)からウェハWを取り出して第2処理ユニット28C(CH2)へ搬送する(ステップS407)。このとき、ウェハWは裏面が上方を向いた状態であるため、第2処理ユニット28C(CH2)では、ウェハWに対し、裏面洗浄部204Cおよび第2吐出部205を用いた裏面洗浄処理が行われる。ここで、複数の第2処理ユニット28Cの処理状況は、たとえば制御装置5によってリアルタイムに管理されており、空いているユニットから順にウェハWが搬送されていく。
つづいて、裏面洗浄処理が終了すると、第2搬送装置27(PRA2)が、裏面洗浄処理済みのウェハWを第2処理ユニット28C(CH2)から取り出して第1反転機構23a(RVS1)へ搬送し(ステップS408)、第1反転機構23a(RVS1)が、かかるウェハWの表裏を反転する。これにより、ウェハWは、おもて面が上方を向いた状態となる。
つづいて、第2搬送装置27(PRA2)が、第1反転機構23a(RVS1)からウェハWを取り出して再度第2処理ユニット28C(CH2)へ搬送する(ステップS409)。このとき、ウェハWはおもて面が上方を向いた状態であるため、第2処理ユニット28C(CH2)では、ウェハWに対し、第4吐出部206を用いたおもて面洗浄処理が行われる。ここで、複数の第2処理ユニット28Cの処理状況は、たとえば制御装置5によってリアルタイムに管理されており、先の裏面洗浄処理が完了して空いているユニットから順にウェハWが搬送されていく。
つづいて、おもて面洗浄処理が終了すると、第2搬送装置27(PRA2)が、おもて面洗浄処理済みのウェハWを第2処理ユニット28C(CH2)から取り出して第2受渡部22L(TRS2)へ搬送する(ステップS410)。つづいて、第2移し換え装置15Cb(MPRA2)が、第2受渡部22L(TRS2)からウェハWを取り出してバッファ部21(SBU)へ移し換える(ステップS411)。このとき、第2移し換え装置15Cb(MPRA2)は、バッファ部21(SBU)の上段エリア210UにウェハWを収容する。
そして、主搬送装置13(CRA)が、処理済みのウェハWをバッファ部21(SBU)から複数枚まとめて取り出してカセットCへ収容する(ステップS412)。これにより、一連の基板処理が終了する。
以上の構成により、第1移し換え装置15Caおよび第2移し換え装置15Cbが、おもて面が上方を向いたウェハWのみを取り扱うようになるため、ウェハWの状態管理の複雑化をさらに抑えることができる。
また、第2移し換え装置15Cbから第2搬送装置27へのウェハWの受け渡しを第2受渡部22L経由ではなく第2反転機構23b経由で行うことにより、第2反転機構23bから第2受渡部22LへのウェハWの搬送が省略されるため、一連の基板処理の効率を高めることができる。
また、第1受渡部22Uおよびバッファ部21へのアクセスを第1移し換え装置15Caに担当させ、バッファ部21、第1反転機構23a、第2受渡部22Lおよび第2反転機構23bへのアクセスを第2移し換え装置15Cbに担当させることで、第1移し換え装置15Caおよび第2移し換え装置15Cbの移動距離を短く抑えることができる。このため、これによっても、一連の基板処理の効率を高めることができる。
なお、ここでは、複数の第2処理ユニット28Cが、裏面を上向きにしたウェハWに対する処理(裏面洗浄処理)に加え、おもて面を上向きにしたウェハWに対する処理(おもて面洗浄処理)も行うこととしたが、いずれか一方の処理を行うように予め機能を割り当てられていても良い。すなわち、たとえば10台の第2処理ユニット28Cのうち5台を裏面洗浄処理専用に割り当て、5台をおもて面洗浄処理専用に割り当てて、前者をステップS407での搬送先とし、後者をステップS409の搬送先とするようにしても良い。また、おもて面洗浄処理は、必ずしも実行されることを要しない。ここで、おもて面洗浄処理を行わない場合におけるウェハWの搬送フローについて図28を参照して説明する。図28は、おもて面洗浄処理を行わない場合におけるウェハWの搬送フローの説明図である。
図26に示すステップS401〜S405の処理を終えた後、基板処理システム1Cでは、図28に示すように、第2移し換え装置15Cbが、バッファ部21(SBU)からウェハWを取り出して第2反転機構23b(RVS2)へ移し換え(ステップS501)、第2反転機構23b(RVS2)が、かかるウェハWの表裏を反転する。これにより、ウェハWは、裏面が上方を向いた状態となる。
つづいて、第2処理ブロック3Lの第2搬送装置27(PRA2)が、第2反転機構23b(RVS2)からウェハWを取り出して第2処理ユニット28C(CH2)へ搬送する(ステップS502)。第2処理ユニット28C(CH2)では、ウェハWに対し、裏面洗浄部204Cおよび第2吐出部205を用いた裏面洗浄処理が行われる。
つづいて、裏面洗浄処理が終了すると、第2搬送装置27(PRA2)が、裏面洗浄処理済みのウェハWを第2処理ユニット28C(CH2)から取り出して第1反転機構23a(RVS1)へ搬送し(ステップS503)、第1反転機構23a(RVS1)が、かかるウェハWの表裏を反転する。これにより、ウェハWは、おもて面が上方を向いた状態となる。
つづいて、第2移し換え装置15Cb(MPRA2)が、裏面洗浄処理済みのウェハWを第1反転機構23a(RVS1)から取り出してバッファ部21(SBU)へ移し換える(ステップS504)。第2移し換え装置15Cb(MPRA2)は、バッファ部21(SBU)の上段エリア210UにウェハWを収容する。そして、主搬送装置13(CRA)が、処理済みのウェハWをバッファ部21(SBU)から複数枚まとめて取り出してカセットCへ収容する(ステップS505)。これにより、一連の基板処理が終了する。
このように、基板処理システム1Cは、裏面洗浄処理後のおもて面洗浄処理を行うことなく、裏面洗浄処理済みのウェハWを払い出すこととしてもよい。この場合、基板処理システム1Cは、必ずしも第2受渡部22Lを備えることを要しない。また、基板処理システム1Cは、第2処理ユニット28Cに代えて、第2処理ユニット28(図6および図7参照)を備えることとしてもよい。
また、ここでは、第2移し換え装置15Cbが第2反転機構23bにウェハWを搬入し(ステップS406)、第2搬送装置27が第1反転機構23aにウェハWを搬入する(ステップS408)こととした。しかし、この例に限らず、第2移し換え装置15Cbが第1反転機構23aにウェハWを搬入し、第2搬送装置27が第2反転機構23bにウェハWを搬入してもよい。また、第2移し換え装置15Cbおよび第2搬送装置27の双方が第1反転機構23aおよび第2反転機構23bの何れか一方にのみアクセスするようにしてもよい。この場合、受渡ブロック4Cは、必ずしも反転機構を2つ備えることを要しない。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
W ウェハ
1 基板処理システム
2 搬入出ブロック
3 処理ブロック
3U 第1処理ブロック
3L 第2処理ブロック
4 受渡ブロック
5 制御装置
13 主搬送装置(CRA)
15a,15b 移し換え装置(MPRA)
17 第1搬送装置(PRA1)
18 第1処理ユニット(CH1)
27 第2搬送装置(PRA2)
28 第2処理ユニット(CH2)
21U 第1バッファ部(SBU1)
21L 第2バッファ部(SBU2)
22U 第1受渡部(TRS1)
22L 第2受渡部(TRS2)
23a 第1反転機構(RVS1)
23b 第2反転機構(RVS2)

Claims (17)

  1. 基板における第1の面を上向きにした状態で前記基板の処理を行う第1処理ユニットと、前記第1処理ユニットに対して前記基板の搬入出を行う第1搬送装置とを含む第1処理ブロックと、
    前記基板における前記第1の面とは反対側の面である第2の面を上向きにした状態で前記基板の処理を行う第2処理ユニットと、前記第2処理ユニットに対して前記基板の搬入出を行う第2搬送装置とを含む第2処理ブロックと、
    前記第1処理ブロックから前記第2処理ブロックへの前記基板の搬送経路の途中に配置され、前記基板を反転させる反転機構と
    を備えることを特徴とする基板処理システム。
  2. 前記第1処理ユニットは、
    回路形成面である前記第1の面を上向きにした前記基板の前記第2の面を吸着保持した状態で、前記基板の周縁部を処理し、
    前記第2処理ユニットは、
    前記第2の面を上向きにした前記基板の周縁部を保持した状態で、前記基板の前記第2の面を処理すること
    を特徴とする請求項1に記載の基板処理システム。
  3. 前記第1搬送装置は、
    前記基板を吸着する吸着部を備え、前記吸着部を用いて前記第2の面を吸着保持した状態で前記基板を搬送し、
    前記第2搬送装置は、
    前記基板よりも大径の内周部と、前記内周部から該内周部の径方向内側へ突出する複数の爪部とを備え、前記基板の外周部を前記爪部に載置させた状態で前記基板を搬送すること
    を特徴とする請求項1または2に記載の基板処理システム。
  4. 前記第1搬送装置によりアクセス可能な位置に配置されて前記第1の面を上向きにした状態の前記基板を収容する第1受渡部と、前記第2搬送装置によりアクセス可能な位置に配置されて前記第2の面を上向きにした状態の前記基板を収容する第2受渡部と、前記第1受渡部および前記第2受渡部に対して前記基板の搬入出を行う移し換え装置とを含む受渡ブロック
    を備え、
    前記第1処理ブロックおよび前記第2処理ブロックは、高さ方向に並べて配置され、
    前記反転機構は、
    前記受渡ブロックに配置されること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の基板処理システム。
  5. 前記移し換え装置が、前記第1の面を上向きにした状態の前記基板を前記第1受渡部へ搬送し、前記第1搬送装置が、前記第1受渡部から前記基板を取り出して前記第1処理ユニットへ搬送するとともに、前記第1処理ユニットによって処理された前記基板を前記第1処理ユニットから取り出して前記第1受渡部へ搬送し、前記移し換え装置が、前記第1受渡部から前記基板を取り出して前記反転機構へ搬送するとともに、前記反転機構によって反転された前記基板を前記反転機構から取り出して前記第2受渡部へ搬送し、前記第2搬送装置が、前記第2受渡部から前記基板を取り出して前記第2処理ユニットへ搬送すること
    を特徴とする請求項4に記載の基板処理システム。
  6. 前記第2搬送装置によりアクセス可能な位置に配置されて前記第1の面を上向きにした状態の前記基板を収容する第1受渡部と、前記第2搬送装置によりアクセス可能な位置に配置されて前記第2の面を上向きにした状態の前記基板を収容する第2受渡部と、前記第1受渡部および前記第2受渡部に対して前記基板の搬入出を行う移し換え装置とを含み、前記第2処理ブロックに隣接して配置される第1受渡ブロックと、
    前記第1搬送装置および前記第2搬送装置によりアクセス可能な位置に配置されて前記第1の面または前記第2の面を上向きにした状態の前記基板を収容する第3受渡部を含み、前記第1処理ブロックと前記第2処理ブロックとの間に配置される第2受渡ブロックと
    を備え、
    前記反転機構は、
    前記第1受渡ブロックに配置されること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の基板処理システム。
  7. 前記移し換え装置が、前記第1の面を上向きにした状態の前記基板を前記第1受渡部へ搬送し、前記第2搬送装置が、前記第1受渡部から前記基板を取り出して前記第3受渡部へ搬送し、前記第1搬送装置が、前記第3受渡部から前記基板を取り出して前記第1処理ユニットへ搬送するとともに、前記第1処理ユニットによって処理された前記基板を前記第1処理ユニットから取り出して前記第3受渡部へ搬送し、前記第2搬送装置が、前記第3受渡部から前記基板を取り出して前記第1受渡部へ搬送し、前記移し換え装置が、前記第1受渡部から前記基板を取り出して前記反転機構へ搬送するとともに、前記反転機構によって反転された前記基板を前記反転機構から取り出して前記第2受渡部へ搬送し、前記第2搬送装置が、前記第2受渡部から前記基板を取り出して前記第2処理ユニットへ搬送すること
    を特徴とする請求項6に記載の基板処理システム。
  8. 前記第1搬送装置、前記第2搬送装置および前記移し換え装置による前記基板の搬送が並行して行われること
    を特徴とする請求項4〜7のいずれか一つに記載の基板処理システム。
  9. 前記第2搬送装置によりアクセス可能な位置に配置されて前記第1の面を上向きにした状態の前記基板を収容する第1受渡部と、前記第2搬送装置によりアクセス可能な位置に配置されて前記第2の面を上向きにした状態の前記基板を収容する第2受渡部と、前記第1受渡部および前記第2受渡部に対して前記基板の搬入出を行う第1移し換え装置とを含み、前記第2処理ブロックに隣接して配置される第1受渡ブロックと、
    前記第1搬送装置および前記第2搬送装置によりアクセス可能な位置に配置されて前記第1の面または前記第2の面を上向きにした状態の前記基板を収容する第3受渡部と、前記第3受渡部に対して前記基板の搬入出を行う第2移し換え装置とを含み、前記第1処理ブロックと前記第2処理ブロックとの間に配置される第2受渡ブロックと
    を備え、
    前記反転機構は、
    前記第2受渡ブロックに配置されること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の基板処理システム。
  10. 前記第1移し換え装置が、前記第1の面を上向きにした状態の前記基板を前記第1受渡部へ搬送し、前記第2搬送装置が、前記第1受渡部から前記基板を取り出して前記第3受渡部へ搬送し、前記第1搬送装置が、前記第3受渡部から前記基板を取り出して前記第1処理ユニットへ搬送するとともに、前記第1処理ユニットによって処理された前記基板を前記第1処理ユニットから取り出して前記第3受渡部へ搬送し、前記第2移し換え装置が、前記第3受渡部から前記基板を取り出して前記反転機構へ搬送するとともに、前記反転機構によって反転された前記基板を前記反転機構から取り出して前記第3受渡部へ搬送し、前記第2搬送装置が、前記第3受渡部から前記基板を取り出して前記第2処理ユニットへ搬送すること
    を特徴とする請求項9に記載の基板処理システム。
  11. 前記第1搬送装置、前記第2搬送装置、前記第1移し換え装置および前記第2移し換え装置による前記基板の搬送が並行して行われること
    を特徴とする請求項9または10に記載の基板処理システム。
  12. 前記第1受渡部、前記第2受渡部および前記反転機構は、
    高さ方向に並べて配置されること
    を特徴とする請求項4〜11のいずれか一つに記載の基板処理システム。
  13. 前記第1搬送装置によりアクセス可能な位置に配置されて前記第1の面を上向きにした状態の前記基板を収容する第1受渡部と、前記第1受渡部に対して前記基板の搬入出を行う第1移し換え装置と、前記反転機構に対して前記基板の搬入を行う第2移し換え装置と、前記第1移し換え装置および前記第2移し換え装置によりアクセス可能な位置に配置され、前記基板を一時的に収容するバッファ部とを含む受渡ブロック
    を備え、
    前記第1処理ブロックおよび前記第2処理ブロックは、高さ方向に並べて配置され、
    前記反転機構は、
    前記受渡ブロックに配置されること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の基板処理システム。
  14. 前記第1移し換え装置が、前記第1の面を上向きにした状態の前記基板を前記第1受渡部へ搬送し、前記第1搬送装置が、前記第1受渡部から前記基板を取り出して前記第1処理ユニットへ搬送するとともに、前記第1処理ユニットによって処理された前記基板を前記第1処理ユニットから取り出して前記第1受渡部へ搬送し、前記第1移し換え装置が、前記第1受渡部から前記基板を取り出して前記バッファ部へ搬送し、前記第2移し換え装置が、前記バッファ部から前記基板を取り出して前記反転機構へ搬送し、前記反転機構が、前記基板を反転し、前記第2搬送装置が、前記反転機構から前記基板を取り出して前記第2処理ユニットへ搬送すること
    を特徴とする請求項13に記載の基板処理システム。
  15. 前記受渡ブロックは、
    前記第2搬送装置によりアクセス可能な位置に配置されて前記第1の面を上向きにした状態の前記基板を収容する第2受渡部
    をさらに含み、
    前記第2処理ユニットは、
    前記基板における前記第2の面を上向きにした状態で前記基板の処理を行う第1処理部と、
    前記基板における前記第1の面を上向きにした状態で前記基板の処理を行う第2処理部と
    を備えることを特徴とする請求項13に記載の基板処理システム。
  16. 前記第1移し換え装置が、前記第1の面を上向きにした状態の前記基板を前記第1受渡部へ搬送し、前記第1搬送装置が、前記第1受渡部から前記基板を取り出して前記第1処理ユニットへ搬送するとともに、前記第1処理ユニットによって処理された前記基板を前記第1処理ユニットから取り出して前記第1受渡部へ搬送し、前記第1移し換え装置が、前記第1受渡部から前記基板を取り出して前記バッファ部へ搬送し、前記第2移し換え装置が、前記バッファ部から前記基板を取り出して前記反転機構へ搬送し、前記反転機構が、前記基板を反転し、前記第2搬送装置が、前記反転機構から前記基板を取り出して前記第2処理ユニットへ搬送し、前記第2処理ユニットが前記第1処理部を用いて前記基板の処理を行い、前記第2搬送装置が、前記第2処理ユニットから前記基板を取り出して前記反転機構へ搬送し、前記反転機構が、前記基板を反転し、前記第2搬送装置が、前記反転機構から前記基板を取り出して前記第2処理ユニットへ搬送し、前記第2処理ユニットが前記第2処理部を用いて前記基板の処理を行うこと
    を特徴とする請求項15に記載の基板処理システム。
  17. 前記第1処理ユニットによる処理と前記第2処理ユニットによる処理とが並行して行われること
    を特徴とする請求項1〜16のいずれか一つに記載の基板処理システム。
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