JP2016201165A - アレイセルにおける電流を制御する方法および装置 - Google Patents

アレイセルにおける電流を制御する方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、一般的には電流を制御する方法および装置に関しており、より具体的には、アレイセルにおける電流を制御する方法および装置に関する。【解決手段】本発明の一実施形態によれば、アレイセルにおける電流を制御する方法が提供される。この方法には、トランジスタの第1アクセスポイントに給電電圧を加えるステップと、このトランジスタの第2アクセスポイントをあらかじめ設定した電圧にプレチャージするステップと、このトランジスタの第3アクセスポイントに制御電圧を加えるステップと、このトランジスタの第2アクセスポイントを放電させてこのトランジスタをオンし、このトランジスタのオンにより、このトランジスタに接続されたアレイセルを通って電流を流すようにするステップとが含まれている。【選択図】図1

Description

本発明は、一般的には電流を制御する方法および装置に関しており、より具体的にはアレイセルにおける電流を制御する方法および装置に関する。
多くのメモリアレイ構成では、検知中に電流を強制に加えて電圧を読み出す、また可能な限りに迅速にアレイセルの状態を変化させるために、大きな電流を強制に加える動作が必要である。
しかしながらこれらの動作は、選択したパス上に存在する寄生抵抗および容量により、電流制御が減速されるため、精度を欠くことが多い。
メモリデバイスは一般的に、アレイに配置されかつデータを格納するように構成された複数のメモリセルを有する。これらのメモリセルは、行および列からなる通常のアレイに配置される。メモリアレイはさらに、複数のワード線および複数のビット線を有する。各ワード線は、複数のメモリセルからなる1つの行に接続できるのに対し、各ビット線は、複数のメモリセルからなる1つの列に接続できる。例えば、1つのセルアレイに複数のメモリセルからなるn×m個の列が含まれる場合、このメモリデバイスにはn×m個のビット線が含まれる。これと同様にセルアレイに複数のメモリセルからなるp個の行が含まれる場合、このメモリデバイスにはp個のワード線が含まれる。この場合に複数のメモリセルからなるn×m個の列と、複数のメモリセルからなるp個の行とを含むこのセルアレイは、すべて合わせるとp×n×m個のメモリセルを有する。上記の複数のワード線およびビット線は、読み出し、消去およびプログラミングのために複数のメモリセルにアクセスするために使用される。一般的には特定のメモリセルに接続されたワード線およびビット線に特定の電圧を加えることによって特定のメモリセルが読み出され、消去され、またはプログラムされる。
1つのメモリデバイスにはさらに、複数のセンスアンプが含まれ得る。これらのセンスアンプは、小さな電圧振幅を識別可能な論理レベルに増幅することによってビット線の論理レベルを検知するために使用される。したがってこれらのセンスアンプは、メモリセルを読み出すための手段なのである。
1つのメモリデバイスは、1つのセンスアンプ・ビット線マルチプレクサブロックを有することができ、このブロックは、複数のセンスアンプと、セルアレイにおいて複数のメモリセルからなる複数の列に接続されている複数のビット線とを接続する。このセンスアンプ・ビット線マルチプレクサブロックは、複数のメモリセルからなる所定の個数の列を動作させるのに必要なセンスアンプの個数を低減するために使用される。上記のようにセルアレイに複数のメモリセルからなるn×m個の列、すなわちn×m個のビット線が含まれ、1対mの多重化を可能にする1つのセンスアンプ・ビット線マルチプレクサブロックが使用される場合、n×m個のビット線を操作するためには、n個のセンスアンプで十分間に合う。n個のセンスアンプのそれぞれは、1つのデータラインに接続することが可能である。したがってこのメモリデバイスにはn個のデータラインが含まれ得る。
1Mビットのデータを格納する容量を備えた例示的な慣用のメモリデバイスは、1048576(=1024×1024)個のメモリセルを含む1つのセルアレイを有し得る。これらの1048576個のメモリセルは、512個の行、すなわち512個のワード線と、2048個の列、すなわち2048個のビット線とを含む通常の1つのアレイに配置することができる。1対64の多重化を可能にする1つのセンスアンプ・ビット線マルチプレクサブロックが使用される場合、1048576個のメモリセルのそれぞれを読み出すのに32個のセンスアンプ(32ビットデータワード)で十分である。センスアンプ・ビット線マルチプレクサブロックによって1対128の多重化が可能になる場合、16個のセンスアンプ(16ビットデータワード)で十分である。
メモリセルアレイの構造に起因して、1つのアレイセルにおける正確な電流制御は困難である。例えば、書き込み動作を実行しようとする場合、ビット線のような選択したパス上に存在する寄生的な抵抗および容量ならびにマルチプレクサの容量および等価抵抗によって電流制御が減速され、これによってアレイセルにおける電流制御が機能しなくなってしまうのである。
これらの理由または別の複数の理由により、アレイセルにおける電流を制御する改善された方法および/または装置が必要である。
本発明の一様相によれば、アレイセルにおける電流を制御する方法が提供される。この方法には、トランジスタの第1アクセスポイントに給電電圧を加えるステップと、あらかじめ設定した電圧にこのトランジスタの第2アクセスポイントをプレチャージするステップと、このトランジスタの第3アクセスポイントに制御電圧を加えるステップと、このトランジスタの第2アクセスポイントを放電させてこのトランジスタをオンに切り換え、これによってこのトランジスタに接続されたアレイセルを通って電流を流すようにするステップとが含まれている。
本発明の別の一様相によれば、アレイセルにおける電流を制御する装置が提供される。この装置は、第1アクセスポイント、第2アクセスポイントおよび第3アクセスポイントを有し、かつ、第1アクセスポイントを介して給電電圧を受け取り、第3アクセスポイントを介して制御電圧を受け取るように構成されているトランジスタと、あらかじめ設定した電圧にこのトランジスタの第2アクセスポイントをプレチャージするように構成された第1電流制御装置と、第3アクセスポイントを介して制御電圧を受け取って、このトランジスタの第2アクセスポイントを放電させ、これによってトランジスタをオンに切り換え、これによってこのトランジスタに接続されたアレイセルを通って電流を流すように構成された第2電流制御装置とを有する。
添付の図面は、本発明をさらに理解するために含まれているものであり、またこの明細書に組み込まれてこの明細書の一部をなすものである。これらの図面は、本発明の複数の実施形態を示しており、かつ、明細書と共に本発明の基本原理を説明するものである。本発明の別の複数の実施形態および本発明が目指した利点の多くは、以下の詳細な説明を参照することによってこれらが理解されれば、その良さを容易に評価することができよう。
本発明の一実施形態によるアレイセルおよびこのアレイセルにおける電流を制御する装置の概略図である。 本発明の別の一実施形態によるアレイセルおよびこのアレイセルにおける電流を制御する装置の概略図である。 本発明の一実施形態にしたがってアレイセルにおける電流を制御する方法の概略図である。 本発明の別の一実施形態によるアレイセルおよびこのアレイセルにおける電流を制御する装置の概略図である。
以下の詳細な説明では、添付の複数の図面を参照する。これらの図面は、詳細な説明の一部をなすものであり、本発明を実施することができる特定の複数の実施形態を説明するために示されたものである。別の複数の実施形態を利用することができ、また本発明の範囲を逸脱することなく、構造上の変更またはその他の変更を行えることは明らかである。したがって以下の詳細な説明は、制限な意味で捉えてはならないのであり、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によって定められる。
多くのメモリアレイ構成では、検知中に電流を強制に加えて電圧を読み出す、または可能な限りに迅速にアレイセルの状態を変化させるために、大きな電流を強制に加える動作が必要である。
しかしながらこれらの動作は、ビット線のような選択したパス上に存在する寄生的な抵抗および容量ならびにマルチプレクサの容量および等価抵抗によって電流制御が減速されるため、精度を欠くことが多く、これによって1つのアレイセルにおける電流制御が機能しなくなってしまう。
メモリデバイスは一般的に、アレイに配置されかつデータを格納するように構成された複数のメモリセルを有する。これらのメモリセルは、行および列からなる通常のアレイに配置される。メモリアレイはさらに、複数のワード線および複数のビット線を有する。各ワード線は、複数のメモリセルからなる1つの行に接続できるのに対し、各ビット線は、複数のメモリセルからなる1つの列に接続できる。例えば、1つのセルアレイに複数のメモリセルからなるn×m個の列が含まれる場合、このメモリデバイスにはn×m個のビット線が含まれる。これと同様にセルアレイに複数のメモリセルからなるp個の行が含まれる場合、このメモリデバイスにはp個のワード線が含まれる。この場合に複数のメモリセルからなるn×m個の列と、複数のメモリセルからなるp個の行とを含むこのセルアレイは、すべて合わせるとp×n×m個のメモリセルを有する。上記の複数のワード線およびビット線は、読み出し、消去およびプログラミングのために複数のメモリセルにアクセスするために使用される。一般的には特定のメモリセルに接続されたワード線およびビット線に特定の電圧を加えることによって特定のメモリセルが読み出され、消去され、またはプログラムされる。
1つのメモリデバイスにはさらに、複数のセンスアンプが含まれる。これらのセンスアンプは、小さな電圧振幅を識別可能な論理レベルに増幅することによってビット線の論理レベルを検知するために使用される。したがってこれらのセンスアンプは、メモリセルを読み出すための手段なのである。
1つのメモリデバイスは、1つのセンスアンプ・ビット線マルチプレクサブロックを有することができ、このブロックは、複数のセンスアンプと、セルアレイにおいて複数のメモリセルからなる複数の列に接続されている複数のビット線とを接続する。このセンスアンプ・ビット線マルチプレクサブロックは、複数のメモリセルからなる所定の個数の列を動作させるのに必要なセンスアンプの個数を低減するために使用される。上記のようにセルアレイに複数のメモリセルからなるn×m個の列、すなわちn×m個のビット線が含まれ、1対mの多重化を可能にする1つのセンスアンプ・ビット線マルチプレクサブロックが使用される場合、n×m個のビット線を操作するためには、n個のセンスアンプで十分間に合う。n個のセンスアンプのそれぞれは、1つのデータラインに接続することが可能である。したがってこのメモリデバイスにはn個のデータラインが含まれ得る。
1Mビットのデータを格納する容量を備えた例示的な慣用のメモリデバイスは、1048576(=1024×1024)個のメモリセルを含む1つのセルアレイを有し得る。これらの1048576個のメモリセルは、512個の行、すなわち512個のワード線と、2048個の列、すなわち2048個のビット線とを含む通常の1つのアレイに配置することができる。1対64の多重化を可能にする1つのセンスアンプ・ビット線マルチプレクサブロックが使用される場合、1048576個のメモリセルのそれぞれを読み出すのに32個のセンスアンプ(32ビットデータワード)で十分である。センスアンプ・ビット線マルチプレクサブロックによって1対128の多重化が可能になる場合、16個のセンスアンプ(16ビットデータワード)で十分である。
一般的にデータは、複数のデータワードでセルアレイから読み出されるかまたはこれに書き込まれる。ここで説明しているメモリデバイスでは1データワードにn個のビットが含まれ得る。したがって一般的にはn個のメモリセルが同時にアクセスされる。これらのn個のメモリセルは一般的に共通の1つのワード線に接続されている。このセルアレイのn個のメモリセルからなるこのようなグループにアクセスするため、p個のワード線のうちの1つに、すなわちアクセスしようとするn個のメモリセルに接続されたワード線に第1電圧が加えられ、n×m個のビット線のうちのn個に、すなわちアクセスしようとするn個のメモリセルに接続されたn個のビット線に第2電圧が加えられる。センスアンプ・ビット線マルチプレクサブロックはこの場合、これらのn個のビット線をn個のセンスアンプに接続する。最終的にこれらのn個のセンスアンプは、n個の信号を上記のn個のデータラインに供給する。したがって上記のメモリデバイスにおいて、このセルアレイのp×n×m個のすべてのメモリセルにアクセスすることができる。
本発明の理解を容易にするため、以下の説明では1つのセルアレイの単一のメモリセルにアクセスすることについて述べる。しかしながら実際には、メモリセルに個別にアクセスが行われることは一般的にない。その代わりにデータワードがセルアレイから読み出されるかまたはセルアレイに書き込まれ、すなわちn個のメモリセルが同時にアクセスされる。
メモリセルアレイの構造に起因して、1つのアレイセルにおける正確な電流制御は困難である。例えば、書き込み動作を実行しようとする場合、ビット線のような選択したパス上に存在する寄生的な抵抗および容量ならびにマルチプレクサの容量および等価抵抗によって電流制御が減速され、これによって1つのアレイセルにおける電流制御が機能しなくなってしまうのである。
選択したアレイセルのビット線の電圧が最初に設定され、ビット線に流れる電流を制限するために電流制限器が使用され、選択されたセルのワード線が0Vからその最終的なレベルに切り換わる場合、選択されたこのセルには、所定の時間の間、制限されていない電流および誤った電圧が現れる。なぜならば上記の電流制限によって制約されて、ビット線およびその等価な容量をその初期値から最終値まで充電しなければならないからである。
選択したアレイセルのワード線の電圧が最初に設定され、つぎにビット線電圧が0Vからその最終レベルまで線形に増大する場合、選択したこのセルでは、この動作に対する整定時間である期間の間、電流が増大する。したがってこの動作の整定時間の間、アレイセルは、0Aよりも大きな電流ではあるが、書き込み動作に使用される電流の最終値よりも小さい電流で動作し、これによってこの期間の間、ソフト書き込み動作が実行されることになる。
同様の問題は、アレイセル毎に3つの接続部またはアクセスポイントを有するメモリセルアレイにおいて発生する。すなわち、上で説明したビット線およびワード線用の2つの接続部ならびにソース線用の付加的な1つの接続部用の3つの接続部を有するメモリセルアレイにおいて発生する。ビット線、ソース線およびワード線を有するセルアレイでは、アレイセルを選択するため、このアレイセルの3つのすべてのラインを選択しなければならない。
例えば相変化メモリセルおよび抵抗変化型メモリセルのようなパッシブアレイセルに対しては、特定の(パッシブ)アレイセルを選択するためにセレクタトランジスタが必要である。ゲートがワード線に接続されているセレクタトランジスタは、アレイセルのソース線とビット線とを接続する。特定のアレイセルは、それぞれこの特性のアレイセルに接続されているビット線およびソース線にそれぞれ電圧を加え、かつ、このアレイセルのワード線を選択して(すなわちこのアレイセルのセレクタトランジスタのゲートに電圧を加えて)、このアレイセルのソース線とビット線とを接続するセレクタトランジスタをオンに切り換えることにより、選択される。ソース線用の上記の付加的な接続部は、セルアレイ内の漏れを回避するのに役立つ。
これに相応して第1アクセスポイントは、セルアレイのグローバルビット線に接続することができ、第2アクセスポイントは、このセルアレイのグローバルソース線に接続することができ、第3アクセスポイントは、このセルアレイのワード線に接続することができる。
ビット線、ソース線およびワード線を有するメモリセルアレイの類似の構造に起因して、例えばこのようなメモリデバイスの1つのアレイセルに複数の書き込み動作を実行する場合、正確な電流制御が必要なときには類似の問題が発生する。ビット線、ソース線のような選択されたパス上に存在する寄生的な抵抗および容量ならびにマルチプレクサの容量および等価抵抗によって電流制御が減速されるかまたは電流のオーバシュートが形成され、このこともこのようなアレイセルにおいて機能しない電流制御に結び付く。
図1には、本発明の一実施形態によるアレイセルおよびこのアレイセルにおける電流を制御する装置の概略図が示されている。
このアレイセルは、メモリデバイスのメモリセルアレイの一部であるメモリセルであってよい。このメモリデバイスは、例えば、ROM、フラッシュメモリ、相変化メモリ、抵抗変化型メモリ、磁気抵抗メモリ、強誘電体メモリ、導電性ブリッジRAM(CBRAM)などの不揮発性メモリデバイス、および/または、例えばRAM、DRAM、SRAMなどの揮発性メモリの任意のタイプであってよい。
図1に示した、アレイセルにおける電流を制御する装置には、例えば、トランジスタとして実現可能なスイッチのような第1電流制御装置130と、例えばトランジスタとして実現可能な第2電流制御装置140と、トランジスタ120、特に第1アクセスポイント121、第2アクセスポイント122および第3アクセスポイント123を有するnチャネル電界効果トランジスタ(n−FET)120とが含まれている。
第1アクセスポイント121は、トランジスタ120のドレイン端子とするかまたはトランジスタ120のドレイン端子に接続することが可能である。第2アクセスポイント122は、トランジスタ120のソース端子とするかまたはトランジスタ120のソース端子に接続することが可能である。第3アクセスポイント123は、トランジスタ120のゲート端子とするかまたはトランジスタ120のゲート端子に接続することが可能である。
第1アクセスポイント121は、接続部151aおよび151bを介して、ビット線、特にグローバルビット線の給電電圧のような給電電圧に接続され、また接続部151cを介してアレイセルまたはアレイ素子110に接続されている。第2アクセスポイント122は、接続部154を介して第1電流制御装置130に、また接続部156aを介して第2電流制御装置140に接続されており、また接続部156bを介して、トランジスタ120に、例えばトランジスタ120のソースに接続されている。第3アクセスポイントは、接続部157bを介して、ワード線の選択電圧のような制御電圧に接続されており、接続部157aを介してトランジスタ120、特にトランジスタ120のゲートに接続されている。
第1アクセスポイント121は、アレイセル110を有するセルアレイのグローバルビット線に接続可能であり、第2アクセスポイント122は、アレイセル110を有するセルアレイのグローバルソース線に接続可能であり、第3アクセスポイント123は、アレイセル110を有するセルアレイのワード線に接続可能である。
第1電流制御装置130は、接続部151aおよび153を介して、ビット線、特にグローバルビット線の給電電圧のような給電電圧にさらに接続されており、かつ、接続部158を介してその制御入力部において制御信号を受信するように構成されている。第2電流制御装置140は、接続部155を介してソース線、特にグローバルソース線の給電電圧のような給電電圧にさらに接続されており、かつ、接続部159を介して制御信号を受信するように構成されている。アレイセル110は、接続部152を介してさらにトランジスタ120、例えばトランジスタ120のドレインに接続されている。
以下では図1に示したアレイセルにおける電流を制御する装置の機能を詳細に説明する。
グローバルビット線に接続可能な第1アクセスポイント121は、例えばビット線の給電電圧、VDDに充電される。第1電流制御装置130を介して例えばグローバルビット線に接続される第2アクセスポイント122は、制御入力側を介して第1電流制御装置130を適切に制御することにより、あらかじめ設定した電圧に充電される。つぎに制御電圧が、第3アクセスポイント123に加えられる。
これらの3つの動作(第1アクセスポイント121への給電電圧VDDの印加、第2アクセスポイント122へのあらかじめ設定した電圧の印加、および第3アクセスポイントへの制御電圧の印加)は、nチャネルトランジスタ(n−FET)120がこの初期段階中にオンに切り換わらないようにこれらの3つの動作が設計されているのであれば、実質的に同時に行うことができる。
第2アクセスポイント122に加えられる上記のあらかじめ設定された電圧は、VDDに等しいかまたはVDDよりも低くすることが可能であるが、第3アクセスポイント123に印加される制御電圧VGからn−FET120の閾値電圧Vthを減じた電圧よりも高い、すなわち、VG−Vthよりも高い電圧であるため、n−FET120は、この初期段階中にオンに切り換わらない。第2アクセスポイント122をプレチャージするために必要な電力を低減し、かつ、トランジスタ120をオンに切り換える電圧VG−Vthに第2アクセスポイント122を放電させるために必要な時間を短くするため、第2アクセスポイント122をVG−Vthに近い電圧にプレチャージすることは有利になり得る。このために(図1に示していない)付加的なスイッチを、接続部153に含めることができ、ここでこの付加的なスイッチは、例えばビット線の給電電圧から第1制御装置を切り離して、この第1制御装置が、所望のあらかじめ設定した電圧を供給する別の給電電圧に接続されるように、制御され得る。
この場合に第1電流制御装置130はオフに切り換わるように制御され、給電電圧から第2アクセスポイント122が切り離される。実質的に同時に第2電流制御装置140が制御されて第2アクセスポイント122が放電される。この際に第2アクセスポイント122は有利には一定の電流Irefで放電される。
第2アクセスポイント122に引き続いて加えられている電圧が、VG−Vth(すなわち第3アクセスポイント123に加えられている制御電圧からn−FET120の閾値電圧を減じた電圧)に達すると、n−FET120は、オンに切り換わり、このアレイセルにおける電圧降下がRcell×Irefになるまで、その例えばドレインと、アレイセル110と、の間の接続部152を迅速に放電させる。このときこの電圧は、第1および第2アクセスポイント121および122における電圧降下には依存しない。ここでRcellは、アレイセル110の抵抗であり、Irefは、第2電流制御装置140によって設定される最大電流である。
したがってこのアレイセル110に加わる電圧の急激な変化により、アレイセル110における電流は極めて迅速に増大する。ビット/ソース線およびマルチプレクサの容量および等価抵抗に起因してかなり高い寄生的な容量および抵抗を有するグローバルビットおよびソース線とは異なり、トランジスタ120とアレイセル110との間の接続部152は、(ビットおよびソース線と比べて)小さな寄生的な容量および抵抗を有する。それは接続部152が極めて短い局所的な接続部(すなわちこの接続部は、異なる複数のアレイセルを接続していない)であり、かつ、付加的なデバイスを有してもいないからである。したがって電流のオーバシュートのない迅速な電流変化が実現可能であり、電流制御は、寄生的な容量および抵抗によって減速されず(または少なくとも大きくは減速されず)、アレイセル110における電流は、図1に示した本発明の一実施形態による装置によって正確に制御することができる。
図2には、本発明の別の一実施形態によるアレイセルおよびこのアレイセルにおける電流を制御する装置の概略図が示されている。
このアレイセルは、メモリデバイスのメモリセルアレイの一部であるメモリセルであってよい。このメモリデバイスは、例えば、ROM、フラッシュメモリ、相変化メモリ、抵抗変化型メモリ、磁気抵抗メモリ、強誘電体メモリ、導電性ブリッジRAM(CBRAM)などの不揮発性メモリデバイス、および/または、例えばRAM、DRAM、SRAMなどの揮発性メモリの任意のタイプであってよい。
図2に示したアレイセルにおける電流を制御する装置は、図1に示した装置と同様であるが、第1スイッチ270および第2スイッチ280を付加的に有する。第1スイッチ270は、アレイセル110を有するセルアレイのビット線マルチプレクサの一部であってよく、第2スイッチ280は、アレイセル110を有するセルアレイのソース線マルチプレクサの一部であってよい。
図2に示した、アレイセルにおける電流を制御する装置には、例えば、トランジスタとして実現可能なスイッチのような第1電流制御装置130と、例えばトランジスタとして実現可能な第2電流制御装置240と、デジタルスイッチとして実現可能な第1スイッチ270と、デジタルスイッチとして実現可能な第2スイッチ280と、トランジスタ120、特に第1アクセスポイント121、第2アクセスポイント122および第3アクセスポイント123を有するnチャネル電界効果トランジスタ(n−FET)とが含まれている。
第1アクセスポイント121は、トランジスタ120のドレイン端子とするかまたはトランジスタ120のドレイン端子に接続することが可能である。第2アクセスポイント122は、トランジスタ120のソース端子とするかまたはトランジスタ120のソース端子に接続することが可能である。第3アクセスポイント123は、トランジスタ120のゲート端子とするかまたはトランジスタ120のゲート端子に接続することが可能である。
第1アクセスポイント121は、第1スイッチ270および接続部151aおよび151bを介して、ビット線、特にグローバルビット線の給電電圧のような給電電圧に接続されており、また接続部151cを介してアレイセルまたはアレイ素子110に接続されている。第2アクセスポイント122は、接続部154を介して第1電流制御装置130に、また接続部156aを介して第2電流制御装置240に接続されており、また接続部156bを介して、トランジスタ120、例えばトランジスタ120のソースに接続されている。第3アクセスポイントは、接続部157bを介して、ワード線の選択電圧のような制御電圧に接続されており、接続部157aを介してトランジスタ120、特にトランジスタ120のゲートに接続されている。
第1アクセスポイント121は、アレイセル110を有するセルアレイのグローバルビット線に接続可能であり、第2アクセスポイント122は、アレイセル110を有するセルアレイのグローバルソース線に接続可能であり、第3アクセスポイント123は、アレイセル110を有するセルアレイのワード線に接続可能である。
第1電流制御装置130は、接続部151aおよび153を介してビット線、特にグローバルビット線の給電電圧のような給電電圧にさらに接続されており、かつ、接続部158を介し、その制御入力部において制御信号を受信するように構成されている。第2電流制御装置240は、第2スイッチ280ならびに接続部155aおよび155bを介してソース線、特にグローバルソース線の給電電圧のような給電電圧にさらに接続されており、かつ、接続部159を介して制御信号を受信するように構成されている。アレイセル110は、接続部152を介してさらにトランジスタ120、例えばトランジスタ120のドレインに接続されている。
以下では図2に示したアレイセルにおける電流を制御する装置の機能を詳細に説明する。
第1スイッチ270は、第1アクセスポイント121を充電するためにオンに切り換えられ、この第1アクセスポイント121は、例えばグローバルビット線に接続されて、例えばビット線の給電電圧VDDを給電する。第1電流制御装置130を介して例えばグローバルビット線に接続される第2アクセスポイント122は、第1電流制御装置130の制御入力側を介してこの第1電流制御装置130を適切に制御することにより、あらかじめ設定した電圧に充電される。つぎに制御電圧が、第3アクセスポイント123に加えられる。
これらの3つの動作(第1アクセスポイント121への給電電圧VDDの印加、第2アクセスポイント122へのあらかじめ設定した電圧の印加、および第3アクセスポイントへの制御電圧の印加)は、nチャネルトランジスタ(n−FET)120が、この初期段階中にオンに切り換わらないようにこれらの3つの動作が設計されているのであれば、実質的に同時に行うことができる。
第2アクセスポイント122に加えられる上記のあらかじめ設定された電圧は、VDDに等しいかまたはVDDよりも低くすることが可能であるが、第3アクセスポイント123に加えられる制御電圧VGからn−FET120の閾値電圧Vthを減じた電圧よりも高い、すなわちVG−Vthよりも高い電圧であるため、n−FET120は、この初期段階中にオンに切り換わらない。第2アクセスポイント122をプレチャージするために必要な電力を低減し、かつ、トランジスタ120をオンに切り換える電圧VG−Vthに第2アクセスポイント122を放電するために必要な時間を短くするため、第2アクセスポイント122をVG−Vthに近い電圧にプレチャージすることは有利になり得る。このために(図2に示していない)付加的なスイッチを、接続部153に含めることができ、ここでこの付加的なスイッチは、例えばビット線の給電電圧から第1制御装置を切り離して、この第1制御装置が、所望のあらかじめ設定した電圧を供給する別の給電電圧に接続されるように、制御され得る。
この場合に第1電流制御装置130はオフに切り換わるように制御され、給電電圧から第2アクセスポイント122が切り離される。実質的に同時に第2スイッチ280がオンに切り換えられて、第2電流制御装置240を介して第2アクセスポイント122が放電され、この際に第2電流制御装置240は有利には、第2アクセスポイント122が一定の電流Irefで放電されるように制御される。
第2アクセスポイント122に引き続いて加えられている電圧が、VG−Vth(すなわち第3アクセスポイント123に加えられている制御電圧からn−FET120の閾値電圧を減じた電圧)に達すると、n−FET120は、オンに切り換わり、このアレイセルにおける電圧降下がRcell×Irefになるまで、その例えばドレインと、アレイセル110との間の接続部152を迅速に放電する。このときこの電圧は、第1および第2アクセスポイント121および122における電圧降下には依存しない。ここでRcellは、アレイセル110の抵抗であり、Irefは、第2電流制御装置240によって定められる最大電流である。
したがってアレイセルに加わる電圧の急激な変化により、アレイセル110における電流は極めて迅速に増大する。ビット/ソース線およびマルチプレクサの容量および等価抵抗に起因してかなり高い寄生的な容量および抵抗を有するグローバルビットおよびソース線とは異なり、トランジスタ120とアレイセル110との間の接続部152は、(ビットおよびソース線と比べて)小さな寄生的な容量および抵抗を有する。それは接続部152が極めて短い局所的な接続部(すなわちこの接続部は、異なる複数のアレイセルを接続していない)であり、かつ、付加的なデバイスを有してもいないからである。したがって電流のオーバシュートのない迅速な電流変化が実現可能であり、電流制御は、寄生的な容量および抵抗によって減速されず(または少なくとも大きくは減速されず)、アレイセル110における電流は、図2に示した本発明の一実施形態による装置によって正確に制御することができる。
図3には、本発明の一実施形態による例示的な方法、特にアレイセルにおける電流を制御する方法が略示されている。この例示的な方法は、トランジスタの第1アクセスポイントに給電電圧を加えるステップ(ステップ302)と、あらかじめ設定した電圧にこのトランジスタの第2アクセスポイントをプレチャージするステップ(ステップ304)と、このトランジスタの第3アクセスポイントに制御電圧を加えるステップ(ステップ306)と、このトランジスタの第2アクセスポイントを放電させてこのトランジスタをオンに切り換えて、このトランジスタに接続されているアレイセルを通して電流を流すようにするステップ(ステップ308)とを有する。トランジスタ120は、nチャネル電界効果トランジスタ(n−FET)であってよい。
第2アクセスポイント122に加えられる上記のあらかじめ設定された電圧は、給電電圧(VDD)に等しいかまたはVDDよりも低くすることが可能であるが、nチャネルトランジスタ120に加えられる制御電圧(VG)からトランジスタ120の閾値電圧(Vth)を減じた電圧よりも高い、すなわちVG−Vthよりも高い電圧であるため、トランジスタ120は、この初期段階中にオンに切り換わらない。第2アクセスポイント122をプレチャージするために必要な電力を低減し、かつ、トランジスタ120をオンに切り換える電圧VG−Vthに第2アクセスポイント122を放電させるために必要な時間を短くするため、第2アクセスポイント122をVG−Vthに近い電圧にプレチャージすることは有利になり得る。
ステップ302、304および306は、nチャネルトランジスタ(n−FET)120がこの初期段階中にオンに切り換わらないようにこれらの3つの動作が設計されているのであれば、実質的に同時に実行することができる。しかしながらステップ302、304および306は順次に実行することも可能である。つぎのステップ308では、トランジスタの第2アクセスポイントを放電させることによって、nチャネルトランジスタ120をオンに切り換える。このとき、nチャネルトランジスタ120は、例えばそのドレインとアレイセル110との間の接続部152を迅速に放電させて、このアレイセルを通して電流を流すようにする。このアレイセルにおける電圧降下は、Rcell×Irefに極めて迅速に到達し、この場合にこの電圧は、第1および第2アクセスポイント121および122における電圧降下には依存しない。ここでRcellはアレイセル110の抵抗であり、Irefは第2電流制御装置140によって定められる最大電流である。
トランジスタ120をオンに切り換えることにより、アレイセル110における電流は極めて迅速に増大する。なぜならば、トランジスタ120とアレイセル110との間の接続部152は極めて短い局所的な接続部であり(すなわち異なる複数のアレイセルを接続していない)、かつ、付加的な装置を含んでいないからである。したがって電流のオーバシュートのない迅速な電流変化が実現可能であり、電流制御は、寄生的な容量および抵抗によって減速されず(または少なくとも大きくは減速されず)、アレイセル110における電流は、図3に示した本発明の一実施形態による方法を使用して正確に制御することができる。
図4には、本発明の別の一実施形態にしたがい、アレイセルおよびこのアレイセルにおける電流を制御する装置の概略図が示されている。
このアレイセルは、メモリデバイスのメモリセルアレイの一部であるメモリセルであってよい。このメモリデバイスは、例えば、ROM、フラッシュメモリ、相変化メモリ、抵抗変化型メモリ、磁気抵抗メモリ、強誘電体メモリ、導電性ブリッジRAM(CBRAM)などの不揮発性メモリデバイス、および/または、例えばRAM、DRAM、SRAMなどの揮発性メモリの任意のタイプであってよい。
図4に示した、アレイセルにおける電流を制御する装置には、例えば、トランジスタとして実現可能な電流制御装置440と、トランジスタ120、特に第1アクセスポイント121、第2アクセスポイント122および第3アクセスポイント123を有するnチャネル電界効果トランジスタ(n−FET)とが含まれている。
第1アクセスポイント121は、トランジスタ120のドレイン端子とするかまたはトランジスタ120のドレイン端子に接続することが可能である。第2アクセスポイント122は、トランジスタ120のソース端子とするかまたはトランジスタ120のソース端子に接続することが可能である。第3アクセスポイント123は、トランジスタ120のゲート端子とするかまたはトランジスタ120のゲート端子に接続することが可能である。
第1アクセスポイント121は、接続部451aを介して、ビット線、特にグローバルビット線の給電電圧のような給電電圧に接続され、かつ、接続部451bを介してアレイセルまたはアレイ素子110に接続されている。第2アクセスポイント122は、接続部156aを介して電流制御装置440に接続されており、かつ、接続部156bを介して、トランジスタ120に、例えばトランジスタ120のソースに接続されている。第3アクセスポイント123は、接続部157bを介して、ワード線の選択電圧のような制御電圧に接続されており、かつ、接続部157aを介してトランジスタ120、特にトランジスタ120のゲートに接続されている。
第1アクセスポイント121は、アレイセル110を有するセルアレイのグローバルビット線に接続可能であり、第2アクセスポイント122は、アレイセル110を有するセルアレイのグローバルソース線に接続可能であり、第3アクセスポイント123は、アレイセル110を有するセルアレイのワード線に接続可能である。
電流制御装置440は、接続部155を介してソース線、特にグローバルソース線の給電電圧のような給電電圧にさらに接続されており、かつ、接続部159を介して制御信号を受信するように構成されている。アレイセル110は、接続部152を介してトランジスタ120、例えばトランジスタ120のドレインにさらに接続されている。
以下では図4に示したアレイセルにおける電流を制御する装置の機能を詳細に説明する。
グローバルビット線に接続可能な第1アクセスポイント121は、例えばビット線の給電電圧、VDDに充電される。電流制御装置440を介して、例えばグローバルソース線に接続される第2アクセスポイント122は、その制御入力側を介して電流制御装置440を適切に制御することにより、あらかじめ設定した電圧に充電される。つぎに制御電圧が、第3アクセスポイント123に加えられる。
これらの3つの動作(第1アクセスポイント121への給電電圧VDDの印加、第2アクセスポイント122へのあらかじめ設定した電圧の印加、および第3アクセスポイントへの制御電圧の印加)は、nチャネルトランジスタ(n−FET)120がこの初期段階中にオンに切り換わらないようにこれらの3つの動作が設計されているのであれば、実質的に同時に行うことができる。
第2アクセスポイント122に加えられる上記のあらかじめ設定された電圧は、第3アクセスポイント123に加えられる制御電圧VGからn−FET120の閾値電圧Vthを減じた電圧よりも高い電圧、すなわちVG−Vthよりも高い電圧であるため、n−FET120は、この初期段階中にオンに切り換わらない。第2アクセスポイント122をプレチャージするために必要な電力を低減し、かつ、トランジスタ120をオンに切り換える電圧VG−Vthに第2アクセスポイント122を放電させるために必要な時間を短くするため、第2アクセスポイント122をVG−Vthに近い電圧にプレチャージすることは有利になり得る。
第2アクセスポイント122を上記のあらかじめ設定した電圧にプレチャージするため、(図4に示していない)付加的なスイッチを、接続部155に含めることができ、ここでこの付加的なスイッチは、例えばソース線の給電電圧から電流制御装置440を切り離し、電流制御装置440を、所望のあらかじめ設定した電圧を供給する別の給電電圧に接続するように制御され得る。しかしながら図4に示した実施形態では、接続部155が接続されるグローバルソース線に付加的なスイッチを含めさせて、1つのグローバルソース線にただ1つの付加的なスイッチが必要であるようにすることが可能である。したがって接続部155を介して供給される電圧は、図4に示した実施形態において可変である。第2アクセスポイント122がプレチャージされる初期フェーズにおいて、上記のあらかじめ設定した電圧は接続部155を介して供給され、つぎに第2アクセスポイント122が放電される場合に、(グローバル)ソース線の給電電圧が、接続部155を介して供給される。
したがって第2アクセスポイント122をプレチャージし終えると、電流制御装置440は、第2アクセスポイント122を別の電圧源(例えばグローバルソース線の給電電圧)に接続することによって第2アクセスポイント122を放電させるように制御される。ここで第2アクセスポイント122は有利には、定電流Irefによって放電される。
第2アクセスポイント122に引き続いて加えられている電圧がVG−Vth(すなわち第3アクセスポイント123に加えられている制御電圧からn−FET120の閾値電圧を減じた電圧)に達している場合、n−FET120は、オンに切り換わり、このアレイセルにおける電圧降下がRcell×Irefになるまで、その例えばドレインと、アレイセル110との間の接続部152を迅速に放電させる。このときこの電圧は、第1および第2アクセスポイント121および122における電圧降下に依存しない。ここでRcellは、アレイセル110の抵抗であり、Irefは、電流制御装置440によって設定される最大電流である。
したがってこのアレイセルに加わる電圧の急激な変化により、アレイセル110における電流は極めて迅速に増大する。ビット/ソース線およびマルチプレクサの容量および等価抵抗に起因してかなり高い寄生的な容量および抵抗を有するグローバルビットおよびソース線とは異なり、トランジスタ120とアレイセル110との間の接続部152は、(ビットおよびソース線と比べて)小さな寄生的な容量および抵抗を有する。それは接続部152が極めて短い局所的な接続部(すなわちこの接続部は、異なる複数のアレイセルを接続していない)であり、かつ、付加的なデバイスも有していないからである。したがって電流のオーバシュートのない迅速な電流変化が実現可能であり、電流制御は、寄生的な容量および抵抗によって減速されず(または少なくとも大きくは減速されず)、アレイセル110における電流は、図4に示した本発明の一実施形態による装置によって正確に制御することができる。
ここでは特定の複数の実施形態を図示して説明して来たが、本発明の範囲を逸脱することなく、ここに示しかつ説明した特定の複数の実施形態をさまざまな択一的および/または等価な実現で置き換えられることが当業者には理解できよう。本発明は、ここで説明した複数の特定の実施形態の任意の適合化または変化形態をカバーすることを意図している。したがって本発明は、特許請求の範囲およびその等価なものだけによって限定されることを意図するものである。

Claims (18)

  1. アレイセルにおける電流を制御する方法において、
    トランジスタの第1アクセスポイントに給電電圧を加えるステップと、
    あらかじめ設定した電圧に前記トランジスタの第2アクセスポイントをプレチャージするステップと、
    前記トランジスタの第3アクセスポイントに制御電圧を加えるステップと、
    前記トランジスタの前記第2アクセスポイントを放電させて前記トランジスタをオンに切り換え、これによって前記トランジスタに接続されている前記アレイセルを通って電流を流すようにするステップと、
    を有する方法。
  2. 電流制御装置により、前記トランジスタの前記第2アクセスポイントを、あらかじめ設定された電圧に接続することによって前記第2アクセスポイントをプレチャージし、前記トランジスタの前記第2アクセスポイントを別の給電電圧に接続することによって前記第2アクセスポイントを放電させる、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記トランジスタの前記第2アクセスポイントのプレチャージは、第1電流制御装置によって実行され、
    前記第1電流制御装置は、前記トランジスタの前記第2アクセスポイントを前記給電電圧に接続し、電流を制御し、これによって前記トランジスタの前記第2アクセスポイントが、あらかじめ設定された電圧に充電されるようにし、前記トランジスタの前記第2アクセスポイントが、第2電流制御装置によって放電される前に、前記給電電圧から前記トランジスタの前記第2アクセスポイントが切り離されるようにする、
    請求項1に記載の方法。
  4. 前記トランジスタの前記第2アクセスポイントは、定電流によって放電される、
    請求項1に記載の方法。
  5. 前記給電電圧は、前記アレイセルに接続されているビット線の給電電圧である、
    請求項1に記載の方法。
  6. 前記制御電圧は、前記アレイセルに接続されているワード線の選択電圧である、
    請求項1に記載の方法。
  7. トランジスタの第1アクセスポイントを給電電圧に接続する前記ステップと、
    前記トランジスタの前記第2アクセスポイントをプレチャージする前記ステップと、
    前記トランジスタの前記第3アクセスポイントに前記制御電圧を加える前記ステップと、
    を実質的に同時に実行する、
    請求項1に記載の方法。
  8. アレイセルにおける電流を制御する装置であって、前記装置は、
    第1アクセスポイント、第2アクセスポイントおよび第3アクセスポイントを有しており、かつ、前記第1アクセスポイントを介して給電電圧を受け取り、前記第3アクセスポイントを介して制御電圧を受け取るように構成されているトランジスタと、
    あらかじめ設定された電圧に前記トランジスタの前記第2アクセスポイントをプレチャージするように構成された第1電流制御装置と、
    前記第3アクセスポイントを介して前記制御電圧を受け取って、前記トランジスタの前記第2アクセスポイントを放電させ、これによって前記トランジスタをオンに切り換えて、前記トランジスタに接続されている前記アレイセルを通って電流を流すように構成された第2電流制御装置と、
    を有する装置。
  9. 前記第1電流制御装置は、
    前記トランジスタの前記第2アクセスポイントを前記給電電圧に接続することによって前記トランジスタの前記第2アクセスポイントを、あらかじめ設定された電圧にプレチャージし、
    前記トランジスタの前記第2アクセスポイントが、あらかじめ設定された電圧に充電されるように電流を制御し、
    前記トランジスタの前記第2アクセスポイントが前記第2電流制御装置によって放電される前に、前記給電電圧から前記トランジスタの前記第2アクセスポイントが切り離される、
    ように構成されている、
    請求項8に記載の装置。
  10. 前記第2電流制御装置は、前記トランジスタの前記第2アクセスポイントを定電流によって放電するように構成されている、
    請求項8に記載の装置。
  11. 前記トランジスタは、nチャネル電界効果トランジスタである、
    請求項8に記載の装置。
  12. 前記あらかじめ設定した電圧は、前記給電電圧以下であり、かつ、前記トランジスタの前記第3アクセスポイントに加えられる前記制御電圧から前記nチャネル電界効果トランジスタの閾値電圧を減算することによって得られる電圧よりも高い、
    請求項11に記載の装置。
  13. 前記給電電圧は、前記アレイセルに接続されたビット線の給電電圧である、
    請求項8に記載の装置。
  14. 前記制御電圧は、前記アレイセルに接続されたワード線の選択電圧である、
    請求項8に記載の装置。
  15. 前記アレイセルは、メモリアレイセルである、
    請求項8に記載の装置。
  16. アレイセルにおける電流を制御する装置であって、前記装置は、
    トランジスタの第1アクセスポイントに給電電圧を加える手段と、
    前記トランジスタの第2アクセスポイントをプレチャージする手段と、
    前記トランジスタの第3アクセスポイントに制御電圧を加える手段と、
    前記トランジスタの前記第2アクセスポイントを放電させて、前記トランジスタをオンに切り換え、前記オンの切り換えによって前記トランジスタに接続されている前記アレイセルを通って電流を流すようにする手段と、
    を有する装置。
  17. 前記プレチャージのための手段および前記放電のための手段は、電流制御装置に含まれており、
    前記電流制御装置は、前記トランジスタの前記第2アクセスポイントを、あらかじめ設定した電圧に接続することによって前記トランジスタの前記第2アクセスポイントをプレチャージし、前記トランジスタの前記第2アクセスポイントを別の給電電圧に接続することによって前記トランジスタの前記第2アクセスポイントを放電する、ように構成されている、
    請求項16に記載の装置。
  18. 前記トランジスタの前記第2アクセスポイントをプレチャージする前記手段は、前記トランジスタの前記第2アクセスポイントを前記給電電圧に接続し、電流を制御して、前記トランジスタの前記第2アクセスポイントが、あらかじめ設定された電圧に充電され、前記トランジスタの前記第2アクセスポイントを放電する前記手段によって、前記トランジスタの前記第2アクセスポイントが放電される前に、前記トランジスタの前記第2アクセスポイントが前記給電電圧から切り離される、ように構成されている、
    請求項16に記載の装置。
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