JP2016189982A - 放射線撮影システム、制御方法およびプログラム - Google Patents

放射線撮影システム、制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 複数の放射線画像を合成して長尺画像を生成する放射線撮影システムにおいて、撮影条件に依らず長尺画像への構造物の写りこみの影響を低減すること。
【解決手段】 放射線画像を取得する複数の放射線撮像装置(D1、D2)と、複数の放射線撮像装置(D1、D2)から取得された複数の放射線画像を合成して長尺画像を生成する合成処理部1021とを有する放射線撮影システム100であって、放射線画像の撮影条件に基づいて補正画像データを決定する補正画像データ決定部1023と、前記長尺画像における、前記複数の放射線撮像装置が重なる領域を前記補正画像データにより補正する画像補正部1022と、を有することを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、複数の放射線撮像装置を用いた放射線撮影システム、制御方法およびプログラムに関するものである。
近年、例えば医療分野では被検者の躯体の歪みや異常を把握するため脊髄や下肢の全体や全身を撮影するといった、観察領域の尺が長い撮影(以下長尺撮影と称する)に対する要望がある。
特許文献1には、複数の放射線撮像装置を並べて撮影し長尺撮影を行う放射線撮影システムが開示されている。
特開2012−045159号公報
特許文献1に記載の放射線撮影システムでは、複数の放射線撮像装置の一部が重なる状態で撮影を行う。そのため、放射線源から遠い位置に配置された放射線撮像装置の撮影画像(放射線画像)に放射線源から近い位置の放射線撮像装置の構造物が写り込んでしまう場合がある。そして、撮影画像内に構造物が写り込む位置および濃度は、放射線撮像装置間の距離、放射線源と放射線撮像装置との位置関係等の撮影条件等によって変化するという問題があった。
そこで、本発明は、複数の放射線画像を合成して長尺画像を生成する放射線撮影システムにおいて、撮影条件に依らず長尺画像への構造物の写りこみの影響を低減し得る放射線撮影システムを提供することを目的とする。
本発明の一つの側面は、放射線画像を取得する複数の放射線撮像装置と、複数の放射線撮像装置から取得された複数の放射線画像を合成して長尺画像を取得する合成処理部とを有する放射線撮影システムにおいて、放射線画像の撮影条件に基づいて補正画像データを決定する補正画像データ決定部と、前記長尺画像における、複数の放射線撮像装置が重なる領域を前記補正画像データにより補正する画像補正部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、複数の放射線画像を合成して長尺画像を生成する放射線撮影システムにおいて、撮影条件に依らず長尺画像への構造物の写りこみの影響を低減することができる。
第一の実施形態における放射線撮影システムを示す図 第一の実施形態における複数の放射線撮像装置と照射角度との関係について示す図 第一の実施形態における放射線撮影制御部を示す図 第一の実施形態における補正データテーブルを示す図 第一の実施形態における補正画像データの取得フローを示す図 第一の実施形態における補正画像データ取得後の表示部の表示形態を示す図 第一の実施形態における補正処理を示す図 第一の実施形態における補正画像データの決定方法を示す図 第二の実施形態における補正画像データの決定方法を示す図 第三の実施形態における放射源を示す図 第五の実施形態における複数の放射線撮像装置の配置について示す図 第六の実施形態における複数の放射線撮像装置の配置について示す図
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照して具体的に説明する。ただし、各実施形態に示す寸法や構造の詳細は、本文および図中に示す限りではない。なお、本明細書では、X線だけでなく、α線、β線、γ線、粒子線、宇宙線なども、放射線に含まれるものとする。
(第一の実施形態)
まず、図1を用いて放射線撮影システム100について説明する。放射線撮影システム100は、複数の検査情報を含む検査オーダーに基づいて検査(撮影)を行う。検査情報には、撮影プロトコル情報が含まれ、撮影プロトコルのそれぞれは、撮影条件、又は撮影画像に対して実施する画像処理の内容等を規定する。より詳細には、撮影プロトコルは、撮影時又は画像処理時等に用いられるパラメータ情報又は撮影実施情報、並びに、例えばセンサ種類若しくは撮影姿勢のような撮影環境情報を含む。また、検査情報には、検査ID及び受付番号等の、検査オーダーを特定する、又は検査オーダーに従う撮影画像を特定する情報が含まれる。
放射線撮影システム100は、放射線撮影制御部102と、複数の放射線撮像装置(D1、D2)と、を少なくとも備える。放射線撮影システム100は、放射線発生制御部101と、表示部103と、操作部104と、撮影台Sを更に備える。放射線撮影システム100は、2つの放射線撮像装置から構成されているがこの限りではなく、3つ以上の放射線撮像装置から構成されていてもよい。放射線撮影システム100は、各放射線撮像装置の各々が取得した画像(放射線画像)を、合成した画像を生成することにより、長尺画像を得られる。長尺画像は、一例として、複数の放射線撮像装置に対し同時に放射線が照射された場合における放射線画像を合成した画像である。また、長尺画像は、複数の放射線撮像装置に所定の時間差で順次放射線を照射して取得された放射線画像を合成した画像であってもよい。ここで、放射線画像は、放射線撮像装置によって放射線を検出し、画像データを取得することによって得られた画像である。
本実施形態では、放射線撮像装置D1の構造の一部が、放射線撮像装置D2で取得された放射線画像に写り込む。後述するように、長尺画像における、複数の放射線撮像装置が重なる領域は、当該写り込みの影響を抑制するために、補正画像データによって補正され得る。また、当該補正画像データは、放射線画像の撮影条件に基づいて決定されうる。ここで、撮影条件とは、複数の放射線撮像装置と放射源との位置に関する位置情報を少なくとも含んでいる。また、当該位置情報には、複数の放射線撮像装置と放射線源から照射される放射線との入射角度、放射線撮像装置どうしの位置関係を含む。更に、位置情報は少なくとも、距離X、高さY、奥行きZを含む。図1のX,Y,Zは、それぞれ、距離X、高さY、奥行きZの座標を示す。更に撮影条件には、放射線源の管電圧に関する値を含みうる。つまり、撮影条件とは、放射線画像を取得する際に構造物が写り込み、画質に影響し得る種々の条件を示すものであると言える。以下、放射線撮影システム100の各部について説明する。
放射線源105は、複数の放射線撮像装置へ放射線を照射する機能を有する。ここで、放射線源105は、本実施形態ではX線管球であり、被写体M(すなわち、被検者)に向けて放射線(ここではX線)を照射する。放射線源105と被検者との間には、放射線の照射領域を制限するコリメータCが配置されている。放射線源105は、複数の放射線撮像装置に対して、所定の角度、関電圧、位置関係(距離X、高さY、奥行きZ)等の撮影条件で放射線を照射する。当該撮影条件は、被検者の大きさや撮影条件に応じて適宜変更され得る。
放射線発生制御部101は、放射線撮影制御部102の制御に基づいて放射線の発生を制御する。具体的には、放射線発生制御部101は、撮影プロトコルに対応する撮影条件に従って放射線源105に電圧を印加して放射線を発生させる。また、放射線発生制御部101は、照射野や放射線の強度を調整するためのコリメータCを制御し得る。放射線発生制御部101は放射線源105の位置情報を認識する機能を有する。
放射線撮像装置D1及びD2の夫々は、被検者Mを透過した放射線に基づいて放射線画像を取得する。また、放射線撮像装置D1及びD2は、撮影台Sとの一体構成や、可搬型の放射線撮像装置D1及びD2を撮影台Sに取り付けた別体構成を用いることができる。
撮影台Sは、複数の放射線撮像装置の配置を規定する。当該配置の一例として、放射線撮像装置D1が放射線源と正対する位置の上側に配置されている。また、放射線撮像装置D2が、放射線撮像装置D1の下側であって、放射線撮像装置D1の裏面側に配置されている。被検者Mは、撮影台Sの前に置かれた踏み台上に立つことで該撮影台Sおよび放射線源に対し位置が規定される。
放射線撮影制御部102は、撮影条件に基づいた放射線撮影処理を統括制御する。放射線発生制御部101に対して、様々な情報を送信する送信部および受信する受信部としての機能を有する。また、放射線撮影制御部102は、各放射線撮像装置から得た撮影画像に対して画像処理を行う。画像処理には、各放射線撮像装置からの複数の撮影画像の合成処理、補正処理、階調処理、及び周波数処理等が含まれる。放射線撮影制御部102は、得られた撮影画像およびこれら合成した長尺画像を表示部103に表示する。また、放射線撮影制御部102は、得られた撮影画像およびこれら合成した長尺画像をPACS又はプリンタのような外部装置に送信することができる。
表示部103は、操作者に対して放射線撮影システムの状態等の情報および長尺画像を表示する。つまり、表示部103は、複数の放射線撮像装置の状態および長尺画像を表示する表示部として機能する。また、表示部103は、複数の放射線撮像装置のうちの一部のみの放射線撮像装置の状態を示すものであってもいい。表示部103は、例えばディスプレイでありうる。表示部103は、例えば、RISから受信した検査オーダー、又は放射線撮影システム107の操作者が作成した検査オーダー、および後述する補正画像データを表示することができる。
操作部104は、操作者からの指示を取得する。操作部104は、例えばキーボード、マウス、タッチパネル等のGUI又は各種のボタン等でありうる。例えば、操作者は、操作部104を介して、放射線撮影システム100に対して画像複製の指示を入力することができる。
図2を用いて、複数の放射線撮影装置の重なり部分について説明する。図2(a)に示すように、複数の放射線撮像装置D1及びD2はそれぞれ、放射線検出パネル2、フレキシブル回路基板8及び/又はプリント回路基板5に搭載された集積回路IC、及び、これらを内包する筐体6を含む。放射線検出パネル2は、a−Seなどの放射線を直接的に電気信号に変換する直接変換型センサや、CsIなどのシンチレータと光電変換素子を用いた間接型センサが用いられ得る。放射線検出パネル2は、2次元マトリクス状に配列された複数の画素を含む画素アレイを有して照射された放射線を画像信号に変換する。集積回路ICや制御基板(不図示)が、画像信号をデジタルデータに変換し、放射線画像が得られる。フレキシブル回路基板8及び/又はプリント回路基板5に搭載された集積回路ICは、放射線検出パネル2に電気的に接続されている。
複数の放射線撮像装置の筐体6は、他の放射線撮像装置と空間的に重なっている。本実施形態においては、放射線撮像装置D2の有効画素領域(EffectiveArea)に放射線撮像装置D1の筺体部分が空間を介して重なるように配置されている。このため、放射線撮像装置D2で得られる画像信号のうち、放射線撮像装置D1と空間的に重なる画素から得られる信号の低下が引き起こされる。つまり、放射線画像を合成した後の長尺画像における、複数の放射線撮像装置が重なる領域に、アーチファクト(偽像あるいは欠陥部分)が発生し得る。ここで、「空間的に重なる」とは、放射線撮像装置同士が直接又は間接的に、物理的に接して重なっていてもよく、また、物理的に接することなく空間を介して重なっていてもよい。
図2(a)〜(d)を用いて、複数の放射線撮像装置の重なり部と放射線の照射角度との関係について説明する。図2(a)は放射線撮像装置D1とD2の重なり部に対して垂直に放射線が照射された場合を示す。図2(b)は放射線撮像装置D1・D2の重なり部に対して垂直よりも高い位置から放射線を照射した場合を示す。図2(c)は放射線撮像装置D1とD2の重なり部に対して低い位置から放射線を照射した場合を示す。図2(d)は放射線撮像装置D1とD2の重なり部に対して、図2(a)よりも低い管電圧の値で照射した場合を示す。図2(a)〜(d)に示すように、放射線源の位置により、放射線撮像装置D1およびD2に対して様々な角度および強度で入射される。図2(b)のように放射線撮像装置D1の有効画素領域端を透過する放射線X1は、放射線撮像装置D2上における放射線源から見て放射線撮像装置D1の有効画素領域端よりも下方向にずれた位置に到達する。図2に示すように、放射線の強度に基づいて画像信号の強度が変化する。このため、放射線画像における構造物の写り込みの濃度も変化し得る。また、放射線の入射角度に基づいて放射線画像における構造物の写り込みの位置が変化し得る。
また、放射線撮像装置D1の筐体の端部を透過する放射線X2もX1と同様に放射線撮像装置D2に入射する。そのため、放射線撮像装置D2が取得する放射線画像に対して、放射線X1到達点とX2到達点の間の領域(幅L)に、放射線撮像装置D1の有効画素領域端より外周側部分の構造が映り込む。その結果、当該放射線画像では、被検者Mの情報が損なわれる。
次に図3を用いて、本実施形態における放射線撮影制御部102について説明する。放射線撮影制御部102は、合成処理部1021と、画像補正部1022と、補正画像データ決定部1023と、を少なくとも有している。更に、放射線撮影制御部102は、記憶部1024と、有している。
合成処理部1021は、複数の放射線画像を合成して長尺画像を生成する。複数の放射線画像は、複数の放射線撮像装置D1及びD2の各々が取得した放射線画像データである。当該放射線画像のうち、放射線撮像装置D2から取得された放射線画像には、放射線撮像装置が重なり合う領域にアーチファクトが発生している。合成処理部1021は、放射線撮像装置が重なり合う領域(欠陥領域)については、放射線撮像装置D1から取得した放射線画像を用いて長尺画像を生成することで長尺画像に生じるアーチファクトの面積を最小化することができる。ここで、重なりあう領域は、放射線画像における構造物の写り込みが生じる領域を含む。
画像補正部1022は、合成処理部1021から出力された長尺画像に対して、アーチファクトを目立たないように補正する処理を行う。本実施形態では、長尺画像に対して、放射線撮像装置の構造情報を含む画像データである補正画像データを減算する処理を行う。ここで、構造情報とは、放射線画像に写り込む放射線撮像装置の構造物を表す情報である。構造情報には、放射線撮像装置の内部に存在する物質の放射線減弱係数、厚み、配置などの情報が含まれている。物質には、放射線検出パネル2、フレキシブル回路基板8、プリント回路基板5、またはこれらに搭載された集積回路等、またはこれらを構成するその他の部品が含まれ得る。
補正画像データ決定部1023は、放射線画像の撮影条件に基づいて画像補正部1022で使用する補正画像データを決定する。ここで、補正画像データにおける構造物情報の写り込みの位置および濃度は、撮影条件によって異なるため撮影条件に基づいて長尺画像の欠陥が目立たなくなる補正画像データを選択し得る。本実施形態では、記憶部1024に記憶された補正画像データに基づいて補正画像データを選択し決定し得る。
記憶部1024は、複数の補正画像データを記憶している。複数の補正画像データの各々は、複数の撮影条件に対応づけられて記憶部1024に記憶されている。一例として、複数の補正画像データは、補正画像データテーブルにより複数の撮影条件と対応づけられている。図4に補正画像データテーブルの一例を示す。ここでは、撮影条件として管電圧の値、図1における、距離X、高さY、奥行きZと補正画像データとが対応づけられて記憶されている。また、当該条件は一例であって、これに限られるものではない。
当該処理の後、放射線撮影制御部102は、補正された長尺画像を、表示部に表示し得る。
次に、図5を用いて、補正画像データの取得フローについて説明する。当該処理は、放射線撮影制御部102によって制御され、補正画像データは、記憶部1024に記憶される。
S500では、操作者が補正画像データの取得条件を放射線撮影制御部102に対し入力し得る。当該入力は例えば、操作部104から行われる。取得条件としては、撮影条件として設定され得る条件が入力される。例えば、図4に示す補正画像データテーブルの数だけ条件を設定し得る。S501では、放射線撮影制御部102は、取得条件に基づいて放射線発生制御部101を介して放射線源105の設定を行う。取得条件に基づいて放射線源105をポジショニングし、設定を決める。
S502では、補正画像データの取得を行う。具体的には。被写体のない状態で放射線撮像装置に対して照射し、構造情報を含む放射線画像を取得する。S503では、当該放射線画像を補正画像データとして記憶部1024に保存する。S504では、放射線撮影制御部102は、全ての取得条件で補正画像データが取得されたか確認する。放射線撮影制御部102は、取得が完了している場合、S505へ移行し、完了していない場合には、S501からS503の処理を繰り返す。
S505では、放射線撮影制御部102は、表示部103へ取得した補正画像データを表示する。図6に補正画像データ取得後の表示部の表示形態を示す。1303に示すように、補正画像データを取得するか否か、あるいは補正画像データの取得を終了するか確認できる表示を有していてもよい。1302は、現在表示されている補正画像データを示す。1301は、取得されたあるいは、これから取得する予定の補正画像データ群を示す。このように、取得された補正画像データを確認することも可能である。また、当該補正画像データの取得方法は、一例であって当該方法に限定されるものではない。
次に図7を用いて、画像補正部1022が行う補正処理について説明する。図5は、本実施形態の放射線撮影システムの画像補正部1022における補正処理を示す図である。特に放射線撮像装置D2から放射線撮像D2の構造情報の写り込みに基づく欠陥領域を低減させるものである。
図7(a)は、合成処理部1021によって、複数の放射線画像データ(放射線画像)を合成して生成された長尺画像700を表している。
図7(b)は、画像補正部1022における補正処理に用いられる構造情報の一例を表している。ここでは、701は、所定の撮影条件で取得された補正画像データである。
図7(c)は、図7(a)の長尺画像700に対して、構造が写り込んだ欠陥領域が補正された補正済み長尺画像702である。補正済み長尺画像702は、画像補正部1022の出力である。また、図7(a)に示す画像7001は、放射線撮像装置D1から出力される放射線画像であり、この例では主に被検者の上半身が含まれている。続いて図7(a)に示す画像7002は、放射線撮像装置D2から出力される放射線画像であり、この例では主に被検者の下半身が含まれている。合成処理部1021は、放射線検出部の配置関係に基づいて、欠陥領域が長尺画像上で占める面積が最小となるように合成する。また、合成された長尺画像700から補正画像データ701を差し引くことで補正済み長尺画像702を取得できる。
次に図8を用いて、記憶部1024が記憶する補正データテーブルから補正画像データを決定する方法について説明する。補正画像データは、記憶部に記憶された複数の補正画像データの中から、構造情報を補正するために適した補正画像データを設定する。まず、補正画像データ決定部1023は、撮影条件と補正データテーブルと対応づけられた撮影条件とを比較する。ここで、補正画像データ決定部1023は、撮影時の各撮影条件の設定値と補正データテーブルに対応づけられた撮影条件との差が最も小さいものを選択する。
図8を用いて具体的に説明する。例えば、図8の補正データテーブルを持っているときに、以下の撮影条件で撮影を行ったとする。ここで、撮影条件は、高さ113cm、距離168cm、奥行きI、管電圧Jとする。ここで、奥行きIと管電圧Jは、説明を簡易にするために任意の定数としている。まず、補正画像データ決定部1023は、撮影条件のうち、高さを補正画像データと比較し、110cmから115cmの間であることを認識する。次に、2つの補正テーブルデータを比較し、差が小さいほうの補正テーブルデータの値である115cmを選択する。距離についても同様の判定処理を行い、170cmを選択する。
以上、補正画像データ決定部1023は、補正テーブルデータの「f」を補正に用いることに決定する。
以上、本実施形態において、放射線撮影システムは、放射線画像を取得する複数の放射線撮像装置と、複数の放射線撮像装置から取得された複数の放射線画像を合成して長尺画像を生成する合成処理部とを有する。そして、撮影条件に基づいて補正画像データを決定し、長尺画像を補正画像データで補正し得る。その結果、補正後の長尺画像は、構造情報を低減し得る。
(第二の実施形態)
図9を用いて第二の実施形態について説明する。図9は、第二の実施形態における補正データテーブルである。まず、本実施形態と第一の実施形態との違いについて説明する。第一の実施形態では、補正画像データ決定部は、記憶部に記憶された複数の補正画像データの中から、長尺画像の補正に使用するための補正画像データを選択するものであった。しかし、本実施形態では、補正画像データ決定部は、記憶部に記憶された複数の補正画像データから、長尺画像の補正に使用するための補正画像データを生成する。具体的には、撮影条件に基づいて複数の補正画像データを選択し、選択された複数の補正画像データから補間するデータを算出し、該撮影条件に適した補正画像データを決定する。以下の説明では、補正画像データ決定部1023は、補正画像データの生成のため、高さ、距離、管電圧の値を算出しているが、これに限られるものではない。また、第一の実施形態と同様の構成部分および文言については説明を省略する。
まず、高さ及び距離の算出方法について説明する。当該算出処理は、補正画像データ決定部1023又は放射線撮影制御部102内の他の構成部により処理される。まず、操作部104から入力されたあるいは、事前に設定された各撮影条件の設定値と、補正データテーブルの値を比較する。次に、撮影条件と、補正テーブルに対応づけられた撮影条件との差が小さいものを各条件で2つ選択する。まず、撮影条件を、高さが113cm、距離が168cm、奥行きI、管電圧Jとする。ここで、奥行きIと管電圧Jは任意の値とする。まず、撮影条件のうち、高さを選択する場合について説明する。補正画像データ決定部1023は、高さと補正テーブルデータと比較し、110cmから115cmの間の値であることを認識し、補正テーブルデータから110cmと115cmを選択する。次に、補正画像データ決定部1023は、撮影条件と補正テーブルデータを比較した際に差分が小さいほうの補正テーブルデータの値を算出する。当該算出結果から、最も補正テーブルに近い補正テーブルデータの高さとして、115cmが選択される。補正画像データ決定部1023は、距離を算出する。距離の場合も同様に、補正テーブルデータから170cmを選択する。
次に、補正画像データ決定部1023は、管電圧を算出するために、補正データテーブルの管電圧値と、算出された高さおよび距離のデータに基づいて管電圧の増減率を算出する。補正画像データ決定部1023は、上記の2組のデータを含む組み合わせを補正データテーブルより算出する。その結果、高さのデータを含む、「f」と「e」および、距離のデータを含む「Y」「f」が選択される。そして、補正画像データ決定部1023は、これらの3つの補正画像データから1つの補正画像データを算出する。たとえば、補正画像データ決定部1023は、3つの補正画像データを加算平均処理することで生成することができる。管電圧および高さも同様に加算平均し、生成してもよい。
更に、管電圧の値Jも変更することができる。補正画像データ決定部1023は、補正画像データから撮影条件における管電圧Nと管電圧Nから一番差が少なくかつ、管電圧Nよりも小さい値としてjを選択する。また、補正画像データ決定部1023は、補正画像データから撮影条件における管電圧Nと管電圧Nから一番差が少なくかつ、管電圧Nよりも大きい値としてJを選択する。そして、補正画像データ決定部1023は、管電圧jと管電圧Jを含む補正テーブルデータから、位置および高さが電圧値jの補正テーブルデータの位置は、高さ、距離、が撮影条件と差分の小さい値を選択する。補正画像データ決定部1023は、選択された複数の補正画像データを用いることで、管電圧の値も考慮して補正画像データを生成することができる。
以上、本実施形態において、放射線撮影システムは、複数の補正画像データから、新たな補正画像データを生成し、生成された補正画像データを長尺画像の補正に使用する。このため、第一の実施形態と比較してより効果的に構造情報を低減することができる。
(第三の実施形態)
図10を用いて第二の実施形態について説明する。図10は、第三の実施形態における放射線源が有する位置表示部である。まず、本実施形態と第一の実施形態との違いについて説明する。本実施形態では、放射線撮影制御部102は、放射線発生制御部101に対し、補正画像データに対応する撮影条件を送信する点で異なる。本実施形態において、放射線撮影制御部102は、放射線発生制御部101に補正画像データに対応する撮影条件を送信するための送信部としての機能を有する。また、当該撮影条件は、補正画像データに対応する撮影条件は、補正画像データを取得した際の複数の放射線撮像装置と放射源との位置に関する位置情報を含む。
まず、放射線撮影制御部102は、放射線発生制御部101に補正画像データに対応する撮影条件を送信する。ここで、放射線撮影制御部102(補正画像データ決定部1023)は、操作部104からの入力や、記憶部1024に記憶されている補正画像データ、放射線発生制御部101からの入力をもとに、次の撮影で使用する補正画像データを選択する。例えば、送信部は、補正画像データに対応する撮影条件として、高さ115cm、距離170cm、奥行き0cmの位置情報を放射線発生制御部101に送信する。
次に、放射線発生制御部101は、放射線撮影制御部102から受信した位置情報を放射線源105に送信する機能を有する。更に、放射線源105から位置情報を受信する機能を有する。更に、放射線発生制御部101は、放射線源105に送信した位置情報と、放射線源105から受信する実際の位置情報が一致するまで、放射線照射許可信号を出力しないように制御することができる。
図10に、本実施形態における放射線源105を示す。放射線源105は、複数の放射線撮像装置との位置に関する位置情報と送信部から放射線発生制御部101を介して送信された位置情報との差に基づいて表示が変更される位置表示部800を有する。位置表示部800は、一例として5つのランプを持つ。図10(a)は、右方向が点灯している例を示す。この場合、奥行き方向に、2つの位置情報間の差があることを示す。放射線発生制御部101は、補正画像データに対応する位置情報と放射線源105との位置にずれがある場合に、放射線源を誘導するための点灯をさせる。位置表示部800が点灯している方向へ放射線源105を操作すれば、補正画像データで補正可能な位置まで放射線源105を移動させることができる。なお、位置表示部800のうちは中央のランプは、前後の移動指示を示し、点灯時は前方へ、点滅時は後方への移動指示を示す。放射線発生制御部101は、補正画像データに対応する位置情報と、放射線源105の位置が一致しているときには「全消灯」状態になるように位置表示部800を制御する。
操作者は、補正可能な位置まで放射線源105を移動させると、長尺画像をより精度よく補正することができる。なお、放射線源105は、操作者によって位置が手動で調整する。
以上により、補正画像データによって長尺画像を好適に補正可能な撮影条件で撮影することが可能となる。
(第四の実施形態)
第四の実施形態について説明する。本実施形態では、放射線撮影制御部102は、放射線発生制御部101に対し、補正画像データに対応する撮影条件を送信する点で第三の実施形態と同様である。本実施形態における放射線発生制御部101は、補正画像データに対応する撮影条件(位置情報)と放射線源の位置情報との差に基づいて、当該差を小さくするように、放射線源の位置を自動で制御することができる。そのため。補正画像データによって長尺画像を好適に補正可能な撮影条件で撮影することが可能となる。
更に、本実施形態における放射線システムにおいては、補正画像データの取得条件に基づいて放射線源105が自動で移動する。このため、図5で示すフローのうち、S501の工程における位置情報のポジショニングが自動化されるため、補正画像データテーブルを容易に取得することができる。
(第五の実施形態)
図11を用いて、第五の実施形態について説明する。本実施形態が他の実施形態と異なる点は、放射線撮影制御部が、放射線が照射されないように、放射線源を制御するための信号を放射線発生制御部に送信する。放射線発生制御部は、当該送信された信号に基づいて放射線を照射させないように放射線源を制御する。なお、本実施形態において、放射線撮影制御部は、送信部として機能する。
第五の実施形態における放射線撮影システムについて説明する。例えば、放射線源105の位置が放射線撮像装置D1・D2の重なり部に対して、距離が近い場合、高さが非常に高いもしくは低い場合には、放射線画像から被検体の情報が欠落するといった問題が存在する。このような場合には、第一の実施形態で説明した画像補正部であっても長尺画像を十分に補正できない可能性がある。つまり、補正画像データに基づいて補正できない位置に放射線源が配置されているといえる。
図11(a)および(b)に本実施形態における放射線源と放射線撮像装置の配置について例を示す。境界線Vは、当該放射線撮影システムにおいて撮影可能か否かの境界を示す。境界線Vの位置と同じあるいは下側に放射線源105が設置された場合は放射線発生制御部101が放射線の照射を禁止する。つまり、領域1101は、放射線源105による放射線照射が制限される範囲である。境界線Vは、例えば、各放射線撮像装置D1またはD2によって放射線画像が取得可能か否かに基づいて規定される。また、境界線Vは、補正画像データに基づいて補正できる範囲か否かに基づいて規定されてもよい。放射線発生制御部101は、境界線Vよりも上側に放射線源105が設置された場合には、放射線源105から放射線の照射を許可する。つまり、領域1102は、放射線源105による放射線照射が許可される範囲である。ここで、境界線Vで規定される放射線照射の制限範囲の求め方を説明する。図11における放射線撮像装置D1の放射線検出面1501および放射線撮像装置D1の放射線検出面1502がある。ここで、放射線検出面1501の端部を検出端D1a、放射線検出面1502の端部を検出端D2aとする。そして、検出端D1aから放射線検出面1502に対して垂線を引いた場合の垂線と放射線検出面1502との接点をD2bとする。D1aとD2aとD2bからなる三角形の角度θを求める。
Figure 2016189982
本実施形態における放射線撮影システムは、放射線源105が放射線の照射を許可するエリアを、境界線Vの範囲内に制限している。このため、被写体情報が欠落することを抑制している。更に、長尺画像を補正可能な範囲内で撮影することができる。
(第六の実施形態)
図12を用いて、第六の実施形態について説明する。本実施形態と第五の実施形態と異なる点は、複数の放射線撮像装置が、3枚の放射線撮像装置(D1、D2、D3)で構成されている点である。図12に第六の実施形態における放射線撮像装置と放射線源105を示す。なお、図示しないが、特に言及しない点については第五の実施形態と同様の構成である。図12(a)では、中央の放射線撮像装置D2が、D1およびD3よりも後方に配置されている。一方、図12(b)では、中央の放射線撮像装置D2が、D1およびD3よりも前方に配置されている。
図12の(a)、(b)において、境界線V,V’を境として領域1202は、放射線源105からの放射線の照射を放射線発生制御部101が許可する領域である。また、領域1201は、放射線発生制御部101が、放射線源105からの放射線の照射を許可する領域である。なお、境界線の規定の方法は、第五の実施形態と同様である。
図12(a)、(b)で示す通り、放射線撮像装置の配置により放射線源105が放射線の照射を許可される領域が異なる。
境界線VとV’の交点Kと放射線撮像装置D2の中心との距離が0になることは放射線検出器D1・D2・D3が重なる領域がなく高さ方向に並んでいる状態を意味する。
本実施形態において、図12(b)のように中央に配置される放射線撮像装置D2を放射線源105に近い位置に配置し、交点Kが放射線撮像装置D2に近くなるようにすることで放射線源105の設定範囲を決定することができる。
放射線源105は、領域1201外に移動したことを通知するため通知手段を設けてもよい。当該通知手段として、警告音を鳴らしてもよいし、警告灯を備えてもよいし、状態表示のモニターを備え状態を表示してもよい。あるいは、放射線撮影システム100は、当該状態を放射線発生制御装置101、または放射線撮影制御部102、あるいは表示部103に状態表示させるように制御してもよい。
なお、本発明の各実施形態は、コンピュータや制御コンピュータがプログラム(コンピュータプログラム)を実行することによって実現することもできる。また、プログラムをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムを記録したCD−ROM等のコンピュータが読み取り可能な記録媒体又はかかるプログラムを伝送するインターネット等の伝送媒体も本発明の実施例として適用することができる。また、上記のプログラムも本発明の実施形態として適用することができる。上記のプログラム、記録媒体、伝送媒体およびプログラムプロダクトは、本発明の範疇に含まれる。また、実施形態から容易に想像可能な組み合わせによる発明も本発明の範疇に含まれる。
以上、本発明を実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれらの特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明の範疇に含まれる。さらに、上述した実施形態は本発明の一実施の形態を示すものにすぎず、上述した実施形態から容易に想像可能な発明も本発明の範疇に含まれる。
100 放射線撮影システム
102 放射線撮影制御部
1021 合成処理部
1022 画像補正部
1023 補正画像データ決定部
D1、D2 放射線撮像装置

Claims (16)

  1. 放射線画像を取得する複数の放射線撮像装置と、複数の放射線撮像装置から取得された複数の放射線画像を合成して長尺画像を生成する合成処理部とを有する放射線撮影システムであって、
    放射線画像の撮影条件に基づいて補正画像データを決定する補正画像データ決定部と、
    前記長尺画像における、前記複数の放射線撮像装置が重なる領域を前記補正画像データにより補正する画像補正部と、を有することを特徴とする放射線撮影システム。
  2. 前記撮影条件は、前記複数の放射線撮像装置と放射源との位置に関する位置情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影システム。
  3. 前記位置情報は、前記複数の放射線撮像装置と放射線源から照射される放射線の入射角度を含むことを特徴とする請求項2に記載の放射線撮影システム。
  4. 前記撮影条件は、放射線源の管電圧に関する値を含むことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の放射線撮影システム。
  5. 前記補正画像データは、前記放射線撮像装置の構造情報を含む画像データであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の放射線撮影システム。
  6. 前記構造情報は、放射線撮像装置の筺体または前記筺体に内包された部品の厚みまたは配置の少なくともいずれか一方を含む情報であることを特徴とする請求項5に記載の放射線撮影システム。
  7. 複数の補正画像データを記憶する記憶部を更に有し、
    前記補正画像データ決定部は、前記記憶部に記憶された複数の補正画像データに基づいて前記長尺画像の補正に使用する補正画像データを決定することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の放射線撮影システム。
  8. 前記補正画像データ決定部は、前記記憶部に記憶された複数の補正画像データの中から、前記長尺画像の補正に使用するための補正画像データを選択することを特徴とする請求項7に記載の放射線撮影システム。
  9. 前記補正画像データ決定部は、前記記憶部に記憶された複数の補正画像データから、前記長尺画像の補正に使用するための補正画像データを生成することを特徴とする請求項7又は8に記載の放射線撮影システム。
  10. 前記複数の放射線撮像装置へ放射線を照射する放射線源を制御する放射線発生制御部に対し、前記補正画像データに対応する撮影条件を送信する送信部を更に有することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の放射線撮影システム。
  11. 前記補正画像データに対応する撮影条件は、該補正画像データを取得した際の複数の放射線撮像装置と放射源との位置に関する位置情報を含み、
    前記放射線発生制御部は、前記複数の放射線撮像装置と放射源との位置に関する位置情報と前記送信部から送信された位置情報との差に基づいて表示が変更される位置表示部を有することを特徴とする請求項10に記載の放射線撮影システム。
  12. 前記放射線発生制御部は、前記差を小さくするように、放射線源の位置を制御することを特徴とする請求項11に記載の放射線撮影システム。
  13. 前記送信部は、前記補正画像データに基づいて補正できない位置に放射線源が配置された場合に、放射線を照射させないように放射線源を制御するための信号を放射線発生制御部に送信することを特徴とする請求項10から12のいずれか1項に記載の放射線撮影システム。
  14. 複数の放射線撮像装置の夫々が、照射された放射線を画像信号に変換する放射線検出パネルを有することを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の放射線撮影システム。
  15. 放射線画像を取得する複数の放射線撮像装置と、複数の放射線撮像装置から取得された複数の放射線画像を合成して長尺画像を取得する合成処理部とを有する放射線撮影システムの制御方法であって、
    放射線画像の撮影条件に基づいて補正画像データを決定する工程と、
    前記長尺画像における、複数の放射線撮像装置が重なる領域を前記補正画像データにより補正する工程と、を有することを特徴とする放射線撮影システムの制御方法。
  16. 請求項15に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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