JP2016184452A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】容量素子の容量を減らしても、データの読み出しエラーが発生しにくいメモリ装置を提供する。【解決手段】1つの主ビット線MBL_mに複数個のセルを接続させる。各セルはサブビット線SBL_n_mと2乃至32個のメモリセルMC_n_m_1等を有する。さらに各セルは選択トランジスタSTr_n_mと読み出しトランジスタRTr_n_mを有し、読み出しトランジスタRTr_n_mのゲートにはサブビット線SBL_n_mを接続する。サブビット線SBL_n_mの寄生容量は十分に小さいため、各メモリセルの容量素子の電荷情報を読み出しトランジスタRTr_n_mでエラーなく増幅でき、主ビット線MBL_mに出力できる。【選択図】図1

Description

本発明は、半導体を用いたメモリ装置に関する。
最初に、本明細書で用いる用語について簡単に説明する。まず、トランジスタのソースと
ドレインについては、本明細書においては、一方をドレインと呼ぶとき他方をソースとす
る。すなわち、電位の高低によって、それらを区別しない。したがって、本明細書におい
て、ソースとされている部分をドレインと読み替えることもできる。
さらに、本明細書においては、「接続する」と表現される場合であっても、現実の回路に
おいては、物理的な接続部分がなく、配線が延在している場合だけのこともある。例えば
、絶縁ゲート型電界効果トランジスタ(以下、単にトランジスタ、という)の回路では、
一本の配線が複数のトランジスタのゲートを兼ねている場合もある。その場合、回路図で
は、一本の配線からゲートに何本もの分岐が生じるように書かれることもある。本明細書
では、そのような場合でも、「配線がゲートに接続する」という表現を用いることがある
なお、本明細書では、マトリクスにおいて特定の行や列、位置を扱う場合には、符号に座
標を示す記号をつけて、例えば、「選択トランジスタSTr_n_m」、「主ビット線M
BL_m」、「サブビット線SBL_n_m」というように表記するが、特に、行や列、
位置を特定しない場合や集合的に扱う場合、あるいはどの位置にあるか明らかである場合
には、「選択トランジスタSTr」、「主ビット線MBL」、「サブビット線SBL」、
あるいは、単に「選択トランジスタ」、「主ビット線」、「サブビット線」というように
表記することもある。
1つのトランジスタと1つの容量素子を用いてメモリセルを形成するDRAMは、高集積
化でき、原理的に無制限に書き込みでき、さらに、書き込み読み出しの速度も比較的高速
でおこなえるため、多くの電子機器で使用されている。DRAMは、各メモリセルの容量
素子に電荷を蓄積することにより、データを記憶し、この電荷を放出することによりデー
タを読み出す。
図2に従来のDRAMの回路を示す。他のメモリ装置と同様にメモリセルがマトリクス状
に配置される。図2では、第n行第m列から第(n+6)行第(m+1)列までの14個
のメモリセルの様子と、読み出しに使用するセンスアンプAMP_m、AMP_m+1を
示す。
以下、動作について簡単に説明する。第n行のメモリセルにデータを書き込むには、ワー
ド線WL_nの電位を適切な電位(例えば、+1.8V)として、第n行のメモリセルの
トランジスタをオンする。そして、ビット線BL_m、ビット線BL_m+1等のビット
線BLの電位をデータに応じた電位(例えば、+1Vあるいは0V)とすることにより、
各メモリセルの容量素子をその電位で充電する。
読み出す際の操作は、書き込みに比較すると複雑となる。まず、ビット線BL_m、BL
_m+1等を含む全てのビット線BLの電位を適切な電位(例えば、+0.5V)に充電
(プリチャージ)する。また、各ビット線に接続するセンスアンプの参照電位VREF
プリチャージした電位(すなわち、+0.5V)とする。
この状態で、読み出す行のワード線WLの電位を適切な電位(例えば、+1.8V)とし
て、当該行のメモリセルのトランジスタをオンとする。すると、ビット線BLの電位は、
メモリセルの容量素子の電位に応じて変動する。例えば、容量素子が+1Vに充電されて
いた場合には、ビット線BLの電位は+0.5Vより高くなり、容量素子が0Vに充電さ
れていた場合には、ビット線BLの電位は+0.5Vより低くなる。
ビット線BLの電位が+0.5Vより高ければ、センスアンプのデータ入出力端子DAT
Aの電位はHになり、ビット線BLの電位が+0.5Vより低ければLになる。このよう
にして、データを読み出す。以上の操作において問題となるのは、読み出し精度である。
ビット線BLの寄生容量(図にCs_m、Cs_m+1で示す)が読み出すメモリセルの
容量素子の容量よりも小さければ、ビット線BLの電位は容量素子の電位に近くなり、参
照電位VREFとの差が大きくなる。
逆にビット線BLの寄生容量がメモリセルの容量素子の容量よりも大きければ、ビット線
BLの電位は容量素子の電位の影響を受けにくくなる。例えば、ビット線BLの寄生容量
が容量素子の容量の10倍であれば、メモリセルのトランジスタをオンとして、容量素子
に蓄積されていた電荷をビット線BLに放出したとしても、電位の変動は0.05V程度
でしかない。
センスアンプはビット線BLの電位と参照電位VREFとの差が小さくなるとエラーを発
生しやすくなる。ビット線BLは多くの配線と交差するため、距離が長くなると寄生容量
が大きくなる。そして、ビット線BLの寄生容量に対して相対的に容量素子の容量が小さ
くなると、電位の変動も小幅となるため、読み出しの際にエラーが発生しやすくなる。
微細化とともに、メモリセルの占有面積は縮小する傾向にあるが、上記のようにビット線
(あるいは後述するサブビット線)の寄生容量との比率を一定以上に保つ必要から、メモ
リセルの容量素子の容量は削減できない。すなわち、容量素子を形成する面積が縮小する
中で、同じ容量の容量素子を形成することが求められてきた。
現在、容量素子はシリコンウェハーに深い穴を掘るトレンチ構造、あるいは、煙突状の突
起を設けるスタック構造によって形成されている(非特許文献1、非特許文献2参照)。
いずれもアスペクト比は50以上とすることが求められている。すなわち、深さや高さが
2μm以上の極めて細長い構造物を限られた面積に形成する必要があり、これらを歩留ま
りよく形成することは難しい。
このような困難を克服するために、サブビット線をビット線(サブビット線との対比で主
ビット線ともいう)に設け、かつ、サブビット線にそれぞれフリップフロップ回路型のセ
ンスアンプを接続し、容量素子の容量を低減する方法が提案されている(特許文献1参照
)。しかしながら、フリップフロップ回路を複数設けることは集積度を低下させるのみな
らず、サブビット線や、それに接続する容量素子やフリップフロップ回路の入力の容量等
の容量(寄生容量を含む)が1fF以下である場合には動作が不安定となり、エラーを発
生しやすくなることを本発明者は見出した。
エラーの主たる要因はノイズである。例えば、何らかのノイズにより回路の電位が変動す
る場合を考える。ノイズの原因である電位変動を一定とするとき、ある回路の電位の変動
は、その回路の容量に反比例する。すなわち、回路の容量が大きければ、ノイズによる電
位の変動は無視できる。一方、回路の容量が小さければ、ノイズにより電位が大きく変動
する。
通常のDRAMであれば、ビット線の容量は数100fF以上ある。そのため、相当、大
きなノイズであってもビット線の電位の変動は限られる。しかし、通常のビット線では、
1mVの変動しかもたらさないようなノイズであっても、容量が1fFのサブビット線で
は、0.1V以上もの変動をもたらすこととなる。容量が0.1fF以下のサブビット線
では、1V以上もの変動となる。
このようなノイズはほとんどが短時間の変動であり、データを長時間集積し、平均化する
ことで排除できる。ただし、フリップフロップ回路等が組み込まれているとノイズの影響
が表面化する。これは、フリップフロップ回路が、第1のインバータの出力を第2のイン
バータの入力とし、さらに、第2のインバータの出力を第1のインバータの入力とする正
帰還回路であるためである。
正帰還回路は、一度でもある一定の大きさの電位差を観測すると、それが一時的なもので
あれ、以後、その電位差を増幅し、固定してしまう。すなわち、通常のDRAMでは問題
とならないようなノイズ(主として熱雑音)が、容量が極端に小さいサブビット線を有す
る半導体メモリ装置ではエラーの要因となる。
しかも、サブビット線等を使用して、フリップフロップ回路に接続する容量が通常のビッ
ト線よりも格段に小さい場合には、フリップフロップ回路は、ごくわずかの期間の電位の
変動であっても敏感に応答して電位を固定してしまう。したがって、特許文献1に記載さ
れたDRAMは容量素子の容量やサブビット線の容量が十分に小さな場合には使用できな
い。
また、容量素子の容量を10fF以下とすると、センスアンプに用いるフリップフロップ
回路の入力の容量(具体的には入力端子に接続するトランジスタのゲートの容量等を指し
、トランジスタの大きさにも依存するが、通常は1fF以下)の影響が無視できなくなる
容量素子に蓄積された電荷がビット線(あるいはサブビット線)に放出されることにより
、その電位が変動するが、一方で、フリップフロップ回路が動作する過程でも、フリップ
フロップ回路内のトランジスタがオンオフし、結果として、フリップフロップ回路内のト
ランジスタのゲート容量が変動するため、ビット線の電位が変動する。
通常のDRAMであれば、容量素子の容量はフリップフロップ回路の入力の容量よりはる
かに大きい。したがって、ビット線の電位の変動はほとんど容量素子によるものと考えて
よい。しかしながら、容量素子の容量がフリップフロップ回路の入力の容量の10倍以下
となるとフリップフロップ回路が自身のゲート容量の変動の影響を受け、動作が不安定と
なる。特に、容量素子の容量がフリップフロップ回路の入力の容量の2倍以下という条件
では、フリップフロップ回路を容量素子の容量に応じて制御することはほとんど不可能と
なる。
また、従来のサブビット線を有する半導体メモリ装置では、メモリセルのトランジスタの
オフ電流を十分に低減できる構成ではないために、単純に容量素子の容量を削減するとリ
フレッシュ(容量素子に蓄えられた電荷が減少することを補うために、データを再書き込
みすること)の頻度が高まるという問題点もある。例えば、容量素子の容量が従来の30
分の1である1fFであれば、リフレッシュの頻度は、従来の30倍必要となり、その分
、消費電力が増加する。
米国特許4777625号
Kim,"Technology for sub−50nm DRAM and NAND Flash Manufacturing" TECHNICAL DIGEST OF INTERNATIONAL ELECTRON DEVICES MEETING, pp333−336, 2005 Mueller et al.,"Challenges for the DRAM Cell Scaling to 40nm" TECHNICAL DIGEST OF INTERNATIONAL ELECTRON DEVICES MEETING, pp347−350, 2005
本発明の一は、容量素子の容量を従来のDRAMに用いられている値以下、具体的には1
fF以下、好ましくは0.1fF以下としても十分に機能するメモリ装置を提供すること
を課題とする。また、本発明の一は、容量素子の容量を用いられているトランジスタのゲ
ート容量の10倍以下、好ましくは2倍以下としても十分に機能するメモリ装置を提供す
ることを課題とする。また、本発明の一は、容量素子に必要な深さあるいは高さを1μm
以下、好ましくは、0.3μm以下であるメモリ装置を提供することを課題とする。
また、本発明の一は、新規な構造のメモリ装置あるいはその駆動方法を提供することを課
題とする。特に消費電力を低減できるメモリ装置あるいはメモリ装置の駆動方法を提供す
ることを課題とする。
本発明の一態様は、1以上の主ビット線と4以上のワード線と1以上の電位供給線と2以
上のセルを有する半導体メモリ装置であって、各セルは、2以上のメモリセルと、サブビ
ット線と選択トランジスタと読み出しトランジスタとを有し、選択トランジスタのドレイ
ンと読み出しトランジスタのドレインは主ビット線の一に接続し、読み出しトランジスタ
のゲートはサブビット線に接続し、読み出しトランジスタのソースは電位供給線の一に接
続し、各メモリセルは1以上のトランジスタと1以上の容量素子を有し、容量素子の容量
は1fF以下であり、各メモリセルのトランジスタの一のゲートはワード線の一に接続す
ることを特徴とするメモリ装置である。
また、本発明の一態様は、第1および第2の主ビット線と4以上のワード線と、1以上の
電位供給線と第1および第2のセルを有する半導体メモリ装置であって、第1のセルは、
2以上のメモリセルと、第1のサブビット線と第1の選択トランジスタと第1の読み出し
トランジスタとを有し、第2のセルは、2以上のメモリセルと、第2のサブビット線と第
2の選択トランジスタと第2の読み出しトランジスタとを有し、第1の選択トランジスタ
のドレインと第1の読み出しトランジスタのドレインは第1の主ビット線に接続し、第1
の選択トランジスタのソースと第2の読み出しトランジスタのゲートは第1のサブビット
線に接続し、読み出しトランジスタのソースは電位供給線の一に接続し、各メモリセルは
1以上のトランジスタと1以上の容量素子を有し、容量素子の容量は1fF以下であり、
各メモリセルのトランジスタの一のゲートはワード線の一に接続することを特徴とするメ
モリ装置である。
また、本発明の一態様は、1以上の主ビット線と4以上のワード線と1以上の電位供給線
と2以上のセルを有し、各セルは、2以上のメモリセルと、サブビット線と選択トランジ
スタと読み出しトランジスタとを有し、選択トランジスタのドレインと読み出しトランジ
スタのドレインは主ビット線の一に接続し、読み出しトランジスタのゲートはサブビット
線に接続し、読み出しトランジスタのソースは電位供給線の一に接続し、各メモリセルは
1以上のトランジスタと1以上の容量素子を有し、容量素子の容量は1fF以下であり、
各メモリセルのトランジスタの一のゲートはワード線の一に接続するメモリ装置において
、選択トランジスタをオンとすることによりサブビット線の電位を特定の電位とする第1
の過程と、メモリセルの一のトランジスタの一をオンとする第2の過程と、を有すること
を特徴とするメモリ装置の駆動方法である。
上記において、1つのセルの選択トランジスタとメモリセルの一のトランジスタの一は異
なる層に設けられていてもよい。また、1つのセルの選択トランジスタの半導体とメモリ
セルの一のトランジスタの一の半導体は異なる種類でもよい。上記において、1つのセル
のメモリセルの一のトランジスタの一と他のメモリセルのトランジスタの一は異なる層に
設けられていてもよい。
上記において、読み出しトランジスタの導電型は選択トランジスタとは異なるものであっ
てもよい。また、読み出しトランジスタの導電型はPチャネル型でもよい。また、1つの
セルは2乃至32のメモリセルを有してもよい。さらに、容量素子に必要な深さあるいは
高さは1μm以下、好ましくは0.3μm以下としてもよい。
上記の構成のいずれかを採用することにより、前記課題の少なくとも一を解決できる。図
1を用いて本発明の効果を説明する。図1に示す回路は、本発明の技術思想の一部である
。図1には、第n行第m列から第(n+1)行第(m+1)列までの4つのセルが示され
ており、1つのセルには4つのメモリセルがある。各メモリセルは従来のDRAMと同様
に1つのトランジスタと1つの容量素子を有する。
読み出しの際には、サブビット線SBL_n_mを適切な電位に保った状態とし、かつ、
選択トランジスタSTr_n_mをオフとする。この状態で読み出すメモリセルのトラン
ジスタをオンとすると、サブビット線SBL_n_mの電位は、そのメモリセルの容量素
子に蓄積されていた電荷に応じて変動する。このとき、サブビット線SBL_n_mは十
分に短いので、その寄生容量も主ビット線MBL_mに比較すると十分に小さい。したが
って、メモリセルの容量素子の容量が1fF以下であったとしても、サブビット線SBL
_n_mの電位は十分な大きさで変動する。
サブビット線SBL_n_mは、読み出しトランジスタRTr_n_mのゲートに接続さ
れているので、サブビット線SBL_n_mの電位が変動すると、読み出しトランジスタ
RTr_n_mの導通状態を変化させることとなる。すなわち、サブビット線SBL_n
_mの電位の変動により、読み出しトランジスタRTr_n_mのソースドレイン間の抵
抗値が変化する。この変化はただちに主ビット線MBL_mの電荷の増減、すなわち電位
に反映される。
もちろん、読み出しトランジスタRTr_n_mのソースドレイン間の抵抗値を極めて短
い時間で観測すれば大きなノイズを含んでいるが、十分に容量の大きな主ビット線MBL
_mに電荷が蓄積する過程でノイズの影響は打ち消される。すなわち、従来のDRAMに
比較して、小さな容量素子で同等な機能を有するメモリ装置を作製できる。
容量素子が小さいということは、従来のDRAMのようなアスペクト比の大きな構造物が
不要ということである。従来のDRAMでは、構造物の作製が困難であることも問題であ
ったが、多層構造のメモリ装置を作製して、記憶密度を向上させることは非常に困難であ
った。この点で、そのような構造物を必要としない本発明の一態様を用いれば、メモリセ
ルの上にメモリセルを重ねるという多層化技術も可能である。
本発明の半導体メモリ装置の例を示す図である。 従来の半導体メモリ装置(DRAM)の例を示す図である。 本発明の半導体メモリ装置の駆動方法の例を説明する図である。 本発明の半導体メモリ装置の駆動方法の例を説明する図である。 本発明の半導体メモリ装置の駆動方法の例を説明する図である。 本発明の半導体メモリ装置の作製工程の例を示す図である。 本発明の半導体メモリ装置の作製工程の例を示す図である。 本発明の半導体メモリ装置の駆動方法の例を説明する図である。 本発明の半導体メモリ装置の例を示す図である。 本発明の半導体メモリ装置の駆動方法の例を説明する図である。 本発明の半導体メモリ装置の例を示す図である。 本発明の半導体メモリ装置の駆動方法の例を説明する図である。 本発明の半導体メモリ装置の例を示す図である。
以下、実施の形態について図面を参照しながら説明する。但し、実施の形態は多くの異な
る態様で実施することが可能であり、趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及
び詳細を様々に変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。従って、本発明は、
以下の実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
(実施の形態1)
本実施の形態では、図1に示す半導体メモリ装置およびその動作の例について、図3乃至
図5を用いて説明する。なお、電位として、以下に具体的な数値を挙げるが、それは、本
発明の技術思想の理解を助けることが目的である。言うまでもなく、それらの値はトラン
ジスタや容量素子のさまざまな特性によって、あるいは実施者の都合によって変更される
。また、本実施の形態に示される半導体メモリ装置は、以下の方法以外の方法によっても
、データを書き込み、あるいは読み出すことができる。
図1に示す半導体メモリ装置は、ワード線WL、ワード線に直交する主ビット線MBL、
ワード線に平行な選択線SLと、複数のセルを有する。各セルは選択トランジスタSTr
と読み出しトランジスタRTrとサブビット線SBLと複数のメモリセルMCとを有する
図1では、メモリセルMCは各セルに4つ設けられている。図1に示す第n行第m列のセ
ルは、上から順に、メモリセルMC_n_m_1、MC_n_m_2、MC_n_m_3
、MC_n_m_4を有する。
各メモリセルは従来のDRAMと同様に1つのトランジスタと1つの容量素子を有するが
、2つ以上のトランジスタや2つ以上の容量素子を有してもよい。メモリセルのトランジ
スタのドレインはサブビット線SBLに、ソースは容量素子の電極の一方に、ゲートはワ
ード線WLの1つに接続されているとよい。
また、選択トランジスタSTrのドレインと読み出しトランジスタRTrのドレインは主
ビット線MBLの1つに接続し、選択トランジスタSTrのソースと読み出しトランジス
タRTrのゲートはサブビット線SBLに接続し、選択トランジスタSTrのゲートは選
択線の1つにそれぞれ接続される。
選択トランジスタSTr、読み出しトランジスタRTr、各メモリセルMCのトランジス
タにはさまざまな半導体を用いることができる。例えば、これら全てを同種の半導体材料
としてもよい。例えば、単結晶珪素半導体基板を用いてこれらを形成してもよい。
また、選択トランジスタSTrと読み出しトランジスタRTrに用いられるトランジスタ
は単結晶珪素半導体基板を用いて作製し、各メモリセルMCのトランジスタには薄膜の半
導体層を用いて形成してもよい。その場合、薄膜の半導体層としては、単結晶珪素あるい
は多結晶珪素を用いてもよいし、珪素以外の半導体、例えば、酸化物半導体を用いてもよ
い。
特に、酸化物半導体の中でも、バンドギャップが3電子ボルト以上のものでは、ドナーあ
るいはアクセプタの濃度を1×1012cm−3以下とすることにより、オフ時の抵抗を
極めて高くできる。すなわち、ゲートの電位を最適化することにより、ソースとドレイン
間の抵抗を1×1024Ω以上とすることができる。例えば、メモリセルの容量を従来の
DRAMの1/1000以下の0.01fFとしても、時定数が1×10秒(115日
)であり、従来のDRAMでは想定できない期間にわたってデータを保持できる。
すなわち、従来のDRAMでは1秒間に10回以上も必要であったリフレッシュが通常の
使用では不要となる。
DRAMのデータの書き込みに際しては、主ビット線に流れる電流の多くは、メモリセル
の容量素子の充電以外に、主ビット線間の寄生容量の充放電に使用されている。主ビット
線間の寄生容量は、配線幅が縮小するに伴って増大するため、集積化の進んだ現状ではメ
モリセルの容量素子の充電に必要な電流の10倍以上の電流が主ビット線間の寄生容量の
充放電に使用されている。
言うまでもなく、主ビット線間の寄生容量の充放電はデータの保持とは無関係な現象であ
り、リフレッシュをおこなうことは消費電力の増大を意味する。したがって、リフレッシ
ュ回数を減らす、あるいはリフレッシュを不要とすることは、消費電力を抑制する上で効
果がある。
読み出しトランジスタRTrは選択トランジスタSTrと同じ導電型でも異なる導電型で
もよい。例えば、選択トランジスタSTr、読み出しトランジスタRTrともNチャネル
型あるいはPチャネル型としてもよいし、選択トランジスタSTrをNチャネル型、読み
出しトランジスタRTrをPチャネル型としてもよい。あるいは、選択トランジスタST
rをPチャネル型、読み出しトランジスタRTrをNチャネル型としてもよい。
図1では、1つのセルに含まれるメモリセルMCの数は4としたが、1つのセルに含まれ
るメモリセルMCの数は2乃至32とするとよい。メモリセルの数が多くなるとサブビッ
ト線SBLが長くなり、それに伴って、寄生容量も増加する。メモリセルMCの容量素子
の容量が一定であると、サブビット線SBLの寄生容量に対する比率が低下するため、デ
ータの読み出しの際のサブビット線SBLの電位の変動が小さくなり、読み出しトランジ
スタが正確に反応できなくなる。
図1の半導体メモリ装置の動作について図3乃至図5を用いて説明する。なお、本明細書
の動作を示す回路図では、オフ状態であるトランジスタには、トランジスタ記号に×印を
重ね、また、オン状態であるトランジスタには、トランジスタ記号に○印を重ねて表記し
、接続されているトランジスタをオンとするための電位(H)が付与されている選択線S
L、ワード線WLについては、その符号を丸で囲んで表記する。なお、接続されているト
ランジスタをオフとするための電位はLとする。
最初に書き込みについて説明する。読み出しトランジスタRTr_n_mのソースの電位
は、書き込みの過程を通じて一定であり、読み出しトランジスタRTr_n_mの極性や
しきい値に応じて、+1Vあるいは0Vとするとよい。すなわち、読み出しトランジスタ
RTr_n_mがNチャネル型でしきい値が、+0.5Vの場合は+1V、Pチャネル型
でしきい値が、−0.5Vの場合は0Vとすればよい。また、メモリセルの容量素子の対
向電極の電位も適切な一定の値(ここでは0V)とする。
読み出しトランジスタRTr_n_mのソースの電位を上記の条件以外のものとすること
も可能であるが、条件によっては、書き込みの際に、読み出しトランジスタRTr_n_
mのソースとドレインの間に電流が流れ、消費電力の増大や回路の破損を招く恐れがある
ここでは、第n行第m列のセルの2番目のメモリセルMC_n_m_2にデータを書き込
む場合を考える。図3(A)に示すように、主ビット線MBL_mの電位を、データに応
じて、0Vあるいは+1Vとする。そして、選択線SL_nとワード線WL_n_2の電
位をHとし、選択トランジスタSTr_n_mとメモリセルMC_n_m_2のトランジ
スタをオンとする。
この結果、メモリセルMC_n_m_2の容量素子が主ビット線の電位に充電される。こ
の際、読み出しトランジスタRTr_n_mはオフを維持できる。充電が完了すると、ワ
ード線WL_n_2の電位をLとし、メモリセルMC_n_m_2のトランジスタをオフ
とする。以上でデータの書き込みが完了する。
もし、第n行第m列のセルの他のメモリセルにデータを書き込むのであれば、そのメモリ
セルに接続するワード線および主ビット線MBL_mの電位を変化させて、上記と同様に
書き込みをおこなえばよい。その間、選択トランジスタSTr_n_mはオンのままとす
ればよい。
第n行第m列のセルの書き込みが終了したら、図3(B)に示すように、主ビット線MB
L_mの電位を、読み出しトランジスタRTr_n_mの極性やしきい値に応じて、0V
あるいは+1Vとする。すなわち、読み出しトランジスタRTr_n_mがNチャネル型
でしきい値が、+0.5Vの場合は0V、Pチャネル型でしきい値が、−0.5Vの場合
は+1Vとする。選択トランジスタSTr_n_mはオンであるので、サブビット線SB
L_n_mの電位は、主ビット線MBL_mの電位と等しくなる。
その後、図3(C)に示すように、選択線SL_nの電位をLとし、選択トランジスタS
Tr_n_mをオフとする。その結果、サブビット線SBL_n_mの電位は0V(読み
出しトランジスタRTr_n_mがNチャネル型の場合)あるいは+1V(読み出しトラ
ンジスタRTr_n_mがPチャネル型の場合)に保持される。
一方、主ビット線MBL_mには、他の行のセルにデータを書き込むために+1Vあるい
は0Vの電位が与えられる。サブビット線SBL_n_mの電位を上記の条件とすると、
主ビット線MBL_mの電位にかかわらず、読み出しトランジスタRTr_n_mをオフ
とできる。
ここで注意すべきは、主ビット線MBL_mに接続するいずれかのセルで書き込み操作が
おこなわれている場合に、サブビット線SBL_n_mの電位が読み出しトランジスタR
Tr_n_mをオフとする電位に保持されていないと、読み出しトランジスタRTr_n
_mのソースドレイン間に多少なりとも電流が流れて電力の損失が生じ、甚だしい場合に
は、回路の焼損にいたる恐れがあることである。特に、選択トランジスタSTr_n_m
のリーク電流が大きい場合には、サブビット線SBL_n_mの電位が当初の電位とは異
なった値となる可能性が高まる。
そのような事態を避けるためには、選択トランジスタSTr_n_mをオフ抵抗の著しく
高い酸化物半導体を用いて形成するとよい。しかしながら、何らかの理由(例えば、酸化
物半導体を用いたトランジスタではオン電流が不十分である等)より、酸化物半導体を用
いることができず、オフ抵抗をそれほど大きくできない場合には、他のセルの書き込みの
毎に、あるいは、一定の間隔でサブビット線SBL_n_mの電位を上記の適切な値とす
る操作をおこなうとよい。
すなわち、他のセルに書き込みをおこなう場合であっても、主ビット線MBL_mには、
メモリセルの容量素子に書き込むための信号パルス以外に、図3(B)に示すように、サ
ブビット線SBLの電位を所定のものとするためのパルスが与えられるので、その機会に
、選択トランジスタSTr_n_mをオンオフすることで、サブビット線SBL_n_m
の電位を適切な値とすることができる。
なお、いずれのセルにおいても書き込みをおこなわない期間では、主ビット線MBL_m
の電位と読み出しトランジスタRTr_n_mのソースの電位をともに0V(読み出しト
ランジスタRTr_n_mがNチャネル型の場合)あるいは+1V(読み出しトランジス
タRTr_n_mがPチャネル型の場合)としておくとよい。このようにすると、書き込
みを再開する時点あるいは読み出しを開始する時点で、読み出しトランジスタRTr_n
_mはオフである。
あるいは、主ビット線MBL_mの電位と読み出しトランジスタRTr_n_mのソース
の電位をともに+1V(読み出しトランジスタRTr_n_mがNチャネル型の場合)あ
るいは0V(読み出しトランジスタRTr_n_mがPチャネル型の場合)としてもよい
。その場合には書き込みを再開する前あるいは読み出しをおこなう前に、全てのセルにお
いてサブビット線SBLの電位を0V(読み出しトランジスタRTr_n_mがNチャネ
ル型の場合)あるいは+1V(読み出しトランジスタRTr_n_mがPチャネル型の場
合)とする操作をおこなうとよい。
次に、メモリセルMC_n_m_2の読み出しについて説明する。以下では、2つの方法
を説明するが、その他の方法でも読み出しをおこなうことができる。最初に、図4に示す
方法を説明する。ここで、読み出しトランジスタRTr_n_mはNチャネル型であり、
ソースドレイン間の抵抗は、ゲートとソースの電位差((ゲートの電位)−(ソースの電
位))が+0.4Vのときに+0.6Vのときの100倍であるものとする。
なお、厳密には主ビット線MBL_mの配線抵抗も考慮しなければならないが、ここでは
、読み出しトランジスタRTr_n_mのゲートとソースの電位差が+0.6Vのときの
抵抗の10分の1程度であるため特に考慮しなくてもよい。
また、メモリセルMC_n_m_2の容量素子の容量はサブビット線SBL_n_mの寄
生容量および読み出しトランジスタRTr_n_mの容量(ゲート容量と寄生容量を含む
)の和の1/4であるとする。なお、本実施の形態のメモリ装置においては、メモリセル
MCの容量素子の容量はサブビット線SBLの寄生容量および読み出しトランジスタRT
rの容量(ゲート容量と寄生容量を含む)の和の20%以上であることが好ましい。
まず、読み出しトランジスタRTr_n_mのソースの電位を+1Vとし、図4(A)に
示すように主ビット線MBL_mの電位を+0.5Vとする。そして、選択線SL_nの
電位をHとして選択トランジスタSTr_n_mをオンとする。サブビット線SBL_n
_mの電位は+0.5Vとなる。
次に、選択線SL_nの電位をLとして選択トランジスタSTr_n_mをオフとする。
その結果、サブビット線SBL_n_mの電位は+0.5Vに維持される。また、図4(
B)に示すように主ビット線MBL_mの終端に抵抗Rを接続する。抵抗Rの抵抗値R
はR<R<Rという条件を満たすものとする。ここで、Rは読み出しトランジス
タRTr_n_mのゲートとソースの電位差が+0.6Vのときのソースドレイン間の抵
抗値であり、Rは+0.4Vのときの抵抗値である。例えば、R=R/10かつR
=10Rとする。抵抗の他端の電位は+1Vとする。また、読み出しトランジスタR
Tr_n_mのソースの電位は0Vにする。
その後、図4(C)に示すように、ワード線WL_n_2の電位をHとして、メモリセル
MC_n_m_2のトランジスタをオンとする。その結果、サブビット線SBL_n_m
の電位が変動する。選択トランジスタSTr_n_mがオフであるので、電位の変動に関
しては、ここでは、メモリセルMC_n_m_2の容量素子の容量、サブビット線SBL
_n_mの寄生容量および読み出しトランジスタRTr_n_mの容量のみを考慮すれば
よい。
上記のように、メモリセルMC_n_m_2の容量素子の容量はサブビット線SBL_n
_mの寄生容量および読み出しトランジスタRTr_n_mの容量の和の1/4であるの
で、サブビット線SBL_n_mの電位は、+0.4Vもしくは+0.6Vのいずれかと
なる。
なお、メモリセルMC_n_m_2のトランジスタがオンであると、そのゲート容量を介
して、サブビット線SBL_n_mの電位がワード線WL_n_2の電位の影響を受ける
。この現象は、容量素子の容量とサブビット線SBL_n_mの寄生容量および読み出し
トランジスタRTr_n_mの容量の和がメモリセルMC_n_m_2のトランジスタの
ゲート容量の5倍以下で顕著となる。
したがって、特に容量素子の容量がメモリセルMC_n_m_2のトランジスタのゲート
容量と同程度以下の場合には、容量素子に蓄積されていた電荷をサブビット線SBL_n
_mに開放したら、ワード線WL_n_2の電位をLとして、メモリセルMC_n_m_
2のトランジスタをオフとすることが好ましい。
サブビット線SBL_n_mの電位が+0.4Vの場合には、読み出しトランジスタRT
r_n_mの抵抗値は、抵抗Rの10倍であるので、主ビット線MBL_mの電位は+0
.9Vとなる。一方、サブビット線SBL_n_mの電位が+0.6Vの場合には、読み
出しトランジスタRTr_n_mの抵抗値は、抵抗Rの1/10であるので、主ビット線
MBL_mの電位は+0.1Vとなる。このようにメモリセルの容量素子の電荷に応じて
、主ビット線の電位が大きく変動するので、それを検出して、データの読み出しをおこな
える。
なお、他の行のセルの読み出しをおこなう場合には、書き込みのときと同様にサブビット
線SBL_n_mの電位を0Vあるいはそれに近い値に維持して、読み出しトランジスタ
RTr_n_mがオフとなるようにする。
以上の例では、主ビット線の電位の変動は十分に大きいものであるので、その電位の変動
は特にセンスアンプを用いなくとも判別可能である。しかし、同じ列に接続するセルのサ
ブビット線の電位が十分に低くなければ、それらのセルの読み出しトランジスタの並列抵
抗が無視できなくなり、検出精度が低下する。
抵抗Rの代わりにNチャネル型トランジスタあるいはPチャネル型トランジスタを用いて
も同様な回路を構成できる。また、読み出しトランジスタRTr_n_mとしてPチャネ
ル型トランジスタを用いても同様に実施できる。
例えば、読み出しトランジスタRTr_n_mと逆導電型のトランジスタを用いることが
できる。読み出しトランジスタRTr_n_mがNチャネル型で、そのしきい値が+0.
5Vであれば、Pチャネル型でしきい値が−0.5Vのトランジスタを用い、そのソース
を主ビット線MBL_mに接続し、ドレインの電位を+1Vとし、ゲートの電位を+0.
6Vとするとよい。
図5には、別の読み出し方法を示す。ここで、読み出しトランジスタRTr_n_mをN
チャネル型とし、そのしきい値を+0.5Vとする。また、メモリセルMC_n_m_2
の容量素子の容量は図4の場合と同じとする。
まず、主ビット線MBL_mの電位を+1Vとし、選択線SL_nを操作して、選択トラ
ンジスタSTr_n_mをオンオフし、サブビット線SBL_n_mを+1Vにプリチャ
ージする。詳細は図4(A)やそれに関連する記載を参照すればよい。その後、主ビット
線MBL_mを浮遊状態とする。また、読み出しトランジスタRTr_n_mのソースの
電位は+1Vとする。
次に、図5(A)に示すように、ワード線WL_n_2の電位をHとして、メモリセルM
C_n_m_2のトランジスタをオンとする。その結果、サブビット線SBL_n_mの
電位が変動する。図4の場合と同様に、容量素子の電位に応じてサブビット線SBL_n
_mの電位が変動し、容量素子の電位が0Vであれば+0.8Vとなり、容量素子の電位
が+1Vであれば+1Vのままである。詳細は図4(C)やそれに関連する記載を参照す
ればよい。
さらに、図5(B)に示すように、読み出しトランジスタRTr_n_mのソースの電位
を+1Vから0Vに低下させる。この操作によって、読み出しトランジスタRTr_n_
mはオンとなり主ビット線MBL_mの電位は0Vとなる。
その後、図5(C)に示すように、読み出しトランジスタRTr_n_mのソースの電位
を+1Vに戻すと、主ビット線MBL_mの電位は+0.3Vもしくは+0.5Vとなる
これは、読み出しトランジスタRTr_n_mのドレイン(主ビット線MBL_m)とゲ
ート(サブビット線SBL_n_m)の電位差がしきい値以下とならないためであり、サ
ブビット線SBL_n_mの電位が+0.8Vの場合には、この電位差をしきい値である
+0.5V以下とできないため、主ビット線MBL_mの電位は+0.3Vまで上昇し、
同様にサブビット線SBL_n_mの電位が+1Vの場合には主ビット線MBL_mの電
位は+0.5Vまで上昇する。
このとき主ビット線MBL_mに現れるデータに依存した電位差(0.2V)は、サブビ
ット線SBL_n_mの電位差である。この例では、図4の方法のようにサブビット線S
BL_n_mのデータに依存した電位差を増幅することはできないが、それを主ビット線
MBL_mに移すことはできる。
主ビット線MBL_mの電位は上記のように+0.3Vあるいは+0.5Vとその差が小
さいので、センスアンプで増幅するとよい。センスアンプで増幅することにより、それぞ
れ0V、+1Vとできる。なお、ここで注目すべきは、データが書き込まれたときと同じ
位相の電位が主ビット線MBL_mに現れることである。
すなわち、図5に示す方法では、データの書き込みの際に主ビット線MBL_mの電位が
”1”であった場合には、読み出しの際の主ビット線MBL_mの電位も”1”となる。
センスアンプで主ビット線MBL_mの電位を十分に増幅すれば、その電位を用いて、デ
ータの再書き込みができる。
本実施の形態の半導体メモリ装置では、データを読み出すことによりデータが破壊される
ため、同じデータを書き込む必要があるが、主ビット線MBL_mの電位が同じ位相であ
ることは好適である。
ちなみに、図4の場合には、主ビット線MBL_mの電位は、書き込みの際と読み出しの
際で逆位相となる。そのため、主ビット線MBL_mに現れた電位を反転させ、その後に
書き込みをおこなう必要があるので、そのための時間と電力が必要となる。
(実施の形態2)
本発明の技術思想の一部にしたがった半導体メモリ装置の作製方法の例について図6およ
び図7を用いて説明する。なお、本実施の形態では、一般的な作製工程を断面図を用いて
説明するに留める。半導体メモリ装置の層構造については、実施の形態5あるいは図13
を参照できる。
まず、公知の半導体加工技術を用いて、珪素、砒化ガリウム、リン化ガリウム、炭化珪素
、ゲルマニウム、珪化ゲルマニウム等の単結晶半導体の基板101の一表面に、素子分離
絶縁物102を形成し、さらに、N型あるいはP型の不純物領域103a乃至103d、
およびトランジスタのゲート104aおよび104bを形成する。さらに、第1層間絶縁
物105を形成し、第1コンタクトプラグ106a乃至106eを形成する(図6(A)
参照)。不純物領域103a乃至103dの表面にはシリサイド層を設けて導電性を高め
てもよい。
ここで、N型不純物領域103cは図1の読み出しトランジスタRTr_n_mのソース
に相当する。また、ゲート104aは、選択トランジスタSTr_n_mのゲートであり
、選択線SL_nでもある。同じく、ゲート104bは、読み出しトランジスタRTr_
n_mのゲートである。
第1コンタクトプラグ106aは選択トランジスタSTr_n_mのドレインに接続する
。なお、第1コンタクトプラグ106eは、次の行の選択トランジスタSTr_n+1_
mのドレイン(読み出しトランジスタRTr_n_mのドレインでもある)に接続する。
N型不純物領域103cは、選択線SL_nと平行に設けてもよい。
次に、第1埋め込み絶縁物107と第1層配線108a乃至108fを形成する。第1層
配線108a乃至108fには、導電性を高めるために銅を用いてもよい。その場合はダ
マシン法を用いて作製するとよい。第1層配線108cは読み出しトランジスタRTr_
n_mのソースに電位を供給するために用いられる。さらに、第2層間絶縁物109を形
成し、第2コンタクトプラグ110a乃至110dを形成する(図6(B)参照)。
次に、第2埋め込み絶縁物111と第2層配線112a乃至112gを形成する。なお、
第2層配線112c乃至112fの上表面は、その後形成する酸化物半導体と直接、ある
いは薄い絶縁物を介して接するため、その目的に好ましい材料を用いるとよい。例えば、
チタン、窒化チタン等のように仕事関数が酸化物半導体の電子親和力より小さい材料を用
いるとよい。第2層配線112cおよび112eはメモリセルの容量素子の対向電極とし
て機能する。
さらに、厚さ6nm乃至20nmの容量素子用絶縁物113を形成する。容量素子用絶縁
物113の厚さおよび誘電率はメモリセルの容量素子の容量を決定する。容量素子用絶縁
物113が薄いと容量素子の容量は大きくなるが、一方で、リーク電流も増加する。リー
ク電流の増加は、メモリセルのデータの保持特性を悪化させるので、容量素子用絶縁物1
13の厚さは10nm以上とすることが好ましい。容量素子用絶縁物113の材料として
は、酸化珪素、酸窒化珪素、酸化アルミニウム、酸化ハフニウム、酸化ジルコニウム等を
用いることができる。
その後、酸化物半導体層114aおよび114bを形成する。酸化物半導体としては、イ
ンジウムが金属元素に占める比率が20原子%以上のものを用いるとよい。形成時には、
水素が混入しないように注意することが必要で、酸化物半導体の成膜は雰囲気やターゲッ
ト中の水素や水を十分に低減したスパッタリング法でおこなうことが好ましい。
さらに、ゲート絶縁物115を形成する。ゲート絶縁物115の材料としては、酸化珪素
、酸窒化珪素、酸化アルミニウム、酸化ハフニウム、酸化ジルコニウム等を用いることが
できる。また、その厚さは6nm乃至20nm、好ましくは10nm乃至16nmとする
とよい。(図6(C)参照)
その後、ワード線116a乃至116dを形成する。ワード線116a乃至116dの材
料としては、タングステン、ニッケル、パラジウム、オスミウム、白金等のように仕事関
数が酸化物半導体の電子親和力より大きい材料を用いるとよい。あるいは、ゲート絶縁物
115と接する部分のみをそのような材料としてもよい。さらに、第3層間絶縁物117
を形成し、第3コンタクトプラグ118a乃至118eを形成する(図7(A)参照)
以上で、第1のメモリセル層が形成できる。図7(A)には、2つのメモリセルが図示さ
れている。すなわち、ワード線116bおよび116dをそれぞれのゲートとするトラン
ジスタを有する2つのメモリセルである。
ここで、ワード線116dをゲートとするトランジスタを有するメモリセルについて解説
する。このメモリセルのトランジスタは酸化物半導体層114bを使用して形成されてい
る。第2層配線112eは、このメモリセルの容量素子の対向電極である。容量素子のも
う一方の電極は明示されていないが、酸化物半導体層114bのうち、第2層配線112
eに対向する部分がそれに相当する。
第2層配線112eの表面に、チタン、窒化チタン等のように仕事関数が酸化物半導体の
電子親和力より小さい材料を用いると、それに面する酸化物半導体層114bに電子が誘
起されてN型の導電性を呈するようになるので、それを容量素子の電極として用いること
ができる。また、第2層配線112fはメモリセルのトランジスタのドレインとなる。
メモリセルの容量素子の形状は、平板(プレーナ)型である。そのため容量は小さいが、
実施の形態1で示したように、容量素子の容量は、サブビット線の寄生容量と読み出しト
ランジスタの容量との比較で20%以上であればよいので、例えば、0.1fF以下の容
量でも動作に支障をきたさない。さらに、このような平板型の構造であるため、メモリセ
ルを積層することが容易で、集積度を向上させる上で好ましい。
なお、容量素子の対向電極(第2層配線112e)を、酸化物半導体層114bを間には
さんでワード線116dの逆の位置に設けることも集積度を高める上で有効である。また
、このように配置することで、集積度を維持しつつ、ワード線116dと第2層配線11
2fの間の寄生容量を低減できる。
その後、同様にメモリセル層を積層する。例えば、さらに2層のメモリセル層を積層する
。そして、図7(B)に示すように、最上層のメモリセル層に設けられた中央の3つのコ
ンタクトプラグ(第5コンタクトプラグ)を接続する配線(第5層配線)119を形成し
、さらにその上層の外側の2つのコンタクトプラグ(第6コンタクトプラグ)を接続する
配線(第6層配線)120を形成する。
第6層配線120は主ビット線MBL_mであり、第3コンタクトプラグ118a、第2
層配線112a、第2コンタクトプラグ110a、第1層配線108a、第1コンタクト
プラグ106a等を介して、選択トランジスタSTr_n_mのドレインである不純物領
域103aと接続する。同様に、第3コンタクトプラグ118e、第2層配線112g、
第2コンタクトプラグ110d、第1層配線108f、第1コンタクトプラグ106d等
を介して、次行の選択トランジスタSTr_n+1_mのドレインである不純物領域10
3dと接続する。
また、不純物領域103b、第1コンタクトプラグ106b、第1層配線108bと10
8e、第2コンタクトプラグ110bと110c、第2層配線112bと112dと11
2f、第3コンタクトプラグ118bと118cと118d等は第5層配線119によっ
て接続され、サブビット線SBL_n_mが形成される。
以上の例では、メモリセルのトランジスタに使用する半導体として、酸化物半導体を用い
る例を示したが、その他の半導体であってもよい。例えば、レーザー光の照射によって結
晶化させた多結晶あるいは単結晶の珪素膜でもよい。
(実施の形態3)
本実施の形態では、実施の形態1とは異なる半導体メモリ装置の動作方法を図8を用いて
説明する。本実施の形態では、選択トランジスタは、読み出しをおこなう場合にのみオフ
とする。ここでは、読み出しトランジスタおよびメモリセルの容量素子の特性は実施の形
態1に記載したとおりとする。
図8では、第n行第m列のセルと次行の、第(n+1)行第m列のセルの状態について説
明する。なお、図8(A)と図8(B)は書き込みの際の状態の一部について、図8(C
)と図8(D)は読み出しの際の状態の一部について記載する。図面には符号を付さない
場合があるが、詳細については、実施の形態1を参照すればよい。
最初に書き込みについて説明する。上述の説明のように、選択トランジスタSTr_n_
mおよびSTr_n+1_mはオンとする。この状態で主ビット線MBL_mの電位はデ
ータに応じて0Vあるいは+1Vである。すなわち、読み出しトランジスタRTr_n_
mおよびRTr_n+1_mのゲートの電位は0Vあるいは+1Vであるが、読み出しト
ランジスタRTr_n_mおよびRTr_n+1_mのソースの電位は+1Vであるので
、ゲートの電位に関らず、読み出しトランジスタRTr_n_mおよびRTr_n+1_
mはオフである。そして、ワード線WL_n_2の電位をHとして、メモリセルMC_n
_m_2にデータを書き込む(図8(A)参照)。
その後、ワード線WL_n_2の電位をLとし、メモリセルMC_n_m_2へのデータ
の書き込みは終了する。主ビット線MBL_mの電位は他の行に書き込むデータに応じた
ものとなるが、読み出しトランジスタRTr_n_mおよびRTr_n+1_mのソース
の電位は+1Vであるので、ゲートの電位に関らず、読み出しトランジスタRTr_n_
mおよびRTr_n+1_mはオフである(図8(B)参照)。
次に読み出しについて説明する。ここでは、図5に示した方法で読み出しをおこなう。ま
ず、サブビット線SBL_n_mを+1Vにプリチャージするため、主ビット線MBL_
mの電位を+1Vとし、その後、浮遊状態とする(図8(C)参照)。この状態では、読
み出しトランジスタRTr_n_mおよびRTr_n+1_mはオフである。
その後、読み出しをおこなう第n行第m列のセルの選択トランジスタSTr_n_mをオ
フとする。そして、ワード線WL_n_2の電位をHとして、メモリセルMC_n_m_
2の容量素子に蓄積されていた電荷をサブビット線SBL_n_mに放出する。その結果
、サブビット線SBL_n_mの電位は+0.8Vあるいは+1Vとなる。この操作の詳
細については図5(B)に関する記載を参照すればよい。
その後、読み出しトランジスタRTr_n_mのソースの電位を0Vとする。すると、読
み出しトランジスタRTr_n_mはオンとなり、主ビット線MBL_mの電位は0Vに
なる(図8(D)参照)。この操作の詳細については図5(B)に関する記載を参照すれ
ばよい。
なお、読み出しトランジスタRTr_n+1_mでは、ゲートの電位(サブビット線SB
L_n+1_mの電位であるが、選択トランジスタSTr_n+1_mがオンであるため
、主ビット線MBL_mの電位と同じ)とドレインの電位(主ビット線MBL_mの電位
)が等しく、かつ、ソースの電位(+1V)以下であるため、読み出しトランジスタRT
r_n+1_mはオフのままである。同じ列の他の読み出しトランジスタも同様にオフで
ある。
その後、読み出しトランジスタRTr_n_mのソースの電位を+1Vとする。図5(C
)に関連して説明したように、主ビット線MBL_mの電位は、サブビット線SBL_n
_mの電位に応じて、+0.3Vあるいは+0.5Vとなる。読み出しが完了したら選択
トランジスタSTr_n_mをオンとすればよい。
この方法では、書き込みおよび読み出しの際に、主ビット線MBL_mの寄生容量だけで
なく、主ビット線MBL_mに接続するほとんど全てのサブビット線の寄生容量も配線容
量として計上する必要がある。
しかしながら、上述のように比較的簡単な操作で、選択トランジスタをオンとすることで
書き込みおよび読み出しのほとんどの期間にわたって、読み出しトランジスタを確実にオ
フとできる。
なお、本実施の形態で説明した駆動方法では、上述の通り、主ビット線MBL_mの寄生
容量だけでなく、主ビット線MBL_mに接続するほとんど全てのサブビット線の寄生容
量も配線容量となるため、その分だけ動作速度が低下するが、配線容量が増加することに
より、サブビット線の電位がノイズの影響を受けて大きく変動したとしても、主ビット線
MBL_m等に電荷が蓄積する過程で平準化され、結果的にノイズの影響を受けにくくな
る。
(実施の形態4)
本実施の形態では、図9に示す半導体メモリ装置およびその動作の例について説明する。
図9には半導体メモリ装置の第n行第m列のセルと第n行第(m+1)列のセルと、第m
列および第(m+1)列のドライバー回路の一部を示す。
本実施の形態の半導体メモリ装置のセルは、選択トランジスタSTrと読み出しトランジ
スタRTrと複数のメモリセルとサブビット線SBLとを有する。選択トランジスタST
r_n_mのドレインおよびSTr_n_m+1のドレインは、それぞれ主ビット線MB
L_mおよび主ビット線MBL_m+1に接続し、選択トランジスタSTr_n_mのソ
ースおよびSTr_n_m+1のソースは、それぞれサブビット線SBL_n_mおよび
サブビット線SBL_n_m+1に接続し、選択トランジスタSTr_n_mのゲートお
よびSTr_n_m+1のゲートはともに選択線SL_nに接続する。
読み出しトランジスタRTr_n_mのドレインおよびRTr_n_m+1のドレインは
、それぞれ主ビット線MBL_mおよび主ビット線MBL_m+1に接続し、読み出しト
ランジスタRTr_n_mのゲートおよびRTr_n_m+1のゲートは、それぞれ、サ
ブビット線SBL_n_m+1およびサブビット線SBL_n_mに接続し、読み出しト
ランジスタRTr_n_mのソースおよびRTr_n_m+1のソースは、それぞれ、第
2電源供給線XL2_n、第1電源供給線XL1_nに接続される。
また、メモリセルはトランジスタと容量素子とを有し、容量素子の一方の電極とトランジ
スタのソースが接続し、トランジスタのドレインはサブビット線SBLに接続する。容量
素子の他方の電極は一定の電位(ここでは0V)に保持されている。
また、メモリセルのトランジスタのゲートはワード線WLに接続するが、ワード線WL_
n_1は、第n行第m列のセルのメモリセルのトランジスタのゲートには接続するが、第
n行第(m+1)列のセルのメモリセルのトランジスタのゲートには接続せず、ワード線
WL_n_2は、第n行第(m+1)列のセルのメモリセルのトランジスタのゲートには
接続するが、第n行第m列のセルのメモリセルのトランジスタのゲートには接続しないよ
うにする。
すなわち、ひとつのワード線WLの電位をHとするとき、そのワード線WLが通過する第
m列のセルと、それに隣接する第(m+1)列のセルにおいて、一方のセルでは、トラン
ジスタがオンとなっているメモリセルがひとつあるが、他方のセルではトランジスタがオ
ンとなっているメモリセルがない状態となる。
また、ドライバー回路は第1の列トランジスタCTr1_mおよびCTr1_m+1と第
2の列トランジスタCTr2_mおよびCTr2_m+1とフリップフロップ回路FF_
m/m+1とを有する。
第1の列トランジスタCTr1_mのゲートおよび第2の列トランジスタCTr2_m+
1のゲートはともに第1の列ドライバー線RL1に接続し、第1の列トランジスタCTr
1_mのドレインおよび第2の列トランジスタCTr2_m+1のドレインは、それぞれ
主ビット線MBL_mおよび主ビット線MBL_m+1に接続し、第1の列トランジスタ
CTr1_mのソースおよび第2の列トランジスタCTr2_m+1のソースは、それぞ
れ+0.5Vと+1Vに保持されている。
第2の列トランジスタCTr2_mのゲートおよび第1の列トランジスタCTr1_m+
1のゲートはともに第2の列ドライバー線RL2に接続し、第2の列トランジスタCTr
2_mのドレインおよび第1の列トランジスタCTr1_m+1のドレインは、それぞれ
主ビット線MBL_mおよび主ビット線MBL_m+1に接続し、第2の列トランジスタ
CTr2_mのソースおよび第1の列トランジスタCTr1_m+1のソースは、それぞ
れ+1Vと+0.5Vに保持されている。
すなわち、第1の列ドライバー線RL1の電位をHとすれば、主ビット線MBL_mおよ
び主ビット線MBL_m+1の電位は、それぞれ+0.5V、+1Vとなる。また、第2
の列ドライバー線RL2の電位をHとすれば、主ビット線MBL_mおよび主ビット線M
BL_m+1の電位は、それぞれ+1V、+0.5Vとなる。
また、主ビット線MBL_mはフリップフロップ回路FF_m/m+1の一方の端子と接
続し、主ビット線MBL_m+1はフリップフロップ回路FF_m/m+1の他方の端子
と接続する。さらに、主ビット線MBL_mおよびMBL_m+1は、それぞれデータ入
出力端子DATA_mおよびDATA_m+1に接続する。
このような構成の半導体メモリ装置の読み出し方法について図10を用いて説明する。こ
こでは、第n行第m列のセルのワード線WL_n_1に接続するトランジスタを有するメ
モリセルの容量素子が+1Vで充電されていた(すなわち、データ”1”が記録されてい
た)とする。また、各メモリセルの容量素子の容量はサブビット線SBLの寄生容量およ
び読み出しトランジスタRTrの容量(ゲート容量と寄生容量を含む)の和の1/4であ
るとする。
さらに、読み出しトランジスタRTrをNチャネル型で、そのしきい値を+0.5Vとし
、ゲートの電位が+0.5Vのときは+0.4Vのときの10倍の電流がソースドレイン
間に流れ(すなわち、ソースドレイン間の抵抗が1/10である)、ゲートの電位が+0
.6Vのときは+0.5Vのときの10倍の電流がソースドレイン間に流れるものとする
まず、図10の期間T1に示すように、第1の列ドライバー線RL1と選択線SL_nの
電位をHとし、第1の列トランジスタCTr1_mおよび第2の列トランジスタCTr2
_m+1、選択トランジスタSTr_n_mおよびSTr_n_m+1をオンとする。
その結果、主ビット線MBL_mおよびサブビット線SBL_n_m、主ビット線MBL
_m+1およびサブビット線SBL_n_m+1の電位は、それぞれ、+0.5V、+1
Vとなる。また、第1電源供給線XL1_n、第2電源供給線XL2_nの電位を+0.
5Vとする。これは読み出しトランジスタRTrのソースドレイン間の導通を防止するた
めである。
読み出しトランジスタRTr_n_mは、ゲートの電位は+1Vで、ソースとドレインの
電位は+0.5Vであるので、ソースドレイン間の電流は流れない。また、読み出しトラ
ンジスタRTr_n_m+1は、ゲートの電位は+0.5Vで、ソースの電位は+0.5
V、ドレインの電位は+1Vであるので、やはりソースドレイン間の電流は流れない。
なお、フリップフロップ回路FF_m/m+1の電源電位は、高電位の電源電位VH、低
電位の電源電位VLとも+0.5Vとして動作しない状態としておく。その後、第1の列
ドライバー線RL1と選択線SL_nの電位をLとし、第1の列トランジスタCTr1_
mおよび第2の列トランジスタCTr2_m+1、選択トランジスタSTr_n_mおよ
びSTr_n_m+1をオフとする。
次に、図10の期間T2に示すように、ワード線WL_n_1の電位をHとする。また、
第1電源供給線XL1_nの電位を0Vとする。第n行第m列のセルには、ワード線WL
_n_1と接続するトランジスタを有するメモリセルがあるため、このトランジスタがオ
ンとなり、容量素子に蓄積されていた電荷が放出されてサブビット線SBL_n_mの電
位が変動する。ここでは容量素子の電位が+1Vであったため、容量素子の容量とサブビ
ット線等の容量の比率からサブビット線SBL_n_mの電位は+0.6Vとなる。
その結果、読み出しトランジスタRTr_n_m+1の抵抗が低下し、主ビット線MBL
_m+1の電位が急低下する。一方、第n行第(m+1)列のセルには、ワード線WL_
n_1と接続するトランジスタを有するメモリセルがないためサブビット線SBL_n_
m+1の電位は変動せず、+1Vのままである。また、主ビット線MBL_mの電位は+
0.5Vのままである。その後、ワード線WL_n_1の電位をLとする。
サブビット線SBL_n_mの電位が安定するまでの時間はワード線WL_n_1と接続
するトランジスタのオン抵抗とサブビット線SBL_n_mの容量の積に比例する。サブ
ビット線の容量は、従来のDRAMのビット線の容量の数百分の1以下の1fF以下にで
きる。そのため、トランジスタのオン抵抗が従来のDRAMで一般に用いられている珪素
を用いたトランジスタの数百倍であっても従来のDRAMと同程度の時間で済む。サブビ
ット線SBL_n_mの容量をより小さくできれば、より短時間で安定できる。
例えば、オン抵抗が珪素を用いたトランジスタの数十乃至数百倍(すなわち、電界効果移
動度が数十乃至数百分の1)である酸化物半導体を用いたトランジスタであっても、従来
のDRAMと同程度あるいはより高速での読み出しが可能となる。
そして、図10の期間T3に示すように、選択線SL_nの電位をHとし、第2電源供給
線XL2_nの電位を0Vとする。また、フリップフロップ回路FF_m/m+1の高電
位電源の電位を+1Vに、低電位電源の電位を0Vにする。なお、図10に示すように、
選択線SL_nの電位は、期間T1や期間T2の一部以外はHとすることが望ましい。
フリップフロップ回路FF_m/m+1は、主ビット線MBL_mとMBL_m+1の電
位差を増幅する。すなわち、主ビット線MBL_mの電位が+0.5Vであるのに対し、
主ビット線MBL_m+1の電位はほとんど0Vであるため、フリップフロップ回路FF
_m/m+1は、主ビット線MBL_mの電位を+1Vに、主ビット線MBL_m+1の
電位を0Vとする。
このとき、第1電源供給線XL1_n、第2電源供給線XL2_nの電位がともに0Vで
あると、読み出しトランジスタRTrのソースドレイン間の導通を防止できる。ここでは
、選択トランジスタSTrがオンとなっているため、サブビット線SBLの電位は主ビッ
ト線MBLの電位と等しくなるが、そのとき読み出しトランジスタのゲートとドレインの
電位が互いに逆位相(すなわち、0Vと+1Vあるいは+1Vと0V)となるためである
データを読み出す場合にはこの時点のデータ入出力端子DATA_mの電位を観測すれば
よい。なお、データ入出力端子DATA_m+1にはDATA_mの電位とは逆位相の電
位が観測される。すなわち、データ入出力端子DATA_mの電位が+1Vであれば、デ
ータ入出力端子DATA_m+1の電位は0Vとなり、データ入出力端子DATA_mの
電位が0Vであれば、データ入出力端子DATA_m+1の電位は+1Vとなる。
そして、図10の期間T4に示すように、フリップフロップ回路FF_m/m+1の高電
位の電源電位VHおよび低電位の電源電位VLをともに+0.5Vにするとともに、ワー
ド線WL_n_1の電位をHとする。この結果、ワード線WL_n_1にトランジスタが
接続するメモリセル(この場合は、第n行第m列のセルの中のメモリセル)の容量素子が
サブビット線SBLの電位で充電される。
この場合は、当初書き込まれていたデータと同じデータ”1”が書き込まれるのであるが
、データを書き換えるのであれば、データ入出力端子DATA_mの電位を書き込むデー
タに応じたものとすればよい。また、その際には、データ入出力端子DATA_m+1の
電位を逆位相のものとすると、読み出しトランジスタRTrのソースドレイン間の導通を
防止できる。
以上の例では、メモリセルの容量素子の電位を+1Vとしたが、容量素子の電位が当初0
Vであった場合(データ”0”が記録されていた場合)も同様にできる(図10中の点線
を参照)。その際、上記の期間T2では、サブビット線SBL_n_mの電位は+0.4
Vとなり、読み出しトランジスタRTr_n_m+1の抵抗はデータ”1”の場合の10
0倍であるため、主ビット線MBL_m+1の電位は、当初の+1Vからほとんど低下し
ない。
すなわち、主ビット線MBL_mの電位(+0.5V)の方が主ビット線MBL_m+1
の電位(+1V弱)より低い。このため、期間T3において、フリップフロップ回路FF
_m/m+1を作動させると、主ビット線MBL_mの電位は0Vに、主ビット線MBL
_m+1の電位は+1Vになる。
本実施の形態の半導体メモリ装置では、書き込みや読み出しの際に、メモリセルのトラン
ジスタのオン抵抗(あるいは電界効果移動度)の大小はさほど問題とならず、例えば、酸
化物半導体のように移動度が、珪素半導体の数十分の1乃至数百分の1である半導体材料
を用いてもよい。それは、以下のように説明できる。
従来のDRAMでは、書き込みに要する時間は、(A1)主ビット線の容量と主ビット線
の抵抗の積と、(A2)メモリセルの容量素子の容量とメモリセルのトランジスタのオン
抵抗の積の和(A1+A2)に比例する。なお、一般に(A2)は(A1)と同等以上1
0倍以下である。
一方、本実施の形態では、書き込みに要する時間は、(B1)主ビット線の容量と主ビッ
ト線の抵抗の積と、(B2)サブビット線の容量と選択トランジスタのオン抵抗の積と、
(B3)メモリセルの容量素子の容量とメモリセルのトランジスタのオン抵抗の積の和(
B1+B2+B3)に比例する。
これらを比較すると、(A1)と(B1)は同等とみなせる。また、(A2)と(B2)
を比較した場合、いずれも珪素半導体を用いたトランジスタを使用するのであれば、トラ
ンジスタのオン抵抗は同等である。一方、従来のDRAMの容量素子の容量が10fF以
上であるのに対し、本実施の形態でのサブビット線の容量は1fF以下、好ましくは0.
1fF以下とできるので、(B2)は(A2)の十分の1、好ましくは百分の1以下とで
きる。
さらに、(B3)に関しては、例えば、酸化物半導体のオン抵抗を珪素半導体のものより
100倍大きいとしても、容量素子の容量を、従来のDRAMの容量素子の容量の百分の
1以下の0.1fF以下とすれば、(B3)は(A2)と同等、あるいはそれ以下である
以上の議論から明らかなように、容量が十分に小さなサブビット線を用い、かつ、容量素
子の容量も十分に小さくすることにより、オン抵抗が極めて大きな(電界効果移動度の極
めて小さい)トランジスタを用いても、従来のDRAMと遜色の無い書き込み速度を実現
できる。読み出しも同様な議論から、従来のDRAMと同程度の速度でおこなえる。
バンドギャップの大きな酸化物半導体を用いた場合にはリフレッシュが実質的に不要であ
るので消費電力を低減できる効果があるものの、従来のDRAMのメモリセルのトランジ
スタに使用しただけでは、動作速度が著しく低下するため、実用的ではない。
しかしながら、本実施の形態で示したように、容量が十分に小さなサブビット線を用い、
かつ、容量素子の容量も十分に小さくすることにより、従来のDRAMと遜色の無い動作
速度を実現でき、かつ、リフレッシュが実質的に不要な新規な半導体メモリ装置を実現で
きる。
ところで、本実施の形態の半導体メモリ装置では、サブビット線の容量も極めて小さいた
め、その電位はノイズの影響を受けやすくなる。そのため、サブビット線をゲートとする
読み出しトランジスタの導通状態もノイズの影響を受けることとなる。しかしながら、そ
のようなノイズの影響はより容量の大きい主ビット線および他のサブビット線に電荷を蓄
積する過程で平準化されるため、結果的にはノイズの影響を抑制できる。
(実施の形態5)
本実施の形態では、図11に示す半導体メモリ装置およびその動作の例について説明する
。図11に示す半導体メモリ装置は、図9に示す半導体メモリ装置のドライバー回路をよ
り簡単にしたものである。図11には半導体メモリ装置の第n行第m列のセルと第n行第
(m+1)列のセルと、第m列および第(m+1)列のドライバー回路の一部を示す。こ
こで、mは奇数とする。
本実施の形態の半導体メモリ装置のセルは、図9に示す半導体メモリ装置のセルと同様に
選択トランジスタSTrと読み出しトランジスタRTrと複数のメモリセルとサブビット
線SBLとを有する。図9に示す半導体メモリ装置のセルとの違いは、読み出しトランジ
スタRTrのソースが、偶数列奇数列とも同じ電源供給線(すなわち、第1電源供給線X
L1_n)に接続されることである。
また、ドライバー回路は、少なくとも第1の列トランジスタCTr1_mおよびCTr1
_m+1とフリップフロップ回路FF_m/m+1とを有する。第1の列トランジスタC
Tr1_mのゲートおよびCTr1_m+1のゲートはともに第1の列ドライバー線RL
1に接続し、第1の列トランジスタCTr1_mのドレインおよびCTr1_m+1のド
レインは、それぞれ主ビット線MBL_mおよび主ビット線MBL_m+1に接続し、第
1の列トランジスタCTr1_mのソースおよびCTr1_m+1のソースは、ともに+
0.5Vに保持されている。すなわち、第1の列ドライバー線RL1の電位をHとすれば
、主ビット線MBL_mおよび主ビット線MBL_m+1の電位は、いずれも+0.5V
となる。
フリップフロップ回路FF_m/m+1と主ビット線MBL_mおよびMBL_m+1の
接続は図9に示す半導体メモリ装置のものと同じである。
図13には、図11に示す半導体メモリ装置のセルの主要な層のレイアウト例を示す。な
お、図13の線分A−Bの断面は、図6および図7のA−Bに相当する。したがって、詳
細は図6及び図7とそれらに関連する記述を参照すればよい。
図13(A)は、不純物領域103d等やゲート104a乃至104cや、それらに接続
するように設けられる第1コンタクトプラグ106a等の配置を示す。図の上下の方向は
ワード線の方向である。
ゲート104aは選択線SL_nであり、ゲート104bは読み出しトランジスタRTr
_n_mのゲートである。また、ゲート104cは、隣接するセルの読み出しトランジス
タのゲートである。図13(A)に示すように、ゲート104bと104cが、ワード線
の方向に重ならないように配置することで、セルとセルの間隔を狭めることができるので
高集積化に好ましい。
図13(B)は、その上に形成される第1層配線108a乃至108fとそれらに接続す
るように設けられる第2コンタクトプラグ110d等の配置を示す。第1層配線108c
は読み出しトランジスタのソースに電位を供給する第1電源供給線XL1_nである。ま
た、第1層配線108eはサブビット線SBL_n_mの一部で、隣接するセルの読み出
しトランジスタのゲートと接続し、第1層配線108dは隣接するセルのサブビット線の
一部で、読み出しトランジスタRTr_n_mのゲートと接続する。
図13(C)は、第2層配線112a乃至112gの配置を示す。このうち第2層配線1
12cと112eはメモリセルの容量素子の対向電極として機能する。図13(D)は酸
化物半導体層114aおよび114bの配置を示す。図13(E)はワード線116a乃
至116dと、第3コンタクトプラグ118a等の配置を示す。
このような構成の半導体メモリ装置の読み出し方法について図12を用いて説明する。こ
こでは、第n行第m列のセルのワード線WL_n_1に接続するトランジスタを有するメ
モリセルにデータ”1”が記録されていたとする。また、各メモリセルの容量素子の容量
はサブビット線SBLの寄生容量および読み出しトランジスタRTrの容量(ゲート容量
と寄生容量を含む)の和の1/4であるとする。
さらに、読み出しトランジスタRTrをNチャネル型とし、そのしきい値を+0.5Vと
し、ゲートの電位が+0.5Vのときは+0.4Vのときの10倍の電流がソースドレイ
ン間に流れ(すなわち、ソースドレイン間の抵抗が1/10である)、ゲートの電位が+
0.6Vのときは+0.5Vのときの10倍の電流がソースドレイン間に流れるものとす
る。
まず、図12の期間T1に示すように、第1の列ドライバー線RL1と選択線SL_nの
電位をHとし、第1の列トランジスタCTr1_mおよびCTr1_m+1、選択トラン
ジスタSTr_n_mおよびSTr_n_m+1をオンとする。
その結果、主ビット線MBL_mおよびMBL_m+1、サブビット線SBL_n_mお
よびSBL_n_m+1の電位は+0.5Vとなる。また、第1電源供給線XL1_nの
電位を+0.5Vとする。これは読み出しトランジスタRTrのソースドレイン間の導通
を防止するためである。読み出しトランジスタRTr_n_m、RTr_n_m+1のゲ
ート、ソース、ドレインとも電位は+0.5Vであるので、ソースドレイン間に電流は流
れない。
なお、フリップフロップ回路FF_m/m+1の電源電位は、高電位の電源電位VH、低
電位の電源電位VLとも+0.5Vとして動作しない状態としておく。その後、第1の列
ドライバー線RL1と選択線SL_nの電位をLとし、第1の列トランジスタCTr1_
mおよびCTr1_m+1、選択トランジスタSTr_n_mおよびSTr_n_m+1
をオフとする。
次に、図12の期間T2に示すように、ワード線WL_n_1の電位をHとする。また、
第1電源供給線XL1_nの電位を0Vとする。第n行第m列のセルには、ワード線WL
_n_1と接続するトランジスタを有するメモリセルがあるため、このトランジスタがオ
ンとなり、容量素子に蓄積されていた電荷が放出されてサブビット線SBL_n_mの電
位が変動する。ここではサブビット線SBL_n_mの電位は+0.6Vとなる。その後
、ワード線WL_n_1の電位をLとする。
その結果、読み出しトランジスタRTr_n_m+1の抵抗が低下し、主ビット線MBL
_m+1の電位が0Vに向けて急低下する。一方、第n行第(m+1)列のセルには、ワ
ード線WL_n_1と接続するトランジスタを有するメモリセルがないためサブビット線
SBL_n_m+1の電位は変動せず、+0.5Vのままである。読み出しトランジスタ
RTr_n_mの抵抗は、読み出しトランジスタRTr_n_m+1の抵抗の10倍であ
るので、主ビット線MBL_mの電位の低下は、主ビット線MBL_m+1に比べると緩
慢である。
そして、図12の期間T3に示すように、選択線SL_nの電位をHとし、フリップフロ
ップ回路FF_m/m+1の高電位電源の電位を+1Vに、低電位電源の電位を0Vにす
る。
フリップフロップ回路FF_m/m+1は、主ビット線MBL_mとMBL_m+1の電
位差を増幅する。すなわち、主ビット線MBL_mの電位より主ビット線MBL_m+1
の電位が高いため、フリップフロップ回路FF_m/m+1は、主ビット線MBL_mの
電位を+1Vに、主ビット線MBL_m+1の電位を0Vとする。このとき、第1電源供
給線XL1_nの電位が0Vであると、読み出しトランジスタRTrのソースドレイン間
の導通を防止できる。データを読み出す場合にはこの時点のデータ入出力端子DATA_
mの電位を観測すればよい。
そして、図12の期間T4に示すように、フリップフロップ回路FF_m/m+1の高電
位の電源電位VHおよび低電位の電源電位VLをともに+0.5Vにするとともに、ワー
ド線WL_n_1の電位をHとする。この結果、ワード線WL_n_1にトランジスタが
接続するメモリセル(この場合は、第n行第m列のセルの中のメモリセル)の容量素子が
サブビット線SBLの電位で充電される。
この場合は、当初書き込まれていたデータと同じデータ”1”が書き込まれるのであるが
、データを書き換えるのであれば、データ入出力端子DATA_mの電位を書き込むデー
タに応じたものとすればよい。また、その際には、データ入出力端子DATA_m+1の
電位を逆位相のものとすると、読み出しトランジスタRTrのソースドレイン間の導通を
防止できる。
以上の例では、メモリセルにデータ”1”が記録されていたが、データ”0”が記録され
ていた場合も同様に読み出し書き込みができる(図12中の点線を参照)。その際、上記
の期間T2では、サブビット線SBL_n_mの電位は+0.4Vとなり、読み出しトラ
ンジスタRTr_n_m+1の抵抗はデータ”1”の場合の100倍であるため、主ビッ
ト線MBL_m+1の電位は、当初の+0.5Vからほとんど低下しない。
一方、上記のデータ”1”の場合と同様にサブビット線SBL_n_m+1の電位は+0
.5Vであり、主ビット線MBL_m+1の電位は、上記のデータ”1”の場合と同様に
低下する。すなわち、主ビット線MBL_mの電位の方が主ビット線MBL_m+1の電
位より低い。このため、期間T3において、フリップフロップ回路FF_m/m+1を作
動させると、主ビット線MBL_mの電位は0Vに、主ビット線MBL_m+1の電位は
+1Vになる。
本実施の形態の半導体メモリ装置は、読み出しトランジスタの導通状態のRTr_n_m
とRTr_n_m+1の差を判別して、データの読み出しをおこなうため、図9に示す半
導体メモリ装置に比べると安定性が劣る。
例えば、期間T2の長さを的確に設定する必要がある。短すぎるとデータ”0”を読み出
す際に、また、長すぎるとデータ”1”を読み出す際に、主ビット線MBL_mとMBL
_m+1の間の電位の差が小さくなり、エラーを発生しやすくなる。
また、主ビット線MBL_mとMBL_m+1の間の電位の差は、上記の例では0.1V
乃至0.3V程度であるので、フリップフロップ回路で増幅する際に時間を要する。
しかしながら、ドライバー回路の構造が簡単であり、読み出しトランジスタのソースに接
続する配線を一種類(第1電源供給線XL1)とできるため、集積化が容易である。
101 基板
102 素子分離絶縁物
103a 不純物領域
103b 不純物領域
103c 不純物領域
103d 不純物領域
104a ゲート
104b ゲート
104c ゲート
105 第1層間絶縁物
106a 第1コンタクトプラグ
106b 第1コンタクトプラグ
106c 第1コンタクトプラグ
106d 第1コンタクトプラグ
106e 第1コンタクトプラグ
107 第1埋め込み絶縁物
108a 第1層配線
108b 第1層配線
108c 第1層配線
108d 第1層配線
108e 第1層配線
108f 第1層配線
109 第2層間絶縁物
110a 第2コンタクトプラグ
110b 第2コンタクトプラグ
110c 第2コンタクトプラグ
110d 第2コンタクトプラグ
111 第2埋め込み絶縁物
112a 第2層配線
112b 第2層配線
112c 第2層配線
112d 第2層配線
112e 第2層配線
112f 第2層配線
112g 第2層配線
113 容量素子用絶縁物
114a 酸化物半導体層
114b 酸化物半導体層
115 ゲート絶縁物
116a ワード線
116b ワード線
116c ワード線
116d ワード線
117 第3層間絶縁物
118a 第3コンタクトプラグ
118b 第3コンタクトプラグ
118c 第3コンタクトプラグ
118d 第3コンタクトプラグ
118e 第3コンタクトプラグ
119 第5層配線
120 第6層配線
AMP センスアンプ
BL ビット線
Cs 寄生容量
CTr1 第1の列トランジスタ
CTr2 第2の列トランジスタ
DATA データ入出力端子
FF フリップフロップ回路
MBL 主ビット線
MC メモリセル
RL1 第1の列ドライバー線
RL2 第2の列ドライバー線
RTr 読み出しトランジスタ
SBL サブビット線
SL 選択線
STr 選択トランジスタ
VH 高電位の電源電位
VL 低電位の電源電位
VREF 参照電位
WL ワード線
XL1 第1電源供給線
XL2 第2電源供給線

Claims (6)

  1. 第1乃至第4のトランジスタと、複数の第1のメモリセルと、複数の第2のメモリセルと、を有し、
    前記第1のトランジスタのソース又はドレインの一方は、第1のビット線と電気的に接続され、
    前記第2のトランジスタのゲートは、前記第1のビット線と電気的に接続され、
    前記第3のトランジスタのソース又はドレインの一方は、第2のビット線と電気的に接続され、
    前記第4のトランジスタのゲートは、前記第2のビット線と電気的に接続され、
    前記複数の第1のメモリセルの一は、第5のトランジスタと、第1の容量素子と、を有し、
    前記第5のトランジスタのソース又はドレインの一方は、前記第1の容量素子と電気的に接続され、
    前記第5のトランジスタのソース又はドレインの他方は、前記第1のビット線と電気的に接続され、
    前記複数の第2のメモリセルの一は、第6のトランジスタと、第2の容量素子と、を有し、
    前記第6のトランジスタのソース又はドレインの一方は、前記第2の容量素子と電気的に接続され、
    前記第6のトランジスタのソース又はドレインの他方は、前記第2のビット線と電気的に接続され、
    前記第1のトランジスタは、前記第1のビット線にデータを供給する機能を有し、
    前記第2のトランジスタは、前記第1のビット線からデータを読み出す機能を有し、
    前記第3のトランジスタは、前記第2のビット線にデータを供給する機能を有し、
    前記第4のトランジスタは、前記第2のビット線からデータを読み出す機能を有することを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1において、
    前記第1のトランジスタのゲートは、前記第3のトランジスタのゲートと電気的に接続されることを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項1又は請求項2において、
    前記第5のトランジスタのゲートは、前記第6のトランジスタのゲートと電気的に接続されることを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項において、
    前記第5のトランジスタ及び前記第6のトランジスタは、チャネル形成領域に酸化物半導体を有することを特徴とする半導体装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項において、
    前記第5のトランジスタ及び前記第6のトランジスタは、半導体基板上方の絶縁層上方に設けられていることを特徴とする半導体装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項において、
    前記複数の第1のメモリセルは、互いに重なっていることを特徴とする半導体装置。
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