JP2016179533A - 被加工物の研削方法及び研削装置 - Google Patents

被加工物の研削方法及び研削装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ドレッシング作業の効率化を達成し生産性を向上することができる被加工物の研削方法及び研削装置を提供すること。【解決手段】被加工物の研削方法は、被加工物の裏面を研削する研削方法である。被加工物の研削方法は、裏面の一部に回転する研削砥石23を接触させて研削する研削工程と、研削砥石23が回転中に、裏面に接触しない非作用位置NPにある研削砥石23に向けて流体と微粒子の混合物Kを吹きつける吹きつけ工程、とを有する。【選択図】図5

Description

本発明は、被加工物の研削方法及び研削装置に関する。
半導体デバイス製造工程においては、略円板形状である半導体ウエーハの表面に格子状に配列されたストリートと呼ばれる切断ラインによって多数の矩形領域を区画し、該矩形領域の各々に半導体回路を形成する。このように多数の半導体回路が形成された半導体ウエーハをストリートに沿って分離することにより、個々の半導体チップを形成する。半導体チップの小型化および軽量化を図るために、通常、半導体ウエーハをストリートに沿って切断して個々の矩形領域を分離するのに先立って、半導体ウエーハの裏面を研削して所定の厚さに形成している(例えば、特許文献1参照)。
半導体ウエーハの裏面の研削は、通常、ダイヤモンド砥粒をボンドで固着して形成した研削砥石を、高速回転せしめながら半導体ウエーハの裏面に押圧せしめることによって遂行される。このような研削方式によって半導体ウエーハの裏面を研削すると、半導体ウエーハの裏面に所謂加工歪が生成され、これによって個々に分割された半導体チップの抗折強度が低減される。
この研削された半導体ウエーハの裏面に生成される加工歪を除去する方法として、研削された半導体ウエーハの裏面を遊離砥粒を使用して研磨する研磨法も実用化されている。上記の研削や研磨においては、加工の進行に伴って、研削砥石に目詰まり等が発生するため定期的なドレッシングが必要となる。
特開2015−36162号公報
しかしながら、従来の方法では、ドレッシングボードを所定位置に配置した後、研削砥石を所定の切り込み位置に移動させてドレッシングを行っていた。このために、ドレッシングボードと研削砥石との位置合わせに時間を要し、生産性を十分に向上できないという問題があった。
本発明の目的は、上記問題を解決し、ドレッシング作業の効率化を達成し生産性を向上することができる被加工物の研削方法及び研削装置を提供することである。
上述した課題を解決し目的を達成するために、本発明に係る被加工物の研削方法は、被加工物の被加工面を研削する研削方法であって、被加工面の一部に回転する研削部材を接触させて研削する研削工程と、前記研削部材が回転中に前記被加工面に接触しない非作用位置にある前記研削部材に向けて流体と微粒子の混合物を吹きつける吹きつけ工程、とを有することを特徴とする。
前記被加工物の研削方法において、前記研削工程が行われているときに、前記吹きつけ工程が行われるものとすることができる。
前記被加工物の研削方法において、前記微粒子は、水溶性であるものとすることができる。
前記被加工物の研削方法において、前記研削部材は、研削砥石を含むものとすることができる。
前記被加工物の研削方法において、前記研削部材は、研磨パッドを含むものとすることができる。
また、本発明に係る研削装置は、被加工物を保持する保持面を備えたチャックテーブルと、前記チャックテーブルの保持面に保持された被加工物を研削する研削部材を備えた研削手段と、前記研削手段を前記チャックテーブルの保持面に対して垂直な方向に研削送りする研削送り手段と、該チャックテーブルをその保持面と平行に前記研削手段に対して相対的に移動せしめる移動手段と、を有する研削装置において、前記研削部材が回転しているときに被加工面に接触しない非作用位置にある前記研削部材に対して流体と微粒子の混合物を吹きつける混合物吹きつけ手段を備えることを特徴とする。
本発明は、研削部材の回転中に流体(気体又は液体)及び微粒子の混合物を吹きつけ、研削部材をドレッシングするように構成したので、精密な位置合わせが不要となり、ドレッシング作業の効率化を達成し生産性を向上することができる、という効果を奏す。
図1は、実施形態1に係る被加工物の研削方法に用いられる研削装置の構成を示す外観斜視図である。 図2は、実施形態1に係る被加工物の研削方法に用いられる研削装置の一部分解して示す斜視図である。 図3は、実施形態1に係る被加工物の研削方法のフローチャートの一例である。 図4は、図2に示された研削装置の研削中を示す要部の断面図である。 図5は、図2に示された研削装置の混合物吹きつけ中を示す要部の断面図である。 図6は、図2に示された研削装置の研削中に混合物を吹きつける状態を示す要部の断面図である。 図7(a)は、図2に示された研削装置の研削砥石に研削屑が付着した状態を示す図であり、図7(b)は、図7(a)に示す研削屑を除去する状態を示す図である。 図8は、実施形態2に係る被加工物の研削方法に用いられるCMP研磨装置の構成を示す外観斜視図である。 図9は、実施形態2に係る被加工物の研削方法のフローチャートの一例である。 図10は、図8に示されたCMP研磨装置の研磨中を示す要部の断面図である。 図11は、図8に示されたCMP研磨装置の混合物吹きつけ中を示す要部の断面図である。 図12は、図8に示されたCMP研磨装置の洗浄液吹きつけ中を示す要部の断面図である。 図13は、実施形態の変形例に係る被加工物の研削方法に用いられる研削装置の混合物吹きつけ手段などを示す平面図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
〔実施形態1〕
本発明の実施形態1に係る被加工物の研削方法を図面に基づいて説明する。図1は、実施形態1に係る被加工物の研削方法に用いられる研削装置の構成を示す外観斜視図であり、図2は、実施形態1に係る被加工物の研削方法に用いられる研削装置の一部分解して示す斜視図であり、図3は、実施形態1に係る被加工物の研削方法のフローチャートの一例であり、図4は、図2に示された研削装置の研削中を示す要部の断面図であり、図5は、図2に示された研削装置の混合物吹きつけ中を示す要部の断面図であり、図6は、図2に示された研削装置の研削中に混合物を吹きつける状態を示す要部の断面図であり、図7(a)は、図2に示された研削装置の研削砥石に研削屑が付着した状態を示す図であり、図7(b)は、図7(a)に示す研削屑を除去する状態を示す図である。
実施形態1に係る被加工物の研削方法(以下、単に研削方法と記す)は、図1に示される研削装置1を用いる。研削装置1は、被加工物W(図1に示す)を研削(加工に相当する)する装置である。ここで、加工対象としての被加工物Wは、本実施形態では、シリコン、サファイア、窒化ガリウム(GaN)などを母材とする円板状の半導体ウエーハや光デバイスウエーハである。被加工物Wは、例えば、表面WSに格子状に形成されたストリートと呼ばれる分割予定ラインによって複数の領域が区画され、これらの区画された領域にデバイスが形成されている。被加工物Wは、図1に示すように、デバイスが形成された表面WSに保護テープTに貼着されて、表面WSの裏側の裏面WR(被加工面に相当)が研削砥石23により研削される。即ち、研削方法は、被加工物Wの裏面WRを研削する方法である。
研削装置1は、被加工物Wの裏面WRを研削するものである。なお、本発明において、研削とは、所謂粗研削、仕上げ研削などの研削のみに限らず、被加工面を研磨する研磨、CMP(Chemical Mechanical Po1ishing:化学的機械的研磨法)を含み、被加工物Wの厚みを薄化する加工全般を示している。研削装置1は、図1に示すように、被加工物Wを保持する保持面10aを備えたチャックテーブル10と、チャックテーブル10に保持された被加工物Wを研削する研削手段20と、研削送り手段30と、移動手段40と、制御手段100と、を有する。
チャックテーブル10は、保持面10a上に被加工物Wの保護テープT側が載置されて、保持面10a上に載置された被加工物Wを吸引保持するものである。チャックテーブル10は、保持面10aを構成する部分がポーラスセラミック等から形成された円盤形状であり、図示しない真空吸引経路を介して図示しない真空吸引源と接続され、保持面10aに載置された被加工物Wを保護テープTを介して吸引することで保持する。チャックテーブル10は、移動手段40により保持面10aと平行なX軸方向に移動可能に設けられている。チャックテーブル10は、図示しない回転駆動手段により吸引保持した被加工物Wを保持面10aの中心を通るZ軸方向と平行な回転軸回りに回転可能である。なお、チャックテーブル10は、研削手段20から離れた搬出入位置で被加工物Wが搬出入される。また、チャックテーブル10は、研削手段20の下方の研削位置で保持した被加工物Wが研削される。
研削手段20は、研削位置に位置付けられたチャックテーブル10の保持面10aに保持された研削前の被加工物Wの裏面WRを研削する研削砥石23を備え、被加工物Wの裏面WRを研削して、被加工物Wを薄化するためのものである。
研削手段20は、チャックテーブル10に保持された被加工物Wに研削水を供給する図示しない研削水供給手段と、Z軸方向と平行な軸心回りに高速回転する研削ホイール21(研削部材に相当)と、研削ホイール21を軸心回りに回転させるスピンドルユニット22とを備える。研削ホイール21に含まれる複数の研削砥石23は、チャックテーブル10に保持された被加工物Wの裏面WRに押し当てられて、被加工物Wの裏面WRを研削する。研削砥石23は、メタルボンド、レジンボンド、ビトリファイドボンド等をボンド剤とし、これらのボンド剤のうちの一つでダイヤモンド等の砥粒27(図7(a)及び図7(b)に示す)を固定したものである。
スピンドルユニット22は、研削ホイール21が装着され、研削ホイール21を軸心回りに回転させるスピンドル24と、スピンドル24を回転自在に収容しかつ研削送り手段30に支持された移動基台25が取り付けられたスピンドルケース26とを備える。
研削手段20は、研削ホイール21をZ軸回りに回転させながら図示しない研削水供給手段から研削水を供給しつつ、研削送り手段30により加工送りされて、研削砥石23をチャックテーブル10に保持された被加工物Wの裏面WRに押し当てることで、被加工物Wを研削する。
研削送り手段30は、研削手段20をチャックテーブル10の保持面10aに対して垂直なZ軸方向に研削送りするためのものである。研削送り手段30は、研削手段20を保持面10aに対して垂直なZ軸方向に沿ってチャックテーブル10に保持された被加工物Wに近づけて、研削手段20を研削送りする。また、研削送り手段30は、研削手段20を保持面10aに対して垂直な方向に沿ってチャックテーブル10に保持された被加工物Wから遠ざけて、研削手段20を被加工物Wから離間させる。
移動手段40は、チャックテーブル10をその保持面10aと平行なX軸方向に研削手段20に対して相対的に移動せしめるためのものである。実施形態1では、移動手段40は、保持面10aと平行なX軸方向に搬出入位置と研削位置とに亘ってチャックテーブル10を移動させる。
また、研削装置1は、図4に示すように、研削位置に配設されかつ研削ホイール21及びチャックテーブル10を覆うカバー部材50と、混合物吹きつけ手段60と、吸引手段70とを備える。カバー部材50は、上壁51、前壁52、両側壁53,54を備えて、全体として扁平な箱型に形成されている。カバー部材50は、上壁51に研削ホイール21を挿入可能な挿入孔55を設けている。また、カバー部材50は、研削ホイール21がチャックテーブル10に保持された被加工物Wの裏面WRに接触する作用位置APと、研削ホイール21が被加工物Wの裏面WRに接触しない非作用位置NPとにカバー部材50内を仕切る仕切り壁56を備えている。なお、本発明では、仕切り壁56は、カバー部材50に設けられることなく、チャックテーブル10を支持する部材に配設されてもよい。
混合物吹きつけ手段60は、研削砥石23が回転しているときに裏面WRに接触しない非作用位置NPにある研削砥石23に対して流体と微粒子の混合物Kを吹きつけるためのものである。混合物吹きつけ手段60は、混合物Kを吹きつけることで、研削中に発生する研削屑CW(図7(a)に示す)を研削砥石23から除去するとともに、研削砥石23をドレッシングして当該研削砥石23を断面において水平方向と平行に形成するものである。
混合物吹きつけ手段60は、一端部を中心として図2中の実線で示す位置と点線で示す位置とに亘って揺動自在に装置本体2に支持されている。混合物吹きつけ手段60は、図2中点線で示す位置において、研削手段20の下方に位置し、研削手段20の非作用位置NPにある研削砥石23の下面と対面する混合物噴出口61を備えている。混合物吹きつけ手段60は、混合物噴出口61の中央が研削砥石23の厚み方向の中央と対面している。なお、図2中の実線で示す位置では、混合物吹きつけ手段60の混合物噴出口61は、研削手段20の下方から退避する。
実施形態1では、混合物吹きつけ手段60は、混合物供給源62から加圧された気体と微粒子との混合物Kが供給され、供給された混合物Kを研削砥石23の非作用位置NPに向けて吹きつける。なお、実施形態1では、加圧された気体として0.1MPa(ゲージ圧)〜0.6MPa(ゲージ圧)の気体(例えば空気)を用い、微粒子として水溶性である重曹(炭酸水素ナトリウム)を用いている。重曹は、水溶時に弱アルカリ性となる。重曹は、一般に購入できるもの、例えば、(株)三和通商が輸入しているものを用いることができる。本実施形態では、重曹の平均粒径は、40μm程度である。また、本実施形態では、図7に示すように、混合物噴出口61から研削砥石23に直接吹きつけられる混合物Kの幅が研削砥石23の厚みと略等しくなるように、混合物噴出口61が形成されている。また、微粒子としては、平均粒径が10μm〜100μmの水溶性のもので、水溶時に微酸性、微アルカリ性又は中性となるものが望ましい。水溶性のものとしては、重曹のほか氷粒が挙げられる。また、微粒子は、プラスチックなどの非水溶性のものでもよい。
吸引手段70は、カバー部材50の非作用位置NP内の気体を吸引して、混合物Kなどが装置内に飛散することを抑制するものである。吸引手段70は、気体を吸引する吸引源71と、吸引源71とカバー部材50の非作用位置NP内とを連結する吸引チューブ72を備える。微粒子の飛散がないとき、または少ない場合は、吸引手段70及び/またはカバー部材50を備えなくてもよい。また、付着した混合物Kを洗浄液を供給することによって研削砥石23から除去する構成としてもよい。
制御手段100は、研削装置1を構成する上述した構成要素をそれぞれ制御して、被加工物Wに対する研削方法を研削装置1に行わせるものである。なお、制御手段100は、例えばCPU等で構成された演算処理装置やROM、RAM等を備える図示しないマイクロプロセッサを主体として構成されており、加工動作の状態を表示する図示しない表示手段や、オペレータが加工内容情報などを登録する際に用いる図示しない操作手段などと接続されている。
次に、本実施形態に係る研削装置1の加工動作、即ち、研削装置1を用いた研削方法について図面に基いて説明する。
研削方法では、まず、オペレータが加工内容情報を制御手段100に登録して、搬出入位置のチャックテーブル10に被加工物Wを載置し、オペレータから加工動作の開始指示があった場合に、研削装置1が加工動作即ち、研削方法を開始する。研削方法は、保持工程(ステップST2)と、研削工程(ステップST3)と、搬出工程(ステップST6)と、吹きつけ工程(ステップST7)とを有する。
加工動作では、制御装置1は、まず、混合物供給源62を停止させ又は停止させた状態を維持し(ステップST1)、保持工程(ステップST2)に進む。保持工程(ステップST2)において、制御手段100は、チャックテーブル10に載置された被加工物Wを吸引保持し、被加工物Wを吸引保持したチャックテーブル10を研削位置まで移動させるとともに、吸引手段70は、カバー部材50の非作用位置NP内の気体を吸引させて、研削工程(ステップST3)に進む。
研削工程(ステップST3)は、被加工物Wの裏面WRの一部に回転中の研削砥石23を接触させて研削する工程である。研削工程(ステップST3)では、制御手段100は、チャックテーブル10と研削砥石23を回転させながら、研削送り手段30に研削手段20を研削送りする。制御手段100は、図4に示すように、被加工物Wに研削水を供給しながら研削砥石23を被加工物Wの裏面WRの中心を含みかつ裏面WRの研削手段20寄りの端部に接触させて、被加工物Wの厚さが所定厚さになるまで研削する。なお、本実施形態では、研削工程(ステップST3)では、吸引手段70で吸引しながら研削するが、本発明では、吸引手段70で吸引しながら研削しなくてもよい。
制御手段100は、スピンドル24に流れるスピンドル電流が所定値以上であるか否かを判定する(ステップST4)。なお、この所定値とは、研削砥石23への研削屑CWの付着や研削砥石23の消耗が研削に悪影響を与える程度の値とするのが望ましい。制御手段100は、スピンドル24に流れるスピンドル電流が所定値未満であると判定する(ステップST4:No)と、制御手段100は、研削が終了したか否か、即ち、被加工物Wの厚さが所定厚さになったか否かを判定する(ステップST5)。制御手段100は、研削が終了していない、即ち、被加工物Wの厚さが所定厚さになっていないと判定する(ステップST5:No)と、研削工程(ステップST3)を続ける。このように、制御手段100は、被加工物Wの厚さが所定厚さになるまで、研削工程(ステップST3)を続ける。
制御手段100は、研削が終了した、即ち、被加工物Wの厚さが所定厚さになったと判定する(ステップST5:Yes)と、搬出工程(ステップST6)に進むとともに、吹きつけ工程(ステップST7)に進む。搬出工程(ステップST6)では、制御手段100は、研削送り手段30に回転中の研削手段20を若干上昇させて、チャックテーブル10を搬出入位置まで移動させる。制御手段100は、チャックテーブル10を搬出入位置で停止させた後、被加工物Wの吸引保持を解除し、チャックテーブル10から研削済みの被加工物Wが取り除かれ、加工動作を終了する。
吹きつけ工程(ステップST7)は、研削砥石23が回転中に裏面WRに接触しない非作用位置NPにある研削ホイール21の研削砥石23に向けて混合物Kを吹きつける工程である。吹きつけ工程(ステップST7)では、制御手段100は、混合物供給源62を作動させ又は作動させた状態を維持して、図5に示すように、研削砥石23が回転中に裏面WRに接触しない非作用位置NPにある研削砥石23に向けて気体と微粒子の混合物Kを混合物噴出口61から所定時間吹きつける。
すると、混合物Kが研削砥石23に吹きつけられて、図7(b)に示すように、研削屑CWを除去するとともに、研削砥石23をドレッシングする。研削屑CWを除去し、研削砥石23をドレッシングした混合物Kの微粒子は、水溶性の重曹であるので、研削水に溶けて、研削水とともに図示しない排出口を通して研削装置1外に排出される。また、研削水に溶けずに舞い上がった混合物Kの微粒子は、吸引チューブ72を通して吸引手段70まで吸引される。すると、図7(b)に示すように、研削砥石23から研削屑CWが除去されるとともに、研削砥石23のボンドを消耗させて摩耗した砥粒27を脱落させやすくする。このように、制御手段100は、少なくとも搬出工程(ステップST6)と同時に、混合物Kを研削砥石23に吹きつけて、定期的に所定の時間間隔でドレッシングを行う。こうして、本発明の研削方法では、例えば、制御手段100は、前述したように、一の被加工物Wを研削後、次の被加工物Wの研削前にドレッシングを実施する。
制御手段100は、研削工程(ステップST3)中にスピンドル電流が所定値以上であると判定する(ステップST4:Yes)と、混合物供給源62を作動させ又は作動させた状態を維持して、図6に示すように、研削砥石23が回転中に裏面WRに接触しない非作用位置NPにある研削砥石23に向けて気体と微粒子の混合物Kを混合物噴出口61から吹きつけ、ステップST5に進む。
このように、制御手段100は、研削工程(ステップST3)中に、スピンドル24に流されるスピンドル電流をモニタし、このスピンドル電流の電流値の大きさに基づいて混合物Kを供給するかどうかを決定する。このように、制御手段100により、研削工程(ステップST4)が行われている時に、スピンドル電流が所定値以上であると、混合物Kを研削砥石23に吹きつける吹きつけ工程(ステップST7)を実施する。制御手段100は、チャックテーブル10から研削済みの被加工物Wが取り除かれ、研削前の被加工物Wが載置されると、先程と同様に研削方法を行って、被加工物Wを研削する。
以上のように、実施形態1に係る研削方法及び研削装置1によれば、少なくとも研削工程(ステップST3)以外において研削砥石23に気体と微粒子の混合物Kを吹きつけ、研削砥石23をドレッシングする。このために、研削砥石23から研削屑CWを除去することができるとともに、断面において研削砥石23を水平方向と平行に保つことができる。したがって、実施形態に係る研削方法及び研削装置1によれば、被加工物Wを研削する際に、研削された被加工物Wの品質を低下させることを抑制することができる。また、混合物吹きつけ手段60を研削位置に設置し、回転中の研削砥石23に流体である混合物Kを吹きつけてドレッシングを行う。したがって、実施形態1に係る研削方法及び研削装置1によれば、研削砥石23と混合物吹きつけ手段60の精密な位置合わせ等が不要になる。よって、実施形態1に係る研削方法及び研削装置1は、ドレッシング作業の効率化を達成し生産性を向上することができる、という効果を奏す。
また、研削方法及び研削装置1によれば、カバー部材50内が仕切り壁56により作用位置APと非作用位置NPとに仕切られ、混合物吹きつけ手段60が非作用位置NP内で研削砥石23に混合物Kを吹きつけるとともに、吸引手段70が非作用位置NP内を吸引する。このために、混合物Kがカバー部材50内から漏れ出て、飛散することを抑制することができる。
さらに、研削方法及び研削装置1によれば、スピンドル電流が所定値以上となり研削砥石23が研削しにくくなると、研削工程(ステップST4)中にも混合物Kを研削砥石23に吹きつけるので、必要なタイミングでドレッシングを行うことができ、研削された被加工物Wの品質を低下させることを抑制することができる。
ここで、研削砥石23として、硬質の被加工物Wを研削するにはメタルボンド(メタルからなる結合材)でダイヤモンド砥粒を強固に固定した砥石が用いられる。研削が進むとダイヤモンド砥粒が摩耗するが、メタルボンドの保持力が大きいため摩耗したダイヤモンド砥粒は脱落しにくい。そこで、研削方法及び研削装置1によれば、混合物Kを研削砥石23に吹きつけてドレッシングすることで、メタルボンドからダイヤモンド砥粒を脱落させやすく、摩耗していないダイヤモンド砥粒で適切に研削することができる。また、メタルボンドに限られないが、研削砥石23のボンド部分に高圧の混合物Kが噴射されることで、研削砥石23のボンド部分が凹状に浸食される。この浸食によって形成された凹状の部分により、研削屑CWが研削砥石23から排出されやすくなるとともに、摩耗した砥粒27を脱落しやすくすることができる。
実施形態1に係る研削方法及び研削装置1によれば、混合物Kを構成する微粒子として水溶性の重曹を用いるので、混合物Kを回転中の研削砥石23に吹きつけても、混合物Kの微粒子が研削水に溶けることとなる。したがって、実施形態1に係る研削方法及び研削装置1によれば、回転中の研削砥石23に混合物Kを吹きつけてドレッシングを行っても、混合物Kが辺りに飛散することを抑制することができる。
〔実施形態2〕
本発明の実施形態2に係る被加工物の研削方法を図面に基づいて説明する。図8は、実施形態2に係る被加工物の研削方法に用いられるCMP研磨装置の構成を示す外観斜視図であり、図9は、実施形態2に係る被加工物の研削方法のフローチャートの一例であり、図10は、図8に示されたCMP研磨装置の研磨中を示す要部の断面図であり、図11は、図8に示されたCMP研磨装置の混合物吹きつけ中を示す要部の断面図であり、図12は、図8に示されたCMP研磨装置の洗浄液吹きつけ中を示す要部の断面図である。なお、図8〜図12において、実施形態1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
実施形態2に係る被加工物の研削方法(以下、CMP研磨方法と記す)は、図8に示されるCMP研磨装置1−2(研削装置に相当)を用いる。CMP研磨装置1−2は、被加工物Wの裏面WRをCMP(Chemical Mechanical Po1ishing:化学的機械的研磨法)研磨(研削に相当)によって高精度に平坦化する装置である。
CMP研磨装置1−2は、図8に示すように、チャックテーブル10に保持された被加工物WをCMP研磨する研磨手段20−2(研削手段に相当)と、搬送ロボット80と、仮置きユニット90と、2つの搬送ユニット95と、洗浄手段85などを備える。
搬送ロボット80は、CMP研磨前の被加工物Wを未研磨物収容カセット110a内から取り出して仮置きユニット90上に供給するとともに、CMP研磨後の被加工物Wを洗浄手段85から加工済み物収容カセット110bに収容するものである。実施形態2では、搬送ロボット80は、被加工物Wを保持するピック部81を、X軸方向、Z軸方向に移動可能とする関節と、Z軸回りに回転させる回転関節を複数備えたロボットアーム82で構成されている。未加工物収容カセット110a及び加工済み物収容カセット110bは、同一の構成であり、CMP研磨装置1−2の装置本体2の所定位置に設置されて、被加工物Wを複数収容する。
仮置きユニット90は、搬送ロボット80によりCMP研磨前の被加工物Wが載置される。一方の搬送ユニット95は、装置本体2に対してZ軸回りに回動することで、仮置きユニット90上のCMP研磨前の被加工物Wを搬出入位置のチャックテーブル10上に載置する。他方の搬送ユニット95は、装置本体2に対してZ軸回りに回動することで、搬出入位置のチャックテーブル10上のCMP研磨後の被加工物Wを洗浄手段85に搬送する。搬出入位置のチャックテーブル10上に載置された被加工物Wは、研削位置まで移動されて研磨手段20−2によりCMP研磨された後、搬出入位置まで移動される。そして、被加工物Wは、他方の搬送ユニット95により洗浄手段85に搬送され、洗浄手段85により洗浄された後、搬送ロボット80により加工済み物収容カセット110bに収容される。
研磨手段20−2は、チャックテーブル10の保持面10aに保持された被加工物Wを研磨する研磨パッド23−2を備え、被加工物Wの裏面WRをCMP研磨して、被加工物Wの裏面WRを平坦化するためのものである。
研磨手段20−2は、チャックテーブル10に保持された被加工物Wに研磨液を供給する研磨液供給手段28と、スピンドルユニット22により鉛直方向と平行な軸心回りに高速回転する研磨ホイール21−2(研削部材に相当)とを備える。研磨液供給手段28は、アルカリ性又は酸性の溶液を研磨液として被加工物Wに供給する。研磨ホイール21−2は、チャックテーブル10に保持された被加工物Wの裏面WRに押し当てられて、被加工物Wの裏面WRを平坦化する研磨パッド23−2を含んでいる。
研磨手段20−2は、研磨ホイール21−2をZ軸回りに回転させながら研磨液供給手段28から研磨液を供給しつつ、研削送り手段30により研削送りされて、研磨パッド23−2をチャックテーブル10に保持された被加工物Wの裏面WRに押し当てることで、被加工物Wの裏面WRを平坦化する。
また、実施形態2に係るCMP研磨装置1−2の混合物吹きつけ手段60−2は、混合物噴出口61から研磨パッド23−2に流体としての液体と微粒子の混合物Kを吹きつける。実施形態2に係るCMP研磨装置1−2の混合物吹きつけ手段60−2が吹きつける混合物Kは、アルカリ性、酸性、中性のものを用いることができる。また、本発明では、混合物吹きつけ手段60−2が吹きつける混合物Kは、微粒子と研磨液と同等のpH値(水素イオン濃度指数)を有する液体を含むのが望ましい。混合物Kは、微粒子と気体を含むものであってもよい。また、混合物吹きつけ手段60−2は、混合物噴出口61に加え、例えば純水などの洗浄液Sを研磨パッド23−2に吹きつける洗浄液噴出口63を備えている。混合物吹きつけ手段60−2は、吹きつけ工程(ステップST7−2)において、混合物噴出口61から混合物Kを吹きつけた後、洗浄液噴出口63から洗浄液Sを吹きつけて、混合物Kを研磨パッド23−2から除去する。洗浄液Sに限定されず、高圧エアを吹きつけ、混合物Kを研磨パッド23−2から除去するものであってもよい。
実施形態2に係るCMP研磨方法、即ちCMP研磨装置1−2の加工動作を説明する。加工動作では、制御手段100は、混合物供給源62を停止させ又は停止させた状態を維持し(ステップST1−2)、保持工程(ステップST2−2)に進み、チャックテーブル10に吸引保持した被加工物Wを研削位置まで移動させる。制御手段100は、研磨手段20−2により被加工物Wを所定時間CMP研磨する(ステップST3−2)。制御手段100は、CMP研磨が終了したか否かを判定し(ステップST5−2)、終了するまで(ステップST5−2:No)、CMP研磨(ステップST3−2)し、CMP研磨が終了する(ステップST5−2:Yes)と、搬出工程(ステップST6−2)を実施するとともに、吹きつけ工程(ステップST7−2)を実施する。制御手段100は、吹きつけ工程(ステップST7−2)では、混合物供給源62を作動させ又は作動させた状態を維持して、図11に示すように、研削パッド23−2が回転中に裏面WRに接触しない非作用位置NPにある研磨パッド23−2に液体と微粒子の混合物Kを混合物噴出口61から所定時間吹きつけ、その後、図12に示すように、混合物Kの吹きつけを停止した後、洗浄液噴出口63から洗浄液Sを所定時間吹きつける。すると、混合物Kが研磨パッド23−2に吹きつけられて、CMP研磨により生じる研磨屑(図示せず)を除去するとともに、研磨パッド23−2をドレッシングする。研磨屑を除去し、その後、研磨パッド23−2が洗浄液Sにより洗浄されて、研磨パッド23−2をドレッシングした混合物Kの微粒子は図示しない排出口を通してCMP研磨装置1−2外に排出されるとともに、飛散した微粒子は吸引チューブ72を通して吸引される。なお、本発明では、吹きつけ工程(ステップST7−2)において、混合物Kや研削屑を除去できれば、洗浄液Sに限らず、高圧エアなどの気体を吹きつけてもよい。
また、本発明では、例えば、混合物KのpH値が研磨液のpH値と同等である場合には、実施形態1と同様に、CMP研磨(ステップST3−2)中にスピンドル24に流れるスピンドル電流が所定値以上であると、混合物Kを研磨パッド23−2に吹きつけて、ステップST5−2に進んでもよい。なお、混合物KのpH値が研磨液のPh値と同等であるとは、混合物KがCMP研磨に影響を与えることのない程度にpH値が同等であることを示している。
以上のように、実施形態2に係るCMP研磨方法及びCMP研磨装置1−2によれば、実施形態1と同様に、CMP研磨された被加工物Wの品質を低下させることを抑制でき、ドレッシング作業の効率化を達成し生産性を向上することができるとともに、混合物Kが飛散することを抑制することができる。
また、実施形態2に係るCMP研磨方法及びCMP研磨装置1−2によれば、混合物吹きつけ手段60−2が混合物噴出口61にくわえて、洗浄液噴出口63を備えているので、混合物Kが酸性又はアルカリ性を有していても、加工への影響が低減される。さらに、実施形態2に係るCMP研磨方法及びCMP研磨装置1−2では、混合物吹きつけ手段60−2が吹きつける混合物KのpH値が研磨液のpH値と同等となる場合には、CMP研磨中に混合物Kを吹きつけても、混合物KがCMP研磨の妨げるになることを抑制することができる。
なお、前述した実施形態1及び実施形態2では、研削手段20及び研磨手段20−2を一つのみ備える研削装置1及びCMP研磨装置1−2を示している。しかしながら、本発明では、研削手段20、研磨手段20−2を複数備える研削装置などに適用してもよい。また、本発明では、図13に示すように、混合物吹きつけ手段60−3の混合物噴出口61−3を、混合物吹きつけ手段60−3の長手方向と平行なスリットにしてもよい。なお、図13は、実施形態の変形例に係る被加工物の研削方法に用いられる研削装置の混合物吹きつけ手段などを示す平面図である。図13において、実施形態1及び実施形態2と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。また、実施形態では、混合物吹きつけ手段60の混合物噴出口61を研削砥石23の下面と対面する位置に設けているが、本発明では、混合物噴出口61を研削砥石23の内側や外側の位置など、混合物噴出口61の位置を適宜変更してもよい。
なお、本発明は上記実施形態や変形例に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。例えば、実施形態1では、研削工程(ステップST3)後に吹きつけ工程(ステップST7)を行い、実施形態2では、CMP研磨工程(ステップST3−2)後に吹きつけ工程(ステップST7−2)を行っているが、本発明では、これに限定されない。即ち、研削工程(ステップST3)及びCMP研磨工程(ステップST3−2)前に吹きつけ工程(ステップST7,ST7−2)を行ってもよく、研削工程(ステップST3)及びCMP研磨工程(ステップST3−2)中に吹きつけ工程(ステップST7,ST7−2)を行ってもよい。要するに、本発明では、研削工程(ステップST3)及びCMP研磨工程(ステップST3−2)中、前後の少なくともいずれかにおいて、吹きつけ工程(ステップST7,ST7−2)を行えばよい。
1 研削装置
1−2 CMP研磨装置(研削装置)
10 チャックテーブル
10a 保持面
20 研削手段
20−2 CMP研磨手段(研削手段)
21 研削ホイール(研削部材)
21−2 研磨ホイール(研削部材)
23 研削砥石
23−2 研磨パッド
30 研削送り手段
40 移動手段
60 混合物吹きつけ手段
60−2 混合物吹きつけ手段
60−3 混合物吹きつけ手段
K 混合物
NP 非作用位置
W 被加工物
WR 裏面(被加工面)
ST7,ST7−2,ST8 吹きつけ工程
ST3 研削工程
ST3−2 CMP研磨工程(研削工程)

Claims (6)

  1. 被加工物の被加工面を研削する研削方法であって、
    被加工面の一部に回転する研削部材を接触させて研削する研削工程と、
    前記研削部材が回転中に前記被加工面に接触しない非作用位置にある前記研削部材に向けて流体と微粒子の混合物を吹きつける吹きつけ工程、とを有することを特徴とする被加工物の研削方法。
  2. 前記研削工程が行われているときに、前記吹きつけ工程が行われることを特徴とする請求項1に記載の被加工物の研削方法。
  3. 前記微粒子は、水溶性であることを特徴とする請求項1又は2に記載の被加工物の研削方法。
  4. 前記研削部材は、研削砥石を含むことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の被加工物の研削方法。
  5. 前記研削部材は、研磨パッドを含むことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の被加工物の研削方法。
  6. 被加工物を保持する保持面を備えたチャックテーブルと、
    前記チャックテーブルの保持面に保持された被加工物を研削する研削部材を備えた研削手段と、
    前記研削手段を前記チャックテーブルの保持面に対して垂直な方向に研削送りする研削送り手段と、
    該チャックテーブルをその保持面と平行に前記研削手段に対して相対的に移動せしめる移動手段と、を有する研削装置において、
    前記研削部材が回転しているときに被加工面に接触しない非作用位置にある前記研削部材に対して流体と微粒子の混合物を吹きつける混合物吹きつけ手段を備えることを特徴とする研削装置。
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