JP2016174697A - ゲーム機用筐体 - Google Patents

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Abstract

【課題】地球環境を保護し、製造コストを効果的に低減することができるゲーム機用筐体を提供する。【解決手段】この筐体は、前面を開口した後部箱体1の前部に、板金枠体2を一体的に取り付けたゲーム機用筐体である。後部箱体1は、木質材を用いて形成された背板11、天板12、底板13、左側板14及び右側板15を箱状に固定して形成される。板金枠体2は、天板12の前縁部を覆って固定される板金製の上辺枠21と、左側板14の前縁部を覆って固定される板金製の左辺枠22、右側板15の前縁部を覆って固定される板金製の右辺枠23と、底板13の前縁部を覆って固定される下辺枠24と、を方形枠状に結合して形成される。【選択図】図1

Description

本発明は、スロットマシンなどのゲーム機の筐体に関し、後部箱体と後部箱体の前部に板金枠体を一体的に取り付けた構造のゲーム機用筐体に関する。
スロットマシンなどのゲーム機に使用される筐体は、従来、合板などを用いた木製筐体が通常であり、ホールの島に各ゲーム機を設置する際には、木製筐体に対し釘や木ねじを打ち付けて固定していた。このため、一度使用した木製筐体は、釘孔やねじ孔があるために、使用済みとなってリユースができず、多くの台数の木製筐体が焼却処分されたり、埋め立て処分され、環境問題となっていた。
このため、ゲーム機用筐体として、リユースやリサイクルが可能な金属製筐体が、下記特許文献1などで提案されている。この金属製筐体は、筐体の背板、上板、底板、左右の側板を、各々金属板を用いて、板金加工により所定形状に成形し、それらの板金部品を組み付けて、筐体を形成していた。
特開2004−329329号公報
しかし、この金属製のゲーム機用筐体は、筐体の背板、上板、底板、左右の側板が、各々、プレスによる板金加工で製造されるため、加工の容易性や重量の軽量化から、板金材料の板厚を薄くしている。このため、筐体の強度不足を補う必要性から、背板、上板、底板、左右側板の各々に、別に製造した補強部材を固定する必要があり、特に、重量のある前扉がヒンジを介して取り付けられる左右側板には複雑な補強部材を、溶接やリベットかしめなどにより取り付ける必要があった。
このため、それらの補強部材の製造コストを含め、筐体の背板、上板、底板、左右側板をプレス加工するための成形型の製作コスト、補強部材を含む背板、上板、底板、左右側板の組付作業のコストなどが嵩み、筐体の製造コストが非常に高くなる課題があった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、地球環境を保護しつつ、製造コストを効果的に低減することができるゲーム機用筐体を提供することを目的とする。
本発明に係る筐体は、前面を開口した後部箱体の前部に、板金枠体を一体的に取り付けたゲーム機用筐体であって、
該後部箱体は、木質材を用いて形成された背板、天板、底板、左側板及び右側板を箱状に固定して形成され、
該板金枠体は、該天板の前縁部を覆って固定される板金製の上辺枠と、該左側板の前縁部を覆って固定される板金製の左辺枠、該右側板の前縁部を覆って固定される板金製の右辺枠と、該底板の前縁部を覆って固定される下辺枠と、を方形枠状に結合して形成され、
該左辺枠は、該左側板の前縁部の外側を覆う左外側枠材と該左側板の前縁部の内側を覆う左内側枠材とを有し、該右辺枠は、該右側板の前縁部の外側を覆う右外側枠材と該右側板の前縁部の内側を覆う右内側枠材とを有し、該左外側枠材と該左内側枠材は、該該左側板の該前縁部を内外から挟むように取り付けられ、該右外側枠材と該右内側枠材は、該右側板の該前縁部を内外から挟むように取り付けられ、該下辺枠は、該底板の前縁部の外側を覆う下外側枠材と該底板の前縁部の内側を覆う下内側枠材とを有し、該下外側枠材と該下内側枠材は、該底板の前縁部を内外から挟むように取り付けられたことを特徴とする。ここで、上記筐体の上下左右は、筐体を正面から見たときの上下左右を示している。
この発明のゲーム機用筐体によれば、木質材の後部箱体は筐体の一部を構成するのでみであるから、焼却処分や埋め立て処分される木質材は少なくなり、環境問題を抑制することができる。さらに、後部箱体の前部に取り付けられる板金枠体は、その左辺枠、右辺枠、下辺枠が内側枠材と外側枠材とで後部箱体の前縁部を覆い且つ挟むように取り付けられるので、強度を保持しつつ板金の厚さを薄くすることができ、筐体の軽量化を図ることができ、さらに、板金枠体は、全体を板金で形成した従来の筐体に比して、左辺枠、右辺枠、下辺枠などの部分が小形化され、プレス型の小型化、材料量の低減などから、製造コストを大幅に低減することができる。
ここで、上記後部箱体の背板、天板、底板、左側板及び右側板を形成する木質材は、中密度繊維板を使用することが好ましい。中密度繊維板は、十分な強度を有し、加工が容易で、且つ廃棄される各種木材をリサイクル加工して製造されるので、地球環境の保護に資することができる。
またここで、後部箱体の天板の前縁部を覆って固定される板金製の上辺枠は、その両側端部が上記左辺枠と右辺枠の上端部と結合され、その結合部分を覆うように左角部材と右角部材を取り付けることが好ましい。
またここで、上記板金枠体の左右内側枠材及び下内側枠材に、複数の切り起し部を外側枠体側に向けて折り曲げて突設し、該切り起し部の折り曲げ面に後部箱体の前縁部を当接させて該板金枠体を取り付けることが好ましい。これによれば、板金枠体を正確な位置に、後部箱体の前縁部を覆って取り付けることができる。また、上記切り起し部は、クリンチかしめ接合により、外側枠体に固定することが好ましい。これによれば、プレス加工のみの少ない工数で、簡単に十分な強度で板金枠体の内側枠体と外側枠体を固定することができる。
またここで、上記下内側枠材の内側面の両側端部に、補強用の垂直取付板を立設し、該垂直取付板の内側直角部には三角リブを設け、上記板金枠体の左辺枠と右辺枠の下部を該垂直取付板に固定ねじで固定することが好ましい。これによれば、補強された垂直取付板に板金枠体の左辺枠と右辺枠の下部が固定されるため、高い強度で板金枠体の左辺枠と右辺枠を、下辺枠の両側端部に垂直に固定することができる。
この発明のゲーム機用筐体によれば、地球環境の保護を図りつつ、製造コストを低減することができる。
本発明の一実施形態を示すゲーム機用筐体の斜視図である。 同ゲーム機用筐体の下側から見た斜視図である。 後部箱体の斜視図である。 左辺枠の斜視図である。 右辺枠の斜視図である。 下辺枠の斜視図である。 上辺枠の斜視図である。 斜め右から見た筐体の分解斜視図である。 斜め左から見た筐体の分解斜視図である。 右辺枠の分解斜視図である。 左辺枠の分解斜視図である。 下辺枠の分解斜視図である。 左角部材の正面側から見た分解斜視図(a)、背面側から見た分解斜視図(ba)である。 右角部材の正面側から見た分解斜視図(a)、背面側から見た分解斜視図(ba)である。 左辺枠の上部の部分断面斜視図である。 右辺枠の上部の部分断面斜視図である。 下辺枠の部分断面斜視図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1に示す筐体は、スロットマシンなどに使用されるゲーム機用筐体であり、前面を開口した後部箱体1と、その前部に取り付けられた板金枠体2とを備えて構成される。
後部箱体1は、図3に示すように、木質材を用いて形成された背板11、天板12、底板13、左側板14及び右側板15を箱状に固定し、前面を開口した縦長の箱状に形成される。この後部箱体1の背板11、天板12、底板13、左側板14及び右側板15は、中密度繊維板(MDF)から形成される。中密度繊維板は、合板、製材の残材、梱包材、建築解体材などの木質系廃棄物をチップとして再生使用し、蒸煮、解繊して、合成樹脂接着剤を加え、ファイバーボードとして板状に形成される。このため、後部箱体1を十分な強度で形成することができるとともに、貫通孔や固定ねじ孔などの加工が容易で、且つ廃棄される各種木材をリサイクル加工して製造されるので、地球環境の保護に資することができる。
なお、背板11、天板12、底板13、左側板14及び右側板15からなる後部箱体1は、上記と同様に、木質系廃棄物をチップとして再生使用して板状に成形するパーティクルボード、硬質繊維板(スターウッド)を使用することもでき、或いは各種合板などの木質材で形成することもできる。
図3に示すように、後部箱体1の背板11、天板12、底板13、左側板14及び右側板15の前縁部には、板金枠体2を取り付けるために、方形枠状に沿って嵌合部1aが形成される。嵌合部1aは、その板厚を、段差を付けて薄くなるように形成され、嵌合部1aには複数の固定孔1bが間隔をおいて形成される。筐体の正面形状は、図1,2に示す如く、下部を前方に突き出し、上部を後退させるように前後に傾斜した形成されるところ、後部箱体1の正面形状は、その前縁部の嵌合部1aが鉛直に形成され、箱体の前後の厚さは同一となっている。後部箱体1は、背板11、天板12、底板13、左側板14及び右側板15を箱状に組み合わせ、接合部を接着剤、ねじ止めなどにより接合して製造される。
嵌合部1aには、後述の板金枠体2が嵌合して固定され、固定孔1bに固定ねじを用いて板金枠体2が後部箱体1の前部に組み付けられる。なお、図示は省略されているが、木質系の後部箱体1では、その背板11及び天板12の内側に、薄い金属板を貼着して、内部の電気機器を電磁的にシールドする構造とすることもできる。
板金枠体2は、図1,2に示すように、天板12の前縁部を覆って固定される板金製の上辺枠21と、左側板14の前縁部を覆って固定される板金製の左辺枠22、右側板15の前縁部を覆って固定される板金製の右辺枠23と、底板13の前縁部を覆って固定される下辺枠24と、を方形枠状に結合して形成される。
左辺枠22は、図4、図11に示すように、左側板14の前縁部の外側を覆う左外側枠材26と左側板14の前縁部の内側を覆う左内側枠材27とを有して形成され、左外側枠材26と左内側枠材27は、その上部が細く、下部が幅広形状の略縦長三角形状に形成される。さらに、その前縁部には折り曲げ部26b,27bが形成され、両者の前縁部である、折り曲げ部26b,27bを重ね合わせる形態で、左側板14の前縁部に取り付けられる。
さらに、左内側枠材27には、複数の切り起し部27aが、間隔をおいて内側に、つまり左外側枠材26側に向けて、切り起され、且つ直角に曲折されて形成される。それらの切り起し部27aの先端部はさらに直角に曲げられ、左外側枠材26に当接する。
図4、図11に示すように、左辺枠22は左内側枠材27と左外側枠材26を、その前縁部の折り曲げ部26b、27bを重ね合わせて組み付けられるが、その際、左内側枠材27の切り起し部27aは、クリンチかしめ接合により、左外側枠材26に固定される。このため、溶接工程などを不要とし、プレス加工のみの工程で簡単に、左内側枠材27と左外側枠材26を、所定の間隔をあけた状態で組み付けて固定し、左辺枠22を製造することができる。
なお、左辺枠22の左外側枠材26には、図11に示す如く、ねじ孔部26cが内側に突出して設けられ、左内側枠材27にはそれらに対応した位置に固定ねじ用の挿入孔が設けられる。左辺枠22を後部箱体1の左側板14の前部に組み付ける場合、その左外側枠材26と左内側枠材27は、左側板14の前縁部を内外から挟むように嵌合して取り付けられる。
同様に、右辺枠23は、図5、図10に示す如く、右側板15の前縁部の外側を覆う右外側枠材28と右側板15の前縁部の内側を覆う右内側枠材28とを有して形成され、右外側枠材28と右内側枠材29は、その上部が細く、下部が幅広形状の略縦長三角形状に形成される。さらに、その前縁部には折り曲げ部28b,29bが形成され、両者の前縁部の折り曲げ部28b,29bを重ね合わせる形態で、右外側枠材28と右内側枠材29からなる右辺枠23は右側板15の前縁部に取り付けられる。
右内側枠材29には、複数の切り起し部29aが、間隔をおいて内側に、右外側枠材28側に向けて、切り起され、且つ直角に曲折されて形成される。それらの切り起し部29aの先端部はさらに直角に曲げられ、右外側枠材28に当接する。図5、図10に示すように、右辺枠23は右内側枠材29と右外側枠材28を、その前縁部の折り曲げ部28b、29bを重ね合わせて組み付けられるが、その際、右内側枠材29の切り起し部29aは、クリンチかしめ接合により、右外側枠材28に固定される。
このため、溶接工程などを不要とし、プレス加工のみの工程で簡単に、右内側枠材28と右外側枠材29を、所定の間隔をあけた状態で組み付けて固定し、右辺枠23を製造することができる。なお、右辺枠23の右外側枠材28には、図10に示す如く、ねじ孔部28cが内側に突出して形成され、右内側枠材29にはそれらに対応した位置に固定ねじ用の挿入孔が設けられる。右辺枠23を後部箱体1の右側板15の前部に組み付ける場合、その右外側枠材28と右内側枠材29は、右側板15の前縁部を内外から挟む形態で、後部箱体1の右側板15の前部に右辺枠23を嵌合して取り付けられる。
下辺枠24は、図6,12に示すように、底板13の前縁部の外側を覆う下外側枠材31と底板13の前縁部の内側を覆う下内側枠材32とを有して構成され、下辺枠24の下外側枠材31と下内側枠材32は、底板13の前縁部を内外(上下)から挟む形態で、底板13の前縁部に嵌合して取り付けられる。
図12に示す如く、下外側枠材31には、その前縁部に折り曲げ部31bが形成され、その奥に複数のねじ孔部31cが、間隔をあけて内側(上側)に突出して形成される。下内側枠材32は、下外側枠材31より幅広に形成され、その前縁部に折り曲げ部32bが形成される。さらに、下内側枠材32には、複数の切り起し部32aが下外側枠材31側に向けて形成される。
これらの切り起し部32aは、所定の間隔をおいて下内側枠材32と下外側枠材31が重ね合わされるように設けられ、その先端部はさらに直角に曲げられ、下外側枠材31に当接する。そして、製造時、図6、12に示すように、下辺枠24は下内側枠材32と下外側枠材31を、その前縁部の折り曲げ部32b、31bを重ね合わせて組み付けられるが、その際、下内側枠材32の切り起し部32aは、クリンチかしめ接合により、下外側枠材31に固定される。これにより、下辺枠24の下内側枠材32と下外側枠材31間には、所定の厚さの空間が形成され、後部箱体1への組み付け時には、その空間に底板14が嵌め込まれ、固定される。その際、底板14の前端部が折り曲げ部32b、31bに当接し、下辺枠24と底板14の位置決めを正確に行って容易に組み付けることができるようになっている。
さらに、図6,12に示す如く、下内側枠材32の内側面(上面)の両側端部に、補強用の垂直取付板32dが立設され、垂直取付板32dの内側直角部には三角リブ32cが設けられる。図8に示すように、後部箱体1の前部に板金枠体2を組み付ける際、左辺枠22と右辺枠23の下部が垂直取付板32dに当接され、固定ねじで垂直取付板32dが左辺枠22と右辺枠23の下部に固定される。これにより、下辺枠24上で立設され補強された垂直取付板32dに、板金枠体2の左辺枠22と右辺枠23の下部が固定されるため、高い強度で板金枠体2の左辺枠22と右辺枠23を、下辺枠24の両側端部に垂直に固定することができる。
図7に示すように、板金枠体2の上辺枠21は、帯状の板金で形成され、その前部が折り曲げられて折り曲げ部21bを形成し、平面部には複数の固定孔が設けられる。上辺枠21は、後部箱体1の天板12の前縁部に上から覆うように取り付けられ、固定ねじで固定される。このように、後部箱体1に板金枠体2を取り付ける際、上辺枠21の両側端部は、左辺枠22と右辺枠23の上端部に当接して組み付けられるが、その両側角部には、図13の左角部材5と図14の右角部材6が、両側角部を覆って結合させるように固定される。
左角部材5と右角部材6は、図13,図14に示すように、左辺枠22と右辺枠23の上端部を完全に覆って嵌合される形状に、硬質合成樹脂或いは金属により成形される。図9に示すように、後部箱体1の前部に板金枠体2を組み付ける際、左角部材5は、上辺枠21と左辺枠22の結合部分を上から覆うように組付けられ、固定孔5aに固定ねじを挿入して固定される。また、右角部材6は、上辺枠21と右辺枠23の結合部分を上から覆うように組付けられ、固定孔6aに固定ねじを挿入して固定される。
上述のように、ゲーム機用筐体を製作するに際し、後部箱体1が中密度繊維板により箱状に形成され、板金枠体2の上辺枠21、左辺枠22、右辺枠23、及び下辺枠24が上記のように、板金(薄い鋼板)を用いてプレス加工により製造される。
次に、図8,9に示すように、上辺枠21が後部箱体1の天板12の前縁部に被せるように固定され、左辺枠22が後部箱体1の左側板14の前縁部を内側に嵌入させ、左外側枠材26と左内側枠材27の間で左側板14の前縁部を内外から挟むように嵌合させる。このとき、左側板14の前縁部が左内側枠材27の切り起し部27aに当接し、嵌合位置の位置決めが正確に行われる。この状態で、ねじ孔部26cから固定ねじが挿入され、左外側枠材26と左内側枠材27の間で左側板14の前縁部を挟み込むようにして締め付け固定される。
同様に、右辺枠23が、後部箱体1の右側板15の前縁部を内側に嵌入させるように、つまり右外側枠材28と右内側枠材29の間で右側板15の前縁部を内外から挟むように、嵌合される。このとき、右側板15の前縁部が右内側枠材29の切り起し部29aに当接し、嵌合位置の位置決めが正確に行われる。この状態で、ねじ孔部28cから固定ねじが挿入され、右外側枠材28と右内側枠材29の間で右側板15の前縁部を挟み込むようにして締め付け固定される。
さらに、下辺枠24が、後部箱体1の底板13の前縁部を内側に嵌入させるように、つまり下辺枠24が後部箱体1の底板13の前縁部を内外(上下)から挟むように、嵌合される。このとき、底板13の前縁部が下辺枠24の切り起し部32aに当接し、嵌合位置の位置決めが正確に行われる。この状態で、ねじ孔部31cから固定ねじが挿入され、下外側枠材31と下内側枠材32の間で底板13の前縁部を挟み込むようにして締め付け固定される。
このとき、左辺枠22と右辺枠23の下部が下辺枠24の両側の垂直取付板32dに当接し、垂直取付板32dが左辺枠22と右辺枠23の下部に、固定ねじにより締め付け固定される。これにより、板金枠体2の左辺枠22と右辺枠23の下部が、下辺枠24上の両側に、垂直取付板32dを介して強固に固定される。
そして、最後に、左角部材5が、上辺枠21と左辺枠22の結合部分を上から覆うように組付けられ、固定孔5aに固定ねじを挿入して固定され、右角部材6が、上辺枠21と右辺枠23の結合部分を上から覆うように組付けられ、固定孔6aに固定ねじを挿入して固定される。
このように、木質材の後部箱体1は筐体の一部を構成するのでみであるから、焼却処分や埋め立て処分される木質材は従来の木質系筐体より少なくなり、環境問題を抑制することができる。
さらに、後部箱体1の前部に取り付けられる板金枠体2は、その左辺枠22、右辺枠23、下辺枠24が内側枠材と外側枠材とで後部箱体1の前縁部を覆い且つ挟むように取り付けられるので、必要な強度を保持しつつ板金の厚さを薄くすることができ、筐体の軽量化を図ることができ、さらに、板金枠体2は、全体を板金で形成した従来の筐体に比して、左辺枠22、右辺枠23、下辺枠24などの部分が小形化され、プレス型の小型化、材料量の低減などから、製造コストを大幅に低減することができる。
1 後部箱体
1a 嵌合部
1b 固定孔
2 板金枠体
5 左角部材
5a 固定孔
6 右角部材
6a 固定孔
11 背板
12 天板
13 底板
14 左側板
15 右側板
21 上辺枠
21b 折り曲げ部
22 左辺枠
23 右辺枠
24 下辺枠
26 左外側枠材
26b 折り曲げ部
26c ねじ孔部
27 左内側枠材
27a 切り起し部
28 右外側枠材
28b 折り曲げ部
28c ねじ孔部
29 右内側枠材
29a 切り起し部
31 下外側枠材
31b 折り曲げ部
31c ねじ孔部
32 下内側枠材
32a 切り起し部
32b 折り曲げ部
32c 三角リブ
32d 垂直取付板

Claims (5)

  1. 前面を開口した後部箱体の前部に、板金枠体を一体的に取り付けたゲーム機用筐体であって、
    該後部箱体は、木質材を用いて形成された背板、天板、底板、左側板及び右側板を箱状に固定して形成され、
    該板金枠体は、該天板の前縁部を覆って固定される板金製の上辺枠と、該左側板の前縁部を覆って固定される板金製の左辺枠、該右側板の前縁部を覆って固定される板金製の右辺枠と、該底板の前縁部を覆って固定される下辺枠と、を方形枠状に結合して形成され、
    該左辺枠は、該左側板の前縁部の外側を覆う左外側枠材と該左側板の前縁部の内側を覆う左内側枠材とを有し、該右辺枠は、該右側板の前縁部の外側を覆う右外側枠材と該右側板の前縁部の内側を覆う右内側枠材とを有し、
    該左外側枠材と該左内側枠材は、該左側板の該前縁部を内外から挟むように取り付けられ、該右外側枠材と該右内側枠材は、該右側板の該前縁部を内外から挟むように取り付けられ、
    該下辺枠は、該底板の前縁部の外側を覆う下外側枠材と該底板の前縁部の内側を覆う下内側枠材とを有し、該下外側枠材と該下内側枠材は、該底板の前縁部を内外から挟むように取り付けられたことを特徴とするゲーム機用筐体。
  2. 前記後部箱体の背板、天板、底板、左側板及び右側板を構成する木質材が、中密度繊維板により形成されたことを特徴とする請求項1記載のゲーム機用筐体。
  3. 前記上辺枠の左端部が前記左辺枠の上端部と結合する結合部分を覆って、左角部材が取り付けられ、前記上辺枠の右端部が前記右辺枠の上端部と結合する結合部分を覆って、右角部材が取り付けられたことを特徴とする請求項1記載のゲーム機用筐体。
  4. 前記左内側枠材に、複数の切り起し部が前記左外側枠材側に向けて折り曲げて突設され、前記右内側枠材に、複数の切り起し部が前記右外側枠材側に向けて折り曲げて突設され、前記下内側枠材に、複数の切り起し部が前記下外側枠材側に向けて折り曲げて突設され、該各切り起し部は、該左外側枠材、該右外側枠材、または該下外側枠材にクリンチかしめ接合により固定され、該各切り起し部の折り曲げ面に前記後部箱体の前縁部が当接して前記板金枠体が取り付けられたことを特徴とする請求項1記載のゲーム機用筐体。
  5. 前記下内側枠材の内側面の両側端部に、補強用の垂直取付板が立設され、該垂直取付板の内側直角部には三角リブが設けられ、前記板金枠体の左辺枠と右辺枠の下部が該垂直取付板に固定ねじで固定されることを特徴とする請求項1記載のゲーム機用筐体。
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