JP2016172540A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】 必要なウエット性能及び操縦安定性能を確保しながら、優れた燃費性を発揮しさせる。【解決手段】 タイヤ断面巾をWt(単位:mm)、ビード径をDb(単位:インチ)としたとき、タイヤ断面巾Wtが次式(1)、(2)を充足する。Wt≦ −0.7257×(Db)2 + 42.763×Db − 339.67 −−−(1)Wt≧ −0.7257×(Db)2 + 48.568×Db − 552.33 −−−(2)トレッド部は、タイヤ周方向にのびる2本の縦主溝によって区分された3本のリブ状陸部を有しランド比は、85%以上である。【選択図】図1

Description

本発明は、ウエット性能及び操縦安定性能を確保しながら、優れた燃費性を発揮しうる空気入りタイヤに関する。
タイヤにおける燃費性の要因として、タイヤの転がり抵抗および空気抵抗がある。このうちタイヤの転がり抵抗は、走行時におけるゴムの繰返し変形に伴うエネルギー損失が主原因であり、この転がり抵抗を減じるために、トレッドゴムにエネルギー損失の少ない(tanδが小さい)ゴムを使用することが行われている。
しかしエネルギー損失が小さいゴムを使用した場合、転がり抵抗は減じるものの、グリップ性能(特に、ウェットグリップ性能)が低下し、また耐摩耗性も悪化するという問題がある。なお下記の特許文献1、2などに示されるように、耐摩耗性を向上させつつ転がり抵抗を減じたトレッドゴム組成物の研究が進められている。しかしゴム組成物による改善だけでは限界があり、ゴム組成物以外からの低転がり抵抗性へのアプローチが強く望まれている。
このような状況に鑑み、本発明者が研究を行った結果、以下のことを究明し得た。タイヤ外径が同一のタイヤにおいてタイヤ断面巾を減じた場合、それに伴いトレッド巾も減少するため、トレッドゴムのゴム量も少なくなる。そのためトレッドゴムによるエネルギー損失量が減じ、かつタイヤの軽量化も図られる。又車両を前面視したとき、バンパー下端から下方に露出するタイヤの露出面積も、タイヤ断面巾とともに減じるため、タイヤの空気抵抗を減じることができる。
又、タイヤ外径が同一のタイヤにおいて、ビード径を大きくした場合、走行時の変形が大なサイドウォール領域が狭くなる。その結果、サイドウォール部におけるエネルギー損失量の低減、及びタイヤの軽量化が図られる。
従って、タイヤ外径が同一のタイヤにおいて、タイヤ断面巾を減じかつビード径を大きくした巾狭・大ビード径のタイヤにおいては、トレッド部及びサイドウォール部におけるエネルギー損失量の低減、タイヤ質量の低減、及び空気抵抗の低減により、燃費性が大幅に改善されることが判明した。
しかしながら、本発明者のさらなる研究の結果、前述の巾狭・大ビード径のタイヤにおいては、タイヤ断面巾の減少に伴い操縦安定性が低下するという解決すべき新たな問題があることが判明した。
特開2004−010781号公報 特開2004−002622号公報
そこで発明は、巾狭・大ビード径のタイヤにおいて、3本のリブ状陸部を有するトレッドパターンを採用するとともに、そのランド比を85%以上に設定することを基本として、必要なウエット性能及び操縦安定性能を確保しながら、優れた燃費性を発揮しうる空気入りタイヤを提供することを課題としている。
本発明は、トレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至るカーカスを具えた空気入りタイヤであって、
タイヤ断面巾をWt(単位:mm)、ビード径をDb(単位:インチ)としたとき、前記タイヤ断面巾Wtが次式(1)、(2)を充足し、
Wt≦ −0.7257×(Db) + 42.763×Db − 339.67 −−−(1)
Wt≧ −0.7257×(Db) + 48.568×Db − 552.33 −−−(2)
しかも前記トレッド部は、タイヤ周方向にのびる2本の縦主溝によって区分された3本のリブ状陸部を有するトレッドパターンを具えるとともに、
前記トレッドパターンのランド比は、85%以上であることを特徴としている。
本発明に係る前記タイヤでは、前記トレッドパターンは、タイヤ軸方向の横剛性が、2.8〜3.2kg/mm/mmであることが好ましい。
本発明に係る前記タイヤでは、前記トレッドパターンは、タイヤ周方向の前後剛性が、4.1kg/mm/mm以上であることが好ましい。
本発明に係る前記タイヤでは、前記トレッド部のトレッドゴムは、損失弾性率E”が0.06kg/mm以下、かつロスコンプライアンスLcが0.28mm/kg以下であることが好ましい。
本発明に係る前記タイヤでは、前記3本のリブ状陸部は、車両装着時に車両外側に位置する外のショルダ陸部と、車両装着時に車両内側に位置する内のショルダ陸部と、その間に位置するセンタ陸部とからなるとともに、
外のショルダ陸部のタイヤ軸方向の陸部巾WSと、センタ陸部のタイヤ軸方向の陸部巾WCとの比WS/WCは、0.95〜1.32の範囲、
かつ内のショルダ陸部のタイヤ軸方向の陸部巾WSと、前記陸部巾WCとの比WS/WCは、1.35〜1.60の範囲であることが好ましい。
前記「損失弾性率E”」、及び「ロスコンプライアンスLc」は、JIS−K6394に準拠し、粘弾性スペクトロメータを用いて、初期歪み(10%)、振幅(2%)、周波数(10Hz)、変形モード(引張)、測定温度(30℃)の条件にて測定した値である。
本発明の空気入りタイヤは、叙上の如く、タイヤ断面巾Wtが前式(1)、(2)を充足する巾狭・大ビード径のタイヤとして形成される。そのため、トレッド部及びサイドウォール部におけるエネルギー損失量の低減、タイヤ質量の低減、及び空気抵抗の低減を達成でき、燃費性を改善させることが可能となる。しかし前記巾狭・大ビード径のタイヤでは、タイヤ断面巾の減少に伴い操縦安定性が低下するという問題を招く。
そこで本発明では、3本のリブ状陸部を有するトレッドパターンを採用するとともに、このトレッドパターンのランド比を85%以上に設定している。
巾狭・大ビード径のタイヤでは、タイヤ断面巾とともにトレッド巾も狭くなるため、通常のタイヤに比して排水性に優れる。そのため、通常のタイヤと同レベルのウエット性能を確保しながら、従来よりも高いランド比、即ち85%以上のランド比を採用することができる。また本発明者の研究の結果、トレッドパターンのみが相違するトレッド巾同一のタイヤにおいて、ランド比が同じ場合、3本のリブ状陸部を有するトレッドパターンの方が、4本のリブ状陸部を有するトレッドパターンよりも横剛性が高いことが判明した。
従って、3本のリブ状陸部を有するトレッドパターンを用い、かつ従来よりも高い85%以上のランド比を採用することにより、通常のタイヤと同レベルのウエット性能を確保しながら、横剛性をより高めて、大きなコーナリングパワーを発生させることができる。即ち、巾狭・大ビード径のタイヤのメリットである低燃費性を発揮しながら、ディメリットである操縦安定性の低下を、ウエット性能を確保しながら改善することができる。
本発明の空気入りタイヤの一実施例を示す断面図である。 JATM表示の従来タイヤにおける、タイヤ断面巾とビード径との関係をプロットしたグラフである。 JATM表示の従来タイヤにおける、タイヤ断面巾とタイヤ外径との関係をプロットしたグラフである。 タイヤ大径化による効果を説明する概念図である。 トレッドパターンの一実施例を示す展開図である。 3リブパターン及び4リブパターンにおける、ランド比とパターン横剛性とコーナリングパワー指数(Cp/W)との関係を示すグラフである。 3リブパターン及び4リブパターンにおける、ランド比とパターン横剛性とウエット性能との関係を示すグラフである。 3リブパターンにおける、ランド比とパターン前後剛性と低転がり抵抗性との関係を示すグラフである。 パターン横剛性及びパターン前後剛性を測定するための測定装置の一例を示す断面図である。 ゴムの応力歪み曲線である。 トレッドパターンの他の実施例を示す展開図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態の空気入りタイヤ1は、トレッド部2からサイドウォール部3をへてビード部4のビードコア5に至るカーカス6を具える。本例では、カーカス6の半径方向外側かつトレッド部2内に配されるベルト層7と、このベルト層7の半径方向外側に配されるバンド層9とをさらに具えた場合が例示される。
前記カーカス6は、カーカスコードをタイヤ赤道面Coに対して例えば75〜90゜の角度で配列した1枚のカーカスプライ6Aから形成される。このカーカスプライ6Aは、ビードコア5、5間に跨るトロイド状のプライ本体部6aの両端に、該ビードコア5の廻りでタイヤ軸方向内側から外側に折り返されるプライ折返し部6bを具える。プライ本体部6aとプライ折返し部6bとの間には、前記ビードコア5からタイヤ半径方向外側に先細状にのびるビード補強用のビードエーペックスゴム8が配される。
前記ベルト層7は、ベルトコードをタイヤ赤道面Coに対して例えば10〜35゜の角度で配列した2枚のベルトプライ7A、7Bから形成される。前記ベルトコードは、プライ間相互で交差する。これによりベルト剛性が高まり、トレッド部2がタガ効果を有して補強される。
前記バンド層9は、バンドコードをタイヤ赤道面Coに対して5°以下の角度で螺旋状に巻回させた1枚のバンドプライ9Aから形成される。バンドプライ9Aは、ベルト層7の外表面の略全面を被覆し、ベルト層7の動きを拘束する。これにより、高速走行に伴うタイヤの外径成長、とりわけショルダ側での外径成長が抑えられる。本例では、バンド層9が、ベルト層7よりも幅広をなす場合が示される。
そして前記空気入りタイヤ1は、タイヤ断面巾をWt(単位:mm)、ビード径をDb(単位:インチ)としたとき、前記タイヤ断面巾Wtが、次式(1)、(2)を充足する巾狭・大ビード径のタイヤとして形成される。
Wt≦ −0.7257×(Db) + 42.763×Db − 339.67 −−−(1)
Wt≧ −0.7257×(Db) + 48.568×Db − 552.33 −−−(2)
図2は、JATM表示の従来タイヤに対して実施された、タイヤ断面巾Wtとビード径Dbとの関係の調査結果をプロットしたグラフである。この調査結果から、JATM表示の従来タイヤにおけるタイヤ断面巾Wtとビード径Dbとの平均的な関係は、同図に一点鎖線Kaで示されるように、次式(A)で示すことができる。
Wt=−0.7257×(Db) + 39.134×Db − 217.30 −−−(A)
これに対して、前記式(1)、(2)を充足する領域Y1は、プロットで示される従来タイヤの範囲外で、しかも前記式(A)で示す平均的な関係Kaを、タイヤ断面巾Wtが小な方向、かつビード径Dbが大な方向に平行移動した位置に配されている。即ち、前記式(1)、(2)を充足するタイヤは、タイヤ外径が同一の従来タイヤに比して、タイヤ断面巾Wtを減じかつビード径Dbを大きくした巾狭・大ビード径のタイヤである。
このようなタイヤは、タイヤ断面巾が狭いことにより、トレッド巾も減少し、それに伴いトレッドゴムのゴム量も減少する。そのためトレッドゴムによるエネルギー損失量が相対的に少なくなり、かつタイヤ質量も減少する。又車両を前面視したとき、バンパー下端から下方に露出するタイヤの露出面積も、タイヤ断面巾とともに減じる。そのため、走行時のタイヤの空気抵抗を小さくすることができる。
またタイヤ外径が同一の従来タイヤに比して、ビード径が大きいため、走行時の変形が大きいサイドウォール領域が狭くなる。その結果、サイドウォール部3におけるエネルギー損失量が少なくなり、かつタイヤ質量も減少する。
従って、前記巾狭・大ビード径のタイヤでは、トレッド部2及びサイドウォール部3におけるエネルギー損失量の低減、タイヤ質量の低減、及び空気抵抗の低減により、タイヤの燃費性能を改善することができる。
なおタイヤ断面巾Wtが、前記式(1)から外れる場合、巾狭・大ビード径化が過小となって燃費性能の改善効果が不十分となる。逆に前記式(2)から外れる場合、巾狭となりすぎるため、必要な負荷能力を確保するために使用内圧を高く設定する必要が生じる。そのため、乗り心地性能やロードノイズ性能に悪影響を与える。
また燃費性能のさらなる向上のために、前記空気入りタイヤ1では、タイヤ外径Dt(単位:mm)が、次式(4)、(5)を充足することが好ましい。
Dt≦ 59.078×Wt0.498 −−−(3)
Dt≧ 59.078×Wt0.467 −−−(4)
図3は、JATM表示の従来タイヤに対して実施された、タイヤ断面巾Wtとタイヤ外径Dtとの関係の調査結果をプロットしたグラフである。この調査結果から、JATM表示の従来タイヤにおけるタイヤ断面巾Wtとタイヤ外径Dtとの平均的な関係は、同図に一点鎖線Kbで示されるように、次式(B)で示すことができる。
Dt= 59.078×Wt0.448 −−−(B)
これに対して、前記式(3)、(4)を充足する領域Y2は、前記式(B)で示す平均的な関係Kbを、タイヤ外径Dtが大な方向に平行移動した位置に配される。即ち、前記式(3)、(4)をさらに充足するタイヤは、巾狭・大ビード径かつタイヤ外径Dtが大なタイヤといえる。
タイヤ外径Dtが相対的に大なタイヤT1は、図4に概念的に示すように、タイヤ外径Dtが小なタイヤT2に比して接地部での周方向の曲げ変形が少ない。そのため、エネルギー損失量が小さく、転がり抵抗の低減に効果がある。よって前記式(4)から外れる場合、タイヤ大径化による前記転がり抵抗の低減が十分見込めなくなる。逆に前記式(3)から外れる場合、必要な負荷能力を確保するために使用内圧を高く設定する必要が生じる。そのため、乗り心地性能やロードノイズ性能に悪影響を与える。
次に、図5に示すように、前記空気入りタイヤ1のトレッド部2は、タイヤ周方向にのびる2本の縦主溝10によって区分された3本のリブ状陸部11を有するトレッドパターンを具える。前記3本のリブ状陸部11は、縦主溝10、10間に配されるセンタ陸部11Cと、縦主溝10のタイヤ軸方向外側に配されるショルダ陸部11Sとからなる。本例では、縦主溝10、10がタイヤ赤道Co両側の対称位置に形成され、従って、一方のショルダ陸部11Sの陸部巾WS1と、他方のショルダ陸部11Sの陸部巾WS2とが等しい場合が示される。
なおトレッド部2には、前記縦主溝10以外に、タイヤ周方向に連続してのびる周方向溝は形成されていない。この周方向溝には、溝巾0.5mm以下の切り込み状をなし接地時にその開口を閉じるサイピングも含まれる。
また前記リブ状陸部11には、このリブ状陸部11を横切ることにより複数のブロックに分割する横溝はされないが、リブ状陸部11を横切るサイピングを形成することは許可される。従って、各リブ状陸部11は、タイヤ周方向に実質的に連続してのびるリブとして形成される。
本例の場合、センタ陸部11Cには、このセンタ陸部11Cを横切るセンタサイピング12Cが形成される。又各ショルダ陸部11Sには、トレッド接地端Teの外側からタイヤ軸方向内側にのびかつ内端Eがショルダ陸部11S内で途切れるラグ溝13Sと、前記内端Eから縦主溝10までのびる第1のショルダサイピング12Sと、周方向で隣り合うラグ溝13S間に配される1本以上の第2のショルダサイピング12Sとが配される。なお第2のショルダサイピング12Sは、少なくとも一端、本例では両端がショルダ陸部11S内で途切れている。
そして、前記縦主溝10の溝巾、及びラグ溝13Sの溝長さ、溝巾、形成数等を調整することにより、前記トレッドパターンのランド比は85%以上に設定される。前記「ランド比」は、周知の如く、トレッド部2の全ての溝を埋めて得られるトレッド全表面積Maと、全ての陸部の踏面の合計面積Mbとの比(Ma/Mb)で定義される。
ここで、巾狭・大ビード径のタイヤでは、タイヤ断面巾Wtとともにトレッド巾も狭くなるため、通常のタイヤに比して排水性に優れている。そのため、通常のタイヤと同レベルのウエット性能を確保しながら、従来よりも高いランド比、即ち85%以上のランド比を採用することが可能となる。
また本発明者の研究の結果、トレッドパターンのみが相違するトレッド巾同一のタイヤでは、ランド比が同じ場合、3本のリブ状陸部11を有するトレッドパターン(「3リブパターンP3」という場合がある。)の方が、4本のリブ状陸部11を有するトレッドパターン(「4リブパターンP4」という場合がある。)よりも、横剛性が高くなり、大きなコーナリングパワーが得られることを究明し得た。
図6に、本発明者による実験結果から得られた、3リブパターンP3におけるランド比とパターン横剛性とコーナリングパワー指数(Cp/W)との関係、及び4リブパターンP4におけるランド比とパターン横剛性とコーナリングパワー指数(Cp/W)との関係が示される。グラフ中の括弧内の数値はランド比を示す。なおコーナリングパワー指数(Cp/W)は、コーナリングパワー(Cp)を荷重(W)で除した無次元値である。同図6から、ランド比が同じ場合、4リブパターンP4に比して3リブパターンP3の方が、パターン横剛性が高くなり、大きなコーナリングパワー指数(Cp/W)を発生させうるのが確認できる。特に、ランド比85%以上では、コーナリングパワー指数(Cp/W)が16以上となり、優れた操縦安定性が得られるのが確認できる。
また図7には、3リブパターンP3におけるランド比とパターン横剛性とウエット性能との関係、及び4リブパターンP4におけるランド比とパターン横剛性とウエット性能との関係が示される。グラフ中の括弧内の数値はランド比を示す。同図7から、ランド比が同じ場合、3リブパターンP3と4リブパターンP4とでは、ウエット性能に関して大差なく、巾狭・大ビード径による排水性の向上効果により、ランド比85%以上とした場合にも、十分なウエット性能が確保しうるのが確認できる。なお図7のウエット性能は、ハイドロプレーン発生速度(km/h)で示している。
前記トレッドパターンでは、操縦安定性の観点から、周方向の単位長さ(1mm)当たりのパターン横剛性は、2.8〜3.2kg/mm/mmの範囲が好ましい。2.8kg/mm/mmを下回ると、コーナリングパワー指数(Cp/W)が不足傾向となって、優れた操縦安定性が発揮されなくなる。逆にパターン横剛性が3.2kg/mm/mmを越えると、必要な溝面積の確保が難しくなり排水性が減じて優れたウエット性能が発揮されなくなる。なおウエット性能の観点から、ランド比の上限は90%以下が好ましい。
また前記トレッドパターンでは、転がり抵抗の観点から、周方向の単位長さ(1mm)当たりのパターン前後剛性は、4.1kg/mm/mm以上が好ましい。図8に、本発明者による実験結果から得られた3リブパターンP3におけるランド比とパターン前後剛性と低転がり抵抗性との関係が示される。グラフ中の括弧内の数値はランド比を示す。同図8から、パターン前後剛性の増加につれて、低転がり抵抗性が向上(転がり抵抗が低くなる。)するのが確認できる。これは、ランド比が高い場合、放熱性が下がり蓄熱性が上がるためトレッドゴムの温度上昇を招く。他方、ゴムの損失正接は、温度の増加に伴い低くなる傾向がある。即ち、ランド比が高い(パターン剛性が高い)タイヤでは、蓄熱による温度上昇によってゴムの損失正接が下がるため、転がり抵抗が低くなる。また巾狭・大ビード径のタイヤは、トレッド巾が狭くタイヤ外径が大きいため、トレッドの挙動に関しては、横剛性より前後(周方向)剛性の方が影響が大きい。従って、パターン前後剛性を高めることで、低転がり抵抗性を向上させることが可能になるのであって、パターン前後剛性が4.1kg/mm/mmを下回ると、低転がり抵抗性の向上効果が低くなる。
なお前記パターン横剛性及びパターン前後剛性は、例えば図9の装置19を用いて測定される。符号20は台板21上をX方向に移動可能な移動台、符号22はトレッドパターンの測定サンプル、符号23は測定サンプル22の踏面を固定する固定台、符号24は移動台20に付加されるX方向の荷重fを測定する荷重測定器(例えばロードセル)、符号25は荷重fによる移動台20のX方向の移動距離を測定する距離測定器である。
前記測定サンプル22は、空気入りタイヤ1から切除されたトレッドゴムGから形成される。しかし、トレッドゴムGとゴム組成が同一、かつパターン及びサイズが同一であるならば、トレッドゴムGのレプリカから測定サンプル22を形成することもできる。測定サンプル22の踏面は、位置ズレしないように接着剤などにより固定台23に支持される。また測定サンプル22は、移動台20と一体移動可能かつ位置ズレしないように接着剤などにより移動台20に支持される。そして、測定サンプル22に、基準の縦荷重Fの負荷状態においてX方向に荷重fを与えたときの、測定サンプル22におけるパターン陸部22aのX方向の変位量tを測定する。前記基準の縦荷重Fは、測定サンプル22の踏面の面積(単位:cm)をRsとした時、F=2.5×Rs(単位:kgf)で示される。なお測定サンプル22における溝下のベース部22bの変形は、移動台20上のストッパー片20Aによって防止されている。
そしてパターン前後剛性は、測定サンプル22を、そのタイヤ周方向をX方向に合わせて装置19に装着し、測定サンプル22のタイヤ周方向の長さLと、前記荷重fと、X方向の変位量tとから次式で示される。
パターン前後剛性=(f/t)/L(単位:kg/mm/mm)
パターン横剛性は、測定サンプル22を、そのタイヤ周方向をX方向と直角なY方向に合わせて装置19に装着し、測定サンプル22のタイヤ周方向の長さLと、前記荷重fと、X方向の変位量tとから次式で示される。
パターン横剛性=(f/t)/L(単位:kg/mm/mm)
さらに空気入りタイヤ1では、低転がり抵抗性のために、トレッドゴムGにおいて、その損失弾性率E”が0.06kg/mm以下、かつロスコンプライアンスLcが0.28mm/kg以下であるのが好ましい。なおトレッドゴムGが複数層のゴムで形成される場合、損失弾性率E”、ロスコンプライアンスLcは、踏面を構成するキャップゴム層のゴムにて特定される。
周知のように、ゴムを強制振動したときの応力歪み曲線は図10に示される。このときのヒステリシスロスQは、次式(ア)、(イ)で示すことができる。
Q=π×E”×ε0 −−−(ア)
Q=π×Lc×σ0 −−−(イ)
即ち、ヒステリシスロスQは、歪みε0が一定条件の場合、損失弾性乗数E“に影響し、これを小さくすることで、エネルギロスが減じて転がり抵抗を下げることができる。また、応力σ0が一定条件の場合、ロスコンプライアンスLcに影響し、これを小さくすることで、エネルギロスが減じて転がり抵抗を下げることができる。
また本発明者は、歪一定の挙動は曲げ変形が主流であり、応力一定挙動は圧縮変形が大きく影響するという知見を得た。そして巾狭・大ビード径のタイヤでは、トレッド巾が狭く接地長が長くなるため、周方向の曲げ変形が大きくなる。そのため、損失弾性乗数E“を小さくすることで、ヒステリシスロスQを効果的に減じうる。また巾狭・大ビード径のタイヤは、従来タイヤに対しロードインデックスが小さくなるため、必要な負荷能力を確保するために使用内圧を高く設定する必要がある。そのため、ロスコンプライアンスLcを小さくすることで、ヒステリシスロスQを効果的に減じることができる。
即ち、巾狭・大ビード径のタイヤでは、損失弾性率E”を0.06kg/mm以下、かつロスコンプライアンスLcを0.28mm/kg以下に規制することで、ヒステリシスロスQを減じて転がり抵抗をさらに低下させることができる。なお損失弾性率E”が0.04kg/mmを下回る場合、及びロスコンプライアンスLcが0.20mm/kgを下回る場合、貯蓄弾性率E’が過大となって、ウエットグリップ性が低下する傾向となる。従って損失弾性率E”及びロスコンプライアンスLcの下限として、0.04kg/mm以上、及び0.20mm/kg以上が好ましい。
図11に、トレッドパターンの第2実施形態を示す。一般に、乗用車の後輪側のタイヤでは、例えばタイヤ負荷率の40%程度と低い荷重負荷状態にて使用されるため、発生するコーナリングパワーも小さくなる。また後輪側のタイヤは、ネガキャンバーを付けて装着される傾向がある。従って、後輪側のタイヤでは、車両装着時に車両外側に位置する外のショルダ陸部11Soよりも、車両装着時に車両内側に位置する内のショルダ陸部11Siを巾広として接地面積を高めることが好ましい。これにより、ネガキャンバーを利用してコーナリングパワーを補うことができる。
具体的には、第2実施形態のトレッドパターンでは、前記3本のリブ状陸部11は、車両装着時に車両外側に位置する外のショルダ陸部11Sと、車両装着時に車両内側に位置する内のショルダ陸部11Sと、その間に位置するセンタ陸部11Cとから構成される。外のショルダ陸部11Sのタイヤ軸方向の陸部巾WSと、センタ陸部11Cのタイヤ軸方向の陸部巾WCとの比WS/WCは、0.95〜1.32の範囲に設定される。また内のショルダ陸部11Sのタイヤ軸方向の陸部巾WSと、前記陸部巾WCとの比WS/WCは、1.35〜1.60の範囲に設定される。
これにより、ネガキャンバーが付与されたときの接地面積を高めることができ、コーナリングパワーを補うことができる。なお比WS/WCが1.35を下回る場合、及び比WS/WCが1.32を越える場合、比(前輪側のコーナリングパワー/後輪側のコーナリングパワー)が小さくなってオーバーステアー気味となり、操縦安定性の低下を招く。逆に比WS/WCが1.6を越える場合、及び比WS/WCが0.95を下回る場合、後輪側のタイヤの溝面積が十分でなくなり、ウエット性能の低下を招く。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
(A)
図1に示す内部構造を有し、かつ前記式(1)、(2)を充足する空気入りタイヤを、表1の仕様で試作し、転がり抵抗性、空気抵抗性について、式(1)、(2)を充足しない空気入りタイヤと比較した。各タイヤともランド比100としている。
<転がり抵抗性>
転がり抵抗試験機を用い、下記の条件にて、タイヤの転がり抵抗(単位N)を測定した。評価は、測定値の逆数を、サンプル1を100とする指数で示している。数値が大なほど転がり抵抗が少なく良好である。
温度:20℃、
荷重:4.8kN
内圧:表1に記載(ロードインデックス相当内圧)
リム:正規リム
速度:80km/h
アライメント(トー角:0°、キャンバー角:0°)
<空気抵抗>
実験室にて、バンパー下端からの露出高さを140mmとし、走行速度100km/hに相当する空気をタイヤの露出面に送風し、そのときタイヤが受ける空気力を測定した。評価は、測定値の逆数を、サンプル1を100とする指数で示し、数値が大なほど空気抵抗が小さく良好である。
Figure 2016172540
表1に示されるように、式(1)、(2)を満たす巾狭・大ビード径のサンプルタイヤ3、4は転がり抵抗性及び空気抵抗性に優れているのが確認できる。
(B)
サンプル4のタイヤを基準タイヤとし、3リブパターン(図5に示す)及び4リブパターン(図示しない)のタイヤを表2の仕様で試作し、転がり抵抗性、操縦安定性能、ウエット性能についてテストした。ランド比は、縦主溝の溝巾、ラグ溝の溝長さ、溝巾、形成数を調整することで相違させている。転がり抵抗性のテスト方法は、上記と同じであり、比較例1を100とする指数で評価している。数値が大なほど転がり抵抗性は良好である。
<操縦安定性能>
実験室にて、スリップ角SA(1°)、内圧(310kPa)、荷重(4.82kN)の条件で測定したコーナリングパワーCpを、荷重Wで除したコーナリングパワー指数(Cp/W)にて評価している。コーナリングパワー指数が大なほど操縦安定性能に優れる。荷重(W)としては、前輪側のタイヤではタイヤ負荷率の70%、後輪側のタイヤではタイヤ負荷率の40%としている。
<ウエット性能>
実験室にて、スリップ角SA(1°)、内圧(310kPa)、荷重(4.82kN)の条件で測定したハイドロプレーン発生速度(km/h)で評価している。
Figure 2016172540
表2に示されるように、3リブパターン、かつランド比85%以上のタイヤは、必要なウエット性能及び操縦安定性能を確保しながら、優れた燃費性を発揮しうるのが確認できる。
(C)
サンプル4のタイヤを基準タイヤとし、表3の仕様のトレッドゴムを用いた3リブパターン(図5に示す)かつランド比85%の空気入りタイヤを試作し、転がり抵抗性及びウエット性能についてテストした。
Figure 2016172540
(D)
サンプル4のタイヤを基準タイヤとし、表4の仕様の3リブパターン(図5に示す)の空気入りタイヤを試作し、転がり抵抗性、ウエット性能、操縦安定性についてテストした。操縦安定性については、ネガキャンバーは1°、前輪側のタイヤでは荷重をタイヤ負荷率の70%、後輪側のタイヤでは荷重をタイヤ負荷率の40%としたコーナリングパワー指数(Cp/W)にて評価している。
Figure 2016172540
1空気入りタイヤ
2トレッド部
3サイドウォール部
4ビード部
5ビードコア
6カーカス
10縦主溝
11リブ状陸部
11So外のショルダ陸部
11Si内のショルダ陸部
11Cセンタ陸部
Gトレッドゴム

Claims (5)

  1. トレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至るカーカスを具えた空気入りタイヤであって、
    タイヤ断面巾をWt(単位:mm)、ビード径をDb(単位:インチ)としたとき、前記タイヤ断面巾Wtが次式(1)、(2)を充足し、
    Wt≦ −0.7257×(Db) + 42.763×Db − 339.67 −−−(1)
    Wt≧ −0.7257×(Db) + 48.568×Db − 552.33 −−−(2)
    しかも前記トレッド部は、タイヤ周方向にのびる2本の縦主溝によって区分された3本のリブ状陸部を有するトレッドパターンを具えるとともに、
    前記トレッドパターンのランド比は、85%以上であることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記トレッドパターンは、タイヤ軸方向の横剛性が、2.8〜3.2kg/mm/mmであることを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記トレッドパターンは、タイヤ周方向の前後剛性が、4.1kg/mm/mm以上であることを特徴とする請求項1又は2記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記トレッド部のトレッドゴムは、損失弾性率E”が0.06kg/mm以下、かつロスコンプライアンスLcが0.28mm/kg以下であることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記3本のリブ状陸部は、車両装着時に車両外側に位置する外のショルダ陸部と、車両装着時に車両内側に位置する内のショルダ陸部と、その間に位置するセンタ陸部とから構成されるとともに、
    外のショルダ陸部のタイヤ軸方向の陸部巾WSと、センタ陸部のタイヤ軸方向の陸部巾WCとの比WS/WCは、0.95〜1.32の範囲、
    かつ内のショルダ陸部のタイヤ軸方向の陸部巾WSと、前記陸部巾WCとの比WS/WCは、1.35〜1.60の範囲であることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の空気入りタイヤ。
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