JP2016169585A - 防護柵用横材取付金具 - Google Patents

防護柵用横材取付金具 Download PDF

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Abstract

【課題】支柱への横材の取り付けが容易に行え、しかも、外観に優れた防護柵用横材取付金具を提供することにある。【解決手段】支柱1に固定される固定部としてのバンド部2と、横材3が取り付けられる一対の横材取付部4とが形成され、横材取付部4の各々には、横材取付ボルト5が挿通されるボルト孔7と、ボルト孔7の下方部に形成された、横材3が仮置きされる横材仮置き部8とが形成され、横材仮置き部8は、一方の板状体9と他方の板状体10とからなり、一方の板状体9と他方の板状体10とは、爪9aと、爪9aが係止される連結手段11により、バンド部2の外方に広がる弾性力に抗して、互いに連結可能である。【選択図】図2

Description

この発明は、防護柵用横材取付金具、特に、支柱に沿って任意に移動可能であると共に、所定位置で固定可能であり、また、施工誤差により支柱間の間隔が基準間隔より長い場合であっても、支柱に対する横材の取り付け角度によらず、横材を受け金具に仮置きすることができる結果、支柱に横材を容易に取り付けることが可能な防護柵用横材取付金具に関するものである。
防護柵は、例えば、支柱と支柱間に取り付けられた横材とからなり、歩行者の路外転落や車道への立ち入りを防止する目的で設置される。
このような防護柵において、支柱に横材を取り付けるための防護柵用横材取付金具の一例が特許文献1に開示されている。以下、この防護柵用横材取付金具を従来取付金具Aといい、図面を参照しながら説明する。
図14は、従来取付金具Aによる支柱と横材との取り付け部分を示す分解斜視図である。
図14に示すように、従来取付金具Aは、両側下部に受け部24が形成された受け金具23と、両側上部に被せ部26が形成された被せ金具25とからなっている。
従来取付金具Aにより支柱21に横材22を取り付けるには、同図に示すように、まず、受け金具取付ボルト27を支柱21の背面側に形成されたボルト孔(図示せず)と、支柱21の正面側に形成されたボルト孔28と、支柱21の正面側に当接した受け金具23に形成されたボルト孔29とに挿通し、ナット30により受け金具23を支柱21に固定する。
次に、受け金具23の受け部24に横材22の端部を載置して、横材22を受け金具23に仮置きする。
そして、被せ金具25の被せ部26を横材22の端部に被せると共に、被せ金具25を支柱21に当接し、横材取付ボルト31を被せ金具25のボルト孔32と、横材22の端部に形成されたボルト孔33と、受け金具23の端部に形成されたボルト孔34とに挿通し、ナット35により横材22を受け金具23および被せ金具25を介して支柱21に取り付ける。この際、被せ金具25に形成された貫通孔36は、受け金具取付ボルト27の頭部より大きく形成されているので、横材22を受け金具23に仮置きした後、被せ金具25を支柱21に固定することができる。
支柱に横材を取り付けるための防護柵用横材取付金具の別の例が特許文献2に開示されている。以下、この防護柵用横材取付金具を従来取付金具Bといい、図面を参照しながら説明する。
図15は、従来取付金具Bを示す斜視図である。
図15に示すように、従来取付金具Bは、支柱37との当接面38が凹没して形成され、上面に横材取付ボルトのボルト孔39が形成されているものからなっている。
従来取付金具Bにより横材40を支柱37に水平に取り付けるには、図16に示すように、従来取付金具Bを支柱37に固定ボルト41によって水平に固定する。
従来取付金具Bにより横材40を支柱37に傾斜して取り付けるには、図17に示すように、従来取付金具Bを垂直面内において当接面38にそって傾斜させ、固定ボルト41によって固定する。
横材40を水平面内において角度をつけて取り付けるには、図18に示すように、従来取付金具Bを水平面内において当接面38に沿って回転させ、固定ボルト41によって固定する。
特開2008−31824号公報 実開昭62−196223号公報
上述した従来取付金具Aによれば、受け金具23に横材22を仮置きすることができるので、支柱21への横材22の取り付けが容易に行えるが、受け金具取付ボルト27が不可欠であるので、外観が悪いと共に、材料費がかかる。
また、従来取付金具Aによれば、受け金具23の受け部24に横材22を仮置きすることはできるが、支柱21間の距離は、常時、一定とは限らず、支柱21の施工誤差により支柱21間の間隔が基準間隔より長くなる場合がある(図12参照)。このような場合、横材22を受け部24に仮置きするに際して、横材22の一方端部を一方の支柱21の壁面に当接させると、横材22の他方端部が他方の支柱21の受け部24から脱落するおそれがあった。
従来取付金具Aは、基本的に支柱21に横材22を水平に取り付けるものであるが、支柱21に横材22を傾斜させて取り付ける場合も上述した問題があった。
上述した従来取付金具Bによれば、固定ボルト41が露出しないので、外観は、優れているが、固定ボルト41が不可欠であるので、材料費がかかる。しかも、固定ボルト41の締結作業がやりづらいので、支柱37への横材40の取り付けに時間を要する。
従って、この発明の目的は、施工誤差により支柱間の間隔が基準間隔より長い場合であっても、支柱に対する横材の取り付け角度によらず、横材を受け金具に仮置きすることができる結果、支柱に横材を容易に取り付けることが可能な防護柵用横材取付金具を提供することにある。
また、この発明の別の目的は、支柱に横材取付金具を固定する横材取付金具用固定ボルトが不要であるので、この点からも支柱への横材の取り付けが容易に行えると共に、外観に優れ、さらに、コスト低減を図ることができる防護柵用横材取付金具を提供することにある。
また、この発明の更に別の目的は、支柱に沿って任意に移動可能であると共に、所定位置で固定可能である、防護柵用横材取付金具を提供することにある。
この発明は、上記目的を達成するためになされたものであって、下記を特徴とする。
請求項1に記載の発明は、支柱に横材を取り付けるための防護柵用横材取付金具において、前記支柱に固定される固定部と、前記横材が取り付けられる一対の横材取付部とが形成され、前記横材取付部の各々には、横材取付ボルトが挿通されるボルト孔と、前記ボルト孔の下方部に形成された、前記横材が仮置きされる横材仮置き部とが形成され、前記横材仮置き部は、一方の板状体と他方の板状体とからなり、前記一方の板状体と前記他方の板状体とは、連結手段により前記固定部の外方に広がる弾性力に抗して、互いに連結可能であることに特徴を有するものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記一方の板状体と前記他方の板状体は、前記横材取付部の下部を内側に折り曲げることにより形成されていることに特徴を有するものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記連結手段は、前記一方の板状体に形成された爪と、前記他方の板状体に形成された、前記爪が係止される開口とからなっていることに特徴を有するものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3の何れか1つに記載の発明において、前記横材仮置き部は、間隔をあけて形成された内側仮置き部と外側仮置き部とからなり、前記内側仮置き部の高さは、前記外側仮置き部の高さより高く、前記連結手段は、前記内側仮置き部および前記外側仮置き部の少なくとも一方に形成されていることに特徴を有するものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4の何れか1つに記載の発明において、前記固定部は、板材をU字状に折り曲げることにより、前記支柱に巻き付けられるバンド部からなることに特徴を有するものである。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5の何れか1つに記載の発明において、前記バンド部は、前記支柱のキャップと一体化されていることに特徴を有するものである。
この発明によれば、横材取付部に横材仮置き部を形成することによって、支柱への横材の取り付けが容易に行える。
また、この発明によれば、横材仮置き部を構成する一方の板状体と他方の板状体とを連結手段を介して連結可能とすることによって、支柱に沿って任意に移動可能であると共に、所定位置で固定可能となる。
また、この発明によれば、横材仮置き部を、高さの異なる内側仮置き部と外側仮置き部とにより構成することによって、施工誤差により支柱間の間隔が基準間隔より長い場合であっても、支柱に対する横材の取り付け角度によらず、横材を横材仮置き部に仮置きすることができる。
また、この発明によれば、支柱に固定される固定部を、支柱に巻き付けるバンド部により形成し、バンド部と支柱のキャップとを一体化することによって、横材取付金具用固定ボルトを使用することなく、支柱に横材取付金具を取り付けることができるので、支柱への横材の取り付けが容易に行えると共に外観に優れ、しかも、コストの低減を図ることができる。
この発明の防護柵用横材取付金具により構築された防護柵を示す部分正面図である。 この発明の防護柵用横材取付金具により構築された防護柵を斜め下方から見た部分斜視図である。 この発明の一方の防護柵用横材取付金具を示す正面図である。 この発明の他方の防護柵用横材取付金具を示す正面図である。 この発明の別の防護柵用横材取付金具により構築された防護柵を示す部分正面図である。 この発明の防護柵用横材取付金具により構築された防護柵を斜め下方から見た部分斜視図である。 図6の部分拡大図である。 この発明の別の一方の防護柵用横材取付金具を示す正面図である。 この発明の別の他方の防護柵用横材取付金具を示す正面図である。 この発明の別の防護柵用横材取付金具に横材を仮置きした状態を示す正面図である。 この発明の別の防護柵用横材取付金具に横材を仮置きした状態を斜め下方から見た斜視図である。 この発明の別の防護柵用横材取付金具による横材を仮置きした状態を示す概略正面図である。 支柱の中間部に横材を固定した状態を斜め下方から見た斜視図である。 従来取付金具Aによる支柱と横材との取り付け部分を示す分解斜視図である 従来取付金具Bを示す斜視図である。 従来取付金具Bにより横材を支柱に水平に取り付けた状態を示す正面図である。 従来取付金具Bにより横材を支柱に傾斜して取り付けた状態を示す正面図である。 従来取付金具Bにより横材を水平面内において角度をつけて支柱に取り付けた状態を示す正面図である。
この発明の防護柵用横材取付金具の一実施態様を、図面を参照しながら説明する。
図1は、この発明の防護柵用横材取付金具により構築された防護柵を示す部分正面図、図2は、この発明の防護柵用横材取付金具により構築された防護柵を斜め下方から見た部分斜視図、図3は、この発明の一方の防護柵用横材取付金具を示す正面図、図4は、この発明の他方の防護柵用横材取付金具を示す正面図である。
図1から図4に示すように、この発明の防護柵用横材取付金具C1(以下、単に、横材取付金具C1という。)は、板材としての鋼板をU字状に折り曲げることにより、支柱1に巻き付けられることにより固定される固定部としてのバンド部2と、横材3(横ビーム)が取り付けられる一対の横材取付部4とが形成されたものからなっている。なお、この実施態様では、横材を横ビームとしているが、横ビームに限定されず、胴縁材やパネル体枠材等であっても良い。
横材取付部4は、対向して形成され、横材取付部4間に横材3の端部が挟み込まれ、横材取付ボルト5により固定される。対向する横材取付部4は、バンド部2の外方に広がる弾性力によって、横材3の固定前は、若干、ハの字状に広がっている。なお、6は、補強用のエンボスである。
横材取付部4の各々には、横材取付ボルト5が挿通されるボルト孔7と横材3が仮置きされる横材仮置き部8とが形成されている。
横材仮置き部8は、横材取付部4の下部の内側に、横材取付部4の下部を内側に折り曲げることにより形成された、一方の板状体9と他方の板状体10とからなっている。一方の板状体9と他方の板状体10とは、連結手段11を介してバンド部2の外方に広がる弾性力に抗して、互いに連結可能になっている。
連結手段11は、一方の板状体9に形成された爪9aと、他方の板状体10に形成された、爪9aがバンド部2の外方に広がる弾性力によって係止される開口10aとからなっている(図7参照)。
なお、横材仮置き部8は、図示の例では、横材取付部4の下部を内側に折り曲げることによって形成されているが、横材仮置き部8を別に製作し、これを横材取付部4の下部の内側に溶接等により固定しても良い。
バンド部2は、上部バンド部2aと下部バンド部2bとに2分割されていて、上部バンド部2aは、支柱1の頂部に被せられるキャップ12と一体化されている。上部バンド部2aと下部バンド部2bとの間に、後述する、この発明の他方の防護柵用横材取付金具C2(以下、単に、横材取付金具C2という。)のバンド部2が挿入される。
バンド部2がキャップ12と一体化されていることによって、横材取付金具C1を支柱1に固定するための横材取付金具用固定ボルトが不要となると共に、横材取付金具C1の位置決めが確実に行なえる。
他方の横材取付金具C2は、バンド部2が一方の横材取付金具C1の上部バンド部2aと下部バンド部2bとの間に挿入されるので、上下に移動することはない。横材取付金具用固定ボルトが不要となることによって、支柱1への横材3の取り付けが容易に行えると共に外観に優れ、しかも、コストの低減を図ることができる。
図4に示すように、上述した一方の横材取付金具C1と支柱1を挟んで反対側に取り付けられる他方の横材取付金具C2は、バンド部2が上部バンド部2aと下部バンド部2bとに分割されていない点でのみ、一方の防護柵用横材取付金具C1と相違する(図4参照)。
上記例は、横材3を支柱1の上部に固定する場合であるので、横材取付金具C1は、キャップ12を有している。従って、横材取付金具C1の位置決めの必要はないが、横材3を支柱1の下部に固定する場合には、キャップ12を有さない横材取付金具C1と横材取付金具C2とを支柱1の上端から嵌め込み、これらを支柱1の下部の所定位置に手で持って保持しておく必要がある。
しかし、一方の板状体9と他方の板状体10とを連結手段11により連結することによって、横材取付金具C1と横材取付金具C2とが支柱1に沿って落下するおそれはない。すなわち、一方の板状体9と他方の板状体10とを手で互いに接近させると、一方の板状体9に形成された爪9aが他方の板状体10に形成された開口10aに、バンド部2の外方に広がる弾性力に抗して係止されるので、横材取付金具C1と横材取付金具C2とは、これらを手で保持することなく、支柱1の所定位置に固定される。
一方および他方の横材取付金具C1、C2により横材3を支柱1間に取り付けるには、以下のようにする。
支柱1の上端から一方の横材取付金具C1のバンド部2と、上部バンド部2aと下部バンド部2bとの間に挟み込んだ他方の横材取付金具C2のバンド部2とを嵌め込む。上部バンド部2aと支柱1のキャップ12とは一体化されているので、一方および他方の横材取付金具C1、C2のバンド部2を支柱1に嵌め込めば、自動的に支柱1にキャップ12が被せられ、一方および他方の横材取付金具C1、C2は、横材取付金具用固定ボルトを使用することなく、支柱1の所定位置に確実に取り付けられる。
次いで、横材3の端部を支柱1の横材取付金具C1、C2の仮置き部8に仮置きする。
このようにして、横材3を支柱1間に仮置きした後は、横材取付ボルト5をボルト孔7に挿通してナット(図示せず)により固定すれば、横材3を支柱1間に容易に取り付けることができる。
以上は、横材3を支柱1の上部に固定する場合であるが、横材3を支柱1の下部に固定する場合には、横材3を支柱1の上部に固定する前に、キャップ12を有さない横材取付金具C1と横材取付金具C2とを支柱1の上端から嵌め込む。この際、横材取付金具C1の横材仮置き部8の一方の板状体9と他方の板状体10とを手で互いに接近させて、一方の板状体9と他方の板状体10とを連結させる。これによって、横材取付金具C1は、これらを手で保持することなく、支柱1の所定位置に固定される。
この後、上述した、キャップ12を有する横材取付金具C1と横材取付金具C2の場合と同様にして、横材3を支柱1の下部に固定する。
次に、この発明の別の防護柵用横材取付金具の一実施態様を、図面を参照しながら説明する。
図5は、この発明の別の防護柵用横材取付金具により構築された防護柵を示す部分正面図、図6は、この発明の防護柵用横材取付金具により構築された防護柵を斜め下方から見た部分斜視図、図7は、図6の部分拡大図、図8は、この発明の別の一方の防護柵用横材取付金具を示す正面図、図9は、この発明の別の他方の防護柵用横材取付金具を示す正面図である。
図5から図9において、この発明の別の横材取付金具C3、C4は、横材仮置き部8が間隔をあけて形成された内側仮置き部13と外側仮置き部14とからなり、内側仮置き部13の高さ(H)(図8参照)が外側仮置き部14の高さより高くなっている点でのみ、横材取付金具C1、C2と相違する。
この例では、外側仮置き部14を一方の板状体9と他方の板状体10とにより構成し、これらが連結手段11により連結可能になっているが、内側仮置き部13を連結手段11により連結可能としても、あるいは、両方を連結手段11により連結可能としても良い。
横材3を仮置きする際、図12(a)に示すように、一方の支柱1aと他方の支柱1bとの間隔(L)が基準間隔である場合には、横材3が横材取付金具C3、C4の横材仮置き部8から脱落するおそれはないが、図12(b)に示すように、支柱1a、1b間の間隔が施工誤差により基準間隔より(L1)だけ長い場合には、横材3の一端部を、例えば、一方の支柱1aに当接させると、横材3の他端部が他方の支柱1bの横材取付金具C2の横材仮置き部8から脱落するおそれがある。
この場合には、図12(c)に示すように、横材3の一端部を一方の支柱1aの横材取付金具C3の外側仮置き部14に仮置きする(図10、図11中、左側参照)。内側仮置き部13の高さは、外側仮置き部14の高さより高く形成されていると共に、内側仮置き部13は、一方の支柱1aより離れているので、横材3の一端部は、内側仮置き部13に当接する。この結果、横材3の他端部は、他方の支柱1bの横材仮置き部8から脱落することなく、確実に横材仮置き部8に仮置きすることができる。図12(c)に示す例では、横材3の他端部は、他方の支柱1bの横材仮置き部8の外側仮置き部14に仮置きすることができる。
横材3を支柱1間に傾斜させて取り付ける場合には、横材3の一端部を、例えば、一方の支柱1aの横材取付金具C2の仮置き部8に傾斜させて仮置きするが、支柱1a、1b間の間隔が基準間隔より長い場合には、横材3の一端部の下部を内側仮置き部13と外側仮置き部14との隙間(S)に引っ掛ける(図10、図11中、右側参照)。これによって、支柱1a、1b間の間隔が基準間隔より長い場合であっても横材3を傾斜させて支柱1間に確実に仮置きすることができる。
横材取付金具C3、C4の支柱1への固定方法は、横材取付金具C1、C2の場合と同様である。
以上の実施形態は、支柱1の上部に横材3を固定する場合であるが、図13に示すように、支柱1の中間部に横材3を固定する場合であっても適用可能である。この場合、キャップは、不要となる。横材取付金具C1、C2の場合も同様である。
以上、説明したように、この発明によれば、横材取付部4に横材仮置き部8を形成することによって、支柱1への横材3の取り付けが容易に行える。
また、この発明によれば、横材仮置き部8を構成する一方の板状体9と他方の板状体10とを連結手段11を介して連結可能とすることによって、支柱1に沿って任意に移動可能であると共に、所定位置で固定可能となる。
また、この発明によれば、横材仮置き部8を、高さの異なる内側仮置き部13と外側仮置き部14とにより構成することによって、施工誤差により支柱1間の間隔が基準間隔より長い場合であっても、支柱1に対する横材3の取り付け角度によらず、横材3を横材仮置き部8に確実に仮置きすることができる。
また、この発明によれば、支柱1に固定される固定部を、支柱に巻き付けるバンド部2により形成し、バンド部2と支柱1のキャップ12とを一体化することによって、横材取付金具用固定ボルトを使用することなく、支柱1に横材取付金具を取り付けることができるので、支柱1への横材3の取り付けが容易に行えると共に外観に優れ、しかも、コストの低減を図ることができる。
A:従来取付金具
B:従来取付金具
C1:この発明の一方の横材取付金具
C2:この発明の他方の横材取付金具
C3:この発明の別の一方の横材取付金具
C4:この発明の別の他方の横材取付金具
1:支柱
1a:一方の支柱
1b:他方の支柱
2:バンド部
2a:上部バンド部
2b:下部バンド部
3:横材
4:横材取付部
4a:内側仮置き部
4b:外側仮置き部
5:横材取付ボルト
6:エンボス
7:ボルト孔
8:横材仮置き部
9:一方の板状体
9a:爪
10:他方の板状体
10a:開口
11:連結手段
12:キャップ
13:内側仮置き部
14:外側仮置き部
21:支柱
22:横材
23:受け金具
24:受け部
25:被せ金具
26:被せ部
27:受け金具取付ボルト
28:ボルト孔
29:ボルト孔
30:ナット
31:横材取付ボルト
32:ボルト孔
33:ボルト孔
34:ボルト孔
35:ナット
36:貫通孔
37:支柱
38:当接板
39:ボルト孔
40:支柱
41:固定ボルト
請求項1に記載の発明は、支柱に横材を取り付けるための防護柵用横材取付金具において、前記支柱に固定される固定部と、前記横材が取り付けられる一対の横材取付部とが形成され、前記横材取付部の各々には、横材取付ボルトが挿通されるボルト孔と、前記ボルト孔の下方部に形成された、前記横材が仮置きされる横材仮置き部とが形成され、前記横材仮置き部は、一方の板状体と他方の板状体とからなり、前記一方の板状体と前記他方の板状体とは、連結手段により前記固定部の外方に広がる弾性力に抗して、互いに連結可能であり、前記連結手段は、前記一方の板状体に形成された爪と、前記他方の板状体に形成された、前記爪が係止される開口とからなり、前記一対の横材取付部は、前記連結手段による連結前において、ハの字状に広がっていることに特徴を有するものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記横材仮置き部は、間隔をあけて形成された内側仮置き部と外側仮置き部とからなり、前記内側仮置き部の高さは、前記外側仮置き部の高さより高く、前記連結手段は、前記内側仮置き部および前記外側仮置き部の少なくとも一方に形成されていることに特徴を有するものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3の何れか1つに記載の発明において、前記固定部は、板材をU字状に折り曲げることにより、前記支柱に巻き付けられるバンド部からなることに特徴を有するものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4の何れか1つに記載の発明において、前記バンド部は、前記支柱のキャップと一体化されていることに特徴を有するものである。

Claims (6)

  1. 支柱に横材を取り付けるための防護柵用横材取付金具において、
    前記支柱に固定される固定部と、前記横材が取り付けられる一対の横材取付部とが形成され、前記横材取付部の各々には、横材取付ボルトが挿通されるボルト孔と、前記ボルト孔の下方部に形成された、前記横材が仮置きされる横材仮置き部とが形成され、前記横材仮置き部は、一方の板状体と他方の板状体とからなり、前記一方の板状体と前記他方の板状体とは、連結手段により前記固定部の外方に広がる弾性力に抗して、互いに連結可能であることを特徴とする防護柵用横材取付金具。
  2. 前記一方の板状体と前記他方の板状体は、前記横材取付部の下部を内側に折り曲げることにより形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の防護柵用横材取付金具。
  3. 前記連結手段は、前記一方の板状体に形成された爪と、前記他方の板状体に形成された、前記爪が係止される開口とからなっていることを特徴とする、請求項1または2に記載の防護柵用横材取付金具。
  4. 前記横材仮置き部は、間隔をあけて形成された内側仮置き部と外側仮置き部とからなり、前記内側仮置き部の高さは、前記外側仮置き部の高さより高く、前記連結手段は、前記内側仮置き部および前記外側仮置き部の少なくとも一方に形成されていることを特徴とする、請求項1から3の何れか1つに記載の防護柵用横材取付金具。
  5. 前記固定部は、板材をU字状に折り曲げることにより、前記支柱に巻き付けられるバンド部からなることを特徴とする、請求項1から4の何れか1つに記載の防護柵用横材取付金具。
  6. 前記バンド部は、前記支柱のキャップと一体化されていることを特徴とする、請求項1から5の何れか1つに記載の防護柵用横材取付金具。
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