JP2016159900A - スライド防止機構付駐輪装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】前輪だけ載せて引き返した後、空車状態となった駐輪ラックがスライド可能となるスライド防止機構付駐輪装置を提供する。
【解決手段】後輪収容部22の後端開口部22cが自転車前輪の自重により、駐輪姿勢になると、押付け部材4aがレールを押付け、その摩擦力によりスライドを防止するが、そこから自転車を後退させ空車状態にすると、駐輪ラック2の付勢手段3aで空車姿勢となり、押付け部材4aもレールから離れスライド可能となる。
【選択図】図3
【解決手段】後輪収容部22の後端開口部22cが自転車前輪の自重により、駐輪姿勢になると、押付け部材4aがレールを押付け、その摩擦力によりスライドを防止するが、そこから自転車を後退させ空車状態にすると、駐輪ラック2の付勢手段3aで空車姿勢となり、押付け部材4aもレールから離れスライド可能となる。
【選択図】図3
Description
この発明は駐輪装置のスライド式駐輪ラックに自転車を載置する際、不用意にスライドすることを防止するスライド防止機構付駐輪装置に関するものである。
従来、駐輪スペースを有効利用するために自転車を載置する駐輪ラックをレールに沿ってスライド可能に構成された駐輪装置が広く利用されでいる。かかる駐輪装置では自転車を載置した状態や空の状態では、より多くの自転車を駐輪可能にとするためにスライド可能にしてラックの間隔を詰められるようにするとともに、自転車を出し入れする際には、スライド不能にして安全に自転車を出し入れできるように構成されている。(例えば、特許文献1)
この特許文献1の駐輪装置は、自転車を載せる際に前輪が駐輪ラックの入り口部に設けられ踏み板を踏むとストッパーが働いて駐輪ラックのスライドが防止され、続けて後輪が該踏み板を踏むとストッパーが解除されて駐輪ラックがスライド可能となる。同様に自転車を降ろす際は、後輪が踏み板を踏むと駐輪ラックがスライド不能となり、続けて前輪が踏み板を踏むとストッパーが解除されて駐輪ラックがスライド可能となる。
しかし、特許文献1の駐輪装置では、駐輪ラックに前輪で踏み板だけ踏んで自転車を引き返した場合、ストッパーが働いたままになるため駐輪ラックが空の状態であるにも拘らず、手前キャスタはロックが掛っているため、スライドの動きが重くなるという問題と、ストッパー稼働中の表示があっても特に稀にしか使わない人は意味が解らず、自転車を載せようとして、思わずスライドしてしまい安全上、問題となる可能性がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、駐輪ラックに前輪だけを載せた状態で自転車を引き返しても、駐輪ラックがスライド可能な状態にすることができるとともに、このあと再度自転車を駐輪しようとした場合も、その駐輪途中に駐輪ラックがスライドしないスライド防止機構付駐輪装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するためになされた発明は、レールと、前記レールに沿ってスライドするスライダーと前記スライダーに支持された駐輪ラックと、前記スライダー及び前記駐輪ラックのスライドを必要な時のみ防止するスライド防止機構とを備え、前記スライド防止機構はスライド防止部材とそれを支持するロッドおよびコイルばねとそれらを支持する支持部材で構成され前記駐輪ラックが下がると前記スライド防止部材がともに下がり、前記レールを押えスライド防止を図る。前記駐輪ラックは前側の前輪収容部と後側の後輪収容部によって連続して構成され、前記スライド防止部材が下がると前記レールを押えることができる位置に前記スライダーとピン部材により結合する。前記駐輪ラックは前記ピン部材を支点としてシーソー運動するようにし、通常は前記駐輪ラックが空車および実車ともに位置決め部材及びコイルばねにより前記スライド防止機構が解除された一定位置に保たせる。一連の動きとしてまず、自転車の前輪を前記駐輪ラックの入口に載せることにより前記後輪収容部側が下降し、それに連れて前記スライド防止部材が下降し、前記レールを押付けスライドを防止させる。そのまま前輪を前進させ、前記ピン部材の支点に前輪が近づくと後輪収容部側が上昇し始め、前記スライド防止部材も上昇し始めスライドを防止しにくくなる。そのため前記駐輪ラック内にスライド防止機構ロッド押え部材を設け、自転車の後輪を前記駐輪ラックの入口に載せるまで前記スライド防止機構を作動させる。その後、自転車の前輪が前記前輪収容部に収まり、また後輪が前記後輪収容部に収まると前記コイルばねにより、前記位置決め部材による定位置に保たせ、前記スライド防止機構を解除させる。以上が通常の稼働状況であり、また、前記駐輪ラックより自転車を降ろす場合は全ての機構が前述の逆の動作となり、まったく問題なく安全に稼働させることができる。
さて、本発明の課題である前輪で駐輪ラックの入口部だけ踏んで自転車を引き返した場合であるが、入口部だけ踏むと入口部、その先の後輪収容部およびスライド防止機構が下がり、スライド防止部材がレールを押えつけスライドを防止するが、自転車を引き返し、駐輪ラックが空の状態になるとコイルばねの作用により入口部、後輪収容部およびスライド防止機構が上がり、スライド防止部材がレールから離れスライド可能となる。何度繰り返しても前輪で入口部を踏めばスライド防止が作動し、引き返せばスライド防止が解除される。
以上説明したように、本発明のスライド防止機構付駐輪装置は、前輪を駐輪ラックの入口部を踏んだだけで自転車を引き返してもロックが掛ったままの状態にはならず、スライドが困難な状態に放置され再度駐輪しようとすると逆にロックが解除され思わぬ事態になるようなことはなく、再度駐輪しようとする途中においても駐輪ラックのスライドを防止することができ、自転車を安全に乗降させることができる。
以下、適宣図面を参照しながら本発明の実施形態について詳述する。図1は、本発明の一の実施の形態に係る駐輪装置100に自転車Aを載置した様子を示している。駐輪装置100はレール1と、駐輪ラック2と、スライダー部3と、スライド防止機構4とを主に備えている。
レール1は、2本の平行なアングル材1a、1bからなり、水平に延びるよう駐輪場の床面に1cにより固設されている。
後輪ラック2は、駐輪する自転車Aの前輪Fを収容する前輪収容部21と、自転車Aの後輪Rを収容する後輪収容部22と、その下方に固設されたレール1上をスライドするスライダー3とを備えている。
前輪収容部21は、図1に示すように、線材を曲げ加工して形成された前輪挟持部21aと、U字に形成された帯状部材からなる前輪受け部21bとを有し、前輪挟持部21aは、後方の開口部21cから前輪Fを導入するとともに上下2箇所のU字状部で前輪Fの前端を受け止め、前輪受け部21bは、前輪Fを下方から支持するよう構成されている。
後輪収容部22は、コの字チャンネルの解放側を上にして前輪収容部21の開口部21cに連設され、駐輪する際には自転車Aの前輪Fを後端開口部22cから前端開口部22dまで誘導するとともに、駐輪を完了した際には後輪Rを収容する。後輪収容部22の底部には22dを支点に蝶番22eにて、上下摺動ロッド4bの上部を前輪が通過時に押える踏み板22aが前端開口22dから上下摺動ロッド4bを超えた位置かつ、後輪Rが踏むことのない位置まで設置されている。
スライダー3は、直方体の箱型をなし、上部中央の支持部材3bと後輪収容部22の支持部材23bを接合ピン23cで接続され、コイルばねからなる付勢手段3aと位置決めピン3cにて構成される。位置決めピン3cは前輪収容部21および後輪収容部22のシーソー運動を制御し、空車時、実車時ともに同じ適正位置を保たせるものである。スライダー3はレール1上を転動する車輪3dによりレール1上をスライドする。
スライド防止機構4は、図2に示すように、固定部材4dと、上下摺動ロッド4bと、レール押付け部材4aと上下摺動ロッドにコイルバネからなる付勢手段4cとを主に備えている。
踏み板22aは断面形状が後輪収容部22より一回り小さなコの字チャンネルで、前端開口部22dで蝶番22eによって支持されている。前輪Fが踏み板22aを通過時に上下摺動ロッド4bを押し下げる。その時、上下摺動ロッド4bの下端に取付けられたレール押付け部材4aも下降し、レールと摩擦を生じさせる。前輪F通過後はコイルばねからなる付勢手段4cにより押し上げられ、レール押付け部材4aもレールから離れ、スライド可能となる。
つぎに、第1実施形態に係る駐輪装置100のスライド防止機構4の作用について説明する。図2は、空車状態における駐輪装置100を示している。駐輪装置100の空車状態においては、図2に示すように、レール押付け部材4aはレール1bより離れており、これによる摩擦は0となっている。したがって、空車状態における駐輪装置100は抵抗なくスライドが可能となる。
この状態から駐輪装置100に自転車Aを駐輪しようとして、自転車Aの前輪Fを後輪収容部の後端開口部22cへ挿入すると、図3に示すように前輪Fの自重により後輪収容部22が押下げられレール押付け部材4aも連動して下降し、レール1bを押付け、摩擦力によりスライドを防止する。
さらに自転車Aを前輪収容部21に向けて押入れ、前輪Fが接続ピン23cに近づくとてこの原理により重量が不足し出して、レール押付け部材4aの押付け力低下に伴い摩擦力も低下し出して、徐々にスライド防止が困難となってくる。
そこでレール押付け部材4aの押付け力低下を防止するために踏み板22aを設け、前輪Fが踏み板22aを通過時に上下摺動ロッド4bを押付けることにより、レール押付け部材4aの押付け力低下を招くことなく、スライドを防止できる。また踏み板22aの長さは後輪Rが乗ることがない位置までとする。
前輪Fが前輪収容部21に完全に入り込めば、踏み板22aは上下摺動ロッドを押付けることなくまた、駐輪ラック2の後端開口部22cの高さは自転車Aの重量バランス+コイルばねからなる付勢手段3aにより空車状態と同じ高さとなり、駐輪ラック2はスライドが可能となる。
次に、駐輪ラック2に前輪Fだけ載置して引き返す場合について説明する。まず駐輪ラック2に、自転車Aの前輪Fを載置すると、スライド防止機構4は、図3に示した状態となる。即ち、図3に示すように前輪Fの自重により後端開口部22cは下降し、スライド防止機構4のレール押付け部材4aも下降し、レール1bを押付け、スライドを防止した状態となる。
このあと、駐輪を中止して自転車Aを後退させ、自転車Aの前輪Fが後端開口部22cから離脱すると、コイルばねからなる付勢手段3aにより元の位置まで上昇し、スライド防止機構4のレール押付け部材4aも元の位置まで上昇し、スライドが可能となる。このあと再度、自転車Aを駐輪しようとした際も、上述の初めて自転車Aを駐輪しようとする際と同様に、駐輪途中においては、駐輪ラック2のスライドが防止される。
(その他の実施形態)
本発明の駐輪装置は、上記の実施形態に限らず、例えば、レール押付け部材がレールとの摩擦によってスライドを防止しているが、床面や別の部材との摩擦によるスライド防止を図ってもよいし、レール押付け部材が上下動だけでなく、前後や左右の動きによりスライドの防止を図ってもよい。またレールやその他の部材に適当な間隔で連続した穴をあけたり、凹みを付けたりして、レール押付け部材の代わりにロックピンによる拘束でスライドの防止を図ってもよい。
本発明の駐輪装置は、上記の実施形態に限らず、例えば、レール押付け部材がレールとの摩擦によってスライドを防止しているが、床面や別の部材との摩擦によるスライド防止を図ってもよいし、レール押付け部材が上下動だけでなく、前後や左右の動きによりスライドの防止を図ってもよい。またレールやその他の部材に適当な間隔で連続した穴をあけたり、凹みを付けたりして、レール押付け部材の代わりにロックピンによる拘束でスライドの防止を図ってもよい。
レールは、アングル等の棒状部材に限らず、板状部材を板金加工により、形成したものを用いてもよいし、2本に限らず1本でも3本以上で構成してもよい。各付勢手段はコイルばねに限らず各種のばねを用いることができ、ばねに限らず油圧、空気圧や錘を用いた付勢手段のほか、公知の付勢手段を適宜用いることができる。駐輪ラックは前輪収容部と後輪収容部を一体的に構成してもよい。
100 駐輪装置
1 レール
1a 前側レール
1b 後側レール
1c レール固設部材
2 駐輪ラック
22a 踏み板
22c 後端開口部
22d 前端開口部
22e 蝶番
23b 支持部材
23c 接続ピン
3 スライダー
3a 付勢手段(コイルばね)
3b 支持部材
3c 位置決めピン
3d 車輪
4 スライド防止機構
4a レール押付け部材
4b 上下摺動ロッド
4c 付勢手段(コイルばね)
4d 固定部材
1 レール
1a 前側レール
1b 後側レール
1c レール固設部材
2 駐輪ラック
22a 踏み板
22c 後端開口部
22d 前端開口部
22e 蝶番
23b 支持部材
23c 接続ピン
3 スライダー
3a 付勢手段(コイルばね)
3b 支持部材
3c 位置決めピン
3d 車輪
4 スライド防止機構
4a レール押付け部材
4b 上下摺動ロッド
4c 付勢手段(コイルばね)
4d 固定部材
Claims (1)
- レールと、
前記レールに沿ってスライドする駐輪ラックと、
前記駐輪ラックのスライドを防止するスライド防止機構とを備え、
前記駐輪ラックは、前側の前輪収容部と、前記前輪収容部の後側に連続して前記前輪収容部まで駐輪する自転車の前輪を案内するとともにその後輪を収容する後輪収容部とを有し、
前記スライド防止機構は
前記駐輪ラックに固定される固定部材と、
前記固定部材に対し一方向と前記一方向と逆方向の他方向とに摺動可能に支持される摺動部材と、
前記摺動部材に付属する押付け部材と
前記押付け部材が、前記駐輪ラックとスライダーの接続ピンを支点として、自転車の前輪の自重による前記後輪収容部の下降で有効となるのと、
空車姿勢へ復帰させるための付勢手段と、
前記支点直近の前記押付け部材の押付け不足を補うために、前記摺動部材を自転車の前輪が前記支点直近を通過する際に、押える踏み部材と、
前記摺動部材と前記踏み部材を自転車の前輪が通過後、復帰させる付勢手段との組合せで、前記駐輪ラックへの自転車の後輪も載置を容易にし、自転車の前後輪載置完了後はスライド可能とするとともに、
どの位置から駐輪を中止し、自転車を後退させて空車状態にしてもスライドが可能となるスライド防止機構付駐輪装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015058667A JP2016159900A (ja) | 2015-03-04 | 2015-03-04 | スライド防止機構付駐輪装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015058667A JP2016159900A (ja) | 2015-03-04 | 2015-03-04 | スライド防止機構付駐輪装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2016159900A true JP2016159900A (ja) | 2016-09-05 |
Family
ID=56846248
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2015058667A Pending JP2016159900A (ja) | 2015-03-04 | 2015-03-04 | スライド防止機構付駐輪装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2016159900A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018108780A (ja) * | 2016-12-31 | 2018-07-12 | 株式会社ショウエイテクノ製作 | 駐輪装置 |
| CN108297976A (zh) * | 2018-04-04 | 2018-07-20 | 广州大学 | 一种用于自行车立式停车系统的载车装置 |
| JP2019048562A (ja) * | 2017-09-11 | 2019-03-28 | 平井 ゆう子 | スライド防止機構付駐輪装置 |
| JP2020197077A (ja) * | 2019-06-04 | 2020-12-10 | 株式会社Oss | 駐輪装置 |
-
2015
- 2015-03-04 JP JP2015058667A patent/JP2016159900A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018108780A (ja) * | 2016-12-31 | 2018-07-12 | 株式会社ショウエイテクノ製作 | 駐輪装置 |
| JP2019048562A (ja) * | 2017-09-11 | 2019-03-28 | 平井 ゆう子 | スライド防止機構付駐輪装置 |
| CN108297976A (zh) * | 2018-04-04 | 2018-07-20 | 广州大学 | 一种用于自行车立式停车系统的载车装置 |
| CN108297976B (zh) * | 2018-04-04 | 2023-09-12 | 广州大学 | 一种用于自行车立式停车系统的载车装置 |
| JP2020197077A (ja) * | 2019-06-04 | 2020-12-10 | 株式会社Oss | 駐輪装置 |
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