JP2016158240A - 駆動装置 - Google Patents

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Osamu Tabata
修 田畑
永井 秀一
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Abstract

【課題】従来技術では、半導体スイッチング素子の駆動を高速化できない。【解決手段】半導体スイッチング素子を駆動する駆動装置であって、コンデンサと、前記コンデンサの電荷を前記半導体スイッチング素子の導通制御端子に供給するか否かを選択する出力選択部と、を備え、前記出力選択部は、第1のスイッチング素子と、第2のスイッチング素子と、を備え、前記第1のスイッチング素子が導通状態となることにより、前記コンデンサの電荷が前記半導体スイッチング素子の導通制御端子に供給され、前記第2のスイッチング素子が導通状態となることにより、前記半導体スイッチング素子の導通制御端子から電荷が引き抜かれ、前記第2のスイッチング素子のゲート幅は、前記第1のスイッチング素子のゲート幅よりも、小さい、駆動装置。【選択図】図1

Description

本開示は、半導体スイッチング素子を駆動する駆動装置に関する。
特許文献1には、半導体スイッチング素子を駆動する駆動装置が、開示されている。
国際公開第2013/065254号
従来技術では、半導体スイッチング素子の駆動を高速化できない。
本開示の駆動装置は、半導体スイッチング素子を駆動する駆動装置であって、コンデンサと、前記コンデンサの電荷を前記半導体スイッチング素子の導通制御端子に供給するか否かを選択する出力選択部と、を備え、前記出力選択部は、第1のスイッチング素子と、第2のスイッチング素子と、を備え、前記コンデンサの第1端と、前記第1のスイッチング素子の第1端とが、接続されており、前記コンデンサの第2端と、前記半導体スイッチング素子の端子とが、第1接続点において接続されており、前記第1のスイッチング素子の第2端と、前記半導体スイッチング素子の導通制御端子とが、第2接続点において接続されており、前記第2のスイッチング素子の第1端と、前記第2接続点とが、接続されており、前記第2のスイッチング素子の第2端と、前記第1接続点とが、接続されており、前記第1のスイッチング素子が導通状態となることにより、前記コンデンサの電荷が前記半導体スイッチング素子の導通制御端子に供給され、前記第2のスイッチング素子が導通状態となることにより、前記半導体スイッチング素子の導通制御端子から電荷が引き抜かれ、前記第2のスイッチング素子のゲート幅は、前記第1のスイッチング素子のゲート幅よりも、小さい。
本開示によれば、半導体スイッチング素子の駆動を高速化できる。
図1は、実施の形態1における駆動装置1000の概略構成を示す図である。 図2は、出力選択部60の動作例を説明するための図である。 図3は、ゲート・ソース間電圧と半導体スイッチング素子1の導通制御端子の電圧との関係を示す図である。 図4は、駆動装置1000の駆動のシミュレーション結果を示す図である。 図5は、駆動装置1000の駆動のシミュレーション結果を示す図である。 図6は、コンデンサ50に蓄積されている電荷の消費状態を模式的に表す図である。 図7は、ノーマリーオフトランジスタを用いた場合の電圧波形の一例を示す図である。 図8は、図7における期間T1〜T4における電流の流れを示す図である。 図9は、ノーマリーオントランジスタを用いた場合の電圧波形の一例を示す図である。 図10は、実施の形態2における駆動装置2000の概略構成を示す図である。 図11は、駆動装置2000の具体的な構成例である駆動装置3000を示す回路図である。 図12は、実施の形態3における駆動装置4000の概略構成を示す図である。 図13は、実施の形態3における各信号の一例を示す図である。 図14は、トランジスタのゲート電圧を示す図である。
以下、図面を用いて、実施の形態が詳細に説明される。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1における駆動装置1000の概略構成を示す図である。
実施の形態1における駆動装置1000は、半導体スイッチング素子1(例えば、パワーデバイスなど)を駆動する駆動装置である。
実施の形態1における駆動装置1000は、コンデンサ50と、出力選択部60と、を備える。
出力選択部60は、コンデンサ50の電荷を、半導体スイッチング素子1の導通制御端子(例えば、ゲート端子)に、供給するか否かを選択する。
出力選択部60は、第1のスイッチング素子(例えば、トランジスタ61)と、第2のスイッチング素子(例えば、トランジスタ62)と、を備える。
コンデンサ50の第1端と、第1のスイッチング素子の第1端(例えば、ドレイン端子)とが、接続される。
コンデンサ50の第2端と、半導体スイッチング素子1の端子(例えば、ソース端子)とが、第1接続点において接続される。
第1のスイッチング素子の第2端(例えば、ソース端子)と、半導体スイッチング素子1の導通制御端子とが、第2接続点において接続される。
第2のスイッチング素子の第1端(例えば、ドレイン端子)と、第2接続点とが、接続される。
第2のスイッチング素子の第2端(例えば、ソース端子)と、第1接続点とが、接続される。
第1のスイッチング素子が導通状態となることにより、コンデンサ50の電荷が半導体スイッチング素子1の導通制御端子に供給される。
第2のスイッチング素子が導通状態となることにより、半導体スイッチング素子1の導通制御端子から電荷が引き抜かれる。
図2は、出力選択部60の動作例を説明するための図である。
図3は、トランジスタ61およびトランジスタ62のゲート・ソース間電圧と、半導体スイッチング素子1の導通制御端子の電圧と、の関係を示す図である。
なお、ゲート・ソース間電圧とは、各トランジスタのソース端子を基準としたときのゲート端子の電圧である。
図3に示されるように、出力選択部60は、入力される制御信号である第1の制御信号および第2の制御信号に応じて、トランジスタ61がオン(導通状態)であってトランジスタ62がオフ(非導通状態)である状態と、トランジスタ61がオフであってトランジスタ62がオンである状態とを、交互に繰り返す。
これにより、出力選択部60は、半導体スイッチング素子1をスイッチングする。
すなわち、出力選択部60は、入力信号に応じて、コンデンサ50に充電された電荷(すなわち駆動電力510)を半導体スイッチング素子1に供給する。すなわち、半導体スイッチング素子1がオン(導通状態)となる。
図2の(b)は、トランジスタ61がオフであり、トランジスタ62がオンである場合を示す図である。
すなわち、図2の(b)は、トランジスタ61のゲート・ソース間にオフ電圧が印加され、トランジスタ62のゲート・ソース間にオン電圧が印加されている場合を示す図である。
図2の(b)の状態では、コンデンサ50に電荷が充電されるが、トランジスタ61がオフ状態であるため、半導体スイッチング素子1に電流は供給されない。すなわち、半導体スイッチング素子1はオフ(非導通状態)となる。
一方、図2の(a)は、トランジスタ61がオンであり、トランジスタ62がオフである場合を示す図である。
すなわち、図2の(a)は、トランジスタ61のゲート・ソース間にオン電圧が印加され、トランジスタ62のゲート・ソース間にオフ電圧が印加されている場合を示す図である。
図2の(a)の状態では、図2の(b)の状態においてコンデンサ50に充電された電荷が半導体スイッチング素子1のゲート端子に供給される。
図2の(a)の状態から、トランジスタ61がオフであってトランジスタ62がオンである状態に切り替わった場合、図2(b)に示されるように、再度、コンデンサ50の蓄積電荷が増加する。また、半導体スイッチング素子1のゲート端子に蓄積した電荷は、トランジスタ62によって出力基準端子72に放電される。
以上のような動作により、実施の形態1の駆動装置1000は、半導体スイッチング素子1に瞬時に大電流を供給することができる。
実施の形態1における駆動装置1000においては、第2のスイッチング素子のゲート幅は、第1のスイッチング素子のゲート幅よりも、小さい。
以上の構成によれば、半導体スイッチング素子の駆動を高速化できる。
以下、この効果の詳細が、説明される。
図4および図5は、駆動装置1000の駆動のシミュレーション結果を示す図である。
図4および図5において、点線は、第2のスイッチング素子(トランジスタ62)のゲート幅が、第1のスイッチング素子(トランジスタ61)のゲート幅と、同じである場合の結果を示す(すなわち、比較例)。一方、図4および図5において、実線は、第2のスイッチング素子(トランジスタ62)のゲート幅は、第1のスイッチング素子(トランジスタ61)のゲート幅よりも、小さい場合の結果を示す(すなわち、実施の形態1の構成)。
まず、実施の形態1の構成であれば、第2のスイッチング素子のドレインソース間容量Cdsを小さくすることができる。これにより、コンデンサに蓄積された電荷が第2のスイッチング素子により消費される量を、小さくできる。これにより、図4に示されるように、コンデンサの電圧を高く保つことができる。この結果、図4に示されるように、半導体スイッチング素子へのゲート電圧の立ち上がり速度を、より高速化できる。
また、実施の形態1の構成であれば、第2のスイッチング素子のゲート・ソース間容量Cgsを小さくすることができる。これにより、図5に示されるように、第2のスイッチング素子の立ち上がりをより速くできる。この結果、図5に示されるように、半導体スイッチング素子へのゲート電圧の立ち下がり速度を、より高速化できる。
図6は、駆動装置1000の駆動時におけるコンデンサ50に蓄積されている電荷の消費状態を模式的に表す図である。
図6の例では、コンデンサ50は、チャージ電流iによって、定常的に充電され続けているものとする。
半導体スイッチング素子1のゲートを立ち上げる過程においては、半導体スイッチング素子1のゲート・ソース間容量Cgsと、ゲートドレイン間容量Cgdと、トランジスタ62のドレインソース間容量Cds62と、を充電するために、コンデンサ50に蓄積されている電荷は消費(放電)される。
このようなコンデンサ50の充放電関係において、図3に示されるように、駆動周波数fの状態で、半導体スイッチング素子1のゲート電圧を、所定の電圧値Vgに保つためには、下記の式(1)を満たす必要がある。
i=(Cds62+Cgs+Cgd)*V*f+ileak+i ・・・(式1)
ここで、ileakは、トランジスタ61およびトランジスタ62のオフリーク電流である。また、igは、半導体スイッチング素子1の導通に必要なゲート電流である。
ここで、上記の式(1)より、下記の式(2)が導かれる。
ds62=(i−ileak−i)/(V*f)−(Cgs+Cgd) ・・・(式2)
ここで、駆動周波数fの状態で、半導体スイッチング素子1のゲート電圧を、所定の電圧値Vg以上に保つためには、下記の式(3)、つまり、式(4)を満たす必要がある。
rw62*Cdsw≦Cds62 ・・・ (式3)
rw62≦Cds62/Cdsw ・・・ (式4)
ここで、Trw62は、ゲート幅で規定されるトランジスタ62のサイズである。また、Cdswは、トランジスタ62(および、トランジスタ61)の単位ゲート幅あたりのドレインソース間容量である。
また、トランジスタ61は、下記の式(5)で表されるラッシュ電流irush61を流す必要がある。
rush61=(Cds62+Cgs+Cgd)*Vg/t ・・・ (式5)
ここで、tは、半導体スイッチング素子1のゲート電圧の目標立ち上がり時間(時定数)である。
トランジスタ61は、このラッシュ電流irush61以上の電流を流すことが可能なサイズである必要がある。すなわち、下記の式(6)、つまり、式(7)を満たす必要がある。
rw61*irushw≧irush61 ・・・ (式6)
rw61≧irush61/irushw ・・・ (式7)
ここで、Trw61は、ゲート幅で規定されるトランジスタ61のサイズである。また、irushwは、トランジスタ61(および、トランジスタ62)の単位ゲート幅あたりに流すことができるラッシュ電流である。
実施の形態1においては、トランジスタ61とトランジスタ62のサイズは、上記の式(4)と式(7)とで規定される範囲とする。これにより、半導体スイッチング素子1のゲート駆動のために、コンデンサ50に蓄積された電荷を、有効に消費することが可能となる。これにより、コンデンサ50の電圧レベルを、高い状態に保つことができる。この結果、半導体スイッチング素子1のゲート電圧Vgを生成することができる。
また、実施の形態1の駆動装置1000においては、第1のスイッチング素子および第2のスイッチング素子は、ノーマリーオントランジスタであってもよい。
図7は、比較例として、ノーマリーオフトランジスタを用いた場合の電圧波形の一例を示す図である。
図8は、図7における期間T1〜T4における電流の流れを示す図である。
図7(a)に示されるように、ノーマリーオフトランジスタを用いた場合には、トランジスタの立ち上がりは早い。一方で、トランジスタのゲート電荷を引き抜く時定数が小さいため、立ち下りは遅くなる。このため、図7(b)に示されるように、トランジスタ61とトランジスタ62とが、いずれも導通状態となる期間である期間T2および期間T4が生じる。この結果、トランジスタ61とトランジスタ62とが同時に導通状態となり、貫通電流が流れ易くなる。
図9は、ノーマリーオントランジスタを用いた場合の電圧波形の一例を示す図である。
図9(a)に示されるように、ノーマリーオントランジスタを用いる構成によれば、第1のスイッチング素子および第2のスイッチング素子の立ち下がりを速くできる。さらに、第1のスイッチング素子および第2のスイッチング素子の立ち上がりを遅くできる。このため、図9(b)に示されるように、図7に示される例と比較して、トランジスタ61とトランジスタ62とが、いずれも導通状態となる期間を抑制できる。すなわち、第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子との両方が同時に導通状態となることを抑制できる。これにより、第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子とを貫通する形でアース側に流れる電流である貫通電流の発生を抑制できる。これにより、コンデンサに蓄積された電荷が、貫通電流として、無駄に消費されることを低減できる。したがって、コンデンサの電圧レベルの低下を抑制できる。この結果、半導体スイッチング素子へのゲート電圧のレベルを高く維持できる。
(実施の形態2)
以下、実施の形態2が説明される。上述の実施の形態1と重複する説明は、適宜、省略される。
図10は、実施の形態2における駆動装置2000の概略構成を示す図である。
実施の形態2における駆動装置2000は、実施の形態1における駆動装置1000の構成を備える。
さらに、実施の形態2における駆動装置2000は、第1の電磁界共鳴結合器20aと、第2の電磁界共鳴結合器20bと、第1の整流回路40aと、第2の整流回路40bと、を備える。
入力信号に応じて高周波を変調した信号である第1の被変調信号が、第1の電磁界共鳴結合器20aにより絶縁伝送され、第1の整流回路40aにより整流される。これにより、第1の制御信号が生成される。
第1の制御信号が、第1のスイッチング素子の導通制御端子に入力される。これにより、第1のスイッチング素子の導通状態が制御される。
入力信号に応じて高周波を変調した信号である第2の被変調信号が、第2の電磁界共鳴結合器20bにより絶縁伝送され、第2の整流回路40bにより整流される。これにより、第2の制御信号が生成される。
第2の制御信号が、第2のスイッチング素子の導通制御端子に入力される。これにより、第2のスイッチング素子の導通状態が制御される。
以上の構成によれば、電磁界共鳴結合器による絶縁を実現しながら、半導体スイッチング素子に大電流を供給することができる。
また、図10に示されるように、実施の形態2における駆動装置2000は、第3の電磁界共鳴結合器20cと、第3の整流回路40cと、を備えてもよい。
図10に示される構成例では、高周波が、第3の電磁界共鳴結合器20cにより絶縁伝送され、第3の整流回路40cにより整流される。これにより、充電用電圧が生成される。
このとき、コンデンサ50は、当該充電用電圧により充電されてもよい。
以上の構成によれば、高周波を整流して充電用電圧を得ることにより、例えば一定の充電用電圧をコンデンサに供給することができる。また、例えば、出力選択部の制御に利用される高周波を、充電用電圧の生成にも利用することができる。
図11は、駆動装置2000の具体的な構成例である駆動装置3000を示す回路図である。
駆動装置3000は、直流電源100と、信号発生器3とを備える。また、駆動装置3000は、高周波発振回路10と、変調回路30と、第1の電磁界共鳴結合器20aと、第2の電磁界共鳴結合器20bと、第3の電磁界共鳴結合器20cとを備える。また、駆動装置3000は、第1の整流回路40aと、第2の整流回路40bと、第3の整流回路40cと、コンデンサ50と、出力選択部60と、出力端子71と、出力基準端子72とを備える。
なお、コンデンサ50は、例えば、容量素子であり、寄生容量ではない。コンデンサ50は、例えば、容量が10pF以上の素子である。
なお、実施の形態1において、出力選択部60は、例えば、第1のスイッチング素子および第2のスイッチング素子から構成される。第1のスイッチング素子は、例えば、トランジスタ61であってもよい。第2のスイッチング素子は、例えば、トランジスタ62であってもよい。
直流電源100は、例えば、高周波発振回路10および変調回路30のそれぞれが動作するための電力を供給する電源である。なお、図10では、直流電源100は、駆動装置2000の内部に設けられているが、駆動装置2000の外部に設けられてもよい。すなわち、駆動装置2000は、直流電源100を備えなくてもよい。
信号発生器3は、入力信号を生成し、変調回路30に出力する。入力信号は制御信号に相当し、半導体スイッチング素子1を駆動するための駆動信号は制御信号に基づいて生成される。信号発生器3は、例えば、ロジックICからなる。入力信号は、図11に示される波形501および波形502のように、ハイレベルと、ローレベルとからなる、2値の信号である。
入力信号は、第1入力信号と第2入力信号とから構成されてもよい。図11に示される例では、波形501が第1入力信号であり、波形502が第2入力信号である。第1入力信号は、例えば、第1ローレベル電圧と、第1ローレベル電圧よりも大きい第1ハイレベル電圧とを含む。第2入力信号は、例えば、第2ローレベル電圧と、第2ローレベル電圧よりも大きい第2ハイレベル電圧とを含む。第1入力信号が第1ハイレベル電圧を示す期間において、第2入力信号が第2ローレベル電圧を示してもよい。第2入力信号が第2ハイレベル電圧を示す期間において、第1入力信号が第1ローレベル電圧を示してもよい。第2入力信号は、第1の入力信号を反転させた信号であってもよい。例えば、第2入力信号は、第1の入力信号を、第1ハイレベル電圧と第2ハイレベル電圧の中間値を基準に反転させた信号であってもよい。この場合、図11に示されるように、第1入力信号と第2入力信号とは相補的(コンプリメンタリ)な関係となりうる。第1ローレベル電圧および/または第2ローレベル電圧は、例えば、0Vであってもよい。
なお、図11では、信号発生器3は、駆動装置3000の内部に設けられているが、駆動装置3000の外部に設けられてもよい。この場合、駆動装置3000は、入力信号が入力される第1の入力端子を備える。すなわち、駆動装置3000は、信号発生器3を備えなくてもよい。
高周波発振回路10は、高周波を生成する。高周波は、マイクロ波電力であってもよい。高周波は、電力を伝送する役割を果たす。高周波発振回路10は、少なくとも2系統の出力を備える。高周波発振回路10は、変調回路30および第3の電磁界共鳴結合器20cのそれぞれに生成した高周波を出力する。高周波は、例えば、図11に示される波形503および波形504のような波形である。高周波の周波数は、例えば、低出力であれば免許不要で使用できるISMバンドである2.4GHzまたは5.8GHzであってもよいし、その他の周波数であってもよい。高周波発振回路10は、具体的には、コルピッツ発振器、もしくは、ハートレー発振器、または、マイクロ波を発生させるその他の発振器であってもよい。高周波発振回路10は、高周波の周波数が変動した場合のために、周波数調整機構を備えていてもよい。なお、高周波発振回路10が生成する高周波は、例えば、一定の振幅および一定の周波数を有する。
本開示において、第1入力信号および/または第2入力信号によって変調される高周波、すなわち第1入力信号および/または第2入力信号の搬送波である高周波が、第1高周波と呼ばれ、充電用の電力を供給するための高周波が第2高周波と呼ばれる場合がある。図11に示される例では、波形503が第1高周波であり、波形504が第2高周波である。なお、実施の形態1において、第2高周波は、第3の電磁界共鳴結合器20cに入力される高周波である。この場合、第2高周波は、一定の振幅を有していてもよいし、複数の振幅を有していてもよい。すなわち、第2高周波は、異なる複数の振幅に基づく信号成分を有していてもよい。第1高周波と第2高周波とは、同じ振幅を有してもいいし、異なる振幅を有してもよい。ただし、第2高周波が第1高周波よりも大きな振幅を有する場合、後述するように、コンデンサに充電される電荷量を大きくすることができる。第1高周波と第2高周波とは、同じ周波数を有してもいいし、異なる周波数を有してもよい。
なお、図11では、高周波発振回路10は、駆動装置3000の内部に設けられているが、駆動装置3000の外部に設けられてもよい。この場合、駆動装置3000は、高周波が入力される第2の入力端子を備える。すなわち、駆動装置3000は、高周波発振回路10を備えてもよい。後述するように、高周波発振回路10は高周波生成器に含まれうる。
変調回路30は、信号発生器3が出力する第1入力信号に応じて高周波を変調することによって、第1の被変調信号を生成し、第1の電磁界共鳴結合器20aに出力する。図11に示されるように、変調回路30が混合回路である場合、変調回路30は、第1入力信号と高周波とを混合することによって、第1の被変調信号を生成する。第1の被変調信号は、例えば、図11に示される波形505のような波形となる。
また、変調回路30は、信号発生器3が出力し、第1入力信号とは別の第2入力信号に応じて高周波を変調することによって、第2の被変調信号を生成し、第2の電磁界共鳴結合器20bに出力する。図11に示されるように、変調回路30が混合回路である場合、具体的には、第2入力信号と、高周波とを混合することによって、第2の被変調信号を生成する。第2の被変調信号は、例えば、図11に示される波形506のような波形となる。第2入力信号が第1入力信号を反転させた信号である場合、第1の被変調信号と、第2の被変調信号とは、相補的(コンプリメンタリ)な関係となる。
第1の被変調信号は、例えば、第1振幅と、第1振幅よりも大きい第2振幅とを含む。第1の被変調信号の第1振幅は、例えば、第1入力信号の第1ローレベル電圧に対応し、第1の被変調信号の第2振幅は、例えば、第1入力信号の第1ハイレベル電圧に対応する。第2の被変調信号は、例えば、第3振幅と、第3振幅よりも大きい第4振幅とを含む。第2の被変調信号の第3振幅は、例えば、第2入力信号の第2ローレベル電圧に対応し、第2の被変調信号の第4振幅は、例えば、第2入力信号の第2ハイレベル電圧に対応する。第1被変調信号が第2振幅を示す期間において、第2被変調信号が第3振幅を示してもよい。第2被変調信号が第4振幅を示す期間において、第1被変調信号が第1振幅を示してもよい。第1振幅と第3振幅、および/または、第2振幅と第4振幅は、同じ値であってもよい。第1振幅および/または第3振幅は、0であってもよい。
図11に示される例では第1の被変調信号と、第2の被変調信号とは、相補的な関係としたが、入力信号は、より最適な別の波形であってもよい。
図11に示される例では、変調回路30は、混合回路であり、具体的には、いわゆる差動ミキサである。
第1の電磁界共鳴結合器20aは、変調回路30が生成した第1の被変調信号を絶縁伝送する。
第2の電磁界共鳴結合器20bは、変調回路30が生成した第2の被変調信号を絶縁伝送する。
第3の電磁界共鳴結合器20cは、高周波発振回路10が生成した高周波を絶縁伝送する。
第1の整流回路40aは、第1の電磁界共鳴結合器20aにより絶縁伝送された第1の被変調信号を整流することによって、制御信号である第1信号を生成する。第1の整流回路40aは、例えば、ダイオード41a、インダクタ42aおよびキャパシタ43aから構成される。第1信号は、例えば、図11の波形508のような波形の信号となる。第1信号は、第1の整流回路40aから出力され、例えばトランジスタ61のゲート端子に入力される。
第2の整流回路40bは、第2の電磁界共鳴結合器20bにより絶縁伝送された第2の被変調信号を整流することによって、制御信号である第2信号を生成する。第2の整流回路40bは、例えば、ダイオード41b、インダクタ42bおよびキャパシタ43bから構成される。第2信号は、例えば、図11の波形509のような波形の信号となる。第2信号は、第2の整流回路40bから出力され、例えばトランジスタ62のゲート端子に入力される。
第1信号は、例えば、第1オフ電圧と、第1オフ電圧と異なる第1オン電圧とを含む。トランジスタ61がN型トランジスタである場合、第1オン電圧は第1オフ電圧よりも大きい。トランジスタ61がP型トランジスタである場合、第1オン電圧は第1オフ電圧よりも小さい。トランジスタ61がノーマリオフ型トランジスタである場合、第1信号の第1オフ電圧は、例えば、第1の被変調信号の第1振幅に対応し、第1信号の第1オン電圧は、例えば、第1の被変調信号の第2振幅に対応する。この場合、第1信号の第1オフ電圧は、例えば、第1入力信号の第1ローレベル電圧に対応し、第1信号の第1オン電圧は、例えば、第1入力信号の第1ハイレベル電圧に対応する。トランジスタ61がノーマリオン型トランジスタである場合、第1信号の第1オフ電圧は、例えば、第1の被変調信号の第2振幅に対応し、第1信号の第1オン電圧は、例えば、第1の被変調信号の第1振幅に対応する。この場合、第1信号の第1オフ電圧は、例えば、第1入力信号の第1ハイレベル電圧に対応し、第1信号の第1オン電圧は、例えば、第1入力信号の第1ローレベル電圧に対応する。
第2信号は、例えば、第2オフ電圧と、第2オフ電圧と異なる第2オン電圧とを含む。トランジスタ62がN型トランジスタである場合、第2オン電圧は第2オフ電圧よりも大きい。トランジスタ61がP型トランジスタである場合、第2オン電圧は第2オフ電圧よりも小さい。トランジスタ61がノーマリオフ型トランジスタである場合、第2信号の第2オフ電圧は、例えば、第2の被変調信号の第3振幅に対応し、第2信号の第2オン電圧は、例えば、第2の被変調信号の第4振幅に対応する。この場合、第2信号の第2オフ電圧は、例えば、第2入力信号の第2ローレベル電圧に対応し、第2信号の第2オン電圧は、例えば、第2入力信号の第2ハイレベル電圧に対応する。トランジスタ62がノーマリオン型トランジスタである場合、第2信号の第2オフ電圧は、例えば、第2の被変調信号の第4振幅に対応し、第2信号の第2オン電圧は、例えば、第2の被変調信号の第3振幅に対応する。この場合、第2信号の第2オフ電圧は、例えば、第2入力信号の第2ハイレベル電圧に対応し、第2信号の第2オン電圧は、例えば、第2入力信号の第2ローレベル電圧に対応する。
第1信号が第1オン電圧を示す期間において、第2信号が第2オフ電圧を示してもよい。第2信号が第2オン電圧を示す期間において、第1信号が第1オフ電圧を示してもよい。第1信号と、第2信号とは、相補的(コンプリメンタリ)な関係であってもよいし、それ以外の関係であってもよい。第1オフ電圧と第2オフ電圧、および/または、第1オン電圧と第2オン電圧は、同じ値であってもよい。
以下では、特に断りの無い限り、トランジスタ61およびトランジスタ62がノーマリオン型かつN型である例について説明する。具体的には、例えば図11に示されるように、第1オン電圧および第2オン電圧は0であり、第1オフ電圧および第2オフ電圧は負の値を有する例について説明する。
第3の整流回路40cは、第3の電磁界共鳴結合器20cにより絶縁伝送された第2高周波を整流することによって、第3信号を生成する。第3信号は、図11の波形507のような波形の信号となる。第3の整流回路40cは、生成した第3信号によってコンデンサ50を充電する。第3信号は、直流電圧成分を有する。
図11に示されるように、第3信号は、一定の電圧値であってもよい。言い換えると、第3信号は、複数の電圧値から構成されていなくてもよい。すなわち、第3信号は、信号成分を有していなくてもよい。第3信号は、少なくともコンデンサを充電するための電力を有していればよい。本開示では、コンデンサを充電するための電圧を、充電用電圧と呼ぶ場合がある。第3信号は、図11に示されるように充電用電圧のみから構成されてもよいし、充電用電圧と充電用電圧よりも小さい別の電圧とを含んでもよい。充電用電圧は、第1信号の第1オン電圧および第2信号の第2オン電圧よりも大きくてもよい。この場合、コンデンサに充電される電荷量が大きくなる。第3信号は、第2信号が第2オン電圧を示す期間に充電用電圧を示してもよく、図11に示されるように、さらに、第1信号が第1オン電圧を示す期間にも充電用電圧を示してもよい。
ここで、整流回路40の構成例について詳細に説明する。整流回路40は、第1の整流回路40a、第2の整流回路40b、および第3の整流回路40cとして用いられうる。なお、以下では、整流回路40の一例として、第3の整流回路40cの具体例を説明する。ただし、以下に説明される具体例は、第1の整流回路40aおよび第2の整流回路40bについても同様に適用されうる。
第3の整流回路40cは、ダイオード41c、インダクタ42cおよびキャパシタ43cから構成される。
第3の整流回路40cにおいて、例えば、インダクタ42cの一端がダイオード41cの一端に接続され、インダクタ42cの他端がキャパシタ43cの一端に接続され、ダイオード41cの他端およびキャパシタ43cの他端が第3の整流回路40cの出力基準端子に接続されている。インダクタ42cの一端とダイオード41cの一端との接続点は、第3の整流回路40cの入力端子として機能し、インダクタ42cの他端とキャパシタ43cの一端との接続点は、第3の整流回路40cの出力端子として機能する。
図11に示される例において、第3の整流回路40cの入力端子には、ダイオード41cのカソードが接続されている。これにより、第3の整流回路40cは、第2高周波のうち正の電圧成分を整流する。一方、第1の整流回路40aの入力端子には、ダイオード41aのアノードが接続されており、第2の整流回路40bの入力端子には、ダイオード41bのアノードが接続されている。これにより、第1の整流回路40a及び第2の整流回路40bは、被変調信号のうち負の電圧成分を整流する。なお、各整流回路が整流する電圧成分が正であるか負であるかは、特に限定されない。それらの極性は、出力選択部60の特性に応じて適宜設定されうる。それらの極性は、例えば、出力選択部60を構成するトランジスタ61およびトランジスタ62が、ノーマリオフ型かノーマリオン型か、および、N型がP型かに応じて、適宜設定されうる。
ここで、第3の整流回路40cの出力端子は、インダクタ42cおよびキャパシタ43cによって、高周波の周波数のショート点となるように調整されている。したがって、第3の整流回路40cの入力端子から入力された高周波は、第3の整流回路40cの出力端子付近において反射される。そのため、第3の整流回路40cの入力端子における高周波の振幅(電圧値)は、第3の電磁界共鳴結合器20cから入力される元の高周波の振幅(電圧値)の約2倍となる。このような構成とすることで、1つのダイオード41cで高周波を高効率に整流することが可能となる。
なお、第3の整流回路40cは、その出力端子が正確に高周波の周波数のショート点となっていなくとも、所定の周波数のローパスフィルターとして作用すれば、高効率な整流を行うことができる。
出力選択部60は、トランジスタ61およびトランジスタ62を含む。トランジスタ61は、第1信号に応じて、コンデンサ50に充電された電荷を、半導体スイッチング素子1のゲート端子に供給する。トランジスタ62は、第2信号に応じて、半導体スイッチング素子1のゲート端子の電荷を引き抜く。
トランジスタ61は、制御信号である第1信号に応じて、コンデンサ50に充電された電荷を半導体スイッチング素子1のゲート端子に供給する。トランジスタ61のドレイン端子は、コンデンサ50の一端に接続され、トランジスタ61のソース端子は、出力端子71、トランジスタ62のドレイン端子、および第1の整流回路40aの出力基準端子に接続される。トランジスタ61のゲート端子は、第1の整流回路40aの出力端子に接続される。
トランジスタ61は、例えば、ゲート端子に第1信号の第1オン電圧が入力されたときに、ドレイン端子とソース端子との間を導通することによって、コンデンサ50の一端と、出力端子71との間を導通させる。トランジスタ61は、例えば、ゲート端子に第1信号の第1オフ電圧が入力されたときに、ドレイン端子とソース端子との間を絶縁することによって、コンデンサ50の一端と、出力端子71との間を絶縁させる。
トランジスタ62は、制御信号である第2信号に応じて半導体スイッチング素子1のゲート端子の電荷を引き抜く。トランジスタ62のドレイン端子は、出力端子71およびトランジスタ61のソース端子に接続され、トランジスタ62のソース端子は、出力基準端子72、コンデンサ50の他端、および第2の整流回路40bの出力基準端子に接続される。トランジスタ62のゲート端子は、第2の整流回路40bの出力端子に接続される。
トランジスタ62は、例えば、ゲート端子に第2信号の第2オン電圧が入力されたときに、ドレイン端子とソース端子との間を導通することによって、出力端子71と出力基準端子72との間を導通させる。トランジスタ62は、例えば、ゲート端子に第2信号の第2オフ電圧が入力されたときに、ドレイン端子とソース端子との間を絶縁することによって、出力端子71と出力基準端子72との間を絶縁させる。
出力選択部60の動作については、実施の形態1にて詳細に説明したので、ここでは説明を省略する。
(実施の形態3)
以下、実施の形態3が説明される。上述の実施の形態1および2と重複する説明は、適宜、省略される。
図12は、実施の形態3における駆動装置4000の概略構成を示す図である。
図13は、実施の形態3における各信号の一例を示す図である。
実施の形態3における駆動装置4000においては、第1の被変調信号505は、振幅a1の信号と、振幅a2の信号と、を有する。
第1の制御信号508において、振幅a1の信号が第1の整流回路40aにより整流されることにより生成される信号は、第1のスイッチング素子を導通状態から非導通状態に切り替える。
第1の制御信号508において、振幅a2の信号が第1の整流回路40aにより整流されることにより生成される信号は、第1のスイッチング素子の非導通状態を維持する。
このとき、振幅a1は、振幅a2よりも、大きい。
以上の構成によれば、第1のスイッチング素子の立ち下がりを速くできる。この結果、第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子との両方が同時に導通状態となることを、より抑制できる。また、振幅a2が小さいため、第1のスイッチング素子が定常OFF状態の期間における電力消費を低減することができる。
また、実施の形態3における駆動装置4000においては、第2の被変調信号506は、振幅b1の信号と、振幅b2の信号と、を有してもよい。
第2の制御信号509において、振幅b1の信号が第2の整流回路40bにより整流されることにより生成される信号は、第2のスイッチング素子を導通状態から非導通状態に切り替える。
第2の制御信号509において、振幅b2の信号が第2の整流回路40bにより整流されることにより生成される信号は、第2のスイッチング素子の非導通状態を維持する。
このとき、振幅b1は、振幅b2よりも、大きくてもよい。
以上の構成によれば、第2のスイッチング素子の立ち下がりを速くできる。この結果、第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子との両方が同時に導通状態となることを、より抑制できる。また、振幅b2が小さいため、第2のスイッチング素子が定常OFF状態の期間における電力消費を低減することができる。
図14は、トランジスタのゲート電圧を示す図である。
図14において、実線は、トランジスタへの入力電力を16dBmとした場合の結果を示す。また、図14において、点線は、トランジスタへの入力電力を12dBmとした場合の結果を示す。
図14に示されるように、入力電力が16dBmである場合は、入力電力が12dBmである場合と比較して、トランジスタの立ち下り速度を、より速くすることができる。この結果、貫通電流を抑制することができる。
(まとめ)
以上、一つまたは複数の態様に係る駆動装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、一つまたは複数の態様の範囲内に含まれてもよい。例えば、上述した実施の形態1〜3は、適宜、互いに組み合わされてもよい。
なお、上述の実施の形態1〜3においては、「2つの要素間の接続」(例えば、ある素子が別の素子に接続する)とは、直接的な接続だけでなく、電気的な接続、および、それら2つの要素間に他の要素(例えば、実施の形態の機能を損なわない、配線、抵抗素子、など)が介在する接続を、意味してもよい。
本開示は、例えば、大電力を扱うパワー半導体デバイスを駆動するゲート駆動回路として有用である。
50 コンデンサ
60 出力選択部
1000 駆動装置
2000 駆動装置
3000 駆動装置
4000 駆動装置

Claims (6)

  1. 半導体スイッチング素子を駆動する駆動装置であって、
    コンデンサと、
    前記コンデンサの電荷を前記半導体スイッチング素子の導通制御端子に供給するか否かを選択する出力選択部と、
    を備え、
    前記出力選択部は、第1のスイッチング素子と、第2のスイッチング素子と、を備え、
    前記コンデンサの第1端と、前記第1のスイッチング素子の第1端とが、接続されており、
    前記コンデンサの第2端と、前記半導体スイッチング素子の端子とが、第1接続点において接続されており、
    前記第1のスイッチング素子の第2端と、前記半導体スイッチング素子の導通制御端子とが、第2接続点において接続されており、
    前記第2のスイッチング素子の第1端と、前記第2接続点とが、接続されており、
    前記第2のスイッチング素子の第2端と、前記第1接続点とが、接続されており、
    前記第1のスイッチング素子が導通状態となることにより、前記コンデンサの電荷が前記半導体スイッチング素子の導通制御端子に供給され、
    前記第2のスイッチング素子が導通状態となることにより、前記半導体スイッチング素子の導通制御端子から電荷が引き抜かれ、
    前記第2のスイッチング素子のゲート幅は、前記第1のスイッチング素子のゲート幅よりも、小さい、
    駆動装置。
  2. 前記第1のスイッチング素子および前記第2のスイッチング素子は、ノーマリーオントランジスタである、
    請求項1に記載の駆動装置。
  3. 第1の電磁界共鳴結合器と、第2の電磁界共鳴結合器と、
    第1の整流回路と、第2の整流回路と、
    を備え、
    入力信号に応じて高周波を変調した信号である第1の被変調信号が、前記第1の電磁界共鳴結合器により絶縁伝送され、前記第1の整流回路により整流されることにより、第1の制御信号が生成され、
    前記第1の制御信号が、前記第1のスイッチング素子の導通制御端子に入力されることで、前記第1のスイッチング素子の導通状態が制御され、
    前記入力信号に応じて高周波を変調した信号である第2の被変調信号が、前記第2の電磁界共鳴結合器により絶縁伝送され、前記第2の整流回路により整流されることにより、第2の制御信号が生成され、
    前記第2の制御信号が、前記第2のスイッチング素子の導通制御端子に入力されることで、前記第2のスイッチング素子の導通状態が制御される、
    請求項1または2に記載の駆動装置。
  4. 前記第1の被変調信号は、振幅a1の信号と、振幅a2の信号と、を有し、
    前記第1の制御信号において、前記振幅a1の信号が前記第1の整流回路により整流されることにより生成される信号は、前記第1のスイッチング素子を導通状態から非導通状態に切り替え、
    前記第1の制御信号において、前記振幅a2の信号が前記第1の整流回路により整流されることにより生成される信号は、前記第1のスイッチング素子の非導通状態を維持し、
    前記振幅a1は、前記振幅a2よりも、大きい、
    請求項3に記載の駆動装置。
  5. 前記第2の被変調信号は、振幅b1の信号と、振幅b2の信号と、を有し、
    前記第2の制御信号において、前記振幅b1の信号が前記第2の整流回路により整流されることにより生成される信号は、前記第2のスイッチング素子を導通状態から非導通状態に切り替え、
    前記第2の制御信号において、前記振幅b2の信号が前記第2の整流回路により整流されることにより生成される信号は、前記第2のスイッチング素子の非導通状態を維持し、
    前記振幅b1は、前記振幅b2よりも、大きい、
    請求項3または4に記載の駆動装置。
  6. 第3の電磁界共鳴結合器と、
    第3の整流回路と、
    を備え、
    前記高周波が、前記第3の電磁界共鳴結合器により絶縁伝送され、前記第3の整流回路により整流されることにより、充電用電圧が生成され、
    前記コンデンサは、前記充電用電圧により充電される、
    請求項3から5のいずれかに記載の駆動装置。
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