JP2016144560A - ウェアラブル機器、生体情報測定装置、生体情報測定システム、および生体情報測定装置の充電方法 - Google Patents

ウェアラブル機器、生体情報測定装置、生体情報測定システム、および生体情報測定装置の充電方法 Download PDF

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Abstract

【課題】容易に二次電池を充電して動作可能時間を延ばすことが可能なウェアラブル機器を提供すること。【解決手段】ウェアラブル機器としての生体情報測定装置1は、電力を蓄積する二次電池330と、非接触で電力を伝送する充電ポート310と、制御部200と、を有し、制御部200は、充電ポート310を介して二次電池330の電力を受電または給電する。【選択図】図1

Description

本発明は、ウェアラブル機器、生体情報測定装置、生体情報測定システム、および生体情報測定装置の充電方法に関する。
従来、バンド等によって身体の部位に装着され、光学式や超音波式などの脈波検出センサーを用いて装着者の脈波などの生体情報を測定するウェアラブル機器が知られていた。例えば、特許文献1には、被検体(ユーザー)の指に装着し、光学式脈波センサーを用いて脈波、脈拍などの生体情報データを計測する生体情報測定装置が開示されている。この機器は無接点充電誘導部を有し、無接点充電器の無接点電磁誘導部と近接させられることにより、生体情報測定装置に備えられている蓄電池を充電するための電圧を発生する。
特開2012−19811号公報
このようなウェアラブル機器では、動作可能時間の長時間化が求められ、特許文献1に記載のウェアラブル機器(生体情報測定装置)は、二次電池(蓄電池)を充電するための無接点充電誘導部を備えている。しかしながら、市中において自由に使用可能な無接点充電器の設置は進んでおらず、容易にウェアラブル機器の二次電池を充電して動作可能時間を延ばすことが困難であった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るウェアラブル機器は、電力を蓄積する二次電池と、非接触で電力を伝送する充電ポートと、制御部と、を有し、前記充電ポートを介して前記二次電池の電力を受電または給電すること、を特徴とする。
本適用例によれば、ウェアラブル機器は、非接触で電力の受け渡しが可能な充電ポートを備えているので、ウェアラブル機器を使用しての移動中や測定中であっても電力を伝送(受電または給電)することができる。受電側のウェアラブル機器においては、受電した電力は二次電池に充電されるので、通常、電力源となるコンセントの無い屋外においても、容易に充電することができる。したがって、容易に二次電池を充電して動作可能時間を延ばすことが可能なウェアラブル機器を提供することができる。
[適用例2]上記適用例に記載のウェアラブル機器において、前記制御部は、所定の範囲内に存在する他のウェアラブル機器との間で行う受電または給電の少なくとも一つを制御すること、が好ましい。
本適用例によれば、ウェアラブル機器は、同様な充電ポートを有する他のウェアラブル機器との間で受電または給電を行うことができる。二次電池の充電量が少ない場合には他のウェアラブル機器から受電し、受電した電力は二次電池に充電されるので、ウェアラブル機器の動作可能時間を延ばすことができる。これにより、長時間計測が可能となり長期間に亘るライフログを残すことが可能となる。また、二次電池の充電量に余裕がある場合には他のウェアラブル機器に給電し、給電した電力は他のウェアラブル機器の二次電池に充電されるので、他のウェアラブル機器の動作可能時間を延ばすことができる。
[適用例3]上記適用例に記載のウェアラブル機器において、受電する前記他のウェアラブル機器、および給電する前記他のウェアラブル機器を、登録しておく登録機能を有していること、が好ましい。
本適用例によれば、ウェアラブル機器は、事前に登録された他のウェアラブル機器との間でのみ、受電または給電を行う。これにより、二次電池の電力の伝送を管理することができる。
[適用例4]上記適用例に記載のウェアラブル機器は、前記他のウェアラブル機器に給電することを拒否するロック機能を有していること、が好ましい。
本適用例によれば、ウェアラブル機器は、給電を拒否するロック機能を有しているので、ユーザーが関知しないところで他のウェアラブル機器に給電され、自身のウェアラブル機器の動作可能時間が短くなることを防止できる。
[適用例5]上記適用例に記載のウェアラブル機器は、前記他のウェアラブル機器の充電量が所定の値より多い場合に、前記他のウェアラブル機器から受電すること、が好ましい。
本適用例によれば、ウェアラブル機器は、充電量が所定の値より多い他のウェアラブル機器から受電し、充電量の少ない他のウェアラブル機器からは受電しないので、充電量の少ない他のウェアラブル機器の動作可能時間が短くなることを防ぐことができる。
[適用例6]上記適用例に記載のウェアラブル機器は、前記二次電池の充電量が前記所定の値より多い場合に、前記他のウェアラブル機器へ給電すること、が好ましい。
本適用例によれば、ウェアラブル機器は、充電量が所定の値より多く動作時間に余裕がある場合に、充電量の少ない他のウェアラブル機器へ給電することにより、他のウェアラブル機器の動作可能時間を延ばすことができる。
[適用例7]上記適用例に記載のウェアラブル機器は、前記他のウェアラブル機器の使用時間が所定の時間より短い場合に、前記他のウェアラブル機器から受電すること、が好ましい。
本適用例によれば、ウェアラブル機器は、時間使用が所定の時間より短く充電量の多い他のウェアラブル機器から受電し、長時間使用により充電量の少なくなった他のウェアラブル機器からは受電しないので、長時間使用により充電量の少なくなった他のウェアラブル機器の動作可能時間が短くなることを防ぐことができる。
[適用例8]上記適用例に記載のウェアラブル機器は、使用時間が前記所定の時間より短い場合に、前記他のウェアラブル機器へ給電すること、が好ましい。
本適用例によれば、ウェアラブル機器は、使用時間が所定の時間より短く動作時間に余裕がある場合に、充電量の少ない他のウェアラブル機器へ給電することにより、他のウェアラブル機器の動作可能時間を延ばすことができる。
[適用例9]上記適用例に記載のウェアラブル機器は、受電可能な前記他のウェアラブル機器をサーチする機能を備えていること、が好ましい。
本適用例によれば、ウェアラブル機器は、受電可能な他のウェアラブル機器をサーチする機能を備えているので、二次電池の充電量が少なくなった時、電力を受電して二次電池を充電することが可能な他のウェアラブル機器を容易に見つけることができる。
[適用例10]上記適用例に記載のウェアラブル機器は、情報を報知する表示部を備え、電力を受電し前記二次電池を充電している状態において、前記表示部は、充電中であることを報知すること、が好ましい。
本適用例によれば、ウェアラブル機器の表示部には、二次電池を充電していることが報知されるので、ユーザーはウェアラブル機器が他のウェアラブル機器から受電し二次電池を充電中であることを容易に認知することができる。
[適用例11]上記適用例に記載のウェアラブル機器は、受電または給電している状態において、前記表示部は、前記二次電池の充電量を報知すること、が好ましい。
本適用例によれば、ウェアラブル機器の表示部には、二次電池の充電量が報知されるので、ユーザーは受電による充電量の変動、または給電による充電量(充電残量)の変動を容易に認識することができる。
[適用例12]上記適用例に記載のウェアラブル機器において、前記他のウェアラブル機器との間で行われる受電または給電は、双方のウェアラブル機器のいずれか一方の前記二次電池の充電量が所定の閾値に達することで停止すること、が好ましい。
本適用例によれば、受電側(充電する側)のウェアラブル機器、および給電側のウェアラブル機器のいずれか一方の充電量が所定の閾値に達することで、受電側のウェアラブル機器は充電を停止するので、給電側のウェアラブル機器の動作可能時間が著しく短くなることを防ぐことができる。
[適用例13]上記適用例に記載のウェアラブル機器において、前記所定の閾値は、ユーザーにより設定されること、が好ましい。
本適用例によれば、所定の閾値はユーザーの希望する値に設定される。これにより、給電側のウェアラブル機器からは必要な充電量を残した余剰電力だけが給電され、受電側のウェアラブル機器は必要な充電量まで、または給電側の余剰電力だけを充電できるようになる。
[適用例14]本適用例に係る生体情報測定装置は、上記適用例に記載のウェアラブル機器であって、健康状態が不健康と判定されたユーザーの前記生体情報測定装置は、他の生体情報測定装置に給電しないこと、を特徴とする。
本適用例によれば、不健康と判断されたユーザーは、生体情報を長時間に亘って測定する必要がある。不健康と判定されたユーザーの生体情報測定装置からの給電を禁止することで、生体情報測定装置の動作可能時間が短くなり、継続的な生体情報の記録が途絶えることを防ぐことができる。
[適用例15]上記適用例に記載の生体情報測定装置において、前記健康状態は、過去に測定された生体情報に基づき判定されること、が好ましい。
本適用例によれば、生体情報測定装置を使用するユーザーの健康状態は、過去に測定された生体情報に基づき判定され、健康状態が不健康と判定された場合においては、誤って電力を給電しないように、予め給電を拒否するロック機能を有効に設定させておくことができる。
[適用例16]上記適用例に記載の生体情報測定装置において、前記健康状態は、脈拍、心拍、血圧、体重、BMI、体脂肪、食事情報、睡眠状態、ストレス状態、拍動間異変、体動、運動記録の内の少なくとも一つに基づき判定されること、が好ましい。
本適用例によれば、生体情報測定装置を使用するユーザーの健康状態を、正確に判定することができる。
[適用例17]上記適用例に記載の生体情報測定装置において、前記健康状態は、医療従事者により判定され、前記医療従事者によって判定された結果に基づいて、前記他の生体情報測定装置に給電しないように設定されること、が好ましい。
本適用例によれば、生体情報測定装置を使用するユーザーの健康状態は医療従事者により判定され、電力の給電を拒否するロック機能は医療従事者により設定されるので、誤ってロック機能が解除されることを防ぐことができる。
[適用例18]本適用例に係る生体情報測定システムは、上記適用例に記載の生体情報測定装置と、データベースと、を含んでいることを特徴とする。
本適用例によれば、生体情報測定システムは、非接触で電力の受け渡しが可能な充電ポートを備えた生体情報測定装置を有しているので、生体情報測定装置を使用しての移動中や測定中であっても電力を伝送(受電または給電)することが可能な生体情報測定システムを提供することができる。
[適用例19]本適用例に係る生体情報測定装置の充電方法は、電力を蓄積する二次電池と、非接触で電力を伝送する充電ポートと、を有する生体情報測定装置の充電方法であって、電力を受電可能な他の生体情報測定装置をサーチするステップと、前記充電ポートを介して受電し前記二次電池を充電するステップと、双方の生体情報測定装置のいずれか一方の前記二次電池の充電量が所定の閾値に達することで充電を停止するステップと、を含んでいること、を特徴とする。
本適用例によれば、生体情報測定装置(受電側)の二次電池の充電量が少なくなった時、電力を受電して二次電池を充電することが可能な他の生体情報測定装置(給電側)を容易に見つけて、充電ポートを介して二次電池を充電することができる。また、受電側の生体情報測定装置、および給電側の生体情報測定装置のいずれか一方の充電量が所定の閾値に達することで、受電側の生体情報測定装置は充電を停止するので、給電側の生体情報測定装置の動作可能時間が著しく短くなることを防ぐことができる。したがって、容易に二次電池を充電して動作可能時間を延ばすこと、および給電側の生体情報測定装置の動作可能時間が短くなり継続的な生体情報の記録が途絶えることを防ぐこと、が可能な生体情報測定装置の充電方法を提供することができる。
実施形態1に係る生体情報測定システムの機能ブロック図。 (a)生体情報測定装置の概略を正面方向側から見た外観図。(b)図1(a)における斜め上方向側から見た外観図。 図2(a)における側面方向側から見た外観図。 生体情報測定装置の装着及び携帯端末との通信についての概略を示す説明図。 センサー部の詳細な構成例を示す正断面図。 生体情報測定装置の充電方法を示すフローチャート。 過去に測定された生体情報としての脈波(脈拍数)を表す図。 各種の生体情報により健康状態を判定するテーブル。 (a)充電中に表示される報知画面を示す図。(b)給電中に表示される報知画面を示す図。 従来例の生体情報測定装置としての心拍数監視装置を示す断面図。 実施形態2に係る生体情報測定装置としての心拍数監視装置を示す斜視図。 実施形態3に係る生体情報測定装置としての心拍数監視装置を示す側面図。 実施形態4に係る生体情報測定装置としての心拍数監視装置を示す斜視図。 実施形態5に係る生体情報測定装置としての心拍数監視装置を示す断面図。 生体情報測定装置を製造する方法のフローチャート。 実施形態6に係る生体情報測定装置におけるヘルスマネージャーの起点となるウェブページの概略を示す図。 栄養ウェブページの一例を示す図。 活動レベルウェブページの一例を示す図。 精神集中ウェブページの一例を示す図。 睡眠ウェブページの一例を示す図。 毎日の活動ウェブページの一例を示す図。 健康度ウェブページの一例を示す図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の各図においては、各層や各部材を認識可能な程度の大きさにするため、各層や各部材の尺度を実際とは異ならせている。
(実施形態1)
<生体情報測定システムの全体構成例>
図1は、生体情報測定システムの機能ブロック図である。図1に示すように生体情報測定システム500は、ウェアラブル機器としての生体情報測定装置1と、データベース450と、を含んでいる。
生体情報測定装置1は、センサー部40、制御部200、記憶部240、通信部250、表示部260、二次電池330、第1の充電ポート310、第2の充電ポート320、A/Dコンバーター190、振動発生部180を含んでいる。
センサー部40は、生体情報を検出する、脈波センサー42、加速度センサー44、体温計46、を含んでいる。脈波センサー42は、ユーザーの脈波を検出するセンサーであり、光学式や超音波式などの検出方法を用いることができる。本実施形態では、光学式の光電センサーを用いており、光電センサーにより検出された信号を、脈波検出信号として出力する。
加速度センサー44は、ユーザーの体動を検出する体動センサーであり、体動に応じて変化する信号である体動検出信号を出力する。なお、体動センサーとして、圧力センサーやジャイロセンサーなどを用いてもよい。体温計46は、ユーザーの体温を検出する温度センサーであり、温度センサーにより検出された体温信号を出力する。温度センサーとしては、サーミスタ式や赤外線式などによる検出方法を用いることができる。センサー部40は、脈波センサー42、加速度センサー44、体温計46により検出された生体情報の信号をA/Dコンバーター190に出力し、A/Dコンバーター190は、入力された信号をデジタルデータに変換して制御部200に出力する。
制御部200は、例えば記憶部240をワーク領域として、各種の信号処理や制御処理を行うものであり、例えばCPU等のプロセッサー或いはASICなどの論理回路により実現できる。制御部200は、信号処理部210、拍動演算部220、報知制御部230を含んでいる。
信号処理部210は各種の信号処理(フィルター処理等)を行うものであり、例えば、脈波センサー42からの脈波検出信号、加速度センサー44からの体動検出信号、体温計46からの体温信号などに対して信号処理を行う。例えば信号処理部210は図示しない体動ノイズ低減部を含んでいる。体動ノイズ低減部は、加速度センサー44からの体動検出信号に基づいて、脈波検出信号から、体動に起因したノイズである体動ノイズを低減(除去)する処理を行う。具体的には、適応フィルターなどを用いたノイズ低減処理を行う。
拍動演算部220は、信号処理部210からの信号等に基づいて、拍動情報の演算処理を行う。拍動情報は例えば脈拍数などの情報である。具体的には、拍動演算部220は、体動ノイズ低減部でのノイズ低減処理後の脈波検出信号に対してFFT(高速フーリエ変換:Fast Fourier Transform)等の周波数解析処理を行って、スペクトルを求め、求めたスペクトルにおいて代表的な周波数を心拍の周波数とする処理を行う。求めた周波数を60倍にした値が、一般的に用いられる脈拍数(心拍数)となる。なお、拍動情報は脈拍数そのものには限定されず、例えば脈拍数を表す他の種々の情報(例えば心拍の周波数や周期等)であってもよい。また、拍動の状態を表す情報であってもよく、例えば血液量そのものを表す値を拍動情報としてもよい。
報知制御部230は表示部260を制御する。表示部260は、報知制御部230の制御により、ユーザーに各種の情報を表示する。また報知制御部230は振動発生部180の制御を行う。振動発生部180は、振動により各種の情報をユーザーに報知するものである。振動発生部180は例えば振動モーター(バイブレーター)により実現できる。振動モーターは、例えば、偏心した錘を回転させることで振動を発生する。具体的には駆動軸(ローター軸)の両端に偏心した錘を取り付けてモーター自体が揺れるようにする。振動発生部180の振動は報知制御部230により制御される。なお振動発生部180はこのような振動モーターには限定されず、種々の変形実施が可能である。例えばピエゾ素子などにより振動発生部180を実現してもよい。
振動発生部180による振動により、例えば電源オン時のスタートアップの報知、初回の脈波検出の成功の報知、脈波が検出できない状態が一定時間続いた時の警告、脂肪燃焼ゾーンの移動時の報知、電池電圧低下時の警告、起床アラームの通知、或いはスマートフォン等の携帯端末420からのメールや電話等の通知などが可能になる。なお、これらの情報の伝達は、表示部260に表示してもよいし、振動発生部180、表示部260の両者を用いてもよい。
通信部250は、外部の携帯端末420との通信処理を行う。例えば、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))などの通信規格にしたがった無線通信の処理を行う。具体的には、通信部250は、アンテナからの信号の受信処理や、アンテナへの信号の送信処理を行う。この通信部250の機能は通信用のプロセッサー或いはASICなどの論理回路により実現できる。なお、通信部250はEthernet(登録商標)等の有線通信を備えていてもよい。
記憶部240は、生体情報の測定データ、各種テーブル等の格納や制御部200のプログラム、作業領域等を確保するためのものであり、RAM(Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)などの記憶素子を有する。
充電ポート310は、所謂、電磁誘導を利用した無接点充電を行うコイルを備えたポートである。本実施形態の生体情報測定装置1は、制御部200の制御により充電ポート310を用いて非接触で二次電池330の電力の伝送(受電または給電)を行う。一例として、同一構成の他の生体情報測定装置(給電側)から生体情報測定装置1(受電側)に電力を伝送する場合について説明する。他の生体情報測定装置の充電ポートに備えられたコイルを一次コイルとし、生体情報測定装置1の充電ポートに備えられたコイルを二次コイルとする。制御部200は、一次コイル側に電流を流すことで発生する磁束を介して、二次コイル側に生じる電力(起電力)で二次電池330を充電する。なお、生体情報測定装置1を給電側として使用することで、他の生体情報測定装置に電力を給電することができる。また、本実施形態の生体情報測定装置1は、図示しない専用の無接点充電器との間で効率的に電力を受電する充電ポート320を備えている。
データベース450は、制御部470、記憶部480、通信部460を含んでいる。データベース450としては、汎用のパーソナルコンピューターを用いることもできる。通信部460は、携帯端末420を介して生体情報測定装置1から出力される生体情報の測定データの収集を行う。制御部470は、収集された生体情報の測定データの解析を行いユーザーの健康状態などを判断するものである。記憶部480は、生体情報の測定データやユーザーの健康状態などの判断を行うためのプログラムや各種テーブルなどを格納するものである。
生体情報測定装置1と携帯端末420との間をブルートゥースなどの低出力の通信規格で結び、携帯端末420とデータベース間を携帯電話網などの通信規格で結ぶことで、生体情報測定装置1の消費電力を抑えての長距離通信が可能となる。これにより、生体情報測定装置1の動作可能時間を長時間化させることができる。なお、生体情報測定装置1とデータベース450とが無線通信または有線通信で直接接続されていてもよい。
図2(a)、図2(b)、図3に、実施形態1に係る生体情報測定装置の概略の外観図を示す。図2(a)は、生体情報測定装置を正面方向側から見た図であり、図2(b)は、図2(a)における斜め上方向側から見た図であり、図3は側面方向側から見た図である。なお、本実施形態の生体情報測定装置は図2(a)、図2(b)、および図3の構成に限定されず、その構成要素の一部を省略したり、他の構成要素に置き換えたり、他の構成要素を追加したりするなどの種々の変形実施が可能である。
図2(a)、図2(b)、および図3に示すように本実施形態の生体情報測定装置1はバンド部10とケース部30とを有している。ケース部30はバンド部10に取り付けられている。バンド部10は装着者(以下、ユーザーともいう)の手首に巻き付けて生体情報測定装置1を装着するためのものである。バンド部10はバンド穴12、バックル部14を有している。バックル部14はバンド挿入部15と突起部16を有している。ユーザーは、バンド部10の一端側を、バックル部14のバンド挿入部15に挿入し、バンド部10のバンド穴12にバックル部14の突起部16を挿入することで、生体情報測定装置1を手首に装着する。
ケース部30は、生体情報測定装置1の本体部に相当するものである。ケース部30の内部には、センサー部40、制御部200(図1参照)等の生体情報測定装置1の種々の構成部品、および電力を蓄積する二次電池330(図1参照)が備えられている。即ち、ケース部30は、これらの構成部品を収納する筐体である。このケース部30は、例えば手首と反対側に位置するトップケース34と、手首側に位置するボトムケース36を有する。ケース部30のトップケース側には表示部260が設けられ、その外周の内部には充電ポート310,320を形成するコイルが設けられている。また、ボトムケース側には後述する凸部52が設けられている。なおケース部30は、トップケース34とボトムケース36に分離される態様のものでなくてもよい。
表示部260は、時刻、測定された生体情報、二次電池の充電量など、各種情報を表示するためのものであり、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイや電子ペーパーディスプレイなどで構成できる。特に、有機ELディスプレイ、電子ペーパーディスプレイで構成した場合には、省電力で駆動するため、より長時間測定が可能になる。
また、表示部260は、タッチパネル式の入力手段を備えている。例えば、表示部260に表示された情報をタップ(tap)する等の入力操作を行うことで、その情報が選択入力される。タッチパネルは、静電容量方式や抵抗膜方式などで構成できる。
図3に示すようにケース部30には端子部35が設けられている。生体情報測定装置1を図示しないクレードルに装着すると、クレードルの端子部とケース部30の端子部35とが電気的に接続される。これによりケース部30に設けられる二次電池(バッテリー)の充電が可能になる。
図4は生体情報測定装置1の装着及び携帯端末420との通信についての概略を示す説明図である。図4に示すように被検体であるユーザーは手首410に生体情報測定装置1を時計のように装着する。図3に示すように、ケース部30の被検体側の面にはセンサー部40が設けられている。従って、生体情報測定装置1が装着されると、センサー部40の凸部52が手首410の皮膚表面に接触して押圧を与え、その状態でセンサー部40の各種センサーが脈波等の生体情報を検出する。
生体情報測定装置1と携帯端末420は通信接続されて、データのやり取りが可能になっている。携帯端末420は、例えばスマートフォン、フィーチャーフォン等の携帯通信端末である。或いは携帯端末420は、タブレット型コンピューター等の情報処理端末であってもよい。生体情報測定装置1と携帯端末420の通信接続としては、例えばブルートゥース等の近距離無線通信を採用できる。また、Ethernet等の有線通信で接続させてもよい。
腕時計型の生体情報測定装置1に備えられている表示部260の表示エリアは狭く、そこに表示可能な情報量も限られる。このように生体情報測定装置1と携帯端末420が通信接続されることで、携帯端末420の表示部430(LCD等)に、脈拍数や消費カロリーなどの詳細な情報や、蓄積された生体情報をグラフ化したデータなどが表示できる。逆に、携帯端末420においてメール等を受信した場合には、その情報を携帯端末420から生体情報測定装置1に転送させることもできる。なお、脈拍数や消費カロリーなどの情報の演算処理は、生体情報測定装置1において実行してもよいし、その少なくとも一部を携帯端末420において実行してもよい。
<脈波センサーの構成例>
次に、センサー部40の脈波センサー42の構成例について説明する。図5は、脈波センサー42の詳細な構成例を示す正断面図である。
脈波センサー42は、図5に示すように、基板160と、発光部150と、受光部140と、遮光用部材70と、絞り部80(80a,80b)とを有する光検出ユニットと、他の部材とから構成されている。他の部材とは、透光部材50により実現される凸部52、溝部54、凹部56、押圧抑制部58等である。
受光部140と発光部150とは、所定の間隔を有して基板160(センサー基板)に実装されている。発光部150はユーザー(被検体)に対して光を射出し、受光部140は被検体からの光(反射光、透過光等)を受光する。例えば発光部150が光を射出し、その光が被検体(例えば血管)により反射されると、受光部140がその反射光を受光して検出する。発光部150は、例えばLED等の発光素子により実現できる。受光部140は、例えば、フォトダイオード等の受光素子や、半導体の基板に形成されたPN接合のダイオード素子などにより実現できる。この場合に、受光角度を絞るための角度制限フィルターや受光素子に入射する光の波長を制限する波長制限フィルター(光学フィルター膜)を、このダイオード素子上に形成してもよい。
なお、発光部150に設けられるドーム型レンズ151(広義には集光レンズ)は、発光部150に樹脂封止(光透過樹脂で封止)されるLEDチップ(広義には発光素子チップ)からの光を集光するためのレンズである。即ち、表面実装型の発光部150では、LEDチップがドーム型レンズ151の下方に配置されており、LEDチップからの光は、ドーム型レンズ151により集光されて被検体に射出される。これにより光検出ユニットの光学的な効率を向上できる。
発光部150からの光は、対象物である被検体の内部を進み、表皮、真皮及び皮下組織等で拡散、または散乱する。その後、この光は、血管(被検出部位)に到達し、反射される。この際に、光の一部は血管により吸収される。そして、脈拍の影響により血管での光の吸収率が変化し、反射光の光量も変化するため、受光部140がこの反射光を受光して、その光量の変化を検出することで、生体情報である脈拍数等を検出できるようになる。
受光部140と発光部150との間には、遮光部としての遮光用部材70(遮光壁100)が設けられている。この遮光用部材70(遮光壁100)は、例えば発光部150からの光(直接光等)が受光部140に直接入射されるのを遮光する。そして、この遮光用部材70(遮光壁100)は、例えば板金加工により形成することができる。なお、遮光用部材70(遮光壁100)は、他にも金属材料以外の材料として、ゴム等の樹脂(天然樹脂及び合成樹脂を含む)があげられる。
遮光部としての遮光用部材70は、光の遮光を行うための部材である。本実施形態では、遮光用部材70は、受光部140と発光部150との間に遮光壁100として設けられ、受光部140を遮光している。なお、遮光用部材70は受光部140の一部を覆うように設けられ、受光部140への入射光を遮光する構成であってもよい。このような遮光用部材70(遮光壁100)により、発光部150からの光(直接光)が受光部140に入射されるのを抑制しながら検出性能を向上できる。
また、遮光部としての遮光用部材70(遮光壁100)の少なくとも受光部140の面には、反射抑制加工を行うことが望ましい。例えば遮光用部材70の表面(内側面等)の色を、黒色等の所定色にして、光の乱反射を防ぐようにする。或いは、遮光用部材70の表面をモスアイ構造にしてもよい。例えば数十〜数百nm周期の凹凸構造を表面に形成して、反射防止構造とする。このような反射抑制加工をすれば、例えば遮光用部材70の表面での反射光が迷光となって、検出信号のノイズ成分となってしまう事態を効果的に抑制できる。
受光部140、発光部150、および遮光部としての遮光用部材70(遮光壁100)は、基板160に実装される。基板160は、例えばリジッド基板である。基板160には、受光部140の信号・電源の端子(図示せず)と接続するための端子(図示せず)や、外部のメイン基板との間で信号・電源を接続するための端子(図示せず)が設けられている。例えば受光部140の端子と基板160の端子とは、ワイヤボンディング等により接続される。
また、センサー部40には絞り部80(80a,80b)が設けられている。絞り部80は、被検体とセンサー部40の間の光路において、被検体からの光を絞ったり、発光部150からの光を絞ったりする。図5では、絞り部80は、透光部材50と発光部150の間に設けられている。但し、絞り部80を透光部材50と被検体との間や透光部材50内に設けてもよい。
透光部材50は、生体情報測定装置の被検体に接触する側の面に設けられ、被検体からの光を透過する。また透光部材50は、被検体の生体情報の測定時に、被検体に接触する。例えば透光部材50の凸部52(検出窓)が被検体に接触する。なお凸部52の表面形状は、曲面形状(球面形状)であることが望ましいが、これに限定されるものではなく、種々の形状を採用できる。また、透光部材50は、被検体からの光の波長を透過することができるものであればよく、透明な材料を用いてもよいし、有色の材料を用いてもよい。
透光部材50の凸部52の周囲には、押圧変動等を抑制するための溝部54が設けられている。また、透光部材50において凸部52が設けられる側の面を第1の面とした場合に、透光部材50は、その第1の面の裏側の第2の面において凸部52に対応する位置に、凹部56を有している。この凹部56のスペースに、受光部140、発光部150、遮光用部材70、絞り部80が設けられている。
また生体情報測定装置の被検体側の面には、凸部52が被検体(手首の肌)に与える押圧を抑制する押圧抑制部(第2凸部)58が設けられている。図5では押圧抑制部58は、透光部材50の凸部52を囲むように設けられている。そして、凸部52は、押圧抑制部(押圧抑制面)58よりも被検体側に突出している。
このような凸部52を設けることで、例えば静脈消失点を超えるための初期押圧を被検体に対して与えることが可能になる。また、凸部52が被検体に与える押圧を抑制するための押圧抑制部58を設けることで、生体情報測定装置により生体情報の測定を行う使用範囲において、押圧変動を最小限に抑えることが可能になり、ノイズ成分等の低減を図れる。また、凸部52が押圧抑制部58から突出していれば、凸部52が被検体に接触して初期押圧を与えた後に、押圧抑制部58が被検体に接触して、凸部52が被検体に与える押圧を抑制できるようになる。ここで静脈消失点とは、被検体に凸部52を接触させ押圧を次第に強くした時に、脈波信号に重畳された静脈に起因する信号が消失、または脈波測定に影響しない程度に小さくなる点のことである。
次に、ウェアラブル機器としての生体情報測定装置の充電方法について図6を用いて説明する。図6は、生体情報測定装置の充電方法を示すフローチャートである。
生体情報測定装置1の制御部200は、所定の範囲内に存在する他のウェアラブル機器(他の生体情報測定装置)との間で行う受電(充電)または給電の少なくとも一方を制御することができる。なお、本実施形態では、生体情報測定装置1が、同様の電磁誘導を利用して電力を給電または受電することが可能な充電ポートを備えた他の生体情報測定装置から受電する方法を示す。また、以下の説明では、受電側(充電側)の生体情報測定装置1を「受電側機器」、給電側の他の生体情報測定装置を「給電側機器」とも称する。
まず、ステップS101では、受電側機器は給電側機器をサーチする。生体情報測定装置1(受電側機器)は、電力を受電可能な他の生体情報測定装置(給電側機器)をサーチする機能を備えており、受電側機器は、受電可能な給電側機器が存在するかを判断する。生体情報測定装置1の制御部200は、例えばブルートゥースなどの無線通信を用いて給電側機器の記憶部またはデータベース450の記憶部480に格納されているデータを参照し、以下の(a)〜(e)に示すチェック項目を確認する。(a)給電側機器は給電可能な所定の範囲内にあるか。(b)給電側機器は事前登録されているか。(c)給電側機器の充電量は所定の値より多いか。(d)給電側機器は所定の使用時間より短いか。(e)給電側機器は給電拒否に設定されていないか。(a)〜(e)のいずれか一つが該当する、もしくは複数が該当する受電側機器が存在する場合(S101:Yes)はステップS102へ進み、受電側機器が存在しない場合(S101:No)にはフローを終了する。(a)〜(e)のどのチェック項目を確認するかの設定はユーザーが行ってもよい。
次のステップS102では、給電側機器から受電側機器へ充電(給電)する。受電側機器は、給電側機器から充電ポート310を介して受電し二次電池330を充電する。具体的には、受電側機器(生体情報測定装置1)の制御部200から送信された信号により、給電側機器は、充電ポートのコイル(一次コイル)に電流を流す。受電側機器は一次コイルで発生した磁束を介して、充電ポート310のコイル(二次コイル)で生じた電力を二次電池330に充電する。
ステップS103では、給電側機器の充電量は所定の閾値以上かを判断する。給電器側機器の所定の閾値はユーザーにより設定される。例えば、閾値はユーザーが次に充電可能な時間などに基づき決められる。給電側機器の充電量が所定の閾値以上の場合(S103:Yes)はステップS104へ進み、閾値未満の場合(S103:No)は受電(充電)を終了する。
ステップS104では、受電側機器の充電量が所定の閾値以下かを判断する。受電側機器および給電側機器の所定の閾値はそのユーザーにより設定される。例えば、閾値はユーザーの希望する連続動作時間などに基づき決められる。受電側機器の充電量が所定の閾値以下の場合(S104:Yes)はステップS102に戻りステップS102からステップS104を繰り返す。閾値を超えた場合(S104:No)は受電(充電)を終了する。ステップS103およびステップS104によって、受電側機器は受電側機器および給電側機器の双方の生体情報測定装置のいずれか一方の二次電池の充電量が所定の閾値に達することで充電を停止する。
以上のステップを経て、給電側機器から受電側機器(生体情報測定装置1)に電力が給電され二次電池330が充電される。この充電方法により、給電側の生体情報測定装置からは必要な充電量を残した余剰電力だけが給電され、受電側の生体情報測定装置1の二次電池330には必要な充電量まで、または給電側の余剰電力だけが充電される。
なお、本実施形態では、生体情報測定装置1を受電側機器に、他の生体情報測定装置を給電側機器に用いて、他の生体情報測定装置から生体情報測定装置1への受電方法について説明したが、生体情報測定装置1を給電側機器に、他の生体情報測定装置を受電側機器に用いた場合には、生体情報測定装置1から他の生体情報測定装置への給電方法の説明となる。
次に、上述したステップS101における(a)〜(e)までのチェック項目について詳述する。
(a)給電側機器は給電可能な所定の範囲内にあるか。
電磁誘導を利用した受電(充電)は給電側機器で生じる磁束の届く範囲に受電側機器を近づける必要があるので、受電側機器は、磁束の届く範囲内または磁束が届く範囲内に容易に移動可能な位置に給電側機器があるかをチェックする。
(b)給電側機器は事前登録されているか。
生体情報測定装置1は、受電する他の生体情報測定装置、および給電する他の生体情報測定装置を、登録しておく登録機能を有している。生体情報測定装置1(受電側機器)の事前登録機能が有効に設定されている場合には、受電側機器は(a)で確認された給電側機器が事前登録されているかをチェックする。これにより二次電池の電力の伝送を管理することができる。
(c)給電側機器の充電量は所定の値より多いか。
生体情報測定装置1(受電側機器)は、他のウェアラブル機器の充電量が所定の値より多い場合に、他の生体情報測定装置(給電側機器)から受電するように設定されているので、受電側機器は、給電側機器の二次電池の充電量を確認する。これにより、充電量の少ない給電側機器の動作可能時間が短くなることを防ぐことができる。
(d)給電側機器は所定の使用時間より短いか。
生体情報測定装置1(受電側機器)は、他のウェアラブル機器の使用時間が所定の時間より短い場合に、他の生体情報測定装置(給電側機器)から受電するように設定されているので、受電側機器は、給電側機器の使用時間を確認する。これにより、使用時間が長く充電量の少なくなった給電側機器の動作可能時間が短くなることを防ぐことができる。
(e)給電側機器は給電拒否に設定されていないか。
生体情報測定装置(給電側機器)は、他の生体情報測定装置(受電側機器)に給電することを拒否するロック機能を有しているので、生体情報測定装置1(受電側機器)は、給電側機器のロック機能が有効に設定されているかを確認する。これにより、給電側機器のユーザーは、自身の関知しないところで他の生体情報測定装置に給電され、自身の生体情報測定装置の動作可能時間が短くなることを防止できる。
次に、生体情報測定装置1を給電側機器に用いた場合のロック機能について説明する。健康状態が不健康と判定されたユーザーの生体情報測定装置1は、他の生体情報測定装置に給電しないようにロック機能が有効に設定される。ロック機能の設定方法には、(f)生体情報測定装置1がユーザーの過去に測定された生体情報に基づき健康状態を判定しロック機能を有効に設定する場合、(g)医療従事者がユーザーの健康状態を判定し生体情報測定装置1のロック機能を有効に設定する場合、がある。
(f)生体情報測定装置がユーザーの過去に測定された生体情報に基づき健康状態を判定しロック機能を有効に設定する場合について説明する。
図7は、過去に測定された生体情報としての脈波(脈拍数)を表す図である。横軸は測定時間を示し、縦軸は脈拍数を示している。図7には、例として3人のユーザーA,B,Cの生体情報が表示されている。
ユーザーAの脈拍数は、「63」で安定している場合を表している。ユーザーBの脈拍は、規則的に脈拍数が「65」に上昇する特異点を有している場合を表している。ユーザーCの脈拍は、常に不規則に変動している場合を表している。
生体情報測定装置1は、ユーザーAの健康状態を良好と判定する。生体情報測定装置1は、ユーザーBおよびユーザーCの健康状態を不健康と判定し、他の生体情報測定装置に電力を給電しないようにロック機能を有効に設定する。これにより、不健康なユーザーが所有する生体情報測定装置1の動作可能時間が短くなることを防ぐことができる。
また、生体情報測定装置1は各種のセンサーを備え、ユーザーの健康状態を脈拍、心拍、血圧、体重、BMI、体脂肪、食事情報、睡眠状態、ストレス状態、拍動間異変、体動、運動記録、体温の内の少なくとも一つに基づいて判定させてもよい。
図8は、各種の生体情報により健康状態を判定するテーブルである。本テーブルの一列目には各種の生体情報、二列目には各種の生体情報を得るために必要なセンサー、三列目にはユーザーの健康状態を不健康と判断する一例、が示されている。生体情報測定装置1の記憶部240または、データベース450の記憶部480には、具体的な数値が記されたテーブルが格納されており、生体情報測定装置1の制御部200は、測定または入力された生体情報と本テーブルとを比較して、ユーザーの健康状態を判定する。これにより、ユーザーの健康状態を正確に判定することができる。
(g)医療従事者がユーザーの健康状態を判定し生体情報測定装置1のロック機能を有効に設定する場合について説明する。
生体情報測定装置1は、医療従事者によって他の生体情報測定装置に給電しないようにロック機能を有効にする入力手段を有している。ユーザーの健康状態は、検診や過去に測定された生体情報に基づいて医療従事者により判定される。医療従事者はユーザーの健康状態を不健康と判定した場合に、例えば入力手段としてのタッチパネル(表示部260)をタップするなどの医療従事者向けに予め決められた入力操作をすることで、他の生体情報測定装置に給電しないロック機能を有効に設定する。これにより、誤ってロック機能が解除されることを防ぐことができる。
次に、生体情報測定装置1が受電(充電)または給電している状態において、表示部260に表示される表示内容について説明する。図9(a)は充電中に表示される報知画面であり、図9(b)は給電中に表示される報知画面である。
図9(a),(b)に示すように、表示部260に表示される報知画面263,264は、計測された脈拍数(例えば「63」)を示す脈拍表示271と、電池マーク272と、充電量表示273と、充電中表示275または給電中表示276とを含んでいる。脈拍表示271は、計測された脈拍数(例えば「63」)を表し報知画面263,264の中央に示されている。
生体情報測定装置1が受電(充電)または給電している状態において、表示部260は、二次電池330の充電量を報知する。詳しくは、制御部200は、記憶部240に格納されている二次電池330の充電量を参照し、報知制御部230を制御して充電量を電池マーク272および充電量表示273に報知する。電池マーク272は、二次電池330の充電量をグラフィックで表し、例えば、報知画面263,264の右上に設けられている。充電量表示273は、二次電池330の充電量を数値で表す。充電量表示273と電池マーク272とを組み合わせて表示することで「75%」が二次電池330の充電量を示すことを直感的に伝えることができる。また、ユーザーは受電による充電量の変動、または給電による充電量(充電残量)の変動を容易に認識することができる。
図9(a)に示すように、生体情報測定装置1が電力を受電し二次電池330を充電している状態において、表示部260は、充電中であることを報知する。詳しくは、制御部200は、二次電池330を充電すると共に、報知制御部230を制御して、例えば「充電中」の文字を充電中表示275に報知する。これにより、ユーザーは生体情報測定装置1が他の生体情報測定装置から受電し二次電池330を充電中であることを容易に認知することができる。なお、充電中表示275に示されている「充電中」の文字表示は一例であり、記号や絵文字で表示させてもよい。
図9(b)に示すように、生体情報測定装置1が他の生体情報測定装置に給電している状態において、表示部260は、給電中であることを報知する。詳しくは、制御部200は、充電ポート310に電流を供給すると共に、報知制御部230を制御して、例えば「給電中」の文字を給電中表示276に報知する。これにより、ユーザーは生体情報測定装置1が他の生体情報測定装置に給電中であることを容易に認知することができる。なお、給電中表示276に示されている「給電中」の文字表示は一例であり、記号や絵文字で表示させてもよい。
なお、本実施形態のウェアラブル機器としての生体情報測定装置1は他の生体情報測定装置と接続する充電ポート310と、専用の充電器と接続する充電ポート320と、を備えているものと説明したが、共用の充電ポートを備えた生体情報測定装置であってもよい。
また、生体情報測定装置1は、携帯端末420を介してデータベース450と接続させるものと説明したが、生体情報測定装置1とデータベース450とを有線または無線通信で直接接続させてもよい。
また、生体情報測定装置の充電方法において、生体情報測定装置1は電磁誘導を利用して充電を行うものと説明したが、生体情報測定装置1と他の生体情報測定装置とを専用の充電ケーブルで接続させてもよい。
また、本実施形態の生体情報測定装置1は、電磁誘導を利用した無接点充電を行うものとして説明したが、電磁界の共鳴現象を利用した電磁界共鳴方式や、電力を電磁波に変換しアンテナを介して送受信する電波方式であってもよい。
また、生体情報測定装置1の入力手段としてタッチパネルを例示したが、これに限定するものではない。生体情報測定装置1にボタンやリュウズを設けて、これらを入力手段に用いてもよい。
また、生体情報測定装置1への入力は、本体の入力手段で操作するのではなく、携帯端末やデータベース450としてのパーソナルコンピューターなどで行い、これらの機器と生体情報測定装置1とを無線または有線通信で接続し、通信部250を入力手段として入力させてもよい。
また、表示部260に報知させる脈拍表示271、電池マーク272、充電量表示273、充電中表示275、給電中表示276の表示形式や表示場所は一例であり、これに限定するものではない。
以上述べたように、本実施形態に係る生体情報測定装置1および生体情報測定システム500によれば、以下の効果を得ることができる。
ウェアラブル機器としての生体情報測定装置1は、電磁誘導を利用して非接触で電力の受け渡しが可能な充電ポート310,320を備えているので、生体情報測定装置1を使用しての移動中や測定中であっても二次電池330の電力を受電または送電することができる。受電側機器(生体情報測定装置1)は、通常、電力の供給源となるコンセントの無い屋外においても、所定の範囲内になる給電側機器から容易に充電して生体情報測定装置1の動作可能時間を長時間化することができる。したがって、容易に二次電池330を充電することが可能な生体情報測定装置1および生体情報測定システム500を提供することができる。
また、受電側機器としての生体情報測定装置1は、給電側機器をサーチする機能を備えており、事前登録され、充電量が所定の値より多く、所定の使用時間よりも短く、給電拒否に設定されていない給電側機器を容易に見つけることができる。
また、生体情報測定装置1は、受電側機器および給電側機器のいずれか一方の充電量が所定の閾値に達することで、二次電池330の充電を停止するので、給電側機器の動作可能時間が著しく短くなることを防ぐことができる。
また、給電側機器としての生体情報測定装置1は、ユーザーの都合やユーザーの健康状態に応じて、電力を給電することを拒否するロック機能を備えているので、生体情報測定装置1の動作可能時間が短くなり、継続的な生体情報の記録が途絶えることを防ぐことができる。
また、生体情報測定装置1は、表示部260に二次電池が充電されていることを報知する充電中表示275を備えているので、ユーザーは生体情報測定装置1が他の生体情報測定装置から電力を受電し二次電池を充電中であることを容易に認知することができる。
また、生体情報測定装置1は、表示部260に二次電池の充電量を報知する電池マーク272および充電量表示273を備えているので、ユーザーは受電による充電量の変動、または給電による充電量(充電残量)の変動を容易に認識することができる。
生体情報測定装置1(受電側機器)の充電方法は、電力を受電可能な他の生体情報測定装置(給電側機器)をサーチするステップと、充電ポートを介して受電し二次電池330を充電するステップと、受電側機器および給電側機器のいずれか一方の二次電池の充電量が所定の閾値に達することで充電を停止するステップと、を含んでいる。これにより、給電側機器からは必要な充電量を残した余剰電力だけが給電され、受電側の生体情報測定装置1は必要な充電量まで、または給電側の余剰電力だけが給電(充電)される。したがって、容易に二次電池330を充電して動作可能時間を延ばすこと、および給電側の生体情報測定装置の動作可能時間が短くなり継続的な生体情報の記録が途絶えることを防ぐこと、が可能な生体情報測定装置1の充電方法を提供することができる。
(実施形態2)
次に、本発明の実施形態2について図面を用いて説明する。
実施形態2に係る生体情報測定装置(以下では、測定装置という)は、前述の実施形態1と同様に、生体情報を測定される生体(例えば人体)に装着され、脈拍(心拍数)等の生体情報を測定する心拍数監視装置である。なお、以下に示す各図においては、各構成要素を図面上で認識され得る程度の大きさとするため、各構成要素の寸法や比率を実際の構成要素とは適宜に異ならせて記載する場合がある。
まず、実施形態2に係る生体情報測定装置としての心拍数監視装置1010について説明する前に、図10を用いて実施形態2に係る生体情報測定装置としての心拍数監視装置の従来例について説明する。
図10は、心拍数監視装置を装着しているユーザー(被検体)1000(同図では、ユーザーの腕を示す)の、生理的パラメーター(生体情報)を測定する従来例の生体情報測定装置としての心拍数監視装置1010を示す断面図である。心拍数監視装置1010は、ユーザー1000の少なくとも一つの生理的パラメーターとしての心拍数を計測するセンサー1012と、センサー1012を収納しているケース1014を備えている。心拍数監視装置1010は、固定部1016(例えばバンド)によって、ユーザー1000の腕1001に装着される。
このセンサー1012は、二つのセンサーエレメントである発光部としての発光素子1121および受光部としての受光素子1122を備え、心拍数を測定するかまたはモニターするための心拍数監視センサーである。しかし、一つ以上の生理的パラメーター(例えば心拍数、血圧、呼気量、皮膚伝導率、皮膚湿度など)を測定するセンサーであってもよい。また、ケース1014が、バンドタイプのハウジングを備えている場合は、例えばスポーツにおいて使われる腕時計型の監視装置として用いることができる。なお、ケース1014の形は、主にユーザー1000に関して所望の位置でセンサー1012を保持することができればよく、任意に電池、処理ユニット、表示、ユーザー・インターフェイスなどのような更なる要素を収納することができてもよい。
従来例の生体情報測定装置は、ユーザーの心拍数をモニターするための心拍数監視装置1010である。そして、センサー1012は発光素子1121および受光素子1122から成る光学センサーである。光学センサーを用いた光学的心拍数モニターは、皮膚に光をあてる光源としての発光素子1121(通常LEDが用いられる)に依存する。発光素子1121から皮膚に照射された光は、皮膚下の血管を流れる血液によって一部が吸収されるが、残りの光は反射され皮膚を出る。そして、反射された光は、受光素子1122(通常フォトダイオードが用いられる)によって、捕捉される。受光素子1122からの受光信号は、血管を流れる血液量に相当する情報を含む信号である。血管を流れる血液量は、心臓の脈動によって変化する。そして、このように、受光素子1122上の信号は心臓の拍動に対応して変化する。つまり、受光素子1122の信号の変化は、心拍数のパルスに相当するものである。そして、単位時間当たりのパルス数を計数することによって(例えば10秒当たり)、心臓が1分間に打つ数(すなわち心拍数)が得られる。
以下、図11を用いて実施形態2に係る生体情報測定装置としての心拍数監視装置1020について説明する。図11は、実施形態2に係る生体情報測定装置としての心拍数監視装置を示す斜視図である。実施形態2に係る生体情報測定装置としての心拍数監視装置1020は、図11では図示していないが、前述の実施形態1と同様に、バンドなどの固定部によって、ユーザーの腕に装着される。
実施形態2に係る生体情報測定装置としての心拍数監視装置1020は、複数の発光部を備えている。詳しくは、心拍数監視装置1020は、複数(本例では二つ)の発光部としての発光素子1221,1223と、一つの受光部としての受光素子1222とが、一列に並び配置されている。具体的には、少なくとも二つのセンサーエレメントを備えたセンサー1022(本例では、三つのセンサーエレメントとして、第1の発光部および第2の発光部としての二つの発光素子1221,1223と、受光部としての受光素子1222とを用いている)を有している。
そして、第1の発光部および第2の発光部としての二つの発光素子1221,1223の間に受光部としての受光素子1222が配置されている。また、第1の発光部および第2の発光部としての二つの発光素子1221,1223は、受光部としての受光素子1222の中心を通る仮想線に対して線対称の位置に配置されている。発光素子1221,1223および受光素子1222を、このような配置とすることにより、デッドスペースが減少し、省スペース化を図ることができる。また、線対称位置にある第1の発光部、および第2の発光部を併せた光が受光部に集まり、より正確な検出を行うことができる。
センサーエレメントは、センサー信号を検出する。センサー1022は、ユーザーの皮膚に対して発光するための二つのLEDを用いた発光素子1221,1223から成る光学センサーと、皮膚から反射した光を受信するための少なくとも一つの受光素子1222(フォトダイオード)とを備えている。さらに、心拍数監視装置1020は、ケースまたはハウジング(図示せず)を有している。ケースまたはハウジングは、図10に示されるケース1014と類似、あるいは同一でもよいし、上述の実施形態1におけるケース部30と類似、あるいは同一でもよい。
そして、センサー1022は、キャリア(基板)1026の一面に担持されている。ここで、キャリア(基板)1026と、キャリア(基板)1026上に担持されたセンサー1022とを含む構成が生体情報測定モジュールに該当する。なお、以下の実施形態3〜6においても同様である。発光素子1221,1223から射出された光は、皮膚などに吸収されずに反射され、受光素子1222に直接到達することができる。心拍数監視装置1020において、キャリア1026と発光素子1221,1223の上面1221a,1223aとの間の距離は、キャリア1026と受光素子1222の上面1222aとの間の距離より小さい。すなわち、キャリア1026と発光素子1221,1223の上面1221a,1223aとの間の距離と、キャリア1026と受光素子1222の上面1222aとの間の距離との差が、Δhである。そして、受光素子1222は、一番上の表層であるその上面1222aから光を受信する。それらの構成によれば、発光素子1221,1223から射出された光の大部分は皮膚に向かい、反射光は、空気層などの介入なしに直接受光素子1222に入射される効果がある。換言すれば、受光素子1222が皮膚に密着する構造であるため、受光素子1222の上面(受光面)1222aと皮膚との間に隙間が生じにくい構造とすることができ、これにより外光などのノイズ源となる光が上面1222aに入射することを抑制することができる。また、皮膚を通過しない発光素子1221,1223からの光、例えば発光素子1221,1223から直接受光素子1222に入射する光は、受光素子1222の上面1222aに到達することができない。
(実施形態3)
次に、図12を参照して実施形態3に係る生体情報測定装置としての心拍数監視装置1030について説明する。図12は、実施形態3に係る生体情報測定装置としての心拍数監視装置を示す側面図である。なお、実施形態3に係る生体情報測定装置としての心拍数監視装置1030は、図12では図示していないが、前述の実施形態1と同様に、バンドなどの固定部によって、ユーザーの腕に装着される。
図12に示すように、発光部としての発光素子1221,1223および受光部としての受光素子1222の電気的接続端子1034は、電気的要素の保護のために絶縁性材料(例えばエポキシ樹脂)1032で、好ましくは覆われていなければならない。また、絶縁性材料1032が発光素子1221,1223や受光素子1222を覆わないように構成することができる。具体的には、発光素子1221と受光素子1222との間の領域、発光素子1223と受光素子1222との間の領域を絶縁性材料1032で埋めるように構成することができる。換言すれば、少なくとも受光素子1222の上面1222a、発光素子1221,1223の上面1221a,1223aが絶縁性材料1032に覆われないように構成することができる。このように構成することで、皮膚と発光素子1221,1223との間のエアギャップによる妨害を抑制することができる。さらに、絶縁性材料1032が発光素子1221,1223の上面1221a,1223aや受光素子1222の上面1222aを覆うように構成しても良い。このように構成することで、皮膚と接触する受光素子1222の上面1222aや、発光素子1221,1223の上面1221a,1223aを保護することができるので、受光素子1222の上面1222aや、発光素子1221,1223の上面1221a,1223aの損傷を防ぐことができる。この場合、絶縁性材料1032は保護膜とみなすこともできる。
本実施形態3に係る生体情報測定装置としての心拍数監視装置1030では、一般に可能性がある実施例として、エポキシ樹脂を用いた絶縁性材料1032を設けている。図12においては、絶縁性材料1032は、発光素子1221,1223の上面1221a,1223aを覆うことなく配置され、電気的接続端子1034を保護する。発光素子1221,1223から射出されている光は、矢印にて表される。
このように、絶縁性材料1032の配置は、心拍数監視装置1030の正しい機能を妨げない程度の最小限で行うことにより、発光素子1221,1223および受光素子1222の電気的接続端子1034を保護することで、この心拍数監視装置1030は更に改良されることができる。なお、本実施形態3におけるエポキシ樹脂を注入する構成に変えて、図13に示すような実施形態4に係る生体情報測定装置としての心拍数監視装置1040とすることがさらに好適である。
(実施形態4)
次に、実施形態4に係る生体情報測定装置としての心拍数監視装置1040について、図13を参照して説明する。図13は、実施形態4に係る生体情報測定装置としての心拍数監視装置を示す斜視図である。なお、実施形態4に係る生体情報測定装置としての心拍数監視装置1040は、図13では図示していないが、前述の実施形態1と同様に、バンドなどの固定部によって、ユーザーの腕に装着される。
実施形態4に係る生体情報測定装置としての心拍数監視装置1040は、作成されたフレーム1041,1042,1043が配置される。フレーム1041,1042,1043は、発光部としての発光素子1221,1223および受光部としての受光素子1222の周囲に配置され、フレーム1041,1042,1043と、発光素子1221,1223および受光素子1222との間の隙間1036が形成される。そして、フレーム1041,1042,1043をガイドとして絶縁性材料(図13では図示されない)が注入され、発光素子1221,1223および受光素子1222の電気的接続端子1034を覆う。
実施形態4に示す例では、発光素子1221,1223および受光素子1222は、個々のフレーム1041,1042,1043によって囲まれる。なお、他の例としては、すべてのフレーム1041,1042,1043は、互いに結合されてもよく、または、すべてのセンサーエレメントは一体のフレームによって囲まれてもよい。なお、フレーム1041,1042,1043を遮光部の一例としての遮光壁として用いることができる。フレーム1041,1042,1043を遮光壁として用いることにより、発光素子1221,1223から射出された光が、直接受光素子1222に入ることを防止することができる。
心拍数監視装置1040の機能に影響を及ぼさないための改善点として、発光素子1221,1223のまわりのフレーム1041,1043の上部エッジ1041a,1043aは、好ましくは発光素子1221,1223の上面1221a,1223aより低いことが好ましい。換言すれば、個別のフレーム1041,1043の上部エッジ1041a,1043aとキャリア1026との距離hFR−LEDは、個別のフレーム1041,1043で囲まれている発光素子1221,1223の上面1221a,1223aとキャリア1026との距離hLEDと、同じか小さい(hFR−LED≦hLED)。
好ましくは、発光素子1221,1223の上面1221a,1223aとキャリア1026との距離hLEDと、フレーム1041,1043の上部エッジ1041a,1043aとキャリア1026との距離hFR−LEDとの差は、0.1mmから0.8mmの範囲に設定する。なお、さらに好ましくは、発光素子1221,1223の上面1221a,1223aとキャリア1026との距離hLEDと、フレーム1041,1043の上部エッジ1041a,1043aとキャリア1026との距離hFR−LEDとの差は、0.2mmから0.5mmの範囲に設定する。
また、受光素子1222のまわりのフレーム(レシーバーフレーム)1042の上部エッジ1042aは、好ましくは受光素子1222の上面1222aより高いことが好ましい。換言すれば、フレーム1042の上部エッジ1042aとキャリア1026との距離hFR−PDは、フレーム1042で囲まれている受光素子1222の上面1222aとキャリア1026との距離hPDより大きい(hFR−PD>hPD)。
好ましくは、受光素子1222の上面1222aとキャリア1026との距離hPDと、フレーム1042の上部エッジ1042aとキャリア1026との距離hFR−PDの差は、0mmから0.5mmの範囲に設定する。なお、さらに好ましくは、受光素子1222の上面1222aとキャリア1026との距離hPDと、フレーム1042の上部エッジ1042aとキャリア1026との距離hFR−PDの差は、0.1mmから0.2mmの範囲に設定する。
さらに、フレーム1042の上部エッジ1042aとキャリア1026との距離hFR−PDは、発光素子1221,1223の上面1221a,1223aとキャリア1026との距離hLEDよりも大きい(hFR−PD>hLED)。
なお、例えば、受光素子1222および発光素子1221,1223が間近である場合、受光素子1222と発光素子1221,1223との間に、1枚のフレーム壁だけが存在する構成であってもよい。これは、製造容易性の理由で発生する場合がある。その1枚のフレーム壁がケースである場合、受光素子1222および発光素子1221,1223で両方のフレームのフレーム壁は一致する。これは、発光素子1221,1223のフレーム壁がより高くなることを意味する、詳述すると、発光素子1221,1223を囲むフレーム1041,1043の内の、受光素子1222がある側のフレーム壁が高くなり、他のフレーム壁は発光素子1221,1223の上面1221a,1223aより低くなる。
さらに、フレーム1041,1042,1043に代えて、受光素子1222と発光素子1221、あるいは発光素子1223との間に第1の壁部を設け、発光素子1221,1223の外側、つまり受光素子1222に対して第1の壁部とは反対側に第2の壁部を設けるように構成しても良い。
このように構成した場合、キャリア1026と第1の壁部の上面との距離は、キャリア1026と第2の壁部の上面との距離よりも大きくなるように構成しても良い。このように構成することで、図13のように発光素子や受光素子を囲うように構成した場合に比べ、より少ない部材でフレームの機能を実現することができる。
なお、本実施形態4のようにフレーム1041,1043やフレーム1042を用いることにより、注入されるエポキシ樹脂などの絶縁性材料が流れ出すことを防ぐことができる。またこのように、追加構造を作成してエポキシ樹脂などの絶縁性材料を区切ることは、高い量産性を可能にするオプションである。なお、フレーム1041,1043やフレーム1042は、キャリア1026と同じ材料によって構成されても良い。例えばエポキシ系樹脂やポリカーボネイト系樹脂を用いて射出成型でフレームが形成されても良い。
前述したように、絶縁性材料1032(図12参照)は、センサーエレメント(発光素子1221,1223および受光素子1222)の電気的接続端子1034を保護する。しかしながら、これらの電気的接続端子1034は他の要素である追加電子機器(例えばドライバー、検出エレクトロニクス、プロセッサーまたは電源)と、さらに接触しなければならない。そして、キャリア1026(プリント基板(PCB)でもよい)に、これらの追加電子機器とのなんらかの電気接続があることを意味する。また、本実施形態に係る心拍数監視装置の構造は、心拍数のみならず、脈波、脈拍の測定装置にも適用できる。
(実施形態5)
図14を参照して、実施形態5に係る生体情報測定装置としての心拍数監視装置1050を説明する。図14は、実施形態5に係る生体情報測定装置としての心拍数監視装置を示す断面図である。なお、実施形態5に係る生体情報測定装置としての心拍数監視装置1050は、図14では図示していないが、前述の実施形態1と同様に、バンドなどの固定部によって、ユーザーの腕に装着される。
実施形態5に係る生体情報測定装置としての心拍数監視装置1050は、前述した追加電子機器(例えばプロセッサー1052およびドライバー1054)を備えている。外部電気接続端子(図示せず)は、センサーエレメント(発光部としての発光素子1221および受光部としての受光素子1222)と同じキャリア1026に配置されない。つまり、追加電子機器は、センサーエレメントとは別のキャリアあるいは基板に配置されている。このように構成することで、皮膚とセンサーエレメント(発光素子1221および受光素子1222)との良好な接触を維持しつつ、必要な追加電子機器を心拍数監視装置1050に搭載することができる。例えば、外部電気接続端子は、キャリア1026の側面に配置されることができる。
上述したように、異なる種類のセンサーが、本発明に係る生体情報測定装置において用いられることが可能である。例えば、上述の受光素子1222が電気センサーである場合は、ユーザーの皮膚に接触して、ユーザーの伝導率を測定するための2本の皮膚コンダクタンス電極(例えば、センサーエレメント(図14に示される発光素子1221、受光素子1222))は、皮膚でおおわれる。なお、さらなる、二つ以上の種類のセンサーが、この種の生体情報測定装置において、用いられることが可能であり、さらに、センサーエレメントの数は問わない。
実施形態2〜5において、提唱される生理的パラメーターを測定する生体情報測定装置を製造する方法のフローチャートは、図15において示される。
第1ステップS1において、センサー信号を検出するための少なくとも二つのセンサーエレメント(発光素子1221および受光素子1222)から成るセンサー1022は、キャリア1026上に配置される。第2ステップS2において、上記センサーエレメントの電気的接触をキャリア1026に形成する。第3ステップS3において、一つ以上のフレーム1041,1042は、センサー1022および/または個々のセンサーエレメント(発光素子1221および受光素子1222)周辺で、キャリア1026の上に形成される。第4ステップS4において、キャリア1026に備えられているセンサーエレメント(発光素子1221および受光素子1222)の上面1221a,1222aを覆わない、それぞれのフレーム1041,1042によって囲まれる領域に絶縁性材料1032が注入され満たされる。
上記実施形態2〜5によれば、生体情報測定装置の性能に負の影響を及ぼすことのない電気的接触の保護を成し遂げる方法が提案される。そして、センサーの性能を保つような方法で形成される。例えば、これらのフレーム1041,1043の少なくとも一つは、皮膚に対するセンサーの位置がシフトすることを防ぐ。さらに、これらのフレーム1041,1043の少なくとも一つは、射出された直射的な光が受光素子1222に入力するのを防止するのに役立つことができる。好ましくは、受光素子1222の向きになっている側の、発光素子1221,1223のまわりのフレーム1041,1043の高さは、発光素子1221,1223の上面1221a,1223aの高さより小さくなければならない。加えて、受光素子1222のまわりのフレーム1042は、受光素子1222の上面1222aより高くてもよい。
上述した実施形態2〜5に係る生体情報測定装置においても、非接触で電力の受け渡しが可能な充電ポートを備えることで、容易に二次電池330を充電することができる。
(実施形態6)
上述した実施形態1〜5の生体情報測定装置は、ひずみ計、温度計、体温計、加速度センサー、ジャイロセンサー、圧電センサー、気圧センサー、血圧計、電気化学的センサー、GPS(Global Positioning System)、振動計、等の各種センサーを備えていてもよい。これらのセンサーを備えることで、心拍、脈拍、拍動間の変異、EKG(ElektroKardiogram:心電図)、ECG(Electrocardiogram:心電図)、呼吸数、皮膚温度、体温、体の熱流、電気皮膚反応、GSR(Galvanic skin reflex:皮膚電気反射)、EMG(Electromyogram:筋電図)、EEG(electroencephalogram:脳電図)、EOG(Electrooculography:眼球電図)、血圧、体脂肪、水分補給レベル、活動レベル、体動、酸素消費量、グルコース、血糖値、筋肉量、筋肉にかかる圧力、骨にかかる圧力、紫外線吸収、睡眠状態、体調、ストレス状態、体位(例えば、横臥、直立、座位、等)等の、1または1以上の生理学的パラメーターを示すデータに基づいて、個人の生理学的状態に関する情報を導出することができる。また、これらの各種センサーによって得られた値を、例えば、スマートフォン、携帯電話機、フィーチャーフォン等の携帯型通信端末やコンピューターやタブレット型コンピューター等の情報処理端末に送信して、携帯型通信端末や情報処理端末にて生理学的パラメーターの演算処理を実行してもよい。
ユーザーは、生体情報を測定する前に、生体情報測定装置、携帯型通信端末、もしくは情報処理端末にユーザー自身のプロフィールを入力する。これによりユーザーは、そのプロフィールと生体情報測定結果とに基づき、推奨される健康なライフスタイルを確立し維持する可能性を最大にするために、対処が必要となるユーザーの特異な特性情報、環境情報の提供を受けることができる。提供される情報としては、運動種別、運動強度、運動時間、等のような運動情報、食事時間、食事の量、推奨される摂取食材や摂取メニュー、避けるべき摂取食材や摂取メニュー、等のような食事情報、睡眠時間、睡眠の深さ、睡眠の質、起床時間、着床時間、就労時間、ストレス情報、消費カロリー、摂取カロリー、カロリー収支、等のような生活支援情報、基礎代謝、体脂肪量、体脂肪率、筋肉量、等のような身体情報、投薬情報、サプリメント摂取情報、医療情報、等の一つもしくは複数が挙げられる。
事前に入力するユーザー自身のプロフィールとしては、例えば、年齢、生年月日、性別、趣味、職種、血液型、過去のスポーツ歴、活動レベル、食事、睡眠の規則性、排便習慣の規則性、状況適応性、持続性、応答性、反応の強さ、性質等のユーザーの性格、ユーザーの自主独立レベル、自立形成、自己管理、社交性、記憶力および学問的成就能力、ユーザーの覚醒レベル、認知速度、注意力疎外要因の回避能力、覚醒状態および自己監督能力を含むユーザーの注意力、注意持続能力、体重、身長、血圧、ユーザーの健康状態、医者による診察結果、医者による診察日、医者や健康管理者との接触の有無、現在服用中の薬剤およびサプリメント、アレルギーの有無、アレルギー歴、現在のアレルギー症状、健康に関連する挙動の所見、ユーザーの病気歴、ユーザーの手術歴、家族歴、個人による調整を必要とした離婚または失業のような社会的事象、ユーザーの健康優先度に関する所信、価値観、振舞いを変える能力、生活のストレス原因と考えられる事象、ストレス管理方法、ユーザーの自己意識度、ユーザーの感情移入度、ユーザーの権限委譲度、ユーザーの自尊心、ユーザーの運動、睡眠状態、弛緩状態、毎日の活動の現在のルーチン、ユーザーの生活における重要な人物(例えば、配偶者、友人、同僚または上司)の性格、重要な人物の関係において健康なライフスタイルを阻害するまたはストレスに寄与する衝突が存在するか否かについてのユーザーの受け止め方、等の一つもしくは複数が挙げられる。
ここで、推奨される健康的なライフスタイルを確立し維持する可能性を最大にするために、対処が必要となるユーザーの特異な特性情報、環境情報の提供を受けることができる実施形態6に係る生体情報測定装置について、図16〜図22を用いて説明する。図16は、実施形態6の生体情報測定装置におけるヘルスマネージャーの起点となるウェブページの概略を示す図である。図17は、栄養ウェブページの一例を示す図であり、図18は、活動レベルウェブページの一例を示す図である。また、図19は、精神集中ウェブページの一例を示す図であり、図20は、睡眠ウェブページの一例を示す図である。また、図21は、毎日の活動ウェブページの一例を示す図であり、図22は、元気度ウェブページの一例を示す図である。
実施形態6に係る生体情報測定装置は、図示しないが、例えばマイクロプロセッサーに接続されたセンサー装置を備えている。そして、実施形態6に係る生体情報測定装置では、最終的にモニターユニットへ送られて保存される種々の生活活動に関するデータや、モニターユニットにより維持されるウェブサイトからユーザーによって入力される個人データもしくは生活情報が、マイクロプロセッサーによって処理され、生体情報として提供される。以下に、具体的な一例を示し説明する。
ユーザーは、ウェブページ、アプリケーションソフト、その他の通信媒体を介して、そのユーザーのためのヘルスマネージャーにアクセスする。図16は、一例として、ヘルスマネージャーの起点となるウェブページ550を示す。図16に示すヘルスマネージャーのウェブページ550では、多様なデータをユーザーへ提供する。このようにして提供されるデータは、例えば、(1)種々のセンサー装置が測定した値に基づく種々の生理学的パラメーターを示すデータ、(2)種々の生理学的パラメーターを示すデータから導出されるデータ、(3)センサー装置により発生される種々のコンテキストパラメーターを示すデータおよびユーザーが入力するデータのうちの、1つまたはそれ以上である。
分析状態データは、(1)センサー装置が取得する種々の生理学的パラメーターを示すデータ、(2)種々の生理学的パラメーターから導出されるデータ、(3)センサー装置が取得する種々のコンテキストパラメーターを示すデータおよびユーザーが入力するデータのうちの1つまたはそれ以上を計算により求める健康度、(4)壮健度およびライフスタイル指数などに変換するために、ある特定のユーティリティーまたはアルゴリズムを利用する点に特徴がある。例えば、摂取した食料に関連してユーザーが入力するデータに基づきカロリー、たんぱく質、脂肪、炭水化物およびある特定のビタミンの量のようなものを計算することができる。また、別の例として、皮膚温度、心拍数、呼吸数、熱流および/またはGSRを用いることにより、所望の時間にわたるストレスレベルの指数をユーザーに提供することができる。さらに別の例として、皮膚温度、熱流、拍動間変異、心拍数、脈拍数、呼吸数、中心部体温、電気皮膚反応、EMG、EEG、EOG、血圧、酸素消費量、周囲の音および加速度計のような装置で検出される体の動きを用いることにより、所望の時間にわたる睡眠パターンの指数をユーザーに提供することができる。
図16に示すウェブページ550には、健康度としての健康指標555が表示されている。この健康指標555は、ユーザーの成績および推奨される健康な日課を達成した度合いを測定し、それらをメンバーユーザーにフィードバックするためのグラフィックなユーティリティーである。このように、健康指標555は、メンバーユーザーに対して彼らの健康状態や健康維持に関する行動の進捗状況を示す。健康指標555は、ユーザーの健康およびライフスタイルに関する6つのカテゴリー、即ち、栄養、活動レベル、精神集中、睡眠、毎日の活動、および元気度(総合的な所感)を含む。「栄養」のカテゴリーは、その人(ユーザー)が何を、いつ、そしてどのくらい食べて飲んだかの情報に関する。「活動レベル」のカテゴリーは、その人がどのくらい動き回るかの運動量に関する。「精神集中」のカテゴリーは、その人(ユーザー)の精神が高度に集中した状態で弛緩状態となるための活動の質(能力)、およびその人がその活動に集中する時間に関する。「睡眠」のカテゴリーは、その人(ユーザー)の睡眠の質、および量に関する。「毎日の活動」のカテゴリーは、その人(ユーザー)が毎日行わなければならないこと、およびその人が遭遇する健康リスクに関する。「元気度(所感)」のカテゴリーは、ある特定の日について気分がよいか否かの一般的な受け止め方に関する。各カテゴリーには、好ましくは、「悪い」から「よい」の間で変化するスケールで、ユーザーがそのカテゴリーに関してどのような実績をあげたかを示すレベル表示または棒グラフを備えている。
各メンバーユーザーが上述した最初の調査を終了すると、ユーザーに対して、自身の特性、および生活環境の要約を提供するプロフィールが作成され、推奨される健康的な日課および/または目標が提示される。推奨される健康的な日課には、適当な栄養、運動、精神集中、およびユーザーの毎日の活動(生活)に関する特定のアドバイス、における任意の組み合わせが含まれる。これら推奨される健康的な日課に係る活動をユーザーの生活に如何に取り込むかのガイドとして、模範的なスケジュールなどを提示してもよい。ユーザーはその調査を定期的に受け、その結果に基づき、上述したような項目をそれに応じて実践する。
「栄養」のカテゴリーは、ユーザーが入力するデータと、センサー装置が感知するデータとの両方から計算される。ユーザーが入力するデータには、朝食、昼食、夕食、および任意のおやつの時刻や飲食時間と、飲食する食料、ビタミンのようなサプリメントおよび予め選択した時間の間に飲む水や他の液体(飲料水や液体状の食料)とが含まれる。このデータや種々の食料の公知の特性に関する蓄積されたデータに基づき、中央モニターユニットは、消費カロリー、またはたんぱく質、脂肪、炭水化物、ビタミンなどの含有量のような、よく知られた栄養学的な値を計算する。
「栄養」のカテゴリーにおいては、健康指標555の栄養を示す棒グラフに基づいて、推奨される健康的な日課に関して決定することができる。この推奨される健康的な日課は、ユーザーの性別、年齢、身長/体重のような情報に基づき調整することができる。なお、毎日摂取するカロリーやたんぱく質、繊維、脂肪、炭水化物などの栄養素や水の量、および全体の摂取量に対する割合に関するある特定の栄養の目標を、ユーザー、またはユーザーに代わって代理者が設定することができる。棒グラフの計算に用いるパラメーターには、1日の食事回数、水の消費量、毎日食べる食物の種類、および量をユーザーが入力したものが含まれる。
栄養学的情報は、図17に示すような栄養ウェブページ560によりユーザーに提示される。栄養ウェブページ560は、栄養の実際および目標となる数値をそれぞれ円グラフで示す栄養数値チャート565,570と、実際の栄養摂取総量および目標となる栄養摂取総量をそれぞれ示す栄養摂取チャート575,580を含むことが好ましい。栄養数値チャート565,570は、炭水化物、たんぱく質および脂肪のような項目を百分比で示すのが好ましく、栄養摂取チャート575,580は、カロリーの合計値および目標値を、脂肪、炭水化物、たんぱく質およびビタミンのような成分で分けて示すのが好ましい。栄養ウェブページ560は、食物および水を消費した時間を示す履歴585、ユーザーが栄養に関連するニュース記事、栄養に関する日課を改善するためのアドバイス、およびネットワーク上のどこかの関連の広告を直接チェックできるようにするハイパーリンク590、および適用期間などを選択可能なカレンダー595も含む。ハイパーリンク590で示す項目は、調査により個人について知り得た情報、および健康指標により測定された個人の成績に基づいて選択することができる。
健康指標555の「活動レベル」のカテゴリーは、その日にユーザーが、いつ、どのように活動したか(動いたか)などに関するユーザーのチェックを、支援するように設計されており、ユーザーが入力するデータと、センサー装置が感知するデータとの両方を利用する。ユーザーが入力するデータには、例えば、ユーザーが午前8時から午後5時まで机に向かって仕事をした後、午後6時から午後7時までエアロビクス講習を受けるというようなユーザーの毎日の活動に関する詳細事項が含まれる。センサー装置により感知される関連のデータには、心拍数、加速度計のような装置により感知される運動、熱流、呼吸数、消費カロリー量、GSR、および水分補給レベルが含まれ、これらはセンサー装置または中央モニターユニットにより取り出すことができる。消費カロリー量は、ユーザーが入力する運動の種類とユーザーが入力する運動の持続時間との掛け算、感知する運動と運動の時間およびフィルター定数との掛け算、または感知される熱流と時間とフィルター定数との掛け算のような種々の方法で計算することができる。
「活動レベル」のカテゴリーでは、健康指標555の活動レベルを示す棒グラフに基づいて、推奨される健康的な日課に関して決定することができる。この推奨される健康的な日課は、活動において消費される最小目標カロリーなどである。なお、最小目標カロリーは、ユーザーの性別、年齢、身長、体重のような情報に基づき設定可能である。棒グラフの計算に用いるパラメーターには、各種の運動または精力的なライフスタイル活動に費やす時間であって、ユーザーが入力したものおよび/またはセンサー装置が感知したものや予め計算したエネルギー消費パラメーター以上に燃焼したカロリー数が含まれる。
個人ユーザーの活動(動き)に関する情報は、図18に示す活動レベルウェブページ600によりユーザーに提示される。この活動レベルウェブページ600は、ユーザーの活動を3つのカテゴリー、即ち、所定の単位時間に関して「高」、「中」、「低」でモニターする棒グラフの形をした活動度グラフ605を含む。円グラフの形の活動百分比チャート610は、ユーザーが各カテゴリーで費やした、例えば1日のような所定の期間の百分比を示すために提示することができる。また、活動レベルウェブページ600は、燃焼カロリー総量、毎日の燃焼カロリー目標値、カロリー摂取合計値、およびエアロビクス運動時間のような項目を表示するためのカロリー表示(図示せず)を設けることもできる。活動レベルウェブページ600は、ユーザーが、関連のニュース記事、活動レベルに関する日課を改善するためのアドバイス、およびネットワーク上の関連広告を直接チェックできるようにするため、少なくとも1つのハイパーリンク620を含む。
活動レベルウェブページ600は種々のフォーマットで見ることができるが、棒グラフ、円グラフ、およびその両方のようなグラフまたはチャートをユーザーが選択可能とすることができ、活動レベルチェックボックス625により選択可能である。活動レベルカレンダー630は、適用期間などを選択できるようにするために提供される。ハイパーリンク620に示す項目は、調査によりその個人から抽出した情報および健康指標により測定される成績に基づき選択することができる。
健康指標555の「精神集中」のカテゴリーは、ユーザーが、精神を集中しながら深い弛緩状態に体が到達できるようにする活動を行う時間に関するパラメーターを、モニターすることを支援するように設計されており、ユーザーが入力するデータとセンサー装置が感知するデータとの両方に基づくものである。詳説すると、ユーザーはヨガまたは瞑想のような弛緩活動の開始時間および終了時間を入力することができる。精神集中の深さにより決まるこれらの活動の品質は、センサー装置により感知される皮膚温度、心拍数、呼吸数および熱流を含むパラメーターをモニターすることにより測定可能である。センサー装置または中央モニターユニットの何れかにより得られるGSRの百分比変化を利用することもできる。
「精神集中」のカテゴリーにおいては、健康指標555の精神集中の活動レベルを示す棒グラフに基づいて、推奨される健康的な日課に関して決定することができる。この推奨される健康的な日課は、精神を高度に集中した状態にしながら体を深く弛緩させる活動への毎日の参加が含まれて表示される。この棒グラフの計算に使用するパラメーターには、精神集中活動に費やす時間の長さ、および精神集中活動の深さ、または品質を示すベースラインからの、センサー装置により感知される皮膚温度、心拍数、呼吸数、熱流またはGSRの百分比変化が含まれる。
深く自己を顧みる行動(内省)、および体を深く弛緩させるなどの精神集中活動のために費やす時間に関する情報は、図19に示す精神集中ウェブページ650によりユーザーに提示される。なお、精神集中活動は、セッションと呼ばれることがある。精神集中ウェブページ650は、セッションに費やした時間655、目標時間660、精神集中の深さの目標値および実際の値を示す比較部分665、皮膚温度、心拍数、呼吸数、熱流および/またはGSRのようなものから導出される全体的なストレスレベルを示すヒストグラム670を含む。
比較部分665では、目標となる精神集中状態を示す人間の輪郭は実線で示され、実際の精神集中状態を示す人間の輪郭は、精神集中のレベルに応じてぼやけた状態(図19では破線で表す)と実線の間で変化する。また、好ましい精神集中ウェブページ650は、ユーザーが関連のニュース記事、精神集中に関する日課の改善に関するアドバイス、およびネットワーク上の関連広告を直接チェックできるようにするハイパーリンク680、精神集中に関する日課の改善に関するアドバイスおよび関連の広告と、適用期間を選択可能にするカレンダー685とを含む。ハイパーリンク680で示す項目は、調査により個人から知り得た情報および健康指標により測定される成績に基づき選択することができる。
健康指標555の「睡眠」のカテゴリーは、ユーザーが睡眠パターンおよび睡眠の質をモニターすることを支援できるように設計されている。このカテゴリーは、ユーザーが健康なライフスタイルにおける睡眠の重要性と、体の機能の毎日の通常の変化である日周期に対する睡眠の関係と、についての学習を助けるように意図されている。「睡眠」のカテゴリーは、ユーザーが入力するデータとセンサー装置が感知するデータとの両方に基づくものである。関連の各時間インターバルの間にユーザーが入力するデータには、ユーザーの入眠時刻と起床時刻(睡眠時間)および睡眠の質のランクが含まれる。センサー装置から得られる関連性のあるデータには、皮膚温度(体温)、熱流、拍動間変異、心拍数、脈拍数、呼吸数、中心部体温、電気皮膚反応、EMG、EEG、EOG、血圧および酸素消費量が含まれる。また、周囲の音および加速度計のような装置により検知される体の動きも関連性を有する。その後、このデータを用いて、入眠時刻および起床時刻、睡眠中断および睡眠の質、および睡眠の深さなどについて計算し導出することができる。
健康指標555の睡眠を示す棒グラフは、毎晩の好ましい最小睡眠時間の確保、予測可能な就寝時刻、および起床時刻を含む健康な日課について表示される。この棒グラフの計算を可能にする特定のパラメーターには、センサー装置により感知されるかユーザーが入力する毎日の睡眠時刻および起床時刻と、ユーザーが等級をつけるかまたは他のデータから導出される睡眠の質が含まれる。
睡眠に関する情報は、図20に示す睡眠ウェブページ690によりユーザーに提示される。睡眠ウェブページ690は、センサー装置からのデータまたはユーザーが入力するデータの何れかに基づく睡眠時間表示695と、ユーザーの就寝時刻表示700、および起床時刻表示705を含む。なお、ユーザーにより入力される睡眠の質について、睡眠の質ランク710を利用し表示することも可能である。また、1日の時間インターバルを超える表示を睡眠ウェブページ690において行う場合、睡眠時間表示695は累計値として表示し、就寝時刻表示700、起床時刻表示705、および睡眠の質ランク710は平均値として計算し、表示することができる。また、睡眠ウェブページ690は、所定の時間インターバルにわたって1つの睡眠関連パラメーターを計算し表示するユーザーにより選択可能な睡眠グラフ715も含む。図20は、1日にわたる熱流(体温)の変化を示すが、この熱流は、睡眠中は低く、起きている時は高くなる傾向がある。この情報から、その人のバイオリズムを得ることが可能である。
また、睡眠グラフ715は、体の動きをモニターするセンサー装置に組み込んだ加速度計からのデータをグラフ表示する。また、睡眠ウェブページ690は、ユーザーが睡眠に関連するニュース記事、睡眠に関する日課を改善するためのアドバイス、およびネットワーク上にある関連の広告を直接チェックできるようにするハイパーリンク720と、関連の時間インターバルを選択するための睡眠カレンダー725とを含むことができる。ハイパーリンク720で示す項目は、調査において個人から知り得た情報、および健康指標により測定される成績に基づき特別に選択することができる。
健康指標555の「毎日の活動」のカテゴリーは、健康や安全に関連するある特定の活動、およびリスクをユーザーがモニターすることを支援できるように設計されており、すべてユーザーにより入力されるデータに基づくものである。毎日の生活の活動に関する「毎日の活動」のカテゴリーは、下位概念の4つのカテゴリーが挙げられる。具体的には、(1)歯ブラシまたはフロスを用いる歯の手入れやシャワーを浴びるような活動をユーザーがモニターするのを可能にする個人的衛生に係る項目、(2)ユーザーが処方箋通りの薬またはサプリメントを飲んでいるか否かを追跡し、煙草またはアルコールの消費量などをユーザーがモニターするのを可能にする健康維持に係る項目、(3)家族または友人と共に過ごす時間やレジャーおよび精神集中活動をユーザーがモニターするのを可能にする個人的時間に係る項目、(4)家庭の雑用のような仕事および家計活動をユーザーがモニターするのを可能にする責任に係る項目、に分けられる。
「毎日の活動」のカテゴリーにおいて、健康指標555の「毎日の活動」を示す棒グラフは、以下に述べる推奨される健康的な日課について表示することが好ましい。個人の衛生に関する日課の一例としては、ユーザーが毎日シャワーを浴びるか入浴し、毎日ブラシとフロスを用いて歯を清潔に保ち、規則的な便通を維持することが望ましい。また、健康維持に関する日課の一例としては、ユーザーが薬、ビタミン剤および/またはサプリメントを飲み、禁煙し、節酒し、健康マネージャーにより毎日、健康をモニターすることが望ましい。個人的時間に関する日課の一例としては、ユーザーが毎日少なくとも所定時間は家族と過ごす時間を創出し、および/または友人と良質な時間を過ごし、仕事を行う時間を減らし、レジャーまたは遊びの時間を取り入れ、頭を使う活動を行うことが望ましい。責任に関する日課の一例としては、ユーザーが家の雑事を行い、仕事に遅れず、約束を守ることが望ましい。棒グラフは、ユーザーが入力する情報により決定される、および/またはユーザーが毎日リストアップされた活動を完了する度合いに基づき計算される。
これらの活動に関する情報は、図21に示す毎日の活動ウェブページ730によりユーザーに提示される。毎日の活動ウェブページ730における活動チャート735は、ユーザーがその日課により必要とされることを実行したか否かを示す。活動チャート735は、下位概念のうちの1つまたはそれ以上について選択可能である。活動チャート735では、色または影がついたボックスは、必要とされる活動をユーザーが実行したことを示し、色または影のないボックスは、その活動をユーザーが実行していないことを示している。活動チャート735は、選択可能な時間インターバルにおいて作成し、見ることが可能である。図21は、特定の週における個人的衛生および個人的時間のカテゴリーを一例として示している。さらに、毎日の活動ウェブページ730は、ユーザーが関連のあるニュース記事、毎日の生活の活動に関する日課を改善するためのアドバイス、およびネットワーク上の関連の広告を直接チェックできるようにするハイパーリンク740と、関連の時間インターバルを選択するための毎日の活動のカレンダー745とを含むことができる。ハイパーリンク740に示す項目は、調査において個人から知り得た情報、および健康指標により決定される成績に基づき選択することができる。
健康指標555の「元気度」のカテゴリーは、特定の日に元気であったか否かの認識をユーザーがモニターするのを可能にするように設計され、ユーザーが直接入力する本質的に主観的な等級情報に基づくものである。ユーザーは、以下の9つの領域、即ち、(1)精神的鋭敏さ、(2)精神的および心理的幸福度、(3)エネルギーレベル、(4)人生のストレスへの対処能力、(5)対面を重んじる度合い、(6)物理的幸福度、(7)自己抑制、(8)動機、(9)他人との関係による慰め、に関して、好ましくは1から5までのスケールを用いてランク付けを行う。これらの度合い(等級)を平均して、健康指標555の棒グラフの計算に使用する。
図22は、元気度のウェブページ750を示す。元気度のウェブページ750は、連続または不連続の任意の日にちを含む、ユーザーが選択可能な時間インターバルにわたる元気度を、ユーザーがチェックできるようにする。なお、図22で示す例では、元気度を健康指数として表示している。元気度のウェブページ750では、元気度の選択ボックス760を用いることにより、ユーザーは、1つのカテゴリーについて元気度の棒グラフ755をチェックする選択を行うか、または2つのカテゴリー、またはそれ以上のカテゴリーについて元気度の棒グラフ755を並べて比較することができる。例えば、ユーザーは、前月と比べて総合的な睡眠の等級が改善されたか否かをチェックするために、睡眠の棒グラフだけを作動状態にしたい場合がある。あるいは、睡眠と活動レベルとを同時に表示することにより、睡眠の等級とそれに対応する活動レベルの等級とを比較評価して、それぞれの日にちの間に何らかの相関関係が存在するか否かをチェックする場合がある。所定の時間インターバルについて栄養の等級と元気度の等級とを表示して、毎日の食事習慣とそのインターバルの間の食事習慣と元気度との間に何らかの相関関係が存在するか否かをチェックする場合がある。図22は、説明のための一例として、6月8日から6月14日の週の睡眠と活動レベルの棒グラフによる比較を示す。また、元気度のウェブページ750は、ユーザーがログインしてヘルスマネージャーを利用した日数の合計、ユーザーが入会以来ヘルスマネージャーを利用した日にちの割合、およびユーザーがデータを収集するためにセンサー装置を利用した時間の割合のようなアクセス情報、および統計を表示する追跡計算器765も含む。
図16に示すヘルスマネージャーの起点となるウェブページ550の一例は、それぞれが健康度としての健康指標555のカテゴリーに対応するユーザーにより選択可能な複数のカテゴリーの要約556aないし556fを含む。各カテゴリーの要約556aないし556fは、対応するカテゴリーに関して予め選択しフィルターをかけたデータの副集合を提示する。栄養カテゴリーの要約556aは、カロリー摂取量の毎日の目標値と実際値とを示す。活動レベルカテゴリーの要約556bは、燃焼カロリー量の毎日の目標値と実際値とを示す。精神集中カテゴリーの要約556cは、精神集中の深さの目標値および実際値を示す。睡眠カテゴリーの要約556dは、目標の睡眠時間、実際の睡眠時間、および睡眠の質の等級を示す。毎日の活動カテゴリーの要約556eは、推奨される健康的な日課(毎日の活動)に対する完了した活動の割合に基づく目標点数および実際点数を表示する。元気度のカテゴリーの要約556fは、その日の元気度の目標および実際の等級を示す。
また、ウェブページ550は、ニュース記事へのハイパーリンク(不図示)、最初の調査によりチェックされる栄養不良のような傾向に基づくユーザーへのコメント(不図示)、および合図(不図示)を含むこともできる。情報を毎日ユーザーに提供する毎日の日課部分557を含むこともできる。毎日の日課部分557のコメントとしては、例えば、毎日必要となる水の摂取量や、それを可能とする具体的手段のアドバイスなどを表示することができる。また、ウェブページ550は、健康指標555の各カテゴリーにおけるユーザーの成績を積極的に評価して改善のためのアドバイスを提示する問題解決セクション558を含むことができる。例えば、システムによりユーザーの睡眠レベルが「低」で、ユーザーが不眠症であることを示唆する場合、問題解決セクション558は睡眠を改善するための方法をアドバイスすることができる。また、問題解決セクション558は、成績の改善に関するユーザーの質問を含むことができる。また、ウェブページ550は、入力ダイアログボックスを立ち上げる毎日のデータセクション559を含むことができる。入力ダイアログボックスにより、ユーザーはヘルスマネージャーにより必要とされる種々のデータの入力を容易に行うことができる。当該技術分野において知られているように、データの入力は予め提示されたリストまたは普通の自由テキスト形式の入力かの選択が可能である。また、ウェブページ550は、ユーザーの身長、体重、体の測定値、BMI、および心拍数、血圧または任意の生理学的パラメーターのような生命兆候に関する情報を与える体の状態セクション561を含むことができる。
1…生体情報測定装置、10…バンド部、12…バンド穴、14…バックル部、15…バンド挿入部、16…突起部、30…ケース部、34…トップケース、35…端子部、36…ボトムケース、40…センサー部、42…脈波センサー、44…加速度センサー、46…体温計、50…透光部材、52…凸部、54…溝部、56…凹部、58…押圧抑制部(第2凸部)、70…遮光用部材、80…絞り部、100…遮光壁、140…受光部、150…発光部、151…ドーム型レンズ、160…基板、180…振動発生部、200,470…制御部、210…信号処理部、220…拍動演算部、230…報知制御部、240,480…記憶部、250,460…通信部、260…表示部、263,264…報知画面、271…脈拍表示、272…電池マーク、273…充電量表示、275…充電中表示、276…給電中表示、310,320…充電ポート、330…二次電池、420…携帯端末、450…データベース、500…生体情報測定システム、1010,1020,1030,1040…心拍数監視装置、1012,1022…センサー、1034…電気的接続端子、1052…プロセッサー、1054…ドライバー、1121,1221,1223…発光素子、1122,1222…受光素子。

Claims (19)

  1. 電力を蓄積する二次電池と、
    非接触で電力を伝送する充電ポートと、
    制御部と、を有し、
    前記充電ポートを介して前記二次電池の電力を受電または給電すること、を特徴とするウェアラブル機器。
  2. 前記制御部は、所定の範囲内に存在する他のウェアラブル機器との間で行う受電または給電の少なくとも一つを制御すること、を特徴とする請求項1に記載のウェアラブル機器。
  3. 受電する前記他のウェアラブル機器、および給電する前記他のウェアラブル機器を、登録しておく登録機能を有していること、を特徴とする請求項2に記載のウェアラブル機器。
  4. 前記他のウェアラブル機器に給電することを拒否するロック機能を有していること、を特徴とする請求項2または請求項3に記載のウェアラブル機器。
  5. 前記他のウェアラブル機器の充電量が所定の値より多い場合に、前記他のウェアラブル機器から受電すること、を特徴とする請求項2から請求項4のいずれか一項に記載のウェアラブル機器。
  6. 前記二次電池の充電量が前記所定の値より多い場合に、前記他のウェアラブル機器へ給電すること、を特徴とする請求項2から請求項5のいずれか一項に記載のウェアラブル機器。
  7. 前記他のウェアラブル機器の使用時間が所定の時間より短い場合に、前記他のウェアラブル機器から受電すること、を特徴とする請求項2から請求項6のいずれか一項に記載のウェアラブル機器。
  8. 使用時間が前記所定の時間より短い場合に、前記他のウェアラブル機器へ給電すること、を特徴とする請求項2から請求項7のいずれか一項に記載のウェアラブル機器。
  9. 受電可能な前記他のウェアラブル機器をサーチする機能を備えていること、を特徴とする請求項2から請求項8のいずれか一項に記載のウェアラブル機器。
  10. 情報を報知する表示部を備え、
    電力を受電し前記二次電池を充電している状態において、
    前記表示部は、充電中であることを報知すること、を特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載のウェアラブル機器。
  11. 受電または給電している状態において、
    前記表示部は、前記二次電池の充電量を報知すること、を特徴とする請求項10に記載のウェアラブル機器。
  12. 前記他のウェアラブル機器との間で行われる受電または給電は、
    双方のウェアラブル機器のいずれか一方の前記二次電池の充電量が所定の閾値に達することで停止すること、を特徴とする請求項2から請求項11のいずれか一項に記載のウェアラブル機器。
  13. 前記所定の閾値は、ユーザーにより設定されること、を特徴とする請求項12に記載のウェアラブル機器。
  14. 請求項1から請求項13のいずれか一項に記載のウェアラブル機器は生体情報測定装置であって、
    健康状態が不健康と判定されたユーザーの前記生体情報測定装置は、他の生体情報測定装置に給電しないこと、を特徴とする生体情報測定装置。
  15. 前記健康状態は、過去に測定された生体情報に基づき判定されること、を特徴とする請求項14に記載の生体情報測定装置。
  16. 前記健康状態は、脈拍、心拍、血圧、体重、BMI、体脂肪、食事情報、睡眠状態、ストレス状態、拍動間異変、体動、運動記録の内の少なくとも一つに基づき判定されること、を特徴とする請求項14または請求項15に記載の生体情報測定装置。
  17. 前記健康状態は、医療従事者により判定され、
    前記医療従事者によって判定された結果に基づいて、前記他の生体情報測定装置に給電しないように設定されること、を特徴とする請求項14から請求項16のいずれか一項に記載の生体情報測定装置。
  18. 請求項14から請求項17のいずれか一項に記載の生体情報測定装置と、
    データベースと、を含んでいることを特徴とする生体情報測定システム。
  19. 電力を蓄積する二次電池と、
    非接触で電力を伝送する充電ポートと、を有する生体情報測定装置の充電方法であって、
    電力を受電可能な他の生体情報測定装置をサーチするステップと、
    前記充電ポートを介して受電し前記二次電池を充電するステップと、
    双方の生体情報測定装置のいずれか一方の前記二次電池の充電量が所定の閾値に達することで充電を停止するステップと、
    を含んでいること、を特徴とする生体情報測定装置の充電方法。
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