JP2016144199A - 光送信機及び光送信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】雑音耐性が高く、長距離伝送を可能とする光送信機を提供する。
【解決手段】N(Nは4以上の整数)次元空間における初期座標を決定し、N次元空間中の最密充填格子を用い初期座標回りの最近接格子点座標を算出し、初期座標をシンボル候補点に追加し、シンボル候補点に採用されていない格子点のうち原点からの距離が最小の格子点回りの近接格子点を算出し、近接格子点の算出を行った格子点をシンボル候補点に追加し、シンボル候補点の数が規定の数に達するまでシンボル候補点に採用されていない格子点のうち原点からの距離が最小の格子点回りの近接格子点を算出し近接格子点の算出を行った格子点をシンボル候補点に追加し、シンボル候補点の中から所定の条件を満たすシンボル点を選別して、入力されたビット情報を信号点配置することにより変調信号に変換するシンボルマッピング回路と、変調信号により光を変調する光変調回路とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、光送信機及び光送信方法に関する。
光通信システムの基幹網において、近年の通信トラヒックの拡大により100Gbps級伝送で標準的に採用されている変調方式であるDP−QPSK(Dual Polarization-Quadrature Phase Shift Keying)方式(例えば、非特許文献1参照)に変わり、次世代の400Gbps級伝送では、DP−QPSKより周波数利用効率の高い変調方式であるDP−16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)方式(例えば、非特許文献2参照)が検討されている。DP−16QAMでは、X偏波とY偏波に対してそれぞれの偏波が独立に16QAMで変調されており、受信側では、コヒーレント受信機に入力後、アナログ/デジタル変換(ADC;Analog to Digital Converter)によりデジタル化された後、デジタル信号処理により、偏波分離が行われ、独立した信号としてシンボル判定が行われる。
更なる伝送容量を増加させる方式として、1Tbps級伝送ではDP−16QAMよりも周波数利用効率の高いDP−64QAM方式等の変調信号の更なる多値化が検討されている。しかしながら、変調信号の多値化によりシンボル間の最小ユークリッド距離が縮小され、雑音に対する耐性が低下し、伝送距離に制限がかかってしまう。
近年、周波数利用効率向上に伴う最小ユークリッド距離の縮小に対し、これまで独立の次元として扱われていた偏波や時間、波長方向に信号点配置の設計次元を広げ、周波数利用効率と最小ユークリッド距離の関係をN次元空間中の球充填問題の概要に帰着させることで、最小ユークリッド距離を拡大するN次元における信号点配置による変調方式が提案されている(例えば、非特許文献3参照)。
しかしながら、非特許文献3の方式の変調方式を実現するためには、従来のDP−QPSKやDP−16QAMに対して振幅レベル数が増大するため、デジタル/アナログ変換(DAC;Digital to Analog Converter)のbit分解能の要求条件が高くなる課題が存在する。
また非特許文献3の方式では、信号点配置に対称性が無いため、受信側のデジタル信号処理において、信号点配置の対称性を前提とした偏波分離アルゴリズム(例えば、非特許文献4参照)や搬送波位相推定アルゴリズム(例えば、非特許文献5参照)等の受信アルゴリズムを使用できなくなる。
OIF, "100G Ultra Long Haul DWDM Framework Document". T. J. Xia, S. Gringeri, and M. Tomizawa, "High-capacity optical transport networks," IEEE Commun. Mag., vol. 50, no. 11, pp. 170-178, Nov. 2012. Koike-Akino, Toshiaki, et al. "Eight-dimensional modulation for coherent optical communications." Proc. ECOCTu 3 (2013). Yang, Jian, Jean-Jacques Werner, and Guy A. Dumont. "The multimodulus blind equalization and its generalized algorithms." IEEE Journal on Selected Areas in Communications 20.5 (2002): 997-1015. Viterbi, Andrew. "Nonlinear estimation of PSK-modulated carrier phase with application to burst digital transmission." Information Theory, IEEE Transactions on 29.4 (1983): 543-551.
前述したように、従来の光送信機にあっては、変調信号の多値化によりシンボル間の最小ユークリッド距離が縮小され、雑音に対する耐性が低下し、伝送距離に制限がかかってしまうという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、雑音耐性が高く、長距離伝送を可能とする光送信機及び光送信方法を提供することを目的とする。
本発明は、光伝送装置に用いる光送信機であって、N(Nは4以上の整数)次元空間における初期座標を決定し、N次元空間中の最密充填格子を用い初期座標回りの最近接格子点座標を算出し、前記初期座標をシンボル候補点に追加し、前記シンボル候補点に採用されていない格子点のうち原点からの距離が最小の格子点回りの近接格子点を算出し、前記近接格子点の算出を行った格子点を前記シンボル候補点に追加し、前記シンボル候補点の数が規定の数に達するまで前記シンボル候補点に採用されていない格子点のうち原点からの距離が最小の格子点回りの近接格子点を算出し近接格子点の算出を行った格子点をシンボル候補点に追加し、前記シンボル候補点の中から所定の条件を満たすシンボル点を選別して、入力されたビット情報を信号点配置することにより変調信号に変換するシンボルマッピング回路と、前記変調信号により光を変調する光変調回路とを備えたことを特徴とする。
本発明は、前記N次元の次元数が4であり、振幅レベル数は等間隔で4レベルであり、相対的にそれぞれのレベルが−3、−1、1、3であり、前記信号点配置の数が64個であることを特徴とする。
本発明は、前記N次元の次元数が4であり、振幅レベル数は等間隔で6レベルであり、相対的にそれぞれのレベルが−5、−3、−1、1、3、5であり、前記信号点配置の数が256個であることを特徴とする。
本発明は、前記N次元の次元数が8であり、振幅レベル数は等間隔で4レベルであり、相対的にそれぞれのレベルが−3、−1、1、3であり、前記信号点配置の数が4096個であることを特徴とする。
本発明は、前記シンボルマッピング回路は、1シンボルにつきタイムスロットN/2個分の長さの変調信号を2系統出力するポートを備え、前記光変調回路は、前記2系統の変調信号を1個の光変調器に入力し変調を行うことを特徴とする。
本発明は、前記シンボルマッピング回路は、1シンボルにつきタイムスロットN/4個分の長さの変調信号を4系統出力するポートを備え、前記光変調回路は、前記4系統の変調信号を、直交偏波について変調を行う2個の光変調器に入力し変調を行い、変調されたそれぞれの偏波を合成することを特徴とする。
本発明は、前記シンボルマッピング回路は、タイムスロットN/M(Mは2以上の整数)個分の長さの変調信号を4M系統出力するポートを備え、前記光変調回路は、前記4M系統の変調信号を入力し、波長λ1〜λMの両偏波について2M個の光変調器に入力し変調を行い、変調されたそれぞれの偏波を合成し、全ての波長を合成することを特徴とする。
本発明は、光伝送装置に用いる光送信機が行う光送信方法であって、N(Nは4以上の整数)次元空間における初期座標を決定し、N次元空間中の最密充填格子を用い初期座標回りの最近接格子点座標を算出し、前記初期座標をシンボル候補点に追加し、前記シンボル候補点に採用されていない格子点のうち原点からの距離が最小の格子点回りの近接格子点を算出し、前記近接格子点の算出を行った格子点を前記シンボル候補点に追加し、前記シンボル候補点の数が規定の数に達するまで前記シンボル候補点に採用されていない格子点のうち原点からの距離が最小の格子点回りの近接格子点を算出し近接格子点の算出を行った格子点をシンボル候補点に追加し、前記シンボル候補点の中から所定の条件を満たすシンボル点を選別するシンボルマッピングステップを有することを特徴とする。
本発明によれば、変調信号の多値化によりシンボル間の最小ユークリッド距離を拡大し雑音耐性を高めることで従来の方式より長距離伝送が可能になるという効果が得られる。
本発明の第1実施形態によるN次元空間における信号点配置を探索する処理動作を示すフローチャートである。 初期座標の決定の概念を示す説明図である。 近接格子点算出の概念を示す説明図である。 探索した変調フォーマットの最小ユークリッド距離を示す説明図である。 探索した変調フォーマットによる結果を示す図である。 本発明の第2実施形態による光送信機の構成を示すブロック図である。 探索された信号点配置を示す説明図である。 探索された信号点配置を示す説明図である。 探索された信号点配置を示す説明図である。 本発明の第6実施形態による光送信機の構成を示すブロック図である。 本発明の第7実施形態による光送信機の構成を示すブロック図である。 本発明の第8実施形態による光送信機の構成を示すブロック図である。
<第1実施形態>
以下、図面を参照して、本発明の第1実施形態による光送信機を説明する。始めに、N次元空間における信号点配置を探索する方法について説明する。図1は、N次元空間における信号点配置を探索する処理動作を示すフローチャートである。ここでは、N次元空間中における信号点配置を変調フォーマットと定義する。
まず光送信機は、探索する次元N(Nは4以上の整数)と探索を開始するN次元空間の初期座標の設定と探索する変調フォーマットの周波数利用効率の設定を行う(ステップS1)。初期座標をN次元ベクトルA0とした場合、A0の値は任意に選択することが可能であり、設定した値によって信号点配置が変化する。ここでは紙面の都合上、図2を用いて2次元平面に射影した状態での概念的な説明を行う。図2の左図のように初期座標A0を設定した場合、信号点は原点からの同心円上に配置されない。この状態を対称性無しとして定義する。同様に図2右図のようにA0を設定すると、原点からの同心円上に配置され、この状態を対称性有りと定義する。
次に、光送信機は、N次元の初期座標を中心座標として、中心座標に対するN次元空間での最密充填格子(参考文献1参照)の近接点を参考文献1の方法を用いて算出し、中心座標回りでの格子点の座標値を全て保持しておく(ステップS2)。
参考文献1:J.H.CONWAY, N.J.A.SLOANE "SPHERE PACKINGS, LATTICES AND GROUPS" Springer, 1999. pp.12-20, pp.94-135 Vol. 290.
この近接格子点の構成法によって振幅レベル数が変化する。具体的に図3を用いて説明を行う。紙面の都合上、図3はN次元空間中の2つの成分について2次元平面に射影した図であり、中心座標の周りにとり得る点が存在しており、どの点を取るかはここで図示していない他の次元の値によっても制限されるが、近接格子点は中心座標を中心に回転方向に対して自由度が存在する。構成例1に対して構成例2を採用した場合振幅レベル数が低減可能となる。
次に、光送信機は、初期座標回りでは全ての近接格子点が算出できているため、初期座標をシンボル候補点に追加する(ステップS3)。続いて、光送信機は、ここまでの処理で算出してきた格子点座標のノルムを計算し、最小値をとる格子点座標の全てに対して、前述したステップS2と同様な方法で近接格子点の算出を行い、算出した格子点の座標を保持しておく(ステップS4)。
次に、光送信機は、ステップS4で近接格子点の算出を行った格子点の座標をシンボル候補点に追加する(ステップS5)。続いて、光送信機は、ここまでの処理で算出したシンボル候補点の個数が、ステップS1で設定した周波数利用効率に対応したシンボル点数に以上であれば次に進み、シンボル候補点数が規定数に達していなければステップS4に戻る。
次に、光送信機は、送信電力に対する最小ユークリッド距離を最大化するために、シンボル候補点座標の原点からの距離(ノルム)を算出し、ノルムの小さいシンボル候補点から順に変調フォーマットのシンボル点に採用していくことによりシンボル点の選定を行う(ステップS7)。ノルムの値が同じ場合は、シンボル候補点の座標の各次元の中での最大振幅が小さいシンボル候補点を採用することで、最小ユークリッド距離を保ちつつ振幅レベル数を低減することが可能となる。そして、採用されたシンボル数がステップS1で設定した周波数利用効率に対応したシンボル数になるまで処理を繰り返す。また振幅レベル数を更に低減する必要がある場合では、最大振幅レベルが小さいシンボル候補点から採用を行い、最大振幅が同じ候補点については、ノルムが小さい候補点から採用していくことも可能である。
図4は本実施形態におけるN次元における信号点配置を探索する方法によって算出された4次元と8次元における変調フォーマットと従来の2次元変調の最小ユークリッド距離の比較結果を示す図である。最小ユークリッド距離は送信パワー一定の条件で比較しており、従来の方式と比較して4次元においても8次元においても最小ユークリッド距離が拡大していることが確認できる。
図5は探索した変調フォーマットによる結果を示す図である。縦軸に周波数利用効率、横軸に最小ユークリッド距離から求められるQPSKからの所要OSNRペナルティをとっており、従来技術は偏波多重の2次元変調である。図5から全ての周波数利用効率で改善が確認できる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態による光送信機を説明する。図6は、同実施形態による光送信機の構成を示すブロック図である。図6の光送信機は、バイナリ情報である送信データを、第1実施形態で算出された変調フォーマットにより、シンボルマッピング回路1で多値の変調信号に変換する。そして、変調信号を光変調器3によって光信号に変換する。この時、N次元における信号点配置は、同相搬送波、直交位相搬送波、時間、偏波、波長、空間(マルチモード、マルチコア)に全てまたは一部にマッピングされる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態による光送信機を説明する。図7は前述の探索方法によって探索された4次元空間における周波数利用効率6bps/Hzの信号点配置を示す図である。図7に示す信号点配置は次元数が4であり、振幅レベル数は等間隔で4レベルであり、相対的にそれぞれのレベルが−3,−1,1,3をとる。次元1と次元2、次元3と次元4が同時に振幅レベルの絶対値で3を取ることはなく、次元1と次元2、次元3と次元4の和を2で割った値が奇数でものをグループ1(図7中の○)、偶数であるものをグループ2(図7中の×)とした場合、取り得る信号点配置は、次元1,2の原点からの距離が√(2)であるとき次元3,4は次元1,2と同じグループの全ての座標を取ることができ、次元1,2の原点からの距離が√(10)であるとき次元3,4は次元1,2の座標と異なる座標でかつ次元1,2と同じグループの座標を取ることができ、信号点配置の数が64個になる。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態による光送信機を説明する。図8は前述の探索方法によって探索された4次元空間における周波数利用効率8bps/Hzの信号点配置を示す図である。図8に示す信号点配置は、次元数が4であり、振幅レベル数は等間隔で6レベルであり、相対的にそれぞれのレベルが−5,−3,−1,1,3,5をとる。次元1と次元2、次元3と次元4が同時に振幅レベルの絶対値で5を取ることはなく、次元1と次元2、次元3と次元4の和を2で割った値が奇数でものをグループ1(図8中の○)、偶数であるものをグループ2(図8中の×)とした場合、次元1,2の原点からの距離が√(2)であるとき次元3,4は次元1,2と同じグループの全ての座標を取ることができる。
また、次元1,2の原点からの距離が√(10)であるとき次元3,4は次元1,2と同じグループかつ原点からの距離が√(2)または√(10)または3√(2)または√(26)となる座標を取ることができる。また、次元1,2の原点からの距離が3√(2)であるとき次元3,4は次元1,2と同じグループかつ原点からの距離が√(2)または√(10)または3√(2)となる座標を取ることができる。また、次元1,2の原点からの距離が√(26)であるとき次元3,4は次元1,2と同じグループかつ原点からの距離が√(2)または√(10)となる座標を取ることができる。また、次元1,2の原点からの距離が6であるとき次元3,4は次元1,2と同じグループかつ原点からの距離が√(2)となる座標を取ることができ、信号点配置は256個となる。
<第5実施形態>
次に、本発明の第5実施形態による光送信機を説明する。図9は前述の探索方法によって探索された8次元空間における周波数利用効率6bps/Hzの信号点配置を示す図である。図9に示す信号点配置は、次元数が8であり、振幅レベル数は等間隔で4レベルであり、相対的にそれぞれのレベルが−3,−1,1,3である。次元1と次元2、次元3と次元4、次元5と次元6、次元7と次元8の和を2で割った値が奇数かつ次元1、次元3、次元5、次元7の振幅レベルが1または−3のものをグループ1(図9中の□)とする。奇数かつ次元1、次元3、次元5、次元7の振幅レベルが−1または3のものをグループ2(図9中の×)とする。偶数かつ次元1、次元3、次元5、次元7の振幅レベルが1または−3のものをグループ3(図9中の○)とする。偶数かつ次元1、次元3、次元5、次元7の振幅レベルが−1または3のものをグループ4(図9中の△)とする。
この場合、次元1,2、次元3,4、次元5,6、次元7,8の全てがグループ1に含まれる座標をとる。または次元1,2、次元3,4、次元5,6、次元7,8の全てがグループ2に含まれる座標をとる。または次元1,2、次元3,4、次元5,6、次元7,8のうち2つがグループ1に含まれる座標をとり残り2つがグループ2に含まれる座標をとる。または次元1,2、次元3,4、次元5,6、次元7,8の全てがグループ3に含まれる座標をとる。または次元1,2、次元3,4、次元5,6、次元7,8の全てがグループ4に含まれる座標をとる。または次元1,2、次元3,4、次元5,6、次元7,8のうち2つがグループ3に含まれる座標をとり残り2つがグループ4に含まれる座標をとることで、信号点配置の数は4096個となる。
<第6実施形態>
次に、本発明の第6実施形態による光送信機を説明する。図10は、同実施形態による光送信機におけるシンボルマッピング回路11と光変調回路21の構成を示すブロック図である。シンボルマッピング回路11は、N次元における信号点配置を探索する方法によって探索された変調フォーマットを用いて、入力されたビットに対して対応するシンボルとしてN次元ベクトルを算出する。そして、N次元ベクトルを2ポートの出力端子からN/2回のタイムスロットにわたって変調信号として出力する。
光変調回路21は、1個の光変調器211から構成され、シンボルマッピング回路11から出力された2系統の変調信号(変調信号1、変調信号2)により同相搬送波と直交位相搬送波の変調を行い、光信号を出力する。
<第7実施形態>
次に、本発明の第7実施形態による光送信機を説明する。図11は、同実施形態による光送信機におけるシンボルマッピング回路12と光変調回路22の構成を示すブロック図である。シンボルマッピング回路12は、N次元における信号点配置を探索する方法によって探索された変調フォーマットを用いて、入力されたビットに対して対応するシンボルとしてN次元ベクトルを算出する。そして、N次元ベクトルを4ポートの出力端子からN/4回のタイムスロットにわたって変調信号として出力する。
光変調回路22は、X偏波の変調を行う光変調器(X偏波)221とY偏波の変調を行う光変調器(Y変調)222から構成され、シンボルマッピング回路12から出力された4系統の変調信号(変調信号1〜4)により、X偏波とY偏波のそれぞれ同相搬送波と直交位相搬送波の変調を行い、合波器223によりX偏波とY偏波を合成した光信号を出力する。
<第8実施形態>
次に、本発明の第8実施形態による光送信機を説明する。図11は、同実施形態による光送信機におけるシンボルマッピング回路13と光変調回路23の構成を示すブロック図である。シンボルマッピング回路13は、N次元における信号点配置を探索する方法によって探索された変調フォーマットを用いて、入力されたビットに対して対応するシンボルとしてN次元ベクトルを算出する。そして、使用する波長数をM(Mは2以上N/4以下の整数)とすると、N次元ベクトルを4Mポートの出力端子からN/4M回のタイムスロットにわたって変調信号として出力する。
光変調回路23は、全ての波長に対してX偏波とY偏波の変調を行う2M個の光変調器231−1、2〜23M−1、2から構成され、シンボルマッピング回路13から出力された4M系統の変調信号により、全ての波長においてX偏波とY偏波のそれぞれ同相搬送波と直交位相搬送波の変調を行う。そして、X偏波とY偏波を合波器232−1〜Mによって合成後、合波器233によって全ての波長が多重された光信号を出力する。
このように、N次元における信号点配置を探索する方法において、N次元空間中の最密充填格子を用い、探索された信号点配置は、振幅レベル数の制限が可能で、信号点配置の対称性を有するようにした。
また、光送信機において、シンボルマッピング回路は、入力されたビット情報を、前述のN次元における信号点配置探索方法によって探索されたN次元における信号点配置により、変調信号に変換する回路を備え、光変調回路は、前記変調信号により光を変調する変調器を備えるようにした。
また、光送信機において、シンボルマッピング回路は、1シンボルにつきタイムスロットN/2個分の長さの変調信号を2系統出力するポートを備え、光変調回路は2系統の変調信号を1個の光変調器に入力し変調を行うようにした。
また、光送信機において、シンボルマッピング回路は、1シンボルにつきタイムスロットN/4個分の長さの変調信号を4系統出力するポートを備え、光変調回路は4系統の変調信号を、直交偏波について変調を行う2個の光変調器に入力し変調を行い、変調されたそれぞれの偏波を合成するようにした。
また、光送信機において、シンボルマッピング回路は、タイムスロットN/M(Mは2以上の整数)個分の長さの変調信号を4M系統出力するポートを備え、光変調回路は、4M系統の変調信号を入力し、波長λ1〜λMの両偏波について2M個の光変調器に入力し変調を行い、変調されたそれぞれの偏波を合成し、全ての波長を合成するようにした。
以上説明したように、最密充填格子を用い、信号点配置が対称性を有し、振幅レベル数の制限が可能な、N次元における信号点配置の探索方法により設計されたN次元における信号点配置をもとに、複数の次元わたり光信号の変調を行う光送信機を実現することができる。
この構成によれば、N次元信号点空間にて、最小ユークリッド距離を拡大し、信号点配置に対称性を有し、振幅レベル数の制限が可能な、N次元における信号点配置を探索する方法を提供することができる。また、このN次元における信号点配置を用いることで、最小ユークリッド距離を拡大し雑音耐性を高めることで従来の方式より長距離伝送可能であり、DACの要求条件を満たすことができ、受信側の信号処理アルゴリズムの複雑化が解消される光送信機を提供することができる。
前述した実施形態における光送信機をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、PLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されるものであってもよい。
以上、図面を参照して本発明の実施の形態を説明してきたが、上記実施の形態は本発明の例示に過ぎず、本発明が上記実施の形態に限定されるものではないことは明らかである。したがって、本発明の技術思想及び範囲を逸脱しない範囲で構成要素の追加、省略、置換、その他の変更を行ってもよい。
雑音耐性が高く、長距離伝送を可能とすることが不可欠な用途に適用できる。
1、11、12、13・・・シンボルマッピング回路、2、211、221、222、231、23M・・・光変調器、21、22、23・・・光変調回路、223、232、233・・・合波器

Claims (8)

  1. 光伝送装置に用いる光送信機であって、
    N(Nは4以上の整数)次元空間における初期座標を決定し、
    N次元空間中の最密充填格子を用い初期座標回りの最近接格子点座標を算出し、
    前記初期座標をシンボル候補点に追加し、
    前記シンボル候補点に採用されていない格子点のうち原点からの距離が最小の格子点回りの近接格子点を算出し、
    前記近接格子点の算出を行った格子点を前記シンボル候補点に追加し、
    前記シンボル候補点の数が規定の数に達するまで前記シンボル候補点に採用されていない格子点のうち原点からの距離が最小の格子点回りの近接格子点を算出し近接格子点の算出を行った格子点をシンボル候補点に追加し、
    前記シンボル候補点の中から所定の条件を満たすシンボル点を選別して、入力されたビット情報を信号点配置することにより変調信号に変換するシンボルマッピング回路と、
    前記変調信号により光を変調する光変調回路と
    を備えたことを特徴とする光送信機。
  2. 前記N次元の次元数が4であり、
    振幅レベル数は等間隔で4レベルであり、
    相対的にそれぞれのレベルが−3、−1、1、3であり、
    前記信号点配置の数が64個であることを特徴とする請求項1に記載の光送信機。
  3. 前記N次元の次元数が4であり、
    振幅レベル数は等間隔で6レベルであり、
    相対的にそれぞれのレベルが−5、−3、−1、1、3、5であり、
    前記信号点配置の数が256個であることを特徴とする請求項1に記載の光送信機。
  4. 前記N次元の次元数が8であり、
    振幅レベル数は等間隔で4レベルであり、
    相対的にそれぞれのレベルが−3、−1、1、3であり、
    前記信号点配置の数が4096個であることを特徴とする請求項1に記載の光送信機。
  5. 前記シンボルマッピング回路は、
    1シンボルにつきタイムスロットN/2個分の長さの変調信号を2系統出力するポートを備え、
    前記光変調回路は、
    前記2系統の変調信号を1個の光変調器に入力し変調を行う
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の光送信機。
  6. 前記シンボルマッピング回路は、
    1シンボルにつきタイムスロットN/4個分の長さの変調信号を4系統出力するポートを備え、
    前記光変調回路は、
    前記4系統の変調信号を、直交偏波について変調を行う2個の光変調器に入力し変調を行い、変調されたそれぞれの偏波を合成する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の光送信機。
  7. 前記シンボルマッピング回路は、
    タイムスロットN/M(Mは2以上の整数)個分の長さの変調信号を4M系統出力するポートを備え、
    前記光変調回路は、
    前記4M系統の変調信号を入力し、波長λ1〜λMの両偏波について2M個の光変調器に入力し変調を行い、変調されたそれぞれの偏波を合成し、全ての波長を合成する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の光送信機。
  8. 光伝送装置に用いる光送信機が行う光送信方法であって、
    N(Nは4以上の整数)次元空間における初期座標を決定し、
    N次元空間中の最密充填格子を用い初期座標回りの最近接格子点座標を算出し、
    前記初期座標をシンボル候補点に追加し、
    前記シンボル候補点に採用されていない格子点のうち原点からの距離が最小の格子点回りの近接格子点を算出し、
    前記近接格子点の算出を行った格子点を前記シンボル候補点に追加し、
    前記シンボル候補点の数が規定の数に達するまで前記シンボル候補点に採用されていない格子点のうち原点からの距離が最小の格子点回りの近接格子点を算出し近接格子点の算出を行った格子点をシンボル候補点に追加し、
    前記シンボル候補点の中から所定の条件を満たすシンボル点を選別するシンボルマッピングステップを
    有することを特徴とする光送信方法。
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