JP2016134600A - 半導体装置 - Google Patents

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佳孝 新井田
Yoshitaka Niida
佳孝 新井田
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Abstract

【課題】配線層を増加せずに、トランジスタの高調波信号を低減することができる半導体装置を提供することを課題とする。
【解決手段】半導体装置は、ゲート、ソース及びドレインを含むトランジスタ(104)と、前記トランジスタのゲートに接続されるゲート電極(G2)と、前記トランジスタのソースに接続されるソース電極(S2)と、前記トランジスタのドレインに接続されるドレイン電極(D1)と、前記ソース電極に接続され、前記ゲート電極の上方を覆う位置に配置されるソースウォール(W2)と、前記ゲート電極又は前記ドレイン電極に接続されるスタブ(101)とを有し、前記スタブは、前記ソースウォールと同じ層に形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置に関する。
素子形成領域内に、能動素子領域及びスタブ領域が設定された基板を備える半導体装置が知られている(特許文献1参照)。半導体素子は、能動素子領域の基板上に形成された半導体成長部と、半導体成長部上に形成された第1主電極及び第2主電極とで構成される。第1絶縁膜は、スタブ領域の基板の上面から半導体成長部の側面に亘って形成される。接地電極は、第1絶縁膜上に形成され、第2主電極と電気的に接続されている。第2絶縁膜は、接地電極上に形成される。スタブ電極は、第2絶縁膜上に形成され、第1主電極と電気的に接続されている。
半導体基板の表面部に形成された活性領域上に交互に1つずつ配置された複数のドレインフィンガ電極及びソースフィンガ電極を備える高出力電界効果トランジスタが知られている(特許文献2参照)。複数のゲートフィンガ電極は、隣接するドレインフィンガ電極及びソースフィンガ電極の各間にそれぞれ1つずつ配置される。ドレイン電極パッドは、活性領域の外側に配置され、複数のドレインフィンガ電極を連結する。ゲート電極パッドは、活性領域を間に挟んでドレイン電極パッドと対向して配置され、複数のゲートフィンガ電極を連結するゲートバスバーに接続される。ソース電極パッドは、活性領域から離れて配置され、ソースフィンガ電極を連結する。第1の導体層は、半導体基板の裏面に設けられる。バイアホールは、ソース電極パッドと半導体基板の裏面に設けられた第1の導体層との間に設けられる。第2の導体層は、バイアホール内に形成され、ソース電極パッドと第1の導体層とを接続する。複数のオープンスタブは、ドレイン電極パッドに接続される。
特開2011−171622号公報 特開平11−150126号公報
トランジスタの入力端子及び出力端子に高調波信号が伝搬すると、トランジスタの動作効率が低下してしまう。また、スタブを設けると、半導体装置の面積が大きくなってしまう。また、スタブのための新たな配線層を追加すると、プロセス数が増加し、コストが増加してしまう。
本発明の目的は、配線層を増加せずに、トランジスタの高調波信号を低減することができる半導体装置を提供することである。
半導体装置は、ゲート、ソース及びドレインを含むトランジスタと、前記トランジスタのゲートに接続されるゲート電極と、前記トランジスタのソースに接続されるソース電極と、前記トランジスタのドレインに接続されるドレイン電極と、前記ソース電極に接続され、前記ゲート電極の上方を覆う位置に配置されるソースウォールと、前記ゲート電極又は前記ドレイン電極に接続されるスタブとを有し、前記スタブは、前記ソースウォールと同じ層に形成される。
ソースウォールと同じ層にスタブを形成することにより、配線層を増加せずに、トランジスタの高調波信号を低減することができる。
図1(A)は第1の実施形態による半導体装置の構成例を示す平面図であり、図1(B)は図1(A)の半導体装置のIB−IB線に沿った断面図である。 図2は、図1(A)及び(B)の半導体装置の等価回路図である。 図3は、第1の参考技術による半導体装置の構成例を示す平面図である。 図4は、第2の参考技術による半導体装置の構成例を示す断面図である。 図5は、第2の実施形態による半導体装置の構成例を示す平面図である。 図6は、第3の実施形態による半導体装置の構成例を示す平面図である。 図7は、第4の実施形態による半導体装置の構成例を示す平面図である。
(第1の実施形態)
図1(A)は第1の実施形態による半導体装置の構成例を示す平面図であり、図1(B)は図1(A)の半導体装置のIB−IB線に沿った断面図である。図2は、図1(A)及び(B)の半導体装置の等価回路図である。
入力ノードINは、ゲートバス電極111に接続される。ゲートバス電極111は、ゲート分岐点113で複数のゲートフィンガ電極G1〜G5に分岐する。ゲートフィンガ電極G1〜G5は、それぞれ、GaNの高電子移動度トランジスタ(HEMT:High Electron Mobility Transistor)104のゲートに接続される。
なお、トランジスタ104は、高電子移動度トランジスタの例を以下に説明するが、MOS電界効果トランジスタ等のその他の電界効果トランジスタでもよい。
出力ノードOUTは、ドレインバス電極112に接続される。ドレインバス電極112は、ドレイン分岐点114で複数のドレインフィンガ電極D1〜D3に分岐する。ドレインフィンガ電極D1〜D3は、それぞれ、高電子移動度トランジスタ104のドレインに接続される。なお、出力ノードOUTには、例えば正のドレインバイアス電位が印加される。
基準電位ノード(グランド電位ノード)GNDは、ソースバス電極115に接続される。ソースバス電極115は、複数のソースフィンガ電極S1〜S3に分岐する。ソースフィンガ電極S1〜S3は、それぞれ、高電子移動度トランジスタ104のソースに接続される。
トランジスタ201は、ドレインがドレインフィンガ電極D1に接続され、ゲートがゲートフィンガ電極G1に接続され、ソースがソースフィンガ電極S1に接続される。トランジスタ202は、ドレインがドレインフィンガ電極D1に接続され、ゲートがゲートフィンガ電極G2に接続され、ソースがソースフィンガ電極S2に接続される。トランジスタ203は、ドレインがドレインフィンガ電極D2に接続され、ゲートがゲートフィンガ電極G3に接続され、ソースがソースフィンガ電極S2に接続される。トランジスタ204は、ドレインがドレインフィンガ電極D2に接続され、ゲートがゲートフィンガ電極G4に接続され、ソースがソースフィンガ電極S3に接続される。トランジスタ205は、ドレインがドレインフィンガ電極D3に接続され、ゲートがゲートフィンガ電極G5に接続され、ソースがソースフィンガ電極S3に接続される。高電子移動度トランジスタ104は、トランジスタ201〜205が並列に接続されている。これにより、高電子移動度トランジスタ104のサイズを大きくすることができる。
図1(B)に示すように、ゲートフィンガ電極G2は、ドレインフィンガ電極D1及びソースフィンガ電極S2の間に形成される。ゲートフィンガ電極G1は、ソースフィンガ電極S1及びドレインフィンガ電極D1の間に形成される。ゲートフィンガ電極G3は、ソースフィンガ電極S2及びドレインフィンガ電極D2の間に形成される。ゲートフィンガ電極G4は、ドレインフィンガ電極D2及びソースフィンガ電極S3の間に形成される。ゲートフィンガ電極G5は、ソースフィンガ電極S3及びドレインフィンガ電極D3の間に形成される。
次に、ソースウォールW1〜W5について説明する。図1(B)に示すように、ソースウォールW2は、ソースフィンガ電極S2に接続され、ゲートフィンガ電極G2の上方を覆う位置に配置される。ソースウォールW1は、ソースフィンガ電極S1に接続され、ゲートフィンガ電極G1の上方を覆う位置に配置される。ソースウォールW3は、ソースフィンガ電極S2に接続され、ゲートフィンガ電極G3の上方を覆う位置に配置される。ソースウォールW4は、ソースフィンガ電極S3に接続され、ゲートフィンガ電極G4の上方を覆う位置に配置される。ソースウォールW5は、ソースフィンガ電極S3に接続され、ゲートフィンガ電極G5の上方を覆う位置に配置される。
図1(B)において、ドレインフィンガ電極D1に正電位が印加され、ゲートフィンガ電極G2に負電位が印加されると、ソースウォールW2がない場合、ドレインフィンガ電極D1からゲートフィンガ電極G2への電界が集中し、ゲートフィンガ電極G2とドレインフィンガ電極D1との間の絶縁が劣化し、寿命が短くなってしまう。ソースウォールW2を設けることにより、ドレインフィンガ電極D1からゲートフィンガ電極G2への電界と、ドレインフィンガ電極D1からソースウォールW2への電界とに分散される。これにより、ゲートフィンガ電極G2とドレインフィンガ電極D1との間の絶縁劣化を防止し、寿命を長くすることができる。以上の理由により、ソースウォールW1〜W5が設けられる。
高電子移動度トランジスタ104を高効率動作させるため、非線形領域で動作させると、入力信号波形及び出力信号波形が歪む。そのため、高電子移動度トランジスタ104では、入力ノードINが接続されるゲートバス電極111及び出力ノードOUTが接続されるドレインバス電極112に対して、基本波信号の他、基本波信号の整数倍の周波数を持つ高調波信号が伝搬する。本実施形態では、出力ノードOUTが接続されるドレインバス電極112に伝搬する高調波信号を低減するため、オープンスタブ101を設ける。なお、入力ノードINが接続されるゲートバス電極111に伝搬する高調波信号を低減するためのオープンスタブについては、第2の実施形態で後述する。
オープンスタブ101は、一端がドレインバス電極112のドレイン分岐点114付近に接続され、他端が開放端である。また、図1(B)に示すように、オープンスタブ101は、ソースウォールW1〜W5と同じ層に形成される。また、オープンスタブ101の一部は、ゲートフィンガ電極G2及びドレインフィンガ電極D1の間の領域の上方に形成される。また、オープンスタブ101の他の一部は、ゲートフィンガ電極G1及びドレインフィンガ電極D1の間の領域の上方に形成される。
まず、ソースバス電極115、ソースフィンガ電極S1〜S3、ドレインバス電極112及びドレインフィンガ電極D1〜D3をオーミック接触により、それぞれ、高電子移動度トランジスタ104のソース及びドレインに接続するように、形成する。ソースバス電極115、ソースフィンガ電極S1〜S3、ドレインバス電極112及びドレインフィンガ電極D1〜D3の材料は、例えば金である。
次に、ゲートバス電極111及びゲートフィンガ電極G1〜G5を高電子移動度トランジスタ104のゲートに接続するように、形成する。ゲートバス電極111及びゲートフィンガ電極G1〜G5の材料は、例えば金である。
次に、それらを覆うように、SiN層(絶縁層)103を形成する。次に、ソースウォールW1〜W5及びオープンスタブ101を、同じ配線層に形成する。ソースウォールW1〜W5及びオープンスタブ101の材料は、例えば金である。その後、それらを覆うように、SiN層103を形成する。
以上のように、ソースウォールW1〜W5と同じ層に、ソースウォールW1〜W5とは分離され、かつゲートフィンガ電極G2等とドレインフィンガ電極D1等との間の領域の上方に例えば幅3μmのオープンスタブ(配線)101を形成する。オープンスタブ101の配線長は、高調波処理が最も効果的に効く長さとする。例えば、ドレイン電極112,D1〜D3の実効比誘電率εrは、ドレイン電極112,D1〜D3に影響を与える周囲の誘電体の平均の比誘電率である。入力ノードINの入力信号及び出力ノードOUTの出力信号の周波数は、例えば3GHzである。3GHzの基本波に対して、2倍波におけるインピーダンスをオープンとしたい場合、オープンスタブ101の総配線長を1/(80×εr 0.5)mとする。これにより、オープンスタブ101に入力した2倍波信号は、オープンスタブ101の開放端で反射し、オープンスタブ101の入力端で2倍波信号が打ち消される。オープンスタブ101を設けることにより、ドレインバス電極112における2倍波信号を低減することができ、高電子移動度トランジスタ104の動作効率を向上させることができる。
オープンスタブ101は、ゲートフィンガ電極G2及びドレインフィンガ電極D1の間の領域の上方において、ゲートフィンガ電極G2に対して平行に形成される。オープンスタブ101の総配線長がゲートフィンガ電極G2の幅より長い場合、図1(A)のように、オープンスタブ101を延長し、ゲートフィンガ電極G2に隣接するゲートフィンガ電極G1に対して平行にオープンスタブ101を形成する。すなわち、オープンスタブ101は、ゲートフィンガ電極G1及びドレインフィンガ電極D1の間の領域の上方において、ゲートフィンガ電極G1に対して平行に形成される。
図3は、第1の参考技術による半導体装置の構成例を示す平面図である。図3の半導体装置は、図1(A)及び(B)の半導体装置に対して、オープンスタブ101の代わりに、オープンスタブ301を設けたものである。オープンスタブ301は、トランジスタ領域の外の領域において、直線状に形成される。上記のように、基本波の周波数が3GHzの場合、オープンスタブ301の総配線長はmmオーダと長くなるので、半導体装置の面積が大きくなってしまう。
これに対し、図1(A)及び(B)の半導体装置では、オープンスタブ101がトランジスタ領域の上方に形成される。すなわち、オープンスタブ101は、ゲートフィンガ電極G2等及びドレインフィンガ電極D1等の間の領域の上方において、ゲートフィンガ電極G2等に対して平行に形成される。これにより、半導体装置101の面積を小さくすることができる。
図4は、第2の参考技術による半導体装置の構成例を示す断面図である。図4の半導体装置は、図1(A)及び(B)の半導体装置に対して、オープンスタブ101の代わりに、オープンスタブ401を設けたものである。オープンスタブ401は、ソースウォールW2等の上方の配線層に形成される。この場合、ソースウォールW2等の配線層とは別に、新たにオープンスタブ401のための配線層を追加する必要があり、プロセス数が増加し、コストが増加してしまう。すなわち、多層配線技術を必要とする。
これに対し、図1(A)及び(B)の半導体装置では、オープンスタブ101は、ソースウォールW2等と同じ層に形成される。これにより、オープンスタブ101のための新たな配線層を増加せず、すなわちプロセス数を増加せず、コスト増加を防止することができる。すなわち、多層配線技術を必要としない。
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態による半導体装置の構成例を示す平面図である。図5の半導体装置は、図1(A)及び(B)の半導体装置に対して、オープンスタブ101の代わりに、オープンスタブ501を設けたものである。以下、本実施形態が第1の実施形態と異なる点を説明する。
オープンスタブ501は、一端がゲートバス電極111のゲート分岐点113付近に接続され、他端が開放端である。また、オープンスタブ501は、図1(B)と同様に、ソースウォールW1〜W5と同じ層に形成される。また、オープンスタブ101の一部は、ゲートフィンガ電極G3及びドレインフィンガ電極D2の間の領域の上方に形成される。また、オープンスタブ101の他の一部は、図1(B)と同様に、ゲートフィンガ電極G2及びドレインフィンガ電極D1の間の領域の上方に形成される。また、オープンスタブ101のさらに他の一部は、ゲートフィンガ電極G1及びドレインフィンガ電極D1の間の領域の上方に形成される。
以上のように、ソースウォールW1〜W5と同じ層に、ソースウォールW1〜W5とは分離され、かつゲートフィンガ電極G3等とドレインフィンガ電極D2等との間の領域の上方に例えば幅3μmのオープンスタブ(配線)501を形成する。オープンスタブ501の配線長は、高調波処理が最も効果的に効く長さとする。例えば、ゲート電極111,G1〜G5の実効比誘電率εrは、ゲート電極111,G1〜G5に影響を与える周囲の誘電体の平均の比誘電率である。入力ノードINの入力信号及び出力ノードOUTの出力信号の周波数は、例えば3GHzである。3GHzの基本波に対して、2倍波におけるインピーダンスをオープンとしたい場合、オープンスタブ501の総配線長を1/(80×εr 0.5)mとする。これにより、オープンスタブ501に入力した2倍波信号は、オープンスタブ501の開放端で反射し、オープンスタブ501の入力端で2倍波信号が打ち消される。オープンスタブ501を設けることにより、ゲートバス電極111における2倍波信号を低減することができ、高電子移動度トランジスタ104の動作効率を向上させることができる。
オープンスタブ501は、ゲートフィンガ電極G3及びドレインフィンガ電極D2の間の領域の上方において、ゲートフィンガ電極G3に対して平行に形成される。オープンスタブ501の総配線長がゲートフィンガ電極G3の幅より長い場合、図5のように、オープンスタブ501を延長し、ゲートフィンガ電極G3に隣接するゲートフィンガ電極G2に対して平行にオープンスタブ501を形成する。すなわち、オープンスタブ501は、ゲートフィンガ電極G2及びドレインフィンガ電極D1の間の領域の上方において、ゲートフィンガ電極G2に対して平行に形成される。また、オープンスタブ501の総配線長がゲートフィンガ電極G3及びG2の幅より長い場合、図5のように、オープンスタブ501を延長し、ゲートフィンガ電極G2に隣接するゲートフィンガ電極G1に対して平行にオープンスタブ501を形成する。すなわち、オープンスタブ501は、ゲートフィンガ電極G1及びドレインフィンガ電極D1の間の領域の上方において、ゲートフィンガ電極G1に対して平行に形成される。
(第3の実施形態)
図6は、第3の実施形態による半導体装置の構成例を示す平面図である。図6の半導体装置は、図5の半導体装置に対して、オープンスタブ501の代わりに、ショートスタブ601を設けたものである。以下、本実施形態が第2の実施形態と異なる点を説明する。
ショートスタブ601は、一端が容量602を介してゲートバス電極111のゲート分岐点113付近に接続され、他端がビアホール603を介して基準電位ノード(グランド電位ノード)GNDに接続される。基準電位ノードGNDは、固定電位ノードである。ショートスタブ601は、ドレイン電極604の上方の領域を介して、ビアホール603に接続される。また、ショートスタブ601は、図1(B)と同様に、ソースウォールW1〜W5と同じ層に形成される。また、ショートスタブ601の一部は、ゲートフィンガ電極G3及びドレインフィンガ電極D2の間の領域の上方に形成される。また、ショートスタブ601の他の一部は、図1(B)と同様に、ゲートフィンガ電極G2及びドレインフィンガ電極D1の間の領域の上方に形成される。また、ショートスタブ601のさらに他の一部は、ゲートフィンガ電極G1及びドレインフィンガ電極D1の間の領域の上方に形成される。
以上のように、ソースウォールW1〜W5と同じ層に、ソースウォールW1〜W5とは分離され、かつゲートフィンガ電極G3等とドレインフィンガ電極D2等との間の領域の上方に例えば幅3μmのショートスタブ(配線)601を形成する。ショートスタブ601の配線長は、高調波処理が最も効果的に効く長さとする。例えば、ゲート電極111,G1〜G5の実効比誘電率εrは、ゲート電極111,G1〜G5に影響を与える周囲の誘電体の平均の比誘電率である。入力ノードINの入力信号及び出力ノードOUTの出力信号の周波数は、例えば3GHzである。3GHzの基本波に対して、2倍波におけるインピーダンスをオープンとしたい場合、ショートスタブ601の総配線長を1/(80×εr 0.5)mとする。これにより、ショートスタブ601に入力した2倍波信号は、ショートスタブ601の固定端で反射し、ショートスタブ601の入力端で2倍波信号が打ち消される。ショートスタブ601を設けることにより、ゲートバス電極111における2倍波信号を低減することができ、高電子移動度トランジスタ104の動作効率を向上させることができる。
ショートスタブ601の固定端では、ショートスタブ601をトランジスタ領域の外部まで引き出し、ショートスタブ601をビアホール603に接続する。ビアホール603は、基準電位ノードGNDに接続される。そのため、ショートスタブ601の入力端付近で、10pFの容量602をショートスタブ601に直列に接続することにより、ゲートバス電極111は基準電位ノードGNDに対して直流(DC)的に切断される。
(第4の実施形態)
図7は、第4の実施形態による半導体装置の構成例を示す平面図である。図7の半導体装置は、図6の半導体装置に対して、ショートスタブ601の代わりに、ショートスタブ701を設けたものである。以下、本実施形態が第3の実施形態と異なる点を説明する。
ショートスタブ701は、一端が容量702を介してドレインバス電極112のドレイン分岐点114付近に接続され、他端がビアホール703を介して基準電位ノード(グランド電位ノード)GNDに接続される。ショートスタブ701は、ドレイン電極604の上方の領域を介して、ビアホール703に接続される。また、ショートスタブ701は、図1(B)と同様に、ソースウォールW1〜W5と同じ層に形成される。また、ショートスタブ701の一部は、図1(B)と同様に、ゲートフィンガ電極G2及びドレインフィンガ電極D1の間の領域の上方に形成される。また、ショートスタブ701の他の一部は、ゲートフィンガ電極G1及びドレインフィンガ電極D1の間の領域の上方に形成される。
以上のように、ソースウォールW1〜W5と同じ層に、ソースウォールW1〜W5とは分離され、かつゲートフィンガ電極G2等とドレインフィンガ電極D1等との間の領域の上方に例えば幅3μmのショートスタブ(配線)701を形成する。ショートスタブ701の配線長は、高調波処理が最も効果的に効く長さとする。例えば、ドレイン電極112,D1〜D3の実効比誘電率εrは、ドレイン電極112,D1〜D3に影響を与える周囲の誘電体の平均の比誘電率である。入力ノードINの入力信号及び出力ノードOUTの出力信号の周波数は、例えば3GHzである。3GHzの基本波に対して、2倍波におけるインピーダンスをオープンとしたい場合、ショートスタブ701の総配線長を1/(80×εr 0.5)mとする。これにより、ショートスタブ701に入力した2倍波信号は、ショートスタブ701の固定端で反射し、ショートスタブ701の入力端で2倍波信号が打ち消される。ショートスタブ701を設けることにより、ドレインバス電極112における2倍波信号を低減することができ、高電子移動度トランジスタ104の動作効率を向上させることができる。
ショートスタブ701の固定端では、ショートスタブ701をトランジスタ領域の外部まで引き出し、ショートスタブ701をビアホール703に接続する。ビアホール703は、基準電位ノードGNDに接続される。そのため、ショートスタブ701の入力端付近で、10pFの容量702をショートスタブ701に直列に接続することにより、ドレインバス電極112は基準電位ノードGNDに対して直流(DC)的に切断される。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
101 オープンスタブ
103 SiN層
104 高電子移動度トランジスタ
111 ゲートバス電極
112 ドレインバス電極
113 ゲート分岐点
114 ドレイン分岐点
115 ソースバス電極
G1〜G5 ゲートフィンガ電極
S1〜S3 ソースフィンガ電極
D1〜D3 ドレインフィンガ電極
W1〜W5 ソースウォール

Claims (10)

  1. ゲート、ソース及びドレインを含むトランジスタと、
    前記トランジスタのゲートに接続されるゲート電極と、
    前記トランジスタのソースに接続されるソース電極と、
    前記トランジスタのドレインに接続されるドレイン電極と、
    前記ソース電極に接続され、前記ゲート電極の上方を覆う位置に配置されるソースウォールと、
    前記ゲート電極又は前記ドレイン電極に接続されるスタブとを有し、
    前記スタブは、前記ソースウォールと同じ層に形成されることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記スタブの少なくとも一部は、前記ゲート電極及び前記ドレイン電極の間の領域の上方に形成されることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記ゲート電極は、入力ノードに接続され、
    前記ドレイン電極は、出力ノードに接続され、
    前記ソース電極は、基準電位ノードに接続されることを特徴とする請求項1又は2記載の半導体装置。
  4. 前記ゲート電極は、複数のゲートフィンガ電極に分岐し、
    前記ソース電極は、複数のソースフィンガ電極に分岐し、
    前記ドレイン電極は、複数のドレインフィンガ電極に分岐し、
    前記ソースウォールは、複数のソースウォールであり、
    前記複数のソースウォールは、それぞれ、前記複数のソースフィンガ電極に接続され、前記複数のゲートフィンガ電極の上方を覆う位置に配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体装置。
  5. 前記スタブの少なくとも一部は、前記ゲートフィンガ電極に対して平行であることを特徴とする請求項4記載の半導体装置。
  6. 前記トランジスタは、高電子移動度トランジスタであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の半導体装置。
  7. 前記スタブは、一端が前記ドレイン電極に接続され、他端が開放端であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の半導体装置。
  8. 前記スタブは、一端が前記ゲート電極に接続され、他端が開放端であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の半導体装置。
  9. 前記スタブは、一端が容量を介して前記ゲート電極に接続され、他端が固定電位ノードに接続されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の半導体装置。
  10. 前記スタブは、一端が容量を介して前記ドレイン電極に接続され、他端が固定電位ノードに接続されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の半導体装置。
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