JP2016132053A - ロボットアーム機構及び直動伸縮機構 - Google Patents

ロボットアーム機構及び直動伸縮機構 Download PDF

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祐根 尹
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眞二 栗原
光 佐野
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光 佐野
順央 川口
Yorihisa Kawaguchi
順央 川口
宗祐 ▲高▼▲瀬▼
宗祐 ▲高▼▲瀬▼
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摩美 前田
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Abstract

【課題】直動伸縮機構における伸縮長の自由度の向上及び連結コマの収納スペースの狭小化を実現し得る構造を提供すること。
【解決手段】回転関節部と直動伸縮関節部とを有するロボットアーム機構において、直動伸縮関節部は、分離/連結される複数の連結コマ23を有する。連結コマの連結により柱状体2が構成される。格納部45は連結コマを格納する。支持部32は柱状体を支持する。支持部において連結コマは連結され/分離される。搬送部43は格納部と支持部との間で連結コマを搬送する。
【選択図】 図2

Description

本発明の実施形態はロボットアーム機構及び直動伸縮機構に関する。
垂直多関節部アーム機構には位置に関して3自由度(x,y,z)、姿勢に関して3自由度(φ,θ,ψ)が要求される。手先の併進移動は関節部J1,J2,J3にその連動回転を要求するため特に肘部と呼ばれる関節部J2の動きは非常に大きくしかもその動きを予測できず、特に特異点の近傍では肘部の動きが非常に高速になることは避けられない。肘関節を解消した上で6自由度を確保するための有効な対策の一つとして直動伸縮機構の採用がある。直動伸縮機構は従来の直動機構と比較して直動可動域が大きいことを特徴としている。直動伸縮機構では、屈曲自在に連結された複数の連結コマを備えており、連結コマの屈曲を拘束させ柱状体として送り出すことでアーム部を構成しており、またその屈曲を回復させて連結コマを引き戻し、中空の支持体に収納させるようにしている。
この直動伸縮機構では、伸縮長はそれを構成する連結コマの個数に応じて予め決まってしまうという制約がある。また収納に際して連結コマを収納するスペースを狭小化する必要もある。
目的は、直動伸縮機構における伸縮長の自由度の向上及び連結コマの収納スペースの狭小化を実現し得る構造を提供することにある。
本実施形態に係るロボットアーム機構は、回転関節部と直動伸縮関節部とを有する。直動伸縮関節部は、分離/連結される複数の連結コマを有する。連結コマの連結により柱状体が構成される。格納部は連結コマを格納する。支持部は柱状体を支持する。支持部において連結コマは連結され/分離される。搬送部は格納部と支持部との間で連結コマを搬送する。
図1は、本実施形態に係るロボットアーム機構の外観斜視図である。 図2は、図1のロボットアーム機構の内部構造を示す側面図である。 図3は、図1のロボットアーム機構を図記号表現により示す図である。 図4は、図1の連結コマの構造を示す平面図、側面図及び正面図である。 図5は、図4の連結コマの連結動作を示す図である。 図6は、図1の連結コマの他の構造例を示す平面図、側面図及び正面図である。
以下、図面を参照しながら本実施形態に係るロボットアーム機構を説明する。
図1、図2、図3に示すようにロボットアーム機構は、いわゆる垂直多関節アーム機構として構成され、略円筒形状の基部1と、基部1に支持されるアーム部2とからなる。アーム部2の先端にはエンドエフェクタと呼ばれる手先効果器3が取り付けられる。図1では手先効果器3として対象物を把持可能なハンド部を示している。手先効果器3としてはハンド部に限定されず、他のツール、またはカメラ、ディスプレイであってもよい。アーム部2の先端には任意の種類の手先効果器3に交換することができるアダプタが設けられていてもよい。
ロボットアーム機構は、複数、ここでは6つの関節部J1,J2,J3,J4,J5,J6がリンクされてなる。複数の関節部J1,J2,J3,J4,J5,J6は基部1から順番に配設される。一般的に、第1、第2、第3軸RA1,RA2,RA3は根元3軸と呼ばれ、第4、第5、第6軸RA4,RA5,RA6は手首3軸と呼ばれる。手首部4には手首3軸を構成する関節部J4,J5,J6が収納される。根元3軸を構成する関節部J1,J2,J3のうち少なくとも一つは直動関節である。ここでは第3関節部J3が直動関節、特に伸縮距離の比較的長い直動伸縮関節として構成される。
第1関節部J1は基台面に対して例えば垂直に支持される第1回転軸RA1を中心としたねじり関節である。第2関節部J2は第1回転軸RA1に対して垂直に配置される第2回転軸RA2を中心とした曲げ関節又はそれと同等のねじり関節構造である。第1関節部J1のねじり回転によりアーム部2がハンド部3とともに旋回する。第2関節部J2の曲げ回転によりアーム部2がハンド部3とともに第2関節部J2の第2回転軸RA2を中心に起伏動をする。第3関節部J3は、第2回転軸RA2に対して垂直に配置される第3軸(移動軸)RA3を中心として直線的に伸縮する関節である。第4関節部J4は、第3移動軸RA3に一致する第4回転軸RA4を中心としたねじり関節であり、第5関節部J5は第4回転軸RA4に対して直交する第5回転軸RA5を中心とした曲げ関節である。第6関節部J6は第4回転軸RA4に対して直交し、第5回転軸RA5に対して垂直に配置される第6回転軸RA6を中心とした曲げ関節である。
基部1を成すアーム支持体(第1支持体)11aは、第1関節部J1の回転軸RA1を中心に形成される略円筒形状の中空構造を有する。第1関節部J1が回転するとき、第1支持体11aはアーム部2の旋回とともに軸回転する。なお、第1支持体11aが接地面に固定されていてもよい。その場合、第1支持体11aとは独立してアーム部2が旋回する構造に設けられる。第1支持体11aの上部には第2支持部11bが接続される。
第2支持部11bは第1支持部11aに連続する中空構造を有する。第2支持部11bの一端は第1関節部J1の回転部に取り付けられる。第2支持部11bの他端は開放され、第3支持部11cが第2関節部J2の回転軸RA2を中心に起伏自在に嵌め込まれる。第3支持部11cは第1支持部11a及び第2支持部に連通する鱗状の中空構造を有する。第3支持部11cは、第2関節部J2の曲げ回転に伴ってその後部が第2支持部11bに収納され、また送出される。アーム部2の直動関節部を構成する第3関節部J3の後部はその収縮により第1支持部11aと第2支持部11bの連続する中空構造の内部に収納される。
第1関節部J1は円環形状の固定部と回転部とからなり、固定部において図示しない基台に固定される。回転部には第1支持部11aと第2支持部11bとが取り付けられる。第1関節部J1が回転するとき、第1、第2、第3支持体11a、11b、11cが第1回転軸RA1を中心としてアーム部2とハンド部3と共に旋回する。
第3支持部11cはその後端下部において第2支持部11bの開放端下部に対して回転軸RA2を中心として回動自在に嵌め込まれる。それにより回転軸RA2を中心とした曲げ関節部としての第2関節部J2が構成される。第2関節部J2が回動すると、アーム部2がハンド部3とともに第2関節部J2の回転軸RA2を中心に垂直方向に回動、つまり起伏動作をする。
上記の通り関節部としての第3関節部J3はアーム部2の主要構成物を構成する。アーム部2の先端に上述のハンド部3が設けられる。第1乃至第6関節部J1−J6の回転、曲げ、伸縮によりハンド部3の2指ハンドを任意の位置・姿勢に配置することが可能である。特に第3関節部J3の直動伸縮距離の長さは、基部1の近接位置から遠隔位置までの広範囲の対象にハンド部3で作用することを可能にする。
第3関節部J3はそれを構成する直動伸縮機構により実現される直動伸縮距離の長さが特徴的である。直動伸縮機構は複数の連結コマ23を有する。連結コマ23は、同一の形状且つ同一サイズを有する。連結コマ23は、前後端が開放する筒状体をなし、典型的には断面四角形の角筒状体に構成される。しかし連結コマ23は、それには限定されず、断面三角形、断面五角形、断面六角形、断面円形、断面楕円形等の筒状体であってもよい。連結コマ23は別体として構成される。複数の連結コマ23それぞれには連結手段は設けられている。連結手段の作用により複数の連結コマ23は一定の剛性を備えた柱状体に連結され、また連結解除されて個々に分離される。連結手段については後述する。連結された複数の連結コマ23は、一定の剛性を備えた柱状体としてのアーム部2を構成する。アーム部2は第3支持体11cの開口付近に取り付けられた射出部32に支持される。
射出部32は、連結コマ23を動通させるために連結コマ23の形状に対応する角筒形状のフレームに複数のローラ33が上下左右に分散して保持されてなる。これらローラ33により、連結コマ23の連結により構成されるアーム部2はその上下左右の4方向から強固に、しかし前後方向には移動自在に支持される。射出部32の底板中央部分はその中心線と平行に長方形に切り欠かれ開口されている。その開口部分にはドライブギア29が挿入されている。ドライブギア29は図示しない減速器を介してモータに接続される。ドライブギア29は連結コマ23の底板表面に中心軸と平行に形成されている図示しないリニアギアにかみ合わされる。連結コマ23が射出部32により接合され柱状体に構成されたとき、リニアギアは直線状に連なる。直線状に連なったリニアギアはドライブギア29とともにいわゆるラックアンドピニオン機構を構成する。ドライブギア29の順回転により、アーム部2は射出部32から送り出される。ドライブギア29の逆回転によりアーム部2は射出部32に引き戻される。
射出部32内には、複数の連結コマ23それぞれに設けられた連結手段に係合して複数の連結コマ23を連結し、またそれを解除して分離するための連結/解除手段が設けられる。連結/解除手段として、射出部32の上板には連結/解除ピン41が下方に向かって支持され、下板には連結/解除ピン42が上方に向かって支持される。連結/解除ピン41,42は射出部32の中心線を解して対峙される。連結/解除ピン41,42は射出部32の中心線に向かう方向、換言すると互いに接近する方向に例えばコイルバネにより付勢される。射出部32に収容されている連結コマ23の上面に連結/解除ピン41が強く押し付けられ、下面には連結/解除ピン41が強く押し付けられる。アーム部2が前方に送り出されるとき、射出部32内に設けられた連結/解除ピン41,42により連結される。連結コマ23は後方に引き戻されるときに連結/解除ピン41,42により分離される。
分離された連結コマ23は例えば縦列に積み重ねられた状態で第1支持体11a内の収納部45に収納される。もちろん分離された連結コマ23を横向き又は斜めに積み重ねた状態で第1支持体11a内の収納部45に収納するようにしてもよい。連結コマ23は個々に分離されているので、収納姿勢としての自由度は、連結ピンで連結コマ23を屈曲自在に連結させて分離できない構造の例に比べて非常に高く収納スペースの狭小化を実現し得る。また連結コマ23は個々に分離されているので、収納個数を増減させることにより直動伸縮機構におけるアーム部2の伸縮長を簡易且つ任意に変更させるこができる。
収納部45としては例えば連結コマ23の幅と等価距離を隔てて対向配置される一対のリニアなベルトコンベアで構成される。ベルトコンベアはその搬送方向が第1支持体11aの中心軸と平行になるよう配置され、収納部45に送り込まれた連結コマ23を一対のベルトコンベアで挟み、その状態で第1支持体11aの底部に向かって順次移動し、その位置で保持する。収納部45の構成はベルトコンベアに限定されることはなく、複数のドライブギアが二列に配列された構成であってもよい。
収納部45と射出部32との間には搬送部43が設けられる。搬送部43は収納部45から射出部32に連結コマ23を搬送するとともに連結コマ23を射出部32に押し出す。また搬送部43は射出部32から連結コマ23を引き戻し、収納部45に搬送する。搬送部43は連結コマ23を射出部32に押し出し、射出部32から引き戻し、射出部32と収納部45との間で連結コマ23を搬送する機能とともに、連結コマ23の向きを例えば90度変更する機能を備える。そのために搬送部43としては例えば対向配置される略1/4円弧状の一対のベルトコンベアで構成される。一対のベルトコンベアは、連結コマ23の幅と等価距離を隔てて配置されており、連結コマ23で挟み、その状態で収納部45と射出部32との間で連結コマ23を搬送する。搬送部43の構成はベルトコンベアに限定されることはなく、複数のドライブギアが二列に配列された構成であってもよい。また搬送部43と収納部45とを一体として構成してもよい。
図4(a)、図4(b)、図4(c)は連結コマ23の側面図、平面図、正面図をそれぞれ示している。連結コマ23は角筒状体であり、その前端部にはそれから突出した状態に枠形の差込部67が設けられている。差込部67の外形は連結コマ23の中空部55の四角内形に対応するよう四角形状に構成される。また差込部67は、連結コマ23の中空部55にその後方から差し込み、且つその差し込んだ状態が微小な外力、少なくとも重力程度では簡単に脱落しない程度に、連結コマ23の中空部55の内法より若干小さい外法に形成される。さらに差込部67の突き出し長は、その差込部67で連結された複数の連結コマ23からなる柱状体が一定以上の剛性を確保するのに必要とされる長さに設計される。
さらに連結コマ23の中空部55から、その後方の連結コマ23の差込部67が不測に脱落する事態を解消し、前後の連結コマ23どうしの連結状態を保持するための構造として、連結コマ23の上板57の後部略中央位置に当該後部から先端部分が突出した状態で、先端がかぎ状に屈曲した可動フック51を設け、そしてその可動フック51を引っ掛けるためのかぎ状に窪んだフックホール52を連結コマ23の上板57の前部略中央位置に設けている。可動フック51はその中央位置から少し後方にずれた位置において揺動可能に軸支され、且つ先端がコマ中心軸に向かう方向に付勢されている。同様に、連結コマ23の下板59の後部略中央位置にも可動フック53を設け、フックホール54を連結コマ23の下板59の前部略中央位置に設けている。
前位置の連結コマ23の可動フック51、53が後位置の連結コマ23のフックホール52、54にそれぞれ勘合することによりこれら前後の連結コマ23は強固に連結状態が確保され、その状態が連続することにより柱状体として構成され得る。
図5には射出部32における連結動作を示している。まず図5(a)に示すように射出部32に3つの連結コマ23a,23b,23cが収容されている状態にあるとする。前方の2つの連結コマ23a,23bは差込部67及び可動フック51、53で連結状態にある。後方の連結コマ23cは搬送部43により射出部32に押し出される。中央の連結コマ23bの可動フック51、53はそのバネ付勢により閉じた状態にあり、中央の連結コマ23bの可動フック51、53の後端が後方の連結コマ23cの先端部分に当接する。この状態のまま、後方の連結コマ23cが搬送部43に射出部32に押し出され、前方の2つの連結コマ23a,23bが後方の連結コマ23cとともに前方に移動される。
そのまま図5(b)に示すように中央の連結コマ23bの可動フック51、53の先端部分が連結/解除ピン41,42に当接する位置まで移動された時、可動フック51、53は連結/解除ピン41,42のバネ付勢により押されて回動され、外側に開いた状態になる。それにより搬送部43に前方に向かって押し出されている後方の連結コマ23cの差込部67は、中央の連結コマ23bの中空部55にその後端から差し込まれる。
さらに連結コマ23bが移動され、図5(c)に示すように連結/解除ピン41,42が連結コマ23bの可動フック51、53の回転軸を通過すると、可動フック51、53及び連結/解除ピン41,42のバネ付勢により可動フック51、53がコマ中心軸と平行な状態に復帰する。可動フック51、53の先端のかぎ状部分がフックホール52、54に勘合する。それによりこれら前後の連結コマ23b,23cは強固に連結状態が確保される。このような連結動作が繰り返され、複数の連結コマ23が強固に連結されながら柱状体が構成され、アーム2として射出部32から前方に伸張する。
アーム2を収縮させるときには、上記連結動作とは逆の動きとなり、ドライブギア29及び搬送部43の連動による引き戻しにより連結コマ23の可動フック51、53が連結/解除ピン41,42により外側に開かれて可動フック51、53とフックホール52、54との勘合が開放されて連結保持状態が解除され、その状態のまま搬送部43により引き戻されることにより、連結コマ23の差込部67が前方の連結コマ23の中空部55から引き抜かれ、連結コマ23が分離される。分離された連結コマ23は搬送部43で搬送され、収納部45に受け渡され、分離した状態のまま収納される。
上述では連結コマ23同士の連結状態を確保するために可動フック51、53とフックホール52、54との構造を説明した。しかし当該構造はそれには限定されない。例えば図6に示す構造であってもよい。連結コマ23の後端部分に短冊形状の連結子71、73を往復移動自在に設け、連結コマ23の前端部分に連結子71、73が挿入される受け孔72,74を設け、前方の連結コマ23の連結子71、73を後方の連結コマ23の受け孔72,74に挿入することにより前後の連結コマ23の連結状態を確保する。具体的には連結コマ23の上板57の後端部分に連結子71をその長手方向に沿って往復移動自在に支持させる。また連結子71は連結コマ23の上板57の幅中央位置に配される。連結子71は連結コマ23の上板57の内部に収納され、その位置から当該後端から連結子71の略半分程度が突出するまでの範囲で移動される。さらに連結子71の移動軸はコマ中心軸に対して傾斜する、より具体的には後方に向かってコマ中心軸に接近する向きに若干傾斜している。この連結子71の傾斜に対応して挿入される受け孔72も傾斜して形成される。
同様に連結コマ23の下板59の後端部分にも連結子73がその長手方向に沿って往復移動自在に支持されている。連結子73は連結コマ23の下板59の幅中央位置に配され、連結コマ23の下板59の内部に収納され、その位置から当該後端から連結子73の略半分程度が突出するまでの範囲で移動される。この連結子73の移動軸もコマ中心軸に接近する向きに若干傾斜している。連結子73の傾斜に対応して挿入される受け孔74も傾斜して形成されている。連結子71、73は連結コマ23のコマ中心軸に向かって斜めに互いに接近するよう移動するので、連結された前後の連結コマ23の脱落が抑止される。
連結子71、73の移動は任意の手法で実現すればよく、例えば磁力を利用してもよいし、外部固定ピンで連結コマ23の移動に伴って連結子71、73を移動させる構造を採用してもよい。
本実施形態によれば、連結コマは個々に分離されているので、収納姿勢としての自由度は、連結ピンで連結コマを屈曲自在に連結させて分離できない構造の例に比べて非常に高く収納スペースの狭小化を実現し得る。また連結コマは個々に分離されているので、収納個数を増減させることにより直動伸縮機構におけるアーム部2の伸縮長を簡易且つ任意に変更させることもできる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…基部、2…アーム部、3…手先効果器、J1,J2,J4,J5,J6…回転関節部、J3…直動関節部、11a…第1支持体、11b…第2支持体、11c…第3支持体、23…連結コマ、41,42…連結/解除ピン、43…搬送部、45…収納部、51、53…可動フック、52、54…フックホール、55…中空部、67…差込部。

Claims (10)

  1. 回転関節部と直動伸縮関節部とを有するロボットアーム機構において、
    前記直動伸縮関節部は、
    分離/連結される複数の連結コマと、前記連結コマの連結により柱状体が構成される、
    前記連結コマを格納する格納部と、
    前記柱状体を支持する支持部と、前記支持部において前記連結コマは連結され/分離される、
    前記格納部と前記支持部との間で前記連結コマを搬送する搬送部とを具備することを特徴とするロボットアーム機構。
  2. 前記連結コマは筒状体であることを特徴とする請求項1記載のボットアーム機構。
  3. 前記連結コマの前端には前記連結コマの中空部の後端に差し込まれる差込部が設けられていることを特徴とする請求項2記載のボットアーム機構。
  4. 前記連結コマ各々には揺動可能に軸支されるフックと前記フックの受け部とが前後に分離して設けられ、前記フックが前記受け部に勘合することにより前記連結コマの連結状態が保持されることを特徴とする請求項1記載のボットアーム機構。
  5. 前記フックは前記受け部に勘合する向きに付勢されることを特徴とする請求項4記載のボットアーム機構。
  6. 前記支持部には前記連結コマの移動に伴って前記フックを押圧してその付勢に抗する向きに回動させる構造が設けられていることを特徴とする請求項5記載のボットアーム機構。
  7. 前記連結コマ各々には移動自在の連結板と前記連結板が挿入される受け孔とが前後に設けられ、前記連結コマ各々の前記連結板がそれに隣接する前記連結コマの前記受け孔に挿入されることにより前記連結コマの連結状態が保持されることを特徴とする請求項1記載のボットアーム機構。
  8. 前記連結板は磁力により往復動されることを特徴とする請求項7記載のボットアーム機構。
  9. 前記搬送部は前記連結コマの姿勢を変化させることを特徴とする請求項1記載のボットアーム機構。
  10. 分離/連結される複数の連結コマと、前記連結コマの連結により柱状体が構成される、
    前記連結コマを格納する格納部と、
    前記柱状体を支持する支持部と、前記支持部において前記連結コマは連結され/分離される、
    前記格納部と前記支持部との間で前記連結コマを搬送する搬送部とを具備することを特徴とする直動伸縮機構。
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