JP2016131270A - 眼鏡型ディスプレイ及び側頭部密着システム - Google Patents

眼鏡型ディスプレイ及び側頭部密着システム Download PDF

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Yasuo Katano
泰男 片野
川島 伊久衞
Ikue Kawashima
伊久衞 川島
平野 成伸
Shigenobu Hirano
成伸 平野
祐馬 臼井
Yuma Usui
祐馬 臼井
愛乃 長谷川
Yoshino Hasegawa
愛乃 長谷川
大島 淳
Atsushi Oshima
淳 大島
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Abstract

【課題】眼鏡型ディスプレイにおける装着・脱離の簡便性を維持し、かつ、装着時における鼻や耳への負荷を低減する。【解決手段】本発明は、画像情報に応じた画像を表示するための画像表示部20と、この画像表示部20を使用者の眼前に支持し、使用者の側頭部に当接する左右一対のテンプル100とを有する眼鏡型ディスプレイであって、上記テンプル10に、このテンプル10と側頭部との密着力を低下させるための側頭部密着部体40Aを設けている。【選択図】図4

Description

本発明は、眼鏡型ディスプレイ及び側頭部密着システムに関する。
従来、ヘッドマウントディスプレイ、特に、眼鏡型ディスプレイと呼称されているものとして、テンプルの前端部に画像表示部と鼻パッドを配設するとともに、そのテンプルの後端部に耳パッドを取り付けた形態のものがある。
眼鏡型ディスプレイは、頭部に装着されて、映像等の画像情報を使用者に表示する機能を有するものである。
このような形態の眼鏡型ディスプレイでは、上記画像表示部とともに、この画像表示部に画像情報を表示するための画像表示ユニット,駆動回路及び光源が使用者の眼前付近に配置されている。このため、前方が重い構造、従ってまた、鼻への負荷が極めて高い構造となっている。
一般に、眼鏡型ディスプレイの重量は40gから100g程度であり、また、鼻パッドと耳パッドでの重量比は8:2〜9:1となり、この場合、鼻パッドには30gから80g程度の荷重が加わる。
近視矯正眼鏡では、鼻パッドへの荷重は10g程度であり、通常の近視矯正眼鏡の3倍から8倍もの荷重が鼻にかかるため、眼鏡型ディスプレイを長時間装着すると鼻パッド付近が赤く炎症して痛みが発生する虞がある。
この問題を解決するため、例えば、特許文献1には、テンプル構造を工夫して眼鏡型ディスプレイに付属するケーブル重量の低減することにより装着感の改善を図ろうとはした構造が開示されている。
しかし、特許文献1に開示された従来技術では、構造的に表示部そのものの重量による鼻への負荷低減になってはいない。
一方、特許文献2には、眼鏡型ディスプレイの筐体に頭部周囲へ固定するフレームを付帯した構造のものが開示されている。
この場合、鼻への負荷低減にはなるが、その固定したフレームにより頭部への締め付けが強くなり、また、眼鏡型ディスプレイを頭部から外すとき、固定フレームが邪魔になり外しにくい。
以上のとおり、上記特許文献1,2に開示された従来技術は、いずれも眼鏡型ディスプレイにおける鼻への負荷を低減するために、フレーム形状を工夫するにとどまるものである。
従って、鼻への負荷を低減するフレーム構造はあるものの、その場合、装着がしづらく、眼鏡型という本来持っている装着・脱離の簡便性が損なわれるという課題が未解決のままである。
そこで本発明は、上記従来技術の課題を鑑みてなされたものであり、眼鏡型ディスプレイにおける装着・の簡便性を維持し、かつ、装着時における鼻や耳への負荷を低減する眼鏡型ディスプレイの提供を目的としている。
上記課題を解決するための請求項1記載の本発明は、画像情報に応じた画像を表示するための画像表示部と、この画像表示部を使用者の眼前に支持し、使用者の側頭部に当接する左右一対のテンプルとを有する眼鏡型ディスプレイにおいて、上記テンプルに、このテンプルと側頭部との密着力を低下させるための側頭部密着部体を設けたことを特徴としている。
本発明によれば、眼鏡型ディスプレイにおける装着・脱離の簡便性を維持し、かつ、装着時における鼻や耳への負荷を低減することができる。
一例に係る眼鏡型ディスプレイの概略側面図である。 同上の一例に係る眼鏡型ディスプレイを頭部に装着した様子を示す側面図である。 画像投影光学ユニットと画像表示部の概略構成を示す側面図である。 本発明の第一の実施形態に係る眼鏡型ディスプレイを頭部に装着した様子を示す側面図である。 同上の第一の実施形態に係る眼鏡型ディスプレイを頭部に装着した様子を示す上面図である。 図5に包囲線Iで示す部分の部分拡大図である。 粘着層の粘着性を示すグラフであり、縦軸が粘着力、横軸が温度を示している。 側頭部密着システムの電気的構成を示すブロック図である。 同上の側頭部密着システムの動作内容を示すフローチャートである。 第二の例に係る側頭部密着部体を示す部分拡大図であり、図5に包囲線Iで示す部分に相当している。 粘着層の粘着性を示すグラフであり、縦軸が粘着力、横軸が温度を示している。 同上の側頭部密着システムの動作内容を示すフローチャートである。 第三の例に係る側頭部密着部体を示す部分拡大図である。 弾性層の粘着力を示すグラフであり、縦軸が粘着力、横軸が中空弾性支持部材の内部圧力を示している。 本システムの動作内容を示すフローチャートである。
以下に、本発明を実施するための形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、それらの重複した説明は適宜に簡略化し又は省略する。
図1は、一例に係る眼鏡型ディスプレイの概略側面図、図2は、図1に示す眼鏡型ディスプレイを頭部に装着した様子を示す側面図である。
図1,2に示すように、一例に係る眼鏡型ディスプレイ100は、互いに所要の間隔にし、使用者の側頭部に当接する左右一対のテンプル10,10(一方は図示しない)の前端部間に画像表示部20,20を配設したものである。
上記各テンプル10,10の各後端部には、耳パッド11,11が取り付けられ、また、画像表示部20,20間には鼻パッド21が突設されている。
テンプル10,10の前端部近傍には、画像表示部20,20に画像を映す機能を有する画像投影光学ユニット30,30が配設されている。
上記画像投影光学ユニット30,30と画像表示部20,20とは、それらを支持する筐体34,34を介してテンプル10,10によって保持されている。
すなわち、眼鏡型ディスプレイ100は、鼻パッド21と耳パッド11,11により鼻部と耳部を支持点1,2として頭部に保持されている。なお、Gは眼鏡型ディスプレイ100の重心位置を示している。
図3は、画像投影光学ユニット30、画像表示部20の概略構成を示す側面図である。
画像投影光学ユニット30は、画像情報を画像表示部20に投影するための光源31、画像情報により画像を映す例えば液晶パネル32及び光軸を調整するレンズ群33から構成されたものである。
画像表示部20は、画像情報に応じた画像を表示するためのものである。すなわち、画像表示部20は、網膜に画像を映すためのものであり、それは、反射防止膜を形成した三角プリズムを有する光導波路20aにより構成されている。
これにより、画像投影光学ユニット30から導出された光は、三角プリズムにより屈折し、光導波路20a中を何度か全反射しながら、もう一方の三角プリズムで屈折して眼球に画像が投影されることになる。
なお、図3では、全反射しながらの光路を省略して1本の直線のように記載している。
また、本実施形態において示す画像表示部20は、両眼に画像を表示する構成のものを例として示しているが、片眼のみに画像を表示する構成としてもよいことは勿論である。
ところで、光源31からの光量は距離の2乗で減衰する。このため、画像投影光学ユニット30と画像表示部20の距離はできるだけ短いほうがよく、眼鏡型ディスプレイ100では画像投影光学ユニット30が眼鏡型ディスプレイ100の前方に位置している。このため、図2に示すように、眼鏡型ディスプレイの重心点は鼻近傍に近い位置となる。
従って、眼鏡型ディスプレイ100の重量のうち、鼻への荷重比率は80%から90%近くになる。
例えば、眼鏡型ディスプレイ100の重量が片眼タイプで40g、両眼タイプで100gであると、鼻への荷重は、片眼タイプで30gから40gの間、両眼タイプで80gから90gの間となる。このため、長時間、眼鏡型ディスプレイを着用すると鼻に損傷を及ぼす虞があるのである。
図4は、本発明の第一の実施形態に係る眼鏡型ディスプレイを頭部に装着した様子を示す側面図、図5は、その第一の実施形態に係る眼鏡型ディスプレイを頭部に装着した様子を示す上面図である。また、図6は、図5に包囲線Iで示す部分の詳細を部分拡大図である。
本発明の第一の実施形態に係る眼鏡型ディスプレイ110は、これを頭部に固定するための側頭部密着システムを有するものであり、テンプル10,10に配設した側頭部密着部体40A及びコントローラ60(図8参照)を有している。
側頭部密着部体40Aは、上記テンプル10,10に、このテンプル10,10と側頭部3との密着力を低下させるためのものである。
この側頭部密着部体40Aは、支持部材41、加熱素子42、粘着層43及び温度センサ44を主要の構成としたものであり、それらの詳細は次のとおりである。
支持部材41は、画像表示部20を使用者の眼前に支持するものである。
この支持部材41は、側頭部3の形状に沿う凹曲面にした側頭部対向面41aと、テンプル10に固定するためのテンプル固定面41bとを形成した上面視略台形にしている。
加熱素子42は、粘着層43を加熱するものであり、平板形の面状に形成されたものを採用している。
なお、本実施形態においては、三つの加熱素子(以下、「面状加熱素子」という。)42を所要の間隔に配設したものを示しているが、その形状や数は、粘着層43の材質や大きさ等に合わせて適宜に採用する。
また、側頭部対向面41aの全面に粘着層43を被覆形成した例について示すが、それらに限るものではないことは勿論である。
粘着層43は、側頭部3に粘着させるためのものであり、側頭部対向面41aの全面に被覆形成され、また、三つの面状加熱素子42が埋設されている。
温度センサ44は、上記した支持部材41に埋設されており、粘着層43の温度を測定できるようにしている。
支持部材41は、頭部形状にできるだけ密接しやすいように弾性を有することが望ましい。また、各面状加熱素子42で生じる熱を保温できるようにするため熱伝導率の低い素材が望ましい。具体的には、ゴム硬度50度から70度程度のポリウレタン,シリコーンゴム,天然ゴム等のエラストマーがよい。
図7は、 粘着層43の粘着性を示すグラフであり、縦軸が粘着力、横軸が温度を示している。
粘着層43に用いる粘着剤は、図7に示すように、体温よりも高い例えば50℃付近までは皮膚に密着する程度の粘着力を有し、50℃以上では皮膚に密着しない程度に粘着力が弱くなる性質を有したものである。
加熱により粘着力が低下する粘着剤としては、室温以下のガラス転移温度(Tg)を有するエラストマーと結晶性ポリマーが混合して海島構造を形成した粘着剤が適する。
粘着性を有するエラストマー中に島状に点在するする結晶性ポリマーを融点以上に加熱すると溶融した結晶性ポリマーが粘着性を示すエラストマー表面を被い、粘着力が弱くなる。さらに、加熱後、結晶性ポリマーの凝固点以下に冷却すると溶融した結晶性ポリマーが結晶化し、エラストマー中に島状に点在し、エラストマーが表面にむき出し、再び、粘着性を帯びる。
上記した温度センサ44はコントローラ60の入力側に、また、面状加熱素子42は出力側にそれぞれ有線又は無線により接続されている。
上記の構成によれば、体温程度の温度では粘着層43は皮膚に密着して大きな摩擦係数を示すため、摩擦力が極めて高く、皮膚から側頭部密着部体40Aがずれることがない。これにより、眼鏡型ディスプレイ110を側頭部3でしっかりと支持できるため、鼻への荷重が低減し、鼻への負荷が小さくなる。
眼鏡型ディスプレイ110を外す時は、外す動作に応じて発せられる電気信号に基づき、コントローラ60から面状加熱素子42に接続された信号線(図示していない)を通じて通電駆動して粘着層43を50℃程度で1から2秒間加熱する。
加熱によって粘着層43の粘着力が弱まり摩擦係数が小さくなるため、眼鏡型ディスプレイ110を容易に外すことができる。
このとき、面状加熱素子42の駆動時間が短いため、熱による皮膚へのダメージや熱による刺激はほとんどなく、使用者は熱を感じることなく眼鏡型ディスプレイ110を外すことができる。
なお、眼鏡型ディスプレイ110は、これの装着・脱離を繰り返し行うため、粘着層43は、一度加熱して粘着力が弱くなっても、体温以下の温度に戻ると、粘着力が大きくなる、すなわち、温度による粘着力の変化が可逆的であることが望ましい。
また、側頭部3への密着力を直接検出することが困難であるため、本発明者らは、粘着層43に隣接して設置した温度センサ44を、側頭部3への密着力を検出する手段としている。
すなわち、図7に示すように、温度と粘着力の関係を示すデータテーブルに基づき、粘着層43の温度を検出することにより、装着時と脱離時における側頭部3への密着力を制御している。
図8は、側頭部密着システムの電気的構成を示すブロック図である。
コントローラ60は、CPU(Central Processing Unit)とインターフェース回路(いずれも図示しない)を有して構成されている。
コントローラ60の入出力ポートには、駆動回路61、センサー回路62、表示機構63及び脱離時オン/オフスイッチ64がそれぞれ適宜接続されている。
駆動回路61は、面状加熱素子42を駆動させるものである。なお、同図に示す電気的構成は、以下に示す第二,第三の実施形態においても同等の構成であるので、それらにおいて説明する冷却素子、圧力ポンプ、開閉バルブについても同図中に記載している。
本実施形態においては、コントローラ60が本システムの制御中枢をなすコンピュータである。
コントローラ60は、これに接続されている図示しないメモリに、上記した図7に示すグラフのデータテーブルが記憶されているとともに、所要のプログラムの実行により、次の機能を発揮する。
(1)眼鏡型ディスプレイ110の脱離時には、側頭部密着部体40Aによって側頭部とテンプルの密着力を低くする機能。この機能を「密着力調整手段60a」という。
本実施形態においては、温度センサ44により検出した粘着層43の温度に基づいて、その粘着層43を加熱している。
具体的には、温度と粘着力の関係を示すデータテーブルに基づき、装着時と脱離時の密着力を制御している。
さらには、眼鏡型ディスプレイ110を装着したとき、面状加熱素子42によって粘着層43の加熱を行わず、これにより、側頭部3への粘着力を強めて該側頭部3とテンプル10の密着力を高くしておく。
一方、眼鏡型ディスプレイ110を脱離するときには、面状加熱素子42により粘着層43を加熱して粘着力を弱めて、テンプル10と側頭部3との密着力を低下させる。
次に、図9を参照して、本システムの動作内容について説明する。図9は、本システムの動作内容を示すフローチャートである。
脱離時オン/オフスイッチ64がオン操作されるとステップ1に進む。
ステップ1(図9中、「S1a」と略記する。以下、同様。):温度センサ44によって検出した温度が37℃以下であるか否かを判定し、ここで37℃以下であると判定されればステップ3に進み、そうでなければステップ2に進んで装着ができないことを表示する。
ステップ3:装着ができることを表示してステップ4に進む。
ステップ4:脱離時オン/オフスイッチ64がオン操作されたか否かを判定し、ここでオン操作されたと判定されればステップ5に進み、そうでなければステップ3に戻る。
ステップ5:面状加熱素子42に通電して、ステップ6に進む。
ステップ6:温度センサ44によって検出した温度が50℃を超えたか否かを判定し、当該温度が50℃を超えていると判定されればステップ7に進み、そうでなければステップ5に戻って通電を継続する。
ステップ7:脱離ができることを示す「脱離OK」を表示するとともに、例えば2秒後に面状加熱素子42の通電を停止して一連の処理を終了する。
なお、「脱離OK」の表示は、オペレーションパネル又はコントローラのインジケーターランプ(いずれも図示しない)を点灯させる態様によるものである。
以上の構成からなる眼鏡型ディスプレイ110によれば、次の効果を得ることができる。
側頭部3の広い領域に渡って密着させる側頭部密着部体40Aをテンプル10に配設することにより、眼鏡型ディスプレイ110の支持位置が側頭部3に移動し、鼻への負荷を低減させることができる。
次に、図10を参照して、第二の例に係る側頭部密着部体について説明する。図10は、第二の例に係る側頭部密着部体を示す部分拡大図、図11は、 粘着層の粘着性を示すグラフであり、縦軸が粘着力、横軸が温度を示している。
なお、図中、上記図6において説明したものと同一又は同等のものには、それらに同一の符号を付して、それらの重複した説明を省略する。
第二の例に係る側頭部密着部体40Bは、上記した面状加熱素子42に代えて冷却素子45を採用したものである。
本実施形態においては、三つの冷却素子(以下、「面状冷却素子」という。)45を所要の間隔に配設したものを示しているが、その形状や数は、粘着層46の材質や大きさ等に合わせて適宜に採用する。
また、側頭部対向面41aの全面に粘着層46を被覆形成した例について示すが、それらに限るものではないことは勿論である。
本例において粘着層46に用いる粘着剤としては、図11に示すように、体温よりも低い例えば13℃付近までは皮膚との密着する程度の粘着力を有し、13℃以下では皮膚に密着しない程度に粘着力が弱くなる性質を有していることが望ましい。
冷却により粘着力が低下する粘着剤としては、0℃から10℃程度のガラス転移温度(Tg)を有するエラストマーを有する粘着剤が適する。ガラス転移温度以上ではエラストマーは強い粘着性を有する。ガラス転移温度付近まで冷却するとエラストマーは粘着力が弱くなる。
第二の例に係る側頭部密着部体40Bを用いた側頭部密着システムの電気的構成は、上記した図8に示すものと同等の構成であるが、コントローラ60の機能が相違している。
コントローラ60は、これに接続されている図示しないメモリに、上記した図11に示すグラフのデータテーブルが記憶されているとともに、所要のプログラムの実行により、次の機能を発揮する。
(2)温度センサ44により検出した粘着層46の温度に基づいて、その粘着層46を冷却する機能。この機能を「粘着層冷却手段60b」という。
本実施形態においては、図11に示すグラフのデータテーブルに基づき、装着時と脱離時の密着力を制御している。
具体的には、眼鏡型ディスプレイ110を装着したとき、面状冷却素子45によって粘着層46の冷却を行わず、これにより、側頭部3への粘着力を強めて側頭部3とテンプル10の密着力を高くしておく。
一方、眼鏡型ディスプレイ110を脱離するときには、面状冷却素子45により粘着層46を冷却する。これにより、粘着層46の粘着力が弱まって摩擦係数が小さくなるため、テンプル10と側頭部3との密着力が低下する。従って、眼鏡型ディスプレイ110を容易に外すことができる。
このとき、面状冷却素子45の駆動時間が短いため、冷たさによる皮膚へのダメージや刺激はほとんどなく、使用者は冷たさを感じることなく眼鏡型ディスプレイ110を外すことができる。
なお、粘着層46としては、繰り返し装着・脱離を行うため、一度冷却して粘着力が弱くなっても、体温程度の温度にもどると、粘着力が大きくなる、すなわち、温度による粘着力の変化が可逆的であることが望ましい。
次に、図12を参照して、第二の例に係る側頭部密着部体40Bを用いた側頭部密着システムの動作について説明する。図12は、本システムの動作内容を示すフローチャートである。
ステップ1(図12中、「S1b」と略記する。以下、同様。):温度センサ44によって検出した温度が15℃以上であるか否かを判定し、ここで、温度センサ44によって検出した温度が15℃以上であると判定されればステップ3に進み、そうでなければステップ2に進んで装着ができないことを表示する。
ステップ3:装着ができることを表示してステップ4に進む。
ステップ4:脱離時オン/オフスイッチ64がオン操作されたか否かを判定し、ここで、当該スイッチ64がオン操作されたと判定されればステップ5に進み、そうでなければステップ3に戻る。
ステップ5:面状冷却素子45に通電して、ステップ6に進む。
ステップ6:温度センサ44によって検出した温度が10℃以下であるか否かを判定し、当該温度が10℃以下であると判定されればステップ7に進み、そうでなければステップ5に戻って通電を継続する。
ステップ7:脱離ができることを示す「脱離OK」を表示するとともに、例えば2秒後に面状冷却素子45の通電を停止して一連の処理を終了する。
上記した図10に示す構成からなる側頭部密着部体40Bによれば、次の効果を得ることができる。
体温程度の温度では粘着層は皮膚に密着して大きな摩擦係数を示すため、摩擦力が極めて高く、皮膚から側頭部密着部体40Bが位置ずれることがなく、眼鏡型ディスプレイ110を側頭部3でしっかりと支持できる。
次に、図13を参照して、第三の例に係る側頭部密着部体について説明する。図13は、第三の例に係る側頭部密着部体を示す部分拡大図である。
なお、図中、上記図6において説明したものと同一又は同等のものには、それらに同一の符号を付して、それらの重複した説明を省略する。
本例に係る側頭部密着部体40Cは、中空弾性支持部材50、圧力センサ51、弾性層52、空気ポンプ53及び開閉バルブ54を主要の構成としたものである。
中空弾性支持部材50は、空気圧により膨縮する支持部材であり、膨張・収縮可能な材質により、また、ジャバラ構造をもつ中空にした弾性変形可能なものである。
この中空弾性支持部材50は、送圧パイプ55の一端部に接続されているとともに、その送圧パイプ55の他端部には上記の空気ポンプ53が接続されている。また、送圧パイプ55の中間部には、開閉バルブ54が配設されている。
圧力センサ51は、中空弾性支持部材50の内部圧力を検出するためのものであり、テンプル10に固定されている。
空気ポンプ53は、本実施形態においては、小型軽量で低消費電力タイプのダイヤフラム型マイクロポンプを採用している。
弾性層52は、側頭部3の皮膚に接する面に一定の摩擦係数を有する材質のものを採用しており、具体的には、粗面を有する弾性体等が適する。
図14は、 弾性層52の粘着力を示すグラフであり、縦軸が粘着力、横軸が中空弾性支持部材50の内部圧力を示している。
コントローラ60には、上記した圧力センサ51、空気ポンプ53及び開閉バルブ54が入出力ポートにそれぞれ適宜接続されている。
本実施形態においては、コントローラ60が本システムの制御中枢をなすコンピュータである。
第三の例に係る側頭部密着部体40Cを用いた側頭部密着システムにおいては、コントローラ60の機能が相違している。
コントローラ60は、これに接続されている図示しないメモリに、上記した図14に示すグラフのデータテーブルが記憶されているとともに、所要の記録媒体折りプログラムの実行により、次の機能を発揮する。
圧力センサ51により検出した中空弾性支持部材50の圧力に基づいて、その中空弾性支持部材50の圧力を増減調整する機能。この機能を「圧力増減手段60c」という。
次に、図15を参照して、第三の例に係る側頭部密着部体40Cを用いた側頭部密着システムの動作について説明する。図15は、本システムの動作内容を示すフローチャートである。
脱離時オン/オフスイッチ64がオン操作されるとステップ1に進む。
ステップ1(図15中、「S1c」と略記する。以下、同様。):空気ポンプ53を駆動させてステップ2に進む。
ステップ2:圧力センサ51によって検出した圧力が40kPa以上であるか否かを判定し、ここで圧力が40kPa以上であると判定されればステップ4に進み、そうでなければステップ3に進んで装着ができないことを表示する。
ステップ4:装着ができることを表示するとともに空気ポンプ53を停止し、また、開閉バルブ54を閉駆動する。
ステップ5:脱離時オン/オフスイッチ64がオン操作されたか否かを判別し、オン操作されたと判別されればステップ6に進み、そうでなければステップ4に戻る。
ステップ6:開閉バルブ54を開いてステップ7に進む。
ステップ7:圧力センサ51によって検出した圧力が10kPa以下であるか否かを判定し、ここで圧力が10kPa以下であると判定されればステップ8に進み、そうでなければステップ6に進んで装着ができないことを表示する。
ステップ8:離脱OKを表示するとともに、開閉バルブ54を閉じて一連の処理を終了する。
以下に、実施例について説明する。
(実施例1)
<眼鏡型ディスプレイ>
図1に示す両眼タイプの眼鏡型ディスプレイ100において、重量80g、表示部が三角プリズムを両端に配置した透明アクリル樹脂製の光導波路20aを有し、画像投影光学ユニット30の光源31がLED、0.44インチの液晶パネル32を有している。
コントローラ60からの送信される各種情報に基づき、画像投影光学ユニット30に駆動信号を出す。
重心は、眼鏡型ディスプレイ110の先端から15mmの位置にあり、鼻パッド、耳パッドを有する。
<側頭部密着部体>
図4において、20mmの長さで頭部のこめかみから髪の生え際の位置に図5に示す構成の側頭部密着部体40Aをテンプル10上に配置した。
側頭部密着部体40Aの支持部材41は、長さ20mm厚み15mmのゴム硬度60度NBRゴムとし、テンプル10にねじ留めし、頭部に接する形状は、こめかみから髪の生え際にかけての頭部形状に沿った曲面形状とした。
この曲面形状に合わせて、フィルム状の面状加熱素子42(長さ20mm、幅15mm、厚み0.6mm)一枚を耐熱性接着剤でNBRゴムに接着した(面状加熱素子からは図示していないリード線がコントローラ60に配線されている)。
さらに、面状加熱素子42表面に、加熱により粘着力が弱まる粘着テープ(ニッタ(株)「インテリマーテープ ウォームオフタイプWS5130C10」)を耐熱性接着剤で接着した。
コントローラ60に脱離時オン/オフスイッチ64を設定し、当該スイッチがON状態になると、側頭部密着部体40Aの面状加熱素子42を2秒間通電するようにした。このとき、通電により面状加熱素子42は55℃まで加熱される。
<結果>
装着時
眼鏡型ディスプレイ110をこめかみ付近に側頭部密着部体40Aが密着するように固定した。装着は極めて簡便で煩わしさはなかった。1時間連続して装着したが、鼻部、耳部に不快感はなく、こめかみ付近も特に違和感はなかった。
また、眼鏡型ディスプレイ110を装着したまま歩行して、歩く際生じる振動があっても鼻への負荷は気にならなかった。
脱離時
眼鏡型ディスプレイ110を外す直前に、コントローラ60側で脱離時オン/オフスイッチ64をON状態にした。側頭部に一瞬熱を感じはしたが、皮膚に刺激や痛みが一切発生することなく、なんの抵抗もなく眼鏡型ディスプレイ110を外すことができた。
(比較例1)
実施例1において、側頭部密着部体のない眼鏡型ディスプレイ100を1時間装着した。装着5分くらいから、鼻パッドに接する鼻部に違和感が生じ始めた。
その後は装着に慣れてきたが、装着したまま歩行すると、歩く際に生じる振動により突き上げる違和感が鼻部に発生した。1時間装着後、眼鏡型ディスプレイを外すと、鼻パッドが当たっていた鼻部が若干赤く炎症していた。
(比較例2)
実施例1と同様の構成であるが、側頭部密着部体40Aに用いる粘着剤を常時粘着力の強い粘着剤とした。
装着時は、鼻や耳やこめかみ部へ違和感はなく快適な装着であった。しかし、1時間装着後、眼鏡型ディスプレイを外す際、こめかみに側頭部密着部体40Aが張り付き、剥がす際に皮膚角質の脱離と痛みを伴う刺激が発生した。
(実施例2)
<眼鏡型ディスプレイ>
実施例1と同じ構成の装置とした。
<側頭部密着部体>
図6に示す側頭部密着部体40Bを、20mmの長さで頭部のこめかみから髪の生え際の位置のテンプル10上に配置した。
側頭部密着部体40Bの支持部材41は、長さ20mm厚み15mmのゴム硬度60度NBRゴムとし、テンプル10にねじ留めした。また、頭部に接する形状は、こめかみから髪の生え際にかけての頭部形状に沿った曲面形状とした。
この曲面形状に合わせて、ペルチェ素子(10mm×10mm)を2枚、冷却面を頭部側にして弾性接着剤でNBRゴムに接着した(ペルチェ素子からは図示していないリード線がコントローラ60に配線されている)。
さらに、ペルチェ素子表面に、冷却により粘着力が弱まる粘着テープ(ニッタ(株)「インテリマーテープ クールオフタイプ。スイッチング温度20℃)を弾性接着剤でモールドするように接着した。
コントローラ60に脱離時オン/オフスイッチ64を設定し、当該スイッチ64がON状態になると、側頭部密着部体40Bのペルチェ素子を1秒間通電するようにした。このとき、通電により面状冷却素子は15℃まで冷却された。
<結果>
装着時
眼鏡型ディスプレイ110をこめかみ付近に側頭部密着部体40Bが密着するように固定した。装着は極めて簡便で煩わしさはなかった。1時間連続して装着したが、鼻部、耳部に不快感はなく、こめかみ付近も特に違和感はなかった。
また、眼鏡型ディスプレイ110を装着したまま歩行して、歩く際生じる振動があっても鼻への負荷は気にならなかった。
脱離時
眼鏡型ディスプレイ110を外す直前に、コントローラ60側で脱離時オン/オフスイッチ64をON状態にした。一瞬側頭部に冷たさを感じはしたが、皮膚に刺激や痛みが一切発生することなく、なんの抵抗もなく眼鏡型ディスプレイ110を外すことができた。
(実施例3)
<眼鏡型ディスプレイ>
実施例1と同じ構成の装置とした。
<側頭部密着部体>
図13に示す側頭部密着部体40Cを、20mmの長さで頭部のこめかみから髪の生え際の位置のテンプル10上に配置した。また、テンプル10にジャバラ構造を有する厚み50μmのポリエチレン製中空体(中空弾性支持部材50)を接着した。
中空体にはパイプを取り付け、耳パッド近くに固定した空気ポンプ(高砂電気工業(株)ピエゾマイクロポンプ)53に接続した。中空弾性支持部材50の皮膚と接する側に厚み0.5mmのゴム硬度30度のNBRゴム(20mm×10mm)を両面テープで固定した。
空気ポンプ53を2秒間駆動して中空弾性支持部材50の内圧が装着時は45kPa、脱離時は10kPaとなるよう調整した。
<結果>
装着時
空気ポンプ53を加圧モードで駆動して、眼鏡型ディスプレイをこめかみ付近に側頭部密着部体40Cが密着するように固定した。装着は極めて簡便で煩わしさはなかった。1時間連続して装着したが、鼻部、耳部に不快感はなく、こめかみ付近も特に違和感はなかった。
また、眼鏡型ディスプレイ110を装着したまま歩行して、歩く際生じる振動があっても鼻への負荷は気にならなかった。
脱離時
眼鏡型ディスプレイ110を外す直前に、コントローラ60側で脱離時オン/オフスイッチ64をON状態にし、空気ポンプ53を減圧モードで駆動した。皮膚に刺激や痛みが一切発生することなく、なんの抵抗もなく眼鏡型ディスプレイを外すことができた。
以上のように、本発明の実施形態について詳細に説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の広範囲な趣旨及び範囲から逸脱することなく、それら具体例に様々な修正及び変更が可能であることを付記する。
10 テンプル
11 耳パッド
20 画像表示部
20a 光導波路
21 鼻パッド
30 画像投影光学ユニット
31 光源
32 液晶パネル
34 筐体
40A 側頭部密着部体
40B 側頭部密着部体
40C 側頭部密着部体
41 支持部材
42 面状加熱素子
45 面状冷却素子
46 粘着層
50 中空弾性支持部材
51 圧力センサ
52 弾性層
53 空気ポンプ
55 送圧パイプ
60 コントローラ
60a 密着力調整手段
61 駆動回路
64 脱離時オン/オフスイッチ
100 眼鏡型ディスプレイ
110 眼鏡型ディスプレイ
120 眼鏡型ディスプレイ
特開2009−65309号公報 特開2006−262146号公報

Claims (5)

  1. 画像情報に応じた画像を表示するための画像表示部と、この画像表示部を使用者の眼前に支持し、使用者の側頭部に当接する左右一対のテンプルとを有する眼鏡型ディスプレイであって、
    上記テンプルに、このテンプルと側頭部との密着力を低下させるための側頭部密着部体を設けたことを特徴とする眼鏡型ディスプレイ。
  2. 側頭部密着部体が、加熱により粘着力が弱まる粘着層と、この粘着層を加熱するための加熱素子とを有しており、
    眼鏡型ディスプレイの脱離時には、加熱素子により粘着層を加熱して粘着力を弱めることを特徴とする請求項1に記載の眼鏡型ディスプレイ。
  3. 側頭部密着部体が、冷却により粘着力が弱まる粘着層と、この粘着層を冷却するための冷却素子とを有しており、
    眼鏡型ディスプレイの脱離時には、冷却素子により粘着層を冷却して粘着力を弱めることを特徴とする請求項1に記載の眼鏡型ディスプレイ。
  4. 側頭部密着部体が、空気圧により膨縮する支持部材を有しており、
    眼鏡型ディスプレイの脱離時には、空気圧を低めて支持部材を収縮させることを特徴とする請求項1に記載の眼鏡型ディスプレイ。
  5. 画像情報に応じた画像を表示するための画像表示部と、この画像表示部を使用者の眼前に支持し、使用者の側頭部に当接する左右一対のテンプルと、このテンプルに設けられ、このテンプルと側頭部との密着力を低下させるための側頭部密着部体とを有する眼鏡型ディスプレイを用いた側頭部密着システムであって、
    上記眼鏡型ディスプレイの脱離時には、上記側頭部密着部体によって側頭部とテンプルの密着力を低くする密着力調整手段を有していることを特徴とする側頭部密着システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021536173A (ja) * 2018-09-12 2021-12-23 アップル インコーポレイテッドApple Inc. 調節可能な支持構造体を有する電子デバイス
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