JP2016131218A - 放熱装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 高発熱部品を含む電子回路基板全体の凹凸形状に沿った放熱板の突起形状を有し、さらに部品の寸法公差によって生じる隙間を最小化し、突起と電子部品の間に挟む放熱シートを極力薄くして、放熱板の放熱性能を向上する。
【解決手段】 電子回路基板1に電子部品である高発熱部品のCPU5、低発熱部品の6a、6b、6c、6dを実装した後、放熱板2を固定する。放熱板2に形成された穴に、高熱伝導材で作成した穴形状と同一断面形状の柱状部材3を挿入する。確実な接触が得られるように柱状部材3の先端には放熱シート4を貼り付け、放熱板2に固定する。放熱シート4の厚みは極力薄くすることで、放熱板2の外側に突出した柱状部材3の先端は放熱フィンとして利用する。
【選択図】 図1
【解決手段】 電子回路基板1に電子部品である高発熱部品のCPU5、低発熱部品の6a、6b、6c、6dを実装した後、放熱板2を固定する。放熱板2に形成された穴に、高熱伝導材で作成した穴形状と同一断面形状の柱状部材3を挿入する。確実な接触が得られるように柱状部材3の先端には放熱シート4を貼り付け、放熱板2に固定する。放熱シート4の厚みは極力薄くすることで、放熱板2の外側に突出した柱状部材3の先端は放熱フィンとして利用する。
【選択図】 図1
Description
この発明は、半導体素子、回路素子等の電子回路部品を配線基板上に実装した電子回路基板に熱的に接続されて、当該電子回路部品からの熱を放熱する放熱板を備えた放熱装置に関する。
電子機器は、一般的に、冷却空気を直接基板上に吹き当てる直接冷却方式によって冷却される。この冷却方式は、冷却空気の状態が管理されない環境下においては好ましくない。これは、冷却空気中に粉塵、ほこり、水分等が含まれており、電子回路部品に付着すると付着した部分が腐食したり、絶縁破壊したりする恐れがあるためである。
車両、航空機等の移動体に搭載する電子機器は、上記のような粉塵、ほこり、水分等による信頼性低下を防ぐため、間接冷却方式の放熱装置を用いることがある。間接冷却方式の放熱装置の一例として、放熱板を用いたものがある。この放熱装置は、電子回路基板の電子回路部品の取付け面に放熱板を取り付け、電子回路基板上の電子回路部品の熱を放熱板に伝える。放熱板は伝達された熱をシャシに伝え、シャシは冷却空気にて冷却される。
放熱板を有した代表的な放熱装置の構造としては、電子回路基板の上に蓋形状の放熱板を取付け、高発熱の電子回路部品(高発熱部品)の配置に合わせて放熱板に突起を成形し、電子回路部品上面を突起に付き当てて放熱板まで熱を伝導させるものがある。また、放熱板に電子回路基板を取付け、放熱板内部に冷却空気、冷却液等の冷却媒体の流路を設けて冷却する構造の放熱装置もある。
従来の間接冷却方式の放熱装置の構造は、切削加工により高発熱部品の上面に熱の伝導経路を設けるための突起を放熱板に成形し、電子回路部品上面と突起の間に弾力性のある放熱シートを挟み、部品の寸法公差によって生じる隙間を吸収している(例えば特許文献1、2参照)。
電子回路基板は、表面に多数の発熱する電子回路部品が実装されており、各部品の高さが異なるため、電子回路基板の表面は不規則な凹凸形状になる。高発熱部品が多数個実装された場合、放熱板の突起も電子回路部品と同数程度必要となり、切削加工により全ての電子回路部品の高さに合わせて突起を成形する必要がある。また突起を成形する位置は基板ごとに異なるため、放熱板も基板毎に個別設計する必要がある。このため放熱板の突起の成形が困難であり、また突起の製造設計及び熱設計が難しくなるという問題がある。また、一般的に放熱板の突起は高発熱部品の上面に限定されており、その他の低発熱部品の上面は突起が無く空隙になって伝導経路が無く、その放熱性能が劣るという問題がある。
また、各電子回路部品の高さと放熱板の突起はそれぞれ寸法公差を有している。この寸法公差を吸収するため、放熱板に成形した突起と電子回路部品の間に挟む放熱シートは、放熱性能を発揮するため一定の潰し量が必要である。しかし高さの異なる突起に放熱シートを貼り放熱板の四隅で固定する場合、四隅の固定部から離れた部分(例えば中央部分)に圧縮力がかからず潰し量が不足し性能が低下する。従って突起の数が多い放熱板は潰し量の管理が難しいという問題がある。
放熱シートの熱伝導率は金属材料の熱伝導率に比べ低いため、放熱シートの厚みが薄いほど放熱性能は向上する。しかし従来の電子機器は、放熱板の累積する寸法公差を吸収するため、隙間を設けて厚めの放熱シートを使用している。このことから放熱シートの熱抵抗が高めになるという問題がある。
この発明は、かかる課題を解決するためになされたものであって、放熱板に電子回路基板表面の電子回路部品による不規則な凹凸形状に沿った突起形状を成形することで、伝導面積を増加でき、隙間を最小化することで放熱シートの厚さを極力薄くし、放熱性能をより向上できる、電子回路基板の間接冷却用放熱装置を得ることを目的としている。
この発明による放熱装置は、複数の穴が形成され、電子回路基板を支える放熱板と、上記放熱板の穴に挿入される複数の柱状部材と、を備え、上記柱状部材は、一端部が上記電子回路基板上の電子回路部品に接触し、他端部が上記放熱板の穴から突出したものである。
この発明によれば、電子回路部品と熱的に接触する複数の柱状部材を放熱板に嵌め込んで突起形状を形成することにより、電子回路基板上の凹凸に沿った突起形状を電子回路基板の実装面全体に形成し、突起形状と電子回路部品間の隙間を最小化できるため、放熱シートの厚みを薄くでき、かつ間接冷却の放熱性能が向上する。
実施の形態1.
図1は、この発明に係る実施の形態1による放熱装置の構成を示す斜視図である。また、図2は図1における放熱装置に垂直な面の断面図である。図3は実施の形態1による放熱装置の柱状部材の詳細を示す図である。
図1は、この発明に係る実施の形態1による放熱装置の構成を示す斜視図である。また、図2は図1における放熱装置に垂直な面の断面図である。図3は実施の形態1による放熱装置の柱状部材の詳細を示す図である。
実施の形態1による放熱装置100は、電子回路基板1を支持する放熱板2と、複数の柱状部材3から構成される。放熱装置100の放熱板2は、電子回路基板1に接触し、熱的に接続される。また、放熱板2は、外部のシャシ(図示しない筐体)に接触し、熱的に接続されて、電子回路基板1からの熱を放熱する、間接冷却方式の放熱構造をなしている。電子回路基板1と放熱装置100と上記シャシは電子機器を構成する。放熱板2は、電子回路基板1を支持する上面よりも下方に空隙を形成する凹み部120を有している。柱状部材3は、凹み部120の空間内に配置されて、電子回路基板1と放熱板2の間を熱的に接続する。
図1から図3において、電子回路基板1は、主に高発熱部品のCPU5及び低発熱部品6a、6b、6c、6d等の電子回路部品が実装されている。放熱板2は、電子回路基板1にボルト7、ナット8を用いて固定する。放熱板2は、電子回路基板1の実装面に対向する凹み部120の底面全体に、予め柱状部材3の断面形状と同一形状の複数個の穴20を所定の間隔で設けておく。柱状部材3は、一端部の端面が電子回路基板1上の電子回路部品の上面に接触し、電子回路部品に熱的に接続される。また、柱状部材3は、他端部が放熱板2の穴20に挿入されて放熱板2と熱的に接続される。柱状部材3の他端部の端面は放熱板2の外側に突出する。
ここで、電子回路基板1上の電子回路部品による凹凸が細かい場合は、放熱板2の上面に設けた穴20の穴径を小さくし、穴位置を半径分ずらすことで、柱状部材3を密に配置することができる。柱状部材3の断面形状と放熱板2の穴20の形状は、柱状部材3の最外径と穴20の最内径との隙間を最小にするように設定する。好ましくは柱状部材3の断面形状と放熱板2の穴20の形状は同一でなければならないが、形状は用途に合わせて変更する。図1から図3に示す柱状部材3は円柱形状であるが、例えばCPU5の上面においてのみ、柱状部材3の断面形状及び放熱板2の穴20の形状をCPU5の形状に合わせて四角形状とし、熱伝導面積を拡大しても良い。
柱状部材3は、放熱板2と同一材料または高熱伝導材料で作成し、放熱板2の穴20に対し挿入方向9の方向に挿入する。柱状部材3の先端は放熱シート4を熱伝導性接着剤で接着する。柱状部材3の他端部を放熱板2の穴20に挿入した後、柱状部材3に圧縮力を付加し確実な接触が得られた状態で、熱伝導性接着剤等の接着方法で放熱板2の穴20及びその周囲部に柱状部材3を固定する。放熱板2は、両端部に保持部が形成されている。放熱板2の保持部はシャシ(図示せず)に実装され、リテーナ(保持器)によりシャシに固定される。シャシは図示しない複数の突起(ヒートシンク)が形成され、ヒートシンクは周囲を流れる冷却空気内に配置される。
放熱装置100における電子回路部品(電子回路基板1上の高発熱部品のCPU5、低発熱部品の6a、6b、6c、6d等)の間接冷却放熱構造は以上のように構成され、複数の穴20が形成され、電子回路基板を支える放熱板2と、上記放熱板2の穴20に挿入される複数の柱状部材3と、を備え、上記柱状部材3は、一端部が上記電子回路基板1上の電子回路部品に接触し、他端部が上記放熱板2の穴から突出したことを特徴とする。これにより、電子回路部品で発生した熱が放熱シート4、柱状部材3、放熱板2に伝導し、放熱板2に伝導した熱はシャシへ伝わり、シャシから冷却空気に放熱される。ここで、放熱シート4が接着された柱状部材3は、電子回路基板1上に個別に接触する高さで固定される。
このため電子回路基板1の実装面の不規則な凹凸形状に沿った突起形状を、その実装面全体に成形することができる。したがって、高発熱部品5だけでなく低発熱部品6a、6b、6c、6dについても柱状部材3を接触させることできるので、放熱板2の突起がない空隙部分の減少と伝導経路の増加により発生した熱を、効率よく放熱板2に伝えることができる。
また、柱状部材3は放熱板2の固定に使用するボルト7の締結力に依存せず、個別で圧縮力を付加できるため、歪による潰し量の不足が生じない。また、柱状部材3は放熱板2の上面の穴20に沿って個別に移動できるため、突起と電子回路部品の間の隙間を最小化でき、先端に接着した放熱シート4を極力薄くでき、放熱性能が向上する。
放熱板2の上面に設けた穴20を全て同一径とし等間隔とした場合、電子回路基板1上の電子回路部品の配置によらず、使用可能であり汎用性が高く、設計コストを削減できる。
実施の形態2.
この発明に係る実施の形態2の放熱装置200は、放熱板に冷却空気または冷媒の流路を形成し放熱する間接冷却方式の構造である。図4は実施の形態2による放熱装置200の構成を示す斜視図であり、実施の形態2における間接冷却方式の構成を示している。また、図5は図4における電子回路基板に垂直な面の断面図である。
この発明に係る実施の形態2の放熱装置200は、放熱板に冷却空気または冷媒の流路を形成し放熱する間接冷却方式の構造である。図4は実施の形態2による放熱装置200の構成を示す斜視図であり、実施の形態2における間接冷却方式の構成を示している。また、図5は図4における電子回路基板に垂直な面の断面図である。
図4、5において、実施の形態2の放熱装置200は、主に実施の形態1の高発熱部品のCPU5、低発熱部品の6a、6b、6c、6dが実装された電子回路基板1、放熱板2、柱状部材3に加えて、放熱板カバー11を取付けた構成である。放熱板2は放熱板カバー11の凹み部110の内部空間に収容され、当該凹み部110の底面(凹み面)との間に間隙を有する。ここで、放熱板2、柱状部材3及び放熱板カバー11は実施の形態2による放熱装置200を構成する。
放熱板カバー11は少なくとも放熱板2の上面を内包する面積を有する。放熱板カバー11の凹み部110は、柱状部材3の高さと放熱シート4の厚みを足した深さよりも浅い深さを有している。さらに放熱板カバー11は、柱状部材3と同一断面形状の複数の穴30を有する。穴30は、凹み部110の凹み面から、電子回路基板1上の電子回路部品の最大高さと同一深さ以上の深さを有した止まり穴となっている。
放熱板カバー11は、電子回路基板1に対し放熱板2をボルト7、ナット8で固定する。放熱シート4を接着した柱状部材3は、その一端部が放熱板2の穴20に対し挿入方向9に挿入され、圧縮力を付加した状態で、熱伝導性接着剤により放熱板2の穴20及びその周辺部に固定する。電子回路基板1は、スクリューパン12により放熱板カバー11の上面に固定される。また、放熱板2の穴20に挿入された柱状部材3の他端部の先端部が電子回路基板1の表面に接触することで、電子回路部品に接触せずにその外側に残った柱状部材3を放熱板カバー11が覆うこととなる。放熱板2と放熱板カバー11間の隙間により冷却空気の流路13が形成される。放熱板2から電子回路基板1と反対側に突出して外側に残った柱状部材3の一端部の先端は、放熱板カバー11の凹み部110の凹み面に設けた穴30に逃げる。放熱板カバー11は、凹み部110を挟んだ両側部分にそれぞれ流路14が形成されている。流路14と流路13は流路15を介して接続される。一方の流路14は外部から空気が流入し、他方の流路14は外部に空気が流出する。また、一方の流路14から入った空気は、流路15から流路13を流れて、他方の流路14から外部に流出する。
このように構成された間接冷却放熱構造の放熱装置200は、実施の形態1の放熱板2を収容する凹み部110を有し、当該凹み部110と上記放熱板2の間に流路3を形成する間隙をなして上記放熱板2を保持し、上記柱状部材3の他端部が当該間隙を通過して挿入される穴20を有した第2の放熱板である放熱板カバー11を備えたことを特徴とする。
電子回路基板1上の高発熱部品のCPU5、低発熱部品の6a、6b、6c、6d等の電子回路部品で発生した熱が放熱シート4を経由し、柱状部材3、放熱板2から流路13内に流れる冷却空気に放熱される。柱状部材3は、冷却空気の流路13内に位置するため、電子回路部品から伝導した熱を冷却空気に放熱する放熱フィンと同等の効果があって、その放熱面積が増加するため放熱性能がより向上する。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3は、実施の形態1と実施の形態2の柱状部材3を、雄ねじの形成された柱状部材10に変更した間接冷却方式の構造を示している。図6は実施の形態3による間接冷却方式の放熱装置100の構成を示している。また、図7は、図6の放熱装置100における、電子回路基板に垂直な面の断面図である。図8は柱状部材10の詳細を示す図である。
この発明の実施の形態3は、実施の形態1と実施の形態2の柱状部材3を、雄ねじの形成された柱状部材10に変更した間接冷却方式の構造を示している。図6は実施の形態3による間接冷却方式の放熱装置100の構成を示している。また、図7は、図6の放熱装置100における、電子回路基板に垂直な面の断面図である。図8は柱状部材10の詳細を示す図である。
図6から図8において、実施の形態3による放熱装置100の放熱構造は、主に高発熱部品のCPU5、低発熱部品の6a、6b、6c、6dが実装された電子回路基板1と、放熱板2、柱状部材10で構成されている。実施の形態3の放熱装置100の基本構造は、実施の形態1と同一である。雄ねじの柱状部材10を使用するため、放熱板2の凹み部120の底面に、柱状部材10と同径の雌ねじ部を等間隔で電子回路基板1の実装面全体に設けておく。
実施の形態3による放熱装置100は、電子回路基板1と放熱板2を固定した後、放熱板2の雌ねじ部に柱状部材10をねじ込む。電子回路部品に柱状部材10が接触した後、規定のトルクをかけ締め付けることで、放熱シート4の電子回路基板1への確実な接触を確保する。柱状部材10を放熱板2にねじ込んだ後、ナット又は伝導性接着材を用いて柱状部材10が緩まないように固定する。
なお、柱状部材10を放熱板2に固定した後、放熱板2を放熱板カバー11に取付けることにより、実施の形態2の冷却空気の流路を形成し、放熱する間接冷却方式の構造とすることもできる。
このように構成された間接冷却方式による実施の形態3の放熱装置100は、柱状部材3の代わりに雄ねじが形成された柱状部材10を用いるとともに、放熱板2の穴20に、柱状部材3の雄ねじの係合する雌ねじを形成する。これによって、電子回路基板1上の高発熱部品のCPU5、低発熱部品の6a、6b、6c、6d等の電子回路部品で発生した熱が、放熱シート4を経由して柱状部材10、放熱板2から外部のシャシに伝導し、シャシから冷却空気に放熱される。
また、放熱板2を放熱板カバー11に取付けた場合は、発生した熱が放熱シート4を経由し、柱状部材10、放熱板2から流路13内に流れる冷却空気に放熱される。ここで、柱状部材10は雄ねじであるため、締付トルクによる放熱シート4の潰し量管理が可能であり、放熱シート4の厚みを極力薄くできるので、放熱性能が向上する。
また、放熱板2を、実施の形態2の放熱板カバー11に取付けて、冷却空気の流路を形成し放熱する間接冷却方式の構造とする場合、外面にねじ山を有する柱状部材10は、円柱形状の柱状部材3より放熱面積が増加する。このため放熱フィンとしての放熱性能が更に向上する。
1 基板、2 放熱板、3 柱状部材、4 放熱シート、5 CPU(高発熱部品)、6a、b、c、d 電子部品(低発熱部品)、7 ボルト、8 ナット、10 柱状部材(雄ねじ付き)、11 放熱板カバー、12 スクリューパン、13 流路、14 流路、15 流路。
Claims (3)
- 複数の穴が形成され、電子回路基板を支える放熱板と、
上記放熱板の穴に挿入される複数の柱状部材と、
を備え、
上記柱状部材は、一端部が上記電子回路基板上の電子回路部品に接触し、
他端部が上記放熱板の穴から突出した電子機器。 - 上記放熱板を収容する凹み面を有し、当該凹み面と上記放熱板の間に流路を形成する間隙をなして上記放熱板を保持し、上記柱状部材の他端部が当該間隙を通過して挿入される穴を有した第2の放熱板を備えた請求項1記載の電子機器。
- 上記柱状部材は雄ねじが形成され、上記放熱板の穴は上記柱状部材の雄ねじの係合する雌ねじが形成された請求項1または請求項2記載の電子機器。
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