JP2016128311A - ラックガイド機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】外力が作用してラックガイドの底面が収容室の底面に衝突するおそれがある場合にのみ、ラックガイドに作用する付勢力を高めることができるラックガイド機構を提供する。
【解決手段】ラックガイド機構10であって、ラック軸6に向かって開口する収容室12が形成されたハウジング11と、ハウジング11に螺合して収容室12の底壁を形成するスクリュー13と、収容室12内に収容されてラック軸6を支持するラックガイド14と、収容室12の底面13aとラックガイド14との間に介在し、ラックガイド14をラック軸6側に常時付勢する圧縮コイルばね15と、を備え、収容室12の底面13aと、収容室12の底面13aに対向するラックガイド14の対向面(14b、17a)と、のいずれか一方には、自然長状態の弾性体16が固定されていることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、ラックガイド機構に関する。
車両用ステアリング装置には、ピニオンギヤとラックギヤとを噛合させ、ステアリング操作に伴うピニオン軸の回転運動をラック軸の往復運動に変換するラックアンドピニオン式のものがある。
このようなラックアンドピニオン式のステアリング装置には、下記特許文献に示すように、ピニオンギヤとラックギヤとのバックラッシュを低減させるため、ラックガイド機構が一般的に設けられている。
また、従来のラックガイド機構は、ラック軸を支持するラックガイドと、ラックガイドをラック軸側に常時付勢する圧縮コイルばねと、ラックガイドが収容される収容室が形成されたハウジングと、収容室の底壁を形成するスクリューと、を備えている。
特開2007−203836号公報
ところで、ラック軸の両端には、タイロッドを介して車輪が連結されている。このため、車輪に入力された外力がラック軸に伝達し、ラック軸が圧縮コイルばねの付勢力に抗ってラックガイドを押圧する場合がある。この結果、ラックガイドの底面が収容室の底面に接触して打音(接触音)が発生するという問題がある。
このような問題に対し、ハウジングに対するスクリューのねじ込み量を増やすことで圧縮コイルばねの付勢力を高めたり、圧縮コイルばねの他にラックガイドをラック軸側に常時付勢する皿ばねを設けたりすることが考えられる。
しかしながら、上記方法によれば、ラック軸に外力が作用していない場合にも大きな付勢力が作用し、ラックガイドとラック軸との摩擦力が高くなってしまう。この結果、ラックガイドに対するラック軸の円滑な摺動が損なわれ、操舵感の悪化を招くおそれがある。
このため、外力が作用してラックガイドの底面が収容室の底面に衝突するおそれがある場合にのみ、ラックガイドに作用する付勢力を高めることができるラックガイド機構の開発が望まれていた。
本発明は、前記した課題を解決するためになされたものであり、外力が作用してラックガイドの底面が収容室の底面に衝突するおそれがある場合にのみ、ラックガイドに作用する付勢力を高めることができるラックガイド機構を提供することを課題とする。
前記する課題を解決するため、本発明に係るラックガイド機構は、ラック軸に向かって開口する収容室が形成されたハウジングと、前記ハウジングに螺合して前記収容室の底壁を形成するスクリューと、前記収容室内に収容されて前記ラック軸を支持するラックガイドと、前記収容室の底面と前記ラックガイドとの間に介在し、前記ラックガイドを前記ラック軸側に常時付勢する圧縮コイルばねと、を備えるラックガイド機構であって、前記収容室の底面と、前記収容室の底面に対向する前記ラックガイドの対向面と、のいずれか一方には、自然長状態の弾性体が固定されていることを特徴とする。
前記発明によれば、弾性体が自然長状態であるため、ラックガイドの対向面又は収容室の底面が弾性体に衝突しない限り、弾性体の弾性力がラックガイドに作用しない。このため、ラックガイドの底面と収容室の底面とが衝突するような外力が作用していない場合、ラックガイドに作用する付勢力は、圧縮コイルばねの弾性力のみとなり、ラックガイドに対するラック軸の円滑な摺動を確保でき、良好な操舵感を得ることができる。
また、ラックガイドがラック軸に押圧されてラックガイドの対向面又は収容室の底面が弾性体に衝突した場合、ラックガイドには、圧縮コイルばねの弾性力の他に弾性体の弾性力も作用する。このため、ラックガイドに作用する付勢力が高まり、ラックガイドは、収容室の底面に衝突することなくラック軸側に復帰(移動)し、打音の発生が回避される。
また、前記発明において、前記弾性体は、前記収容室の底面と前記ラックガイドの対向面とのいずれか他方に対して、前記ラックガイドの移動方向に離間していることが好ましい。
ここで、弾性体が収容室の底面と前記ラックガイドの対向面とのいずれか他方に当接している場合、圧縮コイルばねの付勢力を高めるためにスクリューのねじ込み量を増加させると、弾性体が押し潰されて弾性体の弾性力がラックガイドに作用する。
このため、スクリューのねじ込み量を増加させて圧縮コイルばねの弾性力を高めるという調整作業ができないおそれがあった。
一方で、前記構成によれば、弾性体が収容室の底面と前記ラックガイドの対向面とのいずれか他方に離間しているため、スクリューのねじ込み量を増加させても弾性体が押し潰され難い。
以上から、前記構成によれば、スクリューのねじ込み量を増加させて、圧縮コイルばねの弾性力を高めるという調整作業を行うことができる。
また、前記発明において、前記ラックガイドの底面には、前記収容室の底面に向って開口して前記圧縮コイルばねが収容される収容穴が形成され、前記ラックガイドの対向面は、前記ラックガイドの底面である環状の環状面と、前記収容穴の底面を成す収容底面と、であってもよい。
また、前記発明において、前記弾性体は、前記ラックガイドの対向面に固定される場合において、前記環状面に固定されることが好ましい。
または、前記発明において、前記弾性体は、前記収容室の底面に固定される場合において、前記環状面に対向する部位に固定されることが好ましい。
前記する構成によれば、ラックガイドの環状面(底面)と収容室の底面との間に弾性体が介在し、ラックガイドの底面と収容室の底面との接触を回避することができる。
また、前記発明において、記弾性体は、前記ラックガイドの対向面に固定される場合において、前記収容底面に固定されてもよい。
また、前記発明において、前記弾性体は、前記収容室の底面に固定される場合において、前記収容底面に対向する部位に固定されてよい。
本発明によれば、外力が作用してラックガイドの底面が収容室の底面に衝突するおそれがある場合にのみ、ラックガイドに作用する付勢力を高めることができるラックガイド機構を提供することができる。
電動パワーステアリング装置の概略構成図である。 実施形態に係るラックガイド機構の構成を示す断面図である。 ラックガイドが収容室の底面側に移動した状態を示す断面図である。 変形例に係るラックガイド機構の構成を示す断面図である。
本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、実施形態では、本発明のラックガイド機構が電動パワーステアリング装置に適用した例を挙げて説明するが、本発明はこれに限定されるものでなく、油圧式のパワーステアリング装置や、マニュアルのステアリング装置に適用してもよい。
図1に示すように、電動パワーステアリング装置1は、2つのラックギヤ(ハンドル側)5b、ラックギヤ(アシスト側)5cが形成されたラック軸6を有するステアリング機構2と、ラック軸6に補助操舵力を与える補助トルク機構3と、を備えたラックアシスト式の装置である。
ステアリング機構2は、運転者が操作するステアリングホイール4aと、ステアリングホイール4aの操作により回転するステアリング軸4bと、ステアリング軸4bの下部側に図示しないトーションバーを介して設けられるピニオン軸4cと、両端にタイロッド7,7を介して左右の操舵車輪8、8が連結されるラック軸6と、を備えている。また、ピニオン軸4cのピニオンギヤ(ハンドル側)5aは、ラック軸6のラックギヤ(ハンドル側)5bに噛合している。そして、運転者がステアリングホイール4aを回転させると、ラック軸6が左方又は右方へ移動して左右の操舵車輪8,8が操舵される。
補助トルク機構3は、アシスト用モータ30と、ウォームギヤ機構31と、ピニオンギヤ(アシスト側)32aが形成されたアシスト軸32と、を備え、アシスト軸32のピニオンギヤ(アシスト側)32aがラック軸6のラックギヤ(アシスト側)5cに噛合している。
ウォームギヤ機構31は、アシスト用モータ30に軸着されたウォーム33と、ウォーム33に噛合するウォームホイール34と、を備えている。ウォームホイール34はアシスト軸32に軸着されている。補助トルク機構3は、ステアリングホイール4aに加えられたトルクが図示しないトルクセンサで検出され、その検出したトルクに応じて図示しない制御装置によりアシスト用モータ30が駆動制御される。これにより、ウォームギヤ機構31およびアシスト軸32を介して、アシスト用モータ30の発生トルクが、補助操舵力としてラック軸6に伝達される。
また、図2に示すように、電動パワーステアリング装置1は、ステアリング機構2におけるピニオンギヤ(ハンドル側)5aとラックギヤ(ハンドル側)5bとのバックラッシュを低減させるため、ラックガイド機構10を備えている。
以下の説明において、ラック軸6に外力が伝達されておらず、ピニオンギヤ(ハンドル側)5aとラックギヤ(ハンドル側)5bとが離間していない状態を通常状態と称する。
なお、本実施形態では、ラックガイド機構10をステアリング機構2におけるピニオンギヤ(ハンドル側)5aとラックギヤ(ハンドル側)5bとに適用した例を挙げて説明するが、本発明はこれに限定されない。例えば、補助トルク機構3におけるピニオンギヤ(アシスト側)32aとラックギヤ(アシスト側)5cとに対し、本発明に係るラックガイド機構10を適用しても良く、又は、ステアリング機構2と補助トルク機構3との両方に本発明に係るラックガイド機構10を適用しても良い。
ラックガイド機構10は、ラック軸6に向かって開口する収容室12が形成されたハウジング11と、ハウジング11に螺合して収容室12の底壁を形成するスクリュー13と、収容室12内に収容されてラック軸6を支持するラックガイド14と、スクリュー13とラックガイド14との間に介在し、ラックガイド14をラック軸6側に常時付勢する圧縮コイルばね15と、スクリュー13に固定された弾性体16と、を備える。
ハウジング11は、ピニオン軸4cやラック軸6等の各種の構成部品を収納するためのものである。
収容室12は、ラック軸6から直線状に延びる略円柱状の貫通孔(空間)であり、ラック軸6を挟んでピニオン軸4cと反対側となるように形成されている。
以下、方向を説明する場合、収容室12が延在する方向を「軸方向」と称し、軸方向でラック軸6が配置された方を「一端側」と称し、軸方向でラック軸6が配置されていない方を「他端側」と称して説明する。
また、収容室12を臨むハウジング11の内周面11aの他端側には、スクリュー13を螺合させるためのねじ溝11bが形成されている。
スクリュー13は、略円柱状の部材であり、ハウジング11に螺合することで収容室12の他端側の閉塞する底壁を構成している。
スクリュー13の一端面は、収容室12の底面13aを構成している。以下、スクリュー13の一端面を収容室12の底面13aと称する。
スクリュー13の他端面には、スクリュー13を回転させるための治具が係合する係合穴13bが形成されている。そして、係合穴13bに治具を挿入して回転すると、ねじ溝11bに案内されてスクリュー13が軸方向の一端側又は他端側に移動する。
ラックガイド14の一端面は、ラック軸6が当接(摺動)する摺動面14aを構成しており、ラック軸6の外周面に対応して略円弧状に形成されている。
ラックガイド14の他端面(以下、「底面」と称する)14bには、収容室12の底面13aに向って開口して圧縮コイルばね15が収容される収容穴17が形成されており、ラックガイド14の底面14bが環状面となっている。
また、収容室12の底面13aに対向するラックガイド14の対向面は、ラックガイド14の底面(環状面)14bと、収容穴17の底面を成す収容底面17aと、である。
そのほか、ラックガイド14の外周面には、周方向に延びる環状の溝18が2つ形成されている。そして、各溝18には、ハウジング11の内周面11aを摺動するOリング19が嵌合されている。なお、本実施形態のラックガイド14は、Oリング19が2つ設けられているが、本発明はこれに限定されない。
圧縮コイルばね15は、軸方向から視て収容室12の略中央部に配置されている。
圧縮コイルばね15の一端側は、ラックガイド14の収容底面17aに固定され、圧縮コイルばね15の他端側は、収容室12の底面13aの中央部に固定されている。
ここで、通常状態における収容室12の底面13aと収容底面17aとの距離L1は、圧縮コイルばね15の自然長よりも短く設定され、圧縮コイルばね15が軸方向に圧縮された状態となっている。このため、圧縮コイルばね15の弾性力がラックガイド14に常時作用し、ラックガイド14がラック軸6側に常時付勢されている。
なお、通常状態における圧縮コイルばね15の弾性力は、ラック軸6がラックガイド14の摺動面14aに対して円滑に摺動できるように設定されている。
弾性体16は、弾性変形可能であり、高いバネレートを有するゴムである。本実施形態の弾性体16は、軸方向から視て環状を呈しており、ラックガイド14の底面(環状面)14bに対向するように、収容室12の底面13aに固定されている。
なお、弾性体16の固定方法に関し、弾性体16の材質が例えばゴムの場合には、ハウジング11に螺合する前のスクリュー13に焼き付けることで、固定することができるが、本発明においては特に限定されない。
弾性体16の厚み(軸方向の長さ)L3は、通常状態におけるラックガイド14の底面14bと収容室12の底面13aとの間の距離L2よりも短く、通常状態において、弾性体16は、自然長状態で収容室12の底面13aに固定されている。
このため、通常状態において、弾性体16の弾性力がラックガイド14に作用しない。よって、ラックガイド14に作用する付勢力が圧縮コイルばね15の弾性力のみとなる。
また、弾性体16は、ラックガイド14の底面14bに対して軸方向(ラックガイド14の移動方向)に離間し、弾性体16とラックガイド14の底面14bの間に隙間Sが形成されている。このため、スクリュー13のねじ込み量を隙間S分だけ増加させても、弾性体16がラックガイド14の底面14bに押し潰されることがなく、圧縮コイルばね15の弾性力の調整を行うことができる。
つぎに、操舵車輪8に外力が入力されてラック軸6が圧縮コイルばね15の付勢力に抗ってラックガイド14を軸方向他端側へ押圧した場合について説明する。
ラックガイド14を押圧する押圧力が小さい場合、ラックガイド14の移動量も小さく、ラックガイド14の底面14bと弾性体16とが接触しない。このため、ラックガイド14に作用する付勢力は、圧縮コイルばね15の弾性力のみとなる。そして、ラックガイド14は、圧縮コイルばね15の弾性力(付勢力)によりラック軸6側に戻る。
また、ラックガイド14を押圧する押圧力が大きく、ラックガイド14の底面14bが収容室12の底面13aに衝突するおそれがある場合、図3に示すように、ラックガイド14の底面14bが弾性体16に衝突し、弾性体16がラックガイド14により押し潰される。
すると、ラックガイド14には、圧縮コイルばね15の弾性力のほかに、弾性体16の弾性力が作用するようになり、ラックガイド14をラック軸6側に移動させようとする付勢力を大きくなる。この結果、ラックガイド14は、収容室12の底面13aに接触することなくラック軸6側に戻る。
以上、実施形態によれば、弾性体16を設けているものの、通常状態では弾性体16の弾性力がラックガイド14に作用しないため、ラックガイド14に作用する付勢力が圧縮コイルばね15の弾性力のみとなる。この結果、ラック軸6は、ラックガイド14の摺動面14aに対して円滑に摺動し、良好な操舵感が得られる。
また、外力が作用してラックガイド14の底面14bが収容室12の底面13aに衝突するおそれがある場合、ラックガイド14に作用する付勢力が向上するため、ラックガイド14の底面14bと収容室12の底面13aとが衝突し難く、打音の発生が抑制される。
また、実施形態によれば、弾性体16がラックガイド14の底面(環状面)14bに対向する部位に固定されており、ラックガイド14の底面14bと収容室12の底面13aとの間に弾性体16が介在している。このため、ラックガイド14の底面14bと収容室12の底面13aとの衝突が回避され、打音の発生を確実に防止することができる。
以上、実施形態に係るラックガイド機構10について説明したが、本発明はこれに限定されるものでない。
本実施形態では、弾性体16が固定される部位が、ラックガイド14の底面(環状面)14bに対向する位置となっているが、ラックガイド14の底面(環状面)14bに弾性体16を固定してもよい。
そのほか、ラックガイド14の収容底面17aに円柱状の弾性体16Aを固定したり(図4参照)、又は収容室12の底面13aの中央部に円柱状の弾性体16Aを固定したりしてもよい。
ただし、ラックガイド14の収容底面17aや収容室12の底面13aの中央部に弾性体16Aを固定する場合、弾性体16Aが短いと、弾性体16Aが収容室12の底面13a(又は収容底面17a)に衝突することなく、ラックガイド14の底面14bが収容室12の底面13aに衝突するおそれがある。
このため、ラックガイド14の収容底面17aや収容室12の底面13aの中央部に弾性体16Aを固定する場合には、図4に示すように、弾性体16Aと収容室12の底面13a(又は収容底面17a)との距離L4が、通常状態におけるラックガイド14の底面14bと収容室12の底面13aとの距離L2よりも短くなるように、弾性体16Aの長さを設定する必要がある。
また、本実施形態の弾性体16は環状に形成されているが、たとえば、突起状の弾性体を複数用意し、収容室12の底面13a又はラックガイド14の底面14bに環状に配置されるように固定してもよい。
また、本実施形態の弾性体16は、対向するラックガイド14の底面14bに対して、離間しているが、本発明の弾性体16は、自然長状態であればよい。
このため、弾性体16の厚み(軸方向の長さ)L3と、通常状態におけるラックガイド14の底面14bと収容室12の底面13aとの距離L2とが、同一であり、弾性体16が対向する14の底面14bに当接していてもよい。
また、本実施形態の弾性体16は、ゴムにより形成されているが、本発明はこれに限定されず、弾性変形可能なものであればよい。
1 電動パワーステアリング装置
2 ステアリング機構
3 補助トルク機構
4c ピニオン軸
5a ピニオンギヤ(ハンドル側)
5b ラックギヤ(ハンドル側)
5c ラックギヤ(アシスト側)
6 ラック軸
10 ラックガイド機構
11 ハウジング
12 収容室
13 スクリュー
13a 底面
14 ラックガイド
14b 底面
15 圧縮コイルばね
16、16A 弾性体
17 収容穴
17a 収容底面
30 アシスト用モータ
31 ウォームギヤ機構
32 アシスト軸
32a ピニオンギヤ(アシスト側)
33 ウォーム
34 ウォームホイール
S 隙間

Claims (7)

  1. ラック軸に向かって開口する収容室が形成されたハウジングと、
    前記ハウジングに螺合して前記収容室の底壁を形成するスクリューと、
    前記収容室内に収容されて前記ラック軸を支持するラックガイドと、
    前記収容室の底面と前記ラックガイドとの間に介在し、前記ラックガイドを前記ラック軸側に常時付勢する圧縮コイルばねと、
    を備えるラックガイド機構であって、
    前記収容室の底面と、前記収容室の底面に対向する前記ラックガイドの対向面と、のいずれか一方には、自然長状態の弾性体が固定されている
    ことを特徴とするラックガイド機構。
  2. 前記弾性体は、前記収容室の底面と、前記ラックガイドの対向面と、のいずれか他方に対して前記ラックガイドの移動方向に離間している
    ことを特徴とする請求項1に記載のラックガイド機構。
  3. 前記ラックガイドの底面には、前記収容室の底面に向って開口して前記圧縮コイルばねが収容される収容穴が形成され、
    前記ラックガイドの対向面は、
    前記ラックガイドの底面である環状の環状面と、
    前記収容穴の底面を成す収容底面と、
    である
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のラックガイド機構
  4. 前記弾性体は、前記ラックガイドの対向面に固定される場合において、前記環状面に固定される
    ことを特徴とする請求項3に記載のラックガイド機構。
  5. 前記弾性体は、前記収容室の底面に固定される場合において、前記環状面に対向する部位に固定される
    ことを特徴とする請求項3に記載のラックガイド機構。
  6. 前記弾性体は、前記ラックガイドの対向面に固定される場合において、前記収容底面に固定される
    ことを特徴とする請求項3に記載のラックガイド機構。
  7. 前記弾性体は、前記収容室の底面に固定される場合において、前記収容底面に対向する部位に固定される
    ことを特徴とする請求項3に記載のラックガイド機構。
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