JP2016122043A - フィルタアダプタ及び撮像装置 - Google Patents

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潤一郎 岩松
Junichiro Iwamatsu
潤一郎 岩松
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Abstract

【課題】簡易な構成でレンズフィルタ及びレンズフードの同時装着が可能であり、レンズフードのみを容易に取り外すことができるフィルタアダプタを提供する。
【解決手段】移動筒10の先端部に着脱自在であり、且つ、レンズフード40の着脱が可能なフィルタアダプタ20は、移動筒10の光軸方向と直交する方向でのバヨネット係合により移動筒10に対して着脱可能とするために内周面に設けられたバヨネット部23a,23bと、光軸方向でのバヨネット係合によりレンズフード40を着脱可能とするために外周面に設けられたバヨネット凸部25とを備える。移動筒10の先端部の外周面には、バヨネット部23a,23bとバヨネット係合するバヨネット受部12が設けられ、レンズフード40の内周面にバヨネット凸部25とバヨネット係合する第1のバヨネット凹部42及び第2のバヨネット凹部44が設けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、フィルタアダプタ及び撮像装置に関し、特に、撮像装置のレンズ鏡筒に対して着脱可能に装着され、レンズフィルタとレンズフードの同時装着を可能とするフィルタアダプタに関する。
撮像装置の一例である一眼レフカメラのレンズ鏡筒には、その先端部の内周面に雌ねじ部を設け、この雌ねじ部にレンズフィルタを螺合により着脱可能としているものがある。
また、レンズ鏡筒に外挿された状態でカメラ本体に対して着脱可能なアダプタリングとして、その先端部にコンバーションレンズの着脱が可能となっているものがある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載されたアダプタリングでは、保護筒の内部に内面反射防止用のマスクが光軸方向に移動可能に保持されており、このマスクは、コイルばねにより、レンズ鏡筒の先端部に当接するようにカメラ本体側へ付勢されている。そして、レンズ鏡筒が撮影位置まで繰り出すと、レンズ鏡筒の先端部がマスクに当接し、この状態でレンズ鏡筒がコイルばねの付勢力に抗して光軸方向を被写体側に向けて移動する。
一方、レンズ鏡筒の先端部に各種のレンズフィルタを内蔵するフィルタ枠を介してレンズフードを取り付ける技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2に記載されたフィルタ枠は、レンズ鏡筒の先端部の内径側に設けられた雌ねじ部に螺合してレンズ鏡筒の先端部に装着される各種のレンズフィルタを内蔵している。そして、フィルタ枠の外周面の全体又は一部にレンズフード装着用の雄ねじ部を設け、この雄ねじ部にレンズフードの装着用内径部に設けたレンズフード雌ねじ部を螺合させることで、フィルタ枠の外周面にレンズフードを着脱自在としている。
特開2007−212971号公報 特許第5524376号公報
しかし、ズームレンズ鏡筒では、先端部の内周面に形成した雌ねじ部にレンズフィルタを螺合させる構成において撮影光路を遮断しない最適なフィルタ径を設定すると、先端部の口径だけが大径化してしまい、レンズ鏡筒自体が大型化してしまう。
これに対して、上記特許文献1に記載されたアダプタリングでは、その先端部にコンバーションレンズが取り付けられるため、レンズ鏡筒自体の大型化を回避することができる。しかし、上記特許文献1に記載されたアダプタリングでは、レンズ鏡筒が最も繰り出したTELE状態のレンズ鏡筒の全域に対して保護筒が外挿されるため、アダプタリングをカメラ本体に装着した状態での光軸方向長さが長くなってしまう。このアダプタリングの光軸方向の長さはレンズ鏡筒が沈胴したときでも変わらないため、カメラ本体にアダプタリングを取り付けた状態では、携行性はよいものではない。
また、上記特許文献2に記載されたフィルタ枠は、ネジ部での螺合によりレンズ鏡筒に対して取り付けられ、同様に、レンズフードは、ネジ部での螺合によりフィルタ枠に取り付けられる。このとき、レンズフードには、筒型や円錐形、花弁形等の種々の形状のものがある。そのため、フィルタ枠とレンズフードとをネジ部での螺合により組み付けた場合に、回転位相が一義的に定まらずに、レンズフードが不適切な回転位相状態でフィルタ枠に取り付けられるおそれがある。例えば、花弁形のレンズフードでは、花弁形部をカメラ本体に設けられた撮像素子の短辺及び長辺に対して適切な位置に配置する必要があり、花弁形部が不適切な位置に配置されてしまうと、撮影光路外の光線を適切に遮断することができなくなってしまう。
更に、バヨネット方式のレンズフードでは、レンズフードを逆さにしてフィルタアダプタにバヨネット係合させることが可能であるため、レンズフードを使用しない状態では、嵩張ることなくレンズ鏡筒に取り付けて携行することができる。つまり、バヨネット方式のレンズフードは、携行性に優れる。しかし、ネジ部による螺合式のレンズフードでは、レンズフードを逆さにして取り付けることはできないため、携行性はよいものではない。
本発明は、簡易な構成でレンズフィルタ及びレンズフードの同時装着が可能であり、また、レンズフードのみを容易に取り外すことができるフィルタアダプタを提供することを目的とする。
本発明に係るフィルタアダプタは、レンズ鏡筒の先端部に着脱自在であり、且つ、前記レンズ鏡筒への撮像画角外からの光を遮るレンズフードの着脱が可能なフィルタアダプタであって、前記フィルタアダプタは、前記レンズ鏡筒の光軸方向と直交する方向でのバヨネット係合により前記レンズ鏡筒に対して着脱可能とするために内周面に設けられた第1のバヨネット部と、前記光軸方向でのバヨネット係合により前記レンズフードを着脱可能とするために外周面に設けられた第2のバヨネット部と、を備えることを特徴とする。
本発明に係るフィルタアダプタによれば、簡易な構成で、レンズフィルタ及びレンズフードを同時に装着することができ、また、レンズフードのみを容易に取り外すことができる。
本発明の実施形態に係るフィルタアダプタ及びレンズフードをデジタルカメラのレンズ鏡筒を構成する移動筒に装着した状態を示す斜視図と、フィルタアダプタ及びレンズフード分解斜視図である。 フィルタアダプタ及びレンズフードの詳細な構造を示す斜視図である。 移動筒に対してフィルタアダプタをバヨネット係合させる際の組み付け位相と組み付け途中の状態を示す図である。 移動筒に対するフィルタアダプタのバヨネット係合が完了した状態を示す全体図と部分断面図である。 フィルタアダプタに対してレンズフードをバヨネット係合させる際の組み付け位相を示す断面図と、矢視A−A断面図である。 フィルタアダプタに対するレンズフードのバヨネット係合が完了した状態での組み付け位相を示す断面図と、矢視B−B断面図である。 レンズフードの花弁形部がカメラ本体側を向くようにフィルタアダプタに装着された状態を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。本実施形態では、本発明に係るフィルタアダプタとして、コンパクトデジタルカメラ(撮像装置)用のレンズ鏡筒に対して着脱自在なフィルタアダプタを取り上げる。なお、以下の説明では、必要に応じて、レンズ鏡筒の光軸方向をスラスト方向、光軸と直交する方向をラジアル方向と表現する。
図1(a)は、本発明の実施形態に係るフィルタアダプタ20及びレンズフード40をデジタルカメラ(不図示)のレンズ鏡筒を構成する移動筒10に装着した状態を示す斜視図である。図1(b)は、図1(a)は、移動筒10に対するフィルタアダプタ20及びレンズフード40の分解斜視図である。図2(a)は、フィルタアダプタ20の詳細な構造を示す斜視図である。図2(b)は、レンズフード40の詳細な構造を示す斜視図である。
フィルタアダプタ20の内周面にはバヨネット部23a,23b(第1のバヨネット部)が設けられており、移動筒10にはバヨネット受部12が設けられている。レンズ鏡筒の光軸方向と直交する方向でのバヨネット部23a,23bとバヨネット受部12とのバヨネット係合により、フィルタアダプタ20は移動筒10に対して着脱自在となっている。また、フィルタアダプタ20の外周面には、バヨネット凸部25(第2のバヨネット部)が設けられており、レンズフード40にはバヨネット受部である第1のバヨネット凹部42及び第2のバヨネット凹部44が設けられている。レンズ鏡筒の光軸方向でのバヨネット凸部25と第1のバヨネット凹部42及び第2のバヨネット凹部44とのバヨネット係合により、レンズフード40はフィルタアダプタ20に対して着脱自在となっている。以下、このような構成について、詳細に説明する。
本実施形態では、デジタルカメラ(不図示)のレンズ鏡筒(全体構成は不図示)は、ズーム式レンズ鏡筒であるとし、レンズ鏡筒は、駆動に伴って光軸方向に進退する移動筒10を備える。レンズ鏡筒は、カメラ本体(不図示)の電源スイッチ(不図示)をオン操作することで、収納位置からワイド位置に繰り出し、カメラ本体のズームレバー(不図示)を操作することで、撮像画角が望遠側と広角側との間の所定の画角に定まる。
移動筒10の先端部(被写体側)の外周面には、全周に亘って同一径の溝部11が設けられると共に、フィルタアダプタ20を移動筒10に着脱可能とするためのバヨネット受部12が、周方向に略等間隔で複数箇所に設けられている。本実施形態では、バヨネット受部12は、略90°(略1/4周)の間隔で設けており、よって、2箇所に設けられている。
フィルタアダプタ20の先端部(被写体側)の内周面には、レンズフィルタ30を装着するための雌ねじ部21が設けられている。一方、レンズフィルタ30の外周面には、雄ねじ部31が設けられており、雌ねじ部21と雄ねじ部31とを螺合させることにより、フィルタアダプタ20に対してレンズフィルタ30が装着される。なお、フィルタアダプタ20の雌ねじ部21に螺合する雄ねじ部31を有するレンズフィルタ30であれば、レンズフィルタの種類(例えば、光学特性の違いによる種類)は問わない。また、フィルタアダプタ20には雌ねじ部21の代わりに雄ねじ部を設け、レンズフィルタ30には雄ねじ部31の代わりに雌ねじ部を設けてもよい。
フィルタアダプタ20の先端側(移動筒10に取り付けられた状態での被写体側)の外周面には、周方向に略等間隔で複数箇所(本実施形態では2箇所)に第1のフランジ部24が設けられている。第1のフランジ部24の略中央部には、レンズ鏡筒への撮像画角外からの光を遮るレンズフード40をフィルタアダプタ20に装着するためのバヨネット凸部25が設けられている。また、フィルタアダプタ20の外周面には、第1のフランジ部24とは光軸方向において異なる位置に、略全周に亘る第2のフランジ部26が設けられている。更に、フィルタアダプタ20の基端側(移動筒10側)の内周面には、周方向に略等間隔で第3のフランジ部22が複数箇所(具体的には、バヨネット受部12と対応するように2箇所)に設けられている。それぞれの第3のフランジ部22には、移動筒10に設けられたバヨネット受部12とバヨネット係合するバヨネット部23a,23bが設けられている。
レンズフード40は、撮影光路外の光線を適切に遮断するための花弁形部を有する。レンズフード40の基端部(移動筒10側)の内周面には、周方向に略等間隔で第1のフランジ部41が複数箇所(本実施形態では2箇所)に設けられている。第1のフランジ部41の略中央部には、フィルタアダプタ20のバヨネット凸部25とバヨネット係合する第1のバヨネット凹部42が設けられている。また、レンズフード40には、光軸方向において異なる位置に、第1のフランジ部41と位相を略90°ずらして、周方向に略等間隔で第2のフランジ部43が複数箇所(本実施形態では2箇所)に設けられている。第2のフランジ部43の略中央部には、フィルタアダプタ20のバヨネット凸部25とバヨネット係合する第2のバヨネット凹部44が設けられている。
次に、移動筒10に対して、フィルタアダプタ20を装着する手順について、図3及び図4を参照して説明する。
図3(a)は、移動筒10に対してフィルタアダプタ20をバヨネット係合させる際の組み付け位相(組み付け開始状態)を示す断面図である。図3(b)は、移動筒10に対してフィルタアダプタ20をバヨネット係合させる組み付け途中の状態を示す断面図である。図4(a)は、移動筒10に対するフィルタアダプタ20のバヨネット係合が完了した状態を示す断面図である。図4(b)は、移動筒10とフィルタアダプタ20とがバヨネット係合している状態をスラスト方向の嵌合状態で示した部分断面図である。なお、図3(a),(b)及び図4(a)には、光軸と直交する断面において、フィルタアダプタ20と移動筒10のバヨネット係合にかかわる部分のみを示している。
上述の通り、移動筒10の先端部には、バヨネット受部12が周方向に略等間隔で複数箇所に設けられている。また、これらのバヨネット受部12に対応させて、フィルタアダプタ20の基端部の内周面には、周方向に略等間隔で複数箇所に第3のフランジ部22が設けられている。ここで、バヨネット部23aの内接円直径を“φD1”、バヨネット部23bの内接円直径φを“D2”、バヨネット受部12の直径を“φD3”とすると、“φD2<φD1<φD3”の関係が成り立っている。そして、バヨネット部23aの内接円直径φD1とバヨネット受部12の直径φD3との寸法関係は、バヨネット係合の際にバヨネット部23aがバヨネット受部12に乗り上げてラジアル方向にチャージする径設定(嵌め合い設定)となっている。一方、バヨネット部23bの内接円直径φD2とバヨネット受部12の直径φD3との寸法関係は、バヨネット部23bがバヨネット受部12に乗り上げることができないように設定されている。そのため、フィルタアダプタ20は、移動筒10に対して光軸を中心とした回転方向のうちの一方向のみの回転によるバヨネット係合で組み付けが可能である。
移動筒10に対してフィルタアダプタ20を組み付ける際には、先ず、図3(a)に示すように、移動筒10のバヨネット受部12とフィルタアダプタ20の第3のフランジ部22の位相を90°ずらした組み込み位相で当接させる。その状態から、フィルタアダプタ20を移動筒10に対して光軸回りの矢印CW方向(時計回り方向)に回転させると、フィルタアダプタ20は、図3(b)に示すように、バヨネット部23aがバヨネット受部12に乗り上げてラジアル方向にチャージする状態を維持しながら回転する。このとき、バヨネット部23bは、バヨネット受部12に乗り上げることができないため、光軸回りの矢印CCW方向ではバヨネット係合することができない。
図3(a)に示す状態からフィルタアダプタ20を略90°回転させ終わると、バヨネット部23aがバヨネット受部12を乗り越えて図4(a)に示す状態となって、フィルタアダプタ20の移動筒10に対する組み付けが完了する。この状態から更にフィルタアダプタ20を矢印CW方向に回転させようとしても、バヨネット部23bがバヨネット受部12に乗り上げることができないため、これ以上の回転は規制される。なお、フィルタアダプタ20を移動筒10から取り外す際には、逆の手順で、即ち、フィルタアダプタ20を移動筒10に対して矢印CCW方向に回転させればよい。本実施形態では、フィルタアダプタ20の移動筒10に対する組み付けを矢印CW方向、取り外しを矢印CCW方向としたが、これらの回転方向は逆であってもよい。
図4(b)に示すように、フィルタアダプタ20を移動筒10に対して矢印CW方向に回転させてバヨネット係合が完了するまでの間では、フィルタアダプタ20の第3のフランジ部22が移動筒10に形成された溝部11にインロー状に嵌合しているため、フィルタアダプタ20のスラスト方向での動きが規制される。よって、フィルタアダプタ20を移動筒10に組み付ける際に、フィルタアダプタ20が移動筒10から外れてしまうことやガタつきが発生することを抑制することができる。
次に、レンズフード40をフィルタアダプタ20にバヨネット係合で装着する手順について、図5及び図6を参照して説明する。
図5(a)は、フィルタアダプタ20に対してレンズフード40をバヨネット係合させる際の組み付け位相を示す断面図であり、図5(b)は、図5(a)中の矢視A−Aの断面図である。図6(a)は、フィルタアダプタ20に対するレンズフード40のバヨネット係合が完了した状態での組み付け位相を示す断面図であり、図6(b)は、図6(a)中の矢視B−Bの断面図である。なお、図5(a)及び図6(a)には、光軸と直交する断面において、フィルタアダプタ20とレンズフード40のバヨネット係合にかかわる部分のみを示している。
上述の通り、フィルタアダプタ20の先端部の外周面には、周方向に略等間隔で第1のフランジ部24が複数箇所に設けられている。また、これらの第1のフランジ部24に対応させて、レンズフード40の基端部の内周面には、周方向に略等間隔で第1のフランジ部41が複数箇所に設けられている。
フィルタアダプタ20に対してレンズフード40を組み付ける際には、フィルタアダプタ20の第1のフランジ部24とレンズフード40の第1のフランジ部41の位相を90°ずらした組み込み位相で当接させる。このとき、フィルタアダプタ20のバヨネット凸部25とレンズフード40の第1のバヨネット凹部42とは、位相が90°ずれた状態となっている。
図5に示す状態からレンズフード40を略90°回転させると、図6に示すように、レンズフード40の第1のバヨネット凹部42がフィルタアダプタ20のバヨネット凸部25を乗り越えてスラスト方向にお互いが嵌合する。こうして、レンズフード40のフィルタアダプタ20に対するバヨネット係合が完了する。なお、レンズフード40は、フィルタアダプタ20に対して、図5に示す矢印CW方向と矢印CCW方向の両方向に回転させることができ、取り付けと取り外しの際の回転方向(着脱方向)は問われない。
図7は、レンズフード40の花弁形部(先端側)がカメラ本体側を向くようにフィルタアダプタ20に装着された状態を示す斜視図である。
レンズフード40の花弁形部をカメラ本体側に向けた状態で、フィルタアダプタ20の第1のフランジ部24とレンズフード40の第2のフランジ部43を、位相を90°ずらして当接させる。このとき、フィルタアダプタ20のバヨネット凸部25とレンズフード40の第2のバヨネット凹部44とは、位相が90°ずれた状態となっている。
この状態からレンズフード40を略90°回転させると、レンズフード40の第2のバヨネット凹部44がフィルタアダプタ20のバヨネット凸部25を乗り越えてスラスト方向にお互いが嵌合して、図7に示す状態でレンズフード40が保持される。こうして、レンズフード40を使用しないときには、嵩張らせずにレンズ鏡筒に保持させることができるため、携行性を高めることができる。
レンズフード40を図1に示した使用状態としたままでコンパクトデジタルカメラを持ち歩く等すると、予期せずレンズフード40を堅い物にぶつけてしまった場合等に、花弁形部やバヨネット嵌合部等が壊れてしまうおそれがある。これに対して、図7に示すレンズフード40の収納状態とすることで、予期しないレンズフード40の破損を防止することができる。
ところで、移動筒10に対してフィルタアダプタ20とレンズフード40とが同時装着されている状態から、レンズフード40のみを取り外したいときがある。このときに、本実施形態では、意図せずしてフィルタアダプタ20が移動筒10から外れてしまうことを防止する工夫が、フィルタアダプタ20とレンズフード40とのバヨネット係合に施されており、以下にその構成について説明する。
上述の通り、フィルタアダプタ20と移動筒10とのバヨネット係合における両部品間の嵌合方向はラジアル方向に設定されており、レンズフード40とフィルタアダプタ20のバヨネット係合における両部品間の嵌合方向はスラスト方向に設定されている。フィルタアダプタ20とレンズフード40とが同時に装着されている状態からレンズフード40のみを取り外す場合、レンズフード40を内径方向に抑えつけるようにレンズフード40の基端部を把持してフィルタアダプタ20に対するバヨネット係合を解除する。
ここで、仮に、レンズフードがフィルタアダプタに対してラジアル方向で嵌合するようにバヨネット係合している場合には、レンズフードを取り外すためにレンズフードの基端部を把持すると、バヨネット係合の嵌合力を更に強める方向に力を加えてしまう。そのため、レンズフードのバヨネット嵌合部に不要な力が加わってしまい、レンズフード40のみを容易に取り外すことができずに、フィルタアダプタも同時に外れてしまうことがある。これに対して、本実施形態では、レンズフード40とフィルタアダプタ20のバヨネット係合の嵌合方向がスラスト方向に設定されている。そのため、レンズフード40を着脱するためにレンズフード40の基端部を把持してもレンズフード40のバヨネット嵌合部の嵌合方向であるスラスト方向には余計な力が加わらないため、嵌合力が強まることはない。よって、移動筒10にフィルタアダプタ20が装着されたままで、レンズフード40のみを容易に取り外すことができる。
これに加えて、レンズフード40とフィルタアダプタ20のバヨネット係合における嵌合トルクは、フィルタアダプタ20と移動筒10のバヨネット係合における嵌合トルクよりも小さく設定されている。そのため、フィルタアダプタ20とレンズフード40が同時に装着されている状態からレンズフード40のみを取り外す場合に、フィルタアダプタ20が意図せずして外れてしまうことを防止することができる。
また、レンズフード40とフィルタアダプタ20とのバヨネット係合における嵌合トルクとフィルタアダプタ20と移動筒10とのバヨネット係合における嵌合トルクの大きさの関係が経年変化や摩耗等によって逆転することが考えられる。しかし、この場合でも、レンズフード40の取り付け/取り外しを常に、図5に示す矢印CW方向での回転によって行えば、フィルタアダプタ20が移動筒10から外れることはない。
以上の説明の通り、本実施形態によれば、移動筒10に対するフィルタアダプタ20とレンズフード40との同時装着が可能であり、同時装着されている状態からレンズフード40のみを取り外す場合に、レンズフード40のみを容易に取り外すことができる。また、バヨネット嵌合により移動筒10にフィルタアダプタ20とレンズフード40とを取り付けているため、レンズフード40が花弁形であっても、花弁形部を一義的に適切な位置に配置させることができる。更に、レンズフード40を使用しないときには、レンズフード40をその先端側を撮像装置(一眼レフデジタルカメラ等)の本体側へ向けてフィルタアダプタ20を介してレンズ鏡筒に保持させることができるため、携行性を高めることができる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。例えば、フィルタアダプタ20やレンズフード40の材質、寸法、形態、数、配置箇所等は、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、適宜、変更が可能である。一例を挙げれば、フィルタアダプタ20のバヨネット凸部25を第2のフランジ部26に配設し、レンズフード40の第1のバヨネット凹部42を第1のフランジ部41の被写体側に、第2のバヨネット凹部44を第2のフランジ部43のカメラ本体側にそれぞれ配設する。このような構成であっても、レンズフード40をフィルタアダプタ20に対してバヨネット係合させることができる。
10 移動筒
12 バヨネット受部
20 フィルタアダプタ
22 (フィルタアダプタの)第3のフランジ部
23a,23b バヨネット部
24 (フィルタアダプタの)第1のフランジ部
25 バヨネット凸部
26 (フィルタアダプタの)第2のフランジ部
30 レンズフィルタ
40 レンズフード
41 (レンズフードの)第1のフランジ部
42 第1のバヨネット凹部
43 (レンズフードの)第2のフランジ部
44 第2のバヨネット凹部

Claims (6)

  1. レンズ鏡筒の先端部に着脱自在であり、且つ、前記レンズ鏡筒への撮像画角外からの光を遮るレンズフードの着脱が可能なフィルタアダプタであって、
    前記フィルタアダプタは、
    前記レンズ鏡筒の光軸方向と直交する方向でのバヨネット係合により前記レンズ鏡筒に対して着脱可能とするために内周面に設けられた第1のバヨネット部と、
    前記光軸方向でのバヨネット係合により前記レンズフードを着脱可能とするために外周面に設けられた第2のバヨネット部と、を備えることを特徴とするフィルタアダプタ。
  2. 前記フィルタアダプタの内周面にレンズフィルタを螺合により着脱可能とするねじ部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のフィルタアダプタ。
  3. 前記フィルタアダプタは、
    前記フィルタアダプタが前記レンズ鏡筒に取り付けられたときの前記フィルタアダプタの外周面の被写体側に、周方向に略等間隔で設けられた複数の第1のフランジ部と、
    前記フィルタアダプタの外周面において前記第1のフランジ部とは前記光軸方向で異なる位置に略全周に亘って設けられた第2のフランジ部と、を有し、
    前記第2のバヨネット部は、複数の前記第1のフランジ部の略中央部に設けられ、または、前記第2のフランジ部に略等間隔で複数箇所に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のフィルタアダプタ。
  4. 前記レンズフードと前記フィルタアダプタとを前記第2のバヨネット部でバヨネット係合させるための嵌合トルクは、前記フィルタアダプタと前記レンズ鏡筒とを前記第1のバヨネット部でバヨネット係合させるための嵌合トルクよりも小さいことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のフィルタアダプタ。
  5. 前記第1のバヨネット部での前記フィルタアダプタの前記レンズ鏡筒に対する着脱方向は、光軸を中心とした回転方向のうちの一方向であり、
    前記第2のバヨネット部での前記レンズフードの前記フィルタアダプタに対する着脱方向は、前記光軸を中心とした回転方向の両方向であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のフィルタアダプタ。
  6. 光軸方向に進退する移動筒を有するレンズ鏡筒と、前記レンズ鏡筒の先端部に着脱可能なフィルタアダプタと、前記フィルタアダプタに対して着脱可能なレンズフードと、を備える撮像装置であって、
    前記フィルタアダプタは、
    前記光軸方向と直交する方向でのバヨネット係合により前記移動筒に対して着脱可能とするために内周面に設けられた第1のバヨネット部と、
    前記光軸方向でのバヨネット係合により前記レンズフードを着脱可能とするために外周面に設けられた第2のバヨネット部と、を有し、
    前記移動筒の先端部の外周面に前記第1のバヨネット部とバヨネット係合するバヨネット受部が設けられ、
    前記レンズフードの内周面に前記第2のバヨネット部とバヨネット係合するバヨネット受部が設けられていることを特徴とする撮像装置。
JP2014260287A 2014-12-24 2014-12-24 フィルタアダプタ及び撮像装置 Pending JP2016122043A (ja)

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